JP6047084B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、5種類以上の現像剤を用いて印刷する画像形成装置に関する。
従来のカラープリンタは、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色の有色の現像剤(トナー)に加えて、透明なトナーを用いて4色の有色のトナーで印刷した表面の必要な箇所を保護する目的で、あるいは4色の有色のトナーで印刷する前に白色のトナーで下地を形成する目的で、5色のトナーを用いて印刷するように提案しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−80436号公報
しかしながら、従来の技術においては、5種類の現像剤を用いるカラープリンタの画像処理を行うためには、5種類の現像剤に対応し、画像処理を行う制御手段の開発に手間がかかるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、5種類以上の現像剤に対応し、画像処理を行う制御手段の提供を容易にすることを目的とする。
そのため、本発明は、現像剤の種類に応じた現像剤像を形成する複数の現像剤像形成手段と、前記現像剤像形成手段に制御信号を出力する複数の信号出力手段を有する複数の制御手段とを備え、それぞれの前記制御手段は、前記複数の信号出力手段を介して前記複数の現像剤像形成手段と接続され、前記複数の現像剤像形成手段のうち、一部の前記現像剤像形成手段は、前記信号出力手段を介して前記複数の制御手段と接続され、前記それぞれの制御手段は、前記複数の現像剤像形成手段が配置された情報に基づいて、前記現像剤像形成手段と接続する前記信号出力手段を選択することを特徴とする。
このようにした本発明は、5種類以上の現像剤に対応し、画像処理を行う制御手段の提供を容易にすることができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成装置の概略側面図 第1の実施例における画像形成ユニット近傍の概略側面図 第1の実施例における画像形成装置、画像形成装置の主な構成要素である画像形成ユニット、および画像形成ユニットの動作を制御する制御回路の説明図 第1の実施例における制御信号の流れを示した説明図 第1の実施例における制御信号の流れを示した説明図 第2の実施例における画像形成装置、画像形成装置の主な構成要素である画像形成ユニット、および画像形成ユニットの動作を制御する制御回路の説明図 第2の実施例における制御信号の流れを示した説明図 第2の実施例における制御信号の流れを示した説明図 第2の実施例における制御信号の流れを示した説明図
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図1は、第1の実施例における画像形成装置の概略側面図である。
図1において、画像形成装置としてのプリンタ60は、パーソナルコンピュータ(パソコン)などの上位装置から、印刷する画像のデータの基となる印刷情報と、印刷情報に基づいた画像をプリンタ60に印刷させる命令である印刷指示とを受信し、現像剤像としてのトナー像を印刷情報に基づいて現像し、現像したトナー像を媒体としての用紙Pに転写し、印刷するものである。
また、プリンタ60は、露光により静電潜像を形成し、形成した静電潜像を透明なトナー像、ならびにブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の現像剤(トナー)の種類に応じたトナー像に現像する複数の各画像形成ユニット61と、各画像形成ユニット61の像担持体としての感光ドラム65とそれぞれ対向させて配置され、印刷情報に応じて露光により各感光ドラム65の表面に静電潜像を形成する露光装置としての各LEDヘッド69と、用紙Pを収容する媒体収容部としての給紙カセット64と、給紙カセット64から給紙部材としての給紙ローラ72により繰り出された用紙Pを、画像形成ユニット61がトナー像に現像するタイミングに合わせて供給する搬送部材としてのレジストローラ71と、各画像形成ユニット61の感光ドラム65とそれぞれ当接するように配置され、レジストローラ71により供給された用紙Pを搬送しながら各画像形成ユニット61の感光ドラム65と当接させ、各感光ドラム65に形成された各色のトナー像を用紙Pに順次重ねて転写し、カラーのトナー像を形成するベルト式の転写ユニット12と、転写ユニット12により転写されたカラーのトナー像を用紙Pに定着させる定着装置としての定着器80とから構成されている。
図2は、第1の実施例における画像形成ユニット近傍の概略側面図である。
図2において、現像剤像形成手段としての画像形成ユニット61は、回転可能に配置され、図中実線の矢印で示す方向に回転する感光ドラム65と、感光ドラム65の表面を一様に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ67と、LEDヘッド69により形成された静電潜像をトナー像に現像する現像剤担持体としての現像ローラ66と、クリーニング装置を構成する第1のクリーニング部材としてのクリーニングブレード68とから構成されている。
図1の説明に戻り、各画像形成ユニット61は、いずれも同様の構造を有しており、収容したトナーの色により画像形成ユニット61T(透明色)、61Bk(ブラック)、61Y(イエロー)、61M(マゼンタ)、61C(シアン)と表している。本実施例において、画像形成ユニット61Tは、画像形成ユニット61Bk、61Y、61M、61Cより図中点線の矢印で示す用紙搬送方向における上流側あるいは下流側のどちらかに配置される。
また、各LEDヘッド69も、各画像形成ユニット61と同様に、いずれも同様の構造を有しており、対向するそれぞれの画像形成ユニット61が収容するトナーの色によりLEDヘッド69T(透明色)、69Bk(ブラック)、69Y(イエロー)、69M(マゼンタ)、69C(シアン)と表している。
転写ユニット12は、転写用の駆動部としてのモータと接続され、モータの回転を受けて回転する第1のローラとしての駆動ローラ13と、駆動ローラ13の回転に従動して回転する第2のローラとしてのアイドルローラ14と、駆動ローラ13とアイドルローラ14とにより張架され、搬送ベルトとしての、かつ、転写ベルトとしての無端ベルト16と、無端ベルト16の内側において各感光ドラム65と対向させて回転可能に配置された転写部材としての転写ローラ75と、駆動ローラ13の近傍に配置され、無端ベルト16の外周面に当接させてトナーを掻き落とす第2のクリーニング部材としてのクリーニングブレード18から構成されている。
定着器80は、第1の回転体としての加熱ローラ83および第2の回転体としての加圧ローラ84とから構成されている。
図3は、第1の実施例における画像形成装置、画像形成装置の主な構成要素である画像形成ユニット、および画像形成ユニットの動作を制御する制御回路の説明図である。
図3において、プリンタ60は、制御回路70と、各画像形成ユニット61と、各画像形成ユニット61近傍に配置されているLEDヘッド69および転写ローラ75とから構成されている。
制御回路70は、パソコン101などの上位装置から印刷指示および印刷情報を受信し、印刷情報に基づいて各LEDヘッド69に後述する制御信号を送信するものである。本実施例において、制御回路70は、CPU(Central Processing Unit)103と、2つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)105X、105Yとから構成されている。
なお、制御回路70は、CPU103およびメモリ等の記憶部により構成され、記憶部に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいてプリンタ60全体の制御を行う。
CPU103は、LAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェース102を介して上位装置であるパソコン101と通信可能に接続されており、パソコン101から受信した印刷情報を解析および処理し、レッド(Red)、グリーン(Green)およびブルー(Blue)の3色で構成されるRGB形式画像データと、透明色で構成される透明色用画像データとを生成するものである。
また、CPU103は、各PCI Express(登録商標)バス104を介してそれぞれASIC105に接続されており、ASIC105から画像形成ユニット61の並び順情報を受信し、ASIC105に印刷指示、印刷情報から生成したRGB形式画像データおよび透明色用画像データを送信する。
ここで、並び順情報とは、用紙搬送方向において上流側から画像形成ユニット61が配置されている順序と、各画像形成ユニット61が収容しているトナーの色とが対応付けられたデータ、つまり各色のトナーを収容した各画像形成ユニット61が配置された順序の情報であり、各画像形成ユニット61に接続されている露光制御切り替え部114Xにより取得されるものである。
制御手段としてのASIC105は、並び順情報をCPU103に送信し、CPU103から受信した印刷指示、RGB形式画像データおよび透明色用画像データに基づいて各画像形成ユニット61の露光を制御する制御信号を生成し、生成した制御信号を各LEDヘッド69に送信するものである。本実施例において、ASIC105は、画像処理部113と、露光制御インタフェース110と、露光制御切り替え部114とから構成されている。
また、プリンタ60に2つ構成されているASIC105X、105Yは、いずれも同様の構成である。
なお、ASIC105は、画像形成のタイミングを合わせるためのセンサ状態検出機能、用紙を搬送するためのモータ制御機能、転写を行うための高圧制御等の機能を有している。
画像処理部113は、レッド、グリーンおよびブルーの3色で構成され、かつ、それぞれ色が明るく見えるか否か表した輝度、および色の知覚的な違いを定量的に表した色差の情報で構成されたRGB形式画像データを、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データに変換するための色変換処理や、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データより輝度を求め、ブラックの画像データに変換する黒生成処理などの画像処理を行う。なお、画像処理部113は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色で構成された画像データのうち、どれかひとつの色の画像データを求めるために、RGB形式画像データのすべてを必要とする。
画像処理部113は、変換したブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色で構成される画像データ(有色用画像データ)を露光制御インタフェース110に送信する。ただし、画像処理部113は、CPU103から受信した透明色用画像データについては変換する必要がないため、そのまま露光制御インタフェース110に送信する。
信号出力手段としての露光制御インタフェース110は、受信した有色用画像データまたは透明色画像データを、露光の制御をする制御信号に変換し、変換した制御信号をLEDヘッド69に送信(出力)することで、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンおよび透明色の各色のトナーを収容したそれぞれの画像形成ユニット61を制御するものであり、各ASIC105に4つずつ備えられている。
なお、本実施例において、すべての露光制御インタフェース110は、LEDヘッド69に接続されているが、それに限られることなく、露光制御インタフェース110の一部は、LEDヘッド69に接続されていなくともよい。
ASIC105Xの露光制御インタフェース110Xは、用紙搬送方向における上流側から露光制御インタフェース110AX、110BX、110CXおよび110DXの順に並んでいる。
ASIC105Yの露光制御インタフェース110Yは、露光制御インタフェース110Xと同様に、用紙搬送方向における上流側から露光制御インタフェース110AY、110BY、110Cおよび110DYの順に並んでいる。
また、露光制御インタフェース110は、有色用画像データまたは透明色画像データを制御信号に変換し、変換した制御信号を送信する制御を行う。
露光制御切り替え部114は、各画像形成ユニット61と接続されており、各画像形成ユニット61の並び順を検出してCPU103に並び順情報を通知し、またCPU103からの指示にしたがって露光制御インタフェース110の出力を切り替える。
つまり、ASIC105X、105Yは、露光制御インタフェース110を介して各画像形成ユニット61と接続され、各画像形成ユニット61のうち、一部の画像形成ユニット61は、露光制御インタフェース110を介してASIC105X、105Yと接続され、それぞれのASIC105X、105Yは、並び順情報に基づいて、画像形成ユニット61と接続する露光制御インタフェース110を選択する。
LEDヘッド69Tは露光制御インタフェース110AXと、LEDヘッド69Cは露光制御インタフェース110DYと、それぞれ接続され、露光制御される。
LEDヘッド69Bkは、露光制御インタフェース110BXと露光制御インタフェース110AYとの両方に接続されており、どちらか一方の露光制御インタフェース110により露光制御される。
LEDヘッド69Yは、露光制御インタフェース110CXと露光制御インタフェース110BYとの両方に接続されており、どちらか一方の露光制御インタフェース110により露光制御される。
LEDヘッド69Mは、露光制御インタフェース110DXと露光制御インタフェース110CYとの両方に接続されており、どちらか一方の露光制御インタフェース110により露光制御される。
露光制御インタフェース110AX、110BX、110CX、110DXおよび露光制御インタフェース110AY、110BY、110CY、110DYは、LEDヘッド69の露光制御を行わないときは、露光制御切り替え部114の指示により出力を高インピーダンス(Hi‐Z)にして電気的な絶縁状態とし、他方の露光制御インタフェース110Xから出力した制御信号に干渉しないように選択される。
上述した構成の作用について説明する。
まず、図1から図3を参照しながら5色のトナーを用いた画像形成処理を説明する。
プリンタ60に電源が投入され、操作者が上位装置であるパソコン101の所定の操作部において画像の形成、すなわち、印刷を開始する操作を行うと、パソコン101からプリンタ60のCPU103に印刷情報および印刷指示が送信される。
CPU103は、パソコン101から印刷情報および印刷指示を受信すると、印刷情報に基づいてRGB形式画像データを生成する。
次に、CPU103は、ASIC105Xの露光制御切り替え部114Xから画像形成ユニット61の並び順情報を受信し、受信した並び順情報に基づいて透明色のトナー(透明トナー)を収容する画像形成ユニット61Tが画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkより用紙搬送方向における上流側に配置されているか、下流側に配置されているかを判定する。
本実施例においては、画像形成ユニット61Tが用紙搬送方向における上流側に配置されているため、透明トナーをブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの有色のトナーによるトナー像(有色トナー像)の下地として用いると判定し、透明トナーによって塗りつぶす透明色用画像データを生成する。
同時にCPU103は、透明トナーによるトナー像(透明トナー像)の現像をASIC105Xが制御し、有色トナー像の現像をASIC105Yが制御すると決定し、露光制御切り替え部114に通知する。
この通知を受けたASIC105Xの露光制御切り替え部114Xは、露光制御インタフェース110BX、110CXおよび110DXの出力をHi‐Zとする。
図4は、第1の実施例における制御信号の流れを示した説明図であり、露光制御インタフェース110BX、110CXおよび110DXの出力をHi‐Zとしたときの制御信号の流れを示している。
図4において、図中実線の矢印は制御信号の流れであり、図中点線は図3に示す露光制御切り替え部114の指示により露光制御インタフェース110BX、110CXおよび110DXの出力をHi‐Zにした電気的な絶縁状態を表しており、他方の露光制御インタフェース110Yから出力した制御信号に干渉しないように制御されている。
その結果、露光制御切り替え部114は、ASIC105Xが画像形成ユニット61Tのみを制御し、ASIC105Yが画像形成ユニット61T以外の画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkを制御する接続に切り替える。
その後、CPU103は、ASIC105YにRGB形式画像データを送信し、ASIC105Xに透明色用画像データを送信する。
なお、ASIC105XにRGB形式画像データを送信しない理由は、ASIC105Xでは透明トナーが格納された画像形成ユニット61Tのみを露光制御すればよいため、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンのいずれの画像データも生成する必要がなく、RGB形式画像データの用途がないためである。
ASIC105Yは、CPU103から受信したRGB形式画像データに基づいて画像処理部113により、有色用画像データを生成する画像処理を行う。
一方、ASIC105Xは、CPU103から受信した透明色用画像データについて画像処理を行わない。
ASIC105Yによる画像処理が完了して、有色用画像データが生成されると、ASIC105Xは、給紙用の駆動部としての給紙モータを駆動する。
給紙ローラ72は、給紙モータの駆動により回転し、用紙Pを繰り出して給紙を開始する。
次に、ASIC105Xが画像形成用の駆動部としてのドラムモータを駆動すると、各感光ドラム65は回転し、回転に伴って帯電ローラ67により表面が帯電される。
次に、各感光ドラム65は、表面を各LEDヘッド69により照射されて露光され、表面に有色用画像データまたは透明色用画像データに応じた静電潜像がそれぞれ形成される。
LEDヘッド69Tは、ASIC105Xの露光制御インタフェース110AXにより制御され、感光ドラム65の表面に静電潜像を形成する。
LEDヘッド69Cは、ASIC105Yの露光制御インタフェース110DYにより制御され、感光ドラム65の表面に静電潜像を形成する。
LEDヘッド69Bk、69Y、69Mは、それぞれASIC105XおよびASIC105Yの両方に接続されているため、露光制御切り替え部114XでASIC105Xの露光制御インタフェース110BX、110CXおよび110DXの出力をHi‐Zとすることで、ASIC105Xにより制御されることはなく、ASIC105Yにより制御され、静電潜像を形成する。
次に、現像ローラ66は、感光ドラム65の表面の静電潜像にトナーを付着させ、静電潜像をトナー像に現像する。
無端ベルト16による用紙Pの搬送に伴って、無端ベルト16の表面の用紙Pに透明なトナー像、並びに有色トナー像を順に重ねて転写し、各色のトナーが積層されたカラーのトナー像が形成される。
カラーのトナー像が形成された用紙Pは、定着器80へ搬送される。
定着器80は、用紙Pに形成されたカラーのトナー像を加熱および加圧し、用紙Pに定着する。
トナー像が定着した用紙Pは、プリンタ60外へ排出される。
トナー像が転写された後に感光ドラム65表面に残留したトナーは、クリーニングブレード68により感光ドラム65表面から掻き取られて除去される。
また、定着後の無端ベルト16表面に付着しているトナー等は、クリーニングブレード18により無端ベルト16表面から掻き取られて除去される。
このように、4色対応のカラープリンタで一般に使用される通常カラーであるブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色の画像処理を行うASICを2つ用いることで、5色対応の画像処理を行うことができる。このため、新たに5色のトナーに対応する画像処理用ASICを開発する必要がなくなる。
以上においては、透明トナー像を有色トナー像の下地として用いて印刷する場合について説明した。
次に、各画像形成ユニット61の並び順を変更して、透明トナーを最後に配置し、有色トナー像の上から覆い被せるように印刷する場合について説明する。
なお、構成については各画像形成ユニット61の並び順以外、図3と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は、第1の実施例における制御信号の流れを示した説明図である。
図5において、図中実線の矢印は制御信号の流れであり、図中点線は露光制御インタフェース110BY、110CYおよび110DYの出力をHi‐Zにして電気的な絶縁状態としたことを示している。また、各画像形成ユニット61の並び順は、用紙搬送方向において順に上流側から画像形成ユニット61Bk、61Y、61M、61Cおよび61Tとしている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、パソコン101からプリンタ60のCPU103に印刷情報が送信され、CPU103がRGB形式画像データを生成するまでは第1の実施例と同様であるため、その明を省略する。
図5において、ASIC105Xの露光制御切り替え部114から画像形成ユニット61の並び順情報を受信し、透明トナーを収容する画像形成ユニット61Tの位置を判定するとき、画像形成ユニット61Tが画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkより用紙搬送方向における下流側に存在するため、透明色を各有色の上塗りとして用いると判定し、透明トナーの塗りつぶし画像データを生成する。
同時にCPU103は、透明色の現像をASIC105Yにより制御し、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像をASIC105Xにより制御すると決定し、露光制御切り替え部114に通知する。
この通知を受けたASIC105Yの露光制御切り替え部114Yは、露光制御インタフェース110AY、110BYおよび110CYの出力をHi‐Zとする。
これにより、露光制御切り替え部114Yは、ASIC105Yが画像形成ユニット61Tのみを制御し、ASIC105Xが画像形成ユニット61T以外の画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkを制御する接続に切り替える。
その後、CPU103は、ASIC105XにRGB形式画像データを送信し、またASIC105Yに透明色用画像データを送信する。
ここで、ASIC105YにRGB形式画像データを送信しない理由は、ASIC105Yでは透明トナーが格納された画像形成ユニット61Tのみを露光制御すればよいため、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンのいずれの画像データを生成する必要がなく、RGB形式画像データが不要であるためである。
ASIC105Xがブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データを生成する画像処理から、定着器80によるトナー像の定着までは第1の実施例の説明と同様であり、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データを生成するための画像処理、および画像形成ユニット61のLEDヘッド69を露光するための露光制御についてはASIC105XとASIC105Yとの役割が入れ替わるのみであるため、説明を省略する。
このように、各画像形成ユニット61の並び順に対応してASIC105X、105Yの制御を切り替えることにより、CPU103からRGB形式画像データを送信すべきASIC105はどちらか一方のASIC105のみでよいため、4色対応の画像処理を行うときと比較して、画像データの送信にかかる時間、または印刷時間が変わらずに画像処理ができる。
言い変えると、4色対応の画像処理を行うASICを2つ用いるようにしたことで、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色は一方のASICで、追加色である透明色は他方のASICで画像処理を行うことにより、透明色用画像データの画像処理を行う他方のASICに有色用画像データを送信する必要がなくなるため、5色対応の画像処理を行うASICを用いた場合と比べても画像データを送信する時間が増加することはない。
以上説明したように、第1の実施例では、5つの画像形成ユニットのうち、4つの画像形成ユニットが露光制御インタフェースを介して2つのASICと接続されることにより、画像形成ユニットの並び順情報に基づいて、それぞれのASICが1つの画像形成ユニットに複数接続されたASICの露光制御インタフェースを選択し、5つの画像形成ユニットを制御できるようにしたため、5種類の現像剤に対応し、画像処理を行う制御手段を新たに開発する必要をなくし、その制御手段の提供を容易にすることができるという効果が得られる。
また、一方のASICがRGB形式画像データと透明色用画像データの両方の画像処理を行わないようにしたことにより、CPU103が一方のASICにRGB形式画像データと透明色用画像データの両方の画像データを送信することがないため、4色対応の画像処理を行うときと比較して、ASICに画像データを送信する時間が変わらずに画像処理ができるという効果が得られる。
本実施例においては、第1の実施例で用いたブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色のトナーと、透明トナーに加えて、白色のトナー(白色トナー)を用いて6色対応とした場合について説明する。
図6は、本発明の第2の実施例における画像形成装置、画像形成装置の主な構成要素である画像形成ユニット、および画像形成ユニットの動作を制御する制御回路の説明図である。
なお、上述した第1の実施例と同様である部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6において、プリンタ200は、プリンタ60の画像形成ユニット61T、61Bk、61Y、61M、61Cに加え、白色のトナー像(白色トナー像)を形成する画像形成ユニット61Wを有している。さらに、プリンタ200は、後述するマルチプレクサ202A、202B、202C、202D、202Eをプリンタ60に追加して構成されている。
画像形成ユニット61Wは、画像形成ユニット61T、61Bk、61Y、61M、61Cと同様の構造を有するため、説明を省略する。
画像形成ユニット61Tおよび61Wは、画像形成ユニット61Bk、61Y、61M、61Cより用紙搬送方向においてどちらも上流側、あるいはどちらも下流側、または一方が上流側で他方が下流側であるかいずれの順に配置される。
制御回路201は、パソコン101などの上位装置から印刷指示および印刷情報を受信し、印刷情報に基づいて各LEDヘッド69に制御信号を送信するものであり、CPU203と、ASIC205Xと、ASIC205Yとから構成されており、LANやUSB等のインタフェース102によりパソコン101と接続されている。
CPU203は、第1の実施例におけるCPU103の機能に加えて、白色用画像データの生成および送信を行う機能を有している。
ASIC205は、第1の実施例におけるASIC105の構成に加えて、露光制御パス選択信号出力部210を有している。
また、プリンタ200に2つ構成されているASIC205XとASIC205Yは、構成が同一である。
露光制御パス選択信号出力部210は、マルチプレクサ202に選択信号を出力するものであり、ASIC205Xの露光制御パス選択信号出力部210Xのみマルチプレクサ202に接続されている。なお、露光制御パス選択信号出力部210Xのみがマルチプレクサ202を制御可能であればよいため、露光制御パス選択信号出力部210Yは、マルチプレクサ202に接続されていない。
マルチプレクサ202は、露光制御パス選択信号出力部210Xから入力された選択信号にしたがって、各マルチプレクサ202A、202B、202C、202D、202Eの“0”側および“1”側に入力される2種類の入力信号のうち、いずれかの入力信号を選択して出力するものであり、例えば、マルチプレクサ202Aの“0”側に露光制御インタフェース110AYからの制御信号と、“1”側に露光制御インタフェース110BXからの制御信号とが入力されている場合において、露光制御パス選択信号出力部210Xからマルチプレクサ202に入力された選択信号が“1”のとき、マルチプレクサ202Aは“1”側に入力された露光制御インタフェース110BXからの制御信号を出力し、マルチプレクサ202Bは“1”側に入力された露光制御インタフェース110AYからの制御信号を出力する。
マルチプレクサ202Aの出力はLEDヘッド69Tと、マルチプレクサ202Bの出力はLEDヘッド69Bkと、マルチプレクサ202Cの出力はLEDヘッド69Y、マルチプレクサ202Dの出力はLEDヘッド69Mと、マルチプレクサ202Eの出力はLEDヘッド69Cとそれぞれ接続されている。
LEDヘッド69Wには、マルチプレクサ202を介さず露光制御インタフェース110AXが直接接続されている。
マルチプレクサ202に入力された選択信号が“0”のときは、マルチプレクサ202Aは露光制御インタフェース110CXまたは110AYと接続され、LEDヘッド69Tは、露光制御インタフェース110CXまたは110AYにより透明色用画像データに基づいて露光制御される。
また、マルチプレクサ202Bは露光制御インタフェース110BYと接続され、LEDヘッド69Bkは露光制御インタフェース110DYまたは110BYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
マルチプレクサ202Cは露光制御インタフェース110CYと接続され、LEDヘッド69Yは露光制御インタフェース110CYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
マルチプレクサ202Dは露光制御インタフェース110DYと接続され、LEDヘッド69Mは露光制御インタフェース110DYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
マルチプレクサ202Eは露光制御インタフェース110BXと接続され、LEDヘッド69Cは露光制御インタフェース110BXによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
一方、マルチプレクサ202に入力された選択信号が“1”のとき、マルチプレクサ202Aは露光制御インタフェース110BXと接続され、LEDヘッド69Tは露光制御インタフェース110BXにより透明色用画像データに基づいて露光制御される。
また、マルチプレクサ202Bは露光制御インタフェース110CXまたは110AYと接続され、LEDヘッド69Bkは露光制御インタフェース110CXまたは110AYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
マルチプレクサ202Cは露光制御インタフェース110DXまたは110BYと接続され、LEDヘッド69Yは、露光制御インタフェース110DXまたは110BYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
マルチプレクサ202Dは露光制御インタフェース110CYと接続され、LEDヘッド69Mは、露光制御インタフェース110CYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
マルチプレクサ202Eは露光制御インタフェース110DYと接続され、LEDヘッド69Cは、露光制御インタフェース110DYによりRGB形式画像データに基づいて露光制御される。
上述した構成の作用について説明する。
なお、上述した第1の実施例と同様の動作については説明を省略する。
CPU203は、パソコン101から印刷情報および印刷指示を受け取ると、印刷情報に基づいてRGB形式画像データを生成する。
次に、CPU203は、ASIC205Xの露光制御切り替え部114Xから画像形成ユニット61の並び順情報を受信し、受信した並び順情報に基づいて静電潜像を透明トナーで現像する画像形成ユニット61Tおよび白色トナーで現像する画像形成ユニット61Wがそれぞれ画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkより用紙搬送方向における上流側に配置されているか、下流側に配置されているかを判定する。
画像形成ユニット61Wおよび画像形成ユニット61Tが用紙搬送方向における上流側に配置されているため、白色および透明色を有色トナー像の下地として用いると判定し、白色トナーおよび透明トナーの塗りつぶし画像データを生成する。
同時にCPU203は、白色および透明色の現像をASIC205Xにより制御し、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像をASIC205Yにより制御すると決定し、露光制御切り替え部114および露光制御パス選択信号出力部210に通知する。
この通知を受けたASIC205Xの露光制御切り替え部114Xは、露光制御インタフェース110CXおよび110DXの出力をHi‐Zとする。また、ASIC205Xの露光制御パス選択信号出力部210Xは、選択信号として“1”を出力する。
図7は、第2の実施例における制御信号の流れを示した説明図である。
図7において、図中実線の矢印は制御信号の流れであり、図中点線の矢印は図3に示す露光制御切り替え部114の指示により露光制御インタフェース110CXおよび110DXの出力をHi‐Zにして電気的な絶縁状態を表しており、他方の露光制御インタフェース110Yから出力した制御信号に干渉しないように制御されていることを示している。また、露光制御パス選択信号出力部210Xが出力した選択信号は“1”であることから、各マルチプレクサ202は、“1”側に入力された入力信号を選択して各画像形成ユニット61に出力する。
露光制御切り替え部114は、ASIC205Xが画像形成ユニット61W、61Tを制御し、ASIC205Yが画像形成ユニット61W、61T以外の画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkを制御する接続に切り替える。
その後、CPU203は、ASIC205YにRGB形式画像データを送信し、またASIC205Xに白色用画像データおよび透明色用画像データを送信する。
ASIC205X、Yによる画像処理が完了して、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアン、白色および透明色すべての画像データが生成されると、ASIC205Xは、給紙用の駆動部としての給紙モータを駆動する。
給紙ローラ72は、給紙モータの駆動により回転し、用紙Pを繰り出して給紙を開始する。
次に、LEDヘッド69Wは、ASIC205Xの露光制御インタフェース110AXにより制御され、感光ドラム65の表面に静電潜像を形成する。
LEDヘッド69Tは、マルチプレクサ202Aに入力された選択信号が“1”であるため、ASIC205Xの露光制御インタフェース110BXにより制御され、感光ドラム65の表面に静電潜像を形成する。
LEDヘッド69Bkは、マルチプレクサ202Bに入力された選択信号が“1”であるため、ASIC205Xの露光制御インタフェース110CXまたは110AYと接続されているため、露光制御切り替え部114によりASIC205Xの露光制御インタフェース110CX、110DXの出力をHi‐Zとすることで、ASIC205Xにより制御されることはなく、ASIC205Yの露光制御により感光ドラム65の表面に静電潜像を形成する。
LEDヘッド69Y、69M、69Cは、LEDヘッド69Bkと同様に、ASIC105Yにより制御され、静電潜像を形成する。
その後、各色のトナー像の形成、転写、定着を完了した用紙Pは、プリンタ200の外へ排出される。
このように、4色対応の画像処理を行う2つのASICを用いて、6つの画像形成ユニットを制御するプリンタにおいても、第1の実施例のように、4色対応のカラープリンタで一般に用いられている通常のカラーであるブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色対応の画像処理を行うASICを2つ用いることで、6色対応の画像処理ができるため、6色対応の画像処理を行うASICを開発する必要がない。
次に、各画像形成ユニットの並び順を変更して、図8に示すように白色トナー像および透明トナー像を形成する画像形成ユニット61を用紙搬送方向における下流側に配置し、有色トナー像の上から白色トナー像および透明トナー像を覆い被せるように印刷する場合について説明する。
図8は、第2の実施例における制御信号の流れを示した説明図である。
なお、構成については各画像形成ユニット61の並び順以外、図7と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、パソコン101からプリンタ200のCPU203に印刷情報が送信され、CPU203がRGB形式画像データを生成するまでは上述した動作と同様であるため、その明を省略する。
図8において、ASIC205Xの露光制御切り替え部114から画像形成ユニット61の並び順情報を受信することで白色トナーおよび透明トナーを収容する画像形成ユニット61W、61Tの順序を判定すると、画像形成ユニット61W、61Tが画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkより用紙搬送方向における下流側に配置されているため、白色トナー像および透明トナー像を有色トナー像の上塗りとして用いると判定し、透明トナーの塗りつぶし画像データを生成する。
また、白色の画像データについては、RGB形式画像データを解析し、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンのトナーのうち、いずれも転写されない部分、すなわちRGB形式画像データで、色の明暗の度合いである明度の最大値の部分のみ白色トナーで現像する画像データを生成する。
同時にCPU203は、白色トナーおよび透明トナーによる現像をASIC205Yにより制御し、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像をASIC205Xにより制御すると決定し、露光制御切り替え部114に通知する。
この通知を受けたASIC205Yの露光制御切り替え部114Yは、露光制御インタフェース110AY、110BYの出力をHi‐Zとする。また、ASIC205Xの露光制御パス選択信号出力部210Xは、選択信号として“1”を出力する。
露光制御切り替え部114Yは、ASIC205Yが画像形成ユニット61Tのみを制御し、ASIC205Xが画像形成ユニット61T以外の他の画像形成ユニット61を制御する接続に切り替える。
その後、CPU203は、ASIC205XにRGB形式画像データを送信し、またASIC205Yに白色用画像データおよび透明色用画像データを送信する。
ASIC205Xが有色用画像データを生成する画像処理から、定着器80によるトナー像の定着までは第1の実施例の説明と同様であり、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データを生成するための画像処理、および画像形成ユニット61のLEDヘッド69を露光するための露光制御については上述した白色トナー像および透明トナー像を下地として印刷する場合の説明とASIC205XとASIC205Yとの役割が入れ替わるのみであるため、説明を省略する。
このように、プリンタ200は、白色トナー像および透明トナー像を形成する画像形成ユニット61を用紙搬送方向における下流側に配置し、有色トナー像の上から白色トナー像および透明トナー像を覆い被せるように印刷する場合でも対応が可能である。
次に、各画像形成ユニット61の並び順を変更して、図9に示すように白色トナー像を形成する画像形成ユニット61を用紙搬送方向における上流側に配置して有色トナー像の下地とし、透明トナー像を形成する画像形成ユニット61を下流側に配置して有色トナー像の上から覆い被せるように印刷する場合について説明する。
図9は、第2の実施例における制御信号の流れを示した説明図である。
なお、構成については各画像形成ユニット61の並び順以外、図7と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、パソコン101からプリンタ200のCPU203に印刷情報が送信され、CPU203がRGB形式画像データを生成するまでは上述した動作と同様であるため、その明を省略する。
図9において、ASIC205Xの露光制御切り替え部114から画像形成ユニット61の並び順情報を受信し、白色および透明トナーを収容する画像形成ユニット61W、61Tの位置を判定するとき、画像形成ユニット61Wが画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkより用紙搬送方向における上流側に配置されているので、白色を下地として用いると判定し、白色トナーの塗りつぶし画像データを生成する。
一方、画像形成ユニット61Tは画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkより用紙搬送方向における下流側に配置されているので、透明トナー像を有色トナー像の上塗りとして用いると判定し、透明トナーの塗りつぶし画像データを生成する。
また、白色トナーの画像データについては、RGB形式画像データを解析し、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンのトナーのうち、いずれも転写されない部分、すなわちRGB形式画像データで明度の最大値の部分のみ白色トナーで現像する画像データを生成する。
同時にCPU203は、白色および透明色の現像をASIC205Xにより制御し、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの現像をASIC205Yにより制御すると決定し、露光制御切り替え部114に通知する。
この通知を受けたASIC205Xの露光制御切り替え部114Xは、露光制御インタフェース110CX、110DXの出力をHi‐Zとする。また、ASIC205Yの露光制御パス選択信号出力部210は、選択信号として“0”を出力する。
露光制御切り替え部114Yは、ASIC205Xが画像形成ユニット61W、61Tのみを制御し、ASIC205Yが画像形成ユニット61W、61T以外の画像形成ユニット61C、61M、61Y、61Bkを制御する接続に切り替える。
その後、CPU203は、ASIC205YにRGB形式画像データを送信し、またASIC205Xに白色用画像データおよび透明色用画像データを送信する。
ASIC105Yがブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データを生成する画像処理から、定着器80によるトナー像の定着までは第1の実施例の説明と同様であり、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色の画像データを生成するための画像処理、および画像形成ユニット61のLEDヘッド69を露光するための露光制御については上述した白色トナー像および透明トナー像を下地として印刷する場合の説明とASIC205XとASIC205Yとの役割が入れ替わるのみであるため、説明を省略する。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加えて、さらにもう1つの画像形成ユニットを制御できるようにしたため、6色のトナーに対応する画像処理を行う制御手段を新たに開発する必要をなくし、その制御手段の提供を容易にすることができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、プリンタを例として説明したが、それに限られることなく、プリント機能を備えた印刷機、スキャナ機能、プリント機能を備えた複合機、コピー機、ファクシミリに適用することも可能である。
また、トナーの色の種類においては、5色、6色に限られることなく、例えば、薄シアン色や薄マゼンタ色を加えて7色および8色としてもよい。
さらに、制御回路は2つのASICを用いた構成としたが、それに限られることなく、3つ以上のASICを用いた構成としてもよい。
60 プリンタ
61 画像形成ユニット
69 LEDヘッド
70 制御回路
103、203 CPU
105、205 ASIC
110 露光制御インタフェース
113 画像処理部
114 露光制御切り替え部
202 マルチプレクサ
210 露光制御パス選択信号出力部

Claims (7)

  1. 現像剤の種類に応じた現像剤像を形成する複数の現像剤像形成手段と、
    前記現像剤像形成手段に制御信号を出力する複数の信号出力手段を有する複数の制御手段とを備え、
    それぞれの前記制御手段は、前記複数の信号出力手段を介して前記複数の現像剤像形成手段と接続され、
    前記複数の現像剤像形成手段のうち、一部の前記現像剤像形成手段は、前記信号出力手段を介して前記複数の制御手段と接続され、
    前記それぞれの制御手段は、前記複数の現像剤像形成手段が配置された情報に基づいて、前記現像剤像形成手段と接続する前記信号出力手段を選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、選択しない前記信号出力手段を高インピーダンスにすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤の種類は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの4色と、前記4色に加えて追加される追加色とがあることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記4色の前記現像剤の現像を制御するそれぞれの前記制御信号をレッド、グリーンおよびブルーの3色で構成された画像データから生成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記4色の前記現像剤の現像を制御するそれぞれの前記制御信号を輝度および色差の情報により構成された前記画像データから生成することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    1つの前記制御手段は、前記現像剤像形成手段に収容した前記現像剤の種類を判定し、判定結果に基づいて前記4色の前記現像剤が収容されたそれぞれの前記現像剤像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において、
    前記レッド、グリーンおよびブルーの3色で構成された画像データは、前記1つの前記制御手段にのみ送信されることを特徴とする画像形成装置。
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