JP2016075843A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナー残量を求める際に、印刷で直接的に使用しないトナーの消費量が考慮されていない。
【解決手段】転写材に印刷される画像のデータである第一の画像データのドットカウント値と転写材に印刷されない画像のデータである第二の画像データのドットカウント値とに基づいて画像形成装置において消費するトナー量を計算する。
【選択図】図6
【解決手段】転写材に印刷される画像のデータである第一の画像データのドットカウント値と転写材に印刷されない画像のデータである第二の画像データのドットカウント値とに基づいて画像形成装置において消費するトナー量を計算する。
【選択図】図6
Description
本発明は、印刷制御装置及び印刷制御方法に関するものである。
通常、電子写真方式の複写機やプリンタにおける印刷では、画像データは画素形式で構成され、印刷する画像をドットの有無によって表現している。このような複写機やプリンタのトナー残量の検知方法として、出力される画像データのドット数をカウントし、そのカウント数に応じたトナー量を求めることによりトナーの残量を求める方法が多く採用されている。特許文献1には、トナー消費量を精度よく算出するために、画素の連続数及び近傍の画素との間隔数に応じた重み付けを行い、トナー消費量を算出している。
しかしながら、特許文献1では印刷する画像のトナー消費量を算出することはできるものの、印刷に直接的に使用しないトナーの消費量については考慮されておらず、印刷装置における正確なトナー消費量を算出することができない。
本発明にかかる印刷制御装置は、転写材に印刷される画像のデータである第一の画像データのドットカウント値と転写材に印刷されない画像のデータである第二の画像データのドットカウント値とを取得する取得手段と、前記第一の画像データのドットカウント値と前記第二の画像データのドットカウント値とに基づいて前記画像形成装置において消費するトナー量を計算する計算手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複写機やプリンタのトナーの消費量を精度良く算出することが出来る。
以下では発明を実施するための形態について説明を行なうことになるが、その前に、印刷に直接的に使用しないもののトナーが消費される例を説明する。トナー消費の要因の一つには画像を印刷することがあることはもちろんであるが、それ以外にも要因がある。一般に電子写真方式では、感光ドラムを帯電し、画像に応じて感光ドラムを露光し、その感光ドラムにトナーを載せてトナー像が形成される。この処理は各色ごとに行なわれる。そして、各色ごとのトナー像は中間転写ベルトに順次転写され、その後、転写材に転写されることで印刷が行なわれる。この各色ごとの感光ドラムには残存トナーが付着しているので、その後、ブレードによって残存トナーを除去する処理が行なわれる。ここで、このブレードと感光ドラムとの摩擦係数を抑えるためなどを目的として、所定のタイミングでトナーを感光ドラム上に吹き出して、潤滑剤として利用している。以下、画像出力用ではないこのトナーの吹き出しで用いられるパターンを吹き出しパターンと称す。このような吹き出しパターンを使用することで、感光ドラムのクリーン不良及びめくれを防止することが出来る。
このような吹き出しパターンはプリンタエンジン側において生成されて、感光ドラム上に形成される。従って、印刷する画像のドットカウントだけではトナー消費量を正確に把握することができない。特に、トナー等の消耗品は、トナーの残量に応じて、予備トナーの準備が必要になって来るため、詳細で正確な消費量をユーザに提示し、ユーザの利便性を向上させる事がより一層求められている。
そこで、以下の実施例では、このような吹き出しパターンに用いられたトナーを考慮したトナー消費量の算出を行なう例を説明する。具体的には、プリンタエンジン側で生成されている吹き出しパターンをコントローラ側で生成し、コントローラ側で生成した吹き出しパターンをエンジン側に出力する。このような処理にすれば、コントローラ側で画像データのドットカウントと同様に吹き出しパターンのドットカウントを行なうことが可能となる。なお、この吹き出しパターンもまた画像データの一種である。以下では、単に画像データと称する場合には、この吹き出しパターンとコンピュータなどから送られるデータに基づく印刷用の画像データとを総称するものとする。その上で、吹き出しパターンを示す画像データのことを単に吹き出しパターンと称し、印刷用の画像データのことを印刷用画像データと称することとする。なお、以下で説明する例は一例を示すものであり、本発明は以下の実施例に示したものに限定されるものではない。
<実施例1>
本実施例に於いては、電子写真方式の画像形成装置としてレーザビームプリンタを例に挙げて説明する。本実施例で用いるレーザビームプリンタの構成について図1及び図2を参照して説明する。
本実施例に於いては、電子写真方式の画像形成装置としてレーザビームプリンタを例に挙げて説明する。本実施例で用いるレーザビームプリンタの構成について図1及び図2を参照して説明する。
図1は画像形成装置におけるプリンタエンジンである画像形成部101の例を示す図である。画像形成部101にはイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの4色に対応する画像形成機構が備えられている。画像形成装置は、図1に示す画像形成部101と図2に示す制御部201とを含むものである。制御部201は、プリンタコントローラであり、印刷を制御する印刷制御装置と呼ぶこともできる。
図1を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における画像形成部101の動作を説明する。各色ごとの画像形成機構は、図2に示す制御部201が変換したビデオ信号に基づく露光光により静電潜像を感光ドラムに形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成する。画像形成部101は、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成する。画像形成部101は、この多色トナー像を転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させることで印刷を行なう。画像形成部101は給紙部(21a、21b)、感光ドラム(22Y、22M、22C、22K)、注入帯電器(23Y、23M、23C、23K)を有する。また画像形成部101は、スキャナ部(24Y、24M、24C、24K)、トナーカートリッジ(25Y、25M、25C、25K)、現像器(26Y、26M、26C、26K)、中間転写ベルト27、転写ローラ28および定着部30を有する。なお、図示しないが各感光ドラム(22Y、22M、22C、22K)の残存トナーを除去するクリーナもそれぞれの色ごとに有する。
感光ドラム22Y、22M、22C、22Kは、図示しないモータから駆動伝達を受けて回転するもので、モータは感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。その感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの周囲には、感光体を帯電させるための注入帯電器23Y、23M、23C、23K、及び、現像を行う現像器26Y、26M、26C、26Kが備えられている。また、各現像器には、現像スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられており、トナー現像に伴い回転する。中間転写ベルト27は、中間転写ベルト駆動ローラ32(以下、駆動ローラ)の回転により、時計回り方向に回転し、その駆動ローラ32は、図示しないモータから駆動伝達を受けて回転するものである。
画像形成に際しては、回転する感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを注入帯電器23Y、23M、23C、23Kによって帯電した後に、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの表面に露光する。露光は、スキャナ部24Y、24M、24C、24Kから選択的に露光をして静電潜像を形成し、その潜像を現像器26Y、26M、26C、26Kによってトナー現像することで可視画像化する。そして、その単色トナー像は、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの回転にともなって時計回り方向に回転している中間転写ベルト27に重ね合わされて転写される。
その後、中間転写ベルト27に転写ローラ28が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写ベルト27上の多色トナー像が転写する。さらに、多色トナー像を保持した転写材11は、定着部30にて熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。トナー像定着後の転写材11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出する。中間転写ベルト27上に残ったトナーは、クリーニング機構29によってクリーニングされ、クリーニングされたトナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、図1で説明した画像形成部101と制御部201とを含むレーザビームプリンタ(画像形成装置)のブロック図であり、同図を用いて、制御部201の詳細構成を説明する。
CPU204は、ROM部206に格納された制御プログラムを実行し、プリンタ全体の制御を行う。RAM部205はホストコンピュータから送られてきた印刷用画像データや、吹き出しパターンを記憶する領域や、ワークメモリとして、CPU204が各種制御を実行する際に必要な作業領域を提供する。制御回路203は、例えばASICで構成されており、CPU204とROM部206及びRAM部205との接続、及び、画像形成部101に対する画像データの転送制御等を行う。USBインターフェイス部207、及びネットワークインターフェイス部208は、ホストコンピュータとの間で制御信号のやりとり及びデータの受信等を行なう。画像制御部202は、各色の画像データをビデオ信号に変換し、画像形成部101に対して転送を行う。また、CPU204は、画像形成部101との間に接続された制御信号により、画像形成部101との間で各種情報のやり取りを行う。
印刷スタートの命令を受けた画像形成部101は、給紙部21から転写材11の搬送を開始する。画像形成部101は、センサー31により、搬送された転写材11の先端が特定の位置を通過した事を検知すると、画像形成部101から副走査同期信号(以下TOP信号と記す)を画像制御部202に出力する。このTOP信号は後述するように、印刷用画像や吹き出しパターンの書き出し開始位置を示すタイミング信号である。このTOP信号を受けた画像制御部202は、TOP信号に応じて制御回路203に画像データのリクエストを行う。例えばTOP信号が印刷用画像データに対応するものであれば、印刷用画像データのリクエストを行いTOP信号が吹き出しパターンに対応するものであれば吹き出しパターンのリクエストを行なう。なお、印刷用画像データに対応するTOP信号は、例えば画像形成部101において転写材の先端が所定の位置を通過した際に出力される。吹き出しパターンに対応するTOP信号は、例えば画像形成部101の後端が所定の位置を通過した際に出力される。
制御回路203はこのリクエストを受け、RAM部205に記憶されている画像データを画像制御部202に出力する。画像データの入力を受け付けた画像制御部202は、その画像データをビデオ信号として画像形成部101に出力する。
図3は画像制御部202の詳細な構成例を示す図である。SHP_Y201、SHP_M202、SHP_C303、SHP_K304には、制御回路203からビットマップ展開された画像データが入力される。RAM部205には、予め展開された画像データ、又は圧縮された画像データが格納されており、制御回路203はRAM部205に格納された画像データを、必要に応じて展開して出力する。SHPは各色ごとに設けられている信号出力回路(Shipper)である。SHPは、TOP信号を受け、これに応じて印刷用画像データまたは吹き出しパターンをPWMに出力する。PWMは各色ごとに設けられているパルス幅変調回路であり、印刷用画像データまたは吹き出しパターンを、露光量を示すビデオ信号に変換して画像形成部101に出力する。
SHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304には、印刷する前に、予め、印刷対象の転写材のサイズに応じた主走査方向の画素数と副走査方向のライン数とが設定される。設定された主走査方向の画素数と副走査方向のライン数とは、主走査同期信号(図示せず)とTOP信号とに同期して、画像データとともにPWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309に出力される。従って、TOP信号は、画像の書き出し開始位置を示す、タイミング信号の意味を持っている。
TOP信号制御回路305では、画像形成部101から送られて来たTOP信号を、各々の色に応じて、SHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304に出力する。画像形成部101からは、各色ごとのTOP信号が送られてくる。TOP信号制御回路305は、この画像形成部101から送られてくるTOP信号を各色に応じたSHPに出力する。なお、画像形成部から送られてくるTOP信号には、画像データの出力用のTOP信号と、吹き出しパターン用のTOP信号とが含まれる。
PWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309は、SHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304から出力された画像データのドット数のカウント及び画像形成部101への出力を制御している。PWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309に送られた画像データは各々ドットカウントされ1ページ分蓄積される。また、PWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309は、送られた画像データをビデオ信号として画像形成部101に出力する。本実施例では、吹き出しパターンは画像形成部101で生成されるのではなく、制御部201から画像形成部101に出力される。従って、PWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309では、この吹き出しパターンについても印刷用画像データと同様にドットカウントを行なう。
SEL1:4は、PWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309に対する各種の設定及び、データを読み出す際の対象を選択する信号である。PWM_Y306、PWM_M307、PWM_C308、PWM_K309でカウントされたデータは、必要に応じて制御回路203によって読みだされる。
図4はある色のTOP信号の出力タイミングと感光ドラム上の印刷用画像及び吹き出しパターンの出力範囲とを示した図である。TOP信号を受信したTOP信号制御回路305は、SHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304に対してそれぞれ対応するTOP信号を出力する。ここで、まずTOP信号として印刷画像用のTOP信号が出力され、これに続いて吹き出し用のTOP信号が出力される様に画像形成部101で制御されている。
本実施例では、YMCKの順番で画像の形成が行われている。印刷用画像用の種類のTOP信号を受け取ったSHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304は、設定された先端余白のライン数終了後、それぞれの色に対応した印刷用画像データを出力する。その後、吹き出し用の種類のTOP信号を受け取ったSHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304は吹き出しパターンをそれぞれ出力する。なお、連続プリントの場合、画像1の印刷用画像データ及び吹き出しパターンの出力が終了すると、次に入力される印刷用画像のTOP信号のタイミングで、上記と同様に画像2の印刷用画像データの出力が開始される。
次に、画像形成を行なう際の制御部201の処理について図5及び図6のフローチャートを参照して説明を行なう。なお、図5及び図6に示すフローチャートは、CPU204及びROM部206に格納されている各種プログラム(ファームウェア)によって制御される。
ステップS501において制御部201は、印刷用画像データを取得する。印刷用画像データは、ホストコンピュータから取得されたデータでもよいし、ホストコンピュータから送られたデータに基づいて制御部201で生成されたものでもよいし、不図示のスキャナなどを用いて取得したものでもよい。
ステップS502で制御部201は、ステップS501で取得した印刷用画像データに対応する吹き出し用のパターンが既に生成されているか否かを判定する。なお、通常、吹き出し用のパターンは、数パターン用意され予め複数記憶されているが、吹き出させるトナー量や動作環境に対応したパターンを追加させる事が出来る。ステップS502で、ステップS501で取得した印刷用画像データに対応する吹き出しパターンが用意されていれば、ステップS504に移行する。対応する吹き出しパターンが用意されていなければ、ステップS503に移行し、制御部201は対応する吹き出しパターンを生成する。上記の処理は出力する各ページごとに繰り返し行なわれ、ステップS501で取得した印刷用画像データの全てのページに対する処理が終了するまで続けられる。
図6は、画像形成を行なう際の制御部201におけるフローチャートの一例を示す図である。図5の処理が終了すると、制御部201は画像形成部101との間の制御信号により印刷開始を画像形成部101に指示する。
ステップS601において制御部201は印刷開始指示を画像形成部101に出力する。この印刷開始のタイミングにおいて、画像制御部202のSHP_Y301、SHP_M302、SHP_C303、SHP_K304には、印刷に必要な設定が施されている。印刷に必要な設定とは、前述のように印刷対象の転写材のサイズに応じた主走査方向の画素数や副走査方向のライン数などの設定のことである。
以降の処理は各色ごとに行なわれる処理である。
ステップS602において制御部201は、ビデオ信号を画像形成部101に出力する準備を行なう。具体的には、TOP信号制御回路305が、画像形成部101からTOP信号を受信すると、対応する色のSHPにTOP信号を出力する。本実施例では、Y色が最初の出力色であるので、Y色の手順を参照して図6のフローチャートを説明する。TOP信号制御回路305は、画像形成部101から印刷用画像でありかつY色用TOP信号を受信すると、対応する色のSHP_Y301にこのTOP信号を出力する。このTOP信号を受けたSHP_Y301は、TOP信号に応じて制御回路203に画像データのリクエストを行う。例えばTOP信号が印刷用画像データに対応するものであれば、印刷用画像データのリクエストを行い、TOP信号が吹き出しパターンに対応するものであれば吹き出しパターンのリクエストを行なう。そして、制御回路203は、RAM部205に記憶されている画像データを読み出し、その画像データのうちY色の画像データを対応するSHP_Y301に出力する。これを受けたSHP_Y301は、設定してあるパラメータに応じて、Y色の画像データをPWM_Y306に出力する。
ステップS603で制御部201は印刷用画像のドットカウント及びビデオ信号出力を行なう。すなわち、PWM_Y306は、画像形成部101に出力するビデオ信号のドットカウントを行うとともにビデオ信号を画像形成部101に出力する。
ステップS604で制御部201は、印刷用画像データの出力が終了したか否かの判定を行い、終了していれば、制御回路203はカウントした印刷用画像データのカウント値をPWM_Y306から読みだす。終了していなければステップS603に戻り処理を繰り返す。
ステップS605において、制御部201は吹き出しパターンのドットカウント及び出力を行なう。具体的には、TOP信号制御回路305は、吹き出しパターン用でありかつY色用のTOP信号を画像形成部101から受けると、SHP_Y301に対してそのTOP信号を出力する。TOP信号を受信したSHP_Y301は、図6のフローチャートの処理で用意されているY色用の吹き出しパターンのリクエストを制御回路01に行い、リクエストに応じて得られるY色用の吹き出しパターンをPWM_Y306に出力する。PWM_Y306は、SHP_Y301から送られた吹き出しパターンのドットカウントを開始すると共に、吹き出しパターンを画像形成部101にビデオ信号として出力する。
ステップS606で制御部201は、吹き出しパターンの出力が終了したか否かの判定を行い、終了していれば、吹き出しパターンのカウント値をPWM_Y306から読みだす。
ステップS607で制御部201は、画像形成部101において出力に用いた吹き出しパターンのマスク情報を画像形成部101から取得する。制御部201は、図2のCPU204と画像形成部101との間に接続された制御信号を用いて吹き出しパターンのマスク情報を取得する。
マスク情報について図7を用いて説明を行なう。図7は、TOP信号の出力タイミングと各色の感光ドラム上に出力される画像の出力範囲とを示す図である。図7において、画像1は印刷用でありかつY色用のTOP信号が制御部201に入力された際に、画像形成部101において最初に出力されるY色の印刷用画像を示している。また、画像1の出力終了した後、画像形成部101から出力された吹き出しパターン用でありかつY色用のTOP信号に応じて吹き出しパターンの出力が行なわれている。また、その後、画像形成部101から出力される次ページの印刷用画像である画像2のY色用のTOP信号に応じて印刷用画像が出力されている。
図7の例では、画像1を出力した後に吹き出しパターンを出力した出力範囲が示されている。ここでは吹き出しパターンはその全てが感光ドラム上に形成されるのではなく、一部がマスクされた形で残りの部分が感光ドラム上に形成されている。画像形成部101においては、印刷する副走査方向のライン数を制限することにより吹き出しパターンをマスクすることで、吹き出し色や吹き出し量(長さ)を調整している。つまり、制御部201では例えばY色用の吹き出しパターンを画像形成部101に出力しているものの、画像形成部101ではその全てをマスクすることでY色用の吹き出しパターンを形成しないということも起こり得る。このように、制御部201で得られた吹き出しパターンのドットカウントだけでは実際のトナー消費量とズレが生じてしまう可能性がある。そこで、以降の処理ではこのマスク処理を考慮したカウント値の補正を行なう。
ステップS608で制御部201は、ステップS607で取得した吹き出しパターンのマスク情報に基づいてステップS606で読み出した吹き出しパターンのカウント値を補正する。これにより、制御部201は、画像形成部101において実際に使用されたトナー量を導き出すことができる。
ステップS609で制御部201は、ステップS604で読み出した印刷用画像データのカウント値と、ステップ708で補正した吹き出しパターンのカウント値と、から消費されたトナー量を計算する。
ステップS610では、最終ページか否かの判定が行われ、最終ページであれば、印刷終了となり、最終ページでなければステップS602に戻り、処理を繰り返す。以上の例においては、Y色の画像データ出力について述べたが、M色、C色、K色についても同様の制御が行われる。
以上説明したように、本実施例では印刷されない画像データである吹き出しパターンを画像形成部101ではなく制御部201で作成する。これにより、そのトナー吹き出しパターンで用いられるトナー量を含めて実際に画像形成部101で用いられるトナー量を精度よく計算することができる。また、画像形成部101で行なわれる吹き出しパターンのマスク処理の情報を用いて吹き出しパターンのドットカウント値を補正することで、より正確なトナー消費量を計算することができる。
<実施例2>
実施例1においては、制御部201から出力される吹き出しパターンの出力範囲は常に一定であり、画像形成部101で吹き出しパターンに対するマスク処理を行う例を説明した。実施例2では、マスク範囲を画像形成部101から制御部201に予め伝達することにより、制御部201はマスク範囲を反映した吹き出しパターンを画像形成部101に出力する例を説明する。画像形成装置の構成については実施例1と同じである。以下、実施例1と異なる処理を説明する。
実施例1においては、制御部201から出力される吹き出しパターンの出力範囲は常に一定であり、画像形成部101で吹き出しパターンに対するマスク処理を行う例を説明した。実施例2では、マスク範囲を画像形成部101から制御部201に予め伝達することにより、制御部201はマスク範囲を反映した吹き出しパターンを画像形成部101に出力する例を説明する。画像形成装置の構成については実施例1と同じである。以下、実施例1と異なる処理を説明する。
図8は、実施例2における制御部201の処理の例を示すフローチャートである。ステップS801はステップS601と同様の処理である。
ステップS802で制御部201は、画像形成部101において吹き出しパターンをマスクするマスク範囲(ライン数)の情報を画像形成部101から取得する。制御部201は、吹き出しパターンを出力する際の副走査方向の走査線のライン数を、取得したマスク情報によって示されるマスク範囲(ライン数)に応じてそれぞれのSHPに設定する。これにより、吹き出しパターンのドットカウントを行なう際に、マスクされた範囲の吹き出しパターンのドットカウントが行なわれることになる。
ステップS803からステップS807はステップS602からステップS606と同じ処理であり、ステップS808及びステップS809は、ステップS609及びステップS610と同じ処理である。
以上の通り、本実施例では、予め制御部201にマスク範囲を伝達ことにより、画像形成部101において吹き出しパターンをマスクする処理を行なわずに済む。また、この場合であっても、実施例1と同様にトナーの消費量を精度良く計算することができる。
<その他の実施形態>
本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、前記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、前記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (14)
- 電子写真方式の画像形成装置の印刷制御装置であって、
転写材に印刷される画像のデータである第一の画像データのドットカウント値と転写材に印刷されない画像のデータである第二の画像データのドットカウント値とを取得する取得手段と、
前記第一の画像データのドットカウント値と前記第二の画像データのドットカウント値とに基づいて前記画像形成装置において消費するトナー量を計算する計算手段と
を有することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記画像形成装置の画像形成手段に画像データを出力する出力手段をさらに有し、
前記出力手段は、前記画像形成手段に出力する画像データのドットをカウントし、
前記計算手段は、前記出力手段でカウントしたドットカウント値に基づいて前記計算を行なうことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 前記第二の画像データは前記画像形成手段における感光ドラム上に形成され、かつ転写材には転写されないことを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
- 前記出力手段は、前記画像形成手段から出力されるタイミング信号の種類に応じて、前記第一の画像データまたは前記第二の画像データを前記画像形成手段に出力することを特徴とする請求項2または3に記載の印刷制御装置。
- 前記タイミング信号は、副走査方向の画像出力の開始位置を示す信号であることを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
- 前記第二の画像データは記憶手段に複数記憶されており、前記取得手段は、前記第一の画像データに対応する第二の画像データを選択することを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記第一の画像データに対応する第二の画像データがない場合、前記第一の画像データに対応する第二の画像データを生成する生成手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の印刷制御装置。
- 前記取得手段は、前記画像形成手段が前記第二の画像データに基づいて感光ドラム上に画像形成を行なった際のマスク情報をさらに取得し、
前記計算手段は、前記マスク情報に基づいて前記第二の画像データのドットカウント値を補正することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の印刷制御装置。 - 前記取得手段は、前記画像形成手段が前記第二の画像データに基づいて感光ドラム上に画像形成を行う場合のマスク情報をさらに取得し、
前記出力手段は、前記第二の画像データを前記マスク情報に基づいてマスクした画像データを前記画像形成手段に出力する請求項2から7のいずれか一項に記載の印刷制御装置。 - 前記マスク情報は、副走査方向の走査線のライン数であることを特徴とする請求項8または9に記載の印刷制御装置。
- 前記出力手段は、前記画像形成装置で用いるトナーの色ごとに応じてそれぞれ設けられることを特徴とする請求項2から10のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 電子写真方式の画像形成装置であって、
印刷制御手段からの印刷開始指示を入力する入力手段と、
入力された前記印刷開始指示に応じて給紙部から給紙された転写材が、所定の位置を通過したことを検知する検知手段と、
前記検知手段で検知したことを示すタイミング信号を前記印刷制御手段に出力する出力手段とを有し、
前記印刷開始指示に応じて複数の転写材が連続して給紙される場合、前記出力手段は、各転写材が前記所定の位置をそれぞれ通過したことに示す各タイミング信号の間に、感光ドラム上に形成されかつ前記転写材には形成されない画像データの出力のタイミングを示すタイミング信号をさらに出力することを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真方式の画像形成装置の印刷制御装置における制御方法であって、
転写材に印刷される画像のデータである第一の画像データのドットカウント値と転写材に印刷されない画像のデータである第二の画像データのドットカウント値とを取得する取得ステップと、
前記第一の画像データのドットカウント値と前記第二の画像データのドットカウント値とに基づいて前記画像形成装置において消費するトナー量を計算する計算ステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1から11のいずれか一項に記載の印刷制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2014207156A JP2016075843A (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | 印刷制御装置及び印刷制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014207156A JP2016075843A (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | 印刷制御装置及び印刷制御方法 |
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JP2016075843A true JP2016075843A (ja) | 2016-05-12 |
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JP2014207156A Pending JP2016075843A (ja) | 2014-10-08 | 2014-10-08 | 印刷制御装置及び印刷制御方法 |
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-
2014
- 2014-10-08 JP JP2014207156A patent/JP2016075843A/ja active Pending
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