JPH10114119A - 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10114119A
JPH10114119A JP8268492A JP26849296A JPH10114119A JP H10114119 A JPH10114119 A JP H10114119A JP 8268492 A JP8268492 A JP 8268492A JP 26849296 A JP26849296 A JP 26849296A JP H10114119 A JPH10114119 A JP H10114119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装備されるメモリ資源を新たに拡張すること
なく、入力されたデータを高解像度で印刷処理すること
である。 【解決手段】 中間データ複雑度判定部38がページバ
ッファ32に記憶された中間データを1ページ分前記ビ
ットマップ展開するための第1の処理時間を導出し、該
導出された第1の処理時間とエンジン36が1ページ分
のビットマップを印刷処理するための第2の処理時間と
を比較して、紙搬送速度制御部37がエンジン36のプ
ロセス速度をページ単位に調整する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部より入力され
るデータを解析して所定の中間データを生成し、該生成
された前記中間データを印刷部が印刷可能なビットマッ
プに展開して出力する印刷制御装置および印刷制御方法
およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納
した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像出力装置、例えば公知のレー
ザビームプリンタ等のプリンタは、標準インタフェース
ケーブルを用いてホストコンピュータと繋げられてお
り、ホストコンピュータからページ記述言語(PDL)
で記述された画像信号が入力されると、この画像信号を
解釈し、プリンタエンジンに出力するためにビットマッ
プデータの2値信号に変換され、プリンタからハードコ
ピーが得られる構成になっている。
【0003】近年、ページプリンタであるレーザビーム
プリンタは、高画質化が求められ、データ処理解像度
は、600dpi以上が主流になりつつある。600d
piではA4フルサイズで約4MBのビットマップが必
要であり、高画質化によるコストアップが生じていた。
【0004】その一方で、低コスト化も求められ、多機
能なデータ処理のため増加するメモリ容量を減らすため
に、ページプリンタであるレーザビームプリンタも、シ
リアルプリンタのような1ページ分のビットマップを持
つことなく、すなわち、バンドメモリにビットマップと
して展開し、プリンタエンジンに同期を合わせて出力す
るバンディング処理方式を採用するものも数多く製品化
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではバンドメモリに展開する処理をプリンタエンジ
ンの処理と同等もしくはそれよりも速くしなければなら
ず、比較的複雑なデータは、バンドメモリに展開する処
理がプリンタエンジンの処理に間に合わない(以下、プ
リントオーバラン)現象が発生していた。
【0006】この場合、ビットマップメモリを増設(オ
プションRAMを増設してビットマップメモリ容量を拡
張)して1ページ分のビットマップメモリに展開してか
らプリンタエンジンに出力する(以下、フルペイント処
理)方式か、ビットマップメモリを増設せずに、解像度
を落してフルペイント処理を行う方式のいずれかが採用
されていた。
【0007】また、ビットマップに展開する前段階で、
1ページ分の(一般的にはフルビットマップより容量が
少なく、かつビットマップに変換しやすい)中間データ
を作成するが、上記のような複雑なデータは、中間デー
タの容量が多くなり、中間データを格納するページバッ
ファの容量を越えてしまう(以下、メモリオーバ)現象
も発生していた。
【0008】この場合もプリントオーバランと同様に、
ビットマップメモリを増設して1ページ分のビットマッ
プメモリに展開してからプリンタエンジンに出力する
(以下、フルペイント処理)方式か、ビットマップメモ
リを増設せずに、解像度を落してフルペイント処理を行
う方式のいずれかが採用されていた。
【0009】上記のようにプリンタにおけるメモリ資源
内で入力された印刷情報を処理する際に、メモリオーバ
が発生し、ユーザの負担によりオプションRAM等を増
設してメモリ容量を拡張しない限り、本来高解像度処理
可能なプリンタであっても高解像印刷処理ができないと
いう問題点があった。
【0010】また、入力された高解像度の印刷情報を現
状のメモリ資源内で印刷処理するためには低解像度でフ
ルペイントするため、プリンタエンジンのプロセス速度
を落とすこととなり、結果としてスループットも低下し
てしまうという問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第14の発
明の目的は、確保されるメモリ資源内で入力されるデー
タから中間データを生成し、該生成した中間データから
ビットマップを展開処理する際に、中間データの処理状
態に応じて印刷部のプロセス速度をページ単位に変更し
て印刷部のプロセス速度を低速化することにより、装備
されるメモリ資源を新たに拡張することなく、入力され
たデータを高解像度で印刷処理できる印刷制御装置およ
び印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、外部より入力されるデータを解析して所定の中間デ
ータを生成し、該生成された前記中間データを印刷部が
印刷可能なビットマップに展開して出力する印刷制御装
置であって、前記中間データを記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶された前記中間データを1ページ分前
記ビットマップ展開するための第1の処理時間を導出す
る導出手段と、前記導出手段に導出された前記第1の処
理時間と前記印刷部が1ページ分のビットマップを印刷
処理するための第2の処理時間とを比較して、前記印刷
部のプロセス速度をページ単位に調整する制御手段とを
設けたものである。
【0013】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
は、前記第1の処理時間が前記第2の処理時間以上と判
定した場合に、前記印刷部のプロセス速度を最大スルー
プット時のプロセス速度よりも低い速度に調整するもの
である。
【0014】本発明に係る第3の発明は、外部より入力
されるデータを解析して所定の中間データを生成し、該
生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビット
マップに展開して出力する印刷制御装置であって、前記
中間データおよび前記ビットマップを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に1ページ分の前記中間データを記憶
できたかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段の
判定結果に基づいて前記記憶手段に確保される前記中間
データを記憶する第1のエリアと前記ビットマップを記
憶する第2のエリアとの割当て配分を変更するする制御
手段とを設けたものである。
【0015】本発明に係る第4の発明は、前記制御手段
は、前記記憶手段に1ページ分の前記中間データを記憶
できないと判定した場合に、前記印刷部のプロセス速度
を最大スループット時のプロセス速度よりも低い速度に
調整するものである。
【0016】本発明に係る第5の発明は、外部より入力
されるデータを解析して所定の中間データを生成し、該
生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビット
マップに展開して出力する印刷制御装置であって、前記
中間データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
された前記中間データの属性を判定する判定手段と、前
記判定手段の判定結果に基づいて前記印刷部のプロセス
速度をページ単位に調整する制御手段とを設けたもので
ある。
【0017】本発明に係る第6の発明は、前記制御手段
は、前記判定手段が中間データの種別をテキストである
と判定した場合に、前記印刷部のプロセス速度を最大ス
ループット時のプロセス速度に調整するものである。
【0018】本発明に係る第7の発明は、前記制御手段
は、前記判定手段が中間データの種別をテキスト以外で
あると判定した場合に、前記印刷部のプロセス速度を最
大スループット時のプロセス速度よりも低い速度に調整
するものである。
【0019】本発明に係る第8の発明は、前記印刷部の
プロセス速度は、記録媒体を搬送する搬送速度とするも
のである。
【0020】本発明に係る第9の発明は、外部より入力
されるデータを解析して所定の中間データを生成し、該
生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビット
マップに展開して出力する印刷制御方法であって、前記
中間データを記憶する記憶手段に記憶された前記中間デ
ータを1ページ分前記ビットマップ展開するための第1
の処理時間を導出する導出工程と、該導出された前記第
1の処理時間と前記印刷部が1ページ分のビットマップ
を印刷処理するための第2の処理時間とを比較して、前
記印刷部のプロセス速度をページ単位に調整する調整工
程とを有するものである。
【0021】本発明に係る第10の発明は、外部より入
力されるデータを解析して所定の中間データを生成し、
該生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビッ
トマップに展開して出力する印刷制御方法であって、前
記中間データを記憶する記憶手段に1ページ分の前記中
間データを記憶できたかどうかを判定する判定工程と、
該判定結果に基づいて前記記憶手段に確保される前記中
間データを記憶する第1のエリアと前記ビットマップを
記憶する第2のエリアとの割当て配分を変更する変更工
程とを有するものである。
【0022】本発明に係る第11の発明は、外部より入
力されるデータを解析して所定の中間データを生成し、
該生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビッ
トマップに展開して出力する印刷制御方法であって、前
記中間データを記憶する記憶手段に記憶された前記中間
データの属性を判定する判定工程と、該判定結果に基づ
いて前記印刷部のプロセス速度をページ単位に調整する
調整工程とを有するものである。
【0023】本発明に係る第12の発明は、外部より入
力されるデータを解析して所定の中間データを生成し、
該生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビッ
トマップに展開して転送制御するコンピュータで使用さ
れるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記中間
データを記憶する記憶手段に記憶された前記中間データ
を1ページ分前記ビットマップ展開するための第1の処
理時間を導出する導出工程と、該導出された前記第1の
処理時間と前記印刷部が1ページ分のビットマップを印
刷処理するための第2の処理時間とを比較して、前記印
刷部のプロセス速度をページ単位に調整する調整工程と
を含む、コンピュータが読むことができるプログラムを
記憶媒体に格納したものである。
【0024】本発明に係る第13の発明は、外部より入
力されるデータを解析して所定の中間データを生成し、
該生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビッ
トマップに展開して転送制御するコンピュータで使用さ
れるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記中間
データを記憶する記憶手段に1ページ分の前記中間デー
タを記憶できたかどうかを判定する判定工程と、該判定
結果に基づいて前記記憶手段に確保される前記中間デー
タを記憶する第1のエリアと前記ビットマップを記憶す
る第2のエリアとの割当て配分を変更する変更工程とを
含む、コンピュータが読むことができるプログラムを記
憶媒体に格納したものである。
【0025】本発明に係る第14の発明は、外部より入
力されるデータを解析して所定の中間データを生成し、
該生成された前記中間データを印刷部が印刷可能なビッ
トマップに展開して転送制御するコンピュータで使用さ
れるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記中間
データを記憶する記憶手段に記憶された前記中間データ
の属性を判定する判定工程と、該判定結果に基づいて前
記印刷部のプロセス速度をページ単位に調整する調整工
程とを含む、コンピュータが読むことができるプログラ
ムを記憶媒体に格納したものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリン
タの構成について図1を参照して説明する。なお、本実
施形態を適用するプリンタは、レーザビームプリンタお
よびインクジェットプリンタに限られるものではなく、
他のプリント方式のプリンタでもよいことはいうまでも
ない。
【0027】図1は、本発明を適用可能な出力装置の構
成を説明する断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ(LBP)の場合を示す。
【0028】図において、1000はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
1012は操作パネルで、各種モードを設定するための
スイッチおよびプリンタ状態を表示するLED表示器お
よびLCD表示器等が配されている。
【0029】1001はプリンタ制御ユニットで、後述
するホストコンピュータからの印刷情報を受信する通信
処理,受信した印刷情報を解析してプリンタエンジンが
印刷可能な出力イメージを生成する等の画像処理等を制
御する。該プリンタ制御ユニット1001は、主に文字
情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレ
ーザドライバ1002に出力する。
【0030】レーザドライバ1002は半導体レーザ1
003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ
信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレー
ザ光1004をオン・オフ切り換えする。レーザ光10
04は回転多面鏡1005で左右方向に振られて静電ド
ラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラ
ム1006上には文字パターンの静電潜像が形成される
ことになる。この潜像は、静電ドラム1006周囲に配
設された現像ユニット1007により現像された後、記
録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用
い、カットシート記録紙はLBP1000に装着した用
紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009お
よび搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とによ
り、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給
される。
【0031】また、LBP本体1000には、図示しな
いカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションカード,言語系の異なる制御カ
ード(エミュレーションカード)を接続できるように構
成されている。
【0032】図2は、本発明に係る印刷システムの制御
構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものに
は同一の符号を付してある。なお、本発明の機能が実行
されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器
からなるシステムであっても、LAN等のネットワーク
を介して処理が行われるシステムであっても本発明を適
用できることは言うまでもない。
【0033】図において、3000はホストコンピュー
タで、制御部2000,キーボード(KB)9,CRT
ディスプレイ(CRT)10,外部メモリ11で構成さ
れる。制御部2000において、ROM3のプログラム
用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて
図形,イメージ,文字,表(表計算等を含む)等が混在
した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス
4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御す
る。
【0034】また、このROM3のプログラム用ROM
(プログラムROM)には、CPU1が実行する制御プ
ログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROM(フ
ォントROM)には上記文書処理の際に使用するフォン
トデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROM(デー
タROM)は上記文書処理等を行う際に使用する各種デ
ータ(例えば、印刷情報初期値,エラーメッセージ等)
を記憶している。
【0035】2はRAMで、拡張可能なDRAMで構成
され、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として機能
する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キー
ボード(KB)9や図示しないポインティングデバイス
からのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ
(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の
表示を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、
ブートプログラム,種々のアプリケーション,フォント
データ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハ
ードディスク(HD),フロッピーディスク(FD)等
の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0036】8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)
21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ
1000との通信制御処理を実行する。なお、CPU
は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへの
アウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実
行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としてい
る。また、CPU1は、CRT10上の図示しないマウ
スカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録され
た種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行す
る。
【0037】プリンタ1000において、12はプリン
タCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用RO
M(プログラムROM)に記憶された制御プログラム等
或は外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基
づいてシステムバス15に接続された各種のデバイスと
のアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース1
6を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17
に出力情報としての画像信号を出力する。また、このR
OMのプログラム用ROM(プログラムROM)には、
後述する図4,図7,図10に示すフローチャートの手
順に従ってCPU12が実行する制御プログラム等を記
憶している。
【0038】さらに、ROM13のフォント用ROM
(フォントROM)には上記出力情報を生成する際に使
用するフォントデータ等を記憶し、ROM13のデータ
用ROM(データROM)にはハードディスク等の外部
メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコンピュ
ータ3000上で利用される情報等を記憶している。
【0039】CPU12は入力部18を介してホストコ
ンピュータ3000と通信処理が可能となっており、プ
リンタ1000内の情報等をホストコンピュータ300
0に通知可能に構成されている。19はRAMで、CP
U12の主メモリ,ワークエリア等として機能し、図示
しない増設ポートに接続されるオプションRAMにより
メモリ容量を拡張することができるように構成されてい
る。なお、RAM19は、出力情報展開領域,環境デー
タ格納領域,NVRAM等に用いられる。前述したハー
ドディスク(HD),ICカード等の外部メモリ14
は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスが
制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続
され、フォントデータ,エミュレーションプログラム,
フォームデータ等を記憶する。
【0040】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションカード,言語系の異なるプリンタ制御言語を解
釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続でき
るように構成されていてもよい。さらに、図示しないN
VRAMを有し、操作パネル(操作部)1012からの
プリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0041】〔第1実施形態〕図3は、本発明の第1実
施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図
である。
【0042】図において、31は中間データ生成部で、
例えば図2に示したRAM19上に確保される受信バッ
ファに格納されたホストコンピュータ3000からのデ
ータを解析して中間データを生成する。32は例えば図
2に示したRAM19上に確保されるページバッファ
で、中間データ生成部31により生成された中間データ
を1ページ分記憶する。33はビットマップ生成部で、
ページバッファ32に記憶された中間データからビット
マップデータを生成する。
【0043】34は図2に示したRAM19上に確保さ
れるバンドメモリで、ビットマップ生成部33で生成さ
れたビットマップデータを記憶する。35はエンジン出
力制御部で、バンドメモリ34に展開されたビットマッ
プデータを所定の同期信号に基づいて図2に示した印刷
部17に対応するエンジン36に転送する。
【0044】37は紙搬送速度制御部で、エンジン36
の記録媒体としての用紙を搬送するエンジン36内の搬
送機構の搬送速度を中間データ複雑度判定部38の判定
結果に基づいて高速搬送モードまたは低速搬送モードに
従って制御する。中間データ複雑度判定部38は、ペー
ジバッファ32に記憶された中間データの複雑さ(複雑
度合い)を判断し、バンドメモリ34に対するバンディ
ング処理が可能かどうかを判定し、紙搬送速度制御部3
7に紙搬送速度を低速モードあるいは高速モードに指示
する。
【0045】以下、本実施形態と第1,第2の発明の各
手段との対応及びその作用について図3等を参照して説
明する。
【0046】第1の発明は、外部より入力されるデータ
を解析して所定の中間データを生成し、該生成された前
記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展開
して出力する印刷制御装置であって、前記中間データを
記憶する記憶手段(ページバッファ32で、例えばRA
M19上に確保される)と、前記記憶手段に記憶された
前記中間データを1ページ分前記ビットマップ展開する
ための第1の処理時間を導出する導出手段(中間データ
複雑度判定部38)と、前記導出手段に導出された前記
第1の処理時間と前記印刷部が1ページ分のビットマッ
プを印刷処理するための第2の処理時間(ROM13の
データROM又は外部メモリ14に格納されている)と
を比較して、前記印刷部のプロセス速度をページ単位に
調整する制御手段(紙搬送速度制御部37)とを有し、
中間データ複雑度判定部38がページバッファ32に記
憶された前記中間データを1ページ分前記ビットマップ
展開するための第1の処理時間を導出し、該導出された
前記第1の処理時間とエンジン36が1ページ分のビッ
トマップを印刷処理するための第2の処理時間とを比較
して、紙搬送速度制御部37がエンジン36のプロセス
速度をページ単位に調整するので、メモリ容量を拡張す
ることなく、中間データの複雑度合いに応じてプリント
オーバとならないプロセス速度に自動的に切り換えて入
力されたデータを高解像度で印刷処理することができ
る。なお、上記第2の処理時間は印刷部及び印刷プロセ
スに応じて、適宜設定されるものである。
【0047】第2の発明は、紙搬送速度制御部37は、
前記第1の処理時間が前記第2の処理時間以上と判定し
た場合に、エンジン36のプロセス速度を最大スループ
ット時のプロセス速度よりも低い速度に調整するので、
メモリ容量を拡張することなく、高解像度ではプリント
オーバとなってしまう場合でも、入力されたデータを高
解像度で印刷処理することができる。
【0048】以下、図4に示すフローチャートを参照し
て、本発明に係る印刷制御装置のデータ処理動作につい
て説明する。
【0049】図4は、本発明に係る印刷制御装置の第1
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(11)は各ステップを示し、各手順は
図2に示したROM13または外部メモリ14に記憶さ
れる。
【0050】例えば図2に示したホストコンピュータ3
000からデータ(印刷制御情報,印刷データ等を含
む)が入力されると(1)、RAM19上に確保される
受信バッファに蓄えられた後、図示しないコマンド解析
編集処理部において、コマンドの解析および編集を行う
(2)。該コマンド解析編集されたデータは、中間デー
タ生成部31に送られ、中間データを生成し(3)、ペ
ージバッファ32に格納される(4)。
【0051】次いで、中間データ複雑度判定部38で
は、生成した中間データの複雑さを判断してバンディン
グ処理が可能かどうかを予測し(5)、バンディング処
理が不可能(中間データが複雑)であると予測された場
合、すなわち、プリントオーバランが発生すると予測さ
れた場合は、紙搬送速度制御部37に対して紙搬送速度
を低速モードにするように指示し、該指示を受けて紙搬
送速度制御部37がエンジン36の紙搬送速度を低速モ
ードに変更して(6)、ステップ(7)以降へ進む。
【0052】一方、ステップ(5)でバンディング処理
が可能(中間データが複雑でない)であると予測された
場合、1ページ分の中間データがページバッファ32に
格納されたかどうか、すなわち、データがすべて処理さ
れたかどうかを判断し(7)、NOならば1ページ分の
中間データがページバッファ32に格納されるまで、ス
テップ(2)〜(7)を繰り返す。
【0053】一方、ステップ(7)で1ページ分の中間
データがページバッファ32に格納されたと判断された
場合は、該中間データは、ビットマップ生成部33に送
られ、ビットマップに展開される(8)。該展開された
ビットマップは、バンドメモリ34に格納される
(9)。そして、バンドメモリ34に格納されたビット
マップはエンジン出力制御部35に送られ、エンジン3
6と同期を取りながら、エンジン36にて印刷が行われ
る(10)。
【0054】次いで、バンドメモリ34に格納されたデ
ータがすべて処理されたかどうかを判定して(11)、
NOならばステップ(8)〜(11)を繰り返し、YE
Sならば処理を終了する。
【0055】なお、ビットマップ生成部33にてビット
マップが展開される処理は、エンジン36にてビットマ
ップが入力される処理と、同等もしくはそれより速くな
くてはならない。
【0056】図5は、図3に示した中間データ複雑度判
定部38の処理時間予測のためのオブジェクトテーブル
OJTBの一例を示す図であり、例えば1ページ分の中
間データ内のオブジェクトとその個数から構成される場
合に対応する。
【0057】この図に示すオブジェクトテーブルOJT
Bは、図3に示したページバッファ32上に確保され、
該中間データ生成部31で作成された中間データの各オ
ブジェクトの個数が登録され、中間データとともに格納
される。
【0058】このようにしてページバッファ32上に確
保されるオブジェクトテーブルOJTBに各オブジェク
トの個数が登録されると、1ページ分の中間データの処
理時間が下記第(1)式より導出される。なお、各オブ
ジェクトは、それぞれビットマップに展開する処理時間
が既知のデータとしてROM13内にあらかじめ記憶さ
れているものとする。
【0059】 Σ((各オブジェクトの処理時間)×(各オブジェクトの個数))……(1) このようにして、1ページ分の中間データの処理時間
が、エンジン36の処理時間よりも遅い場合は、プリン
トオーバランとなるのであらかじめエンジン36の紙搬
送速度を低速モードに切り換える指示を紙搬送速度制御
部37に与え、上述の通りエンジン36内の紙搬送速度
を低速化する。
【0060】なお、より正確に処理時間を予測するため
に、中間データをビットマップに展開する処理時間を導
出する要素として、各オブジェクトの個数だけでなく、
容量や各オブジェクトの形状,制御点の数等の情報もオ
ブジェクトテーブルOJTBに含めることも可能であ
る。
【0061】また、エンジン36の紙搬送速度が低速モ
ードの時でも、1ページ分の中間データの処理時間が、
エンジン36の処理時間よりも遅い場合は、エラーとし
て処理を中断するか、または解像度を落して処理を行
う。
【0062】さらに、エンジン36が本実施形態のレー
ザビームプリンタエンジンの場合、1ページの途中で紙
搬送速度を変更することは、構成上難しく、ページ毎に
変更する構成となっている。
【0063】また、紙搬送速度は、通常(以下、デフォ
ルト)は、例えば12枚/分であり、図4のステップ
(5)において、中間データが複雑であると判定(プリ
ントオーバランが発生すると予測)された場合は、低速
モード、例えば8枚/分にするような構成となってお
り、次のページではデフォルトの12枚/分に戻ること
は言うまでもない。
【0064】上記構成では、紙搬送速度として、通常モ
ードと低速モードの2モードのみであるが、これに限る
ものではなく、3モード以上の複数のモードを設けても
よく、データの複雑さによって、複数モードのいずれか
に切り換えることも可能である。
【0065】また、上記は紙搬送速度として固定速度の
モードを複数設けているが、これに限るものではなく、
紙搬送速度を可変にできる構成にして、データの複雑さ
によりそのデータの処理時間でもっとも速く印刷ができ
る紙搬送速度にすることも、もちろん可能である。
【0066】以下、本実施形態と第9,第12の発明の
各工程との対応及びその作用について図4等を参照して
説明する。
【0067】第9の発明は、外部より入力されるデータ
を解析して所定の中間データを生成し、該生成された前
記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展開
して出力する印刷制御方法であって、前記中間データを
記憶する記憶手段(ページバッファ32)に記憶された
前記中間データを1ページ分前記ビットマップ展開する
ための第1の処理時間を導出する導出工程(図4のステ
ップ(4)とステップ(5)との間における図示しない
ステップ)と、該導出された前記第1の処理時間と前記
印刷部が1ページ分のビットマップを印刷処理するため
の第2の処理時間とを比較して、前記印刷部のプロセス
速度をページ単位に調整する調整工程(図4のステップ
(6))とをCPU12がROM13または他のメモリ
資源に記憶された制御プログラムを実行して、メモリ容
量を拡張することなく、中間データの複雑度合いに応じ
てプリントオーバとならないプロセス速度に自動的に切
り換えて入力されたデータを高解像度で印刷処理するこ
とができる。
【0068】第12の発明は、外部より入力されるデー
タを解析して所定の中間データを生成し、該生成された
前記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展
開して転送制御するコンピュータで使用されるプログラ
ムを記憶した記憶媒体において、前記中間データを記憶
する記憶手段に記憶された前記中間データを1ページ分
前記ビットマップ展開するための第1の処理時間を導出
する導出工程(図4のステップ(4)とステップ(5)
との間における図示しないステップ)と、該導出された
前記第1の処理時間と前記印刷部が1ページ分のビット
マップを印刷処理するための第2の処理時間とを比較し
て、前記印刷部のプロセス速度をページ単位に調整する
調整工程(図4のステップ(6))とを含む、コンピュ
ータが読むことができるプログラムを記憶媒体に格納し
たものである。すなわち、プリンタ1000のROM1
3,外部メモリ14等のメモリ資源に図4に示す工程に
対応するプログラムコードを記憶させ、該プログラムコ
ードを記憶した記憶媒体からCPU12が読み出して実
行する形態も本発明の実施形態に含まれるものである。
【0069】〔第2実施形態〕上記実施形態では、中間
データが複雑であると判断した場合に、エンジンの紙搬
送速度を低速化してスループットを低下させて、プリン
トオーバランの発生を未然に回避して、高解像度で印刷
処理する場合について説明したが、メモリオーバが発生
した時に、RAM19上に確保されるバンドメモリ領域
を減らして、かつ、ページバッファ領域を増やして、か
つ紙搬送速度を低速モードに変更することにより、メモ
リオーバの発生を未然に回避して、高解像度で印刷処理
を可能とするように制御してもよい。以下、その実施形
態について説明する。
【0070】図6は、本発明の第2実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図3と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0071】図において、39はメモリオーバ判定部
で、ページバッファ32に格納される中間データがペー
ジバッファ32の容量を越えるかどうかを判定して、メ
モリオーバの場合には、ページバッファ32の容量を増
やし(RAM19上に確保されるページバッファ32の
割当てを後述するように拡張する)、かつ、バンドメモ
リ34の容量を削減(RAM19上に確保されるバンド
メモリ34の割当てを後述するように削減する)し、さ
らに、紙搬送速度制御部37に紙搬送速度を低速モード
にするように指示する。
【0072】以下、本実施形態と第3,第4の発明の各
手段との対応及びその作用について図6等を参照して説
明する。
【0073】第3の発明は、外部より入力されるデータ
を解析して所定の中間データを生成し、該生成された前
記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展開
して出力する印刷制御装置であって、前記中間データお
よび前記ビットマップを記憶する記憶手段(中間データ
はページバッファ32であり、ビットマップはバンドメ
モリ34であって、例えばRAM19上にそれぞれ確保
される)と、前記記憶手段に1ページ分の前記中間デー
タを記憶できたかどうかを判定する判定手段(メモリオ
ーバ判定部39)と、前記判定手段の判定結果に基づい
て前記記憶手段に確保される前記中間データを記憶する
第1のエリアと前記ビットマップを記憶する第2のエリ
アとの割当て配分を変更する制御手段(メモリオーバ判
定部39)とを有し、メモリオーバ判定部39がページ
バッファ32に1ページ分の前記中間データを記憶でき
たかどうかを判定し、該判定結果に基づいてRAM19
に確保される前記中間データを記憶する第1のエリア
(ページバッファ32)と前記ビットマップを記憶する
第2のエリア(バンドメモリ34)との割当て配分を制
御手段が変更するので、メモリ容量を拡張することなく
1ページ分の中間データを確実に記憶するとともに、高
解像度でビットマップ展開する領域とを確保することが
できる。
【0074】第4の発明は、紙搬送速度制御部37は、
ページバッファ32に1ページ分の前記中間データを記
憶できないと判定した場合に、前記エンジン36のプロ
セス速度を最大スループット時のプロセス速度よりも低
い速度に調整するので、メモリ容量を拡張することな
く、1ページ分の中間データ量が多い場合でも、高解像
度で印刷処理することができる。
【0075】以下、図7に示すフローチャートを参照し
て、本発明に係る印刷制御装置のデータ処理動作につい
て説明する。
【0076】図7は、本発明に係る印刷制御装置の第2
のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(21)〜(23)は各ステップを示し、図4の
各ステップと同一ステップには同一のステップ番号を付
している。さらに、各手順は図2に示したROM13ま
たは外部メモリ14に記憶される。
【0077】例えば図2に示したホストコンピュータ3
000からデータ(印刷制御情報,印刷データ等を含
む)が入力されると(1)、RAM19上に確保される
受信バッファに蓄えられた後、図示しないコマンド解析
編集処理部において、コマンドの解析および編集を行う
(2)。該コマンド解析編集されたデータは、中間デー
タ生成部31に送られ、中間データを生成し(3)、ペ
ージバッファ32に格納される(4)。
【0078】次いで、メモリオーバ判定部39がページ
バッファ32がメモリオーバしたかどうかを判断し(2
1)、初めてのメモリオーバの場合は、後述するように
RAM19上に確保されるページバッファ領域の割当て
を増やして、すなわち、ページバッファ32の容量を増
やして(22)、かつ、RAM19上に確保されるバン
ドメモリ領域の割当てを削減して、すなわち、バンドメ
モリ34の容量を減らし(23)、かつ、紙搬送速度制
御部37に紙搬送速度を低速モードにするように指示し
て(6)、ステップ(7)に進む。
【0079】一方、ステップ(21)でメモリオーバが
発生していないと判断された場合には、データがすべて
処理されたかどうかを判断し(7)、NOならば1ペー
ジ分の中間データがページバッファ32に格納されるま
で、ステップ(1)〜(7),(21)〜(23)を繰
り返す。
【0080】一方、ステップ(7)で1ページ分の中間
データがページバッファ32に格納されたと判断された
場合は、該中間データは、ビットマップ生成部33に送
られ、ビットマップに展開される(8)。該展開された
ビットマップは、バンドメモリ34に格納される
(9)。そして、バンドメモリ34に格納されたビット
マップはエンジン出力制御部35に送られ、エンジン3
6と同期を取りながら、エンジン36にて印刷が行われ
る(10)。
【0081】次いで、バンドメモリ34に格納されたデ
ータがすべて処理されたかどうかを判定して(11)、
NOならばステップ(8)〜(11)を繰り返し、YE
Sならば処理を終了する。
【0082】なお、ステップ(21)で、2回目のメモ
リオーバが発生していると判断した場合は、エラーとし
て処理を中断するか、または解像度を落して印刷処理を
行うものとする。
【0083】また、ビットマップ生成部33にてビット
マップが展開される処理は、エンジン36にてビットマ
ップが入力される処理と、同等もしくはそれより速くな
くてはならない。
【0084】図8は、図2に示したRAM19のメモリ
マップの一例を示す模式図であり、ページバッファ32
とバンドメモリ34のメモリマップに対応する。
【0085】図において、41はページバッファで、通
常(以下、デフォルト)では、例えば1.5MBで構成
される場合に対応する。42は境界線で、前記メモリオ
ーバ判定部39の指示で浮動する境界として構成され
る。43はバンドメモリで、通常(以下、デフォルト)
では、例えば1.0MBで構成される場合に対応する。
【0086】中間データ生成部31が生成する中間デー
タがページバッファ41に順次格納される際に、ページ
バッファ41の領域が1.5MBを越えそうになると、
メモリオーバ判定部39が境界線42をバンドメモリ4
3のメモリ容量を減らす方向に設定し、ページバッファ
41の容量を2.0MBに増やし、バンドメモリ43の
容量を500KBに減らすように設定する。この際、さ
らにプリントオーバランが発生しないように、メモリオ
ーバ判定部39がエンジン36の紙搬送速度を低速モー
ドとするように紙搬送速度制御部37に該低速モードを
指示する。
【0087】なお、本実施形態では、メモリオーバを防
止するために、ページバッファ41とバンドメモリ43
の割当て配分を、デフォルト時とメモリオーバ時とで、
ページバッファ41とバンドメモリ43の割当て量を
1.5MB,1.0MBから2.0MB,500KBの
2種類に変更する場合について説明したが、これに限る
ものではなく、デフォルト時とメモリオーバ時とのペー
ジバッファ41とバンドメモリ43の割当て量を3種類
以上用意しておいてもよいし、無段階に調節可能とし、
ページバッファ41に格納される中間データの容量によ
り最適なメモリ構成とするように構成してもよい。な
お、無段階に調節する際、併せてエンジン36の紙搬送
速度も無段階に調節可能とし、最適な紙搬送速度となる
ように制御することも勿論可能である。
【0088】以下、本実施形態と第10,第13の発明
の各工程との対応及びその作用について図7等を参照し
て説明する。
【0089】第10の発明は、外部より入力されるデー
タを解析して所定の中間データを生成し、該生成された
前記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展
開して出力する印刷制御方法であって、前記中間データ
を記憶する記憶手段に1ページ分の前記中間データを記
憶できたかどうかを判定する判定工程(図7のステップ
(21))と、該判定結果に基づいて前記記憶手段に確
保される前記中間データを記憶する第1のエリアと前記
ビットマップを記憶する第2のエリアとの割当て配分を
変更する変更工程(図7のステップ(22),(2
3))とをCPU12がROM13または他のメモリ資
源に記憶された制御プログラムを実行して、メモリ容量
を拡張することなく1ページ分の中間データを確実に記
憶するとともに、高解像度でビットマップ展開する領域
とを確保することができる。
【0090】第13の発明は、外部より入力されるデー
タを解析して所定の中間データを生成し、該生成された
前記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展
開して転送制御するコンピュータで使用されるプログラ
ムを記憶した記憶媒体において、前記中間データを記憶
する記憶手段に1ページ分の前記中間データを記憶でき
たかどうかを判定する判定工程(図7のステップ(2
1))と、該判定結果に基づいて前記記憶手段に確保さ
れる前記中間データを記憶する第1のエリアと前記ビッ
トマップを記憶する第2のエリアとの割当て配分を変更
する変更工程(図7のステップ(22),(23))と
を含む、コンピュータが読むことができるプログラムを
記憶媒体に格納したものである。すなわち、プリンタ1
000のROM13,外部メモリ14等のメモリ資源に
図7に示す工程に対応するプログラムコードを記憶さ
せ、該プログラムコードを記憶した記憶媒体からCPU
12が読み出して実行する形態も本発明の実施形態に含
まれるものである。
【0091】〔第3実施形態〕上記第1実施形態では、
中間データの複雑さに基づいてエンジン36の紙搬送速
度を低速モードに変更する場合について説明したが、描
画するオブジェクトの属性に基づいてエンジン36の紙
搬送速度を低速モードにするかどうかを切り換え制御す
るように構成してもよい。以下、その実施形態について
説明する。
【0092】図9は、本発明の第3実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図3と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0093】図において、51はコマンド解析編集処理
部で、ホストコンピュータ3000から入力されるデー
タ中のコマンドの解析および編集を行う。52はコマン
ドデータ判定部で、コマンド解析編集処理部51が解析
したコマンドの属性を判定して、高速紙搬送処理可能な
テキストの場合と、低速紙搬送処理すべきテキスト以外
との場合とで、エンジン36の紙搬送モードを高速また
は低速のいずれかに切り換え制御する。
【0094】以下、本実施形態と第5〜第7の発明の各
手段との対応及びその作用について図9等を参照して説
明する。
【0095】第5の発明は、外部より入力されるデータ
を解析して所定の中間データを生成し、該生成された前
記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展開
して出力する印刷制御装置であって、前記中間データを
記憶する記憶手段(ページバッファ32であって、RA
M19上に確保される)と、前記記憶手段に記憶された
前記中間データの属性を判定する判定手段(コマンドデ
ータ判定部52)と、前記判定手段の判定結果に基づい
て前記印刷部(エンジン36)のプロセス速度をページ
単位に調整する制御手段(紙搬送速度制御部37)とを
有し、コマンドデータ判定部52がページバッファ32
に記憶された前記中間データの属性を判定し、該判定結
果に基づいて紙搬送速度制御部37がエンジン36のプ
ロセス速度をページ単位に調整するので、生成される中
間データの属性によりビットマップに展開する処理時間
が長短しても、メモリ容量を拡張することなく、高解像
度で、かつ高速に印刷処理することができる。
【0096】第6の発明は、紙搬送速度制御部37は、
前記コマンドデータ判定部52が中間データの種別をテ
キストであると判定した場合に、エンジン36のプロセ
ス速度を最大スループット時のプロセス速度に調整する
ので、テキストデータを高速に印刷処理することができ
る。
【0097】第7の発明は、紙搬送速度制御部37は、
コマンドデータ判定部52が前記中間データの種別をテ
キスト以外であると判定した場合に、エンジン36のプ
ロセス速度を最大スループット時のプロセス速度よりも
低い速度に調整するので、テキストデータ以外のデータ
でも、メモリ容量を拡張することなく、高解像度で印刷
処理することができる。
【0098】以下、図10に示すフローチャートを参照
して、本発明に係る印刷制御装置のデータ処理動作につ
いて説明する。
【0099】図10は、本発明に係る印刷制御装置の第
3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(31),(32)は各ステップを示し、図
4の各ステップと同一ステップには同一のステップ番号
を付している。さらに、各手順は図2に示したROM1
3または外部メモリ14に記憶される。
【0100】例えば、図2に示したホストコンピュータ
3000からデータ(印刷制御情報,印刷データ等を含
む)が入力されると(1)、RAM19上に確保される
受信バッファに蓄えられた後、コマンド解析編集処理部
51において、コマンドの解析および編集を行う
(2)。該コマンド解析編集されたデータは、中間デー
タ生成部31に送られ、中間データを生成し(3)、ペ
ージバッファ32に格納される(4)。
【0101】次いで、1ページ分の中間データがページ
バッファ32に格納されたかどうか、すなわち、データ
がすべて処理されたかどうかを判断し(7)、NOなら
ば1ページ分の中間データがページバッファ32に格納
されるまで、ステップ(2)〜(7)を繰り返す。
【0102】一方、ステップ(7)で1ページ分の中間
データがページバッファ32に格納されたと判断された
場合は、該中間データは、ビットマップ生成部33に送
られ、ビットマップに展開される(8)。該展開された
ビットマップは、バンドメモリ34に格納される
(9)。そして、バンドメモリ34に格納されたビット
マップはエンジン出力制御部35に送られ、エンジン3
6と同期を取りながら、エンジン36にて印刷が行われ
る(10)。
【0103】次いで、バンドメモリ34に格納されたデ
ータがすべて処理されたかどうかを判定して(11)、
NOならばステップ(8)〜(11)を繰り返し、YE
Sならば処理を終了する。
【0104】一方、ステップ(2)でコマンド解析編集
が行われる際に、並行して解析されたコマンドの属性が
テキストデータ以外かどうかを判断し(31)、テキス
トデータ以外であると判定した場合に、エンジン36の
紙搬送速度を低速モードに変更し(32)、テキストデ
ータであると判定した場合には、エンジン36の紙搬送
速度を高速モードのままに維持して、処理を終了する。
【0105】以下、本実施形態と第11,第14の発明
の各工程との対応及びその作用について図10等を参照
して説明する。
【0106】第11の発明は、外部より入力されるデー
タを解析して所定の中間データを生成し、該生成された
前記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展
開して出力する印刷制御方法であって、前記中間データ
を記憶する記憶手段に記憶された前記中間データの属性
を判定する判定工程(図10のステップ(31))と、
前記判定工程の判定結果に基づいて前記印刷部のプロセ
ス速度をページ単位に調整する調整工程(図10のステ
ップ(32))とをCPU12がROM13または他の
メモリ資源に記憶された制御プログラムを実行して、生
成される中間データの属性によりビットマップに展開す
る処理時間が長短しても、メモリ容量を拡張することな
く、高解像度で、かつ高速に印刷処理することができ
る。
【0107】第14の発明は、外部より入力されるデー
タを解析して所定の中間データを生成し、該生成された
前記中間データを印刷部が印刷可能なビットマップに展
開して転送制御するコンピュータで使用されるプログラ
ムを記憶した記憶媒体において、前記中間データを記憶
する記憶手段に記憶された前記中間データの属性を判定
する判定工程(図10のステップ(31))と、前記判
定工程の判定結果に基づいて前記印刷部のプロセス速度
をページ単位に調整する調整工程(図10のステップ
(32))とを含む、コンピュータが読むことができる
プログラムを記憶媒体に格納したものである。すなわ
ち、プリンタ1000のROM13,外部メモリ14等
のメモリ資源に図10に示す工程に対応するプログラム
コードを記憶させ、該プログラムコードを記憶した記憶
媒体からCPU12が読み出して実行する形態も本発明
の実施形態に含まれるものである。
【0108】なお、通常(デフォルト)は、エンジン3
6の紙搬送速度は高速モードなっている。これは紙搬送
速度がテキストデータの描画処理に最適化されているた
めである。また、一度エンジン36の紙搬送速度を低速
モードに変更されると、そのページ内は低速モードで処
理され、新たなページになると、高速モードに戻る。さ
らに、ビットマップ生成部33にてビットマップが展開
される処理は、エンジン36にてビットマップが入力さ
れる処理より、同等もしくはそれより速くなくてはなら
ない。
【0109】なお、本実施形態ではエンジン36の紙搬
送速度を高速モードにするか、低速モードにするかをコ
マンドレベルで判断する場合について説明したが、これ
に限るものではなく、上記第1実施形態のようにデータ
の複雑さに基づいて低速モードにする制御とを組み合せ
てもよいし、第1実施形態と第3実施形態とを組み合せ
てもよい。
【0110】これにより、中間データが複雑な時は、低
速モードで印刷処理し、データが複雑でない時は、高速
モードで印刷すようにすることも可能である。
【0111】また、紙搬送速度のモードを高速または低
速の2つのみならず、さらに多くのモードを設け、デー
タの複雑さが中間の時は、中速モードで印刷ように制御
してもよい。
【0112】さらに、第1〜第3の実施形態を適宜組み
合せて構成することも可能である。
【0113】以下、本実施形態と第8の発明の各手段と
の対応及びその作用について説明する。
【0114】第8の発明は、上記第1〜第7の発明にお
いて、印刷部のプロセス速度は、記録媒体を搬送する搬
送速度に対応し、各制御手段が記録媒体を搬送する紙搬
送速度制御部37が搬送速度を高速モードであるいは低
速モードにエンジン36内の搬送機構を制御して調整す
る。
【0115】これにより、プリントオーバランやメモリ
オーバとなる事態が発生しても、メモリ容量を拡張する
ことなく、高解像度で印刷処理することができる。
【0116】以下、図11に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷システムで読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0117】図11は、本発明に係る印刷制御装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0118】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0119】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0120】本実施形態における図4,図7,図10に
示す機能が外部からインストールされるプログラムによ
って、ホストコンピュータにより遂行されていてもよ
い。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモ
リやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを
介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を
出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるもの
である。
【0121】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0122】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0123】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0124】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0125】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、導出手段が前記記憶手段に記憶された
前記中間データを1ページ分前記ビットマップ展開する
ための第1の処理時間を導出し、該導出された前記第1
の処理時間と前記印刷部が1ページ分のビットマップを
印刷処理するための第2の処理時間とを比較して、制御
手段が前記印刷部のプロセス速度をページ単位に調整す
るので、メモリ容量を拡張することなく、中間データの
複雑度合いに応じてプリントオーバとならないプロセス
速度に自動的に切り換えて入力されたデータを高解像度
で印刷処理することができる。
【0127】第2の発明によれば、前記制御手段は、前
記第1の処理時間が前記第2の処理時間以上と判定した
場合に、前記印刷部のプロセス速度を最大スループット
時のプロセス速度よりも低い速度に調整するので、メモ
リ容量を拡張することなく、高解像度ではプリントオー
バとなってしまう場合でも、入力されたデータを高解像
度で印刷処理することができる。
【0128】第3の発明によれば、判定手段が前記記憶
手段に1ページ分の前記中間データを記憶できたかどう
かを判定し、前記判定手段の判定結果に基づいて前記記
憶手段に確保される前記中間データを記憶する第1のエ
リアと前記ビットマップを記憶する第2のエリアとの割
当て配分を制御手段が変更するので、メモリ容量を拡張
することなく1ページ分の中間データを確実に記憶する
とともに、高解像度でビットマップ展開する領域とを確
保することができる。
【0129】第4の発明によれば、前記制御手段は、前
記記憶手段に1ページ分の前記中間データを記憶できな
いと判定した場合に、前記印刷部のプロセス速度を最大
スループット時のプロセス速度よりも低い速度に調整す
るので、メモリ容量を拡張することなく、1ページ分の
中間データ量が多い場合でも、高解像度で印刷処理する
ことができる。
【0130】第5の発明によれば、判定手段が前記記憶
手段に記憶された前記中間データの属性を判定し、該判
定結果に基づいて制御手段が前記印刷部のプロセス速度
をページ単位に調整するので、生成される中間データの
属性によりビットマップに展開する処理時間が長短して
も、メモリ容量を拡張することなく、高解像度で、かつ
高速に印刷処理することができる。
【0131】第6の発明によれば、前記判定手段は、前
記中間データの種別がテキストであると判定した場合
に、前記印刷部のプロセス速度を最大スループット時の
プロセス速度に調整するので、テキストデータを高速に
印刷処理することができる。
【0132】第7の発明によれば、前記判定手段は、前
記中間データの種別がテキスト以外であると判定した場
合に、前記印刷部のプロセス速度を最大スループット時
のプロセス速度よりも低い速度に調整するので、テキス
トデータ以外のデータでも、メモリ容量を拡張すること
なく、高解像度で印刷処理することができる。
【0133】第8の発明によれば、前記印刷部のプロセ
ス速度を記録媒体を搬送する搬送速度で調整するので、
プリントオーバランやメモリオーバとなる事態が発生し
ても、メモリ容量を拡張することなく、高解像度で印刷
処理することができる。
【0134】第9,第12の発明によれば、前記中間デ
ータを記憶する記憶手段に記憶された前記中間データを
1ページ分前記ビットマップ展開するための第1の処理
時間を導出し、該導出された前記第1の処理時間と前記
印刷部が1ページ分のビットマップを印刷処理するため
の第2の処理時間とを比較して、前記印刷部のプロセス
速度をページ単位に調整し、メモリ容量を拡張すること
なく、中間データの複雑度合いに応じてプリントオーバ
とならないプロセス速度に自動的に切り換えて入力され
たデータを高解像度で印刷処理することができる。
【0135】第10,第13の発明によれば、前記中間
データを記憶する記憶手段に1ページ分の前記中間デー
タを記憶できたかどうかを判定し、該判定結果に基づい
て前記記憶手段に確保される前記中間データを記憶する
第1のエリアと前記ビットマップを記憶する第2のエリ
アとの割当て配分を変更するので、メモリ容量を拡張す
ることなく1ページ分の中間データを確実に記憶すると
ともに、高解像度でビットマップ展開する領域とを確保
することができる。
【0136】第11,第14の発明によれば、前記中間
データを記憶する記憶手段に記憶された前記中間データ
の属性を判定し、該判定結果に基づいて前記印刷部のプ
ロセス速度をページ単位に調整するので、生成される中
間データの属性によりビットマップに展開する処理時間
が長短しても、メモリ容量を拡張することなく、高解像
度で、かつ高速に印刷処理することができる。
【0137】従って、装備されるメモリ資源を新たに拡
張することなく、入力されたデータを高解像度で印刷処
理できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な出力装置の構成を説明する
断面図である。
【図2】本発明に係る印刷システムの制御構成を説明す
るブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図4】本発明に係る印刷制御装置の第1のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図3に示した中間データ複雑度判定部の処理時
間予測のためのオブジェクトテーブルの一例を示す図で
ある。
【図6】本発明の第2実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置の第2のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図2に示したRAMのメモリマップの一例を示
す模式図である。
【図9】本発明の第3実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図10】本発明に係る印刷制御装置の第3のデータ処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
31 中間データ生成部 32 ページバッファ 33 ビットマップ生成部 34 バンドメモリ 35 エンジン出力制御部 36 エンジン 37 紙搬送速度制御部 38 中間データ複雑度判定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部より入力されるデータを解析して所
    定の中間データを生成し、該生成された前記中間データ
    を印刷部が印刷可能なビットマップに展開して出力する
    印刷制御装置であって、 前記中間データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記中間データを1ページ分
    前記ビットマップ展開するための第1の処理時間を導出
    する導出手段と、 前記導出手段に導出された前記第1の処理時間と前記印
    刷部が1ページ分のビットマップを印刷処理するための
    第2の処理時間とを比較して、前記印刷部のプロセス速
    度をページ単位に調整する制御手段と、を具備したこと
    を特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の処理時間が
    前記第2の処理時間以上と判定した場合に、前記印刷部
    のプロセス速度を最大スループット時のプロセス速度よ
    りも低い速度に調整することを特徴とする請求項1記載
    の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 外部より入力されるデータを解析して所
    定の中間データを生成し、該生成された前記中間データ
    を印刷部が印刷可能なビットマップに展開して出力する
    印刷制御装置であって、 前記中間データおよび前記ビットマップを記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に1ページ分の前記中間データを記憶でき
    たかどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記記憶手段に確保
    される前記中間データを記憶する第1のエリアと前記ビ
    ットマップを記憶する第2のエリアとの割当て配分を変
    更する制御手段と、を具備したことを特徴とする印刷制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記記憶手段に1ペー
    ジ分の前記中間データを記憶できないと判定した場合
    に、前記印刷部のプロセス速度を最大スループット時の
    プロセス速度よりも低い速度に調整することを特徴とす
    る請求項3記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 外部より入力されるデータを解析して所
    定の中間データを生成し、該生成された前記中間データ
    を印刷部が印刷可能なビットマップに展開して出力する
    印刷制御装置であって、 前記中間データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記中間データの属性を判定
    する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記印刷部のプロセ
    ス速度をページ単位に調整する制御手段と、を具備した
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記判定手段が中間デ
    ータの種別をテキストであると判定した場合に、前記印
    刷部のプロセス速度を最大スループット時のプロセス速
    度に調整することを特徴とする請求項5記載の印刷制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記判定手段が中間デ
    ータの種別をテキスト以外であると判定した場合に、前
    記印刷部のプロセス速度を最大スループット時のプロセ
    ス速度よりも低い速度に調整することを特徴とする請求
    項5記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 前記印刷部のプロセス速度は、記録媒体
    を搬送する搬送速度であることを特徴とする1,2,4
    〜7のいずれかに記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 外部より入力されるデータを解析して所
    定の中間データを生成し、該生成された前記中間データ
    を印刷部が印刷可能なビットマップに展開して出力する
    印刷制御方法であって、 前記中間データを記憶する記憶手段に記憶された前記中
    間データを1ページ分前記ビットマップ展開するための
    第1の処理時間を導出する導出工程と、 該導出された前記第1の処理時間と前記印刷部が1ペー
    ジ分のビットマップを印刷処理するための第2の処理時
    間とを比較して、前記印刷部のプロセス速度をページ単
    位に調整する調整工程と、を有することを特徴とする印
    刷制御方法。
  10. 【請求項10】 外部より入力されるデータを解析して
    所定の中間データを生成し、該生成された前記中間デー
    タを印刷部が印刷可能なビットマップに展開して出力す
    る印刷制御方法であって、 前記中間データを記憶する記憶手段に1ページ分の前記
    中間データを記憶できたかどうかを判定する判定工程
    と、 該判定結果に基づいて前記記憶手段に確保される前記中
    間データを記憶する第1のエリアと前記ビットマップを
    記憶する第2のエリアとの割当て配分を変更する変更工
    程と、を有することを特徴とする印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 外部より入力されるデータを解析して
    所定の中間データを生成し、該生成された前記中間デー
    タを印刷部が印刷可能なビットマップに展開して出力す
    る印刷制御方法であって、 前記中間データを記憶する記憶手段に記憶された前記中
    間データの属性を判定する判定工程と、 該判定結果に基づいて前記印刷部のプロセス速度をペー
    ジ単位に調整する調整工程と、を有することを特徴とす
    る印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 外部より入力されるデータを解析して
    所定の中間データを生成し、該生成された前記中間デー
    タを印刷部が印刷可能なビットマップに展開して転送制
    御するコンピュータで使用されるプログラムを記憶した
    記憶媒体において、 前記中間データを記憶する記憶手段に記憶された前記中
    間データを1ページ分前記ビットマップ展開するための
    第1の処理時間を導出する導出工程と、 該導出された前記第1の処理時間と前記印刷部が1ペー
    ジ分のビットマップを印刷処理するための第2の処理時
    間とを比較して、前記印刷部のプロセス速度をページ単
    位に調整する調整工程と、を含む、コンピュータが読む
    ことができるプログラムを格納したことを特徴とする記
    憶媒体。
  13. 【請求項13】 外部より入力されるデータを解析して
    所定の中間データを生成し、該生成された前記中間デー
    タを印刷部が印刷可能なビットマップに展開して転送制
    御するコンピュータで使用されるプログラムを記憶した
    記憶媒体において、 前記中間データを記憶する記憶手段に1ページ分の前記
    中間データを記憶できたかどうかを判定する判定工程
    と、 該判定結果に基づいて前記記憶手段に確保される前記中
    間データを記憶する第1のエリアと前記ビットマップを
    記憶する第2のエリアとの割当て配分を変更する変更工
    程と、を含む、コンピュータが読むことができるプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 外部より入力されるデータを解析して
    所定の中間データを生成し、該生成された前記中間デー
    タを印刷部が印刷可能なビットマップに展開して転送制
    御するコンピュータで使用されるプログラムを記憶した
    記憶媒体において、 前記中間データを記憶する記憶手段に記憶された前記中
    間データの属性を判定する判定工程と、 該判定結果に基づいて前記印刷部のプロセス速度をペー
    ジ単位に調整する調整工程と、を含む、コンピュータが
    読むことができるプログラムを格納したことを特徴とす
    る記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010079280A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2016182788A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置、印刷装置及びプログラム
JP2016187936A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 ブラザー工業株式会社 記録装置及びプログラム
JP2017121756A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017170731A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 富士ゼロックス株式会社 印刷装置及びプログラム

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