JPH1058798A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH1058798A
JPH1058798A JP8222922A JP22292296A JPH1058798A JP H1058798 A JPH1058798 A JP H1058798A JP 8222922 A JP8222922 A JP 8222922A JP 22292296 A JP22292296 A JP 22292296A JP H1058798 A JPH1058798 A JP H1058798A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットイメージ生成の処理時間を高精度で予
測でき、かつ印字機構の待機時間を短くでき、スループ
ットを向上させることができるようにする。 【解決手段】 入力I/F20は、ページ記述言語によ
って記述されたデータファイルを入力する。画像生成手
段23は、上記データファイルをビットイメージに展開
する。予測手段24は、データファイルに付加された属
性情報に基づいて、ビットイメージの生成に要する処理
時間を予測する。判断手段25は、予測手段24によっ
て予測された処理時間に基づいて、ビットイメージが画
像出力手段(プリンタの出力機構)30に送出される記
録開始タイミングを判断する。出力制御手段26は、判
断手段25によって判断された記録開始タイミングに基
づいて、画像出力手段を起動する。また、判断手段25
は、画質調整機構など比較的、処理時間がかかる機構の
状態を取得し、上記予測された処理時間に加えて、上記
画質調整機構の状態に基づいて記録開始タイミングを判
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ページ記述言語
または1ページ分のビットイメージを入力し、印刷する
プリンタを制御するプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の画像編集装置で
編集された画像(文字を含む)をプリントアウトする
際、再現性や精度等を向上させるために、1ページ分の
画像を各描画オブジェクト(テキスト、グラフィック
ス、イメージ等)を表現するページ記述言語(PDL:
Page description launguage)を解釈し、印刷出力する
ページ記述言語対応プリンタが増加している。これらの
プリンタでは、カラー化が進み、かつ高速化しており、
今後、ますますその傾向は強まると考えられる。
【0003】ここで、図15は、上記ページ記述言語対
応プリンタが使用される環境を示す概念図であり、図1
6は、クライアントとページ記述言語対応プリンタとの
間におけるデータの流れを示す概念図である。図におい
て、複数のクライアント1a,1b,1c、ページ記述
言語対応プリンタ2、その他の機器3,4,5は、LA
N(Local Area Network)等のネットワーク6によって
接続されている。クライアント1a,1b,1cは、P
DLで記述されたプリント情報またはビットイメージ情
報であるラスタデータをネットワーク6上のページ記述
言語対応プリンタ2に送出する。
【0004】ページ記述言語対応プリンタ2は、少なく
とも、プリンタ制御装置7および出力装置8を備えてお
り、上記PDLで記述されたプリント情報を受信した場
合には、プリンタ制御装置7によって、プリント情報を
解釈してラスタデータを生成し、出力装置8によってラ
スタデータを用紙9上に印字出力し、一方、ラスタデー
タを直接受信した場合には、そのまま出力装置8によっ
てラスタデータを用紙9上に印字出力する。
【0005】次に、図17は、上記ページ記述言語対応
プリンタの略構成を示すブロック図である。図におい
て、通信プロトコル制御部10は、クライアント側から
送出されたプリント情報PIが入力されると、該プリン
ト情報PIをイメージ生成部11に供給するとともに、
記録装置14に給紙指示信号S1を供給する。イメージ
生成部11は、プリント情報PIを記録装置14が要求
する形式のビットイメージ情報BIに変換して出力す
る。該ビットイメージ情報BIは、所定のタイミング
で、インターフェース12を介して、記録装置14に供
給される。なお、上記ビットイメージ情報BIは、必要
に応じて、ハードディスク装置13に記憶される。記録
装置14は、通信プロトコル制御部10からの給紙指示
信号S1を受信すると、用紙15を1枚給紙し、所定の
タイミングで、印字位置まで搬送し、該印字位置におい
て、やはり所定のタイミングで供給される上記ビットイ
メージを所定の方式に従って描画し、1ページ分の描画
が終了すると、用紙15を排出する。
【0006】しかしながら、上述した従来のページ記述
言語対応プリンタでは、イメージ生成部11における1
ページ当たりの処理時間、すなわちビットイメージへの
変換時間は、PDLの内容により変動が大きい。このた
め、複数ページ分の記録用紙を記録装置14の印字機構
内部に連続的に取り込んで、高速に印字を行う高速プリ
ンタにおいては、イメージ生成部11にビットイメージ
展開に長時間を要するPDLが入力されると、記録開始
タイミングまでにビットイメージの展開が完了せず、取
り込まれた用紙15が何も印字されずに排出されたり、
途中まで印刷された状態で排出されてしまうという問題
があった。
【0007】そこで、例えば、特開平6−143758
号公報では、イメージ生成部の処理時間を予測し、該予
測時間を基準とすることで、給紙タイミングを調整し、
取り込まれた用紙が何も印字されずに排出されたり、途
中まで印刷された状態で排出されてしまうことを防止し
ている。ここで、図18は、上記特開平6−14375
8号公報に開示されているページ記述言語対応プリンタ
の略構成を示すブロック図である。なお、図17に対応
する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図に
おいて、通信プロトコル制御部10は、クライアント側
から送出されたプリント情報PIが入力されると、該プ
リント情報PIをイメージ生成部11に供給するととも
に、プリント情報PIの内容を解釈し、言語の種類、使
用されている文字種を演算部16に供給する。
【0008】イメージ生成部11は、プリント情報PI
を記録装置14が要求する形式のビットイメージ情報B
Iに変換して出力する。該ビットイメージ情報BIは、
所定のタイミングで、インターフェース12を介して、
記録装置14に供給される。なお、上記ビットイメージ
情報BIは、必要に応じて、ハードディスク装置13に
記憶される。一方、演算部16は、上記プリント情報P
Iの言語の種類、使用されている文字種、およびハード
ウェアの性能から一意的に決まる文字情報1文字当たり
の展開に要する標準処理時間を用いて、適当な値で文字
種の違いによる展開処理時間の誤差を補正し、1ページ
分の展開処理時間を予測する。また、演算部16は、該
予測した展開処理時間(すなわち、予測処理時間)に従
って、給紙指示信号S1を記録装置14に送出する。記
録装置14は、演算部16からの給紙指示信号S1を受
信すると、用紙15を1枚給紙し、所定のタイミング
で、印字位置まで搬送し、該印字位置において、やはり
所定のタイミングで供給される上記ビットイメージを所
定の方式に従って描画し、1ページ分の描画が終了する
と、用紙15を排出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したペ
ージ記述言語対応プリンタにおいて、従来のプリンタ制
御装置では、特定のPDLの展開処理を基準とし、1文
字当たりの展開処理時間や、グラフィック毎に標準処理
時間を設定し、これらの処理時間にPDL毎に異なる適
当な値で重み付けし、1ページ分のファイルサイズに従
って、おおよその展開処理時間を予測する。しかしなが
ら、PDLにおいては、ファイルサイズとその予測処理
時間の相関関係は小さく、言語特性による処理の負荷も
異なるので、従来のプリンタ制御装置では、実処理に近
い時間を精度よく予測することができるとは限らない。
【0010】このため、複数ページ分の記録用紙を記録
装置の印字機構内部に連続的に取り込んで高速に印字を
行う高速プリンタにおいては、従来のプリンタ制御装置
では、イメージ生成部11においてビットイメージへの
展開を短時間で行えるPDLが入力されると、予測した
予測処理時間から得れる記録開始タイミングより早くビ
ットイメージの展開が終了するので、印字機構を長時間
待機させておかなければならず、スループットが悪化す
るという問題があった。
【0011】さらに、従来のプリンタ制御装置では、ペ
ージ記述言語対応プリンタの動作のうち、PDLに対す
る処理にのみ注目しているため、ビットイメージをその
まま、または若干の加工を施したデータであるラスタデ
ータが入力された場合の処理について考慮されていな
い。すなわち、PDLで記述されたプリント情報に比
べ、データ量が非常に多いラスタデータなどは、図15
に示すように、多くのクライアントやサーバ等がネット
ワーク上に接続されるいる場合、ネットワークの混雑状
況の影響を受け易いため、その混雑の程度によって、1
ページ分のラスタデータを受信する時間にばらつきが生
じる。このため、ビットイメージをそのまま、または若
干の加工を施したデータであるラスタデータが入力され
た場合には、取り込まれた用紙が何も印字されずに排出
されたり、途中まで印刷された状態で排出されてしまう
という問題があった。
【0012】また、従来のプリント制御装置では、予測
した予測処理時間のみによって給紙のタイミングを制御
していたため、展開したビットイメージに対して、高速
カラープリンタなどが持つ、比較的に長時間を要する画
質調整を施すような場合、記録開始タイミングまでにビ
ットイメージに対する画質調整等の処理が完了せず、取
り込まれた用紙が何も印字されずに排出されたり、途中
まで印刷された状態で排出されてしまうという問題があ
った。
【0013】さらに、最近のプリンタは、コスト削減、
あるいは環境への影響を考慮し、使用時以外は、クール
ダウンして待機するように制御されるため、異種原稿な
どの連続高速プリントを行うためには、すばやく再起動
できなければならい。
【0014】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、異種のプリント情報であっても、処理時間を高
精度で予測でき、かつ記録開始タイミングを高精度で判
断でき、さらに、印字機構の待機時間を極力短くでき、
スループットを向上させることができるプリンタ制御装
置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、ページ記述言語に
よって記述されたデータファイルを入力する入力手段
と、前記入力手段により入力されたデータファイルをビ
ットイメージに展開する画像生成手段と、前記データフ
ァイルに付加された属性情報に基づいて、ビットイメー
ジの生成に要する処理時間を予測する予測手段と、前記
予測手段によって予測された処理時間に基づいて、前記
ビットイメージがプリンタの出力機構に送出される記録
開始タイミングを判断する判断手段と、前記判断手段に
よって判断された記録開始タイミングに基づいて、プリ
ンタの出力機構を起動する出力制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項5記載の発明では、ラスタデ
ータファイルを入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力されたラスタデータファイルをビットイメージに
展開する画像生成手段と、前記ラスタデータファイルの
データ転送状況を監視する監視手段と、前記監視手段に
よって得られる前記ラスタデータファイルの転送状況に
基づいて、前記ラスタデータを全て受信し終わるまでの
転送時間を予測する予測手段と、前記予測手段によって
予測された転送時間に基づいて、前記ビットイメージが
プリンタの出力機構に送出される記録開始タイミングを
判断する判断手段と、前記判断手段によって判断された
記録開始タイミングに基づいて、プリンタの出力機構を
起動する出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0017】また、請求項8記載の発明では、印字デー
タファイルを入力する入力手段と、前記入力手段により
入力された印字データファイルからビットイメージを生
成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成さ
れたビットイメージを一旦記憶する記憶手段と、前記記
憶手段の読み出し性能と前記ビットイメージのサイズと
に基づいて、前記ビットイメージを前記記憶手段から全
て読み出し終わるまでの読み出し時間を予測する予測手
段と、前記予測手段によって予測された読み出し時間に
基づいて、前記ビットイメージがプリンタの出力機構に
送出される記録開始タイミングを判断する判断手段と、
前記判断手段によって判断された記録開始タイミングに
基づいて、プリンタの出力機構を起動する出力制御手段
とを具備することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、ページ記述言語で記述
されたデータファイルに付加された、オブジェクトの種
類や数、サイズ等を記述した属性情報に基づいて、ビッ
トイメージの生成に要する処理時間を予測し、該予測し
た処理時間に基づいて、ビットイメージがプリンタの出
力機構に送出される記録開始タイミング(ビットイメー
ジ生成終了タイミング)を判断し、該記録開始タイミン
グに基づいて、プリンタの出力機構を起動するようにし
たので、ページ記述言語で記述されたデータファイルの
入力に対して高精度で処理時間を予測できるため、出力
ミス等の無駄を低減することが可能となる。また、ネッ
トワークの状況を監視するようにしたため、データ転送
に時間のかかるラスタデータであっても、適正なタイミ
ングで出力でき、かつ高速で印刷でき、さらに消費電力
を削減することが可能となる。さらに、予測精度を向上
させることにより、全体の処理時間を短縮することがで
き、異種原稿の連続出力を効率的に行うことが可能とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。
【0020】A.実施形態の構成 A−1.プリンタの構成 図1は、本発明の実施形態によるプリンタ制御装置が用
いられるプリンタの構成を示すブロック図である。ま
た、図2は、同プリンタにおいて、画像データの流れ
(実線)を示すブロック図であり、図3は、同プリンタ
において、予測系データの流れ(破線)を示すブロック
図である。図において、入力I/F20は、ネットワー
クに接続され、クライアントからのデータ(PDL、ビ
ットイメージ)を受信し、データ制御手段21に供給す
る。データ制御手段21は、上記データを識別し、デー
タの種類に応じて、後述する各部を制御し、適切な処理
を行わせる。次に、監視手段22は、データ制御手段2
1に供給されるデータ(ビットイメージ)の転送状況を
監視し、数ブロックを受信するのに要する転送時間を計
測し、データ制御手段21に供給する。なお、該監視手
段22は、データ制御手段21に含まれていてもよい。
【0021】画像生成手段23は、上記データがPDL
であった場合、該PDLを解釈し、ビットイメージに展
開し、該ビットイメージを上記データ制御手段21に供
給する。予測手段24は、データ制御手段21から供給
される情報に基づいて、画像生成手段23による展開処
理時間を予測し、予測処理時間として判断手段25に供
給する。判断手段25は、予測手段24によって予測さ
れた予測処理時間と、状態検知手段28によって検知さ
れた印刷機構の状態とに従って、ビットイメージの記録
開始タイミングを判断する。
【0022】出力制御手段26は、判断手段25による
判断結果に従って、画像出力手段30の印刷機構を制御
するとともに、データ制御手段21またはスプールした
場合には2次記憶手段27からビットイメージを読み出
し、画像出力手段30に供給する。2次記憶手段27
は、例えば、ハードディスク装置のような大容量記憶装
置からなり、入力されたデータを一時的にスプール(蓄
積)したり、過去の展開処理時間(実時間)を記憶した
り、また、出力するためにビットイメージに展開された
画像データを一時的に記憶する。状態報知手段28は、
画質調整機構や印刷機構の状態を監視し、画質調整機構
制御手段29や画像出力手段30介して、それらの状態
を取得し、必要に応じて判断手段25に報知する。画質
調整機構制御手段29は、環境や状況により画質を調整
する。画像出力手段30は、出力制御手段26によって
起動され、出力制御手段26から供給されるビットイメ
ージを用紙に印字する。
【0023】なお、上述した構成において、上記画質調
整機構制御手段29に代えて、画像出力手段30を起動
するために必要な余熱制御手段など、起動に時間を要す
る機構の制御手段を備えるようにしてもよい。また、2
次記憶手段27は、必ずしも、データを一時的にスプー
ルするために用いる必要はない。なお、本実施形態によ
るプリンタ制御装置は、CPU(中央演算装置)、RO
M(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memo
ry)等から構成され、上記ROMに格納されているプロ
グラムを、CPUが実行することにより、上述した各手
段の機能を実行するものである。
【0024】A−2.属性情報および該属性情報による
展開処理時間の予測 次に、PDLで記述されたプリント情報を処理する場合
に用いる属性情報および該属性情報による展開処理時間
の予測について説明する。ここで、図4は、図形および
テキストを含む文書の一例を示す概念図である。クライ
アントで動作するアプリケーションソフトウェア(以
下、アプリケーションS/Wという)は、図示の文書中
の各図形要素を、各々、1つのグラフィックオブジェク
トとして認識し、内部データとして保持している。プリ
ント時には、アプリケーションS/Wは、内部で保持し
ているデータをPDLで記述したデータに変換し、プリ
ンタに送出する。ここで、図5は、図4に示す文書をP
DLで表現した一例である(以下、この文書をPDL文
書とよぶ)。PDLは、DEFINE命令、MOVE命
令、LINE命令、CURVE命令、FILL命令、P
RINT命令、代入命令、TEXT命令等のプリミティ
ブ命令から構成されている。ここで、各プリミティブ命
令について説明する。
【0025】DEFINE命令は、あるグラフィックオ
ブジェクトをPDLのプリミティブ命令群で定義するた
めの命令である。例えば、図5に示す例では、二等辺三
角形のオブジェクトTRIANGLEを3つのLINE
命令、1つのDIV命令および1つのFILL命令で定
義している。次に、MOVE命令は、描画するオブジェ
クトの左下の位置を、フレームバッファのX座標、Y座
標で指定するための命令である。LINE命令は、ライ
ンを描画するための命令である。FILL命令は、LI
NE命令、CURVE命令により囲まれた領域を、引数
で指定されたグレイレベルで塗り潰す命令である。CU
RVE命令は、ペジェ曲線を描画する命令である。PR
INT命令は、フレームバッファに描画されたイメージ
をプリンタに出力する命令である。次に、TEXT命令
は、書体、ポイント数を指定して文字列を描画する命令
である。代入命令は、変数に数値を保存する命令であ
る。なお、図5には、本発明に関係する命令のみが記さ
れており、他の命令は省略されている。
【0026】アプリケーションS/Wは、グラフィック
部に関しては、グラフィックオブジェクトをPDLのプ
リミティブ命令を用いて定義するページ記述、および定
義されたグラフィックオブジェクトの実行を指定するペ
ージ記述に変換する。テキスト部に関しては、テキスト
命令に変換する。このような変換により、図5に示すP
DL文書の左半分のテキストが、グラフィックオブジェ
クトのPDLプリミティブによる定義部に、右半分のテ
キストがグラフィックオブジェクトの実行指定部および
テキスト描画指定部にあたる。
【0027】上述した説明は、通常のアプリケーション
S/WによるPDL文書作成の流れである。本実施形態
では、上述した動作に加え、属性情報(プロファイル)
を作成する。以下、属性情報の作成方法について説明す
る。
【0028】本実施形態では、クライアントのアプリケ
ーションS/Wは、図6に示す属性情報を作成するよう
になっている。この属性情報は、グラフィックオブジェ
クト毎のコマンド使用内訳情報、グラフィックオブジェ
クトの統計情報、およびテキストの統計情報の3つの部
分から構成されている。
【0029】グラフィックオブジェクト毎のコマンド使
用内訳情報は、グラフィックオブジェクトを描画すると
きに、実行しなくてはならないPDLのプリミティブの
回数を、グラフィックオブジェクト毎に示す属性情報で
ある。図6に示す例では、例えば、二等辺三角形オブジ
ェクトTRIANGLEを描画するには、LINE命令
を3回、DIV命令を1回、FILL命令を1回、実行
しなくてはならないことを示してる。
【0030】グラフィックオブジェクトの統計情報は、
描画されるグラフィックオブジェクトの数をグラフィッ
クオブジェクトのサイズを分類して示すものである。例
えば、図6に示す例では、二等辺三角形オブジェクトT
RIANGLEは、サイズ20で1回、サイズ100で
1回、描画されることが分かる。ここで、サイズとは、
実際にフレームバッファに描画される領域の面積を示し
ており、FILL命令による塗り潰し時間を予測するた
めに用いられる。
【0031】テキストの統計情報は、描画する文字種と
文字の総数とをポイントサイズ毎に示すものである。文
字種とは、文字の総数から重複して使用される文字を除
いた数である。例えば、「EXAMPLE」という文字
列は「7」であるが、「E」が重複しているため、文字
種は、「6」となる。文字種は、文字を展開する時間を
予測するために用いられ、アルファベット、ひらがな等
を区別して示される。以下、アルファベット、ひらがな
等のそれぞれの文字集合をフォントと呼ぶ。本実施形態
では、アルファベットフォント、ひらがなフォント等、
計5つのフォントを持つといえる。
【0032】また、文字数は、フォントキャッシュに生
成したビットマップをフレームバッファに転送する時間
を予測するために用いられる。転送時間は、文字のサイ
ズだけによって決まるため、文字の種類を無視し、サイ
ズ毎の文字の総数を求めておけばよい。
【0033】クライアントのアプリケーションS/W
は、上述した属性情報を、図7に示すように、オリジナ
ルのPDL文書の先頭部分に、コメント形式で付加す
る。本実施形態のPDLでは、「%」で始まる行は、コ
メントとして解釈され、実施の展開処理に対しては何等
影響を与えることはない。このように、コメント形式で
属性情報を付加することで、属性情報を利用できないP
DLインタプリタでも、本実施形態によるPDL文書
(図7)を問題なく、展開できる。
【0034】次に、上述した属性情報からPDLインタ
ープリタが展開時間を予測する手順について説明する。
1ページを展開するのに要する時間Tは、以下の数式に
より計算できる。
【数1】 なお、上記GTは、ページ内の全てのグラフィックオブ
ジェクトの描画に要する時間であり、上記FTは、ペー
ジ内の全ての文字の描画に要する時間である。GTは、
次式で表される。
【0035】
【数2】 上記GTOBJは、個々のグラフィックオブジェクトの描
画時間であり、次式で表される。
【0036】
【数3】 上記STPRIMは、プリミティブ命令毎の基準処理時間で
あり、NOBJ,PRIMは、グラフィックオブジェクトの中で
使用される特定のプリミティブ命令の回数であり、K
PRIMは、プリミティブ命令毎の基準処理時間の補正係数
である。
【0037】STPRIMは、予めインタープリタが初期化
時に各プリミティブ命令をテスト実行し、その実行時間
を保存しておくことによって得られる。なお、プリミテ
ィブ命令によっては、入力パラメータの値により、実行
時間が変化するものがあるが、そのようなプリミティブ
命令に対しては、パラメータをある値に固定して実行時
間を計測し、そのパラメータと実行時間とを対応付けて
メモリに保存しておけばよい。例えば、LINE命令に
対しては、長さ10のラインを基準として計測しおけば
よい。
【0038】また、NOBJ,PRIMは、図6に示す属性情報
のグラフィックオブジェクト毎のプリミティブコマンド
使用内訳情報によって与えられる。また、KPRIMは、上
記STPRIMを補正するための係数であり、各プリミティ
ブ命令毎に与えられる。該KPRIMは、図6に示す属性情
報のグラフィックオブジェクトの描画統計情報から計算
される。例えば、LINE命令の場合には、属性情報に
よって与えられるグラフィックオブジェクトの描画領域
面積の平方根を、長さ10のラインの描画時間で割った
ものをKRPIMとすることができる。
【0039】一方、上述した数式1のFTは、次式で表
される。
【数4】 上記RTは、ページ中の全ての文字種のラスタライズ時
間であり、XTは、ページ中の全ての文字の転送時間で
ある。
【0040】上記RTは、次式で表される。
【数5】 上記RTPOINTは、特定のポイントサイズにおける全て
の文字種の総ラスタライズ時間であり、次式で表され
る。
【0041】
【数6】 上記KPOINTは、特定のポイントサイズに対する基準ラ
スタライズ時間の補正係数、ARTFONTは、基準ポイン
トサイズにおける特定のフォントの平均ラスタライズ時
間、MFONTは、特定のポイントサイズにおいて使用され
る文字種である。
【0042】本実施形態では、インタープリタは、初期
化時に、フォント毎に、ある特定のポイントサイズ、例
えば12ポイントの文字をいくつか、または全てラスタ
ライズし、そのラスタライズ時間を計測する。そして、
その平均時間をメモリに保存しておくことにより、基準
ラスタライズ時間としている。また、12ポイントの基
準ラスタライズ時間に対し、10ポイントの文字の場合
には、それを補正するため、KPOINTとして、「0」以
上「1」以下の値を設定する。また、上記MFON Tは、ク
ライアントから供給されるPDLに付加された属性情報
から得られる。
【0043】次に、上述した数式4のXTは、次式で表
される。
【数7】 上記XTPOINTは、特定のポイントサイズにおける全て
の文字の総転送時間であり、次式で表される。
【0044】
【数8】 上記AXTPOINTは、特定のポイントサイズに対する平
均転送時間であり、NP OINTは、特定のポイントサイズ
において使用される文字数である。本実施形態では、イ
ンタープリタは、初期化時に、ポイントサイズ毎に、フ
ォントキャッシュからフレームバッファへの転送時間を
計測しておき、メモリに保存する。これにより、各ポイ
ントサイズに対するAXTPOINTを得ることができる。
また、NPOINTは、クライアントから供給されるPDL
に付加された属性情報から得られる。
【0045】次に、ラスタデータにおいて、出力開始タ
イミングまでの時間予測について説明する。クライアン
トは、入力データとして、まず、データサイズを供給す
る。プリント制御装置は、上記データサイズを保持し、
次に供給されてくる実データを適当なブロック単位で受
けるのに要する時間を計測する。1ブロックは、1度に
受けるデータ量とする。以下、全データサイズを500
Kバイト、10ブロックの転送時間を150ms、1ブ
ロックのデータサイズを1024バイトとした場合、予
測時間は次式で表される。
【数9】
【0046】B.実施形態の動作 次に、本実施形態によるプリント制御装置およびプリン
タの動作について説明する。
【0047】B−1.入力判定処理 図8は、クライアントから供給されるデータをスプール
するか判断するとともに、該データの種類(PDLで記
述されたプリント情報、ラスタデータ)を判別し、デー
タの種類に応じて処理を振り分ける入力判定処理を説明
するためのフローチャートである。クライアントからの
データ(PDLで記述されたプリント情報、ラスタデー
タ)は、入力I/F20によって受信され、データ制御
手段21によって図8に示すフローチャートに従って処
理される。まず、ステップSa1で、入力データを2次
記憶手段27にスプールするか否かを判断し、スプール
する場合には、ステップSa2で、2次記憶手段27に
スプールする。この場合、ステップSa1における判断
基準は、ユーザ定義によるものでも、装置固有に決めら
れたものであってもよい。なお、2次記憶手段27を具
備しない構成の場合には、強制的にスプールしない。
【0048】次に、ステップSa3で、入力データがP
DLで記述されたプリント情報であるか、ラスタデータ
であるかを判断し、入力データがPDLで記述されたプ
リント情報の場合には、ステップSa4へ進み、PDL
に対する処理を実行し、ラスタデータの場合には、ステ
ップSa5へ進み、ラスタデータに対する処理を実行す
る。
【0049】B−2.PDL処理 図9は、クライアントからPDLで記述されたプリント
情報が供給された場合の処理を説明するためのフローチ
ャートである。まず、ステップSb1で、PDLで記述
されたプリント情報の中に、属性情報が存在するか否か
を判断する。属性情報がない場合には、ステップSb2
で、画像生成手段23によってプリント情報をビットイ
メージに展開し、ステップSb3で、印刷制御部に起動
指示を与える。したがって、この場合、展開処理時間の
予測は行われない。以下、ステップSb11で印刷部
(画像出力手段30)にビットイメージを転送し、ステ
ップSb12で印刷を実行する。
【0050】一方、プリント情報の中に属性情報が存在
する場合には、ステップSb4で、過去に処理したこと
があるか判断する。具体的には、過去の属性情報を記憶
している2次記憶手段27を検索し、同じ属性情報が存
在するか否かを調べる。そして、同じ属性情報が存在す
る場合には、ステップSb5に進み、属性情報をキーに
して過去の展開処理時間を検索し、予測手段24に供給
する。一方、同じ属性情報が存在しなかった場合には、
入力されたプリント情報に付加されていた属性情報を予
測手段24に供給する。
【0051】予測手段24は、属性情報が供給された場
合には、ステップSb6で、属性情報の各データを検索
・参照し、ステップSb7で、前述した数式に従って、
画像生成に要する予測処理時間を算出する。また、過去
の属性情報に基づく展開処理時間が直接供給された場合
には、予測手段24は、上記展開処理時間をそのまま予
測処理時間として判断手段25に供給する。
【0052】判断手段25は、ステップSb8で、上記
予測処理時間から得られた、現時点からビットイメージ
の生成終了までの残余時間と、報知手段から得た、画質
調整手段、画像出力手段30等の出力機構の稼働状況と
に基づいて、起動タイミングを判断し、残余時間が印刷
部起動時間以内である場合には、ステップSb10で、
出力制御手段26に起動タイミングを指示する。一方、
残余時間が印刷部起動時間以内でなければ、出力機構が
稼働可能になる時点と、ビットイメージが展開完了する
時点が合致するように、ステップSb9で出力機構の起
動タイミングを調整した後、上記ステップSb11で、
出力制御手段26に起動タイミングを指示する。なお、
判断手段25および出力制御手段26における動作の詳
細については後述する。次に、ステップSb11で、デ
ータ制御手段21を介してビットイメージを出力制御手
段26を介して画像出力手段30に転送する。そして、
ステップSb12で、出力制御手段26は、判断手段2
5の指示に従い、出力機構の動作タイミングを制御して
稼働させる。この実施形態の場合は、画質調整手段と画
像出力手段30とをタイミング調整して起動することに
なる。画像出力手段30は、出力制御手段26の制御に
従って、用紙を給紙し、該用紙上にビットイメージを描
画した後、排出する。
【0053】B−3.ラスタデータ処理 図10は、クライアントからラスタデータが供給された
場合の処理を説明するためのフローチャートである。ラ
スタデータの場合には、データの転送速度に基づいて出
力機構の動作タイミングを予測する。まず、データ制御
手段21は、ステップSc1で、クライアントから最初
に供給されるラスタデータのサイズを予測手段24に供
給する。次に、ステップSc2で、上記ラスタデータの
サイズに続いて供給される実データ(ラスタデータ)に
対し、監視手段22により、最初の数ブロックの受け取
りに要する時間(転送時間)を計測し、該計測時間をデ
ータ制御手段21を介して予測手段24に供給する。
【0054】予測手段24は、ステップSc3で、上記
計測時間とラスタデータのサイズとに基づいて、全ラス
タデータの受け取りが終了するまでの転送時間を、前述
した数式に従って計算する。判断手段25は、ステップ
Sc4で、上記転送時間から得られる、現時点から全ラ
スタデータの受け取りが終了するまでの残余時間と、報
知手段から得た、画質調整手段、画像出力手段30等の
出力機構の稼働状況とに基づいて、出力機構の起動タイ
ミングを判断し、残余時間が印刷部起動時間以内である
場合には、ステップSc7で、出力制御手段26に起動
タイミングを指示する。なお、判断手段25および出力
制御手段26における動作の詳細については後述する。
【0055】一方、ラスタデータのサイズが大きく、画
質調整手段、画像出力手段30等の出力機構を起動して
から稼働可能になるまでの起動時間より、現時点から全
データの受け取りに要する残余時間が長い場合には、ス
テップSc5に進み、データ制御手段21で、現在の数
ブロック(途中の数ブロック)を受け取るのに要する転
送時間を再度計測し、予測手段24に供給する。予測手
段24は、ステップSc6で、残りのラスタデータのサ
イズと再度計測した転送時間とに基づいて、現時点から
全ラスタデータを受け取るまでの残余時間を前述した数
式に従って算出し、判断手段25に供給する。判断手段
25は、ステップSc4で、新たに計算された転送時間
から得られる残余時間と、報知手段から得た、画質調整
手段、画像出力手段30等の出力機構の稼働状況とに基
づいて、起動タイミングを判断する。以下、残余時間が
印刷部起動時間以内になるまで、上記ステップSc4〜
Sc6を繰り返し実行する。残余時間は、ラスタデータ
の受け取りが進むにつれて、短くなる。そして、残余時
間が印刷部起動時間以内となると、ステップSc7で、
出力制御手段26に起動タイミングを指示する。なお、
判断手段25および出力制御手段26における動作の詳
細については後述する。
【0056】次いで、ステップSc8で、データ制御手
段21を介してビットイメージを出力制御手段26を介
して画像出力手段30に転送する。そして、ステップS
b9で、出力制御手段26は、判断手段25の指示に従
い、出力機構の動作タイミングを制御して稼働させる。
この実施形態の場合は、画質調整手段と画像出力手段3
0とをタイミング調整して起動することになる。画像出
力手段30は、出力制御手段26の制御に従って、用紙
を給紙し、該用紙上にビットイメージを描画した後、排
出する。
【0057】B−4.スプール処理 図11は、入力されるデータを一旦、2次記憶手段27
に記憶した後、該2次記憶手段27からデータを読み出
して印刷する場合の処理を説明するためのフローチャー
トである。この場合、入力されるデータを順次ビットイ
メージに展開し、2次記憶手段27にスプールした後、
予測手段24によって、データサイズとデータを保持す
る2次記憶手段27のデータ読み出し性能とに基づい
て、データの読み出し時間を予測し、該予測した読み出
し時間に従って、出力機構の起動タイミングを判断す
る。まず、データ制御手段21は、ステップSd1で、
入力されるデータを2次記憶手段27に書き込む。書き
込みが終了すると、データ制御手段21は、ステップS
d2において、データサイズを確認し、該データサイズ
を予測手段24に供給する。
【0058】データ制御手段21は、ステップSd3
で、予め分かっている2次記憶手段27の読み出し性能
を確認し、その値を予測手段24に供給する。予測手段
24は、ステップSd4で、上記データサイズおよび読
み出し性能に応じた値に基づいて、2次記憶手段27か
ら全データを読み出すまでに要する読み出し時間を予測
し、該読み出し時間を判断手段25に供給する。判断手
段25は、ステップSd5で、報知手段から得た、画質
調整手段、画像出力手段30等の出力機構の稼働状況と
に基づいて、起動タイミングを判断し、出力制御手段2
6に起動タイミングを指示する。なお、判断手段25お
よび出力制御手段26における動作の詳細については後
述する。
【0059】次いで、出力制御手段26は、ステップS
d6で、2次記憶手段27からデータを読み出して、画
像出力手段30に転送する。そして、ステップSd7
で、出力制御手段26は、判断手段25の指示に従い、
出力機構の動作タイミングを制御して稼働させる。この
実施形態の場合は、画質調整手段と画像出力手段30と
をタイミング調整して起動することになる。画像出力手
段30は、出力制御手段26の制御に従って、用紙を給
紙し、該用紙上にビットイメージを描画した後、排出す
る。
【0060】B−5.出力制御処理 図12は、前述した各処理において、判断手段25から
出力制御手段26に対して起動タイミングを指示する際
における判断手段25および出力制御手段26のより詳
細な動作を説明するためのフローチャートである。処理
時間の予測および印字機構の起動タイミングの判断後の
出力制御処理は、入力されるデータの種類に関係なく、
共通である。また、以下では、画質調整機構が起動して
から稼働可能になるまで時間のかかる例として説明して
いるが、制御自体はこの機構のみに限定されるものでは
ない。
【0061】まず、ステップSe1で、予測手段24に
よって計算された予測処理時間を受け取った判断手段2
5は、状態検知手段28によって、画質調整手段等の状
態(稼働可能までの時間)を受け取る。次に、ステップ
Se2で、画質調整手段による画質調整が終了したか否
か、言い換えると、画質調整手段が稼働状態であるか否
かを判断する。そして、画質調整手段が非稼働状態にあ
る場合、すなわち画質調整が終了していない場合には、
ステップSe3に進み、残余時間が稼働可能時間より小
であるか否かを判断し、残余時間の方が大である場合に
は、ステップSe4において、印刷制御部(画像出力手
段30)の起動タイミングを遅らせるように調整する。
その後、ステップSe3に戻る。以下、画質調整が終了
するか、残余時間が画質調整手段の稼働可能時間より小
となるまで、ステップSe3,Se4を繰り返し実行す
る。一方、画質調整が終了するか、展開処理の残余時間
が稼働可能時間より小となると、ステップSe5に進
み、展開処理の残余時間が画像出力手段30の起動時間
より小であるか否かを判断し、残余時間<起動時間とな
るまで待機する。そして、残余時間<起動時間となる
と、ステップSe6に進み、出力制御部は、画像出力手
段30の起動を指示し、当該処理を終了する。
【0062】B−6.処理時間の実時間計測および計測
時間の保存処理 図13は、前述した各処理において、展開処理の実時間
計測、データ転送の実時間計測および計測時間の保存処
理のより詳細な動作を説明するためのフローチャートで
ある。入力I/F20にPDLで記述されたプリント情
報、またはラスタデータが入力されてくると、データ制
御手段21は、ステップSf1において、監視手段22
にデータ処理時間の計測を指示する。次に、ステップS
f2で、画像生成手段23によってビットイメージが生
成される。ステップSf3では、ビットイメージへの展
開が終了したか否かを判断し、展開が終了すると、デー
タ制御手段21は、監視手段22にデータ処理時間の計
測終了を指示する。また、データ制御手段21は、予測
手段24によって計算されたデータ処理の予測処理時間
を取得し、ステップSf4で、上記監視手段22によっ
て計測された実時間との差を比較する。そして、実時間
と予測処理時間との差が小さければ、ステップSf5
で、実時間を2次記憶手段27に記憶する。該実時間
は、例えば、前述したPDL処理のステップSb4、S
b5において、過去に処理したファイルと同一ファイル
が入力された場合に、キャッシュより過去の展開処理時
間を参照する際に用いられる。
【0063】B−7.同一データの読み出し処理 図14は、前述したPDL処理において2次記憶手段か
ら過去の展開処理時間を読み出す読み出し処理を説明す
るためのフローチャートである。まず、ステップSg1
で、データ制御手段21は、入力されてきたデータのS
サイズを確認する。次に、ステップSg2で、ファイル
名を確認する。次に、ステップSg3で、データ制御手
段21は、2次記憶手段27を検索する。そして、ステ
ップSg4で、同名、同サイズの記録が見つかった場合
には、ステップSg5で、対応する処理時間(実時間)
を読み出す(図9のステップSb5)。一方、同名、同
サイズの記録が見つからない場合には、ステップSg6
で、属性情報に基づく処理時間の予測処理(図9のステ
ップSb6,Sb7)へ進む。なお、上述した説明で
は、2次記憶手段27において、データサイズ、ファイ
ル名を識別子として、処理時間(実時間)を読み出して
いるが、これに限らず、属性情報等を識別子としてもよ
い。
【0064】なお、上述した実施形態では、詳細に説明
するために、多くの手段を構成要件としたが、例えば、
スプール機構がない構成や、画質調整機構以外にクール
ダウン機構がある構成や、逆に、それらがない構成でも
よい。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、ページ記述言語で記述されたデータファ
イルに付加された、オブジェクトの種類や数、サイズ等
を記述した属性情報に基づいて、ビットイメージの生成
に要する処理時間を予測し、該予測した処理時間に基づ
いて、ビットイメージがプリンタの出力機構に送出され
る記録開始タイミング(ビットイメージ生成終了タイミ
ング)を判断し、該記録開始タイミングに基づいて、プ
リンタの出力機構を起動するようにしたので、ページ記
述言語で記述されたデータファイルの入力に対して高精
度で処理時間を予測できるため、出力ミス等の無駄を低
減することができるという利点が得られる。また、予測
精度を向上させることができ、これにより、全体の処理
時間を短縮することができ、異種原稿の連続出力を効率
的に行うことができるという利点が得られる。
【0066】また、請求項5記載の発明によれば、ラス
タデータのデータ転送状況を監視するようにしたため、
データ転送に時間のかかるラスタデータであっても、適
切なタイミングで出力でき、かつ高速で印刷でき、さら
に消費電力を削減することができるという利点が得られ
る。また、予測精度を向上させることができ、これによ
り、全体の処理時間を短縮することができ、異種原稿の
連続出力を効率的に行うことができるという利点が得ら
れる。
【0067】また、請求項8記載の発明によれば、画像
生成手段により生成されたビットイメージを一旦、記憶
手段に記憶し、該記憶手段の読み出し性能とビットイメ
ージのサイズとに基づいて、ビットイメージを前記記憶
手段から全て読み出し終わるまでの読み出し時間を予測
し、該読み出し時間に基づいて、ビットイメージがプリ
ンタの出力機構に送出される記録開始タイミングを判断
し、該記録開始タイミングに基づいて、プリンタの出力
機構を起動するようにしたので、予測精度を向上させる
ことでき、これにより、全体の処理時間を短縮すること
ができ、異種原稿の連続出力を効率的に行うことができ
るという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるプリンタ制御装置が
用いられるプリンタの構成を示すブロック図である。
【図2】 同プリンタにおいて、画像データの流れ(実
線)を示すブロック図である。
【図3】 同プリンタにおいて、予測系データの流れ
(破線)を示すブロック図である。
【図4】 図形およびテキストを含む文書の一例を示す
概念図である。
【図5】 図4に示す文書をPDLで表現した概念図で
ある。
【図6】 属性情報の一例を示す概念図である。
【図7】 属性情報がコメント形式で付加されたPDL
文書の一例を示す概念図である。
【図8】 入力データのスプール判断、該データの種類
に応じて処理を振り分ける入力判定処理を説明するため
のフローチャートである。
【図9】 クライアントからPDLで記述されたプリン
ト情報が供給された場合の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】 クライアントからラスタデータが供給され
た場合の処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】 2次記憶手段にスプールしたデータを印刷
する場合の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】 出力制御手段に対して起動タイミングを指
示する際の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】 展開処理の実時間計測、データ転送の実時
間計測および計測時間の保存処理のより詳細な動作を説
明するためのフローチャートである。
【図14】 PDL処理において2次記憶手段から過去
の展開処理時間を読み出す読み出し処理を説明するため
のフローチャートである。
【図15】 ページ記述言語対応プリンタが使用される
環境を示す概念図である。
【図16】 クライアントとページ記述言語対応プリン
タとの間におけるデータの流れを示す概念図である。
【図17】 従来のページ記述言語対応プリンタの略構
成を示すブロック図である。
【図18】 従来のページ記述言語対応プリンタの略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 入力I/F(入力手段) 21 データ制御手段(計測手段、比較手段、識別手
段) 22 監視手段 23 画像生成手段 24 予測手段 25 判断手段 26 出力制御手段 27 2次記憶手段(記憶手段) 28 状態検知手段(報知手段) 29 画質調整機構制御手段 30 画像出力手段(プリンタの出力機構)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ記述言語によって記述されたデー
    タファイルを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力されたデータファイルをビット
    イメージに展開する画像生成手段と、 前記データファイルに付加された属性情報に基づいて、
    ビットイメージの生成に要する処理時間を予測する予測
    手段と、 前記予測手段によって予測された処理時間に基づいて、
    前記ビットイメージがプリンタの出力機構に送出される
    記録開始タイミングを判断する判断手段と、 前記判断手段によって判断された記録開始タイミングに
    基づいて、プリンタの出力機構を起動する出力制御手段
    とを具備することを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記プリンタの出力機構の起動時間に影
    響を与える制御機構の状態を監視し、該状態を報知する
    報知手段を具備し、 前記判断手段は、前記予測手段によって予測された処理
    時間および前記報知手段から報知される情報に基づい
    て、前記ビットイメージがプリンタの出力機構に送出さ
    れる記録開始タイミングを判断することを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記画像生成手段によってビットイメー
    ジに展開される際の実処理時間を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された実処理時間と前記予測
    手段によって予測された処理時間の差分と、所定のしき
    い値とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記計測手段
    によって計測された実処理時間を、対応するデータファ
    イルを識別する識別情報とともに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記入
    力手段により入力されたデータファイルが過去に処理さ
    れたデータファイルであるか否かを識別する識別手段と
    を具備し、 前記予測手段は、前記識別手段による識別結果に基づい
    て、対応する実処理時間を前記ビットイメージの生成に
    要する処理時間とすることを特徴とする請求項1記載の
    プリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記属性情報は、前記ページ記述言語に
    よって記述されたオブジェクトに関する情報であって、
    少なくとも、オブジェクトの種類、数、サイズを示すデ
    ータからなり、前記ページ記述言語のコメント文として
    付加されていることを特徴とする請求項1記載のプリン
    タ制御装置。
  5. 【請求項5】 ラスタデータファイルを入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力されたラスタデータファイルを
    ビットイメージに展開する画像生成手段と、 前記ラスタデータファイルのデータ転送状況を監視する
    監視手段と、 前記監視手段によって得られる前記ラスタデータファイ
    ルの転送状況に基づいて、前記ラスタデータを全て受信
    し終わるまでの転送時間を予測する予測手段と、 前記予測手段によって予測された転送時間に基づいて、
    前記ビットイメージがプリンタの出力機構に送出される
    記録開始タイミングを判断する判断手段と、 前記判断手段によって判断された記録開始タイミングに
    基づいて、プリンタの出力機構を起動する出力制御手段
    とを具備することを特徴とするプリンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記プリンタの出力機構の起動時間に影
    響を与える制御機構の状態を監視し、該状態を報知する
    報知手段を具備し、 前記判断手段は、前記予測手段によって予測された転送
    時間および前記報知手段から報知される情報に基づい
    て、前記ビットイメージがプリンタの出力機構に送出さ
    れる記録開始タイミングを判断することを特徴とする請
    求項5記載のプリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記画像生成手段によってビットイメー
    ジが生成される際の実処理時間を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された実処理時間と前記予測
    手段によって予測された転送時間の差分と、所定のしき
    い値とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記計測手段
    によって計測された実処理時間を、対応するデータファ
    イルを識別する識別情報とともに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記入
    力手段により入力されたラスタデータファイルが過去に
    処理されたラスタデータファイルであるか否かを識別す
    る識別手段とを具備し、 前記予測手段は、前記識別手段による識別結果に基づい
    て、対応する実処理時間を前記ラスタデータを全て受信
    し終わるまでの転送時間とすることを特徴とする請求項
    1記載のプリンタ制御装置。
  8. 【請求項8】 印字データファイルを入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された印字データファイルから
    ビットイメージを生成する画像生成手段と、 前記画像生成手段により生成されたビットイメージを一
    旦記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の読み出し性能と前記ビットイメージのサ
    イズとに基づいて、前記ビットイメージを前記記憶手段
    から全て読み出し終わるまでの読み出し時間を予測する
    予測手段と、 前記予測手段によって予測された読み出し時間に基づい
    て、前記ビットイメージがプリンタの出力機構に送出さ
    れる記録開始タイミングを判断する判断手段と、 前記判断手段によって判断された記録開始タイミングに
    基づいて、プリンタの出力機構を起動する出力制御手段
    とを具備することを特徴とするプリンタ制御装置。
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