JP2013241652A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013241652A
JP2013241652A JP2012115831A JP2012115831A JP2013241652A JP 2013241652 A JP2013241652 A JP 2013241652A JP 2012115831 A JP2012115831 A JP 2012115831A JP 2012115831 A JP2012115831 A JP 2012115831A JP 2013241652 A JP2013241652 A JP 2013241652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film forming
pair
hearth
plasma
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012115831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6009220B2 (ja
Inventor
Masaru Miyashita
大 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012115831A priority Critical patent/JP6009220B2/ja
Priority to TW102110711A priority patent/TWI477626B/zh
Priority to KR1020130033576A priority patent/KR20130129834A/ko
Priority to CN201310182352.9A priority patent/CN103422060B/zh
Publication of JP2013241652A publication Critical patent/JP2013241652A/ja
Priority to KR1020150148045A priority patent/KR101641169B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP6009220B2 publication Critical patent/JP6009220B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation
    • C23C14/32Vacuum evaporation by explosion; by evaporation and subsequent ionisation of the vapours, e.g. ion-plating

Abstract

【課題】複数のプラズマガンを備え、膜厚の均一化を図ることが可能な成膜装置を提供する。
【解決手段】複数のプラズマガン5を備える成膜装置1において、ハース部20と被処理物配置部との間に電位の勾配を発生させる電位勾配発生部7を備える構成とする。電位勾配発生部7によって、電位の勾配を発生させることで、イオン化された成膜材料粒子の挙動を拘束し、イオン化された成膜材料粒子のエネルギー及び流束分布を変化させて、被処理物に付着する成膜材料の厚みを調節する。
【選択図】図3

Description

本発明は、成膜装置に関する。
被処理物の表面に成膜材料を成膜する方法としては、例えばイオンプレーティング法が知られている。イオンプレーティング法においては、真空容器(チャンバー)内において成膜材料をイオン化し、拡散して成膜材料粒子を被処理物の表面に付着させることにより成膜を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−9309号公報
近年、従来よりも大型化された被処理物に対して、成膜を行うことが可能な成膜装置の開発が進められている。被処理物の大型化に伴って、チャンバー内にプラズマを発生させるプラズマガンを複数備える成膜装置が検討されている。複数のプラズマガンを備える成膜装置において、膜厚の均一化を図ることが可能な装置が望まれている。
イオン化された成膜材料粒子のエネルギー及び流束分布を制御するためには、成膜室の圧力を変化させる、ハース部のコイルに流す電流を変化させる、プラズマガンのステアリングコイルに流す電流を変化させる、ステアリングコイルの角度を変化させるなど、間接的な方法があるが、更なる膜厚の精度向上が求められている。上記の方法では、複数のプラズマガンを用いて従来よりも幅方向に大きな被処理物に対して成膜を行う際に、低抵抗率の透明導電膜を生成するための条件を見つけることが困難であった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、複数のプラズマガンを備え、膜厚の均一化を図ることが可能な成膜装置を提供することを目的とする。
本発明は、チャンバー内で成膜材料をイオン化させて拡散し被処理物に付着させる成膜装置であって、チャンバー内にプラズマを生成する複数のプラズマガンと、成膜材料が配置されるハース部と、被処理物が配置される被処理物配置部と、ハース部と被処理物配置部との間に、電位の勾配を発生させる電位勾配発生部と、を備える成膜装置を提供する。
このような成膜装置は、電位勾配発生部を備えているので、ハース部と被処理物配置部との間に、電位の勾配を発生させることができる。これにより、イオン化された成膜材料粒子のエネルギー及び流束分布を変化させることができ、被処理物に付着する成膜材料の厚みを調整することができる。
ここで、電位勾配発生部は、ハース部と被処理物配置部との間に、電位差を生成する電位差生成部と、電位の勾配を制御する勾配制御部と、を備える構成が挙げられる。電位差生成部が、ハース部と被処理物配置との間に電位差を生じさせ、勾配制御部が、電位の勾配を制御する構成であるため、イオン化された成膜材料の粒子のエネルギー及び流束分布を微調整することができる。その結果、被処理物に付着する成膜材料の厚みを精度良く調整することができる。
電位差生成部は一対の電極を有し、勾配制御部は一対のコイルを有し、被処理物配置部からハース部を見た場合に、一対の電極は、ハース部を挟むように配置され、一対のコイルは、一対の電極が対向する第1の方向と交差する第2の方向に対向して配置されている構成でもよい。このような構成の成膜装置では、被処理物を挟むように配置された一対の電極によって、電位差を生成し、一対の電極と交差する方向に対向する一対のコイルによって、電位の勾配を制御することができる。一対の電極間の電圧を制御することで、イオン化された成膜材料の粒子のエネルギー及び流束分布を調整することができる。一対のコイルによって、振幅及び周波数を制御することで、イオン化された成膜材料の粒子のエネルギー及び流束分布を調整することができる。これらにより、被処理物に付着する成膜材料の厚みを精度良く調整することができる。
成膜装置は、被処理物配置部からハース部を見た場合に、一対のコイルは、第1の方向と、第2の方向とが直交するように、配置されている構成でもよい。この構成の成膜装置では、一対のコイルが向かい合う方向と、一対の電極が向かい合う方向が直交することになり、一対の電極が形成する電場に対して、好適な磁場を形成することができ、イオン化された成膜材料の粒子のエネルギー及び流束分布を調整することができる。なお、直交するとは、略直交するものを含む。
電位勾配発生部は、被処理物配置部と、プラズマガンのステアリングコイルとの間に配置されている構成でもよい。この構成の成膜装置によれば、イオン化された成膜材料の粒子が多く存在する領域に、電位の勾配を生じさせることができ、イオン化された成膜材料粒子のエネルギー及び流束分布を変化させることができる。
ハース部と被処理物とを結ぶ方向に延在する軸線を回転中心として、電位勾配発生部は、チャンバーに対して回転移動可能である構成が挙げられる。この構成の成膜装置では、電位差生成部に対して、勾配制御部を回転移動することができるので、電界に対する磁力線の方向を変更することが可能となる。イオン化された成膜材料の粒子の挙動が制御される。
本発明によれば、複数のプラズマガンを備えた成膜装置において、チャンバー内に電位の勾配を生じさせ、イオン化された成膜材料粒子のエネルギー及び流束分布を変化させることで、膜厚の均一化を図ることができる。品質の向上された成膜を実行可能な成膜装置を提供することができる。
本発明による成膜装置の一実施形態の構成を示す側面断面図である。 図1に示した成膜装置のI−I線に沿った側面断面図である。 図1に示した成膜装置のII−II線に沿った平面断面図である。 陽極と陰極との間の電位勾配を示すグラフである。 イオン化成膜材料粒子の流束を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による成膜装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による成膜装置の一実施形態の構成を示す側面断面図である。また、図2は、図1に示した成膜装置1のI−I線に沿った側面断面図である。また、図3は、図1 に示した成膜装置1のII−II線に沿った平面断面図である。図1〜図3には、説明を容易にする為にXYZ直交座標系も示されている。本実施形態の成膜装置1はいわゆるイオンプレーティング装置である。
本実施形態の成膜装置1は、主陽極2、搬送機構3(被処理物配置部)、プラズマ源5(プラズマガン)、補助陽極6、電位勾配発生部7、及び真空容器10(チャンバー)を備える。
真空容器10は、成膜対象である被処理物11を、イオン化成膜材料粒子Mbに曝しつつ搬送するための搬送室10aと、成膜材料Maをイオン化して拡散させるための成膜室10bと、プラズマ源5から照射されるプラズマPを成膜室10b内へ受け入れるプラズマ口10gと、酸素等の雰囲気ガスを成膜室10b内部へ導入するためのガス供給口10d、10eと、成膜室10b内の残余ガスを排気する排気口10fとを有する。搬送室10aは、本実施形態における所定方向である搬送方向(図中の矢印A)に延びており、成膜室10b上に配置されている。本実施形態においては、搬送方向(矢印A)はX軸の正方向に設定されている。また、真空容器10は、導電性の材料からなり接地電位に接続されている。
成膜室10bは、搬送方向(矢印A)に沿った一対の側壁10j及び10k(図2参照)と、搬送方向(矢印A)と交差する方向(Y軸方向)に沿った一対の側壁10h及び10i(図1参照)とを有する。側壁10hは、成膜室10bにおける搬送方向Aの上流側(すなわちX軸負方向側)に配置されている。側壁10iは、成膜室10bにおける搬送方向Aの下流側(すなわちX軸正方向側)に配置されている。
搬送機構3は、本実施形態において被処理物11が配置される被処理物配置部である。搬送機構3は、被処理物11を保持する被処理物保持部材32を、成膜材料Maの露出表面と対向した状態で搬送方向(矢印A)に搬送する。搬送機構3は、搬送室10a内に設置された複数の搬送ローラ31によって構成されている。搬送ローラ31は、搬送方向(矢印A)に沿って等間隔で並んでおり、ガイド33(図2参照)によって回転可能に支持されている。搬送ローラ31は、被処理物保持部材32の両端を支持しつつ搬送方向に搬送することができる。なお、被処理物配置部は、搬送ローラを備える搬送機構に限定されない。例えば、被処理物である基板を保持する基板保持部を備え、基板の板厚方向が水平方向となるように基板を保持しながら基板を搬送するものでもよい。
被処理物11は、搬送方向(矢印A)に延びる一対の辺(第1及び第2の辺)を有する平板状の部材であり、例えば矩形状や搬送方向(矢印A)に延びる板状の部材である。被処理物11としては、例えばガラス基板やプラスチック基板が例示される。或いは、該板状部材の上に有機EL層などの機能素子層が形成された基板生産物を被処理物11としてもよい。
プラズマ源5は、圧力勾配型であり、その本体部分が成膜室10bの側壁(プラズマ口10g)に設けられている。プラズマ源5において生成されたプラズマPは、プラズマ口10gから成膜室10b内へ出射される。プラズマPは、プラズマ口10gに設けられたステアリングコイル51によって出射方向が制御される。
図3に示すように、1つの成膜室10bに対して複数(本実施形態では3つ)のプラズマ源5が設けられている。複数のプラズマ源5は、被処理物11の幅方向に沿う方向(Y軸方向)に並べて配置されている。複数のプラズマ源5は同一の側壁10hに配置されている。なお、複数のプラズマ源5は、対向する一対の側壁10h,10iにおいて交互に配置されていてもよい。例えば、3個のプラズマ源5のうちY軸方向の中央のプラズマ源5は、側壁10iに設けられ、Y軸方向の両側のプラズマ源5は、側壁10hに設けられていてもよい。プラズマ源5は、X軸方向において互い違いに(図3に示す場合には、左右交互に)配置されている。複数のプラズマ源5は、被処理物11の長手方向に沿う方向(X軸方向、搬送方向)に並べて配置されていてもよい。また、複数のプラズマ源5は、Y軸方向に並べられ、且つ、X軸方向に並べられている構成でもよい。
成膜装置1には、複数のハース部20(主陽極2及び補助陽極6)が設けられている。複数のハース部20は、複数のプラズマ源5に対応して配置されている。複数のハース部20は、被処理物11の幅方向に沿う方向(Y軸方向)に並べて配置されている。なお、複数のハース部20は、被処理物11の長手方向に沿う方向(X軸方向、搬送方向)に並べて配置されていてもよい。また、複数のハース部20は、Y軸方向及びX軸方向の双方に並べられている構成でもよい。
主陽極2は、成膜材料Maを保持するための部分である。主陽極2は、真空容器10の成膜室10b内に設けられ、搬送機構3に対し、Z軸方向の負方向に配置されている。主陽極2は、プラズマ源5から出射されたプラズマPを成膜材料Maへ導く主ハース21を有する。主ハース21は、接地電位である真空容器10に対して正電位に保たれており、プラズマP を吸引する。このプラズマPが入射する主ハース21の中央部には、成膜材料Maを装填するための貫通孔が形成されている。そして、成膜材料Maの先端部分が、この貫通孔から露出している。
成膜材料Maとしては、ZnOなどの透明導電材料や、SiONなどの絶縁封止材料が例示される。成膜材料Maが絶縁性物質からなる場合、主ハース21にプラズマPが照射されると、プラズマPからの電流によって主ハース21が加熱され、成膜材料Maの先端部分が蒸発する。また、成膜材料Maが導電性物質からなる場合、主ハース21にプラズマPが照射されると、プラズマPが成膜材料Maに直接入射し、成膜材料Maの先端部分が加熱されて蒸発する。蒸発した成膜材料Maは、プラズマPによってイオン化されてイオン化成膜材料粒子Mbとなる。イオン化成膜材料粒子Mbは、成膜室10b内に拡散しながら成膜室10bの上方(Z軸正方向)へ移動し、搬送室10a内において被処理物11の表面に付着する。なお、成膜材料Maは、その先端部分が所定の位置を常に維持するように、主陽極2の下方から押し出される。なお、成膜材料Maが絶縁性物質からなる場合、主ハース21にプラズマPが照射されると、プラズマPからの電流によって主ハース21が加熱され、成膜材料Maの先端部分が蒸発し、プラズマPによりイオン化された成膜材料粒子Mbが成膜室10b内に拡散する。
補助陽極6は、プラズマPを誘導するための電磁石である。補助陽極6は、成膜材料Maを保持する主ハース21の周囲に配置されており、環状の容器、並びに該容器内に収容されたコイル6a及び永久磁石6bを有する。コイル6a及び永久磁石6bは、コイル6aに流れる電流量に応じて、主ハース21に入射するプラズマPの向きを制御する。
電位勾配発生部7は、成膜室10b内に、電位の勾配を発生させるものである。電位勾配発生部7は、Z軸方向において、主ハース21と被処理物11(搬送機構3、被処理物配置部)との間に、電位の勾配を発生させる。電位勾配発生部7は、一対のコイル7a及び一対の電極7b,7cを有する。成膜装置1には、複数の電位勾配発生部7が設けられている。複数の電位勾配発生部7は、複数のハース部20に対応して配置されている。複数のハース部20それぞれについて、一つのハース部20に対し、一つの電位勾配発生部7が設けられている。本実施形態では、全てのハース部20に対して、電位勾配発生部7が各々設けられているが、例えば、複数のハース部20のうちの1つのハース部20に対して、電位勾配発生部7が設けられている構成でもよい。
一対のコイル7aは、電位の勾配を制御する勾配制御部である。一対のコイル7aは、例えば、X軸方向に対向して配置されている。一対のコイル7aは、成膜室10bの側壁10h,10iの外側に配置されている。一対のコイル7aは、その他の位置に配置されていてもよい。一対のコイル7aは、例えば、搬送室10aの天板の外側に配置されていてもよい。コイル7aは、コイル7aの中心軸L7aがX軸に対して傾斜して配置されていてもよい。一対のコイル7aによる磁力線(磁場B)は、成膜室10b内において、被処理物11の表面側(成膜面側)に形成される。
一対の電極7b,7cは、主ハース21と被処理物11との間において、電位差を生成する電位差生成部である。一対の電極7b,7cは、Y軸方向において(被処理物配置部からハース部を見た場合に)ハース部20を挟むように配置されている。一対の電極7b,7cには、直流電源7dに接続されている。一対の電極7b,7cは、陽極7b及び陰極7cからなる。図3に示すように、陽極7bは、プラズマ源5側から見て左側に配置され、陰極7cは、プラズマ源5側から見て右側に配置されている。
一対の電極7b,7cは、Z軸方向において、成膜室10b内の被処理物11側に配置されている。一対の電極7b,7cは、Z軸方向において、一対のコイル7aと同じ位置に配置されていてもよく、Z軸方向において異なる位置に配置されていてもよい。コイル7a及び電極7b,7cは、Z軸方向において、搬送機構3とプラズマ源5との間に配置されている。コイル7a又は電極7b,7cがプラズマ源5より主ハース21側に配置されている構成でもよい。
一対のコイル7aは、一対の電極7b,7cが対向する第1の方向(本実施形態では、Y軸方向)と交差する第2の方向(本実施形態ではX軸方向)に対向して配置されている。本実施形態では、第1の方向及び第2の方向が直交するように、コイル7a及び電極7b,7cが配置されている。Z軸方向から見て、第1の方向と第2の方向とが、その他の角度で交差するように、コイル7a及び電極7b,7cが配置されている構成でもよい。
成膜装置1は、Z軸方向に延在する回転軸線を回転中心として、電位勾配発生部7が真空容器10に対して回転移動可能な構成でもよい。成膜装置1は、Z軸方向に延在する回転軸線を回転中心として、一対のコイル7aが一対の電極7b,7cに対して回転移動可能な構成でもよい。例えば、回転軸線回りに回転可能なターンテーブルを備える構成として、このターンテーブルに一対のコイル7aを設けることで、一対のコイル7aを回転移動させることができる。
次に、成膜装置1を用いた成膜方法について説明する。まず、主陽極2に配置された主ハース21へ成膜材料Maを装着するとともに、被処理物11を保持した被処理物保持部材32を搬送機構3にセットする。そして、真空容器10内を真空に保持する。
続いて、接地電位にある真空容器10を挟んで、負電圧をプラズマ源5に、正電圧を主陽極2に印加して放電を生じさせ、プラズマPを生成する。プラズマPは、補助陽極6に案内されて主陽極2へ照射される。本方法では、被処理物保持部材32をX軸方向に搬送しつつ、このようにプラズマPを主陽極2へ照射する。プラズマPに曝された主陽極2内の成膜材料Maは、徐々に加熱される。成膜材料Maが十分に加熱されると、成膜材料Maが蒸発してイオン化され、イオン化成膜材料粒子Mbとなって成膜室10b内に拡散する。成膜室10b内に拡散したイオン化成膜材料粒子Mbは、成膜室10b内をZ軸方向の正方向に上昇し、被処理物11に向けて飛行する。
ここで、成膜装置1は、電位勾配発生部7によって主ハース21と搬送機構3との間に、電位の勾配を発生させている。電位勾配発生部7は、一対のコイル7aに電流を流し、成膜室10b内に磁場を形成する。電位勾配発生部7は、一対の電極7b,7cに電流を流し、一対の電極7b,7c間に電位差を生じさせる。
図4は、一対の電極(陽極7b,陰極7c)間の電位勾配を示すグラフである。図4中、破線で示すグラフG1は、一対のコイル7aが通電されていない状態における一対の電極7b,7c間の電位の勾配を示している。このように、一対のコイル7aが通電されていない状態であり、プラズマP中に磁場が形成されていない状態では、陽極7bから陰極7cに向かうにつれて電位は変化せず略一定であり、陰極7cの直前で電位が下がることになる。陽極7bと陰極7cとの間の殆どの領域で電位が一定であり、陰極7cの直前のみで電位が降下している。
図4中、実線で示すグラフG2は、一対のコイル7aに電流が流れている状態における一対の電極7b,7c間の電位の勾配を示している。このように、一対のコイル7aが通電されている状態であり、プラズマP中に磁場が形成されている状態では、陽極7bから陰極7cに向かうにつれて電位が下がり始め、陰極7cの直前で電位の降下の割合が大きくなる。陽極7bと陰極7cとの間の殆どの領域で電位が降下している。この状態では、イオン化成膜材料粒子Mbは、陰極7c側へ引き寄せられるように進行方向が変更される。
本実施形態の成膜装置1では、一対のコイル7aに電流を流すことで磁場を形成し、この磁場によってプラズマ中の電子をトラップすることで、プラズマ中に電場を形成することができる。そのため、一対の電極7b,7cに電位の勾配が発生するので、この電位の勾配の影響を受けて、イオン(イオン化成膜材料粒子Mb)のエネルギー分布及び流束分布を変化させることができる。電位の勾配により、イオンは陰極側に引き寄せられるので、これに応じて、エネルギー分布及び流束分布を変化させることで、被処理物11に付着するイオン化成膜材料粒子Mbの付着量を制御して、膜厚の均一化を図ることができる。
通常、電極によって形成される電場は、プラズマ中においてはデバイ長程度で遮断されてしまう。上述したように本実施形態の成膜装置1では、電位勾配発生部7を備え、プラズマ中に磁場が形成されるので、磁場によって電子の動きが拘束され、プラズマPの内部まで電場が浸透する。成膜装置1では、プラズマP中に浸透した電場によってイオン化された成膜材料粒子Mbのエネルギー及び流束分布を制御できる。電位勾配発生部7によって、イオン化成膜材料粒子Mbを加速又は減速させることで、イオン化成膜材料粒子Mbのエネルギーを制御する。
図5は、イオン化成膜材料粒子Mbの流束の一例を示す図である。図5では、電位勾配発生部7を作動させる前のイオン化成膜材料粒子Mbの流束を示している。イオン化成膜材料粒子Mbの流束分布は、ハース部20からZ軸方向に進行し、Y軸方向に拡散する。イオン化成膜材料粒子Mbは、例えば、図示左右方向に傾いて進行し、イオン化成膜材料粒子Mbの流束分布に偏りが生じる。複数のハース部20からイオン化成膜材料粒子Mbが供給される領域では、イオン化成膜材料粒子Mbが多く(濃く)なる。
本実施形態の成膜装置1は、電位勾配発生部7を備え電位の勾配を発生させることができるので、イオン化成膜材料粒子Mbの流束分布及びエネルギーを変化させることが可能である。成膜装置1では、イオン化成膜材料粒子Mbが多い(濃い)方から少ない(薄い)方へイオン化成膜材料粒子Mbを引き寄せることができる。これにより、イオン化成膜材料粒子Mbの流束分布を均一化させて、被処理物11に付着する成膜材料の厚みを調整することができる。
成膜装置1では、電位の勾配を容易に変更することが可能であるため、膜厚を均一にするための条件を容易に見つけることが可能である。例えば、一対の電極7b,7cの電圧を制御したり、一対のコイル7aに供給される交流電流の振幅、周波数を制御したりすることで、膜厚を均一にするための条件を容易に設定することができる。その結果、成膜された製品の品質の向上を図ることが可能である。
また、一対の電極7b,7cの陽極及び陰極としての役割を反転させることで、プラズマ源5の配置の違いに対応させることが可能である。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、電位勾配発生部7が一対のコイル7aを備える構成としているが、一対のコイル7aに代えて、永久磁石を備える構成でもよい。
上記実施形態では、被処理物11がハース部20の上方を通過する構成としているが、位置関係はこれに限定されない。例えば、ハース部20及び被処理物11が水平方向に向かい合うように配置されている構成でもよい。
搬送機構3は、搬送ローラを備え被処理物11を載置させて搬送するものに限定されない。専用の保持具によって被処理物を上方から支持しながら搬送する構成でもよい。搬送機構3を備えていない成膜装置でもよい。
上記実施形態では、成膜装置1をイオンプレーティング装置としているが、EB(イオンビーム)蒸着法などその他の蒸着法を用いた成膜装置でもよい。
1…成膜装置、2…主陽極、3…搬送機構、5…プラズマ源(プラズマガン)、6…補助陽極、6a…コイル、6b…永久磁石、7…電位勾配発生部、7a…コイル(イオンコントロール用コイル)、7b…陽極(電位差生成部、イオンコントロール用電極)、7c…陰極(電位差生成部、イオンコントロール用電極)、10…真空容器、10a…搬送室、10b…成膜室、11…被処理物、20…ハース部、21…主ハース、31…搬送ローラ、32…被処理物保持部材、33…ガイド、51…ステアリングコイル、Ma…成膜材料、Mb…イオン化成膜材料粒子、P…プラズマ。

Claims (6)

  1. チャンバー内で成膜材料をイオン化させて拡散し被処理物に付着させる成膜装置であって、
    前記チャンバー内にプラズマを生成する複数のプラズマガンと、
    前記成膜材料が配置されるハース部と、
    前記被処理物が配置される被処理物配置部と、
    前記ハース部と前記被処理物配置部との間に、電位の勾配を発生させる電位勾配発生部と、を備える成膜装置。
  2. 前記電位勾配発生部は、前記ハース部と前記被処理物配置部との間に、電位差を生成する電位差生成部と、
    前記電位の勾配を制御する勾配制御部と、を備える請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記電位差生成部は一対の電極を有し、
    前記勾配制御部は一対のコイルを有し、
    前記被処理物配置部から前記ハース部を見た場合に、
    前記一対の電極は、前記ハース部を挟むように配置され、
    前記一対のコイルは、前記一対の電極が対向する第1の方向と交差する第2の方向に対向して配置されている請求項2に記載の成膜装置。
  4. 前記被処理物配置部から前記ハース部を見た場合に、
    前記一対のコイルは、前記第1の方向と、前記第2の方向とが直交するように、配置されている請求項3に記載の成膜装置。
  5. 前記電位勾配発生部は、前記被処理物配置部と、前記プラズマガンのステアリングコイルとの間に配置されている請求項1〜4の何れか1項に記載の成膜装置。
  6. 前記ハース部と前記被処理物とを結ぶ方向に延在する軸線を回転中心として、前記電位勾配発生部は、前記チャンバーに対して回転移動可能である請求項1〜5の何れか1項に記載の成膜装置。
JP2012115831A 2012-05-21 2012-05-21 成膜装置 Expired - Fee Related JP6009220B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115831A JP6009220B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 成膜装置
TW102110711A TWI477626B (zh) 2012-05-21 2013-03-26 Film forming device
KR1020130033576A KR20130129834A (ko) 2012-05-21 2013-03-28 성막장치
CN201310182352.9A CN103422060B (zh) 2012-05-21 2013-05-16 成膜装置
KR1020150148045A KR101641169B1 (ko) 2012-05-21 2015-10-23 성막장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115831A JP6009220B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 成膜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013241652A true JP2013241652A (ja) 2013-12-05
JP6009220B2 JP6009220B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49647439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012115831A Expired - Fee Related JP6009220B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 成膜装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6009220B2 (ja)
KR (2) KR20130129834A (ja)
CN (1) CN103422060B (ja)
TW (1) TWI477626B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079456A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 住友重機械工業株式会社 成膜装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5681671A (en) * 1979-12-04 1981-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ion plating apparatus
JPS63244615A (ja) * 1987-03-30 1988-10-12 Mitsubishi Electric Corp プラズマ処理装置
JPH02101158A (ja) * 1988-10-06 1990-04-12 Fuji Photo Film Co Ltd スパッタリング装置
JPH05505215A (ja) * 1990-03-17 1993-08-05 ディー.ジー.ティア コーティング サービセズ リミテッド マグネトロンスパッタイオンプレーティング
JPH06340967A (ja) * 1993-06-02 1994-12-13 Asahi Glass Co Ltd 蒸着装置
JPH0845699A (ja) * 1994-05-24 1996-02-16 Sony Corp プラズマ制御方法およびプラズマ処理装置
JPH1079145A (ja) * 1996-07-08 1998-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学的情報記録媒体の製造方法及びこれに用いる成膜装置
JP2004099958A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd イオンプレーティング方法およびその装置
JP2006118031A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Dainippon Printing Co Ltd 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置および成膜方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR930001231B1 (ko) * 1990-10-31 1993-02-22 구본웅 다중극 자장억류 원리를 이용한 대용량 이온플레이팅 방법 및 그장치
JP3023747B2 (ja) * 1994-05-31 2000-03-21 住友重機械工業株式会社 イオンプレーティング装置
CN1149303C (zh) * 1997-09-26 2004-05-12 住友重机械工业株式会社 离子喷镀装置
KR100359302B1 (ko) * 1999-05-08 2002-11-01 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 이온플레이팅 장치
KR100592238B1 (ko) * 2002-06-01 2006-06-21 삼성에스디아이 주식회사 박막 증착 방법 및 그 장치
TW574407B (en) * 2002-06-18 2004-02-01 Hannstar Display Corp Magnetron oscillatory scanning-type sputtering device
JP4772398B2 (ja) * 2005-07-04 2011-09-14 住友重機械工業株式会社 成膜方法及び成膜装置
JP4767605B2 (ja) * 2005-07-06 2011-09-07 住友重機械工業株式会社 ハース機構及び成膜装置
JP5350911B2 (ja) * 2008-07-31 2013-11-27 キヤノンアネルバ株式会社 プラズマ発生装置及び成膜装置並びに成膜方法及び表示素子の製造方法
JP5373903B2 (ja) * 2009-07-17 2013-12-18 株式会社アルバック 成膜装置
JP5373904B2 (ja) * 2009-07-17 2013-12-18 株式会社アルバック 成膜装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5681671A (en) * 1979-12-04 1981-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ion plating apparatus
JPS63244615A (ja) * 1987-03-30 1988-10-12 Mitsubishi Electric Corp プラズマ処理装置
JPH02101158A (ja) * 1988-10-06 1990-04-12 Fuji Photo Film Co Ltd スパッタリング装置
JPH05505215A (ja) * 1990-03-17 1993-08-05 ディー.ジー.ティア コーティング サービセズ リミテッド マグネトロンスパッタイオンプレーティング
US5556519A (en) * 1990-03-17 1996-09-17 Teer; Dennis G. Magnetron sputter ion plating
JPH06340967A (ja) * 1993-06-02 1994-12-13 Asahi Glass Co Ltd 蒸着装置
JPH0845699A (ja) * 1994-05-24 1996-02-16 Sony Corp プラズマ制御方法およびプラズマ処理装置
JPH1079145A (ja) * 1996-07-08 1998-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学的情報記録媒体の製造方法及びこれに用いる成膜装置
JP2004099958A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd イオンプレーティング方法およびその装置
JP2006118031A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Dainippon Printing Co Ltd 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置および成膜方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079456A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 住友重機械工業株式会社 成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101641169B1 (ko) 2016-07-20
TWI477626B (zh) 2015-03-21
CN103422060A (zh) 2013-12-04
KR20150127006A (ko) 2015-11-16
CN103422060B (zh) 2016-12-28
JP6009220B2 (ja) 2016-10-19
KR20130129834A (ko) 2013-11-29
TW201410899A (zh) 2014-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4660570B2 (ja) 真空成膜装置及び成膜方法
KR20140139408A (ko) 성막장치
JP6009220B2 (ja) 成膜装置
JP5951542B2 (ja) 成膜装置
WO2008004593A1 (fr) Système de déposition de film par plasma et procédé de fabrication du film
JPWO2007066606A1 (ja) プラズマ成膜装置
JP7246628B2 (ja) 成膜・イオン照射システム、及び成膜・イオン照射方法
JP7120540B2 (ja) イオン照射装置、イオン照射方法、成膜装置、及び成膜方法
JP4339562B2 (ja) イオンプレーティング方法およびその装置
JP2010132992A (ja) シートプラズマ成膜装置
TW202103200A (zh) 負離子生成裝置
JP2021004396A (ja) 負イオン照射装置
JP5095087B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法
KR101953946B1 (ko) 플라스마 발생 장치와 증착 장치 및 플라스마 발생 방법
JP2020037717A (ja) 成膜装置、及び膜構造体の製造装置
JP5989601B2 (ja) プラズマ蒸発装置
JP6087212B2 (ja) 蒸発装置
JP2020190028A (ja) 成膜装置
TW202103519A (zh) 負離子生成裝置
JP2005042176A (ja) 成膜装置および成膜方法
JP2005042157A (ja) イオンプレーティング装置およびその方法
KR20200025988A (ko) 성막 장치, 성막 방법, 및 전자 디바이스의 제조 방법
JP2015101771A (ja) 成膜装置
JP2012172260A (ja) 成膜装置
JP2010126749A (ja) イオンプレーティング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6009220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees