JP2013239483A - 部品または基板の作業装置および部品実装装置 - Google Patents

部品または基板の作業装置および部品実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像部中心間を通る直線上に作業機構部が配置されていない場合においても作業機構部を作業位置に精度よく移動させることが可能な部品または基板の作業装置を提供する。
【解決手段】この表面実装機100は、主カメラ23と、副カメラ24と、X−Y平面内において主カメラ23および副カメラ24の各々の中心を通る直線500上以外の位置に配置された吸着ノズル25とを含むヘッドユニット20と、ヘッドユニット20をX−Y平面内で移動させる制御を行う演算処理部71とを備える。演算処理部71は、ヘッドユニット20を移動させる際に、主カメラ23の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標のずれ量ΔXaおよびΔYaと、副カメラ24の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標のずれ量ΔXbおよびΔYbと、主カメラ23、副カメラ24および吸着ノズル25の相互位置関係とに基づいて、吸着ノズル25の中心位置を補正する制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、部品または基板の作業装置および部品実装装置に関し、特に、撮像部を含むヘッドユニットを備えた部品または基板の作業装置および部品実装装置に関する。
従来、撮像部を含むヘッドユニットを備えた部品実装装置などが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、2台のカメラ(撮像部)とこのカメラ間に配置された部品吸着ノズル(作業機構部)とを含み、基板上の任意の位置に移動可能な部品装着ヘッドを備えた部品実装装置が開示されている。この部品実装装置における部品装着ヘッドでは、カメラ間の部品吸着ノズルは2台のカメラ中心を通る直線(X軸)上に配置されており、2台のカメラを使用して基板面(X−Y平面)内での部品装着ヘッドのX軸に対する回転角度(ヨーイング値)が把握可能に構成されている。この場合、カメラ中心から部品吸着ノズルまでの水平距離と、部品装着ヘッドの回転角度とに基づいて、部品吸着ノズルのX軸からのずれ量(Y方向変位)が求められる。これにより、部品装着ヘッドを支持するX軸およびY軸フレームが歪んでいても、歪みに起因して生じる部品装着ヘッドの回転角度分だけずれ量が加味されて部品装着ヘッドが移動されるので、部品吸着ノズルは、部品実装位置に精度よく移動される。
特開2005−347555号公報
上記特許文献1に記載された部品実装装置における部品装着ヘッドでは、2台のカメラ中心を通る直線(X軸)上に部品吸着ノズルが配置されているので、カメラ−部品吸着ノズル中心間距離と部品装着ヘッドの回転角度とに基づいて部品吸着ノズルのずれ量(Y方向変位)は容易に把握される。しかしながら、たとえば、部品吸着ノズルが2台のカメラ中心を通る直線からずらされて配置された部品装着ヘッドにおいては、上記した手法をそのまま適用して部品吸着ノズルのずれ量を把握することは困難である。したがって、上記特許文献1の構成では、撮像部中心間を通る直線上に部品吸着ノズル(作業機構部)が配置されていない部品装着ヘッドの場合には、部品吸着ノズル(作業機構部)を部品実装位置(作業位置)に精度よく移動させることができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、撮像部中心間を通る直線上に作業機構部が配置されていない場合においても作業機構部を作業位置に精度よく移動させることが可能な部品または基板の作業装置および部品実装装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における部品または基板の作業装置は、第1撮像部と、第2撮像部と、平面視で第1撮像部および第2撮像部の各々の中心を通る直線上以外の位置に配置された作業機構部とを含むヘッドユニットと、ヘッドユニットを水平面内で移動させる制御を行う制御部とを備え、制御部は、ヘッドユニットを移動させる際に、第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および作業機構部の相互位置関係とに基づいて、作業機構部の中心位置を補正する制御を行うように構成されている。
この発明の第1の局面による部品または基板の作業装置では、上記のように、ヘッドユニットを移動させる際に、第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および作業機構部の相互位置関係とに基づいて、作業機構部の中心位置を補正する制御を行うように制御部を構成することによって、第1撮像部および第2撮像部の各々の中心を通る直線上に作業機構部が配置されていないヘッドユニットであっても、第1移動ずれ量と、第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および作業機構部の相互位置関係とに基づいて、ヘッドユニットを移動させる際に作業機構部の中心位置を適正に補正することができる。これにより、作業機構部を、部品または基板に関する作業位置に精度よく移動させることができる。
上記第1の局面による部品または基板の作業装置において、好ましくは、第1移動ずれ量を有する実位置座標の第1撮像部の中心位置を中心に、第1撮像部の中心位置と作業機構部の中心位置との間の第1半径距離を半径とする円と、第2移動ずれ量を有する実位置座標の第2撮像部の中心位置を中心に、第2撮像部の中心位置と作業機構部の中心位置との間の第2半径距離を半径とする円とが交わる交点座標が、上記相互位置関係に基づいて求められる作業機構部の中心位置であり、制御部は、作業機構部の中心位置の理論位置座標に対する交点座標の第1方向における差分である第1補正量と、作業機構部の中心位置の理論位置座標に対する第1方向と直交する第2方向における差分である第2補正量とに基づいて、作業機構部の中心位置を補正する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第1撮像部と第2撮像部と作業機構部との相互位置関係に基づいて、移動ずれを起こす作業機構部の中心位置(交点座標)を容易に特定(推算)することができるので、移動ずれを含む実位置座標と理論位置座標との差分に相当する第1補正量および第2補正量を容易に求めることができる。これにより、第1補正量および第2補正量を加味して作業機構部を部品または基板に関する作業位置に正確に移動させることができる。
上記制御部が第1補正量と第2補正量とに基づいて作業機構部の中心位置を補正する制御を行う構成において、好ましくは、第1移動ずれ量は、第1撮像部の中心位置の理論位置座標からの第1方向における第1ずれ量と、第2方向における第2ずれ量とを含み、第2移動ずれ量は、第2撮像部の中心位置の理論位置座標からの第1方向における第3ずれ量と、第2方向における第4ずれ量とを含み、交点座標と、第1撮像部の理論位置座標と、第1ずれ量と、第2ずれ量と、第1半径距離との間に成立する第1関係式と、交点座標と、第2撮像部の理論位置座標と、第3ずれ量と、第4ずれ量と、第2半径距離との間に成立する第2関係式とに基づいて、作業機構部の中心位置としての交点座標が算出されるように構成されている。このように構成すれば、水平面内における作業機構部の中心位置(交点座標)を数値計算法などを利用して容易に算出することができる。したがって、作業機構部の中心位置の補正制御に用いられる交点座標(実位置座標)と理論位置座標との差分に相当する第1補正量および第2補正量を正確に求めることができる。
この場合、好ましくは、第1関係式は、交点座標の第1方向の座標位置と、第1撮像部の第1方向の理論位置座標および第1ずれ量に基づいて算出される第1水平距離と、交点座標の第2方向の座標位置と、第1撮像部の第2方向の理論位置座標および第2ずれ量に基づいて算出される第1垂直距離と、第1半径距離とを用いて規定される円の方程式であり、第2関係式は、交点座標の第1方向の座標位置と、第2撮像部の第1方向の理論位置座標および第3ずれ量に基づいて算出される第2水平距離と、交点座標の第2方向の座標位置と、第2撮像部の第2方向の理論位置座標および第4ずれ量に基づいて算出される第2垂直距離と、第2半径距離とを用いて規定される円の方程式である。このように構成すれば、円の方程式として規定される第1関係式および第2関係式を連立して解くことにより、2つの円が交わる点に対応する作業機構部の中心位置(交点座標)を容易に求めることができる。
上記第1の局面による部品または基板の作業装置において、好ましくは、制御部は、ヘッドユニットを用いて部品または基板に関する作業が行われる際に、第1移動ずれ量と、第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および作業機構部の相互位置関係とに基づいて、作業機構部の中心位置を補正してヘッドユニットを移動させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、制御部は、部品または基板に関する作業が行われる際に作業機構部の中心位置の補正量をその都度演算すればよい。これにより、たとえば、膨大な数の作業位置に関する補正量をマトリクス的に求めておき作業装置側でデータとして記憶しておく場合と比較して、このようなデータを保持する必要がない分、作業装置側でのデータ保有量を著しく少なくすることができる。
この発明の第2の局面における部品実装装置は、第1撮像部と、第2撮像部と、平面視で第1撮像部および第2撮像部の各々の中心を通る直線上以外の位置に配置された吸着ノズルとを含むヘッドユニットと、ヘッドユニットを水平面内で移動させる制御を行う制御部とを備え、制御部は、ヘッドユニットを移動させる際に、第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および吸着ノズルの相互位置関係とに基づいて、吸着ノズルの中心位置を補正する制御を行うように構成されている。
この発明の第2の局面による部品実装装置では、上記のように、ヘッドユニットを移動させる際に、第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および吸着ノズルの相互位置関係とに基づいて、吸着ノズルの中心位置を補正する制御を行うように制御部を構成することによって、第1撮像部および第2撮像部の各々の中心を通る直線上に吸着ノズルが配置されていないヘッドユニットであっても、第1移動ずれ量、第2移動ずれ量および第1撮像部、第2撮像部および吸着ノズルの相互位置関係に基づいて、ヘッドユニットを移動させる際に吸着ノズルの中心位置を適正に補正することができる。これにより、吸着ノズルを、部品を実装する実装位置に精度よく移動させることができる。
本発明によれば、上記のように、第1撮像部および第2撮像部の各々の中心を通る直線上に作業機構部が配置されていないヘッドユニットであっても、第1移動ずれ量、第2移動ずれ量および第1撮像部、第2撮像部および作業機構部の相互位置関係に基づいて、ヘッドユニットを移動させる際に作業機構部の中心位置を適正に補正することができるので、作業機構部を部品または基板に関する作業位置に精度よく移動させることができる。
本発明の一実施形態による表面実装機の構成を示した平面図である。 本発明の一実施形態による表面実装機を奥行方向(Y2方向)に沿って見た場合の側面図である。 本発明の一実施形態による表面実装機の制御上の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による表面実装機において、移動中のヘッドユニットがガイドレールの歪みに起因して水平面内で回転移動を起こした状態を示した図である。 図4に示したヘッドユニットのずれに伴う吸着ノズルの理論位置座標からのずれ量(補正量)を算出する方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による表面実装機において、装置が有する歪み量を主カメラおよび副カメラを用いて予め計測する際に使用される治具プレートを示した図である。 本発明の一実施形態による表面実装機において、治具プレートに基づいて計測された歪み量に基づいて作成されメモリに記憶された補正テーブルを示した図である。 本発明の一実施形態による表面実装機において、表面実装機が有する歪み量を主カメラおよび副カメラを用いて予め計測する際の演算処理部の処理フローを示した図である。 本発明の一実施形態による表面実装機において、ヘッドユニットを駆動して電子部品を実装する際の演算処理部の処理フローを示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態による表面実装機100の構造について説明する。なお、表面実装機100は、本発明の「部品または基板の作業装置」および「部品実装装置」の一例である。
本発明の一実施形態による表面実装機100は、図1および図2に示すように、プリント基板(配線基板)1に電子部品2を実装する装置である。表面実装機100は、図1に示すように、基台5と、基台5上(紙面手前側)に設けられた基板搬送部10と、基板搬送部10の上方をX−Y平面(紙面)に沿って移動可能なヘッドユニット20と、ヘッドユニット20をX方向に移動可能に支持する支持部30と、支持部30をY方向に移動させる移動機構部40とを備えている。なお、電子部品2は、本発明の「部品」の一例である。
基板搬送部10の両側(Y1(Y2)側)には、電子部品2を供給するための多数列のテープフィーダ3が配置されている。テープフィーダ3は、複数の電子部品2を所定の間隔を隔てて保持したテープが巻き回されたリール(図示せず)を保持している。そして、リールが回転されてテープが送出されることにより、先端部から電子部品2が供給されるように構成されている。また、ヘッドユニット20は、テープフィーダ3から電子部品2を取得するとともに、基板搬送部10上のプリント基板1に電子部品2を実装する機能を有する。ここで、電子部品2は、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗器などの小片状の電子部品である。
また、表面実装機100には、図2に示すように、カバー6が基台5上に設けられたケーシング7に取り付けられている。カバー6は、ケーシング7に対して上方(矢印U方向)に回動可能であり、ユーザ(オペレータ)が基板搬送部10にアクセス可能に構成されている。なお、図2では、図示の都合上、ケーシング7に覆われて本来ならば外部からは見えない内部構造についても実線で示している。
また、図3に示すように、表面実装機100には、装置本体各部の動作制御を行うための制御装置70が内蔵されている。制御装置70は、演算処理部(CPU)71と、記憶部72(動作プログラム記憶部72aおよび補正用データ記憶部72b)と、画像処理部73と、モータ制御部74と、外部入出力部75とによって主に構成されている。なお、制御装置70を構成する個々の構成要素については、詳細を後述する。なお、演算処理部71は、本発明の「制御部」の一例である。
基板搬送部10は、図1に示すように、プリント基板1の搬送方向であるX方向に延びる一対のコンベア部11を備えている。また、コンベア部11には、プリント基板1の搬送状況を検出する複数の基板センサ(図示せず)が設けられている。これにより、コンベア部11に保持されたプリント基板1は、基板センサの検出結果に基づいて搬送される。また、基板搬送部10には、搬送中のプリント基板1を部品実装時の停止位置において停止させた状態で保持するクランプ機構が内部に設けられている。
支持部30は、図2に示すように、X方向に延びるボールネジ軸31と、ボールネジ軸31を回転させるサーボモータ32と、ボールネジ軸31に沿って延びるガイドレール33とを有している。また、ヘッドユニット20は、ボールネジ軸31が螺合されるボールナット(図示せず)が取り付けられたスライドガイド部21を有している。これにより、ヘッドユニット20は、スライドガイド部21がガイドレール33にガイドされながらボールネジ軸31の回転とともにX方向に沿って往復移動される。
また、支持部30は、基台5上に固定された移動機構部40に載せられた状態でX方向と略直交するY方向に移動可能に構成されている。具体的には、図1に示すように、移動機構部40は、Y方向に延びるボールネジ軸41と、ボールネジ軸41を回転させるサーボモータ42と、ボールネジ軸41に沿って延びる一対のガイドレール43とを有している。また、ガイドレール43は、支持部30の両端部(X方向)を移動可能に支持している。また、支持部30には、ボールネジ軸41が螺合されるボールナット35が設けられている。これにより、支持部30は、ガイドレール43にガイドされながらボールネジ軸41の回転とともにボールナット35がY方向に往復移動される。したがって、ヘッドユニット20は、ボールネジ軸31および41を回転させることにより、基台5上をX−Y平面に沿って任意の位置に移動することが可能に構成されている。
また、ヘッドユニット20は、図2に示すように、スライドガイド部21に固定された搭載ヘッド22と、搭載ヘッド22の両端部(X方向)にそれぞれ取り付けられた主カメラ23および副カメラ24とを有している。ここで、図1に示すように、ヘッドユニット20は、主カメラ23のボールネジ軸31(X軸線600)からの離間距離L1(Y1方向)と副カメラ24のボールネジ軸31からの離間距離L2(Y1方向)とが互いに異なる(L1<L2)ように構成されている。すなわち、主カメラ23の中心および副カメラ24の中心を通る直線500上に吸着ノズル25は配置されていない。また、搭載ヘッド22は、プリント基板1と対向する下面側(図2のZ1側)に設けられた複数(6個)の吸着ノズル25を有している。また、図1に示すように、個々の吸着ノズル25は、主カメラ23のY方向の位置からY1方向に距離L3だけオフセットされた位置に配置されている。また、図2に示すように、各々の吸着ノズル25は、負圧発生機(図示せず)によりノズル先端部に発生させた負圧によって電子部品2を吸着して保持する機能を有する。なお、主カメラ23および副カメラ24は、それぞれ、本発明の「第1撮像部」および「第2撮像部」の一例である。また、吸着ノズル25は、本発明の「作業機構部」の一例である。
ここで、長尺部材であるガイドレール33は、精度よく設計/製造されたとしてもその形状は若干歪んでいる。すなわち、ガイドレール33はX方向に沿って完全に真っ直ぐではなく、Y方向への微小な変位を有して全体としてうねりが生じている。したがって、ボールネジ軸31の回転とともにスライドガイド部21がガイドレール33に摺動しながらX方向に移動された場合、摺動面のうねりに起因して、スライドガイド部21とともにヘッドユニット20は水平面(X−Y平面)内でX軸を中心として右に左に微小に振れながら移動される。
たとえば、図4に示すように、ヘッドユニット20がプリント基板1(図1参照)上の実装位置に移動されたとする。すなわち、ヘッドユニット20は、摺動面のうねりに起因してY1方向に所定量だけ平行移動されることに加えて、その変位した位置からさらに所定の水平回転角度を伴って反時計回りに微小量回転されたとする。なお、図4では、便宜的に振れを伴うヘッドユニット20の姿勢を誇張して図示しており、実際にはヘッドユニット20の姿勢はこれほど顕著に振れない。また、図4では、以降の説明の都合上、図1に示した表面実装機100の前後方向(Y方向)を逆さまにした状態でヘッドユニット20周辺部を模式的に示している。
ここで、本実施形態では、吸着ノズル25の中心が主カメラ23の中心からY1方向に副カメラ24の中心を越えて距離L3だけY1側にずらされた配置構成を有するヘッドユニット20に対して以下のような駆動制御が適用されるように構成されている。
すなわち、本実施形態では、演算処理部71(図3参照)により、予め把握されたガイドレール33の歪み(うねり)を加味してサーボモータ32および42(図3参照)の回転数が調整されてヘッドユニット20が移動される制御が行われる。また、この駆動制御は、個々の電子部品2(図2参照)の実装動作においてその都度実行される。これにより、プリント基板1の所定の実装位置に、電子部品2が吸着された吸着ノズル25をその都度正確に移動させることが可能に構成されている。以下、この駆動制御を行うにあたっての演算処理部71が行う演算内容について詳細に説明する。
1つの電子部品2の実装動作において行われる演算処理の概要は次の通りである。図5に示すように、まず、主カメラ23と副カメラ24と吸着ノズル25との位置関係に基づいて吸着ノズル25の中心位置(理論位置からのずれを起こした実位置座標)を求める。この際、主カメラ23の中心位置の理論位置座標からのずれ量ΔXaおよびΔYaと、副カメラ24の中心位置の理論位置座標からのずれ量ΔXbおよびΔYbと、主カメラ23の中心位置の理論位置座標から吸着ノズル25の中心位置の理論位置座標までの距離Rmと、副カメラ24の中心位置の理論位置座標から吸着ノズル25の中心位置の理論位置座標までの距離Rsとを用いて吸着ノズル25の中心位置を算出する。そして、吸着ノズル25の理論位置座標とずれを起こした実位置座標との差分を得ることで、吸着ノズル25の中心位置のX方向の移動量Mv(dx)およびY方向の移動量Mv(dy)を算出する。そして、直ちに、その電子部品2の制御プログラム上で指定されている実装位置座標から上記算出された移動量Mv(dx)およびMv(dy)が補正量として差し引かれて、ずれ量分が加味された制御量(サーボモータの回転数)が生成される。
なお、ずれ量ΔXaおよびΔYaは、本発明の「第1移動ずれ量」の一例であり、ずれ量ΔXbおよびΔYbは、本発明の「第2移動ずれ量」の一例である。また、ずれ量ΔXaおよびΔYaは、それぞれ、本発明の「第1ずれ量」および「第2ずれ量」の一例であり、ずれ量ΔXbおよびΔYbは、それぞれ、本発明の「第3ずれ量」および「第4ずれ量」の一例である。また、移動量Mv(dx)およびMv(dy)は、それぞれ、本発明の「第1補正量」および「第2補正量」の一例である。また、距離RmおよびRsは、それぞれ、本発明の「第1半径距離」および「第2半径距離」の一例である。以下に、演算処理に使用される各パラメータの求め方について説明する。
図5に示すように、まず、ガイドレール33(図4参照)が歪み(うねり)の全くない理想的な状態であったとすると、ヘッドユニット20がどの位置に移動されても、ヘッドユニット20において複数の吸着ノズル25の中心を通る直線620(図4参照)と装置の理論上のX軸線610(図4参照)とは略平行である。この場合に、理論位置となる主カメラ23の中心位置座標は、(Xm、Ym)で示され、理論位置となる副カメラ24の中心位置座標は、(Xs、Ys)で示される。また、主カメラ23からY1方向に距離L3だけ離間した理論位置としての吸着ノズル25の中心位置座標は(Xu1、Yu1)で示される。なお、図5では、主カメラ23、副カメラ24および吸着ノズル25の各々の中心点を通る図形G1(破線で示す)を用いて、ヘッドユニット20の姿勢を表現している。
次に、実際にガイドレール33が歪み(うねり)を有する状態においては、図4に示すように、ヘッドユニット20が移動されてある位置に達した際、ヘッドユニット20における直線620と装置のX軸線610とは、互いに交差する。つまり、ヘッドユニット20は、図5において図形G1の位置からX1方向およびY1方向に斜めに平行移動される挙動と、さらに水平面内で反時計回りに回転される挙動とが合成されて図形G2(実線で示す)の位置に到達する。したがって、吸着ノズル25の中心位置座標は、図形G1における理論位置座標(Xu1、Yu1)から図形G2における実位置座標(Xu2、Yu2)へと回転移動される。なお、実位置座標(Xu2、Yu2)は、本発明の「交点座標」の一例である。
ここで、主カメラ23、副カメラ24および吸着ノズル25の各々の中心位置には、幾何学的に次のような関係がある。すなわち、主カメラ23の理論位置座標からのずれ量ΔXaおよびΔYaが既知であり、かつ、主カメラ23と吸着ノズル25との離間距離が距離Rmである場合、ずれを起こした主カメラ23と吸着ノズル25との位置関係には、次式が成り立つ。
(Xu2−(Xm+ΔXa))+(Yu2−(Ym+ΔYa))=Rm・・・(式1)
同様に、副カメラ24の理論位置座標からのずれ量ΔXbおよびΔYbが既知であり、かつ、副カメラ24と吸着ノズル25との離間距離が距離Rsである場合、ずれを起こした副カメラ24と吸着ノズル25との位置関係には、次式が成り立つ。
(Xu2−(Xs+ΔXb))+(Yu2−(Ys+ΔYb))=Rs・・・(式2)
すなわち、(式1)は、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のX方向の座標位置Xu2と、主カメラ23のX方向の理論位置座標Xmおよびずれ量ΔXaに基づいて「Xu2−(Xm+ΔXa)」として算出される第1水平距離(X方向)と、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のY方向の座標位置Yu2と、主カメラ23のY方向の理論位置座標Ymおよびずれ量ΔYaに基づいて「Yu2−(Ym+ΔYa)」として算出される第1垂直距離(Y方向)と、距離Rmとを用いて規定される円の方程式である。図5においては、ずれ量ΔXaおよびΔYaを有する実位置座標の主カメラ23の中心位置を中心に、主カメラ23の中心位置と吸着ノズル25の中心位置との間の距離Rmを半径とする円700(円弧の一部を2点鎖線で示す)が(式1)により記述される。
また、(式2)は、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のX方向の座標位置Xu2と、副カメラ24のX方向の理論位置座標Xsおよびずれ量ΔXbに基づいて「Xu2−(Xs+ΔXb)」として算出される第2水平距離(X方向)と、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のY方向の座標位置Yu2と、副カメラ24のY方向の理論位置座標Ysおよびずれ量ΔYbに基づいて「Yu2−(Ys+ΔYb)」として算出される第2垂直距離(Y方向)と、距離Rsとを用いて規定される円の方程式である。図5においては、ずれ量ΔXbおよびΔYbを有する実位置座標の副カメラ24の中心位置を中心に、副カメラ24の中心位置と吸着ノズル25の中心位置との間の距離Rsを半径とする円710(円弧の一部を2点鎖線で示す)が(式2)により記述される。なお、(式1)および(式2)は、それぞれ、本発明の「第1関係式」および「第2関係式」の一例である。
なお、(式1)において、主カメラ23の中心位置の理論位置座標からのずれ量ΔXaおよびΔYaは、図形G1から図形G2への主カメラ23の中心位置座標のX方向およびY方向のずれ量(変位量)として後述する補正テーブル5a(図7参照)に基づいて算出される値である。また、(式2)において、副カメラ24の中心位置の理論位置座標からのずれ量ΔXbおよびΔYbは、図形G1から図形G2への副カメラ24の中心位置座標のX方向およびY方向のずれ量(変位量)として後述する補正テーブル5b(図7参照)に基づいて算出される値である。なお、補正テーブル5aおよび5bについては、それぞれ、電子部品2(図2参照)の実装動作を行う前に、ヘッドユニット20を装置上で試験的に動かすことによって取得される。この点については、後程、説明する。
したがって、本実施形態では、上記した(式1)および(式2)を連立してXu2およびYu2について解くことにより、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置の実位置座標(Xu2、Yu2)を求めることが可能となる。また、実位置座標(Xu2、Yu2)は、円700と円710との「交点座標」に相当する。なお、連立方程式の解(Xu2、Yu2)の組み合わせは、2通り求まるが、図5より、Yu2>Ym+ΔYa、かつ、Yu2>Ys+ΔYbの位置関係から、制御処理に有効となる側の解(実位置座標(Xu2、Yu2))が特定される。
また、方程式の解として得られた実位置座標(Xu2、Yu2)と吸着ノズル25の理論位置座標(Xu1、Yu1)との差分を求めることによって、吸着ノズル25の中心位置の移動量Mv(dx)およびMv(dy)が制御時の補正量として算出される。すなわち、
移動量Mv(dx)=Xu2−Xu1・・・(式3)
移動量Mv(dy)=Yu2−Yu1・・・(式4)
である。
これにより、本実施形態では、演算処理部71により、(式1)〜(式4)を通して、図形G1を構成する各々の機械座標(主カメラ23の中心位置の理論位置座標(Xm、Ym)、副カメラ24の中心位置の理論位置座標(Xs、Ys)および吸着ノズル25の中心位置の理論位置座標(Xu1、Yu1))の相互位置関係に基づいて、ずれを起こした吸着ノズル25の実位置座標(Xu2、Yu2)が算出される。そして、実位置座標(Xu2、Yu2)に基づいて、図形G2のように任意の位置に移動された吸着ノズル25の中心位置の移動量Mv(dx)およびMv(dy)が推算されるように構成されている。なお、移動量Mv(dx)およびMv(dy)は、それぞれ、本発明の「第1補正量」および「第2補正量」の一例である。
言い換えると、プリント基板1の座標(Xu1、Yu1)へ電子部品2を実装する指令が実行される際、本演算処理を行わない場合には、制御プログラム上ヘッドユニット20とともに吸着ノズル25をこの座標(理論位置座標)に移動させても実際には吸着ノズル25は実位置座標(Xu2、Yu2)に移動されてしまう。したがって、ヘッドユニット20を移動させる際、本演算処理を行って吸着ノズル25のX方向の移動量Mv(dx)を加味してサーボモータ32の回転数を補正するとともに、吸着ノズル25のY方向の移動量Mv(dy)を加味してサーボモータ42の回転数を補正する制御を実行させる。これにより、移動中のヘッドユニット20の姿勢がガイドレール33の歪に起因して右に左に振れたとしても、吸着ノズル25の中心位置を制御プログラム上の理論位置座標(Xu1、Yu1)に向けて正確に移動させることが可能となる。
また、本実施形態では、(式1)に示される主カメラ23の中心位置のX方向のずれ量ΔXaおよびY方向のずれ量ΔYa、および、(式2)に示される副カメラ24の中心位置のX方向のずれ量ΔXbおよびY方向のずれ量ΔYbについては、以下の計測手法によってこれらの値を算出するための基準となるデータ(補正テーブル5aおよび5b)を事前に取得するように構成されている。
具体的には、図6に示すようなガラス製の治具プレート105を用いて、表面実装機100の支持部30(X軸)および移動機構部40(Y軸)に内在する歪を補正するための基準データとなる補正量(ずれ量)を計測するように構成されている。この治具プレート105の表面には、互いに直交する方向(X軸およびY軸方向)に沿って格子状に付された複数(P×Q個)の基準マークR(R11〜RPQ)が印刷されている。そして、プリント基板1の代わりに治具プレート105をコンベア部11に載置して所定の位置で固定した後、ヘッドユニット20を移動させて個々の基準マークRを順次撮像する。
ここで、本実施形態では、まず、ヘッドユニット20の主カメラ23(図4参照)を使用して、個々の基準マークRを撮像するとともに、各位置での撮像された基準マークRの理論位置からのずれ量を求める。具体例を挙げて説明すると、たとえば、支持部30(X軸)および移動機構部40(Y軸)を駆動して主カメラ23の中心を制御プログラム上での座標(1、1)に移動させたとする。この場合、主カメラ23の撮像視野の中心位置座標(1、1)と治具プレート105における実座標(X11、Y11)に付された基準マークR11とが完全に重ならない場合、理論座標(1、1)に対する実座標(X11、Y11)の補正量(ずれ量)が、撮像後の画像処理結果に基づいて(ΔX11、ΔY11)として求まる。このような補正量の算出を、支持部30をX方向に駆動してガイドレール33に沿った基準マークR11(実座標(X11、Y11))から基準マークRP1(実座標(X1P、Y1P))まで逐次的に行う。また、主カメラ23の中心位置を基準点(原点)に戻した後、今度は、支持部30を固定したまま移動機構部40をY方向に駆動してガイドレール43に沿った基準マークR12(実座標(X21、Y21))から基準マークR1Q(実座標(XQ1、YQ1))まで補正量の算出を逐次的に行う。すなわち、図6においては、L字型の破線枠106で囲まれた範囲に存在する基準マークRに関する各々の補正量(ΔX、ΔY)が算出される。この結果、図7の上段領域に示されるような補正テーブル5aが得られる。
また、上記と同様の手順で、副カメラ24(図4参照)に関する補正量(ΔX、ΔY)の算出動作を行う。この場合、コンベア部11に一時的に固定されていた治具プレート105を、主カメラ23および副カメラ24の中心間距離Xc(=|Xs−Xm|)(図5参照)だけX1方向に移動させて再びコンベア部11に固定することにより、治具プレート105を副カメラ24用の位置にセットする。そして、X方向に並ぶ基準マークR11〜RP1およびY方向に並ぶ基準マークR12〜R1Qを副カメラ24を用いて順次撮像しながら各々の補正量(ΔX、ΔY)を算出する。この結果、図7の下段領域に示されるような補正テーブル5bが得られる。また、補正テーブル5aおよび5bは、記憶部72内の補正用データ記憶部72b(図3参照)に記憶される。このようにして、上記した主カメラ23のX方向のずれ量ΔXaおよびY方向のずれ量ΔYa、および、副カメラ24のX方向のずれ量ΔXbおよびY方向のずれ量ΔYbを求めるための基礎データが事前に取得される。
したがって、一例として、プリント基板1の座標(Xu1、Yu1)へ電子部品2を実装する動作が実行される際、まず、演算処理部71により補正テーブル5aが参照されて主カメラ23の中心位置座標(Xm、Ym)に最寄りの基準マークRpqに対応する補正量(ΔX、ΔY)が抽出されるとともに、補正テーブル5bが参照されて主カメラ23から距離Xcだけ離れた副カメラ24の補正量(ΔX、ΔY)が抽出される。ここで、補正量(ΔX、ΔY)は、上述の通り図6におけるL字型の破線枠106で囲まれた範囲の基準マークRに関するデータしか補正テーブル5a(5b)に記憶されていない。このため、本実施形態では、中心位置座標(Xm、Ym)または(Xs、Ys)に最寄りの基準マークRpqに関する補正量(ΔX、ΔY)は、基準マークRp1の補正量のX成分ΔX1pと、基準マークR1qの補正量のY成分ΔYq1とを引用するように構成されている。すなわち、基準マークRpqに関する補正量(ΔX、ΔY)に(ΔX1p、ΔYq1)を代入して処理が行われる。これは、X軸を構成するガイドレール33の歪みに起因する主カメラ23(または副カメラ24)のずれ量は、Y軸移動を担う移動機構部40をガイドレール43上のどの位置に固定しても同じであるので、必ずしも治具プレート105において全ての基準マークR(合計P×Q個)に関する補正量(ずれ量)を計測する必要がないという理由からである。また、これによって補正用データ記憶部72bの容量も節約される。
また、上記の手法で主カメラ23(図4参照)の中心位置座標(Xm、Ym)に最寄りの基準マークRpqに対応する補正量(ΔX1p、ΔYq1)が抽出された際、この基準マークRpqの座標と主カメラ23の座標(Xm、Ym)とは厳密には一致しない。したがって、図6に示すように、最寄りの基準マークRpqとX方向に1つ隣の基準マークR(p+1、q)およびY方向に1つ隣のR(p、q+1)の各々の補正量を補間することによって、座標(Xm、Ym)に対応する厳密な補正量(ΔX、ΔY)を算出するように構成されている。
本実施形態では、演算処理の際に補正テーブル5aおよび5bが参照されることにより、主カメラ23の中心位置の理論位置座標からのずれ量ΔXaおよびΔYa、および、副カメラ24の中心位置の理論位置座標からのずれ量ΔXbおよびΔYbがそれぞれ取得される。そして、(式1)および(式2)を連立して解くことで、ずれを起こした吸着ノズル25の実位置座標(Xu2、Yu2)が求められる。そして、(式3)および(式4)に示される最終的な移動量Mv(dx)および移動量Mv(dy)がそれぞれ算出される。この演算処理の後、直ちに吸着ノズル25のX方向の移動量Mv(dx)を加味してサーボモータ32(図3参照)が回転されるとともに、Y方向の移動量Mv(dy)を加味してサーボモータ42(図3参照)が回転される。これにより、吸着ノズル25は、制御プログラム上の座標(Xu1、Yu1)に向けてずれを伴うことなく正確に移動される。
また、各々の吸着ノズル25は、サーボモータ26(図3参照)および図示しない昇降機構によって、ヘッドユニット20に対して上下方向(Z方向)に移動可能に構成されている。表面実装機100では、ヘッドユニット20が吸着ノズル25を下降位置まで下げた状態で電子部品2(図2参照)をテープフィーダ3(図1参照)から吸着し、電子部品2を吸着した状態で一旦上昇位置に戻されてプリント基板1(図1参照)上の所定の位置まで搬送され、その位置で再び吸着ノズル25が下げられて電子部品2をプリント基板1に実装する動作を行うように構成されている。また、吸着ノズル25は、サーボモータ27(図3参照)および図示しない回転機構によって、ノズル軸(Z軸)を中心としてX−Y平面で回転されるように構成されている。これにより、吸着ノズル25の先端部に保持された電子部品2の姿勢(X−Y平面での向き)が詳細に調整される。
また、基台5の上面5a上には、基板用カメラ50および部品用カメラ60が固定的に設置されている。部品用カメラ60は、吸着ノズル25に吸着された電子部品2の下面側を下方から撮像する機能を有している。これにより、電子部品2の形状の良否が判別されるとともに、吸着ノズル25の電子部品2に対する吸着位置の良否が判別される。
また、図3に示すように、表面実装機100の動作は、制御装置70によって制御される。演算処理部71は、表面実装機100の動作を全般的に統括する。記憶部72における動作プログラム記憶部72aには、演算処理部71が実行可能な制御プログラムやヘッドユニット20を移動させる際に必要となるデータ類などが格納されている。また、補正用データ記憶部72bには、上記した補正テーブル5aおよび5bが格納されている。また、画像処理部73は、基板用カメラ50に加えて主カメラ23および24が撮像した画像データの処理を行って表面実装機100の動作に必要とされるデータを内部的に生成する役割を有している。
モータ制御部74は、演算処理部71から出力される制御信号に基づいて、表面実装機100の各サーボモータ(支持部30をY方向に移動させるサーボモータ42(図1参照)、ヘッドユニット20をX方向に移動させるサーボモータ32(図1参照)、吸着ノズル25を上下方向に移動させるサーボモータ26、および、吸着ノズル25をノズル軸を中心に回転させるサーボモータ27など)を制御するように構成されている。また、モータ制御部74は、基板搬送部10に設けられた基板搬送軸(図示せず)のサーボモータを制御するように構成されている。また、モータ制御部74は、各サーボモータが有するエンコーダ(図示せず)からの信号に基づいてヘッドユニット20のX−Y平面の位置、吸着ノズル25の高さ位置および回転位置などが認識可能に構成されている。また、外部入出力部75は、運転開始ボタンを含む運転操作上の各種ボタン類76や、基板センサなどの各種センサ類77からの入出力を制御する機能を有している。このようにして、表面実装機100は構成されている。
次に、図1、図3および図5〜図8を参照して、主カメラ23および副カメラ24を用いて表面実装機100が有する歪を補正するための基準データとなる補正量(ずれ量)を取得する際の演算処理部71の制御処理フローについて説明する。なお、本制御処理フローが開始される前に、ユーザにより治具プレート105をコンベア部11(図1参照)に載置して所定の位置に固定する段取り作業が行われる。したがって、以下の説明では、治具プレート105(図6参照)がコンベア部11に固定された後の表面実装機100(図1参照)の動作について説明する。また、代表例として、主カメラ23(図1参照)による補正量(ずれ量)を求める際の表面実装機100の動作について説明する。
まず、図8に示すように、ステップS1では、演算処理部71(図3参照)により主カメラ23(図3参照)の撮像回数を計数する変数(カウンタ)が初期化される。すなわち、カウンタは、p=1かつq=1に設定される。そして、ステップS2では、演算処理部71の指令に基づき、サーボモータ32(図3参照)が駆動されてヘッドユニット20(図1参照)における主カメラ23の中心位置(撮像視野の中心点)が、制御プログラム上での理論座標(1、1)に移動される。そして、ステップS3では、主カメラ23の中心が理論座標(1、1)に停止された状態でコンベア部11(図1参照)に固定された治具プレート105(図6参照)上の第1行目の実座標(X11、Y11)に付された基準マークR11が撮像される。
そして、ステップS4では、理論座標(1、1)に対する実座標(X11、Y11)の補正量(ずれ量)が、主カメラ23による撮像後の画像処理結果に基づいて(ΔX11、ΔY11)として算出される。
そして、ステップS5では、第1行目(X方向)の全ての基準マークR(R11〜RP1)の撮像が終了したか否かが判断される。ステップS5において第1行目の全ての基準マークR(R11〜RP1)の撮像が終了していないと判断された(No判定)場合、ステップS6においてpを1つ繰り上げる(p=p+1とする)。そして、ステップS2に戻り、以降同様の処理が繰り返される。すなわち、ステップS2〜S6の動作では、主カメラ23の中心位置が理論座標(1、1)から(2、1)へ横方向に移動され、対応する第1行目の実座標(X12、Y12)の基準マークR21(図6参照)が撮像され、画像処理に基づいて(ΔX12、ΔY12)が算出される。その後、pが1つ繰り上げられて、主カメラ23の中心が理論座標(2、1)から(3、1)へ横方向に移動され、対応する第1行目の実座標(X13、Y13)の基準マークR31(図6参照)が撮像され、画像処理に基づいて(ΔX13、ΔY13)が算出される。この動作がp=Pになるまで繰り返される。なお、算出された第1行目の各実座標に対応する補正量(ΔX、ΔY)は、その都度、記憶部72(図3参照)の作業用メモリ領域に一時的に保存される。
また、ステップS5において第1行目(X方向)の全ての基準マークR(R11〜RP1)の撮像が終了したと判断(Yes判定)された場合、ステップS7では、第1列目(Y方向)の全ての基準マークR(R12〜R1Q)の撮像が終了したか否かが判断される。ステップS7において第1列目の全ての基準マークR(R12〜R1Q)の撮像が終了していないと判断(No判定)された場合、ステップS8においてp=1を固定値として設定するとともにqを1つ繰り上げる(q=q+1とする)。そして、ステップS2に戻り、以降同様の処理が繰り返される。すなわち、ステップS2〜S8(ステップS6を除く)の動作では、主カメラ23の中心が理論座標(P、1)から(1、2)に移動され、対応する第1列目の実座標(X21、Y21)の基準マークR12(図6参照)が撮像され、画像処理に基づいて(ΔX21、ΔY21)が算出される。その後、qが1つ繰り上げられて、主カメラ23の中心が理論座標(1、2)から(1、3)移動され、対応する第1列目の実座標(X31、Y31)の基準マークR13(図6参照)が撮像され、画像処理に基づいて(ΔX31、ΔY31)が算出される。この動作がq=Q(p=1は固定値)になるまで繰り返される。なお、算出された第1列目の各実座標に対応する補正量(ΔX、ΔY)は、その都度、記憶部72の作業用メモリ領域に一時的に保存される。
また、ステップS7において第1列目(Y方向)の全ての基準マークR(R12〜R1Q)の撮像が終了したと判断(Yes判定)された場合、ステップS9では、記憶部72の作業用メモリ領域に保存されている各実座標に対応する補正量(ΔX、ΔY)を参照して補正テーブル5a(図7参照)が作成されるとともに、補正テーブル5aが補正用データ記憶部72b(図3参照)に記憶される。このようにして、図6における破線枠106で囲まれた部分の基準マークRに関する各々の補正量(ΔX、ΔY)が取得されて本制御は終了される。
なお、上記した本制御処理フローは、副カメラ24(図3参照)による補正量(ずれ量)を求める動作にも同様に適用される。この場合、ユーザによってコンベア部11(図1参照)に一時的に固定されていた治具プレート105(図6参照)が主カメラ23および副カメラ24の中心間距離Xc(=|Xs−Xm|)(図5参照)だけX1方向に移動させて再びコンベア部11に固定することにより、治具プレート105を副カメラ24用の位置にセットする。そして、本制御処理フローの実行とともに補正テーブル5b(図7参照)が作成されて補正用データ記憶部72b(図3参照)に記憶される。このようにして、主カメラ23および副カメラ24を用いて表面実装機100が有する歪を補正するための補正量(ずれ量)の基礎データが取得される。
次に、図2、図3、図5〜図7および図9を参照して、電子部品2をプリント基板1に実装する際の演算処理部71の制御処理フローについて説明する。
まず、図9に示すように、ステップS21では、演算処理部71(図3参照)により部品搭載データに含まれる最初の電子部品2(図2参照)の実装位置座標(たとえば(Xu1、Yu1)(図5参照))が読み込まれる。
次に、ステップS22では、補正テーブル5aおよび5b(図7参照)に基づいて、ヘッドユニット20を移動させる際の補正量(移動量Mv(dx)およびMv(dy))が算出される。
具体的には、まず、補正テーブル5aから主カメラ23の中心位置座標(Xm、Ym)に最寄りの基準マークRpq(図6参照)に関して算出された補正量(ΔX1p、ΔYq1)が抽出されるとともに、最寄りの基準マークRpqのX1方向に1つ隣の基準マークR(p+1、q)の補正量(ΔX1、p+1、ΔYq1)およびY1方向に1つ隣のR(p、q+1)の補正量(ΔX1p、ΔYq+1、1)がそれぞれ抽出される。そして、各々の補正量を補間することによって、X座標Xmに対応する補正量ΔXaおよびY座標Ymに対応する補正量ΔYaが算出される。また、同様に、補正テーブル5bから副カメラ24の中心位置座標(Xs、Ys)に最寄りの基準マークRpq(図6参照)に関して算出された補正量(ΔX1p、ΔYq1)が抽出されるとともに、最寄りの基準マークRpqのX1方向に1つ隣の基準マークR(p+1、q)の補正量(ΔX1、p+1、ΔYq1)およびY1方向に1つ隣のR(p、q+1)の補正量(ΔX1p、ΔYq+1、1)がそれぞれ抽出される。そして、各々の補正量を補間することによって、X座標Xsに対応する補正量ΔXbおよびY座標Ysに対応する補正量ΔYbが算出される。
そして、主カメラ23の中心位置の理論位置座標(Xm、Ym)、副カメラ24の中心位置の理論位置座標(Xs、Ys)、主カメラ23と吸着ノズル25との離間距離Rm、副カメラ24と吸着ノズル25との離間距離Rs、および上記した主カメラ23に関して算出された補正量(ΔXa、ΔYa)および副カメラ24に関して算出された補正量(ΔXb、ΔYb)の各データを(式1)および(式2)に代入するとともに、(式1)および(式2)連立してXu2およびYu2について解く。そして、(式3)に基づき最終的な補正量(移動量Mv(dx)(=Xu2−Xu1))が算出されるとともに、(式4)に基づき最終的な補正量(移動量Mv(dy)(=Yu2−Yu1))が算出される。ステップS22では、このような演算処理が演算処理部71によって行われる。
次に、ステップS23では、ステップS22で求められた補正量(移動量Mv(dx)およびMv(dy))を加味してヘッドユニット20を実装位置まで移動させる。すなわち、吸着ノズル25のX方向の移動量Mv(dx)を加味してサーボモータ32(図3参照)が回転されるとともに、Y方向の移動量Mv(dy)を加味してサーボモータ42(図3参照)が回転される。そして、ステップS24では、実装位置まで移動された状態のヘッドユニット20において、電子部品2(図2参照)をプリント基板1(図2参照)に実装する。
そして、ステップS25では、部品搭載データにおいて未実装(未実行)の部品搭載データが残っているか否かが判断される。ステップS25において搭載データが残っていると判断(No判定)された場合、ステップS21に戻り、以降同様の処理が繰り返される。すなわち、新たに実装する電子部品2の実装位置座標(Xu1、Yu1)が読み込まれるとともに、補正テーブル5aおよび5b(図7参照)に基づいて、この電子部品2に関する補正量(移動量Mv(dx)およびMv(dy))が算出される。そして、X方向の移動量Mv(dx)を加味してサーボモータ32(図3参照)が回転されるとともに、Y方向の移動量Mv(dy)を加味してサーボモータ42(図3参照)が回転されて、電子部品2がプリント基板1に実装されることが実装動作毎に繰り返される。また、ステップS25において未実装の搭載データがない(全て実装済である)と判断(Yes判定)された場合、本制御は終了される。
本実施形態では、上記のように、ヘッドユニット20を移動させる際に、主カメラ23の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標のずれ量ΔXa(X方向)およびずれ量ΔYa(Y方向)と、副カメラ24の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標のずれ量ΔXb(X方向)およびずれ量ΔYb(Y方向)と、主カメラ23、副カメラ24および吸着ノズル25の相互位置関係とに基づいて、吸着ノズル25の実位置座標(Xu2、Yu2)を補正する制御を行うように演算処理部71を構成する。これにより、主カメラ23および副カメラ24の各々の中心を通る直線500上に吸着ノズル25が配置されていない(主カメラ23からY1側に距離L3だけ離間している)ヘッドユニット20であっても、ずれ量ΔXaおよびΔYaと、ずれ量ΔXbおよびΔYbと、主カメラ23、副カメラ24および吸着ノズル25の相互位置関係とに基づいて、ヘッドユニット20を移動させる際に吸着ノズル25の中心位置を適正に補正してX−Y平面内を移動させることができる。これにより、吸着ノズル25をプリント基板1上の実装位置に精度よく移動させることができる。
また、本実施形態では、ずれ量ΔXaおよびΔYaを有する実位置座標の主カメラ23の中心位置を中心に、主カメラ23の中心位置と吸着ノズル25の中心位置との間の距離Rmを半径とする円700(図5参照)と、ずれ量ΔXbおよびΔYbを有する実位置座標の副カメラ24の中心位置を中心に、副カメラ24の中心位置と吸着ノズル25の中心位置との間の距離Rsを半径とする円710(図5参照)とが交わる交点座標(Xu2、Yu2)が、主カメラ23と副カメラ24と吸着ノズル25との相互位置関係に基づいて求められる吸着ノズル25の中心位置(実位置座標)となる。そして、吸着ノズル25の中心位置の理論位置座標(Xu1、Yu1)に対する実位置座標(Xu2、Yu2)のX方向における差分である補正量(移動量Mv(dx))と、この理論位置座標(Xu1、Yu1)に対するY方向における差分である補正量(移動量Mv(dy))とに基づいて、吸着ノズル25の中心位置を補正する制御を行うように演算処理部71を構成する。これにより、主カメラ23と副カメラ24と吸着ノズル25との相互位置関係に基づいて、移動ずれを起こす吸着ノズル25の中心位置の実位置座標(交点座標)を容易に特定(推算)することができるので、移動ずれを含む実位置座標と理論位置座標との差分に相当する移動量Mv(dx)および移動量Mv(dy)を容易に求めることができる。これにより、補正量としての移動量Mv(dx)および移動量Mv(dy)を加味して吸着ノズル25をプリント基板1上の実装位置に正確に移動させることができる。
また、本実施形態では、実位置座標(交点座標(Xu2、Yu2))と、主カメラ23の理論位置座標(Xm、Ym)と、ずれ量ΔXaと、ずれ量ΔYaと、距離Rmとの間に成立する第1関係式としての(式1)と、交点座標(Xu2、Yu2)と、副カメラ24の理論位置座標(Xs、Ys)と、ずれ量ΔXbと、ずれ量ΔYbと、距離Rsとの間に成立する第2関係式としての(式2)とに基づいて、吸着ノズル25の中心位置としての交点座標(Xu2、Yu2)が算出されるように構成されている。これにより、水平面(X−Y平面)内における吸着ノズル25の中心位置の実位置座標(交点座標)を数値計算などを利用して容易に算出することができる。したがって、吸着ノズル25の中心位置の補正制御に用いられる実位置座標(交点座標)と理論位置座標との差分に相当する補正量(移動量Mv(dx)および移動量Mv(dy))を正確に求めることができる。
また、本実施形態では、(式1)は、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のX方向の座標位置Xu2と、主カメラ23のX方向の理論位置座標Xmおよびずれ量ΔXaに基づいて算出されるX方向の第1水平距離(=Xu2−(Xm+ΔXa))と、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のY方向の座標位置Yu2と、主カメラ23のY方向の理論位置座標Ymおよびずれ量ΔYaに基づいて算出されるY方向の第1垂直距離(=Yu2−(Ym+ΔYa))と、距離Rmとを用いて規定される円700の方程式である。また、(式2)は、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のX方向の座標位置Xu2と、副カメラ24のX方向の理論位置座標Xsおよびずれ量ΔXbに基づいて算出されるX方向の第2水平距離(=Xu2−(Xs+ΔXb))と、ずれを起こした吸着ノズル25の中心位置のY方向の座標位置Yu2と、副カメラ24のY方向の理論位置座標Ysおよびずれ量ΔYbに基づいて算出されるY方向の第2垂直距離(=Yu2−(Ys+ΔYb))と、距離Rsとを用いて規定される円710の方程式である。これにより、円の方程式として規定される(式1)および(式2)を連立して解くことにより、2つの円700および710が交わる点に対応する吸着ノズル25の中心位置(交点座標(Xu2、Yu2))を容易に求めることができる。
また、本実施形態では、ヘッドユニット20を用いて電子部品2をプリント基板1に実装する部品実装動作が行われる際に、ずれ量ΔXaおよびΔYaと、ずれ量ΔXbおよびΔYbと、主カメラ23、副カメラ24および吸着ノズル25の相互位置関係とに基づいて、吸着ノズル25の中心位置を補正してヘッドユニット20を移動させる制御を行うように演算処理部71を構成する。これにより、演算処理部71は、部品実装動作が行われる際に吸着ノズル25の中心位置の補正量となる移動量Mv(dx)および移動量Mv(dy)をその都度演算すればよい。すなわち、たとえば、膨大な数の実装位置に関する補正量(移動量Mv(dx)および移動量Mv(dy))をマトリクス的に求めておき表面実装機100側でデータとして記憶しておく場合と比較して、このようなデータを保持する必要がない分、表面実装機100側でのデータ保有量を著しく少なくすることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、表面実装機に本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、本発明の「部品または基板の作業装置」の一例として、電子部品を固定する半田ペーストや接着剤などの塗布剤を基板上の所定の塗布位置に塗布するディスペンサに、本発明を適用してもよい。すなわち、このようなディスペンサにおいては、第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、第1撮像部、第2撮像部および吐出ノズル(作業機構部)の相互位置関係とに基づいて、吐出ノズルの中心位置を補正しながらディスペンサヘッド(ヘッドユニット)を移動させる制御を行うことが可能である。また、本発明の「部品または基板の作業装置」の一例として、吸着ノズル(作業機構部)に吸着させた電子部品を所定の位置に配置した検査ソケットまで移送するとともに検査ソケットに接続して電子部品の性能検査を行う部品試験装置に、本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、複数(6個)の吸着ノズル25がX軸方向に一列に配置されたヘッドユニット20を移動させる際に本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、搭載ヘッド22の下面側に円環状に配置された複数の吸着ノズル25を備えたロータリ型ヘッドユニットを移動させる際に本発明を適用してもよい。なお、ロータリ型ヘッドユニットでは、円環状に配置された吸着ノズル25が搭載ヘッド22の下面側で水平方向に循環移動されて各々の吸着ノズル25の作業位置が変更される。この場合も、主カメラ23または副カメラ24と個々の吸着ノズル25との位置関係は既知であるので、本発明を容易に適用することができる。
また、上記実施形態では、主カメラ23のボールネジ軸31(X軸線600)からの離間距離L1(Y1方向)と副カメラ24のボールネジ軸31からの離間距離L2(Y1方向)とが互いに異なる(L1<L2)ようにヘッドユニット20を構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。主カメラ23のボールネジ軸31に対する離間距離と副カメラ24のボールネジ軸31に対する離間距離とが互いに略等しく構成され(主カメラ23と副カメラ24とを結ぶ直線500がX軸線600と平行な配置関係にある状態)、かつ、主カメラ23および副カメラ24を通る直線上に吸着ノズル25が配置されないようなヘッドユニットの移動制御に対しても、本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、X方向に沿って見た場合の主カメラ23と副カメラ24との間の領域において主カメラ23の中心位置に対して距離L3だけY1方向にずらされた位置に吸着ノズル25が配置されたヘッドユニット20の移動制御にあたり本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、副カメラ24の主カメラ23とは反対側(X1方向)の領域に吸着ノズル25が配置されたヘッドユニットの移動制御に対して本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、治具プレート105におけるL字型の破線枠106で囲まれた部分の基準マークRに関してのみの補正量(ΔX、ΔY)を計測して補正テーブル5a(5b)を作成した例について示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、補正用データ記憶部72bの記憶容量が十分確保されるならば、全ての基準マークR(合計P×Q個)に関する補正量(ΔX、ΔY)を計測して補正テーブルを作成してもよい。
2 電子部品(部品)
20 ヘッドユニット
23 主カメラ(第1撮像部)
24 副カメラ(第2撮像部)
25 吸着ノズル(作業機構部)
71 演算処理部(制御部)
100 表面実装機(部品実装装置、部品または基板の作業装置)

Claims (6)

  1. 第1撮像部と、第2撮像部と、平面視で前記第1撮像部および前記第2撮像部の各々の中心を通る直線上以外の位置に配置された作業機構部とを含むヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを水平面内で移動させる制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ヘッドユニットを移動させる際に、前記第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、前記第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、前記第1撮像部、前記第2撮像部および前記作業機構部の相互位置関係とに基づいて、前記作業機構部の中心位置を補正する制御を行うように構成されている、部品または基板の作業装置。
  2. 前記第1移動ずれ量を有する実位置座標の前記第1撮像部の中心位置を中心に、前記第1撮像部の中心位置と前記作業機構部の中心位置との間の第1半径距離を半径とする円と、前記第2移動ずれ量を有する実位置座標の前記第2撮像部の中心位置を中心に、前記第2撮像部の中心位置と前記作業機構部の中心位置との間の第2半径距離を半径とする円とが交わる交点座標が、前記相互位置関係に基づいて求められる前記作業機構部の中心位置であり、
    前記制御部は、前記作業機構部の中心位置の理論位置座標に対する前記交点座標の第1方向における差分である第1補正量と、前記作業機構部の中心位置の理論位置座標に対する前記第1方向と直交する第2方向における差分である第2補正量とに基づいて、前記作業機構部の中心位置を補正する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の部品または基板の作業装置。
  3. 前記第1移動ずれ量は、前記第1撮像部の中心位置の理論位置座標からの前記第1方向における第1ずれ量と、前記第2方向における第2ずれ量とを含み、
    前記第2移動ずれ量は、前記第2撮像部の中心位置の理論位置座標からの前記第1方向における第3ずれ量と、前記第2方向における第4ずれ量とを含み、
    前記交点座標と、前記第1撮像部の理論位置座標と、前記第1ずれ量と、前記第2ずれ量と、前記第1半径距離との間に成立する第1関係式と、前記交点座標と、前記第2撮像部の理論位置座標と、前記第3ずれ量と、前記第4ずれ量と、前記第2半径距離との間に成立する第2関係式とに基づいて、前記作業機構部の中心位置としての前記交点座標が算出されるように構成されている、請求項2に記載の部品または基板の作業装置。
  4. 前記第1関係式は、前記交点座標の前記第1方向の座標位置と、前記第1撮像部の第1方向の理論位置座標および前記第1ずれ量に基づいて算出される第1水平距離と、前記交点座標の前記第2方向の座標位置と、前記第1撮像部の第2方向の理論位置座標および前記第2ずれ量に基づいて算出される第1垂直距離と、前記第1半径距離とを用いて規定される円の方程式であり、
    前記第2関係式は、前記交点座標の前記第1方向の座標位置と、前記第2撮像部の第1方向の理論位置座標および前記第3ずれ量に基づいて算出される第2水平距離と、前記交点座標の前記第2方向の座標位置と、前記第2撮像部の第2方向の理論位置座標および前記第4ずれ量に基づいて算出される第2垂直距離と、前記第2半径距離とを用いて規定される円の方程式である、請求項3に記載の部品または基板の作業装置。
  5. 前記制御部は、前記ヘッドユニットを用いて部品または基板に関する作業が行われる際に、前記第1移動ずれ量と、前記第2移動ずれ量と、前記第1撮像部、前記第2撮像部および前記作業機構部の前記相互位置関係とに基づいて、前記作業機構部の中心位置を補正して前記ヘッドユニットを移動させる制御を行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品または基板の作業装置。
  6. 第1撮像部と、第2撮像部と、平面視で前記第1撮像部および前記第2撮像部の各々の中心を通る直線上以外の位置に配置された吸着ノズルとを含むヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを水平面内で移動させる制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ヘッドユニットを移動させる際に、前記第1撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第1移動ずれ量と、前記第2撮像部の中心位置に関する理論位置座標に対する実位置座標の第2移動ずれ量と、前記第1撮像部、前記第2撮像部および前記吸着ノズルの相互位置関係とに基づいて、前記吸着ノズルの中心位置を補正する制御を行うように構成されている、部品実装装置。
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