JPH08293700A - 実装機の位置補正方法及びその装置 - Google Patents

実装機の位置補正方法及びその装置

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JPH08293700A
JPH08293700A JP7101437A JP10143795A JPH08293700A JP H08293700 A JPH08293700 A JP H08293700A JP 7101437 A JP7101437 A JP 7101437A JP 10143795 A JP10143795 A JP 10143795A JP H08293700 A JPH08293700 A JP H08293700A
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仁 小野寺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装作業を中断することなく必要に応じてノ
ズル部材の移動量補正のための処理を行い、これにより
実装精度を高める。 【構成】 ヘッドユニット5のノズル部材22により部
品を吸着し、この部品を部品認識カメラ29により撮
像、認識して装着するようにした。また、吸着した部品
を部品認識カメラ29の所定の撮像位置に配置すべくヘ
ッドユニット5を作動させるとともに、角度の異なる2
種類の部品像を撮像すべくノズル部材22を作動させる
軸制御部31と、撮像された各部品画像における部品の
中心位置に基づいてノズル中心を求め、このノズル中心
と部品認識カメラ29による認識中心とのずれ量を演算
するとともに、このずれ量に基づいて校正データを演算
する校正データ演算部34と、ノズル部材22に対する
部品の吸着ずれデータ及び上記校正データに基づいてヘ
ッドユニット5を制御する主演算部32とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC等の部品をプリン
ト基板に装着する実装機において、特に、吸着した部品
の吸着ずれを部品認識カメラの撮像に基づいて検知し、
この吸着ずれを加味してプリント基板へ部品を装着する
ようにした実装機の位置補正方法及びその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノズル部材を有する部品装着用の
ヘッドユニットにより、電子部品、例えば、IC等の小
片状のチップ部品を部品供給部から吸着し、このチップ
部品を部品認識カメラによって撮像、認識して、チップ
部品の吸着ずれを検知し、このずれ量を考慮して、プリ
ント基板上にチップ部品を移送して装着するように構成
された実装機が知られている。
【0003】このような実装機では、部品撮像の際にノ
ズル部材を部品認識カメラの基準位置に対応する所定の
撮像位置に配置し、例えば、部品認識カメラの視野中心
にノズル部材を配置して部品の撮像を行う必要があり、
撮像位置までノズル部材の移動量が予め設定されてい
る。しかし、ノズル部材の駆動機構を構成する部材の駆
動誤差、熱膨張、あるいは経年劣化等により、ノズル部
材が所定の撮像位置にセットされない場合があり、この
ような場合には、ノズル部材と部品認識カメラとの相対
位置がずれ、このずれがノズル部材に対する部品の吸着
ずれの検出値の誤差として含まれることになり、その結
果、実装精度の低下を招くことになる。
【0004】そこで、このような不都合を回避すべく、
部品の実装前に、ノズル部材の移動量の誤差を予め検出
する処理を行うような装置が提案されている(特開平2
−243232号公報,特開平2−243233号公
報)。この装置では、実装機の稼働開始前に、部品代用
治具がノズル部材によって吸着され、部品認識用カメラ
により異なる複数の角度で治具の撮像が行われる。そし
て、これらの撮像画像に基づいてノズル部材の位置が求
められ、このノズル部材の位置と部品認識用カメラの基
準位置とのずれ量が演算されて記憶部に記憶される。そ
して、実装時には、このずれ量が加味されて部品の装着
が行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、ノズル部材の移動量の誤差を求めるための上述
の処理が、専用の治具を用いて実際の実装動作とは別の
処理として行われるため、この誤差を求めるための処理
を実装動作中に行うことができない。そのため、実装機
の稼働前、あるいは機種の切換え時等に誤差を求める処
理を行う必要があり、この処理を行うに際して時期的な
制限を受けることになる。また、実装作業中に温度変化
に伴う熱膨張の変化等によってノズル部材の移動量が変
化する場合があるが、記憶された一定のずれ量に基づい
て一律に部品の装着位置の補正が行われる上記従来の装
置では、上述の移動量の変化により現実のずれ量と記憶
されたずれ量との間に無視できない程度の誤差が生じる
場合もあり、実装精度を確保する上で必ずしも充分とは
いえない。
【0006】なお、上記の熱膨張等による移動量の変化
等に応じて上記ずれ量を修正すべく実装動作とは別の上
述の処理を頻繁に行おうとすると、その都度実装作業を
中断しなければならず、作業効率面で極めて不都合であ
る。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、実装作業を中断することなく必要に応
じてノズル部材の移動量補正のための処理を行い、これ
により実装精度を高めることができる実装機の位置補正
方法および同装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る実装機の
位置補正方法は、実装機本体に対して移動可能に設けら
れたヘッドユニットに回転可能なノズル部材を具備し、
このノズル部材により部品供給側から部品を吸着し、実
装機本体に配設された撮像手段により部品認識を行った
後、この部品認識に基づきノズル部材による部品吸着位
置のずれを求め、それに応じた装着位置の補正を行って
部品装着側へ部品を装着するように構成された実装機に
おいて、部品供給側から部品を吸着した上記ノズル部材
を所定の撮像位置に配置し、ノズル部材を第1の回転角
度とした状態と、これより所定角度だけ回転させた第2
の回転角度とした状態とにおいてそれぞれ上記撮像手段
により部品を撮像して部品の認識を行い、上記各状態で
の部品の中心位置を求めるとともに、その各状態での部
品の中心位置に基づきノズル部材の位置を求めて、撮像
手段の基準位置に対するノズル部材の位置の相対的なず
れ量を演算し、このずれ量を加味して部品の装着位置の
補正を行うようにしたものである。
【0009】また、請求項2に係る実装機の位置補正装
置は、実装機本体に対して移動可能に設けられるヘッド
ユニットと、このヘッドユニットに具備された回転可能
なノズル部材と、上記実装機本体に設けられた部品認識
用の撮像手段とを備え、上記ノズル部材により部品供給
側から部品を吸着して上記撮像手段により部品認識を行
った後、この部品認識に基づき装着位置の補正を行なっ
て部品装着側へ部品を装着するように構成された実装機
において、部品供給側から部品を吸着した上記ノズル部
材を所定の撮像位置に配置すべくヘッドユニットを作動
させるとともに、上記撮像手段による部品認識の際にノ
ズル部材を第1の回転角度とした状態と、これより所定
角度だけ回転させた第2の回転角度とした状態とにそれ
ぞれノズル部材を作動させる駆動手段と、上記撮像手段
による部品認識により上記各状態での部品の中心位置を
求めるとともに、その各状態での部品の中心位置に基づ
きノズル部材の位置を求めて、撮像手段の基準位置に対
するノズル部材の位置の相対的なずれ量を演算する演算
手段と、このずれ量を加味して部品の装着を行うべく上
記駆動手段を制御する制御手段とを設けたものである。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の位置補正方法によれば、ノ
ズル部材により部品を吸着した後の部品認識時に、回転
角度の異なる2種類の状態での部品像を撮像するだけで
ノズル部材の移動量の誤差等によるノズル部材の位置の
ずれ量を求める処理が行われるため、実装作業を中断す
ることなく、実装動作中に必要に応じて上述の処理を行
うことが可能となる。そのため、この処理を任意の時期
に行うことができ、例えば、部品の実装毎にこの処理を
行うことも可能であり、熱膨張によるノズル部材の移動
量の変化が生じた場合でも、これにより高い実装精度を
得ることが可能となる。
【0011】上記請求項2記載の位置補正装置による
と、ノズル部材の移動量の誤差を求めるための上述の処
理が自動的に行なわれ、この処理によって求められたデ
ータが実装のための制御に反映される。
【0012】
【実施例】本発明について図面を用いて説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明にかかる位置補正
装置が適用される実装機の全体的な構造を示している。
これらの図に示すように、実装機の基台1上には、プリ
ント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板
3がこのコンベア2上を搬送されて所定の実装作業位置
で停止されるようになっている。
【0014】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は、多数列のテー
プフィーダ4aを備えており、各テープフィーダ4aは
それぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状
のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープが
リールから導出されるようにするとともに、テープ繰り
出し端にはラチェット式の送り機構を具備し、後述のヘ
ッドユニット5により部品がピックアップされるにつれ
てテープが間欠的に繰り出されるようになっている。な
お、当実装機の部品供給部4には、上記テープフィーダ
4aに代えて、QFP等の大型部品を供給し得るよう
に、多数の部品を並べて載置したトレー型のフィーダを
装着することもできるようになっている。
【0015】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニ
ット5は、X軸方向(コンベア2の方向)及びY軸方向
(水平面上でX軸と直交する方向)に移動可能になって
いる。
【0016】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0017】また、上記Y軸サーボモータ9及びX軸サ
ーボモータ15には、それぞれエンコーダからなる位置
検出手段10,16が設けられており、これによってヘ
ッドユニット5の作動位置検出が行われるようになって
いる。
【0018】上記ヘッドユニット5には、部品を吸着す
るノズル部材22が設けられている。このノズル部材2
2は、ヘッドユニット5のフレームに対してZ軸方向
(上下方向)の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回
転が可能とされ、Z軸サーボモータ17及びR軸サーボ
モータ19により作動されるようになっている。これら
の各サーボモータ17,19には、エンコーダからなる
位置検出手段23,25がそれぞれ設けられており、こ
れらによってノズル部材22の作動位置検出が行われる
ようになっている。また、ノズル部材22は、バルブ等
を介して図外の負圧供給手段に接続され、必要時に部品
吸着用の負圧がノズル部材22に供給されるようになっ
ている。
【0019】さらに、上記ヘッドユニット5の側方前部
には基板認識カメラ27が取付けられている。この基板
認識カメラ27は、実装時にプリント基板3の表面に付
されたフィデューシャルマークを撮像するもので、この
マークの検出に基づいてヘッドユニット5とプリント基
板3の相対位置が検知されるようになっている。
【0020】また、上記基台1には、上記ヘッドユニッ
ト5により吸着された部品の吸着状態を認識するための
部品認識カメラ29が設けられている。この部品認識カ
メラ29は、片側の部品供給部4の側方に配設されてお
り、部品供給部4から部品を吸着した後、上記ヘッドユ
ニット5が部品認識カメラ29の上方の所定位置に移動
させられることにより吸着部品を撮像するようになって
いる。
【0021】次に、上記実装機の制御系について図3の
ブロック図を用いて説明する。
【0022】上記実装機には、図3に示すような制御装
置30が搭載されており、上記Y軸及びX軸サーボモー
タ9,15、ヘッドユニット5のノズル部材22に対す
るZ軸サーボモータ17,R軸サーボモータ19及び各
サーボモータに対する位置検出手段10,16,23,
25等はすべてこの制御装置30に電気的に接続され、
この制御装置30によって統括制御されるようになって
いる。また、実装機の動作を統括制御するための所定の
情報を備えた主演算部32と、この主演算部32により
制御される軸制御部31とが制御装置30に設けられ、
上記サーボモータ等がこの軸制御部31に接続されてい
る。
【0023】上記軸制御部31及び主演算部32は、実
装時に所定の実装動作を行わせる制御を行うとともに、
部品認識カメラ29による部品認識において、後述の校
正データを求めるための処理を行う際には、1つの部品
について異なる角度で2種類の部品像を撮像すべく上記
ヘッドユニット5及びノズル部材22を移動させる駆動
手段として機能するようになっている。
【0024】また、上記主演算部32には、画像処理部
33が接続されており、この画像処理部33に上記基板
認識カメラ27及び部品認識カメラ29が接続されてい
る。すなわち、基板認識カメラ27及び部品認識カメラ
29によって取り込まれた画像データに所定の画像処理
が施されて主演算部32に出力されることにより、主演
算部32においてプリント基板3のフィデューシャルマ
ーク及び部品の認識が行われるようになっている。
【0025】上記制御装置30には、さらに校正データ
演算部(演算手段)34が設けられており、この校正デ
ータ演算部34が主演算部32及び記憶部35に接続さ
れ、さらに記憶部35が上記主演算部32に接続されて
いる。
【0026】校正データ演算部34は、後述の校正デー
タを求めるための処理で部品認識カメラ29により部品
が撮像された場合に、各部品画像における部品の中心位
置を求めるとともに、各部品の中心位置からノズル部材
22の位置を求め、さらに、求められたノズル部材22
の位置と部品認識カメラ29の認識中心位置のずれ量を
演算し、このずれ量から校正データを求めるもので、こ
の校正データを上記記憶部35に記憶するようになって
いる。
【0027】次に、上記実装機における位置補正方法に
ついて説明する。
【0028】上記実装機においては、実装機の稼働中
に、例えば、オペレータの選択操作によって図4に示す
フローチャートに基づいて実装位置補正のための校正デ
ータを求める処理が行われる。
【0029】先ず、ステップS1で、上記ヘッドユニッ
ト5が部品供給部4の上方に移動させられ、上記ノズル
部材22よって部品供給部4から実装すべき部品がピッ
クアップされる。部品の吸着が完了すると、ヘッドユニ
ット5が部品認識カメラ29上に移動し、ノズル部材2
2に吸着された部品が部品認識カメラ29による所定の
部品認識位置に配置される(ステップS2〜ステップS
3)。この際、理論上はノズル部材22の中心と部品認
識カメラ29による撮像中心が一致するようにヘッドユ
ニット5が作動させられる。
【0030】そして、ノズル部材22が所定の第1の回
転角度とされた状態で部品が撮像されて、その画像(以
下、第1画像という)による部品認識が行われ(ステッ
プS3)、次に、ノズル部材22が所定の角度、本実施
例では180°回転させられ、こうして第2の回転角度
とされた状態で、再度部品認識カメラ29によって部品
が撮像されてその画像(以下、第2画像という)による
部品認識が行われる(ステップS4)。
【0031】当該部品の第1及び第2画像が得られる
と、上記校正データ演算部34において、これらの画像
に基づいてノズル部材22の中心位置が求められるとと
もに、ノズル部材22の中心と部品認識カメラ29によ
る撮像中心とのずれ量が演算される(ステップS5)。
【0032】具体的には、図5に示すように、第1画像
40に基づく部品中心Pa、第2画像42に基づく部品
中心Pbがそれぞれ求められ、これらを結んだ線分の中
点Pが求められ、さらにこの中点と部品認識カメラ29
の画像中心との差が演算される。すなわち、ノズル部材
22により部品の中心以外の位置が吸着されている場合
には、部品を180°回転させると、ノズル部材22を
中心として部品の中心が対称位置に存することになるの
で、上述のようにして各画像に基づく部品中心Paと部
品中心Pbの中点を求めることで、容易にノズル中心P
が求められる。なお、ノズル部材22により部品の中心
が吸着されている場合には、部品中心Paとノズル中心
Pbとが当然一致するので、部品中心Pa,Pbがノズ
ル中心Pとされる。
【0033】上記ノズル中心Pと部品認識カメラ29の
撮像中心のずれ量は、校正データとして上記記憶部35
に記憶される。
【0034】さらに、上記ノズル中心ずれ量と撮像画面
上の部品中心位置とに基づいて吸着ずれ量が算出される
(ステップS6)。この際には、例えば、図6に示すよ
うに、上記第1画像40に基づいて部品認識カメラ29
の撮像中心Oに対する部品のずれ(X,Y,R)が求め
られ、このずれ(X,Y,R)と、上記ノズル中心Pの
ずれ量とに基づいて吸着位置ずれ量、つまりノズル中心
Pに対する部品中心のすれが求められる。そして、ステ
ップS7において、上記吸着位置ずれ量を加味して当該
部品のプリント基板3への装着が行われる。
【0035】こうして本フローチャートが終了する。そ
して、以後の実装動作においては、部品認識カメラ29
による部品認識において求められる部品の吸着ずれデー
タと、上記記憶部35に記憶された校正データとに基づ
いて部品の装着位置の補正、つまりヘッドユニット5や
ノズル部材22の移動量の補正が行われてプリント基板
3への部品装着が行われ、これにより部品の装着が精度
良く行われる。
【0036】このように、上記実施例の位置補正方法で
は、ノズル部材22に吸着されている部品を角度を変え
て撮像し、これによって得られる2種類の部品画像に基
づいて上記校正データを得るようにしたので、従来のこ
の種の装置のように校正データを求める処理を行う時期
的制限がなく、また、実装作業中に実装動作を中断する
ことなく校正データを求める処理を行うことができる。
【0037】しかも、ノズル部材22によって、現実に
実装すべき部品の部品像を撮像して校正データを求める
ので信頼性が高く、実装精度を高めることが可能とな
る。
【0038】なお、上記実施例では、求めた校正データ
を記憶部35に記憶し、当該処理後の実装動作では、画
像認識により得られる部品の吸着ずれデータと、記憶部
35から読みだされる校正データとに基づいてヘッドユ
ニット5やノズル部材22の作動を制御するのである
が、例えば、QFP等、高い実装精度が要求されるよう
な部品については、実装時毎に校正データを求める上述
の処理を行いながら実装を行うようにすれば、駆動系の
熱膨張の変化によってノズル部材22の移動量が変化し
た場合等にも、高い精度で部品を装着することができ
る。
【0039】なお、以上説明した上記実装機は、本発明
の位置補正装置が適用される実装機の一実施例であっ
て、その具体的な方法や構造は適宜変更可能である。例
えば、上記実施例では、オペレータの選定操作により校
正データを求める処理が行われるようになっているが、
勿論、実装基板の種類の切換え時や、所定の仕上がり基
板数等に応じて自動的に行うようにしてもよい。また、
実装動作の所定回数おき等に定期的に上記処理を行って
もよい。
【0040】また、上記実装機では、部品を180°回
転させることにより、1つの部品に対して角度の異なる
2種類の部品画像を得るようにしているが、この角度も
ノズル中心Pを適切に求められれば、必ずしも180°
である必要はない。但し、180°の場合には、上述の
ように部品中心Pa,Pbを結んだ線分の中点がノズル
中心Pとなるので、極めて容易にノズル中心Pを求める
ことができるという利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品認識カメラによる部品撮像時に、角度の異なる2種
類の部品像を連続して撮像するだけで、ノズル部材の移
動量の誤差等に起因したノズル部材のずれを求める処理
が行われるため、実装作業を中断することなく、実装動
作中に必要に応じて上述の処理を行うことができる。と
くに、この処理を部品の実装毎に行ったり、定期的に行
ったりすることも容易に可能となり、これにより高い実
装精度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置補正装置が適用される実装機
を示す平面図である。
【図2】本発明に係る位置補正装置が適用される実装機
を示す正面図である。
【図3】実装機の制御系を示すブロック図である。
【図4】本発明の位置補正方法における位置補正の処理
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の位置補正方法を説明する説明図であ
る。
【図6】部品認識方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 コンベア 3 プリント基板 4 部品供給部 5 ヘッドユニット 7 固定レール 8,14 ボールねじ軸 9 Y軸サーボモータ 10,16,23,25 位置検出手段 11 支持部材 13 ガイド部材 15 X軸サーボモータ 17 Z軸サーボモータ 19 R軸サーボモータ 22 ノズル部材 27 基板認識カメラ 29 部品認識カメラ 30 制御装置 31 軸制御部 32 主演算部 33 画像処理部 34 校正データ演算部 35 記憶部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装機本体に対して移動可能に設けられ
    たヘッドユニットに回転可能なノズル部材を具備し、こ
    のノズル部材により部品供給側から部品を吸着し、実装
    機本体に配設された撮像手段により部品認識を行った
    後、この部品認識に基づきノズル部材による部品吸着位
    置のずれを求め、それに応じた装着位置の補正を行って
    部品装着側へ部品を装着するように構成された実装機に
    おいて、部品供給側から部品を吸着した上記ノズル部材
    を所定の撮像位置に配置し、ノズル部材を第1の回転角
    度とした状態と、これより所定角度だけ回転させた第2
    の回転角度とした状態とにおいてそれぞれ上記撮像手段
    により部品を撮像して部品の認識を行い、上記各状態で
    の部品の中心位置を求めるとともに、その各状態での部
    品の中心位置に基づきノズル部材の位置を求めて、撮像
    手段の基準位置に対するノズル部材の位置の相対的なず
    れ量を演算し、このずれ量を加味して部品の装着位置の
    補正を行うことを特徴とする実装機の位置補正方法。
  2. 【請求項2】 実装機本体に対して移動可能に設けられ
    るヘッドユニットと、このヘッドユニットに具備された
    回転可能なノズル部材と、上記実装機本体に設けられた
    部品認識用の撮像手段とを備え、上記ノズル部材により
    部品供給側から部品を吸着して上記撮像手段により部品
    認識を行った後、この部品認識に基づき装着位置の補正
    を行なって部品装着側へ部品を装着するように構成され
    た実装機において、部品供給側から部品を吸着した上記
    ノズル部材を所定の撮像位置に配置すべくヘッドユニッ
    トを作動させるとともに、上記撮像手段による部品認識
    の際にノズル部材を第1の回転角度とした状態と、これ
    より所定角度だけ回転させた第2の回転角度とした状態
    とにそれぞれノズル部材を作動させる駆動手段と、上記
    撮像手段による部品認識により上記各状態での部品の中
    心位置を求めるとともに、その各状態での部品の中心位
    置に基づきノズル部材の位置を求めて、撮像手段の基準
    位置に対するノズル部材の位置の相対的なずれ量を演算
    する演算手段と、このずれ量を加味して部品の装着を行
    うべく上記駆動手段を制御する制御手段とを設けたこと
    を特徴とする実装機の位置補正装置。
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