JP2013230779A - 車両のスライドドア構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両のスライドドア構造は、ロアレール11と、第1アーム20と、を備える。第1アーム20は、スライドドア6の前端部6a側に連結するドア側連結部23と、ロアレール11に摺動可能に連結するレール側連結部22と、ドア側連結部23とレール側連結部22との間に介設されるアーム本体部21と、を有する。レール側連結部22とアーム本体部21は、互いに回動不能に連結される。アーム本体部21は、ロアレール11とレール側連結部22とが連結している位置におけるロアレール11の接線Tとの成す角度のうち車体前方の角度θ1が鋭角となるように構成される。ロアレール11の後端部側は、ロアレール11の中央部側よりも車幅方向内側に位置するように傾斜する。
【選択図】図2
Description
一方、第1アームが第2傾斜部に沿って摺動しているときには、アーム部がドア側連結部を基点として外方へ傾動するので、第1レールの後端部側において、スライドドアの前端部側をドア開口部から車幅方向外側へ移動させることができる。
また、スライドドアを閉じたときの第1アームの車幅方向に沿う長さを最小限に抑制できるので、車室空間を最大限に確保できる。
ロアレール11は、図1に示すように、ドア開口部5の下縁部5bに設けられ、車体前後方向に延在する鋼製部材である。ロアレール11は、図2に示すように、第1傾斜部11aと、第2傾斜部11bと、を有する。
第1アーム20は、ロアレール11に摺動可能に取り付けられ、ロアレール11とスライドドア6の前端部6a側下部とを連結する鋼製部材である。第1アーム20は、図4に示すように、アーム本体部21と、レール側連結部22と、ドア側連結部23と、を有する。
ミッドレール12は、図1に示すように、ドア開口部5の後縁部5dの後方に設けられ、車体前後方向に延在する鋼製部材である。ミッドレール12は、ドア開口部5の上下方向の略中央部(中央部よりも若干下方)に設けられている。ミッドレール12は、図5に示すように、傾斜部12aと、直線部12bと、を有する。
第2アーム30は、ミッドレール12に摺動可能に取り付けられ、ミッドレール12とスライドドア6の後端部6b側とを連結する鋼製部材である。第2アーム30は、図6に示すように、アーム本体部31と、レール側連結部32と、ドア側連結部33と、を有する。
アッパレール13は、図1に示すように、ドア開口部5の上縁部5aよりも上方に設けられ、車体前後方向に延在する鋼製部材である。アッパレール13は、図8に示すように、第1傾斜部13aと、第2傾斜部13bと、直線部13cと、を有する。
第3アーム40は、アッパレール13に摺動可能に取り付けられ、アッパレール13とスライドドア6の前端部6a側上部とを連結する鋼製部材である。第3アーム40は、図9に示すように、アーム本体部41と、レール側連結部42と、ドア側連結部43と、を有する。
11 ロアレール(第1レール)
11a 第1傾斜部
11b 第2傾斜部
12 ミッドレール(第2レール)
12a 傾斜部
12b 直線部
13 アッパレール(第3レール)
13a 第1傾斜部
13b 第2傾斜部
13c 直線部
20 第1アーム
21 アーム本体部(アーム部)
22 レール側連結部
23 ドア側連結部
30 第2アーム
31 アーム本体部
32 レール側連結部
33 ドア側連結部
40 第3アーム
41 アーム本体部
42 レール側連結部
43 ドア側連結部
5 ドア開口部
5a 上縁部
5b 下縁部
6 スライドドア
6a 前端部
6b 後端部
T 接線
θ1 角度
θ2a、θ2b、θ2c 角度
Claims (6)
- 車体側部に設けられるドア開口部と、
前記ドア開口部を開閉可能に覆うスライドドアと、
前記ドア開口部の上縁部又は下縁部のうちいずれか一方に設けられ、車体前後方向に延在する第1レールと、
前記第1レールに摺動可能に取り付けられ、前記スライドドアの前端部側と前記第1レールとを連結する第1アームと、を備えた車両のスライドドア構造であって、
前記第1アームは、
前記スライドドアの前端部側に連結するドア側連結部と、
前記第1レールに摺動可能に連結するレール側連結部と、
前記ドア側連結部と前記レール側連結部との間に介設されるアーム部と、を有し、
前記レール側連結部と前記アーム部とは、互いに回動不能に連結され、
前記アーム部は、前記第1レールと前記レール側連結部とが連結している位置における前記第1レールの接線との成す角度のうち車体前方の角度が鋭角となるように構成され、
前記第1レールの後端部側は、前記第1レールの中央部側よりも車幅方向内側に位置するように傾斜していることを特徴とする車両のスライドドア構造。 - 前記ドア側連結部と前記アーム部とは、互いに回動可能に連結され、
前記ドア開口部の後縁部の後方に設けられ、車体前後方向に延在する第2レールと、
前記第2レールに摺動可能に取り付けられ、前記スライドドアの後端部側と前記第2レールとを連結する第2アームと、を更に備え、
前記第2レールは、当該第2レールの中央部から後端部に亘って直線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のスライドドア構造。 - 前記第1レールは、当該第1レールの前端部から後方に向かうにつれて車幅方向外側に位置するように傾斜する第1傾斜部と、前記第1傾斜部の後端から後方に向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜する第2傾斜部と、を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両のスライドドア構造。
- 前記アーム部は、前記レール側連結部が前記第1レールの前端部に位置している状態において、車体前後方向に対し略平行に延在することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車両のスライドドア構造。
- 前記ドア開口部の上縁部又は下縁部のうちいずれか他方に設けられ、車体前後方向に延在する第3レールと、
前記第3レールに摺動可能に取り付けられ、前記スライドドアの前端部側と前記第3レールとを連結する第3アームと、を更に備え、
前記第3レールは、当該第3レールの中央部から後端部に亘って車体前後方向に略直線状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両のスライドドア構造。 - 前記第3レールは、前記開口部の上縁部よりも上方に設けられることを特徴とする請求項5に記載の車両のスライドドア構造。
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