JP2006070596A - 車両用スライドドアの開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内へのガイドレールの突出量を少なくした上で、ガイドレールの全高を低くすることができる車両用スライドドアの開閉装置を得る。
【解決手段】アッパガイドレール18を構成するメインガイド20とサブガイド22を上下に分割し別個独立に配設した。また、これに伴い、メインガイド20に沿って移動するメインローラ52、サブガイド22に沿って移動するサブローラ56も別個独立にメインアーム部48、サブアーム部50に支持させることとした。これにより、メインガイド20側及びサブガイド22側でそれぞれドア上下方向へのガタ詰めがなされ、アッパガイドレール18の全高Fを低くすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上下二段にガイドレール及びローラが配設されるタイプの車両用スライドドアの開閉装置に関する。
特許文献1には、スライドドアのリフトアップ量を確保しつつ、スライドドア開放時の車体側の開口寸法を狭くすることなく、車体側へのガイドレールの突出量を小さくすることを目的とした車両用スライドドアの開閉装置に関する技術が開示されている。
具体的には、スライドドア側には、上下に位置が異なるメインローラ及びサブローラが軸支されかつ自ら水平方向に回動自在とされたローラアームが取り付けられている。一方、車体側には、車両前後方向に沿って直線状に配置されかつメインローラの軌道となるメインガイドと、このメインガイドと一体に形成されると共にサブローラの軌道となるサブガイドとから成るアッパガイドレールを設定している。この内、サブガイドはスライドドアの閉止端側で車両幅方向内側へ緩やかに湾曲し、ローラアームが車両幅方向内側へ揺動されるようになっている。
特開2003−214015号公報 実開昭63−119411号公報 実開平1−104814号公報
しかしながら、上記車両用スライドドアの開閉装置による場合、メインガイド及びサブガイドから成るアッパガイドレール並びにメインローラ及びサブローラを軸支するローラアームが、各々一体的に構成されており、かつ上下二段に並ぶように配置されているため、アッパガイドレールの全高(車両上下方向の寸法)が高くなり、車高が低めの車両等には搭載するのが困難な場合がある。
なお、アッパガイドレールの全高が高くなるという前記問題点は、アッパガイドレールを車体にスポット溶接するためのスペースを確保する観点からも生じる。
本発明は上記事実を考慮し、車室内へのガイドレールの突出量を少なくした上で、ガイドレールの全高を低くすることができる車両用スライドドアの開閉装置を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用スライドドアの開閉装置は、スライドドア側に支軸回りに水平方向へ回動可能に設けられ、上下二段に異なる位置に配置されたメインローラ及びサブローラを支持するローラアームと、車体側部に車両前後方向に沿って上下二段に設けられ、車両前後方向に沿って略直線状に敷設されメインローラの軌道を構成するメインガイドと、このメインガイドに沿って敷設されると共に平面視でドア閉止端側においてなだらかに湾曲してメインガイドに対して車室内側へ延設されかつサブローラの軌道を構成するサブガイドと、を備えたガイドレールと、を含んで構成された車両用スライドドアの開閉装置であって、前記ガイドレールは、メインガイド側とサブガイド側とに上下に分割されており、前記ローラアームは、当該メインガイドに沿って転動するメインローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってメインガイド側へ回転付勢されたメインアーム部と、当該サブガイドに沿って転動するサブローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってサブガイド側へ回転付勢されたサブアーム部と、を別個独立に備えている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、スライドドアの開閉時には、メインローラがメインガイドに沿って転動すると共にサブローラがサブガイドに沿って転動することにより、スライドドアが車体側部に沿って車両前後方向に開閉移動する。また、サブガイドは平面視でドア閉止端側においてなだらかに湾曲してメインガイドに対して車室内側へ延設されているため、当該サブガイドのドア閉止端側をサブローラが転動することにより、ローラアームの水平方向への回転変位量が増加される。従って、車室内へのガイドレールの突出量を少なくすることができる。
ここで、本発明では、ガイドレールをメインガイド側とサブガイド側とに上下に分割すると共に、メインローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってメインガイド側へ回転付勢されたメインアーム部と、サブローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってサブガイド側へ回転付勢されたサブアーム部とを、ローラアームが別個独立に備える構成としたので、ガイドレールの全高を低くすることができる。
つまり、メインガイド側について観ると、メインアーム部は単独でドア上下方向へ回動可能に支持されており、かつ付勢力によってメインガイド側へ回転付勢されているため、メインガイドに対するメインローラのドア上下方向(即ち、ガイドレールの高さ方向)へのガタ詰めができる(この部分のガタを最小限に抑えることができる)。換言すれば、ガタ詰めできた分のこの部分の隙間を最小化することができる。またこれに伴い、メインガイドに対するメインアーム部のドア上下方向(即ち、ガイドレールの高さ方向)へのガタ詰めもできる(この部分のガタを最小限に抑えることができる)。換言すれば、ガタ詰めできた分のこの部分の隙間を最小化することができる。これらのガタ詰め効果により、メインガイド側の高さ(メインガイド側の全高)は、ガタが最も抑えられた寸法にまで縮められる。
上記と同様の理屈が、メインガイドと上下二段に配置されたサブガイド側についても当てはまる。従って、サブガイド側においても二つのガタ詰め効果が得られ、その結果、サブガイド側の高さ(サブガイド側の全高)は、ガタが最も抑えられた寸法にまで縮められる。
よって、メインガイド側の高さとサブガイド側の高さを足したガイドレールの全高を低くすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用スライドドアの開閉装置は、スライドドア側に支軸回りに水平方向へ回動可能に設けられ、上下二段に異なる位置に配置されたメインローラ及びサブローラを支持するローラアームと、車体側部に車両前後方向に沿って上下二段に設けられ、車両前後方向に沿って略直線状に敷設されメインローラの軌道を構成するメインガイドと、このメインガイドに沿って敷設されると共に平面視でドア閉止端側においてなだらかに湾曲してメインガイドに対して車室内側へ延設されかつサブローラの軌道を構成するサブガイドと、を備えたガイドレールと、を含んで構成された車両用スライドドアの開閉装置において、ガイドレールをメインガイド側とサブガイド側とに上下に分割すると共に、メインローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってメインガイド側へ回転付勢されたメインアーム部と、サブローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってサブガイド側へ回転付勢されたサブアーム部とを、ローラアームが別個独立に備える構成としたので、ガイドレールの高さ方向へのガタ詰めを効果的に行うことができ、その結果、車室内へのガイドレールの突出量を少なくした上で、ガイドレールの全高を低くすることができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る車両用スライドドアの開閉装置の一実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図4には、スライドドア10を備えた車両12の外観が斜視図で示されている。この図に示されるように、スライドドア10はフロントサイドドア14の後方に配置されており、上端前部10A、下端前部10B、後端中央部10Cの三ケ所で車体側部16に車両前後方向へスライド可能に支持されている。
図3には、上記スライドドア10における上端前部10Aが支持されるアッパガイドレール18の平面配置図が示されている。この図に示されるように、アッパガイドレール18は、全長に亘って車両前後方向に沿って略直線状に敷設された長尺状のメインガイド20と、このメインガイド20に沿って敷設された長尺状のサブガイド22と、によって構成されている。サブガイド22は、ドア開放端(後端部)からドア閉止端側(前端部側)近傍までの部分(以下、この部分を「主部22’」という)についてはメインガイド20よりも車両幅方向外側となる位置でメインガイド20に沿って略直線状に配置されているが、ドア閉止端側については平面視でなだらかに湾曲してメインガイド20の前端部を横切り車室内側へ延設されている(以下、この部分を「湾曲部22”」という)。
ここで、図1に示されるように、上記アッパガイドレール18は上下二段構造とされており、メインガイド20は下段側に配置されサブガイド22はメインガイド20とは別個独立に上段側に配置されている。すなわち、アッパガイドレール18は上下に二分割されている。
メインガイド20は上面側が開放された略コ字状断面形状とされており、底部20Aと底部20Aの両側に平行に立設された左右一対の側部20Bと、これらの側部20Bの上端から互いに接近する方向へ直角に曲げられた上端フランジ部20Cと、底部20Aの中央部に形成され車両下方側へ凹む凹部20Dと、によって構成されている。この内、凹部20Dがルーフサイドレール部24のルーフサイドレールロアアウタパネル26の底部26Aにスポット溶接により固定されている。
なお、ルーフサイドレール部24は、車室内側に配置されたルーフサイドレールロアインナパネル28と、内端部がルーフサイドレールロアインナパネル28の上側端末部28Aに結合されると共に中間部がルーフパネル30に沿って車両幅方向外側へ延出され更に外端部が当該ルーフパネル30の外側端末部30Aと結合されたルーフサイドレールアッパパネル32と、上側端末部26Bがルーフサイドレールアッパパネル32の上端内側の面に結合されると共に下側端末部26Cがルーフサイドレールロアインナパネル28の下側端末部28Bと結合されかつ中間部が車両幅方向内側へ凹んだルーフサイドレールロアアウタパネル26と、によって構成されている。
一方、サブガイド22は下面側が開放された略コ字状断面形状とされており、頂部22Aと頂部22Aの両側から平行に垂下された左右一対の側部22Bと、これらの側部22Bの下端から互いに接近する方向へ直角に曲げられた下端フランジ部22Cと、頂部22Aの中央部に形成され車両上方側へ膨らむ凸部22Dと、によって構成されている。この内、凸部22Dがルーフサイドレール部24のルーフサイドレールアッパパネル32の下面32Aにスポット溶接により固定されている。
図2には、上述したアッパガイドレール18に沿って転動しスライドドア10の上端側を車両前後方向へスライドさせるアッパローラアーム34の全体斜視図が示されている。また、図1には、上記アッパガイドレール18にアッパローラアーム34が挿嵌された状態の縦断面構造が示されている。
これらの図に示されるように、アッパローラアーム34は、断面形状がコ字状とされた取付ブラケット36を備えている。取付ブラケット36は、その底部がスライドドア10の上端部の車室内側に配置されたスライドドアアッパインナパネル38の車室内側の面に図示しないボルト及びウエルドナットで固定されることにより、スライドドア10側に取り付けられている。なお、取付ブラケット36は、その長手方向が車両前後方向となるように配置される。
上記取付ブラケット36の前端両側部には、車両幅方向内側へ向けて互いに平行に延出された一対の取付座40が形成されている。こらの取付座40の間には、アーム部42の基端部が支軸としてのヒンジピン44によって水平方向へ回転自在に連結されている。
アーム部42の先端部(車室内側の端部)には、平面視でコ字状に形成された支持ブラケット46が溶接等によって取り付けられている。なお、アーム部42と支持ブラケット46とをプレス成形によって一体に構成することも可能である。
支持ブラケット46の両側部46Aの間には、メインアーム部48とサブアーム部50とが前後に並んだ状態で別個独立に挿入状態で配置されている。メインアーム部48及びサブアーム部50は、いずれも基端部側が断面コ字状に形成されており、先端部側が平面状に延出された構造になっている。また、サブガイド22の主部22Aがメインガイド20の車両幅方向外側に配置される関係で、メインアーム部48はサブアーム部50よりもアーム長が長く設定されている。
メインアーム部48の先端部には、メインローラ52が支軸54によって転動自在に支持されている。このメインローラ52は下向きに配置されており、下段側に配置されたメインガイド20内に転動自在に挿嵌されている。
一方、サブアーム部50の先端部には、サブローラ56が支軸58によって転動自在に支持されている。このサブローラ56は上向に配置されており、上段側に配置されたサブガイド22内に転動自在に挿嵌されている。なお、サブローラ56は、メインローラ52に対して車両幅方向外側でかつ車両前方側にオフセットして(上下に位置がずれて)配置されている。
さらに、上述した支持ブラケット46の両側部46Aには一本の軸60が通されており、メインアーム部48及びサブアーム部50の基端部はこの軸60を共有してドア上下方向へ回転可能に軸支されている。また、この軸60には2本の捩じりコイルスプリング62、64が同軸的に巻装されている。
メインアーム部48の基端部の下方に配置された捩じりコイルスプリング62の一端部は支持ブラケット46の基部46Bに形成された係止孔66に挿入係止され、他端部はメインアーム部48の側壁の内側に形成された係止孔68に挿入係止されている。これにより、捩じりコイルスプリング62は、メインアーム部48を軸60回りに車両下方側(つまり、メインローラ52をメインガイド20の底部20Aへ押し付ける方向:矢印A方向)へ回転付勢している。
サブアーム部50の基端部の下方に配置された捩じりコイルスプリング64の一端部は支持ブラケット46の基部46Bに形成された係止孔70に挿入係止され、他端部はサブアーム部50の側壁の内側に形成された係止孔72に挿入係止されている。これにより、捩じりコイルスプリング64は、サブアーム部50を軸60回りに車両上方側(つまり、サブローラ56をサブガイド22の頂部22Aへ押し付ける方向:矢印B方向)へ回転付勢している。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
スライドドア10の開閉時には、メインローラ52がメインガイド20に沿って転動すると共にサブローラ56がサブガイド22に沿って転動することにより、スライドドア10が車体側部16に沿って車両前後方向に開閉移動する。
また、サブガイド22の主部22’はメインガイド20の車両幅方向外側に配置されており、サブガイド22の湾曲部22”は平面視でドア閉止端側においてなだらかに湾曲してメインガイド20に対して車室内側へ延設されているため、当該サブガイド22のドア閉止端側をサブローラ56が転動することにより、メインローラ52を回転中心としてアッパローラアーム34が水平方向へ大きく回転変位される。つまり、サブローラ56はメインローラ52に対して車室外側の位置と車室内側の位置との間を変位するので、アッパローラアーム34の回転変位量も増加される。従って、ドアリフトアップ量を確保した上で、スライドドア10の開放時の車体側の開口部78の開口寸法を狭くすることなく、車室内へのアッパガイドレール18(サブガイド22)の突出量を少なくすることができる。
ここで、本実施形態では、アッパガイドレール18をメインガイド20側とサブガイド22側とに上下に分割すると共に、メインローラ52をドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってメインガイド20側へ回転付勢されたメインアーム部48と、サブローラ56をドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってサブガイド22側へ回転付勢されたサブアーム部50とを、アッパローラアーム34が別個独立に備える構成としたので、アッパガイドレール18の全高F(図1参照)を低くすることができる。
つまり、メインガイド20側について観ると、メインアーム部48は単独でドア上下方向へ回動可能に支持されており、かつ付勢力によってメインガイド20側へ回転付勢されているため、メインガイド20に対するメインローラ52のドア上下方向(即ち、アッパガイドレール18の高さ方向)へのガタ詰めができる(この部分のガタを最小限に抑えることができる)。換言すれば、ガタ詰めできた分のこの部分の隙間74(間隙寸法C)を最小化することができる。またこれに伴い、メインガイド20に対するメインアーム部48のドア上下方向(即ち、アッパガイドレール18の高さ方向)へのガタ詰めもできる(この部分のガタを最小限に抑えることができる)。換言すれば、ガタ詰めできた分のこの部分の隙間76(間隙寸法D)を最小化することができる。これらのガタ詰め効果により、メインガイド20側の高さ(メインガイド20側の全高F1)は、ガタが最も抑えられた寸法にまで縮められる。
上記と同様の理屈が、メインガイド20と上下二段に配置されたサブガイド22側についても当てはまる。従って、サブガイド22側においても二つのガタ詰め効果が得られ、隙間74’(間隙寸法C’)及び隙間76’(間隙寸法D’)の最小化が達成される。その結果、サブガイド22側の高さ(サブガイド側の全高F2)も、ガタが最も抑えられた寸法にまで縮められる。
以上より、本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置によれば、メインガイド20側の高さとサブガイド22側の高さを足したアッパガイドレール18の全高Fを低くすることができる。その結果、本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置によれば、車室内へのアッパガイドレール18の突出量を少なくした上で、アッパガイドレール18の全高Fを低くすることができる。従って、本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置は、車高が低めの車両に対しても充分に適用することができる。
なお、補足すると、図1においては、メインガイド20の全高F1とサブガイド22の全高F2とを足したものがアッパガイドレール18の全高Fであるという意味を解り易く伝えるために、メインアーム部48とサブアーム部50とを上下に並べて図示して説明したが、図2からわかるように、メインアーム部48の頂壁部とサブアーム部50の頂壁部とは基本的には同一平面内に配置されているため、図1図示の方向から観た場合、サブアーム部50の頂壁部はメインアーム部48の頂壁部に隠れることになる。従って、実際には、アッパガイドレール18の全高Fは更に低くなる。
また、本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置では、アッパガイドレール18をメインガイド20とサブガイド22とに上下二分割し、別個独立にボディー側に固定する構造としたので、両者を一体形成した場合に比べて、アッパガイドレール18を容易に製作することができる。従って、アッパガイドレール18の製造コストを削減することができる。また、同様の理由から、メインガイド20及びサブガイド22をボディー側にスポット溶接する際の作業スペースも確保し易くなる。従って、アッパガイドレール18の組付作業性も向上させることができる。
(本実施形態の補足説明)
なお、上述した本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置では、捩じりコイルスプリング62、64を用いてメインアーム部48、サブアーム部50を回転付勢したが、これに限らず、圧縮コイルスプリングや引張コイルスプリング等、他の種類の付勢手段を用いてもよい。
また、上述した本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置では、車室内へのアッパガイドレール18の突出量を可能な限り少なくする観点から、平面視においてサブガイド22の主部22’をメインガイド20よりも車両幅方向外側に配置したが、車体構造によっては必ずしもサブガイド22の主部22’がメインガイド20より車両幅方向外側に配置されている必要はなく、サブガイドがメインガイドに重なるように配置されていてもよい。
さらに、上述した本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置では、スライドドア10の前端上部10Aを支持するアッパ側に対して本発明を適用したが、これに限らず、前端下部10Bを支持するロア側に対して本発明を適用することも可能である。
本実施形態に係る車両用スライドドアの開閉装置の要部を示す縦断面図、即ちアッパガイドレールにアッパローラアームが挿嵌された状態の縦断面構造を示す断面図である。 アッパローラアームの全体斜視図である。 スライドドアにおける上端前部を支持するアッパガイドレールの平面配置図である。 スライドドアを備えた車両の外観斜視図である。
符号の説明
10 スライドドア
16 車体側部
18 アッパガイドレール
20 メインガイド
22 サブガイド
22’ 主部
22” 湾曲部
34 アッパローラアーム
44 ヒンジピン(支軸)
48 メインアーム部
50 サブアーム部
52 メインローラ
56 サブローラ
62 捩じりコイルスプリング
64 捩じりコイルスプリング
74 隙間
76 隙間
74’ 隙間
76’ 隙間

Claims (1)

  1. スライドドア側に支軸回りに水平方向へ回動可能に設けられ、上下二段に異なる位置に配置されたメインローラ及びサブローラを支持するローラアームと、
    車体側部に車両前後方向に沿って上下二段に設けられ、車両前後方向に沿って略直線状に敷設されメインローラの軌道を構成するメインガイドと、このメインガイドに沿って敷設されると共に平面視でドア閉止端側においてなだらかに湾曲してメインガイドに対して車室内側へ延設されかつサブローラの軌道を構成するサブガイドと、を備えたガイドレールと、
    を含んで構成された車両用スライドドアの開閉装置であって、
    前記ガイドレールは、メインガイド側とサブガイド側とに上下に分割されており、
    前記ローラアームは、当該メインガイドに沿って転動するメインローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってメインガイド側へ回転付勢されたメインアーム部と、当該サブガイドに沿って転動するサブローラをドア上下方向へ回動可能に支持しかつ付勢力によってサブガイド側へ回転付勢されたサブアーム部と、を別個独立に備えている、
    ことを特徴とする車両用スライドドアの開閉装置。
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