JP7040417B2 - 車両用ステップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ボディのドア開口部の位置に設置される車両用ステップ装置に関する。
この種の車両用ステップ装置は、踏み面となるステップ板と、このステップ板を車幅方向等に動かす機構とを基本構成として有している。例えば図13に示す特許文献1の車両用ステップ装置80は、本発明のステップ板に相当する昇降用ステップ81と、昇降用ステップ81を車幅方向に移動させるリンク機構84とを有している(図13では、便宜上、昇降用ステップを透視して図示する)。昇降用ステップ81は、概ね矩形の平板部材であり、ベースフレーム82上に固定されている。またリンク機構84は、ほぼ水平面内で作動する平行リンク構造を有し、電動モータMの駆動力で動く駆動側リンク84aと、駆動側リンク84aの動きに追従する従動側リンク84bとを有している。特許文献1の技術では、各リンク84a,84bの基端部を車両90側に軸連結するとともに、各リンク84a,84bの先端部を、ベースフレーム82の支持アーム82f,82bに軸連結して、昇降用ステップ81の車幅方向内側(右側)に配置している。そして各リンク84a,84bが基端部を中心に回転して、先端部側が次第に車幅方向外側(左側)に向けて回動することで、昇降用ステップ81が、車両90の下側から車幅方向外側に突出していく。また各リンク84a,84bの先端部側が車幅方向内側に向けて回動することで、昇降用ステップ81が、車両90の下側に格納された状態となって、車幅方向外側からリンク機構84に近接して配置される。
特開平11-11218号公報
ところで公知技術の車両用ステップ装置80では、昇降用ステップ81(ステップ板)を車両90の下側に格納した際に、この昇降用ステップ81が、リンク機構84をなす各リンク84a,84bと電動モータMの車幅方向外側に配置される。このため公知技術の構成では、昇降用ステップ81の格納スペースをリンク機構84とは別に設けなければならず、車両90側に大きな格納スペースを要する構成となっていた。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ステップ板をよりコンパクトに格納可能な車両用ステップ装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用ステップ装置は、車両ボディのドア開口部の位置に設置される車両用ステップ装置であり、ステップ板と、ステップ板を支持する支持機構の支持リンクとを備えている。そして支持リンクの基端部は、車両ボディのドア開口部の下縁部を形成する筒状のロッカーの下側に設けられた支持部に軸連結され、支持リンクの先端部は、ステップ板の下面側に軸連結されている。本発明の車両用ステップ装置では、支持リンクの回動にてステップ板をロッカー側に格納するのであるが、この種の装置構成では、ステップ板をよりコンパクトに格納できることが望ましい。
そこで本発明では、支持リンクの先端部が支持部を中心に回動することにより、ステップ板が、高さ方向においてロッカーと支持リンクの間に配置された状態で、車両外側に突出する使用位置から、ロッカーの下側で、かつ、ロッカーの下端位置に形成されたフランジ部の車幅方向外側に位置する格納位置に変位可能である。そして格納位置のステップ板は、支持リンクの少なくとも一部に上側から重なった状態で、車両外側から支持部の隣に配置される。本発明では、ステップ板を、高さ方向においてロッカーと支持リンクの間にコンパクトに配置しつつ位置変位させる。そして格納位置のステップ板は、支持リンクの少なくとも一部に上側から重なって支持部の隣に配置されるため、ステップ板と支持機構とを個別に収容する場合に比してステップ板のコンパクトな格納に資する構成となっている。
第2発明の車両用ステップ装置は、第1発明の車両用ステップ装置において、格納位置のステップ板を基準として、少なくともステップ板の一部が、支持リンクと支持部に高さ方向と車幅方向で重なる。本発明では、格納位置のステップ板の少なくとも一部が、支持リンクに高さ方向で重なり且つ車幅方向で支持部に重なるため、ステップ板のコンパクトな格納により確実に資する構成となっている。
第3発明の車両用ステップ装置は、第1発明又は第2発明の車両用ステップ装置において、ステップ板には、格納位置において支持部との干渉を回避する干渉回避構造が設けられている。本発明では、干渉回避構造にてステップ板と支持部との干渉を回避することができるため、ステップ板のコンパクトな格納に更に確実に資する構成となっている。
第4発明の車両用ステップ装置は、第3発明の車両用ステップ装置において、干渉回避構造は、ステップ板の車両ボディ側の縁部の少なくとも一部で形成されている。本発明では、干渉回避構造が、ステップ板の縁部を利用して形成されているため、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。
本発明に係る第1発明によれば、ステップ板をよりコンパクトに格納可能な車両用ステップ装置を提供することができる。また第2発明によれば、ステップ板のコンパクトな格納により確実に資する構成とすることができる。また第3発明によれば、ステップ板のコンパクトな格納に更に確実に資する構成とすることができる。また第4発明によれば、比較的シンプルな構成によって、ステップ板のコンパクトな格納に資する構成とすることができる。
車両の概略斜視図である。 車両用ステップ装置を示す車両一部の拡大概略斜視図である。 図1のIII-III線断面図である。 スライドドアを閉じ状態とした車両の断面図である。 車両用ステップ装置を示す車両一部の上面図である。 図5のVI-VI線断面図に相当する各ステップ板の概略断面図である。 車両用ステップ装置を示す車両一部の下方斜視図である。 第一ステップ板の位置変位の態様を示す車両一部の下面図である。 格納位置の第一ステップ板を示す車両一部の透視上面図である。 変形例の車両用ステップ装置を示す車両一部の下方斜視図である。 実施例2の車両用ステップ装置を示す車両一部の下面図である。 実施例2の各ステップ板の位置変位の態様を示す下面図である。 公知技術の車両用ステップ装置の概略透視上面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1~図12を参照して説明する。各図には、便宜上、車両の前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を図示する。また以下に示す実施例では、車両の左右方向が車幅方向と規定され、車両の左側が車幅方向外側(車両外側)となり、車両の右側が車幅方向内側となる。そして各図では、便宜上、車両の方向を示す矢線に、左側(外側)と表記し、右側(内側)と表記することがある。
図1に示す車両2は、車両の外形をなす車両ボディ10と、車両用ステップ装置40とを備え、さらに車両ボディ10には、フロントドア開口部11とリヤドア開口部12が設けられている。フロントドア開口部11は、運転席や助手席等の前部座席に対応する開口部であり、ドアヒンジ(図示省略)を中心に回動可能なフロントドア15により開閉可能に構成されている。またリヤドア開口部12(詳細後述)は、後部座席に対応する開口部であり、車両前後方向にスライドするスライドドア20(詳細後述)により開閉可能に構成されている。
[実施例1]
そしてリヤドア開口部12の下縁部側(後述のロッカー30)には、図2に示すように車両用ステップ装置40が設置されている。この車両用ステップ装置40は、主構成として、踏み面となる第一ステップ板41及び第二ステップ板42と、支持機構としての四節リンク機構43とを有している(各構成の詳細は後述)。そして第一ステップ板41は、四節リンク機構43を介してロッカー30の下側に設置されており、スライドドア20が開く際に格納位置から使用位置まで移動することが可能となっている。この種の構成では、車両側の格納スペースなどを考慮して、格納位置の第一ステップ板41を、ロッカー30の下側にコンパクトに格納しておくことが望ましい。そこで本実施例においては、後述する構成によって、第一ステップ板41をよりコンパクトに格納可能な車両用ステップ装置40を提供することとした。以下、各構成について詳述する。
[ドア開口部]
ここで図3に示すリヤドア開口部12は、本発明のドア開口部に相当する部位であり、リヤドア開口部12の下縁部の車両ボディ10部分には、固定ステップ板12sとロッカー30とが設けられている。このロッカー30は、固定ステップ板12sの下方で車両前後方向に延びる筒状のフレームであり、後述する支持ブラケット37を有している。そしてロッカー30は、ロッカーインナー31と、ロッカーアウター330と、ロッカーアウター330の上部左側を覆うサイドアウター35とから構成されている。ロッカーインナー31は、車両前後方向に延びるフレームであって、断面略横向きU字形に形成されて左側(車幅方向外側)が解放されている。このロッカーインナー31の上端位置と下端位置とには、それぞれフランジ部31u,31dが形成され、ロッカーインナー31の上端角部には、フロアパネル16が上から重ねられた状態で溶接等により固定されている。
また図3に示すロッカーアウター330は、ロッカーインナー31に対して左側から嵌込まれた板状部材である。このロッカーアウター330は、断面略逆L字形の上部パネル331と、段差状に屈曲した板状の天井パネル332と、断面略横向き逆U字形に形成された下部パネル333とから構成されている。上部パネル331は、上端位置に縦向きフランジ部331uが形成されており、下端位置に横向きフランジ部331yが形成されている。そして上端位置の縦向きフランジ部331uは、ロッカーインナー31(上端位置)のフランジ部31uとサイドアウター35(上端位置)のフランジ部35uとに挟まれた状態で溶接等により接合されている。また接合された各フランジ部35u,331u,31uには、ボディ側ウエザストリップ17が嵌め込まれており、このボディ側ウエザストリップ17にて、後述のスライドドア20と車両ボディ10のリヤドア開口部12間をシールできる。なおボディ側ウエザストリップ17の上部には固定ステップ板12sの左縁が固定されており、この固定ステップ板12sによって、ロッカーインナー31とフロアパネル16の上側が覆われている。また上部パネル331(下端位置)の横向きフランジ部331yには、天井パネル332の外部フランジ部332wが下側から重ねられた状態で溶接等により接合されている。この天井パネル332は、段差状に屈曲しつつ左右に延びるパネルであり、天井パネル332の下面には下部ガイドレール19が取付けられている。そして天井パネル332は、奥端側(右端側)に縦壁部332tが設けられており、この縦壁部332tがロッカーインナー31の縦壁部に溶接等により接合されている。
また図3に示す下部パネル333は、断面略横向き逆U字形に形成されており、その左側に、後述する第二ステップ板42設置用の縦向きの取付けフランジ部333wが設けられている。また下部パネル333の右側(車幅方向内側)の上端位置には、縦壁状の上端フランジ部333uが形成されており、下部パネル333の右側の下端位置には、同じく縦壁状の下端フランジ部333fが形成されている。上端フランジ部333uは、天井パネル332の縦壁部332tに重ねられた状態でロッカーインナー31の縦壁部に溶接等により接合されている。そして下部パネル333と天井パネル332の間に空間S1が形成され、この空間S1には、上述の下部ガイドレール19とともに、後述するスライドドア20の駆動装置(図示省略)等が収納される。また下端フランジ部333fは、ロッカーインナー31の下端位置に形成されたフランジ部31dに重ねられて溶接等で接合されている。以後、下部パネル333の下端フランジ部333fとロッカーインナー31のフランジ部31dとをロッカー30の下端フランジ部333f,31dと呼ぶことにする。
またロッカー30の下側には支持ブラケット37が固定されており、この支持ブラケット37によって、後述の車両用ステップ装置40の四節リンク機構43が下方から支持されている(四節リンク機構43の連結態様は後述)。そして本実施例の支持ブラケット37は、図5及び図7に示すように二個一組で使用されている。これら各支持ブラケット37は、図3に示すように、ロッカー30の下端フランジ部333f,31dを跨いでこれらの左側と右側とでロッカー30に固定されている。すなわち各支持ブラケット37は、下端フランジ部333f,31dを跨ぐ跨ぎ部37mと、跨ぎ部37mの内側に設けられた内側フランジ部37eとを備えている。そして支持ブラケット37の内側フランジ部37eが、図3に示すようにロッカーインナー31に対して下側からボルト止めされる。また各支持ブラケット37は、図7に示すように各下端フランジ部333f,31dの左側に配置される支持部37sf,37sb(詳細後述)を有し、これら各支持部37sf,37sbの前後両側には、それぞれ外側フランジ部37fが設けられている。そして支持ブラケット37の外側フランジ部37fが、ロッカーアウター330の下部パネル333に対して下側からボルト止めされる。
[スライドドア]
図1~図3に示すスライドドア20は、中空閉断面状の部材であり、後述する連結機構の一部(ブラケット45b)を有している。このスライドドア20は、リヤドア開口部12を被覆可能な外形寸法を有し、ドアアウタパネル22とドアインナパネル23とが互いの周縁部分で接合されて構成されている。さらにドアアウタパネル22の左下部には、車両前後方向に延びる外装材24が設けられている。この外装材24の下端部は、左側(車幅方向外側)に張り出しており、その下方に、後述の各ステップ板41,42及びブラケット45bを配置可能なスペースが設けられている。またドアインナパネル23の周縁近傍には、リヤドア開口部12の周縁に当接可能なドア側ウエザストリップ23wが設けられている。
また図4に示すドアインナパネル23の上部位置と高さ方向中央位置と下部位置にはそれぞれガイドローラーユニットが設けられている(図4では、便宜上、下部ガイドローラーユニット25のみ図示する)。例えばドアインナパネル23の下部には下部ガイドローラーユニット25が設けられており、この下部ガイドローラーユニット25は、ドア側ウエザストリップ23wよりも高い位置に設けられている。そして下部ガイドローラーユニット25には、縦向きのローラ部材(符号省略)が回転可能に軸支されており、このローラ部材が、ロッカー30の空間S1内に配置されている下部ガイドレール19に転動可能な状態で嵌め込まれている。なお図示しない上部位置と中央位置のガイドローラーユニットのローラ部材も、図1に示す車両ボディ10の上部ガイドレール(図示省略)と中央部ガイドレール(図示省略)とに転動可能な状態で嵌め込まれている。
ここで図3に示す下部ガイドレール19(及び上部ガイドレールと中央部ガイドレール)は、スライドドア20が図8に示す移動軌跡Do,Dsに沿って移動できるように平面形状が設定されている。このためスライドドア20が全閉位置から半開位置まで移動する際には、スライドドア20は移動軌跡Doに沿って左側(車幅方向外側)に移動しつつ車両後方に移動するようになる。そしてスライドドア20が半開位置から全開位置まで移動する際は、スライドドア20は移動軌跡Dsに沿って車両後方に移動するようになる。
[車両用ステップ装置]
図1~図4に示す車両用ステップ装置40は、乗員の昇降動作を支援するための装置であり、第一ステップ板41と、第二ステップ板42と、四節リンク機構43(支持機構)と、連結機構の一部(レール部46)とを備えている。本実施例では、後述する四節リンク機構43が、第一ステップ板41とともに、各支持ブラケット37に支持されてロッカー30の下側に設置されている。そして後述する第二ステップ板42は、第一ステップ板41の上側に位置するようにロッカー30側に設置されている。なお両ステップ板41,42の地上からの高さ位置(地上高)は、乗員の乗降動作を考慮して必要以上に高すぎないことが望ましい。ここでロッカー30の地上高は、地上の障害物などを考慮して適度な高さ位置に設定されている。そこで本実施例では、第一ステップ板41を、下端フランジ部333f,31dの左側(車幅方向外側)に配置し、さらに下端フランジ部333f,31dの下端位置(H1)以上の高さ位置に配置している。このように第一ステップ板41をロッカー30の下側に設置することで、第一ステップ板41の地上高が高くなりすぎるといった事態を極力回避しつつ、その地上高を適正値に設定できる。
[第一ステップ板(ステップ板)]
図5~図7に示す第一ステップ板41は、乗員の乗降の際に踏み面となる板状部材であり、本発明のステップ板に相当する。この第一ステップ板41は、後述の四節リンク機構43(支持機構)にて、ロッカー30に対して概ね平行に支持されている。そして第一ステップ板41は、前後に長尺な帯板状に形成されており、踏み面となるべき第一上面部41aを有している。この第一上面部41aは、上方視で概ね矩形状をなし、複数の滑止部41Xと、複数の案内部41Yとが上方に向けて突設されている。各滑止部41Xは、前後方向に延びる縦板状の部位であり、いずれの滑止部41Xも概ね同形同寸とされている。そして第一上面部41aには、複数の滑止部41X(各図では三つ)が左右に列をなして設けられており、隣り合う滑止部41Xの列同士は、前後方向に適宜の間隔をあけて配置されている。
[案内部]
そして図5及び図6に示す各案内部41Yは、後述する第一ステップ板41の位置変位方向である左右方向に延びる縦板状の部位であり、いずれの案内部41Yも概ね同形同寸とされている。これら各案内部41Yは、隣り合う滑止部41Xの列の間にそれぞれ配置されており、本実施例の第一上面部41aでは、前後方向において各案内部41Yがバランスよく配置された状態となっている。そして各案内部41Yは、各滑止部41Xの列を横断するように延びているとともに、各滑止部41Xを乗り越えるように上下の寸法が大きくなっている。すなわち図6を参照して、各案内部41Yの右側(車幅方向内側)の上端面部分は、右端から左に向かうにつれて次第に上方に傾斜しており、最も右側に配置する滑止部41Xを乗り越えるような内側テーパ面Y1となっている。さらに内側テーパ面Y1の頂点から左側(車幅方向外側)の上端面部分は、残りの滑止部41Xの上方に配置されているとともに、左端に向かうにつれて次第に緩やかに下方に傾斜する外側テーパ面Y2となっている。そして各案内部41Yの上端面(Y1,Y2)には、後述する第二ステップ板42の左縁42dが接しており、この第二ステップ板42は、各案内部41Yの上端面(Y1,Y2)に沿って左右に相対移動することが可能となっている。
また図5に示す第一上面部41aには、その周縁をなす部分として、左右に延びている短尺な前縁部41b及び後縁部41cと、前後に延びている長尺な左縁部41d及び右縁部41eとが設けられている。前縁部41bは、概ね左右に直線的に延び、後縁部41cは、後方に向かうにつれて次第に左方に向けて傾斜している。また左縁部41dは、第一ステップ板41の左側(車幅方向外側)の縁部分であり、概ね前後に直線的に延びている。そして右縁部41eは、第一ステップ板41の右側(車幅方向内側)の縁部分であり、本発明のステップ板の車両ボディ側の縁部に相当する。
[離間部位、干渉回避構造]
この第一ステップ板41の右縁部41eには、図5に示すように、一般縁部位411と、凹部位412(離間部位413)とが設けられている。一般縁部位411は、凹部位412を除く右縁部41eをなしている縁部分であり、左縁部41dと概ね並行となるように前後に直線的に延びている。また凹部位412は、第一ステップ板41を上方視で矩形状に切欠くことで形成されている部位であり、後述するように本発明の干渉回避構造に相当する。この凹部位412は、後述する格納位置の第一ステップ板41を基準として、前側の支持ブラケット37(前側支持部37sf)と対応する位置に設けられている。そして凹部位412は、一般縁部位411に比して左側に凹んだ状態となっており、この凹部位412の底縁には、右縁部41eと概ね平行な離間部位413が設けられている。そして凹部位412では、上方視において踏み面となるべき板部分が存在せず、後述するように離間部位413とロッカー30との間に比較的大きな隙(非ステップ領域60)が生じることがある。
[四節リンク機構(支持機構、支持リンク)]
図5及び図7に示す四節リンク機構43は、本発明の支持機構に相当する機構であり、第一ステップ板41の左側(車両外側)への突出量を調整可能な状態で第一ステップ板41をロッカー30に対して支持することができる。すなわち四節リンク機構43は、ロッカー30に対して第一ステップ板41を格納位置と使用位置間で移動可能に支持しており、第一ステップ板41の突出量をその位置変位によって調整できる。この四節リンク機構43は、本発明の支持リンクに相当する前支持リンク43f及び後支持リンク43bを備えている。これら前支持リンク43fと後支持リンク43bとは、等しい長さで形成された板状部材であり、後述するように第一ステップ板41とロッカー30とにそれぞれ軸連結されている。
[支持部]
そして図5及び図7に示す前支持リンク43fの基端部と後支持リンク43bの基端部とは、それぞれ対応する支持ブラケット37を介してロッカー30側に軸連結されている。ここで各支持リンク43f,43bの軸連結の態様は概ね同一であるため、以下に、専ら前支持リンク43fを一例にその詳細を説明する。この前支持リンク43fの基端部は、側面視でハット断面形状を有する前側の支持ブラケット37に軸連結される。また前側の支持ブラケット37には、ロッカー30の下面(下部パネル333)に対して下方に突出している前側支持部37sfが設けられており、この前側支持部37sfは、本発明の支持部に相当する部位である。そして前支持リンク43fの基端部は、前側支持部37sfに上から重ねられた状態とされて、前側の回転中心軸43cにより前側支持部37sfに水平回動可能な状態で軸連結している。こうして前支持リンク43fは、下方に突出している前側支持部37sfに軸連結されて、第一ステップ板41の下方に配置された状態となっている。そして前支持リンク43fの先端部は、第一ステップ板41の前部の下面側に先端連結軸43xによって水平回動可能な状態で軸連結されている。
また図5及び図7に示す後支持リンク43bの基端部も、後側の支持ブラケット37の後側支持部37sbに軸連結されている。すなわち後支持リンク43bの基端部も後側支持部37sbに上から重ねられた状態とされて、後側の回転中心軸43eにより後側支持部37sbに水平回動可能な状態で軸連結している。そして後支持リンク43bの先端部は、第一ステップ板41の後部の下面側に先端連結軸43yによって水平回動可能な状態で軸連結されている。
[四節リンク機構(支持リンク)による第一ステップ板の位置変位]
ここで図8を参照して、第一ステップ板41に連結された前後の先端連結軸43x,43y間の距離は、前後の支持部37sf,37sbに連結された回転中心軸43c,43e間の距離と等しい値に設定されている。また前支持リンク43fと後支持リンク43bとは等しい寸法で形成されている。このため四節リンク機構43の前支持リンク43fと後支持リンク43bとが水平回動することで、第一ステップ板41は、平面視においてロッカー30と平行に保持された状態で円弧軌跡Sに沿って移動するようになる。そして両支持リンク43f,43bの先端部が、回転中心軸43c,43eを中心にロッカー30とほぼ平行な位置(右回動限位置)まで水平回動する(図8の二点破線部分を参照)。このように両支持リンク43f,43bの先端部が、回転中心軸43c,43eを中心に右側(車幅方向内側)に回動することで、第一ステップ板41は、図8の二点破線で示すようにロッカー30の下側に位置する格納位置に保持される。また両支持リンク43f,43bの先端部が、回転中心軸43c,43eを中心にロッカー30とほぼ直角な位置(左回動限位置)まで水平回動する(図8の実線部分を参照)。このように両支持リンク43f,43bの先端部が、回転中心軸43c,43eを中心に左側(車幅方向外側)に回動することで、第一ステップ板41は、図8の実線で示すようにロッカー30の下側から左側に突出して使用位置に保持される。
[第二ステップ板]
図5~図7に示す第二ステップ板42は、第一ステップ板41と同様に乗員の乗降の際に踏み面となる板状部材であり、第一ステップ板41の上側に配置されるようにロッカー30側に配設されている。この第二ステップ板42には、断面視略逆L字状となるように、固定板部42xがヒンジ部42yを介して連結されている。固定板部42xは、前後に長尺な縦壁状に形成されており、下部パネル333の取付けフランジ部333wに締結等の手法で固定されている。そして固定板部42xの下縁は、第一ステップ板41の上側に配置されているとともに、ヒンジ部42yを介して第二ステップ板42が連結されている。このヒンジ部42yは、固定板部42xの下縁と第二ステップ板42の右部分(右縁42e)とを連結する蝶番状の部位である。そして第二ステップ板42の左部分(左縁42d)側は、ヒンジ部42yの前後に延びる軸Aを中心として固定板部42xに対して上下に回動可能な状態となっている。
そして図5~図7に示す第二ステップ板42は、ヒンジ部42yから左側(車幅方向外側)に突出しているとともに、第一ステップ板41の各案内部41Yに下支えされて同板と概ね平行に配置されている。この第二ステップ板42は、前後に長尺な帯板状に形成されており、踏み面となるべき第二上面部42aを有している。この第二上面部42aは、上方視で概ね矩形状をなし、使用位置における第一上面部41aの凹部位412(後述の非ステップ領域60)を被覆可能な前後左右の寸法を有している。例えば本実施例の第二上面部42aの前後の寸法は、第一上面部41aの前後の寸法と概ね一致し、また第二上面部42aの左右の寸法は、凹部位412の左右の寸法以上に設定されている。なお第二ステップ板42の左右の寸法は、図4に示す閉じ状態のスライドドア20とロッカー30の間に配置可能なように第一上面部41aよりも小さくされている。
また図2及び図6を参照して、第二上面部42aには、複数の上側滑止部42Xが左右に列をなして設けられており、隣り合う上側滑止部42Xの列同士は、前後方向に適宜の間隔をあけて配置されている。そして図5を参照して、第二上面部42aにも、その周縁をなす部分として、左右に延びている短尺な前縁42b及び後縁42cと、前後に延びている長尺な左縁42d及び右縁42eとが設けられている(図5では、便宜上、上側滑止部を省略している)。前縁42bは、前方に向かうにつれて次第に右側に向けて湾曲しており、後縁42cは、概ね左右に直線的に延びている。また左縁42dと右縁42eとは、概ね前後に直線的に延びており互いに平行な状態となっている。そして左縁42dは、図6に示すように第二上面部42aに対して下方に屈曲しており、この左縁42dが、第一ステップ板41の各案内部41Yの上端面(Y1,Y2)に当接している。
[連結機構]
図2~図4に示す連結機構45は、第一ステップ板41とスライドドア20とを連結する機構であり、スライドドア20側のブラケット45bと、第一ステップ板41側のレール部46とで構成されている。ここでブラケット45bは、上下に長い帯板状に形成されており、スライドドア20の前端位置でドアアウタパネル22とドアインナパネル23との下部に固定されている。そしてブラケット45bの下部は、図3に示すように下方に向かうにつれて左方に傾斜したのち、第一ステップ板41の左端からその下側に直角に折り曲げられてほぼ水平に保持されている。また水平に保持されたブラケット45bの下端部に転動ローラ45rが水平に設けられている。この転動ローラ45rは、第一ステップ板41の下面に形成された後述のレール部46に転動可能な状態で嵌合している。
また図3に示す第一ステップ板41のレール部46は、断面形状が逆U字形に形成されており、転動ローラ45rが下方から嵌合する構成である。すなわち第一ステップ板41とスライドドア20とは、連結機構45のブラケット45b、転動ローラ45r及びレール部46を介して連結されている。そしてレール部46は、第一ステップ板41の左端側に形成されて、スライドドア20の外装材24の下側且つ右側(車幅方向内側)に配置されている。このレール部46は、図7及び図8に示すように、前端折曲部46aと直線部46bとから構成されており、直線部46bが第一ステップ板41の下面の左端に沿って前後方向に延びるように形成されている。またレール部46の前端折曲部46aは、直線部46bに対して右側に所定角度で折り曲げられている。そして図8を参照して、レール部46の前端折曲部46aは、スライドドア20が全閉位置から開方向に移動を開始するときの移動軌跡Doに沿うように形成されている。またレール部46の直線部46bは移動軌跡Doとは交差し、スライドドア20の半開位置から全開位置までの移動軌跡Dsとは平行になるように形成されている。
[車両用ステップ装置の動作]
スライドドア20が全閉位置にある状態では、図4に示すように、車両用ステップ装置40の第一ステップ板41がロッカー30の下側の格納位置に保持される。このとき四節リンク機構43の前支持リンク43fと後支持リンク43bとは、図8の二点破線部分を参照して、各支持部37sf,37sbの回転中心軸43c,43eを中心にロッカー30とほぼ平行な位置(右回動限位置)まで水平回動している。このため格納位置の第一ステップ板41は、図4に示すように四節リンク機構43とともにロッカー30の下方に配置されることとなる。なお第一ステップ板41の左縁部41dは、図4に示すように第二ステップ板42の左縁42dに対して上下方向に概ね一致する位置に配置した状態となる。このため第一ステップ板41のほぼ全幅が、ロッカー30の下部パネル333及び第二ステップ板42の下方に収まり良く格納された状態となる。なおこの格納位置では、ブラケット45bの転動ローラ45rが、図7(二点破線)及び図8を参照して、レール部46の前端折曲部46aの前端部に位置している。
[格納位置の第一ステップ板]
ところで図4に示すように第一ステップ板41を四節リンク機構43とともに格納する際には、第一ステップ板41を、ロッカー30の下側に極力コンパクトに格納しておくことが望ましい。そこで本実施例では、第一ステップ板41が、図3、図4及び図8(二点破線)を参照して、高さ方向(上下方向)においてロッカー30と各支持リンク43f,43bの間に配置された状態で、使用位置から格納位置に変位可能とされている。すなわち本実施例では、第一ステップ板41を、高さ方向において各支持リンク43f,43bとロッカー30の間にコンパクトに配置しつつ位置変位させることができる。そして格納位置の第一ステップ板41は、図4、図8及び図9を参照して、各支持リンク43f,43bの少なくとも一部に上側から重なった状態で、左側(車幅方向外側)から前側支持部37sfの隣に配置される(図9では、便宜上、第一ステップ板に重なっている支持リンク部分にハッチをつけて図示する)。すなわち格納位置の第一ステップ板41は、前後方向を向いた各支持リンク43f,43b部分に上側から重なった状態で、前側支持部37sfの左側に隣接又は近接して配置されている。こうして第一ステップ板41は、各支持リンク43f,43bに上側から重なって前側支持部37sfの隣に配置されるため、これらを個別に収容する場合に比して第一ステップ板41のコンパクトな格納に資する構成となっている。そして本実施例においては、少なくとも第一ステップ板41の一部が、各支持リンク43f,43bと前側支持部37sfに高さ方向と車幅方向で重なっている。こうして格納位置の第一ステップ板41の少なくとも一部が、各支持リンク43f,43bに高さ方向で重なり且つ車幅方向で前側支持部37sfに重なるため、第一ステップ板41のコンパクトな格納により確実に資する構成となっている。このため本実施例では、ロッカー30の下側の第一ステップ板41の格納スペースを、極力コンパクト化することが可能となっている。
[干渉回避部位の働き]
さらに本実施例では、図9に示す第一ステップ板41の右縁部41eに、前側支持部37sfを避けるように凹状とされた凹部位412が設けられ、この凹部位412は、本発明の干渉回避構造に相当する。そして格納位置の第一ステップ板41では、凹部位412内に右側(車幅方向内側)から前側支持部37sfが嵌まり込んだ状態(包括状態)で配置されている。この状態においては凹部位412の離間部位413と前側支持部37sfの間に適度な隙間が設けられており、この隙間にて第一ステップ板41と前側支持部37sfの干渉が回避された状態となっている。こうして干渉回避構造としての凹部位412にて格納位置の第一ステップ板41と前側支持部37sfとの干渉を回避することで、第一ステップ板41のコンパクトな格納に更に資する構成となっている。
[格納位置から使用位置への変位]
つぎに図7及び図8を参照して、スライドドア20が全閉位置から開方向(各図の後方)に移動を開始する。そうするとブラケット45bの転動ローラ45rが、レール部46の前端折曲部46aの前端部から前端折曲部46aに沿って左後方向に移動する。ここでレール部46の前端折曲部46aは、スライドドア20が全閉位置から開方向に移動を開始するときの移動軌跡Doに沿うように形成されている。このため転動ローラ45rが前端折曲部46aを転動しても、スライドドア20の移動力が転動ローラ45rを介して第一ステップ板41のレール部46に加わらない。すなわちスライドドア20が全閉位置から開方向に移動する際には、第一ステップ板41は移動することがなく、格納位置に保持されている。そしてスライドドア20の開方向の移動が継続されると、スライドドア20側の転動ローラ45rがレール部46の直線部46bに到達する。このレール部46の直線部46bは、スライドドア20が全閉位置から開方向に移動を開始するときの移動軌跡Doとは交差している。このためスライドドア20側の転動ローラ45rが直線部46bに到達すると、スライドドア20の左向き(車幅方向外側向き)の移動力が転動ローラ45rを介してレール部46の直線部46bに加わり、第一ステップ板41が左側に押圧される。これにより四節リンク機構43の前支持リンク43fと後支持リンク43bとが、対応する支持部37sf,37sbの回転中心軸43c,43eを中心に左回動し、第一ステップ板41がロッカー30と平行な状態で左側に水平移動する。そして転動ローラ45rは、スライドドア20の開方向(後方向)の移動に合わせてレール部46の直線部46b内を後方に移動する。
そしてスライドドア20が半開位置まで移動する過程で、四節リンク機構43の両支持リンク43f,43bが、図7及び図8に示すように左回動限位置まで回動して、第一ステップ板41が使用位置まで水平移動する。こうしてスライドドア20が半開位置から全開位置まで移動する際には、スライドドア20の移動軌跡Dsがレール部46の直線部46bと平行になるため、転動ローラ45rがレール部46の直線部46b内を後方に移動しても、第一ステップ板41は使用位置に保持される(図2及び図3参照)。なおスライドドア20が全開位置から全閉位置まで閉じられる際には、上記した動作と反対の動作で、第一ステップ板41は格納位置まで戻される。
[第一ステップ板と第二ステップ板の相対移動]
ところで図4及び図6を参照して、第一ステップ板41は、格納位置から使用位置に(右から左に)水平移動する際に、ロッカー30側に設置された第二ステップ板42に対して相対移動していく。この位置変位時の第一ステップ板41は、第一上面部41aの各案内部41Yを第二ステップ板42に接した状態として、第二ステップ板42に対して相対移動することができる。すなわち第二ステップ板42の左縁42dは、第一ステップ板41の位置変位によって各案内部41Yの左縁から右縁へと相対移動していく。このとき第二ステップ板42の左縁42dが各案内部41Yの外側テーパ面Y2に沿って次第に上方に押し上げられながら相対移動することにより、第一上面部41aの各滑止部41Xを乗り越えながら移動していくことができる。そして第二ステップ板42の左縁42dが、各案内部41Yの右端の内側テーパ面Y1に到達して下降していくことにより、第二ステップ板42が、使用位置の第一ステップ板41と概ね平行な状態に復帰することとなる。こうして本実施例では、第一ステップ板41を、各滑止部41Xに極力邪魔されることなく、第二ステップ板42に対して相対移動させていくことができる。また第二ステップ板42の左縁42dは、ヒンジ部42yを基点に上下に回動可能であるため、この第二ステップ板42を、各案内部41Yの上端面(Y1,Y2)に沿ってスムーズに上下動させることができる。
[使用位置の各ステップ板(非ステップ領域の形成)]
そして図2を参照して、第一ステップ板41が使用位置に変位した際には、この第一ステップ板41がロッカー30の左側(車幅方向外側)に向けて大きく突出した状態となる。この状態の第一ステップ板41では、図5~図7を参照して、凹部位412がロッカー30の左側に露出することにより、車幅方向(左右方向)において凹部位412の離間部位413とロッカー30との間に相対的に大きな隙が設けられた状態となる。そして離間部位413とロッカー30との大きな隙は、上下方向において踏み面となる部分がない非ステップ領域60となっている。こうして本実施例では、第一ステップ板41を大きく突出させることができるのであるが、この種の構成では、非ステップ領域60が形成されたとしても優れた乗降性能を確保すべきである。
そこで本実施例の第二ステップ板42は、図5~図7に示すように非ステップ領域60を上下方向から覆うようにロッカー30に配置されている。すなわち第二ステップ板42は、第一ステップ板41の離間部位413とロッカー30との間にかけ渡された状態とされて、非ステップ領域60を上側から覆った状態となっている。こうして本実施例では、第二ステップ板42が、使用位置の離間部位413とロッカー30との間に形成された非ステップ領域60を覆うように配置されているため、優れた乗降性能の確保に資する構成となっている。さらに第二ステップ板42は、非ステップ領域60を上側から覆うように配置されるため、この第二ステップ板42の第二上面部42aを、第一ステップ板41の第一上面部41aと同様に踏み面としてより適切に活用することができる。そして本実施例では、第一ステップ板41を、図6に示すようにロッカー30側の第二ステップ板42よりも左側(車幅方向外側)に突出させて、第一上面部41aの右縁部41e側に第二上面部42aの左縁42dを配置している。このため第一上面部41aと第二上面部42aとを概ね一続きの踏み面として使用でき、当該踏み面となる両上面部41a,42aの左右の寸法L1を大きくとることが可能となっている。
以上説明した通り本実施例では、第一ステップ板41を、高さ方向において各支持リンク43f,43bとロッカー30(車両ボディ)の間にコンパクトに配置しつつ位置変位させる。そして格納位置の第一ステップ板41は、各支持リンク43f,43bの少なくとも一部に上側から重なって前側支持部37sfの隣に配置されるため、第一ステップ板41と支持機構(43)とを個別に収容する場合に比して第一ステップ板41のコンパクトな格納に資する構成となっている。また本実施例では、格納位置の第一ステップ板41の少なくとも一部が、各支持リンク43f,43bに高さ方向で重なり且つ車幅方向で前側支持部37sfに重なるため、第一ステップ板41のコンパクトな格納により確実に資する構成となっている。また本実施例では、干渉回避構造としての凹部位412にて第一ステップ板41と前側支持部37sfとの干渉を回避することができるため、第一ステップ板41のコンパクトな格納に資する構成となっている。そして本実施例では、干渉回避構造としての凹部位412が、第一ステップ板41の縁部(右縁部41e)を利用して形成されているため、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。このため本実施例によれば、第一ステップ板41をよりコンパクトに格納可能な車両用ステップ装置40を提供することができる。
また本実施例では、第二ステップ板42によって非ステップ領域60を覆いつつ第一ステップ板41の突出量を調整することができるため、優れた乗降性能を確保することができる。また本実施例では、使用位置における第一ステップ板41を基準として、第二ステップ板42によって非ステップ領域60を覆うことができるため、優れた乗降性能の確保に資する構成となっている。また本実施例では、第二ステップ板42が非ステップ領域60の上側に配置されるため、この第二ステップ板42を踏み面としてより適切に活用することが可能となる。また本実施例では、使用位置の第一ステップ板41を、車両ボディ10側の第二ステップ板42よりも車両外側に突出させておくことで、両ステップ板にて踏み面となるべき板部分を大きくとることができる。また本実施例では、位置変位の際の第一ステップ板41が、その位置変位方向に延びる案内部41Yを介して第二ステップ板42に接しているため、これら両ステップ板41,42をスムーズに相対移動させることができる。このため本実施例によれば、優れた乗降性能を確保しつつ、第一ステップ板41の突出量を調整可能な車両用ステップ装置40を提供することができる。
[変形例]
ここで第一ステップ板の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る。例えば図10に示す変形例の第一ステップ板41Aは、実施例1の第一ステップ板と概ね同一の基本構成を有しているが、右縁部41eすべてが離間部位413A(干渉回避構造)となっている点が実施例1と異なっている。すなわち変形例の第一ステップ板41Aでは、左右の寸法が相対的に短尺となっており、右縁部41e全体が、実施例1の離間部位に相当する位置に形成されている。このため本変形例の第一ステップ板41Aを使用位置とした際には、離間部位413Aとなる右縁部41e全体とロッカー30との間に比較的大きな隙(非ステップ領域60A)が生じることとなる。そこで本変形例においても、実施例1と同様に第二ステップ板42をロッカー30側に設置し、この第二ステップ板42によって、非ステップ領域60Aを上側から覆うことができる。そして本変形例においても、各ステップ板41A,42の上面部を概ね一続きの踏み面として使用でき、当該踏み面となる両上面部の左右の寸法を大きくとることが可能となっている。
また本変形例においても、格納位置の第一ステップ板41Aは、各支持リンク43f,43bに上側から重なった状態で車幅方向(左右方向)から前側支持部37sfの隣に配置される(図10の二点破線部分を参照)。そして本変形例では、第一ステップ板41Aの右縁部41e全体が干渉回避構造となっており、格納位置において前側支持部37sfを避けるように配置される。すなわち本変形例では、干渉回避構造としての右縁部41e全体(離間部位413A)と前側支持部37sfの間に適度な隙間が設けられており、この隙間によって第一ステップ板41Aと前側支持部37sfの干渉が回避された状態となっている。こうして本変形例では、右縁部41e全体を干渉回避構造としたことで、前側支持部37sfとの干渉をより確実に回避でき、さらに前側支持部37sf以外のロッカー側の構成(図示省略)との干渉も極力回避することが可能となっている。
[実施例2]
図11及び図12に示す実施例2の車両用ステップ装置40Aでは、実施例1の車両用ステップ装置とほぼ同一の基本構成を備える構成については、対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。実施例2の車両用ステップ装置40Aは、図11に示すように、第一ステップ板41と、第二ステップ板42Aと、四節リンク機構43A(支持機構)と、レール部(図示省略)とを有している。そして本実施例では、第二ステップ板42Aが、四節リンク機構43Aに設置されている点が実施例1と異なっている。
ここで第一ステップ板41は、実施例1の対応する部材と概ね同一の基本構成を有し、第一ステップ板41の右縁部41eには、一般縁部位411と、凹部位412及び離間部位413(干渉回避構造)とが設けられている。そして本実施例においても、図11に示すように第一ステップ板41を、上下方向において各支持リンク43f,43bとロッカー30の間にコンパクトに配置しておくことができる。また格納位置の第一ステップ板41は、各支持リンク43f,43bに上側から重なって前側支持部37sfの隣に配置されるため、第一ステップ板41のコンパクトな格納に資する構成となっている。
[四節リンク機構、中間支持部]
また四節リンク機構43Aは、本発明の支持リンクに相当する前支持リンク43fと後支持リンク43bとを備え、両支持リンク43f,43bは、等しい長さで形成された板状部材である。そして各支持リンク43f,43bの基端部は、実施例1と同様にロッカー30の各支持部37sf,37sbに回転中心軸43c,43eにて軸連結されている。また各支持リンク43f,43bの先端部も、第一ステップ板41の下側に先端連結軸43x,43yにて軸連結されている。そして前支持リンク43fと後支持リンク43bとには、後述する第二ステップ板42Aを軸連結するための中間支持部44f,44bがそれぞれ設けられている。すなわち格納位置の四節リンク機構43Aを基準として、前支持リンク43fには、左側(車幅方向外側)に突出する前側中間支持部44fが設けられている。この前側中間支持部44fは、前支持リンク43fの前後方向を向いた先端部側に形成されて、先端部と基端部の間に配置されている。また後支持リンク43bの途中にも、左側に突出する後側中間支持部44bが設けられている。この後側中間支持部44bも、前側中間支持部44fと同様に、後支持リンク43bの基端部と先端部の間に形成されている。そして前側中間支持部44fと後側中間支持部44bは、左右方向において概ね同位置に配置されており、格納位置においては、対応する先端連結軸43x,43yよりも左側に配置されている。
[第二ステップ板]
図11に示す第二ステップ板42Aは、前側中間支持部44fと後側中間支持部44bとに中間軸44x,44yを介して軸連結されている。この第二ステップ板42Aは、各支持リンク43f,43bとともに格納位置と使用位置間で移動(従動)可能とされて、第一ステップ板41の下方に配置されている。そして第二ステップ板42Aは、前支持リンク43fと後支持リンク43bの間で前後に延びている板状部材であり、凹部位412を覆う本体部42Bを有している。この本体部42Bは、前後に長尺な概ね矩形の板状部位であり、本体部42Bの前端側が、前側の中間軸44xを介して前側中間支持部44fに軸連結されている。また本体部42Bの後方には橋渡部42Cが設けられており、この橋渡部42Cの後端側が、後側の中間軸44yを介して後側中間支持部44bに軸連結されている。そして橋渡部42Cは、格納位置における後支持リンク43bの先端連結軸43yを避けるように概ねU字をなすように右側に屈曲している。
そして図11の格納位置の第二ステップ板42Aは、ロッカー30と平行となるように前後方向を向いた状態で、各中間支持部44f,44bに軸連結されて支持されている。この状態の第二ステップ板42Aの本体部42Bは、各中間支持部44f,44bが各支持リンク43f,43bから左側(車幅方向外側)に突出しているため、相対的に左側に配置された状態となっている。すなわち第二ステップ板42Aの本体部42Bは、各先端連結軸43x,43yよりも左側に配置され、さらに凹部位412の離間部位413よりも左側に配置されている。こうして格納位置の第二ステップ板42Aは、格納位置の第一ステップ板41に下側から重なるようにコンパクトに配置され、さらに前側支持部37sfにも干渉しないように配置されている。
また図12を参照して、四節リンク機構43Aの両支持リンク43f,43bが左回動限位置まで回動して、第一ステップ板41が使用位置まで水平移動する。このとき各先端連結軸43x,43yで軸支された第一ステップ板41は、相対的に左側に大きく突出して使用位置に配置される。また各中間支持部44f,44bは、各支持リンク43f,43bに追従して、各支持リンク43f,43bよりも右側(車幅方向内側)で同期して回動していく。こうして各中間支持部44f,44bが、各先端連結軸43x,43yよりも各回転中心軸43c,43eに近い位置で回動することにより、相対的に左方への移動量が小さくなる。このため各中間支持部44f,44bに軸支された第二ステップ板42Aは、前後を向いた姿勢を維持しつつ、次第に各先端連結軸43x,43yよりも右側に配置されていく。そして使用位置に到達した第二ステップ板42Aは、第一ステップ板41の右側に配置された状態となって、非ステップ領域60となる凹部位412を下側から覆うように配置される。こうして本実施例では、使用位置の第二ステップ板42Aを、各支持リンク43f,43bの回動に追従させて、各先端連結軸43x,43yよりも右側に配置することにより、非ステップ領域60となる凹部位412を覆うように配置することができる。そして第二ステップ板42Aが凹部位412を覆うことで、当該凹み部位部分における踏み面の左右の寸法を確保することが可能となっている。
以上説明した通り本実施例では、四節リンク機構43(支持機構)を介して、第二ステップ板42Aを性能良く第一ステップ板41に追従させることが可能となっている。すなわち格納位置の第二ステップ板42Aは、各先端連結軸43x,43yよりも車幅方向外側に配置されることにより、第一ステップ板41に重なるようにコンパクトに配置される。また使用位置の第二ステップ板42Aは、各先端連結軸43x,43yよりも車幅方向内側に配置されることにより、非ステップ領域60をより確実に覆うことが可能となる。
本実施形態の車両用ステップ装置は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。例えば本実施形態では、第一ステップ板41の支持機構として四節リンク機構43を使用し、スライドドア20が開方向に移動する力で第一ステップ板41を格納位置から使用位置まで移動させる例を示した。これとは異なり、第一ステップ板を、フロントドア15(スイングドア)が開方向に移動する力で格納位置から使用位置まで移動させたり、手動で格納位置から使用位置まで移動させたりする構成も可能である。また第一ステップ板に駆動装置を設け、その駆動装置により四節リンク機構の各支持リンクを水平回動させて、第一ステップ板を格納位置と使用位置間で移動させる構成も可能である。また第一ステップ板と第二ステップ板には、複数又は単数の滑止部を設けることができ、滑止部を省略することも可能である。また第一ステップ板と第二ステップ板との相対移動が可能であるならば、第一ステップ板から案内部の一部又は全部を省略することも可能である。そして第一ステップ板の突出量は適宜変更可能であるが、凹部位の全部又は一部が車両ボディから突出するように設定することが望ましい。なお車両用ステップ装置の設置位置も適宜設定可能であり、車両側面のドア開口部のほか、車両後面のドア開口部を想定できる。
また本実施形態では、第二ステップ板42,42Aの構成(形状,寸法,配置位置など)を例示したが、第二ステップ板の構成を限定する趣旨ではない。例えば実施例1の第二ステップ板は、少なくとも第一ステップ板の凹部位を覆う形状及び寸法を有しておればよく、非ステップ領域を下側から覆ってもよく、乗降性能が適切に確保できるならば、非ステップ領域の一部を非被覆状態としておくことも許容される。また実施例1と実施例2の第二ステップ板の構成は適宜組み合わせて使用することもできる。また第二ステップ板を適宜省略することもできる。
また本実施形態では、干渉回避構造の一例を説明したが、干渉回避構造の構成を限定する趣旨ではない。例えば凹部位を干渉回避構造とする場合、この凹部位の形状は、支持部の形状や寸法に合わせて変更可能であり、上方視で概ね矩形のほか、各種の多角形状や、半円状や半楕円状などの各種の形状を取り得る。なお必要に応じて干渉回避構造を省略することも可能であり、この場合には、第一ステップ板と支持部とを隣接して配置しておくことができる。なお必要に応じて干渉回避構造を省略することも可能であり、この場合には、第一ステップ板と支持部とを隣接して配置しておくことができる。
2 車両
10 車両ボディ
11 フロントドア開口部
12 リヤドア開口部(本発明のドア開口部)
12s 固定ステップ板
15 フロントドア
16 フロアパネル
17 ボディ側ウエザストリップ
19 下部ガイドレール
20 スライドドア
22 ドアアウタパネル
23 ドアインナパネル
23w ドア側ウエザストリップ
24 外装材
25 下部ガイドローラーユニット
30 ロッカー
31 ロッカーインナー
31u,31d ロッカーインナーのフランジ部
35 サイドアウター
35u サイドアウターのフランジ部
37 支持ブラケット
37f 外側フランジ部
37sf 前側支持部(本発明の支持部)
37sb 後側支持部
37e 内側フランジ部
37m 跨ぎ部
330 ロッカーアウター
331 上部パネル
331u,331y 上部パネルのフランジ部
332 天井パネル
332w 外部フランジ部
332t 縦壁部
333 下部パネル
333w 取付けフランジ部
333u 上端フランジ部
333f 下端フランジ部
40 車両用ステップ装置
41 第一ステップ板(本発明のステップ板)
41a 第一上面部
41b 前縁部
41c 後縁部
41d 左縁部
41e 右縁部(本発明のステップ板の車両ボディ側の縁部)
411 一般縁部位
412 凹部位(本発明の干渉回避構造)
413 離間部位
413A 変形例の離間部位(本発明の干渉回避構造の変形例)
41X 滑止部
41Y 案内部
Y1 内側テーパ面
Y2 外側テーパ面
42 第二ステップ板
42x 固定板部
42y ヒンジ部
42a 第二上面部
42b 前縁
42c 後縁
42d 左縁
42e 右縁
42X 上側滑止部
43 四節リンク機構(本発明の支持機構)
43f 前支持リンク(本発明の支持リンク)
43b 後支持リンク(本発明の支持リンク)
43c,43e 回転中心軸
43x,43y 先端連結軸
45 連結機構
45b ブラケット
45r 転動ローラ
46 レール部
46a 前端折曲部
46b 直線部
60 非ステップ領域
41A 変形例の第一ステップ板
60A 変形例の非ステップ領域
40A 実施例2の車両用ステップ装置
42A 実施例2の第二ステップ板
42C 橋渡部
42B 本体部
43A 実施例2の四節リンク機構
44f 前側中間支持部
44b 後側中間支持部
44x,44y 中間軸
80 公知技術の車両用ステップ装置
81 昇降用ステップ
82 ベースフレーム
82f,82b 支持アーム
84 リンク機構
84a 駆動側リンク
84b 従動側リンク
90 車両
M 電動モータ

Claims (4)

  1. 車両ボディのドア開口部の位置に設置される車両用ステップ装置において、
    ステップ板と、前記ステップ板を支持する支持機構の支持リンクとを備え、前記支持リンクの基端部は、前記車両ボディの前記ドア開口部の下縁部を形成する筒状のロッカーの下側に設けられた支持部に軸連結され、前記支持リンクの先端部は、前記ステップ板の下面側に軸連結されており、
    前記支持リンクの先端部が前記支持部を中心に回動することにより、前記ステップ板が、高さ方向において前記ロッカーと前記支持リンクの間に配置された状態で、車両外側に突出する使用位置から、前記ロッカーの下側で、かつ、前記ロッカーの下端位置に形成されたフランジ部の車幅方向外側に位置する格納位置に変位可能であり、
    格納位置の前記ステップ板は、前記支持リンクの少なくとも一部に上側から重なった状態で、前記車両外側から前記支持部の隣に配置される車両用ステップ装置。
  2. 格納位置の前記ステップ板を基準として、少なくとも前記ステップ板の一部が、前記支持リンクと前記支持部に高さ方向と車幅方向で重なる請求項1に記載の車両用ステップ装置。
  3. 前記ステップ板には、格納位置において前記支持部との干渉を回避する干渉回避構造が設けられている請求項1又は2に記載の車両用ステップ装置。
  4. 前記干渉回避構造は、前記ステップ板の車両ボディ側の縁部の少なくとも一部で形成されている請求項3に記載の車両用ステップ装置。
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