JP4890861B2 - 蓋体の開閉装置 - Google Patents

蓋体の開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4890861B2
JP4890861B2 JP2006001327A JP2006001327A JP4890861B2 JP 4890861 B2 JP4890861 B2 JP 4890861B2 JP 2006001327 A JP2006001327 A JP 2006001327A JP 2006001327 A JP2006001327 A JP 2006001327A JP 4890861 B2 JP4890861 B2 JP 4890861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
hinge
lid
edge
hinge shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006001327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007182129A (ja
Inventor
堅治 小田
豪 坂本
Original Assignee
日産フォークリフト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産フォークリフト株式会社 filed Critical 日産フォークリフト株式会社
Priority to JP2006001327A priority Critical patent/JP4890861B2/ja
Publication of JP2007182129A publication Critical patent/JP2007182129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4890861B2 publication Critical patent/JP4890861B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、横置きの軸回りに開閉されるカバー若しくは扉等の蓋体の開閉装置に関し、特に、蓋体の開閉軌跡に干渉する干渉対象物に対する回避に好適な蓋体開閉装置に関するものである。
従来からカバーや扉の開閉軌跡に干渉する干渉対象物を回避する蓋体の開閉装置が提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1は、車体の後部に設けられたエンジン室の側面に開閉自在なエンジンサイドドアを、またエンジン室の側方に設けられた後輪の上方にリヤフルフェンダを設けた建設機械に関するものであり、エンジンサイドドアの上部をヒンジによりエンジン室に蝶着して、このヒンジを中心にエンジンサイドドアを上下方向へ回動自在となすと共に、エンジンサイドドアに開閉軌跡と干渉するリヤフルフェンダを一体に取付けて、エンジンサイドドアとともに上下方向へ開閉できるようにして、エンジン等の点検整備が容易に行えるようにしている。
特許文献2は、サイドドア開閉装置に関するものであり、扉に伸縮するアームを取付け、1本のレールでアーム長さを変化させ、他の1本のガイドレールで扉を保持・軌道する2本のレールを備え、扉の外開き量を、ガイドレールの曲がりとアームの伸縮量を加えた量とし、オーバフェンダ等の干渉対象物との干渉を無くするようにしている。
実用新案登録第02547987号公報 実開平04−100780号公報
しかしながら、前者の従来例では、干渉対象物であるオーバフェンダをサイドドアに一体化させているため、張り出したオーバフェンダをサイドドアと共に片持ちで支持する必要があり、サイドドアに強度部材としての剛性が求められる上、車両への固定ヒンジも強固な構造とする必要がある。
また、後者の従来例では、干渉対象物を回避するために、レール・ローラ・カム・ガイドレールといった多数の部品からなる複雑なヒンジ構造となり、部品および組立に高い精度を要求され、組立工数が増大し高価となる。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、開閉軌跡上の干渉対象物を回避するに好適な簡単な構造で安価な蓋体の開閉装置を提供することを目的とする。
本発明は、開口部のいずれかの縁に近接して横置きに配置されたヒンジ軸回りに回動可能であり、前記ヒンジ軸回りに回動されて前記開口部と重なる閉状態と前記開口部を開放する開状態とに開閉操作される蓋体の開閉装置であり、前記ヒンジ軸の両軸端の少なくとも一方を前記ヒンジ軸に近接した開口部の縁に直交する面内でオフセットさせて前記縁に対してヒンジ軸を傾斜させて配置させ、および/または、前記ヒンジ軸の両軸端の少なくとも一方を前記蓋体で閉じる開口部の開口面に直交する方向にオフセットさせて前記開口面に対してヒンジ軸を傾斜させて配置したことを特徴とする。
そして、前記蓋体に結合されヒンジ軸に連結するヒンジ板は、前記開口部のいずれか一つの縁の両端近傍に夫々配置されてヒンジ軸と係合しており、前記一つの縁の両端近傍に設けた切欠き溝に夫々その一部を係合させ且つ前記蓋体の開閉位置に応じて前記切欠き溝に対する係合部位が移動するよう構成し、少なくとも前記開口部若しくは開口面から離れた側のヒンジ軸部に係合するヒンジ板が係合する切欠き溝のいずれか一方の縁はヒンジ板の移動軌跡に対して傾斜させて構成したことを特徴とする。
したがって、本発明では、蓋体のヒンジ軸の両軸端の少なくとも一方を開口部のヒンジ軸に近接した縁に直交する面内でオフセットさせて前記縁に対してヒンジ軸を傾斜させて配置させ、および/または、前記ヒンジ軸の両軸端の少なくとも一方を前記蓋体で閉じる開口部の開口面に直交する方向にオフセットさせて前記開口面に対してヒンジ軸を傾斜させて配置したため、蓋体の開放時の回動軌跡を傾けることができ、オーバフェンダのような干渉対象物に対して蓋板の縁が離れていく方向に回動させることができ、例えば、干渉対象物であるオーバフェンダの形状を小さくする等、干渉対象物の形状を変更することなく、十分な大きさで見栄えのよい形状のオーバフェンダ等の干渉対象物とする等、充分な機能を発揮させることができる。また、逆に蓋体においても、干渉対象物との干渉を見込んで小さく形成する必要がないので、そのデザインの自由度が向上でき、見栄えのする形状とすることができる。
加えて、本発明では、蓋体に結合されてヒンジ軸に連結するヒンジ板を、前記開口部のいずれか一つの縁の両端近傍に夫々配置してヒンジ軸と係合させ、前記一つの縁の両端近傍に設けた切欠き溝に夫々その一部を係合させ且つ前記蓋体の開閉位置に応じて前記切欠き溝に対する係合部位が移動するよう構成し、少なくとも前記開口部若しくは開口面から離れた側のヒンジ軸部に係合するヒンジ板が係合する切欠き溝のいずれか一方の縁はヒンジ板の移動軌跡に対して傾斜させて構成するようにしている。このため、ヒンジ板の幅と切欠き溝の幅とのクリアランスが蓋板の開放に連れて小さくすることができ、開放時における蓋板のガタツキを抑制できる。しかも、開放に連れて蓋板を前記傾斜面により干渉対象物から遠ざけるようにでき、例えば、蓋板の開閉時におけるオーバフェンダとの隙間が確保できる。
以下、本発明の蓋体の開閉装置の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1はサイドボックスのカバー開閉装置に適用したフォークリフトの側面図、図2はサイドボックスの拡大側面図、図3は本実施形態の蓋体の開閉装置を示す斜視図、図4は蓋体の開閉装置を構成するヒンジピンの配置を示す平面図および側面図、図5は蓋体の開閉装置を構成するヒンジを備えたカバーの側面図、図6および図7は閉状態における蓋体の開閉装置の平面図および正面図、図8および図9は開状態における蓋体の開閉装置の平面図および正面図、図10は開状態の蓋体の開閉装置の斜視図である。
図1は、前後の車輪2、3間の車体7側部に配置したサイドボックス4のカバー5(蓋体、ハッチ)に本実施形態の蓋体の開閉装置を適用したフォークリフ1トを示している。フォークリフト1は、駆動車輪となる前輪2と操舵車輪となる後輪3とを備え、車体前方には荷役装置となるマスト6が、また車体7後方にはカウンタウェイト8が夫々配置される。また、エンジンルーム若しくはバッテリ室を構成するトップパネル9上に運転席10が配置され、運転席10のフロア前方に立設したコンソール11に計器盤、荷役操作レバー、ステアリングハンドル、等が配置され、これらを上方から取囲んでオーバヘッドガード12が設けられている。
フォークリフト1の前輪2は、荷役装置であるマスト6で運搬可能な積載荷重に応じて、シングルタイヤ若しくはダブルタイヤが設定され、装着される。シングルタイヤの設定の車両では、基本形式として設定しているフェンダ15内に車輪2の大部分を収容可能であるが、積載荷重を高く設定する車両ではダブルタイヤが選択されることになり、このダブルタイヤは基本形式で設定しているフェンダ15から大きくはみ出す結果となる。このため、ダブルタイヤを選択する車両では、基本形式のフェンダ15にオーバフェンダ16を継ぎ足して、ダブルタイヤの大部分が収容されるよう構成している。
前記フェンダ15およびオーバフェンダ16は、前輪2を上方および後方から覆っており、上方を覆う部分は車両前方側が高く後方側が低い傾斜した状態で形成され、前輪2を後方から覆う部分は、上端が若干車両前方に位置し、下端が若干車両後方に位置するやや車両前方に傾斜した状態で形成されている。
前記サイドボックス4は、前輪2を覆っているフェンダ15の後方に連なる車体サイドメンバ17に固定して配置される。即ち、サイドボックス4の天板18は、その上面が車体フロアと略同一面を構成し、前端がフェンダ15に接続され、後端が後輪3の上方を覆う状態でサイドメンバ17に溶接等により固定している。また、サイドボックス4の底板19は、その前端がフェンダ15に接続され、後端が後輪3の前方に位置させて、サイドメンバ17の下端側に溶接等により固定している。
前記サイドボックス4の枠板20は、コ字状の断面形状を備えてサイドボックス4の横壁および奥壁を形成するものであり、開口した部分を外側に向けて、車両前方側の横壁20Aはフェンダ15の直ぐ後方に、車両後方側の横壁20Bは後輪3の前方側に、また、奥壁20Cはサイドメンバ17に接近させて、夫々位置され、各々の上下端は前記天板18と底板19とに溶接等により固定している。
前記サイドボックス4の車体外側に向かって開口した開口部は、底板19に配置したヒンジ軸25に回動可能に取付けられた蓋板5により開閉されるように構成している。この蓋板5は、ヒンジ軸25を中心として垂直に起立した状態に起されて前記サイドボックス4の開口を閉じ、ヒンジ軸15を中心として水平状態に倒されて前記サイドボックス4の開口を開くようにしている。図1は蓋板5を閉じた状態、図2は蓋板5を開いた状態を夫々示している。この蓋板5は、閉じた状態では、車両前方側においては前方に配置した横壁20Aを越えてフェンダ15の後方に一様な隙間を形成する形状に形成され、車両後方側においては後方に配置した横壁20Bを越えて後輪3の直前まで延長され、その上部縁は更に後輪3の上方側に回り込んで徐々に延されている。
前記ヒンジ軸25は、図3に示すように、底板19に固定された一対のヒンジピン26、27と、蓋板5に固定されて前記ヒンジピン26、27に夫々係合する一対のヒンジ板28、29とにより構成されている。車両前方に位置するヒンジピン26は、底板19に車両側方から車両中心側に向かって設けた切欠き溝30を跨いだ状態で底板19に直接溶接等により固定している。また、車両後方側に位置するヒンジピン27は、底板19に溶接等により固定したブラケット32の直立部の底板19表面から所定の高さ位置において、溶接等により固定している。
図4は前記サイドボックス4の底板19の平面図および側面図を示す。前方側のヒンジピン26と後方側のヒンジピン27とは、側面図で示すように、後方側が高く、前方側で低くなるよう設定している。また、平面図で示すように、車両前方側のヒンジピン26は、車両左右方向において外側に配置し、車両後方側のヒンジピン27は車両左右方向において内側に配置している。
これらの前後のヒンジピン26、27の配列は、車両の前方から見て底板19に対して角度45度だけ車両内側を上昇させた面内に夫々を配置すると、蓋板5は閉じられた状態で垂直となり、開かれた状態で水平となるように構成できる。即ち、蓋板5の閉じた状態における面と開いた状態における面との両者の面に対して等距離となる面に含まれるように夫々のヒンジピン26、27を配列すればよい。そして、両ヒンジピン26、27を結んだヒンジ軸25を中心として開閉時に蓋板5が回動することとなる。これらのヒンジピン26、27は、いずれもその軸心が底板19に対して平行となるように固定している。
また、後方のヒンジピン27に対応する位置の底板19には、前方のヒンジピン26に対すると同様に、車両側方から車両中心側に向かって設けた切欠き溝31が形成されている。この後方の切欠き溝31の車両前方側の縁は、車両左右方向の外側部分が車両前方側に位置し且つ内側部分が車両後方側な位置する傾斜面31Aに形成されている。
前記蓋板5に固定されるヒンジ板28、29は、図3および図5に示すように、蓋板5の内側面の車両前方側と後方側とに夫々溶接等により固定され、夫々のヒンジピン26、27に係合する掛け溝28A、29Aを備える。これらの掛け溝28A、29Aは、蓋板5の面に対して角度45度の面上において、前方側を蓋板5の面に近く、後方側を蓋板5の面に対して遠くなるよう形成している。
これらの配置は、蓋板5を閉じた状態とした際に、夫々の掛け溝28A、29Aが底板19に配置したヒンジピン26、27の位置と一致させている。そして、これらの掛け溝28A、29Aの開口方向は、同じく蓋板5の面に対して角度45度の方向に開口させて、蓋板5が閉じた状態であっても、開いた状態であっても、蓋板5の重みにより掛け溝28A、29Aとヒンジピン26、27との係合が進む、即ち、ヒンジピン26、27が掛け溝28A、29Aの奥側に進むようにしている。
また、前記ヒンジ板28、29には、前記底板19に夫々形成した各切欠き溝30、31に係合する延長部28B、29Bを備え、これらの延長部28B、29Bは蓋板5を閉じた状態であっても開いた状態であっても常時底板19の切欠き溝30、31に係合することにより、蓋板5の横方向の移動を規制するよう機能する。また、車両後方側のヒンジ板29には、延長部29Bと掛け溝29Aとの間に、蓋板5の開いた状態で保持するストッパの機能を発揮する当接部29Cを設けており、この当接部29Cは蓋板5の開放時に底板19の切欠き溝31の奥端に当接することで、蓋板5のそれ以上の開放を止めるようにしている。この当接部29Cは、図示例では、ヒンジ板29の一部を窪ませた部分に形成されている。
なお、詳細には図示していないが、図1および図2に示すように、サイドボックス4の枠板20の蓋板5と近接する部分には、蓋板5が閉じた時に蓋板5の内面側に接触して停止させる緩衝ストッパ40を設けるとともに、閉じた状態で蓋板5をロックするロック装置41が設けられている。
以上の構成の蓋体の開閉装置は、蓋板5の前後のヒンジ板28、29に設けた掛け溝28A、29Aを、サイドボックス4の底板19に設けた前後のヒンジピン26、27に夫々係合させることで、組み立てることができる。この組立時においては、蓋板5を半開き状態に保持することで、各ヒンジ板28、29に設けた掛け溝28A、29Aの向きを下方向として、ヒンジピン26、27の位置を確認しつつ各掛け溝28A、29Aをヒンジピン26、27に係合させることで、容易に組み立てることができる。
蓋板5を閉じた状態では、図2に示すように、蓋板5の車両前方側の縁はフェンダ15の後方面に沿って位置し、蓋板5の上側の縁は天板18の縁に近接し、蓋板5の車両後方側の縁は後輪3の前方および上方に沿って位置する。この状態では、図6、7に示すように、蓋板5はフェンダ15の後方に略隠れる領域内にあり、また、図3にも示すように、蓋板5のヒンジ板28、29は上下方向に直立している。ヒンジ板28、29のその延長部28B、29Bが夫々サイドボックス4の底板19に設けた切欠き溝30、31の車両左右方向の外側部分に部分的に係合している。即ち、延長部分28B、29Bは前記切欠き溝30、31の車両前方側の縁に当接しており、この当接により蓋板5のそれ以上の車両前方側への移動を阻止することにより、蓋板5の前方側の縁とフェンダ15との接触を防止するようにしている。
この状態から、ロック装置41を外して蓋板5を手前に開放してゆくと、蓋板5は、前後のヒンジピン26、27同士を結ぶヒンジ軸25を中心軸として手前に回動する。このとき、前方のヒンジピン26が手前の下方に位置し、後方のヒンジピン27が奥側の上方に位置しているため、蓋板5およびヒンジ板28、29は斜め後方に向けて回動する。この回動により、蓋板5の前端はフェンダ15の背面から離れながら回動することになる。この回動により、ヒンジ板28、29の各延長部28B、29Bは底板19の各切欠き溝30、31内で車両後方に傾きを発生させ、後方のヒンジ板29の延長部29Bはヒンジピン27との距離が大きいため、溝31の奥に向かって侵入して行く。後方側の延長部29Bの傾斜および侵入は、延長部29Bの車両左右方向の内側端を切欠き溝31の車両前方側の縁31Aに当接させ、この縁31Aに沿って滑りながら切欠き溝31内に侵入することとなり、ヒンジ板29および蓋板5を車両後方側へ付勢しつつ蓋板5が開放されることとなる。
更に蓋板5を開放すると、後方のヒンジ板29に設けた当接部29Cが後方の切欠き溝31の奥側の縁に当接して、それ以上の開放を阻止し、蓋板5の全開状態となる。図8〜10は、蓋板5が全開された状態を示す。全開状態においては、蓋板5の内側面が上面となって、サイドボックス4の底板19の下に蓋板5の一部分が潜り込む状態となる。蓋板5は、図8に示すように車両後方側へ傾いた状態となり、一体となっている各ヒンジ板28、29も車両後方側へ傾斜する。これらの傾斜移動により、車両前方に位置するオーバフェンダ16との干渉も回避することができる。
以上説明したように、本実施形態における蓋体の開閉装置は、横置きのヒンジ軸25回りに開閉操作される蓋体5の開閉装置であり、前記蓋体5で閉じる開口部のいずれか一つの縁に近接して配置するヒンジ軸25を、前記縁に対して傾斜させて配置するか、および/または、前記縁に近い側のヒンジ軸25端の開口面から奥側への距離に対して前記開口部の縁に対して持ち上がっている側のヒンジ軸25端の開口面から奥側への距離を大きくして配置することにより、開放時の回動軌跡を傾けることにより、オーバフェンダ16のような干渉対象物に対して蓋板5の縁が離れていく方向に回動させることができ、例えば、オーバフェンダ16の形状を小さくする等、干渉対象物の形状を変更することなく、十分な大きさで見栄えのよい形状のオーバフェンダ16とする等、充分な機能を発揮させることができる。また、逆に蓋板5においても、干渉対象物との干渉を見込んで小さく形成する必要がないので、そのデザインの自由度が向上でき、見栄えのする形状とすることができる。
なお、底板19近傍に設けるヒンジピンを底板19の縁に平行な同一軸心に配置される図示しない一般例の場合には、蓋板はその軸心を中心に回動するため、蓋板の開放のいずれかの段階において、蓋板の前端縁がオーバフェンダと干渉して、それ以上の蓋板の開放が行えなくなる。このため、蓋板を開く前段階で、オーバフェンダをフェンダから外した状態とし、その上で蓋板を開くようにする必要があり、車両のメンテナンス作業の効率が低下する。しかしながら、本実施形態の蓋体の開閉装置においては、蓋板5の開閉時にオーバフェンダ16を外す必要がないのでオーバフェンダ16付き車両でのメンテナンス作業効率が改善できる。
前記前後のヒンジピン26、27の配列は、蓋板5の縁の回動軌跡が干渉対象物から離れる方向に配列する必要があり、例えば、車両後方側に干渉対象物がある場合には、前方側のヒンジピン26を底板19の奥側の高い位置とし、後方側のヒンジピン27を底板19の手前側の低い位置とすればよい。また、図示していないが、蓋板がその上縁を中心として開かれる場合には、前方側に干渉対象物が存在する場合には、前方側のヒンジピンを高くかつ手前側に配置し、後方側のヒンジピンを奥側且つ低い位置に配置すればよく、また逆に、後方側に干渉対象物が存在する場合には、前方側のヒンジピンを低くかつ奥側に配置し、後方側のヒンジピンを手前且つ高い位置に配置すればよい。
また、ヒンジ板28、29(延長部28B、29B)とヒンジピン26、27を備える部材(底板19)に設けた切欠き溝30、31とを係合させるようにしているため、車両前後方向に傾きながら回動するヒンジ板28、29の幅と切欠き溝30、31の幅とのクリアランスが蓋板5の開放に連れて小さくでき、開放時における蓋板5の車両前後方向のガタツキを抑制できる。なお、図示していないが、底板近傍に設けるヒンジピンを底板の縁に平行な同一軸心に配置される一般例の場合には、蓋板はその軸心を中心に回動するため、蓋体のヒンジ板の幅は変化しない。
また、ヒンジ板28、29(延長部28B、29B)は蓋板5の開放に連れて切欠き溝30、31の入口側から奥側に侵入していくため、切欠き溝30、30の干渉対象物が存在する側の前後方向のいずれか一方の縁を入口側で大きい幅とし奥側で小さい幅とする傾斜面31Aで構成することにより、開放に連れて蓋板5を前記傾斜面31Aにより干渉対象物から遠ざけるようにでき、例えば、蓋板5の開閉時におけるオーバフェンダ16との隙間が確保できる。
また、蓋板5のヒンジ板28、29の掛け溝28A、29Aが係合するヒンジピン26、27は、底板19に対して平行に配置しているため、ヒンジピン26、27同士で形成するヒンジ軸25が傾斜したものであっても、蓋板5が傾斜したヒンジ軸25の下方向にずれ動くことを防止できる。
また、ヒンジ板28、29に設けた掛け溝28A、29Aは蓋板5の重量が加えられた際に、ヒンジピン26、27を掛け溝28A、29Aの奥側に移動させるよう斜め上向きに配列させているため、開閉時に蓋板5がヒンジピン26、27から脱落することがない。
また、底板19に設ける切欠き溝31の奥側の縁とヒンジ板29とを蓋板5の開放状態で当接させるようにしているため、別に蓋板5のストッパを設けることを省略できる。
なお、上記実施形態において、蓋板として、車体側面のサイドボックス4のカバー5が干渉対象物としてのオーバフェンダ16との干渉を避けるものについて説明したが、図示はしないが、蓋板5の前端若しくは後端が他の干渉対象物に対する干渉を避けるものであってもよい。
また、上記実施形態において、蓋板5はその下部側に設けたヒンジ軸25を中心に手前側に開くものについて説明したが、図示しないが、蓋板の上部側に設けたヒンジ軸を中心に手前の上側に開くものであってもよく、また、閉じた状態で略水平状態となり、開いた状態で蓋板がヒンジ軸を中心に縦方向、若しくは180度まで開く蓋板であってもよく、これらの蓋板は、通常「ハッチ」と称されるものである。
また、上記実施形態において、ヒンジ軸25として、開口縁に対して傾斜させて配置し且つ開口縁に近い側のヒンジ軸端の開口面から奥側への距離に対して前記開口部の縁に対して持ち上がっている側のヒンジ軸端の開口面から奥側への距離を大きくして配置するものについて説明したが、図示はしないが、開口縁に対して傾斜させて配置したヒンジ軸を備えるものであってもよく、また、開口縁に近い側のヒンジ軸端の開口面から奥側への距離に対して前記開口部の縁に対して持ち上がっている側のヒンジ軸端の開口面から奥側への距離を大きくして配置するものであってもよい。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)開口部のいずれかの縁に近接して横置きに配置されたヒンジ軸25回りに回動可能であり、前記ヒンジ軸25回りに回動されて前記開口部と重なる閉状態と前記開口部を開放する開状態とに開閉操作される蓋体5の開閉装置であり、前記ヒンジ軸25の両軸端の少なくとも一方を前記ヒンジ軸に近接した開口部の縁に直交する面内でオフセットさせて前記縁に対してヒンジ軸25を傾斜させて配置させ、および/または、前記ヒンジ軸25の両軸端の少なくとも一方を前記蓋体5で閉じる開口部の開口面に直交する方向にオフセットさせて前記開口面に対してヒンジ軸25を傾斜させて配置した。
このため、蓋体5の開放時の回動軌跡を傾けることができ、オーバフェンダ16のような干渉対象物に対して蓋板5の縁が離れていく方向に回動させることができ、例えば、干渉対象物であるオーバフェンダ16の形状を小さくする等、干渉対象物の形状を変更することなく、十分な大きさで見栄えのよい形状のオーバフェンダ16等の干渉対象物とする等、充分な機能を発揮させることができる。また、逆に蓋体5においても、干渉対象物との干渉を見込んで小さく形成する必要がないので、そのデザインの自由度が向上でき、見栄えのする形状とすることができる。
(イ)蓋体5に結合されてヒンジ軸25に連結するヒンジ板28、29を、前記開口部のいずれか一つの縁の両端近傍に夫々配置してヒンジ軸25と係合させ、前記一つの縁の両端近傍に設けた切欠き溝30、31に夫々その一部を係合させ且つ前記蓋体5の開閉位置に応じて前記切欠き溝30、31に対する係合部位が移動するよう構成し、少なくとも前記開口部若しくは開口面から離れた側のヒンジ軸部に係合するヒンジ板29が係合する切欠き溝31のいずれか一方の縁はヒンジ板29の移動軌跡に対して傾斜31Aさせて構成するようにしている。
このため、ヒンジ板28、29の幅と切欠き溝30、31の幅とのクリアランスが蓋板5の開放に連れて小さくすることができ、開放時における蓋板5のガタツキを抑制できる。しかも、開放に連れて蓋板5を前記傾斜面31Aにより干渉対象物から遠ざけるようにでき、例えば、蓋板5の開閉時におけるオーバフェンダ16との隙間が確保できる。
(ウ)ヒンジ軸25は、夫々の軸端近傍にのみ配置され固定された夫々の軸26、27が、互いに平行であり且つ開口面および一つの縁に対しても平行に配置しているため、ヒンジピン26、27同士で形成するヒンジ軸25が傾斜したものであっても、蓋板5が傾斜したヒンジ軸25の下方向にずれ動くことを防止できる。
(エ)ヒンジ板28、29は、一端が開放した掛け溝28A、29Aにより前記ヒンジ軸25に係合し、蓋体5の重量により掛け溝28A、29Aの奥側にヒンジ軸25を係合させる向きに前記掛け溝28A、29Aの開放端が配置されているため、開閉時に蓋板5がヒンジピン26、27から脱落することがない。
(オ)開口部若しくは開口面から離れた側のヒンジ軸27部に係合するヒンジ板29が係合する切欠き溝31の奥側の縁とヒンジ板29との当接により蓋体5の全開位置を規制するため、別に蓋板5のストッパを設けることを省略できる。
(カ)蓋体5として、産業車両の前輪2を後方および上方から覆うフェンダ15の後方に連ねて車体側方に設けたサイドボックス4の車体側方に向けた開口部を、開口部の下縁近傍に設けたヒンジ軸25を中心として開閉するものとし、前記蓋体5の車両前方側の縁は前記フェンダ15に沿った形状に形成することにより、オーバフェンダ16付き車両に対するデザインの自由度が増加する。
本発明は、産業車両としてのフォークリフト1のサイドボックス4を一例として、車体側面のサイドボックス4のカバー5が干渉対象物としてのオーバフェンダ16との干渉を避けるものについて説明しているが、蓋板5の前端若しくは後端が他の干渉対象物に対する干渉を避けるものであってもよい。また、蓋板5はその下部側に設けたヒンジ軸25を中心に手前側に開くものについて説明しているが、蓋板の上部側に設けたヒンジ軸を中心に手前の上側に開くものであってもよく、また、閉じた状態で略水平状態となり、開いた状態で蓋板がヒンジ軸を中心に縦方向、若しくは180度まで開く蓋板であってもよく、これらの蓋板は、通常「ハッチ」と称されるものである。
本発明の蓋体の開閉装置をサイドボックスのカバー開閉装置に適用した一実施形態を示すフォークリフトの側面図。 同じくサイドボックスの拡大側面図。 本実施形態の蓋体の開閉装置を示す斜視図。 蓋体の開閉装置を構成するヒンジピンの配置を示す平面図および側面図。 蓋体の開閉装置を構成するヒンジを備えたカバーの側面図。 閉状態における蓋体の開閉装置の平面図。 閉状態における蓋体の開閉装置の正面図。 開状態における蓋体の開閉装置の平面図。 開状態における蓋体の開閉装置の正面図。 開状態の蓋体の開閉装置の斜視図。
符号の説明
1 フォークリフト
2 前輪
3 後輪
4 サイドボックス
5 蓋体、蓋板、カバー
15 フェンダ
16 オーバフェンダ
25 ヒンジ軸
26、27 ヒンジピン、軸端
28、29 ヒンジ板
30、31 切欠き溝

Claims (5)

  1. 開口部のいずれかの縁に近接して横置きに配置されたヒンジ軸回りに回動可能であり、前記ヒンジ軸回りに回動されて前記開口部と重なる閉状態と前記開口部を開放する開状態とに開閉操作される蓋体の開閉装置において、
    前記ヒンジ軸の両軸端の少なくとも一方を前記ヒンジ軸に近接した開口部の縁または開口部の開口面に直交する面内でオフセットさせることで、前記縁または開口面に対してヒンジ軸を傾斜させて配置し、
    前記蓋体に結合されヒンジ軸に連結するヒンジ板は、前記開口部のいずれか一つの縁の両端近傍に夫々配置されてヒンジ軸と係合しており、前記一つの縁の両端近傍に設けた切欠き溝に夫々その一部を係合させ且つ前記蓋体の開閉位置に応じて前記切欠き溝に対する係合部位が移動するよう構成し、
    少なくとも前記開口部若しくは開口面から離れた側のヒンジ軸部に係合するヒンジ板が係合する切欠き溝のいずれか一方の縁はヒンジ板の移動軌跡に対して傾斜させて構成したことを特徴とする蓋体の開閉装置。
  2. 前記ヒンジ軸は、夫々の軸端近傍にのみ配置され固定された夫々の軸が、互いに平行であり且つ開口面および一つの縁に対しても平行であることを特徴とする請求項1に記載の蓋体の開閉装置。
  3. 前記ヒンジ板は、一端が開放した掛け溝により前記ヒンジ軸に係合し、蓋体の重量により掛け溝の奥側にヒンジ軸を係合させる向きに前記掛け溝の開放端が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓋体の開閉装置。
  4. 前記開口部若しくは開口面から離れた側のヒンジ軸部に係合するヒンジ板が係合する切欠き溝の奥側の縁とヒンジ板との当接により蓋体の全開位置を規制することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の蓋体の開閉装置。
  5. 前記蓋体は、産業車両の前輪を後方および上方から覆うフェンダの後方に連ねて車体側方に設けたサイドボックスの車体側方に向けた開口部を、開口部の下縁近傍に設けたヒンジ軸を中心として開閉するものであり、
    前記蓋体の車両前方側の縁は前記フェンダに沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の蓋体の開閉装置。
JP2006001327A 2006-01-06 2006-01-06 蓋体の開閉装置 Expired - Fee Related JP4890861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001327A JP4890861B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 蓋体の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001327A JP4890861B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 蓋体の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007182129A JP2007182129A (ja) 2007-07-19
JP4890861B2 true JP4890861B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=38338574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006001327A Expired - Fee Related JP4890861B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 蓋体の開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4890861B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7362108B2 (ja) * 2019-10-24 2023-10-17 日本ケーブル株式会社 索道の搬器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02267024A (ja) * 1989-04-05 1990-10-31 Mazda Motor Corp 自動車のドア構造
JP4304422B2 (ja) * 2002-11-05 2009-07-29 マツダ株式会社 車両のサイドドア構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007182129A (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5639618B2 (ja) テールゲート付き車両
US8172296B2 (en) Parcel shelf structure
US8905173B2 (en) Construction machine
JP2014012448A (ja) テールゲート付き車両
EP2149467B1 (en) Roof opening and closing apparatus for vehicle
JP2012116317A (ja) パッケージトレイの支持構造
JP4890861B2 (ja) 蓋体の開閉装置
JP6880476B2 (ja) 車両のヒンジ構造
JP3518166B2 (ja) 車体前部構造
JP3916825B2 (ja) サンルーフ装置
JP4474739B2 (ja) 車両のサイドドア構造
JP2008149745A (ja) 車体上部構造
JP4899432B2 (ja) 車両のフードヒンジ構造
JP4231377B2 (ja) グローブボックス構造
JP2007126891A (ja) スライドドア構造
JP5054805B2 (ja) 建設機械
JP3620428B2 (ja) 筺体の開閉構造
JP2018001809A (ja) 車両用バックドアの開閉構造
JP5645639B2 (ja) 車両のカバー用の支承部
JP2024071044A (ja) フードヒンジ
JPH0527288Y2 (ja)
JPH11228087A (ja) フォークリフトのフード開閉機構
JP2019059349A (ja) 車両の荷室開閉装置
JP2019073050A (ja) 車両の後部構造
JPH08100443A (ja) 建設機械のキャブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111109

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4890861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees