JP2013226730A - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの着弾位置の精度の向上を図る。
【解決手段】インクを吐出するノズルを有し所定方向に移動可能なキャリッジと、キャリッジの移動量に応じてインクの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成する信号生成部と、キャリッジを所定方向に移動させつつ、タイミング信号に基づいてノズルからインクを吐出させる制御部であって、キャリッジの移動の加速時と減速時の少なくとも一方で、タイミング信号に対して吐出タイミングを遅延させてノズルからインクを吐出させる制御部とを備えた印刷装置であって、制御部は、吐出タイミングの遅延量をノズルからのインクの吐出速度に応じて調整する。
【選択図】図11

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
印刷装置としてノズルを有するキャリッジを移動方向に移動させつつノズルから媒体にインクを吐出して媒体に画像を印刷するものが知られている。また、このような印刷装置において、キャリッジが移動する際の加速時や減速時にも印刷(インクの吐出)を行うようにしたものが知られている。ただし、加速時や減速時では定速時と同じタイミングでインクを吐出するとインクの着弾位置が目標位置から外れるおそれがあるため吐出タイミングを調整することが望ましい。例えば、特許文献1では、定速時の速度に対する加速時及び減速時の各速度の差分と、インクの吐出タイミングの遅延量とを対応付けたテーブルを設けている。そして加速時、減速時には当該テーブルを参照して吐出タイミングを遅延させて印刷を行っている。
特開2004-58543号公報
印刷装置の個体差(例えばヘッドの製造ばらつき)などによりノズルからのインクの吐出速度がばらつく場合がある。このような場合、上述した印刷装置のようにキャリッジの移動速度に応じてインクの吐出タイミングを遅延させていても、目標位置にインクを着弾させることができない(インクの着弾位置の精度を向上できない)というおそれがあった。
そこで、本発明は、インクの着弾位置の精度の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、インクを吐出するノズルを有し所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの移動量に応じて前記インクの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成する信号生成部と、前記キャリッジを前記所定方向に移動させつつ、前記タイミング信号に基づいて前記ノズルから前記インクを吐出させる制御部であって、前記キャリッジの移動の加速時と減速時の少なくとも一方で、前記タイミング信号に対して前記吐出タイミングを遅延させて前記ノズルから前記インクを吐出させる制御部とを備えた印刷装置であって、前記制御部は、前記吐出タイミングの遅延量を前記ノズルからの前記インクの吐出速度に応じて調整することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンター10の内部構成を説明するための図である。 プリンター10を説明するための側面図である。 リニアエンコーダー50の構成を模式的に示した説明図である。 図4A及び図4Bは、リニアエンコーダー50によって出力される信号を説明するための図である。 CRモーター22の駆動を制御する部分の構成を示すブロック図である。 キャリッジ21の速度プロファイルの一例を示す図である。 図7A、図7Bは、定速域及び加減速域におけるインクの着弾位置についての説明図である。 双方向印刷におけるインクの吐出のタイミングを説明するための図である。 キャリッジ21の移動速度に応じた吐出タイミングの調整についての説明図である。 吐出タイミングの変更についての説明図である。 本実施形態における遅延量の設定処理についてのフロー図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
インクを吐出するノズルを有し所定方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの移動量に応じて前記インクの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成する信号生成部と、前記キャリッジを前記所定方向に移動させつつ、前記タイミング信号に基づいて前記ノズルから前記インクを吐出させる制御部であって、前記キャリッジの移動の加速時と減速時の少なくとも一方で、前記タイミング信号に対して前記吐出タイミングを遅延させて前記ノズルから前記インクを吐出させる制御部とを備えた印刷装置であって、前記制御部は、前記吐出タイミングの遅延量を前記ノズルからの前記インクの吐出速度に応じて調整することを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置によれば、印刷装置の個体差などによる吐出ばらつきに関わらずに最適な遅延量を設定できるので、インクの着弾位置の精度の向上を図ることができる。
かかる印刷装置であって、前記キャリッジは、前記所定方向に往復移動可能であり、前記制御部は、往路と復路において一定速度で移動する前記キャリッジから媒体の目標位置に前記インクを着弾させるための調整値であって、前記往路では前記目標位置よりも第1距離手前で前記ノズルから前記インクを吐出させ、前記復路では前記目標位置よりも第2距離手前で前記ノズルから前記インクを吐出させるときの、前記第1距離と前記第2距離を加算した調整値に基づいて前記吐出速度を算出することが望ましい。
このような印刷装置によれば、簡易に吐出速度を算出することができる。
かかる印刷装置であって、前記調整値は、前記ノズルと前記媒体との距離に応じて複数定められていることが望ましい。
このような印刷装置によれば、媒体の種類によって調整値を変えることで、吐出速度の算出の精度を高めることができる。
かかる印刷装置であって、複数の印刷モードを有し、前記調整値は、前記複数の印刷モードにそれぞれ対応して複数定められていることが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷モード(キャリッジの移動速度)に応じて調整値を変えることで、吐出速度の算出の精度を高めることができる。
また、インクを吐出するノズルを有し所定方向に移動可能なキャリッジを備えた印刷装置による印刷方法であって、前記キャリッジの移動量に応じて前記インクの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成することと、前記ノズルからの前記インクの吐出速度に応じて、前記吐出タイミングの遅延量を調整することと、前記キャリッジを前記所定方向に移動させつつ、前記タイミング信号に基づいて前記ノズルから前記インクを吐出させる際に、前記キャリッジの移動の加速時と減速時の少なくとも一方で、前記タイミング信号に対して前記吐出タイミングを前記遅延量で遅延させて前記ノズルから前記インクを吐出させることと、を有することを特徴とする印刷方法が明らかとなる。
===実施形態===
以下、印刷装置としてインクジェトプリンター(プリンター10)を例に挙げて説明する。なお、以下の説明においては、下方側とは、プリンター10が設置される側を指し、上方側とは、設置される側から離間する側を指す。また、媒体としての用紙Sが供給される側を給送側(後端側)、用紙Sが排出される側を排紙側(手前側)として説明する。
≪プリンター10の概略構成について≫
図1は、におけるプリンター10の内部構成を説明するための図である。図2は、プリンター10を説明するための側面図である。図1に示すように、プリンター10は、不図示の筐体部と、キャリッジ駆動機構20と、用紙搬送機構30と、ロータリーエンコーダー40と、リニアエンコーダー50と、制御部100と、を備えている。
キャリッジ駆動機構20は、キャリッジ21と、キャリッジモーター22(以下、CRモーター22ともいう)と、ベルト23と、歯車プーリ24、従動プーリ25およびキャリッジ軸26を備えている。キャリッジ21は、各色のインクカートリッジ27を搭載可能としている。また、図1および図2に示すように、キャリッジ21の下面には、インクを吐出可能な印刷ヘッド28が設けられている。また、ベルト23は、無端ベルトであり、その一部がキャリッジ21の背面に固定されている。このベルト23は、歯車プーリ24と従動プーリ25とによって張設されている。また、ベルト23の内周面と、歯車プーリ24の外周はそれぞれ歯車状になっており、この歯車が噛み合った状態において、CRモーター22が回転することで歯車プーリ24が回転し、これにより、ベルト23が回転して、キャリッジ21がキャリッジ軸26に沿って移動するようになっている。このキャリッジ21が移動する方向(以下、移動方向ともいう:所定方向に相当する)は、後述する用紙Sの搬送方向と交差する方向である。この移動方向の一端側(ホームポジション側、例えば図1の右側)のことをホーム側ともいい、他端側(例えば図1の左側)のことをフル側ともいう。また、キャリッジ21の移動について、ホーム側からフル側への移動経路のことを往路とよび、フル側からホーム側への移動経路のことを復路とよぶ。
上述のキャリッジ21(より具体的には印刷ヘッド28)には、各インクに対応づけられた不図示のノズル列が設けられていて、このノズル列を構成する各ノズルには、不図示のピエゾ素子が対応して配置されている。このピエゾ素子の作動により、インク通路の端部にあるノズルからインクを吐出することが可能となっている。
用紙搬送機構30は、用紙S等の媒体を搬送するための搬送モーター31(以下、PFモーター31ともいう)、および普通紙等の用紙Sの給紙に対応する給紙ローラー32を備えている。また、給紙ローラー32よりも排紙側には、用紙Sを搬送/挟持するためのPFローラー対33が設けられている。PFローラー対33は、PF駆動ローラー33aと従動ローラー33bを有している。PF駆動ローラー33aには、PFモーター31からの駆動力が伝達される。
また、PFローラー対33の排紙側には、プラテン34および上述の印刷ヘッド28が上下に対向する様に配設されている。プラテン34は、PFローラー対33によって印刷ヘッド28の下へ搬送されてくる用紙Sを下方側から支持する。また、プラテン34よりも排紙側には、上述のPFローラー対33と同様の排紙ローラー対35が設けられている。排紙ローラー対35は、排紙駆動ローラー35aと従動ローラー35bを有している。この排紙ローラー対35のうち、排紙駆動ローラー35aには、PF駆動ローラー33aと共に、PFモーター31からの駆動力が伝達される。なお、本実施形態ではキャリッジ駆動機構20のCRモーター22および用紙搬送機構30のPFモーター31は、DCモーターであるが、他の種類のモーターであってもよい。
ロータリーエンコーダー40は、円盤状スケール41と、ロータリーセンサー42とを備えており、PF駆動ローラー33aの回転量を検出する。また、リニアエンコーダー50は、キャリッジ21の移動方向(副走査方向)に沿って延伸するリニアスケール51と、ロータリーセンサー42と同様のフォトセンサ(リニアセンサー52)を備えており、キャリッジ21の移動方向の位置を検出する。なお、ロータリーエンコーダー40、リニアエンコーダー50の詳細については後述する。
また、図示していないが、プリンター10は、上述したロータリーエンコーダー40、リニアエンコーダー50以外に、用紙Pの幅を検出する紙幅検出センサー、印刷ヘッド28とプラテン34との間の距離を検出するギャップ検出センサー等、その他のセンサーを備えている。
制御部100は、各種の制御を行う部分であり、外部のコンピューター160に接続されている。この制御部100は、上述のロータリーセンサー42、リニアセンサー52、不図示の紙幅検出センサー、不図示のギャップ検出センサー、プリンター10の電源をオン/オフする電源スイッチ等の各出力信号が入力される。
また、図1に示すように、制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、PROM104、ASIC105、モータードライバー106等を備えている。
また、制御部100は、信号生成部108を備えている。信号生成部108は、リニアエンコーダー50の出力信号に基づいてインクの吐出タイミングを規定するタイミング信号(以下、PTS(Pulse Timing Signal)信号ともいう)を生成する。
制御部100では上記の各要素が例えばバス等の伝送路107を介して相互に接続されている。そして、これらのハードウエアと、ROM102やPROM104に記憶されているソフトウエアおよび/またはデータの協働によって、本実施形態における各種の動作が実現される。
なお、本実施形態では信号生成部108は制御部100に設けられているが、これには限られず、例えばキャリッジ21側において印刷ヘッド28の動作を制御するヘッド制御部(不図示)に設けられていてもよい。
≪印刷動作について≫
本実施形態のプリンター10の制御部100は、キャリッジ21を移動方向に移動させつつヘッド28のノズルからインクを吐出させる吐出動作と、吐出動作の合間に用紙搬送機構30によって用紙Sを搬送方向に搬送させる搬送動作を交互に実行する。こうして用紙Sに画像の印刷を行う。なお、本実施形態のプリンター10は、キャリッジ21がホーム側からフル側に移動する際(往路)と、フル側からホーム側に移動する際(復路)においてインクの吐出を行うこととする。すなわち、本実施形態のプリンター10は双方向印刷を行う。
≪エンコーダーについて≫
図3は、キャリッジ21に取付けられたリニアエンコーダー50の構成を模式的に示した説明図である。図3に示したリニアエンコーダー50は、上述したようにリニアスケール51と、リニアセンサー52を備えている。また、リニアセンサー52は、発光ダイオード52Aと、コリメーターレンズ52Bと、検出処理部52Cとを備えている。検出処理部52Cは、複数(例えば4個)のフォトダイオード52Dと、信号処理回路52Eと、例えば2個のコンパレーター52Fa、52Fbとを有している。
発光ダイオード52Aの両端に抵抗を介して電圧VCCが印加されると、発光ダイオード52Aから光が発せられる。この光はコリメーターレンズ52Bにより平行光に集光されてリニアスケール51を通過する。なお、リニアスケール51には、所定の間隔(例えば1/180インチ)毎にスリットが設けられている。
リニアスケール51を通過した平行光は、図示しない固定スリットを通って各フォトダイオード52Dに入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード52Dから出力される電気信号は信号処理回路52Eにおいて信号処理される。また、信号処理回路52Eから出力される信号はコンパレーター52Fa、52Fbにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレーター52Fa、52Fbから出力されるパルスENC−A、ENC−Bがリニアエンコーダー50の出力となる。
図4A及び図4Bは、リニアエンコーダー50によって出力される信号を説明するための図である。図4Aは、CRモーター22正転時におけるタイミングチャートであり、図4BはCRモーター22逆転時におけるタイミングチャートである。図に示すように、CRモーター22正転時及び逆転時のいずれの場合も、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。CRモーター22が正転しているとき、即ち、キャリッジ21が主走査方向に移動しているときは、図4Aに示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモーター22が逆転しているときは、図4Bに示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れる。そして、パルスENC−A及びパルスENC−Bの1周期Tは、キャリッジ21がリニアスケール51のスリット間隔を移動する時間に等しい。
なお、PFモーター31用のロータリーエンコーダー40は、円盤状スケール41がPF駆動ローラー33aの回転に応じて回転する回転円盤である以外は、リニアエンコーダー50と同様の構成となっている。なお、円盤状スケール41にもリニアスケール51と同様に所定間隔のスリットが設けられている。
そして、ロータリーエンコーダー40は、リニアエンコーダー50と同様に2つの出力パルスENC−A、ENC−Bを出力する。
≪CRモーターの駆動制御について≫
図5は、制御部100のうちCRモーター22の駆動を制御する部分の構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御部100は、位置演算部121と、速度演算部122と、第1減算部123と、目標速度発生部124と、第2減算部125と、比例要素126と、積分要素127と、微分要素128と、加算部132と、PWM信号出力部133と、を備えている。
位置演算部121は、リニアセンサー52から入力される矩形波の出力信号(図4参照)のエッジをカウントすることにより、キャリッジ21の移動量を算出する。また、速度演算部122には、リニアセンサー52から入力される矩形波の出力信号のエッジをカウントすると共に、不図示のタイマーで計測される時間(周期)に関する信号も入力される。そして、カウントしたエッジと時間(周期)に基づいて、キャリッジ21の速度(移動速度)を算出する。
第1減算部123は、位置演算部121から出力される移動量(現在位置)に関する情報と、目標位置に関する情報とに基づき、目標位置から現在位置を減算して位置偏差を算出する。目標速度発生部124には、第1減算部123から出力される位置偏差に関する情報が入力される。目標速度発生部124は、速度プロファイルを参照し、位置偏差に応じた目標速度に関する情報を出力する。なお、速度プロファイルについては後述する。
第2減算部125は、目標速度から現在のCRモーター22の移動速度(現在速度)を減算して、速度偏差ΔVを算出し、比例要素126、積分要素127および微分要素128にそれぞれ出力する。比例要素126、積分要素127および微分要素128は、入力される速度偏差ΔVに基づいて、以下の比例制御値QPと、積分制御値QIと、微分制御値QDとを算出する。
QP(j)=ΔV(j)×Kp …(式1)
QI(j)=QI(j−1)+ΔV(j)×Ki …(式2)
QD(j)={ΔV(j)−ΔV(j−1)}×Kd …(式3)
ここで、jは時間であり、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲイン、Kdは微分ゲインである。
加算部132は、比例要素126、積分要素127、及び、微分要素128から出力される制御値を加算し、その加算により求めた制御値の和をPWM信号出力部133へ出力する。PWM信号出力部133は、加算部132から供給される制御値の和を換算して得たデューティー比のPWM信号を出力する。
また、モータードライバー106は、PWM信号出力部133から出力されるPWM信号に基づいて、PFモーター31をPWM制御にて駆動する。
以上のような構成により、制御部100は、所定の速度プロファイルに従ってCRモーター22の駆動を制御している。
≪キャリッジ21の移動について≫
図6は、キャリッジ21の速度プロファイルの一例を示す図である。図の横軸は時間であり、縦軸は速度である。
図のように、本実施形態におけるCRモーター22の速度プロファイルには、停止状態から所定速度まで加速する加速域、所定速度を維持する定速域、所定速度から停止状態まで減速する減速域がある。CRモーター22は、このような速度プロファイルで駆動するように制御されており、当該速度プロファイルに基づいて、キャリッジ21を媒体の幅方向(移動方向)に移動させている。本実施形態のプリンター10は、加減速域(加速域と減速域)においてもノズルからインクを吐出して印刷を行う印刷モード(加減速印刷モード)を有している。ただし、加減速域では、定速域と比べてインクの着弾位置の制御が困難であり、このため画質が低下するおそれがある
図7A、図7Bは、定速域及び加減速域におけるインクの着弾位置についての説明図である。なお、図7Aは、キャリッジ21が往路方向(ホーム側からフル側)に移動する場合の説明図であり、図7Bは、キャリッジ21が復路方向(フル側からホーム側)に移動する場合の説明図である。図7A、図7Bにおいて、目盛の位置でキャリッジ21からインクを吐出させるものとする。なお、目盛は等間隔であり、すなわちリニアエンコーダー50から一定数のパルス信号が出力される毎に、インクを吐出させている。
図中、下向きの各矢印はインクの飛行跡を表す。各矢印の先端は媒体上における各インクの実際の着弾位置を表す。キャリッジ21が移動し始めてから低速移動中には、インクの飛行跡を表す矢印の傾きは小さい。キャリッジ21の速度が増すに従って、矢印の傾きが大きくなる。キャリッジ21が減速していくと、再び矢印の傾きが小さくなる(垂直に近づく)。図中、下段の直線は、インクが着弾すべき目標位置を黒丸の点で表したものである。
キャリッジ21が一定距離移動する毎にノズルからインクを吐出するとすれば、キャリッジ21の加速中(加速時)においてはインクの着弾位置が疎になり、定速移動中(定速時)においては着弾位置が一定になり、減速中(減速時)においては着弾位置が密になることがわかる。また、この着弾位置のばらつきの結果、インクが正確に目標位置に着弾するのは、キャリッジ21の速度が一定速度に達している間だけであることが分かる。また、図7Aと図7Bから、インク着弾位置が、往路と復路とで一致していないことも分かる。
このような加減時や減速時におけるインクの着弾位置のずれを低減するためには、例えば、ノズルからのインクの吐出タイミングを制御すればよい。本実施形態のプリンター10では、加速時と減速時において、ノズルからのインクの吐出タイミングを調整することで画質の低下を防止するようにしている。なお、加速時や減速時に行うインクの吐出タイミングの調整については後述する。
≪Bi−d補正について≫
本実施形態のプリンター10は、キャリッジ21が移動方向に往復移動する際の往路と復路の双方で印刷(双方向印刷)を行っているが、前述したように、インクの着弾位置は、往路と復路とで一致していない。つまり、キャリッジ21をキャリッジ軸26(キャリッジ移動方向)に沿って往復移動させながら、双方向印刷を実行する際に、往路と復路におけるインクの着弾位置のズレが発生する。このズレについて詳しく説明する。
図8は、双方向印刷におけるインクの吐出のタイミングを説明するための図である。この説明図は搬送方向から見た図なので、紙面に対して垂直な方向が搬送方向であり、紙面の左右方向がキャリッジ移動方向である。印刷ヘッド28のノズルと用紙Sとは、ペーパーギャップSGを隔てて対向して配置されている。なおペーパーギャップSGは、プラテンギャップ(ノズルとプラテンとの距離)から用紙Sの紙厚を減算した値である。
キャリッジ21が移動しながら印刷ヘッド28のノズルからインクが吐出されると、吐出されたインクは、慣性力によりキャリッジ移動方向に沿って移動しながら、ペーパーギャップSGの距離を移動して用紙Sに到達する。このため、インクの吐出位置と実際の到達位置(ドット形成位置)との間には、ズレが発生する。目標位置にインクを到達させるためには、図のように、その目標位置よりも手前でインクを吐出する必要がある。復路においても同様で、キャリッジ21の移動中にインクが吐出されるから、目標位置にインクを到達させるためには、その目標位置よりも手前でインクを吐出する必要がある。
しかし、往路と復路とでは、キャリッジ21の移動方向が異なるため、同じ目標位置にインクを到達させる場合であっても、その吐出タイミングが異なる。そこで、本実施形態に係るプリンター10では、このような往路、及び、復路におけるインクの着弾位置のズレを解消するために、制御部100は、インクの吐出タイミングをずらして、インクの着弾位置を補正する。この補正は、予め設定された調整値に基づき行う。このような補正のことを「Bi−d補正」ともいい、Bi−d補正で用いられる調整値のことをBi−d調整値(調整値に相当)ともいう。
図8のように、往路において目標位置にインクを着弾させるため目標位置よりも距離d1(第1距離に相当)手前でインクを吐出し、復路において目標位置にインクを着弾させるため目標位置よりも距離d2(第2距離に相当)手前でインクを吐出する場合、Bi−d調整値はd1+d2となる。このように、Bi−d調整値は、距離を示す情報である。
Bi−d調整値は、例えば、往路と復路についてそれぞれ定速移動中(定速時)のキャリッジ21からインクを吐出することによってテストパターン(例えば罫線)を形成し、そのテストパターンの印刷結果から求められる。こうして求められたBi−d調整値は、プリンター10に備えられたROM102やPROM104などに記憶される。
なお、用紙Sの種類(紙厚)が異なればペーパーギャップSGの値が変わるため、同じ位置にインクを着弾させるには吐出タイミングを変更する必要がある。つまり、ペーパーギャップSGの大きさによってBi−d調整値が異なる。また、例えば写真など高画質の画像を形成する高精細モードで印刷する場合と、画像を高速で印刷する高速印刷モードの場合では、キャリッジ21の移動速度が異なる。このため印刷モードによってもBi−d調整値が異なる。このため、Bi−d調整値は、用紙Sの種類毎(言い換えるとペーパーギャップSG毎)、および、印刷モード毎に対してそれぞれ設定されている。
≪加減速域の吐出タイミングの調整について≫
本実施形態のプリンター10では、前述したように加減速域においても印刷を行っている。このように加減速域においても印刷を行うようにしているのは、スループットの向上や、装置の小型化に対応するためである。ただし、図7A、図7Bに示したように加速中(加速時)や減速中(減速時)では定速時よりもキャリッジ21の移動速度が遅いため、インクの着弾位置が目標位置から外れるおそれがあり、この場合画質(印刷品質)が低下してしまう。そこで、本実施形態のプリンター10では、加減速域の期間(加速時と減速時)においてノズルからのインクの吐出タイミングの調整を行っている。以下、この吐出タイミングの調整について説明する。
図9は、キャリッジ21の移動速度に応じた吐出タイミングの調整についての説明図である。なお、印刷ヘッド28のノズルと用紙Sとは、図8と同様に、ペーパーギャップSGを隔てて対向して配置されている。例えば、キャリッジ21が移動していない状態(停止状態)で印刷ヘッド28のノズルからインクを吐出するとインクはノズルの真下に着弾する。なお、このときインクが吐出されてから用紙Sに着弾するまでの着弾時間Ti(sec)は、インクの吐出速度(以下、インク速度ともいう)Vm(mm/sec)を用いて、以下のように表される。
Ti=SG/Vm …(式4)
また、前述したようにキャリッジ21が移動しながら印刷ヘッド28のノズルからインクを吐出すると、吐出されたインクは、慣性力によりキャリッジ移動方向に沿って移動しながら、ペーパーギャップSGの距離を移動して用紙Sに到達する。
例えば、キャリッジ21が移動方向に低速で移動している場合(例えば加速時や減速時)に、図の位置Pで印刷ヘッド28のノズルからインクを吐出すると、吐出位置Pよりもキャリッジ21の移動方向に離れた位置Pに着弾する。
これに対し、キャリッジ21が移動方向に高速で移動している場合(例えば定速時)に、上記位置Pで印刷ヘッド28のノズルからインクを吐出すると、慣性力が大きいため低速時の着弾位置Pよりもキャリッジ21の移動方向に離れた位置Pに着弾する。
よって、キャリッジ21が低速で移動している場合において、位置Pにインクを着弾させるには、図に示すようにインクを吐出するタイミング(吐出タイミング)を遅延させればよいことがわかる。
図10は、吐出タイミングの変更についての一例を示す説明図である。
なお図には、加速時におけるリニアエンコーダー50の出力パルス、PTS信号、タイミング変更後のPTS信号、駆動信号がそれぞれ示されている。
リニアエンコーダー50の出力パルスは、キャリッジ21が所定距離移動する毎に出力される。つまり、このパルス間隔が長いほどキャリッジ21が低速で移動していることになり、逆にパルス間隔が短いほどキャリッジ21が高速で移動していることになる。
図では加速域(加速時)のリニアエンコーダー50の出力パルスを示しており、図において左側から右側にいくほどパルス間隔が短くなっている。つまり、次第に、キャリッジ21の移動速度が増加(加速)している。
PTS信号は、制御部100の信号生成部108で生成される信号である。信号生成部108はカウンター(不図示)などを有し、リニアエンコーダー50の出力パルスを所定数カウントする毎にPTS信号にパルスを発生させている。すなわち、PTS信号のパルスは、キャリッジ21の移動量に応じて発生する。なお。このPTS信号のパルス間隔は用紙Sの1画素にインクを吐出する期間(インクの吐出周期)に相当する。このPTS信号のパルスに応じて駆動信号がピエゾ素子に印加され、対応するノズルからインクが吐出されることになる。
図10では、PTS信号のパルス(すなわち吐出タイミング)をキャリッジ21の移動速度に応じて遅延させている。例えば、キャリッジ21の移動速度が遅い図の左側では遅延時間Aであり、キャリッジ21の速度が速くなるほど(遅延時間B、遅延時間Cと順に)遅延量が小さくなっている。そして、キャリッジ21の移動速度に応じてインクの吐出タイミングを遅延させる際には、この変更後のPTS信号に応じて駆動信号をピエゾ素子に印加して、ノズルからインクが吐出させることになる。
このように吐出タイミングをキャリッジ21の移動速度に応じて遅延させるためには、例えばキャリッジ21の移動速度に所定の係数を乗じて遅延量を設定すればよい。ただし、キャリッジ21の移動速度のみで遅延量を設定すると、インクの着弾位置の精度を向上できないおそれがある。例えば、装置の個体差(例えば印刷ヘッド28の製造ばらつき)などにより、インクの吐出速度(インク速度Vm)がばらついていることがある。前述の(式4)からインク速度Vmによって着弾時間Tiが変わるので、この場合、キャリッジ21の移動速度に応じて吐出タイミングの遅延量を定めても、目標位置に精度良くインクを着弾させることができないおそれがある。
そこで、本実施形態では、キャリッジ21の移動速度のみでなく、インク速度Vmに応じて遅延量を定めることによってインクの着弾位置の精度の向上を図っている。なお、本実施形態では、インクの吐出速度Vmを算出する際に、前述したBi−d調整値を用いている(後述する)。
≪遅延量の設定処理について≫
図11は、本実施形態における遅延量の設定処理についてのフロー図である。なお、本実施形態では、予め用紙S毎(すなわちペーパーギャップSG毎)、及び、印刷モード(高精細印刷モード、高速印刷モードなど)毎にBi−d調整値がROM102やPROM104などの不揮発性の記憶素子に設定されていることとする。
印刷開始時において、例えばコンピューター160のユーザーインターフェイスにより媒体(用紙S)の種類や印刷モードがユーザーによって設定される。
すると、制御部100は、用紙Sの種類に対応するペーパーギャップSG(用紙Sとノズルとの間の距離)と、実行する印刷モードとに対応したBi−d調整値を記憶素子から取得する(S101)。
次に制御部100は、そのBi−d調整値を用いてプリンター10のインク着弾時間Tiを算出する(S102)。なお、インク着弾時間Ti(sec)は、Bi−d調整値をBid(mm)、定速時のキャリッジ21の移動速度をVtop(mm/sec)とすると、
Ti=Bid/2÷Vtop …(式5)
となる。そして、制御部100は、算出したインク着弾時間Tiを用いて、前述の(式4)からインク速度Vm(mm/sec)を算出する(S103)。
さらに、算出されたインク速度Vmを用いて、制御部100は、キャリッジ21が加速時又は減速時にあるときの遅延時間Delayを算出する(S104)。この遅延時間Delay(sec)は、以下の(式6)から算出することができる。
Delay=(Vtop−Vcr)×(SG/Vm)/Vcr …(式6)
ここで、Vm(mm/sec)はインク速度、SG(mm)はペーパーギャップ、Vtop(mm/sec)はキャリッジ21の定速時の速度(最高速度)、Vcr(mm/sec)は現在のキャリッジ21の速度(速度演算部122で算出された移動速度)である。上記(式6)の演算を所定周期(例えば150μsec)ごとに実行し、それぞれ遅延時間Delayを求める。この遅延時間Delayを適用して、図9と同様にPTS信号のパルスを調整(遅延)させる。
この遅延時間Delayは、インク速度Vmを考慮した遅延量となるので、プリンター10の個体差によってインクの吐出速度にバラツキがある場合でも、インクの着弾位置を精度よく補正することができる。よってインクの着弾位置の精度の向上を図ることができる。
以上、説明したように、本実施形態のプリンター10は、インクを吐出するノズルを有し移動方向に移動可能なキャリッジ21と、キャリッジ21の移動量に応じてインクの吐出タイミングを規定するPTS信号を生成する信号生成部108と、キャリッジ21を移動方向に移動させつつ、PTS信号に基づいてノズルからインクを吐出させる制御部100とを備えている。そして、制御部100は、キャリッジ21の移動の加速時及び減速時において、インク速度Vmに応じて遅延時間Delayを定めて、PTS信号に対して吐出タイミングを遅延させてノズルからインクを吐出させている。
このようにすることにより、プリンター10の個体差などによってインクの吐出速度(インク速度Vm)にバラツキがある場合でも、加速時や減速時のインクの着弾位置を精度よく補正することができる。よってインクの着弾位置の精度を向上させることができる。
===その他の実施の形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<プリンターについて>
前述の実施形態のプリター10は、所定サイズに裁断された用紙S(例えば普通紙)に印刷を行っていたが、これには限られない。例えば、帯状の用紙がロール状に巻かれたロール体から用紙を引き出して印刷を行うプリンターであってもよい。
また、前述の実施形態のプリンター10は、キャリッジ21を移動方向に移動させつつインクを吐出する吐出動作と、用紙Sを搬送方向に搬送させる搬送動作を交互に行っていたが、これには限られない。例えば、印刷領域に搬送された連続用紙(又は単票紙)に対して、キャリッジを用紙の搬送方向に移動させながらヘッドからインクの吐出を行う動作と、キャリッジを搬送方向と交差する紙幅方向(ノズルの並び方向)に移動する動作と、を繰り返して印刷領域に画像を形成し、その後、未だ印刷されていない用紙の部分を印刷領域に搬送するプリンターであってもよい。この場合、搬送方向が所定方向に相当する。
<吐出方式について>
前述の実施形態では、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式で印刷ヘッド28のノズルからインクを吐出していたがこれには限られない。例えばインクをヒーターで加熱し、発生する泡の力を利用するヒーター方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、ミストを電界で制御するミスト方式等を採用してもよい。
<インク速度Vmの算出について>
前述の実施形態では、インク速度Vmを算出する際に、Bi−d調整値を用いていたが、これには限られず、他の方法でインクの吐出速度を算出するようにしてもよい。例えばプリンター10の製造工場の検査ラインで算出し、プリンター10の記憶素子(ROM102やPROM104)に記憶させておいてもよい。
ただし、本実施形態のようにBi−d調整値を用いると、インク速度Vmを簡易に求めることができる。また、ユーザーの下において適宜Bi−d調整を行うと、プリンター10の使用環境に応じたインク速度Vmを算出することができ、インクの着弾精度をより向上させることができる。
<加減速域での印刷について>
前述の実施形態では、プリンター10は、加速時と減速時の両方で印刷を行っていたが、これには限られず、加速時と減速時の何れか一方で印刷を行っても良い。また、前述の実施形態では、加速時と減速時において一定割合で(直線的に)速度が変化していたが、これには限られず、例えば曲線的に速度が変化していてもよい。この場合においても(式6)によりキャリッジ21の移動速度Vcrとインク速度Vmに基づいてインクの吐出タイミングの遅延量Delayを設定するようにしればよい。
10 プリンター、
20 キャリッジ駆動機構、
21 キャリッジ、22 CRモーター(キャリッジモーター)、
23 ベルト、24 歯車プーリ、25 従動プーリ、
26 キャリッジ軸、27 カートリッジ、28 印刷ヘッド、
30 用紙搬送機構、31 PFモーター、32 給紙ローラー、
33 PFローラー対、33a PF駆動ローラー、33b 従動ローラー、
34 プラテン、35 排紙ローラー対、
35a 排紙駆動ローラー、35b 従動ローラー、
40 ロータリーエンコーダー、41 円盤状スケール、
42 ロータリーセンサー、50 リニアエンコーダー、
51 リニアスケール、52 リニアセンサー、
52A 発光ダイオード、52B コリメーターレンズ、
52C 検出処理部、52D フォトダイオード、
52E 信号処理回路、52Fa,52Fb コンパレーター、
100 制御部、101 CPU、102 ROM、103 RAM、
104 PROM、105 ASIC、106 モータードライバー、
107 伝送路、108 信号生成部、
121 位置演算部、122 速度演算部、123 第1減算部、
124 目標速度発生部、125 第2減算部、126 比例要素、
127 積分要素、128 微分要素、
132 加算部、133 PWM信号出力部、
160 コンピューター

Claims (5)

  1. インクを吐出するノズルを有し所定方向に移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジの移動量に応じて前記インクの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成する信号生成部と、
    前記キャリッジを前記所定方向に移動させつつ、前記タイミング信号に基づいて前記ノズルから前記インクを吐出させる制御部であって、前記キャリッジの移動の加速時と減速時の少なくとも一方で、前記タイミング信号に対して前記吐出タイミングを遅延させて前記ノズルから前記インクを吐出させる制御部と
    を備えた印刷装置であって、
    前記制御部は、前記吐出タイミングの遅延量を前記ノズルからの前記インクの吐出速度に応じて調整することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記キャリッジは、前記所定方向に往復移動可能であり、
    前記制御部は、往路と復路において一定速度で移動する前記キャリッジから媒体の目標位置に前記インクを着弾させるための調整値であって、前記往路では前記目標位置よりも第1距離手前で前記ノズルから前記インクを吐出させ、前記復路では前記目標位置よりも第2距離手前で前記ノズルから前記インクを吐出させるときの、前記第1距離と前記第2距離を加算した調整値に基づいて前記吐出速度を算出する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記調整値は、前記ノズルと前記媒体との距離に応じて複数定められている
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2又は3に記載の印刷装置であって、
    複数の印刷モードを有し、
    前記調整値は、前記複数の印刷モードにそれぞれ対応して複数定められている
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. インクを吐出するノズルを有し所定方向に移動可能なキャリッジを備えた印刷装置による印刷方法であって、
    前記キャリッジの移動量に応じて前記インクの吐出タイミングを規定するタイミング信号を生成することと、
    前記ノズルからの前記インクの吐出速度に応じて、前記吐出タイミングの遅延量を調整することと、
    前記キャリッジを前記所定方向に移動させつつ、前記タイミング信号に基づいて前記ノズルから前記インクを吐出させる際に、前記キャリッジの移動の加速時と減速時の少なくとも一方で、前記タイミング信号に対して前記吐出タイミングを前記遅延量で遅延させて前記ノズルから前記インクを吐出させることと、
    を有することを特徴とする印刷方法。
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