JP2013225371A - 半導体記憶装置及びその検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】DNMを用いた動作マージンの評価により生産性に優れる半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る半導体記憶装置は、第1及び第2のSRAMセルと、第1のSRAMセルMC1が設けられた第1のビット線対BLT1a、BLB1aと、第2のSRAMセルが設けられた第2のビット線対BLT1b、BLB1bと、第1のビット線対BLT1a、BLB1aと第2のビット線対BLT1b、BLB1bとの間に設けられた第1のスイッチ回路YS1a、YS1bと、第1のSRAMセルMC1を検査する場合、第1ビット線対BLT1a、BLB1aと第2のビット線対BLT1b、BLB1bとを導通状態とするように第1のスイッチ回路YS1a、YS1bを制御するコントローラとを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置及びその検査方法に関し、特にSRAM(Static Random Access Memory)及びその検査方法に関する。
近年、SRAM(Static Random Access Memory)の微細化が進展し、その動作マージンの確保が難しくなってきている。SRAMの動作マージンは、特許文献1、2に記載されているように、通常SNM(Static Noise Margin)を用いて評価される。このSNMに対し、より実動作を反映した動作マージンとして、DNM(Dynamic Noise Margin)が知られている。
ところで、SRAMの高速化やノイズ耐性の向上の観点から、1つのビット線対に設けられるメモリセル数すなわち行(Row)数は減少傾向にあり、現状8〜32行程度が適切であると考えられている。
なお、本願の関連技術として、特許文献3にはDRAM(Dynamic Random Access Memory)における動作マージンの検査方法が開示されている。また、特許文献4にはFRAM(Ferroelectric Random Access Memory)における動作マージンの検査方法が開示されている。
特開2007−102902号公報 特表2008−522334号公報 特開平10−308100号公報 特開平11−353898号公報
ここで、図12は、40nmSRAMにおけるメモリセルの行数に対するノイズマージンの変化を示すグラフである。横軸はビット線対に接続されたメモリセルの個数すなわち行数(ROW CELLS)であり、単位はビット(bit)である。一方、縦軸はノイズマージンの指標となるメモリセルの最低動作電圧(VDDmin)であり、単位はボルト(V)である。VDDmin以上の電圧であれば、データを保持することができる。
具体的には、行数=8、16、32、64、128、256ビットの6点におけるSNM及びDNMが、それぞれプロットされている。図12に示すように、静的な評価数値であるSNMは、行数に対し一定である。これに対し、動的な評価数値であるDNMは、行数の減少とともに急激に小さくなり、SNMとの乖離が大きくなる。
これまでのように、行数が大きければ、SNMとDNMとの乖離が小さく、SNMによる動作マージンの評価は妥当であった。しかしながら、上述のように行数が小さくなるとSNMとDNMとの乖離が大きくなるため、SNMによる動作マージンの評価では、動作マージンが過剰となり、歩留まりを著しく低下させる問題があった。換言すると、DNMを用いて動作マージンを適切に評価することができれば、高速なSRAMの歩留まりすなわち生産性を向上させることができる。
本発明に係る半導体記憶装置は
第1及び第2のSRAMセルと、
前記第1のSRAMセルが設けられた第1のビット線対と、
前記第2のSRAMセルが設けられた第2のビット線対と、
前記第1のビット線対と前記第2のビット線対との間に設けられた第1のスイッチ回路と、
前記第1のSRAMセルを検査する場合、前記第1ビット線対と前記第2のビット線対とを導通状態とするように前記第1のスイッチ回路を制御するコントローラと、を備えたものである。
本発明に係る半導体記憶装置の検査方法は
第1のSRAMセルが設けられた第1のビット線対と、
第2のSRAMセルが設けられた第2のビット線対と、を備えた半導体記憶装置の検査方法であって、
前記第1のSRAMセルを検査する場合、
第1のタイミングにおいて、前記第1ビット線対と前記第2のビット線対とを導通状態とし、
前記第1のタイミングよりも後の第2のタイミングにおいて、前記第1のSRAMセルに対する読み出し動作を行うものである。
前記第1のSRAMセルを検査する場合、前記第1ビット線対と前記第2のビット線対とを導通状態とするように前記第1のスイッチ回路を制御するコントローラを備えるため、簡易にDNMを用いた動作マージンを評価することができ、DNM評価に基づく生産性に優れた半導体記憶装置を提供することができる。
本発明によれば、DNMを用いた動作マージンの評価により生産性に優れる半導体記憶装置を提供することができる。
実施の形態1に係る半導体記憶装置の回路図である。 図1に示した半導体記憶装置の一部の詳細な回路図である。 実施の形態1に係る検査動作のタイミングチャートである。 図3のサイクル1における接続状態を模式的に示した図である。 図3のサイクル2、4における接続状態を模式的に示した図である。 図3のサイクル3における接続状態を模式的に示した図である。 実施の形態1に係る検査動作のフローチャートである。 図3のタイミングチャートにおけるサイクル2でのビット線BLT1aの電位低下と、サイクル3でのビット線BLT1aの電位低下とを重ねて描いたグラフである。 実施の形態1に係る半導体記憶装置のレイアウト図である。 実施の形態2に係る半導体記憶装置の回路図である。 実施の形態2に係る検査動作のタイミングチャートである。 実施の形態3に係る半導体記憶装置の回路図である。 実施の形態3に係る検査動作のタイミングチャートである。 40nmSRAMにおけるメモリセルの行数に対するノイズマージンの変化を示すグラフである。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の回路図である。この半導体記憶装置は、SRAMである。また、この半導体記憶装置は、制御回路CTR、センスアンプSA、ライト回路WC、n(nは自然数)対のYセレクタYS1a〜YSna、YS1b〜YSnb、n対のプリチャージ回路PC1a〜PCna、PC1b〜PCnb、2n対のビット線対BLT1a、BLB1a〜BLTna、BLBna及びBLT1b、BLB1b〜BLTnb、BLBnb、1対のワード線セレクタWLSa、WLSb、m(mは自然数)対のワード線WL1a〜WLma、WL1b〜WLmb、n×m対のメモリセルMCを備えている。
センスアンプ及びライト回路SA/WCは、センスアンプSAとライト回路WCとを備えている。図1では、便宜的に一体化して示している。センスアンプSAは、読み取り動作において選択されたメモリセルMCの2つのセンスノード間の電位差を増幅する回路である。ここで、センスノードとは、例えば、メモリセルMC1の場合、メモリセルMC1とビット線対BLT1a、BLB1aとが接続されたノードである。一方、ライト回路WCは、書き込み動作において、選択されたメモリセルMCに書き込みを行う回路である。すなわち、センスアンプSAとライト回路WCとは、異なるタイミングで相補的に動作する。
センスアンプ及びライト回路SA/WCには、n対のYセレクタYS1a〜YSna、YS1b〜YSnbが接続されている。各Yセレクタには、それぞれ2本のビット線からなるビット線対が接続されている。例えば、YセレクタYS1aには、ビット線対BLT1a、BLB1aが接続されている。
図1に示すように、YセレクタYS1a〜YSnaは、それぞれ選択信号YE1a〜YEnaに基づいて、センスアンプ及びライト回路SA/WCと、ビット線対BLT1a、BLB1a〜BLTna、BLBnaとの導通状態を切り替える。同様に、YセレクタYS1b〜YSnbは、それぞれ選択信号YE1b〜YEnbに基づいて、センスアンプ及びライト回路SA/WCと、ビット線対BLT1b、BLB1b〜BLTnb、BLBnbとの導通状態を切り替える。
図1に示すように、YセレクタYS1a〜YSnaには、それぞれプリチャージ回路PC1a〜PCnaが接続されている。プリチャージ回路PC1a〜PCnaは、それぞれプリチャージ信号PEaに基づいて、ビット線対BLT1a、BLB1a〜BLTna、BLBnaをプリチャージする。同様に、YセレクタYS1b〜YSnbには、それぞれプリチャージ回路PC1b〜PCnbが接続されている。プリチャージ回路PC1b〜PCnbは、それぞれプリチャージ信号PEbに基づいて、ビット線対BLT1b、BLB1b〜BLTnb、BLBnbをプリチャージする。
図1に示すように、センスアンプ及びライト回路SA/WC、YセレクタYS1a〜YSna、YS1b〜YSnb、プリチャージ回路PC1a〜PCna、PC1b〜PCnbがローカル回路LCを構成している。
制御回路CTRは、YセレクタYS1a〜YSna、YS1b〜YSnb、プリチャージ回路PC1a〜PCna、PC1b〜PCnbを制御する回路である。テスト信号TEに基づいて、上記選択信号YE1a〜YEna、YE1b〜YEnb及びプリチャージ信号PEa、PEbを生成する。
図1に示すように、n対のビット線対BLT1a、BLB1a〜BLTna、BLBnaと略直交して、m本のワード線WL1a〜WLmaが設けられている。ワード線WL1a〜WLmaは、ワード線セレクタWLSaに接続されている。同様に、n対のビット線対BLT1b、BLB1b〜BLTnb、BLBnbと略直交して、m本のワード線WL1b〜WLmbが設けられている。ワード線WL1b〜WLmbは、ワード線セレクタWLSbに接続されている。
n対のビット線対BLT1a、BLB1a〜BLTna、BLBnaのそれぞれには、m本のワード線WL1a〜WLmaのそれぞれに接続されたm個のメモリセルMCが接続されている。すなわち、n対のビット線対BLT1a、BLB1a〜BLTna、BLBnaとm本のワード線WL1a〜WLmaとの各交差部に、n×m個のメモリセルMCが設けられている。このn×m個のメモリセルMCがセルアレイCAを構成している。ここで、mがビット線対に接続されたメモリセルの個数すなわち行数である。
同様に、n対のビット線対BLT1b、BLB1b〜BLTnb、BLBnbのそれぞれには、m本のワード線WL1b〜WLmbのそれぞれに接続されたm個のメモリセルMCが接続されている。すなわち、n対のビット線対BLT1b、BLB1b〜BLTnb、BLBnbとm本のワード線WL1b〜WLmbとの各交差部に、n×m個のメモリセルMCが設けられている。
図2は、図1に示したSRAMの一部の詳細な回路図である。図2は、図1に示されたYセレクタYS1a、ビット線対BLT1a、BLB1a、プリチャージ回路PC1a、メモリセルMC1の回路構成を示している。図2において、ビット線対BLT1a、BLB1aは太線で描かれている。
YセレクタYS1aは2個のPMOSトランジスタP1、P2、2個のNMOSトランジスタN1、N2、インバータINV1から構成されたスイッチ回路である。PMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1のソース・ドレインの一方は、ともにセンスアンプ及びライト回路SA/WCに接続され、他方は、ともにビット線BLT1aに接続されている。同様に、PMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN2のソース・ドレインの一方は、ともにセンスアンプ及びライト回路SA/WCに接続され、他方は、ともにビット線BLB1aに接続されている。
また、PMOSトランジスタP1、P2のゲートには、インバータINV1を介して、選択信号YE1aが入力される。一方、NMOSトランジスタN1、N2のゲートには、選択信号YE1aがそのまま入力される。選択信号YE1a=H(High)のとき、4つのトランジスタ全てがオンとなる。一方、選択信号YE1a=L(Low)のとき、4つのトランジスタ全てがオフとなる。
プリチャージ回路PC1aは、3個のPMOSトランジスタP3〜P5から構成されている。PMOSトランジスタP4、P5のソースは、ともに電源(電源電圧VDD)に接続されている。PMOSトランジスタP4のドレインと、PMOSトランジスタP3のソース・ドレインの一方とは、ともにビット線BLT1aに接続されている。一方、PMOSトランジスタP5のドレインと、PMOSトランジスタP3のソース・ドレインの他方とは、ともにビット線BLB1aに接続されている。
PMOSトランジスタP3〜P5のゲートには、プリチャージ信号PEaが入力される。プリチャージ信号PEa=Lのとき、PMOSトランジスタP3〜P5がオンとなり、ビット線対BLT1a、BLB1aが電源電圧VDDにプリチャージされる。一方、プリチャージ信号PEa=Hのとき、PMOSトランジスタP3〜P5がオフとなる。
メモリセルMC1は、PMOSトランジスタである2個の負荷トランジスタLD1、LD2、NMOSトランジスタである2個の駆動トランジスタDR1、DR2、NMOSトランジスタである2個の選択トランジスタAC1、AC2の計6個のMOSトランジスタから構成されている。負荷トランジスタLD1及び駆動トランジスタDR1はインバータを構成している。同様に、負荷トランジスタLD2及び駆動トランジスタDR2もインバータを構成している。
負荷トランジスタLD1、LD2のソースは、ともに電源(電源電圧VDD)に接続されている。負荷トランジスタLD1、LD2のドレインは、それぞれ駆動トランジスタDR1、DR2のドレインに接続されている。駆動トランジスタDR1、DR2のソースは、ともに接地されている。負荷トランジスタLD1及び駆動トランジスタDR1のゲートは、ともに負荷トランジスタLD2及び駆動トランジスタDR2のドレイン同士が接続されたノードに接続されている。一方、負荷トランジスタLD2及び駆動トランジスタDR2のゲートは、ともに負荷トランジスタLD1及び駆動トランジスタDR1のドレイン同士が接続されたノードに接続されている。
選択トランジスタAC1のソース・ドレインの一方は、負荷トランジスタLD1及び駆動トランジスタDR1のドレイン同士が接続されたノードに接続されている。選択トランジスタAC1のソース・ドレインの他方は、ビット線BLT1aに接続されている。また、選択トランジスタAC2のソース・ドレインの一方は、負荷トランジスタLD2及び駆動トランジスタDR2のドレイン同士が接続されたノードに接続されている。選択トランジスタAC2のソース・ドレインの他方は、ビット線BLB1aに接続されている。選択トランジスタAC1、AC2のゲートは、ともにワード線WL1aに接続されている。
次に、図3〜図6を用いて、本実施の形態に係る半導体記憶装置の検査動作について説明する。図3は、実施の形態1に係る検査動作のタイミングチャートである。図3に示すように、サイクル1(CYCLE1)は、通常の書き込み動作期間である。この期間、ワード線WL1aの信号レベルがHとなり、図1におけるメモリセルMC1が選択される。また、選択信号YE1a=Hであるため、メモリセルMC1とセンスアンプ及びライト回路SA/WCとがビット線対BLT1a、BLB1aを介して導通状態となる。一方、プリチャージ信号PEa=Hであるため、ビット線対BLT1a、BLB1aのプリチャージは行われない。
図4Aは、図3のサイクル1における接続状態を模式的に示した図である。ライト回路WCにライト信号WEが入力され、ライト回路WCが活性化する。これにより、メモリセルMC1に書き込みが行われる。図3の場合、メモリセルMC1のビット線BLT1a側のノードにL、ビット線BLB1a側のノードにHが書き込まれる。
図3において、サイクルとサイクルとの間の期間は、プリチャージ期間である。この期間、プリチャージ信号PEa=Lとなり、ビット線対BLT1a、BLB1aの信号レベルがHにプリチャージされる。なお、ワード線WL1aの信号レベル及び選択信号YE1aはいずれもLとなり、メモリセルMC1及びセンスアンプ及びライト回路SA/WCは、いずれもビット線対BLT1a、BLB1aと非導通状態となる。
図3におけるサイクル2(CYCLE2)は、通常の読み取り動作期間である。この期間、ワード線WL1aの信号レベル及び選択信号YE1aがHとなり、メモリセルMC1とセンスアンプ及びライト回路SA/WCとがビット線対BLT1a、BLB1aを介して導通状態となる。ここで、MC1のビット線BLT1a側のノードの信号レベルはLに保持されていたから、サイクル2においてビット線BLT1aの電位はプリチャージによるHから徐々に低下する。そして、サイクル2における所定時間経過後、センス信号SAEをLからHへ切り替え、センスアンプSAを活性化させる。これにより、ビット線BLT1aの信号レベルがLまで低下する。
図4Bは、図3のサイクル2、4における接続状態を模式的に示した図である。センスアンプSAにセンス信号SAEが入力され、センスアンプSAが活性化する。これにより、メモリセルMC1の読み取りが行われる。
図3におけるサイクル3(CYCLE3)は、ノイズ付与期間である。この期間、テスト信号TEはLからHとなる。また、ワード線WL1aの信号レベル及び選択信号YE1aがHとなり、メモリセルMC1とセンスアンプ及びライト回路SA/WCとがビット線対BLT1a、BLB1aを介して導通状態となる。さらに、選択信号YE1bがHとなり、メモリセルMC1が、ビット線対BLT1b、BLB1bにも接続される。
なお、サイクル3の期間のみ、プリチャージ信号PEbがHとなり、ビット線対BLT1b、BLB1bのプリチャージは行われない。また、サイクル3では、センスアンプSAは活性化されず、読み取り動作すなわち判定は行わない。ここで、サイクル2と同様のタイミングでセンスアンプSAを活性化した上で、ビット線対BLT1a、BLB1aあるいはワード線WL1aを非選択とすることにより判定を行わないようにしてもよい。
ここで、MC1のビット線BLT1a側のノードの信号レベルはLに保持されているため、サイクル3においてビット線BLT1aの電位はプリチャージによるHから徐々に低下する。ビット線BLT1bはビット線BLT1aと導通しているため、ビット線BLT1bの電位も同様に低下する。ここで、サイクル3では、メモリセルMC1に対し、ビット線対BLT1a、BLB1aの負荷に加え、ビット線対BLT1b、BLB1bの負荷すなわち2倍の負荷が与えられている。そのため、メモリセルMC1のDNMが不十分な場合、データが書き換えられてしまう。なお、メモリセルMC1に対し、ビット線対BLT2b、BLB2bも導通状態としてビット線負荷を3倍とするなど、ビット線負荷は増やすことができる。
図4Cは、図3のサイクル3における接続状態を模式的に示した図である。メモリセルMC1が、ビット線対BLT1a、BLB1aに加え、ビット線対BLT1b、BLB1bにも接続されている。
図3におけるサイクル4(CYCLE4)は、通常の読み取り動作期間である。動作についてはサイクル2と同様であるため、説明を省略する。ここで、メモリセルMC1のDNMが不十分な場合、サイクル3においてデータが書き換わっているため、DNM不足を判定することができる。
図5は、実施の形態1に係る検査動作のフローチャートである。図3を用いて説明した通り、まず、サイクル1において通常の書き込み動作を行う。次に、サイクル2において通常の読み出し動作を行う。ここで合格(PASS)又は不合格(FAIL)が判定される。FAILの場合、書き込みマージン不足又はセンスマージン不足であると判定される。サイクル2においてPASSの場合、サイクル3において上述のノイズ付与を行う。次に、サイクル4において通常の読み出し動作を行う。ここでPASS又はFAILが判定される。FAILの場合、DNM不足であると判定される。このように、本DNM検査方法では、DNM不足によるFAILとそれ以外の原因によるFAILとを判別することができる。
具体的には、例えば、図12に示すように、行数16のSRAMの場合、VDDmin=0.62Vである。この行数16のSRAMに対し、行数32のビット線負荷を付与することにより、VDDmin=0.66Vとなる。そのため、本検査方法により0.04V=40mVのノイズマージンをスクリーニングすることができる。もちろん、サイクル3において付与するビット線負荷を増やすことにより、より大きなノイズマージンをスクリーニングすることができる。すなわち、サイクル3において付与するビット線負荷は、要求されるDNMに基づいて、適宜決定すればよい。
次に、図6を用いて、サイクル3においてノイズ付与のみを行い、読み取り動作すなわち判定を行わない理由について説明する。図6は、図3のタイミングチャートにおけるサイクル2でのビット線BLT1aの電位低下と、サイクル3でのビット線BLT1aの電位低下とを重ねて描いたグラフである。
図6に示すように、サイクル2では所定の時間経過後、センス信号SAEがLからHへ切り替わり読み取り動作が行われる。ここで、センスアンプ活性化タイミングにおけるビット線BLT1aの低下電圧はVSA1である。一方、サイクル3では、メモリセルMC1にビット線対BLT1a、BLB1aの負荷に加え、ビット線対BLT1b、BLB1bの負荷が与えられている。
そのため、仮に同じタイミングでセンスアンプを活性化させた場合、ビット線BLT1aの低下電圧はVSA1よりも小さいVSA2となる。従って、DNM不足ではなくセンスマージン不足によりFAIL判定となる恐れがある。すなわち、FAIL判定の原因を判別することができない。そこで、サイクル3でノイズ付与、サイクル4で読み込み動作(判定)というように、ノイズ付与と判定とを別サイクルで行っている。
図7は、実施の形態1に係る半導体記憶装置のレイアウト図である。図1において詳細に説明したように、ローカル回路LC1の両側にそれぞれセルアレイCAが形成されている。同様に、ローカル回路LC2〜LC4の両側にそれぞれセルアレイCAが形成されている。そして、ローカル回路LC1〜LC4が略平行に整列され、全体として矩形状に配置されている。その矩形の1辺に沿ってワード線セレクタWSLが配置され、隣接する他の1辺に入出力回路IOが配置されている。
ここで、図7に示すように各セルアレイCAの行数(ROW)すなわち図1におけるm=8〜32であることが好ましい。図12にしめすように、行数が32を超えると、ビット線負荷すなわち行数の増加によるDNMの変化が小さくなり、本実施の形態に係るDNM検査が困難になる。一方、行数が8より小さいと、ローカル回路LCの占有面積が相対的に大きくなり装置が大型化してしまうという問題がある。
以上説明したように、メモリセルMCが設けられたビット線対に対し、他のビット線対を負荷として一時的に付与することにより、メモリセルMCのDNM検査を行うことができる。ここで、負荷として一時的に付与されるビット線対もテスト用のものでなく通常の記憶用のビット線対である。本実施の形態により、DNMによる動作マージンが適切に評価できるため、従来のSNMによる評価に比べ、高速なSRAMの生産性を向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、図8を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は実施の形態2に係る半導体記憶装置の回路図である。ここで、図1の半導体記憶装置に対し、図8の半導体記憶装置では、ローカル回路LCを介して対向配置されたビット線対同士を接続するためのブリッジ回路BLGがビット線対毎に設けられている点が異なる。その他の構成については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
具体的には、ビット線対BLT1a、BLB1aとビット線対BLT1b、BLB1bとが、センスアンプSAを介さずに、ブリッジ回路BLGにより接続されている。すなわち、ビット線対BLT1a、BLB1aとビット線対BLT1b、BLB1bとの間において、ブリッジ回路BLGとセンスアンプSAとは並列に接続されている。同様に、ビット線対BLT2a、BLB2aとビット線対BLT2b、BLB2bとがブリッジ回路BLGにより接続されている。その他のビット線対についても同様である。
各ブリッジ回路BLGは2つのPMOSトランジスタから構成されている。ここで、代表して、ビット線対BLT1a、BLB1aとビット線対BLT1b、BLB1bとを接続するブリッジ回路BLGについて説明する。2つのPMOSトランジスタのゲートには、制御回路CTRから出力されたブリッジ信号BEが入力される。ブリッジ信号BE=Lのとき、両PMOSトランジスタがオンとなり、ビット線対BLT1a、BLB1aとビット線対BLT1b、BLB1bとが導通状態となる。一方、ブリッジ信号BE=Hのとき、両PMOSトランジスタがオフとなる。ブリッジ回路BLGの構成はこれに限定されるものではなく、例えば、実施の形態1において説明したYセレクタと同様の構成としてもよい。
次に、図9を用いて、本実施の形態に係る半導体記憶装置の検査動作について説明する。図9は、実施の形態2に係る検査動作のタイミングチャートである。図9におけるサイクル1、2、4は、実施の形態1に係る図3におけるサイクル1、2、4と同様であるため、説明を省略する。図9におけるサイクル3について、図3におけるサイクル3と対比しながら説明する。図3のサイクル3では選択信号YE1bがHであるが、図9のサイクル3では選択信号YE1bがLのままである。一方、図9のサイクル3では、本実施形態において新たに追加されたブリッジ回路BLG用のブリッジ信号BEが、この期間のみHからLへ切り替わる。従って、実施の形態1と同様に、メモリセルMC1が、ビット線対BLT1b、BLB1bにも接続される。
ブリッジ回路BLGを用いることにより、センスアンプSAがシェアードセンスアンプでない場合にも、実施の形態1と同様のDNM検査を行うことができる。
(実施の形態3)
次に、図10を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図10は実施の形態3に係る半導体記憶装置の回路図である。ここで、図10の半導体記憶装置では、図1に示した回路を2つ備え、この2つの回路同士がブリッジ回路BLGにより接続された構成である。
ローカル回路LC1の両側には、セルアレイCAa、CAbが接続されている。同様に、ローカル回路LC2の両側には、セルアレイCAc、CAdが接続されている。また、ワード線セレクタWLSb、WLSc、WLSdは、それぞれワード線WLb、WLc、WLdを介して、セルアレイCAb、CAc、CAdに接続されている。なお、ワード線WLb、WLc、WLdは便宜的に1本の線で示している。ローカル回路LC1、LC2、セルアレイCAa、CAb、セルアレイCAc、CAdの詳細構成は図1と同様である。
そして、セルアレイCAbとセルアレイCAcとがブリッジ回路BLGにより接続されている。具体的には、ビット線対BLT1b、BLB1bとビット線対BLT1c、BLB1cとがブリッジ回路BLGにより接続されている。同様に、ビット線対BLT2b、BLB2bとビット線対BLT2c、BLB2cとがブリッジ回路BLGにより接続されている。その他のビット線対についても同様である。
各ブリッジ回路BLGは2つのPMOSトランジスタから構成されている。ここで、代表して、ビット線対BLT1b、BLB1bとビット線対BLT1c、BLB1cとを接続するブリッジ回路BLGについて説明する。2つのPMOSトランジスタのゲートには、制御回路CTRから出力されたブリッジ信号BEが入力される。ブリッジ信号BE=Lのとき、両PMOSトランジスタがオンとなり、ビット線対BLT1b、BLB1bとビット線対BLT1c、BLB1cとが導通状態となる。一方、ブリッジ信号BE=Hのとき、両PMOSトランジスタがオフとなる。ブリッジ回路BLGの構成はこれに限定されるものではなく、例えば、実施の形態1において説明したYセレクタと同様の構成としてもよい。
次に、図11を用いて、本実施の形態に係る半導体記憶装置の検査動作について説明する。図11は、検査動作のタイミングチャートである。図11におけるサイクル1、2、4は、実施の形態1に係る図3におけるサイクル1、2、4と同様であるため、説明を省略する。
図11におけるサイクル3について、図3におけるサイクル3と対比しながら説明する。図3のサイクル3では選択信号YE1bが、この期間のみHへ切り替わるが、図9のサイクル3では選択信号YE1bに加え、選択信号YE1c、YE1dも、この期間のみHへ切り替わる。また、図9のサイクル3では、本実施形態において新たに追加されたブリッジ回路BLG用のブリッジ信号BEが、この期間のみHからLへ切り替わる。従って、メモリセルMC1が、ビット線対BLT1a、BLB1aに加え、ビット線対BLT1b、BLB1b、ビット線対BLB1c、ビット線対BLT1d、BLB1dにも接続される。すなわちメモリセルMC1に4倍の負荷が与えられる。
なお、サイクル3の期間のみ、プリチャージ信号PEb、PEc、PEdがHとなり、ビット線対BLT1b、BLB1b、ビット線対BLT1c、BLB1c、ビット線対BLT1d、BLB1dのプリチャージは行われない。
本実施の形態により、セルアレイCAが1列のみからなる場合(図1におけるn=1の場合)にも、メモリセルMCに対し、2倍より大きいビット線負荷を付与することができる。
AC1、AC2 選択トランジスタ
BLG ブリッジ回路
BLT1a〜BLTna、BLB1a〜BLBna ビット線
BLT1b〜BLTnb、BLB1b〜BLBnb ビット線
CA、CAa、CAb、CAc、CAd セルアレイ
CTR 制御回路
DR1、DR2 駆動トランジスタ
INV1 インバータ
IO 入出力回路
LC、LC1〜LC4 ローカル回路
LD1、LD2 負荷トランジスタ
MC、MC1 メモリセル
N1、N2 NMOSトランジスタ
P1〜P5 PMOSトランジスタ
PC1a〜PCna、PC1b〜PCnb プリチャージ回路
PEa、PEb プリチャージ信号
SA センスアンプ
WC ライト回路
WL1a〜WLma、WL1b〜WLmb ワード線
WSL、WLSa、WLSb、WLSc、WLSd ワード線セレクタ
YS1a〜YSna、YS1b〜YSnb Yセレクタ

Claims (9)

  1. 第1及び第2のSRAMセルと、
    前記第1のSRAMセルが設けられた第1のビット線対と、
    前記第2のSRAMセルが設けられた第2のビット線対と、
    前記第1のビット線対に設けられた第1のセンスアンプと、
    前記第2のビット線対に設けられた第2のセンスアンプと、
    前記第1のビット線対と前記第2のビット線対との間に設けられた第1のスイッチ回路と、
    前記第1のSRAMセルの検査を行う場合、前記第1のビット線対と前記第2のビット線対とを第1のタイミングで導通状態とするように前記第1のスイッチ回路を制御するコントローラと、を備えた半導体記憶装置。
  2. ライト制御信号により制御されるライト回路をさらに備え、
    前記コントローラは、前記ライト制御信号とは異なる第1の制御信号により、前記第1のスイッチ回路を制御する、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプは、いずれも前記第1のビット線対と前記第2のビット線対との間に設けられておらず、
    前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプを介さずに、前記第1のビット線対と前記第2のビット線対とが導通状態となる、
    請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 第3のSRAMセルと、
    前記第3のSRAMセルが設けられた第3のビット線対と、
    前記第1のビット線対と前記第3のビット線対との間に設けられた第2のスイッチ回路
    と、を更に備え、
    前記第1のセンスアンプは、前記第1のビット線対と前記第3のビット線対との間に設けられた、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2のスイッチ回路は、
    前記第1のセンスアンプと前記第1のビット線対との間に設けられた第1のビット線選択回路と、
    前記第1のセンスアンプと前記第3のビット線対との間に設けられた第2のビット線選択回路と、を備える、
    請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1のセンスアンプと、前記第2のスイッチ回路とが並列に接続された、
    請求項4に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1のビット線対と前記第3のビット線対とが、前記第1のセンスアンプを介して対向して配置されている、
    請求項5又は6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1のビット線対及び前記第2のビット線対に設けられたメモリセル数が、それぞれ8〜32である、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1のSRAMセルの検査は、DNM(Dynamic Noise Margin)の検査である、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
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