JP2003109377A - 強誘電体メモリ - Google Patents

強誘電体メモリ

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JP2003109377A JP2001299875A JP2001299875A JP2003109377A JP 2003109377 A JP2003109377 A JP 2003109377A JP 2001299875 A JP2001299875 A JP 2001299875A JP 2001299875 A JP2001299875 A JP 2001299875A JP 2003109377 A JP2003109377 A JP 2003109377A
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    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/18Address generation devices; Devices for accessing memories, e.g. details of addressing circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 劣化加速試験を行うことなく、使用により経
時的に劣化すると予測される強誘電体メモリの不良メモ
リセルを選別すること。 【解決手段】 マトリクス状に配置され、相補的二値化
データを強誘電体キャパシタの分極状態として記憶す
る、複数のメモリセル対と、同一列のメモリセル対にそ
れぞれ接続された、複数のビット線対と、メモリセル対
を列単位で電圧制御して、相補的二値化データに応じた
電圧をビット線対に出力させる、複数のワード線対及び
複数のプレート線と、ビット線対に出力された電圧を増
幅するセンスアンプと、不良メモリセルの選別時には、
ビット線対のそれぞれのビット線に所定数のメモリセル
を電気的に接続、又は切断するために、このビット線の
それぞれに設けられたスイッチトランジスタとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体メモ
リ、特に不良メモリセルを選別するための回路構造を具
えた強誘電体メモリ及びその強誘電体メモリ内の不良メ
モリセルを低消費電力で、効率的に選別するための方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の強誘電体メモリとして、FeRA
M(Ferroelectric Random Access Memory)が知られてい
る。FeRAMとしては、例えば、2トランジスタ・2
キャパシタ/1ビット型のものがある。2トランジスタ
・2キャパシタ/1ビット型のFeRAMとは、1個の
二値情報を2個のメモリセル、すなわち2個のトランジ
スタと2個のキャパシタとで記憶するFeRAMであ
る。
【0003】FeRAMを開示した文献としては、例え
ば、『「低消費電力、高速LSI技術」 リアライズ社
発行 p.234-p.236』が知られている。
【0004】一般的なFeRAMのメモリセルアレイ
は、マトリクス状に配置されたメモリセル群を具えてい
る。図12に、かかるメモリセルアレイの1列分の構造
を示す。図12に示したように、強誘電体メモリ220
0の第1メモリセルM0 、第2メモリセルM1 は、第1
選択トランジスタT0 、第2選択トランジスタT1 と第
1強誘電体キャパシタC0 、第2強誘電体キャパシタC
1 とを具えている。第1強誘電体キャパシタC0 、第2
強誘電体キャパシタC1 は、それぞれ、二値データを、
分極方向として記憶する。2トランジスタ・2キャパシ
タ/1ビット型の強誘電体メモリでは、1個のメモリセ
ル対(例えば第1メモリセルM0 、第2メモリセルM1
の対)の各強誘電体キャパシタ(例えば第1強誘電体キ
ャパシタC0 、第2強誘電体キャパシタC1 )には、異
なる値の二値化データが記憶される。
【0005】図13は、強誘電体メモリ2200のデー
タ読み出し動作のタイミングチャートである。図13に
おいて、‘L’はグランド電圧、‘H’は電源電圧Vcc
を示している。また、‘Vh’は、電源電圧Vccより
も、第1選択トランジスタT0、第2選択トランジスタ
T1 のしきい値電圧Vt 程度高い電圧を示している。
【0006】まず、時刻t1に、プリチャージ制御線P
CHGの電圧をLにして、第1プリチャージトランジス
タPCT0 、第2プリチャージトランジスタPCT1 を
オフさせる。これにより、第1ビット線BL0 、第2ビ
ット線BL1 はフローティング状態になる。
【0007】次に、時刻t2に、第1ワード線WL0 、
第2ワード線WL1 の電圧をVhにして、第1選択トラ
ンジスタT0 、第2選択トランジスタT1 をオンさせ
る。
【0008】時刻t3に、第1プレート線PL0 の電圧
をHにすると、このプレート線PL0 の電圧が第1強誘
電体キャパシタC0 、第2強誘電体キャパシタC1 及び
第1選択トランジスタT0 、第2選択トランジスタT1
を介して第1ビット線BL0、第2ビット線BL1 に印
加されるので、第1ビット線BL0 、第2ビット線BL
1 に読み出し電圧が発生する。第1強誘電体キャパシタ
C0 、第2強誘電体キャパシタC1 は分極方向によって
キャパシタンスが異なるので、この分極方向に応じて、
第1ビット線BL0 、第2ビット線BL1 に発生する読
み出し電圧の値も異なる。
【0009】時刻t4に、活性化信号線SAEの電圧を
Hにすると、センスアンプSAが活性化される。これに
より、第1ビット線BL0 、第2ビット線BL1 の電圧
が増幅される。
【0010】時刻t5に、第1プレート線PL0 の電圧
をLに戻す。同時に、選択線SELの電圧をHにする。
これにより、第1ビット線選択トランジスタSET0 、
第2ビット線選択トランジスタSET1 がオンして、第
1ビット線BL0 、第2ビット線BL1 の読み出し電圧
をデータバス2210上に出力する。
【0011】時刻t6に、プリチャージ制御線PCHG
の電圧をHにするとともに、活性化信号線SAE、選択
線SELの電圧をLにする。これにより、第1プリチャ
ージトランジスタPCT0 、第2プリチャージトランジ
スタPCT1 がオンして第1ビット線BL0 、第2ビッ
ト線BL1 を接地するとともに、センスアンプSAが読
み出しデータを出力しなくなる。
【0012】最後に、時刻t7に、第1ワード線WL0
、第2ワード線WL1 の電圧をLにして、第1選択ト
ランジスタT0 、第2選択トランジスタT1 をオフさせ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図14は、強誘電体キ
ャパシタの状態偏移を説明するための概念図である。横
軸は電圧V[ボルト]、縦軸は分極Pr[μC/cm
2 ]を示す。図14に示したように、電圧Vと分極Pr
との関係は、ヒステリシス曲線Hを描く。ヒステリシス
曲線Hの傾きは、強誘電体キャパシタのキャパシタンス
[q/V]に相当する。
【0014】図14において、このヒステリシス曲線H
とPr軸(Pr>0の領域)との交点Aの座標を(0、
p0 )とする。さらに、点B(Vcc、p0 )を通り且つ
直線Pr=p0 と角度θで交差する直線S1 を描き、こ
の直線S1 とヒステリシス曲線Hの上昇曲線との交点C
の座標を(v1 、p1 )とする。角度θは、ビット線の
キャパシタンスに応じて定められる。点CのV座標v1
は強誘電体キャパシタの端子間電圧と一致し、点Bと点
CとのV座標の差Vcc−v1 はビット線電圧と一致す
る。したがって、Pr>0のとき(記憶値が‘0’のと
き)、ビット線上に出力される電圧V0 は、Vcc−v1
で表される。
【0015】また、図14において、ヒステリシス曲線
HとPr軸(Pr<0の領域)との交点Dの座標を
(0、p2 )とする。さらに、点E(Vcc、p2 )を通
り且つ直線Pr=p2 と角度θで交差する直線S2 を描
き、この直線S2 とヒステリシス曲線Hの上昇曲線との
交点Fの座標を(v2 、p3 )とする。この場合も、点
FのV座標v2 は強誘電体キャパシタの端子間電圧と一
致し、点Eと点FとのV座標の差Vcc−v2 はビット線
電圧と一致する。したがって、Pr<0のとき(記憶値
が‘1’のとき)、ビット線上に出力される電圧V1
は、Vcc−v2 で表される。
【0016】図14から判るように、V0 <V1 であ
り、この差V1 −V0 は読み出しマージンΔVとなる。
V0 、V1 およびΔVは角度θつまり、ビット線容量C
blに大きく依存する。
【0017】図15は、ビット線の容量(キャパシタン
ス)Cblと強誘電体キャパシタのキャパシタンスCs と
の比Cbl/Cs と、読み出しマージンΔVとの関係を示
すグラフの一例である。図15から判るように、Cbl/
Cs を調整することにより、読み出しマージンΔVを最
大にすることができる。読み出しマージンΔVを高くす
ることにより、読み出しデータの信頼性を高めて、Fe
RAMの歩留まりを向上させることができる。
【0018】第1ビット線BL0 、第2ビット線BL1
の容量(キャパシタンス)Cblは、第1ビット線BL0
、第2ビット線BL1 に接続された第1選択トランジ
スタT0 、第2選択トランジスタT1 、第1プリチャー
ジトランジスタPCT0 、第2プリチャージトランジス
タPCT1 の接合キャパシタンスや、第1ビット線BL
0 、第2ビット線BL1 の寄生キャパシタンス等からな
るが、大半は第1選択トランジスタT0 、第2選択トラ
ンジスタT1 の接合キャパシタンスに起因する。通常の
FeRAMでは、1本のビット線に数百個の選択トラン
ジスタが接続されており、これにより、第1ビット線B
L0 、第2ビット線BL1 のキャパシタンスCblを増加
させている。
【0019】以上のように強誘電体キャパシタを用いた
強誘電体メモリは、各メモリセルの記憶状態をそれぞれ
接続されたビット線の電圧で判別するものであるので、
データ読み出し時に電圧マージンを確保、すなわちビッ
ト線のキャパシタンスを最適化する必要がある。この読
み出しマージンが大きいほど、誤読み出しは減少する。
【0020】ウェハ上に形成された個々の強誘電体キャ
パシタの特性には、半導体装置の宿命として、どうして
もバラツキが生じる。そこで、製造された強誘電体メモ
リは、高電圧等による電気的特性試験、任意の回数動作
させる耐久性試験、通常の使用温度よりも高い温度条件
下で動作を確認する温度的特性試験により、または高
温、高電圧等の過負荷をかけることにより劣化を加速し
て、使用するにつれて経年劣化するであろうメモリセル
の欠陥を製造直後に顕在化させて選別するための試験を
行うことで、初期不良の、または経年劣化により不良と
なるメモリセルを選別していた。
【0021】しかしながら、いずれの試験においても非
常に長い試験時間を要すること、被選別メモリセルに過
酷な負荷を課さねばならないこと、さらにはデバイスの
仕様によっては電圧等の問題で有効な劣化加速試験が行
えない等の問題点があった。
【0022】この発明は、上記従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、被選別メモリセルに過負荷
を与えることなく、非常に短時間で不良メモリセルを選
別することができる回路構造を具えた強誘電体メモリ及
びその強誘電体メモリ内の不良メモリセルを低消費電力
で、効率的に選別するための方法を提供することを目的
としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる強誘電
体メモリは、マトリクス状に配置され、相補的二値化デ
ータを強誘電体キャパシタの分極状態として記憶する、
複数のメモリセル対と、同一列のメモリセル対にそれぞ
れ接続された、複数のビット線対と、メモリセル対を列
単位で電圧制御して、相補的二値化データに応じた電圧
をビット線対に出力させる、複数のワード線対及び複数
のプレート線と、ビット線対に出力された電圧を増幅す
るセンスアンプと、不良メモリセルの選別時には、ビッ
ト線対のそれぞれのビット線に所定数のメモリセルを電
気的に接続/切断するために、このビット線のそれぞれ
に設けられたスイッチトランジスタとを含むことを特徴
とする。
【0024】この発明によれば、データをビット線に読
み出す際にはビット線のキャパシタンスを大きくするこ
とができる。データ読み出し時にビット線のキャパシタ
ンスを大きくすることにより、見かけ上、不良メモリセ
ルの読み出しマージンは極めて小さくなるので、従来検
出することの困難であった、使用により経時的に劣化す
ることが予測される不良メモリセルを検出し、選別する
ことができる。また、回路にスイッチトランジスタを追
加するのみという簡易な構造であるので、メモリ面積を
小さく抑えた上で、上述した効果を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
や波形等は、この発明が理解できる程度に概略的に示し
てあるに過ぎず、また、以下に説明する数値的条件は単
なる例示に過ぎないことを理解されたい。
【0026】〈第1の実施の形態〉以下、この発明の第
1の実施の形態に係る強誘電体メモリについて、2トラ
ンジスタ・2キャパシタ/1ビット型の強誘電体メモリ
を例に採って説明する。
【0027】図1は、この実施の形態に係る強誘電体メ
モリのマトリクス状に配置されるメモリセル群のうち、
代表してメモリセルアレイの1列分の構造を示す回路図
である。
【0028】図1に示したように、強誘電体メモリ10
0のメモリセルアレイは、各列毎に、2個の第1メモリ
セルブロック110(以下、第1ブロックとも称す
る。)、第2メモリセルブロック120(以下、第2ブ
ロックとも称する。)と、第1スイッチトランジスタS
WT0 、第2スイッチトランジスタSWT1 とを具え
る。
【0029】この実施の形態では、第1ブロック110
の複数の第1メモリセルMU0 、第2メモリセルMU1
、・・・の個数と、第2ブロック120の複数の第1
メモリセルML0 、第2メモリセルML1 、・・・の個
数とを、同一とする。これにより、第1ないし第4の各
ビット線BLU0 、BLU1 、BLL0 、BLL1 に接
続されるメモリセルトランジスタ数は同一になる。上述
のように、各ビット線のキャパシタンスの大部分はメモ
リセルトランジスタの接合容量に起因するので、これら
のビット線のキャパシタンスは同一になる。
【0030】従って、図1では、各ブロックのメモリセ
ルの個数を2個とした例で説明する。
【0031】各列の第1ブロック110は、メモリセル
対として第1メモリセルMU0 、第2メモリセルMU1
と、第1プリチャージトランジスタPCTU0 、第2プ
リチャージトランジスタPCTU1 と、第1ビット線選
択トランジスタSETU0 、第2ビット線選択トランジ
スタSETU1 と、第1センスアンプSAUと、一対の
第1ビット線(部分線)BLU0 、第2ビット線BLU
1 とを具えている。一方、各列の第2ブロック120
は、メモリセル対として第1メモリセルML0 、第2メ
モリセルML1 と、第3プリチャージトランジスタPC
TL0 、第4プリチャージトランジスタPCTL1 と、
第3ビット線選択トランジスタSETL0、第4ビット
線選択トランジスタSETL1 と、第2センスアンプS
ALと、一対の第3ビット線(部分線)BLL0 、第4
ビット線BLL1 とを具えている。
【0032】また、各列の第1ブロック110に共通す
る制御線として、一対の第1ワード線WLU0 及び第2
ワード線WLU1 、第1プレート線PLU0 、プリチャ
ージ制御線PCHGU、第1選択線SELU及び第1活
性化信号線SAEUが設けられている。一方、各列の第
2ブロック120に共通する制御線として、一対の第1
ワード線WLL0 及び第2ワード線WLL1 、第1プレ
ート線PLL0 、第2プリチャージ制御線PCHGL、
第2選択線SELL及び第2活性化信号線SAELが設
けられている。加えて、各列の第1スイッチトランジス
タSWT0 の制御線として、第1切り替え制御線SW0
が、第2スイッチトランジスタSWT1の制御線とし
て、第2切り替え制御線SW1が設けられている。
【0033】第1ブロック110の第1ワード線WLU
0 、第2ワード線WLU1 、及び第1プレート線PLU
0 は、メモリセルアレイの行方向に沿って、平行に配置
される。第1ワード線WLU0 、第2ワード線WLU1
は2本一組で配置され、これら2本のワード線の間に1
本のプレート線が配置される。同様に、第2ブロック1
20の第1ワード線WLL0 、第2ワード線WLL1 及
び第1プレート線PLL0 も、メモリセルアレイの行方
向に沿って、平行に配置される。第1ワード線WLL0
、第2ワード線WLL1 は2本一組で配置され、これ
ら2本のワード線の間に1本のプレート線が配置され
る。
【0034】第1ブロック110の第1ビット線BLU
0 、第2ビット線BLU1 は、メモリセルアレイの列方
向に沿って、2本一組で平行に配置される。同様に、第
2ブロック120の第3ビット線BLL0 、第4ビット
線BLL1 は、メモリセルアレイの列方向に沿って、2
本一組で平行に配置される。
【0035】第1ブロック110の第1メモリセルMU
0 、第2メモリセルMU1 は、第1ワード線WLU0 、
第2ワード線WLU1 と第1ビット線BLU0 、第2ビ
ット線BLU1 とが交差する位置に、それぞれ配置され
る。第1メモリセルMU0 、第2メモリセルMU1 は、
それぞれ、第1MOSトランジスタTU0 、第2MOS
トランジスタTU1 と、第1強誘電体キャパシタCU0
、第2強誘電体キャパシタCU1 とを1個ずつ具えて
いる。第1MOSトランジスタTU0 、第2MOSトラ
ンジスタTU1 は、対応するワード線にゲートが接続さ
れ、対応するビット線にドレインが接続され、対応する
強誘電体キャパシタCU0 、CU1の一端にソースが接
続される。強誘電体キャパシタCU0 、CU1 の他端
は、プレート線に接続される。同様に、第2ブロック1
20の第1メモリセルML0 、第2メモリセルML1
は、第1ワード線WLL0 、第2ワード線WLL1 と第
3ビット線BLL0 、第4ビット線BLL1 とが交差す
る位置に、それぞれ配置される。第1メモリセルML0
、第2メモリセルML1 は、それぞれ、第1MOSト
ランジスタTL0 、第2MOSトランジスタTL1 と、
第1強誘電体キャパシタCL0 、第2強誘電体キャパシ
タCL1 とを1個ずつ具えている。第1MOSトランジ
スタTL0 、第2MOSトランジスタTL1 は、対応す
るワード線にゲートが接続され、対応するビット線にド
レインが接続され、対応する強誘電体キャパシタCL0
、CL1 の一端にソースが接続される。強誘電体キャ
パシタCL0 、CL1 の他端は、プレート線に接続され
る。
【0036】第1ブロック110の第1プリチャージ制
御線PCHGU、第1選択線SELU及び第1活性化信
号線SAEUは、第1ビット線BLU0 、第2ビット線
BLU1 と直交するように配置される。同様に、第2ブ
ロック120の第2プリチャージ制御線PCHGL、第
2選択線SELL及び第2活性化信号線SAELは、第
3ビット線BLL0 、第4ビット線BLL1 と直交する
ように配置される。
【0037】第1ブロック110の第1プリチャージト
ランジスタPCTU0 、第2プリチャージトランジスタ
PCTU1 は、それぞれ、第1プリチャージ制御線PC
HGUにゲートが接続され、対応するビット線にソース
が接続され、ドレインが接地される。同様に、第2ブロ
ック120の第3プリチャージトランジスタPCTL0
、第4プリチャージトランジスタPCTL1 は、それ
ぞれ、第2プリチャージ制御線PCHGLにゲートが接
続され、対応するビット線にソースが接続され、ドレイ
ンが接地される。
【0038】第1ブロック110の第1ビット線選択ト
ランジスタSETU0 、第2ビット線選択トランジスタ
SETU1 は、それぞれ、第1選択線SELUにゲート
が接続され、対応するビット線にソースが接続され、デ
ータバス130にドレインが接続される。同様に、第2
ブロック120の第3ビット線選択トランジスタSET
L0 、第4選択トランジスタSETL1 は、それぞれ、
第2選択線SELLにゲートが接続され、対応するビッ
ト線にソースが接続され、データバス140にドレイン
が接続される。
【0039】第1ブロック110の第1センスアンプS
AUは、第1活性化信号線SAEUがHレベルのときに
活性化し、第1ビット線BLU0 、第2ビット線BLU
1 の電位差を増幅する。同様に、第2ブロック120の
第2センスアンプSALは、第2活性化信号線SAEL
がHレベルのときに活性化し、第3ビット線BLL0、
第4ビット線BLL1 の電位差を増幅する。この実施の
形態では、第1ブロック110の第1メモリセルMU0
、第2メモリセルMU1 から記憶データを読み出した
場合には、第1ブロック110の第1センスアンプSA
Uを用いた増幅が行われる。一方、第2ブロック120
の第1メモリセルML0 、第2メモリセルML1 から記
憶データを読み出した場合には、第2ブロック120の
第2センスアンプSALを用いた増幅が行われる。な
お、この実施の形態では、第1センスアンプSAU、第
2センスアンプSALのタイプは限定されないので、詳
細な内部構成の説明は省略する。
【0040】第1スイッチトランジスタSWT0 は、第
1切り替え制御線SW0にゲートが接続され、対応する
第1ブロック110のビット線にソース・ドレインの一
方が接続され、且つ、対応する第2ブロック120のビ
ット線にソース・ドレインの他方が接続される。同様に
第2スイッチトランジスタSWT1 は、第2切り替え制
御線SW1にゲートが接続され、対応する第1ブロック
110のビット線にソース・ドレインの一方が接続さ
れ、且つ、対応する第2ブロック120のビット線にソ
ース・ドレインの他方が接続される。
【0041】次に、図1に示す回路構造を具えた強誘電
体メモリ100における不良メモリセル選別のための選
別モードでの読み出し動作例1について、図2のタイミ
ングチャートを用いて説明する。ここでは、第1メモリ
セルMU0 、第2メモリセルMU1 に格納されたデータ
を読み出すことで不良か否かを選別する場合を例に採っ
て説明する。図2において、‘L’はグランド電圧、
‘H’は電源電圧Vccを示している。また、‘Vh’
は、電源電圧Vccよりも、メモリセルの第1MOSトラ
ンジスタTU0 、第2MOSトランジスタTU1 のしき
い値電圧Vt 程度高い電圧を示している。
【0042】まず、被選別メモリセル、すなわちここで
はMU1 に相補的二値化データの一方のデータである”
1”を書き込むものとする。MU0 には、他方の相補デ
ータである”0”が書き込まれる。ここで、”1”と
は、読み出し時に強誘電体キャパシタにおいて分極反転
される側である。
【0043】初期状態(時刻t0 )では、第1切り替え
制御線SW0 及び第2切り替え制御線SW1 の電圧はL
レベルである。
【0044】メモリセル対のうち、第1メモリセルMU
0 及び第2メモリセルMU1 の記憶データを読み出す際
には、まず、時刻t1において、第1プリチャージ制御
線PCHGU及び第2プリチャージ制御線PCHGLの
電圧をLレベルにする。これにより、第1プリチャージ
トランジスタPCTU0 、第2プリチャージトランジス
タPCTU1 、第3プリチャージトランジスタPCTL
0 及び第4プリチャージトランジスタPCTL1 がオフ
するので、第1ないし第4ビット線BLU0 、BLU1
、BLL0 及びBLL1 はフローティング状態にな
る。
【0045】次に、時刻t2において、第1ワード線W
LU0 、第2ワード線WLU1 をVhレベルにする。こ
れにより、第1メモリセルMU0 、第2メモリセルMU
1 の第1MOSトランジスタTU0 、第2MOSトラン
ジスタTU1 がオンして、第1強誘電体キャパシタCU
0 、第2強誘電体キャパシタCU1 の一方の端子が、第
1ビット線BLU0 、第2ビット線BLU1 と導通し、
さらに第2切り替え制御線SW1 をHレベルにすること
により、第1ビット線BLU1 と第2ビット線BLU0
とは、電気的に接続される。第1ワード線WLU0 、第
2ワード線WLU1 をHレベルではなくVhレベルにす
るのは、第1MOSトランジスタTU0、第2MOSト
ランジスタTU1 は、出力電圧(ドレイン電圧)が入力
電圧(ゲート電圧)よりもVtだけ低くなるからであ
る。
【0046】続いて、時刻t3で、第1プレート線PL
U0 をHレベルにする。これにより、このプレート線P
LU0 の電圧が、第1強誘電体キャパシタCU0 、第2
強誘電体キャパシタCU1 及び第1MOSトランジスタ
TU0 、第2MOSトランジスタTU1 を介して、第1
ビット線BLU0 、第2ビット線BLU1 に印加され
る。このため、両ビット線、すなわち第1ビット線BL
U0と電気的に接続されている第2ビット線BLU1 及
び第4ビット線BLL1 に、分極方向に応じた読み出し
電圧(V0 またはV1 )が発生する。上述のように、第
2スイッチトランジスタSWT1 はオンしているので、
第1ビット線BLU0 は、第2ビット線BLU1 及び第
4ビット線BLL1 に接続されている。したがって、第
2ビット線BLU1 及び第4ビット線BLL1 に接続さ
れた複数の選択トランジスタによって、第2ビット線B
LU1 、第4ビット線BLL1 の寄生キャパシタンスは
十分に大きくなる。
【0047】時刻t5では、第1活性化信号線SAEU
をHレベルにして、第1センスアンプSAUを活性化す
る。これにより、第2ビット線BLU1 及び第4ビット
線BLL1 の電圧が増幅される。
【0048】続いて、時刻t6に、第1選択線SELU
をHレベルにする。これにより、第1ビット線選択トラ
ンジスタSETU0 、第2ビット線選択トランジスタS
ETU1 がオンし、第1ビット線BLU0 、並びに第2
ビット線BLU1 及び第4ビット線BLL1 の電圧が、
データバス130に出力される。
【0049】次に、時刻t7に、第1プレート線PLU
0 の電圧をLレベルに戻す。
【0050】そして、時刻t8に、第1プリチャージ制
御線PCHGU、第2プリチャージ制御線PCHGLの
電圧をHレベルに戻すとともに、第1活性化信号線SA
EU、第1選択線SELUの電圧をLレベルにする。こ
れにより、第1プリチャージトランジスタPCTU0 、
第2プリチャージトランジスタPCTU1 、第3プリチ
ャージトランジスタPCTL0 、第4プリチャージトラ
ンジスタPCTL1 がオンして第1ビット線BLU0 、
第2ビット線BLU1 、第3ビット線BLL0、第4ビ
ット線BLL1 を接地するとともに、読み出しデータが
出力されなくなる。また、時刻t8には、第2切り替え
制御線SW1 が、Lレベルに戻される。これにより、第
2スイッチトランジスタSWT1 がオフされるので、第
2ビット線BLU1 と第4ビット線BLL1 とは電気的
に切り離される。
【0051】時刻t9には、第1ワード線WLU0 、第
2ワード線WLU1 の電圧をLレベルにして、第1MO
SトランジスタTU0 、第2MOSトランジスタTU1
をオフさせる。これにより、読み出し動作が終了する。
【0052】この発明の構成によると、上述した読み出
し電圧を検出することにより、不良メモリセルを選別す
る。
【0053】なお、第1ブロック110の他のメモリセ
ル(図示せず)から記憶データを読み出す動作も、上述
のメモリセルMU1 からの読み出し動作とほぼ同様であ
る。また、メモリセルを3個以上含む場合であっても、
それぞれのメモリセルのデータを読み出す動作は、上述
と同様に行われる。
【0054】一方、第2ブロック120の第1メモリセ
ルML0 、第2メモリセルML1 のいずれかから記憶デ
ータを読み出す場合には、第2スイッチトランジスタS
WT1 をオンした後(図2のt2参照)、第2ブロック
120の第2センスアンプSALを活性化して(時刻t
5に相当)、読み出しデータを増幅する。そして、増幅
後のデータが、第3ビット線選択トランジスタSETL
0 、第4ビット線選択トランジスタSETL1 を介して
データバス140側に出力される(時刻t6に相当)。
すなわち、読み出しデータの増幅には、読み出しが行わ
れるメモリセルに対応するセンスアンプ(第2スイッチ
トランジスタSWT1 をオンした後に、そのメモリセル
に接続されている方のセンスアンプ)が、使用される。
【0055】この実施の形態の強誘電体メモリを通常モ
ードで使用するには、第1切り替え制御線SW0 及び第
2切り替え制御線SW1 を常にL状態にすることで、通
常通りデータの書き込み又は読み出しを行うことができ
る。
【0056】このように、この実施の形態に係る強誘電
体メモリ100は、使用により経時的に劣化するであろ
う不良メモリセルの選別が可能な回路構造を具え、被選
別メモリセルのトランジスタから記憶データを読み出し
て選別を行う際には、例えば第1スイッチトランジスタ
SWT0 、第2スイッチトランジスタSWT1 を選択的
かつ排他的にオンして第1ビット線BLU0 と第3ビッ
ト線BLL0 、及び第2ビット線BLU1 と第4ビット
線BLL1 とを電気的に接続する。このため、読み出し
時(時刻t3参照)のビット線の容量(キャパシタン
ス)を、十分に大きくすることができる。そして、これ
により、使用により経時的に劣化するであろう不良メモ
リセルの読み出しマージンを、見かけ上、極めて小さく
することができるので、従来困難であった使用により経
時的に劣化するであろう不良メモリセルの選別を、劣化
加速試験等により、被選別メモリセルに過剰な負荷を課
すことなく、短時間で簡易に行うことができる。
【0057】ここで、第1の実施の形態の構成により、
使用により経時的に劣化するであろう不良メモリセルを
選別するための理論的な背景について、図3及び図4を
参照して説明する。
【0058】図3及び図4は、良好な特性を有する強誘
電体キャパシタのヒステリシス特性(GCf0及びGC
f1)及び欠陥等により特性の良くない強誘電体キャパ
シタのヒステリシス特性(NGCf0及びNGCf1)と
ビット線の容量(キャパシタンス)直線(Cbl及びC
blS)を示すグラフである。横軸は電圧V〔ボル
ト〕、縦軸は分極Pr〔μC/cm2〕をとって示して
ある。両図からわかるように、一般的に、強誘電体キャ
パシタの特性劣化によるグラフ上の差異、すなわち読み
出し電圧の差は、分極”0”側のビット線には現れにく
く、分極”1”側のビット線に現れやすい。
【0059】図3は、この発明の第1の実施の形態で説
明した強誘電体メモリにおける通常モードでの読み出し
電圧の様子を示したグラフである。このグラフから明ら
かなように、通常モードでは、良好な強誘電体キャパシ
タの読み出しマージンΔVと欠陥を含む強誘電体キャパ
シタの読み出しマージンΔV’の差はごくわずかであ
る。従って、潜在的な欠陥を有し、使用により経時的に
その特性が劣化するであろう強誘電体キャパシタの読み
出しマージンΔV’がΔSAで示したセンスアンプの電
圧マージンを上回るため、センスアンプは作動する。従
って強誘電体メモリとしてみた場合には、潜在的な欠陥
を包含しつつも正常に動作しているようにみえる。しか
しながら、書き込み及び読み出し動作を繰り返すにつれ
て、強誘電体キャパシタの劣化が顕在化し、なんらかの
動作不良を起こす可能性が非常に高い。
【0060】図4は、この発明の第1の実施の形態の強
誘電体メモリの選別モードにおける読み出し電圧の様子
を示したグラフである。図1を参照しつつ説明すると、
データの読み出し時に第2スイッチトランジスタSWT
1をオンすることによって、分極”1”側の第2ビット
線(部分線)BLU1 及び第4ビット線BLL1 を接続
してキャパシタンスを増大させる、すなわち容量直線C
blSの傾きを急峻にすることで、良好な強誘電体キャ
パシタの電圧マージンΔVSと、潜在的な欠陥を有し、
使用により経時的に劣化が加速される強誘電体キャパシ
タの電圧マージンΔVS’との差を大きくすることがで
きる。特にこの場合にはΔVS’は、センスアンプの電
圧マージンΔSAより小さくなる。すなわちΔVS’<
ΔSAとなるので、センスアンプは作動しない。従っ
て、欠陥が顕在化していないために初期不良として選別
することができなかった将来的に不良化するであろう強
誘電体メモリセルを、例えばセンスアンプの動作又は非
動作を指標として、選別することができる。しかしなが
ら、この発明の構成はこれに限定されるものではなく、
例えばΔVS’の電圧を直接検出する等の他の手段を適
宜選択して、不良強誘電体メモリセルを選別してもよ
い。
【0061】第1の実施の形態の強誘電体メモリの別の
動作例2を、図5を参照して説明する。図5は、第1の
実施の形態の強誘電体メモリの動作例2を示すタイミン
グチャートである。図2のタイミングチャート、すなわ
ち第1の実施の形態の動作例1により説明した動作と異
なるのは、図5中、時刻t4において、第2スイッチト
ランジスタSWT1 をオフして、互いに電気的に接続さ
れていた第2ビット線BLU1 と第4ビット線BLL1
を電気的に切り離す動作を加えたことである。これによ
り、センスアンプ増幅時(時刻t5参照)のキャパシタ
ンスを、データ読み出し時のキャパシタンスの半分にす
ることができる。従って、第1センスアンプSAUの消
費電力を低減することができる。
【0062】上述のように、この実施の形態では、第1
ブロック110のメモリセル数と第2ブロック120の
メモリセル数とを同一とし、その数を2とした。しか
し、これらのブロック110、120のメモリセル数は
同一でなく、しかもその数は3以上であってもよい。例
えば、第1ブロック110のメモリセル数と第2ブロッ
ク120のメモリセル数との比を1:2とすれば、第1
ブロック110の各ビット線BLU0 、BLU1 と第2
ブロック120の各ビット線BLL0 、BLL1とのキ
ャパシタンスの比は、ほぼ1:2になる(上述のよう
に、ビット線のキャパシタンスの大部分は、メモリセル
トランジスタの接合キャパシタンスである)。したがっ
て、第1ブロック110内の第1メモリセルMU0 、第
2メモリセルMU1 からデータを読み出す場合の消費電
力は従来のほぼ3分の1になり、第2ブロック120内
の第1メモリセルML0 、第2メモリセルML1 からデ
ータを読み出す場合の消費電力は従来のほぼ3分の2に
なる。したがって、第1ブロック110内の第1メモリ
セルMU0 、第2メモリセルMU1 には読み出し頻度の
高いデータを記憶させ且つ第2ブロック120内の第1
メモリセルML0 、第2メモリセルML1 には読み出し
頻度の低いデータを記憶させることにより、ブロック1
10、120のメモリセル数が同一の場合よりも、さら
に消費電力を低減させることができる。例えば、1個の
FeRAM内にプログラム記憶領域とデータ記憶領域と
を設ける場合、ビット線1本当たりのメモリセル数が少
ない方をプログラム記憶領域にし、多い方をデータ記憶
領域にすれば、消費電力は低減される。一般に、プログ
ラム記憶領域の方がアクセス頻度が高くなるからであ
る。
【0063】〈第2の実施の形態〉以下、この発明の第
2の実施の形態に係る強誘電体メモリについて、2トラ
ンジスタ・2キャパシタ/1ビット型の強誘電体メモリ
セルを例に採って説明する。
【0064】この実施の形態は、各ブロックのセンスア
ンプなどが共通化されている点で、第1の実施の形態と
異なる。
【0065】図6は、この実施の形態に係る強誘電体メ
モリセルアレイの1列分の構造を示す回路図である。
【0066】図6に示したように、強誘電体メモリ30
0のメモリセルアレイは、各列毎に、2個の第1メモリ
セルブロック310、第2メモリセルブロック320
と、第1プリチャージトランジスタPCT0 、第2プリ
チャージトランジスタPCT1と、センスアンプSA
と、第1ビット線選択トランジスタSET0 、第2ビッ
ト線選択トランジスタSET1 と、第1グローバルビッ
ト線GBL0 、第2グローバルビット線GBL1 とを具
えている。第1メモリセルブロック310は、第1メモ
リセルMU0 、第2メモリセルMU1 を含み、さらに第
1スイッチトランジスタSWUT0 、第2スイッチトラ
ンジスタSWUT1 と、第1ビット線(部分線)BLU
0 、第2ビット線BLU1 とを具えている。同様に、第
2メモリセルブロック320は、第1メモリセルML0
、第2メモリセルML1 を含み、第3スイッチトラン
ジスタSWLT0 、第4スイッチトランジスタSWLT
1 と、第3ビット線(部分線)BLL0 、第4ビット線
BLL1 とを具えている。
【0067】この実施の形態では、第1メモリセルブロ
ック310の第1メモリセルMU0、第2メモリセルM
U1 、・・・の個数と、第2メモリセルブロック320
の第1メモリセルML0 、第2メモリセルML1、・・
・ の個数とが、同一であるとする。これにより、これ
らのビット線のキャパシタンスは同一になる。
【0068】各列の第1メモリセルブロック310に共
通の制御線として、第1ワード線WLU0 、第2ワード
線WLU1 、第1プレート線PLU0 、第1切り替え制
御線SWU0 及び第2切り替え制御線SWU1 が設けら
れている。同様に、各列の第2メモリセルブロック32
0に共通の制御線として、第1ワード線WLL0 、第2
ワード線WLL1 、第1プレート線PLL0 、第3切り
替え制御線SWL0 及び第4切り替え制御線SWL1 が
設けられている。また、各列の第1プリチャージトラン
ジスタPCT0 、第2プリチャージトランジスタPCT
1 、センスアンプSA、第1ビット線選択トランジスタ
SET0 、第2ビット線選択トランジスタSET1 に共
通の制御線として、プリチャージ制御線PCHG、活性
化信号線SAE及び選択線SELが設けられている。
【0069】各第1メモリセルブロック310に共通の
第1ワード線WLU0 、第2ワード線WLU1 及び第1
プレート線PLU0 は、メモリセルアレイの行方向に
沿って、平行に配置される。第1ワード線WLU0 、第
2ワード線WLU1 は2本一組で配置され、これら2本
のワード線の間に1本のプレート線が配置される。同様
に、各第2メモリセルブロック320に共通の第1ワー
ド線WLL0 、第2ワード線WLL1 及び第1プレート
線PLL0 も、メモリセルアレイの行方向に沿って、平
行に配置される。第1ワード線WLL0 、第2ワード線
WLL1 は2本一組で配置され、これら2本のワード線
の間に1本のプレート線が配置される。
【0070】第1メモリセルブロック310の第1ビッ
ト線BLU0 、第2ビット線BLU1 は、メモリセルア
レイの列方向に沿って、2本一組で平行に配置される。
同様に、第2メモリセルブロック320の第3ビット線
BLL0 、第4ビット線BLL1 も、メモリセルアレイ
の列方向に沿って、2本一組で平行に配置される。
【0071】第1グローバルビット線GBL0 、第2グ
ローバルビット線GBL1 は、それぞれ第1スイッチト
ランジスタSWUT0 、第2スイッチトランジスタSW
UT1 を介して第1メモリセルブロック310の第1ビ
ット線BLU0 、第2ビット線BLU1 にそれぞれ接続
され、且つ、第3スイッチトランジスタSWLT0 、第
4スイッチトランジスタSWLT1 を介して第2メモリ
セルブロック320の第3ビット線BLL0 、第4ビッ
ト線BLL1 それぞれに接続される。第1スイッチトラ
ンジスタSWUT0 、第2スイッチトランジスタSWU
T1 のゲートは第1切り替え制御線SWU0 、第2切り
替え制御線SWU1 にそれぞれ接続され、第3スイッチ
トランジスタSWLT0 、第4スイッチトランジスタS
WLT1のゲートは第3切り替え制御線SWL0 、第4
切り替え制御線SWL1 にそれぞれ接続される。
【0072】第1メモリセルブロック310の第1メモ
リセルMU0 、第2メモリセルMU1 は、第1ワード線
WLU0 、第2ワード線WLU1 と第1ビット線BLU
0 、第2ビット線BLU1 とが交差する位置に、それぞ
れ配置される。第1メモリセルMU0 、第2メモリセル
MU1 は、それぞれ、第1MOSトランジスタTU0、
第2MOSトランジスタTU1 と、第1強誘電体キャパ
シタCU0 、第2強誘電体キャパシタCU1 とを1個ず
つ具えている。第1MOSトランジスタTU0、第2M
OSトランジスタTU1 は、対応するワード線にゲート
が接続され、対応するビット線にドレインが接続され、
対応する第1強誘電体キャパシタCU0、第2強誘電体
キャパシタCU1 の一端にソースが接続される。第1強
誘電体キャパシタCU0 、第2強誘電体キャパシタCU
1 の他端は、プレート線に接続される。同様に、第2メ
モリセルブロック320の第1メモリセルML0 、第2
メモリセルML1 は、第1ワード線WLL0 、第2ワー
ド線WLL1 と第3ビット線BLL0 、第4ビット線B
LL1 とが交差する位置に、それぞれ配置される。第1
メモリセルML0 、第2メモリセルML1 は、それぞ
れ、第1MOSトランジスタTL0 、第2MOSトラン
ジスタTL1 と、第1強誘電体キャパシタCL0 、第2
強誘電体キャパシタCL1 とを1個ずつ具えている。第
1MOSトランジスタTL0 、第2MOSトランジスタ
TL1 は、対応するワード線にゲートが接続され、対応
するビット線にドレインが接続され、対応する第1強誘
電体キャパシタCL0 、第2強誘電体キャパシタCL1
の一端にソースが接続される。第1強誘電体キャパシタ
CL0 、第2強誘電体キャパシタCL1 の他端は、プレ
ート線に接続される。
【0073】第1プリチャージトランジスタPCT0 、
第2プリチャージトランジスタPCT1 は、それぞれ、
プリチャージ制御線PCHGにゲートが接続され、対応
するビット線にソースが接続され、ドレインが接地され
る。
【0074】第1ビット線選択トランジスタSET0 、
第2ビット線選択トランジスタSET1 は、それぞれ、
選択線SELにゲートが接続され、対応するビット線に
ソースが接続され、データバス330にドレインが接続
される。
【0075】センスアンプSAは、信号SAEがハイレ
ベルのときに活性化し、グローバルビット線GBL0 、
GBL1 の電圧を増幅する。なお、この実施の形態で
は、センスアンプSAのタイプは限定されないので、詳
細な内部構成の説明は省略する。
【0076】次に、図6に示す回路構造を具えた強誘電
体メモリ300における不良メモリセル選別のための選
別モードでの読み出し動作例1について、図7のタイミ
ングチャートを用いて説明する。ここでは、第1メモリ
セルMU0 、第2メモリセルMU1 に格納されたデータ
を読み出すことで選別する場合を例に採って説明する。
図7において、‘L’はグランド電圧、‘H’は電源電
圧Vccを示している。また、‘Vh’は、電源電圧Vcc
よりも、メモリセルの第1MOSトランジスタTU0 、
第2MOSトランジスタTU1 のしきい値電圧Vt 程度
高い電圧を示している。
【0077】被選別メモリセル、すなわちここではMU
1に相補的二値化データの一方のデータである”1”を
書き込むものとする。MU0には、相補データである”
0”が書き込まれる。ここで、”1”とは、読み出し時
に強誘電体キャパシタにおいて分極反転される側であ
る。
【0078】初期状態(時刻t0 )では、第1切り替え
制御線SWU0 、第2切り替え制御線SWU1 、第3切
り替え制御線SWL0 及び第4切り替え制御線SWL1
の電圧はVhレベルである。これにより、第1ビット線
BLU0 と第3ビット線BLL0、及び第2ビット線B
LU1 と第4ビット線BLL1 は、第1スイッチトラン
ジスタSWUT0 、第2スイッチトランジスタSWUT
1 、第3スイッチトランジスタSWLT0 及び第4スイ
ッチトランジスタSWLT1 により第1プリチャージト
ランジスタPCT0 及び第2プリチャージトランジスタ
PCT1 に接続されてプリチャージされる。
【0079】被選別メモリセルMU0 、MU1 の記憶デ
ータを読み出す際には、まず、時刻t1において、プリ
チャージ制御線PCHGと第3切り替え制御線SWL0
の電圧をLレベルにする。これにより、第1プリチャー
ジトランジスタPCT0 、第2プリチャージトランジス
タPCT1 がオフするので、第1グローバルビット線G
BL0 、第2グローバルビット線GBL1 はフローティ
ング状態になる。また、第3スイッチトランジスタSW
LT0 がオフするので、第3ビット線BLL0は第2グ
ローバルビット線GBL1 から切り離される。
【0080】次に、時刻t2において、第1ワード線W
LU0 、第2ワード線WLU1 をVhレベルにする。こ
れにより、第1メモリセルMU0 、第2メモリセルMU
1 の第1MOSトランジスタTU0 、第2MOSトラン
ジスタTU1 がオンして、第1強誘電体キャパシタCU
0 、第2強誘電体キャパシタCU1 の一方の端子が、第
1ビット線BLU0 、第2ビット線BLU1 と導通す
る。第1ワード線WLU0 、第2ワード線WLU1 をH
レベルではなくVhレベルにするのは、第1MOSトラ
ンジスタTU0 、第2MOSトランジスタTU1 は、出
力電圧(ドレイン電圧)が入力電圧(ソース電圧)より
もVtだけ低くなるからである。
【0081】続いて、時刻t3で、第1プレート線PL
U0 をHレベルにする。これにより、この第1プレート
線PLU0 の電圧が、第1強誘電体キャパシタCU0 、
第2強誘電体キャパシタCU1 及び第1MOSトランジ
スタTU0 、第2MOSトランジスタTU1 を介して、
第1ビット線BLU0 、第2ビット線BLU1 に印加さ
れる。このため、第1ビット線BLU0 にV0の、第2
ビット線BLU1 にVS1の読み出し電圧が発生する。
上述のように、第2ビット線BLU1 、第4ビット線B
LL1 は第2グローバルビット線GBL1 に接続された
ままなので、第2グローバルビット線GBL1 の寄生キ
ャパシタンスは十分に大きい。このため、読み出しマー
ジンΔV=VS1 −V0 も、十分に大きくなる。
【0082】時刻t5では、活性化信号線SAEをHレ
ベルにして、センスアンプSAを活性化する。これによ
り、第1グローバルビット線GBL0 、第2グローバル
ビット線GBL1 の電圧が増幅される。
【0083】続いて、時刻t6に、選択線SELをHレ
ベルにする。これにより、第1ビット線選択トランジス
タSET0 、第2ビット線選択トランジスタSET1 が
オンし、第1グローバルビット線GBL0 、第2グロー
バルビット線GBL1 の電圧が、データバス330に出
力される。
【0084】次に、時刻t7に、第1プレート線PLU
0 の電圧をLレベルに戻す。
【0085】そして、時刻t8に、プリチャージ制御線
PCHGの電圧をHレベルに戻すとともに、活性化信号
線SAE、選択線SELの電圧をLレベルにする。これ
により、第1プリチャージトランジスタPCT0 、第2
プリチャージトランジスタPCT1 がオンして第1グロ
ーバルビット線GBL0 、第2グローバルビット線GB
L1 を接地するとともに、センスアンプSAが読み出し
データを出力しなくなる。また、時刻t8には、第3切
り替え制御線SWL0 が、Vhレベルに戻される。これ
により、第3スイッチトランジスタSWLT0 がオンす
るので、第3ビット線BLL0 、第4ビット線BLL1
は第1グローバルビット線GBL0 に接続される。
【0086】時刻t9には、第1ワード線WLU0 、第
2ワード線WLU1 の電圧をLレベルにして、第1MO
SトランジスタTU0 、第2MOSトランジスタTU1
をオフする。これにより、読み出し動作が終了する。
【0087】この読み出し電位を検出することにより、
不良メモリセルを選別する。
【0088】なお、第1メモリセルブロック310の他
のメモリセル(図示せず)から記憶データを読み出す動
作も、上述のメモリセルMU1 からの読み出し動作とほ
ぼ同様である。また、3個以上のメモリセルを含む場合
であっても、それぞれのメモリセルのデータ読み出し動
作は上述と同様に行われる。
【0089】一方、第2メモリセルブロック320の第
1メモリセルML0 、第2メモリセルML1 から記憶デ
ータを読み出す場合には、第1グローバルビット線GB
L0、第2グローバルビット線GBL1 を充電した後
で、第1スイッチトランジスタSWUT0 、第2スイッ
チトランジスタSWUT1 をオフする。すなわち、読み
出しデータの増幅時に、第1メモリセルブロック310
の第1ビット線BLU0、第2ビット線BLU1 が、第
1グローバルビット線GBL0 、第2グローバルビット
線GBL1 から切り離される。
【0090】この実施の形態の強誘電体メモリを、通常
モードで使用するには、アクセスする側のスイッチトラ
ンジスタ(SWUT0 及びSWUT1 、又はSWLT0
及びSWLT1 )のみを’H’状態に保持することで、
通常通りデータの書き込み又は読み出しを行うことがで
きる。
【0091】従って、従来、欠陥が顕在化していないた
めに初期不良として選別することができなかった使用に
より経時的に不良化するであろう強誘電体メモリセル
を、例えばセンスアンプの動作又は非動作を指標とし
て、選別することができる。しかしながら、この発明の
構成はこれに限定されるものではなく、例えば図7のタ
イミングチャートの時刻t3において、V0及びVS1の
電圧を直接検出する等他の手段を適宜選択して、不良強
誘電体メモリセルを選別してもよい。
【0092】加えて、この実施の形態に係る強誘電体メ
モリによれば、センスアンプなどを共通化したので、上
述の第1の実施の形態と比較して、集積回路全体として
の面積を小さくすることができる。
【0093】第2の実施の形態の強誘電体メモリの別の
動作例2を、図8を参照して説明する。図8は、第2の
実施の形態の強誘電体メモリの動作例2を示すタイミン
グチャートである。図7のタイミングチャートにより説
明した動作と異なるのは、図8中、時刻t4において、
第4スイッチトランジスタSWLT1 をオフして、互い
に接続されていた第2ビット線BLU1 及び第4ビット
線BLL1 をそれぞれに切り離す動作を加えたことであ
る。これにより、センスアンプ増幅時(時刻t5参照)
のビット線のキャパシタンスを、データ読み出し時のキ
ャパシタンスの半分にすることができる。従って、セン
スアンプSAの消費電力を低減することができる。
【0094】上述のように、この実施の形態では、第1
メモリセルブロック310のメモリセル数と第2メモリ
セルブロック320のメモリセル数とを同一とした。し
かし、これらのブロック310、320のメモリセル数
は同一でなくてもよい。そして、メモリセル数が多い方
のブロックに読み出し頻度の低いデータを記憶させ且つ
メモリセル数が少ない方のブロックに読み出し頻度の高
いデータを記憶させることにより、消費電力をさらに低
減させることができる。
【0095】〈第3の実施の形態〉以下、この発明の第
3の実施の形態に係る強誘電体メモリについて、2トラ
ンジスタ・2キャパシタ/1ビット型の強誘電体メモリ
セルを例に採って説明する。
【0096】この実施の形態は、1列分のメモリセルア
レイが3個以上のメモリセルブロックに分割されている
点等で上述の第2の実施の形態と異なる。
【0097】図9は、この実施の形態に係る強誘電体メ
モリのメモリセルアレイの1列分の構造を示す回路図で
ある。
【0098】図9に示したように、強誘電体メモリ70
0のメモリセルアレイは、各列毎に、3個以上の第1メ
モリセルブロック710−A、第2メモリセルブロック
710−B、第3メモリセルブロック710−Cと、第
1プリチャージトランジスタPCT0 、第2プリチャー
ジトランジスタPCT1 と、センスアンプSAと、第1
ビット線選択トランジスタSET0 、第2ビット線選択
トランジスタSET1と、第1グローバルビット線GB
L0 、第2グローバルビット線GBL1 とを具えてい
る。第1メモリセルブロック710−Aは、第1メモリ
セルMA0 、第2メモリセルMA1 と、第1スイッチト
ランジスタSWAT0 、第2スイッチトランジスタSW
AT1 と、第1ビット線(部分線)BLA0 、第2ビッ
ト線BLA1 とを具えている。各列の第1メモリセルブ
ロック710−Aに共通の制御線として、第1ワード線
WLA0 、第2ワード線WLA1 、第1プレート線PL
A0、及び第1切り替え制御線SWA0 、第2切り替え
制御線SWA1 が設けられている。2番目以降のブロッ
クについても、同様である。加えて、各列の第1プリチ
ャージトランジスタPCT0 、第2プリチャージトラン
ジスタPCT1 、センスアンプSA、第1ビット線選択
トランジスタSET0 、第2ビット線選択トランジスタ
SET1 に共通の制御線として、プリチャージ制御線P
CHG、活性化信号線SAE及び選択線SELが設けら
れている。
【0099】この実施の形態では、各メモリセルブロッ
ク710−A、710−B、710−Cのメモリセル数
は、同一であるとする。これにより、これらのブロック
のビット線のキャパシタンスは、ほぼ同一になる。
【0100】各第1メモリセルブロック710−Aに共
通の第1ワード線WLA0 、第2ワード線WLA1 、及
び第1プレート線PLA0 は、メモリセルアレイの行方
向に沿って、平行に配置される。第1ワード線WLA0
、第2ワード線WLA1 は2本一組で配置され、これ
ら2本のワード線の間に1本のプレート線が配置され
る。他のメモリセルブロック710−B、710−Cの
ワード線及びプレート線も同様である。
【0101】第1メモリセルブロック710−Aの第1
ビット線BLA0 、第2ビット線BLA1 は、メモリセ
ルアレイの列方向に沿って、2本一組で平行に配置され
る。他のメモリセルブロック710−B、710−Cの
ビット線も同様である。各ビット線の寄生キャパシタン
スは、トランジスタの接合キャパシタンスや配線キャパ
シタンスによって決定される。この実施の形態では、同
一ビット線のキャパシタンスの和が、十分な読み出しマ
ージンΔV(図15参照)が得られる値になるように、
これらのビット線の寄生キャパシタンスを設定する。
【0102】第1グローバルビット線GBL0 、第2グ
ローバルビット線GBL1 は、第1スイッチトランジス
タSWAT0 、第2スイッチトランジスタSWAT1 そ
れぞれを介して第1メモリセルブロック710−Aの第
1ビット線BLA0 、第2ビット線BLA1 にそれぞれ
接続される。ここで、第1グローバルビット線GBL0
、第2グローバルビット線GBL1 は、第1ビット線
BLA0 、第2ビット線BLA1 とは、異なる層に重な
るように配線される。第1スイッチトランジスタSWA
T0 のゲートは第1切り替え制御線SWA0 に、第2ス
イッチトランジスタSWAT1 のゲートは、第2切り替
え制御線SWA1 に接続される。他のメモリセルブロッ
ク720−B、720−Cについても、同様である。
【0103】第1メモリセルブロック710−Aの第1
メモリセルMA0 、第2メモリセルMA1 は、第1ワー
ド線WLA0 、第2ワード線WLA1 と第1ビット線B
LA0 、第2ビット線BLA1 とが交差する位置に、そ
れぞれ配置される。第1メモリセルMA0 、第2メモリ
セルMA1 は、それぞれ、第1MOSトランジスタTA
0 、第2MOSトランジスタTA1 と、第1強誘電体キ
ャパシタCA0 、第2強誘電体キャパシタCA1 とを1
個ずつ具えている。第1MOSトランジスタTA0 、第
2MOSトランジスタTA1 は、対応するワード線にゲ
ートが接続され、対応するビット線にドレインが接続さ
れ、対応する第1強誘電体キャパシタCA0 、第2強誘
電体キャパシタCA1 の一端にソースが接続される。第
1強誘電体キャパシタCA0 、第2強誘電体キャパシタ
CA1 の他端は、プレート線に接続される。他のメモリ
セルブロック710−B、710−Cの各メモリセル
も、同様である。
【0104】第1プリチャージトランジスタPCT0 、
第2プリチャージトランジスタPCT1 は、それぞれ、
プリチャージ制御線PCHGにゲートが接続され、対応
するビット線にソースが接続され、ドレインが接地され
る。
【0105】第1ビット線選択トランジスタSET0 、
第2ビット線選択トランジスタSET1 は、それぞれ、
選択線SELにゲートが接続され、対応するビット線に
ソースが接続され、データバス720にドレインが接続
される。
【0106】センスアンプSAは、活性化信号線SAE
がHレベルのときに活性化し、第1グローバルビット線
GBL0 、第2グローバルビット線GBL1 の電位を増
幅して出力する。なお、この実施の形態では、センスア
ンプSAのタイプは限定されないので、詳細な内部構成
の説明は省略する。
【0107】次に、図9に示す回路構造を具えた強誘電
体メモリ700における不良メモリセル選別のための選
別モードでの読み出し動作例1について、図10のタイ
ミングチャートを用いて説明する。ここでは、第1メモ
リセルMA0 、第2メモリセルMA1 に格納されたデー
タを読み出す場合を例に採って説明する。図10におい
て、‘L’はグランド電圧、‘H’は電源電圧Vccを示
している。また、‘Vh’は、電源電圧Vccよりも、メ
モリセルの第1MOSトランジスタTA0 、第2MOS
トランジスタTA1 のしきい値電圧Vt 程度高い電圧を
示している。
【0108】初期状態(時刻t0 )では、第1ないし第
6切り替え制御線SWA0 、SWA1 、SWB0 、SW
B1 、SWC0 、SWC1 の電圧はHレベルである。こ
れにより、第1スイッチトランジスタSWAT0 、第3
スイッチトランジスタSWBT0 、第5スイッチトラン
ジスタSWCT0 、及び第2スイッチトランジスタSW
AT1 、第4スイッチトランジスタSWBT1 、第6ス
イッチトランジスタSWCT1 はオンしているので、第
1ビット線BLA0 、第3ビット線BLB0 、第5ビッ
ト線BLC0 は第1グローバルビット線GBL0 に接続
されており、且つ、第2ビット線BLA1 、第4ビット
線BLB1 、第6ビット線BLC1 は第2グローバルビ
ット線GBL1 に接続されている。従って、第2ビット
線BLA1 、第4ビット線BLB1 、第6ビット線BL
C1 は、第1プリチャージトランジスタPCT0 及び第
2プリチャージトランジスタPCT1 に接続されてプリ
チャージされる。
【0109】被選別メモリセル、すなわちここでは第2
メモリセルMA1に相補的二値化データの一方のデータ
である”1”を書き込むものとする。第1メモリセルM
A0には、相補データである”0”が書き込まれる。こ
こで、”1”とは、読み出し時に強誘電体キャパシタに
おいて分極反転される側である。
【0110】被選別メモリセルMA1 の記憶データを読
み出す際には、まず、時刻t1において、プリチャージ
制御線PCHGの電圧をLレベルにする。これにより、
第1プリチャージトランジスタPCT0 、第2プリチャ
ージトランジスタPCT1 がオフするので、第1グロー
バルビット線GBL0 、第2グローバルビット線GBL
1 はフローティング状態になる。このとき、第3スイッ
チトランジスタSWBT0 と第5スイッチトランジスタ
SWCT0 をオフする。これにより、第1グローバル線
GBL0 から第2メモリセルブロックブロック710−
B及び第3メモリセルブロック710−Cが切り離され
る。
【0111】次に、時刻t2において、第1ワード線W
LA0 、第2ワード線WLA1 をVhレベルにする。こ
れにより、第1メモリセルMA0 、第2メモリセルMA
1 の第1MOSトランジスタTA0 、第2MOSトラン
ジスタTA1 がオンして、第1強誘電体キャパシタCA
0 、第2強誘電体キャパシタCA1 の一方の端子が、第
1ビット線BLA0 、第2ビット線BLA1 と導通す
る。第1ワード線WLA0 、第2ワード線WLA1 をH
レベルではなくVhレベルにするのは、第1MOSトラ
ンジスタTA0 、第2MOSトランジスタTA1 は、出
力電圧(ドレイン電圧)が入力電圧(ソース電圧)より
もVtだけ低くなるからである。
【0112】続いて、時刻t3で、第1プレート線PL
A0 をHレベルにする。これにより、この第1プレート
線PLA0 の電圧が、第1強誘電体キャパシタCA0 、
第2強誘電体キャパシタCA1 及び第1MOSトランジ
スタTA0 、第2MOSトランジスタTA1 を介して、
第1ビット線BLA0 、第2ビット線BLA1 に印加さ
れる。これにより、第1ビット線BLA0 、第2ビット
線BLA1 に、読み出し電圧(V0 またはVS1 )が発
生する。上述のように、各メモリセルブロック710−
A、710−B、710−Cのビット線のうち、第2グ
ローバルビット線GBL1 側のビット線はグローバルビ
ット線に接続されているので、第2グローバルビット線
GBL1 の寄生キャパシタンスは十分に大きい。このた
め、読み出しマージンΔV=VS1 −V0 も、大きくな
る。
【0113】時刻t5では、活性化信号線SAEをHレ
ベルにして、センスアンプSAを活性化する。これによ
り、第1グローバルビット線GBL0 、第2グローバル
ビット線GBL1 の電圧が増幅される。
【0114】続いて、時刻t6に、選択線SELをHレ
ベルにする。これにより、第1ビット線選択トランジス
タSET0 、第2ビット線選択トランジスタSET1 が
オンし、第1グローバルビット線GBL0 、第2グロー
バルビット線GBL1 の電圧が、データバス720に出
力される。
【0115】次に、時刻t7に、第1プレート線PLA
0 の電圧をLレベルに戻す。
【0116】そして、時刻t8に、プリチャージ制御線
PCHGの電圧をHレベルに戻すとともに、活性化信号
線SAE、選択線SELの電圧をLレベルにする。これ
により、第1プリチャージトランジスタPCT0 、第2
プリチャージトランジスタPCT1 がオンして第1グロ
ーバルビット線GBL0 、第2グローバルビット線GB
L1 を接地するとともに、センスアンプSAが読み出し
データを出力しなくなる。また、時刻t8には、第3切
り替え制御線SWB0 、第5切り替え制御線SWC0
が、Hレベルに戻される。これにより、第3スイッチト
ランジスタSWBT0 、第5スイッチトランジスタSW
CT0 がオンするので、第3ビット線BLB0 、第5ビ
ット線BLC0 は第1グローバルビット線GBL0 に接
続される。
【0117】時刻t9には、第1ワード線WLA0 、第
2ワード線WLA1 の電圧をLレベルにして、第1MO
SトランジスタTA0 、第2MOSトランジスタTA1
をオフさせる。これにより、読み出し動作が終了する。
【0118】この読み出し電圧を検出することにより、
不良メモリセルを選別する。
【0119】なお、第1メモリセルブロック710−A
の他のメモリセル(図示せず)から記憶データを読み出
す動作も、上述のメモリセルMA1 からの読み出し動作
とほぼ同様である。
【0120】一方、他のメモリセルブロック710−
B、710−Cから記憶データを読み出す場合には、ビ
ット線選択トランジスタ等が異なることを除いて、上述
のメモリセルMA1 からの読み出し動作と同様である。
【0121】この実施の形態の強誘電体メモリを、通常
モードで使用するには、アクセスする側のスイッチトラ
ンジスタ(SWAT0 及びSWAT1 、又はSWBT0
及びSWBT1 )のみを’H’状態に保持することで、
従来通りデータの書き込み又は読み出しを行うことがで
きる。
【0122】このように、この実施の形態に係る強誘電
体メモリでは、第1の実施の形態に係る強誘電体メモリ
と同様の理由により、”1”データを格納する側のビッ
トラインの容量(キャパシタンス)を大きくすること
で、使用により経時的に劣化するであろうメモリセルの
読み出しマージンを、見かけ上、減少させることができ
る。従って、初期には不良が顕在化していないが経時的
に不良化するであろうメモリセルを、長時間の劣化加速
試験等を行うことなく、選別することが可能となる。
【0123】さらにこの実施の形態の強誘電体メモリに
よると、1対のメモリセルが、2つのスイッチトランジ
スタの組により、それぞれブロック化されることで、所
望のビット線(部分線)の容量(キャパシタンス)を任
意自在に制御することが可能となっている。従って、選
別条件をきめ細やかに設定することができるので、より
正確な不良メモリセルの選別が可能となる。
【0124】第3の実施の形態の強誘電体メモリの別の
動作例2を、図11を参照して説明する。図11は、第
3の実施の形態の強誘電体メモリの動作例2を示すタイ
ミングチャートである。図10のタイミングチャートに
より説明した動作と異なるのは、図11中、時刻t4に
おいて、第4スイッチトランジスタSWBT1 及び第6
スイッチトランジスタSWCT1 をオフして、互いに接
続されていた第4ビット線BLB1 及び第6ビット線B
LC1 を第2グローバルビット線GBL1 から切り離す
動作を加えたことである。これにより、センスアンプ増
幅時(時刻t5参照)のビット線の容量(キャパシタン
ス)を、データ読み出し時の容量の半分か、又は切り離
すブロックの数を制御することにより1/2以下にする
ことができる。従って、センスアンプSAの消費電力を
大幅に低減することができる。
【0125】上述のように、この実施の形態では、各メ
モリセルブロック710−A、710−B、710−C
のメモリセル数とを同一とした。しかし、これらのブロ
ックのメモリセル数は同一でなくてもよい。
【0126】また、上述の全ての実施の形態において、
2T2C/bit方式のメモリセルを例に採って説明し
たが、例えば1T1C/bit方式のメモリセルにおい
ても、この発明の構成を適用することはもちろん可能で
ある。
【0127】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、従来、製造直後には欠陥が顕在化していないた
めに、長時間の加速劣化試験によらねば不良セルとして
選別することができなかった不良強誘電体メモリセルを
選別することができる回路構造を具えた強誘電体メモリ
を提供する。また、上述した回路構造を具えた強誘電体
メモリを用いて、効率的に選別を行うための方法を提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の強誘電体メモリの構成を示
す回路図である。
【図2】第1の実施の形態の強誘電体メモリの動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図3】強誘電体メモリの状態偏移及び読み出し電圧の
様子を示す概略図である。
【図4】強誘電体メモリの状態偏移及び選別モードでの
読み出し電圧の様子を示す概略図である。
【図5】第1の実施の形態の強誘電体メモリの動作の別
の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】第2の実施の形態の強誘電体メモリの構成を示
す回路図である。
【図7】第2の実施の形態の強誘電体メモリの動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図8】第2の実施の形態の強誘電体メモリの動作の別
の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】第3の実施の形態の強誘電体メモリの構成を示
す回路図である。
【図10】第3の実施の形態の強誘電体メモリの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図11】第3の実施の形態の強誘電体メモリの動作の
別の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】従来の強誘電体メモリの構成を示す回路図で
ある。
【図13】従来の強誘電体メモリの動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図14】強誘電体キャパシタの状態偏移を説明するた
めの概念図である。
【図15】強誘電体メモリの特性を説明するためのグラ
フである。
【符号の説明】
100、300、700 強誘電体メモリ 110、310、710−A 第1メモリセルブロック 120、320 710−B 第2メモリセルブロック 710−C 第3メモリセルブロック MU0 、ML0 、MA0 、M0 第1メモリセル MU1 、ML1 、MA1 、M1 第2メモリセル T0 第1選択トランジスタ T1 第2選択トランジスタ TU0 、TL0 、TA0 第1MOSトランジスタ TU1 、TL1 、TA1 第2MOSトランジスタ CU0 、CL0 、CA0 、C0 第1強誘電体キャパシ
タ CU1 、CL1 、CA1 、C1 第2強誘電体キャパシ
タ PLU0 、PLL0 、PLA0 、PL0 第1プレート
線 PCTU0 、PCT0 第1プリチャージトランジスタ PCTU1 、PCT1 第2プリチャージトランジスタ PCTL0 第3プリチャージトランジスタ PCTL1 第4プリチャージトランジスタ PCHG プリチャージ制御線 PCHGU 第1プリチャージ制御線 PCHGL 第2プリチャージ制御線 SETU0 、SET0 第1ビット線選択トランジスタ SETU1 、SET1 第2ビット線選択トランジスタ SETL0 第3ビット線選択トランジスタ SETL1 第4ビット線選択トランジスタ SA センスアンプ SAU 第1センスアンプ SAL 第2センスアンプ SWUT0 、SWAT0 、SWT0 第1スイッチトラ
ンジスタ SWUT1 、SWAT1 、SWT1 第2スイッチトラ
ンジスタ SWLT0 、SWBT0 第3スイッチトランジスタ SWLT1 、SWBT1 第4スイッチトランジスタ SWCT0 第5スイッチトランジスタ SWCT1 第6スイッチトランジスタ WLU0 、WLL0 、WLA0 、WL0 第1ワード線 WLU1 、WLL1 、WLA1 、WL1 第2ワード線 BLU0 、BLL0 、BLA0 、BL0 第1ビット線 BLU1 、BLL1 、BLA1 、BL1 第2ビット線 BLB0 第3ビット線 BLB1 第4ビット線 BLC0 第5ビット線 BLC1 第6ビット線 GBL0 第1グローバルビット線 GBL1 第2グローバルビット線 SAE 活性化信号線 SAEU 第1活性化信号線 SAEL 第2活性化信号線 SEL 選択線 SELU 第1選択線 SELL 第2選択線 SWU0 、SWA0 、SW0 第1切り替え制御線 SWU1 、SWA1 、SW1 第2切り替え制御線 SWL0 、SWB0 第3切り替え制御線 SWL1 、SWB1 第4切り替え制御線 SWC0 第5切り替え制御線 SWC1 第6切り替え制御線 Gbl、GblS 容量直線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置され、相補的二値化
    データを強誘電体キャパシタの分極状態として記憶す
    る、複数のメモリセル対と、 同一列の前記メモリセル対にそれぞれ接続された、複数
    のビット線対と、 前記メモリセル対を列単位で電圧制御して、前記相補的
    二値化データに応じた電圧を前記ビット線対に出力させ
    る、複数のワード線対及び複数のプレート線と、 前記ビット線対に出力された前記電圧を増幅するセンス
    アンプと、 不良メモリセルの選別時には、前記ビット線対のそれぞ
    れのビット線に所定数のメモリセルを電気的に接続又は
    切断するために、該ビット線のそれぞれに設けられたス
    イッチトランジスタとを含むことを特徴とする強誘電体
    メモリ。
  2. 【請求項2】 1個又は2個以上の前記メモリセル対の
    メモリセルがそれぞれ接続されるように、複数に分割さ
    れている部分線対からなる前記ビット線対と、 前記部分線対それぞれが共有する1つのセンスアンプ
    と、 不良メモリセルの選別時には、前記ビット線対のそれぞ
    れのビット線に所定数のメモリセルを電気的に接続する
    ために、前記部分線対の部分線同士の電気的な接続又は
    切断を切り替えるスイッチトランジスタとを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】 1個又は2個以上の前記メモリセルがそ
    れぞれ接続された複数の支線対と、該支線対が接続され
    るグローバル線対とを具えたビット線対と、前記グロー
    バル線対の電圧を増幅するように構成されているセンス
    アンプと、不良メモリセルの選別時には、それぞれの支
    線とグローバル線との電気的な接続又は切断を切り替え
    るスイッチトランジスタとを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の強誘電体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記ビット線対が直線状に配置され、前
    記グローバル線対が、該ビット線対の上層又は下層に配
    置されることを特徴とする請求項3に記載の強誘電体メ
    モリ。
  5. 【請求項5】 互いに交差して配置される第1のワード
    線及びビット線対と、該第1のワード線と平行して配置
    され所定のタイミングで選択的に選択レベルとされる第
    1のプレート線と、前記第1のワード線に接続されるゲ
    ートを有する第1のトランジスタと、一方の電極は該第
    1のトランジスタに接続され他方の電極は該第1のプレ
    ート線に接続される第1の強誘電体キャパシタとを含む
    第1のメモリセルアレイと、 互いに交差して配置される第2のワード線及び前記ビッ
    ト線対と、該第2のワード線と平行して配置され所定の
    タイミングで選択的に選択レベルとされる第2のプレー
    ト線と、前記第2のワード線に接続されるゲートを有す
    る第2のトランジスタと、一方の電極は該第2のトラン
    ジスタに接続され他方の電極は該第2のプレート線に接
    続される第2の強誘電体キャパシタとを含む第2のメモ
    リセルアレイと、 前記ビット線対の各ビット線に設けられ、前記第1のメ
    モリセルアレイと前記第2のメモリセルアレイとを電気
    的に接続することにより一方のビット線の容量を他方の
    ビット線の容量より大きくするスイッチと、 前記ビット線対に出力される信号をそれぞれ増幅するセ
    ンスアンプとを具備することを特徴とする強誘電体メモ
    リ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の強誘電
    体メモリの不良メモリセルを選別するに当たり、 被選別メモリセルに接続されたビット線のキャパシタン
    スを増大させる工程を含むことを特徴とする不良メモリ
    セルの選別方法。
  7. 【請求項7】 スイッチトランジスタにより、前記ビッ
    ト線を構成する部分線を接続することでキャパシタンス
    を増大させる工程を含むことを特徴とする請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 被選別メモリセルに接続されたビット線
    のキャパシタンスを増大させてビット線の電圧を検出し
    た後に、消費電力を低減するために、前記被選別メモリ
    セルに接続された前記ビット線を前記部分線に分割する
    ことで再び電気的に切り離す工程をさらに含むことを特
    徴とする請求項7に記載の方法。
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