WO2014080756A1 - 半導体装置 - Google Patents

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永田 恭一
松本 康寛
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Definitions

  • connection signal TG1 and the selection signals SEL3 and SEL4 are activated.
  • the hierarchical switch HSW1 and the selection switches SELSW3 and SELSW4 are turned on, the data held in the global sense amplifier GSA is restored to the memory cell MC1 via the hierarchical switch HSW1 and held in the hierarchical sense amplifier HSA.
  • the stored data is restored to the memory cell MC3 via the selection switch SELSW3.
  • the write operation of the semiconductor device according to the present embodiment is basically the same as the read operation shown in FIG.
  • write data is input at time t16, which inverts the potentials of the global bit lines GBLT and GBLB. Therefore, in the restore operation performed during the period from time t171 to time t172, the write data held in the global sense amplifier GSA is written into the memory cell MC1 via the hierarchical switch HSW1.
  • the write operation for the memory cell MC1 and the restore operation for the memory cell MC3 are executed simultaneously, but it is not necessary to execute them simultaneously.

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Abstract

【課題】階層ビット線構造を有する半導体装置において安定したセンス動作を行う。 【解決手段】ワード線WL1,WL2とローカルビット線LBL1,LBL2との交点に配置されたメモリセルMC1,MC2と、ローカルビット線LBL1,LBL2とグローバルビット線GBLTとの間にそれぞれ接続された階層スイッチHSW1,HSW2と、信号ノードN1,N2間に生じている電位差を増幅する階層センスアンプHSAとを備え、信号ノードN1,N2はそれぞれローカルビット線LBL1,LBL2に接続される。本発明によれば、階層センスアンプHSAが差動形式の回路であることから、安定したセンス動作を行うことが可能となる。また、複数のローカルビット線に対して1個の階層センスアンプを割り当てることができることから、階層センスアンプの数を削減することも可能となる。

Description

半導体装置
 本発明は半導体装置に関し、特に、ビット線が階層化された半導体装置に関する。
 DRAM(Dynamic Random Access Memory)に代表される半導体装置の中には、ビット線がローカルビット線とグローバルビット線に階層化されたものが存在する(特許文献1参照)。ローカルビット線は下位のビット線であり、メモリセルに接続される。一方、グローバルビット線は上位のビット線であり、グローバルセンスアンプに接続される。ビット線を階層化すると、比較的電気抵抗の高いローカルビット線の配線長を短縮しつつ、1つのグローバルセンスアンプに割り当てられるメモリセル数を増やすことが可能となる。
 特許文献1に記載された半導体装置は、ローカルビット線に接続されたローカルセンスアンプ(LSA)を備えている。
特開2008-262632号公報
 しかしながら、特許文献1に記載されたローカルセンスアンプは、縦型MOSトランジスタからなる入力トランジスタのゲートにローカルビット線が接続された、いわゆるシングルエンド型のセンスアンプであることから、ローカルセンスアンプに含まれる入力トランジスタの特性ばらつきによってセンスマージンが変化するため、製造時におけるプロセスコントロールが難しいという問題があった。また、特許文献1においては、ローカルビット線ごとにローカルセンスアンプを割り当てる必要があるという問題もあった。
 本発明による半導体装置は、グローバルビット線と、前記グローバルビット線上の信号を増幅するグローバルセンスアンプと、第1及び第2のローカルビット線と、それぞれ前記第1及び第2のローカルビット線の少なくとも一方と交差する複数のワード線と、前記複数のワード線と前記第1及び第2のローカルビット線との交点に配置された複数のメモリセルと、前記第1及び第2のローカルビット線と前記グローバルビット線との間にそれぞれ接続された第1及び第2の階層スイッチと、第1及び第2の信号ノードを有し、前記第1及び第2の信号ノード間に生じている電位差を増幅する階層センスアンプと、を備え、前記第1の信号ノードは前記第1のローカルビット線に接続され、前記第2の信号ノードは前記第2のローカルビット線に接続されることを特徴とする。
 本発明によれば、ローカルビット線に接続された階層センスアンプが差動形式の回路であることから、安定したセンス動作を行うことが可能となる。また、複数のローカルビット線に対して1個の階層センスアンプを割り当てることができることから、階層センスアンプの数を削減することも可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるメモリセルアレイ領域10の回路構成を説明するための回路図である。 本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置のロウアクセス時における動作を説明するための動作波形図である。 本発明者が発明に至る過程で考えたプロトタイプによる階層センスアンプHSAxの回路構成を説明するための回路図である。 プロトタイプによる階層センスアンプHSAxを用いた場合におけるレイアウトを説明するための模式図である。 本発明の好ましい第1の実施形態による階層センスアンプHSAを用いた場合におけるレイアウトの第1例を説明するための模式図である。 本発明の好ましい第1の実施形態による階層センスアンプHSAを用いた場合におけるレイアウトの第2例を説明するための模式図である。 図2に示した階層センスアンプHSAを一般化した図である。 本発明の第2の実施形態によるメモリセルアレイ領域10の回路構成を説明するための回路図である。 本発明の第2の実施形態による半導体装置のリード動作時における動作を説明するための動作波形図である。 本発明の第2の実施形態による半導体装置のライト動作時における動作を説明するための動作波形図である。 本発明の第3の実施形態によるメモリセルアレイ領域10の回路構成を説明するための回路図である。 本発明の第3の実施形態による半導体装置のリード動作時における動作を説明するための動作波形図である。 本発明の第3の実施形態による半導体装置のリード動作時における動作の変形例を説明するための動作波形図である。
 以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
 図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置の構成を示すブロック図である。
 図1に示すように、本実施形態による半導体装置はDRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、メモリセルアレイ領域10を有している。詳細については後述するが、メモリセルアレイ領域10内においては、階層化されたグローバルビット線及びローカルビット線が設けられており、ワード線とローカルビット線との交点にメモリセルが配置される。ワード線の選択はロウ系制御回路11によって行われ、グローバルビット線及びローカルビット線の選択はカラム系制御回路12によって行われる。また、グローバルビット線とローカルビット線との間には、後述する階層スイッチが接続されており、その制御についてもロウ系制御回路11によって行われる。
 ロウ系制御回路11には、ロウアドレスバッファ13を介してロウアドレスRAが供給される。また、カラム系制御回路12には、カラムアドレスバッファ14を介してカラムアドレスCAが供給される。ロウアドレスRA及びカラムアドレスCAはいずれも外部から供給されるアドレス信号ADDであり、ロウアドレスバッファ13及びカラムアドレスバッファ14のいずれに入力されるかは、制御回路18によって制御される。制御回路18は、外部コマンドCMDをデコードするコマンドデコーダ17の出力に基づいて、各種機能ブロックを制御する回路である。具体的には、外部コマンドCMDがアクティブコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはロウアドレスバッファ13に供給される。また、外部コマンドCMDがリードコマンド又はライトコマンドを示している場合、アドレス信号ADDはカラムアドレスバッファ14に供給される。
 したがって、アクティブコマンド及びリードコマンドをこの順に発行するとともに、これらに同期してロウアドレスRA及びカラムアドレスCAを入力すれば、これらアドレスによって指定されるメモリセルからデータDQを読み出すことができる。また、アクティブコマンド及びライトコマンドをこの順に発行するとともに、これらに同期してロウアドレスRA及びカラムアドレスCAを入力すれば、これらアドレスによって指定されるメモリセルにデータDQを書き込むことができる。データDQの読み出し及び書き込みは、入出力制御回路15及びデータバッファ16を介して行われる。
 また、本実施形態による半導体装置にはモードレジスタ19が設けられており、その設定値は制御回路18に供給される。モードレジスタ19には、本実施形態による半導体装置の動作モードを示すパラメータが設定される。
 図2は、本発明の第1の実施形態によるメモリセルアレイ領域10の回路構成を説明するための回路図である。
 図2に示すように、メモリセルアレイ領域10内には一対のグローバルビット線GBLT,GBLBと、これらグローバルビット線GBLT,GBLB間に生じている電位差を増幅するグローバルセンスアンプGSAが含まれている。図2には1つのグローバルセンスアンプGSAのみを図示しているが、実際には多数のグローバルセンスアンプGSAがメモリセルアレイ領域10に含まれていることは言うまでもない。
 グローバルセンスアンプGSAはいわゆるフリップフロップ構成を有しており、クロスカップルされたPチャンネルMOSトランジスタのソースにはトランジスタTSAP1を介して電源電位VARYが供給され、クロスカップルされたNチャンネルMOSトランジスタのソースにはトランジスタTSAN1を介して接地電位VSSが供給される。トランジスタTSAP1,TSAN1のゲート電極にはそれぞれセンス活性化信号SAP1,SAN1が供給される。そして、一方の信号ノードN3がグローバルビット線GBLTに接続され、他方の信号ノードN4がグローバルビット線GBLBに接続されている。かかる構成により、センス活性化信号SAP1,SAN1が活性化されると、一対のグローバルビット線GBLT,GBLB間に生じている電位差に基づき、一方が電源電位VARYに駆動され、他方が接地電位VSSに駆動されることになる。
 信号ノードN3,N4は、カラムスイッチYSWを介してローカルI/O線対LIOT,LIOBに接続されている。カラムスイッチYSWは、カラム選択信号YSに応答してオンする。したがって、リード動作時においては、グローバルセンスアンプGSAによって読み出されたリードデータがカラムスイッチYSWを介してローカルI/O線対LIOT,LIOBに転送される。また、ライト動作時においては、ローカルI/O線対LIOT,LIOBを介して供給されるライトデータがカラムスイッチYSWを介してグローバルビット線GBLT,GBLBに転送される。さらに、信号ノードN3,N4間にはイコライズ回路EQ1が接続されている。イコライズ回路EQ1にはイコライズ信号BLEQ1が供給されており、これが活性化するとグローバルビット線GBLT,GBLBは中間電位VBLPにプリチャージされる。中間電位VBLPは、電源電位VARYと接地電位VSSとの間の電位(=(VARY+VSS)/2)である。
 グローバルビット線GBLTには階層センスアンプHSAが接続されている。図2にはグローバルビット線GBLTに接続された階層センスアンプHSAが1つだけ示されているが、実際には2又はそれ以上の階層センスアンプHSAを接続することが可能である。また、図2には示していないが、グローバルビット線GBLBにも階層センスアンプHSAが接続されている。
 階層センスアンプHSAは、グローバルセンスアンプGSAと同様のフリップフロップ構成を有しており、クロスカップルされたPチャンネルMOSトランジスタのソースにはトランジスタTSAP0を介して電源電位VARYが供給され、クロスカップルされたNチャンネルMOSトランジスタのソースにはトランジスタTSAN0を介して接地電位VSSが供給される。トランジスタTSAP0,TSAN0のゲート電極にはそれぞれセンス活性化信号SAP0,SAN0が供給される。かかる構成により、センス活性化信号SAP0,SAN0が活性化されると、信号ノードN1,N2間に生じている電位差に基づき、一方が電源電位VARYに駆動され、他方が接地電位VSSに駆動されることになる。
 信号ノードN1,N2間にはイコライズ回路EQ0が接続されている。イコライズ回路EQ0にはイコライズ信号BLEQ0が供給されており、これが活性化すると信号ノードN1,N2が中間電位VBLPにプリチャージされる。
 階層センスアンプHSAの信号ノードN1は、選択スイッチSELSW1,SELSW3を介してローカルビット線LBL1,LBL3に接続されている。同様に、階層センスアンプHSAの信号ノードN2は、選択スイッチSELSW2,SELSW4を介してローカルビット線LBL2,LBL4に接続されている。これらローカルビット線LBL1~LBL4は、それぞれ階層スイッチHSW1~HSW4を介してグローバルビット線GBLTに接続されている。階層スイッチHSW1~HSW4はNチャンネル型MOSトランジスタからなり、それぞれ接続信号TG1~TG4に応答して導通する。また、選択スイッチSELSW1~SELSW4もNチャンネル型MOSトランジスタからなり、それぞれ選択信号SEL1~SEL4に応答して導通する。
 図2に示すように、ローカルビット線LBL1,LBL3はサブマットSMAT1に属し、ローカルビット線LBL2,LBL4はサブマットSMAT2に属している。図2にはサブマットSMAT1に割り当てられた1本のワード線WL1と、サブマットSMAT2に割り当てられた1本のワード線WL2のみが図示されているが、実際には、各サブマットSMAT1,SMAT2に複数のワード線が割り当てられている。サブマットSMAT1に割り当てられたワード線WL1はローカルビット線LBL1,LBL3と交差し、サブマットSMAT2に割り当てられたワード線WL2はローカルビット線LBL2,LBL4と交差する。
 ワード線とローカルビット線の各交点には、DRAMのメモリセルが配置されている。図2には、ワード線WL1とローカルビット線LBL1,LBL3との交点にそれぞれ配置されたメモリセルMC1,MC3と、ワード線WL2とローカルビット線LBL2,LBL4との交点にそれぞれ配置されたメモリセルMC2,MC4のみが図示されているが、実際にはより多数のメモリセルMCが各サブマット内に設けられている。メモリセルMC1~MC4は、対応するローカルビット線LBLとプレート配線VPLTとの間にセルトランジスタTRとセルキャパシタCが直列接続された構成を有しており、セルトランジスタTRのゲート電極は対応するワード線WLに接続されている。
 以上がメモリセルアレイ領域10の回路構成である。次に、本実施形態による半導体装置の動作について説明する。
 既に説明したとおり、本実施形態による半導体装置へのアクセスは、アクティブコマンド及びリードコマンド又はライトコマンドをこの順に発行するとともに、これらに同期してロウアドレスRA及びカラムアドレスCAを入力することにより行う。ここで、アクティブコマンドに同期してロウアドレスRAを入力すると、ロウアクセス、つまりワード線の選択動作及びこれに伴うセンス動作が行われ、リードコマンド又はライトコマンドに同期してカラムアドレスCAを入力すると、カラムアクセス、つまりグローバルセンスアンプGSAの選択動作及びこれに伴うリードデータ又はライトデータの入出力動作が行われる。このうち、本実施形態による半導体装置は、ロウアクセス時における動作に特徴があるため、以下、ロウアクセス時における動作について詳細に説明する。
 図3は、本実施形態による半導体装置のロウアクセス時における動作を説明するための動作波形図である。
 図3に示す時刻t10以前の期間T0は、ロウアクセスが行われる前のプリチャージ期間である。期間T0においては、選択信号SEL1~SEL4は全てハイレベル、接続信号TG1~TG4は全てローレベルである。つまり、グローバルビット線GBLTとローカルビット線LBL1~LBL4は切断され、階層センスアンプHSAとローカルビット線LBL1~LBL4は接続された状態である。また、イコライズ信号BLEQ0,BLEQ1はいずれもハイレベルであり、このため、グローバルビット線GBLT及びローカルビット線LBL1~LBL4はいずれも中間電位VBLPにプリチャージされている。
 この状態でアクティブコマンドに同期してロウアドレスRAが入力されると、図1に示した制御回路18及びロウ系制御回路11は、以下に説明するロウアクセスを開始する。以下の説明においては、図2に示したメモリセルMC1を示すロウアドレスRAが入力された場合を例に説明する。尚、以下の動作は、主に制御回路18及びロウ系制御回路11による制御のもとに実行される。
 メモリセルMC1を示すロウアドレスRAが入力されると、時刻t10においてイコライズ信号BLEQ0をローレベルに変化させるとともに、選択信号SEL3,SEL4をローレベルに変化させる。これにより、ローカルビット線LBL1~LBL4のプリチャージ状態が解除されるとともに、ローカルビット線LBL3,LBL4が階層センスアンプHSAから切り離される。ローカルビット線LBL1,LBL2は階層センスアンプHSAに接続されたままの状態である。この動作は、時刻t11まで継続される。時刻t10~t11の期間T1は、プリチャージ状態を解除するための期間である。
 時刻t11になると、ワード線WL1がVKKレベルからVPPレベルに変化する。VPPレベルとは、メモリセルMCに含まれるセルトランジスタTRをオンさせる電位であり、これによりメモリセルMC1,MC3を構成するセルキャパシタCがそれぞれ対応するローカルビット線LBL1,LBL3に接続される。
 ここで、図3における符号Aは、メモリセルMC1,MC3にそれぞれハイレベル及びローレベルのデータが保持されていた場合の動作を示しており、このうち、符号A1は階層センスアンプHSAの信号ノードN1,N2の電位変化を示し、符号A2はメモリセルMC1のストレージノードSN1、ローカルビット線LBL1及びグローバルビット線GBLT,GBLBの電位変化を示し、符号A3はメモリセルMC3のストレージノードSN3及びローカルビット線LBL3の電位変化を示している。この点は、後述する図10、図11、図13及び図14においても同様である。一方、符号Bは、メモリセルMC1,MC3にそれぞれローレベル及びハイレベルのデータが保持されていた場合の動作を示しており、このうち、符号B1~B3が示す波形は符号A1~A3が示す波形に対応している。
 図3の符号Aに示すように、メモリセルMC1,MC3にそれぞれハイレベル及びローレベルのデータが保持されていた場合には、ワード線WL1がVPPレベルに活性化されると、チャージシェアによってローカルビット線LBL1の電位が中間電位VBLPから僅かに上昇し、ローカルビット線LBL3の電位が中間電位VBLPから僅かに低下する。逆に、符号Bに示すように、メモリセルMC1,MC3にそれぞれローレベル及びハイレベルのデータが保持されていた場合には、ワード線WL1がVPPレベルに活性化されると、チャージシェアによってローカルビット線LBL1の電位が中間電位VBLPから僅かに低下し、ローカルビット線LBL3の電位が中間電位VBLPから僅かに上昇する。当該期間T2においては、選択スイッチSELSW1はオン、選択スイッチSELSW3はオフしていることから、前者のケースでは符号A1に示すように信号ノードN1の電位が上昇し、後者のケースでは符号B1に示すように信号ノードN1の電位が低下する。尚、いずれのケースにおいても、信号ノードN2の電位は中間電位VBLPのままである。
 そして、時刻t12になると、センス活性化信号SAP0,SAN0が活性化され、信号ノードN1,N2間に生じている電位差が増幅される。したがって、符号A1に示すケースの場合、ローカルビット線LBL1が電源電位VARYに駆動され、ローカルビット線LBL2が接地電位VSSに駆動される。逆に、符号B1に示すケースの場合、ローカルビット線LBL1が接地電位VSSに駆動され、ローカルビット線LBL2が電源電位VARYに駆動される。いずれのケースにおいても、選択スイッチSELSW3はオフしていることから、ローカルビット線LBL3の電位はセンス活性化信号SAP0,SAN0が活性化されても変化しない。
 また、上記のセンス動作と並行して、イコライズ信号BLEQ1をローレベルに変化させることにより、グローバルビット線GBLT,GBLBのプリチャージ状態を解除する。これらの動作は、時刻t13まで継続される。時刻t12~t13の期間T3は、ローカルビット線LBL1の電位を増幅するための期間である。
 そして、時刻t13になると接続信号TG1がVPPレベルに活性化し、階層スイッチHSW1がオンする。他の接続信号TG2~TG4は非活性状態に保たれる。これにより、ローカルビット線LBL1がグローバルビット線GBLTに接続され、両者間においてチャージシェアが行われる。したがって、符号A2に示すケースにおいてはグローバルビット線GBLTの電位が上昇し、符号B2に示すケースにおいてはグローバルビット線GBLTの電位が低下することになる。いずれの場合も、他方のグローバルビット線GBLBの電位は中間電位VBLPに保たれていることから、グローバルセンスアンプGSAの信号ノードN3,N4間には電位差が生じることになる。
 時刻t14になるとセンス活性化信号SAP1,SAN1が活性化され、信号ノードN3,N4間に生じている電位差が増幅される。したがって、符号A2に示すケースの場合、グローバルビット線GBLTが電源電位VARYに駆動され、グローバルビット線GBLBが接地電位VSSに駆動される。逆に、符号B2に示すケースの場合、グローバルビット線GBLTが接地電位VSSに駆動され、グローバルビット線GBLBが電源電位VARYに駆動される。その結果、メモリセルMC1から読み出されたデータは、グローバルセンスアンプGSA及び階層センスアンプHSAによって直ちにリストアされる。
 その後は、プリチャージコマンドが発行されるまで(時刻t18まで)、センス状態が維持される。したがって、リードコマンド又はライトコマンドに同期してカラムアドレスCAを入力すれば、カラムアクセスを実行することが可能となる。
 カラムアクセスを実行している間、メモリセルMC3から読み出されたデータのリストアを行う。まず、時刻t15において選択信号SEL1,SEL2をローレベルに変化させるとともに、イコライズ信号BLEQ0を活性化させる。これにより、全ての選択スイッチSELSW1~SELSW4がオフ状態となるとともに、階層センスアンプHSA内の信号ノードN1,N2が再び中間電位VBLPにプリチャージされる。この動作は、時刻t16まで継続される。時刻t15~t16の期間T6は、メモリセルMC3に対するデータのリストアを行うための再プリチャージ期間である。
 次に、時刻t16において選択信号SEL3,SEL4をハイレベルに変化させる。これにより、選択スイッチSELSW3,SELSW4がオンするため、階層センスアンプHSAの信号ノードN1,N2にそれぞれローカルビット線LBL3,LBL4が接続されることになる。したがって、図3の符号A1で示すケースでは信号ノードN1の電位が中間電位VBLPから僅かに低下し、符号B1で示すケースでは信号ノードN1の電位が中間電位VBLPから僅かに上昇する。
 そして、時刻t17になると、センス活性化信号SAP0,SAN0が再び活性化され、信号ノードN1,N2間に生じている電位差が増幅される。したがって、符号A1に示すケースの場合、ローカルビット線LBL3が接地電位VSSに駆動され、ローカルビット線LBL4が電源電位VARYに駆動される。逆に、符号B1に示すケースの場合、ローカルビット線LBL3が電源電位VARYに駆動され、ローカルビット線LBL4が接地電位VSSに駆動される。これによりメモリセルMC3から読み出されたデータが正しくリストアされる。
 その後、プリチャージコマンドが発行されると、時刻t18においてワード線WL1を非活性化するとともに、選択信号SEL1~SEL4を全てハイレベル、接続信号TG1~TG4を全てローレベルとする。また、イコライズ信号BLEQ0,BLEQ1をいずれもハイレベルとする。つまり、時刻t10以前と同じ状態に戻り、次のロウアクセスを実行可能な状態となる。
 以上が本実施形態による半導体装置の動作である。このように、本実施形態による半導体装置は、階層センスアンプHSAが差動形式であるフリップフロップ回路構成を有していることから、安定したセンス動作を行うことが可能となる。
 また、階層センスアンプHSA自体がリストア動作を行うことができるため、アクセス対象となるメモリセルMC(図3の例ではMC1)の読み出し動作と並行して、アクセス対象とならないメモリセルMC(図3の例ではMC3)のリストア動作を行うことが可能となる。このことは、メモリセルMC1に対応するワード線とメモリセルMC3に対応するワード線を分離する必要がないことを意味するため、アレイ構成を簡素化することが可能となる。しかも、アクセス対象となるメモリセルMC1へのカラムアクセスに並行して、アクセス対象とならないメモリセルMC3へのリストア動作を実行することができるため、かかるリストア動作によってアクセス効率が低下することもない。
 さらに、1個の階層センスアンプHSAに2対またはそれ以上のローカルビット線を割り当てることができるため、階層センスアンプHSAの配列ピッチを拡大することも可能となる。さらに、1本のグローバルビット線GBLにより多くのローカルビット線LBLを割り当てることができるため、グローバルセンスアンプGSAの数を削減することも可能となる。
 図4は、本発明者が発明に至る過程で考えたプロトタイプによる階層センスアンプHSAxの回路構成を説明するための回路図である。
 図4に示す階層センスアンプHSAxは、信号ノードNxとローカルビット線LBL1,LBL2との間にそれぞれ接続されたコントロールトランジスタCT1,CT2と、グローバルビット線GBLxと信号ノードNxとの間に接続されたライトトランジスタWTと、グローバルビット線GBLxとセンストランジスタSTとの間に接続されたリードトランジスタRTとを備える。センストランジスタSTのゲート電極は信号ノードNxに接続されており、このため、信号ノードNxの電位がセンストランジスタSTのしきい値を超えている場合、グローバルビット線GBLxはリードトランジスタRTを介して低電位VSNLにディスチャージされる。
 階層センスアンプHSAxの動作は次の通りである。まず、プリチャージトランジスタPC1,PC2をオンさせることによって、ローカルビット線LBL1,LBL2を低電位VSNLにプリチャージした後、プリチャージ状態を解除する。次に、例えばワード線WL1を活性化させることによって、メモリセルMC1に保持されているデータをローカルビット線LBL1に読み出す。
 ここで、メモリセルMC1に保持されているデータがローレベルである場合、ローカルビット線LBL1の電位は低電位VSNLに保たれるため、ローカルビット線LBL1をソース側とするコントロールトランジスタCT1がしきい値を超えた状態となり、オンする。これにより、信号ノードNxの電位が低下するため、センストランジスタSTはオフする。この場合、リードトランジスタRTがオンしてもグローバルビット線GBLTxの電位は変化しない。
 一方、メモリセルMC1に保持されているデータがハイレベルである場合、ローカルビット線LBL1の電位は低電位VSNLから僅かに上昇する。このため、ローカルビット線LBL1をソース側とするコントロールトランジスタCT1がしきい値を超えない状態となり、オフする。これにより、信号ノードNxの電位はプリチャージ状態に維持されるため、センストランジスタSTはオンする。この場合、リードトランジスタRTがオンするとグローバルビット線GBLTxの電位が低電位VSNLにディスチャージされる。
 このような構成を有する階層センスアンプHSAxは、読み出されたデータがハイレベルであるかローレベルであるかの判定をコントロールトランジスタCT1,CT2のしきい値電圧に基づいて行っているため、コントロールトランジスタCT1,CT2の特性ばらつきによってセンスマージンが変化する。このため、製造時におけるプロセスコントロールが難しいという問題が生じる。
 また、図4に示した階層センスアンプHSAxを用いる場合、図5に示すように、その配列ピッチはローカルビット線LBLの配列ピッチの2倍となり、かなり高密度に配置する必要が生じる。例えば、ローカルビット線LBLの配列ピッチが2F(Fは最小加工寸法)である場合、階層センスアンプHSAxの配列ピッチは4Fとなる。これに対し、図2に示した階層センスアンプHSAを用いる場合、図6に示すように、その配列ピッチはローカルビット線LBLの配列ピッチの4倍(8F)に拡大することができる。これにより階層センスアンプHSAのレイアウトに余裕が生じることから、階層センスアンプHSAのローカルビット線LBL方向における幅を縮小することも可能である。これは、メモリセルアレイ領域10の縮小をもたらすことになる。また、階層センスアンプHSAの幅を縮小しない場合であっても、プロセスルールの緩和が可能となる。
 尚、図6に示すレイアウトは、階層センスアンプHSAを分散して配置した例であり、各ローカルビット線LBLは、左右に位置する階層センスアンプHSAに交互に接続される。換言すれば、ある階層センスアンプHSAに接続された2本のローカルビット線LBL間に、別の階層センスアンプHSAに接続された1本のローカルビット線LBLが配置されている。これによって、階層センスアンプHSA内のF値を緩和することができるため、今後、階層センスアンプHSA内の特にビット線(タングステン配線)の配線が困難となったときに、このF値を緩和することで一世代先まで階層センスアンプHSAをレイアウトできるメリットがある。
 これに対し、図7に示すレイアウトは、階層センスアンプHSAを集中して配置した例であり、各階層センスアンプHSAに接続された2本のローカルビット線LBL間に他の配線は配置されない。このようなレイアウトの場合、メモリセルアレイ領域の端部に階層センスアンプHSAを設ける必要がなく、且つ、階層センスアンプHSAの合計数も少なくなることから、メモリセルアレイ領域10をより縮小することが可能となる。尚、図6に示したレイアウトの場合、端部に位置する階層センスアンプHSAについては、リファレンス側となるローカルビット線LBLが存在しないため、センス動作が困難となる場合がある。このような問題を防止するためは、センス開始直前に選択スイッチSELSW1~SELSW4をオフすることにより信号ノードN1,N2間におけるバランスを取るなどの対策が必要となるため、端部に位置する階層センスアンプHSAだけ異なるシーケンスで制御しなければならないと言った別の問題が生じる可能性がある。これに対し、図7に示すレイアウトを用いればこのような問題が生じることはない。
 なお、図7に示すレイアウトでは、階層センスアンプHSA自体は従来と同様なF値となっているが、階層センスアンプHSAを集中でレイアウトすることにより、アレイと階層センスアンプHSAの分離領域を最小限にでき、また、一部のロジックを共通化することで従来と比較して面積を小さくできるというメリットがある。
 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
 図9は、本発明の第2の実施形態によるメモリセルアレイ領域10の回路構成を説明するための回路図である。
 図9に示すように、本実施形態によるメモリセルアレイ領域10は、階層スイッチHSW5,HSW6が追加されている点において、図2に示したメモリセルアレイ領域10と相違している。また、図9では、階層センスアンプHSAに階層スイッチHSW5,6を配置する領域を設けるために、階層スイッチHSW1,3をサブマットSMAT1に配置し、かつ、階層スイッチHSW2,4をサブマットMAT2に配置した例を示したが、本実施形態がこの構成に限定されるものではない。階層センスアンプHSAを配置する領域に余裕があれば、階層スイッチHSW1~4を図2に示すように階層センスアンプHSW側に配置してもよい。その他の点については図2に示したメモリセルアレイ領域10と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
 階層スイッチHSW5は、階層センスアンプHSAの信号ノードN1とグローバルビット線GBLTとの間に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、そのゲート電極には接続信号TG5が供給される。また、階層スイッチHSW6は、階層センスアンプHSAの信号ノードN2とグローバルビット線GBLTとの間に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、そのゲート電極には接続信号TG6が供給される。このように、階層スイッチHSW5,HSW6は、階層センスアンプHSAの信号ノードN1,N2に直接接続されていることから、選択スイッチSELSW1~SELSW4が全てオフした状態であっても、階層センスアンプHSAとグローバルビット線GBLTとを接続することができる。
 図10は、本実施形態による半導体装置のリード動作時における動作を説明するための動作波形図である。図10において、図3に示したタイミング及び期間と対応するタイミング及び期間には、同じ符号が付されている。この点は、後述する図11、図13及び図14においても同様である。
 図10に示す時刻t10以前の期間T0は、ロウアクセスが行われる前のプリチャージ期間である。期間T0においては、選択信号SEL1~SEL4は全てハイレベル、接続信号TG1~TG6は全てローレベルである。つまり、グローバルビット線GBLTとローカルビット線LBL1~LBL4は切断され、階層センスアンプHSAとローカルビット線LBL1~LBL4は接続された状態である。また、イコライズ信号BLEQ0,BLEQ1はいずれもハイレベルであり、このため、グローバルビット線GBLT及びローカルビット線LBL1~LBL4はいずれも中間電位VBLPにプリチャージされている。
 この状態でアクティブコマンドに同期してロウアドレスRAが入力されると、図1に示した制御回路18及びロウ系制御回路11は、以下に説明するロウアクセスを開始する。以下の説明においては、図9に示したメモリセルMC1を示すロウアドレスRAが入力された場合を例に説明する。尚、以下の動作は、主に制御回路18及びロウ系制御回路11による制御のもとに実行される。
 メモリセルMC1を示すロウアドレスRAが入力されると、時刻t10においてイコライズ信号BLEQ0をローレベルに変化させるとともに、選択信号SEL3,SEL4をローレベルに変化させる。これにより、ローカルビット線LBL1~LBL4のプリチャージ状態が解除されるとともに、ローカルビット線LBL3,LBL4が階層センスアンプHSAから切り離される。ローカルビット線LBL1,LBL2は階層センスアンプHSAに接続されたままの状態である。この動作は、時刻t11まで継続される。時刻t10~t11の期間T1は、プリチャージ状態を解除するための期間である。
 時刻t11になると、ワード線WL1がVKKレベルからVPPレベルに変化する。これにより、メモリセルMC1,MC3を構成するセルキャパシタCがそれぞれ対応するローカルビット線LBL1,LBL3に接続される。そして、メモリセルMC1,MC3にそれぞれハイレベル及びローレベルのデータが保持されていた場合、チャージシェアによってローカルビット線LBL1の電位が中間電位VBLPから僅かに上昇し、ローカルビット線LBL3の電位が中間電位VBLPから僅かに低下する。当該期間T2においては、選択スイッチSELSW1はオン、選択スイッチSELSW3はオフしていることから、符号A1に示すように信号ノードN1の電位が上昇する。尚、信号ノードN2の電位は中間電位VBLPのままである。
 次に、時刻t12においてセンス活性化信号SAP0,SAN0を活性化させる前に、時刻t111において選択信号SEL1,SEL2をローレベルに戻す。これにより、信号ノードN1,N2間に電位差が生じている状態で、選択スイッチSELSW1~SELSW4が全てオフ状態となる。
 そして、時刻t12になると、センス活性化信号SAP0,SAN0が活性化され、信号ノードN1,N2間に生じている電位差が増幅される。したがって、信号ノードN1が電源電位VARYに駆動され、信号ノードN2が接地電位VSSに駆動される。しかしながら、この時点では選択スイッチSELSW1~SELSW4が全てオフしていることから、ローカルビット線LBL1~LBL4の電位は変化せず、読み出し直後の初期電位のまま維持される。つまり、この時点ではローカルビット線LBL1,LBL2が駆動されないことから、ローカルビット線LBL1,LBL2の電位変化によるノイズが隣接するローカルビット線LBL3,LBL4に影響を与えることがない。
 また、上記のセンス動作と並行して、イコライズ信号BLEQ1をローレベルに変化させることにより、グローバルビット線GBLT,GBLBのプリチャージ状態を解除する。これらの動作は、時刻t13まで継続される。時刻t12~t13の期間T3は、信号ノードN1,N2の電位を増幅するための期間である。
 そして、時刻t13になると接続信号TG5がVPPレベルに活性化し、階層スイッチHSW5がオンする。他の接続信号TG1~TG4,TG6は非活性状態に保たれる。これにより、信号ノードN1がグローバルビット線GBLTに接続され、両者間においてチャージシェアが行われる。したがって、符号A2に示すようにグローバルビット線GBLTの電位が上昇することになる。他方のグローバルビット線GBLBの電位は中間電位VBLPに保たれていることから、グローバルセンスアンプGSAの信号ノードN3,N4間には電位差が生じることになる。
 時刻t14になるとセンス活性化信号SAP1,SAN1が活性化され、信号ノードN3,N4間に生じている電位差が増幅される。したがって、符号A2に示すようにグローバルビット線GBLTが電源電位VARYに駆動され、グローバルビット線GBLBが接地電位VSSに駆動される。但し、この時点ではローカルビット線LBL1~LBL4は読み出し直後の初期電位を維持しており、したがって、メモリセルMC1,MC3から読み出されたデータはリストアされていない。データのリストアは、以下の手順により行われる。
 まず、時刻t141において接続信号TG5をVSSレベルに戻し、これにより階層スイッチHSW5をオフさせる。次に、時刻t15においてイコライズ信号BLEQ0を活性化させる。これにより、階層センスアンプHSA内の信号ノードN1,N2が再び中間電位VBLPにプリチャージされる。この動作は、時刻t16まで継続される。時刻t15~t16の期間T6は、メモリセルMC3に対するデータのリストアを行うための再プリチャージ期間である。
 次に、時刻t16においてイコライズ信号BLEQ0を非活性化させるとともに、選択信号SEL3,SEL4をハイレベルに変化させる。これにより、選択スイッチSELSW3,SELSW4がオンするため、階層センスアンプHSAの信号ノードN1,N2にそれぞれローカルビット線LBL3,LBL4が接続されることになる。したがって、符号A1で示すように、信号ノードN1の電位が中間電位VBLPから僅かに低下する。
 次に、時刻t17においてセンス活性化信号SAP0,SAN0を活性化させる前に、時刻t161において選択信号SEL3,SEL4をローレベルに戻す。これにより、信号ノードN1,N2間に電位差が生じている状態で、選択スイッチSELSW1~SELSW4が再び全てオフ状態となる。
 そして、時刻t17になると、センス活性化信号SAP0,SAN0が活性化され、信号ノードN1,N2間に生じている電位差が増幅される。したがって、信号ノードN1が接地電位VSSに駆動され、信号ノードN2が電源電位VARYに駆動される。しかしながら、この時点では選択スイッチSELSW1~SELSW4が全てオフしていることから、ローカルビット線LBL1~LBL4の電位は変化せず、読み出し直後の初期電位のまま維持される。
 以上の動作により、メモリセルMC1から読み出されたデータはグローバルセンスアンプGSAに保持され、メモリセルMC3から読み出されたデータは階層センスアンプHSAに保持された状態となる。但し、これらのデータのリストアはこの時点ではまだ行われていない。この間、リードコマンドに同期してカラムアドレスCAを入力すれば、カラムアクセスを実行することが可能となる。
 そして、時刻t171~時刻t172の期間において、接続信号TG1及び選択信号SEL3,SEL4を活性化させる。これにより、階層スイッチHSW1及び選択スイッチSELSW3,SELSW4がオンすることから、グローバルセンスアンプGSAに保持されているデータは階層スイッチHSW1を介してメモリセルMC1にリストアされ、階層センスアンプHSAに保持されているデータは選択スイッチSELSW3を介してメモリセルMC3にリストアされることになる。
 その後、プリチャージコマンドが発行されると、時刻t18においてワード線WL1を非活性化するとともに、選択信号SEL1~SEL4を全てハイレベル、接続信号TG1~TG6を全てローレベルとする。また、イコライズ信号BLEQ0,BLEQ1をいずれもハイレベルとする。つまり、時刻t10以前と同じ状態に戻り、次のロウアクセスを実行可能な状態となる。
 以上が本実施形態による半導体装置のリード動作である。このように、本実施形態においては、選択スイッチSELSW1~SELSW4を全てオフさせた状態で階層センスアンプHSAを活性化させていることから、ローカルビット線間における信号ノイズの影響を無くすことが可能となる。尚、図10に示す例では、メモリセルMC1に対するリストア動作とメモリセルMC3に対するリストア動作を同時に実行しているが、これらを同時に実行する必要はない。
 図11は、本実施形態による半導体装置のライト動作時における動作を説明するための動作波形図である。
 図11に示すように、本実施形態による半導体装置のライト動作は、図10に示したリード動作と基本的に同様である。図11に示す例では、時刻t16にライトデータが入力されており、これによりグローバルビット線GBLT,GBLBの電位が反転している。このため、時刻t171~時刻t172の期間に行われるリストア動作では、グローバルセンスアンプGSAに保持されたライトデータが階層スイッチHSW1を介してメモリセルMC1に書き込まれることになる。尚、図11に示す例では、メモリセルMC1に対するライト動作とメモリセルMC3に対するリストア動作を同時に実行しているが、これらを同時に実行する必要はない。
 次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
 図12は、本発明の第3の実施形態によるメモリセルアレイ領域10の回路構成を説明するための回路図である。
 図12に示すように、本実施形態によるメモリセルアレイ領域10は、プリチャージトランジスタPTR1~PTR4が追加されている点において、図9に示したメモリセルアレイ領域10と相違している。その他の点については図9に示したメモリセルアレイ領域10と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
 プリチャージトランジスタPTR1~PTR4は、それぞれローカルビット線LBL1~LBL4と中間電位VBLPが供給される配線との間に接続されたNチャンネル型MOSトランジスタからなり、そのゲート電極にはプリチャージ信号LPR1~LPR4が供給される。プリチャージトランジスタPTR1~PTR4は、ローカルビット線LBL1~LBL4を直接プリチャージするためのトランジスタであり、これを備える点が本実施形態の特徴である。
 図13は、本実施形態による半導体装置のリード動作時における動作を説明するための動作波形図である。
 本実施形態におけるリード動作は、図10を用いて説明した動作と基本的に同じであるが、図13に示すように、時刻t142~時刻t173の期間に接続信号TG1が活性化し、時刻t173~時刻t174の期間に選択信号SEL3,SEL4が活性化し、時刻t175~時刻t176の期間にプリチャージ信号PTR1~PTR4が活性化する点において、図10に示した動作と異なっている。その他の動作は、図10を用いて説明した動作と同じであることから、重複する説明は省略する。
 本実施形態では、時刻t142~時刻t173の期間に接続信号TG1が活性化するため、この期間において階層スイッチHSW1がオンする。これにより、この時点でメモリセルMC1へのリストアが実行される。さらに、時刻t173~時刻t174の期間に選択信号SEL3,SEL4が活性化するため、この期間において選択信号SEL3,SEL4がオンする。これにより、この時点でメモリセルMC3へのリストアが実行される。尚、図13に示す例では、メモリセルMC1へのリストアを終了するタイミング(時刻t173)と、メモリセルMC3へのリストアを開始するタイミング(時刻t173)を一致させているが、この点は必須ではない。
 そして、時刻t175~時刻t176の期間にプリチャージ信号PTR1~PTR4が活性化すると、プリチャージトランジスタPTR1~PTR4がオンし、ローカルビット線LBL1~LBL4が中間電位VBLPに直接プリチャージされる。これにより、プリチャージコマンドが発行されるまでの期間、ローカルビット線LBL1~LBL4が中間電位VBLPに維持されるため、いわゆるフローティングボディ効果によるデータの消失を防止することができる。
 フローティングボディ効果とは、例えばSOI(Silicon on Insulator)構造を有するフローティングボディ型のトランジスタにおいてリーク電流が増大する現象であり、メモリセルトランジスタにおいてこれが発生すると、セルキャパシタに蓄積された電荷が消失するおそれが生じる。フローティングボディ効果は、ローカルビット線の電位が中間電位VBLPとは異なる電位である場合に顕著となるため、ローカルビット線を中間電位VBLPに維持しておけば、電荷の消失を最小限に抑えることができる。
 つまり、上述した第2の実施形態においては、メモリセルMC1,MC3に対するデータのリストアが行われるまでの期間、メモリセルMC1,MC3から読み出されたデータによってローカルビット線LBL1,LBL3の電位は、中間電位VBLPから変化している。この状態を長時間維持すると、フローティングボディ効果によって、ローカルビット線LBL1,LBL3に繋がる他のメモリセルのデータが消失するおそれが生じるが、本実施形態においては、プリチャージコマンドが発行される前に、プリチャージトランジスタPTR1~PTR4を用いてローカルビット線LBL1~LBL4を中間電位VBLPに直接プリチャージしていることから、フローティングボディ効果によるデータの消失を防止することが可能となる。
 尚、プリチャージトランジスタPTR1~PTR4を同時にオンさせることは必須でなく、これらプリチャージトランジスタPTR1~PTR4を個別に制御しても構わない。例えば、プリチャージトランジスタPTR1,PTR2と、プリチャージトランジスタPTR3,PTR4を異なるタイミングでオン又はオフさせても構わない。
 本実施形態におけるライト動作については図示しないが、時刻t142~時刻t173の期間に、グローバルセンスアンプGSAにライトデータを書き込めばよい。
 図14は、本実施形態による半導体装置のリード動作時における動作の変形例を説明するための動作波形図である。
 図14に示す動作は、図13に示す時刻t142~時刻t173の期間に接続信号TG1を活性化させる動作と、時刻t173~時刻t174の期間に選択信号SEL3,SEL4を活性化させる動作を省略している点において、図13に示した動作と異なっている。その他の動作は、図13を用いて説明した動作と同じであることから、重複する説明は省略する。
 図14に示す動作では、ローカルビット線LBL1~LBL4を直接プリチャージする前のリストア動作を省略していることから、当該動作によって生じる消費電流を削減することが可能となる。尚、ローカルビット線LBL1~LBL4を直接プリチャージする前のリストア動作については、図14に示すようにメモリセルMC1,MC3へのリストア動作の両方を省略しても構わないし、一方のみを省略しても構わない。
 以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
 例えば、上記第1乃至第3の実施形態では、本発明をDRAMに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用対象がこれに限定されるものではなく、他の種類のメモリ系デバイスに適用することも可能であるし、メモリセルアレイ領域を含むロジック系デバイスに適用することも可能である。
 また、上記第1乃至第3の実施形態では1つの階層センスアンプHSAに2対のローカルビット線LBLを割り当てているが、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、1つの階層センスアンプHSAに1対のローカルビット線LBLを割り当てても構わない。また、上記実施形態では対を成すローカルビット線LBLが互いに異なるサブマットに属しているが、対を成すローカルビット線LBLが互いに同じサブマットに属していても構わない。
 さらに、本発明において階層センスアンプHSAの具体的な回路構成については特に限定されず、図8に一般化して示すように任意の回路構成を採用することが可能である。なお、図8においては、第1の実施形態と同じ参照番号の要素については、同一のものであるため説明を省略している。
 たとえば、階層センスアンプHSAとしては、それ自体がリストア動作可能なセンスアンプ、すなわち、選択されたローカルビット線LBL上の読み出し信号を増幅して増幅後の信号を当該選択されたローカルビット線LBLにフィードバックできるタイプの回路であれば、適宜適用することが可能である。
 また、階層スイッチHSW1、HSW2として、選択スイッチSELSW1、SELSW2の外側、すなわち、ローカルビット線LBL1及びLBL2側に設けたものについて説明したが、階層スイッチHSW1、HSW2を選択スイッチSELSW1、SELSW2と階層センスアンプHSAとの間に設けても良い。さらに、上記第1乃至第3の実施形態では、階層スイッチHSW1、HSW2をデータのリード・ライト時に共通使用するものについて説明したが、階層スイッチHSW1及びHSW2をそれぞれリード用の階層スイッチと、ライト用階層スイッチとで構成しても良い。その際、リード用及びライト用の階層スイッチとして、選択スイッチSELSW1の両側にHSW1-Read、HSW1-Writeを、選択スイッチのSELSW2の両側にHSW2-Read、HSW2-Writeをそれぞれ設ける構成としても良い。
10   メモリセルアレイ領域
11   ロウ系制御回路
12   カラム系制御回路
13   ロウアドレスバッファ
14   カラムアドレスバッファ
15   入出力制御回路
16   データバッファ
17   コマンドデコーダ
18   制御回路
19   モードレジスタ
C    セルキャパシタ
EQ0,EQ1  イコライズ回路
GBLT,GBLB  グローバルビット線
GSA  グローバルセンスアンプ
HSA  階層センスアンプ
HSW1~HSW6  階層スイッチ
LBL1~LBL4  ローカルビット線
LIOT,LIOB  ローカルI/O線対
MC1~MC4  メモリセル
N1~N4  信号ノード
PTR1~PTR4  プリチャージトランジスタ
SELSW1~SELSW4  選択スイッチ
SMAT1,SMAT2  サブマット
SN1,SN3  ストレージノード
TR   セルトランジスタ
WL1,WL2  ワード線
YSW  カラムスイッチ

Claims (23)

  1.  グローバルビット線と、
     前記グローバルビット線上の信号を増幅するグローバルセンスアンプと、
     第1及び第2のローカルビット線と、
     それぞれ前記第1及び第2のローカルビット線の少なくとも一方と交差する複数のワード線と、
     前記複数のワード線と前記第1及び第2のローカルビット線との交点に配置された複数のメモリセルと、
     前記第1及び第2のローカルビット線と前記グローバルビット線との間にそれぞれ接続された第1及び第2の階層スイッチと、
     第1及び第2の信号ノードを有し、前記第1及び第2の信号ノード間に生じている電位差を増幅する階層センスアンプと、を備え、
     前記第1の信号ノードは前記第1のローカルビット線に接続され、前記第2の信号ノードは前記第2のローカルビット線に接続されることを特徴とする半導体装置。
  2.  第3及び第4のローカルビット線と、
     前記第3及び第4のローカルビット線と前記グローバルビット線との間にそれぞれ接続された第3及び第4の階層スイッチと、
     前記第1及び第3のローカルビット線と前記第1の信号ノードとの間にそれぞれ接続された第1及び第3の選択スイッチと、
     前記第2及び第4のローカルビット線と前記第2の信号ノードとの間にそれぞれ接続された第2及び第4の選択スイッチと、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3.  前記複数のワード線は、前記第1及び第3のローカルビット線と交差する第1のワード線と、前記第2及び第4のローカルビット線と交差する第2のワード線とを含み、
     前記複数のメモリセルは第1乃至第4のメモリセルを含み、
     前記第1のメモリセルは、前記第1のワード線と前記第1のローカルビット線との交点に配置され、
     前記第2のメモリセルは、前記第1のワード線と前記第3のローカルビット線との交点に配置され、
     前記第3のメモリセルは、前記第2のワード線と前記第2のローカルビット線との交点に配置され、
     前記第4のメモリセルは、前記第2のワード線と前記第4のローカルビット線との交点に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4.  前記第1及び第2の選択スイッチをオンし、前記第3及び第4の選択スイッチをオフした状態で前記階層センスアンプを活性化させた後、前記第1及び第2の階層スイッチのいずれか一方をオンさせる第1の動作を行う制御回路をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5.  前記制御回路は、前記第1の動作を行った後、前記第1及び第2の選択スイッチをオフさせるとともに前記階層センスアンプを非活性化させた後、前記第3及び第4の選択スイッチをオンさせるとともに前記階層センスアンプを再度活性化させる第2の動作を行うことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6.  前記グローバルビット線と前記第1の信号ノードとの間に接続された第5の階層スイッチと、
     前記グローバルビット線と前記第2の信号ノードとの間に接続された第6の階層スイッチと、をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  7.  前記第3及び第4の選択スイッチがオフした状態で、前記第1及び第2の選択スイッチを一時的にオンすることによって前記第1及び第2の信号ノードに電位差が生じた後、前記第1及び第2の選択スイッチがオフした状態で前記階層センスアンプを活性化させ、さらに、前記第5及び第6の階層スイッチのいずれか一方をオンさせる第1の動作を行う制御回路をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8.  前記制御回路は、前記第1の動作を行った後、前記第1及び第2の選択スイッチがオフした状態で、前記第3及び第4の選択スイッチを一時的にオンすることによって前記第1及び第2の信号ノードに電位差が生じた後、前記第3及び第4の選択スイッチがオフした状態で前記階層センスアンプを活性化させ、さらに、前記第1及び第2の階層スイッチのいずれか一方、並びに、前記第3及び第4の選択スイッチをオンさせる第2の動作を行うことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9.  前記第1のローカルビット線と前記第3のローカルビット線との間には、別の階層センスアンプに接続された第5のローカルビット線が配置され、
     前記第2のローカルビット線と前記第4のローカルビット線との間には、さらに別の階層センスアンプに接続された第6のローカルビット線が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  10.  前記第1のローカルビット線と前記第3のローカルビット線との間には他の配線が介在することなく、互いに隣接して配置され、
     前記第2のローカルビット線と前記第4のローカルビット線との間には他の配線が介在することなく、互いに隣接して配置されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  11.  前記第1乃至第4のローカルビット線に所定の電位をそれぞれ供給する第1乃至第4のプリチャージ回路をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  12.  前記階層センスアンプは、フリップフロップ構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  13.  前記第1及び第2の信号ノードに所定の電位を供給する第1のイコライズ回路をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14.  前記グローバルセンスアンプは、第3及び第4の信号ノード間に生じている電位差を増幅し、
     前記第3の信号ノードは前記グローバルビット線に接続され、前記第4の信号ノードは別のグローバルビット線に接続されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  15.  前記グローバルセンスアンプは、フリップフロップ構成を有していることを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
  16.  前記第3及び第4の信号ノードに所定の電位を供給する第2のイコライズ回路をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17.  前記第1のローカルビット線と前記第1の信号ノードとの間に接続された第1の選択スイッチと、
     前記第2のローカルビット線と前記第2の信号ノードとの間に接続された第2の選択スイッチと、
     前記第1及び第2の選択スイッチをオンした状態で前記階層センスアンプを活性化させた後、前記第1及び第2の階層スイッチのいずれか一方をオンさせる制御回路と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  18.  グローバルビット線と、
     前記グローバルビット線上の信号を増幅するグローバルセンスアンプと、
     第1及び第2のローカルビット線と、
     それぞれ前記第1及び第2のローカルビット線の双方と交差する複数のワード線と、
     前記複数のワード線と前記第1及び第2のローカルビット線との交点に配置された複数のメモリセルと、
     前記第1及び第2のローカルビット線と前記グローバルビット線との間にそれぞれ接続された第1及び第2の階層スイッチと、
     第1の信号ノードを有し、前記第1の信号ノードに供給された信号を第1または第2のレベルのいずれか一方のレベルまで増幅する増幅回路と、
     前記第1の信号ノードと前記第1のローカルビット線との間に設けられた第1の選択トランジスタと、
     前記第1の信号ノードと前記第2のローカルビット線との間に設けられた第2の選択トランジスタとを備えることを特徴とする半導体装置。
  19.  前記グローバルビット線と前記第1の信号ノードとの間に接続された第3の階層スイッチをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20.  前記第1のローカルビット線と前記第2のローカルビット線は、隣り合って配置されたローカルビット線であることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  21.  前記階層センスアンプは第2の信号ノードを備え、前記第2の信号ノードに第3の選択トランジスタを介して接続された第3のローカルビット線と、前記第2の信号ノードに第4の選択トランジスタを介して接続された第4のローカルビット線とを備えることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  22.  前記増幅回路は、前記第1のノードの電位を前記第1又は第2の選択トランジスタによって接続された第1又は第2のローカルビット線の電位に基づき前記第1又は第2のレベルのいずれか一方のレベルまで増幅することを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  23.  前記第1及び第2のローカルビット線に所定の電位をそれぞれ供給する第1及び第2のプリチャージ回路をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
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