JP2013225092A - 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】残量検知手段の誤検知を防止することができる潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することができる潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】固形潤滑剤3bと、固形潤滑剤3bの潤滑剤を感光体などの潤滑剤供給対象に供給する塗布ローラ3aなどの供給部材と、固形潤滑剤3bが所定量以下であることを検知する残量検知部などの残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置において、残量検知手段は、供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側に設けられている。かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、確実に潤滑剤のニアエンドを検知することができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置において、感光体や中間転写ベルトなどの像担持体の保護や低摩擦化のため像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を備えたものが知られている。
プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置において、潤滑剤供給対象としての感光体や中間転写ベルトなどの像担持体の保護や低摩擦化のため像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を備えたものが知られている。
潤滑剤供給装置は、バー状の固形潤滑剤に当接し、これを摺擦することで削り取った微粉末状の潤滑剤を像担持体に供給する供給部材を備えている。また、固形潤滑剤の供給部材と当接する側とは反対側の部分を保持する潤滑剤保持部材を備えている。潤滑剤保持部材は、供給部材に対する固形潤滑剤の接離方向に移動可能に潤滑剤供給装置のケースに収納されている。また、ケース内の潤滑剤保持部材の固形潤滑剤保持側と反対側の空間には、潤滑剤保持部材の固形潤滑剤保持側と反対側を供給部材側へ押圧する押し当て機構が設けられている。
供給部材が回転すると、これに当接している固形潤滑剤が摺擦され、これにより削り取られて供給部材に付着した潤滑剤が像担持体の表面に塗布される。固形潤滑剤が供給部材による摺擦で徐々に削ずられながら、潤滑剤保持部材が供給部材側へと移動していく。固形潤滑剤が初期から末期にかけて供給部材に当接し、供給部材により固形潤滑剤を良好に削り取ることができる。
また、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われると、潤滑剤の保護作用が働かないため、像担持体が磨耗して劣化してしまう。特許文献1には、供給部材で削り取られながらの移動方向における固形潤滑剤の長さ(以下、固形潤滑剤の高さという)が所定値以下であることを検知することで、潤滑剤の残量が残り僅かになったことを検知する残量検知手段を備えた潤滑剤供給装置が記載されている。
特許文献1に記載の潤滑剤供給装置は、固形潤滑剤の短手方向(固形潤滑剤と供給部材との当接部における供給部材表面移動方向)に残量検知手段としての電極部材を設け、固形潤滑剤の潤滑剤量が残り僅かとなると、電極部材と導電性の潤滑剤保持部材とが当接し、非導通状態から導通状態となる。このように、非導通状態から導通状態となることで、潤滑剤の残量が残り僅かになったことを検知する。
しかしながら、特許文献1に記載の潤滑剤供給装置においては、固形潤滑剤の潤滑剤量が残り僅かな状態となっても、電極部材と潤滑剤保持部材とが当接せず、誤検知を生じる場合があることがわかった。
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、残量検知手段の誤検知を防止することができる潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、固形潤滑剤と、上記固形潤滑剤の潤滑剤を潤滑剤供給対象に供給する供給部材と、上記固形潤滑剤が所定量以下であることを検知する残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置において、上記残量検知手段は、上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側に設けられていることを特徴とするものである。
本発明者らは、固形潤滑剤の潤滑剤量が残り僅かな状態となっても電極部材と潤滑剤保持部材とが当接せず誤検知を生じる要因について、鋭意研究した結果、次のことを突き止めた。すなわち、供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側に残量検知手段としての電極部材を配置した場合、電極部材と潤滑剤保持部材とが当接せず誤検知を生じることを突き止めたのである。これは、固形潤滑剤は供給部材との当接箇所で、供給部材の摺擦方向下流側に力を受ける。固形潤滑剤が供給部材との摺擦により、摺擦方向下流側に力を受けると、潤滑剤保持部材が、供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側に移動する。その結果、残量検知手段としての電極部材を、供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側に設けると、固形潤滑剤の潤滑剤量が残り僅かな状態となっても、電極部材と潤滑剤保持部材とが当接せず、誤検知を生じるのである。
上記では、電極部材と潤滑剤保持部材との導通を検知する残量検知手段を用いて、供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側に残量検知手段を設けることによる不具合を説明したが、これに限られるものではない。例えば、潤滑剤の残量がニアエンドとなったとき被検知部がプッシュスイッチを押して残量を検知する残量検知手段を備えた潤滑剤塗布装置でも、残量検知手段としてのプッシュスイッチを供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側に配置すると、被検知部がプッシュスイッチと当接せず、上記と同様な不具合が生じる。また、潤滑剤の残量がニアエンドとなったとき被検知部がフォトインタラプタと対向して残量検知する残量検知手段を備えた潤滑剤塗布装置でも、残量検知手段としてのフォトインタラプタを供給部材の固形潤滑剤に対する摺擦方向上流側に配置すると、被検知部が、フォトインタラプタと対向せず、上記と同様な不具合が生じる。
そこで、本発明は、上記残量検知手段を、上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側に設けた。これにより、残量検知手段により検知される潤滑剤保持部材などの被検知部を、残量検知手段により確実に検知することができ、誤検知を抑制することができる。
本発明によれば、残量検知手段の誤検知を防止することができる。
実施形態1に係るプリンタを示す概略構成図である。 4つの作像ユニットのうちの1つを示す拡大図である。 潤滑剤塗布装置の概略構成図。 使用末期における潤滑剤塗布装置の概略構成図。 変形例の押し当て機構を備えた潤滑剤塗布装置を示す概略構成図。 図5に示す潤滑剤塗布装置の使用末期の状態を示す概略構成図。 残量検知機構を備えた潤滑剤塗布装置の概略構成図。 図7の潤滑剤塗布装置の一方側の揺動部材周辺の平面図。 図7のB1−B1断面図。 固形潤滑剤がニアエンドの状態を示す図。 図10のA1−A1断面図。 変形例の押し当て機構を備えた潤滑剤塗布装置に残量検知機構を適用した形態を示す図。 図12の潤滑剤塗布装置の一方側の揺動部材周辺の下面図。 図12のB2−B2断面図。 図12に示す形態において、固形潤滑剤がニアエンドの状態を示す図。 図15のA2−A2断面図。 第1変形例の残量検知部の概略構成図。 第1変形例の残量検知部の断面図。 第1変形例の残量検知部の要部斜視図。 各残量検知部で共通の抵抗検知部を設けた図。 各残量検知部それぞれ抵抗検知部を設けた図。 第2変形例の残量検知部の概略構成図。 第2変形例の残量検知部の要部斜視図。
以下に、本発明を、電子写真方式の画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、その内部の略中央に像担持体である中間転写体としての中間転写ベルト56を備えている。中間転写ベルト56は、ポリイミドやポリアミド等の耐熱性材料からなり、中抵抗に調整された基体からなる無端状ベルトで、4つのローラ52,53,54,55に掛け渡して支持され、図中矢印A方向に回転駆動される。中間転写ベルト56の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーに対応した4つの作像ユニットが中間転写ベルト56のベルト面に沿って並んでいる。
図2は、4つの作像ユニットのうちの1つを示す拡大図である。
いずれの作像ユニットも同様の構成であるので、ここでは、色の区別を示すY、M、C、Kの添え字を省略する。各作像ユニットは、像担持体としての感光体1を有し、各感光体1の周りには、感光体表面を所望電位(マイナス極性)となるように一様に帯電させる帯電手段としての帯電装置2、感光体表面に形成された静電潜像をマイナス極性に帯電された各色トナーで現像してトナー像とする現像手段としての現像装置4、感光体表面に潤滑剤を塗布により供給する潤滑剤供給装置である潤滑剤塗布装置3、トナー像転写後の感光体表面のクリーニングを行うクリーニング装置8がそれぞれ配置されている。
作像ユニットは、画像形成装置から着脱可能なプロセスカートリッジとして構成、感光体1、帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置8および潤滑剤塗布装置3が一括で交換される構成となっている。
また、図1を参照すると、4つの作像ユニットの下方には、帯電した各感光体表面に各色の画像データに基づいて露光して露光部分の電位を落とし、静電潜像を書き込む静電潜像形成手段としての露光装置9が備えられている。また、中間転写ベルト56を挟んで、各感光体1と対向する位置には、感光体1上に形成されたトナー像を中間転写ベルト56上に一次転写する転写手段としての一次転写ローラ51がそれぞれ配置されている。一次転写ローラ51は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。
中間転写ベルト56のローラ52で支持された部分の外側には、二次転写手段としての二次転写ローラ61が圧接されている。二次転写ローラ61は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。二次転写ローラ61と中間転写ベルト56との接触部が二次転写部であり、中間転写ベルト56上のトナー像が記録材としての転写紙に転写される。中間転写ベルト56のローラ55で支持された部分の外側には、二次転写後の中間転写ベルト56の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置57が設けられている。二次転写部の上方には、転写紙上のトナー像を転写紙に定着させる定着装置70が備えられている。定着装置70は、内部にハロゲンヒータを有する加熱ローラ72及び定着ローラ73に巻き掛けられた無端の定着ベルト71と、定着ベルト71を介して定着ローラ73に対向、圧接して配置される加圧ローラ74とから構成されている。プリンタの下部には、転写紙を載置し、二次転写部に向けて転写紙を送り出す給紙装置20が備えられている。
感光体1は、有機感光体であり、ポリカーボネート系の樹脂で表面保護層が形成されている。帯電装置2は、帯電部材として導電性芯金の外側に中抵抗の弾性層を被覆して構成される帯電ローラ2aを備える。帯電ローラ2aは、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ2aは、感光体1に対して微小な間隙をもって配設される。この微小な間隙は、例えば、帯電ローラ2aの両端部の非画像形成領域に一定の厚みを有するスペーサ部材を巻き付けるなどして、スペーサ部材の表面を感光体1表面に当接させることで、設定することができる。また、帯電ローラ2aには、帯電ローラ2a表面に接触してクリーニングする帯電クリーニング部材2bが設けられている。
現像装置4は、感光体1と対向する位置に、内部に磁界発生手段を備える現像剤担持体としての現像スリーブ4aが配置されている。現像スリーブ4aの下方には、図示しないトナーボトルから投入されるトナーを現像剤と混合し、攪拌しながら現像スリーブ4aへ汲み上げるための2つのスクリュー4bが備えられている。現像スリーブ4aによって汲み上げられるトナーと磁性キャリアからなる現像剤は、ドクターブレード4cによって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブ4aに担持される。現像スリーブ4aは、感光体1との対向位置において同方向に移動しながら、現像剤を担持搬送し、トナーを感光体1上の静電潜像部分に供給する。なお、図1においては、二成分現像方式の現像装置4の構成を示したが、これに限るものではなく、一成分現像方式の現像装置であっても適用可能である。
潤滑剤塗布装置3は、固定されたケースに収容された固形潤滑剤3bと、固形潤滑剤3bから削り取った粉体状の潤滑剤を感光体1の表面に塗布する塗布手段を構成する供給部材としての塗布ローラ3aとを備える。塗布ローラ3aは、ブラシローラ、発泡ウレタンローラを用いることができる。塗布ローラ3aとして、ブラシローラを用いる場合は、ナイロン、アクリル等の樹脂にカーボンブラック等の抵抗制御材料を添加して体積抵抗率1×10Ωcm以上1×10Ωcm以下の範囲内に調整された材料で形成されたブラシローラが好適である。塗布ローラ3aの回転方向は、感光体1に対してカウンター方向である。すなわち、感光体1と塗布ローラ3aとの当接部において、塗布ローラ3aの表面移動方向が、感光体1の表面移動方向と逆方向である。また、塗布ローラ3aの回転方向を、感光体1に対して連れ回り方向にしてもよい。
固形潤滑剤3bは、直方体状に形成されており、後述する押し当て機構3cにより塗布ローラ3a側に押圧されている。固形潤滑剤3bの潤滑剤としては、少なくとも脂肪酸金属塩を含有する潤滑剤を用いる。脂肪酸金属塩としては、例えば、フッ素系樹脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムなどのラメラ結晶構造を持つ脂肪酸金属塩や、ラウロイルリジン、モノセチルリン酸エステルナトリウム亜鉛塩、ラウロイルタウリンカルシウムなどの物質を使用することができる。これらの脂肪酸金属塩のうち、特にステアリン酸亜鉛を用いることが好ましい。これは、ステアリン酸亜鉛が、感光体1表面上での伸展性が非常によく、しかも吸湿性が低く、さらに湿度が変化しても潤滑性が損なわれ難い特性を有しているためである。よって、環境変化に影響されにくく感光体表面を保護する能力の高い皮膜化された潤滑剤の保護層を形成することができ、良好に感光体表面を保護できる。また、潤滑性が損なわれ難い特性を有していることで、クリーニング不良の低減効果を良好に得ることができる。また、これらの脂肪酸金属塩の他に、シリコーンオイルやフッ素系オイル、天然ワックスなどの液状の材料、ガス状にした材料を外添法として添加することもできる。
また、固形潤滑剤3bの潤滑剤は、無機潤滑剤である窒化ホウ素を含むことが好ましい。窒化ホウ素の結晶構造としては、六方晶系の低圧相のもの(h−BN)や、立方晶系の高圧相(c−BN)等を挙げることができる。これらの構造の窒化ホウ素のうち、六方晶系の低圧相の窒化ホウ素の結晶は層状の構造を有しており、容易に劈開する物質であるため、摩擦係数は400°C近くまで約0.2以下を維持でき、放電により特性が変化し難く、放電を受けても他の潤滑剤に比べて潤滑性が失われることがない。このような窒化ホウ素を添加することで、感光体1表面に供給されて薄膜化された潤滑剤が、帯電装置2や一次転写ローラ51の作動時に発生する放電によって早期に劣化することはない。窒化ホウ素は、放電により特性が変化し難く、放電を受けても、他の潤滑剤に比べて潤滑性が失われることがない。しかも、感光体1の感光体層が放電により酸化、蒸発してしまうことを防止することもできる。また、窒化ホウ素は、わずかな添加量でも、その潤滑性を発揮できるので、帯電ローラ2aなどへの潤滑剤付着による不具合や、クリーニングブレード8aのブレード鳴きに対して有効である。
本実施形態の固形潤滑剤3bは、ステアリン酸亜鉛と窒化ホウ素とを含有した潤滑剤原料を圧縮成型したものを用いた。なお、固形潤滑剤3bの成型方法は、これに限定されることはなく、溶融成型などの他の成型方法を採用してもよい。これにより、上述したステアリン酸亜鉛の効果と上述した窒化ホウ素の効果とを得ることができる。
固形潤滑剤3bは塗布ローラ3aによって削り取られ消耗し、経時的にその厚みが減少するが、押し当て機構3cにより押圧されているために常時塗布ローラ3aに当接している。塗布ローラ3aは、回転しながら削り取った潤滑剤を感光体表面に塗布する。その後、感光体1の表面とクリーニングブレード8aとの接触により、塗布された潤滑剤が押し広げられて薄膜状になる。これにより、感光体1の表面の摩擦係数が低下する。なお、感光体1の表面に付着した潤滑剤の膜は非常に薄いため、帯電ローラ2aによる帯電を阻害することはない。
クリーニング装置8は、クリーニング部材としてのクリーニングブレード8a、支持部材8b、トナー回収コイル8c、ブレード加圧スプリング8dを備える。クリーニングブレード8aは、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴムを板状に形成してなり、そのエッジが感光体1表面に当接するようにして設けられ、転写後に残留する感光体1上のトナーを除去する。クリーニングブレード8aは、金属、プラスチック、セラミック等からなる支持部材8bに貼着されて支持され、感光体1表面に対し所定の角度で設置される。また、ブレード加圧スプリング8dによって所定の当接圧、食い込み量で感光体1表面に当接する。なお、クリーニング部材としては、クリーニングブレードのほか、クリーニングブラシなどの公知のものを広く利用することができる。
本実施形態において、潤滑剤塗布装置3は、感光体1が一次転写手段51と対向する位置(一次転写部)よりも感光体表面移動方向下流側で、クリーニング装置8よりも上流側に配置される。これにより、潤滑剤塗布装置3によって感光体表面に塗布された潤滑剤を、その後にクリーニングブレード8aが感光体表面を摺擦することで引き延ばし、感光体表面に塗布された潤滑剤の塗布ムラをおおまかに均すことができる。なお、感光体1がクリーニング装置8と対向する位置(クリーニング位置)よりも感光体表面移動方向下流側で、感光体1が帯電装置2と対抗する位置(帯電位置)よりも上流側に配置するようにしてもよい。この場合、帯電装置2での帯電処理前に感光体表面を除電する除電手段を備えているときには、感光体1が除電手段と対抗する位置(除電位置)よりも上流側に配置する。
また、本実施形態では、潤滑剤塗布装置3をクリーニング装置8の内部に設けている。これにより、感光体1を摺擦したときに塗布ローラ3aに付着するトナーを固形潤滑剤3b又は図示しないフリッカーで振り落とし、クリーニングブレード8aによって回収されるトナーと共に、トナー回収コイル8cによって容易に回収することができる。
潤滑剤塗布装置3についてより詳細に説明する。
図3は、潤滑剤塗布装置3の概略構成図である。
図3に示すように、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aと当接する面(図中下側の面)とは反対側の部分をその長手方向にわたって保持する潤滑剤保持部材3dが設けられている。潤滑剤保持部材3dは、収納ケース3eに塗布ローラ3aに対して接離可能に設けられている。また、収納ケース3eの潤滑剤保持部材3dより図中上部の空間には、潤滑剤保持部材3dを供給部材側に押し当てる押し当て機構3cを備えている。
押し当て機構3cは、潤滑剤保持部材3dの長手方向両端部付近にそれぞれ設けられ、収納ケース3eに揺動自在に取り付けられた揺動部材31aと、付勢手段であるバネ31bとを有している。バネ31bの各端部がそれぞれ揺動部材31aに取り付けられている。各揺動部材31aは、このバネ31bから潤滑剤保持部材の長手方向中心に向かう図中矢印Dの向きの付勢力を得ている。この付勢力によって、図中右側の揺動部材は図中反時計回りに、図中左側の揺動部材は図中時計回りに揺動するように付勢される。これにより、各揺動部材31aの潤滑剤保持部材3dと当接する円弧状の当接部311は、図3に示すように潤滑剤保持部材3d側へ付勢される。
使用初期時においては、各揺動部材31aの揺動端部がバネ31bの付勢力に抗して収納ケース3eの上面部の内周面32へ近づく方向に揺動した状態となっている。このような構成により、2つの揺動部材31aはバネ31bの付勢力を受けて互いに均等な力で潤滑剤保持部材3dを押し、潤滑剤保持部材3dに保持された固形潤滑剤3bを塗布ローラ3aへ押圧する。よって、固形潤滑剤3bは、その長尺方向において塗布ローラ3aへ均一に押圧される。その結果、塗布ローラ3aの回転により摺擦されることで削り取られる潤滑剤の量は、長尺方向において均一となり、感光体1の表面に潤滑剤をムラなく塗布することができる。
図4は、使用末期(固形潤滑剤の残量がわずかなとき)における潤滑剤塗布装置3の概略構成図である。
固形潤滑剤3bが塗布ローラ3aによる摺擦で徐々に削られていくと、揺動部材31aが揺動して、潤滑剤保持部材3dが塗布ローラ側へと移動する。そして、最終的に図4に示すように固形潤滑剤量が僅かになると、揺動部材31aの揺動端部が潤滑剤保持部材3dと当接する。
本実施形態の押し当て機構3cにおいては、経時使用によって固形潤滑剤3bの高さが減っても固形潤滑剤3bの加圧力の減少を抑制できる。よって、初期から経時にかけて感光体1の表面に供給される粉末潤滑剤量の変動を小さく抑えることができる。
このような結果が得られる理由は、次の通りである。
一般に、初期から固形潤滑剤3bが無くなるまでの間に変化するバネの伸び変化量に対し、バネ全体の長さを長くすれば長くするほど、バネの伸び変化量に対するバネの付勢力変動は小さくて済む。従来の押し当て機構は、バネを縮めた状態で配置し、その付勢力(押し出し力)の方向と塗布ローラ3aに対する固形潤滑剤3bの押し当て方向とを一致させている。この構成においては、バネ全体の長さを長くするほど、バネの付勢力方向と塗布ローラ3aに対する固形潤滑剤3bの押し当て方向とを一致させることが困難となることから、バネ全体の長さを長くするにも限界がある。加えて、従来の押し当て機構では、塗布ローラ3aの径方向にバネの長さ分の配置スペースを確保しなければならず、装置の大型化につながる。これらの理由から、従来の押し当て機構においては、比較的短いバネを使用しなければならず、経時的なバネの付勢力変動が大きくなる。
これに対し、本実施形態の押し当て機構3cにおいては、図3に示したように、バネ31bを伸ばした状態で配置し、その付勢力(引っ張り力)で塗布ローラ3aに固形潤滑剤3bを押し当てることができる。よって、バネ全体の長さを長くしても従来の押し当て機構のような問題は生じない。しかも、本実施形態の押し当て機構3cでは、バネ31bの長さ方向が固形潤滑剤3bの長尺方向すなわち塗布ローラ3aの軸方向に一致するようにバネ31bが配置される。したがって、バネ31bの長さを長くしても、塗布ローラ3aの径方向に配置スペースが広がることはなく、装置を大型化する必要がない。そのため、本実施形態の押し当て機構3cは、従来の押し当て機構で使用していたバネの長さよりもずっと長いバネ31bを採用できる。その結果、経時的なバネの付勢力変動を小さく抑えることができる。
図5は、変形例の押し当て機構を備えた潤滑剤塗布装置を示す概略構成図である。
この変形例の押し当て機構300cは、潤滑剤保持部材3dに各揺動部材301aを揺動自在に取り付けたものである。その結果、各揺動部材301aは、バネ301bから潤滑剤保持部材3dの長手方向中心に向かう付勢力によって、各揺動部材301aの揺動端部が、潤滑剤保持部材3dから離れる方向に付勢され、各揺動部材301aの揺動端部が、収納ケース3eの上面部の内周面32に当接する構成となっている。
図5に示すように、使用初期においては、各揺動部材301aの揺動端部がバネ301bの付勢力に抗して潤滑剤保持部材3dへ近づく方向に揺動した状態で配置される。この変形例1においては、2つの揺動部材301aはバネ301bの付勢力を受けて互いに均等な力でケース上面部の内周面32を押し、潤滑剤保持部材3dに保持された固形潤滑剤3bを塗布ローラ3aに押し当てる。この変形例においても、固形潤滑剤3bが塗布ローラ3aによる摺擦で徐々に削られていくと、揺動部材301aが揺動して、潤滑剤保持部材3dが塗布ローラ側へと移動する。そして、最終的に固形潤滑剤量が僅かになると、図6に示すような状態にまで、各揺動部材301aが揺動する。
次に、本実施形態の特徴点である固形潤滑剤のニアエンドを検知する残量検知手段としての残量検知機構40について説明する。
図7は、先の図3、図4に示した押し当て機構3cを備えた潤滑剤塗布装置3に本実施形態の残量検知機構40を備えた構成を示す概略構成図であり、図8は、図7の潤滑剤塗布装置3の一方側の揺動部材31a周辺の平面図であり、図9は、図7のB1−B1断面図である。
図7に示すように、残量検知機構40は、第1検知部材としての第1電極部材41、被検知部としての第2電極部材42などを有している。第1電極部材41は、潤滑剤保持部材3dの揺動部材31aと対向する面の長手方向の両端部付近にそれぞれ設けられている。また、各第1電極部材41は、図8、図9に示すように、潤滑剤保持部材3dの揺動部材31aが摺動する摺動領域Sに対して、塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側にずらして配置している。また、第1電極部材41は、潤滑剤保持部材3dが長手方向に位置がずれても、固形潤滑剤ニアエンド時に第1電極部材41と第2電極部材42とが確実に当接できるように、長手方向に所定の長さを有している。
第2電極部材42は、図8、図9に示すように、各揺動部材31aにおける塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側側面に設けられている。また、第2電極部材42は、図7に示すように、揺動部材31aの揺動側端部付近に配置されている。
また、第1電極部材41と各第2電極部材42とには、電圧印加手段としての電気抵抗検知手段44が接続されている。電気抵抗検知手段44は、電気抵抗検知手段44を制御する制御手段100に接続されている。電気抵抗検知手段44は、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加して、電気抵抗を計測する。
図7、図9に示すように、使用初期においては、各揺動部材31aに取り付けられた第2電極部材42は、潤滑剤保持部材3dに設けられた第1電極部材41から離間しており、非導通状態である。よって、このとき、電気抵抗検知手段44により、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加しても第1電極部材41と第2電極部材42との間に電流が流れず、電気抵抗値の測定が不能な状態である。
図10は、固形潤滑剤3bがニアエンドの状態を示す図であり、図11は、図10のA1−A1断面図である。
固形潤滑剤3bが削られ潤滑剤が消費されて、揺動部材31aが、潤滑剤保持部材3dの面を摺動しながら揺動していき、第2電極部材42が、徐々に第1電極部材41に近づいていく。そして、図10、図11に示すように、固形潤滑剤3bの量が残り僅か(ニアエンド)となると、第2電極部材42が第1電極部材41と当接する。第2電極部材42が第1電極部材41と当接すると、第1電極部材41と第2電極部材42とのが非導通状態から導通状態に切り替わる。これにより、電気抵抗検知手段44が、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加すると、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電流が流れ、電気抵抗検知手段44で電気抵抗値が計測される。
制御手段100は、電気抵抗値検知手段44の測定結果を監視しており、電気抵抗検知手段44が検知した電気抵抗値が所定値以下であることを検知したら、制御手段100は、潤滑剤のニアエンドと判定する。そして、不図示の操作表示部に潤滑剤が残り少なくなくなった旨を報知し、ユーザーに固形潤滑剤の交換を促す。また、不図示の通信手段を用いて、サービスセンターに潤滑剤の交換が必要な旨を通知してもよい。
潤滑剤保持部材3dは、収納ケース内を塗布ローラ3aに対して接離する方向(図8における紙面と直交する方向)に移動できるように、収納ケース内に設けられている。このため、長手方向に対してガタを有して収納ケース3eに保持されている。そのガタは、潤滑剤保持部材3dと固形潤滑剤3bとの固定精度や収納ケース3eの部品精度のばらつきなどにより最大で1mm程度のガタ(隙間)が生じる。よって、使用中に潤滑剤保持部材3dが長手方向に位置がずれることがある。
第1電極部材41を、上記摺動領域Sの図中左端に配置して、第2電極部材42を、揺動部材31aの当接部の揺動端部付近に配置することで、固形潤滑剤がニアエンドとなったら、第1電極部材と第2電極部材とを当接する構成とした場合、潤滑剤保持部材3dが長手方向に位置がずれると、いずれか一方の揺動部材の当接部の第2電極部材42以外の箇所が、第1電極部材41と当接する場合がある。この場合、摺動部材が当接する材質が途中で変化してしまい、材質の摩擦係数の差で、摺動状態が変化してしまう。従って、当接部が、第1電極部材41と当接した側の揺動部材と、していない側の揺動部材とで摺動状態が異なってしまう。その結果、長手方向一方側と他方側とで固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力が異なってしまい、感光体軸方向で塗布される潤滑剤量が異なってしまう場合がある。
これに対し、本実施形態においては、先の図8に示したように、第1電極部材41を、潤滑剤保持部材3dの揺動部材31aが摺動する摺動領域Sと異なる箇所に配置しているので、使用中に潤滑剤保持部材3dの位置が長手方向のずれても、揺動部材の当接部311が、第1電極部材41と摺動することがない。その結果、各揺動部材が同様に揺動し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。従って、感光体に塗布される潤滑剤量を軸方向で均一にすることができる。
また、潤滑剤保持部材3dと収納ケース3eとは固形潤滑剤3bの短手方向(塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向)にもガタを有する。固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aとの当接部において、塗布ローラ3aの固形潤滑剤3bとの摺擦により、固形潤滑剤は、摺擦方向下流側(塗布ローラ3aの表面移動方向下流側)に向けて力を受ける。収納ケース3eと固形潤滑剤3bとの間には隙間があるため、固形潤滑剤の塗布ローラ3aとの当接部が、摺擦方向下流側へ移動し、固形潤滑剤3bと潤滑剤保持部材3dとの一体物が収納ケース内で図のように傾く。
固形潤滑剤3bが削れていくと、固形潤滑剤3bと潤滑剤保持部材3dとの一体物の収納ケース内での傾きが徐々に大きくなり、図11に示すように、固形潤滑剤ニアエンドのときは、潤滑剤保持部材3dと潤滑剤保持部材との一体物が大きく傾いてしまう。このように大きく傾くのは、上記一体物の固形潤滑剤と塗布ローラとの当接部からの高さが短くなることで、大きく傾いた姿勢となる。
第1電極部材41と第2電極部材42とを、摺動領域Sよりも、塗布ローラ表面移動方向上流側に設けた場合、潤滑剤保持部材の傾きで第1電極部材41が第2電極部材42から離間する方向へ移動するため、潤滑剤ニアエンド時に第1電極部材41と第2電極部材42とが当接しないおそれがあり、良好にニアエンド検知を行うことができないおそれがある。その結果、固形潤滑剤が枯渇して感光体を保護することができなくなり、感光体の磨耗などの不具合が生じるおそれがある。
また、潤滑剤保持部材3dが傾くことで、揺動部材との摺動領域Sが、使用初期に比べて摺擦方向上流側へずれていく。このため、第1電極部材41を、摺動領域Sに対して摺擦方向上流側にずれた位置に配置した場合、揺動部材31aの当接部311が第1電極部材41と摺動するおそれがある。
これに対し、本実施形態においては、先の図9、図11に示したように、第1電極部材41を、潤滑剤保持部材3dの揺動部材31aが摺動する摺動領域Sに対し摺擦方向下流側にずれた位置に配置したので、潤滑剤保持部材3dが傾くと、第1電極部材41が第2電極部材42側へ近づく構成とすることができる。これにより、第1電極部材41が第2電極部材42とを確実に当接させることができ、固形潤滑剤の残量を検知することができる。第2電極部材42は、固形潤滑剤3bの潤滑剤量が所定以下となったときに対応する潤滑剤保持部材の傾きで、第1電極部材と当接するように、揺動部材に取り付ける。
また、第1電極部材41を、潤滑剤保持部材3dの揺動部材31aが摺動する摺動領域Sに対し摺擦方向下流側にずれた位置に配置することで、揺動部材の当接部311が、第1電極部材41と摺動することがない。その結果、各揺動部材が同様に揺動し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。従って、感光体に塗布される潤滑剤量を軸方向で均一にすることができる。
また、本実施形態においては、潤滑剤量がニアエンド前は、第1電極部材41と第2電極部材42とが非通電状態となっており、電極部材間に電圧を印加しても電流が流れない。これにより、ニアエンド検知の度に電力が消費されることがないので、電力消費の低減を図ることができる。
また、本実施形態においては、潤滑剤保持部材3dの長手方向両端部付近で第1電極部材と第2電極部材との通電状態が検知される。これにより、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、潤滑剤の消費量が多い側の端部がニアエンドとなった時点で、潤滑剤の消費量が多い側の端部側の第2電極部材42が第1電極部材41と当接し導通する。これにより、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、正確に潤滑剤のニアエンドを検知することができる。これにより、消費量が多い方側の潤滑剤が枯渇して、感光体表面を保護できず、感光体表面が傷ついてしまうなどの不具合が発生するのを防止することができる。
図12は、先の図5、図6に示した押し当て機構300cを備えた潤滑剤塗布装置3に本実施形態の残量検知機構40を備えた構成を示す概略構成図であり、図13は、図12の潤滑剤塗布装置3の一方側の揺動部材301a周辺の下面図であり、図14は、図13のB2−B2断面図である。
変形例の押し当て機構300cにおいては、揺動部材31aの当接部311が摺動する箇所が、収納ケース3e上面部の内周面32であるので、この内周面32の長手方向両端部付近に第1電極部材41を設けた。また、各第1電極部材41は、図13、図14に示すように、上面部の内周面32の揺動部材301aが摺動する摺動領域Sに対して、塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側にずらして配置している。また、第1電極部材41は、潤滑剤保持部材3dが長手方向に位置がずれても、固形潤滑剤ニアエンド時に第1電極部材41と第2電極部材42とが確実に当接できるように、長手方向に所定の長さを有している。
第2電極部材42は、図13、14に示すように、各揺動部材31aにおける塗布ローラ3aの固形潤滑剤との摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側側面に設けられている。また、第2電極部材42は、図12に示すように、揺動部材301aの揺動側端部付近に配置されている。
図15は、図12に示す形態において、固形潤滑剤3bがニアエンドの状態を示す図であり、図16は、図15のA2−A2断面図である。
この図12に示す構成においても、図14に示すように、使用初期においては、各揺動部材31aに取り付けられた第2電極部材42は、潤滑剤保持部材3dに設けられた第1電極部材41から離間している。固形潤滑剤3bが削られ潤滑剤が消費されて、揺動部材301aが、収納ケース3e上面部の内周面32を摺動しながら揺動していき、第2電極部材42が、徐々に第1電極部材41に近づいていく。そして、図15、図16に示すように、固形潤滑剤3bの量が残り僅か(ニアエンド)となると、第2電極部材42が第1電極部材41と当接する。第2電極部材42が第1電極部材41と当接すると、第1電極部材41と第2電極部材42とのが非導通状態から導通状態に切り替わる。これにより、電気抵抗検知手段44が、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電圧を印加すると、第1電極部材41と第2電極部材42との間に電流が流れ、電気抵抗検知手段44で電気抵抗値が計測される。
この図12に示す形態においても、第1電極部材41を、収納ケース3e上面部の内周面32の揺動部材301aが摺動する摺動領域Sと異なる箇所に配置しているので、使用中に潤滑剤保持部材3dの位置が長手方向のずれて潤滑剤保持部材3dに保持されている揺動部材301aの位置が長手方向にずれても、揺動部材301aの当接部311が、第1電極部材41と摺動することがない。その結果、各揺動部材301aが同様に揺動し、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。従って、感光体に塗布される潤滑剤量を軸方向で均一にすることができる。
この図12に示す形態においても、図16に示すように潤滑剤保持部材3dにおける塗布ローラ3aの表面移動方向上流側が塗布ローラ3aに近接するように傾くと、潤滑剤保持部材3dに揺動自在に支持されている揺動部材301aが、図中反時計回りに傾く。その結果、この図12に示す態様においても、収納ケース3e上面部内周面32の摺動領域が、塗布ローラ3aの表面移動方向上流側へずれていく。しかし、この図12に示す形態においても、第1電極部材41を、摺動領域Sに対して、塗布ローラ3aの固形潤滑剤3bとの摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側にずらして配置しているので、揺動部材301aが潤滑剤保持部材3dとともに傾いても、揺動部材301aの当接部311が、第1電極部材41と摺動することがない。これにより、各揺動部材301aを同様に揺動させることができ、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。従って、感光体に塗布される潤滑剤量を軸方向で均一にすることができる。
また、揺動部材301aが傾いたとき、第2電極部材42が第1電極部材41に近づく方向となるため、固形潤滑剤の潤滑剤量が所定量以下となったとき、第2電極部材42を第1電極部材に当接させることができ、固形潤滑剤の残量を検知することができる。
また、この図12に示す形態においても、潤滑剤量がニアエンド前は、第1電極部材41と第2電極部材42とが非通電状態となっており、電極部材間に電圧を印加しても電流が流れない。これにより、ニアエンド検知の度に電力が消費されることがないので、電力消費の低減を図ることができる。
また、残量検知部のニアエンド検知としては、上述に限られず、例えば、第1電極部材41に替えてプッシュスイッチし、第2電極部材に替えて押し部材とした構成にしてもよい。この場合、揺動部材に取り付けられた押圧部材が、揺動部材の回転とともに第1検知部材としてのプッシュスイッチに近づいていき、固形潤滑剤3bがニアエンド状態となると、第2検知部材としての押圧部材がプッシュスイッチを押し込み、ニアエンドが検知される。この構成においては、プッシュスイッチを、摺動領域Sに対して、塗布ローラ3aの固形潤滑剤3bとの摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側にずらして配置することで、ニアエンド前に揺動部材がプッシュスイッチを押圧してしまうことがなく、精度よく固形潤滑剤のニアエンドを検知することができる。
また、フォトセンサにて固形潤滑剤3bのニアエンドを検知する構成にすることもできる。この場合は、第1電極部材の配置位置に透明窓を設け、この透明窓にフォトセンサを対向配置する。そして、第2電極部材の配置位置に反射板を配置する。この場合、固形潤滑剤がニアエンド状態となると、揺動部材に取り付けられた第2検知部材としての反射板が、第1検知部材としての透明窓と対向し、フォトセンサが反射光を検知して、潤滑剤のニアエンドが検知される。この構成においても、透明窓を、摺動領域Sに対して、塗布ローラ3aの固形潤滑剤3bとの摺擦方向(塗布ローラ表面移動方向)下流側にずらして配置することで、揺動部材が透明窓と摺動するのを抑制することができ、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aに対する加圧力を長手方向で均一にできる。また、反射型フォトセンサ(フォトリフレクタ)ではなく、透過型フォトセンサ(フォトインタラプタ)を用いて、潤滑剤のニアエンドを検知することもできる。
次に、残量検知の変形例について説明する。
[第1変形例]
図17は、第1変形例の残量検知部140の概略構成図であり、図18は、変形例1の断面図であり、図19は、要部斜視図である。
第1変形例の残量検知部140は、収納ケース3eの塗布ローラ3aと固形潤滑剤3bとの当接部よりも塗布ローラ回転方向下流側の側面に設けられている。この第1変形例の残量検知部140は、第1電極部材142a、この第1電極部材142aに対向配置された第2電極部材142b、抵抗検知部142cなどを有している。抵抗検知部142cは、第1電極部材142aと第2電極部材142bとに接続されており、第1電極部材142aと第2電極部材142bとの間に電圧を印加して、電気抵抗を計測する。また、抵抗検知部142cは、制御部100に接続されている。第1電極部材142a,第2電極部材142bは、これらを覆うカバー部材143に位置決め保持されている。
また、収納ケース3eの塗布ローラ3aと固形潤滑剤3bとの当接部よりも塗布ローラ回転方向下流側の側面には、潤滑剤保持部材3dの移動方向に延びる開口部31eが設けられている。この開口部31eに潤滑剤保持部材3dに設けられた被検知部としての押し当て部31dが貫通している。
使用初期においては、図18(a)に示すように、潤滑剤保持部材3dに設けられた押し当て部31dは、第2電極部材142bから離間している。よって、このときは、第2電極部材142bは第1電極部材142aから離間しており、抵抗検知部142cにより、電極部材間に電圧を印加しても電極部材間に電流が流れず、電気抵抗値の測定が不能な状態である。
固形潤滑剤3bが削られ潤滑剤が消費され固形潤滑剤の高さが低くなっていくと、潤滑剤保持部材3dが塗布ローラ3a側へ近づいていく。そして、固形潤滑剤3bの高さが所定値となると、潤滑剤保持部材3dに設けられた押し当て部31dが第2電極部材142bに当接する。さらに固形潤滑剤3bが削られ、高さが低くなると、押し当て部31dにより第2電極部材142bが押される。すると、第2電極部材142bが第1電極部材142a側へと撓む。そして、図18(b)に示すように、潤滑剤の量が残り僅か(ニアエンド)となると、第2電極部材142bの自由端が第1電極142aと当接する。第2電極部材142bが第1電極部材142aに当接すると、第2電極部材142bと第1電極部材142aとが非導通状態から導通状態に切り替わる。これにより、抵抗検知部142cにより第1電極部材142aと第2電極部材142bとの間に電圧を印加すると、電極部材間に電流が流れる。その結果、抵抗検知部142cで電気抵抗値が計測され、潤滑剤が残り僅かであることを検知することができる。
この第1変形例は、収納ケース3eにおける塗布ローラ3aと固形潤滑剤3bとの当接部よりも塗布ローラ3a回転方向下流側の側面に設けている。よって、固形潤滑剤3bが塗布ローラ3aとの当接部で塗布ローラ3aの表面移動方向(図中左側)に力を受け、固形潤滑剤3bを保持する潤滑剤保持部材3dが、塗布ローラ3aの固形潤滑剤を摺擦する方向(図中左側)に移動する方向が、残量検知部140に近づく方向になる。よって、潤滑剤保持部材3dに設けられた被検知部としての押し当て部31dを確実に第2電極部材142bに当接させることができる。これにより、確実にニアエンド状態を検知することができる。また、潤滑剤保持部材3d、固形潤滑剤3bが、塗布ローラ3aの表面移動方向(図中左側)に移動し、開口部31eを塞ぐことができる。これにより、収納ケース3e内に堆積した潤滑剤粉が、開口部31eから飛散するのを抑制することができる。
また、この変形例1においては、残量検知部140を、収納ケース3eの外部に設けているので、収納ケース3e内部に残量検知部を設けた場合に比べて、第1電極部材142aや第2電極部材142bに潤滑剤が付着するのを抑制することができる。
また、この変形例においては、板金など比較的安価に形成することができる第1電極部材142a、第2電極部材142bで残量検知部を構成しているので、光学センサやプッシュスイッチなどを用いる場合に比べて、安価に残量検知部を構成することができる。
また、この第1変形例においては、カバー部材143で開口部31e、電極部材142a、142bを覆っている。これにより、開口部31eから潤滑剤供給装置3外へ潤滑剤粉が飛散するのを抑制することができ、装置が汚れるのを抑制することができる。また、飛散トナーなどが、電極部材142aや回転電極部材の電極部材142aとの当接部に付着するのを抑制することができ、電極部材間に導通不良が生じるのを抑制することができる。
また、この第1変形例においては、カバー部材143に電極部材142a,142bを位置決め保持している。このように、同一の部材に電極部材142a,電極部材142bを位置決め保持することで、部品公差を最小限に抑えることができる。これにより、電極部材142a,142bのそれぞれの位置関係を精度よく出すことができる。これにより、固形潤滑剤3bがニアエンド状態のときに、確実に第1電極部材142aに第2電極部材142bを当接させることができ、精度よく潤滑剤のニアエンド状態を検知することができる。また、カバー部材143を収納ケース3eから取り外すだけで、残量検知部40を、潤滑剤供給装置3から取り外すことができ、残量検知部40の交換作業を容易に行うことができる。
この変形例においても、固形潤滑剤3b長手方向両端部付近にそれぞれ、残量検知機構を設ける。よって、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、潤滑剤の消費量が多い側の端部がニアエンドとなった時点で、潤滑剤の消費量が多い側の端部側に配置された残量検知機構40がニアエンドを検知することができる。図20に示すように、各残量検知機構で共通の抵抗検知部44を設けてもよいし、図21に示すように各残量検知機構それぞれ抵抗検知部44を設けてもよい。図21に示すように、各残量検知機構それぞれ抵抗検知部44を設けた場合、固形潤滑剤長手方向でどちらの端部側がニアエンドになったかを検知することができる。
[第2変形例]
図22は、第2変形例の残量検知部240の概略構成図あり、図23は、要部斜視図である。
この図22に示す第2変形例は、検知用回転部材241を設けたものである。検知用回転部材241は、カバー部材243の回転軸243cに回転自在に支持されている。検知用回転部材241の図中左側(固形潤滑剤長手方向端部側)端部は、被検知部としての押し当て部31dと対向している。検知用回転部材241の図中右側(固形潤滑剤長手方向中央側)端部は、第2電極部材242bと当接している。
また、カバー部材243には、カバー部材243で覆われた空間を、開口部31eが配置された空間と、第1電極部材242aおよび第2電極部材242bとが配置された空間とに仕切る仕切り壁243bが設けられている。
この第2変形例においては、固形潤滑剤3bが削られ潤滑剤が消費され固形潤滑剤の高さが低くなっていくと、押し当て部31dが検知用回転部材241に当接する。さらに固形潤滑剤3bが削られ、高さが低くなると、押し当て部31dにより検知用回転部材241の図中左側端部が押される。すると、検知用回転部材241が図中時計回りに回転して、検知用回転部材241の図中右側端部が、第2電極部材242bを第1電極部材242a側へ押す。そして、潤滑剤ニアエンドとなると、第2電極部材242bが第1電極部材242aと当接し、ニアエンドが検知される。
この第2変形例においては、第1電極部材242a、第2電極部材242bを、固形潤滑剤3bと塗布ローラ3aとの当接部から離れた位置に設けることができる。これにより、塗布ローラ3aにより削れた潤滑剤粉が、電極部材に付着するのを抑制することができる。これにより、各電極部材に付着した潤滑剤により電極部材間に導通不良が生じるのを抑制することができ、精度よく潤滑剤のニアエンドを検知することができる。
また、この第2変形例においては、仕切り壁243bにより、カバー部材243で覆われた空間を、開口部31eが設けられた空間と、各電極部材が設けられた空間とに仕切っている。これにより、開口部31eから進入してきた潤滑剤粉が、第1電極部材242a,第2電極部材242bに付着するのをより一層抑制することができる。また、カバー部材243と仕切り壁243bとを樹脂で一体成形するのが好ましい。これにより、カバー部材243と仕切り壁243bとを別部材で構成した場合に比べて、部品点数を削減でき、装置を安価にすることができる。また、収納ケース3eに仕切り壁243bを設けてもよい。この場合も、収納ケース3eと仕切り壁243bとを樹脂で一体成形することで、部品点数を削減でき、装置を安価にすることができる。また、カバー部材243、収納ケース3eそれぞれに仕切り壁を設けて、組み合わせることで、カバー部材243で覆われた空間を、開口部31eが設けられた空間と、各電極部材が設けられた空間とに仕切ってもよい。
また、装置の構成によっては、残量検知部を、塗布ローラ3aと固形潤滑剤3bとの当接部よりも画像形成時における塗布ローラ回転方向下流側に設けることができない場合がある。通常、画像形成装置においては、画像形成動作終了時に感光体を逆回転させて、クリーニングブレードに堰き止められたトナーをクリーニングブレードから剥離させて除去している。このとき、塗布ローラ3aも逆回転させて、潤滑剤の残量検知を行うようにする。これにより、潤滑剤の残量を検知するときは、残量検知部は、塗布ローラ3aと固形潤滑剤3bとの当接部よりも画像形成時における塗布ローラ回転方向下流側になる。その結果、上述したように、確実に潤滑剤の残量を検知することができる。
また、中間転写ベルト56に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置に、上述した潤滑剤塗布装置を適用してもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の(1)〜(11)態様毎に特有の効果を奏する。
(1)
固形潤滑剤3bと、固形潤滑剤3bの潤滑剤を感光体1などの潤滑剤供給対象に供給する塗布ローラ3aなどの供給部材と、固形潤滑剤3bが所定量以下であることを検知する残量検知部40などの残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置3において、 上記残量検知手段は、上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側に設けられている。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、確実に潤滑剤のニアエンドを検知することができる。
(2)
上記(1)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、残量検知部40などの残量検知手段は、固形潤滑剤の消費に伴い移動する押し当て部31dなどの被検知部が所定の位置にきたことを検知することで、上記固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知する。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、固形潤滑剤ニアエンドを検知することができる。
(3)
また、上記(2)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、固形潤滑剤3bを収納する収納ケース3eを備え、残量検知手段を収納ケース3eの外に設けた。
かかる構成を有することで、第1変形例で説明したように、収納ケース3eの内部に設けた場合に比べて、残量検知部に潤滑剤が付着するのを抑制することができ、誤検知を抑制することができる。
(4)
また、上記(3)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、収納ケース3eには、押し当て部31dなどの被検知部が貫通する開口部31eが設けられており、残量検知手段と開口部31eとを覆うカバー部材143を設けた。
かかる構成を備えることで、第1変形例で説明したように、開口部31eから潤滑剤供給装置3外へ潤滑剤粉が飛散するのを抑制することができ、装置が汚れるのを抑制することができる。また、飛散トナーなどが、残量検知部に付着するのを抑制することができ、誤検知を抑制することができる。
(5)
また、上記(2)乃至(4)いずれかの記載の態様の潤滑剤供給装置3において、残量検知部などの残量検知手段は、第1電極部材と、押し当て部31dなどの被検知部により直接または間接的に第1電極部材側へ押されて、第1電極部材と当接する第2電極部材とを備え、第1電極部材と第2電極部材との間の導通を検知することで固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知する。
かかる構成を備えることで、第1変形例で説明したように、安価な構成で残量検知部を構成することができる。
(6)
また、(5)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、残量検知部などの残量検知手段は、回転可能に設けられた回転部材241を備え、押し当て部31dなどの被検知部が回転部材241を固形潤滑剤3bの消費に伴い押して、回転部材241の被検知部との当接箇所と回転部材241の回転の支点を挟んで反対側で第2電極部材241bと当接する。
かかる構成を備えることで、第2変形例で説明したように、第1電極部材42a、第2電極部材42bを、開口部31eから離れた位置に配置することができる。これにより、第1電極部材42a、第2電極部材42bに潤滑剤が付着するのを抑制することができる。
(7)
また、(2)乃至(6)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記被検知部は、上記固形潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材に設けられた押し当て部31dなどの凸部である。
かかる構成とすることで、被検知部を固形潤滑剤の消費に伴い移動させることができる。
(8)
また、上記(2)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、固形潤滑剤3bを収納する収納ケース3eに揺動自在に支持され、固形潤滑剤3bを保持する潤滑剤保持部材3dに摺動しながら揺動する、または、潤滑剤保持部材3dに揺動自在に支持され、収納ケース3eの潤滑剤保持部材3dと対向する対向面に摺動しながら揺動する一対の揺動部材31a、および、上記一対の揺動部材31aを付勢する付勢手段31bを備え、上記付勢手段31bの付勢力により上記揺動部材31aが上記収納ケース3eの内周面または上記潤滑剤保持部材3dに摺動しながら揺動して上記固形潤滑剤3bを塗布ローラ3aなどの供給部材に押し当てる押し当て機構3cを備え、残量検知手段は、揺動部材31aに取り付けた被検知部を検知する。
かかる構成とすることでも、実施形態で説明したように、固形潤滑剤の量が所定量以下となったとき、残量検知部で被検知部を検知することができる。
(9)
また、上記(8)に記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記第1検知部材および上記第2検知部材は、電極部材であって、供給部材の固形潤滑剤3bに対する摺擦方向上流側における固形潤滑剤3bの上記移動方向長さが上記所定値になると、第1検知部材と第2検知部材とが当接するように構成し、上記残量検知手段は、上記第1検知部材および第2検知部材間に電圧を印加して、電極間の導通状態を検知することで、上記固形潤滑剤の残量を検知する。
かかる構成を備えることで、潤滑剤量が残り僅かとなったら、第1検知部材41と第2検知部材42とが当接して、通電するので、使用初期時から通電させて検知するものに比べて、消費電力を低減することができる。
(10)
また、感光体1などの像担持体と、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、像担持体上の画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、潤滑剤供給手段として、上記(1)乃至(9)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤のニアエンドを良好に検知することができ、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われるのを抑制することができる。これにより、感光体の劣化を経時に亘り抑制することができる。
(11)
また、感光体1などの像担持体と、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、潤滑剤供給手段として、上記(1)乃至(9)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤のニアエンドを良好に検知することができ、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われるのを抑制することができる。これにより、感光体の劣化を経時に亘り抑制することができるプロセスカートリッジを提供することができる。
1:感光体
3:潤滑剤塗布装置
3a:塗布ローラ
3b:固形潤滑剤
3c:押し当て機構
3d:潤滑剤保持部材
3e:収納ケース
31a:揺動部材
31b:バネ
31a 各揺動部材
32:内周面
40:残量検知機構
41:第1電極部材
42:第2電極部材
44:電気抵抗値検知手段
56:中間転写ベルト
100:制御手段
300c:押し当て機構
301a:揺動部材
301b:バネ
311:当接部
400:残量検知機構
S:摺動領域
特開2011−197126号公報

Claims (11)

  1. 固形潤滑剤と、
    上記固形潤滑剤の潤滑剤を潤滑剤供給対象に供給する供給部材と、
    上記固形潤滑剤が所定量以下であることを検知する残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置において、
    上記残量検知手段は、上記供給部材の上記固形潤滑剤に対する摺擦方向下流側に設けられていることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  2. 請求項1の潤滑剤供給装置において、
    上記残量検知手段は、上記固形潤滑剤の消費に伴い移動する被検知部が所定の位置にきたことを検知することで、上記固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  3. 請求項2の潤滑剤供給装置において、
    上記固形潤滑剤を収納する収納ケースを備え、
    上記残量検知手段を収納ケースの外に設けたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  4. 請求項3の潤滑剤供給装置において、
    上記収納ケースには、上記被検知部が貫通する開口部が設けられており、
    上記残量検知手段と上記開口部とを覆うカバー部材を設けたことを特徴とする潤滑剤供給装置。
  5. 請求項2乃至4いずれかの潤滑剤供給装置において、
    上記残量検知手段は、
    第1電極部材と、
    上記第1電極部材と、上記被検知部により直接または間接的に上記第1電極部材側へ押されて、上記第1電極部材と当接する第2電極部材とを備え、
    上記第1電極部材と上記第2電極部材との間の導通を検知することで上記固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  6. 請求項5の潤滑剤供給装置において、
    上記残量検知手段は、回転可能に設けられた回転部材を備え、上記被検知部が上記回転部材を上記固形潤滑剤の消費に伴い押して、上記回転部材の上記被検知部との当接箇所と上記回転部材の回転の支点を挟んで反対側で上記第2電極部材と当接することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  7. 請求項2乃至6いずれかの潤滑剤供給装置において、
    上記被検知部は、上記固形潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材に設けられた凸部であることを特徴とする潤滑剤供給装置。
  8. 請求項2の潤滑剤供給装置において、
    上記固形潤滑剤を収納する収納ケースに揺動自在に支持され、上記固形潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材に摺動しながら揺動する、または、上記潤滑剤保持部材に揺動自在に支持され、上記収納ケースの上記潤滑剤保持部材と対向する対向面に摺動しながら揺動する一対の揺動部材、および、上記一対の揺動部材を付勢する付勢手段を備え、上記付勢手段の付勢力により上記揺動部材が上記収納ケースの内周面または上記潤滑剤保持部材に摺動しながら揺動して上記固形潤滑剤を上記供給部材に押し当てる押し当て機構を備え、
    上記残量検知手段は、上記揺動部材に取り付けた被検知部を検知することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  9. 請求項8の潤滑剤供給装置において、
    上記残量検知手段は、上記固形潤滑剤が所定量以下となったとき、導電性の被検知部と当接する電極部材を備え、上記電極部材と上記被検知部との間の導通を検知することで上記固形潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知することを特徴とする潤滑剤供給装置。
  10. 像担持体と、該像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、該像担持体上の画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    上記潤滑剤供給手段として、請求項1乃至9いずれかの潤滑剤供給装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 像担持体と、該像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    上記潤滑剤供給手段として、請求項1乃至9いずれかの潤滑剤供給装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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