JP2008020783A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングブレードの寿命が延び、長期にわたって安定したクリーニング性能を維持することができる画像形成装置。
【解決手段】被清掃体の表面に当接して該被清掃体の表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードが前記被清掃体に当接する当接条件を変化させる当接条件変化手段と、潤滑剤に塗布ブラシを接触させることにより前記潤滑剤を前記塗布ブラシに付着させ、前記塗布ブラシを前記被清掃体の表面に接触させることにより前記被清掃体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、前記潤滑剤の消費量若しくは残量を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記当接条件を変化させるべく前記当接条件変化手段を制御する制御手段と、を備えたこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真複写機、プリンタ及びファクシミリ、並びにこれらの諸機能を備えた複合機等の画像形成装置に関し、詳しくは像担持体等に残留したトナーを除去するクリーニング装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体ドラムに形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化された画像を記録材上に転写し、この画像を定着して排紙している。
また、カラー画像を形成する場合には、原稿色に対応したY,M,C,Kの潜像を4個の感光体ドラムに形成し、顕像化された4色の画像を無端状の中間転写ベルトに一次転写した後、記録材上に二次転写して、記録材上に転写された画像を定着して排紙している。
以上の如き画像形成装置においては、転写後に感光体ドラムや中間転写ベルトの像担持体に付着して残留したトナーを除去するクリーニング装置が設けられている。
代表的なクリーニング方式として、クリーニングブレードを用いる方式がある。これは回転する像担持体の外周面にウレタンゴム等から板状に形成されたクリーニングブレードのエッジ部を当接させて、トナーを掻き落として除去する方式である。そして、掻き落としたトナーをクリーニング装置内にある搬送スクリューによりクリーニング装置外に搬送し、更に搬送スクリューを内蔵した管状の搬送手段によって所定の搬送先まで搬送する。なお、トナーを廃棄する場合は回収容器に搬送し、トナーを再利用する場合は現像装置に搬送する。
ここで、クリーニング装置の長期の使用過程に関し、初期においてはクリーニングブレードのエッジが線接触の状態で像担持体に当接し、クリーニングブレードがめくれるという現象が発生し易い。そこで、クリーニングブレードの当接力を弱めに設定することが行われる。
一方、クリーニング装置の長期の使用に伴ってクリーニングブレードが老朽化してくると、エッジが摩耗して面接触の状態で像担持体に当接し、しかも像担持体に疵が付いたりトナーが強固に付着したりするので、クリーニングが不充分になる。この反面、クリーニングブレードはめくれ難くなる。
このために、像担持体とクリーニングブレードとの摩擦力の変動を検知し、その検知結果に基づいてクリーニングブレードの像担持体への当接角を変更する技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、像担持体の摩擦係数を低下させる物質を像担持体上に供給するという技術が開示されている。例えば、ステアリン酸亜鉛等からなる潤滑剤を塗布ブラシにより像担持体上に塗布する技術である(特許文献2参照)。潤滑剤を像担持体上に塗布すれば、クリーニングブレードとの摩擦係数が低下してクリーニングブレードのめくれを防止でき、トナーを確実に除去することが出来る。
特開2003−21995号公報 特開平8−137354号公報
特許文献1に関して、クリーニングブレードのめくれは装置の起動時に発生し易いために、起動後に摩擦力を検知して当接角を変更したのでは、起動時のめくれを防止することは困難である。また、通常の画像形成時に像担持体上のトナーの量の大小によっても摩擦力が変化するが、その度にクリーニングブレードの当接角を変更していては、クリーニング性能が不安定になる虞がある。
特許文献2に関して、ステアリン酸亜鉛等からなる潤滑剤は像担持体上に適量に保持されることが望ましい。しかし、潤滑剤を像担持体上に適量に保持させることは困難であり、塗布ブラシによる塗布によって像担持体上に保持される潤滑剤の量が徐々に増加し、この結果、画像がぼけるという問題が発生する。このために、始めから少量の潤滑剤を塗布すると、像担持体上に保持される潤滑剤の量が特に初期に不足し、像担持体上に残留したトナーを充分にクリーニングすることができないばかりか、クリーニングブレードがめくれ易いという問題が生ずる。
この点に関し、特許文献2においては考慮されていない。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、クリーニング装置の長期の使用に伴って像担持体上に保持される潤滑剤の量が徐々に増加するが、同時にクリーニングブレードの当接角や当接力等の当接条件を制御して、これらも徐々に増大させることによって、像担持体上に潤滑剤を適量に保持させ、クリーニングブレードのめくれや画像のぼけ等を防止すると共に、長期にわたって安定したクリーニング性能を維持することができる画像形成装置を提案することを目的とする。
前記目的は、下記に記載した発明により達成される。
本発明の画像形成装置は、
被清掃体の表面に当接して該被清掃体の表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードが前記被清掃体に当接する当接条件を変化させる当接条件変化手段と、
潤滑剤に塗布ブラシを接触させることにより前記潤滑剤を前記塗布ブラシに付着させ、前記塗布ブラシを前記被清掃体の表面に接触させることにより前記被清掃体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、
前記潤滑剤の消費量若しくは残量を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知結果に基づいて、前記当接条件を変化させるべく前記当接条件変化手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、クリーニングブレードのめくれや画像のぼけ等を防止すると共に、長期にわたって安定したクリーニング性能を維持することができる。
先ず、本発明を用いる画像形成装置の一例を図1に示す。図1は、画像形成装置の全体構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、両面原稿自動送り装置RADFと画像形成装置本体Aとから構成されている。
両面原稿自動送り装置RADFは画像形成装置本体Aの上部にあり、開閉可能となっている。原稿給紙台aの原稿は、給紙ローラb、分離ローラc、レジストローラd、さらに搬送ドラムeによって搬送される。
画像形成装置本体Aは、画像読取部105、CPU(制御手段)101、画像書込部3、画像形成部4、記録材収納部5、搬送部55、定着手段7、排紙部8、再搬送部9等から構成されている。
画像読取部105の光学系は、光源と第1ミラーを備える露光ユニット14、第2ミラーと第3ミラーを備えるVミラーユニット15、レンズ16、CCDイメージセンサ17により構成されている。両面原稿自動送り装置RADFによって搬送された原稿に対する読取動作は、露光ユニット14がスリット露光用ガラス13の下方に位置した状態で行われる。原稿台ガラス11上に置かれた原稿に対する読取動作は、露光ユニット14及びVミラーユニット15が移動することによって行われる。
画像読取部105によって読み取られた原稿の画像は、画像処理部によって画像処理され、画像データとして信号化された上で記憶される。
次に、記録材Pに画像を形成するプロセスを説明する。
感光体ドラム(被清掃体、像担持体)21が不図示のメインモータにより駆動され、感光体ドラム21の表面が不図示の電源により電圧供給され、帯電器22の放電により負極性に帯電される。次に、画像書込部3により画像情報に応じた光書込がなされ、感光体ドラム21上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像手段23を通過すると、現像手段23内で負極性に帯電されたトナーが負極性現像バイアスの印加により潜像画像の部分に付着し、感光体ドラム21上にトナー像が形成される。形成されたトナー像は転写器24Aによって感光体ドラム21から記録材Pへ転写され、記録材Pは分離器24Bによって分離される。転写後に残留した感光体ドラム21上のトナーはクリーニング手段6により清掃される。分離された記録材Pは、搬送部55により搬送されて、加熱ローラと加圧ローラのローラ対からなる定着手段7へ送られる。その結果、トナー像が記録材Pへ定着され、画像形成された記録材Pが排紙部8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
なお、両面プリントの場合は、第1面に画像形成された記録材Pは、搬送路切替板82により再搬送部9に送り込まれて反転され、再び画像形成部4において第2面に画像形成された後に、排紙部8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
反転排紙の場合は、搬送路切り替え板82により通常の排紙通路から分岐した記録材Pは、反転排紙部83においてスイッチバックして表裏反転された後、排紙部8により装置外の排紙トレイ81に排出される。
次に、クリーニング手段6の構成を図2及び図3に基づいて説明する。図2はクリーニング手段6の断面図であり、図3はクリーニングブレード61の当接条件を変化させる当接条件変化手段の図である。
先ず、図2に基づいてクリーニング手段6の構成を説明する。
ケーシング60は後述するクリーニング手段6の各部材を保持している。
クリーニングブレード61は、ウレタンゴム等から板状に形成され、感光体ドラム21(被清掃体)の回転方向と逆方向(カウンター方向)に向いた状態で、エッジ61Aが感光体ドラム21に当接している。
塗布ブラシ62(潤滑剤塗布手段)は、ナイロンやポリエステル等により形成されたブラシ毛62A(毛の長さは4〜5mm)を基布に植毛し、基布を金属製のローラ62Bに巻き付けた構成になっている。そして、ブラシ毛62Aの先端部は1mm程度の長さで、クリーニングブレード61より上流側で感光体ドラム21に圧着している。
潤滑剤63は、ステアリン酸亜鉛等からなる固形物であり、質量の大きい保持部材64に保持されている。そして、塗布ブラシ62のブラシ毛62Aの先端部が1mm程度の長さで潤滑剤63に圧着している。
検知センサ65(検知手段)は保持部材64に接触して、潤滑剤63の消費量若しくは残量を検知する。
スクリュウ66は、ケーシング60の底部に配置され、回転することにより落下したトナーをクリーニング装置6の外部に搬送する。
シール板67はケーシング60に固定され、感光体ドラム21に当接して、内部のトナーが漏出することを防止している。
以上の如き構成のクリーニング手段6において、時計方向に回転する感光体ドラム21に残留したトナーはクリーニングブレード61のエッジ61Aによって掻き落とされて除去される。除去されたトナーは落下して塗布ブラシ62に付着するが、フリッカー60Aによって掻き落とされ、ケーシング60の下部に落下する。落下したトナーはスクリュウ66によって紙面垂直方向に搬送されて、不図示の回収容器に回収されて廃棄されたり、現像手段23に搬送されて再利用されたりする。
また、塗布ブラシ62は感光体ドラム21よりやや速い速度で反時計方向に回転し、潤滑剤63を削り取ってブラシ毛62Aに付着させ、ブラシ毛62Aを感光体ドラム21の表面に接触させることにより感光体ドラム21に潤滑剤63を塗布する。
クリーニング手段6の使用に伴って、潤滑剤63は削り取れて次第に減少してゆくが、潤滑剤63は質量の大きい保持部材64に保持されているので、潤滑剤63及び保持部材64は重力によって徐々に下方に移動する。この移動位置を検知センサ65が検知し、後述する制御手段に出力する。制御手段は、予め記憶している基準変位と検知時の変位によって検出された潤滑剤63の消費量に応じて、クリーニングブレード61の当接角や当接力である当接条件を変化させる。
次に、図3に基づいてクリーニングブレードの当接条件を変化させる当接条件変化手段の構成の一例を説明する。
前述のクリーニングブレード61はL字形のブレード保持部材611に固定され、更に、ブレード保持部材611はレバー613の一端に設けた軸613Aに回動自在に巻回された加圧部材612に固定されている。
レバー613は支軸614を中心に回動自在であって、その左側部がカム615に当接している。カム615は回転中心を同一にしたウオーム歯車616と一体的に回転し、ウオーム歯車616はウオーム617と歯合している。また、ウオーム617はステップモータである第1モータ108によって回転する。
また、加圧部材612の端部には引っ張りバネ621の一端が係合し、引っ張りバネ621の他端は大きな質量のウエイト622の上部に係合している。ウエイト622は案内部材623によって案内されて上下に移動し、ウエイト622は重力によって下部がカム624と当接している。カム624は不図示のモータによって回転する。
以上の構成において、潤滑剤63の消費量に応じて第1モータ108を回転させ、この回転伴ってウオーム617が回転し、ウオーム617の回転によりウオーム歯車616が回転してカム615が図の実線の状態にあるときは、カム615に実線で示す如くレバー613の左側部が当接する。従って、加圧部材612及びブレード保持部材611を介してクリーニングブレード61は実線で示す如く感光体ドラム21に対する当接角が最も大きい状態になっている。
なお、当接角とは、クリーニングブレード61のエッジが感光体ドラム21に当接したときの接線と、剛体と見なしたクリーニングブレード61とが成す角度である。
以上の状態のときには、不図示のステップモータである第2モータによってカム624が回転し、カム624の姿勢によってウエイト622は最も下方に位置している。従って、引っ張りバネ621は最も伸びていて、加圧部材612を最大の付勢力で反時計方向に付勢している。従って、クリーニングブレード61の感光体ドラム21に対する当接力は最大になっている。
一方、潤滑剤63の消費量に応じて第1モータ108を回転させ、カム615が図の二点鎖線の状態にあるときは、レバー613も二点鎖線の位置にあり、クリーニングブレード61も二点鎖線の位置にある。従って、クリーニングブレード61は感光体ドラム21に対する当接角が最も小さい状態になっている。
この状態のときには、不図示の第2モータによって回転したカム624の姿勢によってウエイト622は最も上方に位置している。従って、引っ張りバネ621は最も縮んでいて、加圧部材612を最小の付勢力で反時計方向に付勢しているので、クリーニングブレード61の感光体ドラム21に対する当接力は最小になっている。
図4は、本発明に係わる制御系のブロック図である。
CPU(制御手段)101は画像形成装置1の動作を制御し、ROM102に格納されたプログラムにより動作する。ROM102は記憶手段としても機能するもので、プログラムのほかに操作部の表示用言語データ(文字フォント、テキスト、アイコン用ビットマップデータ)等が格納されている。RAM103はプログラム実行用のワークメモリとなる。不揮発性RAM104は画像形成装置1の電源が遮断されても保持する必要のある設定内容や機械状態を記憶している。
画像形成装置1にはホストコンピュータ2が接続されている。ホストコンピュータ2から送信されたり、画像読取部105によって読み取られたりした画像データは、画像処理部106によって画像処理され、画像形成部4によって記録材上に画像が形成される。CPU101には塗布ブラシ62を回転させるブラシ用モータ107と検知センサ65とが接続されている。また、CPU101は検知センサ65による検知結果により、第1モータ108を回転させてクリーニングブレード61の当接角を変化させ、第2モータ109を回転させてクリーニングブレード61の当接力を変化させる。
なお、不揮発性RAM104には、検知センサ107による検知結果に対応する第1モータ108の回転量、及び第2モータ109の回転量をテーブルとして記憶している。
ここで、感光体ドラム21上の潤滑剤63の保持量が徐々に増加するので、画像がぼけるという問題が生ずる場合がある。また、クリーニングブレード61は経時的に徐々にエッジが摩耗し、クリーニング性能が低下する。
そこで、クリーニングブレード61の当接角や当接力を徐々に増加させれば、クリーニングブレード61はめくれ難く、また、画像がぼけるということも生ぜず、長期にわたって安定したクリーニング性能を維持することができる。
以下に、潤滑剤63の消費量に応じて、クリーニングブレード61の当接角(°)、及びクリーニングブレード61の当接力(N/m)を徐々に増加させて行った実験結果を表1に示す。
なお、感光体ドラム21に対する塗布ブラシ62の回転速度を140%とし、潤滑剤63の塗布量を5g/10万回転とした。
また、当接力はクリーニングブレード61の1m幅における力である。
Figure 2008020783
表1に示す如く、潤滑剤63の消費量の増大に応じて、クリーニングブレード61の当接力を徐々に増加させ、潤滑剤63の消費量が50%に減少した時点でクリーニングブレード61の当接角を増加させた。
ここで、クリーニングブレード61は、適度な弾性が必要で、JIS−K6301に規定されている反発弾性が25℃環境下で40〜75%の範囲に入るように、例えば、イソシアネート、ポリオール及び各種水素含有化合物の付加反応を経て合成されるポリウレタン樹脂を素材とするウレタンゴムからなる弾性体として形成され、感光体ドラム21の回転中心方向への当接加重が単位長さ辺り14〜28N/mに設定されてクリーニング手段に取り付けられている。因みに、クリーニングブレード61の当接加重が14N/mより小さいとすり抜けが発生し、クリーニング不良となる。また、28N/mより大きくなると、感光体ドラム21の感光層との摩擦により、ブレードめくりが発生してしまう。
塗布ブラシ62は、導電性のアクリル、ポリエステル若しくはナイロン等の樹脂で植毛された円柱状のブラシとして形成され、植毛の密度(硬さ)としては、繊維直径が5〜30デニール、単位面積当たりの本数が4,650〜18,600本/cm2が好ましい。なお、デニールとは、合成繊維や化学繊維の太さを示す単位で、9,000m当たりの質量が1gのものを1デニールという。また、感光体ドラム21に対する食い込み量は、0.4〜1.5mmが好ましく、0.4mmより小さいと擦過力が弱くなり過ぎて、紙粉やトナーの除去能力が不足し、スポットソイレイジ(記録材の一部に紙粉とトナーが混じったものが点状にこぼれ落ちる現象)、クリーニング不良、フィルミングによる画像ボケが発生し易くなり、1.5mmより大きいと擦過力が強くなり過ぎて、感光体ドラム21が過剰に研磨されて、かぶりが発生し易くなる。
潤滑剤63は、感光体ドラム21の離型性を向上させ、トナー等の付着力を弱める働きがある。材質としては、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等が用いられる。
また、潤滑剤63の消費量が95%になったときは、塗布ブラシ62の回転を中止して、それ以上削り取らないようにする。潤滑剤63は固形であって、金属製の保持部材64に接着されているので、削れて小さくなって、潤滑剤63同士の保持力が作用しなくなってくると、欠けたり剥がれたりし易く、塊のままで塗布ブラシ62に巻き込まれると、感光体ドラム21に疵を付ける虞がある。このために、潤滑剤63は5%程度が残った状態で交換することが望ましい。
クリーニング手段を含む感光体ユニットの交換時期は潤滑剤63が5%に減少する前に行われる設定とすることが望ましいが、感光体ユニットの交換時期が訪れる前に潤滑剤63が5%に減少した場合は、例えば操作部上に感光体ユニットの交換時期を示す表示をさせることによって、ユーザーに感光体ユニットの交換を促すようにする。これによって、潤滑剤63の塊が剥離して感光体ドラム21に疵を付けることを防止できる。
次に、クリーニングブレード61の当接角及び当接力を変化させなかった場合の実験結果を表2に示し、クリーニングブレード61の当接角及び当接力を徐々に増加させた場合の実験結果を表3に示す。
Figure 2008020783
Figure 2008020783
表2の実験においては、塗布ブラシ62の回転速度が感光体ドラム21に対して120%増の一定であり、クリーニングブレード61の当接角は20°、当接力は22N/mで一定とした。この場合、感光体ドラム21の回転数が30万回転より画像ボケが発生し易くなり、40万回転を過ぎるとクリーニング不良が発生して、寿命になった。
一方、表3の実験結果では、感光体ドラム21の回転数が60万回転になるまで、クリーニング不良も画像ボケも発生せず、表2の状態より遙かに寿命が長くなった。
なお、クリーニングブレード61の当接条件として、当接角若しくは当接圧の何れか一方であってもよい。
また、当接条件として、クリーニングブレード61の当接位置、自由長、若しくは支点角等を可変とした構成であってもよい。
その他に、クリーニングすべき被清掃体として以上の説明においては感光体ドラム21としたが、被清掃体は中間転写ベルトや転写ローラであってもよい。
また、潤滑剤63の消費量の測定に関して、潤滑剤63の変位量を測定する方法であったが、圧力センサ、質量センサ、光学センサ等を用いてもよく、潤滑剤63の消費量を検知できるものであれば、どのような方法であってもよい。
また、以上の形態では潤滑剤63は重力によって塗布ブラシ62に当接しているが、潤滑剤63が塗布ブラシ62に対して側方や下方に配置されている場合には、バネ等によって潤滑剤63を塗布ブラシ62に当接させる構成にしてもよい。
更に、潤滑剤63の消費量を検知するのではなく、潤滑剤63の残量を検知するようにしてもよい。
また、塗布ブラシ62の回転速度や回転方向については特に規定するものではない。
画像形成装置の全体構成図である。 クリーニング手段の断面図である。 クリーニングブレードの当接条件を変化させる当接条件変化手段の図である。 本発明に係わる制御系のブロック図である。
符号の説明
21 感光体ドラム
6 クリーニング手段
61 クリーニングブレード
62 塗布ブラシ
63 潤滑剤
64 保持部材
65 検知センサ
101 CPU
107 ブラシ用モータ
108 第1モータ
109 第2モータ

Claims (5)

  1. 被清掃体の表面に当接して該被清掃体の表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードが前記被清掃体に当接する当接条件を変化させる当接条件変化手段と、
    潤滑剤に塗布ブラシを接触させることにより前記潤滑剤を前記塗布ブラシに付着させ、前記塗布ブラシを前記被清掃体の表面に接触させることにより前記被清掃体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、
    前記潤滑剤の消費量若しくは残量を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記当接条件を変化させるべく前記当接条件変化手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接条件は前記クリーニングブレードが前記被清掃体に当接する当接角であり、前記制御手段は前記検知手段が検知した前記潤滑剤の消費量の増大若しくは残量の減少に応じて前記当接角を増大させるべく制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記当接条件は前記クリーニングブレードが前記被清掃体に当接する当接力であり、前記制御手段は前記検知手段が検知した前記潤滑剤の消費量の増大若しくは残量の減少に応じて前記当接力を増大させるべく制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記潤滑剤は固形潤滑剤であって一端が前記塗布ブラシと接触し、前記固形潤滑剤の一端が摩耗することに応じて前記固形潤滑剤は前記塗布ブラシの方向に移動するように構成され、
    前記検知手段は前記固形潤滑剤の移動量を検知することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記被清掃体は、トナーにより形成された画像を担持する像担持体であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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