JP2013219120A - コイルの製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの生産性を従来以上に向上させることが可能なコイルの製造装置および製造方法を提供する。
【解決手段】コイルの製造装置1は、筒状のボビン2内に挿入された状態でボビン2を保持する巻芯20と、巻芯20に保持されたボビン2の外周に線材3を巻回してコイル4を生成する巻線装置60と、巻芯20にボビン2が装着される装着位置11から巻線装置60がボビン2の外周に線材3を巻回す巻線位置12に巻芯20を移動させる巻芯移動装置30と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状のボビンの外周に線材を巻回してコイルを製造するコイルの製造装置および製造方法に関する。
従来、スピーカに使用されるボイスコイル等においては、ポリイミド樹脂や耐熱紙等を筒状に形成したボビンの外周に線材を巻回してコイルを生成し、強度および耐熱性を向上させたものが使用されている。近年では、携帯電話機や携帯音楽プレイヤ等の各種モバイル機器の普及により、小型スピーカやイヤホン用の非常に小型のボイスコイルの需要が高まっており、このような小型のボイスコイルを製造する装置等も各種提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。
特開2012−4482号公報 特開2012−4483号公報
しかしながら、上記特許文献1または2に記載されているような従来の製造装置では、線材を巻回すための巻芯の位置が固定されていることから、ボビンを巻芯まで搬送して巻芯に装着(嵌入)する必要があると共に、コイルの成形等を行う場合には、生成したコイルを巻芯から抜き取って搬送する必要があるため、生産性の向上に限界があるという問題があった。
すなわち、小型のボイスコイルでは、ボビンも非常に微小且つ薄手に構成されるところ、従来の製造装置では、このように微小なボビンを把持して姿勢を維持した状態で搬送し、さらに2つの巻治具の間の狭隘なスペースにおいて巻芯に装着する必要があるため、装置構成が複雑になると共に、ボビンの搬送および装着に時間を要するものとなっていた。
また、巻線の完了後には、生成したコイルを2つの巻治具の間の狭隘なスペースにおいて巻芯から抜き取って搬送した後に、再び成形機等の保持部材にコイルを装着する必要があるため、やはり装置構成が複雑になると共に、時間を要するものとなっていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、コイルの生産性を従来以上に向上させることが可能なコイルの製造装置および製造方法を提供しようとするものである。
(1)本発明は、筒状のボビン内に挿入された状態で前記ボビンを保持する巻芯と、前記巻芯に保持された前記ボビンの外周に線材を巻回してコイルを生成する巻線装置と、前記巻芯に前記ボビンが装着される装着位置から前記巻線装置が前記ボビンの外周に前記線材を巻回す巻線位置に前記巻芯を移動させる巻芯移動装置と、を備えることを特徴とする、コイルの製造装置である。
(2)本発明はまた、前記巻線位置にある前記巻芯を回転駆動する巻芯駆動装置と、前記巻線位置にある前記巻芯に前記巻芯駆動装置を接続するクラッチと、を備えることを特徴とする、上記(1)に記載のコイルの製造装置である。
(3)本発明はまた、前記巻芯移動装置は、複数の前記巻芯を順番に前記装着位置から前記巻線位置に移動させるように構成されることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載のコイルの製造装置である。
(4)本発明はまた、前記巻芯移動装置は、回転する回転テーブルを備え、複数の前記巻芯は、前記回転テーブルの回転方向に沿って前記回転テーブルに配置されることを特徴とする、上記(3)に記載のコイルの製造装置である。
(5)本発明はまた、前記装着位置にある前記巻芯に向けて前記ボビンを搬送して前記巻芯に前記ボビンを装着するボビン搬送装置を備えることを特徴とする、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のコイルの製造装置である。
(6)本発明はまた、筒状の素材を切断して前記ボビンを生成する切出装置を備え、前記ボビン搬送装置は、前記切出装置から前記装着位置にある前記巻芯に向けて前記ボビンを搬送するように構成されることを特徴とする、上記(5)に記載のコイルの製造装置である。
(7)本発明はまた、前記切出装置は、前記素材内に挿入された状態で前記素材を保持する素材保持部材と、前記素材を軸方向に移動させて前記素材の軸方向端部を前記素材保持部材の軸方向端部から所定の距離だけ突出させる押出装置と、前記素材の前記素材保持部材からの突出部分を切断して前記ボビンを生成する切断装置と、を備えることを特徴とする、上記(6)に記載のコイルの製造装置である。
(8)本発明はまた、前記ボビン搬送装置は、前記ボビン内に挿入された状態で前記ボビンを保持するボビン保持部材を備え、前記切出装置は、前記素材の前記突出部分内に前記ボビン保持部材が挿入された状態で前記突出部分を切断することを特徴とする、上記(7)に記載のコイルの製造装置である。
(9)本発明はまた、前記切出装置は、複数の前記素材保持部材と、前記切断装置が前記素材を切断する切断位置に複数の前記素材保持部材を順番に移動させる素材保持部材移動装置と、を備えることを特徴とする、上記(7)または(8)に記載のコイルの製造装置である。
(10)本発明はまた、生成された前記コイルを所定の形状に成形する成形装置を備え、前記巻芯移動装置は、前記巻線位置から前記成形装置が前記コイルを成形する成形位置に前記巻芯を移動させるように構成されることを特徴とする、上記(1)乃至(9)のいずれかに記載のコイルの製造装置である。
(11)本発明はまた、前記巻芯は、自身の外周面に窪みを形成する窪み形成機構を備え、前記成形装置は、前記巻芯に保持された状態の前記コイルを前記窪みに向けて押圧するように構成された成形治具を備えることを特徴とする、上記(10)に記載のコイルの製造装置である。
(12)本発明はまた、前記巻芯から前記コイルを取り出す取出装置を備え、前記巻芯移動装置は、前記巻線位置から前記取出装置が前記コイルを取り出す取出位置に前記巻芯を移動させるように構成されることを特徴とする、上記(1)乃至(11)のいずれかに記載のコイルの製造装置である。
(13)本発明はまた、前記巻芯移動装置は、前記取出位置から前記装着位置に前記巻芯を移動させるように構成されることを特徴とする、上記(12)に記載のコイルの製造装置である。
(14)本発明はまた、装着位置において巻芯の外周にボビンを装着するステップと、前記ボビンが装着された状態の巻芯を前記装着位置から巻線を行う巻線位置まで移動させるステップと、前記巻線位置において前記巻芯に装着された前記ボビンの外周に線材を巻回してコイルを生成するステップと、を有することを特徴とする、コイルの製造方法である。
本発明に係るコイルの製造装置および製造方法によれば、コイルの生産性を従来以上に向上させることが可能という優れた効果を奏し得る。
本発明の実施形態に係るコイルの製造装置の概略正面図である。 コイルの製造装置の概略平面図である。 (a)巻芯の周囲の構造を示した概略図である。(b)および(c)巻芯の概略平面図(軸方向から見た図)である。(d)および(e)巻芯の概略斜視図である。 (a)〜(d)巻芯のその他の構成例を示した概略平面図である。 (a)〜(c)切出装置の動作を示した概略正面図である。 (a)および(b)ボビン搬送装置の動作の概要を示した概略図である。 (a)〜(d)ボビンの切り出しおよび搬送の詳細を示した概略図である。 (a)〜(d)ボビンの搬送および巻芯への装着の詳細を示した概略図である。 巻線装置の主な構成を示した概略正面図である。 (a)〜(c)成形装置の動作を示した概略平面図である。 (a)〜(c)コイルの製造手順を示した概略平面図である。 (a)〜(c)コイルの製造手順を示した概略平面図である。 (a)〜(c)コイルの製造手順を示した概略平面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。なお、図面では、理解を容易にするために一部の構成の記載を省略している部分がある。
図1は、本実施形態に係るコイルの製造装置1の概略正面図であり、図2は、コイルの製造装置1の概略平面図である。本実施形態のコイルの製造装置1(以下、単に製造装置1と呼ぶ)は、筒状のボビン2の外周に線材3を巻回してボビン付きコイル4(以下、単にコイル4と呼ぶ)を製造するものである。なお、ボビン2は、例えば耐熱紙やポリイミド樹脂等から構成されている。また、線材3には接着剤が被覆されており、巻線中に加熱されることによって隣り合う線材3同士が接着されるようになっている。
図1および2に示されるように、製造装置1は、後述する各構成を支持する基台10と、ボビン2内に挿入された状態でボビン2またはコイル4を保持する4つの巻芯20と、4つの巻芯20を移動させる巻芯移動装置30と、筒状の素材5を切断してボビン2を生成する切出装置40と、生成されたボビン2を搬送して巻芯20に装着するボビン搬送装置50と、巻芯20に保持されたボビン2の外周に線材3を巻回してコイル4を生成する巻線装置60と、生成されたコイル4を成形する成形装置70と、成形後のコイル4を巻芯20から取り出す取出装置80と、取出装置80によって取り出されたコイル4を搬出するコンベヤ90と、製造装置1全体を制御する制御装置100と、を備えている。
また、製造装置1には、ボビン2をボビン搬送装置50によって巻芯20に装着する装着位置11、巻芯20に保持されたボビン2の外周に巻線装置60によって線材3を巻回してコイル4を生成する巻線位置12、生成されたコイル4を成形装置70によって成形する成形位置13、および成形後のコイル4を取出装置80によって巻芯20から取り出す取出位置14が設定されている。そして、製造装置1は、各位置11〜14の全てに巻芯20を同時に配置することを可能とするために、4つの巻芯20を備えている。従って、巻芯移動装置30は、4つの巻芯20を装着位置11→巻線位置12→成形位置13→取出位置14→装着位置11の順に循環移動させるように構成されている。
図3(a)は、巻芯20の周囲の構造を示した概略図である。製造装置1では、巻芯20は、巻線を行う際の芯としてだけではなく、ボビン2およびコイル4を保持して搬送する保持部材としても機能するようになっている。同図に示されるように、巻芯20は、巻芯移動装置30が備える略円盤状の回転テーブル31に、スピンドル21を介して回転可能に配置されている。また、巻芯20の回転テーブル31側には、第1の巻治具22が配置されている。この第1の巻治具22は、コイル4の巻幅方向の寸法を決定するための部材であり、巻芯20と共に回転可能に配置されている。
第1の巻治具22と回転テーブル31の間には、ストッパ機構23が設けられている。このストッパ機構23は、巻芯20と共に回転する回転部材23aと、回転テーブル31に揺動可能に配置された揺動部材23bと、から構成され、揺動部材23bを揺動させて回転部材23aに設けられた溝部23a1内に揺動部材23bの係合端23b1を係合させることにより、巻芯20および第1の巻治具22の回転を規制するものである。
すなわち、ストッパ機構23は、巻芯20の回転姿勢を所定の状態に保持するものである。本実施形態では、巻芯20の断面形状は略長円形状となっており、ストッパ機構23は、巻芯20の断面の長手方向が回転テーブル31の半径方向と略一致する状態を保持するように構成されている(図2参照)。なお、揺動部材23bの揺動は、回転テーブル31に設けた適宜のアクチュエータ(例えば、ソレノイド等)により行ってもよいし、回転テーブル31外に設けた適宜のアクチュエータにより行ってもよい。
スピンドル21は、回転テーブル31から巻芯20の反対側に突出するように配置されている。そして、スピンドル21における巻芯20の反対側の先端部には、後述する巻線装置60が備える巻線用電磁クラッチ61のアーマチュア61aが設けられている。(図1参照)。すなわち、巻線位置12にある巻芯20は、巻線中に巻線用電磁クラッチ61を介して回転駆動されるようになっている。従って、本実施形態の巻芯20は、巻線位置12以外の位置ではストッパ機構23によって回転不能な状態となり、巻線位置12においては巻線用電磁クラッチ61が接続されると共に、ストッパ機構23による規制が解除されて回転可能な状態となるようになっている。
巻芯20は、断面形状がコイルの内側形状と略相似形となるように構成されている。図3(b)および(c)は、巻芯20の概略平面図(軸方向から見た図)であり、図3(d)および(e)は巻芯20の概略斜視図である。これらの図に示されるように、本実施形態の巻芯20は、断面形状が略長円形状に構成されると共に、2つの拡縮部材20a、および2つの退避部材20bを備えている。
2つの拡縮部材20aは、同図(b)および(c)に示されるように、軸方向に垂直な方向、より詳細には長円形の長手方向において互いに近接離隔するように構成されている。すなわち、巻芯20は、ボビン2を装着する際には、2つの拡縮部材20aを互いに近接させてボビン2の装着を容易にすると共に、ボビン2が装着された後には、2つの拡縮部材20aを互いに離隔させてボビン2を確実に保持するように構成されている。本実施形態では、巻芯20をこのように構成することで、巻芯20へのボビン2の容易な装着による生産性向上と、ボビン2の確実な保持によるコイル4の品質向上を両立させることを可能としている。
2つの退避部材20bは、同図(d)および(e)に示されるように、軸方向に移動して第1の巻治具22内に退避するように構成されている。すなわち、巻芯20は、2つの退避部材20bを退避させることにより、外周面の2箇所に窪み20cを形成するように構成されている。本実施形態では、巻芯20をこのように構成することで、巻芯20にコイル4を装着した状態のままコイル4の成形(プレス)を行うことを可能とし、これにより、生産性を向上させるようにしている。
図3(a)に示されるように、2つの拡縮部材20aを拡縮させる拡縮機構25、および2つの退避部材20bを退避させる退避機構26は、スピンドル21に内蔵されている。拡縮機構25は、例えば2つの拡縮部材20aの間に直動アクチュエータによって楔状の部材を進入させる等、既知の機構により構成することができる。また、退避機構26についても同様に、直動アクチュエータ等を用いた既知の機構により構成することができる。
なお、巻芯20の構成は、図3(b)〜(e)に示す例に限定されるものではない。図4(a)〜(d)は、巻芯20のその他の構成例を示した概略平面図である。例えば同図(a)に示されるように、退避部材20bは、拡縮部材20aに付随して拡縮するように構成されたものであってもよい。また、例えば同図(b)に示されるように、退避部材20bは、軸方向に垂直な方向に移動して窪み20cを形成するように構成されたものであってもよい。
また、巻芯20の断面形状は、長円形に限定されるものではなく、コイル4の内側形状に合わせた種々の形状を採用することができる。従って、例えば同図(c)および(d)に示されるように、巻芯20の断面形状は、円形状や矩形状等であってもよい。また、拡縮部材20aの個数は、巻芯20の断面形状に応じた任意の個数を採用することができる。さらに、コイル4の成形が必要でない場合には、例えば同図(c)に示されるように、退避部材20bを省略するようにしてもよいし、複数方向からコイル4の成形を行う必要等がある場合には、例えば同図(d)に示されるように、窪み20cを3箇所以上に形成するように退避部材20bを構成してもよい。
また、複数の拡縮部材20aは、互いに完全に分離した部材であってもよいし、一部が繋がった部材であってもよい。複数の退避部材20bも同様に、互いに分離した部材であってもよいし、一部が繋がった部材であってもよい。
図1および2に戻って、巻芯移動装置30は、基台10の上面に配置されており、円盤状の回転テーブル31と、回転テーブル31を回転駆動するモータ32と、を備えている。回転テーブル31は、回転中心軸を略垂直方向にして配置されており、4つの巻芯20は、回転方向に沿って同一円周上に等間隔で配置されている。
すなわち、巻芯移動装置30は、回転テーブル31の回転によって4つの巻芯20を略水平面内において移動させるように構成されている。モータ32は、制御装置100に制御されて回転テーブル31を所定のタイミングで約90度回転させる。これにより、巻芯移動装置30は、装着位置11にある巻芯20を巻線位置12に、巻線位置12にある巻芯20を成形位置13に、成形位置13にある巻芯20を取出位置14に、取出位置14にある巻芯20を装着位置11にそれぞれ移動させる。
本実施形態では、このように巻芯移動装置30によって、各位置11〜14の間で4つの巻芯20を同時に移動させると共に、各位置11〜14の全てに巻芯20が配置された状態となるようにしている。これにより、巻芯20の移動時間を短縮すると共に、各位置11〜14における各工程を並行して行うことが可能となるため、タクトタイムを短縮し、生産性を向上させることができる。
切出装置40は、基台10の一方の側面に配置されており、筒状の素材5を保持する複数の素材保持部材41と、素材5を切断する切断位置42に複数の素材保持部材41を順番に移動させる素材保持部材移動装置43と、切断位置42にある素材保持部材41を回転駆動する駆動装置44と、素材5を切断してボビン2を生成する切断装置45と、素材5を軸方向に移動させる押出装置46と、を備えている。
素材保持部材41は、略垂直方向に立設された略棒状の部材であり、筒状の素材5の内部に挿入されることによって素材5を保持するように構成されている。また素材保持部材41は、巻芯20と略相似形(すなわち、略長円形状)の断面形状に構成されており、素材保持部材41に保持された素材5の断面形状は、コイル4となったときのボビン2の断面形状と略同一の形状となっている。
また、素材保持部材41には、素材保持部材41の軸方向に沿って移動可能なリング状のスライド部材41aが設けられており、素材5はこのスライド部材41a上に載置された状態で保持されるようになっている。
素材保持部材移動装置43は、6つの素材保持部材41が略前後水平方向において直線的に配列された移動部材43aと、移動部材43aを素材保持部材41の配列方向にそって直線往復移動させる移動機構43bと、を備えている。すなわち、素材保持部材移動装置43は、移動部材43aを移動させて、素材保持部材41に保持された素材5を切断位置42に配置すると共に、切断位置42に配置した素材5から予め設定した個数のボビン2の切出しが完了したならば、移動部材43aを移動させて次の素材5を切断位置に配置するように構成されている。
素材保持部材41は、同軸的に接続された回転軸41bを介して移動部材43aに配置されており、軸周りに回転可能となっている。また、この回転軸41bは、移動部材43aから素材保持部材41の反対側に向けて突出するように配置されており、切断位置42において駆動装置44と接続されるようになっている。
なお、素材保持部材移動装置43は、例えば回転テーブルやチェンコンベヤ等によって複数の素材保持部材41を循環移動させるものであってもよい。また、素材保持部材41の個数が6に限定されないことは言うまでもない。
駆動装置44は、切断位置42にある素材保持部材41の下方に配置されており、モータ44aと、モータ44aの出力軸に設けられた切出用電磁クラッチ44bと、を備えている。そして、切出用電磁クラッチ44bのアーマチュア44b1は、素材保持部材41に接続された回転軸41bの下端部に設けられている。
すなわち、駆動装置44は、切出用電磁クラッチ44bを介して切断位置42にある回転軸41bに接続され、素材5を切断する際に、素材保持部材41と共に素材5を軸周りに回転駆動するように構成されている。また、切出用電磁クラッチ44bは、素材保持部材移動部材43が素材保持部材41を移動させる際には回転軸41bから切り離され、次に切断位置42に配置された素材保持部材41の回転軸41bと接続されるようになっている。
なお、電磁クラッチ以外のクラッチによってモータ44aと切断位置42にある回転軸41bを接続するようにしてもよい。また、複数の素材保持部材41に対して個別に駆動装置44を設けるようにしてもよい。
切断装置45は、切断位置42にある素材保持部材41の上端部近傍に配置されており、素材保持部材41の軸方向に略直交する方向(すなわち、略水平方向)に移動可能に配置された移動部材45aと、回転中心軸が素材保持部材41と略平行となるように移動部材45aに配置された丸刃45bと、移動部材45aに配置されて丸刃45bを回転駆動するモータ45cと、モータ45cの回転動力を丸刃45bに伝達するベルト伝動機構45dと、移動部材45aを移動させることで丸刃45bを素材5の上端部に対して近接離隔させる移動機構45eと、を備えている。
すなわち、切断装置45は、切断位置42にある素材5の上端部を軸方向に垂直な方向に切断して素材5からボビン2を切り出すように構成されている。なお、素材5の材質によっては、丸刃45bに代えて例えばワイヤソー等のその他の刃物を使用するようにしてもよいし、例えばレーザ切断等のその他の切断手法を用いるようにしてもよい。
押出装置46は、素材保持部材41と略平行な方向(すなわち、略垂直方向)に移動可能に配置された移動部材46aと、移動部材46aに固定された直動シリンダ46bと、直動シリンダ46bのロッド46b1の先端に設けられ、切断位置44にあるスライド部材41aの下方に配置される略コの字状の押圧部材46cと、移動部材46aを直線往復移動させる移動機構46dと、を備えている。
すなわち、押出装置46は、移動機構46dによって移動部材46aを上方に移動させ、これに伴って押圧部材46cがスライド部材41aを押圧することにより、素材5を押し上げるように構成されている。従って、切出装置40は、押出装置46によって素材5の上端部分を所定量だけ素材保持部材41の上端から突出させた状態とし、この突出部分を切断装置45によって切断することでボビン2を生成するようになっている。なお、押圧部材46cは、ローラ46c1を介してスライド部材41aと接触するように構成されており、素材保持部材41の回転を阻害しないようになっている。
図5(a)〜(c)は、切出装置40の動作を示した概略正面図である。素材5は、予め所定量だけ突出した状態で素材保持部材41に嵌入されている。そして、同図(a)に示されるように、駆動装置44によって素材保持部材41を回転させながら、切断装置45によって素材5を切断してボビン2を切り出す。このとき、切断装置45の移動機構45eは、駆動装置44の回転と同期して移動部材45aを移動させることで、素材保持部材41の断面形状に対応した位置に丸刃45bを配置する。
ボビン2の切り出しが完了したならば、同図(b)に示されるように、押出装置46によって素材5を押し上げ、再び素材保持部材41から所定量だけ突出した状態とする。そして、この状態で切断装置45によって素材5を切断することにより、先程と同一寸法のボビン2が切り出される。上記手順を繰り返すことにより、素材5から同一寸法のボビン2が次々に切り出されることとなる。
素材5から予め設定された個数のボビン2を切り出したならば、押出装置46の移動部材46aを下降させてスライド部材41aを当初位置(最下点)に戻し、同図(c)に示されるように、直動シリンダ46bのロッド46b1を縮めて押圧部材46cをスライド部材41aから退避させると共に、切出用電磁クラッチ44bを切り離す。そして、素材保持部材移動装置43の移動部材43aを移動させて次の素材保持部材41を切断位置42に配置する。その後、直動シリンダ46bのロッド46b1を伸ばして押圧部材46cをスライド部材41aの下方に配置し、切出用電磁クラッチ44bを接続することで、次の素材5からのボビン2の切出しが可能となる。
本実施形態の切出装置40は、このようにして複数のボビン2を連続的に供給する。なお、切出装置40が備える各移動機構43b、45e、46dは、モータ、ボールねじ伝動機構およびリニアガイド等からそれぞれ構成されているが、その他の既知の機構から各移動機構43b、45e、46dを構成するようにしてもよい。
図1および2に戻って、ボビン搬送装置50は、切断位置42と装着位置11の間を略水平方向に移動可能に配置された移動部材51と、移動部材51を移動させる移動機構52と、移動部材51に昇降可能に配置された昇降部材53と、昇降部材53を昇降させる昇降機構54と、昇降部材53に配置されてボビン2を保持するボビン保持部材55と、昇降部材53に配置されてボビン保持部材55を回転駆動するモータ56と、モータ56の回転動力をボビン保持部材55に伝達するベルト伝動機構57と、ボビン保持部材55の軸方向に沿って移動可能に配置された略筒状のスライド部材58と、スライド部材58を移動させることでボビン2をボビン保持部材55から巻芯20に移送する移送機構59と、を備えている。
図6(a)および(b)は、ボビン搬送装置50の動作の概要を示した概略図である。ボビン搬送装置50は、同図(a)に示されるように、まず切断位置42にある素材保持部材41の直上において、ボビン保持部材55をボビン2内に挿入した状態でボビン2を保持する。次に、昇降部材53を上昇させると共に移動部材51を移動させることで、ボビン保持部材55と共にボビン2を装着位置11に向けて移動させる。そして、同図(b)に示されるように、装着位置11にある巻芯20の直上において、昇降部材53を下降させることでボビン保持部材55を下降させ、ボビン2を巻芯20に装着する。
なお、ボビン搬送装置50が備える移動機構52および昇降機構54は、モータ、ボールねじ伝動機構およびリニアガイド等からそれぞれ構成されているが、その他の既知の機構から移動機構52および昇降機構54を構成するようにしてもよい。
図7(a)〜(d)は、ボビン2の切り出しおよび搬送の詳細を示した概略図である。なお、同図(a)〜(d)においては、左側は概略正面図、右側は上方から見た概略断面図となっている。同図(a)に示されるように、ボビン保持部材55は、素材保持部材41および巻芯20の上端に当接する当接部材55aと、当接部材55aの基端側に設けられて巻芯20と同様に拡縮する2つの拡縮部材55bと、を備えている。この当接部材55aおよび拡縮部材55bは、素材保持部材41と同様に、巻芯20と略相似形(すなわち、略長円形状)の断面形状に構成されている。また、当接部材55aと拡縮部材55bの間には、切断装置45の丸刃45bが切断時に挿入される溝部55cが設けられている。
ボビン2を切り出す場合には、まず同図(b)に示されるように、搬送装置50は、素材保持部材41の直上でボビン保持部材55を下降させ、素材5の突出部分内に当接部材55aおよび拡縮部材55bを挿入する。このとき、予め素材保持部材41の回転姿勢と当接部材55aおよび拡縮部材55bの回転姿勢を揃えておくと共に、2つの拡縮部材55bを互いに近接した状態としておく。これにより、当接部材55aおよび拡縮部材55bは、スムーズに素材5の突出部分内に挿入され、当接部材55aの先端面が素材保持部材41の先端面に当接することで、溝部55cが丸刃45bに対応する位置に位置決めされる。位置決めが完了したならば、2つの拡縮部材55bを互いに離隔させ、素材5の上端部を保持する。
次に、同図(c)に示されるように、丸刃45bを回転させながら素材5に接触させると共に、素材保持部材41およびボビン保持部材55を同期回転させることで、素材5の上端部が溝部55cの位置において略周方向に沿って切断され、ボビン2が切り出される。本実施形態では、このように、ボビン保持部材55の拡縮部材55bによって素材5の上端部を保持した状態で素材5を切断することにより、精密且つ高速なボビン2の切り出しを可能としている。
素材保持部材41およびボビン保持部材55を略一回転させることで切断が完了し、ボビン2が素材5から切り出されることとなる。このとき、切り出されたボビン2はボビン保持部材55の拡縮部材55bによって保持された状態となっている。従って、切断が完了したならば、同図(d)に示されるように、丸刃45bを退避させると共に、搬送装置50の昇降部材53をそのまま上昇させて当接部材55aを素材5の突出部分内から脱出させることで、ボビン2を装着位置11に向けて搬送することが可能となる。
本実施形態では、このようにボビン保持部材55の拡縮部材55bを、切断時における素材5の保持用と搬送時におけるボビン2の保持用の両方に兼用するようにしている。これにより、切出装置40から搬送装置50へのボビン2の受け渡しを省略することができるため、ボビン2の切り出しおよび搬送のタクトタイムを短縮することが可能となっている。また、ボビン保持部材55の拡縮部材55bによって素材5またはボビン2を内側から保持するようにしているため、ボビン2が微小且つ薄手の場合であっても、ボビン2の変形や破壊等を生じることなく切出しおよび搬送を行うことが可能となっている。
図8(a)〜(d)は、ボビン2の搬送および巻芯20への装着の詳細を示した概略図である。なお、同図(a)〜(d)においては、左側は概略正面図、右側はボビン保持部材55および巻芯20の概略断面図となっている。搬送装置50は、まず同図(a)に示されるように、切り出されたボビン2を保持したボビン保持部材55を装着位置11にある巻芯20の直上に配置する。このとき、ボビン保持部材55の当接部材55aおよび拡縮部材55bの回転姿勢は、巻芯20の回転姿勢と揃えておく。また、巻芯20の拡縮部材20aは、互いに近接した状態としておく。
次に、同図(b)に示されるように、ボビン保持部材55を下降させて当接部材55aの先端面を巻芯20の先端面に当接させる。そして、ボビン保持部材55の拡縮部材55bを互いに近接させて、ボビン2の保持を解除する。ボビン2の保持を解除したならば、同図(c)に示されるように、スライド部材58を巻芯20に向けてスライドさせ、これにより、ボビン2を巻芯20に移送する。このとき、ボビン保持部材55の拡縮部材55bおよび巻芯20の拡縮部材20aは、共に互いに近接した状態となっているため、ボビン2はスムーズに巻芯20に移送され、巻芯20の外周にボビン2が装着されることとなる。
ボビン2が巻芯20に移送されたならば、同図(d)に示されるように、巻芯20の拡縮部材20aを互いに離隔させて、ボビン2を巻芯20に保持させる。搬送装置50は、ボビン保持部材55を上昇させて、ボビン保持部材55を切出位置42に向けて移動させる。本実施形態では、ボビン保持部材55の断面形状と巻芯20の断面形状を略同一とすることで、軸方向の移動のみによってボビン2をボビン保持部材55から巻芯20へ迅速且つスムーズに移送することを可能としている。
図9は、巻線装置60の主な構成を示した概略正面図である。巻線装置60は、巻線位置12にあるスピンドル21を固定側スピンドルとして機能させるように構成される以外は、既存の巻線装置と略同一の構造を備えている。従って、巻線装置60の詳細な構造については説明を省略し、基本的な構造についてのみ説明する。
巻線装置60は、同図に示されるように、巻線位置12にあるスピンドル21に接続される巻線用電磁クラッチ61と、巻線位置12にある巻芯20に対向するように配置された可動側スピンドル62と、可動側スピンドル62の先端に設けられた第2の巻治具63と、スピンドル21および可動側スピンドル62を回転駆動するモータ64と、可動側スピンドル62を軸方向に移動させる移動機構65と、巻線位置12にある巻芯20に線材3を案内する線材案内装置66と、巻線中の線材3に熱風を吹き付けて加熱する加熱装置67と、を備えている。また、巻線装置60は、線材案内装置66に線材3を供給する線材供給装置68と、線材3の張力を調整する張力調整装置69と、を備えている(図1および2参照)。
巻線用電磁クラッチ61は、巻線位置12にあるスピンドル21と同軸的に基台10に配置され、一端側がモータ64に接続された出力軸64aの他端側に設けられている。巻線用電磁クラッチ61は、4つのスピンドル21にそれぞれアーマチュア61aを設けると共に、ステータ61bを基台10に配置することで、4つのスピンドル21のいずれとも巻線位置12において接続可能となっている。すなわち、巻線用電磁クラッチ61は、4つの巻芯20のいずれが巻線位置12に配置された場合にもこれを回転駆動することを可能とするものである。なお、巻線用電磁クラッチ61に代えて、その他の既知の構造のクラッチを採用するようにしてもよいことは言うまでもない。
可動側スピンドル62は、基台10に配置された伝動軸64bと、モータ64の回転動力を伝動軸64bに伝達する第1のベルト伝動機構64cと、伝動軸64bの回転動力を可動側スピンドル62に伝達する第2のベルト伝動機構64dと、を介して、モータ64に回転駆動されるようになっている。また、可動側スピンドル62は、移動機構65によって軸方向に移動することで、第2の巻治具63を巻線位置12にある巻芯20に当接、または巻芯20から離隔させる。また、可動側スピンドル62には、線材案内装置66から案内された線材3を切断して端部を固定する線材端部固定装置62aが設けられている。
巻線を行う場合には、まず巻線用電磁クラッチ61を接続すると共にストッパ機構23の係合を解除してスピンドル21および巻芯20を回転駆動可能な状態とする。次に、可動側スピンドル62を移動させて、第2の巻治具63を巻芯20に当接させる。そして、線材案内装置66によって第1の巻治具22と第2の巻治具63の間に線材3を案内しながら巻芯20を回転させることにより、巻芯20に保持されたボビン2の外周に線材3を巻回す。巻線中、線材案内装置66は、線材バサミ66a(図1参照)を軸方向に往復移動させることでボビン2の外周に線材3を整列巻きする。また、巻線中、加熱装置67は、熱風を巻芯20に向けて吹き付けることで線材3を加熱し、線材3をボビン2に接着させると共に線材3同士を接着させる。
線材3を所定回数巻き回した後、線材案内装置66は、線材3を線材端部固定装置62aに向けて案内する。線材端部固定装置62aは、案内された線材3の線材案内装置66側を保持すると共に巻芯20側を切断する。これにより、ボビン2の外周に巻き回された部分が線材3から切り離される。すなわち、コイル4が生成され、巻線が完了する。
巻線が完了したならば、ストッパ機構23を係合させて巻芯20を回転不能な状態とする。そして、巻線用電磁クラッチ61を切り離すと共に、第2の巻治具63を巻芯20から離隔させて、巻芯20を巻芯移動装置30によって移動可能な状態とする。上記手順を繰り返すことにより、巻線装置60は、巻線位置12に次々に配置される巻芯20に対して巻線を行う。
図1および2に戻って、成形装置70は、略前後水平方向に移動可能に配置された移動部材71と、移動部材71を移動させる移動部材移動機構72と、互いに近接離隔するように移動部材71に配置された2つの成形治具73と、移動部材71に配置されて2つの成形治具73を移動させる成形治具移動機構74と、を備えている。すなわち、成形装置70は、成形位置13にある巻芯20に保持されたコイル4を2つの成形治具73の間に挟んで押圧することにより、コイル4の形状を矯正するように構成されている。
図10(a)〜(c)は、成形装置70の動作を示した概略平面図である。なお、同図(b)および(c)では、成形位置13にある巻芯20の周辺を拡大して示している。
コイル4の成形を行う場合には、まず成形位置13にある巻芯20の2つの退避部材20bを退避させて巻芯20に2つの窪み20cを形成する。そして、移動部材移動機構72によって移動部材71を移動させ、2つの成形治具73を成形位置13にある巻芯20の両側に配置する。このとき、2つの成形治具73は、同図(b)に示されるように、コイル4に接触する押圧面73aが巻芯20の窪み20cと対向するように配置される。
次に、同図(c)に示されるように、成形治具移動機構74によって2つの成形治具73を巻芯20に向けて所定距離移動させ、コイル4を押圧する。本実施形態では、成形時の巻芯20に、窪み20cを設けるようにしているため、コイル4を巻芯20で保持した状態のままでありながらも、成形治具73の押し込み量を十分に確保することを可能としている。すなわち、コイル4の残留歪みを適切に除去すると共にスプリングバックを考慮した適宜の押し込み量でコイル4を押圧することができるため、コイル4の形状精度を高めることが可能となっている。
コイル4を押圧した後は、成形治具移動機構74によって2つの成形治具73を巻芯20から離隔させる。そして、移動部材移動機構72によって移動部材71を移動させて成形治具73を巻芯移動装置30から退避させることで、巻芯20を巻芯移動装置30によって移動可能な状態とする。上記手順を繰り返すことにより、成形装置70は、成形位置13に次々に配置される巻芯20に保持されたコイル4を押圧して成形する。
なお、移動部材移動機構72および成形治具移動機構74は、モータ、ボールねじ伝動機構およびリニアガイド等からそれぞれ構成されているが、その他の既知の機構から構成するようにしてもよい。また、成形治具73またはコイル4を加熱する加熱装置を設け、コイル4を加熱しながら成形するようにしてもよい。また、成形位置13において巻芯20を回転可能に構成し、コイル4を複数方向から押圧して成形するようにしてもよい。
図1および2に戻って、取出装置80は、旋回可能に配置されたアーム81と、アーム81の先端部に設けられてコイル4を把持する把持部材82と、アーム81および把持部材82を昇降させる昇降機構83と、アーム81を旋回させる旋回機構84と、を備えている。また、コンベヤ90は、無端ベルト91を走行させるベルトコンベヤである。なお、取出装置80およびコンベヤ90は、既存の各種搬送装置と同一の構造であるため、詳細な説明は省略する。
巻芯20からコイル4を取り出す場合には、まず巻芯20の拡縮部材20aを互いに近接させてコイル4の保持を解除する。次に、取出装置80のアーム81および把持部材82を下降させて、取出位置14にある巻芯20に保持されたコイル4を把持部材82で把持する。コイル4を把持部材82で把持したならば、アーム81および把持部材82を上昇させてコイル4を巻芯20から抜き取ると共に、アーム81を旋回させてコイル4をコンベヤ90の上方に配置する。そして、アーム81および把持部材82を下降させた後に、把持部材82による把持を解除することでコイル4をコンベヤ90の無端ベルト91上に載置する。コイル4を無端ベルト91上に載置したならば、アーム81および把持部材82を上昇させると共に、アーム81を旋回させて、把持部材82を取出位置14の上方に再び配置する。
上記手順を繰り返すことにより、取出装置80は、取出位置14に次々に配置される巻芯20に保持されたコイル4を巻芯20から取り出し、コンベヤ90の無端ベルト91上に載置する。コンベヤ90は、無端ベルト91上に載置されたコイル4を製造装置1の外部に搬出する。
取出位置14においてコイル4が取り出された巻芯20は、巻芯移動装置30によって装着位置11に移動し、再びボビン2が装着されることとなる。巻芯20の退避部材20bは、コイル4を取り出した後に突出させるようにしてもよいし、コイル4を取り出す前に突出させておくようにしてもよい。
なお、第1の巻治具22を巻芯20に対して軸方向に移動可能に構成し、取出位置14において第1の巻治具22を上昇させてコイル4を巻芯20から押し出した後に把持部材82によってコイル4を把持するようにしてもよい。また、巻芯20全体を第1の巻治具22内に退避可能に構成し、取出位置14において巻芯20全体を第1の巻治具22内に退避させた後に把持部材82によってコイル4を把持するようにしてもよい。また、ベルトコンベヤ90の代りに、落下シュート等を設けるようにしてもよい。
制御装置100は、CPU、ROMおよびRAM等を備えると共に、表示パネルおよび操作パネルを備えて構成され、基台10に配置されている。制御装置100は、製造装置1が備える上述の各種装置等の動作を制御する。なお、制御装置100を、基台10の外部に配置するようにしてもよいことは言うまでもない。
次に、製造装置1によるコイル4の製造手順について説明する。
図11(a)〜(c)、図12(a)〜(c)および図13(a)〜(c)は、コイル4の製造手順を示した概略平面図である。コイル4の製造では、まず始めに図11(a)に示されるように、切出装置40により、切出位置42においてボビン2を素材5から切り出す。次に、同図(b)に示されるように、切り出したボビン2をボビン搬送装置50によって装着位置11にある巻芯20に装着する。次に、同図(c)に示されるように、巻芯移動装置30の回転テーブル31を回転させることにより、ボビン2を保持した巻芯20を巻線位置12に移動させる。巻芯20の移動中、ボビン搬送装置50の移動部材51は、次のボビン2を切り出すために、切出位置42に向けて移動する。
次に、図12(a)に示されるように、巻線装置60により、巻線位置12にあるボビン2を保持した巻芯20に対して巻線を行う。巻線中、切出装置40は新たにボビン2を切り出し、ボビン搬送装置50は切り出されたボビン2を装着位置にある巻芯20に装着する。巻線が完了したならば、次に同図(b)に示されるように、巻芯移動装置30の回転テーブル31を回転させ、生成されたコイル4を保持した巻芯20を成形位置13に移動させると共に、ボビン2を保持した巻芯20を巻線位置12に移動させる。巻芯20の移動中、ボビン搬送装置50の移動部材51は、切出位置42に向けて移動する。
次に、同図(c)に示されるように、巻線装置60により、巻線位置12にあるボビン2を保持した巻芯20に対して巻線を行う。巻線中、成形装置70は、成形位置13にある巻芯20に保持されたコイル4を成形する。また、切出装置40は新たにボビン2を切り出し、ボビン搬送装置50は切り出されたボビン2を装着位置にある巻芯20に装着する。
巻線が完了したならば、次に図13(a)に示されるように、巻芯移動装置30の回転テーブル31を回転させることにより、成形されたコイル4を保持した巻芯20を取出位置14に移動させ、生成されたコイル4を保持した巻芯20を成形位置13に移動させ、ボビン2を保持した巻芯20を巻線位置12に移動させる。巻芯20の移動中、ボビン搬送装置50の移動部材51は、切出位置42に向けて移動する。
次に、同図(b)に示されるように、巻線装置60により、巻線位置12にあるボビン2を保持した巻芯20に対して巻線を行う。巻線中、取出装置80は、取出位置14にある巻芯20からコイル4を取り出してコンベヤ90に載置し、成形装置70は、成形位置13にある巻芯20に保持されたコイル4を成形する。また、切出装置40は新たにボビン2を切り出し、ボビン搬送装置50は切り出されたボビン2を装着位置にある巻芯20に装着する。
巻線が完了したならば、次に同図(c)に示されるように、巻芯移動装置30の回転テーブル31を回転させることにより、コイル4が取り出されて空になった巻芯20を装着位置11に移動させ、成形されたコイル4を保持した巻芯20を取出位置14に移動させ、生成されたコイル4を保持した巻芯20を成形位置13に移動させ、ボビン2を保持した巻芯20を巻線位置12に移動させる。巻芯20の移動中、ボビン搬送装置50の移動部材51は、切出位置42に向けて移動する。
上記手順を繰り返すことにより、コイル4が次々に製造されることとなる。本実施形態では、素材5からのボビン2の切り出し、巻芯20へのボビン2の装着、コイル4の成形、および巻芯20からのコイル4の取り出しの全てを巻線中に行うことができるため、コイル4の製造のタクトタイムを従来から大幅に短縮することが可能となっている。また、各位置11〜14の間におけるボビン2およびコイル4の搬送を、巻芯20によって保持した状態のまま行うため、より安定的かつ高速な搬送が可能となっている。
以上説明したように、本実施形態に係るコイルの製造装置1は、筒状のボビン2内に挿入された状態でボビン2を保持する巻芯20と、巻芯20に保持されたボビン2の外周に線材3を巻回してコイル4を生成する巻線装置60と、巻芯20にボビン2が装着される装着位置11から巻線装置60がボビン2の外周に線材3を巻回す巻線位置12に巻芯20を移動させる巻芯移動装置30と、を備えている。
また、本実施形態に係るコイルの製造方法は、装着位置11において巻芯20の外周にボビン2を装着するステップ(図11(b))と、ボビン2が装着された状態の巻芯20を装着位置11から巻線を行う巻線位置12まで移動させるステップ(図11(c))と、巻線位置12において巻芯20に装着されたボビン2の外周に線材3を巻回してコイル4を生成するステップ(図12(a))と、を有している。
このような構成とすることで、巻線装置60外で巻芯20へボビン2を装着することが可能となるため、巻芯20へのボビン2の装着を容易にすることができる。また、巻芯20で保持した状態でボビン2を安定的且つ高速に巻線装置60に供給することが可能となる。この結果、コイル4の生産性を従来以上に向上させることが可能となる。
また、製造装置1は、巻線位置12にある巻芯20を回転駆動する巻芯駆動装置(モータ64)と、巻線位置12にある巻芯20に巻芯駆動装置を接続するクラッチ(巻線用電磁クラッチ61)と、を備えている。このようにすることで、巻芯20を移動可能に構成して生産性を向上させながらも、巻線方法が限定されないようにすることができる。
また、巻芯移動装置30は、複数の巻芯20を順番に装着位置11から巻線位置12に移動させるように構成されている。このようにすることで、コイル4の製造における複数の工程を並行して行うことが可能となるため、コイル4の生産性をより向上させることができる。
また、巻芯移動装置30は、回転する回転テーブル31を備え、複数の巻芯20は、回転テーブル31の回転方向に沿って回転テーブル31に配置されている。このようにすることで、複数の巻芯20を高速で循環移動させることができる。
また、製造装置1は、装着位置11にある巻芯20に向けてボビン2を搬送して巻芯20にボビン2を装着するボビン搬送装置50を備えている。このようにすることで、巻芯20へのボビン2の装着を自動化することが可能となるため、コイル4の生産性をより向上させることができる。また、巻線位置12ではなく装着位置11にある巻芯20にボビン2を装着すればよいため、ボビン搬送装置50の構成および配置を効率的にすることができる。
また、製造装置1は、筒状の素材5を切断してボビン2を生成する切出装置40を備え、ボビン搬送装置50は、切出装置40から装着位置11にある巻芯20に向けてボビン2を搬送するように構成されている。このようにすることで、例えばパーツフィーダ等によって大量のボビン2を整列供給する必要がなくなるため、ボビン2が微小且つ薄手の場合であっても、ボビン2の取り扱いおよび搬送を容易にすることができる。
また、切出装置40は、素材5内に挿入された状態で素材5を保持する素材保持部材41と、素材5を軸方向に移動させて素材5の軸方向端部を素材保持部材41の軸方向端部から所定の距離だけ突出させる押出装置46と、素材5の素材保持部材41からの突出部分を切断してボビン2を生成する切断装置45と、を備えている。このようにすることで、素材5を安定的に保持しつつ、高速にボビン2を切り出すことができる。
また、ボビン搬送装置50は、ボビン2内に挿入された状態でボビン2を保持するボビン保持部材55を備え、切出装置40は、素材5の突出部分内にボビン保持部材55が挿入された状態で突出部分を切断する。このようにすることで、切出装置40からボビン搬送装置50へのボビン2の受渡しを省略することが可能となるため、ボビン2の切り出しおよび搬送のタクトタイムを短縮することができる。
また、切出装置40は、複数の素材保持部材41と、切断装置45が素材5を切断する切断位置42に複数の素材保持部材41を順番に移動させる素材保持部材移動装置43と、を備えている。このようにすることで、ボビン2の取り扱いおよび搬送を容易にしながらも、大量のボビン2を供給することができる。
また、製造装置1は、生成されたコイル4を所定の形状に成形する成形装置70を備え、巻芯移動装置30は、巻線位置12から成形装置70がコイル4を成形する成形位置13に巻芯20を移動させるように構成されている。このようにすることで、コイル4が巻芯20に保持された状態のまま、巻線装置60から成形装置70にコイル4を搬送することが可能となるため、巻芯20からのコイル4の取り外しを省略し、コイル4の搬送のタクトタイムを短縮することができる。
また、巻芯20は、自身の外周面に窪み20cを形成する窪み形成機構(退避部材20bおよび退避機構26)を備え、成形装置70は、巻芯20に保持された状態のコイル4を窪み20cに向けて押圧するように構成された成形治具73を備えている。このようにすることで、コイル4が巻芯20に保持された状態のまま成形を行うことが可能となるため、コイル4の成形のタクトタイムを短縮することができる。
また、製造装置1は、巻芯20からコイル4を取り出す取出装置80を備え、巻芯移動装置30は、巻線位置12から取出装置80がコイル4を取り出す取出位置14に巻芯20を移動させるように構成されている。このようにすることで、巻線装置60外または成形装置70外で巻芯20からコイル4を取り出すことが可能となるため、巻芯20からのコイル4の取り出しを容易且つ高速化することができる。
また、巻芯移動装置30は、取出位置14から装着位置11に巻芯20を移動させるように構成されている。このようにすることで、巻芯20を循環移動させることが可能となるため、巻芯20の移動を効率的にすることができる。
なお、本実施形態では、製造装置1に成形装置70および成形位置13を設けた例を示したが本発明はこれに限定されるものではなく、成形装置70および成形位置13を省略するようにしてもよい。また、この場合、巻芯20の個数を3つに減らしてもよい。
また、本実施形態では、装着位置11および取出位置14を別の位置に設けた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、装着位置11および取出位置14を同一の位置に設けるようにしてもよい。すなわち、巻芯20へのボビン2の装着および巻芯20からのコイル4の取り出しを同一位置で行うようにしてもよい。さらに、ボビン搬送装置50および取出装置80を1つの装置で兼用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、巻芯移動装置30が複数の巻芯20を移動させる例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの巻芯20を巻芯移動装置30によって移動させるようにしてもよい。この場合にも、ボビン2の巻芯20への装着、ボビン2およびコイル4の搬送、ならびにコイル4の巻芯20からの取り出しを容易且つ安定的に行うことが可能となるため、コイル4の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態では、巻芯移動装置30を回転テーブル31の回転によって巻芯20を移動させるように構成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばロボットハンド等、その他の既知の手法によって巻芯20を移動させるように巻芯移動装置30を構成してもよい。また、巻線装置60は、巻芯20を回転駆動しないタイプのものであってもよい。また、切出し装置40に代えてパーツフィーダ等を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、巻芯20の軸方向を略垂直方向とした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、巻芯20の軸方向はその他の方向であってもよい。また、各位置11〜14の配置、および巻芯20の配置は、本実施形態において示した例に限定されるものではない。また、例えば成形位置13と取出位置14の間にコイル4の検査を行う検査位置を設ける等、各位置11〜14の間に他の工程を行う位置を設けるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のコイルの製造装置および製造方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係るコイルの製造装置および製造方法は、各種コイルの製造の分野において利用することができる。
1 コイルの製造装置
2 ボビン
3 線材
4 コイル
5 素材
11 装着位置
12 巻線位置
13 成形位置
14 取出位置
20 巻芯
20b 退避部材
20c 巻芯の窪み
26 退避機構
30 巻芯移動装置
31 回転テーブル
40 切出装置
41 素材保持部材
42 切断位置
43 素材保持部材移動装置
45 切断装置
46 押出装置
50 ボビン搬送装置
55 ボビン保持部材
60 巻線装置
61 巻線用電磁クラッチ
64 巻線装置のモータ
70 成形装置
73 成形治具
80 取出装置

Claims (14)

  1. 筒状のボビン内に挿入された状態で前記ボビンを保持する巻芯と、
    前記巻芯に保持された前記ボビンの外周に線材を巻回してコイルを生成する巻線装置と、
    前記巻芯に前記ボビンが装着される装着位置から前記巻線装置が前記ボビンの外周に前記線材を巻回す巻線位置に前記巻芯を移動させる巻芯移動装置と、を備えることを特徴とする、
    コイルの製造装置。
  2. 前記巻線位置にある前記巻芯を回転駆動する巻芯駆動装置と、
    前記巻線位置にある前記巻芯に前記巻芯駆動装置を接続するクラッチと、を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のコイルの製造装置。
  3. 前記巻芯移動装置は、複数の前記巻芯を順番に前記装着位置から前記巻線位置に移動させるように構成されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のコイルの製造装置。
  4. 前記巻芯移動装置は、回転する回転テーブルを備え、
    複数の前記巻芯は、前記回転テーブルの回転方向に沿って前記回転テーブルに配置されることを特徴とする、
    請求項3に記載のコイルの製造装置。
  5. 前記装着位置にある前記巻芯に向けて前記ボビンを搬送して前記巻芯に前記ボビンを装着するボビン搬送装置を備えることを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のコイルの製造装置。
  6. 筒状の素材を切断して前記ボビンを生成する切出装置を備え、
    前記ボビン搬送装置は、前記切出装置から前記装着位置にある前記巻芯に向けて前記ボビンを搬送するように構成されることを特徴とする、
    請求項5に記載のコイルの製造装置。
  7. 前記切出装置は、
    前記素材内に挿入された状態で前記素材を保持する素材保持部材と、
    前記素材を軸方向に移動させて前記素材の軸方向端部を前記素材保持部材の軸方向端部から所定の距離だけ突出させる押出装置と、
    前記素材の前記素材保持部材からの突出部分を切断して前記ボビンを生成する切断装置と、を備えることを特徴とする、
    請求項6に記載のコイルの製造装置。
  8. 前記ボビン搬送装置は、前記ボビン内に挿入された状態で前記ボビンを保持するボビン保持部材を備え、
    前記切出装置は、前記素材の前記突出部分内に前記ボビン保持部材が挿入された状態で前記突出部分を切断することを特徴とする、
    請求項7に記載のコイルの製造装置。
  9. 前記切出装置は、
    複数の前記素材保持部材と、
    前記切断装置が前記素材を切断する切断位置に複数の前記素材保持部材を順番に移動させる素材保持部材移動装置と、を備えることを特徴とする、
    請求項7または8に記載のコイルの製造装置。
  10. 生成された前記コイルを所定の形状に成形する成形装置を備え、
    前記巻芯移動装置は、前記巻線位置から前記成形装置が前記コイルを成形する成形位置に前記巻芯を移動させるように構成されることを特徴とする、
    請求項1乃至9のいずれかに記載のコイルの製造装置。
  11. 前記巻芯は、自身の外周面に窪みを形成する窪み形成機構を備え、
    前記成形装置は、前記巻芯に保持された状態の前記コイルを前記窪みに向けて押圧するように構成された成形治具を備えることを特徴とする、
    請求項10に記載のコイルの製造装置。
  12. 前記巻芯から前記コイルを取り出す取出装置を備え、
    前記巻芯移動装置は、前記巻線位置から前記取出装置が前記コイルを取り出す取出位置に前記巻芯を移動させるように構成されることを特徴とする、
    請求項1乃至11のいずれかに記載のコイルの製造装置。
  13. 前記巻芯移動装置は、前記取出位置から前記装着位置に前記巻芯を移動させるように構成されることを特徴とする、
    請求項12に記載のコイルの製造装置。
  14. 装着位置において巻芯の外周にボビンを装着するステップと、
    前記ボビンが装着された状態の巻芯を前記装着位置から巻線を行う巻線位置まで移動させるステップと、
    前記巻線位置において前記巻芯に装着された前記ボビンの外周に線材を巻回してコイルを生成するステップと、を有することを特徴とする、
    コイルの製造方法。
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