JP5242300B2 - テーピング機およびテーピング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、線材に絶縁テープを貼り付けるテーピング機およびテーピング方法に関するものである。
例えばモータ(電動機)のステータは、コイルを巻回した複数の分割コアが環状に配列され、各コイルから延びる線材を結んで渡り線としている。
特許文献1には、各コイル間で渡り線となる線材に絶縁チューブを装着して、渡り線の絶縁性を確保するものが開示されている。
特開昭63−265536号公報
しかしながら、各コイル間で渡り線となる線材に絶縁チューブを装着する工程が手作業で行われていたため、手間がかかり、線材に絶縁処理を行うタクトタイムが増えるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、線材に絶縁テープを貼り付けるテーピング機およびテーピング方法を提供することを目的とする。
本発明は、線材に絶縁テープを貼り付けるテーピング機であって、絶縁テープの背面が載せられるテーピング台と、このテーピング台に負圧を導くテープ吸引口と、テーピング台に開口するテープ引き込み溝と、絶縁テープを挟むチャック機構とを備え、テーピング台に絶縁テープの背面を負圧によって吸着し、テープ引き込み溝に線材を絶縁テープと共に引き込み、チャック機構によって線材を挟んだ絶縁テープを貼り付けることを特徴とするものとした。
また、本発明は、線材に絶縁テープを貼り付けるテーピング方法であって、テーピング台に載せられる絶縁テープの背面を負圧によって吸着するテープ背面吸着工程と、テーピング台に開口したテープ引き込み溝に線材を絶縁テープと共に引き込み線材に絶縁テープの接着面を貼り付けるテープ引き込み工程と、絶縁テープを挟むチャック機構により線材を挟んだ絶縁テープを貼り付けるテープ接着面貼り付け工程とを行うことを特徴とするテーピング方法。
ことを特徴とするものとした。
本発明によると、線材に絶縁テープを貼り付ける作業を、人手を介さず、自動的に行うことが可能となり、線材に絶縁処理を行うタクトタイムを短縮し、例えば連結コイルを製造する生産性を高められる。
チャック機構により絶縁テープが線材を包むようにして貼り付けられるため、線材の絶縁性が絶縁テープによって十分に確保される。
また、テーピング台に載せられる絶縁テープの背面をテーピング台に導かれる負圧によって吸着することにより、テーピング台に対する絶縁テープの位置決めが精度良く行われ、線材に絶縁テープを精度良く貼り付けることができる。
さらに、テーピング台に絶縁テープの背面が負圧によって吸着されることにより、テーピング台を例えば下方に向けても絶縁テープが落下しないため、テーピング機の設置方向を自由に設定することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1において、連結コイル巻線装置1は、複数の巻芯(分割コア)3に線材2を連続して巻回し、複数のコイルが渡り線を介して連結される連結コイルを形成するものである。
連結コイル巻線装置1は、例えば3相交流モータのステータ(多極電機子)を構成する3相の連結コイルを形成する。
U相、V相、W相の磁極を4個づつ備える12極のステータの場合、このU相、V相、W相を構成する連結コイルは、図12に示すように、4個の分割コア(巻芯3)に巻回された4個のコイル5と、隣り合う各コイルを結ぶ3本の渡り線6と、両端のコイル5から延びるリード線7とを有する。各渡り線6には絶縁テープ8が貼り付けられている。
以下、連結コイル巻線装置1の構成について説明する。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が略水平左右方向、Y軸が略水平前後方向、Z軸が略垂直方向に延びるものとして説明する。
連結コイル巻線装置1は、巻芯3としてステータの分割コアを回転させるスピンドル機11を備える。スピンドル機11によって回転する巻芯3(分割コア)に線材供給機から繰り出される線材2が巻回される。
連結コイル巻線装置1は、線材2を供給する線材供給機として、架台4上に図示しない移動機によってX、Y、Zの3軸方向に移動するノズル54が設けられ、このノズル54には図示しない線材供給源から線材2が供給される。
線材供給機にはノズル54の手前に図示しない被覆剥離機が設けられる。この被覆剥離機はコントローラから指令に基づいて線材2の周囲を回転するカッタによって線材2の被覆を所定の範囲で剥離するものである。被覆剥離機によって線材2のリード線7となる部位の融着層、絶縁層の被覆が線材2から剥離される。被覆剥離機については、本出願人により特願2000−216443号として出願されている。
スピンドル機11と線材供給機との間には、テーピング機140が設けられる。テーピング機140は、後述するように、コントローラから指令に基づいて線材2の所定位置に絶縁テープ8を貼り付けるものである。テーピング機140によって線材2の渡り線6となる部位に絶縁テープ8が貼り付けられる。
テーピング機140は、架台4上に移動機43と移動機44とによって支持される。テーピング機140は、移動機43によってY軸方向に移動するとともに、移動機44によってZ軸方向に昇降する。これによって、テーピング機140は、絶縁テープ8を装着するテープ装着位置と、図1に示すように線材2に絶縁テープ8を貼り付けるテープ貼り付け位置との間を移動するようになっている。
連結コイル巻線装置1は、テーピング機140に絶縁テープ8を供給するテープ供給機50が設けられる。このテープ供給機50として、架台4上には、絶縁テープ8が巻かれたリール55と、このリール55から延びる絶縁テープ8を把持するチャック51と、このチャック51をX軸方向に移動する駆動シリンダ52と、絶縁テープ8を切断するカッタ53と、このカッタ53を移動する移動機(図示せず)とを備える。
テープ供給機50は、コントローラから指令に基づいてチャック51がリール55から絶縁テープ8を引き出し、引き出した絶縁テープ8をテーピング機140に装着した後、カッタ53が絶縁テープ8を所定位置にて切断する。
スピンドル機11の前方には、線材2を切断するカッタ37と、このカッタ37を昇降する移動機38とが設けられる。このカッタ37は、コントローラから指令に基づいて線材2を所定位置にて切断する。
スピンドル機11は、コイル5の巻回中心軸まわりに回転する中空スピンドル13を備える。この中空スピンドル13は円筒状に形成され、その外周部がベアリング12を介して架台4上に回転可能に支持される。
架台4上にはスピンドルモータ16が設けられ、このスピンドルモータ16の回転が、プーリ17、ベルト18、プーリ19を介して中空スピンドル13に伝えられる。
この中空スピンドル13の内側を回動ガイドレール台20が貫通して設けられる。この回動ガイドレール台20は、中空スピンドル13に固定され、スピンドル機11によってコイル5の巻回中心軸まわりに回動する。
巻芯3を着脱可能に支持するスライド治具61が設けられる。このスライド治具61は、回動ガイドレール台20によってコイル5の巻回中心軸方向について移動可能に支持される。
回動ガイドレール台20には帯板状をした対のガイドレール21がコイル5の巻回中心軸方向(Y軸方向)に延びるように固定される。ガイドレール21に4個のスライド治具61がコイル5の巻回中心軸方向(Y軸方向)に移動可能に支持される。
各スライド治具61をガイドレール21に対して移動しないように係止するスライド係止機29が設けられる。このスライド係止機29は、中空スピンドル13の内側を貫通して延びる押さえプレート22を備え、この押さえプレート22がスプリングの付勢力によってスライド治具61に押し付けられるようになっている。
スライド係止機29の係止作動を解除する係止作動解除機31が設けられる。この係止作動解除機31は、押さえプレート22から突出するロッド33が突出する一方、架台4上にはこのロッド33を引き込む駆動シリンダ35が設けられる。
ロッド33の先端部には鍔部が形成される。一方、駆動シリンダ35は、その伸縮作動によってZ軸方向に移動するロッドの先端部にフック部36が設けられる。
図1に示すように、駆動シリンダ35が伸長作動した状態で中空スピンドル13が所定の角度位置に停止することにより、フック部36にロッド33の鍔部が係合するようになっている。
フック部36にロッド33の鍔部が係合した状態にて、駆動シリンダ35が収縮作動すると、フック部36がロッド33の鍔部を引き上げ、押さえプレート22をスプリングに抗してZ軸上方向に移動させる。これにより、押さえプレート22がスライド治具61から離れ、スライド治具61がガイドレール21に対して移動できる状態になる。
スピンドル機11の前方には、次にコイル5を形成する(コイル5が形成されていない)巻芯3をスピンドル機11に搬入する搬入機72が設けられる。
この搬入機72として、駆動シリンダ73によってY軸方向に移動する前方ガイドレール台74が設けられ、この前方ガイドレール台74に帯板状をした対のガイドレール75がY軸方向に延びるように固定される。このガイドレール75に複数のスライド治具61がY軸方向に移動可能に支持される。
搬入機72として、前方ガイドレール台74の前方には、前方ガイドレール台74上の巻芯3を押す駆動ピン81が設けられる。この駆動ピン81は、移動機82によってY軸方向に移動する。
前方ガイドレール台74がY軸後方向に移動して回動ガイドレール台20に近接して対峙する状態で、駆動ピン81が前方ガイドレール台74上の巻芯3を押してY軸方向に移動することにより、前方ガイドレール台74上のスライド治具61が回動ガイドレール台20上へと移動する。こうして、巻芯3がスピンドル機11に搬入される。
前方ガイドレール台74の前部にはストッパピン76が駆動シリンダ77を介して昇降可能に設けられる。ストッパピン76が上昇した状態で、スライド治具61の前部がストッパピン76に当接し、スライド治具61が前方ガイドレール台74上から落下しないようになっている。一方、ストッパピン76が下降した状態では、上述したように、前方ガイドレール台74上のスライド治具61が回動ガイドレール台20上へと移動することを妨げない。
スピンドル機11の後方には、コイル5が形成された巻芯3をスピンドル機11から搬出する搬出機90が設けられる。
この搬出機90は、回動ガイドレール台20に近接して対峙する後方ガイドレール台91が設けられ、この後方ガイドレール台91に帯板状をした対のガイドレール92がY軸方向に延びるように固定される。このガイドレール92に複数のスライド治具61がコイル5の巻回中心軸方向(Y軸方向)に移動可能に支持される。
搬出機90として、回動ガイドレール台20の下方には、回動ガイドレール台20上の巻芯3を押して移動させる駆動ピン93が設けられる。駆動ピン93は駆動シリンダ95によって昇降するとともに、移動機94によってY軸方向に移動する。駆動ピン93が回動ガイドレール台20上の巻芯3を押してY軸後方向に移動することにより、回動ガイドレール台20上のスライド治具61が後方ガイドレール台91上へと移動する。こうして、巻芯3がスピンドル機11から搬出される。
後方ガイドレール台91の下方には、4本の開放バー96が駆動シリンダ97を介して昇降可能に設けられる。後方ガイドレール台91上に4個のスライド治具61がある状態で、4本の開放バー96が上昇してスライド治具61に差し込まれることにより、スライド治具61が開放状態となり、巻芯3をスライド治具61から取り外すことが可能になる。
架台4の上部と内部に渡って搬送設備100が設けられ、この搬送設備100によってスライド治具61が搬出機90の後方ガイドレール台91上から搬入機72の前方ガイドレール台74へと搬送される。
搬送設備100は、後方ガイドレール台91からスライド治具61を受け取ってZ軸下方向に搬送する昇降ガイドレール台101と、昇降ガイドレール台101からスライド治具61を受け取ってY軸方向前方に搬送するコンベア111、121と、コンベア121からスライド治具61を受け取ってZ軸上下方向に搬送する昇降ガイドレール台101とを備える。
後方ガイドレール台91の上方には、後方ガイドレール台91上のスライド治具61を押して昇降ガイドレール台101上へと移動させる駆動ピン105が設けられる。駆動ピン105は移動機106によって昇降するとともに、移動機107によってY軸方向に移動する。駆動ピン105が後方ガイドレール台91上のスライド治具61を押してY軸後方向に移動することにより、後方ガイドレール台91上のスライド治具61が昇降ガイドレール台101上へと移動する。
昇降ガイドレール台101はレール102を介して昇降可能に支持され、移動機103によってZ軸方向に駆動される。
昇降ガイドレール台101が図1に破線で示すように下降した状態で、昇降ガイドレール台101上のスライド治具61を押してコンベア111上へと移動させる駆動ピン108が設けられる。駆動ピン108は移動機109によってY軸方向に移動する。駆動ピン108が昇降ガイドレール台101上のスライド治具61を押してY軸前方向に移動することにより、昇降ガイドレール台101上のスライド治具61がコンベア111上へと移動する。
コンベア111、121はスライド治具61をY軸前方向に搬送する。
昇降ガイドレール台131はレール132を介して昇降可能に支持され、移動機133によってZ軸方向に駆動される。
昇降ガイドレール台131が図1に破線で示すように下降した状態で、コンベア121上のスライド治具61を押して昇降ガイドレール台131上へと移動させる駆動ピン125が設けられる。駆動ピン125は駆動シリンダ127によってX軸方向に移動するとともに、移動機126によってY軸方向に移動する。駆動ピン125がコンベア121上のスライド治具61を押してY軸前方向に移動することにより、コンベア121上のスライド治具61が昇降ガイドレール台131上へと移動する。
昇降ガイドレール台131が上昇した状態で、駆動ピン81が昇降ガイドレール台131上のスライド治具61を押してY軸後方向に移動することにより、昇降ガイドレール台131上のスライド治具61が前方ガイドレール台74上へと移動する。
移動機43、44、51、82、94、103、106、107、109、126、133は、サーボモータによって回転駆動されるボールネジと、このボールネジに螺合して平行移動する従動子等によって構成される。
図示しないコントローラは、各移動機43、44、51、82、94、103、106、107、109、126、133、駆動シリンダ35、38、73、77、95、97、127、スピンドル機11、テーピング機140、カッタ37、被覆剥離機等の作動をシーケンス制御し、線材2を巻芯3に巻回して連結コイルを自動的に形成する。
連結コイル巻線装置1は、以上のように構成されて、以下の手順で線材2を巻芯3に巻回して連結コイルを形成する。
(1).巻回工程として、巻芯3に線材2を巻回してコイル5を形成する。これは、図1に示すように、回動ガイドレール台20の前端にスライド治具61を介して巻芯3が保持された状態で、ノズル54を動かして線材2の端部を絡げピン(図示せず)に絡げた後、ノズル54をY軸方向に動かしてスピンドル機11によって回転する巻芯3に線材2を整列させて巻回し、コイル5を形成する。
絡げピンからコイル5へと延びる線材2の部位が巻き始めのリード線7となる。このリード線7の端部は被覆剥離機によって融着層、絶縁層の被覆が剥離されている。
この巻回工程では、テーピング機140はノズル54から離れたテープ装着位置に移動している。
(2).テーピング工程として、テーピング機140をコイル5とノズル54との間に位置するテープ貼り付け位置に移動し、テーピング機140によって線材2の渡り線6となる部位に絶縁テープ8を貼り付ける。
(3).搬入工程として、回動ガイドレール台20上に次にコイル5を形成する巻芯3を搬入するとともに、移動工程として、コイル5が形成された巻芯3を回動ガイドレール台20上にてコイル5の巻回中心軸方向に移動する。
これは、前方ガイドレール台74をY軸後方向に移動して回動ガイドレール台20に近接して対峙させる。
そして、スライド係止機29が、押さえプレート22をスプリングに抗して引き上げる。これにより、押さえプレート22がスライド治具61から離れ、押さえプレート22の位置決めピン(図示せず)がスライド治具61の位置決め穴から抜き取られて、スライド治具61がガイドレール21に対して移動できる状態にする。
そして、駆動ピン81が前方ガイドレール台74上の巻芯3を押してY軸方向に移動することにより、前方ガイドレール台74上のスライド治具61が回動ガイドレール台20上へと移動する。こうして、巻芯3がスピンドル機11に搬入される。
このとき、コイル5が形成された巻芯3を支持するスライド治具61は、新たに搬入されたスライド治具61に押されて回動ガイドレール台20上にて後方(コイル5の巻回中心軸方向)に移動し、中空スピンドル13内に待避する。
上述したように、搬入工程と移動工程とは、並行して行われるため、連結コイルを形成するタクトタイムを短縮することができる。
なお、これに限らず、回動ガイドレール台20上にてコイル5が形成された巻芯3を移動する駆動機を設け、先にコイル5が形成された巻芯3を回動ガイドレール台20上にてコイル5の巻回中心軸方向に移動する移動工程を行った後に、回動ガイドレール台20上に次にコイル5を形成する巻芯3を搬入する搬入工程を行ってもよい。
(4).渡り線形成工程として、隣り合って並ぶ巻芯3に渡って絶縁テープ8が貼り付けられた線材2を掛けて渡して渡り線6を形成する。
これは、後方の巻芯3のコイル5から延びる線材2を押さえプレート22から突出した渡り線ガイドピン(図示せず)に掛け、渡り線6が所定長さで形成される。
上記した(1).巻回工程、(2).テーピング工程、(3).搬入工程及び移動工程、(4).渡り線形成工程を順に繰り返して行うことにより、4個のコイル5が3本の渡り線6を介して連結される連結コイルが形成される。
(5).カッタ37によって4個目のコイル5からノズル54へと延びる線材2を切断する。線材2の4個目のコイル5からノズル54へと延びる部分が巻き終わりのリード線となる。このリード線7の端部は被覆剥離機によって融着層、絶縁層の被覆が剥離されている。
(6).スライド係止機29が、押さえプレート22をスプリングに抗して引き上げた状態で、駆動ピン93が回動ガイドレール台20上の巻芯3を押してY軸後方向に移動することにより、回動ガイドレール台20上のスライド治具61が後方ガイドレール台91上へと移動する。こうして、4個の巻芯3に渡って形成された連結コイルがスピンドル機11から後方ガイドレール台91上へ搬出される。
(7).後方ガイドレール台91上に4個のスライド治具61がある状態で、4本の開放バー96が上昇して各スライド治具61に差し込まれ、各スライド治具61が開放される。この開放状態にて、4個の巻芯3を各スライド治具61から取り外す。続いて、コイル5が形成されていない巻芯3を各スライド治具61に取り付けた後、4本の開放バー96を下降させ、各スライド治具61に各巻芯3を保持する。
(8).後方ガイドレール台91にてコイル5が形成されていない巻芯3が取り付けられたスライド治具61は、搬送設備100の昇降ガイドレール台101、コンベア111、121、昇降ガイドレール台131等によって前方ガイドレール台74へと搬送される。
線材2の表面に融着層がコーティングされており、この融着層がコイル5の巻回時に加熱されて溶融した後に固まることにより、コイル5の形状が維持される。
以上の各工程が順に行われることによって、連結コイルが自動的に形成される。
連結コイル巻線装置1は、4個のコイル5を有する連結コイルを形成する構成としたが、これに限らず、要求に応じてコイル5の個数を増減することが可能である。
図2はテーピング機140の斜視図である。以下、テーピング機140の構成について説明する。
テーピング機140は、テーピング台150と、絶縁テープ8を挟むチャック機構160とを備える。このチャック機構160は、テーピング台150に差し込まれる左右のチャック板143、144と、この各チャック板143、144を駆動する駆動シリンダ161、162とを備える。
テーピング台150は、絶縁テープ8の背面が載せられるテープ載せ部151、152と、このテープ載せ部151、152の間に開口するテープ引き込み溝155と、各チャック板143、144が差し込まれる複数の開口部159とが形成される。
テーピング台150の上面には、浅い溝153が形成され、テープ載せ部151、152はこの浅い溝153の底面として形成される。
テープ載せ部151、152には、複数のテープ吸引口154がそれぞれ形成される。テーピング台150には図示しない負圧源に連通した真空チューブ165が接続され、この真空チューブ165は各テープ吸引口154に連通する。各テープ吸引口154に導かれる負圧により、テープ載せ部151、152に載せられる絶縁テープ8の背面を吸着し、絶縁テープ8がテープ載せ部151、152上から脱落しないように保持される。
テープ引き込み溝155は、平面状のテープ載せ部151、152の間に開口している。テープ載せ部151、152に絶縁テープ8が載せられた状態にて、テーピング台150が直線状に延びる線材2対して相対移動して線材2がテープ引き込み溝155に引き込まれることにより、絶縁テープ8が線材2と共にテープ引き込み溝155に引き込まれるようになっている。
テープ引き込み溝155は、平面状のテープ載せ部151、152に対して直交するように形成される。
テープ引き込み溝155は、開口幅Tをもって並行に対峙する平面状の溝側面156と、各溝側面156を結んで断面円弧状に湾曲した溝底部157とを有する。
テープ引き込み溝155の開口幅Tは、線材2の外径Dと絶縁テープ8の厚さPとに基づいて次式で求められる。
T=D+2P+C …(1)
なお、Cは所定のクリアランスである。これにより、絶縁テープ8が線材2と共にテープ引き込み溝155に円滑に引き込み、絶縁テープ8が線材2を挟んで二つ折りにされるようになっている。
各チャック板143、144は、開口部159が差し込まれる先端部(図3の(b)参照)がテープ引き込み溝155に入り、線材2を挟んで溝側面156に沿って延びる絶縁テープ8の両端部8a、8bを挟持して、線材2を挟んで絶縁テープ8の接着面を貼り合わせるようになっている(図5の(c)参照)。
複数のテープ吸引口154は、平面状のテープ載せ部151、152に所定の間隔をもって開口する。テーピング台150には、真空チューブ165と各テープ吸引口154とを連通する負圧導入通孔(図示せず)が形成される。
図3の(a)、(b)に示すように、チャック機構160の各チャック板143、144は、複数の差し込み部145、146を有する櫛形をしており、各差し込み部145、146が互いに対向するようにテーピング台150の開口部159に差し込まれる。
各テープ吸引口154に連通する負圧導入通孔は、各開口部159の間を通るように形成される。これにより、各チャック板143、144の差し込み部145、146は、各テープ吸引口154に連通する負圧導入通孔を避けるようにしてテーピング台150に差し込まれる。
図3の(a)は、テーピング機140の開状態を示す平面図である。この開状態では、各チャック板143、144が駆動シリンダ161、162によって図中矢印で示すようにテーピング台150から引き出される方向に移動し、各差し込み部145、146の先端面がテーピング台150のテープ引き込み溝155に入り込まないように保持される。
図3の(b)は、テーピング機140の閉状態を示す平面図である。この閉状態では、各チャック板143、144が駆動シリンダ161、162によってテーピング台150のテープ引き込み溝155に引き込まれ、各差し込み部145、146の先端面が互いに当接する。
テーピング機140は、以上のように構成される。次に前記テーピング工程において、テーピング機140が絶縁テープ8を線材2に貼り付ける動作について説明する。
まず、テーピング台150に絶縁テープ8を装着するテープ装着工程を行う。以下、このテープ装着工程における動作を図4に基づいて説明する。
〔1〕.テーピング機移動工程
図4(a)に示すように、テーピング機140をテープ装着位置に移動する。このテープ装着位置にて、テーピング機140はリール55とチャック51との間に配置される。
〔2〕.テープ把持工程
図4(b)に示すように、駆動シリンダ52を伸張作動させ、チャック51がリール55から延びる絶縁テープ8の先端部を把持する。
なお、チャック51には、例えばトシカル処理等の表面処理が施され、絶縁テープ8の接着面が貼り付かないようになっている。
〔3〕.テープ引き出し工程
図4(c)に示すように、駆動シリンダ52を収縮作動させ、チャック51がリール55から絶縁テープ8を引き出す。引き出された絶縁テープ8はテーピング機140のテープ載せ部151、152の上方に延びるように配置される。
〔4〕.テープ背面吸着工程
図4(d)に示すように、移動機44がテーピング機140をZ軸上方向に移動させ、引き出された絶縁テープ8をテーピング機140のテープ載せ部151、152に載せ、各テープ吸引口154に導かれる負圧によりテープ載せ部151、152に絶縁テープ8の背面を吸着する。
〔5〕.テープ切断工程
図4(e)に示すように、カッタ53が絶縁テープ8を切断するとともに、チャック51が絶縁テープ8の先端部を離す。このとき、絶縁テープ8がカッタ53またはチャック51によって引っ張られても、負圧によりテープ載せ部151、152に絶縁テープ8の背面を吸着されているため、絶縁テープ8がテープ載せ部151、152上から脱落しないように保持される。こうして、所定の長さの絶縁テープ8がテーピング機140に装着される。
続いて、前記テーピング工程として、テーピング機140をテープ貼り付け位置に移動して、テーピング機140がテーピング台150に装着された絶縁テープ8を線材2に貼り付ける。以下、この動作を図5に基づいて説明する。
《1》.テーピング機移動工程
図5の(a)に示すように、テーピング機140をテープ貼り付け位置に移動する。このテープ貼り付け位置にて、コイル5とノズル54との間に延びる線材2にテーピング台150のテープ引き込み溝155が対峙する。
《2》.テープ引き込み工程
図5の(b)に示すように、テーピング機140をZ軸上方向に移動し、線材2をテープ引き込み溝155に押し入れ、テープ載せ部151、152に載せられている絶縁テープ8が線材2によってテープ引き込み溝155に引き込まれる。これにより、断面U字形に折り曲げられ、絶縁テープ8の背面の中央部8cがテープ引き込み溝155の溝底部157に押し付けられることにより、絶縁テープ8の接着面の中央部8cが線材2の外周面の下方部分に貼り付けられる。
《3》.テープ接着面貼り付け工程
図5の(c)に示すように、チャック機構160の各チャック板143、144が駆動シリンダ161、162によってテーピング台150のテープ引き込み溝155に引き込まれ、各差し込み部145、146の先端面が絶縁テープ8の背面をそれぞれ押圧し、絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付ける。これにより、絶縁テープ8の接着面が線材2の外周面の全域に貼り付けられるとともに、この線材2から延びる絶縁テープ8の両端部8a、8bが互いに貼り合わせられる。
《4》.テープ取り出し工程
図5の(d)に示すように、チャック機構160の各チャック板143、144が駆動シリンダ161、162によってテープ引き込み溝155から引き出される方向に移動した後、テーピング機140をZ軸下方向に移動し、絶縁テープ8が貼り付けられた線材2がテープ引き込み溝155から取り出される。その後、テーピング機140はスピンドル機11から離れた待避位置へと移動し、巻回工程にてY軸方向に往復動作するノズル54に干渉しないようにする。
こうして、テーピング機140によって線材2の渡り線6となる部位に絶縁テープ8が貼り付けられる。
図6に示すように、線材2は、その断面形状が円形をしている。各チャック板143、144が、絶縁テープ8の両端部8a、8bの背面を押して挟み込むことにより、その両端部8a、8bの接着面が互いに貼り合わせられるとともに、その中央部8cが線材2の表面の全域に渡って貼り付けられる。絶縁テープ8の互いに貼り合わせられた両端部8a、8bは、線材2の半径方向に延びる。
また、図7に示すように、線材2の断面形状が矩形をしている場合、図示しないテープ引き込み溝155の溝底部157の断面形状を線材2の断面形状に沿うように矩形に形成する。
この場合、絶縁テープ8の互いに貼り合わせられた両端部8a、8bは、図8に示すように、断面形状が矩形をした線材2の中心線Oに沿って延びる。
また、図9に示すように、チャック機構160は、テーピング台150にその片側のみから差し込まれるチャック板144のみを備えても良い。この場合、チャック板144が、絶縁テープ8の一方の端部8bの背面を押してテープ引き込み溝155の溝側面156との間で絶縁テープ8の両端部8a、8bを挟み込むことにより、その両端部8a、8bの接着面が互いに貼り合わせられるとともに、その中央部8cが線材2の表面の全域に渡って貼り付けられる。
この場合、絶縁テープ8の互いに貼り合わせられた両端部8a、8bは、図10に示すように、断面形状が矩形をした線材2の側面に沿って延びる。
以上のようにして、連結コイル巻線装置1によって製造される連結コイルは、テーピング機140によって渡り線6に絶縁テープ8が貼り付けられる。これにより、モータのステータに組み付けられた製品の状態で、渡り線6の絶縁性が絶縁テープ8によって十分に確保される。
《3》.テープ接着面貼り付け工程
図5の(c)に示すように、チャック機構160の各チャック板143、144が駆動シリンダ161、162によってテーピング台150のテープ引き込み溝155に引き込まれ、各差し込み部145、146の先端面が絶縁テープ8の背面をそれぞれ押圧し、絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付ける。これにより、絶縁テープ8の接着面が線材2の外周面の全域に貼り付けられるとともに、この線材2から延びる絶縁テープ8の両端部8a、8bが互いに貼り合わせられる。
本実施の形態では、線材2に絶縁テープ8を貼り付けるテーピング機140であって、絶縁テープ8の背面が載せられるテーピング台150と、このテーピング台150に負圧を導くテープ吸引口154と、テーピング台150に開口するテープ引き込み溝155と、絶縁テープ8を挟むチャック機構160とを備え、テーピング台150に絶縁テープ8の背面を負圧によって吸着し、テープ引き込み溝155に線材2を絶縁テープ8と共に引き込み、チャック機構160によって線材2を挟んだ絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付けるる構成とした。
また、本実施の形態では、線材2に絶縁テープ8を貼り付けるテーピング方法であって、テーピング台150に載せられる絶縁テープ8の背面を負圧によって吸着するテープ背面吸着工程と、テーピング台150に開口したテープ引き込み溝155に線材2を絶縁テープ8と共に引き込み線材2に絶縁テープ8の接着面を貼り付けるテープ引き込み工程と、絶縁テープ8を挟むチャック機構160により線材2を挟んだ前記絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付けるテープ接着面貼り付け工程とを行う構成とした。
上記構成に基づき、線材2に絶縁テープ8を貼り付ける作業を、人手を介さず、自動的に行うことが可能となり、線材2に絶縁処理を行うタクトタイムを短縮し、連結コイルを製造する生産性を高められる。
絶縁テープ8が線材2を包むようにして貼り付けられるため、線材2の絶縁性が絶縁テープ8によって十分に確保される。
また、テーピング台150に載せられる絶縁テープ8の背面をテーピング台150に導かれる負圧によって吸着することにより、テーピング台150に対する絶縁テープ8の位置決めが精度良く行われ、線材2に絶縁テープ8を精度良く貼り付けることができる。
さらに、テーピング台150に絶縁テープ8の背面が負圧によって吸着されることにより、テーピング台150を例えば下方に向けても絶縁テープ8が落下しないため、テーピング機140の設置方向を自由に設定することが可能となる。
本実施の形態では、チャック機構160としてテープ引き込み溝155に差し込まれるチャック板143、144を備え、テープ引き込み溝155に差し込まれるチャック板143、144を閉じることによって線材2を挟んだ絶縁テープ8の背面を挟持して絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付ける構成とした。
上記構成に基づき、テープ引き込み溝155内にて絶縁テープ8が線材2を包むようにして貼り付けられるため、線材2がテープ引き込み溝155内から取り出される過程で絶縁テープ8が線材2から剥離することが防止され、絶縁テープ8の貼り付けが確実に行われる。
本実施の形態では、チャック板143、144は複数の差し込み部145、146を有する櫛形に形成され、テーピング台150に差し込み部145、146が摺動可能に差し込まれる開口部159が形成され、テープ吸引口154に連通する負圧導入通孔が各開口部159の間を通るように形成され、テーピング台150に複数のテープ吸引口154が形成される構成とした。
上記構成に基づき、チャック板143、144の差し込み部145、146が絶縁テープ8に当接する領域を十分に確保することと、テーピング台150の各テープ吸引口154が絶縁テープ8を吸着する領域を十分に確保することとを両立できる
また、本実施の形態では、複数のコイル5が渡り線6を介して連結される連結コイルを形成する連結コイル巻線装置1であって、巻芯3を支持するスライド治具61と、スライド治具61をコイル5の巻回中心軸方向について移動可能に支持する回動ガイドレール台20と、回動ガイドレール台20をコイル5の巻回中心軸まわりに回動させるスピンドル機11と、線材2を供給する線材供給機と、線材2を絶縁テープ8が貼り付けるテーピング機140とを備え、コイル5の巻回中心軸まわりに回動する回動ガイドレール台20に係止される巻芯3に線材2を巻回してコイル5を形成する巻回工程と、コイル5から延びる線材2に絶縁テープ8が貼り付けるテーピング工程と、コイル5が形成された巻芯3を回動ガイドレール台20にてコイル5の巻回中心軸方向に移動する移動工程と、回動ガイドレール台20に次にコイル5を形成する巻芯3を搬入する搬入工程とを行い、回動ガイドレール台20にて複数のコイル5をその巻回中心軸方向に並んで形成する構成とした。
上記構成に基づき、スピンドル機11によって回動する回動ガイドレール台20にて複数のコイル5をその巻回中心軸方向に並んで形成することにより、各コイル5の間に延びる渡り線6を切断することなく、渡り線6となる線材2に絶縁テープ8を貼り付けて連結コイルを形成することができる。
次に図11に示す他の実施形態を説明する。これは基本的には図1〜6の実施形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施形態と同一構成部には同一符号を付す。
本実施の形態では、テーピング機140は、テーピング台150に外側にチャック機構160が設けられる。このチャック機構160は対のチャック板163、164を開閉して絶縁テープ8の背面を挟持するようになっている。
テーピング台150は、テープ引き込み溝155を有するが、このテープ引き込み溝155に差し込まれるチャック板は設けられていない。
テーピング機140は、以上のように構成される。次に前記テーピング工程において、テーピング機140が絶縁テープ8を線材2に貼り付ける動作を図11に基づいて説明する。
《1》.テーピング機移動工程
図11の(a)に示すように、テーピング機140をテープ貼り付け位置に移動する。このテープ貼り付け位置にて、コイル5とノズル54との間に延びる線材2にテーピング台150のテープ引き込み溝155が対峙する。
《2》.テープ引き込み工程
図11の(b)に示すように、テーピング機140をZ軸上方向に移動し、線材2をテープ引き込み溝155に押し入れ、テープ載せ部151、152に載せられている絶縁テープ8が線材2によってテープ引き込み溝155に引き込まれる。これにより、断面U字形に折り曲げられ、絶縁テープ8の背面の中央部8cがテープ引き込み溝155の溝底部157に押し付けられることにより、絶縁テープ8の接着面の中央部8cが線材2の外周面の下方部分に貼り付けられる。
《3》.テープ取り出し工程
図11の(c)に示すように、図示しない移動機を介してチャック機構160をテーピング台150上に移動し、テーピング機140をZ軸下方向に移動する。これによって、絶縁テープ8の接着面の中央部8cが線材2の外周面の下方部分に貼り付けられた線材2がテープ引き込み溝155から取り出される。
《4》.テープ接着面貼り付け工程
図11の(d)に示すように、チャック機構160がチャック板163、164を閉じて絶縁テープ8の背面をそれぞれ押圧し、絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付ける。これにより、絶縁テープ8の接着面が線材2の外周面の全域に貼り付けられるとともに、この線材2から延びる絶縁テープ8の両端部8a、8bが互いに貼り合わせられる。その後、テーピング機140はスピンドル機11から離れた待避位置へと移動し、巻回工程にてY軸方向に往復動作するノズル54に干渉しないようにする。
こうして、テーピング機140によって線材2の渡り線6となる部位に絶縁テープ8が貼り付けられる。
本実施の形態では、チャック機構160としてテーピング台150の外側で開閉する対のチャック板163、164を備え、このチャック板163、164を閉じることによって線材2を挟んだ絶縁テープ8の背面を挟持して絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付ける構成とした。
上記構成に基づき、チャック板163、164を櫛形に形成する必要がなく、チャック板163、164の形状に対する設定自由度が高められる。これによりチャック板163、164が絶縁テープ8の背面を押圧する領域を拡大し、絶縁テープ8の接着面どうしを貼り付けを確実に行うことができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明のテーピング機およびテーピング方法は、モータのステータを構成する連結コイルに限らず、他の電気部品等にも適用できる。
本発明の実施の形態を示す連結コイル巻線装置の斜視図。 同じくテーピング機を示す斜視図。 同じくテーピング機を示す平面図。 同じくテープ装着工程の動作を示す平面図。 同じくテーピング工程の動作を示す正面図。 同じく線材および絶縁テープの断面図。 他の実施の形態としてテーピング工程の動作を示す正面図。 同じく線材および絶縁テープの断面図。 他の実施の形態としてテーピング工程の動作を示す正面図。 同じく線材および絶縁テープの断面図。 他の実施の形態としてテーピング工程の動作を示す正面図。 連結コイルの平面図。
符号の説明
1 連結コイル巻線装置
2 線材
3 巻芯(分割コア)
5 コイル
6 渡り線
11 スピンドル機
20 回動ガイドレール台
49 線材供給機
140 テーピング機
143 チャック板
144 チャック板
145 差し込み部
150 テーピング台
154 テープ吸引口
155 テープ引き込み溝
159 開口部
160 チャック機構
163 チャック板
164 チャック板

Claims (6)

  1. 線材に絶縁テープを貼り付けるテーピング機であって、
    前記絶縁テープの背面が載せられるテーピング台と、
    このテーピング台に負圧を導くテープ吸引口と、
    前記テーピング台に開口するテープ引き込み溝と、
    前記絶縁テープを挟むチャック機構とを備え、
    前記テーピング台に前記絶縁テープの背面を負圧によって吸着し、前記テープ引き込み溝に前記線材を前記絶縁テープと共に引き込み、前記チャック機構によって前記線材を挟んだ前記絶縁テープを貼り付けることを特徴とするテーピング機。
  2. 前記チャック機構として前記テープ引き込み溝に差し込まれるチャック板を備え、
    前記テープ引き込み溝に差し込まれる前記チャック板を閉じることによって前記線材を挟んだ前記絶縁テープの背面を挟持して前記絶縁テープを貼り付ける構成としたことを特徴とする請求項1に記載のテーピング機。
  3. 前記チャック板は複数の差し込み部を有する櫛形に形成され、
    前記テーピング台に前記各差し込み部が摺動可能に差し込まれる複数の開口部が形成され、
    前記テープ吸引口に連通する負圧導入通孔が前記各開口部の間を通るように形成され、
    前記テーピング台に複数の前記テープ吸引口が形成されることを特徴とする請求項2に記載のテーピング機。
  4. 前記チャック機構として前記テーピング台の外側で開閉する対のチャック板を備え、
    このチャック板を閉じることによって前記線材を挟んだ前記絶縁テープの背面を挟持して前記絶縁テープを貼り付ける構成としたことを特徴とする請求項1に記載のテーピング機。
  5. 線材に絶縁テープを貼り付けるテーピング方法であって、
    テーピング台に載せられる前記絶縁テープの背面を負圧によって吸着するテープ背面吸着工程と、
    前記テーピング台に開口したテープ引き込み溝に前記線材を前記絶縁テープと共に引き込み前記線材に前記絶縁テープの接着面を貼り付けるテープ引き込み工程と、
    前記絶縁テープを挟むチャック機構により前記線材を挟んだ前記絶縁テープを貼り付けるテープ接着面貼り付け工程とを行うことを特徴とするテーピング方法。
  6. 回動する回動ガイドレール台に係止される巻芯に前記線材を巻回してコイルを形成する巻回工程と、
    前記コイルから延びる前記線材に前記絶縁テープが貼り付けるテーピング工程と、
    前記コイルが形成された前記巻芯を回動ガイドレール台にて前記コイルの巻回中心軸方向に移動する移動工程と、
    前記回動ガイドレール台に次にコイルを形成する巻芯を搬入する搬入工程とを行い、
    前記回動ガイドレール台にて複数のコイルをその巻回中心軸方向に並んで形成することを特徴とする請求項5に記載のテーピング方法。
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