JPH10285885A - テーピングマシン及びテープ巻回方法 - Google Patents

テーピングマシン及びテープ巻回方法

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JPH10285885A
JPH10285885A JP8345897A JP8345897A JPH10285885A JP H10285885 A JPH10285885 A JP H10285885A JP 8345897 A JP8345897 A JP 8345897A JP 8345897 A JP8345897 A JP 8345897A JP H10285885 A JPH10285885 A JP H10285885A
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JP
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tape
bobbin
wire
insulating tape
insulating
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JP8345897A
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Yoshiyuki Ichikawa
慶幸 市川
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル導体に絶縁テープを巻回する定制動ト
ルク方式のテープボビンでは、テープ保持器内にある絶
縁テープ径の減少に反比例してテープテンションが増大
する。この為、テーピング途中で絶縁テープの切れ、巻
回の絶縁テープ間で隙間がなくワニスが浸透せず、コイ
ル導体の絶縁が悪くなる虞がある。 【解決手段】 テープボビンを、テープ受けとテープ蓋
とで形成されたテープ保持器と、ワイヤ溝が穿設された
ワイヤボビン部を有し胴部の一方の外周に嵌合の軸受を
介して前記テープ保持器に対して回転するワイヤ保持部
と、前記ワイヤ保持部に嵌着されたガイドバーと、ピン
セット状で絶縁テープの減量を検知する残留検知ローラ
と前記ガイドバーを摺動するブレーキパットを有する一
対の連結具と、前記ワイヤボビン部に収納され両端が前
記ブレーキパットに固定されたワイヤとで形成する。そ
して、巻回時のテープテンションボビンを一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の固定子
巻線に使用するコイル導体に絶縁テープを巻回するテー
ピングマシンとテープ巻回方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機である電動機の固定子スロット
に収納する固定子巻線(以下、巻線と呼ぶ)であるコイ
ル43は図4に示すように亀甲形形状で、これはコイル
導体の表面にテーピングマシンを使用して絶縁物を巻回
して被覆し形成されている。このテーピングマシンは、
図示しない立設のフレーム上部に回転リング受けが取付
けられており、この回転リング受けに図7に示す外周面
に歯部が形成された回転リング41が回転摺動可能に嵌
め込まれている。この回転リング41にはコイル導体4
3をその中空部中央にセット又は取り出しのための切欠
部41aが設けられている。又、この回転リング41に
はテーピングマシン本体に組込まれた一対のギヤーがそ
の外周面に形成されている歯部と歯合しており、この一
対のギヤーにこれらと歯合するギヤーを介して電動機の
回転が伝達されることにより回転リング41が回転する
ようになっている。そして、回転リング41には絶縁テ
ープ44がセットされた一対のテープボビン42が、コ
イル導体43を中心にして相対して配設されている。
【0003】このテープボビン42は図8に示すような
構造である。即ち、円盤状で中央に突出する筒状部51
aを有するテープ受け51があって、筒状部51aの外
周にはキー溝54aが軸方向に穿設され内周には段差を
設けて軸受嵌合部が形成されている。また中央部には前
記筒状部51aの外周と嵌合する筒状キャップ53aを
有する円盤状のテープ蓋53がある。そして、円盤状で
中央に突部57aを有するフランジ保持部57とがあ
る。前記テープ受け51には絶縁テープ44を巻回した
ボビンを収めてキー溝54aにキー54を嵌合させてボ
ビンをテープ受け51に固定する。その上からテープ蓋
53を被せて押しネジ52で筒状部51aに締付け、テ
ープ受け51にテープ蓋53を固定してテープ保持器5
9を形成し、このテープ保持器59を軸受を介してフラ
ンジ保持部57に回転可能に嵌合させる。又、テープ受
け51とフランジ保持部57との間の外周部分にはドー
ナツ状のブレーキパット58(テープ受け51側に固
定)が挟設されている。尚、フランジ保持部57の突部
57a端面には軸受押えが皿バネ56を介してボルト5
5締めされ、これらの構成でテープボビン42が形成さ
れる。そして、テープボビン42はフランジ保持部57
面を回転リング41側に当接させボルト締めにより回転
リング41に固定される。
【0004】次に、このように構成されたテーピングマ
シンの動作を説明する。今、回転リング41が電動機に
より夫々のギヤーを介して回転駆動され、またコイル導
体43が一定速度で直進移動しているものとすれば、絶
縁テープ44は(図7で示すように)テープボビン42
から解放されてコイル導体43(図4のコイル断面部を
示している)に導かれながらテーピングされている。こ
の時、フランジ保持部57とブレーキパット58との間
に発生する摩擦力によりテープ保持器59に制動トルク
が働き、この制動トルクがテープテンションを発生させ
る。この制動トルクはテーピング前にボルト55の締付
力で調節し、テーピング中は一定である。このように従
来のテープボビン42は定制動トルク方式を採用してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この定制動トルク方式
のテープボビン42においては、テープ保持器59内に
ある絶縁テープ44径の減少に反比例してテープテンシ
ョンが増大する。この為、テーピング途中で絶縁テープ
44が切れる。或いは、コイル導体43への絶縁テープ
44の巻付け圧力が大きくなり過ぎるので、巻回された
絶縁テープ44間の密着が大で隙間がなく後工程でのワ
ニス含浸処理で絶縁テープ44間にワニスが浸透せず、
コイル導体43の絶縁が悪くなる虞がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するために成され
たもので、巻回中のテープ保持器内にある絶縁テープ径
によらず一定のテープテンションを保ち、絶縁テープ切
れや過大な絶縁テープ巻圧を防ぐことを目的とするテー
ピングマシンを提供する。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】本発明におけるテーピ
ングマシンは、請求項1ではテープボビンを、円盤状で
中央に突出する筒状部を有するテープ受けとこのテープ
受けに絶縁テープを巻回したボビンを収納しこのボビン
を覆う前記筒状部の外周で嵌合する筒状キャップを有す
る円盤状のテープ蓋とで形成されたテープ保持器と、円
盤状で円盤外周面に周方向にワイヤ溝が穿設されたワイ
ヤボビン部を有し中心部に該円盤を軸方向両面に突出す
る胴部を有しこの胴部の一方の外周に嵌合の軸受を介し
て前記テープ保持器に対して回転するワイヤ保持部と、
前記ワイヤ保持部の他方の胴部に根元が嵌着され放射状
に延びる複数本のガイドバーと、ピンセット状で一方の
先端に前記絶縁テープに当接し該絶縁テープの減量を検
知する残留検知ローラを有し他方の先端は前記ガイドバ
ーを半径方向に摺動するブレーキパットを有する前記ガ
イドバー上を摺動配置された一対の連結具と、前記ワイ
ヤボビン部のワイヤ溝に収納され両端が前記ブレーキパ
ットに固定されたワイヤとで形成し、このテープボビン
を回転リングに回転自在に取付けたことを特徴とする。
【0008】このように構成すると、残留検知ローラで
絶縁テープ残量を検知しながら自動でブレーキパットの
回転中心からの距離を小さくすることにより、絶縁テー
プ残量に応じて制動トルクを減少させるため一定のテー
プフンションを得ることができる。この結果、テーピン
グ作業でコイル導体への絶縁テープの巻付け圧力が適性
になるので、従来発生していたテーピング途中で絶縁テ
ープが切れる現象がなくなる。又、巻回された絶縁テー
プ間の密着度が減少して適性な隙間になり、後工程での
ワニス含浸処理で絶縁テープ間にワニスが良く浸透して
コイル導体の絶縁特性が規定通りのものが得られる。
【0009】次に請求項2では、テープボビンを構成す
るテープ受けの反ボビン収納側面に、外径から中心に向
って延びる螺旋状の複数本のガイド溝を形成したことを
特徴とする。このガイド溝の穿孔による効果は、テーピ
ング作業が終了したとき回転中心付近に位置するブレー
キパットが、ガイドバーを反転させることによりガイド
溝に沿って滑らかに初期位置に戻すことができ、ワイヤ
や残留検知ローラへの衝撃を緩和させることができる。
【0010】また請求項3では、連結具の残留検知ロー
ラ付き腕部の残留検知ローラ近くに押付圧緩和装置を取
付けたことを特徴とする。すると、テーピング開始時及
び回転加速時に、残留検知ローラから絶縁テープに伝わ
る衝撃エネルギーを捩りコイルバネで吸収させ、残留検
知ローラの絶縁テープへの押付け圧力を緩和させ絶縁テ
ープの損傷を防止することができる。又、テーピング開
始時及び回転加速時に、角加速度を小さくする運転制御
方法により、上記に加え残留検知ローラから絶縁テープ
に伝わる衝撃エネルギーを減少させ絶縁テープへのダメ
ージを更に小さくすることができる。
【0011】更に請求項4では、請求項1のテーピング
マシンを使用して、ブレーキパットの回転中心からの距
離を絶縁テープ外径と同期して変化させテープテンショ
ンを一定してコイル導体に絶縁テープを巻回するテープ
巻回方法である。このようなテープ巻回方法により、請
求項1乃至3の総合作用効果が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1実施例について
図1乃至図4を参照し、従来構成と同じものは同じ符号
を使用して説明する。図1は、従来と同様にテープボビ
ンの断面図と側面図である。図において、回転電機であ
る電動機の固定子スロットに収納する固定子巻線(以
下、巻線と呼ぶ)であるコイル43は図4に示すように
亀甲形形状で、これはコイル導体の表面にテーピングマ
シンを使用して絶縁物を巻回して被覆し形成されてい
る。このテーピングマシンは、図示しない立設のフレー
ム上部に回転リング受けが取付けられており、この回転
リング受けに図5に示す外周面に歯部が形成された回転
リング41が回転摺動可能に嵌め込まれている。この回
転リング41にはコイル導体43をその中空部中央にセ
ット又は取り出しのための切欠部41aが設けられてい
る。又、この回転リング41にはテーピングマシン本体
に組込まれた一対のギヤーがその外周面に形成されてい
る歯部と歯合しており、この一対のギヤーにこれらと歯
合するギヤーを介して電動機の回転が伝達されることに
より回転リング41が回転するようになっている。そし
て、回転リング41には絶縁テープ44がセットされた
一対のテープボビン20が、コイル導体43を中心にし
て相対して配設されている。
【0013】このテープボビン20は図1に示すような
構造である。即ち、円盤状で中央に突出する筒状部1a
を有するテープ受け1と、このテープ受け1に絶縁テー
プ17を巻回したボビン(図示なし)を収納し、このボ
ビンを覆う前記筒状部1aの外周で嵌合する筒状キャッ
プを有する円盤状のテープ蓋2とで、テープ保持器21
を形成する。次に、テープ保持器21の側面には、円盤
状で円盤外周面に周方向にワイヤ溝18aが穿設された
ワイヤボビン部18を有し、中心部に該円盤を軸方向両
面に突出する胴部4a,4bを有し、一方の胴部4aの
外周に嵌合の軸受5を介して前記テープ保持器21に対
して回転するワイヤ保持部4がある。前記ワイヤ保持部
4の他方の胴部4bには、放射状に延びる棒状で複数本
(図1では2本)のガイドバー11を根元を嵌着させて
固定する。このガイドバー11はワイヤ保持部4の回転
と共に円周方向に回転する。
【0014】一方、連結具14はピンセット状であっ
て、一方の腕部14a先端に、前記テープ保持器21に
収納された絶縁テープ17に当接させ、該絶縁テープ1
7の減量を検知する残留検知ローラ13がピン15と止
め金具16によって取付ける。又、連結具14の他方の
腕部14b先端には、前記ガイドバー11を半径方向に
摺動するブレーキパット10が取付けてある。尚、ブレ
ーキパット10の形状は図3に示すように、直方体形状
で両側面をガイドバー11が貫通する貫通孔10aが穿
孔されている。(但し、後述するガイド溝22がテープ
受け1にある場合は、この貫通孔10aと直角水平方向
の側面にガイド溝22を摺動移動するスライド棒10b
が植設されている。)この残留検知ローラ13とブレー
キパット10の有する連結具14を、残留検知ローラ1
3は絶縁テープ17と当接させブレーキパット10はガ
イドバー11先端に摺動させながら一対として配設す
る。そして、ワイヤボビン部18のワイヤ溝18aにワ
イヤ12を巻回させてその両端をブレーキパット10に
固定する。
【0015】以上のようにしてテープボビン20が形成
される。そして、このテープボビン20を前記回転リン
グ41に回転自在に取付ける。次にこのように構成され
たテープボビン20を使用してコイル導体43への絶縁
テープ17の巻回作業について説明する。
【0016】今、回転リング41が電動機により夫々の
ギヤーを介して回転駆動され、またコイル導体43が一
定速度で直進移動しているものとすれば、絶縁テープ1
7はテープボビン20から解放されてコイル導体43
(図4のコイル断面部を示している)に導かれながらテ
ーピングされている。この時、テープ受け1とブレーキ
パット10との間に発生する摩擦力によりテープ保持器
21に制動トルクが働き、この制動トルクがテープテン
ションを発生させる。この制動トルクはテーピング前に
ボルト7の締付力で調節し、テーピング中は一定であ
る。
【0017】テーピングが開始されると絶縁テープ17
の減量を残留検知ローラ13が検知する。一方テープ保
持器21は、そのテープ受け1が一対のブレーキパット
10と接触しており、これらの間の摩擦力が回転に制動
トルクを与えると同時に絶縁テープ17にテンションを
発生させる。又、ブレーキパット10は先に述べた摩擦
力によりガイドバー11と共に回転するので、ワイヤ1
2がワイヤボビン部18のワイヤ溝18aに巻付き、同
時にブレーキパット10がガイドバー11上を図1に示
す矢印Aのように回転中心方向に移動する。この際、残
留検知ローラ13がブレーキパット10の回転中心への
移動を規制するため、ブレーキパット10は絶縁テープ
17の残量に応じて回転中心へ移動することになる。
【0018】尚、テーピングが終了するとブレーキパッ
ト10をガイドバー11の先端へ戻し前述の操作を繰返
して次のテーピング作業を開始する。このように残留検
知ローラ13で、絶縁テープ17残量を検知しながら自
動でブレーキパット10の回転中心からの距離を小さく
することにより、絶縁テープ17残量に応じて制動トル
クを減少させるため一定のテープフンションを得ること
ができる。この結果、テーピング作業でコイル導体43
への絶縁テープ44の巻付け圧力が適性になるので、従
来発生していたテーピング途中で絶縁テープ44が切れ
る現象がなくなる。又、巻回された絶縁テープ44間の
密着度が減少して適性な隙間になり、後工程でのワニス
含浸処理で絶縁テープ44間にワニスが良く浸透してコ
イル導体43の絶縁特性が規定通りのものが得られる。
【0019】本発明の第2実施例について図2と図6を
参照して説明する。第1実施例に示したテープボビン2
0を構成するテープ受け1に、ガイド溝22を外径から
中心に向って螺旋状に延ばして複数本(図2では2本)
穿孔してテープ受け25としテープボビン25にする。
このガイド溝22は、テープ受け25へボビンに巻回さ
れた絶縁テープ44を収納する反対面に穿孔されたもの
で、ブレーキパット10に植設のスライド棒10bが移
動するガイドである。
【0020】テーピング作業は第1実施例と同様であっ
て、その動作によるブレーキパット10の軌跡は図6の
ようになる。開始時の連結具14の位置は丸囲い1で、
中間時は四角囲い2となり、巻き終りは三角囲い3にな
る。即ち、ブレーキパット10はテーピング作業と共に
ガイド溝22に沿って移動する。(尚、図6での開始時
及び中間時のガイドバー11は図面が複雑になるので省
略してある。)このガイド溝22の穿孔による効果は、
テーピング作業が終了したとき回転中心付近に位置する
ブレーキパット10が、ガイドバー11を反転させるこ
とによりガイド溝22に沿って滑らかに初期位置に戻す
ことができ、ワイヤ12や残留検知ローラ13への衝撃
を緩和させることができる。
【0021】次に本発明の第3実施例について図5を参
照して説明する。第1実施例に示したテープボビン20
を構成するテープ受け1の連結具14で、腕部14aに
押付圧緩和装置である残留検知ローラ13を腕部14a
から分離して付着の構造にする。即ち、残留検知ローラ
13を補助具35に取付け、この補助具35を腕部34
aに付けたセンターピン32を中心に揺動するようにピ
ン32により腕部34aへ連結する。更に補助具35に
押付圧緩和装置である捩りコイルバネ31とスプリング
ポスト33を取付けることにより、テーピング開始時及
び回転加速時(コイル導体44の直線部から直線部へ変
わる曲線部で発生する)に残留検知ローラ13から絶縁
テープ44に伝わる衝撃エネルギーを捩りコイルバネ3
1で吸収させ、残留検知ローラ13の絶縁テープ43へ
の押付け圧力を緩和させ絶縁テープ43の損傷を防止す
ることができる。又、テーピング開始時及び回転加速時
に、角加速度を小さくする運転制御方法により、上記に
加え残留検知ローラ13から絶縁テープ43に伝わる衝
撃エネルギーを減少させ絶縁テープ43へのダメージを
更に小さくすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テーピン
グ作業でコイル導体への絶縁テープの巻付け圧力が適性
になるので、従来発生していたテーピング途中で絶縁テ
ープが切れる現象がなくなる。又、巻回された絶縁テー
プ間の密着度が減少して適性な隙間になり、後工程での
ワニス含浸処理で絶縁テープ間にワニスが良く浸透して
コイル導体の絶縁特性が規定通りのものが得られる。
【0023】請求項2では、テーピング作業が終了した
とき回転中心付近に位置するブレーキパットが、ガイド
バーを反転させることによりガイド溝に沿って滑らかに
初期位置に戻すことができ、ワイヤや残留検知ローラへ
の衝撃を緩和させることができる。
【0024】また請求項3では、テーピング開始時及び
回転加速時に、残留検知ローラから絶縁テープに伝わる
衝撃エネルギーを捩りコイルバネで吸収させ、残留検知
ローラの絶縁テープへの押付け圧力を緩和させ絶縁テー
プの損傷を防止することができる。又、角加速度を小さ
くする運転制御方法により、上記に加え残留検知ローラ
から絶縁テープに伝わる衝撃エネルギーを減少させ絶縁
テープへのダメージを更に小さくすることができる。更
に請求項4では、請求項1乃至3の総合作用効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すテープボビンの断面
図(a) と外形図(b) 、
【図2】本発明の第2実施例を示す図1相当図、
【図3】本発明のブレーキパットを示す斜視図、
【図4】亀甲形コイルを示す斜視図、
【図5】本発明の第3実施例を示す押付圧緩和装置の断
面図(a) と外形図(b)
【図6】本発明のテープ保持器での連結具の軌跡を示す
説明図、
【図7】従来の回転リングとテープボビン関係を示す正
面図(a) と側面図(b) 、
【図8】従来の図1相当図。
【符号の説明】
1…テープ受け、 1a…筒状部、2…テー
プ蓋、 4…ワイヤ保持部、4a,4b…
胴部、 5…軸受、10…ブレーキパット、
11…ガイドバー、12…ワイヤ、
13…残留検知ローラ、14…連結具、
17,44…絶縁テープ、18…ワイヤボビン部、
18a…ワイヤ溝、20…テープボビン、 2
1…テープ保持器、22…ガイド溝、 41
…回転リング、43…コイル導体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回動可能に保持され且つ駆動
    伝達機構により回転駆動される回転リングに回転自在に
    取付けられたテープボビンから前記回転リングに中空部
    を通して配設されたコイル導体に絶縁テープを導いて連
    続的にテーピングするテーピングマシンにおいて、前記
    テープボビンを、円盤状で中央に突出する筒状部を有す
    るテープ受けとこのテープ受けに絶縁テープを巻回した
    ボビンを収納しこのボビンを覆う前記筒状部の外周で嵌
    合する筒状キャップを有する円盤状のテープ蓋とで形成
    されたテープ保持器と、円盤状で円盤外周面に周方向に
    ワイヤ溝が穿設されたワイヤボビン部を有し中心部に該
    円盤を軸方向両面に突出する胴部を有しこの胴部の一方
    の外周に嵌合の軸受を介して前記テープ保持器に対して
    回転するワイヤ保持部と、前記ワイヤ保持部の他方の胴
    部に根元が嵌着され放射状に延びる複数本のガイドバー
    と、ピンセット状で一方の先端に前記絶縁テープに当接
    し該絶縁テープの減量を検知する残留検知ローラを有し
    他方の先端には前記ガイドバーを半径方向に摺動するブ
    レーキパットを有し前記ガイドバー上に摺動配置された
    一対の連結具と、前記ワイヤボビン部のワイヤ溝に収納
    され両端が前記ブレーキパットに固定されたワイヤとで
    形成し、このテープボビンを前記回転リングに回転自在
    に取付けたことを特徴とするテーピングマシン。
  2. 【請求項2】 前記テープボビンを構成するテープ受け
    の反ボビン収納側面に、外径から中心に向って延びる螺
    旋状の複数本のガイド溝を形成した請求項1記載のテー
    ピングマシン。
  3. 【請求項3】 連結具の残留検知ローラ付き腕部の残留
    検知ローラ近くに押付圧緩和装置を取付けた請求項2記
    載のテーピングマシン。
  4. 【請求項4】 フレームに回動可能に保持され且つ駆動
    伝達機構により回転駆動される回転リングに回転自在に
    取付けられたテープボビンから前記回転リングに中空部
    を通して配設されたコイル導体に絶縁テープを導いて連
    続的にテーピングするテーピングマシンによってコイル
    導体に絶縁テープを巻回する方法において、前記テープ
    ボビンを、絶縁テープを収納したテープ保持器と、この
    テープ保持器に対して回転するワイヤ保持部と、このワ
    イヤ保持部に嵌着された放射状に延びる複数本のガイド
    バーと、一方端に前記絶縁テープに当接し該絶縁テープ
    の減量を検知する残留検知ローラを有し他方端には前記
    ガイドバーを半径方向に摺動するブレーキパットを有し
    前記ガイドバー上に摺動配置された一対の連結具と、前
    記ワイヤボビン部のワイヤ溝に収納され両端が前記ブレ
    ーキパットに固定されたワイヤとで形成し、前記ブレー
    キパットの回転中心からの距離を絶縁テープ外径と同期
    して変化させテープテンションを一定してコイル導体に
    絶縁テープを巻回することを特徴とするテープ巻回方
    法。
JP8345897A 1997-04-02 1997-04-02 テーピングマシン及びテープ巻回方法 Pending JPH10285885A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058857A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Nittoku Eng Co Ltd テーピング機およびテーピング方法
CN111823416A (zh) * 2020-07-03 2020-10-27 中铁五局集团电务工程有限责任公司 一种预应力管桩切割设备
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