JP2013218772A - 不揮発性メモリ、電子装置及び検証方法 - Google Patents

不揮発性メモリ、電子装置及び検証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消去ベリファイ時の検証精度の悪化を抑制する。
【解決手段】消去ベリファイ時に、N個のメモリセル21に含まれるメモリセル21aに接続される選択ワード線WLaに第1のゲート電圧を供給し、M個のリファレンスセル31に含まれるリファレンスセル31aに接続される選択ワード線WLbに第1のゲート電圧を供給し、メモリセルアレイ2に接続された第1の非選択ワード線に第2のゲート電圧を供給し、リファレンスセルアレイ3に接続された第2の非選択ワード線に第3のゲート電圧を供給するゲート電圧発生部5、を設ける。ここで、第2の非選択ワード線に接続されたリファレンスセルに流れる電流は、第1の非選択ワード線に接続されたメモリセルに流れる電流より大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性メモリ、電子装置及び検証方法に関する。
フラッシュメモリなどの不揮発性メモリは、メモリセルアレイの他に、各種試験の際に用いられるリファレンスセルアレイを有している。
たとえば、消去試験の際には、消去パルスが印加されたメモリセルが消去状態となっているか否かを検証するため、そのメモリセルに接続されるビット線の電流と消去ベリファイ用のリファレンスセルに接続されるビット線の電流との比較が行われる。たとえば、メモリセルに接続されるビット線に流れる電流が、リファレンスセルに接続されるビット線に流れる電流より大きくなると、検証結果は“Pass”、すなわち、正しく消去されていると判定される。
特開2006−114154号公報 特表平9−502823号公報
しかし、検証の際に選択されるメモリセルが接続しているビット線には、非選択のメモリセルも接続されているが、消去ベリファイの際、この非選択のメモリセルによるリーク電流により、正しい検証結果が得られなくなるという問題があった。たとえば、検証対象のメモリセルに流れる電流がリファレンスセルの電流よりも小さいのに、非選択のメモリセルのリーク電流がビット線に重畳されることによりリファレンスセルの電流を上回り、誤って検証結果が“Pass”と判定される可能性があるからである。この問題の理由の1つとして、リファレンスセルアレイはメモリセルアレイよりも小さく、1つのビット線あたりに接続されるセルの数がメモリセルアレイより少なく、リファレンスセルに接続されるビット線に重畳されるリーク電流が、選択セルに接続されるビット線に重畳されるリーク電流よりも少ないことが考えられる。
発明の一観点によれば、メモリセルアレイ、リファレンスセルアレイ、比較部、ゲート電圧発生部を備えた不揮発性メモリが提供される。
メモリセルアレイは、N個のメモリセルに接続された第1ビット線を有する。リファレンスセルアレイは、N個より少ないM個のリファレンスセルに接続された第2ビット線を有する。比較部は、第1ビット線に流れる第1の電流と、第2ビット線に流れる第2の電流とを比較する。ゲート電圧発生部は、消去ベリファイ時に、N個のメモリセルに含まれる第1のメモリセルに接続される第1選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、M個のリファレンスセルに含まれる第1のリファレンスセルに接続される第2選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、メモリセルアレイに接続された第1の非選択ワード線に第2のゲート電圧を供給し、リファレンスセルアレイに接続された第2の非選択ワード線に第3のゲート電圧を供給する。ここで、第2の非選択ワード線に接続されたリファレンスセルに流れる電流は、第1の非選択ワード線に接続されたメモリセルに流れる電流より大きい。
また、発明の一観点によれば、以下のような検証方法が提供される。
この検証方法は、N個のメモリセルに接続された第1ビット線を有するメモリセルアレイと、N個より少ないM個のリファレンスセルに接続された第2ビット線を有するリファレンスセルアレイと、を有する不揮発性メモリのメモリセルの状態を検証する際に、比較部が、第1ビット線に流れる第1の電流と、第2ビット線に流れる第2の電流とを比較する。そして、ゲート電圧発生部が、消去ベリファイ時にN個のメモリセルに含まれる第1のメモリセルに接続される第1選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、M個のリファレンスセルに含まれる第1のリファレンスセルに接続される第2選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、メモリセルアレイに接続された第1の非選択ワード線に第2のゲート電圧を供給し、リファレンスセルアレイに接続された第2の非選択ワード線に第3のゲート電圧を供給する。ここで、第2の非選択ワード線に接続されたリファレンスセルに流れる電流は、第1の非選択ワード線に接続されたメモリセルに流れる電流より大きい。
開示の不揮発性メモリ、電子装置及び検証方法によれば、消去ベリファイ時の検証精度の悪化を抑制できる。
第1の実施の形態の不揮発性メモリの一例を示す図である。 第2の実施の形態の不揮発性メモリの一例を示す図である。 消去試験時の検証方法の一例の流れを示すフローチャートである。 消去試験時のメモリセルの閾値電圧分布の推移の例を示す図である。 温度の違いによるメモリセル(単体)のId−Vg特性の変化の一例を示す図である。 高温(150℃)で、ビット線に接続されるメモリセルが3種類のケースにおけるゲート電圧Vgとビット線電流Ibの特性の例を示す図である。 第2の実施の形態の不揮発性メモリのリファレンスセルアレイの一例と、ワード線に印加される電圧の例を示す図である。 電圧(Ver−ΔV)の設定例を示す図である。縦軸はリファレンスセルのセル電流Id、横軸はリファレンスセルのゲート電圧Vgを示している。 ゲート電圧発生部とXデコーダの回路例を示す図である。 第3の実施の形態の不揮発性メモリのリファレンスセルアレイ、Xデコーダ及びゲート電圧発生部の一例を示す図である。 不揮発性メモリを備えた電子装置の例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の不揮発性メモリの一例を示す図である。
不揮発性メモリ1は、たとえば、フラッシュメモリなどのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などであり、メモリセルアレイ2、リファレンスセルアレイ3、比較部4、ゲート電圧発生部5、制御部6を有している。
メモリセルアレイ2は、複数のメモリセル21を有している。また、メモリセルアレイ2は、N個のメモリセル21を接続したビット線BLを複数有している。たとえば、Nは64、128、256などである。
リファレンスセルアレイ3は、複数のリファレンスセル31を有している。また、リファレンスセルアレイ3は、N個より少ないM個のリファレンスセル31を接続したビット線BLrを複数有している。ビット線BLrあたり、たとえば、10〜20個程度のリファレンスセル31が設けられているが、ビット線BLrに接続されていないものもある。
図1の例では、リファレンスセルアレイ3において、消去ベリファイの際に選択されるリファレンスセル31がリファレンスセル31aと表記されている。リファレンスセル31b,31cは、たとえば、プログラムベリファイまたはソフトプログラムベリファイの際に選択されるリファレンスセル31である。
また、メモリセルアレイ2とリファレンスセルアレイ3は、ビット線BL,BLrのほか、ワード線WL,WLr、ソース線SL,SLrを含み、メモリセル21や、リファレンスセル31との間で適宜コンタクト(図中の黒丸で示されている)がなされている。
図1の例では、メモリセルアレイ2の全てのメモリセル21は、ソース線SL及びビット線BLと接続されている。また、リファレンスセルアレイ3において、消去ベリファイ用のリファレンスセル31aに接続されているビット線(以下ビット線BLbと表記する)には、他のリファレンスセル31が接続されている。これらのリファレンスセル31は、ソース線SLrにも接続されている。一方、リファレンスセル31b,31cを接続したビット線BLrには、それらに隣接する1つを除き、他のリファレンスセル31が接続されていない。
なお、図1ではメモリセル21やリファレンスセル31を選択するデコーダなどについては図示が省略されている。
比較部4は、複数のメモリセル21の状態を検証する際に、検証対象のメモリセル21を接続したビット線BLに流れる電流と、比較対象のリファレンスセル31を接続したビット線BLrに流れる電流とを比較して比較結果を出力する。
図1では、メモリセル21aを接続したビット線BLaに流れる電流と、消去ベリファイ用のリファレンスセル31aを接続したビット線BLbに流れる電流を比較する様子が示されている。このとき比較部4は、消去ベリファイ時、ビット線BLaに流れる電流が、ビット線BLbに流れる電流より大きくなると、比較結果として“Pass(たとえば“1”)”を出力する。また、比較部4は、ビット線BLaに流れる電流が、ビット線BLbに流れる電流以下だと、比較結果として“Fail(たとえば“0”)”を出力する。
ゲート電圧発生部5は、メモリセル21またはリファレンスセル31にワード線WL,WLrを介してゲート電圧を供給する。また、ゲート電圧発生部5は、消去ベリファイ時における比較部4での比較時に、検証対象のメモリセル21と、比較対象のリファレンスセル31とに選択ワード線を介して第1のゲート電圧を供給する。図1の例のように、メモリセル21aが検証対象のメモリセル21であり、リファレンスセル31aが比較対象のリファレンスセル31であるとき、ワード線WLa,WLbが選択ワード線となる。
また、本実施の形態のゲート電圧発生部5は、非選択ワード線に接続された非選択リファレンスセルにも、第2のゲート電圧を供給する。これにより、比較対象のリファレンスセル31を接続したビット線BLrに流れる電流が、比較対象のリファレンスセル31だけにゲート電圧を印加する場合よりも増加する。図1の例では、ワード線WLb以外のワード線WLrが非選択ワード線となり、非選択ワード線に接続されたリファレンスセル31が第2のゲート電圧が供給される非選択リファレンスセルとなる。また、ビット線BLbには複数の非選択リファレンスセル(リファレンスセル31a以外のリファレンスセル31)が接続されているため、これらに第2のゲート電圧が印加されることによってビット線BLbの電流が増加する。
なお、図1の例では、第1のゲート電圧が電圧Verであり、第2のゲート電圧が電圧(Ver−ΔV)である。
制御部6は、不揮発性メモリ1の各部を制御する。たとえば、消去ベリファイの結果、比較部4から、あるメモリセル21が“Fail”と判定された場合、制御部6は、そのメモリセル21が含まれるメモリセル群(以下セクタと呼ぶ)に消去パルスを追加するような制御を行う。また、たとえば、比較部4からセクタの全メモリセル21について“Pass”が出力された場合、制御部6は、セクタへの消去パルスの印加を停止させる。
以下、消去試験時の不揮発性メモリ1の動作例を説明する。
消去試験時、たとえば、セクタの複数のメモリセル21への消去パルスの印加後、メモリセル21が1つずつ選択され、消去ベリファイが行われる。たとえば、図1のように、メモリセル21aが選択され、メモリセル21aに接続されたビット線BLaが、比較部4の一方の入力端子に接続される。一方、リファレンスセルアレイ3においては、消去ベリファイ用のリファレンスセル31aが選択され、リファレンスセル31aに接続されたビット線BLbが比較部4の他方の入力端子に接続される。
消去ベリファイの際、ゲート電圧発生部5は、メモリセル21aと、消去ベリファイ用のリファレンスセル31aのゲートに、ワード線WLa,WLbを介してゲート電圧として電圧Verを供給する。メモリセルアレイ2において、メモリセル21aのゲートに接続するワード線WLa以外のワード線WL(非選択ワード線)の電位は0Vとなっている。電圧Verの値は、特に限定されるものではないが、たとえば、ドレイン電圧Vdが1Vのときに、ドレイン−ソース電流が10μA流れるような値が用いられる。10μAは例として挙げたターゲット電流である。
また、ゲート電圧発生部5は、リファレンスセルアレイ3において、非選択ワード線に接続された非選択リファレンスセルにゲート電圧として電圧(Ver−ΔV)を供給する。
このとき、ビット線BLaには選択されたメモリセル21a以外にもメモリセル21が接続されているため、ゲート電圧が0Vの状態でもわずかにリーク(カラムリーク)電流が流れ、ビット線BLaの電流は増加する。リーク電流は、温度が高くなるほど増加する。
なお、リファレンスセルアレイ3のビット線BLbに接続されたリファレンスセル31のゲートを0Vとしたときにも同様にリーク電流が流れる。しかし、前述したようにビット線BLbに接続されるリファレンスセル31の数は、ビット線BLaに接続されるメモリセル21の数より小さい。よって、リーク電流の差が生じ、比較部4で正しい検証結果が得られない可能性がある。
しかし、本実施の形態の不揮発性メモリ1では、ゲート電圧発生部5が、非選択リファレンスセルにもゲート電圧を供給して、ビット線BLbに流れる電流を増加させるようにしている。図1の例では、ビット線BLbに、非選択リファレンスセルとなる複数のリファレンスセル31が接続されている。それらのリファレンスセル31にもゲート電圧を供給することで、ビット線BLbに流れる電流は、リファレンスセル31aだけにゲート電圧を供給する場合よりも増加する。
そのため、メモリセルアレイ2のビット線BLaに流れ込むリーク電流と、リファレンスセルアレイ3のビット線BLbに流れ込むリファレンスセル31a以外の電流との差分を小さくすることができる。つまり、ビット線BLaに流れ込むリーク電流が比較部4の比較結果に与える影響を少なくすることができる。
したがって、比較部4から誤った検証結果が得られることを抑制でき、リーク電流による消去ベリファイ時の検証精度の悪化を抑制できる。
(第2の実施の形態)
図2は、第2の実施の形態の不揮発性メモリの一例を示す図である。
不揮発性メモリ50は、たとえば、フラッシュメモリなどのEEPROMなどであり、メモリセルアレイ51、リファレンスセルアレイ52を有している。さらに、不揮発性メモリ50は、Xデコーダ53,54、Yデコーダ55,56、ソースデコーダ57,58、ゲート電圧発生部59、センスアンプ60、内部アドレス生成回路61、ステートマシン62を有している。
メモリセルアレイ51と、リファレンスセルアレイ52は、図1に示したメモリセルアレイ2、リファレンスセルアレイ3と同様の回路構成となっている。
Xデコーダ53は、内部アドレス生成回路61から供給される内部アドレス(ロウアドレス)をもとに、メモリセルに接続されているワード線を選択し、そのワード線にゲート電圧発生部59で発生されたゲート電圧を印加する。Xデコーダ54は、ステートマシン62からの選択信号をもとに、リファレンスセルに接続されているワード線を選択し、そのワード線にゲート電圧発生部59で発生されたゲート電圧を印加する。
Yデコーダ55は、内部アドレス生成回路61から供給される内部アドレス(カラムアドレス)をもとに、メモリセルに接続されているビット線を選択し、そのビット線をセンスアンプ60に接続する。Yデコーダ56は、ステートマシン62からの選択信号をもとに、リファレンスセルに接続されているビット線を選択し、そのビット線をセンスアンプ60に接続する。
ソースデコーダ57,58は、ステートマシン62からの制御信号により、所定の電圧を、メモリセルアレイ51またはリファレンスセルアレイ52のソース線に印加する。
ゲート電圧発生部59は、前述した図1のゲート電圧発生部5と同様の機能を有している。ゲート電圧発生部59は、ステートマシン62からのモード信号に応じて、所定のゲート電圧を発生する。
センスアンプ60は、差動型のセンスアンプである。センスアンプ60は、前述した図1の比較部4と同様の機能を有しており、検証対象のメモリセルに接続されるビット線に流れる電流と、比較対象のリファレンスセルに接続されるビット線に流れる電流とを比較して比較結果をステートマシン62に出力する。
内部アドレス生成回路61は、図示しない外部アドレス端子から入力される外部アドレスをもとに、内部アドレス(ロウアドレスとカラムアドレス)を生成する。また、試験時にステートマシン62からの制御信号をもとに、内部アドレスのインクリメントなどを行う。
ステートマシン62は、不揮発性メモリ50の各部を制御する。
(消去試験時の検証方法)
図3は、消去試験時の検証方法の一例の流れを示すフローチャートである。
なお、図3では、消去ベリファイに着目して図示されており、プログラムベリファイや、ソフトプログラムベリファイなどについては省略されている。
まず、ステートマシン63の制御のもと、一旦セクタの全メモリセルに対してプリプログラムが行われる(ステップS10)。これにより、セクタの全メモリセルが書き込み状態となる。
その後、1ビットごと(1つのメモリセルごと)、消去ベリファイが行われる(ステップS11)。消去ベリファイは、メモリセルやリファレンスセルへのゲート電圧の供給(ステップS11a)と、センスアンプ60による電流の比較(ステップS11b)という処理を含む。
消去ベリファイによる検証結果が“Fail”である場合には、セクタ全体に消去パルスが印加される(ステップS12)。消去パルスの印加後、メモリセルの閾値電圧(ドレイン−ソース電流が流れ始めるときのゲート電圧)が0V以下になると過消去状態となり、ワード線の電圧が0Vであってもメモリセルに電流が流れてしまう。過消去を避けるため、消去パルスの印加後に、比較的小さい電圧の書き込みパルスを印加して閾値電圧をわずかに上昇させるソフトプログラムが行われる(ステップS13)。なお、図示を省略しているが、ソフトプログラムはソフトプログラムベリファイによって、“Fail”と判定されたメモリセルに対して実行される。その後、ステップS11からの処理が繰り返される。
一方、消去ベリファイによる検証結果が“Pass”であった場合には、ステートマシン63は、セクタの最後のアドレスのメモリセルまで検証結果が“Pass”となったか判定する(ステップS14)。セクタの最後のアドレスのメモリセルまで検証結果が“Pass”となっていない場合、ステートマシン63は、内部アドレス生成回路61にアドレスをインクリメントさせ(ステップS15)、ステップS11からの処理を繰り返す。
セクタの最後のアドレスのメモリセルまで検証結果が“Pass”となった場合には、消去試験が終了する。
図4は、消去試験時のメモリセルの閾値電圧分布の推移の例を示す図である。縦軸はメモリセル数、横軸は閾値電圧Vtを示している。
ここでは、プリプログラム後のメモリセルの閾値電圧Vtがおよそ6V(Vd:ドレイン電圧=1V、Id:セル電流=10μA)としている。これを初期閾値分布とし、図3に示した消去ベリファイと、消去パルスの印加が交互に行われていくと、図4の閾値分布401→402→403→404の方向に、全体の閾値分布が徐々に低いVt側に移っていく。消去ベリファイが進むほど閾値分布がブロードになっていくのは、消去パルスの印加がセクタ単位で行われるためである。
消去状態となる閾値電圧Vterを、図4に示すように、たとえば3V(Vd=1V、Id=10μA)とすると、セクタ内の全メモリセルの閾値電圧Vtが3V以下になると、そのセクタの検証結果が、“Pass”となる。また、過消去防止のためのソフトプログラムを行うため、消去試験後のVt分布は、Vtsp<Vt<Vterの間に分布している。Vtspは、ソフトプログラムベリファイ用の閾値電圧であり、図4の例では、1V(Vd=1V、Id=10μA)となっている。
ところで、Vt分布が全体的に低い電圧側にシフトしてくると、Vt分布の左端付近に存在するメモリセルで、リーク電流が見え始めてくる。リーク電流は高温の環境下でより大きくなるという性質をもつ。
図5は、温度の違いによるメモリセル(単体)のId−Vg特性の変化の一例を示す図である。縦軸はセル電流Id、横軸はゲート電圧Vgを示している。なお、ソフトプログラムベリファイ時において、Vg=1V、Vd=1V、Id=10μA、温度は25℃であるとしている。
図5では、曲線501が−40℃、曲線502が25℃、曲線503が150℃のときのメモリセルのId−Vg特性の変化を示しているが、ゲート電圧(ワード線の電圧)が低い領域では、高温で、よりセル電流Idが大きくなっていることが分かる。そのため、消去ベリファイ時に、非選択ワード線に接続される非選択メモリセルによって発生するリーク電流は、高温ほど大きくなる。
図6は、高温(150℃)で、ビット線に接続されるメモリセルが3種類のケースにおけるゲート電圧Vgとビット線電流Ibの特性の例を示す図である。縦軸はビット線電流Ib、横軸はゲート電圧Vgを示している。
曲線601は、ビット線上に選択メモリセル(前述の検証対象のメモリセル)だけが接続されているときの、Ib−Vg特性を示している。曲線602は、同一ビット線上に選択メモリセル以外に、閾値電圧Vtを前述したソフトプログラムベリファイ用の閾値電圧Vtspとした非選択メモリセルが5つ(5ビット)接続されているときの、Ib−Vg特性を示している。曲線603は、同一ビット線上に選択メモリセル以外に、閾値電圧Vt=Vtspとした非選択メモリセルが10個(10ビット)接続されているときの、Ib−Vg特性を示している。
たとえば、消去ベリファイ時に、Vg=3.0VでIb=10μA以上流れると検証結果が“Pass”となるとする。
ビット線電流Ibは、リーク電流の影響で、ビット線に選択メモリセルだけが接続されている場合に対して、閾値電圧Vt=Vtspとした非選択メモリセルがビット線に多く接続されているほど大きくなる。たとえば、同一ビット線上に非選択メモリセルが10ビット接続されている場合には、選択メモリセルだけの場合よりもΔIb分のリーク電流がビット線に流れ込むことになる。
図6の場合、Vg=3.0Vのとき、選択メモリセルにより流れるIbは、“Pass”となる10μAまで達していない(曲線601)。しかし、同一ビット線上に非選択メモリセルが10ビット接続されている場合には、Ibは、“Pass”となるレベルに達している(曲線603)。このように、非選択メモリセルのリーク電流の影響で、選択メモリセルの消去状態を判定できない可能性がある。
これを防止するため、本実施の形態の不揮発性メモリ50は、消去ベリファイ時のゲート電圧供給ステップ(図3のステップS11a)において、リファレンスセルアレイ52の非選択リファレンスセルにもゲート電圧を供給し、選択ビット線の電流を増やす。つまり、不揮発性メモリ50は、リファレンスセルアレイ52にも、メモリセルアレイ51で生じるリーク電流に相当する電流をビット線に流すようにしている。これにより、メモリセルアレイ51で生じるリーク電流がセンスアンプ60での比較結果に与える影響が少なくなる。
図7は、第2の実施の形態の不揮発性メモリのリファレンスセルアレイの一例と、ワード線に印加される電圧の例を示す図である。
リファレンスセルアレイ52は、複数のリファレンスセル70、3本のビット線BLr1,BLr2,BLr3、ソース線SLr、ワード線WLr1,WLr2,WLr3,WLr4,WLr5,WLr6を有している。また、図中の黒丸は、コンタクトを示している。
図7の例では、ビット線BLr2に接続されているリファレンスセル70のうち、ゲートをワード線WLr1に接続しているものを、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aとしている。なお、ビット線BLr2に接続されているリファレンスセル70のうち、ワード線WLr2〜WLr6に接続しているものは、ダミーセル70dと呼ぶことにする。消去ベリファイ用のリファレンスセル70aと、ダミーセル70dは、ソース線SLrとも接続されている。
また、図7の例では、ビット線BLr1、ワード線WLr2、ソース線SLrに接続されているリファレンスセル70が、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bである。そして、ビット線BLr3、ワード線WLr3、ソース線SLrに接続されているリファレンスセル70が、ソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70cである。ビット線BLr1には、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bに隣接する1つを除き、リファレンスセル70は接続されていない(コンタクトが形成されていない)。ビット線BLr3には、ソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70cに隣接する1つを除き、リファレンスセル70は接続されていない。
スイッチ部54xは、図2に示したXデコーダ54の一部を模式的に示したものであり、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4,SW5,SW6を有している。スイッチSW1は、ワード線WLr1に電圧Verを印加するか、ワード線WLr2の電位を0Vにするか切り替える。スイッチSW2は、ワード線WLr2に電圧Vpgまたは電圧(Ver−ΔV)を印加するか、ワード線WLr2の電位を0Vにするか切り替える。スイッチSW3は、ワード線WLr3に電圧Vspgまたは電圧(Ver−ΔV)を印加するか、ワード線WLr3の電位を0Vにするか切り替える。スイッチSW4は、ワード線WLr4に電圧(Ver−ΔV)を印加するか、ワード線WLr4の電位を0Vにするか切り替える。スイッチSW5は、ワード線WLr5に電圧(Ver−ΔV)を印加するか、ワード線WLr5の電位を0Vにするか切り替える。スイッチSW6は、ワード線WLr6に電圧(Ver−ΔV)を印加するか、ワード線WLr6の電位を0Vにするか切り替える。
Yデコーダ56は、nチャンネル型MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるトランジスタ56a,56b,56cを有している。
トランジスタ56aのドレインは、ビット線BLr1に接続されており、トランジスタ56bのドレインは、ビット線BLr2に接続されており、トランジスタ56cのドレインは、ビット線BLr3に接続されている。トランジスタ56a,56b,56cのソースには、センスアンプ60が接続されており、ゲートには、図2に示したステートマシン62からの選択信号が入力される。
消去ベリファイ時には、選択信号により、トランジスタ56a,56cがオフ、トランジスタ56bがオンされ、ビット線BLr2がセンスアンプ60に接続される。プログラムベリファイ時には、選択信号により、トランジスタ56aがオン,トランジスタ56b,56cがオフされ、ビット線BLr1がセンスアンプ60に接続される。ソフトプログラムベリファイ時には、選択信号により、トランジスタ56a,56bがオフ、トランジスタ56cがオンされ、ビット線BLr3がセンスアンプ60に接続される。
各リファレンスセル70は、試験の段階で閾値電圧Vtの設定が行われる。たとえば、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aは、ゲート電圧が電圧Ver(たとえば、3V)、ドレイン電圧が1Vで電流が10μA流れる閾値電圧Vtに設定される。プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bは、ゲート電圧が電圧Vpg(たとえば、6V)、ドレイン電圧が1Vで電流が10μA流れる閾値電圧Vtに設定される。ソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70cは、ゲート電圧が電圧Vspg(たとえば、1V)、ドレイン電圧が1Vで電流が10μA流れる閾値電圧Vtに設定される。なお、10μAは例として挙げたターゲット電流である。
消去ベリファイにあたって、まずダミーセル70dも消去ベリファイ用のリファレンスセル70aと同じ閾値電圧Vtに設定される。ダミーセル70dも消去ベリファイ用のリファレンスセル70aと同じ閾値電圧Vtとすることで、同じゲート電圧で閾値電圧の設定が可能であり、試験時間の増大を抑制できる。
その後、ゲート電圧発生部59によって、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aのゲートには前述の電圧Verが印加され、ダミーセル70dのゲートには、スイッチSW2〜SW6を介して、電圧(Ver−ΔV)が印加される。
電圧(Ver−ΔV)は、選択メモリセルが接続されたビット線に流れる電流に含まれる、非選択メモリセルのリーク電流の大きさに応じて設定される。たとえば、電圧(Ver−ΔV)は、非選択メモリセルの数に応じて、図6に示したようなビット線電流Ibに含まれるリーク電流による増加分(図6のΔIb)を、ダミーセル70dで発生させるように設定される。
また、リーク電流は、図5に示したように温度により変化するため、電圧(Ver−ΔV)は、リーク電流の温度変化に応じて設定される。
図8は、電圧(Ver−ΔV)の設定例を示す図である。縦軸はリファレンスセルのセル電流Id、横軸はリファレンスセルのゲート電圧Vgを示している。
図8の例では曲線801が−40℃(低温)、曲線802が25℃(室温)、曲線803が150℃(高温)の3つの条件下におけるリファレンスセルのゲート電圧Vgと、セル電流Idの関係を示している。
たとえば、電圧(Ver−ΔV)は、その電圧で、低温、室温条件では、10μAの数%程度のセル電流Idが流れ、高温条件では、10μAの5%〜10%程度のセル電流Idが流れるように設定される。なお、ビット線BLr2に接続されるダミーセル70dの数は、図7の例のように5個に限定されるものではなく、発生させたいリーク電流の量による。
以上のようにゲート電圧を設定した後、センスアンプ60にてメモリセルアレイ51で選択されたビット線の電流と、ビット線BLr2の電流との比較が行われ比較結果が、ステートマシン62に出力される。
なお、プログラムベリファイ時には、スイッチSW2により、ワード線WLr2には電圧Vpgが印加され、スイッチSW1,SW3〜SW6により、他のワード線WLr1,WLr3〜WLr6の電位は0Vとなる。
また、ソフトプログラムベリファイ時には、スイッチSW3により、ワード線WLr3には電圧Vspgが印加され、スイッチSW1,SW2,SW4〜SW6により、他のワード線WLr1,WLr2,WLr4〜WLr6の電位は0Vとなる。
プログラムベリファイやソフトプログラムベリファイの際には、非選択リファレンスセルにリーク電流を発生させなくてもよいため、上記のように非選択ワード線の電位は0Vとしている。
このような方法により、消去ベリファイを行う際に、リファレンスセルアレイ52側でもメモリセルアレイ51側の非選択メモリセルで発生するリーク電流に相当する電流を発生させることができる。そのため、メモリセルアレイ51において、センスアンプ60に接続されるビット線に流れ込むリーク電流がセンスアンプ60の比較結果に与える影響を、少なくすることができる。
したがって、センスアンプ60から誤った比較結果が得られることを抑制でき、精度のよい消去ベリファイを行うことができるようになる。
また、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aと同一ビット線BLr2に接続するダミーセル70dの数を調整することで、ビット線BLr2に流れる電流量を容易に調整することができる。
次に、上記のようなゲート電圧をリファレンスセルアレイ52に供給するゲート電圧発生部59と、Xデコーダ54の一例を説明する。
(ゲート電圧発生部59と、Xデコーダ54の例)
図9は、ゲート電圧発生部とXデコーダの回路例を示す図である。図9では、図7に示したリファレンスセルアレイ52及びYデコーダ56についても図示してある。
ゲート電圧発生部59は、コンパレータ80、nチャンネル型MOSFETであるトランジスタ81,82,83,84、抵抗R1,R2,R3,R4,R5,R6を有している。
コンパレータ80の一方の入力端子には、図示しない基準電圧発生回路からのリファレンス電圧VREFが入力される。他方の入力端子は、トランジスタ81〜84のドレインに接続されている。コンパレータ80の出力端子からは信号VPが出力され、Xデコーダ54に供給される。
抵抗R1〜R6は、コンパレータ80の出力端子と接地端子間に直列に接続されている。トランジスタ81のソースは抵抗R2,R3間のノードに接続され、トランジスタ82のソースは抵抗R3,R4間のノードに接続されている。また、トランジスタ83のソースは抵抗R4,R5間のノードに接続され、トランジスタ84のソースは抵抗R5,R6間のノードに接続されている。トランジスタ81〜84のゲートには、前述したステートマシン62からのモード信号VRs,VRe,VRp,WRが入力される。
図9に示すようなゲート電圧発生部59では、信号VPを抵抗分割して得られる電圧VDIVと、リファレンス電圧VREFとをコンパレータ80が比較し、信号VPの電位レベルが制御される。
リファレンスセル70へのプログラム(書き込み)時には、モード信号WRが“1”、モード信号VRs,VRe,VRpが“0”となり、トランジスタ84がオン、トランジスタ81〜83がオフする。このとき、信号VPの電位レベルは最大となる。ソフトプログラムベリファイ時には、モード信号VRsが“1”、他のモード信号VRe,VRp,WRが“0”となり、トランジスタ81がオン、トランジスタ82〜84がオフする。消去ベリファイ時には、モード信号VReが“1”、他のモード信号VRs,VRp,WRが“0”となり、トランジスタ82がオン、トランジスタ81,83,84がオフする。プログラムベリファイ時には、モード信号VRpが“1”、他のモード信号VRs,VRe,WRが“0”となり、トランジスタ83がオン、トランジスタ81,82,84がオフする。
消去ベリファイ時の信号VPの電位レベルが、前述した消去ベリファイ用のリファレンスセル70aのゲート電圧(電圧Ver)となる。また、消去ベリファイ時には、抵抗R1,R2間のノードから取り出される電圧(信号VPを抵抗分圧で降圧した電圧)が、ダミーセル70dのゲート電圧(電圧Ver−ΔV)となる。
なお、ベリファイ時の信号VPの電位レベルは、たとえば、プログラムベリファイ時には6V、イレースベリファイ時には3V、ソフトプログラムベリファイ時には1Vとなるように、抵抗R1〜R6の抵抗値が調整されている。
Xデコーダ54は、NAND回路90,91,92,93,94,95,96,97、インバータ100、OR回路101,102,103,104、レベルシフタ(LVと表記している)110,111,112,113,114を有している。さらに、Xデコーダ54は、pチャンネル型MOSFETであるトランジスタ120,121,122,123,124,125,126,127,128と、nチャンネル型MOSFETであるトランジスタ129,130,131,132を有している。回路部135,136は、NAND回路96,97、OR回路104、レベルシフタ114、トランジスタ123,132による回路部と同様の回路構成となっているが、図示を省略している。
NAND回路90は、ステートマシン62からのモード信号ERS,VRを入力して、それらのNAND論理演算結果を出力する。モード信号ERSは、消去動作や消去ベリファイの時に“1”となり、モード信号VRはベリファイ時に“1”となる信号である。インバータ100は、NAND回路90の出力信号の信号レベルを反転した信号ERVを出力する。レベルシフタ110は、NAND回路90の出力信号の信号レベルを、電圧(Ver−ΔV)で昇圧して生成した信号ERVXを出力する。
OR回路101は、モード信号VR,WRを入力して、それらのOR論理演算結果を出力する。ベリファイ時やプログラム時には、OR回路101の出力は“1”となる。NAND回路91〜97の一方の入力端子には、OR回路101の出力信号が入力される。
また、NAND回路91の他方の入力端子には、モード信号ERSが入力され、NAND回路92の他方の入力端子には、モード信号PGMが入力され、NAND回路94の他方の入力端子には、モード信号SPGMが入力される。NAND回路93の他方の入力端子には、OR回路102の出力信号が入力され、NAND回路95の他方の入力端子には、OR回路103の出力信号が入力される。また、NAND回路96の他方の入力端子には、モード信号DUM0が入力され、NAND回路97の他方の入力端子には、OR回路104の出力信号が入力される。
OR回路102には、モード信号PGMと信号ERVが入力され、OR回路103には、モード信号SPGMと信号ERVが入力され、OR回路104には、モード信号DUM0と信号ERVが入力される。
モード信号PGM,SPGM,DUM0は、ステートマシン62から供給され、信号ERVは前述したインバータ100の出力信号である。モード信号PGMは、プログラム時またはプログラムベリファイ時に“1”となる信号である。モード信号SPGMは、ソフトプログラム時またはソフトプログラムベリファイ時に“1”となる信号である。モード信号DUM0は、ワード線WLr6に接続されたダミーセル70dを駆動する際に“1”となる信号である。
レベルシフタ111〜114は、NAND回路91,92,94,96の出力信号を、ゲート電圧発生部59から出力される信号VPを用いて昇圧する。
トランジスタ120,129はインバータとなっている。トランジスタ120,129のゲートにはレベルシフタ111の出力信号が入力され、トランジスタ120のソースには信号VPが供給され、トランジスタ129のソースは接地されている。また、トランジスタ120,129のドレインはワード線WLr1に接続されている。
また、トランジスタ121〜123のゲートにはレベルシフタ112〜114の出力信号が入力され、ソースには信号VPが供給され、ドレインはワード線WLr2,WLr3,WLr6に接続されている。
また、トランジスタ130〜132のソースは接地されており、ドレインは、トランジスタ121〜123のドレイン及びワード線WLr2,WLr3,WLr6に接続されている。また、トランジスタ130〜132のゲートには、NAND回路93,95,97の出力信号が入力される。
トランジスタ124〜128のソースは、ゲート電圧発生部59の抵抗R1,R2間のノードに接続されており、消去ベリファイ時には、電圧(Ver−ΔV)が入力される。また、トランジスタ124〜128のゲートには、レベルシフタ110から出力される信号ERVXが入力される。トランジスタ124〜128のドレインは、ワード線WLr2〜WLr6に接続されている。
以下、ステートマシン62からのモード信号により制御されるXデコーダ54の動作を説明する。
消去ベリファイを行う場合、図3に示したように、プリプログラムが行われ、リファレンスセル70の閾値電圧が設定される。このとき、ステートマシン62により、モード信号WR,ERS,PGM,SPGM,DUM0(さらに、モード信号DUM0に対応する回路部135,136に供給される信号)は“1”、図9に示されている他のモード信号は“0”と設定される。
これにより、トランジスタ120〜123はオンし、トランジスタ124〜128はゲートがソースとバックバイアスと同電位となりオフする。また、トランジスタ129〜132もオフする。したがって、プログラム用の電圧レベルの信号VPが、ワード線WLr1〜WLr6に供給され、ビット線BLr2に接続された、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aとダミーセル70dの閾値電圧の設定が行われる。
消去ベリファイ時には、ステートマシン62により、モード信号VRe,ERS,VR,DUM0(さらに、モード信号DUM0に対応する回路部135,136に供給される信号)が“1”、図9に示されている他のモード信号は“0”と設定される。
これにより、トランジスタ120はオン、トランジスタ129〜132はオフのままであるが、トランジスタ121〜123がオフし、トランジスタ124〜128がオンする。消去ベリファイ時には、信号VPの電圧レベルが電圧Verとなるため、電圧Verがワード線WLr1に印加され、電圧(Ver−ΔV)が、他のワード線WLr2〜WLr6に印加される。電圧(Ver−ΔV)は、ダミーセル70dのゲートに印加されるため、消去ベリファイ時に、ダミーセル70dからビット線BLr2に流れ込むリーク電流を発生させることができる。
なお、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bのプログラムが行われる場合、ステートマシン62により、モード信号WR,PGMは“1”、図9に示されている他のモード信号は“0”と設定される。
これにより、トランジスタ121,129,131,132はオンし、トランジスタ120,122〜128はオフする。したがって、プログラム用の電圧レベルの信号VPが、ワード線WLr2に供給され、他のワード線WLr1,WLr3〜WLr6の電位は0Vとなる。これにより、ビット線BLr1に接続された、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bのプログラムが行われる。
プログラムベリファイ時には、ステートマシン62により、モード信号VRp,PGM,VRが“1”、図9に示されている他のモード信号は“0”と設定される。これにより、プログラムベリファイ用の電圧レベルの信号VPが、ワード線WLr2に供給され、他のワード線WLr1,WLr3〜WLr6の電位は0Vのままである。
以上のようなゲート電圧発生部59と、Xデコーダ54によれば、消去ベリファイ時に、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aのゲートに電圧Verを印加し、ダミーセル70dのゲートに電圧(Ver−ΔV)を印加することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の不揮発性メモリは、第2の実施の形態の不揮発性メモリ50と同様に、図2に示したような各部を有している。ただし、図9に示した第2の実施の形態の不揮発性メモリ50のリファレンスセルアレイ52、Xデコーダ54、ゲート電圧発生部59の回路構成とは、以下のように異なっている。
図10は、第3の実施の形態の不揮発性メモリのリファレンスセルアレイ、Xデコーダ及びゲート電圧発生部の一例を示す図である。
図9に示した第2の実施の形態の不揮発性メモリ50のリファレンスセルアレイ52、ゲート電圧発生部59と同様の要素については同一符号を付している。なお、図10には、Yデコーダ56も図示してある。
図9の例では、リファレンスセルアレイ52aでは、複数のリファレンスセル70のうち、ビット線BLr1、ワード線WLr3、ソース線SLrに接続されているものが、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bである。また、複数のリファレンスセル70のうち、ビット線BLr3、ワード線WLr5、ソース線SLrに接続されているものが、ソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70cである。
ビット線BLr1には、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bとこれに隣接する1つを除き、リファレンスセル70は接続されていない(コンタクトが形成されていない)。ビット線BLr2には、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aを除き、リファレンスセル70は接続されていない。ビット線BLr3には、ソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70cとこれに隣接する1つを除き、リファレンスセル70は接続されていない。
各ベリファイ用のリファレンスセル70a,70b,70cが接続されていないワード線WLr2,WLr4,WLr6は接地されており、電位は0Vとなっている。
ゲート電圧発生部59aは、図9に示したゲート電圧発生部59と同様に、コンパレータ80とトランジスタ81〜84を有しているほか、抵抗R10,R11,R12,R13,R14,R15,R16,R17を有している。図9に示したゲート電圧発生部59より、抵抗の数が増えているのは、抵抗分圧により取り出す電圧が増えているからである。
消去ベリファイの際にプログラムベリファイ用のリファレンスセル70bに供給されるゲート電圧として、電圧VRPが抵抗R10,R11間のノードから取り出される。また、消去ベリファイの際にソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70cに供給されるゲート電圧として、電圧VRSが抵抗R11,R12間のノードから取り出される。電圧VRPは、プログラムベリファイの際にリファレンスセル70bに供給されるゲート電圧よりも低く、電圧VRSは、ソフトプログラムベリファイの際にリファレンスセル70cに供給されるゲート電圧よりも低い。
Xデコーダ54aは、OR回路140,141,142、NAND回路150,151,152,153,154,155,156、レベルシフタ160,161,162,163,164を有している。さらに、Xデコーダ54aは、pチャンネル型MOSFETであるトランジスタ170,171,172,173,174と、nチャンネル型MOSFETであるトランジスタ175,176,177を有している。
OR回路140は、ステートマシン62からのモード信号VR,WRを入力し、それらのOR論理演算結果を出力する。ベリファイ時やプログラム時には、OR回路140の出力は“1”となる。NAND回路150,152,153,155,156の一方の入力端子には、OR回路140の出力信号が入力される。
また、NAND回路150の他方の入力端子には、モード信号ERSが入力され、NAND回路152の他方の入力端子には、モード信号PGMが入力され、NAND回路155の他方の入力端子には、モード信号SPGMが入力される。NAND回路153の他方の入力端子には、OR回路141の出力信号が入力され、NAND回路156の他方の入力端子には、OR回路142の出力信号が入力される。
OR回路141には、モード信号PGM,ERSが入力され、OR回路142には、モード信号SPGM,ERSが入力される。
NAND回路151,154には、モード信号ERS,VRが入力される。NAND回路151,154の出力信号は、消去ベリファイの実行時に“0”となり、その他の場合には“1”となる。
レベルシフタ160〜164は、NAND回路150,151,152,154,155の出力信号を、ゲート電圧発生部59aから出力される信号VPを用いて昇圧する。
トランジスタ170,171はインバータとなっている。トランジスタ170,171のゲートにはレベルシフタ160の出力信号が入力され、トランジスタ170のソースには信号VPが供給され、トランジスタ175のソースは接地されている。また、トランジスタ170,175のドレインはワード線WLr1に接続されている。
また、トランジスタ171のゲートにはレベルシフタ161の出力信号が入力され、ソースにはゲート電圧発生部59aで発生した電圧VRPが供給され、ドレインはワード線WLr3に接続されている。トランジスタ172のゲートにはレベルシフタ162の出力信号が入力され、ソースには信号VPが供給され、ドレインはワード線WLr3に接続されている。また、トランジスタ173のゲートにはレベルシフタ163の出力信号が入力され、ソースにはゲート電圧発生部59aで発生した電圧VRSが供給され、ドレインはワード線WLr5に接続されている。トランジスタ174のゲートにはレベルシフタ164の出力信号が入力され、ソースには信号VPが供給され、ドレインはワード線WLr5に接続されている。
また、トランジスタ175〜177のソースは接地されており、ドレインは、トランジスタ170,172,174のドレイン及びワード線WLr1,WLr3,WLr5に接続されている。また、トランジスタ176,177のゲートには、NAND回路153,156の出力信号が入力される。
以下、ステートマシン62からのモード信号により制御されるXデコーダ54aの動作を説明する。
プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bのプログラムが行われる場合、ステートマシン62により、モード信号WR,PGMは“1”、図10に示されている他のモード信号は“0”と設定される。
これにより、トランジスタ172,175,177はオンし、トランジスタ170,171,173,174,176はオフする。したがって、プログラム用の電圧レベルの信号VPが、ワード線WLr3に供給され、他のワード線WLr1,WLr3〜WLr6は0Vとなる。これにより、ビット線BLr1に接続された、プログラムベリファイ用のリファレンスセル70bのプログラムが行われる。
プログラムベリファイ時には、ステートマシン62により、モード信号VRp,PGM,VRが“1”、図9に示されている他のモード信号は“0”と設定される。これにより、プログラムベリファイ用の電圧レベルの信号VPが、ワード線WLr3に供給され、他のワード線WLr1,WLr2,WLr4〜WLr6は0Vのままである。
一方、消去ベリファイを行う際、図3に示したようにプリプログラムが行われ、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aの閾値電圧が設定される。このとき、ステートマシン62により、モード信号WR,ERSは“1”、図10に示されている他のモード信号は“0”と設定される。
これにより、トランジスタ170はオンし、トランジスタ171〜177はオフする。したがって、プログラム用の電圧レベルの信号VPが、ワード線WLr1に供給され、ビット線BLr2に接続された、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aの閾値電圧の設定が行われる。
本実施の形態では、図9で示したようなダミーセル70dの閾値電圧の設定は行われないので、試験時間を短縮できる。そして、以下の方法により、メモリセルアレイ側で発生するリーク電流の影響を抑制するための電流を発生させる。
消去ベリファイ時、ステートマシン62により、モード信号VRe,ERS,VRが“1”、図10に示されている他のモード信号は“0”と設定される。
これにより、トランジスタ170,171,173がオンし、トランジスタ172,174,175〜177がオフする。消去ベリファイ時には、信号VPの電圧レベルが電圧Verとなるため、電圧Verが選択ワード線であるワード線WLr1に印加される。また、上記のようなトランジスタ170〜177の状態により、電圧VRPが、非選択ワード線であるワード線WLr3に印加され、電圧VRSが非選択ワード線であるワード線WLr5に印加される。
さらに、第3の実施の形態では、消去ベリファイ時、ステートマシン62は、Yデコーダ56のトランジスタ56bだけでなく、トランジスタ56a,56cもオンする。これにより、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aが接続されたビット線BLr2に、プログラムベリファイ用及びソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70b,70cが接続されたビット線BLr1,BLr3が電気的に接続される。
上記のように、ワード線WLr3,WLr5に電圧VRP,VRSが印加されるため、プログラムベリファイ用及びソフトプログラムベリファイ用のリファレンスセル70b,70cのゲートには電圧VRP,VRSが供給され、セル電流が流れる。この電流がセンスアンプ60に流れ込むビット線BLr2の電流を増加させる。
これにより、メモリセルアレイ側で発生するリーク電流がセンスアンプ60の比較結果に与える影響を、少なくすることができる。
なお、電圧VRP,VRSは、メモリセルアレイ側で発生するリーク電流の大きさに応じてゲート電圧発生部59aの抵抗R10〜R17にて設定される。
また、リーク電流は、図5に示したように温度により変化するため、電圧VRP,VRSは、リーク電流の温度変化に応じて設定される。消去ベリファイ時に、たとえば、消去ベリファイ用のリファレンスセル70aが10μAの電流を流すとする。このとき、リファレンスセル70b,70cにおいて、たとえば、前述した低温、室温条件では、10μAの数%程度のセル電流が流れ、高温条件では、10μAの5%〜10%程度のセル電流が流れるように電圧VRP,VRSが設定される。
これにより、メモリセルアレイ側で発生するリーク電流がセンスアンプ60の比較結果に与える影響をより少なくすることができ、精度のよい消去ベリファイが可能となる。
なお、第3の実施の形態では、消去ベリファイ時に、メモリセルアレイ側で発生するリーク電流に相当する電流を得るために、上記のような電圧VRP,VRSが印加される非選択リファレンスセルが多い方が好ましい。
図10に示した例では、消去ベリファイ用、プログラムベリファイ用またはソフトベリファイ用のリファレンスセル70a,70b,70cをそれぞれ1つとしたがこれに限定されない。リファレンスセルアレイ52aにおいて、さらにビット線を設けて、そのビット線にリファレンスセルを接続するようにしてもよい。
(電子装置)
図11は、不揮発性メモリを備えた電子装置の例を示す図である。図11では、電子装置としてマイクロコントローラ(以下マイコンと略す)の例が示されている。
電子装置200は、CPU(Central Processing Unit)201,不揮発性メモリ202、RAM(Random Access Memory)203、A/D(Analogue/Digital)変換部204、クロック生成部205、タイマー部206、通信処理部207を有している。各部はバス208に接続されている。
CPU201は、各種の演算処理を行い、バス208を介して各部を制御する。
不揮発性メモリ202は、図2に示したような各部を有し、ROM(Read Only Memory)と同じようにプログラム格納用メモリとして用いられる。CPU201からの制御信号をもとに、ステートマシン62がモード信号を生成し、前述したような各種の動作が行われる。
RAM203は、CPU101が実行するプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。電源オフ時には、データが消去されるので、RAM203中のデータは、たとえば、一旦不揮発性メモリ202に格納される。
A/D変換部204は、入出力信号のA/D変換を行う。
クロック生成部205は、たとえば、PLL(Phase Locked Loop)回路を有し、電子装置200を動作させるためのクロック信号を生成する。
タイマー部206は、電子装置200のタイミング制御に用いられる。
通信処理部207は、たとえば、USB(Universal Serial Bus)インタフェースなどであり、外部機器などとの間で信号の送受信を行う。
第1乃至第3の実施の形態の不揮発性メモリは、たとえば、上記のような電子装置200の不揮発性メモリ202として搭載される。
第1乃至第3の実施の形態の不揮発性メモリは、精度のよい消去ベリファイが可能であるので、消去状態となっていないにも関わらず、消去状態であると認識されるメモリセルの発生を抑制できる。そのため、このような不揮発性メモリを用いた電子装置200では、メモリセルの状態が誤って認識されることによる誤動作が抑制される。
以上、実施の形態に基づき、本発明の不揮発性メモリ、電子装置及び検証方法の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
また、以上の実施の形態では、メモリセル及びリファレンスセルをNチャネル型メモリセルで構成した場合について説明したが、本発明はメモリセル及びリファレンスセルをPチャネル型メモリセルで構成した場合にも適用できる。この場合は、ワード線に供給する第1〜第3のゲート電圧の大小の関係を逆にすればよい。
1 不揮発性メモリ
2 メモリセルアレイ
3 リファレンスセルアレイ
4 比較部
5 ゲート電圧発生部
6 制御部
21,21a メモリセル
31,31a,31b,31c リファレンスセル
BL,BLr,BLa,BLb ビット線
WL,WLr,WLa,WLb ワード線
SL,SLr ソース線

Claims (8)

  1. N個のメモリセルに接続された第1ビット線を有するメモリセルアレイと、
    N個より少ないM個のリファレンスセルに接続された第2ビット線を有するリファレンスセルアレイと、
    前記第1ビット線に流れる第1の電流と、前記第2ビット線に流れる第2の電流とを比較する比較部と、
    消去ベリファイ時に、前記N個のメモリセルに含まれる第1のメモリセルに接続される第1選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、前記M個のリファレンスセルに含まれる第1のリファレンスセルに接続される第2選択ワード線に前記第1のゲート電圧を供給し、前記メモリセルアレイに接続された第1の非選択ワード線に第2のゲート電圧を供給し、前記リファレンスセルアレイに接続された第2の非選択ワード線に第3のゲート電圧を供給するゲート電圧発生部と、を有し、
    前記第2の非選択ワード線に接続された前記リファレンスセルに流れる電流は、前記第1の非選択ワード線に接続された前記メモリセルに流れる電流より大きいことを特徴とする不揮発性メモリ。
  2. 前記第3のゲート電圧は、前記第1のゲート電圧と前記第2のゲート電圧の中間のゲート電圧であることを特徴とする、請求項1記載の不揮発性メモリ。
  3. 前記リファレンスセルはNチャネル型メモリセルで構成されており、前記第3のゲート電圧は前記第2のゲート電圧よりも高いことを特徴とする、請求項1記載の不揮発性メモリ。
  4. 前記第2の非選択ワード線は、前記第2ビット線に接続された非選択リファレンスセルに接続されており、
    前記第3のゲート電圧は、前記第1のゲート電圧よりも低い電圧である、請求項3記載の不揮発性メモリ。
  5. 前記第2ビット線に接続された非選択リファレンスセルの閾値電圧は、前記第1のリファレンスセルの閾値電圧と同じ電圧に設定されている、請求項4記載の不揮発性メモリ。
  6. 前記第2の非選択ワード線は、前記M個のリファレンスセルに含まれ第3ビット線に接続された第2のリファレンスセルに接続され、
    前記第2のリファレンスセルは前記消去ベリファイとは異なるベリファイにおいて選択され第4のゲート電圧が供給されるリファレンスセルであり、
    前記第3のゲート電圧は、前記第4のゲート電圧よりも低く、
    前記第3ビット線は、前記消去ベリファイ時に、前記第2ビット線に接続される、請求項3記載の不揮発性メモリ。
  7. 不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリを制御するプロセッサと、を有し、
    前記不揮発性メモリは、
    N個のメモリセルに接続された第1ビット線を有するメモリセルアレイと、
    N個より少ないM個のリファレンスセルに接続された第2ビット線を有するリファレンスセルアレイと、
    前記第1ビット線に流れる第1の電流と、前記第2ビット線に流れる第2の電流とを比較する比較部と、
    消去ベリファイ時に前記N個のメモリセルに含まれる第1のメモリセルに接続される第1選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、前記M個のリファレンスセルに含まれる第1のリファレンスセルに接続される第2選択ワード線に前記第1のゲート電圧を供給し、前記メモリセルアレイに接続された第1の非選択ワード線に第2のゲート電圧を供給し、前記リファレンスセルアレイに接続された第2の非選択ワード線に第3のゲート電圧を供給するゲート電圧発生部と、を有し、
    前記第2の非選択ワード線に接続された前記リファレンスセルに流れる電流は、前記第1の非選択ワード線に接続された前記メモリセルに流れる電流より大きいことを特徴とする電子装置。
  8. N個のメモリセルに接続された第1ビット線を有するメモリセルアレイと、N個より少ないM個のリファレンスセルに接続された第2ビット線を有するリファレンスセルアレイと、を有する不揮発性メモリの前記メモリセルの状態を検証する際に、
    比較部が、前記第1ビット線に流れる第1の電流と、前記第2ビット線に流れる第2の電流とを比較し、
    ゲート電圧発生部が、消去ベリファイ時に前記N個のメモリセルに含まれる第1のメモリセルに接続される第1選択ワード線に第1のゲート電圧を供給し、前記M個のリファレンスセルに含まれる第1のリファレンスセルに接続される第2選択ワード線に前記第1のゲート電圧を供給し、前記メモリセルアレイに接続された第1の非選択ワード線に第2のゲート電圧を供給し、前記リファレンスセルアレイに接続された第2の非選択ワード線に第3のゲート電圧を供給し、
    前記第2の非選択ワード線に接続された前記リファレンスセルに流れる電流は、前記第1の非選択ワード線に接続された前記メモリセルに流れる電流より大きいことを特徴とする検証方法。
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