JP2013215831A - スピンドルユニット及び切削装置 - Google Patents

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【課題】マウントや回転工具の重さに合わせたスピンドルの制動が可能なスピンドルユニットを提供する。
【解決手段】マウントに装着された回転工具と、スピンドル26を駆動する電動モータ58と、モータードライバーと、を備えたスピンドルユニット26であって、モータードライバー26は、モータ58の回転エネルギーを熱エネルギーに変換して消費しスピンドル26を停止させる、複数の抵抗器70を含んでおり、マウント及び回転工具の合計重量が大きい場合、抵抗器70を選択的にステーターコイル62に接続することで、抵抗器70で消費される電力を増やしてスピンドル26を停止させる力を大きくし、合計重量が小さい場合、抵抗器70を選択的にステーターコイル62に接続することで、抵抗器70で消費される電力を減らして回転する該スピンドルを停止させる力を小さくし、適切な回転スピードの減速によって所定の時間内にスピンドル26を停止させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転工具が取り付けられたスピンドルユニット及び該スピンドルユニットを備えた切削装置に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画されて表面に形成された半導体ウエーハは、裏面が研削装置によって研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置によって個々のデバイスに分割され、分割されたデバイスは携帯電話、パソコン等の各種電機機器に広く利用されている。
研削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウエーハを研削する複数の研削砥石を自由端部に環状に配設した研削ホイールを回転可能に支持する研削手段とから概ね構成され、ウエーハを高精度に所望の厚みに形成できる。
また、切削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウエーハを切削する切削ブレードを回転可能に支持する切削手段とから概ね構成され、ウエーハを高精度に個々のデバイスに分割することができる。
研削装置、切削装置等の加工装置では、高速回転する回転工具により加工を実施する。こうした回転工具はスピンドルユニットのスピンドルに装着され、スピンドルは電動モータによって回転駆動され、電動モータはモータードライバーによって制御される。
例えば、切削装置では、スピンドルの先端に後フランジが固定され、この後フランジに切削ブレードが装着されて該後フランジと前フランジで切削ブレードを挟持し、固定ナットで固定する。本明細書では後フランジと前フランジの組合せをマウントと称する。
加工装置のマウントは、加工や回転工具の種類や数に応じて大きさや重さは様々であり、その直径は約45〜80mmの範囲にわたり、装着する回転工具の数も1乃至10枚、厚さも大きな幅がある。よって、回転工具を挟み込んで装着するマウントの大きさや重さも大きく異なる。
スピンドルを回転させる電動モータはモータードライバーによって回転及び停止の制御がなされ、停止の際には制動回路の抵抗器によってスピンドルの回転エネルギーを熱エネルギーを変換して消費し、スピンドルにブレーキをかけてスピンドルの回転を停止させている。
特開2009−255220号公報 特開平8−174413号公報 特開2008−149383号公報 特開2006−237332号公報
スピンドルはその制動をモータードライバーの制動回路によって行っているが、停止時には所定の抵抗を電動モータのステーターコイルに接続し、抵抗でモータの逆起電力により発生した電力を熱エネルギーに変換して消費し、スピンドルに直結されたモータのローターにブレーキを掛けてスピンドルの回転を停止させている。
そのため、非常に重いマウント及び回転工具をスピンドルに取り付けて加工後、スピンドルの回転を停止させる際、マウント及び回転工具の重さによって慣性回転力が大きくなっており、所定の抵抗ではスピンドルを停止させるまで数分単位の時間がかかるといった問題があった。
重いマウント及び回転工具を装着したスピンドルの停止に抵抗値を合わせた場合、軽量のマウント及び回転工具を取り付けたときのスピンドルの停止が急停止となるため、スピンドルの慣性力の影響でマウント締結部の保持力が保てなくなってマウントが軸方向にずれる恐れがある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スピンドルに装着したマウントや回転工具の重さに合わせたスピンドルの制動が可能なスピンドルユニット及びスピンドルユニットを備えた切削装置を提供することである。
請求項1記載の発明によると、スピンドルハウジングと、該スピンドルハウジングに回転自在に支持されたスピンドルと、該スピンドルに取り付けられたマウントと、該マウントに装着された回転工具と、該スピンドルを回転駆動する電動モータと、該電動モータを制御するモータードライバーと、を備えたスピンドルユニットであって、該モータードライバーは、該電動モータの回転エネルギーを熱エネルギーに変換して消費し回転する該スピンドルを停止させる、複数の抵抗器が該電動モータのステーターコイルにそれぞれスイッチを介して並列接続された制動回路を含んでおり、該マウント及び該回転工具の合計重量が大きい場合は、該各スイッチを制御して該抵抗器を選択的に該ステーターコイルに接続することで、該抵抗器で消費される電力を増やして回転する該スピンドルを停止させる力を大きくし、該マウント及び該回転工具の合計重量が小さい場合は、該各スイッチを制御して該抵抗器を選択的に該ステーターコイルに接続することで、該抵抗器で消費される電力を減らして回転する該スピンドルを停止させる力を小さくし、重さの異なる該マウント及び該回転工具が取り付けられても、適切な回転スピードの減速によって所定の時間内に回転する該スピンドルを停止させることを特徴とするスピンドルユニットが提供される。
請求項2記載の発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削加工する請求項1記載のスピンドルユニットと、該スピンドルユニットを制御する制御手段と、該制御手段に接続された加工条件を入力する入力手段と、を備えた切削装置であって、該制御手段は、前記マウント及び前記回転工具の合計重量と対応する消費電力及び該消費電力を達成するための該スイッチのオン/オフが登録された記憶手段を具備しており、該入力手段によって使用する該マウント及び該回転工具が入力されると、該制御手段が前記電動モータの電源オフに応じて、該記憶手段に登録されている回転する該スピンドルを所定の時間内に停止させるのに必要な該スイッチをオンにして、該ステーターコイルに接続される該抵抗器を選択して回転する該スピンドルを適当な回転スピードの減速によって所定の時間内に停止させることを特徴とする切削装置が提供される。
本発明のスピンドルユニットによると、電動モータのステーターコイルにそれぞれスイッチを介して複数の抵抗器を並列に接続し、スピンドルに装着する回転工具やマウントの重さに応じてスイッチのオン/オフを制御して、抵抗器で消費する消費電力を適宜選択できるようしたため、回転工具やマウントの重さに合わせたスピンドルの制動が可能であるという効果を奏する。
また、予め回転工具やマウントの種類とそれに合わせた消費電力を発生するための抵抗器の数や種類を記憶手段に登録しておくことで、回転工具やマウントを変更する場合、登録した中から選択することで自動的に抵抗器の数や種類を調整し、最適なブレーキ力を回転するスピンドルに作用させることができる。
切削装置の斜視図である。 スピンドルの先端にブレードマウントを固定する様子を示す分解斜視図である。 ブレードマウントにワッシャーブレードを装着する様子を示す分解斜視図である。 第1実施形態の制動回路に接続されたスピンドルユニットの縦断面図である。 第2実施形態の制動回路に接続されたスピンドルユニットの縦断面図である。 マウン及び回転工具の重量が軽い場合の第1実施形態の制動回路の説明図である。 電動モータのステーターコイルに並列接続された抵抗器の消費電力が異なる場合の第2実施形態の制動回路の説明図である。 マウント及び回転工具の重量が重い場合の第1実施形態の制動回路の説明図である。 マウント及び回転工具の重量が重い場合の第2実施形態の制動回路の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明実施形態の切削装置2の斜視図が示されている。切削装置2の前面側には、オペレータが加工条件等の装置に対する指示を入力するための操作パネル4が設けられている。装置上部には、オペレータに対する案内画面や後述する撮像ユニットによって撮像された画像が表示されるCRT等の表示モニタ6が設けられている。
切削装置2の切削対象である半導体ウエーハ(以下単にウエーハと略称することがある)11は、環状フレームFに装着されたダイシングテープTに貼着された後、図1に示したウエーハカセット8中に複数枚収容される。ウエーハカセット8は上下動可能なカセットエレベータ9上に載置される。
ウエーハカセット8の後方には、ウエーハカセット8から切削前のウエーハ11を搬出するとともに、切削後のウエーハをウエーハカセット8に搬入する搬出入ユニット10が配設されている。
ウエーハカセット8と搬出入ユニット10との間には、搬出入対象のウエーハ11が一時的に載置される領域である仮置き領域12が設けられており、仮置き領域12には、ウエーハ11を一定の位置に位置合わせする位置合わせ機構14が配設されている。
仮置き領域12の近傍には、ウエーハ11を吸着して搬送する旋回アームを有する搬送ユニット16が配設されており、仮置き領域12に搬出されて位置合わせされたウエーハ11は、搬送ユニット16により吸着されてチャックテーブル18上に搬送され、このチャックテーブル18に吸引保持される。
チャックテーブル18は、回転可能且つ図示しない加工送り機構によりX軸方向に往復動可能に構成されており、チャックテーブル18のX軸方向の移動経路の上方には、ウエーハ11の切削すべき領域を検出するアライメントユニット22が配設されている。20は環状フレームFをクランプするクランプである。
アライメントユニット22は、ウエーハ11の表面を撮像する撮像ユニット24を備えており、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の処理によって切削すべき領域を検出することができる。撮像ユニット24によって取得された画像は、表示モニタ6に表示される。
アライメントユニット22の左側には、チャックテーブル18に保持されたウエーハ11に対して切削加工を施すスピンドルユニット26が配設されている。スピンドルユニット26はアライメントユニット22と一体的に構成されており、両者が連動してY軸方向及びZ軸方向に移動する。
スピンドルユニット26は、回転可能なスピンドル28の先端に切削ブレード30が装着されて構成され、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能となっている。切削ブレード30は撮像ユニット24のX軸方向の延長線上に位置している。スピンドルユニット26のY軸方向の移動は図示しない割り出し送り機構により達成される。
34は切削加工の終了したウエーハ11を洗浄するスピンナ洗浄ユニットであり、切削加工の終了したウエーハ11は搬送ユニット32によりスピンナ洗浄ユニット34まで搬送され、スピンナ洗浄ユニット34でスピン洗浄及びスピン乾燥される。
図2を参照すると、スピンドル28の先端に後フランジ40を装着する様子を示す分解斜視図が示されている。スピンドルユニット26のスピンドルハウジング36中には、図示しない電動モータにより回転駆動されるスピンドル28が回転可能に収容されている。スピンドル28はテーパ部28a及び先端小径部28bを有しており、先端小径部28bには雄ねじ38が形成されている。
40はボス部42と、ボス部42と一体的に形成された固定フランジ44とから構成される後フランジであり、ボス部42には雄ねじ46が形成されている。更に、後フランジ40は装着穴47を有している。
後フランジ40は、装着穴47をスピンドル28の先端小径部28b及びテーパ部28aに挿入して、ナット48を雄ねじ46に螺合して締め付けることにより、図3に示すようにスピンドル28の先端小径部28bに取り付けられる。
図3を参照すると、ワッシャー状の切削ブレード30をスピンドル28の先端に固定された後フランジ40に装着する様子を示す分解斜視図が示されている。切削ブレード30はその全体が電鋳された切刃(電鋳砥石)から形成されている。
後フランジ40のボス部42に切削ブレード30を挿入し、更に前フランジ50をボス部42に挿入して、固定ナット52を雄ねじ46に螺合して締め付けることにより、切削ブレード30は後フランジ40と前フランジ50とにより両側から挟まれてスピンドル28に取り付けられる。本明細書では、後フランジ40と前フランジ50との組合せをマウントと称する。
図4を参照すると、本発明第1実施形態の制動回路に接続されたスピンドルユニット26の縦断面図が示されている。スピンドル28の先端部にはスピンドルと一体的に形成された環状スラストプレート28aが配設されている。
高圧エアがスピンドルハウジング36に形成されたエア供給路37に導入されると、スピンドル28の外周とスピンドルハウジング36の内周との間にラジアルエアベアリング54が形成され、更に環状スラストプレート28aとスピンドルハウジング36との間にスラストエアベアリング56が形成され、スピンドル28はラジアルエアベアリング54及びスラストエアベアリング56により回転可能に支持される。
スピンドル28には電動モータ58のローター60が一体的に連結されている。ローター60の外周にはステーターコイル62が配設され、ステーターコール62はモーターカバー64により覆われている。
電動モータ58のステーターコイル62にはモータードライバーの一部を構成する第1実施形態の制動回路68が接続されている。図4では電動モータ58を駆動するモータードライバーの駆動回路が省略されている。
制動回路68は、スイッチ72a,72b,72cを介して、同一抵抗値の3個の抵抗器70を電動モータ58のステーターコイル62に並列接続して構成されている。ステーターコイル62の一方の端子は接地されている。
切削装置2の図示しないコントローラのメモリには、後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の合計重量(マウントと切削ブレード30の合計重量)と対応する消費電力を発生するためのスイッチ72a〜72cのオン/オフの関係が予め登録されている。
例えば、後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の合計重量が軽い場合には、スイッチ72aのみがオンとされ、中程度の場合にはスイッチ72a及び72bがオンとされ、重い場合にはスイッチ72a,72b,72cがオンとされるマップがメモリに格納されている。
図5を参照すると、第2実施形態の制動回路68Aに接続されたスピンドルユニット26の縦断面図が示されている。本実施形態の制動ユニット68Aでは、抵抗値が異なる3個の抵抗70a,70b,70cをそれぞれスイッチ72a,72b,72cを介して電動モーター58のステーターコイル62に並列接続して構成されている。ここでは、抵抗器70aの抵抗値が一番大きく、抵抗値が70a>70b>70cの関係にあるものとして説明する。
切削装置2の図示しないコントローラのメモリには、後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の合計重量と対応する消費電力を発生するためのスイッチ72a〜72cのオン/オフの関係がマップとして登録されている。
例えば、後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の合計重量が軽い場合には、スイッチ72aのみがオンとされ、中程度の場合にはスイッチ72bのみがオンとされ、重い場合にはスイッチ72cのみがオンとされるマップがメモリに格納されている。
次に、図6を参照して、後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の合計重量が軽い場合の制動回路68の作用について説明する。作業者が操作パネル4によって使用する後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の種類を入力する。
これに応じてコントローラはメモリに格納されているマップからオンすべきスイッチをスイッチ72a〜72cの中から選択する。ここでは合計重量が軽いので、スイッチ72aをオンにし、他のスイッチ72b及び72cはオフのままとする。
切削ブレード30による被加工物切削加工中は、スピンドル28は電動モータ58により30000rpm程度で高速回転されている。電動モータ58への電力の供給が断たれると、スイッチ72aがオンとなり、制動回路68が作動する。
ローター60の高速回転によりステーターコイル62には逆起電力が発生し、この逆起電力による電流が制動回路68の抵抗器70及びスイッチ72aを流れ、抵抗器70で符号74に示すように電力を熱エネルギーとして消費する。
電力を熱エネルギーとして消費することにより、回転するスピンドル28にはブレーキが掛けられ、スピンドル28は所定の時間内、例えば30秒から1分以内に停止する。
図7に示す第2実施形態の制動回路68Aの場合にも、後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の合計重量が軽い場合には、抵抗値の高い抵抗器70aが選択されスイッチ72aのみがオンとなる。
作業者が操作パネル4によって使用する後フランジ40、切削ブレード30及び前フランジ50の種類を入力すると、コントローラが抵抗器70aを選択する。スピンドル28の駆動が断たれるのに同期して制動回路68Aのスイッチ72aがオンとなり、ステーターコール62に発生した逆起電力による電流が制動回路68Aの抵抗器70a及びスイッチ72aを流れ、抵抗器70aで符号76で示すように電力を熱エネルギーとして消費する。これにより、高速回転するスピンドル28にブレーキがかけられ、スピンドル28は所定の時間内、例えば30秒〜1分以内に停止する。
図8を参照すると、スピンドルユニット26Aの第2実施形態が示されている。本実施形態のスピンドルユニット26Aでは、スピンドル28の先端にスペーサー31を間に挟んで複数の切削ブレード30が装着されている。本明細書では、後フランジ40、スペーサー31及び前フランジ50の組合せをマウントと称する。
よって、この実施形態のスピンドルユニット26Aでは、後フランジ40、複数の切削ブレード30、複数のスペーサー31及び前フランジ50の合計重量は重くなる。この場合には、第1実施形態の制動回路68では、スイッチ72a、72b及び72cがオンとなって3個の抵抗器70が全て選択される。
よって、ステーターコイル62に発生した逆起電力による電流が並列接続された3個の抵抗器70の全てを流れるため、符号78で示すように各抵抗器70で電力が熱エネルギーとして消費され、これに応じて回転するスピンドル28にブレーキがかけられ、スピンドル28の回転が所定時間内、例えば30秒〜1分以内に停止する。
次に、図9を参照して、第2実施形態のスピンドルユニット26Aのスピンドル28を停止させる際の第2実施形態の制動回路68Aの作用について説明する。作業者が操作パネル4によって後フランジ40、切削ブレード30の数、スペーサー31の数及び前フランジ50の種類を入力すると、コントローラはメモリに格納されているマップから抵抗値の一番低い抵抗器70cを選択する。
電動モータ58の駆動が断たれるのに同期して制動回路68Aのスイッチ72cがオンとされ、高速回転するスピンドル28によってステーターコイル62に発生した逆起電力の電流が制動回路68Aの抵抗器70c及びスイッチ72cを流れる。
抵抗器70cは抵抗値が低いため、大量の電流が流れて符号80で示すように大きな熱エネルギーが発生し、これにより電力が多量に消費される。その結果、スピンドル28にブレーキがかけられ、スピンドル28の回転が所定時間内、例えば30秒〜1分以内に停止する。
このように、上述したスピンドルユニット26,26Aでは、スピンドル28に装着されるマウント及び切削ブレード30の種類及び数に応じて、制動回路68,68A中の最適な抵抗器70,70a〜70cのうちの一つ或いは複数が選択されるため、常にスピンドル28の回転を所定時間内に停止させることができる。
上述した実施形態では、本発明を切削装置のスピンドルユニットについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば研削装置、研磨装置等のスピンドルユニットにも同様に適用することができる。
4 操作パネル
26,26A スピンドルユニット
28 スピンドル
30 切削ブレード
40 後フランジ
50 前フランジ
58 電動モータ
60 ローター
62 ステーターコール
64 カバー
68,68A 制動回路
70,70a〜70c 抵抗器
72a〜72c スイッチ

Claims (2)

  1. スピンドルハウジングと、該スピンドルハウジングに回転自在に支持されたスピンドルと、該スピンドルに取り付けられたマウントと、該マウントに装着された回転工具と、該スピンドルを回転駆動する電動モータと、該電動モータを制御するモータードライバーと、を備えたスピンドルユニットであって、
    該モータードライバーは、該電動モータの回転エネルギーを熱エネルギーに変換して消費し回転する該スピンドルを停止させる、複数の抵抗器が該電動モータのステーターコイルにそれぞれスイッチを介して並列接続された制動回路を含んでおり、
    該マウント及び該回転工具の合計重量が大きい場合は、該各スイッチを制御して該抵抗器を選択的に該ステーターコイルに接続することで、該抵抗器で消費される電力を増やして回転する該スピンドルを停止させる力を大きくし、
    該マウント及び該回転工具の合計重量が小さい場合は、該各スイッチを制御して該抵抗器を選択的に該ステーターコイルに接続することで、該抵抗器で消費される電力を減らして回転する該スピンドルを停止させる力を小さくし、
    重さの異なる該マウント及び該回転工具が取り付けられても、適切な回転スピードの減速によって所定の時間内に回転する該スピンドルを停止させることを特徴とするスピンドルユニット。
  2. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削加工する請求項1記載のスピンドルユニットと、該スピンドルユニットを制御する制御手段と、該制御手段に接続された加工条件を入力する入力手段と、を備えた切削装置であって、
    該制御手段は、前記マウント及び前記回転工具の合計重量と対応する消費電力及び該消費電力を達成するための該スイッチのオン/オフが登録された記憶手段を具備しており、
    該入力手段によって使用する該マウント及び該回転工具が入力されると、該制御手段が前記電動モータの電源オフに応じて、該記憶手段に登録されている回転する該スピンドルを所定の時間内に停止させるのに必要な該スイッチをオンにして、該ステーターコイルに接続される該抵抗器を選択して回転する該スピンドルを適当な回転スピードの減速によって所定の時間内に停止させることを特徴とする切削装置。
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