JP2013210319A - 集配支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両に搭載したバッテリに蓄えられた電力の残量を考慮して効率良く集配ルートを決定することができる集配支援システムを提供する。
【解決手段】登録された荷物の集配先の情報と集配する範囲内に配置された充電場所の情報とを出力する集配管理端末4と、電動二輪車1の走行可能距離に基づいて入力された各集配先を順番に経由する集配ルートを算出するサーバ3と、を備え、携帯端末2は、電動二輪車1のECU140から走行可能距離情報を取得し、サーバ3は、走行可能距離情報に基づいて、集配ルートの途中の充電場所でバッテリの充電を行うことを含めた集配ルートと集配予想時刻とを算出し、算出した集配ルートと集配予想時刻との情報を、電動二輪車1の車体に取り付けられた携帯端末2に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗り型電動車両を使用して集配を行う集配業務を支援する集配支援システムに関する。
近年、バッテリから供給される電力によって駆動される電動モータによって走行する鞍乗り型電動車両の開発が進み、この鞍乗り型電動車両を、集配業者が荷物の集配に利用する例が増えている。
鞍乗り型電動車両が走行することができる距離は、車両に搭載したバッテリに蓄えられた電力の量によって変わってくる。このため、集配業者が荷物を集配する際の集配ルートは、鞍乗り型電動車両が走行することができる距離以内であることが望ましい。例えば、特許文献1には、配送ルートを事前に作成し、作成した配送ルートに従って順次集配を行う配送業務を支援するシステムが開示されている。また、例えば、特許文献2には、バッテリの充電を行う際に、目的地まで走行することができるか否かをユーザに把握させるための技術が開示されている。
特開2005−352599号公報 特開2010−93999号公報
しかしながら、実際の集配業務においては、集配先の顧客が不在であるなどの理由によって、再度同じ集配場所に向かうこともある。このような場合には、事前に作成した集配ルートと異なるルートで集配場所に向かうことになる。さらに、走行距離も事前に作成した集配ルートにおける走行距離から延びてしまうことになる。
このような際、配達員は、走行距離が、バッテリに蓄えられた電力の残量に応じた走行可能距離を超えないように、頻繁に確認する場合がある。仮に、バッテリを充電することができる施設が付近にないときには、一旦、集配ルートから離れてバッテリを充電または車両の乗り換えなどが必要となり、作業効率の面で課題となる。
このように、鞍乗り型電動車両を集配業者が利用する場合には、荷物を集配する際の集配ルート以外にも、バッテリに蓄えられた電力の残量にも注意する必要がある。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、電動車両に搭載したバッテリに蓄えられた電力の残量を考慮して効率良く集配ルートを決定することができる集配支援システムを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載した発明の集配支援システムは、動力機関(104)に電動モータ(131)を含む電動車両(1)の車体に取り付けられた携帯端末(2)に、荷物を集配する際に走行するルートを表示する集配支援システム(10,20)であって、前記荷物を集配する各集配先の情報と、該荷物を集配する範囲内に配置され、前記電動車両(1)に備えた前記電動モータ(131)を駆動するバッテリ(120)を充電することができる充電場所の情報とを登録し、該登録された前記集配先の情報と前記充電場所の情報とを出力する集配先登録手段(4)と、前記電動車両(1)が走行することができる走行可能距離に基づいて、前記集配先登録手段(4)から入力された各前記集配先を順番に経由する前記ルートを算出するルート算出手段(3,205)と、を備え、前記携帯端末(2)は、前記電動車両(1)に備えられ、前記バッテリ(120)に蓄えられた電力の残量を検出するバッテリ残量検出手段(140,160)から、前記走行可能距離に係る情報を取得し、前記ルート算出手段(3,205)は、前記走行可能距離に係る情報に基づいて、ルートの途中の前記充電場所において前記バッテリ(120)の充電を行うことを含めた前記ルートを算出し、該算出した前記ルートに基づいて、それぞれの前記集配先において前記荷物の集配を行う集配予想時刻を算出する、ことを特徴とする。
なお、鞍乗り型電動車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)または四輪の車両も含まれる。
請求項2に記載した発明の前記携帯端末(2)は、取得した前記走行可能距離に係る情報を、移動体通信網を介して前記ルート算出手段(3)に送信し、前記ルート算出手段(3)は、前記集配先登録手段(4)から入力された前記集配先の情報および前記充電場所の情報に基づいて前記ルートおよび前記集配予想時刻を算出し、該算出した前記ルートと前記集配予想時刻とを、前記移動体通信網を介して前記携帯端末(2)に送信する、ことを特徴とする。
請求項3に記載した発明の前記携帯端末(2)は、さらに、該携帯端末(2)の位置の情報を、前記移動体通信網を介して前記ルート算出手段(3)に送信し、前記ルート算出手段(3)は、前記携帯端末(2)の位置の情報に基づいて、前記ルートおよび前記集配予想時刻を更新し、該更新した前記ルートおよび前記集配予想時刻を、前記移動体通信網を介して前記携帯端末(2)に送信する、ことを特徴とする。
請求項4に記載した発明の前記集配先登録手段(4)は、前記集配先の情報および前記充電場所の情報を、前記携帯端末(2)に出力し、前記携帯端末(2)は、該携帯端末(2)内に備えた前記ルート算出手段(205)によって、前記ルートと前記集配予想時刻とを算出する、ことを特徴とする。
請求項5に記載した発明の前記携帯端末(2)内に備えた前記ルート算出手段(205)は、該携帯端末(2)の位置の情報に基づいて、前記ルートおよび前記集配予想時刻を更新する、ことを特徴とする。
請求項6に記載した発明の前記ルート算出手段(3,205)は、算出した前記集配予想時刻の情報を、それぞれの前記集配先の顧客端末(5)に送信する、ことを特徴とする。
請求項7に記載した発明の前記ルート算出手段(3,205)は、前記顧客端末(5)から送信されてきた、前記集配予想時刻に前記集配先に在宅しているか否かを表す在宅有無の情報を受信し、該在宅有無の情報が前記集配予想時刻に不在である場合には、該在宅有無の情報を送信してきた前記顧客端末(5)の前記集配先を後送りした前記ルートを算出する、ことを特徴とする。
請求項8に記載した発明の前記携帯端末(2)は、該携帯端末(2)が有するナビゲーション機能の結果を、前記ルートおよび前記集配予想時刻の結果と共に表示する、ことを特徴とする。
請求項9に記載した発明の前記携帯端末(2)は、該携帯端末(2)が有するセンサによって、前記電動車両(1)の走行状態を検出し、検出した該電動車両(1)の走行状態の情報を、迂回すべき場所に関する情報が登録された迂回情報サーバ(3)に送信し、該迂回情報サーバ(3)から送信されてきた迂回すべき場所に関する情報に応じた警告の表示を、前記ルートに重畳して表示する、ことを特徴とする。
請求項10に記載した発明の前記携帯端末(2)は、該携帯端末(2)が有するセンサによって、前記電動車両(1)の走行速度を検出し、前記警告の表示をしているときに、検出した該電動車両(1)の走行速度が予め定めた閾値以上である場合、該電動車両(1)の速度を低下させる指示を、前記電動車両(1)に備えられた、該電動車両(1)の速度を制御する制御手段(140,130)に出力する、ことを特徴とする。
請求項11に記載した発明の前記電動車両(1)は、鞍乗り型電動車両(1)である、ことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、鞍乗り型電動車両の走行距離が、バッテリに蓄えられた電力の残量に応じた走行可能距離を超えないようなルートを算出することができ、集配業者がバッテリ残量を気にすることなく集配することができる。
請求項2に記載した発明によれば、携帯端末によるルートおよび集配予想時刻の算出の負荷を軽減することができる。
請求項3に記載した発明によれば、鞍乗り型電動車両が走行している位置に応じたルートおよび集配予想時刻を算出することができる。
請求項4に記載した発明によれば、移動体通信網を介さなくてもルートおよび集配予想時刻の算出を行うことができる。
請求項5に記載した発明によれば、鞍乗り型電動車両が走行している位置に応じたルートおよび集配予想時刻を算出することができる。
請求項6に記載した発明によれば、荷物を集配する予想時刻を、それぞれの集配先の顧客に通知することができる。
請求項7に記載した発明によれば、集配先の顧客が集配予想時刻に在宅しているか否かによって、顧客が集配予想時刻に不在である場合には、顧客が不在である集配先を後送りしたルートを算出することができ、効率良く荷物の集配をすることができる。
請求項8に記載した発明によれば、集配先までの案内と共に、ルートおよび集配予想時刻を運転者に提示することができる。
請求項9に記載した発明によれば、現在通行している位置が回避する場所であるか否かを運転者に通知することで、より安全に集配をすることができると共に、次に同じ場所を通行する運転者と、現在起こった回避したい状況についての情報を共有することができる。
請求項10に記載した発明によれば、より積極的に危険を抑えた運転を行うことができる。
請求項11に記載した発明によれば、鞍乗り型電動車両で効果を発揮することができる。
本発明の実施形態による集配支援システムが適用される鞍乗り型電動車両の左側面図である。 本実施形態の集配支援システムが適用される鞍乗り型電動車両の走行を制御する制御部の概略構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態による集配支援システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。 本第1の実施形態の集配支援システムが適用される鞍乗り型電動車両のハンドル部の拡大図である。 本第1の実施形態の集配支援システムにおける処理手順を示したフローチャートである。 本第1の実施形態の集配支援システムにおける集配ルートの提示方法の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態による集配支援システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。 本第2の実施形態の集配支援システムにおける処理手順を示したフローチャートである。 本第2の実施形態の集配支援システムにおける集配ルートの提示方法の一例を示した図である。 本発明の実施形態による集配支援システムの追加機能の一例におけるシステム構成の概略を示したブロック図である。 本実施形態の集配支援システムの追加機能の一例における処理手順を示したフローチャートである。 本実施形態の集配支援システムの追加機能の一例における警告の表示方法の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、左右および前後の方向は、運転者から見た方向を意味するものとする。
図1は、本発明の実施形態による集配支援システムが適用される鞍乗り型電動車両の左側面図である。図1には、低床フロアを有するスクータ型の鞍乗り型電動車両(以下、「電動二輪車」という)の一例を示している。図1に示した電動二輪車1は、操向ハンドル101と乗員が着座するシート102との間に設けられ、乗員が足を載せられるようにすると共に、バッテリ120を上方から覆う低床フロア103を備え、操向輪である前輪111と駆動輪である後輪112とをそれぞれ単一に有する。
電動二輪車1は、低床フロア103の内部に搭載されたバッテリ120から供給される電力によって、スイングアーム104に内蔵された電動モータ131が駆動され、この電動モータ131が駆動されたときの回転動力を、後輪112に伝達させることによって走行する。電動二輪車1の走行は、例えば、スイングアーム104内、シート102の下の物品収納ボックス105内や、左右のサイドカバー106の内側などの適所に配置された制御部によって制御される。
図2は、本実施形態の集配支援システムが適用される鞍乗り型電動車両である電動二輪車1の走行を制御する制御部の概略構成を示したブロック図である。
バッテリ120は、例えば、リチウムイオンバッテリ、ニッケル水素バッテリ、鉛バッテリなどの単バッテリを直列に複数接続することによって、所定の高電圧(例えば、48〜72V)を発生させる。バッテリ120からの電力は、不図示のメインスイッチと連動するコンタクタ125を介して、電動モータ131の出力を制御するPDU(Power Driver Unit)130に供給され、PDU130で直流から3相交流に変換された後に、3相交流モータである電動モータ131に供給される。
また、コンタクタ125を介して出力されたバッテリ120の出力電圧は、DC−DCコンバータ126によって、低電圧(例えば、12V)に降圧され、ECU(Electric Control Unit)140などの制御系部品に供給される。また、DC−DCコンバータ126によって降圧された低電圧の電力は、不図示のサブバッテリや、灯火器などの一般電装部品に供給される。
バッテリ120は、例えば、AC100Vの電源に接続した充電器150によって充電することができる。バッテリ120の充放電の状況や温度などは、BMU(Battery Managing Unit)160によって監視され、監視したバッテリ120の情報は、ECU140と共有される。ECU140には、スロットル(アクセル)センサ170からの出力要求の情報が入力され、ECU140は、入力された出力要求の情報に基づいて、PDU130が電動モータ131に供給する電力を制御することによって、電動モータ131の駆動を制御する。なお、図2に示したブロック図においては、充電器150も電動二輪車1の走行を制御する制御部の構成要素としているが、充電器150は、電動二輪車1に着脱可能なように構成したものであってもよい。
<第1の実施形態>
次に、本発明の集配支援システムにおける第1の実施形態について説明する。図3は、本第1の実施形態による集配支援システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。本第1の実施形態の集配支援システム10は、電動二輪車1と、携帯端末2と、サーバ3と、集配管理端末4と、から構成される。
携帯端末2は、既存の移動体通信網を利用した携帯電話の機能と、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)の機能とを融合させた携帯端末、例えば、いわゆる、スマートフォンである。
携帯端末2は、電動二輪車1に備えたECU140から、電動二輪車1のバッテリ120に蓄えられた電力の残量の情報や、バッテリ120に蓄えられた電力の残量に応じた電動二輪車1の走行可能距離の情報などの電動二輪車1に関する情報を取得し、取得した電動二輪車1に関する情報を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。
また、携帯端末2は、携帯端末2自体が備える、例えば、GPS(Global Positioning System)などの位置センサの情報、すなわち、電動二輪車1の現在位置の情報を取得し、取得した電動二輪車1の現在位置の情報を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。
なお、携帯端末2が、電動二輪車1に関する情報(以下、「走行可能距離情報」という)や、電動二輪車1の現在位置の情報(以下、「現在位置情報」)のサーバ3への送信は、一定時間毎に定期的に送信することが考えられるが、常に送信する構成にすることもできる。
集配管理端末4は、集配業者のそれぞれの店舗に設置され、集配する荷物の種類や、荷物を集配する場所(集配先)など、荷物の集配を管理する端末である。また、集配管理端末4は、店舗が集配を担当する範囲(集配範囲)内に設置されている、電動二輪車1のバッテリ120の充電を行うことができる充電場所の情報を管理している。
集配管理端末4は、今回集配する全ての荷物の集配先の情報(以下、「集配先情報」という)や、今回集配する集配範囲内に設置されている充電場所の情報(以下、「充電場所情報」という)を、集配業者内に構築されている、例えば、LAN(Local Area Network)などのネットワーク環境を介して、サーバ3に送信する。
サーバ3は、例えば、集配業者において管理される、または、集配業者のそれぞれの店舗で管理されるサーバであり、集配管理端末4から送信されてきた集配先情報に含まれる集配先に、今回集配する全ての荷物を集配するための集配ルートを算出し、算出した集配ルートを、移動体通信網を介して携帯端末2に送信する。また、サーバ3は、算出した集配ルートに基づいて集配予想時刻を算出し、算出した集配予想時刻を、移動体通信網を介して携帯端末2に送信する。
サーバ3による集配ルートを算出は、例えば、既存のナビゲーションシステムにおける目的地までのルート検索と同様に行う。このとき、例えば、走行距離を優先、移動時間を優先など、算出する集配ルートの条件を設定することもできる。
また、サーバ3が集配ルートを算出する際には、携帯端末2から送信されてきた電動二輪車1の走行可能距離情報に基づいて、電動二輪車1の走行距離が、走行可能距離を超えないようにする。しかし、集配範囲が広いなど、電動二輪車1のバッテリ120の充電を行わずに全ての荷物を集配することができる集配ルートを算出することができない場合には、サーバ3は、集配管理端末4から送信されてきた充電場所情報に基づいて、集配の途中で充電するような集配ルートを算出することができる。
なお、上述したように、携帯端末2からは、定期的に走行可能距離情報や現在位置情報が送信されてくる。このため、例えば、集配の途中で電動二輪車1の走行可能距離が短くなった場合でも、サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた電動二輪車1の現在位置情報に基づいて、近くの充電可能場所で充電するような集配ルートを新たに算出し、携帯端末2に送信することができる。
また、サーバ3は、算出した集配予想時刻の情報を、顧客に通知することもできる。図3には、顧客に集配予想時刻を通知する方法として、例えば、顧客が携帯しているスマートフォンである顧客端末5に、移動体通信網を介して集配予想時刻の情報を送信する場合の一例を示している。なお、顧客への通知方法は、図3に示した通知方法に限定されるものではない。例えば、定期的に集配する集配場所などであり、集配業者が管理する端末が設置されている場合には、移動体通信網を利用する以外の方法で集配予想時刻の情報を顧客に通知することもできる。
携帯端末2は、サーバ3から送信されてきた集配ルートおよび集配予想時刻を、携帯端末2に備えた表示部に表示することによって、電動二輪車1を使用している配達員に、荷物を集配する順番を提示する。
なお、携帯端末2は、通常の通信機能だけではなく、PDAとして処理することができる各種のアプリケーション機能を持っている。例えば、現在位置情報を利用して移動方向の案内をするナビゲーション機能を有している携帯端末2もある。携帯端末2がナビゲーション機能を有している場合には、サーバ3から送信されてきた集配ルートを、ナビゲーション機能に重畳させて、順次集配ルートを案内していくように構成することもできる。
ここで、電動二輪車1に備えたECU140と携帯端末2との接続について、その一例を説明する。図4は、本第1の実施形態の集配支援システム10が適用される鞍乗り型電動車両である電動二輪車1のハンドル部の拡大図である。携帯端末2は、図4に示したような電動二輪車1のハンドル部の予め定めた位置に、着脱可能なように設置され、例えば、携帯端末2に備えたコネクタにECU140の信号が接触することによって、ECU140と携帯端末2とが接続される。なお、携帯端末2は、携帯端末2のユーザ、すなわち、電動二輪車1を使用している配達員のみが脱着可能な構成であるが、その構成や脱着方法に関する詳細な説明は省略する。
次に、本第1の実施形態の集配支援システム10における処理手順について説明する。図5は、本第1の実施形態の集配支援システム10における処理手順を示したフローチャートである。
集配支援システム10を利用した集配を開始するとき、まず、ステップS100において、集配管理端末4に、今回集配する全ての荷物の集配先を登録する。これにより、登録された集配先情報と集配範囲内の充電場所情報とが、サーバ3に送信される。続いて、ステップS110において、携帯端末2は、電動二輪車1の走行可能距離情報を取得し、取得した走行可能距離情報を、サーバ3に送信する。
続いて、ステップS120において、サーバ3は、集配管理端末4から送信されてきた集配先情報と、携帯端末2から送信されてきた走行可能距離情報とに基づいて、全ての集配先を経由して戻ってくる集配ルートを算出する。なお、集配範囲が広いことにより、集配する際の走行距離が取得した走行可能距離よりも長い場合には、サーバ3は、集配管理端末4から送信されてきた充電場所情報に基づいて、集配ルートの途中に設置されている充電場所で充電を行いながら、全ての集配先を経由して戻ってくる集配ルートを算出する。
続いて、ステップS130において、サーバ3は、算出した集配ルートに基づいて集配予想時刻を算出する。そして、サーバ3は、算出した集配ルートと集配予想時刻とを携帯端末2に送信する。また、サーバ3は、算出した集配予想時刻の情報を、顧客に通知することもできる。その後、携帯端末2の表示部に、サーバ3から送信されてきた集配ルートと集配予想時刻(到着予想時刻)とが表示(提示)されると、配達員は、集配業務を開始し、電動二輪車1を運転して最初の集配先に向かう。また、サーバ3は、ステップS140において、集配作業の経過時間を表すカウント値を初期化、すなわち“0”にクリアする。
そして、サーバ3は、ステップS150において、配達員による最初の集配作業の完了したことを表す集配完了通知があるか否かを確認する。集配完了通知は、配達員が集配先に到着して集配作業を完了すると、例えば、携帯端末2を操作することによってサーバ3に送信(通知)される、集配先における集配作業が完了したことを表す情報である。
ステップS150において、集配完了通知がない場合(ステップS150のNO)、ステップS160において、サーバ3は、最初の集配作業ができないことを表す集配配達不能フラグがあるか否かを確認する。集配配達不能フラグは、集配先の顧客が不在であるなどの理由によって、集配予想時刻に集配先への集配作業ができないと配達員が判断した場合に、携帯端末2を操作することによって立てられるフラグである。
ステップS160において、集配配達不能フラグがある場合(ステップS160のYES)には、ステップS161において、サーバ3は、最初の集配先(現在の集配先)を適切な順位に後送り登録する。そして、ステップS190において、次の集配先への荷物の集配作業の処理を開始し、図5に示したステップS110〜ステップS180までの処理を繰り返す。
また、ステップS160において、集配配達不能フラグがない場合(ステップS160のNO)には、ステップS170において、サーバ3は、集配作業の経過時間を表すカウント値が予め定めた時間X(例えば、10分)を表す値を超えているか否かを確認する。
ステップS170において、集配作業の経過時間を表すカウント値が予め定めた時間Xを表す値を超えていない場合(ステップS170のNO)には、ステップS171において、サーバ3は、カウント値に1を加算(カウント値+1)し、ステップS150における集配完了通知があるか否かの確認を再度行う。
また、ステップS170において、集配作業の経過時間を表すカウント値が予め定めた時間Xを表す値を超えている場合(ステップS170のYES)には、ステップS110に戻って、携帯端末2は、電動二輪車1の走行可能距離情報を取得し、取得した走行可能距離情報を、サーバ3に送信する。これにより、例えば、渋滞など、交通状況やその他の理由で予め定めた時間Xを超えても集配作業が完了しない(集配が遅れた)場合に、サーバ3が、バッテリ残量に応じた集配ルートを再度算出することができる。
また、ステップS150において、集配完了通知がある場合(ステップS150のYES)、ステップS180において、今回の集配業務、すなわち、全ての荷物の集配作業が完了したか否かを判断する。ステップS180において、全ての荷物の集配作業が完了したと判断した場合(ステップS180のYES)には、今回の集配業務の処理を完了する。また、ステップS180において、全ての荷物の集配作業が完了していない判断した場合(ステップS180のNO)には、サーバ3は、ステップS190において、次の集配先への荷物の集配作業の処理を開始し、図5に示したステップS110〜ステップS180までの処理を繰り返す。
なお、図5に示したステップS110〜ステップS180においては、最初に算出した集配ルートおよび集配予想時刻と異なる集配ルートおよび集配予想時刻が算出された場合にのみ、新たに算出した集配ルートと集配予想時刻とを携帯端末2に送信する構成にすることもできる。
ここで、集配ルートを電動二輪車1に設置した携帯端末2の表示部に表示する場合の一例を説明する。図6は、本第1の実施形態の集配支援システム10における集配ルートの提示方法の一例を示した図である。なお、図6に示した提示方法の一例では、携帯端末2が有しているナビゲーション機能に重畳させて、集配ルートを携帯端末2の表示部に表示する、すなわち、配達員に提示する場合の表示画面の一例を示している。
図6に示した表示画面の一例では、表示領域Aにナビゲーション機能に重畳させた集配ルートの情報を表示し、表示領域Bに集配ルートおよび集配予想時刻に関する情報を表示している。表示領域Aには、携帯端末2のナビゲーション機能による案内表示によって、最初の集配先である「Aさん」の場所まで移動するためのルートを表示している。また、表示領域Bには、サーバ3から送信された集配ルートおよび集配予想時刻に基づいて、今回の集配業務における荷物の集配先の情報と、それぞれの集配先への到着予想時刻とを、集配する順番に表示している。
なお、表示領域Bに網掛けで示した部分は、荷物を集配する集配先ではなく、集配ルートの途中に設置されている充電場所で充電を行うことを表しており、充電ポイント(充電場所)への到着時間から出発時間までの間の時間が、電動二輪車1のバッテリ120に充電を行う充電時間を表している。
上記に述べたとおり、本第1の実施形態の集配支援システム10では、携帯端末2が取得した電動二輪車1の走行可能距離情報に基づいて、集配範囲内に設置されている充電場所を考慮した集配ルートを算出する。また、本第1の実施形態の集配支援システム10では、1つの荷物の集配が完了する毎に、電動二輪車1の走行可能距離情報を取得する。これにより、本第1の実施形態の集配支援システム10では、電動二輪車1の走行距離が、電動二輪車1のバッテリ120に蓄えられた電力の残量に応じた走行可能距離を超えないように、集配ルートを更新することができる。
また、本第1の実施形態の集配支援システム10では、算出した集配ルートの情報を、携帯端末2が有しているナビゲーション機能に重畳させて表示をする。これにより、本第1の実施形態の集配支援システム10では、電動二輪車1を使用している配達員に、荷物を集配する順番をわかりやすく提示することができる。なお、算出した集配ルートの情報を配達員に提示する方法は、上述した一例のように、ナビゲーション機能に重畳させた表示に限定されるものではない。例えば、図6に示した表示領域Bの集配先の情報、およびそれぞれの集配先への到着予想時刻のみを携帯端末2の表示部に表示させることや、携帯端末2が有する各種のアプリケーション機能に重畳して表示させることもできる。
なお、本第1の実施形態の集配支援システム10では、サーバ3が集配ルートおよび集配予想時刻を算出し、算出した集配ルートおよび集配予想時刻を携帯端末2に送信することによって、電動二輪車1を使用している配達員に提示する場合について説明した。しかし、集配ルートおよび集配予想時刻の算出は、サーバ3が算出する方法に限定されるものではなく、例えば、携帯端末2内で算出することもできる。この場合には、集配ルートおよび集配予想時刻を算出して表示する携帯端末2のアプリケーション機能として、集配支援システム10を提供することもできる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の集配支援システムにおける第2の実施形態について説明する。図7は、本第2の実施形態による集配支援システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。本第2の実施形態による集配支援システム20は、第1の実施形態の集配支援システム10と同様に、電動二輪車1の走行可能距離情報に基づいて、集配範囲内に設置されている充電場所を考慮した集配ルートを算出し、電動二輪車1を使用している配達員に提示する。ただし、本第2の実施形態による集配支援システム20では、交通情報や渋滞情報などの状況も考慮して、携帯端末内で集配ルートおよび集配予想時刻を算出する。さらに、本第2の実施形態による集配支援システム20では、集配先の顧客が在宅しているか否かの状態も考慮する。
以下の説明においては、本第2の実施形態の集配支援システム20におけるシステム構成において、図3に示した第1の実施形態の集配支援システム10と同様の構成要素には、同一の符号を用いて説明する。本第2の実施形態の集配支援システム20は、電動二輪車1と、携帯端末2と、サーバ3と、集配管理端末4と、顧客端末5と、道路情報サーバ6と、から構成される。なお、携帯端末2は、第1の実施形態の集配支援システム10と同様に、電動二輪車1に備えたECU140と接続される(図4参照)。従って、電動二輪車1に備えたECU140と携帯端末2との接続に関する詳細な説明は省略する。
集配管理端末4は、今回集配する全ての荷物の集配先情報や、今回集配する集配範囲内の充電場所情報を、携帯端末2に登録する。なお、集配管理端末4が情報を登録する方法としては、無線通信によって携帯端末2に情報を送信する方法が考えられるが、有線通信によって携帯端末2に情報を送信する方法、情報を記憶したメモリカードなどの記録媒体を携帯端末2に挿入する方法、あるいは携帯端末2に備えたコネクタに接続する方法、その他の方法で情報を登録することもできる。
携帯端末2は、第1の実施形態の集配支援システム10と同様に、既存の移動体通信網を利用した携帯電話の機能と、携帯情報端末(PDA)の機能とを融合させた携帯端末(例えば、スマートフォン)である。
携帯端末2は、本第2の実施形態の集配支援システム20のアプリケーション機能を有している。携帯端末2は、電動二輪車1のバッテリ残量から算出して取得した走行可能距離情報、集配管理端末4に登録された集配先情報や充電場所情報、および携帯端末2自体が有しているナビゲーション機能から得られる現在位置情報や道路情報に基づいて、集配ルートおよび集配予想時刻を算出し、算出した集配ルートおよび集配予想時刻を携帯端末2自体に備えた表示部に表示する。また、携帯端末2は、算出した集配予想時刻の情報を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。
携帯端末2は、図7に示したように、集配場所登録モジュール201と、車両情報取得モジュール202と、位置情報取得モジュール203と、道路情報取得モジュール204と、集配ルート算出モジュール205と、地図表示モジュール206と、を備えている。なお、携帯端末2に備えたそれぞれのモジュールは、本第2の実施形態の集配支援システム20の機能を、携帯端末2のユーザ、すなわち、配達員に提供するアプリケーションを実現するためのソフトウェアモジュールであるが、これに限定されるものではなく、それぞれのモジュールの機能を実現するハードウェアモジュール、もしくはサーバ3にナビゲーション機能を設定してもよい。
集配場所登録モジュール201は、集配管理端末4によって登録された集配先情報や充電場所情報を、集配ルート算出モジュール205に出力する。
車両情報取得モジュール202は、電動二輪車1に備えたECU140から走行可能距離情報を取得し、取得した走行可能距離情報を、集配ルート算出モジュール205に出力する。
位置情報取得モジュール203は、携帯端末2自体が有するナビゲーション機能が利用しているGPSなどの位置センサから、電動二輪車1の現在位置情報を取得し、取得した電動二輪車1の現在位置情報を、集配ルート算出モジュール205に出力する。
道路情報取得モジュール204は、携帯端末2自体が有するナビゲーション機能が利用している道路情報サーバ6から、交通情報や渋滞情報などの道路情報を取得し、取得した道路情報を、集配ルート算出モジュール205に出力する。
集配ルート算出モジュール205は、車両情報取得モジュール202、位置情報取得モジュール203、および道路情報取得モジュール204のそれぞれが取得したそれぞれの情報に基づいて、集配場所登録モジュール201に登録された集配先情報に含まれる集配先に、今回集配する全ての荷物を集配するための集配ルートを算出する。
集配ルート算出モジュール205による集配ルートを算出は、例えば、携帯端末2自体が有するナビゲーション機能における目的地までのルート検索と同様に行う。このとき、例えば、走行距離を優先、移動時間を優先など、算出する集配ルートの条件を設定することもできる。
また、集配ルート算出モジュール205が集配ルートを算出する際には、車両情報取得モジュール202が取得した電動二輪車1の走行可能距離情報に基づいて、電動二輪車1の走行距離が、走行可能距離を超えないような集配ルートを、車両情報取得モジュール202が取得した充電場所を考慮して算出する。また、集配ルート算出モジュール205は、算出した集配ルートに基づいて集配予想時刻を算出する。
なお、車両情報取得モジュール202、位置情報取得モジュール203、および道路情報取得モジュール204のそれぞれは、定期的または常に、それぞれの情報を取得する。これにより集配ルート算出モジュール205は、定期的または常に、集配ルートおよび集配予想時刻を更新することができる。
そして、集配ルート算出モジュール205は、算出した集配ルートおよび集配予想時刻を、地図表示モジュール206に出力する。また、集配ルート算出モジュール205は、算出した集配予想時刻を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。
地図表示モジュール206は、集配ルート算出モジュール205から入力された集配ルートおよび集配予想時刻を、携帯端末2自体が有するナビゲーション機能に融合して、携帯端末2自体に備えた表示部に表示することによって、電動二輪車1を使用している配達員に、荷物を集配する順番を提示する。
サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた集配予想時刻の情報を、顧客に通知する。サーバ3による集配予想時刻の情報の顧客への通知方法としては、例えば、顧客が携帯している携帯電話やスマートフォン、または集配業者が設置した端末などに、電子メールなどを送信することが考えられる。なお、集配予想時刻の情報の顧客への通知方法は、図7に示した通知方法に限定されるものではない。図7には、例えば、顧客が携帯しているスマートフォンである顧客端末5に、移動体通信網を介して集配予想時刻の情報を送信する場合の一例を示している。
本第2の実施形態の集配支援システム20では、集配予想時刻の情報を受け取った顧客が、集配予想時刻のときに集配先に在宅しているか否かを表す在宅有無情報を回答することができる。サーバ3は、集配予想時刻の情報を通知した顧客端末5から送信されてきた在宅有無情報を、移動体通信網を介して携帯端末2の集配ルート算出モジュール205に送信する。
集配ルート算出モジュール205は、サーバ3から送信されてきた在宅有無情報に基づいて、集配ルートおよび集配予想時刻を更新することができる。つまり、集配ルート算出モジュール205は、集配先の顧客が不在であることを表す在宅有無情報が送信されてきた場合には、顧客が不在である集配先を適切な順位に後送りして、配達員を次の集配先に向かわせるように、集配ルートおよび集配予想時刻を再度算出する。
なお、集配先の顧客が回答する在宅有無情報は、在宅であるか不在であるかを表す情報のみに限定されるものではなく、例えば、不在である顧客が在宅になる時刻を含めることもできる。この場合、集配先の顧客が在宅となる時刻が含まれた在宅有無情報をサーバ3から受信した集配ルート算出モジュール205は、顧客が不在である集配先を一旦抜くと共に、後に在宅となる時刻に配達員を向かわせるような後送り集配ルートおよび集配予想時刻を、再度算出することもできる。
なお、集配予想時刻の情報の通知は、移動体通信網を介して直接、携帯端末2から顧客端末5に送信することもできる。そして、携帯端末2が移動体通信網を介して直接、顧客端末5から送信されてきた在宅有無情報を受け取ることもできる。
次に、本第2の実施形態の集配支援システム20における処理手順について説明する。図8は、本第2の実施形態の集配支援システム20における処理手順を示したフローチャートである。
集配支援システム20を利用した集配を開始するとき、まず、ステップS200において、集配管理端末4は、今回集配する全ての荷物の集配先情報と、今回集配する集配範囲内の充電場所情報とを、集配場所登録モジュール201に登録する。これにより、登録された集配先情報と集配範囲内の充電場所情報とが、集配ルート算出モジュール205に出力される。続いて、ステップS210において、車両情報取得モジュール202は、電動二輪車1の走行可能距離情報を取得し、取得した走行可能距離情報を、集配ルート算出モジュール205に出力する。
続いて、ステップS220において、集配ルート算出モジュール205は、車両情報取得モジュール202から入力された電動二輪車1の走行可能距離情報に基づいて、集配場所登録モジュール201から入力された集配先情報に含まれる全ての集配先を経由して戻ってくる集配ルートを算出する。このとき、集配ルート算出モジュール205は、位置情報取得モジュール203から入力された電動二輪車1の現在位置情報と、道路情報取得モジュール204から入力された交通情報や渋滞情報などの道路情報とを参照して、渋滞している経路を通らないような(迂回する)集配ルートを算出する。なお、集配範囲が広いことにより、集配する際の走行距離が取得した走行可能距離よりも長い場合には、集配ルート算出モジュール205は、集配場所登録モジュール201から入力された充電場所情報に基づいて、集配ルートの途中に設置されている充電場所で充電を行いながら、全ての集配先を経由して戻ってくる集配ルートを算出する。
また、ステップS220において、集配ルート算出モジュール205は、算出した集配ルートに基づいて集配予想時刻を算出する。そして、集配ルート算出モジュール205は、算出した集配ルートおよび集配予想時刻を、地図表示モジュール206に出力する。また、集配ルート算出モジュール205は、算出した集配予想時刻を、サーバ3に送信する。
その後、携帯端末2の表示部に、集配ルートと集配予想時刻(到着予想時刻)とが表示(提示)されると、配達員は、集配業務を開始し、電動二輪車1を運転して最初の集配先に向かう。
続いて、ステップS230において、サーバ3は、携帯端末2の集配ルート算出モジュール205から送信されてきた集配予想時刻の情報を、顧客に通知する。続いて、ステップS240において、サーバ3は、顧客端末5から送信されてきた在宅有無情報を取得すると、取得した在宅有無情報を、携帯端末2の集配ルート算出モジュール205に送信する。
続いて、ステップS250において、集配ルート算出モジュール205は、サーバ3から送信されてきた在宅有無情報を確認する。そして、在宅有無情報が、今回の集配先の顧客が不在であることを表している場合(ステップS250のNO)には、ステップS251において、サーバ3は、今回の集配先を後送り登録して、ステップS260に進んで、次の集配先への荷物の集配作業の処理を開始し、図8に示したステップS210〜ステップS240までの処理を再度実行する。これにより、顧客が不在である集配先を適切な順位に後送りして、配達員を次の集配先に向かわせることができる。なお、在宅有無情報に帰宅時間がある場合は、後送り登録においてその時間が考慮され、また、その日の帰宅予定がない場合は、サーバ3より後日配達の通知が顧客端末5にされて、この日の集配先リスト(集配先情報)から削除される。
また、ステップS250において、在宅有無情報が、今回の集配先の顧客が在宅であることを表している場合(ステップS250のYES)には、集配ルート算出モジュール205は、ステップS270において、配達員による最初の集配作業の完了を待つ(ステップS270のNO)。なお、ステップS250では、サーバ3から在宅有無情報が送信されてきていない場合にも、「YES」と判定してステップS270に進む。配達員は、集配先に到着して集配作業を完了すると、例えば、携帯端末2を操作して、最初の集配先における集配作業が完了したことを、集配ルート算出モジュール205に通知する。
集配ルート算出モジュール205は、配達員による集配作業が完了した通知を受け取ると(ステップS270のYES)、ステップS280において、今回の集配業務、すなわち、全ての荷物の集配作業が完了したか否かを判断する。ステップS280において、全ての荷物の集配作業が完了したと判断した場合(ステップS280のYES)には、今回の集配業務の処理を完了する。また、ステップS280において、全ての荷物の集配作業が完了していない判断した場合(ステップS280のNO)には、集配ルート算出モジュール205は、ステップS260において、次の集配先への荷物の集配作業の処理を開始し、図8に示したステップS210〜ステップS280までの処理を繰り返す。
なお、図8に示したステップS210〜ステップS280においては、位置情報取得モジュール203および道路情報取得モジュール204のそれぞれは、定期的または常に、それぞれの情報を取得することができる。これにより、集配ルート算出モジュール205は、定期的または常に、集配ルートおよび集配予想時刻を更新することができる。そして、集配ルート算出モジュール205は、前回算出した集配ルートおよび集配予想時刻と異なる集配ルートおよび集配予想時刻が算出された場合にのみ、新たに算出した集配ルートと集配予想時刻とを地図表示モジュール206に出力し、新たに算出した集配予想時刻を、サーバ3に送信する構成にすることもできる。
ここで、集配ルートを電動二輪車1に設置した携帯端末2の表示部に表示する場合の一例を説明する。図9は、本第2の実施形態の集配支援システム20における集配ルートの提示方法の一例を示した図である。なお、図9に示した提示方法の一例では、携帯端末2自体が有しているナビゲーション機能に重畳させて、集配ルートを表示部に表示する、すなわち、配達員に提示する場合の表示画面の一例を示している。
図9に示した表示画面の一例では、ナビゲーション機能における地図の表示に、算出した集配ルートおよび集配予想時刻に関する情報、それぞれの集配先の在宅有無情報、および渋滞情報を重畳させて表示している。図9の表示画面の一例では、「Aさん」→「Bさん」→「充電ポイント」→「Dさん」の順番に集配し、「Cさん」は不在であるため今回は集配を行わない場合を表示している。なお、図9に示した表示画面に網掛けで示した部分は、道路情報取得モジュール204が取得した渋滞情報において渋滞が発生している区間を表し、渋滞が発生している区間を迂回する集配ルートを算出して表示している。
上記に述べたとおり、本第2の実施形態の集配支援システム20では、第1の実施形態の集配支援システム10と同様に、携帯端末2が取得した電動二輪車1の走行可能距離情報に基づいて、集配範囲内に設置されている充電場所を考慮した集配ルートを算出する。これにより、本第2の実施形態の集配支援システム20では、第1の実施形態の集配支援システム10と同様の効果を得ることができる。
また、本第2の実施形態による集配支援システム20では、交通情報や渋滞情報など道路情報および集配先の顧客が不在であるか否かの状態も考慮して、携帯端末2内で集配ルートおよび集配予想時刻を算出する。これにより、本第2の実施形態の集配支援システム20では、電動二輪車1の走行距離が、電動二輪車1のバッテリ120に蓄えられた電力の残量に応じた走行可能距離を超えないようにした上で、効率良く集配することができる集配ルートを算出することができる。
なお、第1の実施形態の集配支援システム10においても、サーバ3が、算出した集配予想時刻の情報を、顧客に通知している。この場合には、第1の実施形態の集配支援システム10においても、本第2の実施形態による集配支援システム20と同様に、集配予想時刻の情報を通知した顧客端末5から送信されてきた在宅有無情報に基づいて、顧客が不在である集配先を後送りした集配ルートおよび集配予想時刻に更新することができる。
なお、本第2の実施形態の集配支援システム20における集配ルートの提示方法は、図9に示した表示画面の一例のような形式に限定されるものではなく、例えば、図6に示した第1の実施形態の集配支援システム10の表示画面の一例と同様の表示画面にすることもできる。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、鞍乗り型電動車両に搭載したバッテリに蓄えられた電力の残量を考慮し、鞍乗り型電動車両が走行することができる走行可能距離に応じた集配ルートを提示する。また、本発明を実施するための形態によれば、集配ルートの走行距離が、鞍乗り型電動車両が走行することができる走行可能距離を超えている場合でも、集配の途中に集配範囲内に設置された充電場所で充電することによって、全ての集配先を経由して戻ってくる集配ルートを提示する。これにより、本発明を実施するための形態では、集配業者が安心して鞍乗り型電動車両を荷物の集配に利用することができる集配支援システムを提供することができる。
なお、本第2の実施形態の集配支援システム20では、道路情報取得モジュール204と集配ルート算出モジュール205とを、携帯端末2内に備えた場合の構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、図7において点線で囲って示した道路情報取得モジュール204および集配ルート算出モジュール205を、サーバ3内に備える構成にすることもできる。この場合には、図7に示した点線の矢印のように、集配管理端末4とサーバ3とが、集配先情報や充電場所情報を直接やり取りし、サーバ3が算出した集配ルートを携帯端末2に送信する。
なお、本発明においては、集配ルートを提示するための手段として、スマートフォンなどの携帯端末を利用している。スマートフォンには、ナビゲーション機能が利用しているGPSなどの位置センサ以外にも様々な情報を取得するセンサを備えている。このため、本発明の集配支援システムでも、集配業者が利用することができる様々な機能を実現することができる。
<追加機能>
ここで、本発明を実施するための形態の集配支援システムにおける追加機能の一例について説明する。以下の説明においては、本発明を実施するための形態の集配支援システムにおける追加機能の一例として、電動二輪車1に乗車している配達員に、事故多発地点などの迂回すべき場所に対する注意を促すための注意喚起システムの一例について説明する。図10は、本発明の実施形態による集配支援システムの追加機能の一例である注意喚起システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。
本実施形態の注意喚起システム30は、第1の実施形態による集配支援システム10、または第2の実施形態による集配支援システム20の構成要素である携帯端末2に備えたセンサを利用することによって、集配支援システム10または集配支援システム20に追加することができる。そして、本実施形態の注意喚起システム30は、第1の実施形態による集配支援システム10、または第2の実施形態による集配支援システム20における集配ルートおよび集配予想時刻の算出と、並行して動作することができる。
以下の説明においては、本実施形態の注意喚起システム30におけるシステム構成において、図3に示した第1の実施形態の集配支援システム10、または図7に示した第2の実施形態の集配支援システム20と同様の構成要素には、同一の符号を用いて説明する。
本実施形態の注意喚起システム30は、携帯端末2と、サーバ3と、から構成される。なお、携帯端末2は、第1の実施形態の集配支援システム10、および第2の実施形態の集配支援システム20と同様に、電動二輪車1に備えたECU140と接続される(図4参照)。従って、電動二輪車1に備えたECU140と携帯端末2との接続に関する詳細な説明は省略する。
サーバ3には、事故多発地点、速度制限区間、不整地路地点などの迂回すべき場所に関する情報(以下、「迂回情報」という)が、道路情報サーバや後述する各携帯端末からの情報により、随時登録される。そして、サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた電動二輪車1の現在位置情報に基づいて、電動二輪車1の周辺で登録されている迂回情報を、移動体通信網を介して携帯端末2に送信する。
携帯端末2は、第1の実施形態の集配支援システム10および第2の実施形態の集配支援システム20と同様に、既存の移動体通信網を利用した携帯電話の機能と、携帯情報端末(PDA)の機能とを融合させた携帯端末(スマートフォン)である。
携帯端末2は、携帯端末2自体に備えるGPSなどの位置センサから、電動二輪車1の現在位置情報を取得し、取得した電動二輪車1の現在位置情報を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。また、携帯端末2は、携帯端末2自体に備える各種センサから、電動二輪車1の現在の走行状態の情報を取得し、取得した電動二輪車1の走行状態の情報を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。なお、以下の説明においては、電動二輪車1の走行状態の情報として、電動二輪車1が走行する路面の凸凹情報、および電動二輪車1の速度の情報を取得して送信するものとして説明する。
また、携帯端末2は、サーバ3から送信されてきた迂回情報に応じた表示を、携帯端末2に備えた表示部に表示することによって、電動二輪車1に乗車している配達員に、走行する際の注意を促す。
携帯端末2は、図10に示したように、位置センサ207と、センサ210と、迂回地域判定モジュール208と、警告表示モジュール209と、を備えている。また、センサ210は、ジャイロセンサ211と、加速度センサ(Gセンサ)212と、速度算出部(V算出部)213と、を備えている。なお、携帯端末2に備えたそれぞれのモジュールは、本実施形態の注意喚起システム30の機能を、携帯端末2のユーザ、すなわち、配達員に提供するアプリケーションを実現するためのソフトウェアモジュールであるが、これに限定されるものではなく、それぞれのモジュールの機能を実現するハードウェアモジュールであってもよい。
位置センサ207は、電動二輪車1の現在位置を検出し、検出した現在位置の情報(現在位置情報)を、迂回地域判定モジュール208に出力する。
ジャイロセンサ211は、携帯端末2の角度を検出することによって、路面の凸凹を検出し、検出した路面の凸凹の情報(以下、「路面凸凹情報」という)を、迂回地域判定モジュール208に出力する。
加速度センサ212は、携帯端末2の加速度を検出することによって、電動二輪車1の振動を検出し、検出した電動二輪車1の振動の情報(以下、「車体振動情報」という)を、迂回地域判定モジュール208に出力する。
なお、位置センサ207や、ジャイロセンサ211や、加速度センサ212は、携帯端末2の外部の装備品であって、携帯端末2に情報を伝えるもの、あるいは携帯端末2内のセンサの情報を補強する情報を伝えるものであってもよい。
速度算出部213は、例えば、位置センサ207からの現在位置情報に基づいて速度を算出することによって、電動二輪車1の速度を検出し、検出した電動二輪車1の速度の情報(以下、「車体速度情報」という)を、迂回地域判定モジュール208に出力する。なお、本発明を実施するための形態の集配支援システム(第1の実施形態の集配支援システム10および第2の実施形態の集配支援システム20)では、携帯端末2が電動二輪車1に備えたECU140と接続されている。そこで、速度算出部213が電動二輪車1の速度を検出する代わりに、携帯端末2が、電動二輪車1に備えた不図示の速度(スピード)センサから出力される電動二輪車1の速度の情報を、ECU140を介して取得し、取得した電動二輪車1の速度の情報を、車体速度情報として迂回地域判定モジュール208に出力する構成にすることもできる。
携帯端末2は、位置センサ207が出力した現在位置情報と、センサ210内のジャイロセンサ211が出力した路面凸凹情報、加速度センサ212が出力した車体振動情報、および速度算出部213が出力した車体速度情報のそれぞれ、あるいは、推奨経路に対しての迂回状況を、移動体通信網を介してサーバ3に送信する。なお、以下の説明においては、路面凸凹情報、車体振動情報、および車体速度情報をまとめて、「走行状態情報」という。
なお、位置センサ207は、定期的または常に、電動二輪車1の現在位置を検出する。これにより本実施形態の注意喚起システム30は、定期的または常に、集配ルートにおける電動二輪車1の走行位置を更新することができる。また、ジャイロセンサ211、加速度センサ212、および速度算出部213のそれぞれは、常に電動二輪車1の走行状態を検出する。これにより本実施形態の注意喚起システム30は、常に電動二輪車1の走行状態を監視することができる。また、携帯端末2に、配達員が迂回すべき場所で操作することにより、サーバ3に情報を伝える要回避情報伝達手段を設けてもよい。
サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた走行状態情報に基づいて、現在登録されている迂回すべき場所以外に追加して登録すべき新たな迂回すべき場所であるか否かを判定する。そして、サーバ3は、追加して登録すべき新たな迂回すべき場所であると判定した場所を、携帯端末2から送信されてきた現在位置情報に基づいて特定し、新たな迂回情報として追加登録する。
なお、サーバ3による新たな迂回すべき場所であるか否か判定は、現在走行している電動二輪車1の挙動によって判定する。例えば、走行状態情報に含まれる路面凸凹情報による路面の凸凹が、通常の走行状態と異なる状態が予め定められた時間以上続いた場合には、迂回すべき路面荒れが発生している場所として判定し、不整地路地点として追加登録する。また、例えば、走行状態情報に含まれる車体振動情報による電動二輪車1の振動が、平坦な道路を走行している走行状態と異なる振動になった状態が予め定められた時間以上続いた場合には、電動二輪車1に積んだ荷物を振動から保護するために、走行速度に注意が必要である速度制限区間として追加登録する。
迂回地域判定モジュール208は、位置センサ207が出力した現在位置情報に基づいて、現在走行している地域が、サーバ3に登録されている迂回すべき場所が存在する地域であるか否かを判定する。そして、現在走行している地域が迂回すべき場所が存在する地域であると判定した場合には、サーバ3から送信されてきた迂回情報を、警告表示モジュール209に出力する。
また、迂回地域判定モジュール208は、速度算出部213が出力した車体速度情報に基づいて、電動二輪車1が走行している速度を判定する。そして、現在走行している速度が予め定められた走行速度、または速度制限区間における走行速度を超えている場合には、走行速度が超過していることを表す情報(以下、「速度超過情報」という)を、警告表示モジュール209に出力する。
警告表示モジュール209は、迂回地域判定モジュール208から入力された迂回情報または速度超過情報に基づいて、携帯端末2自体に備えた表示部に注意を促すための表示(以下、「警告表示」という)表示することによって、電動二輪車1に乗車している配達員に、走行する際の注意を促す。
次に、本実施形態の注意喚起システム30における処理手順について説明する。図11は、本実施形態の集配支援システムの追加機能の一例である注意喚起システム30における処理手順を示したフローチャートである。
注意喚起システム30を利用した注意喚起を開始し、例えば、速度算出部213によって、携帯端末2が電動二輪車1の動き出しを検知すると、まず、ステップS300において、位置センサ207は、電動二輪車1の現在位置を検出し、現在位置情報を迂回地域判定モジュール208に出力する。また、携帯端末2は、位置センサ207が検出した電動二輪車1の現在位置情報を、サーバ3に送信する。その後、サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた現在位置情報に示された場所の周辺で登録されている迂回情報を、携帯端末2に送信する。
続いて、ステップS310において、センサ210内のそれぞれのセンサは、電動二輪車1の走行状態を監視する。そして、センサ210内のそれぞれのセンサは、検出した走行状態情報を、迂回地域判定モジュール208に出力する。
続いて、ステップS320において、迂回地域判定モジュール208は、入力された走行状態情報に含まれる車体速度情報に基づいて、電動二輪車1の現在の走行速度が、予め定められた速度以下であるか否かを判定する。この走行速度の判定は、例えば、携帯端末2が有するナビゲーション機能における地図情報の制限速度と、現在の走行速度とを比較するなどによって行われる。また、例えば、サーバ3から送信されてきた迂回情報に含まれる速度制限区間の制限速度と、現在の走行速度とを比較するなどによって行われる。
ステップS320において、電動二輪車1の現在の走行速度が、予め定められた速度以下でない場合(ステップS320のNO)には、ステップS330に進んで、速度超過情報を警告表示モジュール209に出力する。そして、警告表示モジュール209は、迂回地域判定モジュール208から入力された速度超過に対応した警告表示(速度警告表示)を行い、電動二輪車1に乗車している配達員に、走行速度に対する注意を促す。また、ステップS320において、電動二輪車1の現在の走行速度が、予め定められた速度以下でない場合(ステップS320のYES)には、ステップS340に進む。
続いて、ステップS340において、迂回地域判定モジュール208は、サーバ3から送信されてきた迂回情報に事故多発地点や不整地路地点などの、迂回すべき場所であることを表す登録データが含まれているか否かを判定する。
ステップS340において、サーバ3から送信されてきた迂回情報に迂回すべき場所であることを表す登録データが含まれている、すなわち、電動二輪車1の現在の走行位置の周辺に迂回すべき場所が存在する場合(ステップS340のYES)には、ステップS350に進んで、迂回情報(対象の登録データ)を警告表示モジュール209に出力する。そして、警告表示モジュール209は、迂回地域判定モジュール208から入力された迂回情報に対応した警告表示(走行警告表示)を行い、電動二輪車1に乗車している配達員に、迂回すべき場所に対する注意を促す。
また、ステップS340において、サーバ3から送信されてきた迂回情報に迂回すべき場所であることを表す登録データが含まれていない、すなわち、電動二輪車1の現在の走行位置の周辺に迂回すべき場所が存在しない場合(ステップS340のNO)には、ステップS360に進む。
続いて、ステップS360において、迂回地域判定モジュール208は、入力された走行状態情報(路面凸凹情報、車体振動情報、および車体速度情報)に基づいて、電動二輪車1が現在走行している地点が迂回すべき路面荒れが発生している場所であるか否か、すなわち、不整地路であるか否かを判定する。
ステップS360において、電動二輪車1が現在走行している地点が不整地路でない場合(ステップS360のNO)には、ステップS370において、迂回情報に登録されている登録データを抹消し、ステップS300に戻って、図11に示したステップS300〜ステップS360までの注意喚起の処理を繰り返す。
また、ステップS360において、電動二輪車1が現在走行している地点が不整地路である場合(ステップS360のYES)には、ステップS380に進んで、不整地路であると判定された走行状態情報(路面凸凹情報、車体振動情報、および車体速度情報)を、新たな迂回すべき場所の登録データとして、サーバ3に送信する。これにより、サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた走行状態情報に基づいて、現在登録されている迂回情報に追加して登録すべき新たな迂回すべき場所であるか否かの判定を行い、新たな迂回すべき場所であると判定された場合には、今回送信されてきた走行状態情報に応じた新たな迂回情報を、現在登録されている迂回情報に追加登録する。そして、ステップS300に戻って、図11に示したステップS300〜ステップS360までの注意喚起の処理を繰り返す。
なお、図11に示したステップS300〜ステップS380においては、位置センサ207およびセンサ210(ジャイロセンサ211、加速度センサ212、および速度算出部213)のそれぞれは、定期的または常に、それぞれの検出を行う。これにより、迂回地域判定モジュール208は、定期的または常に、電動二輪車1に乗車している配達員に注意を促すことができる。また、サーバ3は、携帯端末2から送信されてきた走行状態情報に基づいて、常に迂回情報を更新することができる。
ここで、電動二輪車1に乗車している配達員に注意を促すための警告表示を携帯端末2の表示部に表示する場合の一例を説明する。図12は、本実施形態の集配支援システムの追加機能の一例である注意喚起システム30における警告の表示方法の一例を示した図である。なお、図12に示した表示方法の一例は、携帯端末2が、図6に示した第1の実施形態の集配支援システム10における集配ルートを提示しているときに、警告表示を重畳させて表示部に表示する場合の表示画面の一例を示している。
図12(a)に示した表示画面の一例では、集配ルートの情報をナビゲーション機能に重畳させて表示している表示領域Aに、電動二輪車1の走行速度が超過していることを表す「速度オーバー」の速度警告表示Cを重畳させて表示している。
また、図12(b)に示した表示画面の一例では、集配ルートの情報をナビゲーション機能に重畳させて表示している表示領域Aに、迂回情報に含まれる登録データとして事故多発地点や不整地路地点などの、迂回すべき場所であることを表す登録データが含まれていた場合に、「注意走行地点」の走行警告表示Dを重畳させて表示している。
なお、警告表示は、図9に示した第2の実施形態の集配支援システム20における集配ルートを提示している表示画面に重畳させて表示することもできる。この場合には、図12に示した表示方法の一例と同様に、表示画面全体(図12では、表示領域Aの全体)に警告表示を重畳させて表示することもできるが、表示している集配ルート上に大きさを変えた(小さくした)警告表示を重畳させることによって、集配ルートのどの区間が迂回すべき場所であるかを配達員が認識できるように表示することもできる。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態の集配支援システムにおける追加機能の一例である注意喚起システム30では、携帯端末2が取得した電動二輪車1の走行位置情報に基づいて、サーバ3に登録されている過去に迂回すべき場所であると判定した場所であるか否かを判定する。これにより、過去に迂回すべき場所であると判定した場所を現在通行する電動二輪車1に乗車している配達員に、迂回すべき場所であることを通知することができ、より安全に集配をすることができる。
また、本発明を実施するための形態の集配支援システムにおける追加機能の一例である注意喚起システム30では、携帯端末2が取得した電動二輪車1の走行状態情報に基づいて、不整地路地点などの迂回すべき場所を判定する。そして、新たな迂回すべき場所としてサーバ3に追加登録する。これにより、次に同じ場所を通行する電動二輪車1に乗車している配達員に、迂回すべき場所であることを通知することができ、安全に集配をすることができる。
なお、第1の実施形態による集配支援システム10、または第2の実施形態による集配支援システム20では、迂回情報を参考にして集配ルートを算出することもできる。例えば、算出した集配ルートに振動によって荷物を破損してしまう可能性がある迂回すべき場所が含まれている場合には、その場所を迂回して集配先に向かうような集配ルートに変更することもできる。このとき、電動二輪車1に積んだ荷物の種類によって、参考にする迂回情報を選択してもよい。
なお、本発明を実施するための形態の集配支援システムにおける追加機能の一例である注意喚起システム30は、車体速度情報を携帯端末2に備えた速度算出部213から出力することもできる。すなわち、注意喚起システム30による注意喚起の処理は、携帯端末2を電動二輪車1に備えたECU140に接続していない場合でも実行することができる。従って、注意喚起システム30を適用することができる鞍乗り型車両は、電動二輪車1に限定されるものではなく、エンジンによって駆動される鞍乗り型車両にも適用することができる。また、集配業者以外の鞍乗り型車両の運転者とも、迂回すべき場所の情報を共有することができる。
なお、本実施形態においては、電動二輪車1に備えたECU140と携帯端末2との接続において、コネクタを利用した有線での接続の例を示したが、ECU140と携帯端末2との接続方法は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、ECU140と携帯端末2とを、例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの短距離無線通信や、WiFi(登録商標)などの無線LANで接続する構成にすることもできる。また、例えば、WPC規格などの電磁誘導を利用した非接触の充電とともに通信を行う構成にすることもできる。
なお、本発明を実施するための形態の集配支援システムを適用することができる鞍乗り型電動車両は、本実施形態において説明した低床フロアを有するスクータ型の鞍乗り型電動車両(電動二輪車1)に限定されるものではない。例えば、鞍乗り型電動車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)または四輪の車両も、本発明を実施するための形態の集配支援システムを適用することができる鞍乗り型電動車両に含まれる。
また、本実施形態においては、スマートフォンを携帯端末2として利用した場合について説明したが、本発明を実施するための形態の集配支援システムにおける携帯端末は、本実施形態において利用したスマートフォンに限定されるものではない。例えば、スマートフォンよりも一般的に大きなタッチパネルを備えた、いわゆる、タブレット端末を、集配支援システムにおける携帯端末として利用することもできる。
なお、第1の実施形態による集配支援システム10または第2の実施形態による集配支援システム20の構成要素である、サーバ3および集配管理端末4による処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、集配支援システムを使用した集配業務に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
1・・・電動二輪車(鞍乗り型電動車両)
104・・・スイングアーム(動力機関)
120・・・バッテリ
131・・・電動モータ
140・・・ECU(バッテリ残量検出手段)
160・・・BMU(バッテリ残量検出手段)
10,20・・・集配支援システム
2・・・携帯端末
201・・・集配場所登録モジュール
202・・・車両情報取得モジュール
203・・・位置情報取得モジュール
204・・・道路情報取得モジュール
205・・・集配ルート算出モジュール(ルート算出手段)
206・・・地図表示モジュール
207・・・位置センサ
208・・・迂回地域判定モジュール
209・・・警告表示モジュール
210・・・センサ
211・・・ジャイロセンサ
212・・・加速度センサ
213・・・速度算出部
3・・・サーバ(ルート算出手段、迂回情報サーバ)
4・・・集配管理端末(集配先登録手段)
5・・・顧客端末
6・・・道路情報サーバ
30・・・注意喚起システム

Claims (11)

  1. 動力機関(104)に電動モータ(131)を含む電動車両(1)の車体に取り付けられた携帯端末(2)に、荷物を集配する際に走行するルートを表示する集配支援システム(10,20)であって、
    前記荷物を集配する各集配先の情報と、該荷物を集配する範囲内に配置され、前記電動車両(1)に備えた前記電動モータ(131)を駆動するバッテリ(120)を充電することができる充電場所の情報とを登録し、該登録された前記集配先の情報と前記充電場所の情報とを出力する集配先登録手段(4)と、
    前記電動車両(1)が走行することができる走行可能距離に基づいて、前記集配先登録手段(4)から入力された各前記集配先を順番に経由する前記ルートを算出するルート算出手段(3,205)と、
    を備え、
    前記携帯端末(2)は、
    前記電動車両(1)に備えられ、前記バッテリ(120)に蓄えられた電力の残量を検出するバッテリ残量検出手段(140,160)から、前記走行可能距離に係る情報を取得し、
    前記ルート算出手段(3,205)は、
    前記走行可能距離に係る情報に基づいて、ルートの途中の前記充電場所において前記バッテリ(120)の充電を行うことを含めた前記ルートを算出し、該算出した前記ルートに基づいて、それぞれの前記集配先において前記荷物の集配を行う集配予想時刻を算出する、
    ことを特徴とする集配支援システム。
  2. 前記携帯端末(2)は、
    取得した前記走行可能距離に係る情報を、移動体通信網を介して前記ルート算出手段(3)に送信し、
    前記ルート算出手段(3)は、
    前記集配先登録手段(4)から入力された前記集配先の情報および前記充電場所の情報に基づいて前記ルートおよび前記集配予想時刻を算出し、該算出した前記ルートと前記集配予想時刻とを、前記移動体通信網を介して前記携帯端末(2)に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の集配支援システム。
  3. 前記携帯端末(2)は、さらに、
    該携帯端末(2)の位置の情報を、前記移動体通信網を介して前記ルート算出手段(3)に送信し、
    前記ルート算出手段(3)は、
    前記携帯端末(2)の位置の情報に基づいて、前記ルートおよび前記集配予想時刻を更新し、該更新した前記ルートおよび前記集配予想時刻を、前記移動体通信網を介して前記携帯端末(2)に送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の集配支援システム。
  4. 前記集配先登録手段(4)は、
    前記集配先の情報および前記充電場所の情報を、前記携帯端末(2)に出力し、
    前記携帯端末(2)は、
    該携帯端末(2)内に備えた前記ルート算出手段(205)によって、前記ルートと前記集配予想時刻とを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の集配支援システム。
  5. 前記携帯端末(2)内に備えた前記ルート算出手段(205)は、
    該携帯端末(2)の位置の情報に基づいて、前記ルートおよび前記集配予想時刻を更新する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の集配支援システム。
  6. 前記ルート算出手段(3,205)は、
    算出した前記集配予想時刻の情報を、それぞれの前記集配先の顧客端末(5)に送信する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1の項に記載の集配支援システム。
  7. 前記ルート算出手段(3,205)は、
    前記顧客端末(5)から送信されてきた、前記集配予想時刻に前記集配先に在宅しているか否かを表す在宅有無の情報を受信し、該在宅有無の情報が前記集配予想時刻に不在である場合には、該在宅有無の情報を送信してきた前記顧客端末(5)の前記集配先を後送りした前記ルートを算出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の集配支援システム。
  8. 前記携帯端末(2)は、
    該携帯端末(2)が有するナビゲーション機能の結果を、前記ルートおよび前記集配予想時刻の結果と共に表示する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の集配支援システム。
  9. 前記携帯端末(2)は、
    該携帯端末(2)が有するセンサによって、前記電動車両(1)の走行状態を検出し、検出した該電動車両(1)の走行状態の情報を、迂回すべき場所に関する情報が登録された迂回情報サーバ(3)に送信し、該迂回情報サーバ(3)から送信されてきた迂回すべき場所に関する情報に応じた警告の表示を、前記ルートに重畳して表示する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の集配支援システム。
  10. 前記携帯端末(2)は、
    該携帯端末(2)が有するセンサによって、前記電動車両(1)の走行速度を検出し、
    前記警告の表示をしているときに、検出した該電動車両(1)の走行速度が予め定めた閾値以上である場合、該電動車両(1)の速度を低下させる指示を、前記電動車両(1)に備えられた、該電動車両(1)の速度を制御する制御手段(140,130)に出力する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の集配支援システム。
  11. 前記電動車両(1)は、
    鞍乗り型電動車両(1)である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1の項に記載の集配支援システム。
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