JP2020050193A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率を低下させることなく車両に加わるダメージを低減させることが可能な運転支援装置を提供する。【解決手段】作業車両が走行した路面の位置情報と前記路面の劣化状況を示す路面劣化度とを関連付けられた情報である路面データテーブルおよび作業車両の走行が許容不可能な路面劣化度の限界値に基づいて、作業車両の走行が許容可能な路面であるか否かを判定し、作業車両の走行が許容不可能であると判定された路面が作業車両の操舵によって回避可能であるか否かを判定し、その結果をオペレータに通知する。【選択図】図8

Description

本発明は運転支援装置に係り、特に鉱山内に設けられた未舗装路面の凹凸状況に応じて作業車両の運転支援を行う運転支援装置に関する。
鉱山の採掘現場では、ダンプトラックなどの運搬車両が走行する路面は舗装されていないため、運搬車両が繰り返し走行することで、路面が劣化してくる。劣化した路面を走行すると、車体に大きな荷重が加わり、寿命を縮めることとなるため、路面の凹凸状況に応じて運搬車両の運転支援を行いたい要求がある。
運搬車両の運転支援を路面の凹凸状況に応じて行う従来例として、特許文献1には、車体に取り付けられたサスペンションの圧力をもとに車体に加わるダメージを計算し、ダメージが許容値を超える場合には減速指令を出してダメージを低減させると共に、ダメージの許容値が超えた場所を記憶しておき、その場所を通過する度に減速指令を出す記載がある。
特開平9−267663号公報
しかしながら、路面の凹凸が大きい場合には、減速して通過しても車体に加わるダメージの低減が不十分となる。また、より一層減速させれば、車体に加わるダメージを更に低減させることも可能ではあるが、運搬車両の走行速度の低下によって作業効率が低下してしまう。
そこで本発明は、前記実情に鑑み、作業効率を低下させることなく車両に加わるダメージを低減させることが可能な運転支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は特許請求の範囲に記載の構成を備える。その一例をあげるならば、本発明は、自己位置を検知する位置検知装置と、荷物の積載量を検知する重量検知装置と、走行速度を検知する速度検知装置とを備えた作業車両の運転を支援する運転支援装置であって、前記走行速度及び前記積載量に基づいて、前記作業車両の走行を許容するか否かの閾値である路面劣化度の限界値を算出する路面劣化度限界値算出部と、前記作業車両が走行する路面の位置情報と前記路面の前記路面劣化度とが関連付けられた情報である路面データテーブルを取得し、前記路面データテーブルと前記限界値とに基づいて、前記作業車両の走行が許容可能な路面であるか否かを判定する回避可否判定部と、前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面を前記作業車両の操舵によって回避可能であるか否かを判定する最終判定部と、前記最終判定部により前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面を前記作業車両の操舵によって回避不可能であると判定された場合に、前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面の前記路面劣化度及び前記作業車両の前記積載量に基づいて、前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面への走行を許容可能な前記作業車両の推奨走行速度を算出する推奨走行速度算出部と、を備え、前記回避可否判定部は、前記作業車両の走行が許容不可能な路面であると判定した場合に、前記路面に隣接する領域に前記作業車両の操舵によって移動可能であり、前記作業車両の走行を許容可能な路面が存在するか否かをさらに判定し、前記最終判定部は、前記回避可否判定部によって前記作業車両の走行が許容不可能であると判定され、かつ、前記路面に隣接する領域に前記作業車両の走行が許容可能な路面が存在すると判定された場合に、前記作業車両の走行が許容不可能であると判定された路面を前記作業車両の操舵によって回避可能であると判定することを特徴とする。
本発明によれば、作業効率を低下させることなく車両に加わるダメージを低減させることが可能な運転支援装置を提供することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
鉱山全体を示す概念図 運搬車両の構造を示す側面図 運転支援システムの構成を示すブロック図 路面データテーブルの情報構成を示す図 車体に加わるダメージの許容値に基づいたダメージテーブルの閾値曲線を示す図 運転支援装置のハードウェア構成を示すブロック図 限界路面劣化度算出処理の流れを示すフローチャート 路面データテーブルを2次元平面上にプロットしたものを例示した図 回避可否判定処理の流れを示すフローチャート 回避可否最終判定処理の流れを示すフローチャート 推奨走行速度算出処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一又は関連する符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態では、特に必要なとき以外は同一又は同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
<鉱山現場>
図1は、本発明の実施形態における鉱山現場の概略構成を示す図である。鉱山現場では、図1で示すように、掘削作業や積込作業等を行う複数台の積込機械1と、積込機械1で掘削された砕石や土砂等の掘削物を、積込機械1が位置する積込場から放土場へ運搬する複数の運搬車両2とが稼働している。運搬車両2が走行する路面は舗装されておらず、運搬車両2の重量が大きいため、運搬車両2の走行に伴い路面の劣化状況が悪化してくる。そのため、悪化した路面を修復する複数の整地車両3が稼働している。本実施形態では作業車両の例として運搬車両2を用いているが、作業車両は運搬車両2に限らず、ライトビークルであってもよい。
管理端末4は、無線中継局5を介し、積込機械1や運搬車両2や整地車両3等、鉱山内で稼働する車両の位置情報やセンサ情報などの稼働情報の収集や、各車両が走行した路面の状況に関する情報を管理する。鉱山管理者は管理端末4を介して、各積込機械や各作業車両の稼働情報をモニタリングしている。
<構成>
図2から図3を参照して、鉱山における運転支援システム6の構成について説明する。図2は、運搬車両2の構造を示す側面図である。図3は、運転支援システム6の構成を示すブロック図である。
運搬車両2は、車体フレーム201と、車体フレーム201の前方下部に回転可能に設けられた左右の前輪202FL、202FR(図2には前輪202FLのみ示している)と、車体フレーム201の後方下部に回転可能に設けられた左右の後輪202BL、202BR(図2には、後輪202BLのみ示している)と、車体フレーム201の後方上部にヒンジピン207を介して上下方向に回動可能に設けられた荷台203と、荷台203を回動させるホイストシリンダ208と、車体フレーム201の前方上部に設けられた運転室205とを備える。運転室205には、前輪202FL、202FRの舵角を制御するステアリング、運搬車両2を加速させるアクセルペダル、運搬車両2を制動するブレーキペダルなどが設けられている。後輪202BL、202BRにはそれぞれ走行モータ209L、209Rが取り付けられており、駆動力を発生する。
また、運搬車両2は、前輪202FL、202FR、後輪202BL、202BRのいずれかに取り付けられた車輪速センサなどの速度検知装置である速度センサ212を備える。さらに、車体フレーム201と前輪202FL、202FRとの間には、それぞれ、前輪側サスペンション204FL、204FR(図2には、前輪側サスペンション204FLのみ示している)が設けられており、車体フレーム201と後輪202BL、202BRとの間には、後輪側サスペンション204BL、204BR(図2には、後輪側サスペンション204BLのみ示している)が設けられている。
前輪側サスペンション204FL、204FR、および、後輪側サスペンション204BL、204BRは、それぞれが油圧シリンダで構成されており、それらの圧力を検出するサスペンション圧力センサ214FL、214FR、214BL、214BR(図3においては、まとめてサスペンション圧力センサ214と示している)が設けられている。
また、運搬車両2は、荷台203に積み込まれた積載物の積載量を測定する重量検知装置である重量センサ213と、GNSS衛星からGNSS衛星データを受信して自己位置を検知する位置検知装置である位置センサ215と、管理端末4との通信を行う車両側無線通信装置206と、運搬車両2の走行に際し路面の凹凸状況に応じて運転支援を行う運転支援装置216と、ディスプレイなどの報知装置217とを備える。なお、重量センサ213として、車体フレーム201に取り付けられたサスペンションの圧力を測定し、その値を荷台203に積み込まれた積載物の重量に変換する等、間接的に積載量を推定するものを用いてもよい。
速度センサ212、重量センサ213、サスペンション圧力センサ214及び位置センサ215は、図3に示すように、それぞれ運転支援装置216に接続される。
<運転支援装置>
運転支援装置216は、路面劣化度推定部221と、路面劣化度限界値算出部222と、フレームダメージデータテーブル記憶部223と、モータダメージデータテーブル記憶部224と、回避可否判定部225と、推奨走行速度算出部226と、検知対象距離算出部227と、最終判定部228と、地図データ記憶部230とを備える。運搬車両2として、例えば、鉱山用ダンプトラックは、サスペンション240FL、204FR、204BL、204BRを介して車輪202FL、202FR、202BL、202BR上に支持された車体フレーム201と、この車体フレーム201に回転可能に結合された荷台203で構成される。したがって、ダメージデータテーブルは、運搬車両2を1つの剛体として扱うことで得られる単一のダメージデータテーブルではなく、運搬車両2を構成する複数の要素にそれぞれ対応したダメージテーブルを持つことが望ましい。例えば、運搬車両2の複数の構成要素に対応したダメージデータテーブルとして、少なくとも、機械的な負荷が最も大きくかかる車体フレーム201と、路面の凹凸が直接伝達される走行モータ209L、209Rとは、それぞれ独立したダメージデータテーブルを持つことが望ましい。
路面劣化度推定部221は、速度センサ212、重量センサ213、サスペンション圧力センサ214からそれぞれ取得した値に基づいて、鉱山の路面の凹凸具合など路面の劣化状況、すなわち、路面劣化度を推定する。路面劣化度限界値算出部222は、重量センサ213および速度センサ212から取得した値に基づいて、路面における運搬車両2の走行を許容するか否かの閾値である路面劣化度の限界値を算出する。フレームダメージデータテーブル記憶部223は、路面劣化度と、運搬車両2の積載量と、運搬車両2の走行速度と、車体フレーム201に加わるダメージとの関連性が記述されたデータテーブルである。モータダメージデータテーブル記憶部224は、路面劣化度と、運搬車両2の積載量と、運搬車両2の走行速度と、運搬車両2の走行モータ209L、209Rに加わるダメージとの関連性が記述されたデータテーブルを記憶する不揮発性メモリである。回避可否判定部225は、運搬車両2の走行方向における劣化した路面が運搬車両2の操舵などの車両制御で回避可能であるか否かを判定し、判定結果を回避可否フラグ付き路面データテーブル260として出力する。推奨走行速度算出部226は、運搬車両2の走行方向の劣化した路面を回避可能な運搬車両2の走行速度を算出する。検知対象距離算出部227は、速度センサ212、重量センサ213、位置センサ215及び地図データ記憶部230に記憶された路面の地図データに基づいて、運搬車両2の走行方向において、劣化した路面があるか否かを検知する対象の距離である検知対象距離l_thを算出する。最終判定部228は、運搬車両2の走行方向の路面について、運搬車両2を操舵するなどの車両制御が必要であるか否か判定し、その結果を報知装置217に出力する。地図データ記憶部230は、鉱山の路面における坂道などの位置や斜度に関する情報を含む。
路面劣化度推定部221は、例えば、サスペンション圧力センサ214FL、214FR、214BL、214BRが出力する前輪側サスペンション204FL、204FR、後輪側サスペンション204BL、204BRの圧力の値のうち、いずれか1つの値が所定の範囲外にあり、かつ、残りの3つの値が所定の範囲内にある場合に、運搬車両2が走行している位置の路面の路面状況が劣化状態であると判定する。また、路面劣化度推定部221は、例えば、所定の範囲外にある圧力の値と所定の範囲との差が大きいほど、路面劣化度が高いと推定する。なお、路面劣化度推定部221は、サスペンション圧力センサ214FL、214FR、214BL、214BR以外のセンサの値によって、路面状況が劣化状態であるか否かを推定する構成としてもよい。
また、「路面状況が劣化状態である」とは、路面に轍が形成されているなどして運搬車両2が路面を走行すると車体フレーム201にねじれを生じさせる可能性がある路面状況のことである。また、路面の凹凸によって、運搬車両2の走行速度が低下したり、燃料消費量が増加したりする路面状況のことである。
<管理端末>
管理端末4は、運搬車両2等の鉱山内の車両と通信を行う管理側無線通信装置41と、サーバ42とを備える。また、サーバ42は、車両位置記憶装置421と、路面状況記憶装置422とを備える。車両位置記憶装置421は、鉱山内の車両から受信した運搬車両2等の鉱山内を走行する車両から受信した位置情報を記憶する。路面状況記憶装置422は、鉱山内の車両から受信した運搬車両2等の鉱山内を走行する車両から受信した位置情報と、当該車両から受信した路面劣化度とを関連付けて記憶する。
路面状況記憶装置422は、図4Aに示すように、運搬車両2等の鉱山内を走行する車両から受信した位置情報(稼働情報取得位置)、当該車両から受信した路面劣化度、および、当該車両によってこれらの情報が取得された時刻(稼働情報取得時刻)を関連付けたレコードを路面データテーブル250として記憶する。なお、路面データテーブル250は、複数の車両から受信したレコードを含んで構成されていてもよい。また、鉱山内を車両が走行している際には、一定周期で当該車両と通信を行ってレコードが継続して追加される構成である。また、任意の時間が経過したレコードを消去するように路面データテーブル250を構成してもよい。
回避可否フラグ付き路面データテーブル260は、図4Bに示すように、路面データテーブル250に含まれる各レコードに、回避可否フラグを付加して構成される。回避可否フラグは、運搬車両2の走行方向における路面状況が劣化状態である路面を運搬車両2が走行するに際して、運搬車両2の操舵などの車両制御によって、この路面状況が劣化状態である路面を回避可能であるか否かの判定結果を示すフラグである。回避可否フラグには、回避可能フラグ、回避不可フラグ、回避不要フラグのいずれかが設定される。
<ダメージデータテーブル>
図5に示すように、フレームダメージデータテーブル記憶部223は、路面劣化度と、運搬車両2の積載量と、運搬車両2の走行速度と、車体フレーム201に加わるダメージとの関連性が記述されたデータテーブルを記憶する不揮発性メモリである。図5Aは、荷台203に積載物が積載されていない、すなわち、荷台203が空荷時の運搬車両2の走行速度と路面劣化度とに基づく空荷時データテーブル61を示す図である。図5Bは、荷台203に積載物が積載されている、すなわち、積載時の運搬車両2の走行速度と路面劣化度とに基づく積載時データテーブル62を示す図である。
空荷時データテーブル61において、許容不可能曲線610は、荷台203が空荷時の運搬車両2が路面を走行した際に車体フレーム201に対して加わるダメージの許容値に基づいて定められる。ドットパターンで示される許容不可能領域611は、路面を走行した際に車体フレーム201に対して許容不可能なダメージが加わることを示している。白地で示される許容可能領域612は、路面を走行した際に車体フレーム201に対して加わるダメージが許容可能であることを示している。
積載時データテーブル62において、許容不可能曲線620は、荷台203が積載時の運搬車両2が路面を走行した際に車体フレーム201に対して加わるダメージの許容値に基づいて定められる。ドットパターンで示される許容不可能領域621は、路面を走行した際に車体フレーム201に対して許容不可能なダメージが加わることを示している。白地で示される許容可能領域622は、路面を走行した際に車体フレーム201に対して加わるダメージが許容可能であることを示している。
なお、フレームダメージデータテーブル記憶部223は、荷台203の積載量に応じて更なるデータテーブルを記憶する構成であってもよい。また、モータダメージデータテーブル記憶部224は、フレームダメージデータテーブル記憶部223と同様に、路面劣化度と、荷台203の積載量と、運搬車両2の走行速度と、運搬車両2の走行モータ209L、209Rに加わるダメージとの関連性が記述されたデータテーブルを記憶する不揮発性メモリである。フレームダメージデータテーブル記憶部223及びモータダメージデータテーブル記憶部224に記憶されるデータテーブルは、例えば、事前の実験或いはシミュレーションによって作成される。また、運転支援装置216は、運搬車両2の車体フレーム201及び運搬車両2の走行モータ209L、209Rに加わるダメージに関連するダメージデータテーブルを記憶する不揮発性メモリを備える以外に、例えば、運搬車両2が横転する危険性が高まる路面劣化度と、運搬車両2の走行速度との関係に基づいて、ダメージデータテーブルを記憶する不揮発性メモリを備える構成としてもよい。
管理端末4の管理側無線通信装置41及び運搬車両2の車両側無線通信装置206は、無線通信回線を介して通信接続され、本実施形態に係る運転支援システム6が構成される。
図6は、運転支援装置216のハードウェア構成を示すブロック図である。運転支援装置216は、CPU21、ROM22、RAM23、HDD24、入力インターフェース(I/F)25、出力I/F26を含み、これらがバス27を介して互いに接続された制御装置を用いて構成される。なお、管理端末4も運転支援装置216と同様のハードウェア構成を含む。図3に示す運転支援装置216が備える各機能部及びサーバ42が備える各機能部は、ROM22、RAM23、HDD24に記憶されたプログラムをCPU21が実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとが協働して実現されてもよいし、集積回路により実現されてもよい。また、ROM22、RAM23、HDD24は、記憶装置として機能する。
<処理>
図7から図10を参照して運転支援システム6の処理の概要について説明する。図7は、路面劣化度限界値算出部222が行う最小限界路面劣化度h_thを算出する最小限路面劣化度処理の概要を示すフローチャートである。運搬車両2が走行中、路面劣化度限界値算出部222は、運搬車両2の走行速度vnを速度センサ212から取得する(S701)。次に、路面劣化度限界値算出部222は、運搬車両2の荷台203に積載されている積載物の積載量を重量センサ213から取得する(S702)。ここで、例として、荷台203に積載物が積載されていない、すなわち、運搬車両2が空荷時であると仮定して、以後の説明を行う。
路面劣化度限界値算出部222は、フレームダメージデータテーブル記憶部223に記憶されているデータテーブルのうち、空荷時データテーブル61を選択し(S703)、S701で取得した運搬車両2の走行速度vn及び空荷時データテーブル61の許容不可能曲線610に基づいて限界路面劣化度h_th(i)を算出する(S704)。具体的に、路面劣化度限界値算出部222は、運搬車両2の走行速度vnに対応する許容不可能曲線610上の点を特定し、特定した点に対応する路面劣化度hnを限界路面劣化度h_th(i)として算出する。換言すれば、路面劣化度限界値算出部222は、許容不可能曲線610上において、運搬車両2の走行速度vnに対応する路面劣化度hnを限界路面劣化度h_th(i)として算出する。すなわち、路面劣化度限界値算出部222は、S704の処理において、限界路面劣化度h_th(i)=路面劣化度hnと算出する。
次に、路面劣化度限界値算出部222は、運転支援装置216に記憶されているその他全てのダメージデータテーブル、例えば、モータダメージデータテーブル記憶部224に記憶されたダメージデータテーブルについてもS703及びS704の処理を実行し、限界路面劣化度h_th(i)を算出する(S705)。以後の処理においては、繰り返し実行したS703からS705で算出した複数の限界路面劣化度h_ht(i)のうち、空荷時データテーブル61における限界路面劣化度h_th(i)=路面劣化度hnが最も小さい路面劣化度の値であったと仮定して説明を続ける。
路面劣化度限界値算出部222は、算出した限界路面劣化度h_th(i)のうち、最小の値の路面劣化度、すなわち、車体フレーム201が許容できる路面劣化度hnを最小限界路面劣化度h_thとして選択する(S706)。S706の処理において選択される最小限界路面劣化度h_thが、運搬車両2を構成する要素の中で最も弱い部品が許容できる路面劣化度である。そして、路面劣化度限界値算出部222は、運搬車両2の稼働情報、及び、S706において最小限界路面劣化度h_thとして選択した路面劣化度hnを回避可否判定部225に出力する(S707)。路面劣化度限界値算出部222は、S701からS707までの処理を一定周期で繰り返し実行し、回避可否判定部225に対して最小限界路面劣化度h_thを出力する。
回避可否判定部225は、路面状況記憶装置422に保存された路面データテーブル250の各レコードに対して、各レコードに対応する地点に路面状況が劣化状態である路面がある場合に、運搬車両2の稼働情報及び最小限界路面劣化度h_thの値(路面劣化度hn)に基づいて、路面上の劣化地点を運搬車両2の操舵によって回避可能であるかどうかの判定を行い、回避の可否もしくは不要のフラグを付加した回避可否フラグ付き路面データテーブル260を出力する。
図8は、路面状況記憶装置422に記憶されている路面データテーブル250を2次元平面上にプロットした平面図800である。平面図800においては、ポイント801からポイント813のそれぞれが、路面データテーブル250に記憶されている各レコードに対応している。例えば、路面データテーブル250のレコードをプロットすると、平面図800には、運搬車両2同士がすれ違い可能な程度の幅の走路上におけるポイント801からポイント813が示されると仮定する。
図9は、回避可否判定部225が実行する回避可否判定処理の流れを示すフローチャートである。回避可否判定部225は、路面状況記憶装置422に記憶された路面データテーブル250を車両側無線通信装置206を介して取得し(S901)、路面劣化度限界値算出部222から出力された最小限界路面劣化度h_thを取得する(S902)。次に、回避可否判定部225は、路面データテーブル250のi番目のレコードを選択し(S903)、i番目のレコードの路面劣化度h_iがS902で取得した最小限界路面劣化度h_th以上であるか否かを判定する(S904)。
i番目のレコードの路面劣化度h_iが最小限界路面劣化度h_thより小さい場合(S904/NO)、回避可否判定部225は、i番目のレコードに回避不要フラグを付加し(S905)、路面データテーブル250の他の未処理のレコードに対してS904からの一連の処理を実行する(S913)。
i番目のレコードの路面劣化度h_iがS902で取得した最小限界路面劣化度h_th以上である場合(S904/YES)、回避可否判定部225は、i番目のレコードの稼働情報を取得した位置の路面の路面状況が運搬車両2を構成する要素の中で最も弱い部品が許容できない劣化状態、すなわち、悪路であると判定する(S906)。ここでは、i番目のレコードにポイント804が対応すると仮定し、ポイント804が最小限界路面劣化度h_thを超える路面劣化度h_iを有するレコードが記憶されている平面図800上の地点であるとして以後の説明を行う。
次に、回避可否判定部225は、ポイント804に対して退避領域511を定義する(S907)。ポイント804を中心とした運搬車両2の進路ベクトル540に沿う方向の長さL_0、進路ベクトル540に直交する方向の幅W_0の領域を走行領域510としたとき、回避可否判定部225は、走行領域510に隣接(近傍)する退避領域511R、511Lを定義する。退避領域511Rは、走行領域510の右側に隣接する長さL_0、幅W_1で定義される領域である。退避領域511Lは、走行領域510の左側に隣接する長さL_0、幅W_1で定義される領域である。図8に示すように、退避領域511Rには、ポイント810からポイント812が含まれる。
次に、回避可否判定部225は、退避領域511L及び退避領域511Rに路面データテーブル250のレコードが含まれているか否かを検知する(S908)。退避領域511L及び退避領域511Rに路面データテーブル250のレコードが1つも含まれていない場合(S909/NO)、回避可否判定部225は、i番目のレコードに回避不可フラグを付加し(S912)、路面データテーブル250の他の未処理のレコードに対してS904からの一連の処理を実行する(S913)。
退避領域511L及び退避領域511Rに路面データテーブル250のレコードが1つ以上含まれている場合(S909/YES)、回避可否判定部225は、退避領域511L及び退避領域511Rに含まれる全てのレコードの路面劣化度h、すなわち、ポイント810からポイント812に対応する路面データテーブル250の各レコードの路面劣化度h_jが、S902で取得した最小限界路面劣化度h_th以下であるか否かを判定する(S910)。退避領域511L及び退避領域511Rに含まれる全てのレコードの路面劣化度h_jが最小限界路面劣化度h_th以下である場合(S910/YES)、回避可否判定部225は、i番目のレコードに回避可能フラグを付加し(S911)、路面データテーブル250の他の未処理のレコードに対してS904からの一連の処理を実行する(S913)。なお、図8の例において、退避領域511Rに含まれる全てのレコードの路面劣化度h_jが最小限界路面劣化度h_th以下であれば、運搬車両2は、平面図800上に示される経路520をたどることによって、悪路であるポイント804を回避して走行することができる。
一方で、退避領域511L及び退避領域511Rに含まれるレコードの路面劣化度h_jのうち、一つでも最小限界路面劣化度h_thより大きいものがある場合(S910/NO)、回避可否判定部225は、i番目のレコードに回避不可フラグを付加し(S912)、路面データテーブル250の他の未処理のレコードに対してS904からの一連の処理を実行する(S913)。
回避可否判定部225は、路面データテーブル250に含まれる全てのレコードに対してS904からの一連の処理を実行し(S913/YES)、劣化した路面を運搬車両2が走行するに際して、劣化した路面上の地点を運搬車両2の操舵などの車両制御で回避可能であるか否かの判定結果を示す回避可否フラグを路面データテーブル250に付加した回避可否フラグ付き路面データテーブル260を最終判定部228に出力する(S914)。
回避可否判定部225は、以上説明した処理を一定周期で繰り返し実行し、最終判定部228に対して回避可否フラグ付き路面データテーブル260を出力する。回避可否判定部225によって回避可否判定処理が実行されることによって、路面データテーブル250に含まれる全てのレコードに対して「回避可能フラグ」、「回避不可フラグ」、「回避不要フラグ」の何れかのフラグが付加され、これらのデータが回避可否フラグ付き路面データテーブル260として最終判定部228に出力される。
次に、検知対象距離算出部227が行う検知対象距離算出処理について説明する。検知対象距離算出部227は、鉱山の路面における坂道などの位置や斜度に関する情報が含まれる地図データ記憶部230から、対象となる路面の地図データを取得する。そして、検知対象距離算出部227は、取得した地図データと、重量センサ213から取得した荷台203の積載量wと、速度センサ212から取得した運搬車両2の走行速度vと、位置センサ215から取得した運搬車両2の位置情報とに基づいて、運搬車両2の自己位置から運搬車両2の走行方向に沿う路面において、悪路が存在するか否かを検知するための対象となる距離、すなわち、検知対象距離l_thを算出する。
検知対象距離算出部227は、運搬車両2の走行方向に悪路が存在した場合に、検知対象距離l_thを算出する。検知対象距離l_thは、運搬車両2の走行方向に沿う距離であって、運搬車両2の走行が許容不可能である路面が存在するか否かの検知対象となる距離である。また、検知対象距離l_thは、悪路を回避可能な動作を運搬車両2が行うための時間sを十分に確保できる距離に設定される。例えば、検知対象距離算出部227は、式(1)に基づいて検知対象距離l_thを算出する。
検知対象距離l_th={a×v×(1+bw)×(1+cg)+d}×s・・・式(1)
なお、a、b、c、d:定数、v:運搬車両2の走行速度v(m/秒)、w:荷台203の積載量(%)、g:路面の斜度(%)、s:時間(秒)とする。
このとき、検知対象距離算出部227は、運搬車両2の走行速度vが速いほど、荷台203の積載量wが大きいほど、悪路を回避可能な動作を運搬車両2が行うための時間sが長くなるように検知対象距離l_thを算出する。また、検知対象距離算出部227は、地図データで示される鉱山の路面が下り坂である場合には、悪路を回避可能な動作を運搬車両2が行うための時間sが長くなるように検知対象距離l_thを算出する。一方、地図データで示される鉱山の路面が上り坂である場合には、悪路を回避可能な動作を運搬車両2が行うための時間sが下り坂の場合より短くなるように検知対象距離l_thを算出する。なお、定数a、b、c、dは予め実験などによって求めておいた値を検知対象距離算出部227に記憶させておく。検知対象距離算出部227は、運搬車両2の走行中、一定周期ごとに検知対象距離l_thを繰り返し算出し、算出した検知対象距離l_thを最終判定部228に出力する。
図10は、最終判定部228が実行する最終判定処理の流れを示すフローチャートである。まず、最終判定部228は、位置センサ215から運搬車両2の位置情報を取得し(S1001)、回避可否判定部225から回避可否フラグ付き路面データテーブル260を取得する(S1002)。次に、最終判定部228は、検知対象距離算出部227から検知対象距離l_thを取得し、回避可否フラグ付き路面データテーブル260に含まれるレコードのうち、運搬車両2の走行方向の検知対象距離l_thに含まれるレコードを取得する(S1003)。
次に、最終判定部228は、S1003で取得したレコードに回避不可フラグが付加されているレコードが1つ以上あるか否かを判定する(S1004)。最終判定部228は、S1003で取得したレコードに回避不可フラグが付加されているレコードが1つ以上ある場合(S1004/YES)、推奨走行速度算出部226に推奨走行速度算出処理を実行させる(S1005)。なお、S1003で取得したレコードに回避不可フラグが付加されているレコードが1つ以上あるのは、運搬車両2の走行方向の路面上の悪路が、運搬車両2の操舵によって回避できない場合である。
図11は、推奨走行速度算出部226が実行する推奨走行速度算出処理の流れを示すフローチャートである。推奨走行速度算出部226は、回避不可フラグが付加されているレコードの路面劣化度hを取得する(S1101)。次に、推奨走行速度算出部226は、運搬車両2の荷台203に積載されている積載物の積載量を取得する(S1102)。ここで、例として、荷台203に積載物が積載されていない、すなわち、運搬車両2が空荷時であると仮定して、以後の説明を行う。
推奨走行速度算出部226は、フレームダメージデータテーブル記憶部223に記憶されているデータテーブルのうち、空荷時データテーブル61を選択し(S1103)、S1101で取得した回避不可フラグが付加されているレコードの路面劣化度h及び空荷時データテーブル61の許容不可能曲線610に基づいて、推奨走行速度vfrnを算出する(S1104)。具体的に、推奨走行速度算出部226は、回避不可フラグが付加されているレコードの路面劣化度hに対応する許容不可能曲線610上の点を特定し、特定したn番目の点に対応する走行速度vを推奨走行速度vfrnとして算出する。換言すれば、推奨走行速度算出部226は、許容不可能曲線610上において、回避不可フラグが付加されているn番目のレコードの路面劣化度hに対応する走行速度vを推奨走行速度vfrnとして算出する。
次に、推奨走行速度算出部226は、運転支援装置216に記憶されているその他全てのダメージデータテーブル、例えば、モータダメージデータテーブル記憶部224に記憶されているダメージデータテーブルについてもS703及びS704の処理を実行し、推奨走行速度vmrnを算出する(S1105)。以後の処理においては、繰り返し実行するS1103からS1105で算出した複数のダメージデータテーブルから得られた推奨走行速度vfr1、vmr1、・・・、vfrn、vmrnのうち、空荷時データテーブル61における最も小さい推奨走行速度vrminの値を用いて説明を続ける。
運転支援装置216に記憶されているダメージデータテーブルについて推奨走行速度vfr1、vmr1、・・・、vfrn、vmrnを算出すると、推奨走行速度算出部226は、算出した推奨走行速度vfr1、vmr1、・・・、vfrn、vmrnのうち、もっとも速度が遅いものを最小推奨走行速度vrminとして選択し(S1106)、選択した最小推奨走行速度vrminを最終判定部228に出力する(S1107)。このとき、推奨走行速度算出部226は、推奨走行速度vrminを最終判定部228に出力する。
図10のフローチャートに戻って説明を続ける。推奨走行速度算出部226から推奨走行速度vrminを受信すると、最終判定部228は、運搬車両2の走行方向の路面上に運搬車両2の操舵によって回避できない悪路があること及び悪路を走行する際の運搬車両2の推奨走行速度vrminを報知装置217に出力する(S1006)。報知装置217は、運搬車両2の走行方向の路面上に運搬車両2の操舵によって回避できない悪路があること及び悪路を走行する際の運搬車両2の推奨走行速度vrminを、運搬車両2のオペレータに報知する。なお、報知の方法はディスプレイへの情報の表示に限定されず、ランプの点灯や点滅でもよいし、スピーカによる音声の出力でもよい。
一方、S1004の処理において、S1003で取得したレコードに回避不可フラグが付加されているレコードが1つもない場合(S1004/NO)、最終判定部228は、S1003で取得したレコードのうち、回避可能フラグが付加されているレコードがあるか否かを判定する(S1007)。S1004の処理においてS1003で取得したレコードに回避不可フラグが付加されているレコードが1つもないのは、S1003で取得した全てのレコードに回避可能フラグか、もしくは、回避不要フラグが付加されている場合である。S1003で取得したレコードに回避可能フラグが付加されているレコードが1つもない場合(S1007/NO)、S1003で取得したレコードは全て回避不要フラグが付加されたレコードであるため、最終判定部228は、何れの情報を出力することなく本処理を終了する。
S1003で取得したレコードに回避可能フラグが付加されているレコードがあるのは、運搬車両2の走行方向の検知対象距離l_thに、運搬車両2の操舵によって回避可能な悪路がある場合である。このとき、例えば、図8に示すように、経路520をたどるように運搬車両2を操舵することによって、悪路を回避可能、すなわち、隣接する退避領域に移動可能であるが、経路520上に対向車両が存在する場合がある。
S1003で取得したレコードに回避可能フラグが付加されているレコードがある場合(S1007/YES)、最終判定部228は、車両位置記憶装置421に記憶された他の作業車両の位置情報である他車両情報を、車両側無線通信装置206を介して受信する(S1008)。車両側無線通信装置206は、他車両情報取得装置の一つである。最終判定部228は、S1008で取得した他車両情報に基づいて、運搬車両2の走行方向の検知対象距離l_thに他車両が存在するか否かを判定する(S1009)。運搬車両2の走行方向の検知対象距離l_thに他車両が存在する場合(S1009/YES)、最終判定部228は、推奨走行速度算出部226に推奨走行速度算出処理を実行させ(S1005)、運搬車両2の走行方向の路面上に運搬車両2の操舵によって回避できない悪路があること及び悪路を走行する際の運搬車両2の推奨走行速度vr1を報知装置217に出力する(S1006)。
一方、運搬車両2の走行方向の検知対象距離l_thに他車両が存在しない場合(S1009/NO)、最終判定部228は、運搬車両2の走行方向の検知対象距離l_thの悪路を運搬車両2の操舵によって回避可能であると判定し、運搬車両2の走行方向の路面上に運搬車両2の操舵によって回避可能な悪路があることを報知装置217に出力する(S1010)。報知装置217は、運搬車両2の走行方向の路面上に運搬車両2の操舵によって回避可能な悪路があることを、運搬車両2のオペレータに報知する。
S1010で報知された情報を見た運搬車両2のオペレータは、運搬車両2の走行方向の路面上の悪路を回避するように操舵することにより、悪路を走行することによって運搬車両2にダメージが加わることを回避することができる。
本実施形態では、作業車両に対して大きなダメージが加わる路面上の地点を、作業車両の走行速度を低下させることなく回避することができる。これにより、運搬効率を低下させることなく、鉱山で稼働する作業車両の運転支援を行うことが可能となる。
1:積込機械
2:運搬車両
3:整地車両
4:管理端末
5:無線中継局
6:運転支援システム
41:管理側無線通信装置
42:サーバ
206:車両側無線通信装置
212:速度センサ
213:重量センサ
214:サスペンション圧力センサ
215:位置センサ
216:運転支援装置

Claims (4)

  1. 自己位置を検知する位置検知装置と、荷物の積載量を検知する重量検知装置と、走行速度を検知する速度検知装置とを備えた作業車両の運転を支援する運転支援装置であって、
    前記走行速度及び前記積載量に基づいて、前記作業車両の走行を許容するか否かの閾値である路面劣化度の限界値を算出する路面劣化度限界値算出部と、
    前記作業車両が走行する路面の位置情報と前記路面の前記路面劣化度とが関連付けられた情報である路面データテーブルを取得し、前記路面データテーブルと前記限界値とに基づいて、前記作業車両の走行が許容可能な路面であるか否かを判定する回避可否判定部と、
    前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面を前記作業車両の操舵によって回避可能であるか否かを判定する最終判定部と、
    前記最終判定部により前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面を前記作業車両の操舵によって回避不可能であると判定された場合に、前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面の前記路面劣化度及び前記作業車両の前記積載量に基づいて、前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面への走行を許容可能な前記作業車両の推奨走行速度を算出する推奨走行速度算出部と、
    を備え、
    前記回避可否判定部は、
    前記作業車両の走行が許容不可能な路面であると判定した場合に、前記路面に隣接する領域に前記作業車両の操舵によって移動可能であり、前記作業車両の走行を許容可能な路面が存在するか否かをさらに判定し、
    前記最終判定部は、
    前記回避可否判定部によって前記作業車両の走行が許容不可能であると判定され、かつ、前記路面に隣接する領域に前記作業車両の走行が許容可能な路面が存在すると判定された場合に、前記作業車両の走行が許容不可能であると判定された路面を前記作業車両の操舵によって回避可能であると判定する
    ことを特徴とする運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置において、
    前記最終判定部は、
    前記路面上で前記作業車両と対向する他車両の位置情報を取得し、前記作業車両の走行方向に前記他車両が存在する場合に、前記作業車両の走行が許容不可能であると判定された路面を前記作業車両の操舵によって回避不可であると判定する
    ことを特徴とする運転支援装置。
  3. 請求項1に記載の運転支援装置において、
    前記作業車両の走行が許容不可能である路面が存在するか否かを前記作業車両の前記自己位置から前記作業車両の走行方向に沿う路面において検知するための対象距離を算出する検知対象距離算出部をさらに備え、
    前記最終判定部は、
    前記作業車両の前記自己位置から算出された前記対象距離における前記作業車両の走行方向に沿う路面について、前記作業車両の走行が許容不可能と判定された前記路面を前記作業車両の操舵によって回避可能であるか否かを判定する
    ことを特徴とする運転支援装置。
  4. 請求項1に記載の運転支援装置において、
    前記路面劣化度限界値算出部は、前記作業車両の構成要素に対応し、前記構成要素と前記限界値とが関連付けられた複数のダメージデータテーブルに基づいて前記限界値を算出する
    ことを特徴とする運転支援装置。
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