JP2013208832A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質を良好に保持しつつ、記録ヘッドの高速搬送を実現する。
【解決手段】プリンタ装置は、インク液滴を吐出する記録ヘッドを往復動させる一方、印字区間を記録ヘッドが通過する際には、記録ヘッドにインク液滴を吐出させることにより、用紙に画像を形成する。そして、キャリッジ搬送機構を制御してキャリッジ41に搭載された記録ヘッドを搬送路における折返し地点まで搬送する際には、折返し地点Peより上流の減速開始地点Pdから記録ヘッドが減速するようにキャリッジ搬送機構を制御するが、減速開始地点Pdと折返し地点Peとの間に位置する印字区間終了地点Paから折返し地点Peまでの減速非印字区間では、この減速非印字区間の減速度のピークが減速開始地点Pdから印字区間終了地点Paまでの区間である減速印字区間のピーク|Au|よりも高い|Al|となるようにキャリッジ搬送機構を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置としては、記録ヘッドを往復動させながらシートに画像を形成する画像形成装置が知られている。例えば、シートを副走査方向に所定量搬送しては、記録ヘッドを主走査方向に折返し地点まで搬送し、当該記録ヘッドの搬送時には、記録ヘッドにインク液滴を吐出させることにより、シートに画像を形成するインクジェットプリンタ等が知られている。
また、この種の画像形成装置に関する技術としては、記録ヘッドを搭載したキャリッジの加速度が過大となって、インクの吐出が不安定になってしまうのを抑えるために、PID制御器の出力に対して上限値を設ける技術が知られている(特許文献1参照)。この他、装置の小型化のために、記録ヘッドの搬送路を短くする一方、加減速時にも画像形成を行うようにした画像形成装置も知られている(特許文献2参照)。
特開2005−335259号公報 特開2010−120252号公報
ところで、シートへの画像形成時には、加速度を過大とするとインクの吐出が不安定となるといった理由から、モータの最大能力でキャリッジの加減速を行うことができない場合がある。そして、画像形成時に減速を伴う場合には、減速度をモータの最大能力に設定して、キャリッジを減速させることができずに、キャリッジの減速及び停止に時間を要する場合がある。このため、従来技術によれば、記録ヘッドを搭載したキャリッジの折返し搬送に要する時間を短くすることができず、シートへの画像形成に関する処理のスループットを向上させるのが難しい場合がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、シートに形成される画像の品質を良好に保持しつつ、記録ヘッドの搬送を高速に行うことができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の画像形成装置は、インク液滴を吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドを搬送するヘッド搬送機構と、制御手段と、を備える。制御手段は、記録ヘッドを搬送路に沿って往復動させるようにヘッド搬送機構を制御する一方、画像形成動作を実行すべき搬送路内の領域である画像形成領域を記録ヘッドが通過する際には、記録ヘッドにインク液滴を吐出させることにより、記録ヘッドに対向するシートに画像を形成する。
特に、この制御手段は、ヘッド搬送機構を制御して、記録ヘッドを搬送路における折返し地点まで搬送する際、折返し地点より上流の減速開始地点から記録ヘッドが減速するようにヘッド搬送機構を制御するが、減速開始地点と折返し地点との間に位置する画像形成領域の終端を基準に、当該画像形成領域の終端から折返し地点までの区間では、この区間
の減速度のピークが減速開始地点から当該画像形成領域の終端までの区間よりも高くなるようにヘッド搬送機構を制御する。
この制御手段は、例えば、往復動の過程において、ヘッド搬送機構を制御して記録ヘッドを折返し地点まで搬送する際、予め定められた減速開始地点から画像形成領域の終端まで、第一の加速度プロファイル(加速度軌跡)に従って記録ヘッドが減速するように、ヘッド搬送機構を制御し、画像形成領域の終端から折返し地点までは、減速度のピークが第一の加速度プロファイルよりも大きい第二の加速度プロファイル(加速度軌跡)に従って記録ヘッドが減速するように、ヘッド搬送機構を制御する構成にすることができる。
画像形成領域の終端よりも記録ヘッドの搬送方向上流に、減速開始地点がある場合には、記録ヘッドを減速させつつ、記録ヘッドにインク液滴を吐出させる必要があるが、インク液滴の吐出が行われる期間に、記録ヘッドを過大に減速させると、例えば、記録ヘッドが減速により傾いたりして、シートに形成される画像の品質が劣化する。従って、画質を考慮すると、インク液滴の吐出が行われる期間には、記録ヘッドの減速度を、過度に大きくすることは好ましくない。
但し、記録ヘッドの減速度が低いと、記録ヘッドの減速及び停止に時間を要してしまう。一方、インク液滴の吐出が行われない期間には、減速度を大きくしても、画質への影響はない又は少ない。
このため、本発明では、画像形成領域の終端から折返し地点まで記録ヘッドを搬送する際には、減速度のピークが、減速開始地点から画像形成領域の終端までの減速度のピークよりも高くなるようにして、大きな減速度で記録ヘッドを減速させる。
このように、本発明によれば、インク液滴の吐出を伴う減速か否かによって、異なる減速度を用いるので、シートに形成される画像の品質を良好に保持しつつ、モータの能力を有効活用して、記録ヘッドの搬送を高速に行うことができる。
尚、第二の加速度プロファイルとしては、ヘッド搬送機構の制御により実現可能な最大の減速度を、減速度のピークとした加速度プロファイルを採用することができる。この他、第二の加速度プロファイルとしては、減速度が、低下した後に上昇に転じてピークに到達し、その後ゼロまで低下する加速度プロファイルを採用することができる。この加速度プロファイルによれば、一旦減速度を低くするので、記録ヘッドを高速に搬送することができ、結果として、記録ヘッドが折返し地点に到達するまでの時間を短くすることができる。
また、加速度プロファイルとしては、減速度が低下してから上昇に転じるまでの過程において減速度がゼロの定速区間を含む加速度プロファイルを採用すると好ましい。このような定速区間を含む加速度プロファイルによれば、記録ヘッドの加減速に伴う制御誤差を定速区間で抑えることができ、高精度に記録ヘッドを折返し地点で停止させることができる。
また、制御手段は、ヘッド搬送機構を制御して記録ヘッドを折返し地点まで搬送する際、記録ヘッドが減速開始地点に到達するまでは、記録ヘッドが定速搬送されるようにヘッド搬送機構を制御する一方、減速開始地点が画像形成領域の終端より上流にあるか否かにより、減速開始地点到達以降において、異なる制御態様でヘッド搬送機構を制御する構成にすることができる。
即ち、制御手段は、減速開始地点が画像形成領域の終端より上流にある場合には、減速
開始地点から画像形成領域の終端まで、上記第一の加速度プロファイルに従って記録ヘッドが減速するようにヘッド搬送機構を制御し、画像形成領域の終端から折返し地点までは、上記第二の加速度プロファイルに従って記録ヘッドが減速するようにヘッド搬送機構を制御する構成にすることができる。
一方、制御手段は、減速開始地点が画像形成領域の終端又は終端より下流にある場合には、減速開始地点から折返し地点まで、上記第二の加速度プロファイルと同一の減速度のピークを示す第三の加速度プロファイルに従って記録ヘッドが減速するように、ヘッド搬送機構を制御する構成にすることができる。
更に言えば、上記第三の加速度プロファイルは、特定地点までの区間の減速度がゼロである加速度プロファイルとすることができ、特定地点から折返し地点までの区間において、第二の加速度プロファイルと同一の減速度のピークを示す加速度プロファイルとすることができる。即ち、第三の加速度プロファイルは、初期において記録ヘッドの減速を保留する減速保留区間を有する加速度プロファイルとすることができる。
減速動作を保留すれば、その後において記録ヘッドを急減速する必要が生じるが、インク液滴の吐出動作を伴わない領域での急減速については、画質への影響がない又は少ない。一方、減速動作を保留すれば、記録ヘッドを高速に搬送することができる。従って、このような加速度プロファイルに従って記録ヘッドを減速させる画像形成装置によれば、一層、高速に記録ヘッドを折返し地点まで搬送することができる。
プリンタ装置1の構成を表すブロック図である。 キャリッジ搬送機構40及び用紙搬送機構60の構成を表す図である。 キャリッジ搬送機構40の構成を表す平面図である。 減速開始地点Pdが印字区間終了地点Paよりも上流にある場合のキャリッジ41の折返し地点Pe周辺での加減速の態様を説明した図(A)、及び、減速開始地点Pdが印字区間終了地点Paに一致する場合のキャリッジ41の折返し地点Pe周辺での加減速の態様を説明した図(B)である。 減速開始地点Pdが印字区間終了地点Paよりも上流にある場合に設定される加速度プロファイル、速度プロファイル及び位置プロファイルの夫々が示す加速度指令値、速度指令値及び位置指令値の軌跡を記した図である。 減速開始地点Pdが印字区間終了地点Paよりも上流にある場合の加速度指令値、速度指令値及び位置指令値の軌跡を拡大して示した図である。 減速開始地点Pdが印字区間終了地点Pa又はそれよりも下流にある場合の加速度指令値の軌跡を拡大して示した図である。 主制御部10が実行する搬送設定処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
本実施例のプリンタ装置1は、所謂インクジェットプリンタであり、図1に示すように、主制御部10と、印字制御部20と、CRモータ制御部30と、搬送モータ制御部50と、を備える。
主制御部10は、CPU11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するROM13と、プログラム実行時に作業領域として使用されるRAM15と、を備え、ROM13が記憶するプログラムに従う処理をCPU11にて実行することにより、装置全体を統括制御する。例えば、主制御部10は、図示しないインタフェースを介して外部のパーソナルコンピュータ3と通信可能に接続されて、当該パーソナルコンピュータ3から入力さ
れる印刷対象の画像データに基づき、対応する画像が用紙に形成されるように装置各部を制御する。
一方、印字制御部20は、ヘッド駆動回路23を介して、記録ヘッド21によるインク液滴の吐出動作を制御するものである。プリンタ装置1が備える記録ヘッド21は、周知のインクジェットヘッドと同様の構成にされ、例えば、内蔵する圧電体の動作により、用紙に対向するノズル群からインク液滴を吐出する。また、プリンタ装置1が備えるヘッド駆動回路23は、印字制御部20から入力される制御信号に従って記録ヘッド21を駆動し、記録ヘッド21に当該制御信号に従う動作態様にてインク液滴を吐出させる。
また、CRモータ制御部30は、駆動回路33を介して、CRモータ31を制御するものである。プリンタ装置1が備える駆動回路33は、CRモータ制御部30からの制御信号に従う駆動電流をCRモータ31に印加して、CRモータ31を駆動する。
一方、プリンタ装置1が備えるCRモータ31は、直流モータで構成され、キャリッジ搬送機構40に取り付けられる。キャリッジ搬送機構40は、CRモータ31からの動力を受けて、記録ヘッド21を搭載するキャリッジ41を主走査方向に搬送する。このキャリッジ41には、キャリッジ41の主走査方向の移動に応じたパルス信号を出力するリニアエンコーダ35が取り付けられる。
CRモータ制御部30は、このリニアエンコーダ35の出力信号に基づいてキャリッジ41の位置P、速度V及び加速度Aを検出し、これらの検出値と、主制御部10から与えられた位置、速度、及び加速度の目標プロファイルの夫々が示す各時刻での位置指令値、速度指令値、及び加速度指令値とに基づいて、キャリッジ41が目標プロファイルに従って主走査方向に移動するように、CRモータ31をフィードバック制御する。これにより、CRモータ制御部30は、キャリッジ41(ひいては記録ヘッド21)の搬送制御を実現する。
また、搬送モータ制御部50は、駆動回路53を介して、搬送モータ51を制御するものである。プリンタ装置1が備える駆動回路53は、搬送モータ制御部50からの制御信号に従う駆動電流を搬送モータ51に印加して、搬送モータ51を駆動する。
一方、プリンタ装置1が備える搬送モータ51は、直流モータで構成され、用紙搬送機構60に取り付けられる。用紙搬送機構60は、搬送モータ51からの動力を受けて回転するローラ62,65(図2参照)の当該回転により、用紙Qを副走査方向に搬送する構成にされている。この用紙搬送機構60には、ローラ62,65の回転に応じたパルス信号を出力するロータリエンコーダ55が取り付けられる。
ここで、用紙搬送機構60の具体的構成について、図2を用いて説明する。本実施例の用紙搬送機構60は、用紙Qを下方から支持するプラテン61と、プラテン61より用紙搬送方向上流に設けられたローラ対であるメインローラ62及びピンチローラ63と、プラテン61より用紙搬送方向下流に設けられたローラ対である排紙ローラ65及びピンチローラ66と、を備える。各ローラ62,63,65,66は、主走査方向(図2紙面法線方向)に平行に設けられて、用紙Qを主走査方向とは直交する副走査方向に搬送可能に設置される。
この用紙搬送機構60は、メインローラ62と排紙ローラ65とが搬送モータ51からの動力を受けて同期回転する構成にされ、メインローラ62の回転により、上流から供給される用紙Qをメインローラ62とピンチローラ63との間に挟持して、これを記録ヘッド21による画像形成位置であるプラテン61の上方領域に搬送し、排紙ローラ65に到
達した用紙Qを、当該排紙ローラ65の回転により、排紙ローラ65とピンチローラ66との間に挟持して下流に排出する。メインローラ62には、例えば、図示しない給紙ローラの回転により、給紙トレイから用紙が供給される。給紙ローラは、例えば、搬送モータ51により駆動される。
上記ロータリエンコーダ55は、このように構成される用紙搬送機構60のメインローラ62の回転軸や搬送モータ51の回転軸等に取り付けられて、ローラ62,65の回転に応じたパルス信号を出力する。
搬送モータ制御部50は、このロータリエンコーダ55の出力信号に基づいて用紙の位置P、速度V及び加速度Aを検出し、これらの検出値と、主制御部10から与えられた位置、速度、及び加速度の目標プロファイルの夫々が示す各時刻での位置指令値、速度指令値及び加速度指令値と、に基づいて、用紙が目標プロファイルに従って副走査方向に移動するように、搬送モータ51をフィードバック制御する。このようなモータ制御により、搬送モータ制御部50は、用紙の搬送制御を実現する。
続いて、キャリッジ搬送機構40の構成について、図2及び図3を用いて具体的に説明する。本実施例のキャリッジ搬送機構40は、図3に示すように、駆動プーリ43と、従動プーリ44と、ベルト45と、主走査方向に延びるガイドレール47Aを含むフレーム47と、主走査方向に延びるフレーム49と、を備える。駆動プーリ43、及び、従動プーリ44は、例えば、用紙搬送方向(副走査方向)の下流側のフレーム47に配置される。
キャリッジ41は、この駆動プーリ43と従動プーリ44との間に巻き回されたベルト45に固定され、ベルト45を通じてCRモータ31からの動力を間接的に受けて主走査方向に移動する。駆動プーリ43には、CRモータ31がギヤを介して接続されており、駆動プーリ43は、CRモータ31から発生する動力を、ギヤを介して受けて回転する。この駆動プーリ43の回転によって、駆動プーリ43と従動プーリ44との間に巻き回わされたベルト45は、回転する。キャリッジ41におけるベルト45が固定される位置はフレーム47上となるため、キャリッジ41の重心よりも副走査方向下流側となっている。
一方、キャリッジ41は、ガイドレール47Aとフレーム49とに跨って設けられており、キャリッジ41の移動は、ガイドレール47Aによって、主走査方向に規制される。この構成により、CRモータ31が回転すると、キャリッジ41は、ベルト45の回転に連動して、主走査方向に移動する。また、キャリッジ41は、フレーム47,49によって上下方向に規制される。
ここで、ガイドレール47Aとキャリッジ41との関係について図2を用いて詳述する。図2には、キャリッジ41がフレーム47,49上に載置された状態を示し、図2において一点鎖線で囲う領域には、キャリッジ41の溝部411周辺の拡大図を示す。
図2に示すように、キャリッジ41は、下面において主走査方向に平行に形成された溝部411にガイドレール47Aが挿入されるようにして、当該フレーム47,49上に設置される。この状態で、フレーム47,49は、47Aキャリッジ41の下面と接触し、キャリッジ41を下方から上方に支持する。
また、溝部411には、バネの付勢力によりガイドレール47Aの側壁に押し付けられる、当該側壁に対して摺動可能な押付部412が設けられている。この押付部412は、バネの付勢力により、ガイドレール47Aに対するキャリッジ41の蛇行や傾きを抑える
機能を果たす。この構成により、本実施例のキャリッジ搬送機構40は、キャリッジ41を、精度よく主走査方向に搬送可能に構成される。
また、図2から理解できるように、キャリッジ41の上面には、主走査方向に平行な溝部419が設けられており、この溝部419には、上述したリニアエンコーダ35を構成するエンコーダスケール35Aが挿入される(図3参照)。また、この溝部419には、エンコーダスケール35Aを読み取るセンサ部35Bが設けられる。即ち、リニアエンコーダ35は、エンコーダスケール35A及びセンサ部35Bを備えた構成にされ、キャリッジ41の移動に伴って、センサ部35Bがエンコーダスケール35Aを読み取ることにより、センサ部35Bからキャリッジ41の主走査方向への移動に応じたパルス信号を出力する。
ところで、溝部411に設けられた押付部412が、バネの付勢力により、ガイドレール47Aに対するキャリッジ41の蛇行や傾きを抑える機能を果たす旨を上述したが、バネの付勢力には限界がある。このため、例えば、キャリッジ41の加速度が大きい場合には、バネの付勢力によりキャリッジ41の蛇行や傾きを抑えることができなくなってしまう。
例えば、本実施例では、キャリッジ41をベルト45により主走査方向に搬送するため、付勢力が外力に負けてしまうと、例えば、キャリッジ41のベルト45に連結された部分の近傍が加減速方向にひっぱられるような形で、キャリッジ41が主走査方向に傾いてしまう(図3一点鎖線内参照)。そして、このような傾き等が生じると、インク液滴の吐出位置に大きな誤差が生じて、用紙に形成される画像の品質が劣化する。
このような理由から、本実施例では、主走査方向に延びるキャリッジ41の搬送路の内、記録ヘッド21からインク液滴が吐出される領域である印字区間では、キャリッジ41の加減速を、CRモータ31により実現可能な最大加速度|Al|よりも低い加速度|Au|で行うようにしている。
以下、加速度を表す変数としてA,Au,Al等を用いるが、これらの変数は、加速を正値、減速を負値として定義する変数であるものとする。また、本願明細書において、加速度|Al|といった具合に、絶対値記号||を用いて加速度を説明する場合、その説明は、その加速度の大きさ(絶対値)について言及するものであると解釈されたい。また、用語「減速度」は、加速度の符号を反転させたもの、即ち、加速を負値、減速を正値として定義する値であるものとする。
続いて、本実施例のプリンタ装置1におけるキャリッジ41(記録ヘッド21)の搬送制御を含む印刷処理の態様について、その詳細を説明する。
本実施例によれば、周知のインクジェットプリンタと同様に、外部のパーソナルコンピュータ3から印刷対象の画像データが入力されると、主制御部10が、印刷処理を実行して、印刷対象の画像データに基づき、対応する画像が用紙に形成されるように装置各部を制御する。
具体的に、主制御部10は、用紙を副走査方向に所定量搬送しては、記録ヘッド21を主走査方向に折返し地点まで搬送し、当該記録ヘッド21の搬送時には、記録ヘッド21によるインク液滴の吐出動作により、印刷対象の画像データに基づくライン画像を用紙に形成するように、装置各部を制御する。主制御部10は、このような制御を繰り返し実行することにより、用紙に、一連のライン画像からなる印刷対象の画像データに基づく画像を形成する。
具体的に、各ライン画像の形成に当っては、搬送モータ制御部50に対し目標プロファイルを設定して、搬送モータ制御部50に、当該目標プロファイルに従う移動軌跡にて用紙が副走査方向に所定量搬送されるように、搬送モータ51をフィードバック制御させる。
また、用紙の搬送が完了すると、CRモータ制御部30に対し目標プロファイルを設定して、CRモータ制御部30に、当該目標プロファイルに従う移動軌跡にてキャリッジ41が折返し地点まで主走査方向に搬送されるように、CRモータ31をフィードバック制御させる。
そして、このキャリッジ41の搬送時には、印刷対象の画像データにおける該当ラインの画像データを印字制御部20に与えて、対応するライン画像が用紙に形成されるように、印字制御部20に、記録ヘッド21によるインク液滴の吐出動作を制御させる。尚、印字制御部20には、この吐出動作の制御のために、キャリッジ41の位置、速度及び加速度の情報が与えられる。
ところで、このインク液滴の吐出動作に関しては、インク液滴の用紙への着弾位置が吐出時における記録ヘッド21の速度の影響を受けることから、一般的には、キャリッジ41を定速搬送し、この定速搬送中に、記録ヘッド21にインク液滴の吐出動作を実行させる。但し、このような手法であると、記録ヘッド21によるインク液滴の吐出動作が行われる印字区間では、キャリッジ41を定速搬送する必要があり、キャリッジ41が印字区間を脱した後に、キャリッジ41の減速を開始しなければならず、印刷処理におけるキャリッジ41の主走査方向搬送路(以下「キャリッジ搬送路」と表現する。)を、用紙の幅よりも減速に必要な距離長く設定する必要がある。そして、このことが、装置サイズの小型化を阻害する。
このため、本実施例では、キャリッジ搬送路を短く設定する一方、図4(A)に示すように、キャリッジ41の折返し地点Peから、減速必要な距離を考慮した距離Du上流の地点を減速開始地点Pdとして定め、この減速開始地点Pdよりキャリッジ41の搬送方向下流に印字区間の終了地点Paがある場合には、減速開始地点Pdから印字区間終了地点Paまでは、キャリッジ41を減速させながら記録ヘッド21にインク液滴の吐出動作を実行させて、用紙に画像を形成する。
即ち、減速開始地点Pdに到達するまでは、キャリッジ41を定速搬送しつつ、記録ヘッド21にインク液滴を吐出させて、用紙に画像を形成するが、減速開始地点Pdから印字区間終了地点Paまでは、キャリッジ41を減速させながら記録ヘッド21にインク液滴を吐出させて、用紙に画像を形成する。以下では、減速開始地点Pdから印字区間終了地点Paまでのキャリッジ搬送路上の区間を、「減速印字区間」と表現する。
但し、減速印字区間では、上述したように減速度を過大なものとすると、キャリッジ41と共に記録ヘッド21が傾いてしまい、用紙に形成される画像の品質に悪影響が及ぶ。
このため、本実施例では、押付部412によるバネの付勢力を考慮し、記録ヘッド21が傾いて画質に悪影響が及ぶ可能性を十分に抑えることができる程度の加速度|Au|を、予め試験等で求め、この加速度|Au|を印字区間における加速度の限界値に設定している。
即ち、本実施例の減速印字区間(図5,6に示す区間[1])では、加速度のピークを|Au|に設定して、対応する加速度軌跡でキャリッジ41を減速させながら、記録ヘッド21にインク液滴を吐出させる。
図5には、本実施例におけるキャリッジ41の搬送開始地点からキャリッジ41が折返し地点Peに到達するまでの加速度指令値Aref、速度指令値Vref及び位置指令値Prefを実線により示し、参考例による加速度指令値Aref、速度指令値Vref及び位置指令値Prefを点線により示す。また、図6には、図5に示す加速度指令値Aref、速度指令値Vref及び位置指令値Prefについての、減速開始地点Pdから折返し地点Peまでの区間周辺の軌跡を拡大して示す。但し、図5,6における点線が欠けている時間領域における点線の軌跡は、実線と重なる軌跡であると解釈されたい。
上記減速開始地点Pdを定義する距離Duは、加速度ピークを|Au|とする、図5,6において点線で示す加速度軌跡で定速状態からキャリッジ41を減速させ停止させた場合にキャリッジ41が停止するまでの当該キャリッジ41の変位量に対応する。この距離Duは、定速状態での速度及び加速度ピーク|Au|ごとに、対応する距離が、図示しないレジスタ等に予め記憶されている。
また、参考例(点線)から理解できるように、印字区間終了地点Paから折返し地点Peまでの区間である減速非印字区間において、加速度ピーク|Au|の加速度軌跡でキャリッジ41を減速させると、緩やかにキャリッジ41を減速及び停止させることになり、キャリッジ41の停止までに必要な時間が長くなる。
このため、本実施例においては、減速非印字区間を、減速緩和区間(図5,6に示す区間[2])及び再定速区間(図5,6に示す区間[3])及び再減速区間(図5,6に示す区間[4][5])に分け、減速緩和区間及び再定速区間では一旦キャリッジ41の減速を止め、再定速区間に続く再減速区間(図5,6に示す区間[4][5])にて、CRモータ31により実現可能な最大加速度|Al|を加速度ピークとする加速度軌跡でキャリッジ41を再減速させることにより、減速開始地点Pdからキャリッジ41が停止するまでの時間を短くしている。
一方、本実施例においては、図4(B)に示すように、減速開始地点Pdが印字区間終了地点Paに一致する場合や、減速開始地点Pdが印字区間終了地点Paより下流にある場合、キャリッジ41が減速開始地点Pdに到達するまで、キャリッジ41を定速搬送し、キャリッジ41が減速開始地点Pdを通過した時刻T0から、図7に実線で示す加速度軌跡にて、キャリッジ41を減速させ、折返し地点Peでキャリッジ41を停止させるようにしている。
具体的に、本実施例では、キャリッジ41の停止までに必要な時間を抑えるために、定速状態から加速度ピーク|Al|でキャリッジ41を減速させて停止させるのに必要な距離Dl分、折返し地点Peから上流に遡った地点である減速開始限界点Pfにキャリッジ41が到達する時刻T7までは、減速開始地点Pdを通過しても減速を保留して、キャリッジ41の定速搬送を継続する。以下では、減速開始地点Pdから減速開始限界点Pfまでの区間(図7に示す区間[6])を減速保留区間と表現する。
そして、キャリッジ41が減速開始限界点Pfを通過した時点から加速度ピークを|Al|とする加速度軌跡でキャリッジ41を減速させ、キャリッジ41を折返し地点Peで停止させる(図7に示す区間[7][8])。本実施例では、このようにして各場合に対応した減速制御を実行することにより、キャリッジ41の減速及び停止に必要な時間を短縮する。
尚、折返し地点Peは、今回の印字区間及び次ラインの印字区間によって定まる。このため、印字区間終了地点Paからただちに加速度ピーク|Al|で減速停止させればよいというものではない点に注意されたい。
また、折返し地点Peから次ラインの画像形成のために行われるキャリッジ41の搬送制御に際しては、図4(A)、図4(B)及び図5に示すように、搬送開始地点である前ラインの折返し地点Peからキャリッジ41が定速搬送時の速度Vcに到達する地点まで、当該キャリッジ41を、加速度ピークを|Au|とする加速度軌跡で加速させる。但し、キャリッジ41が定速搬送時の速度Vcに到達する地点よりも上流に印字区間の開始地点がある場合(図4(A)参照)には、その開始地点から定速搬送制御の開始地点まで、キャリッジ41を加速させながら、記録ヘッド21にインク液滴の吐出動作を実行させる。本実施例では、このような搬送制御の態様にて、記録ヘッド21を搭載するキャリッジ41を主走査方向に往復動させつつ、印字区間においては記録ヘッド21にインク液滴を吐出させて、用紙に印刷対象の画像データに基づく画像を形成する。
続いて、図5〜図7に示したような搬送開始地点から折返し地点Peまでの目標プロファイル(加速度指令値Aref、速度指令値Vref及び位置指令値Prefの軌跡)をCRモータ制御部30に対し設定するために主制御部10が実行する搬送設定処理について、図8を用いて説明する。
図8に示す搬送設定処理を開始すると、主制御部10は、まず、今回目標プロファイルを設定する対象のキャリッジ41の搬送区間、及び、この搬送区間における印字区間を特定する(S110)。そして、この搬送区間の始点であるキャリッジ41の搬送開始地点(現在地点)から減速開始地点Pdまでの加速区間及び定速区間の目標プロファイルを、生成する(S120)。減速開始地点Pdは、上述したように搬送区間の終了地点である折返し地点Peより所定距離Du手前の地点である。
具体的に、S120では、加速区間及び定速区間の目標プロファイルとして、図5に示すような減速開始地点Pdまでの加速度指令値Aref(T)の軌跡を表す加速度プロファイル、図5に示すような減速開始地点Pdまでの速度指令値Vref(T)の軌跡を表す速度プロファイル、及び、図5に示すような減速開始地点Pdまでの位置指令値Pref(T)の軌跡を表す位置プロファイルを生成する。各プロファイルは、対応する指令値の時系列データとして構成することができる。
その後、主制御部10は、減速開始地点Pdが印字区間の終了地点Paよりもキャリッジ41の搬送方向上流にあるか否かを判断することにより、キャリッジ41の減速を伴うインク液滴の吐出動作が必要であるか否かを判断する(S130)。
そして、S130で肯定判断すると、加速度ピークを|Au|とする減速開始地点Pdから始まる減速印字区間の目標プロファイルを生成する(S140)。具体的には、印字区間に対して予め定められた加加速度|Ju|=Ju(>0)及び加速度限界値|Au|=Au(>0)を用いて、次の関数に従う減速印字区間(時刻T0<T≦T2)での加速度指令値Aref(T)の軌跡を表す加速度プロファイルを、上記目標プロファイルの一つとして生成する。加速度プロファイルは、加速度指令値Aref(T)の時系列データとして構成することができる。
Aref(T)=−Ju*(t−T0) (T0<T≦T1)
Aref(T)=−Au (T1<T≦T2)
ここで示す時刻Tは、搬送開始時刻をゼロとした時刻であり、時刻T0は、減速開始地点Pdにキャリッジ41が到達する時刻を表し、時刻T1は、加速度指令値Aref(T)が−Auに到達する時刻T1=T0+Au/Juを表し、時刻T2は、キャリッジ41が印字区間終了地点Paに到達する時刻を表す。また、印字区間での加加速度|Ju|は、加速度ピーク|Au|と同様に試験等によって、用紙に形成される画像の品質に悪影響
が及ばない程度の加加速度に定められる。
更に、主制御部10は、この加速度指令値Aref(T)を時間積分することで、上記目標プロファイルの一つとして、減速印字区間(時刻T0<T≦T2)における速度指令値Vref(T)の軌跡を表す速度プロファイルを生成する。
Vref(T)=∫Aref(T)dt+Vc (T0<T≦T2)
但し、積分区間は[T0,T]であり、速度指令値Vref(T)は、キャリッジ41の搬送方向に正値を採るものとする。この速度プロファイルは、速度指令値Vref(T)の時系列データとして構成することができる。また、上式における変数Vcは、時刻T0でのキャリッジ41の速度、即ち、定速区間におけるキャリッジ41の速度を表す。
この他、主制御部10は、この速度指令値Vref(T)を時間積分することで、上記目標プロファイルの一つとして、減速印字区間(時刻T0<T≦T2)における位置指令値Pref(T)の軌跡を表す位置プロファイルを生成する。
Pref(T)=∫Vref(T)dt+Pd (T0<T≦T2)
但し、積分区間は[T0,T]であり、位置指令値Pref(T)は、キャリッジ41の搬送方向に正値を採るものとする。この位置プロファイルは、位置指令値Pref(T)の時系列データとして構成することができる。また、上式における変数Pdは、搬送開始地点を原点とした減速開始地点Pdの位置座標を表す。以下、各地点に付した符号を式内で変数として用いるときは、その変数が、該当地点の位置座標を表すものとする。
また、S140の実行後には、減速印字区間に続く減速緩和区間(図5,6に示す区間[2])の目標プロファイルを生成する。具体的には、非印字区間に対して予め定められた加加速度|Jl|=Jl(>Ju)を用いて、次の関数に従う加速度指令値Aref(T)の軌跡を表す加速度プロファイルを生成する(S150)。
Aref(T)=Jl*(t−T2)−Au (T2<T≦T3)
但し、時刻T3は、加速度指令値Aref(T)がゼロに到達する時刻T3=T2+Au/Jlを表す。また、非印字区間での加加速度|Jl|は、CRモータ31により実現可能なキャリッジ41の最大加加速度に定められる。
また、主制御部10は、この加速度指令値Aref(T)を時間積分して、減速緩和区間(時刻T2<T≦T3)における速度指令値Vref(T)の軌跡を表す速度プロファイルを生成し、更に、速度指令値Vref(T)を時間積分して、減速緩和区間(時刻T2<T≦T3)における位置指令値Pref(T)の軌跡を表す位置プロファイルを生成する。積分区間は[T2,T]である。
Vref(T)=∫Aref(T)dt+Va (T2<T≦T3)
Pref(T)=∫Vref(T)dt+Pa (T2<T≦T3)
但し、上式で用いる変数Vaは、印字区間終了地点Pa=Pref(T2)でのキャリッジ41の速度指令値Va=Vref(T2)を表す。
また、S150の実行後には、減速緩和区間に続く再定速区間(図5,6に示す区間[3])の目標プロファイルを生成する(S160)。再定速区間に続く再減速区間でのキャリッジ41の変位量Drdは、再定速区間でのキャリッジ41の速度Vrc=Vref(T3)によって一意に定まる。
このため、再減速区間でのキャリッジ41の変位量Drdと、再定速区間の開始地点に
おける折返し地点Peまでの残り搬送量Drs=(Pe−Pref(T3))とから、再定速区間で搬送すべきキャリッジ41の搬送量Drc=Drs−Drdを算出し、この搬送量Drcと再定速区間でのキャリッジ41の速度Vrcとから、再定速区間の時間長ΔTrc=Drc/Vrcを算出し、次の関数に従う再定速区間(時刻T3<T≦T4=T3+ΔTrc)における加速度指令値Aref(T)、速度指令値Vref(T)及び位置指令値Pref(T)の目標プロファイル(加速度プロファイル、速度プロファイル及び位置プロファイル)を生成する。
Aref(T)=0 (T3<T≦T4)
Vref(T)=Vrc=Vref(T3) (T3<T≦T4)
Pref(T)=Vrc*(T−T3)+Pref(T3) (T3<T≦T4)
尚、本実施例では、再定速区間で搬送すべきキャリッジ41の搬送量Drcが必ずゼロ以上となる環境を想定している。
また、S160での処理後には、加速度ピークを|Al|(>|Au|)とする再定速区間に続く再減速区間(図5,6に示す区間[4][5])の目標プロファイルを生成する(S170)。具体的には、非印字区間での加加速度|Jl|及び加速度限界値|Al|=Al(>Au)を用いて、次の関数に従う加速度指令値Aref(T)についての目標プロファイル(加速度プロファイル)を生成する。
Aref(T)=−Jl*(t−T4) (T4<T≦T5)
Aref(T)=Jl*(t−T5)−Al (T5<T≦Te)
但し、時刻T5は、加速度指令値Aref(T)が減速側のピークである−Alに到達する時刻T5=T4+Al/Jlを表し、時刻Teは、キャリッジ41が折返し地点Peに到達する時刻Te=T4+2*Al/Jlを表す。
また、この加速度指令値Aref(T)を時間積分して、再減速区間(時刻T4<T≦Te)における速度指令値Vref(T)についての目標プロファイル(速度プロファイル)を生成し、速度指令値Vref(T)を時間積分して、再減速区間(時刻T4<T≦Te)における位置指令値Pref(T)についての目標プロファイル(位置プロファイル)を生成する。積分区間は[T4,T]である。
Vref(T)=∫Aref(T)dt+Vrc (T4<T≦Te)
Pref(T)=∫Vref(T)dt+Pref(T4) (T4<T≦Te)
その後、主制御部10は、このように生成した時刻T=0から時刻T=Teまでの目標プロファイルを、CRモータ制御部30に設定し、CRモータ制御部30に、当該目標プロファイルに従うフィードバック制御を開始させて(S190)、当該搬送設定処理を終了する。これにより、キャリッジ41は、図5,6に示す目標プロファイルに従う加速度軌跡、速度軌跡及び位置軌跡にて折返し地点Peまで搬送される。また、このキャリッジ41の搬送時、主制御部10は、印字制御部20を通じて印字区間において記録ヘッド21にインク液滴の吐出動作を実行させて、用紙に印刷対象の画像データに基づくライン画像を形成する。
一方、S130で否定判断すると、主制御部10は、S180に移行し、減速開始地点Pdから始まる減速保留区間(図7に示す区間[6])及びそれに続く減速区間(図7に示す区間[7][8])の目標プロファイルを生成する。
上述したように減速保留区間の終了地点は、定速区間でのキャリッジ41の速度V=Vc=Vref(T0)によって一意に定まる減速開始限界点Pfである。このため、まずは、減速保留区間で搬送すべきキャリッジ41の搬送量Dk=(Pf−Pd)を算出し、
この搬送量Dkと定速区間でのキャリッジ41の速度Vcとから、減速保留区間の時間長ΔTk=Dk/Vcを算出する。そして、減速保留区間の目標プロファイルとして、次の関数に従う加速度指令値Aref(T)、速度指令値Vref(T)、及び位置指令値Pref(T)についての目標プロファイル(加速度プロファイル、速度プロファイル及び位置プロファイル)を生成する。
Aref(T)=0 (T0<T≦T7)
Vref(T)=Vc (T0<T≦T7)
Pref(T)=Vc*(T−T0)+Pd (T0<T≦T7)
但し、ここでの時刻T7は、キャリッジ41が減速開始限界点Pfに到達する時刻T7=T0+ΔTkである。
また、減速保留区間に続く減速区間の目標プロファイルとして、次の関数に従う加速度指令値Aref(T)、速度指令値Vref(T)、及び位置指令値Pref(T)についての目標プロファイルを生成する。
Aref(T)=−Jl*(t−T7) (T7<T≦T8)
Aref(T)=Jl*(t−T8)−Al (T8<T≦Te)
Vref(T)=∫Aref(T)dt+Vc (T7<T≦Te)
Pref(T)=∫Vref(T)dt+Pf (T7<T≦Te)
但し、時刻T8は、加速度指令値Aref(T)が減速側のピークである−Alに到達する時刻T8=T7+Al/Jlを表し、時刻Teは、キャリッジ41が折返し地点Peに到達する時刻Te=T7+2*Al/Jlを表す。
その後、主制御部10は、このように生成した時刻T=0から時刻T=Teまでの目標プロファイルを、CRモータ制御部30に設定し、CRモータ制御部30に、当該目標プロファイルに従うフィードバック制御を開始させて(S190)、当該搬送設定処理を終了する。これにより、キャリッジ41は、図7に示す目標プロファイルに従う加速度軌跡、速度軌跡及び位置軌跡にて折返し地点Peまで搬送される。
以上、本実施例のプリンタ装置1の構成及び動作について説明したが、本実施例のプリンタ装置1によれば、キャリッジ搬送機構40を制御して記録ヘッド21をキャリッジ搬送路における折返し地点Peまで搬送する際、折返し地点Peより上流の減速開始地点Pdから記録ヘッド21が減速するようにキャリッジ搬送機構40を制御するが、減速開始地点Pdと折返し地点Peとの間に位置する印字区間終了地点Paを基準に、印字区間終了地点Paから折返し地点Peまでの減速非印字区間では、この区間の減速度のピークが減速開始地点Pdから印字区間終了地点Paまでの区間である減速印字区間よりも高くなるようにキャリッジ搬送機構40を制御する。
即ち、減速印字区間では、図5,6に示す区間[1]の加速度プロファイルに従って記録ヘッド21が減速するように、キャリッジ搬送機構40を制御し、減速非印字区間では、減速度のピークがより大きい図5,6に示す区間[2]〜[5]の加速度プロファイルに従って記録ヘッド21が減速するように、キャリッジ搬送機構40を制御する。
このように、本実施例によれば、非印字区間において印字区間と同様の加速度ピーク|Au|を用いた減速では、記録ヘッド21の減速及び停止に時間を要してしまう欠点を、減速非印字区間における加速度ピークを、画質の影響を考慮した加速度ピーク|Au|ではなく、CRモータ31により実現可能な最大の加速度(減速度)|Al|に設定することで解消し、高速にキャリッジ41及び記録ヘッド21を、減速開始地点Pdから折返し地点Peまで搬送して停止できるようにした。
従って、本実施例によれば、画質を良好に保持しつつ、記録ヘッド21を折返し地点Peまで高速に搬送することができ、印刷処理のスループットを向上させることができる。即ち、本実施例によれば、ユーザに対し、画質、高速性、及び装置サイズの点で優れたプリンタ装置1を提供することができる。
また、本実施例によれば、図5,6における区間[2]〜[5]の加速度指令値Aref(T)の軌跡から理解できるように、減速非印字区間では、減速度を一旦落としてゼロにした後に、減速度を再度上昇させて、キャリッジ41及び記録ヘッド21を急減速させるようにした。従って、本実施例によれば、減速非印字区間の初期において、キャリッジ41及び記録ヘッド21を高速に搬送することができ、結果として、高速にキャリッジ41及び記録ヘッド21を、減速開始地点Pdから折返し地点Peまで搬送して停止させることができる。
また、本実施例によれば、再減速区間の直前に再定速区間(図5,6に示す区間[3])を設けることで、減速によるキャリッジ速度の揺動(制御誤差)を、この再定速区間で抑えた後、キャリッジ41を再減速させることができるようにした。従って、本実施例によれば、高精度にキャリッジ41及び記録ヘッド21を折返し地点Peで停止させることができる。
また、本実施例によれば、図4(B)に示すように減速開始地点Pdが印字区間終了地点Pa又はこれより下流にある場合には、減速開始地点Pdから折返し地点Peまで、減速度のピークが|Al|である図7に示す区間[6][7][8]の加速度プロファイルに従ってキャリッジ41及び記録ヘッド21が減速するように、プリンタ装置1を構成した。そして、特に、キャリッジ41及び記録ヘッド21が減速開始地点Pdから減速開始限界点Pfに到達するまでは、キャリッジ41の減速を保留し、キャリッジ41及び記録ヘッド21が減速開始限界点Pfに到達した時点から、図7に示す区間[7][8]の加速度プロファイルに従って、加速度ピーク|Al|でキャリッジ41及び記録ヘッド21が減速するように、プリンタ装置1を構成した。従って、本実施例によれば、減速開始地点Pdが印字区間終了地点Pa又はこれより下流にある場合でも、キャリッジ41及び記録ヘッド21を、減速開始地点Pdから折返し地点Peまで高速に搬送して停止させることができる。
ところで、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例としては、用紙を副走査方向に搬送しては記録ヘッド21を主走査方向に搬送して、用紙に画像を形成するプリンタ装置1を例示したが、用紙の同じ領域に対し、記録ヘッド21を主走査方向に何回か往復動させつつ記録ヘッド21にインク液滴の吐出動作を実行させることによって、用紙に画像を形成するプリンタ装置に対しても、本発明は、適用することができる。
また、上記実施例によれば、減速緩和区間(図5,6に示す区間[2])で減速度をゼロまで低下させるようにしたが、減速度が負になるまで減速度を下げるようにしてもよい。即ち、減速非印字区間の初期では、一旦キャリッジ41の減速を止めて、キャリッジ41を加速状態に移行させてもよい。
最後に、用語間の対応関係について説明する。本実施例のキャリッジ搬送機構40は、記録ヘッドを搬送するヘッド搬送機構の一例に対応し、印字制御部20、CRモータ制御部30、及び、これら印字制御部20及びCRモータ制御部30を通じて記録ヘッド21によるインク液滴の吐出制御及びキャリッジ41の搬送制御を実現する主制御部10は、ヘッド搬送機構及び記録ヘッドを制御する制御手段の一例に対応する。
1…プリンタ装置、3…パーソナルコンピュータ、10…主制御部、20…印字制御部、21…記録ヘッド、23…ヘッド駆動回路、30…CRモータ制御部、31…CRモータ、33,53…駆動回路、35…リニアエンコーダ、35A…エンコーダスケール、35B…センサ部、40…キャリッジ搬送機構、41…キャリッジ、43…駆動プーリ、44…従動プーリ、45…ベルト、47,49…フレーム、47A…ガイドレール、50…搬送モータ制御部、51…搬送モータ、55…ロータリエンコーダ、60…用紙搬送機構、61…プラテン、62…メインローラ、65…排紙ローラ、411,419…溝部、412…押付部、Pa…印字区間終了地点、Pd…減速開始地点、Pe…折返し地点、Pf…減速開始限界点

Claims (6)

  1. インク液滴を吐出する記録ヘッドと
    前記記録ヘッドを搬送するヘッド搬送機構と、
    前記記録ヘッドを搬送路に沿って往復動させるように前記ヘッド搬送機構を制御する一方、画像形成動作を実行すべき前記搬送路内の領域である画像形成領域を前記記録ヘッドが通過する際には、前記記録ヘッドにインク液滴を吐出させることにより、前記記録ヘッドに対向するシートに画像を形成する制御手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記往復動の過程において、前記ヘッド搬送機構を制御して前記記録ヘッドを折返し地点まで搬送する際には、前記折返し地点より上流の減速開始地点から前記画像形成領域の終端まで、第一の加速度プロファイルに従って前記記録ヘッドが減速するように、前記ヘッド搬送機構を制御し、前記画像形成領域の終端から前記折返し地点までは、減速度のピークが前記第一の加速度プロファイルよりも大きい第二の加速度プロファイルに従って前記記録ヘッドが減速するように、前記ヘッド搬送機構を制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第二の加速度プロファイルは、前記減速度が、低下した後に上昇に転じて前記ピークに到達し、その後ゼロまで低下する加速度プロファイルであること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第二の加速度プロファイルは、前記減速度が低下してから前記上昇に転じるまでの過程において前記減速度がゼロの定速区間を含む加速度プロファイルであること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第二の加速度プロファイルは、前記ヘッド搬送機構の制御により実現可能な最大の減速度を、前記減速度のピークとして示す加速度プロファイルであること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記ヘッド搬送機構を制御して前記記録ヘッドを前記折返し地点まで搬送する際、前記記録ヘッドが前記減速開始地点に到達するまでは、前記記録ヘッドが定速搬送されるように前記ヘッド搬送機構を制御し、前記記録ヘッドが前記減速開始地点に到達すると、
    前記減速開始地点が前記画像形成領域の終端より上流にある場合には、前記減速開始地点から前記画像形成領域の終端まで、前記第一の加速度プロファイルに従って前記記録ヘッドが減速するように前記ヘッド搬送機構を制御し、前記画像形成領域の終端から前記折返し地点までは、前記第二の加速度プロファイルに従って前記記録ヘッドが減速するように、前記ヘッド搬送機構を制御し、
    前記減速開始地点が前記画像形成領域の終端又は当該終端より下流にある場合には、前記減速開始地点から前記折返し地点まで、前記第二の加速度プロファイルと同一の前記減速度のピークを示す第三の加速度プロファイルに従って前記記録ヘッドが減速するように、前記ヘッド搬送機構を制御する
    構成にされていること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. インク液滴を吐出する記録ヘッドと
    前記記録ヘッドを搬送するヘッド搬送機構と、
    前記記録ヘッドが搬送路に沿って往復動するように前記ヘッド搬送機構を制御する一方、画像形成動作を実行すべき前記搬送路内の領域である画像形成領域を前記記録ヘッドが
    通過する際には、前記記録ヘッドにインク液滴を吐出させることにより、前記記録ヘッドに対向するシートに画像を形成する制御手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記往復動の過程において、前記ヘッド搬送機構を制御して前記記録ヘッドを前記搬送路における折返し地点まで搬送する際には、前記折返し地点より上流の減速開始地点から前記記録ヘッドが減速するように前記ヘッド搬送機構を制御するが、前記減速開始地点と前記折返し地点との間に位置する前記画像形成領域の終端を基準に、当該画像形成領域の終端から前記折返し地点までの区間では、この区間の減速度のピークが前記減速開始地点から当該画像形成領域の終端までの区間よりも高くなるように前記ヘッド搬送機構を制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
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