JP2008183777A - 設定方法及び画像形成装置 - Google Patents

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    • B41J19/202Drive control means for carriage movement

Abstract

【課題】従来よりも、簡単に、インク液滴の着弾地点の目標地点からのズレを抑制することが可能な技術を提供すること。
【解決手段】インク液滴を吐出するためのノズルを複数備える記録ヘッドが、キャリッジに搭載された印刷装置であって、予め設定された目標移動速度に応じた速度でキャリッジを主走査方向に移動させると共に、キャリッジの移動速度に比例した駆動周波数で記録ヘッドを駆動して、記録ヘッドと対向する用紙に、画像を形成する印刷装置に対し、次のように、キャリッジの目標移動速度を設定する。即ち、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域B内の速度であって、コギング等によるキャリッジ移動速度の変動量(制御誤差)を考慮しても、キャリッジ移動速度が領域B内に収まる速度に、キャリッジの目標移動速度を設定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、キャリッジの目標移動速度の設定方法、及び、当該設定方法を利用した画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置としては、インクジェット方式の画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置では、例えば、記録ヘッドに対し、駆動電圧を印加することにより、記録ヘッドの圧電部を振動させ、記録ヘッドに、当該記録ヘッドに形成されたノズルからインク液滴を吐出させる。
一般的に、上記記録ヘッドは、キャリッジに搭載され、画像形成装置は、画像形成処理の実行時、キャリッジを主走査方向に移動させて、記録ヘッドを主走査方向に搬送し、これと共に記録ヘッドを制御して、対向する記録シートにインク液滴が吐出されるようにする。このような動作により、画像形成装置は、記録シート上に画像を形成する。
尚、上記種類の画像形成装置としては、モータ(DCモータ等)の駆動力により、キャリッジを主走査方向に搬送する画像形成装置が、よく知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平9−240098号公報 特開2005−178334号公報
ところで、モータの駆動力によりキャリッジを主走査方向に移動させる場合には、キャリッジが一定速度で移動するようにモータを制御しても、モータのコギングやプーリーの偏心等によって、図4に示すように、キャリッジの移動速度(実速度)が変化する。そして、この変動を原因としてインクの着弾地点が予定時点からずれ、画質が劣化する。このため、従来から、キャリッジ移動速度の変動によって発生する画質劣化の問題に対しては、様々な対策が採られている。
例えば、従来装置としては、キャリッジの移動速度が周期的に変動する場合に、当該変動に応じてキャリッジの目標移動速度を補正してモータ制御を行うことにより、キャリッジの移動速度の変動を抑える画像形成装置が知られている。
その他、キャリッジ移動速度が変動する場合には、キャリッジ移動速度の変動を無視して記録ヘッドを駆動すると、予定した地点とは異なる地点でノズルからインク液滴が吐出され、記録シート上において、予定していた地点とは異なる地点にインク液滴が着弾することになるため、従来では、キャリッジの移動に同期させて記録ヘッドを駆動することにより、キャリッジの移動速度の変化によらず、予定地点でノズルからインク液滴が吐出されるように、画像形成装置を構成することが行われている。
しかしながら、キャリッジの目標移動速度を補正することによりキャリッジの移動速度の変動を抑える手法では、抑制可能な変動量に限界があるため、高解像度の画像を形成しようとする場合、画質劣化を十分に抑えることができないといった問題があった。
一方、キャリッジの移動に同期させて記録ヘッドを駆動する場合には、インク液滴の吐出地点を、キャリッジの移動速度の変化によらず一定に保つことができるものの、キャリッジの移動速度の変化により、吐出地点からインク液滴の着弾地点まで距離が変化する点についての問題を解消することができず、精度よくインク液滴を目標地点に着弾させることができないといった問題があった。
即ち、上記手法では、キャリッジ移動速度の変動に起因したインク液滴の吐出タイミングのズレによる着弾地点のズレを解消することはできるものの、キャリッジ移動速度に対応してインク吐出時の速度ベクトルが変動することによる着弾地点のズレを解消することができないといった問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、インクジェット方式の画像形成装置において、従来よりも、簡単に、インク液滴の着弾地点の目標地点からのズレを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明は、記録ヘッドのノズルから吐出されるインク液滴の吐出速度Vdが駆動周波数により変化する現象と、インク液滴の吐出地点から着弾地点までの距離Dが、インク液滴の吐出速度Vdと、キャリッジ移動速度Vcと、により変化することを利用して、キャリッジ移動速度Vcの変動によるインク液滴の着弾ズレを抑制するものである。尚、ここでいうインク液滴の吐出速度Vdとは、移動するキャリッジを基準とした座標系でノズルから吐出されるインク液滴の初期速度のことであり、吐出地点とは、インク液滴が吐出される時点でのインク液滴の位置を記録シート上に投影したときの地点のことである。
具体的に、本発明(請求項1)は、インク液滴を吐出するためのノズルを複数備える記録ヘッドが、キャリッジに搭載された画像形成装置であって、予め設定された目標移動速度に応じた速度でキャリッジを主走査方向に移動させると共に、キャリッジの移動速度に比例した駆動周波数で記録ヘッドを駆動して記録ヘッドに各ノズルからインク液滴を吐出させることにより、記録ヘッドと対向する記録シートに、画像を形成する画像形成装置に対し、次のように、キャリッジの目標移動速度を設定するものである。
即ち、本発明では、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮してもキャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる速度に、キャリッジの目標移動速度を設定する。
インク液滴の吐出速度Vdは、上述したように、記録ヘッドの駆動周波数によって変化するが、図10に示すように、インク液滴の吐出速度Vdは、駆動周波数に対し、傾きが正負に変化する軌跡を採る。一方で、キャリッジ移動速度Vcは、記録ヘッドの駆動周波数に対して正比例の関係にある。
このような駆動周波数とキャリッジ移動速度Vc及びインク液滴の吐出速度Vdの関係を踏まえて、インク液滴の吐出地点から着弾地点までの距離Dがキャリッジ移動速度Vcに対してどのように変化するかを考えてみると、駆動周波数が増加したときに吐出速度Vdが減少する駆動周波数の領域でキャリッジ移動速度Vcが変動する場合には、図7(a)の領域Aに示すように、キャリッジ移動速度Vcが増加したときに吐出速度Vdが減少し、キャリッジ移動速度Vcが減少したときに吐出速度Vdが増加するため、キャリッジ移動速度Vcによらず吐出速度Vdが一定である場合よりも、図8(a)に示すように、距離Dの変化量が大きくなる。但し、ここでは、記録ヘッド−記録シート間の距離がキャリッジの移動によらず一定であるものとする。
一方、駆動周波数が増加したときに吐出速度Vdが増加する駆動周波数の領域でキャリッジ移動速度Vcが変動する場合には、図7(a)の領域Bに示すように、キャリッジ移動速度Vcが増加したときに吐出速度Vdも増加し、キャリッジ移動速度Vcが減少したときに吐出速度Vdも減少するため、キャリッジ移動速度Vcによらず吐出速度Vdが一定である場合よりも、距離Dの変化量が小さくなる(図8(b)参照)。
本発明は、このような現象に着目して、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域(図7では、領域B)内の速度であって、その速度を目標移動速度に設定してもキャリッジの移動速度(実速度)が上記速度領域内に収まる速度に、目標移動速度を設定するようにしたのである。
このように目標移動速度を設定すれば、モータのコギングやプーリーの偏心等によりキャリッジ移動速度が変動する場合でも、距離Dの変動を抑えることができ、インク液滴の着弾地点の目標地点からのズレを抑制することができる。また、本発明によれば、上記のように、キャリッジの目標移動速度を設定する程度で、インク液滴の着弾地点の目標地点からのズレを抑制することができるので、簡単に、記録シートに形成される画像の質を向上させることができる。
尚、上述したキャリッジの目標移動速度の設定は、記録ヘッドを固定した状態で、キャリッジの移動速度と比例関係にある記録ヘッドの駆動周波数を変化させて、各駆動周波数において、記録ヘッドのノズルから吐出されるインク液滴の吐出速度を計測し、この計測結果に基づき、目標移動速度を設定することで実現することができる(請求項2)。
また、このような目標移動速度の設定方法を利用して、画像形成装置は、次のように構成することができる。
即ち、画像形成装置は、インク液滴を吐出するためのノズルを複数備える記録ヘッドと、当該記録ヘッドが搭載されたキャリッジと、キャリッジの目標移動速度を設定する速度設定手段と、速度設定手段により設定された目標移動速度に応じた速度で、キャリッジを主走査方向に移動させると共に、キャリッジの移動速度に比例した駆動周波数で記録ヘッドを駆動して記録ヘッドに各ノズルからインク液滴を吐出させることにより、記録ヘッドと対向する記録シートに、画像を形成する画像形成手段と、を備え、速度設定手段が、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮してもキャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる速度に、キャリッジの目標移動速度を設定する構成にすることができる(請求項3)。
また、上記画像形成装置は、具体的に、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮してもキャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる目標移動速度を表す速度情報を記憶する記憶手段を備え、記憶手段に記憶された速度情報に基づき、キャリッジの目標移動速度を設定する構成にすることができる(請求項4)。
このように、キャリッジの目標移動速度を設定可能に画像形成装置を構成すれば、モータのコギングやプーリーの偏心等によりキャリッジ移動速度が変動する場合でも、距離Dの変化量を抑えることができて、インク液滴の着弾地点の目標地点からのズレを抑制することができ、比較的簡単に、画質を向上させることができる。
ところで、画像形成装置には、高速(低解像度)モードや低速(高解像度)モードなどの複数の動作モードを設けることが一般的であるが、このような複数の動作モードを有する画像形成装置では、通常、動作モード毎に、吐出するインク液滴のサイズを変更する。一方、インク液滴の吐出速度Vdは、インク液滴のサイズによっても変化する。
従って、画像形成手段が、複数の動作モードを有し、各動作モードにおいて、動作モードに対応したサイズのインク液滴をノズルから吐出し、記録シートに画像を形成する構成にされた画像形成装置では、次のように、上記速度情報を記憶手段に記憶させるとよい。
即ち、記憶手段には、上記速度情報を、動作モード毎に記憶させるとよい。そして、速度設定手段は、上記記憶手段から、画像形成手段の動作モードに対応した速度情報を読み出し、読み出した速度情報に基づいて、キャリッジの目標移動速度を設定する構成されると好ましい(請求項5)。
尚、各動作モードの速度情報は、その動作モードに対応するサイズでインク液滴をノズルから吐出する場合に、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮してもキャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる目標移動速度を表す速度情報とすることができる。各速度情報は、例えば、キャリッジを静止させた状態で、駆動周波数を変更しながら、対応する動作モードで画像形成装置を動作させ、このときにノズルから吐出されるインク液滴の吐出速度を計測することで、生成することができる。
記憶手段及び速度設定手段が、上記のように構成された画像形成装置では、動作モード毎に、適切な目標移動速度を設定することができるので、各動作モードにおいて、効果的にインク液滴の着弾ズレを抑制することができる。従って、この発明によれば、従来よりも、記録シートに形成される画像の質を向上させることができる。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された印刷装置1の構成を表すブロック図である。また、図2は、印刷装置1におけるヘッド搬送機構40の構成を表す斜視図である。
図1に示すように、本実施例の印刷装置1は、CPU11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するROM13と、プログラム実行時に作業領域として使用されるRAM15と、各種設定情報を記憶するEEPROM17と、パーソナルコンピュータ(PC)3に接続され、PC3から送信されてくる印刷指令や当該印刷指令と共に送信されてくる印刷対象データを受信するためのインタフェース19(例えば、USBインタフェース)と、印字制御部21と、モータ制御部31と、を備える。
また、当該印刷装置1は、インク液滴を吐出するためのノズル24が底面に複数配列された記録ヘッド23と、記録ヘッド23に対して駆動電圧を印加して記録ヘッド23を駆動するヘッド駆動回路25と、記録ヘッド23を主走査方向に搬送するキャリッジ41やキャリッジ41を主走査方向に移動させるためのCRモータ43等で構成されるヘッド搬送機構40と、用紙Pをインク吐出領域に搬送するための搬送ローラ61や搬送ローラ61を回転させるためのLFモータ63等で構成される用紙搬送機構60と、を備える。また、CRモータ43及びLFモータ63は、DCモータで構成されている。
その他、印刷装置1は、CRモータ43を駆動するためのCRモータ駆動回路51と、CRモータ43によって移動されるキャリッジ41の位置に対応してパルス信号を出力するCR用エンコーダ53と、LFモータ63を駆動するためのLFモータ駆動回路71と、LFモータ63が所定角度回転する度にパルス信号を出力するロータリーエンコーダからなるLF用エンコーダ73と、を備える。
具体的に、ヘッド搬送機構40は、キャリッジ41が、ガイド軸42に沿って移動可能に設置され、当該キャリッジ41が、無端ベルト44に連結された構成にされている。無端ベルト44は、CRモータ43の回転軸に設けられたプーリー45と、図示しないアイドルプーリーとの間に掛けられ、CRモータ43の回転力をプーリー45を介して受けて、回転する構成にされている。即ち、ヘッド搬送機構40は、CRモータ43の回転力を受けて、無端ベルト44が回転することにより、キャリッジ41が、ガイド軸42に沿って主走査方向に移動する構成にされている。
また、当該印刷装置1には、ガイド軸42に沿って、スリットが一定の微小間隔で形成されたタイミングスリット47が設けられており、タイミングスリット47に形成されたスリットの間隔を読み取ってキャリッジの位置に対応したパルス信号を出力するセンサ素子48が、キャリッジ41に設けられている。即ち、本実施例においては、タイミングスリット47とセンサ素子48とにより、リニアエンコーダとしてのCR用エンコーダ53が構成されている。
また、記録ヘッド23は、周知のピエゾ型インクジェットヘッドと同一構成にされ、駆動電圧が印加されると、インク室に隣接する圧電部を変形させて、インク室の容積を変化させることにより、インク室内のインクをノズル24から用紙に向けて吐出する構成にされている。この記録ヘッド23は、キャリッジ41に搭載されており、キャリッジ41に搬送されて、主走査方向に移動する。
尚、当該記録ヘッド23は、カラー印刷可能な構成にされ、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインク液滴を吐出するノズル24を色毎に有し、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各ノズル24が、主走査方向に沿って、順に配列された構成にされている(図6参照)。詳述すると、本実施例の記録ヘッド23は、同色のノズル24が、副走査方向に複数配列された(図6では紙面垂直方向)構成にされており、一回の主走査方向の移動で、複数ライン分の画像を、用紙Pに形成可能な構成にされている。
また、印字制御部21は、CPU11の指令により起動すると、CR用エンコーダ53から入力されるパルス信号及びCPU11から入力される各色の画像データに基づき、記録ヘッド23を、ヘッド駆動回路25を通じて制御し、画像データに応じた画像を、用紙Pに形成する構成にされている。具体的に、当該印字制御部21は、周知の印刷装置と同様、CR用エンコーダ53から入力されるパルス信号に基づき、キャリッジ41の移動に同期して駆動電圧を記録ヘッド23に印加し、キャリッジ41の移動速度に比例した周波数で、記録ヘッド23に、インク液滴を吐出させる構成にされている。
また、印字制御部21は、動作モードとして、標準モード、低速モード、及び、高速モードを有し、CPU11から指定された動作モードで動作して、各動作モードでは、動作モードに対応したサイズのインク液滴をノズル24から吐出するように、記録ヘッド23を制御する構成にされている。その他、動作モード間では、キャリッジ41の移動速度に対応する記録ヘッド23の駆動周波数(記録ヘッド23にインク液滴を吐出させる周期)を変更して、用紙Pに形成する画像の解像度を動作モードに応じて切り替える構成にされている。
一方、モータ制御部31は、CPU11の指令により起動すると、CRモータ駆動回路51を通じて、キャリッジ41が目標移動速度Vsで定速走行するように、CRモータ43を制御する構成にされている。具体的に、モータ制御部31は、CR用エンコーダ53から入力されるパルス信号に基づき、キャリッジ41の移動速度(実速度)を検出し、移動速度と目標移動速度Vsが一致するように、フィードバック制御を行う。
また、モータ制御部31は、この際、キャリッジ41の端点から端点への移動が完了する度に、用紙Pが所定量送り出されるように、LFモータ63を制御する。具体的には、LF用エンコーダ73から入力されるパルス信号に基づき、LFモータ63に対する操作量を調整し、用紙Pが所定量送り出されるように、LFモータ63を制御する。
続いて、CPU11が実行する指令受付処理について説明する。図3は、CPU11が印刷装置1の起動直後から繰返し実行する指令受付処理を表すフローチャートである。
指令受付処理を開始すると、CPU11は、PC3からインタフェース19を通じて印刷指令が入力されるまで待機し(S110)、印刷指令が入力されると(S110でYes)、印刷指令によりPC3から指定された動作モードが高速モードであるか否かを判断し(S120)、高速モードであると判断すると(S120でYes)、S200に移行し、高速モードではないと判断すると(S120でNo)、S130に移行する。
S130に移行すると、CPU11は、印刷指令によりPC3から指定された動作モードが標準モードであるか否かを判断し、標準モードであると判断すると(S130でYes)、S170に移行し、標準モードでなく低速モードであると判断すると(S130でNo)、S140に移行する。
また、S140に移行すると、CPU11は、印字制御部21の動作モードを、低速モードに設定すると共に、モータ制御部31に対してキャリッジの41の目標移動速度Vsを、EEPROM17に記憶された低速モードの速度情報が示す目標移動速度V1に設定して(Vs=V1)、モータ制御部31を低速モードに設定する(S150)。
尚、図1に示すように、本実施例の印刷装置1は、EEPROM17に、動作モード毎の速度情報を有する。各速度情報は、CRモータ43のコギングやプーリー45の偏心等によるインク液滴の着弾ズレを最適に抑制可能なキャリッジ41の目標搬送速度を表すものである。
また、S150での処理を終えると、CPU11は、S160に移行し、モータ制御部31及び印字制御部21を起動して、モータ制御部31にキャリッジ41の制御を実行させ、印字制御部21に記録ヘッド23の制御を実行させることにより、用紙Pへの画像形成処理を開始する。この際、CPU11は、印刷指令と共に入力された印刷対象の画像データを、色毎の画像データに展開して、これを印字制御部21に入力する。
このような動作により、当該印刷装置1では、印刷指令と共にPC3から指定された印刷対象の画像データに基づくカラー画像が、PC3から指定された低速モードで用紙Pに形成される。また、CPU11は、S160での処理を終えると、当該指令受付処理を一旦終了する。
この他、CPU11は、S170に移行すると、印字制御部21の動作モードを、標準モードに設定すると共に、モータ制御部31に対してキャリッジの41の目標移動速度Vsを、EEPROM17に記憶された標準モードの速度情報が示す目標移動速度V2に設定し(Vs=V2)、モータ制御部31を標準モードに設定する(S180)。
その後、CPU11は、S190に移行し、モータ制御部31及び印字制御部21を起動して、モータ制御部31にキャリッジ41の制御を実行させ、印字制御部21に記録ヘッド23の制御を実行させることにより、用紙Pへの画像形成処理を開始する。この際、CPU11は、印刷指令と共に入力された印刷対象の画像データを、色毎の画像データに展開して、これを印字制御部21に入力する。
このような動作により、印刷装置1では、印刷指令と共にPC3から指定された印刷対象の画像データに基づくカラー画像が、PC3から指定された標準モードで用紙Pに形成される。また、CPU11は、S190での処理を終えると、当該指令受付処理を一旦終了する。
その他、S200に移行すると、CPU11は、印字制御部21の動作モードを、高速モードに設定すると共に、モータ制御部31に対してキャリッジの41の目標移動速度Vsを、EEPROM17に記憶された高速モードの速度情報が示す目標移動速度V3に設定し(Vs=V3)、モータ制御部31を高速モードに設定する(S210)。
その後、CPU11は、S220に移行し、モータ制御部31及び印字制御部21を起動し、モータ制御部31にキャリッジ41の制御を実行させ、印字制御部21に記録ヘッド23の制御を実行させることにより、用紙Pへの画像形成処理を開始する。この際、CPU11は、印刷指令と共に入力された印刷対象の画像データを、色毎の画像データに展開して、これを印字制御部21に入力する。
このような動作により、印刷装置1では、印刷指令と共にPC3から指定された印刷対象の画像データに基づくカラー画像が、PC3から指定された高速モードで用紙Pに形成される。また、CPU11は、S220での処理を終えると、当該指令受付処理を一旦終了する。
ところで、本実施例では、上記画像形成処理において、キャリッジ41が主走査方向に一定速度で移動するように、CRモータ43を制御するが、実際には、CRモータ43のコギングやプーリー45の偏心等によって、キャリッジ41の移動速度が、図4に示すように、微小振動する。尚、図4は、キャリッジ41の移動速度Vcを、目標移動速度Vsにより正規化して表した、速度Vcの時間変化を表すグラフである。
一方で、ノズル24から吐出されるインク液滴の吐出地点から着弾地点までの距離Dは、近似的に、次のようになる。尚、図5は、インク液滴の吐出地点から着弾地点までの距離Dと、インク液滴の吐出速度Vd及びキャリッジ41の移動速度Vcとの関係を示した図である。
D≒L・Vc/<Vd> …(1)
<Vd>=Vd−α・L/2 …(2)
ここでいう吐出地点は、インク液滴がノズル24から吐出される時点でのインク液滴の位置を用紙P上に投影したときの地点のことであり、インク液滴の吐出速度Vdは、移動するキャリッジ41を基準とした座標系でのノズル24から吐出されるインク液滴の初期速度のことである。また、距離Lは、記録ヘッド23のノズル24が形成された面から用紙Pまでの距離のことである。
この他、<Vd>は、インク液滴が、吐出方向に、空気抵抗で単位距離当りα減速するものとして、その吐出方向の速度の平均値を採ったものである。インク液滴が吐出後、吐出方向に、単位距離当りα減速するものとすれば、インク液滴の吐出方向の初期速度は、値Vdであり、着弾時におけるインク液滴の吐出方向の速度は、値(Vd−α・L)であるため、インク液滴の吐出方向速度の平均<Vd>は、<Vd>={Vd+(Vd−α・L)}/2=Vd−α・L/2となる。式(1)は、このような条件で、距離Dを近似的に表したものである。
従って、印刷装置1では、キャリッジ41の移動速度Vcが変動すると、距離Dもその影響を受けて変動する。しかしながら、本実施例の印刷装置1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクにより、用紙Pにカラー画像を表現するものであるため、距離Dの変動により、各色のインク液滴を予定地点に着弾させることができないと、画質の劣化が起こる。
用紙P上のある領域Gにカラー画像を形成する場合には、各色のインク液滴を領域Gに向けて吐出する必要があるが、記録ヘッド23においては、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのノズル24の位置が主走査方向にずれているため、各色のインク液滴を、異なるタイミングで領域Gに向けて吐出する必要がある。一方、本実施例では、キャリッジ41が目標移動速度Vsで移動していることを前提として、領域Gより目標移動速度Vsに応じた所定距離手前の地点に到達したノズル24から順にインク液滴を吐出する。
従って、図6に示すように、シアンのインク液滴の吐出時のキャリッジ移動速度に対し、イエローのインク液滴吐出時のキャリッジ移動速度がΔVc減少している場合には、イエローのインク液滴が、シアンのインク液滴の着弾地点よりも手前で着弾してしまい、適切にカラーを表現することができなくなってしまうのである。
このような着弾地点のズレは、キャリッジ41の移動速度Vcに変動がある限り避けられない。しかしながら、用紙Pに形成される画像の質は、着弾地点のズレの大きさによって大きく左右されるので、着弾地点のズレは、可能な限り小さくするのが好ましい。
着弾地点のズレを小さくする方法としては、第一に、キャリッジ41の速度制御の精度を向上させる方法が考えられるが、キャリッジ41の速度制御の精度を向上させるだけでは、限界がある。そこで、本実施例では、キャリッジ移動速度Vcとインク液滴の吐出速度Vdとの関係が一定条件を満足する速度に、目標移動速度Vsを設定することにより、着弾地点のズレを抑えるようにしている。
図7(a)は、キャリッジ移動速度Vcとインク液滴の吐出速度Vdとの一般的な関係を表すグラフである。図7(a)に示すように、インク液滴の吐出速度Vdは、キャリッジ移動速度Vcに対して全区間に渡り単調増加したり単調減少するものではなく、キャリッジ移動速度Vcに対して単調増加する区間、単調減少する区間を有する。
上述したように、キャリッジ移動速度Vcは、記録ヘッド23の駆動周波数と比例関係にあるため、図7(a)に示すグラフは、駆動周波数と吐出速度Vdとの関係に置き換えることができるが、記録ヘッド23の駆動周波数に応じて、吐出速度Vdが図7(a)に示すように変化する要因としては、以下のことが考えられている。
即ち、記録ヘッド23のノズル24からインク液滴を吐出する際には、インク液滴の吐出による衝撃で、記録ヘッド23内部におけるインクの液面が揺れるが、この揺れは、吐出後も残る。このため、次のインク液滴の吐出時に、揺れの周期と記録ヘッド23に対する駆動パルス(駆動電圧)の入力周期とが共鳴する関係にあると、吐出速度Vdが大きくなるのである。尚、図7(b)は、揺れの周期と記録ヘッド23に対する駆動パルスの入力周期とが共鳴する関係にある場合の、揺れと駆動パルスのパターンを表した図である。
ここで、インク液滴の吐出地点から着弾地点までの距離Dが、インク液滴の吐出速度Vd及びキャリッジ移動速度Vcに対してどのように変化するかを考えてみると、キャリッジ移動速度Vcが増加したときに吐出速度Vdが減少し、キャリッジ移動速度Vcが減少したときに吐出速度Vdが増加する領域Aでは、図8(a)及び図9(b)に示すように、キャリッジ移動速度Vcによらず吐出速度Vdが一定である場合よりも、キャリッジ移動速度Vcの変化に対する距離Dの変化量が大きくなる。
一方、キャリッジ移動速度Vcが増加したときに吐出速度Vdも増加し、キャリッジ移動速度Vcが減少したときに吐出速度Vdも減少する領域Bでは、図8(b)及び図9(c)に示すように、キャリッジ移動速度Vcによらず吐出速度Vdが一定である場合よりも、キャリッジ移動速度Vcの変化に対する距離Dの変化量が小さくなる。
尚、図8(a)は、キャリッジ移動速度Vcが増加したときに吐出速度Vdが減少し、キャリッジ移動速度Vcが減少したときに吐出速度Vdが増加する領域Aでのインク液滴の飛行方向の変化量及び距離Dの変化量を視覚的に表した説明図であり、図8(b)は、キャリッジ移動速度Vcが増加したときに吐出速度Vdも増加し、キャリッジ移動速度Vcが減少したときに吐出速度Vdも減少する領域Bでのインク液滴の飛行方向の変化量及び距離Dの変化量を視覚的に表した説明図である。
また、図9(a)は、キャリッジ41の移動速度が図4に示すように変化する環境下で、インクの吐出速度Vdが一定であると仮定したときのインク液滴の着弾地点の予定地点からのズレ量を表したグラフであり、図9(b)は、上記領域A内でキャリッジ移動速度Vcが変動する場合の着弾地点の予定地点からのズレ量を表したグラフであり、図9(c)は、上記領域B内でキャリッジ移動速度Vcが変動する場合の着弾地点の予定地点からのズレ量を表したグラフである。
図9(c)に示すように、領域B内でキャリッジの移動速度Vcが変化する場合には、着弾地点のズレ量が格段に低く抑えられる。従って、本実施例では、キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、ノズル24からのインク液滴の吐出速度が増加する領域B内の速度であって、その速度を目標移動速度Vsに設定してもキャリッジ41の移動速度(実速度)が領域B内に収まる速度を割り出し、この速度を、速度情報としてEEPROM17に記録する。
即ち、本実施例では、印刷装置1が、上述のような条件の速度を、EEPROM17に記録された速度情報に基づき、目標移動速度Vsとしてモータ制御部31に設定することにより、画像形成処理時、上記条件の速度で、キャリッジ41が主走査方向に移動する。
従って、この印刷装置1によれば、従来よりも、色ズレ等のない綺麗な画像を用紙Pに形成することができ、用紙Pに形成される画像の質が向上する。また、本実施例によれば、機械的な構成を従来機から変更しなくても、目標移動速度Vsを上記のように設定する程度で画質の向上を図ることができるので、低コストに高画質な印刷装置1を提供することができる。
尚、具体的に、各動作モードの速度情報は、次のようにして生成することができる。
まず、第一に、当該印刷装置1に用いる記録ヘッド23を、図10(a)に示すように、顕微鏡カメラ5にてノズル24付近を撮影可能な位置に固定する。第二に、動作モード毎に、対応する動作モードで記録ヘッド23を動作させる場合に選択可能な駆動周波数の範囲を、インク液滴の吐出速度Vdの計測範囲に決定する。
そして、計測範囲の中から計測対象の駆動周波数を、複数決定し、決定した各駆動周波数で記録ヘッド23を動作させ、ノズル24から吐出されるインク液滴を顕微鏡カメラ5で連続撮影する。この際には、上記決定した駆動周波数毎に、当該駆動周波数で記録ヘッド23を動作させて、動作モードに対応する液滴サイズのインク液滴をノズル24から駆動周波数に対応する周期で吐出させる。そして、インク液滴の吐出動作と連動させて顕微鏡カメラ5を動作させることにより、インク液滴がノズル24から吐出されてから所定時間後(例えば100μ秒後)のインク液滴の位置を、吐出動作毎に、撮影する。その後、これらの映像から、動作モード毎及び駆動周波数毎に、インク液滴がノズル24から吐出されてから所定時間が経過するまでにインク液滴が移動した距離の平均値を割り出し、当該距離を上記所定時間で除算して、動作モード毎に、各駆動周波数におけるインク液滴の吐出速度Vdを導出する(図10(b)参照)。
尚、インク液滴の吐出速度Vdは、インク液滴のサイズによっても変化するため、各動作モードにおいて、複数サイズのインク液滴を用いて画像を形成するように、印刷装置1を構成する場合には、対応する動作モードにおいて最も吐出頻度の高い中心的な液滴サイズのインク液滴を、計測時に、記録ヘッド23から吐出させ、この中心的な液滴サイズのインク液滴の吐出速度Vdを導出する。
また、このようにしてインク液滴の吐出速度Vdを、計測範囲の駆動周波数毎及び動作モード毎に導出した後には、各動作モードで採用する駆動周波数とキャリッジ移動速度との比例関係に従って、上記導出の結果得られた駆動周波数とインク液滴の吐出速度Vdとの関係を、動作モード毎に、キャリッジ移動速度Vcとインク液滴の吐出速度Vdとの関係に置き換え、この関係を、キャリッジ移動速度をx軸、インク液滴の吐出速度Vdをy軸としてグラフ化する(図11参照)。
本実施例では、このようにして、視覚的に、各動作モードでのキャリッジ移動速度Vcとインク液滴の吐出速度Vdとの関係を判明させる。
また、この後には、コギングやプーリーの偏心等によって生じるキャリッジ移動速度Vcの変動を考慮して、上記グラフに基づき、各動作モードにおいて最適なキャリッジ41の目標移動速度Vsを決定する。尚、キャリッジ移動速度の変動量の情報は、印刷装置1を動作させて、CR用エンコーダ53の出力から、キャリッジ41の移動速度を求めることにより、得ることができる。
具体的に、モータ制御部31によってキャリッジ41の定速走行制御を実行した場合のキャリッジ41の移動速度Vcの最大変動量がΔVmである場合には、Vc=(Vs−ΔVm)からVc=(Vs+ΔVm)の区間において、インク液滴の吐出速度Vdが単調増加する速度Vsを、対応する動作モードの上記グラフに基づき、求める。例えば、標準モードの上記グラフに基づき、上記の手法で、標準モードにおいて最適な目標移動速度Vsを求める。
そして、このような手法で各動作モードにおいて最適な目標移動速度Vsを求めた場合には、各動作モード毎に、上記求めた目標移動速度Vsを、動作モードの識別情報と共に記述して、各動作モードの速度情報を生成する。そして、これら各動作モードの速度情報を、EEPROM17に記録する。
以上が、本発明の実施例についての説明である。本発明の速度設定手段は、本実施例において、CPU11が実行するS150,S180,S210の処理により実現され、画像形成手段は、印字制御部21及びモータ制御部31の機能により実現されている。また、記憶手段は、EEPROM17に相当する。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例では、カラー印刷に係る処理に本発明を適用した例を説明したが、本発明は、モノクロ印刷に係る処理に適用されてもよい。
印刷装置1の構成を表すブロック図である。 ヘッド搬送機構40の構成を表す斜視図である。 CPU11が実行する指令受付処理を表すフローチャートである。 コギング等を原因とするキャリッジ移動速度Vcの時間変化を表すグラフである。 インク液滴の吐出地点から着弾地点までの距離Dと、インク液滴の吐出速度Vd及びキャリッジ移動速度Vcとの関係を示した説明図である。 キャリッジ移動速度の変化による各色のインク液滴の着弾地点のズレを説明した説明図である。 キャリッジ移動速度Vcとインク液滴の吐出速度Vdとの関係を表すグラフである。 キャリッジ移動速度Vcが変化した場合の距離Dの変化の態様を説明した説明図である。 コギング等を原因とするインク液滴の着弾地点の予定地点からのズレ量を表すグラフである。 インク液滴の吐出速度の計測方法を表す説明図である。 各動作モードでのキャリッジ移動速度Vcとインク液滴の吐出速度Vdとの関係を表すグラフである。
符号の説明
1…印刷装置、3…PC、5…顕微鏡カメラ、11…CPU、13…ROM、15…RAM、17…EEPROM、19…インタフェース、21…印字制御部、23…記録ヘッド、24…ノズル、25…ヘッド駆動回路、31…モータ制御部、40…ヘッド搬送機構、41…キャリッジ、42…ガイド軸、43…CRモータ、44…無端ベルト、45…プーリー、47…タイミングスリット、48…センサ素子、51…CRモータ駆動回路、53…CR用エンコーダ、60…用紙搬送機構、61…搬送ローラ、63…LFモータ、71…LFモータ駆動回路、73…LF用エンコーダ、P…用紙

Claims (5)

  1. インク液滴を吐出するためのノズルを複数備える記録ヘッドが、キャリッジに搭載された画像形成装置であって、予め設定された目標移動速度に応じた速度で前記キャリッジを主走査方向に移動させると共に、前記キャリッジの移動速度に比例した駆動周波数で前記記録ヘッドを駆動して前記記録ヘッドに各ノズルからインク液滴を吐出させることにより、前記記録ヘッドと対向する記録シートに、画像を形成する画像形成装置
    に対し、前記キャリッジの目標移動速度を設定する方法であって、
    前記キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、前記ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮しても前記キャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる速度に、前記キャリッジの目標移動速度を設定することを特徴とする設定方法。
  2. 前記記録ヘッドを固定した状態で、前記キャリッジの移動速度と比例関係にある前記記録ヘッドの駆動周波数を変化させて、各駆動周波数において、前記記録ヘッドのノズルから吐出されるインク液滴の吐出速度を計測し、
    この計測結果に基づいて、前記キャリッジの目標移動速度を設定することを特徴とする請求項1記載の設定方法。
  3. インク液滴を吐出するためのノズルを複数備える記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドが搭載されたキャリッジと、
    前記キャリッジの目標移動速度を設定する速度設定手段と、
    前記速度設定手段により設定された目標移動速度に応じた速度で、前記キャリッジを主走査方向に移動させると共に、前記キャリッジの移動速度に比例した駆動周波数で前記記録ヘッドを駆動して前記記録ヘッドに各ノズルからインク液滴を吐出させることにより、前記記録ヘッドと対向する記録シートに、画像を形成する画像形成手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記速度設定手段は、前記キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、前記ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮しても前記キャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる速度に、前記キャリッジの目標移動速度を設定する構成にされていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記キャリッジの移動速度が高くになるにつれ、前記ノズルからのインク液滴の吐出速度が増加する速度領域内の速度であって、制御誤差を考慮しても前記キャリッジの移動速度が当該速度領域内に収まる目標移動速度を表す速度情報を記憶する記憶手段
    を備え、
    前記速度設定手段は、前記記憶手段に記憶された速度情報に基づき、前記キャリッジの目標移動速度を設定する構成にされていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、複数の動作モードを有し、各動作モードでは、動作モードに対応したサイズのインク液滴を前記ノズルから吐出して、前記記録シートに画像を形成する構成にされ、
    前記記憶手段は、前記画像形成手段の動作モード毎に、前記速度情報を有し、
    前記速度設定手段は、前記記憶手段から、前記画像形成手段の動作モードに対応した速度情報を読み出し、前記読み出した速度情報に基づいて、前記キャリッジの目標移動速度を設定する構成にされていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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