JP2003300316A - 液体噴射装置及び同装置の制御方法 - Google Patents

液体噴射装置及び同装置の制御方法

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JP2003300316A
JP2003300316A JP2002106740A JP2002106740A JP2003300316A JP 2003300316 A JP2003300316 A JP 2003300316A JP 2002106740 A JP2002106740 A JP 2002106740A JP 2002106740 A JP2002106740 A JP 2002106740A JP 2003300316 A JP2003300316 A JP 2003300316A
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Shunka Cho
俊 華 張
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液滴の吐出安定性を確保しつつ通常モード時
よりも速い速度で印刷する。 【解決手段】 制御部は、高速モードにおいて通常モー
ドの場合よりもキャリッジの走査速度が速くなるように
キャリッジ機構を制御すると共に、高速モードにおいて
通常モードの場合よりも駆動周期が短くなるように駆動
信号発生手段を制御し、且つ、高速モードにおいて環境
温度が所定温度よりも低い場合には、駆動信号発生手段
を制御して、液滴吐出に先立つ圧力室内への液体の吸い
込み量が通常時よりも大きくなるような波形を持つ吐出
パルスを生成可能な前記駆動信号を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一画素あたりに複
数の液滴を吐出可能な液体噴射装置及び同装置の制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体噴射装置の一例であるインクジェッ
ト式記録装置は、列状に並べた状態で形成された多数の
ノズル開口を備える記録ヘッドと、この記録ヘッドを主
走査方向(記録紙幅方向)に移動させるキャリッジ機構
と、記録紙を副走査方向(紙送り方向)に移動させる紙
送り機構とを備えている。
【0003】上記の記録ヘッドは、ノズル開口に連通し
た圧力室とこの圧力室内のインク圧力を変化させる圧力
発生素子とを備えている。この記録ヘッドでは、吐出パ
ルスを圧力発生素子に供給することで圧力室内のインク
圧力を変化させ、ノズル開口からインク滴を吐出させ
る。
【0004】主走査方向に移動しながら記録ヘッドは、
ドットパターンデータにより規定されるタイミングでイ
ンク滴を吐出させる。そして、記録ヘッドが移動範囲の
終端に達したならば、紙送り機構は記録紙を副走査方向
に移動させる。記録紙の移動を行ったならば、キャリッ
ジ機構は記録ヘッドを再度主走査方向に移動させ、記録
ヘッドは移動中にインク滴を吐出する。
【0005】以上の動作を繰り返し行うことにより、ド
ットパターンデータに基づく画像が記録紙上に記録され
る。
【0006】この記録装置は、インク滴を吐出するか否
か、つまりドットの有無により画像を構成するものであ
る。この種の記録装置には、1つの画素に対して複数の
インク滴を吐出可能として、1画素あたりの吐出数を変
更することにより階調を調節する形式のものがある。
【0007】ところで、印刷の用途によってはそれほど
高い画質が要求されない場合があり、このような場合に
は1画素あたりのインク滴の吐出数を減らしてインクの
消費量を抑制する技術が知られている。つまり、画質の
低下と引き替えにインク消費量を抑制するというもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1画素
あたりのインク滴の吐出数を間引くようにした前記の技
術では、印刷速度については通常モードと変わらない。
【0009】一般に印刷速度を高めるためには、キャリ
ッジの走査速度を速くすると共に、これに合わせて画素
間におけるインク吐出間隔、つまり駆動信号の周期(駆
動周期)を短くすることが考えられる。
【0010】しかしながら、駆動周期を短くすることに
よって、記録ヘッド内に形成されたインク流路における
インクの流速が速くなり、それに伴って、インク流量を
制御するためにインク流路内に形成されたインク供給口
におけるインクの流動抵抗が大きくなる。この現象は、
同一駆動周期内において1画素あたり複数のインク滴を
吐出するいわゆるマルチショットタイプの装置において
顕著であり、流動抵抗の増加によってインク滴の吐出安
定性が阻害される恐れがある。また、この現象は、環境
温度が低くインク粘性が大きい場合に顕著に現れる。
【0011】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たものであって、液滴の吐出安定性を確保しつつ通常モ
ード時よりも速い速度で印刷することができる高速モー
ドを持つ液体噴射装置及び同装置の制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による液体噴射装置は、ノズル開口に連通す
る圧力室に対応して設けられた圧力発生素子に吐出パル
スを印加することより、前記圧力室内の液体に圧力変動
を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる記録
ヘッドと、前記記録ヘッドが搭載されるキャリッジを有
し、前記キャリッジと共に前記記録ヘッドを主走査方向
に走査させるキャリッジ機構と、一画素あたりに複数の
液滴を吐出可能とするために一駆動周期あたりに複数の
前記吐出パルスを生成可能な駆動信号を発生する駆動信
号発生手段と、前記駆動信号からその一部又は全部を選
択することによって1つ又は複数の前記吐出パルスを生
成するパルス生成手段と、通常速度で印刷する通常モー
ドと前記通常速度よりも早い速度で印刷する高速モード
との切換操作に応じて前記駆動信号発生手段及び前記キ
ャリッジ機構を制御する制御手段と、を備え、前記制御
手段は、前記高速モードにおいて前記通常モードの場合
よりも前記キャリッジの走査速度が速くなるように前記
キャリッジ機構を制御すると共に、前記高速モードにお
いて前記通常モードの場合よりも前記駆動周期が短くな
るように前記駆動信号発生手段を制御し、且つ、前記高
速モードにおいて環境温度が所定温度よりも低い場合に
は、前記駆動信号発生手段を制御して、液滴吐出に先立
つ前記圧力室内への液体の吸い込み量が通常時よりも大
きくなるような波形を持つ前記吐出パルスを生成可能な
前記駆動信号を発生させることを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するために、本発明は、ノ
ズル開口に連通する圧力室に対応して設けられた圧力発
生素子に吐出パルスを印加することより、前記圧力室内
の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴
を吐出させる記録ヘッドと、前記記録ヘッドが搭載され
るキャリッジを有し、前記キャリッジと共に前記記録ヘ
ッドを主走査方向に走査させるキャリッジ機構と、一画
素あたりに複数の液滴を吐出可能とするために一駆動周
期あたりに複数の前記吐出パルスを生成可能な駆動信号
を発生する駆動信号発生手段と、前記駆動信号からその
一部又は全部を選択することによって1つ又は複数の前
記吐出パルスを生成するパルス生成手段と、通常速度で
印刷する通常モードと前記通常速度よりも早い速度で印
刷する高速モードとの切換操作に応じて前記駆動信号発
生手段及び前記キャリッジ機構を制御する制御手段と、
を備えた液体噴射装置の制御方法において、前記高速モ
ードにおいて前記通常モードの場合よりも前記キャリッ
ジの走査速度が速くなるように前記キャリッジ機構を制
御すると共に、前記高速モードにおいて前記通常モード
の場合よりも前記駆動周期が短くなるように前記駆動信
号発生手段を制御し、且つ、前記高速モードにおいて環
境温度が所定温度よりも低い場合には、前記駆動信号発
生手段を制御して、液滴吐出に先立つ前記圧力室内への
液体の吸い込み量が通常時よりも大きくなるような波形
を持つ前記吐出パルスを生成可能な前記駆動信号を発生
させる。
【0014】また、好ましくは、前記高速モードにおい
て前記通常モードよりも一画素あたりの液滴の吐出数が
少ない前記駆動信号を発生させるように前記駆動信号発
生手段を制御する。
【0015】また、好ましくは、前記高速モードにおい
て前記通常モードの場合よりも前記環境温度の許容範囲
を狭く設定する。
【0016】また、好ましくは、前記通常モードにおけ
る前記環境温度の許容範囲は約10℃から約43℃であ
り、前記高速モードにおける前記環境温度の許容範囲は
約15℃〜約35℃である。
【0017】また、好ましくは、前記圧力発生素子はた
わみ振動モードの圧電振動子によって構成されている。
【0018】また、好ましくは、前記圧力発生素子は縦
振動モードの圧電振動子によって構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液体噴射装置
の一実施形態としてのインクジェット式記録装置につい
て、図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施形態によるインクジェット
式記録装置の概略構成を示した斜視図である。図1中符
号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッ
ジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介し
て、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往
復移動されるように構成されている。キャリッジ1、キ
ャリッジモータ2、タイミングベルト3、及びガイド部
材4は、インクジェット式記録ヘッド12をキャリッジ
1と共に主走査方向に走査させるキャリッジ機構を構成
している。
【0021】インクジェット式記録ヘッド12はキャリ
ッジ1の記録紙6に対向する側に搭載されており、また
その上部には記録ヘッド12にインクを供給するインク
カートリッジ7が着脱可能に装着されている。
【0022】インクジェット式記録装置の非印刷領域で
あるホームポジション(図1中、右側)にはキャップ部材
13が配置されており、このキャップ部材13はキャリ
ッジ1に搭載された記録ヘッドがホームポジションに移
動した時に、記録ヘッドのノズル形成面に押し当てられ
てノズル形成面との間に密閉空間を形成するように構成
されている。そして、キャップ部材13の下方には、キ
ャップ部材13により形成された密閉空間に負圧を与え
るためのポンプユニット10が配置されている。
【0023】キャップ部材13における印刷領域側の近
傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11
が記録ヘッドの移動軌跡に対して例えば水平方向に進退
できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ
部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録
ヘッドのノズル形成面を払拭することができるように構
成されている。
【0024】本実施形態によるインクジェット式記録装
置は、さらに、記録ヘッド12により記録が行われる記
録紙6を主走査方向に対して直交する副走査方向に間欠
的に搬送する送り機構を備えている。
【0025】図3は、本実施形態によるインクジェット
式記録装置の記録ヘッドの構造を示している。
【0026】この記録ヘッド12は、複数の圧力室31
を形成したアクチュエータユニット32と、ノズル開口
47及び共通インク室33を形成した流路ユニット34
と、圧電振動子25と備えている。そして、アクチュエ
ータユニット32の前面には流路ユニット34が接合さ
れ、アクチュエータユニット32の背面には圧電振動子
25が配置されている。
【0027】圧力室31は、圧電振動子25の変形に伴
って膨張収縮し、圧力室31内のインク圧力を変化させ
る。そして、この圧力室31内のインク圧力の変化によ
ってノズル開口47からインク滴(液滴)を吐出させ
る。例えば、圧力室31を急激に収縮させることで圧力
室31内を加圧し、ノズル開口47からインク滴を吐出
させる。
【0028】アクチュエータユニット32は、圧力室3
1を形成する空部が形成された圧力室形成基板35と、
この圧力室形成基板35の前面に接合される蓋部材36
と、この圧力室形成基板35の背面に接合されて空部の
開口面を塞ぐ振動板37とから構成されている。蓋部材
36には、共通インク室33と圧力室31とを連通させ
るための第1インク流路38と、圧力室31とノズル開
口47を連通させるための第2インク流路39とを形成
してある。
【0029】流路ユニット34は、共通インク室33を
形成する空部が形成されたインク室形成基板41と、多
数のノズル開口47が穿設され、インク室形成基板41
の前面に接合されるノズルプレート42と、インク室形
成基板41の背面に接合される供給口形成板43とから
構成されている。
【0030】インク室形成基板41には、ノズル開口4
7に連通するノズル連通口44を形成してある。また、
供給口形成板43には、共通インク室33と第1インク
流路38とを連通するインク供給口45と、ノズル連通
口44と第2インク流路39とを連通する連通口46と
を穿設してある。
【0031】従って、この記録ヘッド12には、共通イ
ンク室33から圧力室31を通ってノズル開口47に至
る一連のインク流路が形成されている。
【0032】圧電振動子25は、振動板37を挟んで圧
力室31の反対側に形成されている。この圧電振動子2
5は平板状であり、圧電振動子25の前面には下部電極
48が形成され、背面には圧電振動子25を覆うように
して上部電極49が形成されている。
【0033】また、アクチュエータユニット32の両端
部には、基端部分が各圧電振動子25の上部電極49に
導通する接続端子50が形成されている。この接続端子
50の先端面は、圧電振動子25よりも高く形成されて
いる。そして、接続端子50の先端面には、フレキシブ
ル回路基板51が接合され、接続端子50及び上部電極
49を介して圧電振動子25に駆動波形が供給される。
【0034】なお、圧力室31、圧電振動子25、及
び、接続端子50は、図ではそれぞれ二つしか示してい
ないが、ノズル開口47に対応して多数設けられてい
る。
【0035】この記録ヘッド12では、吐出パルスが入
力されると上部電極49と下部電極48との間に電圧差
が生じる。この電位差により圧電振動子25は、電界と
は直交する方向に収縮する。このとき、振動板37に接
合された圧電振動子25の下部電極48側は収縮せずに
上部電極49側だけが収縮するため、圧電振動子25及
び振動板37は、圧力室31側に突出するように撓み、
圧力室31の容積を収縮させる。
【0036】そして、ノズル開口47からインク滴を吐
出させる場合には、ある程度収縮した状態にある圧力室
31を一旦膨張させて圧力室31内にインクを吸い込ん
だ後、圧力室31を急激に収縮させる。圧力室31が急
激に収縮されると圧力室31内にはインク圧力の上昇が
生じ、この圧力上昇に伴ってノズル開口47からインク
滴が吐出される。また、インク滴の吐出後に上部電極4
9の電圧を基準電位(中間電位)に戻すことにより、収
縮されていた圧力室31内が膨張し、共通インク室33
からインク供給口45を通して圧力室31にインクが供
給されると共に、メニスカスの振動が抑制される。
【0037】図4は、本実施形態によるインクジェット
式記録装置の機能ブロック図である。図4に示したよう
にこの記録装置はプリンタコントローラ61と、プリン
トエンジン62とを備えている。プリンタコントローラ
61は、ホストコンピュータ(図示せず)等から印刷デ
ータ等を受信するインターフェース63と、各種データ
の記憶等を行うRAM64と、各種データ処理のための
制御ルーチン等を記憶したROM65と、CPU等から
成る制御部82と、発振回路66と、駆動信号を発生す
る駆動信号発生回路(駆動信号発生手段)83と、ドッ
トパターンデータ(ビットマップデータ)に展開された
印刷データや駆動信号等をプリントエンジン62に送信
するためのインターフェース67とを備えている。
【0038】この他に、プリンタコントローラ61は、
記録媒体の一種であるメモリカード76を着脱可能に保
持し、記録媒体保持部として機能するカードスロット7
7と、メモリカード76に記録された情報を制御部82
に送信するカードインターフェース78とを備えてい
る。上記のメモリカード76には、駆動信号の波形に関
するデータが記録されている。なお、メモリカード76
以外の記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等も使
用することができる。
【0039】そして、制御部82はコンピュータの一種
であり、メモリカード76に記録された駆動信号の波形
データやROM65に記録された制御ルーチン等を参照
してインク滴の吐出制御を行う。
【0040】インターフェース63は、例えばキャラク
タコード、グラフィック関数、イメージデータのいずれ
か1つのデータ又は複数のデータからなる印刷データを
ホストコンピュータから受信する。また、インターフェ
ース63は、ホストコンピュータに対してビジー(BU
SY)信号やアクノレッジ(ACK)信号等を出力する
ことができる。
【0041】RAM64は、受信バッファ、中間バッフ
ァ、出力バッファ及びワークメモリ(図示せず)等とし
て利用されるものである。受信バッファにはホストコン
ピュータからの印刷データが一時的に記憶され、中間バ
ッファには中間コードデータが記憶され、出力バッファ
にはドットパターンデータが展開される。
【0042】ROM65は、制御部82によって実行さ
れる各種制御ルーチン、フォントデータ、及びグラフィ
ック関数等を記憶している。
【0043】なお、このROM65には、変更されずに
継続的に使用される制御ルーチン(制御プログラム)が
記憶されている。そして、駆動信号の波形に関するデー
タ等、バージョンアップや変更が予定されるものは、上
記のメモリカード76に記録される。
【0044】制御部82は、メモリカード76から読み
取った駆動信号の波形に関するデータに基づいて駆動信
号発生回路83を制御して、印刷モードに応じて後述す
る所定の駆動信号を生成させる。
【0045】プリントエンジン62は、記録ヘッド12
を主走査方向に駆動するステッピングモータ80、記録
紙を移送する紙送りモータ81、及び記録ヘッド162
の電気駆動系71とから構成されている。記録ヘッド1
62の電気駆動系71は、シフトレジスタ72、ラッチ
回路73、レベルシフタ74、スイッチ75、及び圧電
振動子161等を備えている。なお、シフトレジスタ7
2、ラッチ回路73、レベルシフタ74、及びスイッチ
75は、本発明におけるパルス生成手段として機能す
る。
【0046】図5は、駆動信号発生回路83の一例を示
すものであって、この駆動信号発生回路83は、波形生
成回路91と電流増幅回路92とを備えている。
【0047】波形生成回路91は、波形メモリ93と、
第1波形ラッチ回路94と、第2波形ラッチ回路95
と、加算器96と、デジタルアナログ変換器97と、電
圧増幅回路98とを備えている。
【0048】波形メモリ93は、制御部82から出力さ
れた複数種類の電圧変化量のデータを個別に記憶する変
化量データ記憶手段として機能する。この波形メモリ9
3には第1波形ラッチ回路94が電気的に接続されてい
る。そして、第1波形ラッチ回路94は、第1タイミン
グ信号に同期して波形メモリ93の所定アドレスに記憶
された電圧変化量のデータを保持する。加算器96には
第1波形ラッチ回路94の出力と第2波形ラッチ回路9
5の出力が入力され、この加算器96の出力側には上記
の第2波形ラッチ回路95が電気的に接続されている。
そして、この加算器96は、変化量データ加算手段とし
て機能して、出力信号同士を加算して出力する。
【0049】第2波形ラッチ回路95は、第2タイミン
グ信号に同期して加算器96から出力されたデータ(電
圧情報)を保持する出力データ保持手段である。D/A
変換器97は、第2波形ラッチ回路95の出力側に電気
的に接続されており、第2波形ラッチ回路95が保持す
る出力信号をアナログ信号に変換する。電圧増幅回路9
8は、D/A変換器97の出力側に電気的に接続されて
おり、D/A変換器97で変換されたアナログ信号を駆
動信号の電圧まで増幅する。
【0050】電流増幅回路92は、電圧増幅回路98の
出力側に電気的に接続されており、電圧増幅回路98で
電圧が増幅された信号に対する電流増幅を行って駆動信
号(COM)として出力する。
【0051】上記の構成を有する駆動信号発生回路83
では、駆動信号の生成に先立って、電圧変化量を示す複
数の変化量データを波形メモリ93の記憶領域に個別に
記憶させる。例えば、制御部82は、変化量データとこ
の変化量データに対応するアドレスデータとを波形メモ
リ93に出力する。そして、波形メモリ93は、変化量
データをアドレスデータで指定される記憶領域に記憶す
る。なお、変化量データは正負の情報(増減情報)を含
んだデータで構成され、アドレスデータは4ビットのア
ドレス信号で構成される。
【0052】このようにして、複数種類の変化量データ
が波形メモリ93に記憶されると、駆動信号の生成が可
能になる。
【0053】駆動信号の生成は、変化量データを第1波
形ラッチ回路94にセットし、所定の更新周期毎に、第
1波形ラッチ回路94にセットした変化量データを第2
波形ラッチ回路95からの出力電圧に加算することで行
う。
【0054】なお、制御部82としては、例えば単体で
直接的に記録装置に接続されたホストコンピュータや、
また、ネットワークを介して接続された多数のコンピュ
ータのうちの1つのコンピュータを使用することもでき
る。
【0055】そして、図1に示した記録ヘッド162に
おいては、印刷データによって圧電振動子25に駆動信
号を入力するか否かを制御することができる。例えば、
印刷データが「1」の期間においてはスイッチ75が接
続状態となるので、駆動信号(COM)が圧電振動子2
5に供給される。そして、供給された部分の駆動信号に
よって圧電振動子25が変形する。また、印刷データが
「0」の期間においてはスイッチ75が非接続状態とな
るので、圧電振動子25への駆動信号の供給は遮断され
る。なお、この印刷データが「0」の期間では、各圧電
振動子25は直前の電荷を保持し、直前の変形状態が維
持される。
【0056】図6(a)、(b)は、駆動信号発生回路
83が発生する駆動信号の波形を示した図であり、図6
(a)は環境温度が25℃の場合の通常モード及び高速
モードの駆動信号を示し、図6(b)は環境温度が15
℃の場合の通常モード及び高速モードの駆動信号を示し
ている。なお、図6(a)、(b)においては、説明の
便宜上、通常モードにおける25℃及び15℃の駆動信
号を同一波形で示しているが、実際には環境温度に応じ
て駆動信号中の吐出パルスの波形を変えている。この点
は高速モードについても同様である。
【0057】図6(a)、(b)に示したように本実施
形態においては、一駆動周期T(又はT’)の駆動信号
の中に4つの吐出パルスが含まれている。つまり、本実
施形態によるインクジェット式記録装置では、同一駆動
周期T(又はT’)内において一画素あたりに最大4つ
のインク滴を吐出することができる。なお、上述したパ
ルス生成手段によって駆動信号からその一部を選択する
ことによって、3つ以下の吐出パルスを生成して圧電振
動子25に印加することも可能である。
【0058】そして、図4に示した制御部82は、通常
速度で印刷する通常モードと通常速度よりも早い速度で
印刷する高速モードとの切換操作に応じて駆動信号発生
回路83を制御して、通常モードにおいては図6
(a)、(b)中の実線で示した駆動信号を発生させ、
高速モードにおいては図6(a)、(b)中の破線で示
した駆動信号を発生させる。
【0059】また制御部82は、通常モードと高速モー
ドとの切換操作に応じてプリントエンジン62のステッ
ピングモータを制御して、高速モードにおいて通常モー
ドの場合よりもキャリッジ1の走査速度が速くなるよう
にキャリッジ機構を制御する。
【0060】図6から分かるように高速モードにおける
駆動周期T’は、通常モードにおける駆動周期Tよりも
短く設定されている。つまり、高速モードにおいては、
キャリッジ1の走査速度を高めると同時に駆動周期を短
くすることによって印刷速度を高めている。
【0061】ここで、高速モードにおける駆動周期の短
縮は、通常モードにおける駆動信号の中の中間電位(基
準電位)Vmにあたる部分を短くすることで達成され
る。つまり、駆動信号中に含まれる4つの吐出パルス自
体の波形は、通常モードと高速モードとで共通してい
る。
【0062】さらに、図6(a)に破線で示した25℃
における高速モードの駆動信号と、図6(b)に破線で
示した15℃における高速モードの駆動信号とを比較す
ると分かるように、15℃の場合の中間電位Vm’が2
5℃の場合の中間電位Vmよりも高く設定されている。
つまり、高速モードにおける15℃の場合には、インク
吐出に先立つ圧力室31内へのインクの吸い込み量が、
25℃の場合よりも大きくなる。
【0063】高速モードにおいては駆動周期T’が通常
モードの駆動周期Tよりも短いので、図3に示した記録
ヘッド12のインク供給口45におけるインクの流速が
速くなり、これに伴ってインクの流動抵抗が増大する。
このため、何ら手当をしない場合には、特に低温時にお
いて高速モードにおける吐出特性が不安定になる恐れが
ある。しかしながら、本実施形態においては、低温時に
高速モードを実行する場合にはインク吐出に先立つ圧力
室31内へのインクの吸い込み量が大きくなるようにし
ているので、吐出特性の不安定化を防止することができ
る。
【0064】さらに、制御部82は、高速モードにおい
ては通常モードの場合よりも環境温度の許容範囲を狭く
設定する。例えば、通常モードにおける環境温度の許容
範囲が10℃から43℃の場合、高速モードにおける環
境温度の許容範囲を15℃から35℃に設定して、この
許容範囲を越えている場合には高速モードを選択できな
いようにする。これは、前記の如く低温時の高速モード
において中間電位を引き上げた結果、インク吐出後のメ
ニスカスを安定させるための制振波形の電位差を十分に
取れない場合があること、また、温度が低すぎると中間
電位の引き上げでは対応しきれない場合があること、さ
らに、温度が高すぎると駆動周期の短縮化によるインク
流量の増加により吐出特性が不安定化する場合があるこ
と等を考慮したものである。
【0065】また、本実施形態においては、一駆動周期
における一画素あたりのインク滴の吐出数を通常モード
及び高速モードの両者共に最大4滴としているが、高速
モードにおいては図6(a)、(b)に示した駆動信号
中の最後尾の吐出パルスを省略して一画素あたり最大3
滴に設定し、駆動周期T’をさらに短くすると共に、キ
ャリッジ1の走査速度をさらに速く設定することもでき
る。
【0066】このようにすれば、通常モードに比べて画
質は低下するものの、高速モードにおける印刷速度をさ
らに向上させることができると共に、インク消費量を抑
制することができる。
【0067】なお、上記実施形態及びその変形例では、
たわみ振動モードの圧電振動子25を圧力発生素子とし
て使用した記録ヘッド12を例示したが、本発明は、図
7に示す縦振動モードの圧電振動子161を用いた記録
ヘッド162にも適用することができる。
【0068】この記録ヘッド162は、合成樹脂製の基
台163と、この基台163の前面(図の左側に相当す
る)に貼着された流路ユニット164とを備えている。
そして、この流路ユニット164は、ノズル開口165
が穿設されたノズルプレート166と、振動板167
と、流路形成板168とから構成されている。
【0069】基台163は、前面と背面に開放された収
容空間169が設けられたブロック状部材である。この
収容空間169には、固定基板170に固定された圧電
振動子161が収容されている。
【0070】ノズルプレート166は、副走査方向に沿
って多数のノズル開口165が穿設された薄い板状部材
である。各ノズル開口165は、ドット形成密度に対応
した所定ピッチで開設されている。振動板167は、圧
電振動子161が当接する厚肉部としてのアイランド部
171と、このアイランド部171の周囲を囲うように
設けられ、弾性を有する薄肉部172とを備えた板状部
材である。
【0071】アイランド部171は、一つのノズル開口
165に一つのアイランド部171が対応するように、
所定ピッチで多数設けられている。
【0072】流路形成板168は、圧力室173、共通
インク室174、及び、これらの圧力室173と共通イ
ンク室174とを連通するインク供給口175を形成す
るための開口部が設けられている。
【0073】そして、ノズルプレート166を流路形成
板168の前面に配設するとともに、振動板167を背
面側に配設し、ノズルプレート166と振動板167と
により流路形成板168を挟んだ状態で、接着等により
一体化されて流路ユニット164が形成されている。
【0074】この流路ユニット164では、ノズル開口
165の背面側に圧力室173が形成され、この圧力室
173の背面側に振動板167のアイランド部171が
位置している。また、圧力室173と共通インク室17
4とがインク供給口175によって連通している。
【0075】圧電振動子161の先端は、アイランド部
171に背面側から当接され、この当接状態で圧電振動
子161が基台163に固定されている。また、この圧
電振動子161には、フレキシブルケーブルを介して、
後に詳述する駆動信号(COM)や印刷データ(SI)
等が供給される。
【0076】縦振動モードの圧電振動子161は、充電
されると電界と直交する方向に収縮し、放電すると電界
と直交する方向に伸長する特性を有する。したがって、
この記録ヘッド162では、充電されることにより圧電
振動子161は後方に収縮し、この収縮に伴ってアイラ
ンド部171が後方に引き戻され、収縮していた圧力室
173が膨張する。この膨張に伴って共通インク室17
4のインクがインク供給口175を通って圧力室173
内に流入する。一方、放電することにより圧電振動子1
61は前方に向けて伸長し、弾性板のアイランド部17
1が前方に押されて圧力室173が収縮する。この収縮
に伴って圧力室173内のインク圧力が高くなる。
【0077】このように、この記録ヘッド162では、
圧電振動子161の充放電による電圧レベルと圧力室1
73の膨張収縮との関係が、上述した記録ヘッド12と
逆になっている。従って、この記録ヘッド162を用い
る場合には、上述した駆動信号を、中間電位を境に電圧
の正負を反対にした駆動信号および駆動波形が用いられ
る。すなわち、この記録ヘッド162では、圧力室17
3へのインクの充填は電圧を下降させることでおこな
う。同様に、インク滴の吐出は、電圧を上昇させること
により行う。
【0078】そして、この縦振動モードの記録ヘッド1
62を用いた場合でも、上記実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高速
モードにおいて通常モードの場合よりもキャリッジの走
査速度が速くなるようにキャリッジ機構を制御すると共
に、高速モードにおいて通常モードの場合よりも駆動周
期が短くなるように駆動信号発生手段を制御し、且つ、
高速モードにおいて環境温度が所定温度よりも低い場合
には、駆動信号発生手段を制御して、液滴吐出に先立つ
圧力室内への液体の吸い込み量が通常時よりも大きくな
るような波形を持つ吐出パルスを生成可能な駆動信号を
発生させるようにしたので、高速モードにおいては液滴
の吐出安定性を確保しつつ通常モード時よりも速い速度
で印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体噴射装置の一実施形態による
インクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図。
【図2】本発明による液体噴射装置の一実施形態による
インクジェット式記録装置の概略構成を示した他の斜視
図。
【図3】図1及び図2に示したインクジェット式記録装
置の記録ヘッドの構造を示す断面図。
【図4】図1及び図2に示したインクジェット式記録装
置の機能ブロック図。
【図5】図1及び図2に示したインクジェット式記録装
置の駆動信号発生回路の要部を示すブロック図。
【図6】図1及び図2に示したインクジェット式記録装
置にて使用される駆動信号を示した図であり、(a)は
環境温度が25℃の場合の駆動信号を示し、(b)は環
境温度が15℃の場合の駆動信号を示す。
【図7】本発明に適用可能な他の記録ヘッドの構造を示
した断面図。
【符号の説明】
12、162 記録ヘッド 47、165 ノズル開口 25、161 圧電振動子 31、173 圧力室 32 アクチュエータユニット 33、174 共通インク室 34、164 流路ユニット 37、167 振動板 42、166 ノズルプレート 71 記録ヘッドの電気駆動系 72 シフトレジスタ 73 ラッチ回路 74 レベルシフタ 75 スイッチ 80 ステッピングモータ 82 制御部 83 駆動信号発生回路(駆動信号発生手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル開口に連通する圧力室に対応して設
    けられた圧力発生素子に吐出パルスを印加することよ
    り、前記圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノ
    ズル開口から液滴を吐出させる記録ヘッドと、 前記記録ヘッドが搭載されるキャリッジを有し、前記キ
    ャリッジと共に前記記録ヘッドを主走査方向に走査させ
    るキャリッジ機構と、 一画素あたりに複数の液滴を吐出可能とするために一駆
    動周期あたりに複数の前記吐出パルスを生成可能な駆動
    信号を発生する駆動信号発生手段と、 前記駆動信号からその一部又は全部を選択することによ
    って1つ又は複数の前記吐出パルスを生成するパルス生
    成手段と、 通常速度で印刷する通常モードと前記通常速度よりも早
    い速度で印刷する高速モードとの切換操作に応じて前記
    駆動信号発生手段及び前記キャリッジ機構を制御する制
    御手段と、を備え、 前記制御手段は、前記高速モードにおいて前記通常モー
    ドの場合よりも前記キャリッジの走査速度が速くなるよ
    うに前記キャリッジ機構を制御すると共に、前記高速モ
    ードにおいて前記通常モードの場合よりも前記駆動周期
    が短くなるように前記駆動信号発生手段を制御し、且
    つ、前記高速モードにおいて環境温度が所定温度よりも
    低い場合には、前記駆動信号発生手段を制御して、液滴
    吐出に先立つ前記圧力室内への液体の吸い込み量が通常
    時よりも大きくなるような波形を持つ前記吐出パルスを
    生成可能な前記駆動信号を発生させることを特徴とする
    液体噴射装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、さらに、前記高速モード
    において前記通常モードよりも一画素あたりの液滴の吐
    出数が少ない前記駆動信号を発生させるように前記駆動
    信号発生手段を制御することを特徴とする請求項1記載
    の液体噴射装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記高速モードにおいて
    前記通常モードの場合よりも前記環境温度の許容範囲を
    狭く設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    液体噴射装置。
  4. 【請求項4】前記通常モードにおける前記環境温度の許
    容範囲は約10℃から約43℃であり、前記高速モード
    における前記環境温度の許容範囲は約15℃〜約35℃
    であることを特徴とする請求項3記載の液体噴射装置。
  5. 【請求項5】前記圧力発生素子はたわみ振動モードの圧
    電振動子によって構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 【請求項6】前記圧力発生素子は縦振動モードの圧電振
    動子によって構成されていることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 【請求項7】ノズル開口に連通する圧力室に対応して設
    けられた圧力発生素子に吐出パルスを印加することよ
    り、前記圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノ
    ズル開口から液滴を吐出させる記録ヘッドと、前記記録
    ヘッドが搭載されるキャリッジを有し、前記キャリッジ
    と共に前記記録ヘッドを主走査方向に走査させるキャリ
    ッジ機構と、一画素あたりに複数の液滴を吐出可能とす
    るために一駆動周期あたりに複数の前記吐出パルスを生
    成可能な駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、前記
    駆動信号からその一部又は全部を選択することによって
    1つ又は複数の前記吐出パルスを生成するパルス生成手
    段と、通常速度で印刷する通常モードと前記通常速度よ
    りも早い速度で印刷する高速モードとの切換操作に応じ
    て前記駆動信号発生手段及び前記キャリッジ機構を制御
    する制御手段と、を備えた液体噴射装置の制御方法にお
    いて、 前記高速モードにおいて前記通常モードの場合よりも前
    記キャリッジの走査速度が速くなるように前記キャリッ
    ジ機構を制御すると共に、前記高速モードにおいて前記
    通常モードの場合よりも前記駆動周期が短くなるように
    前記駆動信号発生手段を制御し、且つ、前記高速モード
    において環境温度が所定温度よりも低い場合には、前記
    駆動信号発生手段を制御して、液滴吐出に先立つ前記圧
    力室内への液体の吸い込み量が通常時よりも大きくなる
    ような波形を持つ前記吐出パルスを生成可能な前記駆動
    信号を発生させることを特徴とする液体噴射装置の制御
    方法。
  8. 【請求項8】前記高速モードにおいて前記通常モードよ
    りも一画素あたりの液滴の吐出数が少ない前記駆動信号
    を発生させるように前記駆動信号発生手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項7記載の液体噴射装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】前記高速モードにおいて前記通常モードの
    場合よりも前記環境温度の許容範囲を狭く設定すること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の液体噴射装置の制
    御方法。
  10. 【請求項10】前記通常モードにおける前記環境温度の
    許容範囲は約10℃から約43℃であり、前記高速モー
    ドにおける前記環境温度の許容範囲は約15℃〜約35
    ℃であることを特徴とする請求項9記載の液体噴射装置
    の制御方法。
  11. 【請求項11】前記圧力発生素子はたわみ振動モードの
    圧電振動子によって構成されていることを特徴とする請
    求項7乃至10のいずれか一項に記載の液体噴射装置の
    制御方法。
  12. 【請求項12】前記圧力発生素子は縦振動モードの圧電
    振動子によって構成されていることを特徴とする請求項
    7乃至10のいずれか一項に記載の液体噴射装置の制御
    方法。
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