JP2013202089A - 遊技情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小役が連続的に発生することで特別状態の発生期待度が高まったと考える遊技者のニーズを考慮した有益な遊技情報を遊技者へと提供可能な遊技情報表示装置を提供する。
【解決手段】小役を特定した場合に、その以前の設定ゲーム数である対応G数内に小役が発生していれば、2つの小役を対応付け、その対応結果を表示するようにした。これにより、無闇に対応G数を増やすことで余り関連のない小役を対応付けることなく、遊技者の期待感に対応した小役の表示を行うことが可能となる。
【選択図】図9

Description

本発明は、ゲームの実行に応じて小役を発生可能であると共に、ゲームを実行することにより成立する特別状態の発生条件が成立した場合に、遊技者にとって有利な遊技状態である特別状態を発生可能な遊技機の遊技情報を表示する遊技情報表示装置に関する。
スロットマシン等の遊技機の遊技情報を表示する情報表示装置では、所謂ボーナスやART等の特別状態が小役の発生(内部当選や入賞)に起因して発生するという遊技性等に対応すべく、例えば特許文献1のように小役発生後にゲーム(以下「G」)数のカウントダウン等の表示を行って期待感を煽っている。このような遊技機の中には、通常状態中を高確状態と低確状態とに区分けし、特別状態への移行契機となる小役が発生した場合に低確状態よりも高確状態の方が特別状態を発生し易くすると共に、低確状態から高確状態への移行契機も小役の発生とする遊技機がある。よって、遊技者は、小役が連続的に発生した場合に、低確状態から高確状態へと移行し、更に高確状態にて小役の発生により特別状態へと移行するのではないかと推測しながら遊技している。
特開2006−271676号公報
さて、従来の情報表示装置では、小役の発生に応じて各々カウントダウンを行っているので、例えば32Gのカウントダウンを行う場合、小役Aにより低確状態から高確状態へと移行し、その20G後に小役Bが発生し、更にその20G後に特別状態が発生した場合、小役Aの発生から32G後に小役Aのカウントダウンが終了し、その後、特別状態が発生するまでの8Gは小役Bのみのカウントダウンが行われる。このため、実際には小役Bが小役Aの発生に伴って発生し、小役Aの発生を伴わずに小役Bが発生する単独発生と比較して遊技者が期待感を増しているにも拘わらず、小役Bの単独発生と同様のカウントダウン表示を行っており、遊技者が推測する期待感の違いに対応した報知を行うことが難しかった。
この場合、カウントダウンのG数を増やせば良いとも考えられるが、徒にG数を増やすだけでは、小役の発生後に期待度が低い状態となった期間にいつまでも表示を継続することになり、遊技者が興ざめしてしまう虞がある。この点、例えば小役の発生と特別状態の発生とを関連付けて情報管理する場合においても、小役Aの発生により小役Bの発生による特別状態の発生期待度が高まっているにも拘わらず、それを考慮せずに小役Bの単独発生と区別することなく情報管理していたので、遊技者のニーズに合った有益な遊技情報を管理することが難しかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、小役が連続的に発生することで特別状態の発生期待度が高まったと考える遊技者のニーズを考慮した有益な遊技情報を遊技者へと提供可能な遊技情報表示装置を提供することにある。
本発明は、ゲームの実行に応じて小役を発生可能であると共に、ゲームを実行することにより特別状態の発生条件が成立した場合に、遊技者にとって有利な遊技状態である特別状態を発生可能な遊技機の遊技情報を表示する遊技情報表示装置であって、
前記遊技機においてゲームの実行を特定するゲーム特定手段と、前記遊技機において小役が発生したことを特定する小役特定手段と、前記小役特定手段により小役の発生が特定されてから前記ゲーム特定手段により特定されたゲーム数である小役後ゲームが、当該小役後ゲームに対して予め設定される対応G数以内である状態で、新たに前記小役特定手段により小役の発生が特定された場合に、当該新たに発生が特定された小役と、その以前に発生が特定された小役とを対応付ける小役対応付手段と、前記小役対応付手段による対応付結果を表示する表示手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技情報表示装置において、
前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示すると共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも最も優先順位が高く、更に最新の小役である対象小役を特定可能な小役表示を行うと共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも前記対象小役に対応する前記小役後ゲームを特定可能な遊技情報を表示するカウント表示を行うようにしても良い(請求項2)。
請求項1又は2記載の遊技情報表示装置において、
前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示する小役表示を行い、当該小役表示には表示する小役に上限が設定されており、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が上限を超過した場合には、優先順位の高い小役を優先して表示する一方、優先順位が同順位である場合には特定時点が新しい小役を優先して表示するようにしても良い(請求項3)。
請求項2又は3記載の遊技情報表示装置において、
前記小役の少なくとも1つの種類の小役には、前記小役表示を行うために必要な特定回数が予め設定されており、前記表示手段は、前記対応回数が設定される種類の小役については、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が前記対応回数となることを条件として前記小役表示の対象とするようにしても良い(請求項4)。
請求項1ないし4の何れかに記載の遊技情報表示装置において、
前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、前記小役対応付手段は、対応付けた複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その対応付けた複数の小役とを対応付け、前記表示手段は、特別状態の発生履歴を表示可能であり、その発生履歴において特別状態に対応付けた複数の小役を特定可能に表示するようにしても良い(請求項5)。
請求項1ないし5の何れかに記載の遊技情報表示装置において、
前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、前記小役対応付手段は、複数の小役を対応付けた場合に、その複数の小役の組み合わせを特定し、その複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その複数の小役の組み合わせとを対応付け、前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役の組み合わせが特定された回数の内、特別状態と対応付けられた回数の割合を示す特別状態発生率を、当該組み合わせに対応付けて表示するようにしても良い(請求項6)。
請求項1の発明によれば、小役の特定に応じたカウント表示や小役と特別状態とを対応付けて表示する場合に、特別状態の発生の決め手となる小役だけでなく、その伏線となる小役についても対応付けて表示対象とすることで、無闇に対応G数を増やすことで余り関連のない小役を対応付けることなく、遊技者の期待感に対応した小役の表示を行うことが可能となる。
請求項2の発明によれば、カウントダウン等のカウント表示を行う場合に、対応付けられた複数の小役を表示することで、遊技者に小役の発生状況に応じて期待感を持たせることが可能となるだけでなく、最も注目すべき対応小役を特定可能とすると共に対応小役についてカウント表示を行うことで、複数の小役を表示対象とした場合であっても遊技者を惑わせることなく適切にカウント表示を行うことが可能となる。
請求項3の発明によれば、遊技情報表示装置は遊技機に対応して設けられることが殆どなどで、その表示領域に限りがあり、更に大きく表示する必要があることから余り多くの情報を表示することが難しいが、小役表示に上限を持たせると共に優先順位が高く最新の小役を優先して表示することで、効果的に小役表示することが可能となる。
小役の中には重要度の高い小役もあれば低い小役もあるが、対応付けと同時に重要度の低い小役を表示したのでは、遊技者が余り期待していない状態で小役表示することになり小役表示自体の重要度が低くなってしまう。しかしながら、請求項4の発明によれば、重要度の低い小役については対応回数分の対応付けがあるまで小役表示の対象としないことから、そのような状態を回避する一方、対応回数分の対応付けが行われた場合には重要度が高まることもあるので、その場合に適切に小役表示することが可能となる。
請求項5の発明によれば、対応付けた小役を更に特別状態に対応付けることで、特別状態が発生する起因となった複数の小役を発生履歴により把握することが可能となる。
請求項6の発明によれば、対応付けた小役の組み合わせに応じた特別状態発生率を表示することで、その組み合わせの小役の対応付けが行われた場合の特別状態の発生期待度を遊技者に適切に報知可能となる。
本発明の一実施形態におけるシステム全体を示す概略図 遊技機のリールの図柄を示す図 遊技機の内部当選役の役構成を示す図 遊技機の内部当選テーブルを示す図 遊技機の有効ラインを示す図 遊技機が状態推移する場合の確率を示す図 管理装置の小役設定の一例を示す図 情報表示装置の正面図 情報表示装置のメッセージ表示部の拡大図 小役履歴と小役表示の推移の一例を示す図(その1) 小役履歴と小役表示の推移の一例を示す図(その2) 管理装置による特別状態履歴を示す図 情報表示装置による特別状態履歴の表示例を示す図 管理装置による小役集計を示す図 情報表示装置による小役対応付処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態による遊技情報表示システムについて図面を参照しながら説明する。
図1はシステム全体を示す概略図である。遊技場内には複数の遊技機1が設置されている。本実施形態の場合、遊技機1は所謂スロットマシンである。各遊技機1には、貸出装置2及び遊技情報表示装置(以下、「情報表示装置」)3(ゲーム特定手段、小役特定手段、小役対応付手段、表示手段、特別状態特定手段に相当)がそれぞれ付設されている。これら遊技機1、貸出装置2及び情報表示装置3は、中継装置4に接続されている。この中継装置4は、LAN5を介して管理装置6に接続している。このため、遊技機1や貸出装置2等の遊技機1側の機器から出力される遊技信号は、中継装置4によって管理装置6に送信される。管理装置6は、遊技場内の例えば事務所等に設置されており、モニタ7、キーボード8等が接続されている。このような遊技場内には、例えば数百台の遊技機1が設置されており、管理装置6の管理対象となっている。
遊技機1は、表示窓9、スタートレバー10、ストップ釦11a〜11c、メダル投入口12、BET釦13、液晶表示部14、受皿15等が設けられている。遊技者は、表示窓9を通じて内部に設けられたリールの図柄を視認可能となっている。各図柄は、図2に示すように、左リール16a、中リール16b及び右リール16cの円周面に描かれており、各リール16a〜16cが停止した状態では、表示窓9の上段、中段及び下段に対応して停止表示される。即ち、遊技機1には、各リール16a〜16cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。遊技機1は、遊技者によってメダル投入口12からメダル(遊技価値)を投入、或いは、BET釦13を操作することでクレジットメダル(遊技価値)が所定枚数(例えば通常状態では3枚)投入された状態でスタートレバー10が操作されると(ゲームが開始されると)、内部抽選を実行すると共にリールの変動を開始させ、ストップ釦11a〜11cを操作することによって所謂引込制御(予め規定された引込範囲例えば4図柄までにある図柄を有効ライン上に引込んで停止表示させる制御)によってリール16a〜16cの変動を停止する。
図3は、遊技機1に設定されている内部当選役の役構成を示している。遊技機1には、所謂ボーナス役としてのBB(ビッグボーナス)役及びRB(レギュラーボーナス)役、所謂小役としての5枚役A〜F、7枚役、2枚役、1枚役A、1枚役B、及びリプレイ役が設けられている。遊技機1には、図5に示すように、合計4本(表示窓9の上段、中段に対応した横方向に1本ずつの2本、及び斜め方向の2本)の有効ライン1〜4が設けられている。遊技者によるストップ釦11a〜11cの操作によってこれらの有効ライン1〜4のうち何れかの有効ライン上に内部当選役に対応する図柄が揃ったとき、即ち、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが内部当選役に対応する図柄の組合せと一致したとき、入賞となる。これにより、1ゲームが終了する。尚、遊技機1では、1ゲーム当たりのメダルの投入枚数(BET数)は遊技状態によらず3枚に設定されている。そして、入賞となった場合には、BB状態やRB状態の発生、或いは、対応する枚数のメダルの払出(遊技価値の付与)が行われる。BB状態は420枚、RB状態110枚を超えるメダルの払出により終了する。
遊技機1は、ゲーム開始時の内部抽選において、0〜65535の間で発生する乱数のうち1つを抽出し、抽出した乱数と図示しない抽選テーブルとを照合することにより、内部当選であるか否かを判定している。図4は、遊技機1に設定されている内部当選テーブル、即ち、内部抽選における各役に割り振られている乱数の数を示している。この内部当選テーブルは、後述する遊技機1の遊技状態に応じて設けられている。例えば、通常状態では、BB役及びRB役に対して64個、5枚役が2種類同時当選する5枚役A+5枚役B〜Fにそれぞれ1952個、7枚役に1312個、2枚役に656個、1枚役A及び1枚役Bにそれぞれ4096個、リプレイ役に8978個、はずれに36510個の乱数が割り振られている。RT状態では、リプレイ役とハズレ以外は通常状態と同一の乱数の数であるが、リプレイ役は通常状態の約5倍に設定され、ハズレは1個のみとなっている。つまり、RT状態では何らかの役が内部当選している。BB又はRB状態では、5枚役Aがほぼ100%内部当選する。
遊技機1は、図示しない設定値操作部から内部当選確率等を規定するための例えば1〜6の6段階の設定値が設定される。このうち1つの設定値を有効化することにより、所謂出玉率が理論値として設定される。遊技機1は、この設定値の値が大きいほどボーナス役の内部当選確率が高くなる等、遊技者にとって有利となるように設定されている。この場合、周知のように例えば図4の内部当選テーブルを設定値に対応付けて複数設け、設定された設定値により内部当選テーブルを選択することで遊技者の有利と不利とを調整可能にすれば良い。
貸出装置2は、図1に示すように、最上部に動作状態を示す動作ランプ17、その下方に貨幣投入口18、下部にメダル払出口19を備えている。動作ランプ17は、不具合が生じた場合等に点灯し、従業員に不具合の発生等を報知する。この貸出装置2は、遊技者が貨幣投入口18に有価価値(例えば貨幣)を投入すると、メダル払出口19から投入された有価価値に応じた数のメダルを遊技機1の受皿15に払出す。
遊技機側の機器からは、次の各信号が出力される。
アウト信号=遊技機1から出力。開始操作に応じベット状態のメダルを使用したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも対応分を出力。
セーフ信号=遊技機1から出力。メダルが1枚払出される毎に1パルス出力されるので、セーフ信号数×1がセーフ(払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分を出力。
BB・RB・ART信号=遊技機1から出力。対応するボーナス状態(B.B、R.B)又はART状態時にレベル出力されるので、信号受信期間をボーナス状態又はART状態として特定する。
売上信号=貸出装置2から出力。貸出メダル5枚(100円相当)毎に1パルス出力されるので、売上信号数×100が売上金額。売上信号×5を売上メダルとする等して売上情報を特定する。
遊技機1の遊技状態としては、通常状態、ボーナス状態、ART状態(ART)が設定され、更に通常状態は、低確状態、高確状態、前兆状態が設定されている。ARTは後述する報知を行うAT状態(AT)とリプレイ役の内部当選率が向上するRT状態(RT)とが複合した特別状態であり、ART中又はRT中に終了役(1枚役A又は1枚役B)が入賞した場合には、ART又はRTを終了して通常状態へと移行する。
図6は、遊技機1の通常状態において発生した小役に応じて次の状態に推移する場合の確率を示している。低確状態では、小役の発生に応じて所定確率で高確状態又は前兆状態に突入し、高確状態では、小役の発生に応じて所定確率で前兆状態に突入する。例えば低確状態では、小役の2枚役が入賞した場合、50%の確率で高確状態に突入する一方、3%の確率で前兆状態に突入する。高確状態で2枚役が入賞した場合、30%の確率で前兆状態に突入する。前兆状態に突入すると上限G数(例えば34G)内で終了G数が抽選により振分けられ、突入後、その終了G数分のゲームを実行することでARTへ突入する。高確状態から低確状態に移行する小役はリプレイ役のみが設定され、他の小役が発生しても低確状態へは移行しない。また、一旦前兆状態になった場合は小役に応じて高確状態等に移行することも無い。つまり、前兆状態となった場合は上限G数である34G内にARTに突入する。
尚、図6に示す同時当選とは、小役の内部当選と同時にボーナスに当選することを意味している。実際にはボーナス(BB又はRB)毎に区分されて同時当選する確率が設定されているが、図6では同時当選する割合の合計値に対応する確率を示している。
図6から次のことが分る。2枚役及び7枚役の両方とも低確状態から高確状態への移行確率が5枚役等に比べて高いと共に、高確状態において前兆状態への移行確率も高く設定されている。つまり、2枚役又は7枚役が連続的に発生した場合は、低確状態から高確状態へ移行し、更に前兆状態を介してARTに移行する確率が高く、それだけ期待度が最も高い。5枚役は低確状態において高確状態に移行する確率が低いものの、10%であることから、5枚役が連続的に発生した場合は、それだけ高確状態に移行する確率が高くなり、期待度も高くなる。但し、5枚役が発生するにしても前兆状態に移行することは期待出来ない。
ARTが発生したときは、ATとRTが同時に発生する。AT中は後述する通り5枚役Aを複数(本実施形態では3つ)のラインにて入賞させ15枚の入賞を得るためのストップ釦11a〜11cの操作順序を液晶表示部14にて報知する。即ち、1Gの払出枚数が15枚であるAT役の入賞操作(AT役入賞操作)を補助する報知(AT役報知)を行い、遊技者がその報知通り操作すればAT役が入賞し、操作しなければAT役でない一般役(5枚)が入賞する。
AT中は1枚役A又は1枚役Bの何れかが内部当選したかのかを液晶表示部14にて報知する。即ち、終了役の非入賞操作を補助する報知(終了役報知)を行い、遊技者がその報知通り操作すれば終了役入賞を防止出来る。
ATはART発生時等に抽選されるゲーム数を行うまで継続し、終了すればATを終了してRTへと移行する。尚、ATが重複しないRTでは終了役報知が行われず、遊技者は終了役入賞を防止出来ないことから、ATが終了するとほどなくRTも終了する。
ATのゲーム数の抽選は上述した設定値により変更可能である。尚、実施形態上は、設定値6の平均継続数が70Gで遊技者にとって最も有利であり、設定値1の平均継続数が50Gで遊技者にとって最も不利となる様に設定値に応じて段階的に遊技者の有利度が異なっている。
次に、AT役操作報知に関わる5枚役A〜Fについて説明する。
5枚役Aは単独で内部当選する場合と、5枚役B〜Fの何れか1つと同時に内部当選する場合の全部で6通りある。尚、5枚役Aの単独当選はボーナスゲーム中のみである。
上記何れの場合も5枚役Aのみが入賞する。但し、5枚役B〜Fの何れか1つと同時当選した場合は、その組み合わせと押し順に応じてベル図柄が中リール16bの上段か中段に停止するように制御されるので、上段に停止した場合(有効ライン1本で入賞)には5枚(一般役)のメダルが払い出され、中段に停止した場合(有効ライン3本で入賞)には15枚(AT役)のメダルが払い出される。尚、5枚役Aの単独当選時は押し順に拘わらずベル図柄が中リール16bの中段に停止する。
具体的には以下の場合にベル図柄が中段で停止し、その他の場合に上段で停止する。
・5枚役A+5枚役Bが同時当選……中リール16bを最初に停止(中→左→右又は中→右→左)の順に停止
・5枚役A+5枚役Cが同時当選……左→中→右の順に停止
・5枚役A+5枚役Dが同時当選……左→右→中の順に停止
・5枚役A+5枚役Eが同時当選……右→中→左の順に停止
・5枚役A+5枚役Fが同時当選……右→左→中の順に停止
よって、上述したAT役操作報知では、操作するストップ釦11a〜11cの押し順をゲーム開始時に報知する。
管理装置6は、本発明に関連して小役設定を記憶している。
図7は小役設定の一例を示している。小役設定には、小役に対応して次の各項目が設定されている。
・表示=対応する小役表示で、予めいくつかの画像候補が記憶されており、その中から選択する。尚、ダウンロード等して外部から取込んでも良い。
・対応セーフ=小役に対応するセーフ。1Gにおける(ゲーム間)セーフがこの設定値である場合に、対応する小役を特定する。
・優先順位=小役表示する際の優先順位。図9に示す小役表示部22e1に表示する小役数の上限(例えば5つ)が定められており、対応付けた小役が上限以上となった場合に、この優先順位に従い表示する。図7では小役1、2が同順位で小役3よりも優先される設定となっているので、小役3が上限分表示された状態で小役1を特定した場合は小役1を表示するが、小役1が上限分表示された状態で小役3を特定した場合は小役3を表示しない。尚、同順位の場合は新しく特定した(特定時点が新しい)小役を優先して表示。
・カウント初期値=小役の特定に応じて行うカウントダウンによるカウント表示する際の初期値で、カウント対象小役である小役1,2に対応して設定される。尚、「−」はカウント表示の対象とならないことを示し、カウント非対象小役である小役3に対応して設定される。このカウント初期値は前兆状態からARTに移行するまでの上限G数等を目安に設定される。
・対応G数=小役特定時に既に特定した小役を対応付けるための設定値で、小役特定後、この設定値が示すゲーム数以内に新たに小役を特定した場合に、その新たに特定した小役を対応候補とする。
・対応回数(特定回数に相当)=対応G数により対応候補となった小役の合計数に対する設定値で、特定した同種の小役の合計数がこの設定値以上となった場合に小役を対応付ける。尚、カウント表示対象小役の場合は1が設定される。つまり、図7に示す例ではカウント対象小役である小役1、2は対応候補となれば対応回数である1を満たすので、そのまま対応付ける一方、カウント非対象小役である小役3は対応候補が3つ(対応回数が3)となって初めて他の小役と対応付ける。
情報表示装置3は、制御部(CPU)、記憶部(RAM、ROM等)、送受信部(I/F)を備え、遊技機側からの遊技信号により遊技情報を特定し、その特定した遊技情報を表示する。
図8は情報表示装置3を示す正面図である。情報表示装置3には、データ切替釦20、呼出釦21、表示部22が設けられている。表示部22には、BB回数表示部22a、RB回数表示部22b、差数グラフ表示部22c、G数履歴表示部22d、メッセージ表示部22e、ART突入回数表示部22f、過去最高ART回数表示部22g、ゲーム数表示部22h(上段がボーナス後G数表示部、下段が累計G数表示部)、累計ARTG数表示部22iが設定されている。データ切替釦20を操作することで、所謂ボーナス履歴、小役の入賞回数表示、過去の遊技情報等を待機表示から切り替えて表示可能であり、その切替操作が行われた場合には操作信号を管理装置6へ出力する。
さて、高確状態でカウント対象小役である2枚役又は7枚役が発生した場合は、前兆状態となる可能性が高く、前兆状態となった場合は上限G数である34G以内にARTが発生することから、カウント対象小役が発生した場合はARTが発生する可能性がなくなるまのゲーム数をカウント表示することで遊技者の期待感を煽るようにしている。この場合、上述したように発生した小役の関連性に応じてARTとなる期待度が異なることから、カウント対象小役が発生した場合は、それらに関連する発生小役を表示することで遊技者の期待感を更に煽るようになっている。
図9は情報表示装置3にてカウント表示を行っている場合のメッセージ表示部22eの拡大図を示している。メッセージ表示部22eには、小役表示部22e1と、カウント対象小役が発生したことを示す「GET!」表示部22e2と、カウント表示部22e3が設定されている。対応付けた何れかの小役がカウント表示対象小役でない限り図9のような表示を行わないが、カウント対象小役を1つでも特定すればカウント表示を行う。カウント非対象小役には図7に示すように2以上の対応回数が設定され、カウント対象小役を特定してカウント表示する際も対応回数分だけの小役を特定していない限り小役表示は行わない。
小役表示部22e1には表示する小役数の上限(5つ)が設定されており、上限を上回った場合は図7の優先順位が最低の小役のうち最古に特定した小役を除外して小役表示を行う。小役表示部22e1では特定した最新の小役を一番右として、その小役に対応付けられた小役に対応する小役表示を発生順に右から並べて表示しており、各小役表示には各々小役が特定されてからのゲーム数が対応付けて表示される。
図9に示す例では、最も右のチェリー(2枚役)は0Gが経過、即ち前ゲームにて特定した旨を示し、次のベルは16G、チェリーは28G、プラムは37Gと61G経過した旨を示している。
カウント表示部22e3では、最新でかつ優先順位の最も高い(優先順が1の)カウント対象小役(2枚役又は7枚役)が特定された場合に図7に示すカウントダウン初期値(34G)を表示し、ゲームを特定する毎に1Gずつカウントダウンする旨(例えば「残り34G」)を表示する。
次に、情報表示装置3の動作について、図10及び図11と図15に示す情報表示装置3による小役対応処理を示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
図10及び図11は、情報表示装置3が記憶する小役履歴と、メッセージ表示部22eにおける小役表示の推移の一例を示している。小役履歴には次の各項目が設定されている。
・小役=特定された小役。
・経過G数=小役を特定してから経過したゲーム数(小役後ゲームに相当)。小役特定後のゲーム特定に応じて更新する。
・状態=小役の対応付、及び表示状態を示し、小役表示の対象となる場合は「○」、小役表示の対象とはならないが、対応候補又は小役表示の上限から漏れている場合は「△」、それ以外は「−」となる。
情報表示装置3は、図15に示すように、ゲームの実行を特定したかを判定している(S1)。このゲームの特定は、別途設定される1ゲームの最大BET数(3枚)のアウト計数、アウト信号入力間期間が設定時間(例えば30秒)経過、或いはアウト信号入力後にセーフ信号を入力した場合にゲームの実行を特定する。ゲームを特定した場合は(S1:YES)、表示している経過G数を更新すると共にカウント表示を実行している場合はカウント表示も更新する(S2)。次に小役を特定したか(S3)、小役履歴中の全小役の経過G数が対応G数を上回っているか(S17)を判定する。この小役の特定は、ゲーム間、即ちアウト信号入力間のセーフと図7の小役設定とを照合して特定する。即ち、セーフ信号入力から設定時間(例えば3秒)の経過、或いはセーフ信号入力後に最初のアウト信号を入力した(次ゲーム判定)際にゲーム間のセーフを特定し、そのセーフと小役設定の対応セーフとを照合することで特定する。小役を特定した場合は(S3:YES)、小役履歴に新レコードを作成してから(S4)、経過G数に0及び特定された小役を記憶する(S5)。
図10(A)のNO.1レコードは小役として小役3を特定した場合を示しており、小役として小役3、経過G数として0が記憶される。
情報表示装置3は、特定した小役3の小役数(小役履歴の小役として記憶された数)が対応回数以上かを判定する(S6)。小役3の小役数は1であり、対応回数(=3)未満であるので(S6:NO)、対応する小役履歴(以下、「対応履歴」)に同種小役である小役3が有るかを判定する(S19)。この場合、対応履歴に同種小役はないので(S19:NO)、状態に「−」を記憶する(S21)。
情報表示装置3は、上述のようにしてレコードを作成した場合は、レコードの内容に応じてメッセージ表示部22eの表示を更新する。
図10(A)の場合、NO.1レコードに小役3を記憶するが、小役3はカウント表示対象となっていないので表示は更新せず、メッセージ表示部22eに通常のメッセージを表示している。
情報表示装置3は、次に特定した小役が図10(B)のNO.2レコードに示すように小役3であった場合、特定した小役数が2で、対応回数(=3)未満であり(S6:NO)、更に対応履歴に同種の小役が有ることから(S19:YES)、同種の小役を含むNO.1及びNO.2レコードの「状態」に「△」を記憶する(S20)。
図10(B)の場合、図10(A)の7G後(=NO.1の対応G数(10G)内)にNO.2(小役3)を特定した状態を示しており、NO.1とNO.2とを対応候補として特定するが、対応回数(=3)未満なので表示対象とせず、メッセージ表示部22eの表示はそのまま通常のメッセージの表示状態であることを示している。
情報表示装置3は、次に特定した小役が図10(C)のNO.3レコードに示すように小役2であった場合、小役2の小役数(=1)は対応回数(=1)以上で(S6:YES)、小役2がカウント表示対象であることから(S7:YES)、「状態」に「○」を記憶する(S9)。次に、「○」数が表示上限かを判定し(S10)、表示上限でないことから(S10:NO)、カウント中かを判定する(S12)。カウント中でないことから(S12:NO)、特定した小役がカウント表示対象であることを確認してから(S22:YES)、カウントを開始する(S23)。次に、「状態」が「△」で対応回数以上の小役が有るかを判定する(S24)。「状態」が「△」の小役3は2つで対応回数(=3)未満であることから(S24:NO)、リターンする。
図10(C)の場合、図10(B)の8G後(=NO.2の対応G数(10G)内)に小役2を特定した状態を示しており、NO.3レコードの小役2はカウント表示対象であるので、カウント表示を開始するが、NO.1、2レコードは未だ対応回数分の小役3が対応候補となっていないため小役表示しない。
情報表示装置3は、次に特定した小役が図10(D)のNO.4レコードに示すように小役3であった場合、特定した小役3の小役数が3となることから、対応回数(=3)以上であり(S6:YES)、特定した小役はカウント表示対象でないことから(S7:NO)、「状態」に「○」が有るか(S8)、つまり何れかの小役表示を行っているかを判定する。小役表示中であることから(S8:YES)、同種の小役を含む「状態」に「○」を記憶し(S9)、「○」数が表示上限を上回っていない状態でカウント中であることを確認してから(S10:NO、S12:YES)、特定した小役の優先順位は小役履歴中の全小役以上かを判定する(S13)。小役3の優先順位は小役2よりも低いことから(S13:NO)、カウント対象の小役を識別表示する(S26)。
図10(D)の場合、図10(C)の9G後(=NO.3の対応G数(40)内)に小役3を特定した状態を示しており、NO.3レコードの小役2のカウント表示が終了していない(カウントダウンが0となっていない)ことからカウント表示を継続する一方、小役3の特定数が対応回数に達したため、NO.1、2、4を小役表示する。この場合、NO.3レコードの小役2のみがカウント表示の対象なので、小役2に○印22e4にて識別表示した上で対応するカウント表示を行う。
情報表示装置3は、次に特定した小役が、図10(E)のNO.5レコードに示すように小役2であった場合、小役2の優先順位が1番であると共に(S13:YES)、特定した小役2がカウント表示対象であるので(S14:YES)、小役の識別表示を終了してから(S15)、カウント表示部22e3のカウントをリスタートする(S16)。
図10(E)の場合、図10(D)の15G後(=NO.4レコードの小役3の対応G数(=10G)内では無いが、NO.3レコードの小役2の対応G数(=40G)内、即ち、NO.3レコードから24G後)に小役2を特定した状態を示しており、NO.5レコードの小役2をカウント表示対象としてカウント表示を更新し、小役2を追加して小役表示する。この場合、最新の(最も右に表示される)NO.5レコードの小役2がカウント表示の対象となるため○印22e4の識別表示を終了する。
情報表示装置3は、次に特定した小役が、図11(F)のNO.6レコードに示すように小役1であった場合、特定した小役はカウント表示対象であるものの、「○」の数が表示上限である5を上回ったことから(S10:YES)、優先順位が最低で、かつ最古の小役の「状態」に「△」を記憶する(S11)。
図11(F)の場合、図10(E)の9G後(=NO.5レコードの対応G数(=40G)内)に小役1を特定した状態を示しており、NO.6レコードの小役1をカウント表示対象としてカウント表示を更新するが、小役表示が上限(=5)に達しているため優先順位が一番低い小役3の中で最古のNO.1レコードを小役表示対象から除外して小役1を小役表示する。
情報表示装置3は、次に特定した小役が、図11(G)のNO.7レコードに示すように小役3であった場合、特定した小役3はカウント表示対象ではなく(S7:NO)、「○」数が表示上限を上回っており(S10:YES)、更に小役3の優先順位が低いことから(S13:NO)、カウント対象の小役2を識別表示する(S26)。
図11(G)の場合、図11(F)の12G後(=NO.6の対応G数(=40G)内)に小役3を特定した状態を示しており、NO.7レコードの小役3がカウント表示対象ではないことから、図10(D)同様にNO.6レコードの小役1がカウント表示対象であることを示すと共に、小役表示が上限に達しているため優先順位が一番低い小役3の中で最古のNO.2レコードの小役3を小役表示の対象から除外してNO.7レコードの小役3を小役表示する。
情報表示装置3は、次に特定した小役が、図11(H)のNO.8レコードに示すように小役1であった場合、「○」数が表示上限を上回っており(S10:YES)、更に特定した小役1はカウント表示対象であることから(S14:YES)、それまでの小役1の識別表示を終了し(S15)、カウントをリスタートする(S16)。
図11(H)の場合、図11(G)の16G後(=NO.7の対応G数(=10G)内では無いが、NO.6レコードの対応G数(=40G)内、即ち、NO.6レコードから28G後)にNO.8レコードの小役1を特定した状態を示しており、NO.8レコードがカウント表示対象であることからNO.8レコードに応じたカウント表示とする一方、小役表示が上限に達しているため優先順位が一番低い小役3の中で最古のNO.4レコードを小役表示の対象から除外してNO.8レコードの小役1を小役表示する。
そして、小役履歴中の全小役の経過G数が対応G数を上回った場合は(S17:YES)、小役履歴を初期化する(S18)。
尚、図10及び図11にて例示していないが、特定した小役がカウント表示対象でない場合に(S7:NO)、更に「○」が無いとき(S8:NO)、つまりカウント表示していない場合は、同種の小役を含む状態に「△」を記憶する(S20)。つまり、小役表示(カウント表示)していない状態で新たにカウント対象でない小役を対応回数分特定しても表示しない。同様に、カウント中でない場合に(S12:NO)、特定した小役がカウント表示対象でない場合は(S22:NO)、リターンする。つまり、後述する様にカウント表示終了後の小役表示中にカウント対象でない小役を特定した場合であっても、小役表示のみ更新している。一方、ステップS24の「YES」の場合は、その小役の「状態」に「○」を記憶しているのは(S25)、カウント対象でない小役が対象回数分ある状態でカウント表示を開始した場合を想定している。具体例としては、小役3を対応付けているが小役表示及びカウント表示していない状態で小役1又は小役2を特定し、小役3を3つ分及び特定した小役1又は小役2を小役表示する。更に図7の設定によりステップS14の「NO」は有り得ないが、小役の優先順位が3段階以上の状況も想定されることから、設定している。
また、図15のフローチャートには示していないが、カウント表示はカウントが0となった場合に終了するものの、優先順位が低いカウント表示対象の小役のカウント表示が可能なら、その表示を継続する。また、小役履歴に記憶される全ての小役の対応G数内に小役又はART又はボーナスが特定出来ない場合には小役履歴を初期化して表示を終了する一方、対応G数内に小役を特定すれば上記同様に更新し、ART又はボーナスを特定した場合は更に特定したART又はボーナスを小役に対応付ける。更に対応G数内にカウント表示を終了した場合は、カウント表示のみ終了させて小役表示は残して表示する。
また、図10及び図11の小役履歴は記憶する小役全ての対応G数分のゲームを特定した際に初期化するが、新たに小役を特定すれば、その小役も対応付ける。即ち、小役を特定した場合に対応付けた何れかの小役の対応G数内であれば、それらの小役を対応付ける。
さて、情報表示装置3は、小役履歴が初期化されない(小役を対応付けた)まま特別状態が発生した場合はそれらの小役と特別状態とを特別状態履歴(「特別状態の発生履歴」に相当)として集計する。
図12は特別状態履歴の一例を示しており、次の各項目が設定されている。
・種別、時刻=種別はレコードを特定した特別状態を示し、時刻は対応する時刻を示す。
・G、ARTG=G数は特別状態が発生するまでのゲーム数。ARTG数はARTを対象としたART中のゲーム数を示す。
・差枚=特別状態中のセーフとアウトの差引
・小役○、○G=小役○は特別状態発生時に表示対象となっていた小役で、○Gはその経過G数。番号が小さい方が最新。特別状態発生時に図10及び図11より特別状態と対応付け記憶する。
情報表示装置3は、遊技者の操作に応じて特別状態履歴を表示する。
図13は、図12で示した特別状態履歴の表示例である。特別状態(BB、RB、ART)に対応して、ゲーム、ART中ゲーム、獲得数、対応小役が設定されていると共に、「只今」表示部22jが識別表示(斜線で示す領域)されている。特別状態の表示として、BB又はRBについては何回前かを表示している。「只今」表示部22jの「ゲーム」としては前回の特別状態からの現在のゲーム数を示し、「対応小役」としては現在の対応小役(例えば図10(H)の対応小役)を表示している。
情報表示装置3は、遊技者の操作に応じて小役の対応付状況とARTの対応付状況とを集計して小役集計を表示する。
図14は小役集計を示している。小役集計には、小役1、小役2、小役3、総数、ART率(特別状態発生率に相当)が設定されている。この小役集計は、小役を特定してから図10及び図11の小役履歴を初期化するまでに小役履歴に記憶した小役、即ち対応小役を図10及び図11の初期化時に集計し、該当する項目の合計数を加算し、更にARTと対応付けた場合にはARTも加算することで集計した図である。例えば図11(H)の場合であれば、小役1が2つ、小役2が2つ、小役3が4つなので、図14で示す例の場合は、合計が13、ARTが10となる図中に斜線で示した箇所が該当し、それらの合計数が加算され、更にARTが対応付けられればARTも加算される。
このような集計を行い、更に箇所毎にARTの期待度(ART率=ART÷合計)を集計する(図14の識別箇所なら10÷13=76.9%)ことで、小役表示と併せて小役の対応付に対応したARTの期待度を遊技者に提供出来るようになる。また、図14の小役集計を遊技者に提示するだけでも小役の対応付状況の指標を提示出来るようになる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することが出来る。
小役を特定した場合に、それ以前の対応G数内に小役が発生していれば、2つの小役を対応付け、その対応結果を表示するようにしたので、無闇に対応G数を増やすことで余り関連のない小役を対応付けることなく、遊技者の期待感に対応した小役の表示を行うことが可能となる。
対応付けられた複数の小役の内、最新で優先順位が最も高い小役を特定可能に小役表示を行うと共に、その小役のカウント表示を行うようにしたので、複数の小役を表示対象とした場合であっても遊技者を惑わせることなく適切にカウント表示を行うことが可能となる。
小役表示に上限を持たせると共に優先順位が高く最新の小役を優先して表示するようにしたでの、効果的に小役表示することが可能となる。
対応回数分の小役が対応付けられたことを条件として小役表示の対象とするようにしたので、重要度の低い小役については対応回数分の対応付けがあるまで小役表示の対象となるような状態を回避する一方、対応回数分の対応付けが行われた場合には重要度が高まることもあるので、その場合に適切に小役表示することが可能となる。
複数の小役を対応付けた状態で、その何れかの小役の対応G数内に特別状態が発生した場合に、当該特別状態と対応付けられた複数の小役とを対応付け、特別状態履歴において、その対応付けを特定可能に表示するようにしたので、特別状態が発生する起因となった複数の小役を特別状態履歴により把握することが可能となる。
複数の小役の組み合わせに応じて、その組み合わせを特定した回数の内、ARTが対応付けられた回数であるART率を、当該組み合わせに対応付けて小役集計として表示するようにしたので、その組み合わせの小役の対応付けが行われた場合のARTの発生期待度を小役集計により遊技者に適切に報知可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張出来る。
実施形態上、遊技状態が好転する小役のみを対応付け対象としたが、悪化する小役(実施形態におけるリプレイ役)を対応付けの対象としても良い。この場合、対応G数を設定せずに他の小役の対応G数内に発生した小役のみを対応付け対象とすることが望ましい。
小役の発生とは小役の入賞又は小役の内部当選を示す概念である。尚、内部当選であれば別途、遊技機側から内部当選信号を入力する必要がある。
遊技機と別体の情報表示装置を例示したが、遊技機自体を情報表示装置としても勿論良い。この場合、遊技機側から信号を入力する必要無くゲームや小役等を特定可能となる。
図7の小役設定は遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。
対象となる遊技機としては、例示したスロットマシン以外のスロットマシン等、小役が発生し得る遊技機であれば、どのような遊技機を対象としても良い。また、小役の発生に応じて特別状態が発生し得る遊技機を例示したが、小役の発生に何ら関わりなくボーナスやART等の特別状態を発生し得る遊技機を遊技する遊技者の中には、小役の発生が何か特別状態の発生に関連しているのでは無いかという所謂オカルト思想を持った遊技者も少なくないので、これら遊技機について本件を採用する場合であっても、これらの遊技者にとっては非常に有用である。
遊技機内にて遊技媒体を循環させ、ポイントを付与することで収支が変動するような所謂クレジット式の遊技機を対象としても勿論良く、この場合も考慮し、メダル等の遊技媒体とポイントとを包含する遊技価値という表現を採用する場合がある。
例示した全ての遊技情報(例えばゲームや小役の特定)について遊技信号から直接的、或いは間接的に特定する等どのように特定しても良い。また、実施形態上の数値や項目等は全て例示であり、どのような数値や項目等を採用しても良く、例示した各構成をどのように組み合わせたり、採用しなかったりしても良い。更に、管理装置6が行う情報処理の一部を中継装置4等にて行う構成としても良いし、情報表示装置3のみでシステムを構成しても良い。
尚、小役の種類として、遊技機に設定される小役の種類と同じ種類を特定しなくとも、遊技機における複数種類の小役をグループ化して1つの種類として特定する等しても良い。また、小役履歴を対応付終了後に初期化したが、履歴として残しても勿論良い。
図面中、1は遊技機、3は遊技情報表示装置(ゲーム特定手段、小役特定手段、小役対応付手段、表示手段、特別状態特定手段)である。

Claims (6)

  1. ゲームの実行に応じて小役を発生可能であると共に、ゲームを実行することにより特別状態の発生条件が成立した場合に、遊技者にとって有利な遊技状態である特別状態を発生可能な遊技機の遊技情報を表示する遊技情報表示装置であって、
    前記遊技機においてゲームの実行を特定するゲーム特定手段と、
    前記遊技機において小役が発生したことを特定する小役特定手段と、
    前記小役特定手段により小役の発生が特定されてから前記ゲーム特定手段により特定されたゲーム数である小役後ゲームが、当該小役後ゲームに対して予め設定される対応G数以内である状態で、新たに前記小役特定手段により小役の発生が特定された場合に、当該新たに発生が特定された小役と、その以前に発生が特定された小役とを対応付ける小役対応付手段と、
    前記小役対応付手段による対応付結果を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。
  2. 前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、
    前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、
    前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、
    前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示すると共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも最も優先順位が高く、更に最新の小役である対象小役を特定可能な小役表示を行うと共に、当該対応付けられた小役の内、少なくとも前記対象小役に対応する前記小役後ゲームを特定可能な遊技情報を表示するカウント表示を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技情報表示装置。
  3. 前記小役特定手段は、発生した小役の種類を特定可能であり、
    前記対応G数は、小役の種類に対応付けて設定され、
    前記小役には、その種類に応じて予め優先順位が設定されており、
    前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役を、その種類を特定可能に表示する小役表示を行い、当該小役表示には表示する小役に上限が設定されており、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が上限を超過した場合には、優先順位の高い小役を優先して表示する一方、優先順位が同順位である場合には特定時点が新しい小役を優先して表示することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技情報表示装置。
  4. 前記小役の少なくとも1つの種類の小役には、前記小役表示を行うために必要な特定回数が予め設定されており、
    前記表示手段は、前記対応回数が設定される種類の小役については、前記小役対応付手段により対応付けられた小役の数が前記対応回数となることを条件として前記小役表示の対象とすることを特徴とする請求項2又は3記載の遊技情報表示装置。
  5. 前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、
    前記小役対応付手段は、対応付けた複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その対応付けた複数の小役とを対応付け、
    前記表示手段は、特別状態の発生履歴を表示可能であり、その発生履歴において特別状態に対応付けた複数の小役を特定可能に表示することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の遊技情報表示装置。
  6. 前記遊技機において特別状態が発生したことを特定する特別状態特定手段を備え、
    前記小役対応付手段は、複数の小役を対応付けた場合に、その複数の小役の組み合わせを特定し、その複数の小役の内、少なくとも1つの小役に対応する前記小役後ゲームが前記対応G数以内である状態で、前記特別状態特定手段により特別状態が発生したことが特定された場合に、当該特別状態と、その複数の小役の組み合わせとを対応付け、
    前記表示手段は、前記小役対応付手段により対応付けられた複数の小役の組み合わせが特定された回数の内、特別状態と対応付けられた回数の割合を示す特別状態発生率を、当該組み合わせに対応付けて表示することを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の遊技情報表示装置。
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