JP4901376B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

遊技場用管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4901376B2
JP4901376B2 JP2006240227A JP2006240227A JP4901376B2 JP 4901376 B2 JP4901376 B2 JP 4901376B2 JP 2006240227 A JP2006240227 A JP 2006240227A JP 2006240227 A JP2006240227 A JP 2006240227A JP 4901376 B2 JP4901376 B2 JP 4901376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
bonus
bonus winning
game
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006240227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008061703A (ja
Inventor
雅輝 川原
Original Assignee
ダイコク電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイコク電機株式会社 filed Critical ダイコク電機株式会社
Priority to JP2006240227A priority Critical patent/JP4901376B2/ja
Publication of JP2008061703A publication Critical patent/JP2008061703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4901376B2 publication Critical patent/JP4901376B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ボーナス入賞が発生しやすい状態に設定された第1期間と、ボーナス入賞が発生しにくい状態に設定された第2期間とを交互に呈する遊技機に係る稼動データを管理するための遊技場用管理システムに関する。
従来、スロットマシンやパチンコゲーム機のような遊技機を設置した遊技場においては、所謂体感器を使用した不正行為(一般に、体感器ゴトと呼ばれている)が頻繁に行われており、このような不正行為への対策が大きな課題となっている。上記体感器を使用した不正行為、つまり体感器ゴトは、入賞の当否を決定するための抽選に用いる乱数を規則的に発生するという遊技機の特性を悪用したものであり、このような特性に鑑み、従来では、例えば特許文献1に見られるように、乱数を抽出するタイミングを撹乱することによって、入賞に当選する乱数を狙えないようにした手段が考えられている。
特開2005−111093号公報
特許文献1に記載された手段によれば、体感器を使用した不正行為を阻止するためにはある程度有効であるが、そのような不正行為の発見及び摘発は不可能であり、このため、体感器ゴトの撲滅を図る上では有効な手段と言い難いという事情があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、所謂体感器を使用した不正行為の発見及び摘発が可能になって、そのような不正行為の撲滅に大いに力を発揮できるようになる遊技場用管理システムを提供することにある。
本願発明において管理対象となる遊技機は、ボーナス入賞が発生しやすい状態に設定された第1期間と、ボーナス入賞が発生しにくい状態に設定された第2期間とを交互に呈する形態のものであり、従って、第2期間でのボーナス入賞の発生割合が、当該期間において想定されるボーナス入賞の発生割合に比べて異常に多い状態が出現したときには、所謂体感器を使用した不正行為が行われていると推定できることになる。本願発明は、このような特性を利用したものである。
即ち、請求項1記載の発明において、期間判定手段は、ボーナス入賞が発生したときに、その発生タイミングが前記第1期間及び第2期間の何れであるかを判定するようになり、不正判定手段は、上記期間判定手段による期間判定結果に基づいて、前記第2期間におけるボーナス入賞の発生状況が予め定められた不正判定基準を満たすか否かを判定するようになる。また、データ作成手段は、ボーナス入賞が発生する毎に、少なくともボーナス間ゲーム数を含むボーナスデータを、前記期間判定手段による期間判定結果及び前記不正判定手段による不正判定結果と対応付けたボーナス入賞履歴データとして記録するようになり、このように記録されたボーナス入賞履歴データがデータ出力手段から出力されるようになる。従って、データ出力手段から出力されたボーナス入賞履歴データを監視すること、具体的には、ボーナス入賞が発生しにくい第2期間でのボーナスデータに含まれるボーナス間ゲーム数を監視することにより、第2期間での実際のボーナス入賞の発生割合が、当該期間において想定されるボーナス入賞の発生割合に比べて異常に多い状態が出現したか否かを把握できるようになる。この結果、その把握結果に基づいて、所謂体感器を使用した不正行為の発見及び摘発が可能になって、そのような不正行為の撲滅に大いに力を発揮できるようになる。
一方、管理対象となる遊技機が、ゲーム毎に実行するボーナス抽選で当選したとき及び予め選択されたボーナス入賞予定タイミングとなったときにボーナス入賞が許容され、前記ボーナス入賞予定タイミングとして選択される確率がタイミングと低いタイミングとが設定されており前記ボーナス入賞予定タイミングが接近したときには所定の確率で予兆演出を実行する機種であった場合、そのような予兆演出を経てボーナス入賞が発生した状態については、体感器を使用した不正行為が行われていない状態である確率が高くなる。請求項2記載の発明は、このような特性を利用したものである。即ち、当該発明では、予兆判定手段が、前記予兆演出が実行されたか否かを判定するようになり、前記データ作成手段が、前記ボーナス入賞履歴データ中に、前記予兆判定手段による予兆判定結果も前記期間判定結果及び前記不正判定結果と共に記録するようになる。従って、このように記録された予兆判定結果、期間判定結果及び不正判定結果を、前述した体感器を使用した不正行為の発見及び摘発の際に補助的に参照すること(つまり、予兆演出を経てボーナス入賞が発生した状態については、体感器を使用した不正行為が行われていないものと判定すること)により、当該不正行為の発見及び摘発精度の向上を図り得るようになる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、遊技場内システムの全体構成が概略的に示されている。この図1において、互いに隣接した状態で横並び状に設置された複数台のスロットマシン1(遊技機に相当)は、隣接した台間メダル貸機2からメダルを借り受けてゲームを行うように構成されている。管理装置3(期間判定手段、不正判定手段、予兆判定手段、データ作成手段に相当)は、スロットマシン1に係る遊技データ(稼動データ)やメダル貸機2による貸出高などを集計管理するために設けられたもので、スロットマシン1及びメダル貸機2との間でのデータ信号の授受を、データ中継機能を備えた呼出ランプユニット4及びLAN5を通じて行う構成となっている。尚、管理装置3は、それぞれ本発明でいうデータ出力手段に相当したモニタ3a及びプリンタ(図示せず)を備えており、これらモニタ3a及びプリンタを通じて後述する帳票データなどを出力できる構成とされている。
図2には、スロットマシン1の正面外観が示されている。この図2において、スロットマシン1は、例えば3枚賭け専用機であり、所定のゲーム開始操作、つまり、メダル投入口6に3枚のメダルが投入された状態、若しくは、ベットボタン7を通じて3枚のクレジットメダルが賭けられた状態でスタートレバー8の操作が行われたときに、複数列(3列)のリール(符号なし)より成る可変表示装置9を動作させることによりゲームを開始するものであり、各列のリールに対応したストップボタン10a、10b、10cの操作によりリールの回転が停止したときに1ゲームが終了する構成となっている。
そして、このゲーム終了時において、可変表示装置9で表示される停止図柄が所定の当たり図柄に揃ったときには、その当たり図柄により決まる当たり役(ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役、リプレイ)の入賞が発生し、その当たり役の種類に応じた特典が遊技客に付与される。具体的には、小役が入賞したときに予め定められた枚数のメダルを払い出し、ビッグボーナス及びレギュラーボーナスが入賞したとき、つまりボーナス入賞が発生したときに、小役の入賞確率を予め定められた期間(この期間は、ビッグボーナスの方がレギュラーボーナスより長い)だけ高めるビッグボーナスゲーム及びレギュラーボーナスゲームをそれぞれ実行可能になる。また、リプレイが入賞したときには、新たなメダルを賭けることなく次のゲームを実行することができる。尚、11はメダル受皿、12はクレジット精算用のボタン、13は遊技者向けの種々の演出画面を表示するための演出用液晶表示部、14は種々の光演出を行うためのイルミネーションユニットである。
この場合、上記スロットマシン1は所謂ストック機として構成されたものであり、そのストック機能に係る仕様は以下のようになっている。
即ち、スタートレバー8が操作されたタイミング(ゲーム開始タイミング)で行われる内部抽選によりビッグボーナスまたはレギュラーボーナスに当選したときには、これに応じて成立したボーナスフラグをストックすると共に、そのボーナスが入賞しないようにリールを停止させた上でリプレイタイム(以下、RTと呼ぶ)ゲームへ移行する。
このようにRTゲームへ移行した状態では、リプレイの内部抽選に超高確率で当選することになるが、実際には、内部当選したリプレイの大半が入賞しないようなリール制御が実施されるようになっており、見かけ上のリプレイ入賞率は通常ゲーム時と変わらない状態とされる。このため、遊技者側で、スロットマシン1がRTゲーム中であるか通常ゲーム中であるかを見分けることは不可能である。また、リプレイフラグと小役フラグは、ボーナスフラグより優先されるものであり、従って、リプレイフラグ及び小役フラグの何れかが成立したゲームではボーナス入賞の可能性がゼロになる。このように、RTゲーム中はボーナス入賞の可能性がない状態であるが、RTゲーム中においても通常ゲーム中と同様にボーナスの内部抽選は行われており、ボーナスに当選するたびにそのボーナスフラグが累積的にストックされる。尚、一般的なストック機は、営業終了後に電源を落として設定値の変更を行った場合であってもストックされたボーナスフラグを営業終了後においてもリセットせず、そのまま残すように設計されている。
そして、上記RTゲームが終了したときに、初めてストックされたボーナスフラグを消化(放出)することにより、ボーナス入賞が許容されるものである。このようなRTゲームの終了条件は、以下(1)、(2)の2種類が用意されている。
(1)第1の終了条件
この第1の終了条件は、所定のタイミングで実施されるRTゲーム数抽選によりRTゲーム数を決定し、このRTゲーム数が消化されたとき(ボーナス間ゲーム数が当該RTゲーム数に到達したとき:請求項2に係る発明でいうボーナス入賞予定タイミングに相当)に成立する。この場合、RTゲーム数抽選は、ボーナスフラグのストックがない状態では、ボーナスに内部当選したタイミングで行われ、ストックがある状態では、前回のボーナス入賞からボーナスゲームの終了までの期間内の適宜タイミング(例えばボーナス入賞タイミング)で行われる。
上記RTゲーム数抽選は、例えば、スロットマシン1の制御基板内のROMに記憶された図3に示すようなRTゲーム数テーブルに基づいて行われるものである。このRTゲーム数テーブルは、スロットマシン1において周知の複数段階の設定値(通常、6段階)毎に異なる内容のものが用意されるものであり、図3は設定値が「6」の場合の例である。ここで例示したRTゲーム数テーブルは、RTゲーム数に係る抽選対象数値として、「1」から所謂天井値である例えば「1536」まで用意しており、その抽選対象数値群を、連続した128個の数値毎に区分して成る12段階の数値ゾーンa1〜a12に割り振ると共に、各数値ゾーンa1〜a12に対して、RTゲーム数抽選における予備抽選時に引き当てられる割合を示す選択率を個々に設定した構成となっている。
RTゲーム数抽選時には、まず、上記RTゲーム数テーブル中から数値ゾーンa1〜a12の何れかを、前記選択率に応じた確率で選択するという予備抽選を行う。次いで、選択された数値ゾーンに属する数値(128個)のうちの1つをランダムに選択するという本抽選を行い、このように選択された数値がRTゲーム数として決定される。
この場合、図3の例では、数値ゾーンa2、a3、a5〜a7、a9〜a11の選択率が、1.5%と低い率に設定されているのに対して、数値ゾーンa1、a4、a8、a12の選択率は比較的高い率に設定されている(数値ゾーンa1は特に高い)。ここで、ボーナス間ゲーム数が上記数値ゾーンa1、a4、a8、a12内の数値に対応した状態となる期間が、本発明でいう第1期間に相当するものであり、また、ボーナス間ゲーム数が上記数値ゾーンa2、a3、a5〜a7、a9〜a11内の数値に対応した状態となる期間が、本発明でいう第2期間に相当するものである。
要するに、第1の終了条件は、上述した内容のRTゲーム数抽選により決定されたRTゲーム数がボーナス間ゲーム数として消化されたときに成立するものであるから、前記選択率が高い状態の数値ゾーンa1、a4、a8、a12に対応した前記第1期間は、第1の終了条件の成立に応じてRTゲームが終了しやすい期間、つまり、ボーナス入賞が発生しやすい期間となるものである。また、選択率が低い状態の数値ゾーンa2、a3、a5〜a7、a9〜a11に対応した前記第2期間は、第1の終了条件の成立に応じてRTゲームが終了しにくい期間(ボーナス入賞が発生しにくい期間)となるものである。
尚、スロットマシン1の設定値が変更されたときには、異なる内容のRTゲーム数テーブルが使用されることになるから、RTゲーム数抽選をやり直して新たなRTゲーム数を選択することになる。また、ボーナス間ゲーム数が前記天井値(=1536)に到達したときには、RTゲームが自動的に終了されてボーナス入賞が発生可能な状態となるものである。
(2)第2の終了条件
この第2の終了条件は、ゲーム毎に行われるストック放出抽選(請求項2に係る発明でいうボーナス抽選に相当)に当選したときに成立する。このストック放出抽選は、例えば16ビットのリングカウンタにより構成された放出抽選用カウンタの計数値(0〜65535)を、ゲーム開始タイミング毎に拾い出すことにより行われるものであり、拾い出した計数値が所定の当選値と一致した状態を「当選」とし、このような当選に応じて第2の終了条件が成立する構成となっている。上記当選値として、例えば、第1の当選値:7〜76、第2の当選値7777〜7806が設定されていた場合、ストック放出抽選の当選確率は、約1/655となる。
要するに、スロットマシン1においては、以上述べたような第1の終了条件及び第2の終了条件の何れかが成立したときに、RTゲームを終了させてストックされたボーナスフラグによるボーナス入賞が可能な状態を呈するものであるが、特に、第2の終了条件を成立させるための前記ストック放出抽選にあっては、放出用抽選カウンタのリングカウント周期に依存した一定周期で当選が発生することになるため、所謂体感器を使用した不正行為のターゲットになってしまうという事情がある。
一方、スロットマシン1においては、RTゲーム状態にある期間(ボーナス入賞が抑止された期間)に、演出用液晶表示部13及びイルミネーションユニット14を利用したビッグボーナス入賞の予兆演出を、所定の確率で実施する構成となっている。具体的には、予兆演出は、予兆演出抽選に当選したときに開始されるものである(終了時期は、例えばRTゲームの終了タイミング)。この予兆演出抽選は、前述したRTゲーム数抽選により決定されたRTゲーム数の残りが例えば15〜30ゲームとなった期間(つまり、前記ボーナス入賞予定タイミングが接近したとき)においてゲーム毎に行われるもので、例えば6ビットのリングカウンタにより構成された予兆演出抽選用カウンタの計数値(0〜63)を、ゲーム開始タイミング毎に拾い出すことにより行われるものであり、拾い出した計数値が、所定の当選値(例えば、3、5、7、9)と一致した状態を「当選」とする構成となっている(当選確率は、1/16)。
このような予兆演出が行われたときには、その後にボーナス入賞が必ず発生するものであるが、スロットマシン1においては、遊技性を高めるために、ボーナス入賞の発生を伴わない予兆演出、つまり、所謂ガセ予兆演出を、前記演出用液晶表示部13及びイルミネーションユニット14を利用して前記予兆演出と同様パターンで行う構成となっている。具体的には、このガセ予兆演出は、ガセ予兆演出抽選に当選したときに開始されるものである(終了時期は、所定ゲーム数を消化したタイミング)。このガセ予兆演出抽選は、RTゲーム数に関係なくゲーム毎に行われるもので、例えば8ビットのリングカウンタにより構成された予兆演出抽選用カウンタの計数値(0〜255)を、ゲーム開始タイミング毎に拾い出すことにより行われるものであり、拾い出した計数値が、所定の当選値(例えば、7)と一致した状態を「当選」とする構成となっている(当選確率は1/256)。
また、スロットマシン1は、ゲームが行われるのに応じて、少なくとも以下(1)〜(6)に示すような信号を出力する構成となっており、これらの信号は、呼出ランプユニット4に与えられる共に、この呼出ランプユニット4及びLAN5を通じて管理装置3にも与えられる。
(1)アウト信号(スタートレバー8の操作時に、その操作により開始されたゲームで使用(消化)されたメダル数またはクレジットメダル数に相当した数ずつ出力されるパルス信号)
(2)セーフ信号(1メダル払出毎に出力されるパルス信号)
(3)ゲーム信号(1ゲーム開始毎に出力されるパルス信号)
(4)BIG信号(ビッグボーナス期間中に継続して出力される信号)
(5)REG信号(レギュラーボーナス期間中継続して出力される信号)
(6)特定演出検知信号(予兆演出中またはガセ予兆演出中であることを示す信号)
尚、上記特定演出検知信号は、例えば、予兆演出時及びガセ予兆演出時におけるイルミネーションユニット14からの光を光センサで検出することに基づいて生成される。
この場合、管理装置3は、スロットマシン1側から送信されてくる上記(1)〜(6)の各信号に基づいて、各スロットマシン1についての各種遊技データの集計を行うと共に、集計したデータを種々の形式の帳票データをモニタ3aやプリンタ(図示せず)から出力するという信号処理機能を備えている。
図4には、管理装置3が集計する帳票データのうち、本発明の要旨に関係した不正判定用情報を含むボーナス入賞履歴データの出力例が示されている。
このボーナス入賞履歴データは、1台のスロットマシン1に対応したものであり、「ボーナス入賞履歴データ」のタイトル、当日の日付データ「2006/9/16」、スロットマシンの機種名「○○○」、台番「123」、設定値を示す情報「設定1」、当日の営業開始前に設定値の変更があったか否かを示す情報(この例では、「変更なし」)を記録した上で、レコード中のデータ種類を示すデータ項目名a、前日の営業終了時点でのボーナス間ゲーム数を記録した補助レコードb、以下に述べるような種々のボーナスデータを記録したレコードc群を記録した形態となっている。
上記データ項目名aに対応した各欄に記録されるボーナスデータの種類は次の通りである。
・No.:レコード番号(通し番号)、
・発生時刻:ビッグボーナス及びレギュラーボーナスの発生時刻、
・種別:ボーナスの種類(BIG→ビックボーナス、REG→レギュラーボーナス)
・ゲーム数:ボーナス間ゲーム数、
・TY:ボーナスゲーム中の差メダル数、
・期間:ボーナス入賞タイミングが第1期間であるか第2期間であるかを示す情報(1→第1期間、2→第2期間)、
・予兆:ボーナス入賞の前に特定演出(予兆演出及びガセ予兆演出)が行われたか否かを示す情報(○→特定演出あり、×→特定演出なし)、
・不正:不正判定用情報(ボーナス入賞タイミングが第2期間で、尚且つボーナス入賞前に特定演出が行われなかった状態(「期間」のデータ種類が「2」、「予兆」のデータ種類が「×」の状態)であった場合に「×」が1つ記録され、そのような状態が連続するのに応じて「×」が1つずつ増える。但し、「×」を記録したレコードの次のレコードのおけるボーナス入賞タイミングが、ボーナス間ゲーム数=「1〜128」の期間(選択率(図3参照)が特に高い数値ゾーンに対応した第1期間)であった場合には、「予兆」のデータ種類に関係なく「△」が記録される)。
図5のフローチャートには、管理装置3による制御内容のうち上記ボーナス入賞履歴データの作成に係るデータ作成処理ルーチンの内容が示されており、以下これについて説明する。
即ち、この処理ルーチンでは、まず、ボーナスゲームが開始されたか否か、つまり、BIG信号またはREG信号が入力開始されたか否かを判断し(ステップS1)、入力開始されたときには、ボーナス入賞履歴データ中に新規レコードを追加する(ステップS2)。
次いで、その追加レコード中の「発生時刻」欄に現在時刻を記録するステップS3、同じく「種別」欄に入賞したボーナスの種類を記録するステップS4、同じく「ゲーム数」欄にボーナス間ゲーム数を記録するステップS5を順次実行する。
この後には、上記のように記録したボーナス間ゲーム数と、管理装置3側に予め用意されている期間判定テーブルとの照合処理を行う(ステップS6)。この期間判定テーブルは、図6に示すように、「1」から「1536」までボーナス間ゲーム数を12段階の数値ゾーンb1〜b12(これは、スロットマシン1側の前記RTゲーム数テーブル(図3参照)における数値ゾーンa1〜a12と同一内容)が、第1期間及び第2期間の何れに該当するかを示すためのものである。ステップS6では、前記ボーナス間ゲーム数を期間判定テーブルと照合することにより、ボーナス入賞が発生したタイミングが第1期間であるか或いは第2期間であるかを判定するものである。
この後には、追加レコード中の「期間」欄にステップS6での判定結果に対応した期間情報(「1」または「2」)を記録するステップS7を実行した後に、予兆フラグがオンか否かを判断する(ステップS8)。
ここで、管理装置3にあっては、スロットマシン1から特定演出検知信号が入力されたとき(予兆演出及びガセ予兆演出が開始されたとき)に、当該スロットマシン1でのゲーム数を予兆ゲーム数として計数する動作を開始すると共に、上記予兆フラグをオンし、その後に上記予兆ゲーム数が予め設定された上限ゲーム数(スロットマシン1で予兆演出抽選が行われる条件に対応した残りRTゲーム数(15〜30ゲーム)に余裕を見た例えば「35」)に達したときに、予兆フラグをオフする動作を行う構成となっている。
そして、予兆フラグがオフであった場合には、追加レコード中の「予兆」欄に「×」印(予兆判定手段による予兆判定結果に相当)を記録し(ステップS9)、また、予兆フラグがオンであった場合には、当該「予兆」欄に「○」印(予兆判定手段による予兆判定結果に相当)を記録する(ステップS10)。
新規レコード中の「予兆」欄に「×」印を記録した場合には、当該レコードの「期間」欄に記録されている情報が「2」であるか否かを判断する(ステップS11)。ここで「YES」と判断した場合(ボーナス入賞が第2期間に発生したものであった場合)には、新規レコードの「不正」欄に直前レコードの「×」の数に1個を加えた数の「×」を記録する(ステップS12)。
要するに、ステップS8〜S12により本発明でいう不正判定手段の機能が実現されるものであり、この機能により、第2期間におけるボーナス入賞の発生状況が予め定められた不正判定基準を満たすか否か、具体的には予兆演出が行われた否かが判定され、その不正判定結果(「○」、「×」)がボーナス入賞履歴データ中に記録されることになる。
そして、上記ステップS12を実行した後には、ボーナスゲームが終了したか否か、つまり、BIG信号またはREG信号が入力開始されたか否かを判断するステップS13へ移行する。
これに対して、新規レコード中の「予兆」欄に「○」印を記録した場合、並びに、ステップS11で「NO」と判断した場合(「予兆」欄に「×」印を記録したときのボーナス入賞が第1期間に発生したものであった場合)には、ボーナス間ゲーム数が128ゲーム以下であるか否かを判断する(ステップS14)。
ボーナス間ゲーム数が128ゲームを超えていた場合には、前記判断ステップS13へ移行するが、128ゲーム以下であった場合には、直前レコードの「不正」欄に「×」印が記録されているか否かを判断する(ステップS15)。当該「不正」欄に「×」印が記録されていない場合には、判断ステップS13へ移行するが、「×」印が記録されていた場合には、新規レコードの「不正」欄に「△」印を記録するステップS16を実行した後に判断ステップS13へ移行する。
この判断ステップS13で「NO」と判断される期間、つまりボーナスゲームが継続されている期間には、ステップS1へリターンする。この場合、ステップS1で「NO」と判断される状態では、上記判断ステップS13へジャンプする構成となっており、このため、ボーナスゲームが継続されている状態では、実質的にステップS13においては当該ボーナスゲームが終了するまで待機することになる。また、ステップS13で「YES」と判断した場合には、新規レコードの「TY」欄にボーナスゲーム中の差メダル数を記録するステップS17を実行した後にステップS1へリターンする。
上記した本実施例の構成によれば、以下に述べるような作用・効果を奏することができる。
即ち、管理対象となるスロットマシン1は、ボーナス入賞が発生しやすい状態(RTゲームが終了しやすい状態)に設定された第1期間と、ボーナス入賞が発生しにくい状態(RTゲームが終了しにくい状態)に設定された第2期間とを交互に呈する形態のものであり、従って、第2期間でのボーナス入賞の発生割合が、当該期間において想定されるボーナス入賞の発生割合に比べて異常に多い状態が出現したときには、所謂体感器を使用した不正行為(体感器ゴト)が行われていると推定できる。また、スロットマシン1は、ボーナス入賞の発生前に所定の確率で予兆演出を実行する機種であり、そのような予兆演出を経てボーナス入賞が発生した状態については、体感器を使用した不正行為が行われていない状態である確率が高くなるという事情がある。
本実施例では、管理装置3において、スロットマシン1でのボーナス入賞の発生タイミングが前記第1期間及び第2期間の何れであるかを判定すると共に、そのボーナス入賞が発生する毎に、ボーナス入賞の発生時刻及び種類、ボーナス間ゲーム数、ボーナスゲーム中の差メダル数(TY)を含むボーナスデータを、前記判定結果(ボーナス入賞タイミングが第1期間であるか第2期間であるかを示す情報)と対応付けた状態で記録したレコード群より成るボーナス入賞履歴データを作成する構成となっており、特に、このボーナス入賞履歴データの各レコードには、ボーナス入賞タイミングが第2期間で、尚且つボーナス入賞前に特定演出(予兆演出及びガセ予兆演出)が行われなかった状態であった場合に、そのことを示す不正判定用情報として「×」が記録される構成となっている。
従って、遊技場側の係員が、モニタ3a或いは図示しないプリンタを通じて出力された上記ボーナス入賞履歴データの不正判定用情報を監視することにより、所謂体感器を使用した不正行為の発見及び摘発が可能になって、そのような不正行為の撲滅に大いに力を発揮できるようになる。特に、上記のように予兆演出を経てボーナス入賞が発生した場合、つまり、体感器を使用した不正行為が行われていない状態である確率が高くなる場合には、前記不正判定用情報が記録されない構成となっているから、当該不正判定用情報の監視に基づいた不正行為の発見及び摘発精度の向上を図り得るようになる。尚、本実施例では、予兆演出中であることを示す特定演出検出信号は、ガセ予兆演出中にも出力される構成となっているため、上記不正判定用情報の確度がある程度低下することになるが、ガセ予兆演出が行われる割合はそれほど多くないから大きな影響を及ぼすことはないものである。
この場合、本実施例では、ボーナス入賞履歴データ中に不正判定用情報を記録する構成としたが、このような構成は必ずしも必要ではない。つまり、ボーナス入賞が発生しにくい第2期間でのボーナスデータに含まれるボーナス間ゲーム数(図4の「ゲーム数」欄に記録されるデータ)を監視することにより、当該第2期間での実際のボーナス入賞の発生割合が、当該期間において想定されるボーナス入賞の発生割合に比べて異常に多い状態が出現したか否かを把握できるようになるから、その把握結果に基づいて、体感器を使用した不正行為の発見及び摘発が可能になるものである。
(その他の実施の形態)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
予兆演出経由入賞の有無についての判定結果は、ボーナス入賞履歴データ中に必要に応じて記録すれば良いものである。
ボーナス入賞が発生しやすい状態に設定された第1期間とボーナス入賞が発生しにくい状態に設定された第2期間とを交互に呈するパチンコゲーム機を管理対象とすることもできる。
「第2期間」且つ「予兆演出なし」の条件を満たすボーナス入賞が連続したときに、ボーナス入賞履歴データ中に「×」を追加して警告するようにしたが、上記ボーナス入賞が連続していない場合であっても、ある程度集中的に発生した場合は、不正と判定し警告するようにしても良い。例えば、5回分のボーナス入賞のうち3回が上記の条件を満たす場合に不正と判定し、不正判定用情報を記録する構成とすれば良い。
ストック機能を備えたスロットマシンを前提としたが、ストック機能を備えていないスロットマシンを管理対象とすることもできる。例えば、内部抽選のボーナスの当選確率が高い期間(1/50程度)と、低い期間(1/500程度)とを交互に呈するスロットマシンを管理対象とした場合に、内部抽選の当選確率が低い期間におけるボーナス入賞が集中的に発生したときは不正の恐れがあると判定することができる。
本発明の一実施例を示す遊技場内システムの全体構成図 スロットマシンの正面図 RTゲーム数テーブルの一例を示す図 ボーナス入賞履歴データの出力例を示す図 管理装置による制御内容を示すフローチャート 期間判定テーブルを示す図
符号の説明
1はスロットマシン、3は管理装置(期間判定手段、不正判定手段、予兆判定手段、データ作成手段)、3aはモニタ(データ出力手段)、4は呼出ランプユニット、5はLANを示す。

Claims (2)

  1. ボーナス入賞が発生しやすい状態に設定された第1期間と、ボーナス入賞が発生しにくい状態に設定された第2期間とを交互に呈する遊技機に係る稼動データを管理するための遊技場用管理システムにおいて、
    ボーナス入賞が発生したときに、ボーナス間ゲーム数と予め用意されている期間判定テーブルとの照合処理を行うことによって、その発生タイミングが前記第1期間及び第2期間の何れであるかを判定する期間判定手段と、
    この期間判定手段による期間判定結果に基づいて、前記第2期間におけるボーナス入賞の発生状況が予め定められた不正判定基準を満たすか否かを判定する不正判定手段と、
    ボーナス入賞が発生する毎に、少なくともボーナス間ゲーム数を含むボーナスデータを、前記期間判定手段による期間判定結果及び前記不正判定手段による不正判定結果と対応付けたボーナス入賞履歴データとして記録するデータ作成手段と、
    前記ボーナス入賞履歴データを出力するデータ出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 前記遊技機が、ゲーム毎に実行するボーナス抽選で当選したとき及び予め選択されたボーナス入賞予定タイミングとなったときにボーナス入賞が許容され、前記ボーナス入賞予定タイミングとして選択される確率が高いタイミングと低いタイミングとが設定されており、前記ボーナス入賞予定タイミングが接近したときには所定の確率で予兆演出を実行する機種であった場合に、
    前記予兆演出が実行されたか否かを判定する予兆判定手段を備え、
    前記データ作成手段は、前記ボーナス入賞履歴データ中に、前記予兆判定手段による予兆判定結果も前記期間判定結果及び前記不正判定結果と共に記録することを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
JP2006240227A 2006-09-05 2006-09-05 遊技場用管理システム Expired - Fee Related JP4901376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006240227A JP4901376B2 (ja) 2006-09-05 2006-09-05 遊技場用管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006240227A JP4901376B2 (ja) 2006-09-05 2006-09-05 遊技場用管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008061703A JP2008061703A (ja) 2008-03-21
JP4901376B2 true JP4901376B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=39284946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006240227A Expired - Fee Related JP4901376B2 (ja) 2006-09-05 2006-09-05 遊技場用管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4901376B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6302360B2 (ja) * 2014-06-11 2018-03-28 ダイコク電機株式会社 遊技場用システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5925472A (en) * 1997-03-31 1999-07-20 Xerox Corporation Electroluminescent devices
JPH11253641A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Sophia Co Ltd 遊技機監視装置
JP2002315919A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Sankyo Kk 遊技機
JP2003144608A (ja) * 2001-11-09 2003-05-20 Sankyo Kk 遊技場管理装置
JP2003154100A (ja) * 2001-11-19 2003-05-27 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機
JP4796746B2 (ja) * 2003-10-21 2011-10-19 株式会社三共 スロットマシン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008061703A (ja) 2008-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6030871B2 (ja) 遊技情報表示システム
JP5524744B2 (ja) 遊技機及び遊技情報表示装置
JP6162274B1 (ja) 遊技機
JP2019092666A (ja) スロットマシン
JP5650514B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP5172158B2 (ja) スロットマシン
JP6175664B2 (ja) 遊技装置
JP5475240B2 (ja) 遊技場用管理装置
JP6872789B2 (ja) 遊技機
JP5583938B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP7160403B2 (ja) 遊技用装置及びプログラム
JP5961834B2 (ja) 遊技台
JP6162275B1 (ja) 遊技機
JP2014128373A (ja) スロットマシン
JP6296479B2 (ja) 遊技機
JP5426406B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP2023021301A (ja) 遊技用装置及びプログラム
JP4901376B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP5571530B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP5887669B2 (ja) 遊技台
JP6564842B2 (ja) 遊技機
JP2013085646A (ja) 遊技情報表示装置
JP6310123B2 (ja) 遊技機
JP4628036B2 (ja) 遊技店の管理システム
JP5405948B2 (ja) スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees