JP6302360B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムに関する。
遊技場では、遊技者が遊技により獲得したメダルを景品に交換している。このため、多くの景品を得るために、不正に多くのメダルを得ようとする行為が行われており、メダルを多く得ようとする不正行為を発見するための技術が提案されている。例えば特許文献1には、ボーナスゲームが発生し難いゲーム数と発生し易いゲーム数が設けられたスロットマシンにおいて、ボーナスゲームが発生し難いゲーム数におけるボーナスゲームの発生頻度を監視することが記載されている。この構成によれば、ボーナスゲームが発生し難いゲーム数においてボーナスゲームが所定頻度以上で発生している場合に、不正行為があったと判断することができる。
特開2008一61703号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、メダルが多く得られた場合には不正行為を発見することができるが、メダルが多く得られるまでは不正行為を発見することができない。例えば不正行為によっては遊技機の隙間や開口部から不正な電波を発生させる装置を遊技機の内部に侵入させてボーナスゲームを強制的に発生させることがある。このような不正行為に対しては、不正を行う遊技者(不正行為者)が当該装置を遊技機の内部に侵入させようとした時点で発見できることが望ましい。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、不正行為を発見し易くすることができる遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムにおいて、複数の遊技機のうち一の遊技機の前方に遊技者が存在していることを特定する第1遊技者存在特定手段と、前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在していることを特定する第2遊技者存在特定手段と、前記一の遊技機の隣の遊技機の前方に遊技者が存在していないことを特定する遊技者不在特定手段と、前記一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在していることを特定しており、且つ前記隣の遊技機の前方に遊技者が存在していないことを特定している異常条件が成立した場合に、予め定められた異常報知を実行する異常報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、遊技者の移動軌跡及び移動速度の情報である移動情報を特定する移動情報特定手段を備え、前記異常報知手段は、前記異常条件が成立した後に、前記一の遊技機の前方の遊技者又は前側方の遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で当該一の遊技機から離れたことに対応した前記移動情報を前記移動情報特定手段が特定した場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記異常報知手段は、遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で前記一の遊技機の前方又は前側方に移動してきたことに対応した前記移動情報を前記移動情報特定手段が特定した後に前記異常条件が成立した場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記一の遊技機の前方に遊技者が存在している第1時間を計測する第1時間計測手段と、前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在している第2時間を計測する第2時間計測手段と、を備え、前記異常報知手段は、前記異常条件が成立した後に、前記一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第1時間を前記第1時間計測手段が計測した、又は前記一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第2時間を前記第2時間計測手段が計測した場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムにおいて、複数の遊技機のうち一の遊技機の前方に遊技者が存在していることを特定する第1遊技者存在特定手段と、前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在していることを特定する第2遊技者存在特定手段と、遊技者の移動軌跡及び移動速度の情報である移動情報を特定する移動情報特定手段と、遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で前記一の遊技機の前方又は前側方に移動してきたことに対応した後に、前記一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在している状態となった場合に、予め定められた異常報知を実行する異常報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムにおいて、複数の遊技機のうち一の遊技機の前方に遊技者が存在していることを特定する第1遊技者存在特定手段と、前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在していることを特定する第2遊技者存在特定手段と、前記一の遊技機の前方に遊技者が存在している第1時間を計測する第1時間計測手段と、前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在している第2時間を計測する第2時間計測手段と、前記一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在している状態となった後に、前記一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第1時間を前記第1時間計測手段が計測した、又は前記一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第2時間を前記第2時間計測手段が計測した場合に、予め定められた異常報知を実行する異常報知手段と、を備えたことを特徴とする。
不正を行う遊技者(不正行為者)は、周囲から不正行為が見えないように不正行為の対象とする(不正行為を仕掛ける)遊技機を複数の遊技者(不正行為者、共犯者を含む)で囲んでいる状態で、且つ近くに他の遊技者がいない状態で不正を行う可能性が高い。請求項1に記載した発明によれば、一の遊技機の周囲に複数の遊技者が存在しており、且つ隣の遊技機で遊技が行われていない場合に、異常報知を実行するようにしたので、不正が行われている可能性が高い状況で異常報知を実行することで、不正行為を発見し易くすることができる。又、例えば遊技を行っている遊技者と当該遊技者の知人とが会話を交わしている場合にも一の遊技機の周囲に複数の遊技者が存在することになるが、隣の遊技機の前方に遊技者が存在していないことを、異常報知を実行する条件としているので、単に知人と会話を交わしている場合にも異常報知を実行してしまう頻度を低減することができ、誤報知の頻度を低減することもできる。即ち、不正行為を発見する精度を高めることができる。
不正行為に関与した遊技者(不正行為者、共犯者)は、不正を行った後では現場(不正を行った場所)から速やかに立ち去りたいと考え、足速に立ち去ることが想定され、通常の遊技者よりも移動速度が速くなることが想定される。請求項2に記載した発明によれば、異常条件が成立した後に、一の遊技機の前方の遊技者又は前側方の遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で当該一の遊技機から離れることを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
不正行為に関与する遊技者は、遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、足速に現場(不正を行う場所)に移動することが想定され、通常の遊技者よりも移動速度が速くなることが想定される。請求項3に記載した発明によれば、遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で一の遊技機の前方又は前側方に移動してきたことを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
不正行為に関与した遊技者は、遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、不正を行った後では現場から速やかに立ち去りたいと考え、現場に滞在している(留まっている)時間が短いことが想定される。請求項4に記載した発明によれば、異常条件が成立した後に、一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したこと、又は一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
請求項5に記載した発明によれば、遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で一の遊技機の前方又は前側方に移動し、一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在している状態となった場合に、異常報知を実行するようにしたので、不正が行われている可能性が高い状況で異常報知を実行することで、不正行為を発見し易くすることができる。又、請求項3に記載した発明と同様に、遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で一の遊技機の前方又は前側方に移動してきたことを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
請求項6に記載した発明によれば、一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在している状態となった後に、一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始した場合、又は一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始した場合に、異常報知を実行するようにしたので、不正が行われている可能性が高い状況で異常報知を実行することで、不正行為を発見し易くすることができる。又、請求項4に記載した発明と同様に、異常条件が成立した後に、一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したこと、又は一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 スロットマシンの正面図 遊技者が5番台で遊技している態様を示す図 遊技者が5番台から10番台に台移動した態様を示す図 管理装置の構成を示す機能ブロック図 一の遊技機を複数の遊技者が囲んでいる態様を示す図 フローチャート(その1) 警告画面を示す図 フローチャート(その2) フローチャート(その3) フローチャート(その4)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機(スロットマシン)1に対応して貸出装置2及びデータ表示機3が設置されている。これら遊技機1、貸出装置2及びデータ表示機3は、中継装置4と接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6と接続されている。管理装置6は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、キーボード7、モニタ8及びプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されており、遊技機側(遊技機1、貸出装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。又、遊技場には、景品交換を行うためのPOS(景品交換装置、図示せず)や、ICカード(記録媒体)の残高を精算するための精算装置(図示せず)も設置されており、POSや精算装置もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となる。本実施形態では上記したように遊技機1がスロットマシンであることから、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機1がパチンコ機であれば、遊技価値はパチンコ玉である。
図2は、遊技機1の正面図を示している。遊技機1は、表示窓9を介して視認可能なリール10、有効化された入賞ラインを示す有効ライン表示部11、表示パネル12、クレジットメダルの投入を行うクレジットボタン13、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン14、メダルを投入するメダル投入口15、スタートレバー16、左ストップボタン17、中ストップボタン18、右ストップボタン19、払出数表示部20、クレジット数表示部21、受皿22等を有する。
遊技機1は、メダルが投入された状態でスタートレバー16が操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、発生する乱数の中から1つの乱数を抽出して内部抽選を実行し、内部当選役がある場合には当該内部当選役に対応するフラグを成立させると共に、各リール10を始動(回転)させ、この状態で各ストップボタン17〜19が操作されると、対応するリール10の回転を停止させる。続いて、内部当選役のフラグに応じて各リール10の停止位置を決定するための停止テーブル(図示せず)に基づいて、所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リール10を内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止表示させる制御)を実行する。引込制御は、各ストップボタン17〜19の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることができないので、入賞が発生せずに所謂取りこぼしとなる。
遊技機1は、以下の遊技信号を送信する。
アウト信号=ゲームの開始操作に応じてベット状態のメダルを消費したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス送信されるので、アウト信号数×1がアウト(消費価値、使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも、対応分がパルス送信される。
セーフ信号=メダルが1枚付与(払出)される毎にパルス送信されるので、セーフ信号数×1がセーフ(入賞付与価値、払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分がパルス送信される。
BB(ビッグボーナス)信号、RB(レギュラーボーナス)信号=対応するボーナス状態のときにレベル送信されるので、信号入力期間中をボーナス状態として特定する。
遊技機1には、ボーナス役としてのBB役及びRB役、小役及びリプレイ役が設けられている。遊技機1には、合計5本(表示窓9の上段、中段、下段に対応した横方向に1本ずつの3本、斜め方向の2本)の有効ラインが設けられており、遊技者によるストップボタン17〜19の操作により、これらの有効ラインのうち何れかの有効ライン上に内部当選役に対応する図柄が揃ったとき、即ち、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが内部当選役に対応する図柄の組合せと一致したときに入賞となる。入賞となった場合には、BB状態やRB状態の発生、又は対応する枚数のコインの払出し(遊技価値の付与)を行う。BB状態は例えば300枚を越えるコインの払出しにより終了し、RB状態は8回の入賞の発生により終了する。又、BB状態及びRB状態における1ゲーム当たりのコインの投入枚数は2枚となっている。
遊技機1は、BB役及びRB役の内部当選確率を、設定値の変更により変更可能となっている。設定値は、遊技機1の遊技性能を調整するための調整情報であり、例えば1〜6の6段階に区分されており、遊技場の管理者により何れか1つが選択されて使用される。遊技機1は、設定値が大きいほどボーナス役の当選確率が高くなり、それに伴って理論上の出率が大きくなり、反対に、設定値が小さいほどボーナス役の当選確率が低くなり、それに伴って理論上の出率が小さくなる。即ち、設定値が大きいほど遊技者にとって有利であり、設定値が小さいほど遊技者にとって不利である。尚、小役確率については全設定共通であるが、異なっていても良く、小役確率や他の条件等により出率を調整しても良い。
貸出装置2は、図1に示すように、遊技者が紙幣を投入するための紙幣投入口22、遊技者がICカードを挿入するためのカード挿入口23、挿入されたICカードを発券するための発券ボタン24、メダルを1枚ずつメダル排出路に排出するホッパー(図示せず)の状態を示すホッパーLED25、メダルを遊技機1の受皿21に払出す払出ノズル26、第1カメラ27、第2カメラ28等を有する。
第1カメラ27は、例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を含んで構成され、貸出装置2に対応する遊技機1の前方(正面)を撮像視野として所定周期毎に(例えば4秒毎に)撮像する。即ち、第1カメラ27は、遊技機1の前方に遊技者が滞在(存在)していれば、その遊技者の顔を含む領域を所定周期毎に撮像する。第2カメラ28は、例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を含んで構成され、貸出装置2の前方(正面、遊技機1の前側方(正面側方))を撮像視野として所定周期毎に(例えば4秒毎に)撮像する。即ち、第2カメラ28は、貸出装置2の前方(遊技機1の前側方)に遊技者が滞在(存在)していれば、その遊技者の顔を含む領域を所定周期毎に撮像する。第1カメラ27及び第2カメラ28は、遊技者の顔を撮像していることを当該遊技者に意識させないように、その存在を遊技者が認識不能に搭載されていても良い。又、第1カメラ27が撮像を行う撮像周期と第2カメラ28が撮像を行う撮像周期とは同期しても良いし同期しなくても(非同期でも)良い。
貸出装置2は、以下の遊技信号を送信する。
売上信号=貸出メダル5枚(100円相当)毎に1パルスが送信されるので、売上信号数×100を売上金額とし、売上信号×5を売上メダルとする等して売上情報を特定可能となる。
又、貸出装置2は、以下の撮像信号を送信する。
第1撮像信号=第1カメラ27が撮像した画像を含む信号である。第1撮像信号には自装置を特定可能な装置IDが含まれており、装置IDを特定することで、第1撮像信号の送信元の貸出装置2を特定可能となる。
第2撮像信号=第2カメラ28が撮像した画像を含む信号である。第2撮像信号にも自装置を特定可能な装置IDが含まれており、装置IDを特定することで、第2撮像信号の送信元の貸出装置2を特定可能となる。
データ表示機3は、図1に示すように、各種の遊技データ(BB状態やRB状態の発生回数、スタート回数、ARTの発生回数、平均獲得枚数等)を表示する情報表示部29、遊技場の従業員を呼出すときに遊技者が押下する呼出ボタン、情報表示部29が表示する遊技データを切替えるときに遊技者が押下する切替ボタン等を含む操作部30、遊技場の従業員が所持する従業員リモコン32からリモコン信号を受信する受光部31等を有する。
遊技場には、図3及び図4に示すように、遊技場内における遊技者の移動情報(移動軌跡及び移動速度)を広範囲で検出可能となるように、遊技者が移動する範囲である遊技島同士の間の通路や壁面と遊技島との間の通路を見通せる位置に複数の位置センサ33が設置されている。各位置センサ33は、レーザー光を照射する照射部と、照射したレーザー光が物体に当たって反射して戻ってきたレーザー光(反射光)を検出する検出部とを有する。各位置センサ33は、遊技場内を移動する遊技者の足にレーザー光が当たるように床から約10[cm]の高さの水平面にレーザー光を照射するように設置されており、遊技者の足に当たって反射して戻ってきたレーザー光を検出すると、反射時刻と反射された点群の位置情報とに基づいて点群のクラスタリングを行って遊技者を抽出し、一組の足と見做し得る点クラスタの連続した空間座標を一人の遊技者の移動情報として特定する。そして、各位置センサ33は、特定した遊技者の移動情報を管理装置6に送信する。この場合、各位置センサ33から管理装置6に送信される遊技者の移動情報には、その特定している遊技者に固有の移動ID及び遊技場内の場所を示す座標が対応付けられている。図3及び図4は、位置センサ33が、例えば5番台で遊技している遊技者の足にレーザー光が当てていることで、その遊技者が5番台から10番台に台移動した際に、その遊技者の5番台から10番台への台移動に伴う移動情報を特定する場合を例示している。尚、位置センサ33は、遊技島の同じ側を移動する遊技者の移動を検出するのみでなく、自身を除く他の位置センサ33と連携して移動情報を送受信する(遊技者の移動情報を共有する)ことで、遊技島の一方側から他方側へ移動する遊技者の移動をも検出する。
図5は、管理装置6の構成を示す機能ブロック図である。管理装置6は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1、貸出装置2及びデータ表示機3との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部等を有する。制御部は、貸出装置2から受信した第1撮像信号や第2画像信号から抽出した画像を分析する画像処理部を有する。又、制御部は、本発明に関連し、第1遊技者存在特定部6a(第1遊技者存在特定手段)、第2遊技者存在特定部6b(第2遊技者存在特定手段)、遊技者不在特定部6c(遊技者不在特定手段)、異常報知部6d(異常報知手段)、移動情報特定部6e(移動情報特定手段)、第1時間計測部6f(第1時時間計測手段)、第2時間計測部6g(第2時間計測手段)を有する。
制御部は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、以下に示す動作を行う。
(1)遊技機1から遊技信号(アウト信号、セーフ信号、BB信号、RB信号)や貸出装置2から売上信号を受信すると、遊技機1の遊技情報(アウト、セーフ、差メダル、BB回数、RB回数等)を集計したり売上情報を算出したりし、記憶して管理する。
(2)遊技機1からのアウト信号の受信状態に基づいてアウトが発生している状態を稼動状態と判定し、アウトが発生していない状態を非稼動状態と判定する。即ち、アウトの発生を最後に検知した時点から所定時間の経過を検知する前に次のアウトの発生を検知した場合に稼動状態と判定し、アウトの発生を最後に検知した時点から次のアウトの発生を検知する前に所定時間の経過を検知した場合に非稼動状態と判定する。
(3)貸出装置2から第1撮像信号を受信すると、その第1撮像信号から抽出した画像を画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定する。具体的には、特徴点となる顔のパーツ(輪郭、目、鼻、口、耳、眉毛、ほお骨、あご等)の相対位置、大きさ、形状を利用し、一致する特徴を持つ画像を検索することで、遊技者の顔画像が存在するか否かを判定する。又、皮膚の色、しわ、しみ等を特定する手法を併用し、遊技者の顔画像が存在するか否かを判定しても良い。遊技者の顔画像を特定すると、第1撮像信号の送信元の貸出装置2に対応する遊技機1の前方に遊技者が滞在していることを第1遊技者滞在特定部6aにより特定する。
又、遊技者の顔画像を特定すると、同一人物判定及び要注意人物判定を行う。同一人物判定では、その特定した顔画像に対して例えば特徴点の抽出等の画像処理を行い、その顔画像と、当日の顔画像データベースに既に登録されている顔画像(照合用の顔画像)とを照合し、特徴点の一致率に基づいて同一人物であるか否かを判定する。顔画像の特徴点の一致率が所定値未満であり、その顔画像が未だ顔画像データベースに登録されていない顔画像であると判定すると、その顔画像に対応する遊技者を新規の遊技者であると判定し、顔IDを付与して当日の顔画像データベースに登録すると共に、その顔IDを遊技データと対応付けて記憶する。一方、顔画像との特徴点の一致率が所定値以上であり、その顔画像が既に顔画像データベースに登録されている顔画像であると判定すると、その顔画像に対応する遊技者を既存の遊技者であると判定し、その顔IDに対応付けている遊技データを更新する。要注意人物判定では、その顔画像と、要注意データベースに登録されている顔画像とを照合し、同一人物の顔画像が要注意データベースに登録されているか否かを判定する。同一人物の顔画像が要注意データベースに登録されていると判定すると、要注意人物が来店した旨を例えばインカム等により遊技場の従業員に報知する。
(4)貸出装置2から第2撮像信号を受信すると、上記した第1撮像信号から抽出した画像を画像処理部により分析する場合と同様にして、その第2撮像信号から抽出した画像を画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定する。遊技者の顔画像を特定すると、第2撮像信号の送信元の貸出装置2の前方、即ち、当該貸出装置2に対応する遊技機1の前側方(斜め前)に遊技者が滞在していることを第2遊技者滞在特定部6bにより特定する。
(5)後述する異常条件が成立した場合に、予め定められた異常報知を異常報知部6dにより実行する。
(6)移動ID毎の移動情報を管理している。即ち、位置センサ33から移動情報を受信すると、その受信した移動情報に対応付けられている移動ID及び座標を特定し、当日において当該特定した移動IDの移動履歴を作成していなければ、その移動IDの移動履歴を新規に作成する。これ以降、位置センサ33から移動情報を受信すると、その受信した移動情報に対応付けられている移動IDの移動履歴を作成していれば、その移動IDの移動履歴を更新する。即ち、遊技場に入場した遊技者に対して移動IDを一旦付与して移動履歴を作成すると、その遊技者の遊技場内での移動を追跡し続け、その遊技者が遊技場から退場するまで当該移動IDの移動履歴を時系列で更新し続けることで、移動情報を移動情報特定部6eにより特定する。
(7)遊技機1の前方に遊技者が滞在していることを第1遊技者滞在特定部6aにより特定すると、遊技者の顔画像を特定してから当該顔画像を特定し続けなくなるまでの時間、即ち、その遊技者が遊技機1の前方に滞在していた時間(第1時間)を第1時間計測部6fにより計測する。
(8)遊技機1の前側方に遊技者が滞在していることを第2遊技者滞在特定部6bにより特定すると、遊技者の顔画像を特定してから当該顔画像を特定し続けなくなるまでの時間、即ち、その遊技者が遊技機1の前側方に滞在していた時間(第2時間)を第2時間計測部6gにより計測する。
尚、本実施形態では、管理装置6が画像処理を行う構成を例示しているが、管理装置6の処理負荷を軽減させる(処理を分散させる)ために、画像処理を専用で行う画像処理装置を管理装置6とは別に設け、画像処理装置において、貸出装置2から第1撮像信号及び第2撮像信号を受信し、第1撮像信号及び第2撮像信号から抽出した画像を分析し、その画像を分析した結果を管理装置6に送信する構成でも良い。
さて、[背景技術]で記載したように、遊技場では、不正に多くのメダルを得ようとする行為が行われており、不正行為を発見し易くすることが望まれている。この点に鑑み、管理装置6は以下の処理を行う。管理装置6は、以下の(ア)から(エ)に示す異常条件が成立した場合に異常報知を実行する。
(ア)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1の隣の遊技機1に遊技者(一の遊技機1を囲んでいる複数の遊技者の何れとも異なる遊技者)が滞在していない場合
(イ)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1を囲んでいる何れかの遊技者が現場に到着するまでの移動速度が予め定められた速度よりも速い場合
(ウ)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1を囲んでいる何れかの遊技者が当該遊技機1の属する島エリア内から退出する際の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合
(エ)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1を囲んでいる何れかの遊技者が移動を開始するまでの滞在時間が予め定められた時間よりも短い場合
以下、(ア)から(エ)のそれぞれの場合を説明する。尚、一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでいる態様としては、図6に示すように幾つかの態様がある。即ち、図6(a)に示す例えば65番台のように左右両隣に遊技機1が存在する台(遊技島の端でない台)であれば、一の遊技機1を3人の遊技者(不正行為者A、共犯者B、C)が囲む態様となり、真中の遊技者の手元を左右両側から隠すように(挟むように)別の2人の遊技者が接近して滞在することになる。又、図6(b)に示す例えば61番台のように遊技者から見て右隣のみに遊技機1が存在する台(遊技島の端であり、左側が通路となっている台)であれば、一の遊技機1を2人の遊技者(不正行為者D、共犯者E)が囲む態様となり、左側の遊技者の手元を右側から隠すように別の1人の遊技者が接近して滞在することになる。又、図6(c)に示す例えば70番台のように遊技者から見て左隣のみに遊技機1が存在する台(遊技島の端であり、右側が通路となっている台)であれば、一の遊技機1を2人の遊技者(不正行為者F、共犯者G)が囲む態様となり、右側の遊技者の手元を左側から隠すように別の1人の遊技者が接近して滞在することになる。本実施形態では、これらの場合を想定して説明する。
(ア)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1の隣の遊技機1に遊技者が滞在していない場合(図7及び図8参照)
管理装置6は、異常報知実行判定処理を開始すると、貸出装置2から定期的に受信している第1撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、その第1撮像信号の送信元の貸出装置2に対応する遊技機1の前方に遊技者が滞在しているか否かを判定する(S1)。管理装置6は、第1撮像信号の送信元の貸出装置2に対応する遊技機1の前方に遊技者が滞在していると判定すると(S1:YES)、第1撮像信号に含まれる装置IDを特定し、その該当する遊技機1が、左右両隣に遊技機1が存在する台であるか、右隣のみに遊技機1が存在する(左側が通路となっている)台であるか、左隣のみに遊技機1が存在する(右側が通路となっている)台であるかを判定する(S2〜S4)。
管理装置6は、該当する遊技機1が左右両隣に遊技機1が存在する台であると判定すると(S2:YES)、第1撮像信号の送信元の貸出装置2から定期的に受信している第2撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、該当する遊技機1の前左側方に遊技者が滞在しているか否かを判定する(S5)。管理装置6は、該当する遊技機1の前左側方に、即ち、該当する遊技機1が65番台であれば65番台と66番台との間の前方に遊技者が滞在していると判定すると(S5:YES)、該当する遊技機1の貸出装置2とは反対側に設置されている遊技機1、即ち、該当する遊技機1が65番台であれば64番台の遊技機1に対応する貸出装置2から定期的に受信している第2撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、該当する遊技機1の前右側方に遊技者が滞在しているか否かを判定する(S6)。管理装置6は、該当する遊技機1の前右側方に、即ち、該当する遊技機1が65番台であれば64番台と65番台との間の前方に遊技者が滞在していると判定すると(S6:YES)、該当する遊技機1の前方に滞在している遊技者の左右直近に別の2人の遊技者が滞在している(不正行為者の左右両側に共犯者が滞在している)と特定する(S7)。
次いで、管理装置6は、該当する遊技機1の右隣の遊技機1、即ち、該当する遊技機1が65番台であれば66番台の遊技機1に対応する貸出装置2から定期的に受信している第1撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、該当する遊技機1の右隣の遊技機1で別の遊技者が遊技している否かを判定する(S8)。管理装置6は、該当する遊技機1の右隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると(S8:NO)、該当する遊技機1の左隣の遊技機1、即ち、該当する遊技機1が65番台であれば64番台の遊技機1に対応する貸出装置2から定期的に受信している第1撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、該当する遊技機1の左隣の遊技機1で別の遊技者が遊技している否かを判定する(S9)。管理装置6は、該当する遊技機1の左隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると(S9:NO)、異常報知を実行し(S10)、異常報知実行判定処理を終了する。
即ち、管理装置6は、左右両隣に遊技機1が存在する一の遊技機1を3人の遊技者が囲んでおり、更に、その右隣の遊技機1及び左隣の遊技機1の何れでも別の遊技者が遊技していないと判定すると、異常報知を実行し、異常報知実行判定処理を終了する。管理装置6は、該当する遊技機1が例えば65番台であれば、図8に示すように、「65番台で不正の可能性有り。確認を行って下さい。」等の警告画面をモニタ8に表示する。これにより、遊技場の従業員は、モニタ8に表示される警告画面を確認することで、65番台で不正が行われている可能性が有ることを把握することができ、例えば遊技場内を巡回している従業員にインカム等で現場に向かうように指示する等の対応を図ることができる。
尚、管理装置6は、該当する遊技機1の前右側方に遊技者が滞在していないと判定すると(S5:NO)、該当する遊技機1の前左側方に遊技者が滞在していないと判定すると(S6:NO)、該当する遊技機1の右隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していると判定すると(S8:YES)、又は該当する遊技機1の左隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していると判定すると(S9:YES)、異常報知を実行せずに、異常報知実行判定処理を終了する。
又、管理装置6は、該当する遊技機1が右隣のみに遊技機1が存在する(左側が通路となっている)台であると判定すると(S3:YES)、第1撮像信号の送信元の貸出装置2から定期的に受信している第2撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、該当する遊技機1の前左側方に遊技者が滞在しているか否かを判定する(S11)。
管理装置6は、該当する遊技機1の前左側方に、即ち、該当する遊技機1が61番台であれば61番台と62番台との間の前方に遊技者が滞在していると判定すると(S11:YES)、該当する遊技機1の前方に滞在している遊技者の右直近に別の1人の遊技者が滞在している(不正行為者の右側に共犯者が滞在している)と特定する(S12)。
次いで、管理装置6は、該当する遊技機1の右隣の遊技機1、即ち、62番台の遊技機1で別の遊技者が遊技しているか否かを判定し(S13)、該当する遊技機1の右隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると(S13:NO)、この場合も、異常報知を実行し(S10)、異常報知実行判定処理を終了する。即ち、管理装置6は、右隣のみに遊技機1が存在する一の遊技機1を2人の遊技者が囲んでおり、更に、その右隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると、異常報知を実行し、異常報知実行判定処理を終了する。
又、管理装置6は、該当する遊技機1が左隣のみに遊技機1が存在する(右側が通路となっている)台であると判定すると(S4:YES)、第1撮像信号の送信元の貸出装置2とは反対側に設置されている遊技機1に対応する貸出装置2から定期的に受信している第2撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、当該画像の中に遊技者の顔画像が存在するか否かを判定し、該当する遊技機1の前右側方に遊技者が滞在しているか否かを判定する(S14)。
管理装置6は、該当する遊技機1の前左側方に、即ち、該当する遊技機1が70番台であれば69番台と70番台との間の前方に遊技者が滞在していると判定すると(S14:YES)、該当する遊技機1の前方に滞在している遊技者の左直近に別の1人の遊技者が滞在している(不正行為者の左側に共犯者が滞在している)と特定する(S15)。
次いで、管理装置6は、該当する遊技機1の左隣の遊技機1、即ち、69番台の遊技機1で別の遊技者が遊技しているか否かを判定し(S16)、該当する遊技機1の左隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると(S16:NO)、この場合も、異常報知を実行し(S10)、異常報知実行判定処理を終了する。即ち、管理装置6は、左隣のみに遊技機1が存在する一の遊技機1を2人の遊技者が囲んでおり、更に、その左隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると、異常報知を実行し、異常報知実行判定処理を終了する。
このように管理装置6は、一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでいると判定すると、一の遊技機1の隣の遊技機1の稼動状況(隣の遊技機1で別の遊技者が遊技しているか否か)を判定し、隣の遊技機1で別の遊技者が遊技していないと判定すると、不正が行われている可能性が有ると判定し、その旨を示す警告画面をモニタ8に表示する。尚、以上は、左右両隣に遊技機1が存在する台であると判定した場合に、遊技機1の前方に滞在している遊技者の左右直近に別の2人の遊技者が滞在し、且つ右隣と左隣の双方のそれぞれの遊技機1で別の遊技者が遊技していないことを条件として異常報知を実行する構成を例示したが、遊技者の左右の何れ一方の直近に別の遊技者が滞在し、その別の遊技者が滞在している側の右隣又は左隣の何れか一方の遊技機1で別の遊技者が遊技していないことを条件として異常報知を実行しても良い。又、以上は、該当する遊技機1の右隣や左隣の遊技機1で別の遊技者が滞在しているか否かを第1撮像信号により判定する構成を例示したが、例えば該当する遊技機1の右隣や左隣の遊技機1からアウト信号を受信していないと特定することで、該当する遊技機1の右隣や左隣の遊技機1で別の遊技者が滞在していないと判定しても良い。
(イ)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1を囲んでいる何れかの遊技者が現場に到着するまでの移動速度が予め定められた速度よりも速い場合(図9参照)
この場合、管理装置6は、該当する遊技機1の前方に滞在している遊技者の左右直近に別の2人の遊技者が滞在していると特定すると(S7)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の左右直近に滞在している別の2人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S21)。又、管理装置6は、右直近に別の1人の遊技者が滞在していると特定すると(S12)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の右直近に滞在している別の1人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S21)。又、管理装置6は、左直近に別の1人の遊技者が滞在していると特定すると(S15)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の左直近に滞在している別の1人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S21)。
次いで、管理装置6は、移動履歴を参照し、その移動判定対象者として特定した全ての遊技者の移動情報を特定する(S22)。即ち、管理装置6は、該当する遊技機1の前方や貸出装置2の前方の座標を特定し、その特定した座標と一致する座標に対応付けて管理している移動IDを特定することで、移動判定対象者として特定した全ての遊技者の移動情報を特定する。そして、管理装置6は、その特定した全ての遊技者の移動情報を遡って特定することで何れかの遊技者が現在の場所に到着するまでの移動速度、即ち、該当する遊技機1を複数の遊技者が囲む状態となるまでの全ての遊技者の移動速度を特定する(S23)。この場合、管理装置6は、遊技者が予め定められた島エリア内に進入してから現在の場所に到着するまでの平均速度を計算し、遊技者が現在の場所に到着するまでの移動速度を特定する。
管理装置6は、全ての遊技者の移動速度を、予め定められた速度(例えば時速8km)と比較し(S24)、何れかの遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定すると(S24:YES)、この場合も、異常報知を実行し(S25)、異常報知実行判定処理を終了する。
このように管理装置6は、一の遊技機1を複数の遊技者が囲む状態となるまでの全ての遊技者の移動速度を特定し、何れかの遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定すると、不正が行われている可能性が有ると判定し、その旨を示す警告画面をモニタ8に表示する。即ち、不正行為者や共犯者は遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、足速に現場(不正を行う場所)に移動する習性を利用し、不正行為の発見に活用する。尚、一の遊技機1を囲んでいる複数の遊技者のうち何れかの遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合に異常報知を実行するようにしたが、一の遊技機1を囲んでいる全ての複数の遊技者(不正行為者及び共犯者)の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合に異常報知を実行しても良い。又、一の遊技機1を囲んでいる全ての複数の遊技者を移動判定対象者として移動情報を特定するようにしたが、何れかの遊技者のみ(例えば不正行為者のみ)を移動判定対象者として移動情報を特定しても良い。
(ウ)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1を囲んでいる何れかの遊技者が当該遊技機1の属する島エリア内から退出する際の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合(図10参照)
この場合も、管理装置6は、該当する遊技機1の前方に滞在している遊技者の左右直近に別の2人の遊技者が滞在していると特定すると(S7)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の左右直近に滞在している別の2人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S31)。又、管理装置6は、右直近に別の1人の遊技者が滞在していると特定すると(S12)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の右直近に滞在している別の1人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S31)。又、管理装置6は、左直近に別の1人の遊技者が滞在していると特定すると(S15)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の左直近に滞在している別の1人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S31)。
次いで、管理装置6は、移動判定対象者として特定した全ての遊技者のこれ以降の移動を監視し、全ての遊技者を対象として移動を開始した(現場から立ち去った)か否かを判定する(S32)。管理装置6は、何れかの遊技者が移動を開始したと判定すると(S32:YES)、その移動速度を特定する(S33)。この場合、管理装置6は、遊技者が島エリア内から退出するまでの平均速度を計算し、遊技者が移動を開始した際の移動速度を特定する。
管理装置6は、何れかの遊技者が移動を開始した際の移動速度を、予め定められた速度(例えば時速8km)と比較し(S34)、何れかの遊技者が移動を開始した際の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定すると(S34:YES)、この場合も、異常報知を実行し(S35)、異常報知実行判定処理を終了する。尚、移動速度が予め定められた速度よりも速いか否かの判定は、移動判定対象者として特定した全ての遊技者に対して実行する。つまり、移動判定対象者として特定した全ての遊技者に対してS32〜S35の処理を実行し、何れかの遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速ければ異常報知を実行する。
このように管理装置6は、一の遊技機1を囲んでいる全ての遊技者の移動を監視し、何れかの遊技者が移動を開始した際の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定すると、不正が行われている可能性が有ると判定し、その旨を示す警告画面をモニタ8に表示する。即ち、不正行為者や共犯者は遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、不正を行った後には現場(不正を行った場所)から速やかに移動する習性を利用し、不正行為の発見に活用する。尚、この場合も、一の遊技機1を囲んでいる複数の遊技者のうち何れかの遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合に異常報知を実行するようにしたが、一の遊技機1を囲んでいる全ての複数の遊技者(不正行為者及び共犯者)の移動速度が予め定められた速度よりも速い場合に異常報知を実行しても良い。又、一の遊技機1を囲んでいる全ての複数の遊技者を移動判定対象者として移動情報を特定するようにしたが、何れかの遊技者のみ(例えば不正行為者のみ)を移動判定対象者として移動情報を特定しても良い。
(エ)一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでおり、更に、一の遊技機1を囲んでいる何れかの遊技者が移動を開始するまでの滞在時間が予め定められた時間よりも短い場合(図11参照)
この場合も、管理装置6は、該当する遊技機1の前方に滞在している遊技者の左右直近に別の2人の遊技者が滞在していると特定すると(S7)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の左右直近に滞在している別の2人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S41)。又、管理装置6は、右直近に別の1人の遊技者が滞在していると特定すると(S12)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の右直近に滞在している別の1人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S41)。又、管理装置6は、左直近に別の1人の遊技者が滞在していると特定すると(S15)、遊技機1の前方に滞在している遊技者と、その遊技者の左直近に滞在している別の1人の遊技者を移動判定対象者として特定する(S41)。
次いで、管理装置6は、移動判定対象者として特定した全ての遊技者のこれ以降の移動を監視し、全ての遊技者を対象として移動を開始した(現場から立ち去った)か否かを判定する(S42)。管理装置6は、何れかの遊技者が移動を開始したと判定すると(S42:YES)、その移動を開始した遊技者が現場に滞在していた滞在時間を特定する(S43)。
管理装置6は、何れかの遊技者が現場に滞在していた滞在時間を、予め定められた時間(例えば1分)と比較し(S44)、何れかの遊技者が現場に滞在していた滞在時間が予め定められた時間よりも短いと判定すると(S44:YES)、この場合も、異常報知を実行し(S35)、異常報知実行判定処理を終了する。尚、滞在時間が予め定められた時間よりも短いか否かの判定は、移動判定対象者として特定した全ての遊技者に対して実行する。つまり、移動判定対象者として特定した全ての遊技者に対してS42〜S45の処理を実行し、何れかの遊技者の滞在時間が予め定められた時間よりも短ければ異常報知を実行する。
このように管理装置6は、一の遊技機1を囲んでいる全ての遊技者の移動を監視し、何れかの遊技者が現場に滞在していた滞在時間が予め定められた時間よりも短いと判定すると、不正が行われている可能性が有ると判定し、その旨を示す警告画面をモニタ8に表示する。即ち、不正行為者や共犯者は遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、不正を行った後には現場(不正を行った場所)から速やかに移動する習性を利用し、不正行為の発見に活用する。尚、一の遊技機1を囲んでいる複数の遊技者のうち何れかの遊技者の滞在時間が予め定められた時間よりも短い場合に異常報知を実行するようにしたが、一の遊技機1を囲んでいる全ての複数の遊技者(不正行為者及び共犯者)の滞在時間が予め定められた時間よりも短い場合に異常報知を実行しても良い。又、一の遊技機1を囲んでいる全ての複数の遊技者を移動判定対象者として滞在時間を特定するようにしたが、何れかの遊技者のみ(例えば不正行為者のみ)を移動判定対象者として滞在時間を特定しても良い。
尚、遊技場の管理者は、上記した(ア)〜(エ)に示した異常条件を任意に選択可能であり、複数を選択した場合には「又は」、「及び」の何れかの条件を選択可能となっている。即ち、遊技場の管理者が(ア)のみを選択して設定した場合には、(ア)に示した異常条件が成立した場合にのみ異常報知を実行する。遊技場の管理者が(ア)と(イ)を選択し、「又は」の条件を選択した場合には、(ア)又は(イ)の何れかに示した異常条件が成立した場合に異常報知を実行し、「及び」の条件を選択した場合には、(ア)及び(イ)の全ての異常条件が成立した場合に異常報知を実行する。遊技場の管理者が(ア)から(エ)の全てを選択し、「又は」の条件を選択した場合には、(ア)から(エ)の何れかに示した異常条件が成立した場合に異常報知を実行し、「及び」の条件を選択した場合には、(ア)から(エ)の全ての異常条件が成立した場合に異常報知を実行する。この場合、(ア)から(エ)の全てを選択し、「及び」の条件を選択した場合には、不正が行われている可能性が有ること極めて高い精度で特定可能となる。
又、以上は、左右両隣に遊技機1が存在する台のみでなく、右隣のみ又は左隣のみに遊技機1が存在する台についても異常報知を実行するか否かの判定対象とすることを例示したが、右隣のみ又は左隣のみに遊技機1が存在する台を判定対象から除外し、即ち、左右両隣に遊技機1が存在する台のみを判定対象としても良い。即ち、片側が通路である台を判定対象から除外しても良い(ステップS3、S4、S11〜S16を省略しても良い)。又、右隣のみ又は左隣のみに遊技機1が存在する台を判定対象から除外するか否かを遊技場の管理者が選択可能としても良い。即ち、不正行為を発見する精度を高めたい要求がある場合や、例えば遊技場内のレイアウト等により遊技島の端が死角となって遊技島の端でも不正が行われることが想定される場合には、右隣のみ又は左隣のみに遊技機1が存在する台も判定対象とすれば良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
一の遊技機1の周囲に複数の遊技者が滞在しており、且つ隣の遊技機1で遊技が行われていない場合に、不正が行われている可能性があることを示す警告画面を表示する(異常報知を実行する)ようにしたので、不正行為を発見し易くすることができる。又、例えば遊技を行っている遊技者と当該遊技者の知人とが会話を交わしている場合にも一の遊技機1の周囲に複数の遊技者が滞在することになるが、隣の遊技機1の前方に遊技者が滞在していないことを、異常報知を実行する条件としているので、単に知人と会話を交わしている場合にも異常報知を実行してしまう頻度を低減することができ、誤報知の頻度を低減することもでき、不正行為を発見する精度を高めることができる。
又、不正行為に関与した遊技者(不正行為者、共犯者)は、不正を行った後では現場(不正を行った場所)から速やかに立ち去りたいと考え、足速に立ち去ることが想定されるが、異常条件が成立した後に、不正行為に関与した遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で当該一の遊技機1から離れることを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
又、不正行為に関与する遊技者は、遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、足速に現場(不正を行う場所)に移動することが想定されるが、不正行為に関与する遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で移動してきたことを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
又、不正行為に関与した遊技者は、遊技場内での挙動が目立ちたくないと考え、不正を行った後では現場から速やかに立ち去りたいと考え、現場に滞在している(留まっている)時間が短いことが想定されるが、不正行為に関与した遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことを、異常報知を実行する条件に加えているので、誤報知の頻度をより一層低減することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。又、それぞれの変形例を組み合わせても良い。
本実施形態では、遊技者が滞在しているか否かを特定するために貸出装置2に第1カメラ27と第2カメラ28との2つのカメラを設けた構成を例示したが、カメラの位置や個数をどのような態様としても良い。例えば第1カメラ27及び第2カメラ28よりも撮像視野が広角な一のカメラを設け、一のカメラが撮像した画像を解析し、遊技機1の前方に遊技者が滞在しているか否かを判定すると共に、貸出装置2の前方に遊技者が滞在しているか否かを判定しても良い。又、遊技場の天井等に複数の遊技機1を撮像可能なカメラを設けても良い。又、カメラを遊技機1やデータ表示機3に設けても良い。又、カメラを用いる場合には、遊技者の頭部を特定し、頭部の位置から遊技機1の周辺に遊技者が滞在しているか否かを判定しても良い。更に、カメラを用いるのではなく、赤外線センサ等の人感センサを用いることも可能である。即ち、遊技機1の周辺(例えば半径50cm)以内を検知エリアとする人感センサを用い、人感センサの検知結果により一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでいるか否かを判定しても良い。尚、カメラやセンサの配置を変更した場合には、遊技島の端の台(端台)の遊技機1については、当該遊技機1の前側方に遊技者が滞在しているか否かを判定することで、通路側に遊技者が滞在しているか否かを判定し、異常報知を実行するか否かを判定しても良い。
本実施形態では、一の遊技機1に対応する貸出装置2の前方(正面)に遊技者が滞在している場合に、一の遊技機1の前側方に遊技者が滞在していると判定する構成を例示したが、一の遊技機1の前側方の範囲を変更又は拡大しても良く、例えば一の遊技機1と当該一の遊技機1に対応する貸出装置2とに挟まれた領域に遊技者が滞在している場合に、一の遊技機1の前側方に遊技者が滞在していると判定しても良い。
本実施形態では、遊技者の移動軌跡や移動速度を特定するために位置センサ33を設けた構成を例示したが、カメラが撮像した画像を解析する(複数の画像の差分を解析する)ことで、遊技者の移動速度や移動軌跡を特定しても良い。
本実施形態では、不正の可能性がある旨を警告画面として表示する構成を例示したが、どのような警告画面としても良い。例えば不正行為が発生した旨を警告画面として表示しても良いし、エラーコードを表示しても良い。又、管理装置6で異常報知を実行する構成を例示したが、管理装置6で異常報知を実行する構成に代えて、又は加えて他の装置で異常報知を実行しても良く、他の装置として例えば貸出装置2やデータ表示機3や遊技機1等を用いても良い。又、異常を通知する電子メールを、遊技場の管理者が携帯する携帯情報端末等に送信しても良い。
遊技場の天井等にカメラを設けた構成では、不正の可能性がある旨を検知した場合に、その不正を行った可能性のある遊技者をカメラで追尾して録画するようにしても良い。この場合、不正を行った可能性のある遊技者を顔認証や位置センサ33で特定すると良い。又、島内を撮像可能なカメラを設け、不正の可能性がある旨を検知した場合に、そのタイミングの前後又は後の撮像結果を記録するようにしても良い。
本実施形態では、遊技場の管理者が上記した(ア)〜(エ)に示した異常条件を任意に選択可能であることを例示したが、異常条件が一義的に予め決定されている(選択不能)な構成でも良い。又、(ア)〜(エ)に示した異常条件に代えて、又は加え、一の遊技機1を複数の遊技者が囲んでいる場合に、当該遊技機1が非稼動であることを異常条件とする構成を採用することも可能である。
本実施形態では、一の遊技機1を複数の遊技者が囲む場合を例示したが、例えば集団で不正を行う場合を想定し、台番が連続する二以上の遊技機1を複数の遊技者が囲む場合も同様にして異常報知を実行するようにしても良い。例えば複数の遊技者が63番台から66番台の遊技機1を囲んでいれば、「63番台から66番台で不正の可能性有り。確認を行って下さい。」等の警告画面をモニタ8に表示すれば良い。
第2撮像信号に含まれる画像、即ち、第2カメラ28が撮像した画像(共犯者の画像)を分析した結果を用い、例えば顔の向きや目の動きが頻繁に変化することを異常条件に加えても良い。即ち、不正行為者が不正行為に集中するのに対し、共犯者は周囲の視線を気にして顔の向きや目の動きを頻繁に変えることが想定されるので、顔の向きや目の動きを頻繁に変える習性を利用し、不正行為の発見に活用しても良い。
本実施形態では、移動速度が予め定められた速度よりも速いか否かの判定を、移動判定対象者として特定した全ての遊技者に対して実行する構成を例示したが、移動判定対象者として特定した遊技者について移動速度の判定を順番に実行し、何れかの遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定した場合には、残りの遊技者の移動速度を判定しないようにしても良い。例えば一の遊技機1を3人の遊技者が囲んでいる場合に真中の遊技者の移動速度が予め定められた速度よりも速いと判定した場合には、左右の遊技者の移動速度を判定しないようにしても良い。滞在時間の判定についても同様であり、移動判定対象者として特定した遊技者について滞在時間の判定を順番に実行し、何れかの遊技者の滞在時間が予め定められた時間よりも短いと判定した場合には、残りの遊技者の滞在時間を判定しないようにしても良い。
管理装置6が行う処理の少なくとも一部を貸出装置2やデータ表示機3等の他の装置にて行うようにしても良いし、貸出装置2が行う処理の少なくとも一部を管理装置6やデータ表示機3等の他の装置にて行うようにしても良い。例えばカメラの撮像結果に基づいて遊技者の滞在時間を貸出装置2が計測しても良いし、貸出装置2間で信号を送受信して異常報知を実行する条件が成立したか否かを判定しても良い。
図面中、1は遊技機、6aは第1遊技者存在特定部(第1遊技者存在特定手段)、6bは第2遊技者存在特定部(第2遊技者存在特定手段)、6cは遊技者不在特定部(遊技者不在特定手段)、6dは異常報知部(異常報知手段)、6eは移動情報特定部(移動情報特定手段)、6fは第1時間計測部(第1時時間計測手段)、6gは第2時間計測部(第2時間計測手段)である。

Claims (6)

  1. 複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムにおいて、
    複数の遊技機のうち一の遊技機の前方に遊技者が存在していることを特定する第1遊技者存在特定手段と、
    前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在していることを特定する第2遊技者存在特定手段と、
    前記一の遊技機の隣の遊技機の前方に遊技者が存在していないことを特定する遊技者不在特定手段と、
    前記一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在していることを特定しており、且つ前記隣の遊技機の前方に遊技者が存在していないことを特定している異常条件が成立した場合に、予め定められた異常報知を実行する異常報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 遊技者の移動軌跡及び移動速度の情報である移動情報を特定する移動情報特定手段を備え、
    前記異常報知手段は、前記異常条件が成立した後に、前記一の遊技機の前方の遊技者又は前側方の遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で当該一の遊技機から離れたことに対応した前記移動情報を前記移動情報特定手段が特定した場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記異常報知手段は、遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で前記一の遊技機の前方又は前側方に移動してきたことに対応した前記移動情報を前記移動情報特定手段が特定した後に前記異常条件が成立した場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする請求項2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記一の遊技機の前方に遊技者が存在している第1時間を計測する第1時間計測手段と、
    前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在している第2時間を計測する第2時間計測手段と、を備え、
    前記異常報知手段は、前記異常条件が成立した後に、前記一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第1時間を前記第1時間計測手段が計測した、又は前記一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第2時間を前記第2時間計測手段が計測した場合に、前記異常報知を実行することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用システム。
  5. 複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムにおいて、
    複数の遊技機のうち一の遊技機の前方に遊技者が存在していることを特定する第1遊技者存在特定手段と、
    前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在していることを特定する第2遊技者存在特定手段と、
    遊技者の移動軌跡及び移動速度の情報である移動情報を特定する移動情報特定手段と、
    遊技者が予め定められた速度よりも速い移動速度で前記一の遊技機の前方又は前側方に移動してきたことに対応した後に、前記一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在している状態となった場合に、予め定められた異常報知を実行する異常報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  6. 複数の遊技機が設置された遊技場に対応した遊技場用システムにおいて、
    複数の遊技機のうち一の遊技機の前方に遊技者が存在していることを特定する第1遊技者存在特定手段と、
    前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在していることを特定する第2遊技者存在特定手段と、
    前記一の遊技機の前方に遊技者が存在している第1時間を計測する第1時間計測手段と、
    前記一の遊技機の前側方に遊技者が存在している第2時間を計測する第2時間計測手段と、
    前記一の遊技機の前方及び前側方に遊技者が存在している状態となった後に、前記一の遊技機の前方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第1時間を前記第1時間計測手段が計測した、又は前記一の遊技機の前側方の遊技者が予め定められた時間よりも短い滞在時間で移動を開始したことに対応した前記第2時間を前記第2時間計測手段が計測した場合に、予め定められた異常報知を実行する異常報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
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