JP2016013350A - 遊技場用システム - Google Patents

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Toshiyuki Nosaka
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【課題】記録媒体の盗難を抑制する。【解決手段】管理装置6は、遊技者の顔の複数の特徴部位(例えば目、鼻、口の3ケ所)よりも少ない特徴部位(例えば目、鼻、口のうちの何れかの1ケ所)を撮像していなければ、遊技者が着席していないと判定し、遊技者が着席していないと判定した遊技機1に対応する貸出装置2においてICカード11の発行を禁止する。又、管理装置6は、遊技者の顔の複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していれば、遊技者個人を識別不能であるが、遊技者が着席していると判定し、ICカード11の発行を許可する。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機の遊技に使用可能な遊技価値の大きさを特定可能な情報を記録した記録媒体を発行可能な遊技場用システムに関する。
遊技場では、遊技者が遊技により獲得した玉を計数し、計数結果を特定可能な情報を遊技者が持運び可能なICカード(記録媒体)に記憶している。遊技者は、計数結果を記録したICカードを、遊技機に併設された貸出装置に挿入することで、計数結果を対価として玉の払出を行い、遊技を行うことが可能である。そして、遊技者は、遊技を終了する際には、発行操作を行うことでICカードを発行させ、計数結果の玉数に応じた景品に交換することが可能である。
しかしながら、発行操作を行うことでICカードを発行可能であるので、例えば遊技者が食事等により一時的に席を離れる際にICカードを発行し忘れると、他の遊技者が発行操作を行うことで、ICカードが盗難されてしまう虞がある。このため、ICカードの盗難を抑制する技術が各種提案されている。例えば特許文献1には、遊技者の画像からICカードを使用している遊技者が変化していないか否かを監視することが記載されている。
特開2014−23770号公報
ところが、特許文献1の構成では、ICカードの盗難の発生を特定することはできるが、ICカードの盗難を抑制する効果は十分に得られない可能性がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体の盗難を抑制することができる遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技機における遊技に使用可能な遊技価値の大きさを特定可能な情報を記録した記録媒体を受け付ける受付手段と、遊技者が操作する操作手段と、遊技者が前記操作手段を操作した場合に前記記録媒体を発行する発行手段と、遊技機にて遊技を行っている遊技者を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が予め定められた範囲である遊技者識別範囲よりも広範囲、又は前記遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像している場合に、遊技者個人を識別可能であると判定する遊技者識別判定手段と、前記遊技者識別判定手段が遊技者個人を識別可能であると判定した遊技者の撮像結果から特定した情報と、当該遊技者の遊技結果の情報とを対応付けて管理する遊技者管理手段と、前記撮像手段が前記遊技者識別範囲よりも狭い範囲である着席識別範囲よりも広範囲、又は前記着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像している場合に、遊技者が遊技機の前方に着席していると判定する着席判定手段と、遊技者が前記操作手段を操作した場合に、前記撮像手段が前記着席識別範囲よりも広範囲、又は前記着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していれば、前記発行手段に対して前記記録媒体の発行を許可する一方、前記撮像手段が前記着席識別範囲よりも広範囲、又は前記遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していなければ、前記発行手段に対して前記記録媒体の発行を抑制する発行設定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記遊技者識別判定手段は、前記撮像手段が遊技者の顔のうち予め定められた複数の特徴部位を撮像していれば、前記撮像手段が前記遊技者識別範囲よりも広範囲、又は前記遊技者識別範囲以上に亘って遊技者の顔を撮像しているものとして、遊技者個人を識別可能であると判定する一方、前記撮像手段が前記複数の特徴部位を撮像していなければ、遊技者個人を識別不能であると判定することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記着席判定手段は、前記撮像手段が前記複数の特徴部位を撮像していなくとも前記複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していれば、前記撮像手段が前記着席識別範囲よりも広範囲、又は前記着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像しているものとして、遊技者が遊技機の前方に着席していると判定することを特徴とする。
遊技機の前方に着席して遊技を行っている通常の遊技者は、遊技を終了すると、着席したまま操作手段を操作して記録媒体を発行させることが想定されるが、記録媒体を盗もうと考える人物(盗難行為者)は、記録媒体を発行させた後に素早く現場から離れようとするために遊技機の前方に着席せずに操作手段を操作して記録媒体を発行させることが想定される。請求項1に記載した発明によれば、撮像手段が着席識別範囲よりも広範囲、又は着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していなければ、発行手段に対して記録媒体の発行を抑制するようにしたので、着席せずに記録媒体を発行させて盗む行為を抑制することができる。これにより、記録媒体の盗難を抑制することができる。
又、遊技者個人を識別可能であると判定した遊技者の撮像結果から特定した情報と、当該遊技者の遊技結果の情報とを対応付けて管理するようにしたので、遊技者の管理をより詳細に行うことができる。又、遊技者個人を識別不能であった場合に記録媒体の発行を抑制する構成が考えられるが、遊技者が横を向いている場合や、マスクやサングラスを着用している場合等でも遊技者個人を識別不能となる場合が想定され、このような場合に記録媒体の発行を抑制してしまうと、遊技者と遊技場との間でトラブルが発生し兼ねない。この点に関し、請求項1に記載した発明によれば、撮像手段が着席識別範囲よりも広範囲、又は遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していれば、発行手段に対して記録媒体の発行を許可するようにしたので、遊技者個人を識別不能であったとしても着席を認識可能な範囲で遊技者を撮像していれば、記録媒体の発行を許可することで、遊技者と遊技場との間でのトラブルの発生を抑制することができる。このように記録媒体の盗難を抑制することと、遊技者と遊技場との間でのトラブルの発生を抑制することを両立することができ、遊技場を適切に運用することができる。
請求項2に記載した発明によれば、遊技者の顔の特徴部位を利用し、予め定められた複数の特徴部位を撮像しているか否かに基づいて、遊技者個人を識別可能であるか否かを特定することができる。
請求項3に記載した発明によれば、複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していか否かに基づいて、遊技者が遊技機の前方に着席しているか否かを特定することができる。即ち、遊技者個人を識別可能であるか否かを判定するための複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を利用することで、遊技者個人を識別不能であっても遊技者が着席しているか否かを特定することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 管理装置の構成を示す機能ブロック図 フローチャート 撮像結果を示す図 発行エラー画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して貸出装置2及び情報表示装置3が設置されている。これら遊技機1、貸出装置2及び情報表示装置3は、中継装置4と接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6と接続されている。遊技場にはPOS7や残高精算機8も設置されている。POS7及び残高精算機8も、LAN5を介して管理装置6と接続されている。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード9、モニタ10、プリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、貸出装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより、遊技機1、貸出装置2等の稼動状況を管理すると共に、遊技者毎の遊技情報を記憶管理する。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
POS7は、遊技場内の景品交換カウンタに設けられており、遊技場の従業員により操作される。POS7は、カードリーダ(図示せず)を付属しており、遊技者が所有するICカード11(記録媒体に相当)を当該カードリーダにより受け付けると、その受け付けたICカード11に記録されている持玉に基づいて景品交換を行う。残高精算機8は、カードリーダ(図示せず)を付属しており、ICカード11を当該カードリーダにより受け付けると、その受け付けたICカード11に記録されている残高の返却を行う。ICカード11に記録されている持玉及び残高が、遊技機1の遊技に使用可能な遊技価値の大きさを特定可能な情報である。
遊技機1は、CRパチンコ機であり、盤面11に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル12、上部受皿13、下部受皿14を有すると共に、盤面11に、液晶表示部15、普図入賞口16、第1始動口17、第2始動口18、大入賞口19等を有する。又、遊技機1は、上部受皿13の上面に、貸出釦20、発行釦21(操作手段に相当)を有する。
遊技機1は、以下に示すように動作する。
(1)第1始動口17は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口18は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口17、18への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部15にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/360であり、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口19を開放する。1Rの上限入賞数は10玉、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当り確率が1/31に向上すると共に、第2始動口18への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続するので、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
(5)第2始動口18は普図入賞口16への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口18の入賞率が高くなる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設されている周辺機器は、遊技者による玉の打込みや各始動口17、18への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を送信する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから送信される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが送信されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から送信される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から送信される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出(付与)玉10玉に対して1パルスが送信されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から送信される補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機1から送信される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部15(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に送信されるので、始動信号の受信に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート(スタート処理数)として特定する。尚、始動入賞を示す信号としても良い。
大当り信号=遊技機1から送信される大当り期間を特定可能な信号である。大当り中にレベル送信される状態信号であるので、大当り信号の受信中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から送信される特別状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口18の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル送信される状態信号であるので、特別状態信号の受信中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル送信される状態信号(確変信号)であっても良い。又、大当り信号と特別状態信号の何れも受信していない期間を通常状態として特定する。
貸出装置2は、所謂各台計数機能付の貸出装置であり、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部22、貨幣が投入される貨幣投入口23、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴ってスタート回数や大当り確率等の遊技情報を表示するタッチパネル式の液晶表示部24、持玉及び貯玉を払出すための払出釦25、払出された玉が通過する払出ノズル26、ICカード11が挿入される(ICカード11を受け付ける)カード挿入口27、遊技機1の下部受皿14の下方に位置する着脱可能な計数受皿28、遊技者を撮像可能なカメラ29(撮像手段に相当)等を有する。カメラ29は、例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を含んで構成され、貸出装置2に対応する遊技機1の前方(正面)を撮像視野として所定周期毎に(例えば4秒毎に)撮像する。即ち、カメラ29は、遊技機1の前方に遊技者が着席していれば、その遊技者の顔を含む領域を所定周期毎に撮像する。尚、カメラ29は、遊技者の顔を撮像していることを当該遊技者に意識させないように、その存在を遊技者が認識不能に搭載されていても良い。
貸出装置2は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部2a(受付手段、発行手段に相当)(図2参照)、中継装置4との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部を有する。
制御部2aは、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、以下に示す動作を行う。
(1)貨幣が貨幣投入口23に投入されたことで、貨幣を受け付けると、遊技機1と貸出装置2との双方において入金額を残高に加算して表示する。残高がある状態で遊技機1の貸出釦20が押下されると、1回の貸出単位分(例えば500円)の貸出玉(例えば貸単価4円であれば125玉、貸単価1円であれば500玉)を遊技機1内部の払出機構から払出し、その対価分を残高から減算すると共に、売上信号を送信する。尚、玉の払出を貸出装置2により行っても良い。
(2)遊技機1の下部受皿14が操作された(開放された)ことで、下部受皿14から落下した玉を計数受皿28で受けると、その受けた玉を持玉(計数玉)として計数して液晶表示部24に表示する。持玉がある状態で貸出装置2の払出釦25が押下されると、持玉の一部を遊技機1内部の払出機構から払出し、その払出分を持玉数から減算する。尚、この場合も、玉の払出を貸出装置2により行っても良い。
(3)ICカード11がカード挿入口27に挿入されると(ICカード11を受け付けると)、自装置を特定可能な情報(貸出装置ID)、受け付けたICカード11を特定可能な情報(カードID)等を含む受付情報を管理装置6に送信する。
(4)残高又は持玉がある状態で遊技機1の発行釦21が押下されると、ICカード11の発行が許可されている発行許可状態では、残玉及び持玉を特定可能なICカード11を発行する(ICカード11の発行を許可する)。一方、ICカード11の発行が禁止されている発行禁止状態では、ICカード11を発行しない(ICカード11の発行を抑制する)。ICカード11がカード挿入口27に挿入されている状態で発行釦21が操作されたときには、発行許可状態では、そのカード挿入口27に挿入されているICカード11に残高及び持玉の情報を記録して発行し、ICカード11がカード挿入口27に挿入されていない状態で発行釦21が操作されたときには、発行許可状態では、カードストック部(図示せず)にストックしているICカード11をカード挿入口27に繰出して残高及び持玉を記録して発行する。ICカード11を発行すると、自装置を特定可能な情報(貸出装置ID)、発行したICカード11を特定可能な情報(カードID)、ICカード11に記録した残高及び持玉の情報等を含む発行情報を管理装置6に送信する。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行を可能としても良い。
(5)カメラ29が撮像する毎に、自装置を特定可能な情報(貸出装置ID)、その撮像した画像を含む撮像信号を管理装置6に送信する。
情報表示装置3は、各種の遊技情報(スタート回数、大当りの発生回数等)を表示する情報表示部30、遊技場の従業員を呼出すときに遊技者が押下する呼出ボタンや情報表示部30が表示する遊技情報を切替えるときに遊技者が押下する切替ボタン等を含む操作部31、遊技場の従業員が所持する操作リモコン33からリモコン信号を受信する受光部32等を有する。
図2は、管理装置6の構成を示す機能ブロック図である。管理装置6は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1、貸出装置2及び情報表示装置3との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部、貸出装置2(のカメラ29)から受信した撮像信号から画像を抽出して分析する画像処理部を有する。又、制御部は、本発明に関連し、遊技者識別判定部6a(遊技者識別判定手段に相当)、遊技者管理部6b(遊技者管理手段に相当)、着席判定部6c(着席判定手段に相当)、発行設定部6d(発行設定手段に相当)を有する。
制御部は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、以下に示す動作を行う。
(1)遊技機1側から遊技信号(アウト信号、セーフ信号、始動信号、大当り信号等)や貸出装置2から売上信号を受信すると、遊技機1の遊技情報(アウト、セーフ、スタート回数、大当りの発生回数等)を集計したり売上情報を算出したりし、それらの遊技情報や売上情報を記憶して管理する。
(2)遊技機1からのアウト信号の受信状態に基づいてアウトが発生している状態を稼動状態と判定し、アウトが発生していない状態を非稼動状態と判定する。即ち、アウトの発生を最後に検知した時点から所定時間の経過を検知する前に次のアウトの発生を検知した場合に稼動状態と判定し、アウトの発生を最後に検知した時点から次のアウトの発生を検知する前に所定時間の経過を検知した場合に非稼動状態と判定する。
(3)貸出装置2から撮像信号を受信すると、その受信した撮像信号から画像を抽出して画像処理部により分析し、複数の特徴部位(例えば目、鼻、口の3ケ所)を撮像しているか否かを判定する。複数の特徴部位を撮像していれば、遊技者の顔を撮像できていると判定し、遊技者個人を識別可能であることを遊技者識別判定部6aにより判定する。この場合、複数の特徴部位を含む範囲が遊技者識別範囲であり、複数の特徴部位を撮像できていれば遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していることになる。
(4)遊技者個人を識別可能であると判定すると、遊技者の顔画像を特定し、その特定した顔画像に対して複数の特徴部位の形状等を数値化し、その数値化したデータ(数値化データ、撮像結果から特定した情報)と、当日の顔画像データベースに既に登録されている顔画像(照合用の顔画像)の数値化データとを照合し、同一人物であるか否かを判定する。数値化データの一致率が所定値未満であると判定すると、その顔画像が未だ顔画像データベースに登録されていない顔画像であり、その顔画像に対応する遊技者を新規の遊技者であると判定して顔画像IDを付与し、その顔画像IDと、遊技機1側から受信する遊技信号により特定される遊技情報や貸出装置2から受信する売上信号により特定される売上情報とを対応付けて遊技者管理部6bにより管理する。一方、数値化データの一致率が所定値以上であると判定すると、その顔画像が既に顔画像データベースに登録されている顔画像であり、その顔画像に対応する遊技者を既存の遊技者であると判定して当該顔画像IDに対応付けている遊技情報や売上情報を更新する。
(5)複数の特徴部位を撮像していなければ、遊技者の顔を撮像できていないと判定し、遊技者個人を識別不能であることを遊技者識別判定部6aにより判定する。遊技者個人を識別不能であると判定すると、顔画像IDを付与しない。これは、遊技者個人を識別不能であると判定した状態で顔画像IDを付与してしまうと、顔画像IDを付与したことで顔画像を特定していない遊技者を全て同一人物であると誤判定してしまうことを抑制すると共に、同一人物であるにも拘らず顔画像を特定した場合と特定しなかった場合とで別の人物として誤判定してしまうことを抑制するためである。
(6)複数の特徴部位よりも少ない特徴部位(例えば目、鼻、口のうちの何れかの1ケ所)を撮像していれば、遊技者が遊技機1の前方(正面)に着席していることを着席判定部6cにより判定する一方、撮像していなければ、遊技者が遊技機1の前方に着席していないことを着席判定部6cにより判定する。この場合、複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を含む範囲、つまり、遊技者識別範囲よりも狭い範囲が着席識別範囲であり、特徴部位を1か所でも撮像できていれば着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していることになる。即ち、遊技者個人を識別可能であれば遊技者が遊技機1の前方に着席していると判定可能であるが、遊技者個人を識別不能であっても遊技者が遊技機1の前方に着席している場合があり(後述するように遊技者がマスクやサングラスを着用している場合等)、その場合を救済するためである。
(7)管理装置6から受付情報を受信することで、ICカード11が挿入されている貸出装置2を特定する。ICカード11が挿入されていると特定した貸出装置2から受信する撮像信号に基づいて当該貸出装置2に対応する遊技機1の前方に遊技者が着席しているか否かを判定する。遊技者が遊技機1の前方に着席していると判定した貸出装置2に対しては発行許可信号を送信することで、その貸出装置2を発行許可状態に発行設定部6dにより設定する一方、遊技者が遊技機1の前方に着席していないと判定した貸出装置2に対しては発行禁止信号を送信することで、その貸出装置2を発行禁止状態に発行設定部6dにより設定する。
尚、本実施形態では、管理装置6が画像処理を行う構成を例示しているが、管理装置6の処理負荷を軽減させる(処理を分散させる)ために、画像処理を専用で行う画像処理装置を管理装置6とは別に設け、画像処理装置において、貸出装置2から受信した撮像信号から画像を抽出して分析し、その画像を分析した結果を管理装置6に送信する構成でも良い。
さて、[背景技術]で記載したように、遊技場では、ICカード11の盗難を抑制することが望まれている。この点に鑑み、管理装置6は、本発明に関連して受付情報監視処理を所定周期で定期的に実行する。
管理装置6は、受付情報監視処理の開始タイミングになると、受付情報監視処理を開始し、何れかの貸出装置2から受付情報を受信したか否かを判定する(S1)。管理装置6は、何れかの貸出装置2から受付情報を受信したと判定すると(S1:YES)、その受付情報に含まれているか貸出装置IDに基づいて当該受付情報の送信元の貸出装置2を特定し(S2)、その受付情報の送信元として特定した貸出装置2から受信している撮像信号に基づいて遊技者個人を識別可能であるか否かを判定する(S3)。尚、ここでは、ICカード11がカード挿入口27に挿入され、何れかの貸出装置2から受付情報を受信したときに、受付情報の送信元として特定した貸出装置2から受信している撮像信号に基づいて遊技者個人を識別可能であるか否かを判定することを例示しているが、遊技者がICカード11を所持していない状態で遊技を開始し、現金の投入や玉の計数によりICカード11を発行可能になったことを示す情報を受付情報として貸出装置2から受信した場合にも、その情報の送信元として特定した貸出装置2から受信している撮像信号に基づいて遊技者個人を識別可能であるか否かを判定しても良い。
管理装置6は、受付情報の送信元として特定した貸出装置2から受信している撮像信号に基づいて遊技者の顔の複数の特徴部位を撮像していれば(遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していれば)、遊技者個人を識別可能であると判定し(S3:YES)、遊技者の顔画像を特定し(S4)、その特定した顔画像に対して複数の特徴部位の形状等を数値化し、その数値化したデータ(数値化データ)と、当日の顔画像データベースに既に登録されている顔画像(照合用の顔画像)の数値化データとを照合し、同一人物であるか否かを判定する(S5)。管理装置6は、数値化データの一致率が所定値未満であると判定し、その顔画像が未だ顔画像データベースに登録されていない顔画像であると判定すると(S5:NO)、その顔画像に対応する遊技者を新規の遊技者であると判定して顔画像IDを付与し(S6)、その顔画像IDと遊技情報や売上情報とを対応付けて遊技者管理部6bにより管理する(S7)。そして、管理装置6は、受付情報の送信元として特定した貸出装置2に対して発行許可信号を送信し、その貸出装置2を発行許可状態に設定する(S8)。一方、管理装置6は、数値化データの一致率が所定値以上であると判定し、その顔画像が既に顔画像データベースに登録されている顔画像であると判定すると(S5:YES)、その顔画像に対応する遊技者を既存の遊技者であると判定して当該顔画像IDに対応付けている遊技情報や売上情報を更新する(S9)。そして、管理装置6は、この場合も、受付情報の送信元として特定した貸出装置2に対して発行許可信号を送信し、その貸出装置2を発行許可状態に設定する(S8)。
これにより、遊技者が遊技を終了して発行釦21を押下すると、ICカード11が発行される。即ち、管理装置6は、撮像結果の画像として図4(a)に示すように目、鼻、口の3ケ所の全てを撮像した画像を取得している場合には、遊技者個人を識別可能であり、且つ遊技者の着席を識別可能であるので、該当する貸出装置2を発行許可状態に設定し、ICカード11の発行を許可する。
一方、管理装置6は、受付情報の送信元として特定した貸出装置2から受信している撮像信号に基づいて遊技者の顔の複数の特徴部位を撮像していなければ、遊技者個人を識別不能であると判定し(S3:NO)、受付情報の送信元の貸出装置2に対応する遊技機1の前方に遊技者が着席しているか否かを判定する(S10)。管理装置6は、受付情報の送信元として特定した貸出装置2から受信している撮像信号に基づいて遊技者の顔の複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していれば(遊技者識別範囲よりも狭い範囲である着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していれば)、遊技者が遊技機1の前方に着席していると判定し(S10:YES)、この場合も、受付情報の送信元として特定した貸出装置2に対して発行許可信号を送信し、その貸出装置2を発行許可状態に設定する(S8)。
これにより、この場合も、遊技者が遊技を終了して発行釦21を押下すると、ICカード11が発行される。即ち、管理装置6は、撮像結果の画像として図4(b)に示すように遊技者がマスク及びサングラスを着用しているために鼻のみを撮像した画像を取得している場合には、遊技者個人を識別不能であるが、遊技者の着席を識別可能であるので、この場合も、該当する貸出装置2を発行許可状態に設定し、ICカード11の発行を許可する。
一方、管理装置6は、遊技者の顔の複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していなければ(遊技者識別範囲よりも狭い範囲である着席識別範囲よりも広範囲に亘って遊技者を撮像していなければ)、遊技者が遊技機1の前方に着席していないと判定する(S10:NO)。そして、管理装置6は、遊技者が遊技機1の前方に着席していないと判定した貸出装置2に対して発行禁止信号を送信し、その貸出装置2を発行禁止状態に設定する(S11)。
これにより、何れかの人物が発行釦21を押下しても、ICカード11が発行されない(発行が禁止される)。即ち、管理装置6は、撮像結果の画像として図4(c)に示すように目、鼻、口の3ケ所の何れも撮像していない画像を取得している場合には、遊技者個人を識別不能であるだけでなく、遊技者の着席さえも識別不能であるので、該当する貸出装置2を発行禁止状態に設定し、ICカード11の発行を禁止する。このように遊技者が着席していないにも拘らず発行釦21が押下されたときは、遊技機1で遊技していない人物、つまり、ICカード11を盗もうと考える人物(盗難行為者)が発行釦21を押下した可能性が高いので、ICカード11の発行を禁止することで、ICカード11の盗難を抑制することができる。
尚、この場合、貸出装置2は、このようにして発行禁止状態を設定すると、その後、発行禁止状態を設定している状態で発行釦21が押下されると、図5に示すように、発行エラー画面を液晶表示部24に表示し、ICカード11の発行を禁止していること及び遊技場の従業員の呼出しを促すことを報知する。このとき、貸出装置2は、発行禁止状態を設定している状態で発行釦21が押下されたことを盗難未遂情報として管理装置6に送信し、管理装置6は、貸出装置2から盗難未遂情報を受信すると、その旨を例えばインカム等により遊技場の従業員に報知しても良い。又、カメラ29が故障していることも想定されるので、貸出装置2は、遊技場の従業員が操作リモコン33を操作したことで、操作リモコン33から送信された発行禁止解除信号が受光部32に受信されることで、発行禁止状態を解除(発行許可状態に復帰)しても良い。
ところで、ICカード11の発行を一時的に禁止する方法としては、暗証番号を操作入力する方法やフェリカ機能を有する(フェリカチップを実装した)携帯端末を利用する方法がある。暗証番号を操作入力する方法では、遊技者は、暗証番号の操作入力画面を貸出装置2の液晶表示部24に表示させた上で、任意の暗証番号を操作入力画面にて操作入力することで、ICカード11の発行禁止を設定可能となる。フェリカ機能を有する携帯端末を利用する方法では、携帯端末を貸出装置2の非接触通信部に翳して非接触通信を成立させることで、ICカード11の発行禁止を設定可能となる。しかしながら、暗証番号を操作入力する方法では、発行禁止を設定する際に暗証番号を操作入力する手間があり、発行禁止を解除する際にも暗証番号を操作入力する手間がある。又、フェリカ機能を有する携帯端末を利用する方法では、発行禁止を設定する際に携帯端末を貸出装置2の非接触通信部に翳す手間があり、発行禁止を解除する際にも携帯端末を貸出装置2の非接触通信部に翳す手間がある。これらの暗証番号を操作入力する方法やフェリカ機能を有する携帯端末を利用する方法は、遊技者の手間を必要とするので、遊技者が意図的にICカード11の発行禁止を設定することを想定している。これに対し、本願の顔認証を利用してICカード11の発行禁止を設定する方法は、遊技者の手間を必要とせず、ICカード11の発行し忘れを想定している。このように本願の顔認証を利用してICカード11の発行禁止をする方法は、ICカード11の発行し忘れに対して適切に対処可能である。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
遊技者の顔の複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していなければ、遊技者が遊技機1の前方に着席していないと判定し、遊技者が着席していないと判定した遊技機1に対応する貸出装置2においてICカード11の発行を禁止するようにしたので、着席せずにICカード11を発行させて盗む行為を抑制することができ、ICカード11の盗難を抑制することができる。
又、遊技者の顔の複数の特徴部位を撮像していれば、遊技者個人を識別可能であると判定し、顔画像IDに対応付けて遊技情報や売上情報を管理するようにしたので、遊技者の管理をより詳細に行うことができる。
又、遊技者が横を向いている場合や、マスクやサングラスを着用している場合等でも遊技者個人を識別不能となる場合が想定され、このような場合にICカード11の発行を禁止してしまうと、遊技者と遊技場との間でトラブルが発生し兼ねないが、遊技者の顔の複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していれば、遊技者が遊技機1の前方に着席していると判定し、ICカード11の発行を許可することで、遊技者と遊技場との間でのトラブルの発生を抑制することができる。このようにICカード11の盗難を抑制することと、遊技者と遊技場との間でのトラブルの発生を抑制することを両立することができ、遊技場を適切に運用することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。又、それぞれの変形例を組み合わせても良い。
本実施形態では、遊技者個人を識別可能であるかの判定と遊技者が着席しているか否かの判定を行うために貸出装置2にカメラ29を設けた構成を例示したが、カメラの位置や個数をどのような態様としても良い。遊技機1や情報表示装置3にカメラを設けても良いし、遊技場の天井等に設けても良い。又、遊技島に1台のカメラを設け、遊技島に属する複数の遊技機で1台のカメラを共有しても良い。又、遊技者個人を識別可能であるか否かの判定をカメラで行い、遊技者が着席しているか否かの判定をカメラとは別の機器で行っても良い。即ち、例えば遊技機1の周辺(例えば半径50cm)以内を検知エリアとする人感センサを用い、人感センサの検知結果により遊技機1の前方に遊技者が着席しているか否かを判定しても良い。
本実施形態では、貸出装置2の一部の機能(操作手段)を遊技機1が備える構成を例示したが、貸出装置2の全ての機能を遊技機1が備える構成としても良い。
本実施形態では、複数の特徴部位として目、鼻、口の3ケ所を例示したが、特徴部位を変更する又は加えることで、複数の特徴部位の種類や個数をどのように選択しても良く、例えば耳、眉毛、ほお骨、あご、輪郭、皮膚、皺等を採用しても良い。更に、遊技者の識別を遊技者の顔の撮像結果から行う必要はなく、遊技者の胴体や服装から行うようにしても良い。この場合、複数の特徴部位の個数が増えることで、同一人物であるか否かを判定する精度を高めることができ、顔画像IDに対応付けて遊技情報や売上情報を精度良く管理することができる。
又、複数の特徴部位の全てを撮像している場合に遊技者個人を識別可能と判定する必要はなく、例えば複数の特徴部位のうち一部を撮像していれば、その情報に基づいて遊技者個人を識別可能と判定しても良い。又、遊技者個人を識別するための部位と遊技者の着席を判定するための部位とが共通している必要はなく、例えば遊技者の顔の部位の撮像結果を用いて遊技者個人を識別可能であるか否かを判定し、遊技者の胴体や首の撮像結果を用いて遊技者が着席しているか否かを判定する構成としても良い。
又、同じ部位のみを用いて遊技者個人を識別可能であるか否かを判定すると共に遊技者が着席しているか否かを判定する構成としても良い。例えば遊技者の目を撮像している場合に、目の特徴を抽出できる程度に鮮明に撮像していれば、遊技者個人を識別可能であり且つ遊技者が着席していると判定し、目を撮像しているが目の特徴を抽出できなければ、遊技者個人を識別不能であるが遊技者が着席していると判定する構成としても良い。つまり、同じ部位を撮像した撮像結果の鮮明度の差異も着席識別範囲と遊技者識別範囲との差異に相当する。例えば目の特徴を抽出できる程度の鮮明度が遊技者識別範囲に相当し、目を撮像しているが目の特徴を抽出できない程度の鮮明度が着席識別範囲に相当する。
又、本実施形態では、遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像できている場合に遊技者を特定できると判定したが、遊技者識別範囲よりも広範囲に亘って遊技者を撮像できていることを条件に遊技者を特定できると判定しても良い。又、着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像できている場合に遊技者が着席していると判定したが、着席識別範囲よりも広範囲に亘って遊技者を撮像できていることを条件に遊技者が着席していると判定しても良い。これらの場合も各識別範囲を適宜設定すれば良い。
本実施形態では、遊技者が着席していないと判定した場合にICカード11の発行を禁止する構成としたが、遊技者が着席していると判定した場合に比べてICカード11の発行を抑制していれば(発行に困難さがあれば)良く、遊技者が着席していないと判定した場合の発行釦21を押下してから発行動作を開始するまでの時間(遅延時間)を、遊技者が着席していると判定した場合よりも長くするようにしても良い。発行釦21を押下してから発行動作を開始するまでの時間が長くなれば、発行釦21を押下しても即座にICカード11を獲得する(盗む)ことが困難となり、素早く現場から離れることが困難となるので、ICカード11の発行を禁止する場合と同様にしてICカード11の盗難を抑制することができる。
遊技場の従業員による操作(例えば操作リモコン33の操作)が行われたことのみを条件として、発行禁止状態を解除する構成としても良い。即ち、発行禁止状態を設定している状態で遊技者が着席したと判定した場合に発行禁止状態を解除してしまうと、ICカード11を盗もうと考える人物(盗難行為者)が、着席していないことが原因でICカード11が発行されないことに気付いて着席すると、ICカード11が発行されて盗難されてしまうことなるが、遊技場の従業員による操作が行われたことのみを条件とすることで、そのような事態を抑制することができる。
発行釦21が押下された時点から所定期間遡った期間で対応する遊技機1が稼動していたことを条件に加え、発行許可状態を設定する構成としても良い。即ち、ICカード11を盗もうと考える人物(盗難行為者)が、対応する遊技機1で遊技していた可能性は極めて少ないので、発行釦21が押下された時点から所定期間遡った期間で対応する遊技機1が稼動していたことを条件に加えることで、ICカード11の盗難をより確実に抑制することができる。
ICカード11が挿入されている状態(ICカード11を発行可能な状態)での稼動の有無を判定し、稼動が一定時間ないと判定した場合に、ICカード11の発行忘れが発生したと検知してICカード11の発行を禁止する構成を追加しても良い。即ち、顔認証によるICカード11の発行禁止と稼動有無の判定によるICカード11の発行禁止とを併用しても良い。稼動有無の判定によるICカード11の発行禁止では、玉の発射が行われる等の予め定められた稼動が発生した場合や、従業員によるリモコン操作等の解除操作が行われた場合に、ICカード11の発行禁止が解除される。
例示した遊技機1以外の遊技機を対象としても良く、例えばスロットマシンを対象としても良い。又、玉が封入されており、遊技者が玉に触れることができず、クレジットや得点を消費して玉を発射する封入式のパチンコ遊技機やクレジットや得点を消費してリールが回転する等のゲームが進行する完全クレジット式のスロットマシンを対象としても良い。
管理装置6が行う処理の少なくとも一部を貸出装置2や情報表示装置3等の他の装置にて行うようにしても良いし、貸出装置2が行う処理の少なくとも一部を管理装置6や情報表示装置3等の他の装置にて行うようにしても良い。例えばカメラ29が撮像した画像を貸出装置2が画像処理しても良い。この場合、遊技者が着席しているか否かを貸出装置2の制御部2aが撮像結果から判定し、ICカード11の発行を許可するか否かを判定することも可能である。
図面中、1は遊技機、2aは制御部(受付手段、発行手段)、6aは遊技者識別判定部(遊技者識別判定手段)、6bは遊技者管理部(遊技者管理手段)、6cは着席判定部(着席判定手段)、6dは発行設定部(発行設定手段)、11はICカード(記録媒体)、21は発行釦(操作手段)、29はカメラ(撮像手段)である。

Claims (3)

  1. 遊技機における遊技に使用可能な遊技価値の大きさを特定可能な情報を記録した記録媒体を受け付ける受付手段と、
    遊技者が操作する操作手段と、
    遊技者が前記操作手段を操作した場合に前記記録媒体を発行する発行手段と、
    遊技機にて遊技を行っている遊技者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が予め定められた範囲である遊技者識別範囲よりも広範囲、又は前記遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像している場合に、遊技者個人を識別可能であると判定する遊技者識別判定手段と、
    前記遊技者識別判定手段が遊技者個人を識別可能であると判定した遊技者の撮像結果から特定した情報と、当該遊技者の遊技結果の情報とを対応付けて管理する遊技者管理手段と、
    前記撮像手段が前記遊技者識別範囲よりも狭い範囲である着席識別範囲よりも広範囲、又は前記着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像している場合に、遊技者が遊技機の前方に着席していると判定する着席判定手段と、
    遊技者が前記操作手段を操作した場合に、前記撮像手段が前記着席識別範囲よりも広範囲、又は前記着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していれば、前記発行手段に対して前記記録媒体の発行を許可する一方、前記撮像手段が前記着席識別範囲よりも広範囲、又は前記遊技者識別範囲以上に亘って遊技者を撮像していなければ、前記発行手段に対して前記記録媒体の発行を抑制する発行設定手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記遊技者識別判定手段は、前記撮像手段が遊技者の顔のうち予め定められた複数の特徴部位を撮像していれば、前記撮像手段が前記遊技者識別範囲よりも広範囲、又は前記遊技者識別範囲以上に亘って遊技者の顔を撮像しているものとして、遊技者個人を識別可能であると判定する一方、前記撮像手段が前記複数の特徴部位を撮像していなければ、遊技者個人を識別不能であると判定することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記着席判定手段は、前記撮像手段が前記複数の特徴部位を撮像していなくとも前記複数の特徴部位よりも少ない特徴部位を撮像していれば、前記撮像手段が前記着席識別範囲よりも広範囲、又は前記着席識別範囲以上に亘って遊技者を撮像しているものとして、遊技者が遊技機の前方に着席していると判定することを特徴とする請求項2に記載した遊技場用システム。
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