JP5781858B2 - 遊技情報管理装置 - Google Patents
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Description
請求項4に記載した発明によれば、持越し条件が成立した場合に判定状態を持越し、持越した場合には持越した時点からの期間が判定期間の対象となるので、比較結果により特別状態の開始又は終了の特定がし難い場合には判定状態を持越すと共に、その持越す前の期間が重複して次回の判定期間として採用されなくなるので、より一層、誤判定を防止出来る。
請求項6に記載した発明によれば、仮遊技情報を特別情報として加えて表示するので、特別期間にて遊技者向けに特別情報を表示する場合に、仮遊技情報を特定している期間においても、遊技者に対して適切に特別情報を提供出来る。即ち、仮特定後の比較時に本特定がなされればそのまま継続して特別情報を表示可能となるので、違和感なく遊技情報を表示出来る。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による遊技情報管理装置について、図1から図13を参照しながら説明する。
ART状態は、ストップボタン2cの操作順序(詳細は後述)の報知を行うAT状態(以下、単にAT称する)と、リプレイ役の内部当選率が向上するRT状態(以下、単にRT称する)とが複合した特別状態である。このART中又はRT中に終了役(本実施形態の場合、1枚役A又は1枚役B)が入賞すると、遊技機2はART又はRTを終了して通常状態へと移行する。
5枚役Aは単独で内部当選(単独当選)する場合と、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時に内部当選(同時当選)する場合との全部で6通りの設定が設けられている。尚、5枚役Aの単独当選は、図5に示すようにボーナス状態中のみである。遊技機2では、5枚役Aは、単独当選及び同時当選のいずれの場合にも、実際に入賞するのは5枚役Aのみである。但し、5枚役B〜Fの何れか1つと同時当選した場合には、その組み合わせと押し順に応じてベル図柄(5枚役Aの図柄。図3参照)が中リールの上段或いは中段に停止表示するように制御されるので、上段に停止した場合(有効ライン1本で入賞)には5枚(一般役)、中段に停止した場合(有効ライン3本で入賞)には15枚(AT役)のメダルが払出される。尚、5枚役Aの単独当選時は、押し順に関わらずベル図柄が中リールの中段に停止する。
・5枚役A+5枚役Bが同時当選:中リールを最初に停止(中→左→右、又は中→右→左の順に停止)
・5枚役A+5枚役Cが同時当選:左→中→右の順に停止
・5枚役A+5枚役Dが同時当選:左→右→中の順に停止
・5枚役A+5枚役Eが同時当選:右→中→左の順に停止
・5枚役A+5枚役Fが同時当選:右→左→中の順に停止
このように、AT役操作報知では、操作するストップボタン2cの押し順をゲーム開始時に報知される。このため、AT中(及びART中)には遊技者が何れかの役を入賞させる可能性が高くなる一方、はずれとなる可能性は低くなる。
ATはART発生時等に抽選されるゲーム数を行うまで継続し、ATが終了すれば、遊技機2はRTへと移行する。尚、ATが重複しないRTでは終了役報知が行われないため、遊技者は終了役入賞の防止が困難となる。従って、ATが終了するとほどなくRTも終了する。このATのゲーム数の抽選は、上記した遊技機2の設定値により変更可能である。本実施形態の場合、設定値6の平均継続数が70ゲームで遊技者にとって最も有利であり、設定値1が50ゲームで遊技者にとって最も不利となるように、設定値に応じて段階的に遊技者の有利度が異なるように設定されている。
これら遊技機2側の機器からは、以下に示すような遊技信号が出力される。
アウト信号:遊技機2から出力する。ゲームの開始操作に応じBET状態のメダルを使用したとしてBET状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(使用媒体数。使用した遊技価値に相当する)となる。ゲーム信号に相当する。尚、リプレイ役入賞時にも対応分を出力する。
BB信号/RB信号:遊技機2から出力する。対応するボーナス状態(BB状態、RB状態。遊技信号により遊技状態が直接的に特定可能な特定状態であり、この特定状態である期間が特定期間になる)時にレベル出力されるので、信号受信期間をボーナス状態として特定する。
情報表示装置4は、図1に示すように、データ表示部41(表示手段に相当する)を備えている。情報表示装置4は、図示しないCPU、ROM、RAM、信号を送受信する入出力部などを備えたマイクロコンピュータで構成されており、例えばROM等に記憶されている制御プログラムに従って作動する。この、情報表示装置4は、遊技機2側の機器から出力される各種の遊技信号を受信するとともに、受信した遊技信号を管理装置7へ転送する。
管理装置7は、上記したように遊技情報の集計を行っているとともに、以下に説明するように、特別状態(本実施形態の場合、ART)の開始又は終了の特定、並びに、特別状態である期間(特別期間に相当する)の特定を行っている。
管理装置7は、上記した特別状態等の特定を行うために、図7に示す設定情報を設定及び記憶している。この設定情報には、以下の項目が記憶されている。
設定アウト:ゲームを特定するためのアウト。アウトがこの設定値分更新される毎にゲームを特定する。尚、1ゲームの最大BET数(本実施形態では3枚)を基準として設定する。
設定はずれゲーム:判定期間におけるはずれゲーム(ゲーム間セーフ=0)に対する基準値(特定基準値に相当する)。はずれゲーム(非入賞ゲームの数。非入賞ゲーム数に相当する)がこの設定値以下となった場合に特別状態についての開始特定を行い、この設定値を超過した場合に終了特定を行う。
設定入賞ゲーム:判定期間における入賞ゲーム(ゲーム間セーフ≠0)に対する基準値。入賞ゲームの数(入賞ゲーム数に相当する)がこの設定値を超過した場合に特別状態の開始を特定する。設定ゲーム=判定ゲーム−設定はずれゲームで算出されるため、設定(記憶)しなくとも良い。この場合、演算式にて特定出来るので、判定処理時に演算式を採用すれば良い。
再判定値:開始特定後の判定状態となった場合に、判定期間に対応するゲーム数内のはずれゲームが設定はずれゲームよりも大きいものの設定はずれゲームにこの設定値を加えた値(持越し基準値に相当する)以下である場合に持越し条件が成立したとして、判定状態を持越すための設定値。
状況:そのゲームが入賞ゲームであったか、又は、はずれゲームであったか。
ゲーム間セーフ:そのゲームにおいて付与されたメダルの数(セーフ)。
図8(A)の場合、例えば「今回」のゲームは、ゲーム間セーフが3枚(=リプレイ役入賞)の入賞ゲームであることが示されており、「4G前」のゲームはゲーム間セーフが0枚のはずれゲームであったことが示されている。つまり、管理装置7は、ゲームにより付与されたメダルがある入賞ゲーム、及びゲームにより付与されたメダルが無い非入賞ゲームのいずれであるかを特定可能にゲームを区分けするとともに、区分けされた結果に基づき入賞ゲーム、及び非入賞ゲームのいずれであるかを特定可能な履歴情報を記憶している。尚、図8では、はずれゲームの「ゲーム間セーフ」をハッチングにて示している。
管理装置7は、図9に示す特別状態判定処理において、アウト信号を入力したか(A1)、及び、セーフ信号を入力したか(A9)を判定しており、いずれも入力していない場合には(A1:NO、A9:NO)、リターンする。
これに対して、管理装置7は、アウト信号が入力されると(A1:YES)、ゲームアウト(累計のアウト)を加算した後(A2)、前回ゲームの終了時より設定アウト(3枚)分のゲームアウトが更新されたかを判定する(A3)。そして、設定アウト分のゲームアウトの更新があれば(A3:YES)、ゲームが開始されたと特定する。尚、ゲームアウトの差が設定アウト分ではない場合には(A3:NO)、ゲームの開始が特定出来ないとしてリターンする。
続いて、管理装置7は、ゲーム間セーフが0より大きい場合、即ち、ゲームにより付与されたメダルが有る場合には(A4:YES)、最新ゲームを入賞として記憶する(A5)。一方、ゲーム間セーフが0以下の場合、即ち、ゲームにより付与されたメダルが無い場合には(A4:NO)、最新ゲームをはずれとして記憶する。このように、管理装置7は、遊技信号によって、ゲームの実行を特定すると共に、そのゲームにより付与されたメダルの有無を特定している。
メダルの有無を特定すると、管理装置7は、ゲーム間セーフを初期化した後(A6)、特別状態詳細判定処理を実行する(A7)。この特別状態詳細判定処理は、本実施形態の場合、図10に示す特別状態詳細判定処理1に対応している。
このように、管理装置7は、遊技者のゲームの進行に応じて、アウト信号及びセーフ信号に基づいて、特別状態詳細判定処理1及びゲーム履歴の更新を繰り返す。この状態は、ARTフラグ及び仮フラグは、共に0のままである。
特別情報:特別状態判定処理により特別期間と判定した期間における遊技情報。
仮情報:仮フラグが1となってからの遊技情報(仮遊技情報に相当する)。
尚、図12ではボーナス信号の非受信期間における遊技情報のみを示しているが、ボーナス期間における遊技情報も勿論、別途記憶し、その他の、周知の遊技情報も記憶対象となる。
この図12(A)の場合、図11に示す時刻T1になるまでの通常状態と判定している期間における遊技情報(通常アウト=333、通常セーフ=193、通常ゲーム=111)と、仮特定後の期間Aにおける仮情報(仮アウト=30、仮セーフ=12、仮ゲーム=10)が記憶されている。管理装置7は、仮特定が誤りであったとして仮フラグを0にして特別状態詳細判定処理1からリターンすると、仮特定が誤りであったことから、図12(A)に示すように仮情報として記憶した遊技情報を、図12(B)に示すように通常情報に加算する。その結果、時刻T2における遊技情報は、通常アウトが363(図12(A)の通常アウト+仮アウト)、通常セーフが205(図12(A)の通常セーフ+仮セーフ)、通常ゲームが111(図12(A)の通常ゲーム+仮ゲーム)に更新される。
その後、遊技者によりゲームが繰り返され、仮フラグが1の状態において、再びゲーム履歴内のはずれゲームが設定はずれゲームより大きくなったものの(B1:YES、B2:NO)、設定はずれゲーム+再判定値を越えていない場合には(B3:YES、B5:YES、B6:NO)、管理装置7は、再び仮特定の判定状態を持ち越す。この状態は図11に示すT5に対応する。
そして、管理装置7は、特別状態の開始(特定期間の開始にも相当する)を本特定したことから、図12(E)に示すように、特別状態に対応する遊技情報である特別情報を更新する。この場合、図12(D)において仮情報として記憶されている遊技情報が、特別状態の開始が特定されたことから、図12(E)に示すように特別期間における遊技情報を示す特別情報に加算されて記憶される。
種別:発生したボーナス状態又は特別状態(ART)の種類。
通常ゲーム:レコード中の通常期間におけるゲーム数。
特別ゲーム:レコード中の特別期間におけるゲーム数。
特別差数:レコード中の通常期間以外の差数で、ボーナス状態又は特別状態中の差数(セーフ−アウト)。
平均差数:特別状態における1ゲーム当たりの平均差数(特別差数÷特別ゲーム)。
平均:レコード毎の平均値を示し、合計はレコードの合計値を示す。尚、平均差数の合計のみ特別差数の合計÷特別ゲームの合計として算出している。
管理装置7は、ゲーム履歴を記憶しており、そのゲーム履歴のうちはずれゲームが設定はずれゲームを越えたか否かによって特別状態(ART)の開始又は終了を特定している。これにより、特別状態を発生させる特別役(15枚役又は2枚役)の入賞信号や特別状態の開始から終了までの期間を直接的に特定可能な遊技信号が出力対象とされない遊技機2における特別状態を、特別役に対応した払出数(図3参照)を設定することなく、特別状態の開始又は終了を特定可能となる。即ち、ART役の他に、例えばAT役やリプレイ役等の複数種類の特別役が遊技機2に設けられていても、その特別役毎の払出数の把握や、複雑な設定を行うことなく特別状態の開始又は終了を特定出来る、極めて汎用性の高い管理装置7を提供することができる。
管理装置7は、持越し条件が成立した場合に判定状態(特別状態の開始を仮特定した状態)を持越し、持越した場合には持越した時点からの期間を判定期間の対象としている。これにより、ゲーム履歴中のはずれゲームの比較結果では特別状態の開始又は終了の特定がし難い場合には判定状態を持越すと共に、その持越す前の期間が重複して次回の判定期間として採用されなくなるので、より一層、誤判定を防止出来る。
このとき、管理装置7は、本特定前の仮特定時に遡って、換言すると、特別状態の開始又は終了が特定された時点を起点として特別情報を特定するので、特別情報に特別期間でない期間の遊技情報が徒に含まれる虞が無くなる。
以下、本発明の第2実施形態による遊技情報管理装置について、図14及び図15を参照しながら説明する。第2実施形態では、ゲーム履歴内のゲーム数が判定ゲームに達しなくとも特別状態の開始又は終了を判定している点において第1実施形態と異なっている。尚、遊技情報管理装置の構成は第1実施形態と共通する。
図14は、管理装置7が実行する特別状態詳細判定処理2を示すフローチャートである。第2実施形態による管理装置7は、第1実施形態と同様に図9に示す特別状態特定処理を実行しており、そのステップA7の特別状態詳細判定処理において、図14に示す特別状態詳細判定処理2を実行している。尚、これら特別状態特定処理と特別状態詳細判定処理2のうち第1実施形態に共通する処理とについては、詳細な説明は省略する。
管理装置7は、図14に示す特別状態詳細判定処理2において、ARTフラグが0であるか(C1)、仮フラグが1であるか(C2)を判定しており、通常状態ではいずれも0であるので(C1:YES、C2:NO)、ゲーム履歴(図12参照)内の「入賞」に対応するゲーム数が設定入賞ゲーム(図7参照)以上であるかを判定する(C8)。以下、「入賞」に対応するゲーム数を単に入賞ゲームと称する。尚、ARTフラグ及び仮フラグの意味は、第1実施形態と共通している。入賞ゲームが設定入賞ゲーム未満である場合には(C8:NO)、そのままリターンする。
さて、特別状態の開始を本特定すると、管理装置7は、ARTフラグが1であることから(C1:NO)、ゲーム履歴内のはずれゲームが設定はずれゲームを越えたかを判定し(C11)、越えていない場合には(C11:NO)、特別状態が継続しているとしてリターンする。これに対して、ゲーム履歴内のはずれゲームが設定はずれゲームを越えた場合には(C11:YES)、特別状態が終了したとしてARTフラグを0にし(C12)、ゲーム履歴を初期化した後(C13)、リターンする。つまり、管理装置7は、特別状態の開始を特定した後に、設定はずれゲームを越えてはずれゲームが発生した時点で、特別状態の終了を特定している。
このように、管理装置7では、設定ゲームに対応する10G分のゲームの実行がなされていなくとも、特別状態の開始又は終了を特定している。
管理装置7は、判定期間に対応したゲームの実行(判定ゲーム=10Gの実行)がなされなくとも、はずれゲーム等が設定はずれゲーム(基準値=3G)に達した時点で開始又は終了を特定する。このため、例えばはずれゲームの割合にて特別状態の開始や終了の特定を行う場合には判定期間内のはずれゲームが基準値に達するまで開始や終了の特定が出来ないのに対して、本実施形態の管理装置7によれば、不要な判定期間を極力排除した上で正確な特別期間を特定出来る。
また、管理装置7は、判定状態では仮情報を特別情報として加えて情報表示装置4に表示するので、特別期間にて遊技者向けに特別情報を表示する場合に、仮情報を特定している期間においても、遊技者に対して適切に特別情報を提供出来る。即ち、仮特定後の比較時に本特定がなされればそのまま継続して特別情報を表示可能となるので、違和感なく遊技情報を表示出来る。
本発明は、上記した各実施形態にて例示したものに限定されることなく、次のように変形又は拡張することができる。
特別状態の開始特定では1度目の開始特定(仮特定)で判定状態としてから判定状態中に再び開始特定した時点で本特定を行う一方、終了特定では1度目の終了を特定した時点で本特定を行ったが、この逆の態様や両者共に判定状態としてからの本特定を行う、或いは1度の特定で本特定を行う等、どのような判定方法を採用しても良い。また、2度目の開始特定にて本特定を行ったが、3度以上の特定にて本特定を行っても勿論良い。この場合、仮フラグ等を複数採用すれば良い。
本特定した場合に仮フラグを1とした時点に遡って開始時期等を特定したが、本特定時点を開始時期としても良い。また、3回以上の連続を条件とした場合は、2回目に遡る等、任意の遡り時点を設定することも良い。
仮フラグを更新する等の仮特定後にゲーム履歴を初期化したが、その仮特定時を特定出来れば必ずしも初期化する必要は無い。この場合、いずれのゲームにて仮特定したかを特定可能にゲーム履歴を記憶すれば良い。これはARTフラグを更新する等の本特定時も同様。
特別状態(ART)の発生契機として、例えばボーナス状態の終了、通常状態での設定ゲーム数のゲームの実行、ARTの終了に応じた継続抽選での当選等、どのような発生契機を採用した遊技機を対象としても良い。勿論、終了契機も同様に終了役の入賞や抽選されたゲーム数以外に、ART中に終了抽選を別途行う、或いは加算するゲーム数を抽選して当選時にはそのゲーム数を加算したゲーム数を実行するまでARTの終了を引伸ばす等、どのような終了契機を採用した遊技機を対象としても良い。
特別状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利であり、且つ発生期間が遊技信号により直接的に特定出来ない遊技状態である。即ち、実質的に同一の遊技状態であっても、遊技信号により発生期間が直接的に特定出来なければ特別期間となり、特定出来れば特定期間となる。
対象となる遊技機として特別状態を発生可能であれば、ボーナス状態(大当たり)を発生させないような遊技機であっても対象となり得る。また、遊技媒体を用いない、点数による遊技を可能とする所謂封入式やクレジット式を対象としても良く、本発明ではこれらを考慮して、遊技媒体と点数とを包含する遊技価値と表現している。
Claims (6)
- 遊技価値を使用するゲームを実行可能であり、当該ゲームにて入賞した場合に遊技価値を付与する遊技機であって、通常状態よりも特定役に入賞し易いことで遊技者にとって有利な遊技状態であり、開始から終了までの対応期間を直接的に特定可能な遊技信号が出力対象とされない遊技状態である特別状態を発生可能な遊技機の遊技情報を管理対象とする遊技情報管理装置において、
遊技機側から出力される遊技信号として、ゲームが実行されたことを特定可能なゲーム信号、及びゲームにおける入賞に応じて遊技価値が付与された場合に出力されるセーフ信号を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された遊技信号によって、ゲームの実行を特定すると共に、そのゲームにより付与された遊技価値の有無を特定する遊技情報特定手段と、
前記遊技情報特定手段により実行が特定されたゲーム毎に、その入賞状況を前記特定役であるか否かに関わらずゲームにより付与された遊技価値がある入賞ゲーム、及びその入賞状況を前記特定役であるか否かに関わらずゲームにより付与された遊技価値が無い非入賞ゲームのいずれであるかを特定可能に区分けするゲーム区分手段と、
前記特別状態の開始、及び終了の少なくとも一方を判定するための設定期間、並びに遊技状態が前記特別状態であるか否かを特定するための基準値であって、前記設定期間における前記非入賞ゲームに対応した基準値を特定可能な設定を行う設定手段と、
前記ゲーム区分手段により区分けされた最新のゲームを含み、当該最新のゲームから前記設定期間だけ遡った期間である判定期間に対応した履歴情報であって、前記判定期間におけるゲーム毎に、前記ゲーム区分手段により区分けされた結果に基づき前記入賞ゲーム、及び前記非入賞ゲームのいずれであるかを特定可能な履歴情報を記憶する履歴記憶手段と、
前記履歴情報により特定される前記判定期間における前記非入賞ゲームである旨が特定されるゲーム数である非入賞ゲーム数と前記基準値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果によって前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達していない旨の比較結果を得た場合に前記特別状態が開始したこと、及び前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達している旨の比較結果を得た場合に前記特別状態が終了したことの少なくとも一方を特定する特別状態特定手段と、
を備えたことを特徴とする遊技情報管理装置。 - 前記比較手段は、前記判定期間における前記非入賞ゲーム数と前記基準値とを、判定期間において特定されたゲーム数が設定期間に対応したゲーム数に達していない状態であっても比較し、
前記特別状態特定手段は、判定期間において特定されたゲーム数が設定期間に対応したゲーム数に達していない状態であっても、前記比較手段による比較結果により、前記特別状態が開始したことを特定する場合には前記入賞ゲームである旨が特定されるゲーム数である入賞ゲーム数が前記判定期間に対応したゲーム数から前記基準値を除いた値に達することで、前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達しないとして前記特別状態が開始したことを特定し、前記特別状態が終了したことを特定する場合には前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達することで前記特別状態が終了したことを特定することを特徴とする請求項1に記載の遊技情報管理装置。 - 前記比較手段により、前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達していない旨の比較結果を得た場合に前記特別状態が開始したこと、及び前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達している旨の比較結果を得た場合に前記特別状態が終了したことの少なくとも一方の仮特定を行う仮特定手段を備え、
前記履歴記憶手段は、前記仮特定手段により前記仮特定が行われた場合に、当該仮特定が行われた時点を起点とした前記判定期間を特定可能に前記履歴情報を記憶し、
前記比較手段は、前記仮特定手段による前記仮特定後に、前記履歴情報により特定される前記仮特定した時点を起点とした前記判定期間における前記非入賞ゲーム数と前記基準値とを比較し、
前記特別状態特定手段は、前記仮特定手段による前記仮特定に応じて判定状態となり、その判定状態における前記比較手段による比較結果によって、前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達していない旨の比較結果を得た場合に前記特別状態が開始したこと、及び前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記基準値に達している旨の比較結果を得た場合に前記特別状態が終了したことの少なくとも一方の本特定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技情報管理装置。 - 前記判定状態を持越し条件の成立に応じて持越す持越し手段を備え、
前記設定手段は、前記判定状態における前記基準値として、前記遊技状態が前記特別状態であるか否かを判定するための基準値である特定基準値とは別に、前記持越し条件の成立を判定するための持越し基準値を特定可能な設定を行い、
前記履歴記憶手段は、前記持越し手段により前記判定状態が持越された場合に、当該持越された時点を起点とした前記判定期間を特定可能に前記履歴情報を記憶し、
前記比較手段は、前記判定状態において、前記履歴情報により特定される前記仮特定した時点を起点とした前記判定期間における前記非入賞ゲーム数と、前記特定基準値、及び前記持越し基準値とを比較する一方、前記持越し手段により判定状態が持越された場合には、前記履歴情報により特定される持越された時点を起点とした前記判定期間における前記非入賞ゲーム数と、前記特定基準値、及び前記持越し基準値とを比較し、
前記持越し手段は、前記比較手段による前記判定期間における前記非入賞ゲーム数と前記持越し基準値との比較結果によって、前記特別状態が開始したことの仮特定に応じた前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記持越し基準値に達していない旨の比較結果を得た場合、及び前記特別状態が終了したことの仮特定に応じた前記判定期間における前記非入賞ゲーム数が前記持越し基準値に達している旨の比較結果を得た場合のいずれか一方の場合に、前記持越し条件が成立した旨を特定することを特徴とする請求項3に記載の遊技情報管理装置。 - 特別状態であった期間である特別期間における遊技情報である特別情報を特定する特別情報特定手段を備え、
前記遊技情報特定手段は、前記入力手段により入力された遊技信号により遊技情報を特定可能であり、
前記特別情報特定手段は、前記仮特定手段により前記仮特定が行われた場合に、当該仮特定時点から前記遊技情報特定手段により特定された遊技情報を、仮遊技情報として他の期間における遊技情報と区分け可能に特定する一方、前記比較手段により前記仮特定後の比較結果が得られた場合に、当該比較結果に応じて前記仮遊技情報を前記特別情報とするか否かを振り分けることで、前記本特定された時点よりも遡った時点を前記特別期間の開始時点或いは終了時点とした前記特別情報を特定することを特徴とする請求項3または4に記載の遊技情報管理装置。 - 前記特別期間において前記特別情報を遊技者向けに表示する表示手段であって、前記特別期間において前記特別情報を表示している状態で前記仮特定手段により前記仮特定が行われた場合に、当該仮特定が行われるまでの特別情報に前記仮遊技情報を加えた遊技情報を特別情報として表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の遊技情報管理装置。
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