図1は、本発明の実施形態に係る表示装置100の構成を示すブロック図である。表示装置100は、表示部1、入力部2、座標認識部3、入力領域枠生成部4、入力領域枠サイズ変更部5、入力領域枠位置変更部6、文字切出部7、文字認識部8、第1記憶部9、第2記憶部10、モード認識部11、および表示制御部12を含んで構成される。表示装置100は、入力部2の入力面に接触する入力操作が行われたときに、この入力操作の接触点の位置情報である入力座標データに基づく文字の軌跡を表示部1の表示面に表示する装置である。
表示部1は、たとえば、液晶ディスプレイ、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。表示部1は、表示制御部12によって制御されることで、矩形状の表示面に画像を表示する。
入力部2は、投影型静電容量方式タッチパネル、抵抗膜方式タッチパネル、赤外線遮断検出方式タッチパネルなどから構成される。入力部2は、X軸およびY軸を座標軸とする直交座標が設定された入力面を有し、表示部1の表示面上に積層されて、表示部1と一体的に形成されている。表示部1の表示面は、入力部2の入力面と対向し、入力面と同様の直交座標が設定されている。本実施形態では、表示部1の表示面および入力部2の入力面に設定される直交座標は、表示面および入力面に向かって左上の頂点を原点とし、右方向をX軸の正方向、下方向をY軸の正方向とするXY直交座標である。入力部2は、入力面に接触する入力操作が行われたときに、入力面に対する入力操作の接触点の位置情報である入力座標データを取得し、その入力座標データを座標認識部3へ出力する。
ここで、入力操作とは、入力面への接触が開始してから接触が終了するまでの、入力面に対する一連の操作である。たとえば、ユーザが、手指やスタイラスなどで入力面に触れ、接触点を動かさずに、手指やスタイラスなどを入力面から離す一連の操作を行うとき、すなわち、入力面に対して接触点の移動を伴わない入力操作を行うとき、この操作は入力面に対する点入力操作である。また、たとえば、ユーザが、手指やスタイラスなどで入力面に触れ、触れたまま接触点を移動させ、手指やスタイラスなどを入力面から離す一連の操作を行うとき、すなわち、入力面に対して面方向の接触点の移動を伴う入力操作を行うとき、この操作は入力面に対する線入力操作である。
座標認識部3は、入力部2から送出されてくる入力座標データを、内部メモリに一旦記憶し、その記憶した入力座標データを入力操作の種別に応じて、入力領域枠生成部4、入力領域枠サイズ変更部5、入力領域枠位置変更部6、文字切出部7、モード認識部11、表示制御部12へ出力する。また、座標認識部3は、入力部2から入力座標データが送出されてくる時間間隔に関する情報についても、文字切出部7および表示制御部12へ出力する。
本実施形態の表示装置100は、入力部2の入力面に対する入力操作に対応した文字の表示方式として認識文字変換モードと手書きモードの2つのモードのいずれかを選択可能であり、入力操作による文字の入力方向として縦書きモードと横書きモードの2つのモードのいずれかを選択可能である。このような複数のモードを選択可能とするために、表示部1の表示面には、認識文字変換モード選択アイコン、手書きモード選択アイコン、縦書きモード選択アイコン、横書きモード選択アイコンが配置されている。
モード認識部11は、入力部2の入力面に対して、上記のモード選択アイコンが押下されたことを示す入力座標データが入力部2によって取得され、その入力座標データが座標認識部3から送出されてきたときに、いずれのモード選択アイコンが選択されたかを認識し、その認識結果を表示制御部12へ出力する。表示制御部12は、モード認識部11から送出されてきたモード選択アイコンの認識結果に基づいて、表示方式および入力操作の入力方向の設定制御を実行する。
モード認識部11が認識文字変換モードが選択されたことを認識した場合、表示制御部12は、入力部2の入力面に対する入力操作の軌跡を、文字コードに対応した文字に変換する表示方式となるように、表示部1を制御する。また、モード認識部11が手書きモードが選択されたことを認識した場合、表示制御部12は、入力部2の入力面に対する入力操作の軌跡をそのまま表示する表示方式となるように、表示部1を制御する。
また、モード認識部11が縦書きモードが選択されたことを認識した場合、表示制御部12は、入力部2の入力面に対する入力操作による文字の入力方向がY軸方向となるように、表示部1を制御する。モード認識部11が横書きモードが選択されたことを認識した場合、表示制御部12は、入力部2の入力面に対する入力操作による文字の入力方向がX軸方向となるように、表示部1を制御する。
入力領域枠生成部4は、入力部2の入力面に対して接触点の移動を伴わない点入力操作が行われたことを示す、第1の入力座標データが入力部2によって取得され、その第1の入力座標データが座標認識部3から送出されてきたときに、該第1の入力座標データに基づいて、入力面における入力領域を表す、デフォルトサイズの矩形枠状の第1入力領域枠を生成する。入力領域枠生成部4は、生成した第1入力領域枠の座標データを第1記憶部9へ出力する。入力領域枠生成部4から送出されてきた第1入力領域枠の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、表示面に第1入力領域枠を表示させる。ユーザは、表示部1の表示面に表示された第1入力領域枠を、文字入力のための入力操作位置の目安とすることができる。
入力領域枠サイズ変更部5は、表示部1の表示面にデフォルトサイズの第1入力領域枠が表示された状態で、入力部2の入力面における、第1入力領域枠の枠上の頂点から接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第2の入力座標データが入力部2によって取得され、その第2の入力座標データが座標認識部3から送出されたときに、該第2の入力座標データに基づいて、第1入力領域枠の大きさを変化させて、第2入力領域枠を生成する。
たとえば、入力領域枠サイズ変更部5は、第1入力領域枠の枠上の頂点から外方側に接触点を移動させる入力操作が行われたときに、大きさが大きくされた第2入力領域枠を生成し、第1入力領域枠の枠上の頂点から内方側に接触点を移動させる入力操作が行われたときに、大きさが小さくされた第2入力領域枠を生成する。
入力領域枠サイズ変更部5は、生成した第2入力領域枠の座標データを第1記憶部9へ出力する。入力領域枠サイズ変更部5から送出されてきた第2入力領域枠の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、表示面に第2入力領域枠を表示させる。
本実施形態の表示装置100は、表示部1の表示面に第2入力領域枠が表示された状態で、その第2入力領域枠の枠内に対して入力操作が行われた場合、その入力操作の軌跡に対応した文字を表示部1の表示面に表示する。
モード認識部11が認識文字変換モードが選択されたことを認識した場合には、文字切出部7は、表示部1の表示面に第2入力領域枠が表示された状態で、入力部2の入力面における、第2入力領域枠の枠内に対して接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第3の入力座標データが入力部2によって取得され、その第3の入力座標データが座標認識部3から送出されたときに、該第3の入力座標データに基づいて文字を切出して、切出した文字の情報を文字認識部8へ出力する。文字認識部8は、文字切出部7から送出されてきた切出し文字の情報に基づいて、文字を認識し、その認識文字を文字コードに対応した文字に変換して変換文字を生成する。
文字認識部8は、生成した変換文字の座標データ、および、変換文字の生成が完了したことを示す変換文字生成完了情報を第2記憶部10へ出力する。文字認識部8から送出されてきた変換文字の座標データ、および、変換文字生成完了情報を第2記憶部10が記憶すると、その第2記憶部10に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、表示面に変換文字を表示させる。このようにして、表示装置100は、認識文字変換モードが設定されている場合に、第2入力領域枠の枠内に対して入力操作された軌跡に対応した変換文字を表示部1の表示面に表示することができる。
モード認識部11が手書きモードが選択されたことを認識した場合には、文字切出部7は、表示部1の表示面に第2入力領域枠が表示された状態で、入力部2の入力面における、第2入力領域枠の枠内に対して接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第3の入力座標データが入力部2によって取得され、その第3の入力座標データが座標認識部3から送出されたときに、該第3の入力座標データに基づいて文字を切出して、切出した文字の情報を文字認識部8へ出力する。文字認識部8は、文字切出部7から送出されてきた切出し文字の情報に基づいて、文字を認識する。
文字認識部8は、認識した認識文字の座標データ、および、文字の認識が完了したことを示す文字認識完了情報を第2記憶部10へ出力する。文字認識部8から送出されてきた認識文字の座標データ、および、文字認識完了情報を第2記憶部10が記憶すると、その第2記憶部10に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、入力操作の軌跡を表す認識文字を表示面に表示させる。このようにして、表示装置100は、手書きモードが設定されている場合に、第2入力領域枠の枠内に対して入力操作された軌跡に対応した認識文字を表示部1の表示面に表示することができる。
また、モード認識部11が手書きモードが選択されたことを認識した場合の他の形態としては、表示制御部12は、表示部1の表示面に第2入力領域枠が表示された状態で、入力部2の入力面における、第2入力領域枠の枠内に対して接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第3の入力座標データが入力部2によって取得され、その第3の入力座標データが座標認識部3から送出されたときに、該第3の入力座標データに基づいて、線入力操作の軌跡を表示部1の表示面に表示させる。この場合には、表示制御部12は、第2入力領域枠の枠内に対する線入力操作が終了してから所定時間経過したと判断した場合に、第2入力領域枠の枠内に対する線入力操作が完了したと判断する。このようにして、表示装置100は、手書きモードが設定されている場合に、第2入力領域枠の枠内に対して入力操作された軌跡を表示部1の表示面に表示することもできる。
本実施形態の表示装置100では、デフォルトサイズの第1入力領域枠が入力領域枠生成部4によって表示部1の表示面に表示された状態で、入力領域枠サイズ変更部5が第1入力領域枠の大きさを変化させて、第2入力領域枠を生成する。そして、表示装置100は、表示部1の表示面に第2入力領域枠が表示された状態で、その第2入力領域枠の枠内に対して線入力操作が行われた場合、その線入力操作の軌跡に対応した文字を表示部1の表示面に表示する。
ユーザは、入力領域枠の大きさが大き過ぎたり、小さ過ぎたりすることがないように、入力操作によって第1入力領域枠を所望の大きさに調整した後、その大きさが調整された第2入力領域枠の枠内に文字入力のための線入力操作を行うことができるので、ユーザが所望の大きさの文字を手書き入力することができる。そのため、ユーザが文字を手書き入力するときに、入力領域枠に重なって入力してしまうことを低減することができるので、入力領域枠の表示によって手書き文字の入力位置を効果的に案内することを可能にした上で、手書き入力された文字を読みやすくすることができる。
本実施形態の表示装置100は、大きさが調整された第2入力領域枠の枠内に対する手書き文字の入力操作が完了した時点で、第2入力領域枠が消去され、次の入力領域を表す第3入力領域枠が表示されるように構成されている。
モード認識部11が認識文字変換モードが選択されたことを認識した場合には、入力領域枠生成部4は、文字認識部8が認識文字に対する文字変換を終了すると、認識文字から変換された変換文字に対応して表示面に表示される第2入力領域枠を消去し、かつ、入力部2の入力面に対する次の入力領域を表す、第2入力領域枠と同じ大きさの第3入力領域枠を、変換文字に隣接するように表示面に表示させる。
また、モード認識部11が手書きモードが選択されたことを認識した場合には、入力領域枠生成部4は、文字認識部8が線入力操作の軌跡に対応した文字の認識を終了すると、認識文字に対応して表示面に表示される第2入力領域枠を消去し、かつ、入力部2の入力面に対する次の入力領域を表す、第2入力領域枠と同じ大きさの第3入力領域枠を、認識文字に隣接するように表示面に表示させる。
また、モード認識部11が手書きモードが選択されたことを認識した場合の他の形態としては、表示制御部12が、第2入力領域枠の枠内に対する線入力操作が終了してから所定時間経過したと判断した場合に、入力領域枠生成部4は、線入力操作の軌跡に対応して
表示面に表示される第2入力領域枠を消去し、かつ、入力部2の入力面に対する次の入力領域を表す、第2入力領域枠と同じ大きさの第3入力領域枠を、線入力操作の軌跡に隣接するように表示面に表示させる。
また、本実施形態の表示装置100は、入力領域枠位置変更部6を備えることが好ましい。この入力領域枠位置変更部6は、表示部1の表示面にデフォルトサイズの第1入力領域枠が表示された状態で、入力面における、第1入力領域枠の枠上の辺から接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第4の入力座標データが入力部2によって取得され、その第4の入力座標データが座標認識部3から送出されたときに、該第4の入力座標データに基づいて、第1入力領域枠の位置を移動させる。
このような入力領域枠位置変更部6を備える表示装置100は、表示部1の表示面に第1入力領域枠が表示された状態で、第1入力領域枠の枠上の辺から接触点を移動させる線入力操作をユーザが行ったときに、入力領域枠位置変更部6が第1入力領域枠の表示位置を変化させることができる。たとえば、入力領域枠位置変更部6は、第1入力領域枠の枠上の辺から右方向(X軸の正方向)に接触点を移動させる線入力操作が行われたときに、第1入力領域枠を右方向に移動させ、第1入力領域枠の枠上の辺から上方向(Y軸の負方向)に接触点を移動させる線入力操作が行われたときに、第1入力領域枠を上方向に移動させる。
また、入力領域枠位置変更部6は、デフォルトサイズの第1入力領域枠の位置を移動させる機能を有することに限定されない。たとえば、入力領域枠位置変更部6は、入力領域枠サイズ変更部5によって大きさが調整された第2入力領域枠が表示部1の表示面に表示された状態で、第2入力領域枠の枠上の辺から接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第4の入力座標データが入力部2によって取得されたときに、該第4の入力座標データに基づいて、第2入力領域枠の位置を移動させる。さらにまた、入力領域枠位置変更部6は、入力領域枠生成部4によって、次の入力領域を表す第3入力領域枠が文字に隣接して表示部1の表示面に表示された状態で、第3入力領域枠の枠上の辺から接触点の移動を伴う線入力操作が行われたことを示す、第4の入力座標データが入力部2によって取得されたときに、該第4の入力座標データに基づいて、第3入力領域枠の位置を移動させる。
入力領域枠位置変更部6を備える表示装置100は、表示部1の表示面に第1入力領域枠、第2入力領域枠、または第3入力領域枠が表示された状態で、第1入力領域枠、第2入力領域枠、または第3入力領域枠の枠上の辺から接触点を移動させる線入力操作をユーザが行ったときに、入力領域枠位置変更部6が第1入力領域枠、第2入力領域枠、または第3入力領域枠の表示位置を変化させることができる。
次に、本実施形態の表示装置100の動作について説明する。図2Aおよび図2Bは、認識文字変換モードが設定されている場合における表示装置100の動作を示すフローチャートである。図3Aおよび図3Bは、認識文字変換モードが設定されている場合における表示装置100の動作を説明するための図である。
ステップs1では、モード認識部11は、入力操作による文字の入力方向として縦書きモードと横書きモードの2つのモードのいずれが選択されたかを認識する。次にステップs2では、座標認識部3は、図3A(a)に示すように、入力部2の入力面2Aに対して、デフォルトサイズの第1入力領域枠200の開始点P1を指定する点入力操作が行われたか否かを判断する。座標認識部3が開始点P1を指定する点入力操作が行われたことを判断した場合にはステップs3に進み、開始点P1を指定する点入力操作が行われていないと判断した場合にはステップs2を繰返す。開始点P1を指定する点入力操作が行われた場合には、座標認識部3は、開始点P1を示す第1の入力座標データを入力領域枠生成部4へ出力する。
ステップs3では、図3A(a)に示すように、入力領域枠生成部4は、座標認識部3から送出されてきた開始点P1を示す第1の入力座標データに基づいて、その開始点P1を頂点とする矩形枠状のデフォルトサイズの第1入力領域枠200を生成する。次にステップs4では、入力領域枠生成部4は、生成した第1入力領域枠200の座標データを、第1記憶部9へ出力する。入力領域枠生成部4から出力された第1入力領域枠200の座標データは、第1記憶部9に記憶される。
ステップs5では、入力領域枠生成部4から送出されてきた第1入力領域枠200の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、表示面1Aに第1入力領域枠200を表示させる。次にステップs6では、表示装置100は、入力領域枠表示状態変更処理を実施し、ユーザが所望する大きさにサイズが変更された第2入力領域枠201を表示部1の表示面1Aに表示する。この入力領域枠表示状態変更処理については、後述する。
ステップs7では、座標認識部3は、表示部1の表示面1Aに第2入力領域枠201が表示された状態で、入力部2の入力面2Aに対して入力操作が開始されたか否かを判断する。座標認識部3が入力操作が開始されたと判断した場合にはステップs10に進み、入力操作が開始されていないと判断した場合にはステップs8に進む。
ステップs8では、座標認識部3は、表示部1の表示面1Aに第2入力領域枠201が表示されてから入力操作が行われない時間が、所定時間経過したか否かを判断する。座標認識部3が所定時間経過したと判断した場合にはステップs9に進み、所定時間経過していないと判断した場合にはステップs7に戻る。表示部1の表示面1Aに第2入力領域枠201が表示されてから、所定時間経過しても入力操作が行われないステップs9では、入力領域枠生成部4は、表示されている第2入力領域枠201を消去する。
ステップs10では、座標認識部3は、入力部2の入力面2Aに対する入力操作が、第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作であるか否かを判断する。座標認識部3が第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作であると判断した場合にはステップs11に進み、第3の入力操作ではないと判断した場合にはステップs9に進む。入力部2の入力面2Aに対する入力操作が、第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作であった場合には、座標認識部3は、第3の入力操作に対応する座標データを文字切出部7へ出力する。
ステップs11では、文字切出部7は、座標認識部3から送出されてきた第3の入力操作に対応する座標データに基づいて、文字を切出して、切出した文字の情報を文字認識部8へ出力する。次にステップs12では、文字認識部8は、文字切出部7から送出されてきた切出し文字の情報に基づいて、文字を認識する。次にステップs13では、文字認識部8は、認識した認識文字を文字コードに対応した文字に変換して変換文字を生成する。そして、ステップs14では、文字認識部8は、認識文字に対する文字変換が完了した場合には、生成した変換文字の座標データ、および、変換文字の生成が完了したことを示す変換文字生成完了情報を第2記憶部10へ出力し、ステップs15に進み、完了していない場合は、ステップs14を繰返す。
ステップs15では、第2記憶部10は、文字認識部8から送出されてきた変換文字の座標データ、および、変換文字生成完了情報を記憶する。次にステップs16では、図3A(b)に示すように、表示制御部12は、第2記憶部10に記憶された座標データに基づいて、表示部1を制御して、表示面1Aに変換文字M1を表示させる。図3A(b)では、表示面1Aに「見」という変換文字M1が表示されている。この変換文字M1は、高さH、幅Wの矩形枠状の第2入力領域枠201の枠内に表示されている。このようにして、表示装置100は、認識文字変換モードが設定されている場合に、第2入力領域枠201の枠内に対して入力操作された軌跡に対応した変換文字M1を表示部1の表示面1Aに表示することができる。
ステップs17では、入力領域枠生成部4は、文字認識部8が認識文字に対する文字変換を終了すると、認識文字から変換された変換文字M1に対応して表示面1Aに表示される第2入力領域枠201を消去する。次にステップs18では、入力領域枠生成部4は、図3A(c)に示すように、入力部2の入力面2Aに対する次の入力領域を表す、変換文字M1に対して所定の間隔Gをあけて隣接するような、第2入力領域枠201と同じ大きさの第3入力領域枠202を、生成する。このとき、前記間隔Gは、第2入力領域枠201の高さHおよび幅Wに基づいて設定される。
なお、ステップs1においてモード認識部11が横書きモードを設定した場合には、入力領域枠生成部4は、変換文字M1に対して右方向(X軸の正方向)に所定の間隔Gをあけて隣接するような第3入力領域枠202を生成する。また、ステップs1においてモード認識部11が縦書きモードを設定した場合には、入力領域枠生成部4は、変換文字M1に対して下方向(Y軸の正方向)に所定の間隔Gをあけて隣接するような第3入力領域枠202を生成する。入力領域枠生成部4は、生成した第3入力領域枠202の座標データを第1記憶部9へ出力する。
ステップs18では、第1記憶部9は、入力領域枠生成部4から送出されてきた第3入力領域枠202の座標データを記憶する。そして、ステップs19では、入力領域枠生成部4から送出されてきた第3入力領域枠202の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、表示面1Aに第3入力領域枠202を表示させる。
このようにして表示面1Aに第3入力領域枠202が表示されると、ステップs6からステップs19が繰返される。たとえば、第3入力領域枠202の大きさを変更するための入力操作が入力部2の入力面2Aに対して行われた場合には、入力領域枠サイズ変更部5がステップs6において入力領域枠表示状態変更処理を実施し、表示面1Aに表示された第3入力領域枠202に対して大きさが変更された新たな入力領域枠を生成し、その生成した新たな入力領域枠を表示面1Aに表示させる。
また、表示部1の表示面1Aに第3入力領域枠202が表示された状態で、その第3入力領域枠202の枠内に対して入力操作が行われた場合には、ステップs11において文字切出部7が入力操作に対応する座標データに基づいて文字を切出し、ステップs12において文字認識部8が切出された文字の情報に基づいて文字認識し、ステップs14において文字認識部8が認識した認識文字を文字コードに対応した文字に変換する。このようにして、表示装置100は、図3B(d)に示すように、第3入力領域枠202の枠内に対して入力操作された軌跡に対応した変換文字M2を表示部1の表示面1Aに表示することができる。図3B(d)では、表示面1Aにおける第3入力領域枠202の枠内に、「積」という変換文字M2が表示されている。
そして、ステップs17において入力領域枠生成部4が、変換文字M2に対応して表示面1Aに表示される第3入力領域枠202を消去し、ステップs18において入力領域枠生成部4が、入力部2の入力面2Aに対する次の入力領域を表す、変換文字M2に対して所定の間隔Gをあけて隣接するような、第3入力領域枠202と同じ大きさの、次の第3入力領域枠203を、生成する。
ステップs19において、次の第3入力領域枠203が表示部1の表示面1Aに表示されると、さらにステップs6からステップs19が繰返され、たとえば、図3B(e)に示すように、次の第3入力領域枠203の枠内に対して入力操作された軌跡に対応した変換文字M3を表示部1の表示面1Aに表示することができる。図3B(e)では、表示面1Aにおける次の第3入力領域枠203の枠内に、「り」という変換文字M3が表示されている。
図4は、表示装置100における入力領域枠表示状態変更処理の動作を示すフローチャートである。図5は、表示装置100における入力領域枠表示状態変更処理の動作を説明するための図である。本実施形態の表示装置100において、前述したステップs6における入力領域枠表示状態変更処理は、次のようにして行われる。
図5(a)に示すように、前述したステップs5において、入力領域枠生成部4がデフォルトサイズの第1入力領域枠200を表示部1の表示面1Aに表示させると、入力領域枠表示状態変更処理が開始される。
まずステップs6−1では、図5(b)に示すように、座標認識部3は、デフォルトサイズの第1入力領域枠200が表示面1Aに表示された状態で、入力部2の入力面2Aにおける、第1入力領域枠200の辺上の点P2から、接触点の移動を伴う線入力操作が行われたか否かを判断する。座標認識部3が、第1入力領域枠200の辺からの線入力操作が行われたと判断した場合にはステップs6−2に進み、第1入力領域枠200の辺からの線入力操作が行われていないと判断した場合にはステップs6−5に進む。第1入力領域枠200の辺上の点P2からの線入力操作が行われた場合には、座標認識部3は、点P2からの線入力操作の軌跡(すなわち、点P2からの接触点の移動の軌跡)に対応する第4の入力座標データを、入力領域枠位置変更部6へ出力する。
ステップs6−2では、入力領域枠位置変更部6は、座標認識部3から送出されてきた、第1入力領域枠200の辺上の点P2からの接触点の移動の軌跡に対応する入力座標データに基づいて、移動後の第1入力領域枠200の座標データを算出する。具体的には、入力領域枠位置変更部6は、座標認識部3から送出されてきた入力座標データに基づいて、点P2からの接触点の移動方向および移動距離を算出し、これらの算出結果を用いて、移動後の第1入力領域枠200の座標データを算出する。なお、入力領域枠位置変更部6は、第1入力領域枠200の大きさを変化させることなく、表示位置のみが変化するように、移動後の第1入力領域枠200の座標データを算出する。入力領域枠位置変更部6は、算出した移動後の第1入力領域枠200の座標データを、第1記憶部9へ出力する。
次にステップs6−3では、第1記憶部9は、入力領域枠位置変更部6から送出されてきた、移動後の第1入力領域枠200の座標データを記憶する。そして、ステップs6−4では、入力領域枠位置変更部6から送出されてきた第1入力領域枠200の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、図5(b)に示すように、表示面1Aに移動後の第1入力領域枠200を表示させる。
ステップs6−1において第1入力領域枠200の辺からの線入力操作が行われていないと判断された場合、および、ステップs6−4において第1入力領域枠200が移動された状態で表示面1Aに表示された場合、ステップs6−5では、図5(c)に示すように、座標認識部3は、入力部2の入力面2Aにおける、第1入力領域枠200の頂点P3から、接触点の移動を伴う線入力操作が行われたか否かを判断する。座標認識部3が、第1入力領域枠200の頂点P3からの線入力操作が行われたと判断した場合にはステップs6−6に進み、第1入力領域枠200の頂点P3からの線入力操作が行われていないと判断した場合にはステップs6−9に進む。第1入力領域枠200の頂点P3からの線入力操作が行われた場合には、座標認識部3は、頂点P3からの線入力操作の軌跡(すなわち、頂点P3からの接触点の移動の軌跡)に対応する入力座標データを、入力領域枠サイズ変更部5へ出力する。
ステップs6−6では、入力領域枠サイズ変更部5は、座標認識部3から送出されてきた、第1入力領域枠200の頂点P3からの接触点の移動の軌跡に対応する入力座標データに基づいて、サイズ変更後の第2入力領域枠201の座標データを算出する。具体的には、入力領域枠サイズ変更部5は、座標認識部3から送出されてきた入力座標データに基づいて、頂点P3からの接触点の移動方向および移動距離を算出し、これらの算出結果を用いて、サイズ変更後の第2入力領域枠201の座標データを算出する。また、入力領域枠サイズ変更部5は、算出した第2入力領域枠201の座標データに基づいて、第2入力領域枠201の高さHおよび幅Wを算出する。入力領域枠サイズ変更部5は、算出したサイズ変更後の第2入力領域枠201の座標データ、および、第2入力領域枠201の高さHおよび幅Wを、第1記憶部9へ出力する。
次にステップs6−7では、第1記憶部9は、入力領域枠サイズ変更部5から送出されてきた、サイズ変更後の第2入力領域枠201の座標データ、および、第2入力領域枠201の高さHおよび幅Wを記憶する。そして、ステップs6−8では、入力領域枠サイズ変更部5から送出されてきた第2入力領域枠201の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、図5(c)に示すように、表示面1Aにサイズ変更後の第2入力領域枠201を表示させる。
次にステップs6−9では、入力領域枠生成部4は、前述したステップs18において第3入力領域枠202を生成するときに用いる、変換文字と第3入力領域枠202との間隔Gを算出する。入力領域枠生成部4は、第1記憶部9に記憶される、入力領域枠サイズ変更部5が算出した第2入力領域枠201の高さHおよび幅Wに基づいて、間隔Gを算出する。なお、入力領域枠サイズ変更部5によって大きさが変更された第2入力領域枠201が生成されない場合、すなわち、ステップs6−5において座標認識部3が、第1入力領域枠200の頂点P3からの線入力操作が行われていないと判断した場合には、入力領域枠生成部4は、デフォルトサイズの第1入力領域枠200の高さおよび幅に基づいて、間隔Gを算出する。
以上のようにして、表示装置100では、前述したステップs6における入力領域枠表示状態変更処理が実行されて、少なくとも第1入力領域枠200に対して大きさが変更された第2入力領域枠201が、表示部1の表示面1Aに表示される。
図6は、手書きモードが設定されている場合における表示装置100の動作を示すフローチャートである。図7Aおよび図7Bは、手書きモードが設定されている場合における表示装置100の動作を説明するための図である。
手書きモードが設定されている場合、ステップa1では、認識文字変換モードが設定されている場合と同様にして、前述したステップs1からステップs5が実行されて、デフォルトサイズの第1入力領域枠200が表示部1の表示面1Aに表示される。次にステップa2では、前述したステップs6と同様にして、すなわち、図4に示したステップs6−1からステップs6−9の入力領域枠表示状態変更処理が実行されて、図7A(a)に示すように、表示装置100は、ユーザが所望する大きさにサイズが変更された第2入力領域枠201を表示部1の表示面1Aに表示する。
次にステップa3では、座標認識部3は、表示部1の表示面1Aに第2入力領域枠201が表示された状態で、入力部2の入力面2Aに対して入力操作が開始されたか否かを判断する。座標認識部3が入力操作が開始されたと判断した場合にはステップa6に進み、入力操作が開始されていないと判断した場合にはステップa4に進む。
ステップa4では、座標認識部3は、表示部1の表示面1Aに第2入力領域枠201が表示されてから入力操作が行われない時間が、所定時間経過したか否かを判断する。座標認識部3が所定時間経過したと判断した場合にはステップa5に進み、所定時間経過していないと判断した場合にはステップa3に戻る。表示部1の表示面1Aに第2入力領域枠201が表示されてから、所定時間経過しても入力操作が行われないステップa5では、入力領域枠生成部4は、表示されている第2入力領域枠201を消去する。
ステップa6では、座標認識部3は、入力部2の入力面2Aに対する入力操作が、第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作であるか否かを判断する。座標認識部3が第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作であると判断した場合にはステップa7に進み、第3の入力操作ではないと判断した場合にはステップa5に進む。入力部2の入力面2Aに対する入力操作が、第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作であった場合には、座標認識部3は、第3の入力操作の軌跡に対応する座標データを、表示制御部12へ出力する。
ステップa7では、図7A(b)に示すように、表示制御部12は、座標認識部3から送出されてきた第3の入力操作の軌跡に対応する座標データに基づいて、表示部1の表示面1Aに、第3の入力操作の軌跡M4を表示させる。図7A(b)では、第3の入力操作の軌跡M4は、「見」という手書き文字である。
次にステップa8では、表示制御部12は、第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作が完了したか否かを判断する。表示制御部12は、第2入力領域枠201の枠内に対する第3の入力操作が終了してから所定時間経過したと判断した場合に、第2入力領域枠201の枠内に対する入力操作が完了したと判断する。表示制御部12が第2入力領域枠201の枠内に対する入力操作が完了したと判断した場合にはステップa9に進み、第2入力領域枠201の枠内に対する入力操作が完了していないと判断した場合にはステップa8を繰返す。
ステップa9では、入力領域枠生成部4は、手書き文字の軌跡M4に対応して表示面1Aに表示される第2入力領域枠201を消去する。次にステップa10では、入力領域枠生成部4は、図7A(c)に示すように、入力部2の入力面2Aに対する次の入力領域を表す、手書き文字の軌跡M4に対して所定の間隔Gをあけて隣接するような、第2入力領域枠201と同じ大きさの第3入力領域枠202を生成する。入力領域枠生成部4は、生成した第3入力領域枠202の座標データを第1記憶部9へ出力する。
さらにステップa10では、第1記憶部9は、入力領域枠生成部4から送出されてきた第3入力領域枠202の座標データを記憶する。そして、ステップa11では、入力領域枠生成部4から送出されてきた第3入力領域枠202の座標データを第1記憶部9が記憶すると、その第1記憶部9に記憶された座標データに基づいて、表示制御部12が表示部1を制御して、表示面1Aに第3入力領域枠202を表示させる。
このようにして表示面1Aに第3入力領域枠202が表示されると、ステップa2からステップa11が繰返される。たとえば、第3入力領域枠202の大きさを変更するための入力操作が入力部2の入力面2Aに対して行われた場合には、入力領域枠サイズ変更部5がステップa2において入力領域枠表示状態変更処理を実施し、表示面1Aに表示された第3入力領域枠202に対して大きさが変更された新たな入力領域枠を生成し、その生成した新たな入力領域枠を表示面1Aに表示させる。
また、表示部1の表示面1Aに第3入力領域枠202が表示された状態で、その第3入力領域枠202の枠内に対して入力操作が行われた場合には、表示装置100は、図7B(d)に示すように、第3入力領域枠202の枠内に対する入力操作の軌跡M5を、表示部1の表示面1Aに表示する。図7B(d)では、表示面1Aにおける第3入力領域枠202の枠内に、「積」という手書き文字の軌跡M5が表示されている。
そして、ステップa9において入力領域枠生成部4が、入力操作の軌跡M5に対応して表示面1Aに表示される第3入力領域枠202を消去し、ステップa10において入力領域枠生成部4が、入力部2の入力面2Aに対する次の入力領域を表す、軌跡M5に対して所定の間隔Gをあけて隣接するような、第3入力領域枠202と同じ大きさの、次の第3入力領域枠203を生成する。
ステップa11において、次の第3入力領域枠203が表示部1の表示面1Aに表示されると、さらにステップa2からステップa11が繰返され、たとえば、図7B(e)に示すように、次の第3入力領域枠203の枠内に対して入力操作された軌跡M6を表示部1の表示面1Aに表示することができる。図7B(e)では、表示面1Aにおける次の第3入力領域枠203の枠内に、「り」という軌跡M6が表示されている。
前記表示装置100における、表示部1、入力部2、座標認識部3、入力領域枠生成部4、入力領域枠サイズ変更部5、入力領域枠位置変更部6、文字切出部7、文字認識部8、モード認識部11、および表示制御部12などの、表示装置100を構成する各部を機能させる表示プログラムは、表示部1および入力部2を備えるコンピュータを表示装置100として機能させるプログラムである。この表示プログラムは、従来公知の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録できる。
前記表示プログラムを記録媒体に記録することで、表示プログラムに基づく処理を実行するためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラムおよびソースプログラムなど)を記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、記録媒体は、マイクロコンピュータが処理を行うためのメモリ、たとえばROM(Read Only Memory)のようなプログラムメディアであってもよいし、または、コンピュータが外部記憶装置として備えるプログラム読取装置に挿入することで読み取られるプログラムメディアであってもよい。
記録媒体に格納されているプログラムは、マイクロプロセッサが記録媒体にアクセスして実行する方式であってもよいし、または、マイクロプロセッサが記録媒体からプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードがマイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされることで、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、前記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、MO(Magneto Optical disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、コンピュータが、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、記録媒体は、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように、流動的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、または他の記録媒体からインストールしておく。また、前記表示プログラムは、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。