JP5864319B2 - 電子機器、電子機器を制御するための方法、および、電子機器を制御するためのプログラム - Google Patents

電子機器、電子機器を制御するための方法、および、電子機器を制御するためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器の制御に関し、より特定的には、手書き入力を受け付ける電子機器の制御に関する。
手書き入力が可能な電子機器のタッチパネルに対して手書き入力を行なうための技術として、従来、手書き入力範囲を固定的に限定し、それ以外を、手がタッチパネルに接触することを許容するお手付き可能領域とする方式や、タッチパネルのスペーサー間隔を狭くして、手での入力を不可とする方式がある。
たとえば、特開2000−172447号公報(特許文献1)および特開2000−172441号公報(特許文献2)は、「パネル面の任意の領域に手を接触させてペン入力することができるとともに、ペン入力と指入力とを同時に行うことができるようにする」ための技術を開示している([要約]の[課題])。
特開平9−44293号公報(特許文献3)は、「ペン入力を行う電子機器において、ペン入力時にペンを持つ手がタブレット上に触れることによる誤入力を防止する」電子機器を開示している([要約]の[課題])。
特開2010−009514号公報(特許文献4)は、「座標入力装置により入力された座標データを無効とする特定のエリアを設定できるようにすることで、ユーザに合わせた座標入力装置に対する入力制御を実現して操作性を向上させる」電子機器を開示している([要約]の[課題])。
特開2000−172447号公報 特開2000−172441号公報 特開平9−44293号公報 特開2010−009514号公報
手書き入力範囲を固定的に限定し、それ以外をお手付き可能領域とする方式では、手を付ける領域が限定され、また、領域変更に手間がかかるという問題がある。また、タッチパネルのスペーサー間隔を狭くして、手での入力を不可とする方式では、ハードウェアによって、その方式の実現が制限される場合がある。したがって、お手付き可能領域が限られない技術が必要とされている。また、お手付き可能領域を容易に変更できる技術が必要とされている。さらに、手書き入力方式の実現においてハードウェアによる制約を受けにくい技術が必要とされている。
本開示は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、お手付き可能領域が限定されない電子機器を提供することである。他の局面における目的は、お手付き可能領域を容易に変更できる電子機器を提供することである。さらに他の局面における目的は、手書き入力方式の実現においてハードウェアによる制約を受けにくい電子機器を提供することである。
他の実施の形態における目的は、お手付き可能領域が限られないように電子機器を制御するための方法を提供することである。他の局面における目的は、お手付き可能領域を容易に変更できるように電子機器を制御するための方法を提供することである。さらに他の局面における目的は、手書き入力方式の実現においてハードウェアによる制約を受けにくくなるように電子機器を制御するための方法を提供することである。
さらに他の実施の形態における目的は、お手付き可能領域が限られないように電子機器を制御するためのプログラムを提供することである。他の局面における目的は、お手付き可能領域を容易に変更できるように電子機器を制御するためのプログラムを提供することである。さらに他の局面における目的は、手書き入力方式の実現においてハードウェアによる制約を受けにくくなるように電子機器を制御するためのプログラムを提供することである。
一実施の形態に従う電子機器は、多点入力を受け付けるためのタッチパネルと、メモリと、メモリに結合されて電子機器の動作を制御するためのプロセッサとを備える。プロセッサは、タッチパネルに対する手書き入力を受け付ける手書き領域と、タッチパネルへのタッチが行われても手書き入力として受け付けないお手付き可能領域とを、タッチパネルの座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付け、お手付き可能領域の設定を表す情報をメモリに保持させるように構成され、手書き領域とお手付き可能領域とがタッチパネルに対する操作に基づいて移動可能となっている。
好ましくは、プロセッサは、タッチパネルに対する操作に基づいて、座標検出領域におけるお手付き可能領域の位置を設定するように構成されている。
好ましくは、プロセッサは、タッチパネルに対する操作に基づいて、お手付き可能領域の範囲を設定するように構成されている。
好ましくは、タッチパネルは、座標検出領域に、お手付き可能領域の範囲を明示するように構成されている。
好ましくは、プロセッサは、座標検出領域に対する最初のタッチ操作を検出すると、最初のタッチ操作が検出された座標値を中心に、お手付き可能領域を座標検出領域の一部に設定するように構成されている。
好ましくは、プロセッサは、座標検出領域のうちの手書き領域とお手付き可能領域以外の領域に対するタッチ操作に基づいて、電子機器に対する命令の入力を受け付けるようにさらに構成されている。
好ましくは、プロセッサは、電子機器のユーザが右利きであるか左利きであるかを表すユーザ情報の入力を受け付け、ユーザ情報に基づいて、お手付き可能領域を、手書き領域の近傍に設定するように構成されている。
他の実施の形態に従うと、電子機器を制御するための方法が提供される。電子機器は、多点入力を受け付けるためのタッチパネルと、メモリと、メモリに結合されて電子機器の動作を制御するためのプロセッサとを備えている。この方法は、タッチパネルに対する手書き入力を受け付ける手書き領域と、タッチパネルへのタッチが行われても手書き入力として受け付けないお手付き可能領域とを、タッチパネルの座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付けるステップと、お手付き可能領域の設定を表す情報をメモリに保持するステップと、手書き領域とお手付き可能領域とがタッチパネルに対する操作に基づいて移動可能とするステップとを含む。
さらに他の実施の形態に従うと、電子機器を制御するためのプログラムが提供される。電子機器は、多点入力を受け付けるためのタッチパネルと、メモリと、メモリに結合されて電子機器の動作を制御するためのプロセッサとを備えている。プログラムは、プロセッサに、タッチパネルに対する手書き入力を受け付ける手書き領域と、タッチパネルへのタッチが行われても手書き入力として受け付けないお手付き可能領域とを、タッチパネルの座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付けるステップと、お手付き可能領域の設定を表す情報をメモリに保持するステップと、手書き領域とお手付き可能領域とがタッチパネルに対する操作に基づいて移動可能とするステップとを実行させる。
ある局面に従う電子機器において、手を付けることができる領域が限定されなくなる。他の局面に従う電子機器において、お手付き可能領域を容易に変更できる。さらに他の局面に従う電子機器において、手書き入力方式の実現においてハードウェアによる制約を受けにくくなる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
電子機器100のハードウェア構成を表わすブロック図である。 表示装置140における画像の表示およびマルチタッチ入力の状態を表わす図である。 表示装置140における画像の表示およびマルチタッチ入力の状態を表わす図である。 ユーザによる手書き入力の一態様を表わす図である。 お手付き可能領域の移動を表わす図である。 画面がスクロールされる状態を表わす図である。 画面が拡大または縮小される状態を表わす図である。 電子機器100の機能の構成を表わすブロック図である。 メモリ120におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。 電子機器100が実行する一連の処理の一部を表わすフローチャートである。 電子機器100が実行する一連の処理の一部を表わすフローチャートである。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。 手書き入力が行なわれる場合にCPU110が実行する一連の処理の一部を表わすフローチャートである。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。 表示装置140が表示する画面を表わす図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[ハードウェア構成]
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る電子機器100の構成について説明する。図1は、電子機器100のハードウェア構成を表わすブロック図である。電子機器100は、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、タッチパッド130と、表示装置140とを備える。
CPU110は、電子機器100の動作を制御する。メモリ120は、電子機器100に対して与えられたデータまたはCPU110によって生成されたデータ、および電子機器100に対して予め規定された処理を実行させるためのプログラムを格納している。
タッチパッド130は、複数の操作入力(いわゆるマルチタッチ入力)が可能なタッチパッドとして構成される。
表示装置140は、CPU110の制御に基づいて、画像、文字その他の画像を表示する。表示装置140は、例えば液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどにより構成される。タッチパッド130と表示装置140とは、いわゆるタッチパネルを構成する。
本実施の形態において、電子機器100は、たとえば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末その他の情報処理端末であって、手書き入力を行なうことができるタッチパネルを備える情報処理端末として実現されるが、電子機器100は、列挙されたものに限られない。
[技術思想]
本実施の形態に係る電子機器100に適用される技術思想の要旨について説明する。電子機器100は、マルチタッチ(多点同時入力)が可能なタッチパネルを搭載した手書き入力可能な装置であって、手をついても入力を無視することができ、かつ、電子機器100のユーザによって任意に大きさ/形を設定または変更できるお手付き可能領域と、当該お手付き可能領域に手をついた状態でペンが届く範囲(たとえば、ユーザが右利きの場合はその領域の左上、左利きの場合は右上)に手書き領域を設定可能とし、手をついたまま移動すると、その手の動きに追随して、お手付き可能領域と手書き領域との両方が連動して移動するというものである。
次に、図2から図7を参照して、本実施の形態に係る電子機器100に適用される技術思想の詳細について説明する。図2から図7はそれぞれ、表示装置140における画像の表示およびマルチタッチ入力の状態を表わす図である。
図2を参照して、電子機器100は、ある局面において、電子機器100のユーザの設定に基づき、手書き領域210とお手付き可能領域220とを設定する。ここで、手書き領域210とは、電子機器100のユーザによる入力、たとえば、指、スタイラスペンその他の入力手段による手書き入力を受け付ける領域をいう。手書き領域210に対して入力された操作は、CPU110によって認識され、その軌跡を表わすデータは、メモリ120に保持される。
お手付き可能領域220は、タッチパッド130に対して接触入力があった場合でもその入力がCPU110によって手書き入力として認識されない領域をいう。したがって、たとえば、電子機器100のユーザが右手を表示装置140に置いた場合にその手のひらがお手付き可能領域220に接触した場合でも、CPU110は、手書き入力が行なわれたとは認識しないので、当該接触による描画は行なわれない。
[機能構成]
ある局面において、タッチパッド130に対する手書き入力を受け付ける手書き領域210と、タッチパッド130へのタッチが行われても入力を受け付けないお手付き可能領域220とを、タッチパッド130の座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付け、お手付き可能領域220の設定を表す情報をメモリ120に保持させるように構成されている。
好ましくは、CPU110は、タッチパッド130に対する操作に基づいて、座標検出領域におけるお手付き可能領域220の位置を設定するように構成されている。
好ましくは、CPU110は、タッチパッド130に対する操作に基づいて、お手付き可能領域220の範囲を設定するように構成されている。
好ましくは、手書き領域210と、お手付き可能領域220とは、移動可能である。
好ましくは、タッチパッド130は、座標検出領域に、お手付き可能領域220の範囲を明示するように構成されている。
好ましくは、CPU110は、座標検出領域に対する最初のタッチ操作を検出すると、最初のタッチ操作が検出された座標値を中心に、お手付き可能領域220を座標検出領域の一部に設定するように構成されている。
好ましくは、CPU110は、座標検出領域のうちの手書き領域210とお手付き可能領域220以外の領域に対するタッチ操作に基づいて、情報処理端末に対する命令の入力を受け付けるようにさらに構成されている。
好ましくは、CPU110は、情報処理端末のユーザが右利きであるか左利きであるかを表すユーザ情報の入力を受け付け、ユーザ情報に基づいて、お手付き可能領域220を、手書き領域210の近傍に表示するように構成されている。
[お手付き可能領域の移動]
図3を参照して、ある局面において、お手付き可能領域220と手書き領域210とは、表示装置140の座標検出領域内の任意の位置に、同時に移動することができる。ユーザは、移動後のお手付き可能領域に手を置いて、手書きにより文字を入力することができる。具体的には、手書き領域210とお手付き可能領域220とは、たとえば、お手付き可能領域をドラッグすることにより任意の位置に移動される。ドラッグ操作は、たとえばユーザの指またはペンによって実現される。たとえば図3に示されるように、お手付き可能領域220が指310によって新たにお手付き可能領域320として移動される。
図4は、ユーザによる手書き入力の一態様を表わす図である。電子機器100のユーザは、手書き領域210に対してペン410を用いて文字「a」を入力することができる。この場合、ユーザの手のひらはお手付き可能領域220に置かれている。したがって、CPU110は、手書き領域210に入力された文字「a」を認識し、お手付き可能領域220に対する手による入力を受け付けない。
図5は、お手付き可能領域の移動を表わす図である。図5の画面Aに示されるように、ある局面において、ユーザは、お手付き可能領域220に右手を置いた状態で手書き領域210に対して文字「a」を入力する。右手がお手付き可能領域220に接触された状態でユーザが右手を右方向に移動させると、画面Bに示されるように、お手付き可能領域220と手書き領域210とはそれらの位置関係を維持した状態で同時に移動する。その結果、移動後の位置において、お手付き可能領域520と手書き領域510とが規定されるため、ユーザは、手書きによる文字入力を継続することができる。
図6および図7を参照して、電子機器100に対するコマンド入力について説明する。図6は、画面がスクロールされる状態を表わす図である。図7は、画面が拡大または縮小される状態を表わす図である。
図6を参照して、ある局面において、ユーザは、手書き領域210とお手付き可能領域220との領域以外の領域をドラッグ操作することにより、表示装置140に表示される画面をスクロールすることができる。このとき、手書き領域210は、手書き領域610としてスクロール後の場所に表示される。同様に、お手付き可能領域220は、お手付き可能領域620として、手書き領域610との位置関係を維持した状態でスクロール後の場所に表示される。
なお、図6に示されるように、スクロール操作の前後において、手書き領域210およびお手付き可能領域220を移動して表示しているが、他の局面において、スクロール操作では、入力された文字「a」だけスクロール後の場所に表示され、手書き領域210およびお手付き可能領域220は移動しなくてもよい。
図7を参照して、別の局面において、たとえばユーザが、手書き領域210およびお手付き可能領域220以外の領域において、ピンチアウト操作を行なうと、その操作によって規定される量に応じて入力された文字「a」が拡大される。また、さらに別の局面において、ユーザがピンチイン操作を実行すると、入力された文字は縮小される。
なお、図7に示されるように、ピンチアウト操作の前後において、手書き領域210およびお手付き可能領域220の大きさは同一であるが、他の局面において、ピンチアウト操作に応じて手書き領域210およびお手付き可能領域220が拡大されてもよい。
また、ピンチイン操作の場合も、手書き領域210およびお手付き可能領域220の大きさは同一でなくてもよく、他の局面において、ピンチイン操作に応じて手書き領域210およびお手付き可能領域220が縮小されてもよい。
[機能構成]
図8を参照して、本実施の形態に係る電子機器100によって実現される機能の構成について説明する。図8は、電子機器100の機能の構成を表わすブロック図である。電子機器100は、設定入力部810と、ユーザ情報記憶部820と、領域情報記憶部830と、領域設定部840と、コマンド入力部850と、コマンド処理部860と、表示部870とを備える。
設定入力部810は、電子機器100に対する設定の入力を受け付ける。ある局面において、設定入力部810は、ユーザ設定情報の入力と、表示装置140において手書き領域210およびお手付き可能領域220を規定するための情報の入力とを受け付ける。ユーザ設定情報は、電子機器100のユーザが右利きであるか左利きであるかを規定する情報を含む。ユーザ設定情報は、ユーザ情報記憶部820に格納される。
領域情報記憶部830は、手書き領域210を規定するデータ、および、お手付き可能領域220を規定するデータを格納する。手書き領域210を規定するデータ、および、お手付き可能領域220を規定するデータは、たとえば、当該領域を特定する座標値の集合である。座標値の集合は、たとえば、領域を表す軌跡の集合、当該領域が矩形である場合には矩形の二つの端点(たとえば、左上と右下など)の座標値として表わされる。
領域設定部840は、タッチパッド130に対して与えられる入力(たとえば、指またはスタイラスペンを用いた入力)と、ユーザ情報記憶部820に格納されているデータおよび領域情報記憶部830に格納されているデータとに基づいて、手書き領域210とお手付き可能領域220とを表示部870の座標検出領域において設定する。具体的には、領域設定部840は、領域情報記憶部830に格納されている手書き領域210を規定するデータとお手付き可能領域220を規定するデータとを用いて、手書き領域210およびお手付き可能領域220を設定し、表示部870に表示する。さらに、領域設定部840は、手書き領域210に対して入力されるデータを受け付けるとともに、お手付き可能領域220に対して与えられる入力(ユーザが手を置くこと)に対しては手書き入力として受け付けないように情報処理を制御する。
コマンド入力部850は、電子機器100に対する操作コマンドの入力を受け付ける。操作コマンドは、たとえば、手書き領域210およびお手付き可能領域220を移動する操作、表示部870に表示される画面をスクロールする操作、画面を拡大または縮小するための操作などを含む。
コマンド処理部860は、コマンド入力部850によって受け付けられた操作コマンドに応じて、表示部870に表示される手書き領域210およびお手付き可能領域220の処理(たとえば移動、スクロール、拡大または縮小)を実行する。
表示部870は、領域設定部840によって設定された手書き領域210およびお手付き可能領域220を表示するとともに、コマンド処理部860から与えられる命令に基づいて実際に表示される画像(たとえば文字「a」)を移動、拡大または縮小等をして表示する。
[データ構造]
図9を参照して、本実施の形態に係る電子機器100のデータ構造について説明する。図9は、メモリ120におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
メモリ120は、ある局面において、ユーザ設定情報910と、手書き領域情報920と、お手付き可能領域情報930とを格納している。ユーザ設定情報910は、電子機器100のユーザの利き手(右手または左手)を識別するためのデータを含む。
手書き領域情報920は、手書き領域210を規定するためのデータ(たとえば手書き領域210を表わす座標値)を含む。手書き領域情報920は、たとえば、手書き領域210が矩形である場合には、矩形領域の左下の座標値(X,Y)と右上の座標値(X,Y)を含む。
なお、手書き領域210の形状は、矩形に限られない。たとえば、他の局面において、手書き領域210は円形、三角形その他の多角形または自由曲線によって閉じられた領域であってもよい。この場合、手書き領域情報920は、各形状に応じたデータを含む。たとえば、手書き領域210が正多角形で規定される場合には、手書き領域情報920は、手書き領域210が多角形であることを表わす情報と、当該多角形を規定する各点の座標値とを含む。手書き領域210は、電子機器100のユーザによって描かれる領域に限られず、電子機器100の製造事業者によって予め準備される領域であってもよい。
お手付き可能領域情報930は、お手付き可能領域220を規定するデータを含む。たとえば、お手付き可能領域220が自由曲線で規定されている場合には、お手付き可能領域情報930は、当該領域を構成する各点の座標値(たとえば、始点座標値(X1,Y1)から終点座標値(X,Y)まで)を含む。
[制御構造]
図10から図22を参照して、本実施の形態に係る電子機器100の制御構造について説明する。図10および図11は、電子機器100が実行する一連の処理の一部を表わすフローチャートである。図12から図22は、表示装置140における画面の表示態様を表わす図である。
ある局面において、当該処理は、電子機器100のCPU110がメモリ120に格納されているプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、当該処理は、当該処理を実現するために構成された回路素子の組み合わせによっても実現され得る。
図10を参照して、ステップS1010にて、CPU110は、「手」アイコン1210のタッチ操作を検知し、電子機器100の動作モードを、通常モード(図12の画面A)からお手付き可能領域設定モード(図12の画面B)に切り換える。動作モードがお手付き可能領域設定モードになると、お手付き可能領域220を規定するためのコマンドメニューが表示される。お手付き可能領域を規定する図形は、四角、円、ハートなどを含むが、これらに限らず、例えば三角形、五角形、楕円、扇型その他の図形であってもよい。
ステップS1020にて、CPU110は、設定モードの入力を待機する。CPU110は、タッチパッド130に対する操作によって規定される設定モードに応じて、制御をステップS1030またはステップS1050に切り換える。
ステップS1030にて、CPU110は、お手付き可能領域を予め準備された図形で描画するためのコマンドを示すアイコン1310のタッチ操作を検出する(図13の画面A)。
ステップS1040にて、CPU110は、検出したアイコン1310に関連付けられる図形を表示装置140に表示する。図13の画面Bに示されるように、表示装置140は、矩形のお手付き可能領域1320を表示する。
ステップS1050にて、CPU110は、フリーハンドモードアイコン1410のタッチ操作を検出する(図14の画面A)。タッチパッド130は、タッチ操作を検出してタッチ操作に応じた領域の設定の入力を待機する。
ステップS1060にて、CPU110は、ユーザによるペン410の描画に基づいて、フリーハンドで図形が描画されたことを検出する。図14の画面Bに示されるように、表示装置140は、フリーハンドで描かれたお手付き可能領域1420を表示する。
ステップS1070にて、CPU110は、タッチパッド130に対する操作に基づいて、お手付き可能領域1420を拡大し、または縮小し、または移動する。たとえば、ユーザがお手付き可能領域1420を拡大する操作(たとえばピンチアウト操作)を行なうと、表示装置140は、お手付き可能領域1420を拡大した後のお手付き可能領域1520を表示する(図15)。
ステップS1080にて、CPU110は、タッチパッド130に対する操作に基づいて、設定メニュー1610からお手付き可能領域1520の色または透過度を変更する(図16の画面Aから図16の画面B)。たとえば、ある局面において、電子機器100は、お手付き可能領域1520のデフォルト設定として予め規定された色および透過度を設定している。電子機器のユーザは、その好みに応じて、お手付き可能領域1520の色または透過度を変更することができる。変更される色または透過度は、たとえば予めパレット形式で準備されたものあるいはユーザがペン410をドラッグすることにより選択可能なものであってもよい。
ステップS1090にて、CPU110は、設定を次に進めるためのアイコン1710へのタッチ操作を検出すると、電子機器100の動作モードを、お手付き可能領域設定モード(図17の画面A)から手書き領域設定モードに切り換える(図17の画面B)。
なお、領域設定モードの順序は、お手付き可能領域設定モードが手書き領域設定モードに先行する順序に限られず、逆に、手書き設定モードが先に実行され、その後にお手付き可能領域設定モードが実行されてもよい。
図11を参照して、ステップS1110にて、CPU110は、手書き領域設定モードにおける図形を規定するための設定モードの入力を待機する。ここで、図形を規定する設定モードは、たとえば、予め規定された形状(四角、円、ハートなど)などの図形あるいはフリーハンドで手書き領域を設定する態様を含む。ユーザが図形モードを選択すると、CPU110は、その選択を検出し、制御をステップS1120に切り換える。ユーザがフリーハンドモードの選択を入力すると、CPU110は、その選択を検出し、制御をステップS1140に切り換える。
ステップS1120にて、CPU110は、図形モードを規定するアイコン1810のタッチ操作を検出する(図18の画面A)。図形モードとは、予め準備された図形を用いて手書き領域を設定するモードをいう。手書き領域を規定する図形は、四角、円、ハートなどを含むが、これらに限られず、たとえば三角形、五角形、楕円、扇型その他の図形であってもよい。
ステップS1130にて、CPU110は、アイコン1810の選択を検出すると、矩形の手書き領域1820を表示装置140に表示させる。このとき、CPU110は、ユーザ設定情報、および、デフォルト情報として予め規定されたサイズに基づいて、手書き領域1820を表示する(図18の画面B)。このデフォルト情報は、ユーザによって変更可能である。
ステップS1140にて、CPU110は、タッチパッド130に対する入力に基づいて、フリーハンドモードを起動するためのアイコン1910がタッチ操作されたことを検出する(図19の画面A)。
ステップS1150にて、CPU110は、タッチパッド130から送られる情報に基づいて、フリーハンドで手書き領域1920が描画されたことを検出する(図19の画面B)。CPU110は、タッチパッド130から送られる座標値を手書き領域1920を規定する情報としてメモリ120に格納する。
ステップS1160にて、CPU110は、タッチパッド130に対する操作に基づいて、手書き領域を拡大し、縮小し、または移動する(図20)。拡大、縮小または移動の操作は、ステップ1070における処理と同様である。したがって、これらの処理の説明は繰り返さない。このような処理が行なわれると、デフォルト情報に基づいて表示された手書き領域2010は拡大されて、手書き領域2020が表示される。この場合、拡大前後の領域の相違を明示するために、各領域が異なる態様で表示されてもよい。たとえば、点線と実線で、あるいは、異なる色が用いられてもよい。
ステップS1170にて、CPU110は、タッチパッド130に対するペン410の操作に基づいて、設定メニューを起動するためのアイコン2110の選択を検出し、手書き領域2020の色または透過度の変更を受け付ける(図21の画面A)。たとえば、ユーザは、手書き領域2020の色をデフォルトで設定された色から好みの色に変更することができる。この場合、変更の候補となる色は、たとえば、色パレットとして電子機器100の製造事業者によって予め準備され得る。あるいは他の局面において、ユーザが、ペン410をドラッグすることにより色情報を線形で変更して特定の色を設定する構成であってもよい。同様に、CPU110は、手書き領域2020の透過度を0%から100%の間で変更することができる。変更後の領域は、たとえば手書き領域2120として表示される(図21の画面B)。
ステップS1180にて、CPU110は、手書き領域設定モードの完了を表すアイコン2210のタッチ操作を検出し、その検出に応答して、電子機器100の動作モードを、手書き領域設定モードから通常モードに切り換える(図22の画面Aから図22の画面B)。このとき、CPU110は、表示装置140によって表示されていた手書き領域2120とお手付き可能領域1520とをそれぞれ規定するデータをメモリ120に不揮発的に格納する(図9)。すなわち、手書き領域2120とお手付き可能領域1520とは、ユーザによって設定された領域としてその後の手書き入力に用いられる。
[描画]
図23から図30を参照して、本実施の形態に係る電子機器100において手書き入力が行なわれる場合の動作について説明する。図23は、手書き入力が行なわれる場合にCPU110が実行する一連の処理の一部を表わすフローチャートである。図24から図30は、その処理に応じて表示装置140が表示する画面を表わす図である。
図23を参照して、ステップS2310にて、CPU110は、手書き入力モードを起動することを示す「ペン」アイコン2410へのタッチ操作を検出し、その検出に応答して、電子機器100の動作モードを、通常モードから手書き入力モードに切り換える(図24の画面Aから画面B)。CPU110は、メモリ120に保持されていたデータを読み出して、手書き領域2120とお手付き可能領域1520とをそれぞれ表示装置140に表示する。
ステップS2315にて、CPU110は、タッチパッド130から送られる信号に基づいて、表示装置140に対して入力が行なわれた点の座標値を取得する。
ステップS2320にて、CPU110は、ステップS2315において取得された座標値と、手書き領域2120を規定するデータ(たとえば、手書き領域情報920)とを比較することにより、入力された点が手書き領域2120に含まれているか否かを判断する。CPU110は、入力された点の座標値が手書き領域2120に含まれていると判断すると(ステップS2320にてYES)、制御をステップS2330に切り換える。そうでない場合には(ステップS2320にてNO)、CPU110は、制御をステップS2350に切り換える。
ステップS2330にて、CPU110は、座標値が取得された点が直前の点から移動しているか否かを判断する。この判断は、たとえば、ステップS2315において取得された点の座標値と、それ以前に取得されてメモリ120に保持されている点の座標値とを比較し、かつ、その間にペンアップされていないかを判断することにより行なわれる。CPU110は、入力された点が直前の点から移動していると判断すると(ステップS2330にてYES)、制御をステップS2340に切り換える。そうでない場合には(ステップS2330にてNO)、CPU110は、制御をステップS2335に切り換える。
ステップS2335にて、CPU110は、点を描画する(図25)。
ステップS2340にて、CPU110は、直前の点を起点とする直線を描画する(図26)。
ステップS2350にて、CPU110は、ステップS2315において取得された点の座標値がお手付き可能領域2510に含まれているか否かを判断する。CPU110は、その座標値がお手付き可能領域2510に含まれていると判断すると(ステップS2350にてYES)、制御をステップS2360に切り換える。そうでない場合には(ステップS2350にてNO)、CPU110は、制御をステップS2380に切り換える。
ステップS2360にて、ステップS2330における処理と同様に、CPU110は、ステップS2315において取得された点の座標値と、それ以前に取得されメモリ120に保持されている点の座標値とを比較し、かつ、その間にペンアップされていないかを判断することにより、ステップS2315において取得された点の座標値が直前の点から移動したものであるか否かを判断する。CPU110は、ステップS2315において取得された点の座標値が直前の点から移動したものであると判断すると(ステップS2360にてYES)、制御をステップS2365に切り換える。そうでない場合には(ステップS2360にてNO)、CPU110は、制御をステップS2370に切り換える。
ステップS2365にて、CPU110は、手書き領域2120とお手付き可能領域2510とをそれぞれ移動させる。移動処理が行われると、CPU110は、手書き領域2720とお手付き可能領域2710とを表示する(図27)。このときの手書き領域2120またはお手付き可能領域2510の移動量は、入力された点の座標値とそれ以前に入力された点の座標値との距離に応じて算出される。
ステップS2370にて、CPU110は、お手付き可能領域1510に対して入力された点が描画の対象でないと判定し、表示装置140における描画を行なわない(図28)。
ステップS2380にて、CPU110は、タッチパッド130に対して与えられる操作に基づいて、ユーザが入力したジェスチャーを解析し、画面スクロール、拡大または縮小などの処理を実行する。たとえば、ユーザが手書き領域2120およびお手付き可能領域1520以外の領域においてドラッグ操作を実行すると、CPU110は、そのドラッグ操作が画面スクロールの命令であると判断し、ドラッグ操作が行なわれた方向に沿って画面をスクロールする(図29の画面A)。他の局面において、手書き領域2120およびお手付き可能領域1520は移動しなくてもよい。また、ユーザが手書き領域2120およびお手付き可能領域1520以外の領域において2本の指をピンチアウト操作すると、CPU110は、その操作が拡大の命令であると判断し、手書き領域2120に入力された文字を拡大する(図29の画面B)。他の局面において、手書き領域2120も拡大されてもよい。この場合、画面全体が拡大されることになる。
また、ピンチイン操作が行われた場合には、CPU110は、手書き領域2120に入力された文字を縮小する。この場合も、さらに他の局面において、CPU110は、ピンチイン操作に応じて手書き領域2120を縮小してもよい。この場合は、画面全体が縮小されることになる。
ステップS2390にて、CPU110は、タッチパッド130から送られる信号に基づいて、手書きモードを終了するためのコマンドを表す「ペン」アイコン3010(図30の画面A)がタッチ操作されたか否かを判断する。CPU110は、「ペン」アイコン3010がタッチ操作されたと判断すると(ステップS2390にてYES)、制御をステップS2395に切り換える。そうでない場合には(ステップS2390にてNO)、CPU110は、制御をステップS2315に戻す。
ステップS2395にて、CPU110は、電子機器100の動作モードを手書き入力モードから通常モードに切り換える。そして、CPU110は、表示装置140に表示されていた手書き領域2120とお手付き可能領域2510とを消去する。これにより、手書き入力された線3020が表示装置140に表示される(図30の画面B)。
以上のようにして、本実施の形態に係る電子機器100によると、電子機器100のユーザが手をついた状態で手書き入力としてペン入力を行ないながら移動しても、お手付き可能領域220が手に追随して移動する。これにより、ユーザは、移動のたびにお手付き可能領域220の設定を変更する必要がなくなるので、手書き入力の利便性が向上する。
また、お手付き可能領域220と手書き領域210以外の領域を、コマンド(ジェスチャー)入力領域として設定することができる。これにより、電子機器100の動作モードを切り替えることなく、3つの領域を共存させることができる。その結果、手書き領域210の拡大、縮小または移動、お手付き可能領域220の移動、および、手書き領域210およびお手付き可能領域220以外の領域へのタッチ操作による電子機器100へのコマンド入力を実現することができる。
電子機器100における処理は、各ハードウェアおよびCPU110により実行されるソフトウェアによって実現される。当該ソフトウェアは、前述のフローチャートに示される処理を実現する。ある局面において、このようなソフトウェアは、メモリ120に予め格納されている。他の局面において、当該ソフトウェアは、CD−ROM(図示しない)、メモリカード(図示しない)その他のデータ記録媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。さらに他の局面において、当該ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置(図示しない)その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス(図示しない)を介してダウンロードされた後、メモリ120に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU110によってメモリ120から読み出され、RAMのワーク領域(図示しない)に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU110は、そのプログラムを実行する。
図1に示される電子機器100を構成するCPU110およびメモリ120は、一般的なものである。したがって、電子機器100の本質的な部分は、メモリ120その他のデータ記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。
なお、データ記録媒体としては、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 電子機器、120 メモリ、130 タッチパッド、140 表示装置、210,510,610,1820,1920,2020,2120,2720 手書き領域、220,320,520,620,1320,1420,1510,1520,2510,2710 お手付き可能領域、310 指、410 ペン、810 設定入力部、820 ユーザ情報記憶部、830 領域情報記憶部、840 領域設定部、850 コマンド入力部、860 コマンド処理部、870 表示部。

Claims (9)

  1. 電子機器であって、
    多点入力を受け付けるためのタッチパネルと、
    メモリと、
    前記メモリに結合されて前記電子機器の動作を制御するためのプロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、
    前記タッチパネルに対する手書き入力を受け付ける手書き領域と、前記タッチパネルへのタッチが行われても手書き入力として受け付けないお手付き可能領域とを、前記タッチパネルの座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付け、
    前記お手付き可能領域の設定を表す情報は、前記メモリに保持されるように構成され、
    前記手書き領域と前記お手付き可能領域とがタッチパネルに対する操作に基づいて移動可能であり、
    前記お手付き可能領域に対する接触がある状態で前記手書き入力が行なわれている場合に、前記プロセッサは、手書き入力に追随して前記お手付き可能領域を移動させるように構成されている、電子機器。
  2. 前記プロセッサは、
    前記タッチパネルに対する操作に基づいて、前記座標検出領域における前記お手付き可能領域の位置を設定するように構成されている、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記プロセッサは、
    前記タッチパネルに対する操作に基づいて、前記お手付き可能領域の範囲を設定するように構成されている、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記タッチパネルは、前記座標検出領域に、前記お手付き可能領域の範囲を明示するように構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記プロセッサは、
    前記座標検出領域に対する最初のタッチ操作を検出すると、前記最初のタッチ操作が検出された座標値を中心に、前記お手付き可能領域を前記座標検出領域の一部に設定するように構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記プロセッサは、
    前記座標検出領域のうちの前記手書き領域と前記お手付き可能領域以外の領域に対するタッチ操作に基づいて、前記電子機器に対する命令の入力を受け付けるようにさらに構成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記プロセッサは、
    前記電子機器のユーザが右利きであるか左利きであるかを表すユーザ情報の入力を受け付け、
    前記ユーザ情報に基づいて、前記お手付き可能領域を、前記手書き領域の近傍に設定するように構成されている、請求項1〜6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 電子機器を制御するための方法であって、
    前記電子機器は、多点入力を受け付けるためのタッチパネルと、メモリと、前記メモリに結合されて前記電子機器の動作を制御するためのプロセッサとを備えており、
    前記方法は、
    前記タッチパネルに対する手書き入力を受け付ける手書き領域と、前記タッチパネルへのタッチが行われても手書き入力として受け付けないお手付き可能領域とを、前記タッチパネルの座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付けるステップと、
    前記お手付き可能領域の設定を表す情報を前記メモリに保持するステップと、
    前記手書き領域と前記お手付き可能領域とがタッチパネルに対する操作に基づいて移動可能とするステップと
    前記お手付き可能領域に対する接触がある状態で前記手書き入力が行なわれている場合に、手書き入力に追随して前記お手付き可能領域を移動させるステップとを含む、電子機器を制御するための方法。
  9. 電子機器を制御するためのプログラムであって、前記電子機器は、多点入力を受け付けるためのタッチパネルと、メモリと、前記メモリに結合されて前記電子機器の動作を制御するためのプロセッサとを備えており、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記タッチパネルに対する手書き入力を受け付ける手書き領域と、前記タッチパネルへのタッチが行われても手書き入力として受け付けないお手付き可能領域とを、前記タッチパネルの座標検出領域の一部に設定するための入力を受け付けるステップと、
    前記お手付き可能領域の設定を表す情報を前記メモリに保持するステップと、
    前記手書き領域と前記お手付き可能領域とがタッチパネルに対する操作に基づいて移動可能とするステップと
    前記お手付き可能領域に対する接触がある状態で前記手書き入力が行なわれている場合に、手書き入力に追随して前記お手付き可能領域を移動させるステップとを実行させる、プログラム。
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