JP6264951B2 - 描画装置、プログラム、描画方法 - Google Patents

描画装置、プログラム、描画方法 Download PDF

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本発明は、ユーザ任意の描画データを生成するための描画装置、およびその制御プログラム、描画方法に関する。
従来、タブレット型の端末装置など、手書きの描画データを入力可能な情報機器では、入力画面となる表示部(ビューエリア)に表示されている描画データを適宜に拡大/縮小したりスクロールしたりしながら所望の描画データを入力して行くことができる。
この場合、前記表示部(ビューエリア)に表示されている描画データを縮小したりスクロールしたりしてその描画エリアを拡げて描画データを入力して行くと、拡げた範囲で表示された矩形の描画エリアに相当する記憶容量が必要になる。
従来の手書き入力装置であって、前記表示部(ビューエリア)に表示されている描画エリアにおいて、新たな手書きの描画データからその描画に必要と推定される描画エリアが現在の描画エリア内に納まらないと判断された場合、当該描画エリアに表示されている描画データそのものを縮小して書き直すことで、前記新たな手書きの描画データが入力可能な領域を確保することが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−116476号公報
前記従来の手書き入力装置では、新たな手書きの描画データからその描画に必要と推定される描画エリアが現在の描画エリア内に納まらないと判断された場合に、当該描画エリアに表示されている描画データそのものを縮小して書き直すことで、同描画エリアを拡げる必要はなく、前記新たな手書きデータの入力可能な領域を確保し、その記憶容量の増加を抑えることができる。
しかしながら、前記描画エリアを拡げずにその描画データそのものを縮小したのでは、当該描画データの表示サイズが小さくなり見難くなるのは勿論、解像度が低下して視認性も悪くなる。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、表示の縮小により拡げられた描画エリアの全てを保存する必要はなく、当該描画エリアのための記憶容量を抑制することが可能になる描画装置、プログラム、描画方法を提供することを目的とする。
本発明に係る描画装置は、表示部と、この表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段と、前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成するレイヤ仮生成手段と、前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記レイヤ仮生成手段により仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとして記憶するレイヤ実データ記憶手段と、このレイヤ実データ記憶手段により記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、表示の縮小により拡げられた描画エリアの全てを保存する必要はなく、当該描画エリアのための記憶容量を抑制することが可能になる。
本発明の描画装置の実施形態に係るタブレット端末10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記タブレット端末10のタッチパネル表示部13に表示された描画データを拡大表示したり縮小表示したりスクロール表示したりした際に、そのビューエリアVaのサイズ変化に合わせて生成される描画データの入力領域(描画入力レイヤ)L,Lm,Lr,Lsと当該各レイヤL,Lm,Lr,Lsの関係を示す図。 前記タブレット端末10のタッチパネル表示部13に表示された描画データを拡大表示したり縮小表示したりスクロール表示したりしながら前記各描画入力レイヤL,Lm,Lr,Lsに順次描画データw1,w2,w3,w4を書き込んだ場合の当該各描画データw1,w2,w3,w4とビューエリアVa(1倍表示,2倍拡大表示,1/2縮小表示,1倍スクロール表示)の関係を示す図。 前記タブレット端末10のレイヤ実データ記憶部15dに記憶される前記各描画入力レイヤLn…の記憶形式を示す図。 前記タブレット端末10のレイヤ管理データ記憶部15eに記憶されるレイヤ管理データの内容を示す図。 前記タブレット端末10のレイヤ生成処理を示すフローチャート。 前記タブレット端末10の表示生成処理を示すフローチャート。 前記タブレット端末10のレイヤ生成処理に伴う第1実施例のユーザ操作に対応したビューエリアVaの表示状態と描画入力レイヤLnの生成状態とを対応付けて示す図。 前記タブレット端末10のレイヤ生成処理に伴う第2実施例のユーザ操作に対応したビューエリアVaの表示状態と描画入力レイヤLnの生成状態とを対応付けて示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の描画装置の実施形態に係るタブレット端末10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この描画装置は、以下に説明するタブレット端末10として構成されるか、タッチパネル式の携帯電話、携帯ゲーム機等として構成される。
このタブレット端末10は、マイクロコンピュータであるCPU11、電源キーを有するキー入力部12、カラー液晶表示画面13dに透明タッチパネル13tを重ねて構成されたタッチパネル表示部13を備えている。
前記CPU11は、フラッシュROM等の記憶装置14に予め記憶された端末制御プログラム14a、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体17から記録媒体読取部16を介して前記記憶装置14に読み込まれた端末制御プログラム14a、あるいは通信ネットワーク(インターネット)上のWebサーバ(プログラムサーバ)から通信制御部18を介して前記記憶装置14にダウンロードされた端末制御プログラム14aに従い、RAM15を作業用のメモリとして回路各部の動作を制御し、手書き描画データの入力機能や描画データの表示機能など、本タブレット端末10に備えられた各種の機能を実行する。
このCPU11には、前記キー入力部12、タッチパネル表示部13、記憶装置14、RAM15、記録媒体読取部16、通信制御部18などが接続されている。
前記RAM15は、前記CPU11の処理動作に必要な各種のデータを記憶する。このRAM15には、前記タッチパネル表示部13の画面上にカラー表示させるデータが展開される表示データ記憶部15a、前記タッチパネル表示部13により検出されたユーザ操作に応じたタッチ位置の座標データが記憶されるタッチ座標データ記憶部15bの他、縮尺管理データ記憶部15c、レイヤ実データ記憶部15d、レイヤ管理データ記憶部15e等が確保される。
図2は、前記タブレット端末10のタッチパネル表示部13に表示された描画データを拡大表示したり縮小表示したりスクロール表示したりした際に、そのビューエリアVaのサイズ変化に合わせて生成される描画データの入力領域(描画入力レイヤ)L,Lm,Lr,Lsと当該各レイヤL,Lm,Lr,Lsの関係を示す図である。
図3は、前記タブレット端末10のタッチパネル表示部13に表示された描画データを拡大表示したり縮小表示したりスクロール表示したりしながら前記各描画入力レイヤL,Lm,Lr,Lsに順次描画データw1,w2,w3,w4を書き込んだ場合の当該各描画データw1,w2,w3,w4とビューエリアVa(1倍表示,2倍拡大表示,1/2縮小表示,1倍スクロール表示)の関係を示す図である。
前記各描画入力レイヤL,Lm,Lr,Lsは、何れも前記タッチパネル表示部13のビューエリアVaにて入力された描画データを書き込むための描画メモリに相当する。
前記タッチパネル表示部13の初期表示(ビューエリアVa(1倍表示))に伴い生成された描画入力レイヤL[x1]において、例えば、当該描画入力レイヤL[x1]の左上にある描画データを対象にピンチアウトして2倍拡大表示(ズームイン)にすると、ズームインされたビューエリアVaに合わせて新たな描画入力レイヤLm[x1/4]が生成される。
また、前記1倍表示の描画入力レイヤL[x1]にある描画データを対象にピンチインして1/2縮小表示(ズームアウト)にすると、ズームアウトされたビューエリアVaに合わせて新たな描画入力レイヤLr[x4]が生成される。
また、前記1倍表示の描画入力レイヤL[x1]にある描画データを対象に左にフリックしてスクロール表示させると、右にスクロールされたビューエリアVaに合わせて新たな描画入力レイヤLs[x1]が生成される。
前記各描画入力レイヤL,Lm,Lr,Lsは、それぞれその初期表示、拡大表示、縮小表示、スクロール表示がされた際に仮レイヤとして生成され、ユーザ操作に伴い描画データw1,w2,w3,w4が書き込まれた時点でその描画データwnの書き込まれたレイヤLnが実データとして前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される。
図4は、前記タブレット端末10のレイヤ実データ記憶部15dに記憶される前記各描画入力レイヤLn…の記憶形式を示す図である。
前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される各描画入力レイヤLn…(L,Lm,Lr,Ls)は、それぞれそのレイヤID、起点となる絶対座標(x,y)(xm,ym)(xr,yr)(x1,y1)、縦横サイズ(X,Y)(Xm,Ym)(Xr,Yr)、縮尺p、その他管理情報を、ヘッダHn…に対応付けて記憶される。
すなわち、図3(A)に示すように、初期表示(ビューエリアVa(1倍表示))に伴い仮生成された描画入力レイヤL[x1]に「○」の描画データw1が書き込まれると、当該描画入力レイヤL[x1]は、そのレイヤID、起点絶対座標(x,y)、縦横サイズ(X,Y)、縮尺(1倍)を対応付けて前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される。
次に、図3(B)に示すように、前記初期表示(ビューエリアVa(1倍表示))の左上を対象にピンチアウトして2倍拡大表示(ズームイン)にすると、新たな描画入力レイヤLm[x1/4]が仮生成され、そのビューエリアVaには、前記描画入力レイヤL[x1]に書き込まれた「○」の描画データw1の左上の一部がその起点絶対座標(x,y)に基づき重ねられた状態で表示される。そして、この2倍拡大表示のビューエリアVaに合わせて仮生成された描画入力エリアLm[x1/4]に「×」の描画データw2が書き込まれると、当該描画入力レイヤLm[x1/4]は、そのレイヤID、起点絶対座標(xm,ym)、縦横サイズ(Xm,Ym)、縮尺(2倍)を対応付けて前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される。
次に、図3(C)に示すように、前記2倍拡大表示のビューエリアVaを対象にピンチインして1/2縮小表示(ズームアウト)にすると、新たな描画入力レイヤLr[x4]が仮生成され、そのビューエリアVaには、前記1倍表示の描画入力レイヤL[x1]に書き込まれた「○」の描画データw1と前記2倍拡大表示の描画入力エリアLm[x1/4]に書き込まれた「×」の描画データw2が、それぞれその起点絶対座標(x,y)と(xm,ym)に基づき重ねられた状態で表示される。そして、この1/2縮小表示のビューエリアVaに合わせて仮生成された描画入力エリアLr[x4]に「△」の描画データw3が書き込まれると、当該描画入力レイヤLr[x4]は、そのレイヤID、起点絶対座標(xr,yr)、縦横サイズ(Xr,Yr)、縮尺(1/2倍)を対応付けて前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される。
次に、図3(D)に示すように、前記1/2縮小表示のビューエリアVaの左上を対象にピンチアウトして前記描画入力レイヤL[x1]に対応した元の1倍表示に戻した後に、左にフリックして右にスクロール表示させると、新たな描画入力レイヤLs[x1]が仮生成され、そのビューエリアVaには、前記1/2縮小表示の描画入力レイヤLr[x4]に書き込まれた「△」の描画データw3の右上の一部が、その起点絶対座標(xr,yr)と(x1,y1)に基づき重ねられた状態で表示される。そして、このスクロール表示のビューエリアVaに合わせて仮生成された描画入力エリアLs[x1]に「〜」の描画データw4が書き込まれると、当該描画入力レイヤLs[x1]は、そのレイヤID、起点絶対座標(x1,y1)、縦横サイズ(X,Y)、縮尺(1倍)を対応付けて前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される。
前記縮尺管理データ記憶部15cには、前記タッチパネル表示部13のビューエリアVaに対応して表示させるべき現在の縮尺が記憶されるもので、例えば、前記図3(A)で示した1倍表示の状態では縮尺[1/1]、図3(B)で示した2倍表示の状態では縮尺[2/1]、図3(C)で示した1/2縮小表示の状態では縮尺[1/2]として記憶される。
図5は、前記タブレット端末10のレイヤ管理データ記憶部15eに記憶されるレイヤ管理データの内容を示す図である。
このレイヤ管理データ記憶部15eには、前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶された各描画入力レイヤLn…のリンク情報が各対応するレイヤIDの関係付けによって記憶されるもので、各描画入力レイヤLn…のうち、例えばあるレイヤL1の座標領域(X1,Y1)を含んで大きな座標領域(X2,Y2)を有するレイヤL2が上位の親レイヤ、この親レイヤ(L2)の座標領域(X2,Y2)に含まれる小さな座標領域(X1,Y1)のレイヤL1が下位の子レイヤとして関係付けられる。
例えば、前記図2および図3で示した各描画入力レイヤL,Lm,Lr,Lsの場合、相互に重なる最大の座標領域(Xr,Yr)を有するレイヤLr[x4]が最上位の親レイヤとなり、次にレイヤL[x1]→レイヤLm[x1/4]が順次下位の子レイヤとして関係付けされる。またレイヤLs[x1]は、前記レイヤL[x1]と同位の子レイヤとして関係付けされる。
そして、このレイヤ管理データ記憶部15eに記憶される各レイヤIDは、前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶された各対応する実データへのリンク情報として機能する。
このように構成されたタブレット端末10は、CPU11が前記端末制御プログラム14aに記述された各種の処理の命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる各種の機能を実現する。
次に、前記構成のタブレット端末10の動作について説明する。
(レイヤ生成処理)
図6は、前記タブレット端末10のレイヤ生成処理を示すフローチャートである。
前記端末制御プログラム14aに従い、前記タッチパネル表示部13のビューエリアVaに対しユーザ操作に応じて描画データを書き込み表示させるためのアプリケーションが起動されると、初期表示の場合は当該ビューエリアVaに応じた1倍表示の描画入力レイヤL[x1]が仮生成されて表示され、また、前回表示されていた描画入力レイヤLnがある場合は当該描画入力レイヤLnがそのときの縮尺で表示される(ステップM1)。
すると、前記ユーザ操作に応じた入力イベントの発生待機状態となる(ステップM2)。
ここで、ピンチ操作があったと判断されると(ステップP0)、当該ピンチ操作前のビューエリアVaにおける縮尺とピンチ操作後の縮尺とが比較され、予め設定された変化量以上の十分な縮尺変化があるか否かが判断される(ステップP1)。
前記予め設定された変化量以上の縮尺変化とは、例えばピンチアウトの操作に応じて描画データを拡大する場合はその縮尺が1倍から1.1倍、逆にピンチインの操作に応じて描画データを縮小する場合はその縮尺が1倍から0.9倍と、0.1以上の縮尺変化とし、0.1未満は不感にして処理が複雑になるのを防止する。
そして、前記ピンチ操作に伴う縮尺変化が予め設定された変化量以上あると判断されると(ステップP1(YES))、当該縮尺変化に応じたサイズの新たな描画入力レイヤLnが仮生成され(ステップP2)、元の描画入力レイヤL[x1]における描画データが拡大または縮小されて表示される(ステップP3)。
するとまた、前記ユーザ操作に応じた入力イベントの発生待機状態となる(ステップM3→M2)。
また、前記ユーザ操作に応じた入力イベントの発生待機状態(ステップM2)において、フリック操作があったと判断されると(ステップF0)、当該フリック操作前のビューエリアVaに対応した描画入力レイヤL[x1]の座標範囲と当該フリック操作に応じたビューエリアVaのスクロール後の座標範囲とが比較され、予め設定された座標範囲外への移動があるか否かが判断される(ステップF1)。
前記予め設定された座標範囲外への移動とは、例えばフリック操作前のビューエリアVaに対応した描画入力レイヤL[x1]の座標範囲に対し、当該フリック操作に応じたスクロール後の座標範囲の重なりが60%未満となり40%以上範囲外に移動したとし、40%未満の移動は不感にして処理が複雑になるのを防止する。
そして、前記フリック操作に伴うビューエリアVaの予め設定された座標範囲外へ移動があると判断されると(ステップF1(YES))、当該移動後の座標範囲に応じた新たな描画入力レイヤLnが仮生成され(ステップF2)、元の描画入力レイヤL[x1]における描画データがスクロールされて表示される(ステップF3)。
また、前記ユーザ操作に応じた入力イベントの発生待機状態(ステップM2)において、描画操作があったと判断されると(ステップD0)、現在のビューエリアVaに対応した描画入力レイヤLnは、前記仮生成された新たなレイヤであるか否かが判断される(ステップD1)。
ここで、現在のビューエリアVaに対応した描画入力レイヤLnが前記仮生成された新たなレイヤであると判断された場合は(ステップD1(YES))、当該新たなレイヤを正規の描画入力レイヤLnとし前記描画操作に応じた描画データを書き込むのと共に、当該描画データを書き込んだ新たな描画入力レイヤLnを前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶させる。そして、前記レイヤ管理データ記憶部15e(図5参照)に対して前記新たな描画入力レイヤLnに対応したリンク情報を記憶させる(ステップD2)。
すると、前記描画入力レイヤLnに書き込まれた描画データがビューエリアVaの対応する座標位置に描画されて表示される(ステップD3)。
なお、前記ステップD1において、現在のビューエリアVaに対応した描画入力レイヤLnが、前記仮生成された新たなレイヤではなく、既に表示されていた描画入力レイヤLnであると判断された場合は(ステップD1(NO))、当該描画入力レイヤLnに前記描画操作に応じた描画データが書き込まれると共に、この書き込まれた描画データがビューエリアVaの対応する座標位置に描画されて表示される(ステップD3)。
このように、ビューエリアVaに表示された描画データを拡大したり、縮小したり、スクロールしたりする度に、当該拡大後、あるいは縮小後、あるいはスクロール後のビューエリアVaの座標範囲に対応する描画入力レイヤLnが仮生成され、新たな描画データが書き込まれた場合にだけ、当該仮生成された描画入力レイヤLnが実データとして格納される。
(表示生成処理)
図7は、前記タブレット端末10の表示生成処理を示すフローチャートである。
前記端末制御プログラム14aに従い、前記タッチパネル表示部13のビューエリアVaに対し前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶された各描画入力レイヤLn…の描画データを表示させるためのアプリケーションが起動されると、先ず、縮尺管理データ記憶部15cに記憶されているタッチパネル表示部13の現在のビューエリアVaに対応する縮尺pが取得される(ステップV1)。
そして、前記現在の縮尺pに対応したビューエリアVaの座標範囲を含む描画入力レイヤLnが、前記レイヤ管理データ記憶部15eに記憶されたレイヤ管理情報およびレイヤ実データ記憶部15dに記憶された各レイヤLn…の実データに基づいて、最上位の親レイヤとして検索される(ステップV2)。
すると、前記親レイヤとして検索された描画入力レイヤLnのヘッダ情報および描画情報が前記レイヤ実データ記憶部15dから読み出され(ステップV3)、そのヘッダ情報に従った描画情報がタッチパネル表示部13に表示される(ステップV4)。
すると、前記レイヤ管理データ記憶部15eに記憶されたレイヤ管理情報に基づき、前記親レイヤとして表示された描画入力レイヤLnにリンク付けられた子レイヤがあるか否か判断される(ステップV5)。
ここで、前記親レイヤとして表示された描画入力レイヤLnにリンク付けられた子レイヤがあると判断されると(ステップV5(YES))、当該子レイヤとして判断されたレイヤIDに対応して前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶されている描画入力レイヤLnのヘッダ情報および描画情報が取得される(ステップV6)。
すると、前記子レイヤとして判断されたレイヤIDを有する描画入力レイヤLnについて、現在の縮尺pから+1の範囲(縮尺が1段階大きい範囲)で現在のビューエリアVaの座標範囲に含まれる座標領域を有した描画入力レイヤLnであるか否かが判断される(ステップV7)。
そして、前記子レイヤとして判断された描画入力レイヤLnについて、現在の縮尺pから+1の範囲で現在のビューエリアVaの座標範囲に含まれる座標領域を有した描画入力レイヤLnであると判断されると(ステップV7(YES))、当該描画入力レイヤLnの描画情報が読み出され、前記タッチパネル表示部13に前記親レイヤとして表示されている描画情報に重ねて表示される(ステップV8)。
すると、前記親レイヤに重ねて表示された子レイヤの描画入力レイヤLnに、さらにリンク付けられた次のレイヤ(同位レイヤおよび子レイヤ含む)があるか否かが判断され(ステップV9)、前記表示された子レイヤにさらにリンク付けられた次のレイヤがあると判断されると(ステップV9(YES))、当該次のレイヤである描画入力レイヤLnのヘッダ情報および描画情報が前記レイヤ実データ記憶部15dから取得される(ステップV10)。
するとまた、前記次のレイヤとして取得された描画入力レイヤLnについて、現在の縮尺pから+1の範囲(縮尺が1段階大きい範囲)で現在のビューエリアVaの座標範囲に含まれる座標領域を有した描画入力レイヤLnであるか否かが判断され(ステップV7)、そうであると判断されると(ステップV7(YES))、当該描画入力レイヤLnの描画情報が、前記タッチパネル表示部13に前記親レイヤ・子レイヤとして表示されている各描画情報にさらに重ねて表示される(ステップV8)。
この後、前記同様にステップV9,V10→V7,V8の処理が繰り返されることで、前記レイヤ管理データ記憶部15eに記憶されている各描画入力レイヤLn…のリンク情報に従い、現在の縮尺pに対応したビューエリアVaの座標範囲に含まれる最上位の親レイヤから子レイヤまでの各描画入力エリアLn…のヘッダ情報および描画情報が順次取得され、当該各描画情報がそのヘッダ情報に従いタッチパネル表示部13に順次重ねられて表示される。
(第1実施例)
図8は、前記タブレット端末10のレイヤ生成処理に伴う第1実施例のユーザ操作に対応したビューエリアVaの表示状態と描画入力レイヤLnの生成状態とを対応付けて示す図である。
初期表示に伴い仮生成された描画入力レイヤL[x1]がタッチパネル表示部13のビューエリアVaに表示されている状態で(ステップM1,M2)、描画データw1が手書きされると(ステップD0)、当該描画データw1が書き込まれた前記描画入力レイヤL[x1]が正規レイヤとしてレイヤ実データ記憶部15dに記憶されると共に、レイヤ管理データ記憶部15eに当該レイヤL[x1]のレイヤIDが記憶され(ステップD1,D2)、前記描画データw1が前記ビューエリアVaに表示される(ステップD3)。
ここで、ビューエリアVaの前記描画データw1が表示された中央付近をピンチアウトして2倍に拡大操作すると(ステップP0)、描画拡大後のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤLm1[x1/4]が仮生成され(ステップP1,P2)、前記最初の描画入力レイヤL[x1]の拡大された描画データw1がビューエリアVaに表示される(ステップP3)。
ここで、描画データw2が手書きされると(ステップD0)、当該描画データw2が前記仮生成された描画入力レイヤLm1[x1/4]に書き込まれレイヤ実データ記憶部15dに記憶されると共に、レイヤ管理データ記憶部15eに、当該レイヤLm1[x1/4]を子レイヤ、前記最初の描画入力レイヤL[x1]を親レイヤとするリンク情報が生成される(ステップD1,D2)。そして、前記最初の描画入力レイヤL[x1]の拡大された描画データw1に重ねて今回の描画入力レイヤLm1[x1/4]に書き込まれた描画データw2が前記ビューエリアVaに表示される(ステップD3)。
ここでさらに、ビューエリアVaの前記描画データw1,w2が表示された中央の下寄りをピンチアウトして2倍に拡大操作すると(ステップP0)、描画拡大後のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤLm2[x1/16]が仮生成され(ステップP1,P2)、前記最初の描画入力レイヤL[x1]のさらに拡大された描画データw1および前記次の描画入力レイヤLm1[x1/4]の拡大された描画データw2がビューエリアVaに重ねて表示される(ステップP3)。
ここでまた、描画データw3が手書きされると(ステップD0)、当該描画データw3が前記仮生成された今回の描画入力レイヤLm2[x1/16]に書き込まれレイヤ実データ記憶部15dに記憶されると共に、レイヤ管理データ記憶部15eに、当該レイヤLm2[x1/16]をさらに子レイヤとするリンク情報が生成される(ステップD1,D2)。そして、前記最初の描画入力レイヤL[x1]の4倍拡大された描画データw1と前記次の描画入力レイヤLm1[x1/4]の2倍拡大された描画データw1とに重ねて、今回の描画入力レイヤLm2[x1/16]に書き込まれた描画データw3が前記ビューエリアVaに表示される(ステップD3)。
この後、前記ビューエリアVaをピンチインして1/4に縮小し最初の縮尺に戻す操作を行うと(ステップP0)、当該最初の縮尺に戻された1倍表示のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤL[x1]が仮生成されるが(ステップP1,P2)、当該仮生成された描画入力レイヤL[x1]は、そこに新たな描画データwnが書き込まれなければ、正規のレイヤとして前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶されることはない。そして、前記最初の描画入力レイヤL[x1]に対応する座標範囲のビューエリアVaに対して、当該最初の描画入力レイヤL[x1]の描画データw1および次の描画入力レイヤLm1[x1/4]の描画データw2およびその次の描画入力レイヤLm2[x1/16]の描画データw3が重ねて表示される(ステップP3)。
本第1実施例では、予め設定された変化量以上の拡大、縮小を行った場合のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤLnの作成について説明した。
(第2実施例)
図9は、前記タブレット端末10のレイヤ生成処理に伴う第2実施例のユーザ操作に対応したビューエリアVaの表示状態と描画入力レイヤLnの生成状態とを対応付けて示す図である。
初期表示に伴い仮生成された描画入力レイヤL[x1]がタッチパネル表示部13のビューエリアVaに表示されている状態で(ステップM1,M2)、描画データw1が手書きされると(ステップD0)、当該描画データw1が書き込まれた前記描画入力レイヤL[x1]が正規レイヤとしてレイヤ実データ記憶部15dに記憶されると共に、レイヤ管理データ記憶部15eに当該レイヤL[x1]のレイヤIDが記憶され(ステップD1,D2)、前記描画データw1が前記ビューエリアVaに表示される(ステップD3)。
ここで、前記ビューエリアVaの左上と前記描画データw1が表示された中央付近との間をピンチインして1/2に縮小操作すると(ステップP0)、前記最初の描画入力レイヤL[x1]の左上の座標(x,y)を基準とした描画縮小後のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤLr[x4]が仮生成され(ステップP1,P2)、前記最初の描画入力レイヤL[x1]の縮小された描画データw1がビューエリアVaに表示される(ステップP3)。
ここで、描画データw2が手書きされると(ステップD0)、当該描画データw2が前記仮生成された描画入力レイヤLr[x4]に書き込まれレイヤ実データ記憶部15dに記憶されると共に、レイヤ管理データ記憶部15eに、当該レイヤLr[x4]を親レイヤ、前記最初の描画入力レイヤL[x1]を子レイヤとするリンク情報が生成される(ステップD1,D2)。そして、前記最初の描画入力レイヤL[x1]の縮小された描画データw1に重ねて今回の描画入力レイヤLr[x4]に書き込まれた描画データw2が前記ビューエリアVaに表示される(ステップD3)。
ここで、前記ビューエリアVaの描画データw1が表示されている左上の付近をピンチアウトして2倍に拡大し最初の縮尺に戻す操作を行うと(ステップP0)、前記左上の座標(x,y)を基準として当該最初の縮尺に戻された1倍表示のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤL[x1]が仮生成されるが(ステップP1,P2)、当該仮生成された描画入力レイヤL[x1]は、そこに新たな描画データwnが書き込まれなければ、正規のレイヤとして前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶されることはない。そして、前記最初の描画入力レイヤL[x1]に対応する座標範囲のビューエリアVaに対して、当該最初の描画入力レイヤL[x1]の描画データw1および次の描画入力レイヤLr[x4]の前記ビューエリアVaに該当する座標範囲内の描画データ(ここでは無し)が重ねて表示される(ステップP3)。
ここで、前記描画データw1が最初の縮尺で表示されたビューエリアVaを右から左へフリック操作すると(ステップF0)、当該フリック操作に応じて前記基準である左上の座標(x,y)が描画入力レイヤL[x1]の右上の座標である新たな座標(x1,y1)に移動したスクロール後のビューエリアVaの座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤLs[x1]が仮生成される(ステップF1,F2)。そして、前記スクロールされたビューエリアVaに対応するところの前記描画入力レイヤLr[x4]に書き込まれている描画データw2が表示される(ステップF3)。
ここでまた、描画データw3が手書きされると(ステップD0)、当該描画データw3が前記仮生成された描画入力レイヤLs[x1]に書き込まれ正規レイヤとしてレイヤ実データ記憶部15dに記憶されると共に、レイヤ管理データ記憶部15eに、前記描画入力レイヤLr[x4]を親レイヤ、当該描画入力レイヤLs[x1]を前記最初の描画入力レイヤL[x1]と同位の子レイヤとするリンク情報が生成される(ステップD1,D2)。そして、前記スクロールされたビューエリアVaに対応するところの前記描画入力レイヤLr[x4]に書き込まれている描画データw2に重ねて今回の描画入力レイヤLs[x1]に書き込まれた描画データw3が表示される(ステップD3)。
ここで、ビューエリアVaの左下と右上との間を右上に向けピンチインして前記描画データw2,w3を1/2に縮小操作すると(ステップP0)、描画縮小後の座標範囲に対応する新たな描画入力レイヤLr[x4]が仮生成されるが(ステップP1,P2)、当該仮生成された描画入力レイヤLr[x1]は、そこに新たな描画データwnが書き込まれなければ、正規のレイヤとして前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶されることはない。そして、前記描画縮小後の座標範囲のビューエリアVaに対して、前記親レイヤである描画入力レイヤLr[x4]の描画データw2に重ねて、その子レイヤである前記最初の描画入力レイヤL[x1]の描画データw1および前記描画入力レイヤLs[x1]の描画データw3が表示される(ステップP3)。
本第2実施例では、ビューエリアVaの左上の座標を基準として予め設定された変化量以上の縮小、拡大、移動を行った場合に、既に存在するレイヤの座標範囲に基づいて新たな描画入力レイヤLnを作成する具体例について説明した。
したがって、前記構成のタブレット端末10の描画入力レイヤLn…の生成機能によれば、タッチパネル表示部13に表示される描画データを拡大したり縮小したりスクロールしたりして表示させる度に、当該描画拡大後、描画縮小後、描画スクロール後のビューエリアVaの座標範囲に対応した描画入力レイアLnや既に存在するレイヤの座標範囲に基づいた描画入力レイヤLnが仮生成される。そして、新たな描画データwnが手書きされると、当該描画データwnが前記仮生成された描画入力レイヤLnに書き込まれ正規レイヤとしてレイヤ実データ記憶部15dに記憶される。前記タッチパネル表示部13のビューエリアVaには、現在の縮尺とその座標範囲に対応して、前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶されている各描画入力レイヤLn…に書き込まれている各描画データwn…が重ねて表示される。
このため、表示の縮小やスクロールにより拡げられた描画エリアの全てを保存する必要はなく、当該描画エリアのための記憶容量を抑制することが可能になる。
また、前記構成のタブレット端末10の描画入力レイヤLn…の生成機能によれば、前記レイヤ実データ記憶部15dに記憶される各描画入力レイヤLn…は、他の描画入力レイヤLnの座標範囲を含む広い座標範囲の描画入力レイヤLnを親レイヤ、この親レイヤの座標範囲に含まれる座標範囲の描画入力レイヤLnを子レイヤとしてレイヤ管理データ記憶部15eにレイヤIDで記憶して管理し、このレイヤ管理データに基づき、前記ビューエリアVaの座標範囲に対応するところの各描画入力レイヤLn…に書き込まれた各描画データwn…を素早く読み出して表示させることができる。
なお、前記各実施形態おいては、予め設定された変化量以上の十分な縮尺変化や移動が検出された場合、仮レイヤを生成し、描画データが書き込まれた場合、実レイヤとして記憶する構成としたが、これに限らず、予め設定された変化量以上の十分な縮尺変化や移動が検出された場合に、実レイヤを生成して記憶してもよい。
なお、前記各実施形態において記載したタブレット端末10による各処理の手法、すなわち、図6のフローチャートに示すレイヤ生成処理、図7のフローチャートに示す表示生成処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録装置の媒体(17)に格納して配布することができる。そして、タッチパネル表示部(13)を備えた電子機器のコンピュータ(11)は、この外部記憶装置の媒体(17)に記憶されたプログラムを記憶装置(14)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した描画入力レイヤLn…の生成機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク上を伝送させることができ、この通信ネットワークに接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記プログラムのデータをタッチパネル表示部(13)を備えた電子機器に取り込んで記憶装置(14)に記憶させ、前述した描画入力レイヤLn…の生成機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
表示部と、
この表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段と、
前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成するレイヤ仮生成手段と、
前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記レイヤ仮生成手段により仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとして記憶するレイヤ実データ記憶手段と、
このレイヤ実データ記憶手段により記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする描画装置。
[2]
前記レイヤ実データ記憶手段により記憶された各描画入力レイヤについて、当該描画入力レイヤの座標範囲が含まれる座標範囲を有する描画入力レイヤを親レイヤ、この親レイヤである描画入力レイヤの座標範囲に含まれる座標範囲を有する描画入力レイヤを子レイヤとして管理するレイヤ管理手段を備え、
前記表示制御手段は、前記レイヤ管理手段による管理情報に基づいて、前記レイヤ実データ記憶手段により記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する親レイヤの描画入力レイヤに書き込まれた描画データからその子レイヤの描画入力レイヤに書き込まれた描画データを順次読み出し当該ビューエリアに重ねて表示させる、
ことを特徴とする[1]に記載の描画装置。
[3]
前記表示部は、タッチパネル式の表示部であり、
前記ビューエリアの表示の拡大又は縮小は、前記タッチパネルに対するユーザのピンチアウト又はピンチインの操作により行われ、
前記描画データは、前記ビューエリアのタッチパネルに対するユーザの手書き操作に応じて描画された描画データである、
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の描画装置。
[4]
表示部と、
この表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段と、
前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを生成するレイヤ生成手段と、
このレイヤ生成手段により生成された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする描画装置。
[5]
表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を縮尺記憶部に記憶させる縮尺記憶手段、
前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶部に記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成するレイヤ仮生成手段、
前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記レイヤ仮生成手段により仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとしてレイヤ実データ記憶部に記憶させるレイヤ実データ記憶手段、
前記レイヤ実データ記憶部に記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[6]
表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するための方法であって、
前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶し、
前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成し、
前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとして記憶し、
この記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる、
ことを特徴とする描画方法。
[7]
表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段、
前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを生成するレイヤ生成手段、
このレイヤ生成手段により生成された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[8]
表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するための方法であって、
前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶し、
前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを生成し、
この生成された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる、
ことを特徴とする描画方法。
10 …タブレット端末(描画装置)
11 …CPU
13 …タッチパネル表示部
14 …記憶装置
14a…端末制御プログラム
15 …RAM
15a…表示データ記憶部
15b…タッチ座標データ記憶部
15c…縮尺管理データ記憶部
15d…レイヤ実データ記憶部
15e…レイヤ管理データ記憶部
16 …記録媒体読取部
17 …外部記録媒体
18 …通信制御部
Va …ビューエリア
Ln …描画入力レイヤ
wn …描画データ

Claims (8)

  1. 表示部と、
    この表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段と、
    前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成するレイヤ仮生成手段と、
    前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記レイヤ仮生成手段により仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとして記憶するレイヤ実データ記憶手段と、
    このレイヤ実データ記憶手段により記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする描画装置。
  2. 前記レイヤ実データ記憶手段により記憶された各描画入力レイヤについて、当該描画入力レイヤの座標範囲が含まれる座標範囲を有する描画入力レイヤを親レイヤ、この親レイヤである描画入力レイヤの座標範囲に含まれる座標範囲を有する描画入力レイヤを子レイヤとして管理するレイヤ管理手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記レイヤ管理手段による管理情報に基づいて、前記レイヤ実データ記憶手段により記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する親レイヤの描画入力レイヤに書き込まれた描画データからその子レイヤの描画入力レイヤに書き込まれた描画データを順次読み出し当該ビューエリアに重ねて表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記表示部は、タッチパネル式の表示部であり、
    前記ビューエリアの表示の拡大又は縮小は、前記タッチパネルに対するユーザのピンチアウト又はピンチインの操作により行われ、
    前記描画データは、前記ビューエリアのタッチパネルに対するユーザの手書き操作に応じて描画された描画データである、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の描画装置。
  4. 表示部と、
    この表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段と、
    前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを生成するレイヤ生成手段と、
    このレイヤ生成手段により生成された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする描画装置。
  5. 表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を縮尺記憶部に記憶させる縮尺記憶手段、
    前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶部に記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成するレイヤ仮生成手段、
    前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記レイヤ仮生成手段により仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとしてレイヤ実データ記憶部に記憶させるレイヤ実データ記憶手段、
    前記レイヤ実データ記憶部に記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段、
    として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  6. 表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するための方法であって、
    前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶し、
    前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを仮生成し、
    前記ビューエリアに対するユーザ操作に応じて描画された描画データを前記仮生成された描画入力レイヤに書き込み、当該描画データの書き込まれた描画入力レイヤを正規レイヤとして記憶し、
    この記憶された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる、
    ことを特徴とする描画方法。
  7. 表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶する縮尺記憶手段、
    前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記縮尺記憶手段により記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを生成するレイヤ生成手段、
    このレイヤ生成手段により生成された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる表示制御手段、
    として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  8. 表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するための方法であって、
    前記表示部のビューエリアに対する表示の縮尺を記憶し、
    前記ビューエリアの表示を拡大又は縮小する度に、前記記憶された縮尺に応じた前記ビューエリアの座標範囲に対応した描画データの書き込み領域を有する描画入力レイヤを生成し、
    この生成された描画入力レイヤのうち、前記ビューエリアの座標範囲に対応した座標範囲を有する描画入力レイヤに書き込まれた描画データを読み出し当該ビューエリアに表示させる、
    ことを特徴とする描画方法。
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