JP2013199823A - ダンパーブレース及び制震構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高架橋に対して設置されたダンパーブレース10において、2本のブレース21,22が2本の橋脚に対して斜めの姿勢で同軸上に配置され、ブレース21の左端部が橋脚に定着されるとともに、ブレース22の右端部が橋脚に設置される。そして、ブレース21の右端部21bとブレース22の左端部22bとがダンパー30を介して連結される。ダンパー30では、ブレース21の右端部21bとブレース22の左端部22bを囲む円筒の連結管32が配置され、複数のせん断パネル31がブレース21,22の軸方向に沿って配置され且つ径方向に突設している。そして、各せん断パネル31では、内方側端部31aがブレース21,22に接合し、外方側端部31bが連結管32の内側面32aに接合している。
【選択図】 図4
Description
また、本発明に係るダンパーブレースにおいて、前記ブレースは、断面が正方形である鋼管であり、前記連結部材は、前記各ブレースの他端部を囲んで断面が正方形である中空部材であり、前記複数のせん断パネルは、前記ブレースの軸方向から見たときに前記ブレースの周りで上下左右にそれぞれ配置されていて、突設している方向の長さがそれぞれ等しいものであることが好ましい。
或いは、本発明に係るダンパーブレースにおいて、前記ブレースは断面がH形状であるH形鋼材であり、前記連結部材は前記各ブレースの他端部を囲む断面が矩形の中空環状部材であることが好ましい。
また、本発明に係るダンパーブレースにおいて、前記ブレースは、中空の鋼管にコンクリート又はモルタルを入れた充填鋼管であっても良い。
また、本発明に係るダンパーブレースにおいて、2本の前記ブレースは、普通鋼で構成されている1本のH形鋼材を2つに分割したものであると良い。
また、本発明に係るダンパーブレースにおいて、前記ブレースは、断面が正方形である鋼管であり、前記連結部材は、前記各ブレースの他端部を囲んで断面が正方形である中空部材であり、前記複数のせん断パネルは、前記ブレースの軸方向から見たときに前記ブレースの周りで上下左右にそれぞれ配置されていて、突設している方向の長さがそれぞれ等しいものであることが好ましい。
或いは、本発明に係る制震構造において、前記ブレースは断面がH形状であるH形鋼材であり、前記連結部材は前記各ブレースの他端部を囲む断面が矩形の中空環状部材であることが好ましい。
また、本発明に係る制震構造において、前記ブレースは、中空の鋼管にコンクリート又はモルタルを入れた充填鋼管であっても良い。
また、本発明に係る制震構造において、2本の前記ブレースは、普通鋼で構成されている1本のH形鋼材を2つに分割したものであると良い。
例えば、第1実施形態におけるダンパーブレース10では、ダンパー30の連結管32が中空円形部材であるが、この連結管32に換えて、図20(A)に示す第1変形例のダンパー90Aのように、連結管82は断面が矩形の中空環状部材であっても良い。
また、第2実施形態におけるダンパーブレース60では、ブレース71に対してせん断パネル81が2枚であるが、図20(B)に示す第2変形例のダンパー90Bのように、ブレース71に対してせん断パネル81を4枚にして、追加したせん断パネル81において、内方側端部81aをブレース71のフランジ71dに接合し、外方側端部81bを連結管82の内側面82aに接合しても良い。
更に、図20(C)に示す第3変形例のダンパー90Cのように、中空円形部材である連結管32を用いても良い。これらのように、ブレースの断面形状、連結管の断面形状、せん断パネルの数は適宜変更可能である。
また、第1〜第3実施形態において、せん断パネル31,81,131を保護するため、連結管32、82,132はブレース21,22、71,72、121,122を囲むように断面が環状に形成されているが、連結管の断面は環状でなくても良い。
また、第1〜第3実施形態において、高架橋1又はベント6に適用した制震構造を説明したが、制震が必要な土木用構造物であれば、高架橋又はベントに限定されるものではない。
2 橋脚
3 橋梁
6 ベント
7A,7B,7C,7D 鋼管柱
8 連結鋼
10,60,110 ダンパーブレース
21、22,71,72,121,122 ブレース
30,80,130 ダンパー
31,81,131 せん断パネル
31a,81a,131a 内方側端部
31b,81b,131b 外方側端部
32,82,132 連結管
132a スリット
40,50 定着部材
Claims (16)
- 土木用構造物に対して設置され、複数のせん断パネルを有して構成されるダンパーと直線状に延びるブレースとを備え、前記土木用構造物に生じる横揺れを抑えるために、前記ブレースから前記ダンパーに作用する軸方向の力を前記せん断パネルがせん断変形することによって吸収するダンパーブレースにおいて、
2本の前記ブレースが前記土木用構造物に対して斜めの姿勢で同軸上に配置され、
前記各ブレースの一端部が前記土木用構造物に定着され、前記各ブレースの他端部が前記ダンパーを介して連結していて、
前記ダンパーでは、前記各ブレースの他端部の外側に連結部材が配置され、前記複数のせん断パネルが前記各ブレースの他端部に対して軸方向に沿って配置され且つその軸方向に直交する方向に突設していて、前記せん断パネルの内方側端部が前記各ブレースの他端部に接合し、前記せん断パネルの外方側端部が前記連結部材に接合していることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項1に記載されたダンパーブレースにおいて、
前記連結部材には、前記せん断パネルの外方側端部をその連結部材より外側へ突設させるスリットが形成されていて、
前記せん断パネルの外方側端部は、前記スリットから突設した状態で前記連結部材に外側から溶接によって接合していることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項1又は請求項2に記載されたダンパーブレースにおいて、
前記ブレースは、断面が正方形である鋼管であり、
前記連結部材は、前記各ブレースの他端部を囲んで断面が正方形である中空部材であり、
前記複数のせん断パネルは、前記ブレースの軸方向から見たときに前記ブレースの周りで上下左右にそれぞれ配置されていて、突設している方向の長さがそれぞれ等しいものであることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項1又は請求項2に記載するダンパーブレースにおいて、
前記ブレースは円鋼管であり、
前記連結部材は前記各ブレースの他端部を囲む中空円形部材であることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項1又は請求項2に記載するダンパーブレースにおいて、
前記ブレースは断面がH形状であるH形鋼材であり、
前記連結部材は前記各ブレースの他端部を囲む断面が矩形の中空環状部材であることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項4又は請求項5に記載するダンパーブレースにおいて、
前記複数のせん断パネルは、前記ブレースの周りで等間隔に配置されていることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項4に記載するダンパーブレースにおいて、
前記ブレースは、中空の円鋼管にコンクリート又はモルタルを入れた充填鋼管であることを特徴とするダンパーブレース。 - 請求項5に記載するダンパーブレースにおいて、
2本の前記ブレースは、普通鋼で構成されている1本のH形鋼材を2つに分割したものであることを特徴とするダンパーブレース。 - 土木用構造物と、この土木用構造物に対して設置されるダンパーブレースとを備え、
前記ダンパーブレースは、複数のせん断パネルを有して構成されるダンパーと直線状に延びるブレースとを備え、
地震によって前記土木用構造物に生じる横揺れを抑えるために、前記ブレースから前記ダンパーに作用する軸方向の力を前記せん断パネルがせん断変形することによって吸収する制震構造において、
2本の前記ブレースが前記土木用構造物に対して斜めの姿勢で同軸上に配置され、
前記各ブレースの一端部が前記土木用構造物に定着され、前記各ブレースの他端部が前記ダンパーを介して連結していて、
前記ダンパーでは、前記各ブレースの他端部の外側に連結部材が配置され、前記複数のせん断パネルが前記各ブレースの他端部に対して軸方向に沿って配置され且つその軸方向に直交する方向に突設していて、前記せん断パネルの内方側端部が前記各ブレースの他端部に接合し、前記せん断パネルの外方側端部が前記連結部材に接合していることを特徴とする制震構造。 - 請求項9に記載された制震構造において、
前記連結部材には、前記せん断パネルの外方側端部をその連結部材より外側へ突設させるスリットが形成されていて、
前記せん断パネルの外方側端部は、前記スリットから突設した状態で前記連結部材に外側から溶接によって接合していることを特徴とする制震構造。 - 請求項9又は請求項10に記載された制震構造において、
前記ブレースは、断面が正方形である鋼管であり、
前記連結部材は、前記各ブレースの他端部を囲んで断面が正方形である中空部材であり、
前記複数のせん断パネルは、前記ブレースの軸方向から見たときに前記ブレースの周りで上下左右にそれぞれ配置されていて、突設している方向の長さがそれぞれ等しいものであることを特徴とする制震構造。 - 請求項9又は請求項10に記載された制震構造において、
前記ブレースは円鋼管であり、
前記連結部材は前記各ブレースの他端部を囲む中空円形部材であることを特徴とする制震構造。 - 請求項9又は請求項10に記載された制震構造において、
前記ブレースは断面がH形状であるH形鋼材であり、
前記連結部材は前記各ブレースの他端部を囲む断面が矩形の中空環状部材であることを特徴とする制震構造。 - 請求項12又は請求項13に記載する制震構造において、
前記複数のせん断パネルは、前記ブレースの周りで等間隔に配置されていることを特徴とする制震構造。 - 請求項12に記載する制震構造において、
前記ブレースは、中空の円鋼管にコンクリート又はモルタルを入れた充填鋼管であることを特徴とする制震構造。 - 請求項13に記載する制震構造において、
2本の前記ブレースは、普通鋼で構成されている1本のH形鋼材を2つに分割したものであることを特徴とする制震構造。
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