JP2013199081A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル面を効率よくクリーニングすることができる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】表面に起毛処理が施された払拭ウェブWでヘッド30Xのノズル面32Xに払拭する。払拭ウェブWは、払拭時に起毛部分がノズル内に入り込み、ノズル内をクリーニングする。
【選択図】図10

Description

本発明は液滴吐出装置に係り、特に液滴吐出ヘッドのノズル面をクリーニングする技術に関する。
液滴吐出装置は、液滴の吐出を続けていると、次第にノズル面に汚れ(ミストや紙粉)が付着する。この汚れは液滴の吐出の曲がりを誘発する。このため、定期的にノズル面のクリーニングが行われる。
一般にノズル面のクリーニングは、ブレードでノズル面を払拭することにより行われる。
一方、特許文献1、2には、走行するウェブをノズル面に当接させて、ノズル面を払拭する方法が提案されている。
特開2011-206975号公報 特開2010-234668号公報
しかしながら、払拭によるクリーニングの場合、適切に払拭することが難しいという問題があった。すなわち、払拭する圧力が強いと、汚れをノズル内部に押し込んでしまうという問題があり、逆に、払拭する圧力が弱いと、汚れを払拭しきれずに残してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ノズル面を効率よくクリーニングすることができる液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
第1の態様は、ノズル面に形成されたノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、液滴吐出ヘッドに対して相対的に移動して、液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭部材で払拭する払拭手段と、を備え、払拭部材は、払拭面に起毛様又はブラシ様の凹凸を有し、ノズル面の払拭時に払拭面の凸部がノズル内に入り込んでノズル面を払拭する液滴吐出装置である。
本態様によれば、ノズル面を払拭する払拭部材の払拭面(ノズル面に接触する面)に起毛様又はブラシ様の凹凸が形成され、払拭時に凸部がノズル内に入り込んでノズル面を払拭する。これにより、ノズル内部の汚れを凸部で掻き出すことができ、ノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
第2の態様は、上記第1の態様の液滴吐出装置において、払拭部材が、払拭面に起毛を有するシートで構成され、ノズル面の払拭時に起毛がノズル内に入り込んでノズル面を払拭する態様である。
本態様によれば、払拭部材が、払拭面に起毛を有するシートで構成され、ノズル面の払拭時に起毛がノズル内に入り込んでノズル面を払拭する。
第3の態様は、上記第1の態様の液滴吐出装置において、払拭部材が、払拭面にブラシ毛を有するシートで構成され、ノズル面の払拭時にブラシ毛がノズル内に入り込んでノズル面を払拭する態様である。
本態様によれば、払拭部材が、払拭面にブラシ毛を有するシートで構成され、ノズル面の払拭時にブラシ毛がノズル内に入り込んでノズル面を払拭する。
第4の態様は、上記第2又は3の態様の液滴吐出装置において、シートの基材が微細繊維を用いた編み又は織りからなるシートで構成される態様である。
本態様によれば、払拭部材を構成するシートの基材が、微細繊維を用いた編み又は織りからなるシートで構成される。これにより、汚れを基材で絡めとることができ、より効率よくノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
第5の態様は、上記第2から4のいずれか1の態様の液滴吐出装置において、払拭手段は、払拭部材に対して払拭面の反対側から洗浄液を供給する洗浄液供給手段を更に有する態様である。
本態様によれば、払拭面の反対側から洗浄液が供給される。これにより、凸部(起毛、ブラシ毛等)が寝る(倒れる)ことなくノズル面を払拭することができる。
第6の態様は、上記第2から6のいずれか1の態様の液滴吐出装置において、払拭部材が帯状に形成され、払拭手段は、払拭部材を走行させる払拭部材駆動手段と、払拭部材が巻き掛けられる押圧ローラと、を有し、押圧ローラに巻き掛けられた払拭部材をノズル面に当接させて、ノズル面を払拭する態様である。
本態様によれば、払拭部材が帯状に形成され(いわゆる、ウェブ)、走行しながらノズル面に当接される。これにより、常に清浄な面でノズル面を払拭することができる。
第7の態様は、上記第6の態様の液滴吐出装置において、押圧ローラに対する払拭部材の巻付け角が180°以上に設定される態様である。
本態様によれば、押圧ローラに対する払拭部材の巻付け角が180°以上に設定される。これにより、凸部(起毛、ブラシ毛等)を効率よく起立させることができ、より効率よくノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
第8の態様は、上記第6又は7の態様の液滴吐出装置において、押圧ローラの周面に凹凸が形成される態様である。
本態様によれば、押圧ローラの周面に凹凸が形成される。これにより、凸部(起毛、ブラシ毛等)を効率よく起立させることができ、より効率よくノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
第9の態様は、上記第6又は7の態様の液滴吐出装置において、押圧ローラが断面多角形状に形成される態様である。
本態様によれば、押圧ローラが断面多角形状に形成される。これにより、凸部(起毛、ブラシ毛等)を効率よく起立させることができ、より効率よくノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
第10の態様は、上記第6から9のいずれか1の態様の液滴吐出装置において、払拭手段は、ノズル面に対する押圧ローラの位置を調整して、押圧ローラの押圧力を調整する押圧力調整手段を更に有する態様である。
本態様によれば、ノズル面に対する押圧ローラの位置を調整して、押圧ローラの押圧力を調整することができる。これにより、ノズル面の汚れの程度に応じて押圧力を調整でき、より効率よくノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
第11の態様は、上記第2から5のいずれか1の態様の液滴吐出装置において、払拭手段は、表面に払拭部材が被覆されたパッドをノズル面に当接させて、ノズル面を払拭する態様である。
本態様によれば、表面に払拭部材が被覆されたパッドがノズル面に当接されて、ノズル面が払拭される。
第12の態様は、上記第11の態様の液滴吐出装置において、払拭手段は、パッドを回転させる手段を更に備える態様である。
本態様によれば、パッドが回転しながらノズル面に当接される。これにより、多方向からノズル内を凸部(起毛、ブラシ毛等)で払拭することができ、より効率よくノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
本発明によれば、ノズル面を効率よくクリーニングすることができる。
インクジェット記録装置の一実施形態の要部の構成を示す正面図 インクジェット記録装置の一実施形態の要部の構成を示す平面図 インクジェット記録装置の一実施形態の要部の構成を示す側面図 ヘッドのノズル面の平面図 図4の一部を拡大した拡大図 洗浄液付与装置の概略構成を示す側面図 払拭装置の概略構成を示す側面図 図7の8−8断面図 払拭ウェブの構成を示す側面図 表面が起毛処理された払拭ウェブによる払拭の概念図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭ウェブの構造の一例を示す図 払拭装置の他の一例を示す側面図 払拭装置の他の一例を示す側面図 払拭装置の他の一例を示す側面図 払拭装置の他の一例を示す側面図 払拭装置の他の一例を示す側面図 払拭装置の他の一例を示す側面図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。
なお、ここでは本発明をインクジェット記録装置に適用した場合を例に説明する。
《装置構成》
図1〜図3は、それぞれ本発明が適用されたインクジェット記録装置の一実施形態の要部の構成を示す正面図、平面図、側面図である。
同図に示すインクジェット記録装置10は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、クロ(K)の4色のインクを用いて枚葉の用紙Pにカラー画像を記録するカラーインクジェット印刷機である。このインクジェット記録装置10は、用紙Pを搬送する用紙搬送装置20と、用紙搬送装置20によって搬送される用紙PにC、M、Y、Kの各色のインク滴を吐出して画像を記録するインクジェットヘッド(以下「ヘッド」という)30C、30M、30Y、30Kと、各ヘッド30C、30M、30Y、30Kの保管、メンテナンス等を行うメンテナンスユニット40と、各ヘッド30C、30M、30Y、30Kのノズル面をクリーニングするクリーニングユニット50とを備えて構成される。
〈用紙搬送装置〉
用紙搬送装置20は、用紙Pをベルト搬送する。すなわち、無端状の搬送ベルト22の表面に用紙Pを吸着保持して、搬送ベルト22を走行させることにより、用紙Pを搬送する。搬送ベルト22は一部が水平になるように走行経路が設定される。用紙Pは、搬送ベルト22が水平に走行する領域で搬送される。すなわち、搬送ベルト22が水平に走行する領域で吸着保持されて、水平に搬送される。用紙Pの吸着は、たとえば、真空吸着による方式や、静電吸着による方式などを採用することができる。このような用紙Pの搬送機構については、公知の技術であるので、その具体的な構成についての説明は省略する。
〈インクジェットヘッド〉
ヘッドは、シアン(C)のインク滴を吐出するヘッド30Cと、マゼンタ(M)のインク滴を吐出するヘッド30Mと、イエロ(Y)のインク滴を吐出するヘッド30Yと、クロ(K)のインク滴を吐出するヘッド30Kとが備えられる。各ヘッド30C、30M、30Y、30Kはラインヘッドで構成される。なお、各ヘッド30C、30M、30Y、30Kの構成は同じなので、以下においては、特に区別する場合を除いて、ヘッド30X(30C、30M、30Y、30K)と記載する。
ヘッド30Xは、先端にノズル面32Xが形成され、このノズル面32Xにインクを吐出するためのノズルNが形成される。
図4は、ヘッドのノズル面の平面図である。また、図5は、図4の一部を拡大した拡大図である。
本実施の形態のヘッド30Xは、ノズル面32Xが長方形状に形成される。ノズルNはノズル面32Xの長手方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向:図中X軸方向))に沿って形成される。特に、本実施の形態のヘッド30Xでは、ノズル面32Xの幅方向(長手方向と直交する方向:図中Y軸方向)の中央にノズル形成領域が形成され、このノズル形成領域にノズルNが形成される。このノズル形成領域は、撥液処理が施される。なお、撥液処理はノズル面32Xの全面に施すことも可能である。
ここで、本実施の形態のヘッド30Xでは、ノズルNがノズル面32Xに二次元マトリクス状に配置される。具体的には、図4に示すように、ノズル面32Xの長手方向に沿って一定ピッチで配置されるとともに、長手方向に対して所定角度傾斜した方向に延びる直線に沿って一定ピッチで配置される。このようにノズルNを配置することにより、ヘッド30Xの長手方向に投影される実質的なノズルNの間隔を狭めることができ、ノズルNの高密度化を図ることができる。
各ヘッド30Xは、ヘッド支持フレーム34に取り付けられて一体化される。ヘッド支持フレーム34には、各ヘッド30Xを取り付けるためのヘッド取付部(図示せず)が備えられ、各ヘッド30Xは、このヘッド取付部に着脱自在に取り付けられる。
ヘッド支持フレーム34に取り付けられた各ヘッド30Xは、用紙Pの搬送方向に対して直交して配置される。また、用紙Pの搬送方向に沿って所定の順で一定の間隔をもって配置される(本例では、C、M、Y、Kの順で一定の間隔をもって配置される。)。
ヘッド取付部は、ヘッド支持フレーム34に昇降自在に設けられ、図示しない昇降機構によって昇降する。ヘッド取付部に取り付けられた各ヘッド30Xは、この昇降機構によって上下方向(用紙搬送装置20によって搬送される用紙Pに対して上下方向:図中Z軸方向)に移動する。これにより、ノズル面32Xと用紙Pとの間の距離(スローディスタンス)を調整することができる。
ヘッド支持フレーム34は、図示しないヘッド移動機構によって、用紙Pの搬送方向(図中Y軸方向)と直交する方向(図中X軸方向)に水平移動可能に設けられる。このヘッド移動機構は、たとえば、用紙搬送装置20を跨いで水平に設置される天井フレームと、その天井フレームに敷設されるガイドレールと、ガイドレール上をスライド移動する走行体と、その走行体をガイドレールに沿って移動させる駆動手段(たとえば、送りねじ機構など)とで構成される。ヘッド支持フレーム34は、走行体に取り付けられて、水平にスライド移動する。
ヘッド支持フレーム34に取り付けられた各ヘッド30Xは、ヘッド支持フレーム34が水平に移動することにより、長手方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向:図中X軸方向)に沿って移動し、所定の「画像記録位置」と「メンテナンス位置」との間を移動する。
各ヘッド30Xは、画像記録位置に位置すると、用紙搬送装置20によって搬送される用紙Pの搬送径路上に配置される。これにより、用紙搬送装置20によって搬送される用紙Pに向けてインク滴を吐出することが可能になる。すなわち、用紙Pに画像を記録することが可能になる。
一方、各ヘッド30Xは、メンテナンス位置に位置すると、メンテナンスユニット40の設置位置に位置する。
〈メンテナンスユニット〉
メンテナンスユニット40は、各ヘッド30Xのノズル面32Xを覆うキャップ42X(42C、42M、42Y、42K)を備える。キャップ42Xは、ヘッドごとに備えられ、各ヘッド30Xのノズル面32Xを個別に覆う。各ヘッド30Xは、メンテナンス位置に位置すると、キャップ42Xの上に位置する。装置の運転を停止する場合などは、このキャップ42Xでヘッド30Xのノズル面32Xが覆われる。これにより、ノズル内のインクの乾燥が防止される。
キャップ42Xには、ノズル内を加圧・吸引するための加圧・吸引機構(図示せず)が備えられる。不吐出などが生じた場合は、このキャップ42Xの加圧・吸引機構を利用することにより、適宜回復処理が行われる。
キャップ42Xの下方には廃液トレイ44が配置される。キャップ42Xによって吸引されたインクは、この廃液トレイ44に廃棄され、廃液回収配管46を介して廃液タンク48に回収される。
〈クリーニングユニット〉
クリーニングユニット50は、用紙搬送装置20とメンテナンスユニット40との間に配置される。クリーニングユニット50は、ヘッド30Xがメンテナンス位置から画像記録位置に移動する間に各ヘッド30Xのノズル面32Xをクリーニングする。
クリーニングユニット50は、ヘッド30Xのノズル面32Xに洗浄液を付与する洗浄液付与装置60X(60C、60M、60Y、60K)と、洗浄液が付与されたノズル面32Xをウェブで払拭する払拭装置80X(80C、80M、80Y、80K)とを備えて構成される。洗浄液付与装置60Xと払拭装置80Xとはヘッドごとに設けられる。すなわち、ヘッドごとに設けられた洗浄液付与装置60X(60C、60M、60Y、60K)によって、各ヘッド30X(30X、30M、30Y、30K)のノズル面32X(32C、32M、32Y、32K)に個別に洗浄液が付与され、ヘッドごとに設けられた払拭装置80X(80C、80M、80Y、80K)によって、各ヘッド30X(30X、30M、30Y、30K)のノズル面32X(32C、32M、32Y、32K)が個別に払拭される。
[洗浄液付与装置]
図6は、洗浄液付与装置の概略構成を示す側面図である。
上記のように、洗浄液付与装置60Xは、各ヘッド30X(30X、30M、30Y、30K)のノズル面32X(32C、32M、32Y、32K)に洗浄液を付与する。なお、各洗浄液付与装置60Xの構成は同じである。
図6に示すように、洗浄液付与装置60Xは、ヘッド30Xのノズル面32Xに洗浄液を付与する洗浄液ノズル62Xと、洗浄液ノズル62Xに洗浄液を供給する洗浄液供給装置64Xとを備えて構成される。
洗浄液ノズル62Xは、ヘッド30Xの移動経路上に設置される。ヘッド30Xは、この洗浄液ノズル62Xの上を通過する。
洗浄液ノズル62Xは、噴出口が上方に向けて設置される。ヘッド30Xが、洗浄液ノズル62Xの上を通過する際、噴出口から洗浄液を噴出させることにより、ヘッド30Xに洗浄液が付与される。
洗浄液供給装置64Xは、洗浄液が貯留された洗浄液タンク66Xと、洗浄液タンク66Xと洗浄液ノズル62Xとを接続する洗浄液配管68Xと、洗浄液配管68Xの途中に設置され、洗浄液配管68Xを介して洗浄液タンク66Xに貯留された洗浄液を洗浄液ノズル62Xに送液する洗浄液ポンプ70Xと、洗浄液配管68Xの途中に設置され、洗浄液配管68Xの管路を開閉する洗浄液バルブ72Xとを備えて構成される。洗浄液バルブ72Xを開け、洗浄液ポンプ70Xを駆動することにより、洗浄液タンク66Xに貯留された洗浄液が、洗浄液配管68Xを介して洗浄液ノズル62Xに供給され、洗浄液ノズル62Xの噴出口から噴き出される。
[払拭装置]
図7は、払拭装置の概略構成を示す側面図である。また、図8は、図7の8−8断面図である。
上記のように、払拭装置80Xは、各ヘッド30X(30X、30M、30Y、30K)のノズル面32X(32C、32M、32Y、32K)を払拭する。すなわち、移動するヘッド30Xのノズル面32Xに払拭ウェブWを当接させて、ノズル面32Xを払拭する。なお、各払拭装置80Xの構成は同じである。
図7、図8に示すように、払拭装置80Xは、払拭装置本体フレーム84Xと、払拭ウェブWを繰り出す繰出軸86Xと、払拭ウェブWを巻き取る巻取軸88Xと、払拭ウェブWを巻き取る巻取モータ90Xと、払拭ウェブWをノズル面32Xの押圧当接させる押圧ローラ92Xと、払拭ウェブWの走行をガイドするガイドローラ94XA1、94XA2、94XB1、94XB2と、払拭装置本体フレーム84Xを昇降させる昇降装置96Xとを備えて構成される。
払拭ウェブWは、表面(ノズル面を払拭する面:払拭面)に起毛処理が施された帯状のシート(繊維による毛羽立った表面を有する帯状のシート)で構成される。具体的には、図9に示すように、極微細繊維(たとえば、PET、PE、NY等の極微細繊維)を用いた編み又は織りからなる地組織部(基材)WAと、地組織部WAに織り込まれ、又は、編み込まれた極微細な起毛糸R(たとえば、PET、PE、NY等の極微細繊維)からなる起毛部WBとで構成される。すなわち、本実施の形態において、払拭ウェブWは表面を毛羽立たせた布帛(いわゆる起毛布帛)で構成される。
払拭ウェブWは、一回の払拭でノズル面32Xの全域が払拭できるように、ノズル面32Xの幅(長手方向と直交する方向の幅)とほぼ同じ幅で形成される。また、払拭ウェブWは、繰出用のコア98Aに巻かれてロール状の状態で提供され、先端には巻取用のコア98Bが取り付けられる。
繰出軸86Xと巻取軸88Xとは、互いに平行に配置され、それぞれヘッド30Xの移動方向(本実施の形態では、ヘッド30Xの長手方向(図中X軸方向))に対して直交して配置される。また、それぞれヘッド30Xのノズル面32Xに対して平行に配置される。
払拭装置本体フレーム84Xには、繰出軸86Xを支持する繰出軸支持部100Xと、巻取軸88Xを支持する巻取軸支持部102Xとが設けられる。繰出軸86Xは繰出軸支持部100Xに支持されて、払拭装置本体フレーム84Xに取り付けられる。また、巻取軸88Xは巻取軸支持部102Xに支持されて、払拭装置本体フレーム84Xに取り付けられる。本実施の形態では、繰出軸86Xと巻取軸88Xとが横方向(X軸方向)に一定の間隔をもって並列して配置されるように取り付けられる。
払拭ウェブWは、繰出用のコア98Aが繰出軸86Xに装着され、巻取用のコア98Bが巻取軸88Xに装着されて、払拭装置80Xに装着される。
なお、繰出軸86Xには、図示しないフリクション機構及び逆回転防止機構が備えられ、一定の抵抗をもって一方向(払拭ウェブWの繰出方向)にのみ回転するように構成される。これにより、払拭ウェブWを繰り出す際、一定の負荷を与えることができる。
また、巻取軸88Xには、図示しないトルクリミッタが備えられ、回転方向に一定以上の負荷(トルク)が掛かると滑るように構成される。これにより、払拭ウェブWに必要以上のテンションが係るのを防止できるとともに、常に一定のテンションを保って払拭ウェブWを走行させることができる。
巻取モータ90Xは、払拭装置本体フレーム84Xに設けられる。巻取モータ90Xは、巻取軸88Xに連結されて、巻取軸88Xを回転駆動する。したがって、この巻取モータ90Xを駆動することにより、巻取軸88Xに装着された巻取用のコア98Bに払拭ウェブWを巻き取ることができる。
押圧ローラ92Xは、繰出軸86Xと巻取軸88Xとの間に配置され、繰出軸86Xと巻取軸88Xとに平行に配置される。
払拭装置本体フレーム84Xには、押圧ローラ92Xを支持する押圧ローラ支持部104Xが設けられる。押圧ローラ92Xは、この押圧ローラ支持部104Xに回転自在に支持される。押圧ローラ92Xは、ゴムローラ(少なくとも外周部がゴムで形成されたローラ)で構成され、払拭ウェブWの幅に対応した長さで形成される。
複数のガイドローラ94XA1、94XA2、94XB1、94XB2は、繰出軸86Xから繰り出された払拭ウェブWが、所定の走行経路を走行して巻取軸88Xに巻き取られるように、払拭ウェブWの走行をガイドする。この複数ガイドローラは、繰出軸86Xから繰り出された払拭ウェブWが、所定の走行経路を走行して押圧ローラ92Xに巻き掛けられるようにガイドする繰出側のガイドローラ94XA1、94XA2と、押圧ローラ92Xに巻き掛けられた払拭ウェブWが、所定の走行経路を走行して巻取軸88Xに巻き取られるようにガイドする巻取側のガイドローラ94XB1、94XB2とで構成される。
繰出側のガイドローラは、第1繰出側ガイドローラ94XA1と、第2繰出側ガイドローラ94XA2とで構成される。繰出軸86Xから繰り出された払拭ウェブWは、第1繰出側ガイドローラ94XA1と、第2繰出側ガイドローラ94XA2とに巻き掛けられて、押圧ローラ92Xに巻き掛けられる。
巻取側のガイドローラは、第1巻取側ガイドローラ94XB1と、第2巻取側ガイドローラ94XB2とで構成される。押圧ローラ92Xに巻き掛けられた払拭ウェブWは、第2巻取側ガイドローラ94XB2と、第1巻取側ガイドローラ94XB1とに巻き掛けられて、巻取軸88Xに巻き取られる。
ここで、押圧ローラ92Xの直前、直後に配置される第2繰出側ガイドローラ94XA2と第2巻取側ガイドローラ94XB2とは、押圧ローラ92Xに対して左右対称に配置され、払拭ウェブWが押圧ローラ92Xの上側の周面に巻き掛けられるように配置される。すなわち、第2繰出側ガイドローラ94XA2と第2巻取側ガイドローラ94XB2とは、押圧ローラ92Xよりも低い位置に配置され、払拭ウェブWが押圧ローラ92Xに山状に巻き掛けられるように配置される。
昇降装置96Xは、インクジェット記録装置10の本体フレームに取り付けられ、払拭装置本体フレーム84Xを上下方向(図中Z軸方向)に移動させる。この昇降装置96Xは、いわゆる送りネジ機構で構成され、昇降装置ベースフレーム110Xと、ガイドレール112Xと、スライダ114Xと、ネジ棒116Xと、ナット部材118Xと、昇降用モータ120Xとを備えて構成される。
昇降装置ベースフレーム110Xは、インクジェット記録装置10の本体フレーム(不図示)に取り付けられる。
ガイドレール112Xは、昇降装置ベースフレーム110Xに敷設される。ガイドレール112Xは、上下方向(図中Z軸方向)に沿って敷設される。
スライダ114Xは、ガイドレール112Xに沿ってスライド自在に設けられる。払拭装置本体フレーム84Xは、このスライダ114Xに取り付けられて、上下方向にスライド自在に設けられる。
ネジ棒116Xは、軸受(不図示)を介して昇降装置ベースフレーム110Xに回動自在に支持される。ネジ棒116Xは、ガイドレール112Xと平行に配設される。
ナット部材118Xは、ネジ棒116Xに取り付けられる。払拭装置本体フレーム84Xは、このナット部材118Xに連結される。これにより、ネジ棒116Xを回転させると、その回転方向及び回転量に応じて払拭装置本体フレーム84Xが上下動する。
昇降用モータ120Xは、昇降装置ベースフレーム110Xに設けられ、ネジ棒116Xを回転駆動する。
昇降装置96Xは、以上のように構成される。昇降用モータ120Xを駆動し、ネジ棒116Xを回転させると、その回転方向及び回転量に応じて払拭装置本体フレーム84Xが上下動する。払拭装置80Xは、この昇降装置96Xに駆動されて、所定の「払拭位置」と「待機位置」との間を上下方向(図中Z軸方向)に移動する。
ここで、払拭位置は、払拭装置80Xの上方を通過するヘッド30Xのノズル面32Xに対して、押圧ローラ92Xが押圧当接する位置に設定される。また、待機位置は、払拭装置80Xの上方を通過するヘッド30Xのノズル面32Xに対して、押圧ローラ92Xが所定の間隔をもって離間する位置に設定される。したがって、払拭装置80Xを払拭位置に移動させれば、押圧ローラ92Xに巻き掛けられた払拭ウェブWをヘッド30Xのノズル面32Xに当接させることができ、待機位置に移動させれば、払拭ウェブWをヘッド30Xのノズル面32Xに当接させずに、ヘッド30Xを通過させることができる。
払拭装置80Xは、以上のように構成される。払拭装置80Xは、巻取モータ90Xを駆動することにより、払拭ウェブWが巻取軸88Xに巻き取られながら走行する。そして、この払拭ウェブWを走行させた状態で払拭装置80Xを払拭位置に移動させることにより、画像記録位置とメンテナンス位置との間を走行するヘッド30Xのノズル面32Xに走行する払拭ウェブWを当接させることができ、走行する払拭ウェブWによってヘッド30Xのノズル面32Xを払拭することができる。
本実施の形態のインクジェット記録装置10は、以上のように構成される。なお、装置全体の動作は、図示しない制御装置によって制御される。制御装置は、所定の制御プログラムに従ってインクジェット記録装置10の各部を制御する。
《作用》
次に、以上のように構成される本実施の形態のインクジェット記録装置10の作用について説明する。
〈画像記録方法〉
まず、本実施の形態のインクジェット記録装置10による画像記録方法について概説する。
上記のように、画像の記録は、ヘッド30Xを画像記録位置に移動させて行われる。したがって、ヘッド30Xがメンテナンス位置に位置している場合は、ヘッド30Xを画像記録位置に移動させる。ヘッド30Xが画像記録位置に移動することにより、各ヘッド30Xが、用紙搬送装置20の上方にセットされ、画像の記録が可能になる。
用紙Pは、図示しない給紙機構によって用紙搬送装置20に給紙される。なお、必要に応じて、所定の前処理(たとえば、色材を凝集等させる機能を有する処理液の塗布等)が施される。用紙搬送装置20は、給紙機構によって給紙された用紙Pを受け取り、水平に搬送する。
各ヘッド30Xは、用紙搬送装置20によって搬送される用紙Pに向けてインク滴を吐出し、用紙Pの表面に画像を記録する。
画像が記録された用紙Pは、図示しない回収機構によって用紙搬送装置20から回収される。なお、必要に応じて、乾燥、定着等の処理が行われる。
用紙Pを連続的に給紙することにより、連続的に画像の記録処理が行われる。
〈ノズル面のクリーニング方法〉
次に、ノズル面のクリーニング方法について説明する。
インクジェット記録装置は、ノズル面32Xに汚れ(ミストや紙粉)が付着していると、インク滴の吐出の曲がりなどを誘発する。このため、定期的にノズル面32Xのクリーニングが行われる。また、キャップ42Xをして保管していると、ノズル面32Xに水滴が付着する場合がある。このような場合もノズル面32Xのクリーニング(払拭)が行われる。
上記のように、ノズル面32Xのクリーニングは、ヘッド30Xをメンテナンス位置から画像記録位置に移動させる過程で行われる。したがって、ヘッド30Xが画像記録位置に位置している場合は、ヘッド30Xをメンテナンス位置に移動させる。
インクジェット記録装置10の制御装置(不図示)にクリーニング指令が入力されると、制御装置は、払拭装置80Xを払拭位置に移動させる。これにより、払拭装置80Xの上を通過するヘッド30Xのノズル面32Xに対して、払拭ウェブWを当接させることが可能になる。
払拭装置80Xが払拭位置に移動すると、制御装置はヘッド移動機構(不図示)を駆動して、ヘッド30Xをメンテナンス位置から画像記録位置に向けて一定の速度で移動させる。
ヘッド30Xが画像記録位置に向けて移動すると、ヘッド30Xの移動方向の先端(ここでは、画像記録位置側の端部)が、洗浄液付与装置60Xの設置位置に到達する。制御装置は、ヘッド30Xの移動方向の先端が、洗浄液付与装置60Xの設置位置に到達するタイミングに合わせて洗浄液供給装置64Xを駆動し、洗浄液ノズル62Xに洗浄液を供給する。これにより、洗浄液ノズル62Xから洗浄液が噴射される。
上記のように、洗浄液ノズル62Xは噴出口が上方に向けて設置されている。したがって、この洗浄液ノズル62Xの上をヘッド30Xが通過すると、噴出口から噴出された洗浄液がヘッド30Xのノズル面32Xに付与される。これにより、ヘッド30Xのノズル面32Xが湿潤される。
ヘッド30Xが更に移動すると、ヘッド30Xの移動方向の先端が、払拭装置80Xの設置位置に到達する。制御装置は、ヘッド30Xの先端が払拭装置80Xの設置位置に到達するタイミングに合わせて、巻取モータ90Xを駆動し、払拭ウェブWを走行させる。
上記のように、払拭装置80Xを払拭位置に位置させると、押圧ローラ92Xに巻き掛けられた払拭ウェブWをヘッド30Xのノズル面32Xに当接させることが可能になる。ヘッド30Xは、この払拭装置80Xの上を通過することにより、ノズル面32Xに走行する払拭ウェブWが当接され、ノズル面32Xが払拭ウェブWによって払拭される。
ここで、上記のように、本実施の形態の払拭ウェブWは、表面に起毛処理が施されている。このため、図10に示すように、地組織部WAから起立した起毛糸Rが、ノズル面32Xに形成された個々のノズル内に入り込みながら、ノズル面32Xが払拭される。これにより、ノズル内の汚れを起毛糸Rで掻き落とすことができ、ノズル内もクリーニングすることができる。ノズル内から掻き落とした汚れやノズル面32Xに存在する汚れは、地組織部WAで絡めとることができるので、ノズル面32Xに汚れを残すことなく払拭することができる。この際、起毛糸Rの作用でノズル面32Xに存在する汚れも効率よく掻き落とすことができる。
このように、本実施の形態のインクジェット記録装置10では、ノズル面32Xに洗浄液を付与して、ノズル面32Xを湿潤させ、その後、走行する払拭ウェブWをノズル面32Xに押し当てて、ノズル面32Xを払拭し、ノズル面32Xをクリーニングする。
ヘッド30Xが移動して、ヘッド30Xの移動方向の後端(ここでは、メンテナンス位置側の端部)が、洗浄液付与装置60Xの設置位置に到達すると、制御装置は洗浄液供給装置64Xの駆動を停止する。これにより、洗浄液ノズル62Xからの洗浄液の噴出が停止される。
更にヘッドが移動して、ヘッド30Xの移動方向の後端が、払拭装置80Xの設置位置に到達すると、制御装置は、昇降装置96Xを駆動して、払拭装置80Xを待機位置に移動させる。その後、制御装置は、巻取モータ90Xの駆動を停止し、払拭ウェブWの走行を停止させる。
以上一連の工程でヘッド30Xのノズル面32Xのクリーニングが終了する。
以上説明したように、本実施の形態のインクジェット記録装置10では、ノズル面32Xを払拭する際、表面が起毛処理された払拭ウェブWでノズル面32Xを払拭する。これにより、従来の払拭ウェブでは行うことができないノズル内部もクリーニングも行うことができ、ノズル面32Xを効率よく払拭することができる。また、起毛部WBの作用でノズル面32Xに存在する汚れも効率よく除去することができる。また、これにより、払拭ウェブWの当接圧に左右されずに、常に良好なクリーニング結果を得ることができる。
《払拭ウェブ》
本実施の形態のインクジェット記録装置において、表面が起毛処理された払拭ウェブWを使用することの目的の一つは、起毛糸Rの部分でノズル内の汚れを掻き落とすことにある。したがって、払拭ウェブWは、払拭時に起毛糸Rの部分がノズル内に入り込むことができるような表面性状を有するものが使用される。したがって、使用する払拭ウェブWは、払拭対象とするノズル面に形成されたノズルのサイズ、形状等に応じて適宜選択される。すなわち、払拭対象とするノズル面に形成されたノズルに入り込むことができる太さ、長さの起毛糸Rを有する払拭ウェブWが使用される。
また、起毛糸Rは、払拭時にノズル内には入り込みやすくするため、適度な弾性(いわゆるコシ)を有することが好ましい。したがって、起毛糸Rの長さを長くしすぎると、弾性が弱まり、ノズル内に入り込みにくくなるので、適切な長さに調整することが好ましい。
たとえば、開口部の径がφ16μm、テーパ部の長さが50μmのテーパ付きノズルが形成されたノズル面を払拭する場合、払拭ウェブWの起毛部WBを構成する起毛糸Rは太さをφ5μm以下とすることが好ましい。また、長さは、10μm以上、50μm以下とすることが好ましい。すなわち、起毛糸Rの太さは、ノズルの開口部の径の半分以下とすることが好ましい。これにより、払拭時にノズル内に起毛糸Rを入り込ませることができる。また、起毛糸Rの長さは、テーパ部の長さに対応する長さとすることが好ましい(テーパ付きノズルの場合)。これにより、ノズルの内部にまで起毛糸Rを入り込ませることができ、ノズル内部の汚れを十分に掻き落とすことができる。
なお、起毛糸Rは、ノズル内に取り残されてしまうと、新たな異物となるため、強固に地組織部WAに固着されていることが好ましい。
また、起毛部WBは、起毛糸Rの間で汚れを効率よく捕捉できるようにするため、起毛糸Rが密に配設されていることが好ましい。
また、起毛糸Rの配置は、図11に示すようには、地組織部WAに対してほぼ垂直に起立させて配置してもよいし、また、図12に示すように、払拭方向(ノズル面に対して相対的に移動する方向)に逆らう方向に寝かせて配置してもよい(払拭方向に逆らう方向に寝るようにクセをつける)。また、図13に示すように、さまざまな方向にランダムに向かせて配置してもよい。
図12に示すように、起毛糸Rを払拭方向に逆らう方向に寝かせることにより、払拭時に起毛糸Rがノズル内に入り込みやすくなり、より効果的にノズル内をクリーニングすることができる。
同様に、図13に示すように、起毛糸Rをさまざまな方向にランダムに向かせることにより、払拭時に起毛糸Rがノズル内に入り込みやすくなり、より効果的にノズル内をクリーニングすることができる。また、ノズル面32Xに付着した汚れも、より効率よく掻き落とすことができる。
払拭ウェブWの地組織部(基材)WAについては、極微細繊維を用いた編み又は織りからなるシートで構成することにより、汚れを効率よく絡めとることができる。これにより、汚れをノズル内に押し込むことを防止することができる。
なお、上記のように、表面が起毛処理された払拭ウェブWを使用することの目的の一つは、起毛糸の部分でノズル内の汚れを掻き落とすことにあるので、このような起毛様の凹凸が表面に形成されたシートであれば、払拭ウェブWとして使用することができる。したがって、たとえば、図14に示すように、地組織部WAの表面にブラシ毛Bを植設した形態のシートも同様に払拭ウェブWとして使用することができる。
また、払拭ウェブWの起毛部分(凸部)は、ノズル内に入り込むことができる限り、その形状については特に限定されない。したがって、図11に示すように、表面を毛羽立たせたもの(いわゆるビロード状のもの)に限らず、たとえば、図15に示すように、起毛糸Lをループ状(輪奈状)に起立させたもの(いわゆるパイル織)も払拭ウェブWとして用いることができる。また、図16に示すように、表面粗さの大きい払拭ウェブWを用いても同様の効果を得ることができる。この場合、払拭対象とするノズル面に形成されるノズルのサイズ、形状等に応じて、使用する払拭ウェブの表面粗さが適宜選択される。たとえば、上記の開口部の径がφ16μm、テーパ部の長さが50μmのテーパ付きノズルが形成されたノズル面を払拭する場合、表面(払拭面)の中心線表面粗さが10μmRa程度の払拭ウェブWを用いるのがよい。
また、地組織部WAは、必ずしも編物や織物である必要はなく、ゴム製のシートで構成することもできる。すなわち、図17に示すように、ゴム製のシートの表面に起毛様あるいはブラシ様の凹凸を一体的に形成したものを払拭ウェブWとして用いることもできる。この場合、地組織部WAに汚れを吸収することができないが、ノズル内を効果的に洗浄することができる。したがって、このようにゴム製のシートで払拭ウェブWを構成する場合は、吸水性を有するシートでノズル面を別途払拭するように構成してもよい。あるいは、凹凸を有するゴム製の払拭ウェブと、通常の吸水性を有する払拭ウェブ(表面が平滑な布帛)とを交換可能に構成し、適宜使い分けるようにしてもよい。
《変形例》
〈変形例1〉
上記のように、表面が起毛処理された払拭ウェブ(表面に起毛様又はブラシ様の凹凸を有するものを含む)Wでノズル面32Xを払拭することにより、ノズル面32Xを効率よくクリーニングすることができる。これは起毛糸Rの部分がノズル内に入り込むことにより、ノズル内も同時にクリーニングすることができるからである。
したがって、より効率よくノズル内をクリーニングするためには、起毛部分を起立させた状態で払拭することが好ましい。
このためには、図18に示すように、押圧ローラ92Xに対する払拭ウェブWの巻付け角度を大きくすることが好ましい。同図に示す例では、押圧ローラ92Xの直前に配置される第2繰出側ガイドローラ94XA2によって払拭ウェブWの走行を直角にガイドするとともに、押圧ローラ92Xの直後に配置される第2巻取側ガイドローラ94XB2によって払拭ウェブWの走行を直角にガイドし、払拭ウェブWが押圧ローラ92Xに対して、180°の巻き掛け角度で巻き掛けられるように、払拭ウェブWの走行路を形成している。このように、押圧ローラ92Xに対する払拭ウェブWの巻付け角度を大きくすることにより、起毛部分を立たせた状態でノズル面32Xを払拭することができ、より効率よくノズル面32Xを払拭することができる。払拭ウェブWは、180°以上の巻き掛け角度で押圧ローラ92Xに巻きかけることが好ましい。
また、図19に示すように、小径の押圧ローラ92Xを用いることによっても、起毛部分を立たせることができ、ノズル面32Xを効率よく払拭することができる。
また、押圧ローラ92Xの表面に凹凸を形成することによっても、起毛部分を立たせる効果を得ることができる。この場合、凹凸によってノズル面32Xと払拭ウェブWとの密着性が失われると、払拭性能が低下するので、凹凸は払拭ウェブWの押し付け力で変形可能な柔軟性を有するように形成することが好ましい。たとえば、ゴム製の押圧ローラ92Xの表面に凹凸(エンボス等)を形成して、起毛部分を立たせる効果を持たせることができる。
また、図20に示すように、断面がギア状の押圧ローラ92X(軸と平行な溝が周面に一定ピッチで多数形成された形状の押圧ローラ)を使用することによっても、起毛部分を立たせる効果を得ることができる。
同様に、図21に示すように、断面が多角形状の押圧ローラ92Xを使用することによっても、起毛部分を立たせる効果を得ることができる。
〈変形例2〉
上記実施の形態では、洗浄液付与装置60Xによってノズル面32Xに洗浄液を直接付与して、ノズル面32Xを払拭する構成としているが、払拭ウェブWに洗浄液を付与して、ノズル面32Xを払拭する構成とすることもできる(いわゆるウェットワイピング)。
この場合、図22に示すように、払拭ウェブWの裏面(起毛処理された払拭面とは反対側の面)から洗浄液を供給することが好ましい。同図に示す例では、払拭ウェブWが押圧ローラ92Xに巻き掛けられる直前の位置で払拭ウェブWの裏面に向けて洗浄液付与ノズル130Xから洗浄液を噴射して、払拭ウェブWに洗浄液を付与する構成としている。このように、払拭ウェブWの裏面から洗浄液を供給することにより、起毛部分が液で濡れて倒れるのを抑止でき、効果的にノズル面を払拭することができる。
この他、押圧ローラ92Xを多孔質体で構成し、押圧ローラ92Xの内側から洗浄液を染み出させて、払拭ウェブWに供給する構成とすることもできる。すなわち、払拭ウェブWの裏面側から洗浄液を染み出させることができる態様であれば、その具体的な供給態様については、特に限定されない。
〈変形例3〉
上記のように、表面が起毛処理された払拭ウェブWは、払拭時に起毛部分がノズル内に入り込むことにより、ノズル内もクリーニングすることができる。しかし、ノズル面32Xへの押圧力が強すぎると、起毛部分が倒れてしまい、ノズル内のクリーニング効果が低減する。その一方で払拭ウェブWを強く押し当てると、地組織部の作用でノズル面32Xを強力にクリーニングすることができる。したがって、汚れの程度やクリーニングの目的に応じて、払拭ウェブWの押圧力を調整できるようにすることが好ましい。この調整は、たとえば、押圧ローラ92Xの位置(払拭時における払拭装置80Xの位置)を調整することにより行うことができる。制御装置は、クリーニングのモードに応じて押圧ローラ92Xの位置(払拭時における払拭装置80Xの位置)を変える。たとえば、ノズル内をクリーニングするモードと、ノズル面32Xを強力にクリーニングするモードとを備え、ノズル内をクリーニングするモードが選択された場合は、払拭装置80Xを第1の払拭位置に移動させて、起毛部分のみがノズル面32Xに当接するように、押圧ローラ92Xの位置を設定する。一方、ノズル面32Xを強力にクリーニングするモードが選択された場合は、払拭装置80Xを第1の払拭位置に移動させて、地組織部もノズル面32Xに当接するように、押圧ローラ92Xの位置を設定する。これにより、ノズル面32Xをより適切にクリーニングすることができる。なお、モードの選択は、ユーザが行うようにしてもよいし、所定のクリーニングプログラムに従って自動で行うようにしてもよい。自動で行う場合は、たとえば、印刷枚数や稼働時間などに応じて、モードを自動的に切り替えてクリーニングを実行するように構成する。
〈変形例4〉
上記実施の形態では、帯状に形成された払拭ウェブWでノズル面32Xを払拭しているが、ノズル面32Xを払拭する払拭部材の形態は、これに限定されるものではない。
たとえば、図23に示すように、表面が払拭布140Xで被覆されたパッド142Xをノズル面32Xに当接させて、ノズル面32Xを払拭する態様とすることもできる。この場合、払拭布140Xは、上述した払拭ウェブWと同様に、表面に起毛処理が施された起毛布帛(表面に起毛様又はブラシ様の凹凸を有するものを含む)が使用される。
なお、同図に示す払拭装置では、パッド142Xがパッド駆動モータ144Xによって回転できるように構成される。これにより、払拭布140Xを回転させながら、ノズル面32Xに当接させることができる。このように、払拭布140Xを回転させながらノズル面32Xに当接させることにより、起毛糸の部分をノズル内にランダムに入り込ませることができ、より効果的にノズル内をクリーニングすることができる。また、ノズル面もより効果的にクリーニングすることができる。
また、パッド駆動モータ144Xは、昇降装置96Xによって昇降可能なステージ146Xの上に設けられ、当接位置が調整可能に設けられる。これにより、汚れの程度やクリーニングの目的に応じて、押圧力を調整でき、より適切にノズル面32Xをクリーニングすることができる。
〈その他の例〉
起毛部分(凸部)によるノズル内のクリーニング効果をより高めるため、払拭ウェブを微小振動させながら、払拭することが好ましい。このような構成は、たとえば、押圧ローラに微小振動を与えることにより実現することができる。そして、このような構成は、たとえば、押圧ローラを超音波振動子を取り付けることにより実現することができる。すなわち、超音波振動子で押圧ローラに超音波振動を与え、押圧ローラに巻き掛けられた払拭ウェブに微小振動を与える。これにより、ノズル内のクリーニング性を更に向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、ヘッド側を移動させて、ノズル面を払拭する構成としているが、払拭装置側を移動させて、ノズル面を払拭する構成とすることもできる。
また、上記実施の形態では、ラインヘッドのノズル面をクリーニングする場合を例に説明したが、シャトルヘッドのノズル面をクリーニングする場合にも本発明は適用することができる。
また、上記実施の形態では、本発明をインクジェット記録装置に適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。液滴をインクジェット方式で吐出するヘッドであれば、いかなる用途のヘッドのクリーニングにも用いることができる。
10…インクジェット記録装置、20…用紙搬送装置、22…搬送ベルト、30X(ヘッド30C、30M、30Y、30K)…ヘッド(インクジェットヘッド)、32X…ノズル面、34…ヘッド支持フレーム、40…メンテナンスユニット、42X…キャップ、44…廃液トレイ、46…廃液回収配管、48…廃液タンク、50…クリーニングユニット、60X…洗浄液付与装置、62X…洗浄液ノズル、64X…洗浄液供給装置、66X…洗浄液タンク、68X…洗浄液配管、70X…洗浄液ポンプ、72X…洗浄液バルブ、80X…払拭装置、84X…払拭装置本体フレーム、86X…繰出軸、88X…巻取軸、90X…巻取モータ、92X…押圧ローラ、94XA1…第1繰出側ガイドローラ、94XA2…第2繰出側ガイドローラ、94XB1…第1巻取側ガイドローラ、94XB2…第2巻取側ガイドローラ、96X…昇降装置、98A…コア、98B…コア、100X…繰出軸支持部、102X…巻取軸支持部、104X…押圧ローラ支持部、110X…昇降装置ベースフレーム、112X…ガイドレール、114X…スライダ、116X…ネジ棒、118X…ナット部材、120X…昇降用モータ、130X…洗浄液付与ノズル、140X…払拭布、142X…パッド、144X…パッド駆動モータ、146X…ステージ、W…払拭ウェブ、WA…地組織部、WB…起毛部、R…起毛糸、L…起毛糸、B…ブラシ毛、N…ノズル

Claims (12)

  1. ノズル面に形成されたノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドに対して相対的に移動して、前記液滴吐出ヘッドの前記ノズル面を払拭部材で払拭する払拭手段と、
    を備え、前記払拭部材は、払拭面に起毛様又はブラシ様の凹凸を有し、前記ノズル面の払拭時に前記払拭面の凸部が前記ノズル内に入り込んで前記ノズル面を払拭する液滴吐出装置。
  2. 前記払拭部材が、払拭面に起毛を有するシートで構成され、前記ノズル面の払拭時に前記起毛が前記ノズル内に入り込んで前記ノズル面を払拭する請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記払拭部材が、払拭面にブラシ毛を有するシートで構成され、前記ノズル面の払拭時に前記ブラシ毛が前記ノズル内に入り込んで前記ノズル面を払拭する請求項1に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記シートの基材が微細繊維を用いた編み又は織りからなるシートで構成される請求項2又は3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記払拭手段は、前記払拭部材に対して前記払拭面の反対側から洗浄液を供給する洗浄液供給手段を更に有する請求項2から4のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記払拭部材が帯状に形成され、
    前記払拭手段は、
    前記払拭部材を走行させる払拭部材駆動手段と、
    前記払拭部材が巻き掛けられる押圧ローラと、
    を有し、前記押圧ローラに巻き掛けられた前記払拭部材を前記ノズル面に当接させて、前記ノズル面を払拭する請求項2から5のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記押圧ローラに対する前記払拭部材の巻付け角が180°以上に設定される請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記押圧ローラの周面に凹凸が形成される請求項6又は7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記押圧ローラが断面多角形状に形成される請求項6又は7に記載の液滴吐出装置。
  10. 前記払拭手段は、前記ノズル面に対する前記押圧ローラの位置を調整して、前記押圧ローラの押圧力を調整する押圧力調整手段を更に有する請求項6から9のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  11. 前記払拭手段は、表面に前記払拭部材が被覆されたパッドを前記ノズル面に当接させて、前記ノズル面を払拭する請求項2から5のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  12. 前記払拭手段は、前記パッドを回転させる手段を更に備える請求項11に記載の液滴吐出装置。
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