JP2014034141A - 液滴噴射装置 - Google Patents

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Shuichi Kanemoto
修一 金本
Hirotaka Ishizuka
博孝 石塚
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Abstract

【課題】洗浄ユニットのメンテナンス用のスペースを省スペース化させる。
【解決手段】記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの上方に配置され、搬送された前記記録媒体に向けて機能液を液滴として噴射する噴射ヘッドと、前記搬送ベルトの下方に配置され、前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ユニットと、を備え、前記洗浄ユニットは、前記搬送ベルトの移動方向と交差する交差方向に延びる軸部を含み、前記洗浄ユニットが、前記交差方向に移動可能であり、前記搬送ベルトの前記交差方向の両側に突出可能に配置された。
【選択図】図3

Description

本発明は、液滴噴射装置に関する。
従来、綿、絹、ウール、化学繊維、混紡等の布に対する捺染は、染型を用いて行うスクリーン液滴噴射装置が用いられていたが、近年、インクジェットプリンターの技術の向上により、インクジェット方式による捺染を行うインクジェット液滴噴射装置が注目されている。インクジェット捺染では、例えば、複数のノズルが一方向に配列されたノズル列を有するヘッドを用いて生地の表面に対してインクの噴射を行う。
また、インクジェット捺染は、スクリーン捺染で用いられる染型が不用であり、デジタル化されたデザインを利用することができる。したがって、顧客の要求に応じた細かいデザインの変更などに迅速に対応することができ、生産時間を大幅に短縮することができる。また、色のグラデーションを表現することができるなど、デザインの自由度が大きいという利点がある。
このようなインクジェット液滴噴射装置は、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトにより搬送された記録媒体にインクを噴射する記録ヘッドを備えている。そして、さらに、装置本体内には、搬送ベルトに付着したインクを洗浄する洗浄機構を備えている。また、洗浄機構のメンテナンスを行う場合には、装置本体内から外側に洗浄機構の全体を移動させ、フィルター交換等のメンテナンスを行うように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−52912号公報
しかしながら、上記の装置では、洗浄機構をメンテナンスする際に、装置本体に対しての一方向に洗浄機構全体を移動させる必要があるため、洗浄機構の大きさに合わせて、メンテナンス用のスペースを比較的大きく確保しなければならない、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる液滴噴射装置は、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの上方に配置され、搬送された前記記録媒体に向けて機能液を液滴として噴射する噴射ヘッドと、前記搬送ベルトの下方に配置され、前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ユニットと、を備え、前記洗浄ユニットは、前記搬送ベルトの移動方向と交差する交差方向に延びる軸部を含み、前記洗浄ユニットが、前記交差方向に移動可能であり、前記搬送ベルトの前記交差方向の両側に突出可能に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、搬送ベルトの上方には噴射ヘッドが配置され、搬送ベルトによって搬送される記録媒体に対して機能液を液滴として噴射させ、記録媒体に画像を形成することができる。なお、機能液を噴射する過程において、搬送ベルトに機能液が付着してしまう場合がある。このため、搬送ベルトの下方には洗浄ユニットが配置されており、搬送ベルトの洗浄が可能となる。これより、搬送ベルトに付着した機能液の記録媒体への転写が防止され、画像品質を向上させることができる。また、軸部を有する洗浄ユニットは、軸部の軸中心方向の両端側に移動可能に配置されている。すなわち、洗浄ユニットは、平面視において搬送ベルトを介して両側に移動可能に構成されている。従って、液滴噴射装置の設置状況に応じて、洗浄ユニットの移動方向を選択できるため、液滴噴射装置のレイアウトの自由度を高めることができる。さらに、洗浄ユニットを軸部の両端側に移動可能であるため、例えば、洗浄ユニットにおける軸部長の半分を軸部の一端側に移動させ、軸部の残りの半分を軸部の多端部側に移動させ、それぞれメンテナンスを行うことが可能となるため、液滴噴射装置や洗浄ユニットが比較的大きな構造であっても、洗浄ユニットのメンテナンス用のスペースを省スペース化させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかる液滴噴射装置の前記洗浄ユニットが、前記軸部の延長上に移動可能に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、洗浄ユニットが軸部の軸延長線上に移動されるので、作業効率を向上させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる液滴噴射装置の前記洗浄ユニットは、フレーム部に載置され、前記洗浄ユニットが、前記フレーム部上を摺動可能に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、洗浄ユニットを効率よく移動(引き出し)させることができる。
[適用例4]上記適用例にかかる液滴噴射装置では、前記洗浄ユニットの前記交差方向の移動範囲を規制する第1規制部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、洗浄ユニットの移動範囲が所定の位置で規制されるので、作業の安全性を向上させることができる。
[適用例5]上記適用例にかかる液滴噴射装置では、前記洗浄ユニットの移動方向を前記交差方向に規制する第2規制部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、洗浄ユニットの移動方向が交差方向に規制されるので、作業の安全性を向上させることができる。
[適用例6]上記適用例にかかる液滴噴射装置では、前記洗浄ユニットの傾きを規制する第3規制部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、洗浄ユニットの傾きが規制されるので、作業の安全性を向上させることができる。
液滴噴射装置の構成を示す概略図。 洗浄ユニットの構成を示す概略図。 洗浄ユニットの移動動作の例を示す説明図。 変形例にかかる液滴噴射装置の構成を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、液滴噴射装置の全体構成について説明する。液滴噴射装置は、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトの上方に配置され、搬送された記録媒体に向けて機能液を液滴として噴射する噴射ヘッドと、搬送ベルトの下方に配置され、搬送ベルトを洗浄する洗浄ユニットと、を備え、洗浄ユニットは、搬送ベルトの移動方向と交差する交差方向に延びる軸部を含み、洗浄ユニットが、交差方向に移動可能であり、搬送ベルトの交差方向の両側に突出可能に配置されたものである。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態にかかる液滴噴射装置は、例えば、記録媒体としての綿、絹、ウール等の布に対して、機能液を液滴として吐出して捺染するインクジェット式の液滴噴射装置を例に挙げて説明する。
図1は、液滴噴射装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、液滴噴射装置100は、記録媒体供給部10、記録媒体搬送部20、記録媒体回収部30、インクジェット部40、洗浄ユニット50、浮上防止部60および制御部CONT等を有する。液滴噴射装置100の各部は、フレーム部FR1,FR2等に取り付けられている。
液滴噴射装置100は、記録媒体(媒体)Mに画像を形成することで当該記録媒体Mの捺染を行うものである。記録媒体Mとしては、例えば、綿、ウール、化学繊維、混紡などの布が用いられる。本実施形態では、帯状の記録媒体Mに対してロール方式で画像を形成する構成を例に上げて説明するが、これに限られることは無く、他の方式(例えば、枚葉式)を行う方式であってもよい。
記録媒体供給部10は、画像形成が行われていない記録媒体Mを供給する。記録媒体供給部10は、供給軸部11および軸受部12を有している。
供給軸部11は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。供給軸部11には、帯状の記録媒体Mがロール状に巻かれている。供給軸部11は、軸受部12に対して着脱可能に取り付けられている。このため、例えば、予め記録媒体Mが巻かれた供給軸部11を軸受部12に取り付けることができる。
軸受部12は、供給軸部11の軸方向の両端を回転可能に支持する。軸受部12は、供給軸部11を回転駆動させる不図示の回転駆動部を有している。回転駆動部は、記録媒体Mが送り出される方向に供給軸部11を回転させる。回転駆動部の動作は、例えば制御部CONTによって制御される。
記録媒体搬送部20は、記録媒体供給部10から記録媒体回収部30までの間で記録媒体Mを搬送する。記録媒体搬送部20は、搬送ローラー21、搬送ローラー22、搬送ベルト23、ベルト回転ローラー24、ベルト駆動ローラー(駆動ローラー)25、搬送ローラー26、乾燥ユニット27および搬送ローラー28を備えている。
搬送ローラー21は、記録媒体供給部10と搬送ローラー22との間で記録媒体Mを中継する。搬送ローラー22は、例えば搬送ベルト23との間で記録媒体Mを挟持可能に設けられている。搬送ローラー22は、記録媒体Mを搬送ベルト23に支持させる。
搬送ベルト23は、記録媒体Mを搬送するものである。搬送ベルト23は、無端状に形成されており、ベルト回転ローラー24およびベルト駆動ローラー25に掛けられている。搬送ベルト23は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間の部分が床面Fに平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。搬送ベルト23の表面(支持面23a)には、記録媒体Mを粘着させる粘着層29が設けられている。搬送ベルト23は、当該粘着層29が設けられた支持面23aで記録媒体Mを支持(保持)する。
ベルト回転ローラー24およびベルト駆動ローラー25は、搬送ベルト23の内周面23bを支持する。なお、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間に、搬送ベルト23を支持する支持部が設けられた構成であっても構わない。ベルト回転ローラー24は、搬送ベルト23の回転に伴って回転する。
ベルト駆動ローラー25の回転により搬送ベルト23が回転し、搬送ベルト23の回転によりベルト回転ローラー24が回転する。搬送ベルト23の回転により、当該搬送ベルト23に支持される記録媒体Mが所定の搬送方向に搬送される。本実施形態では、ベルト回転ローラー24からベルト駆動ローラー25へ向かう方向が搬送方向となる。従って、例えば、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との配置位置を比較した場合、ベルト回転ローラー24が搬送方向に対して上流側に配置されており、ベルト駆動ローラー25が搬送方向の下流側に配置されている。
搬送ローラー26は、搬送ベルト23によって搬送された記録媒体Mを中継する。乾燥ユニット27は、搬送ローラー26と搬送ローラー28との間に設けられており、記録媒体Mを案内する。搬送ローラー28は、乾燥ユニット27によって案内された記録媒体Mを記録媒体回収部30へと中継する。
記録媒体回収部30は、記録媒体搬送部20によって搬送された記録媒体Mを回収する。記録媒体回収部30は、巻取り軸部31および軸受部32を有する。
巻取り軸部31は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。巻取り軸部31には、帯状の記録媒体Mがロール状に巻かれる。巻取り軸部31には、軸受部32に対して着脱可能に取り付けられている。このため、例えば巻取り軸部31に記録媒体Mが巻かれた状態において、軸受部32から巻取り軸部31を取り外すことで、当該巻取り軸部31ごと記録媒体Mの取り外しが可能となっている。
軸受部32は、巻取り軸部31の軸線方向の両端を回転可能に支持する。軸受部32は、巻取り軸部31を回転駆動させる不図示の回転駆動部を有している。回転駆動部は、記録媒体Mが巻き取られる方向に巻取り軸部31を回転させる。回転駆動部の動作は、例えば制御部CONTによって制御される。
インクジェット部40は、記録媒体Mに向けて機能液としてのインク(液体)を液滴として噴射する噴射ヘッド42とヘッド移動部41を有している。インクジェット部40は、搬送ベルト23の配置位置に対して上方に配置されている。噴射ヘッド42には、インクを噴射する噴射面Haが設定されている。噴射面Haには、インクを吐出する複数のノズルNZが形成されている。噴射面Haは、搬送ベルト23によって搬送される記録媒体Mに向けられている。ヘッド移動部41は、搬送方向と交差する方向(例えば、記録媒体Mの幅方向)に噴射ヘッド42を移動させる。
浮上防止部60は、記録媒体Mを搬送ベルト23に押し当てる。浮上防止部60は、インクジェット部40(噴射ヘッドH)よりも搬送方向の上流側に配置されている。浮上防止部60は、押圧ローラー61及び押圧ローラー駆動部62を有している。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。押圧ローラー61は、搬送方向に沿った方向に回転するように、例えば軸線方向が搬送方向に交差するように配置されている。押圧ローラー駆動部62は、搬送方向及び当該搬送方向とは逆向きの第二方向に押圧ローラー61を移動させる。押圧ローラー61は、搬送ベルト23の移動方向において、噴射ヘッド42とベルト回転ローラー24との間に配置される。
次に、洗浄ユニット50の構成について説明する。図2は、洗浄ユニットの構成を示す概略図である。洗浄ユニット50は、搬送ベルト23の下方に配置され、搬送ベルト23の洗浄等のメンテナンスを行う。また、洗浄ユニット50は、フレーム部FR1に囲まれた領域に配置され、搬送ベルト23の移動方向において、噴射ヘッド42とベルト駆動ローラー25との間に配置される。図1及び図2に示すように、洗浄ユニット50は、洗浄部70と洗浄部70を支持する基部80を備えている。なお、さらに、搬送ベルト23の粘着層29が劣化した場合などに当該粘着層29を補修する粘着層補修部等を備えてもよい。
洗浄部70は、洗浄液Wを貯留する洗浄容器71と、搬送ベルト23に付着したインクや埃、糸くずなどの異物を除去する除去部73を備えている。除去部73は、図2(a)に示すように、軸部74を有し、軸部74の周囲にブラシ等の除去部材75が設けられている。なお、本実施形態では、除去部材75は、複数のブラシがY軸方向に配列して構成されている。軸部74は、モーター76に接続されている。そして、モーター76を駆動させることにより軸部74が回転駆動し、軸部74の回転駆動に伴って除去部材75が回転駆動されるように構成されている。そして、洗浄ユニット50の軸部74は、搬送ベルト23の移動方向(記録媒体Mの搬送方向)と交差する交差方向に沿って配置され、搬送ベルト23の移動方向と交差する交差方向に延びている。
ここで、押圧ローラー61は、搬送ベルト23の移動方向において、噴射ヘッド42とベルト回転ローラー24との間に配置されており、洗浄ユニット50は、搬送ベルト23の移動方向において、噴射ヘッド42とベルト駆動ローラー25との間に配置されている。このため、洗浄ユニット50から押圧ローラー61までの搬送ベルト23上の経路が長くなり、搬送ベルト23に付着した洗浄液Wの乾燥時間を長くすることができる。洗浄ユニット50と押圧ローラー61までの経路長は、搬送ベルト23の長さの1/4以上が好ましく、本実施形態では、搬送ベルト23の長さの略1/2である。
基部80は、洗浄部70を支持する。基部80は、ベース基板81とベース基板81上に設置された支持部82を備えている。そして、支持部82の頂部が洗浄部70の洗浄容器71の底部に接続されている。なお、本実施形態では、支持部82として、例えば、ピストン88を昇降可能な昇降部を備えている。そして、ピストン88の先端部が洗浄容器71に接続され、ピストンの昇降に伴って、洗浄部70を昇降させることができる。
また、本実施形態では、洗浄ユニット50は、フレーム部FR2上に載置され、洗浄ユニット50が、フレーム部FR2上を摺動可能に配置されている。すなわち、洗浄ユニット50を、フレーム部FR2上を滑らせながら移動可能(摺動可能)に構成されている。具体的には、洗浄ユニット50が、洗浄ユニット50の軸部74の交差方向としての中心軸74a方向の両端側に移動可能に配置されている。本実施形態では、図2(b)に示すように、軸部74がY軸方向に沿って配置されており、洗浄ユニット50が、フレーム部FR2上をY軸方向に移動可能に構成されている。
また、洗浄ユニット50には、洗浄ユニット50の移動を規制する規制部が設けられている。まず、洗浄ユニット50の交差方向としての中心軸74a方向の移動範囲を規制する第1規制部を備えている。具体的には、図2(b)に示すように、フレーム部FR2に洗浄ユニット50の移動範囲を規制する第1規制部としてのプランジャー90が設けられている。プランジャー90は、洗浄ユニット50の移動範囲に応じて適宜設置することができる。プランジャー90は、ピン部90aとばね部(図示せず)を備え、当該ばね部の作用によってピン部90aの移動が規制される。本実施形態では、洗浄ユニット50のベース基板81を移動させた場合に、ベース基板81の面に倣ってピン部90aがフレーム部FR2側にバネの収縮によって移動する。これにより、ベース基板81を移動させることができる。そして、さらに、ベース基板81を移動させると、ベース基板81に設けられた貫通孔81aに対してプランジャー90のバネの収縮力が開放されピン部90aがベース基板81の方向に突出する。これにより、ベース基板81の移動が規制される。すなわち、洗浄ユニット50の移動が規制される。また、さらに、洗浄ユニット50を移動させるためには、プランジャー90による規制力以上の力をベース基板81(洗浄ユニット50)に加えることにより移動が可能となる。
また、洗浄ユニット50の移動方向を交差方向としての中心軸74a方向に規制する第2規制部92を備えている。具体的には、図2(c)に示すように、洗浄ユニット50の移動方向に沿ってレール92が設けられている。さらに詳細には、洗浄ユニット50の移動方向におけるベース基板81の側面両側に一対のレール92が設けられている。レール92のベース基板81と対抗する側には、平坦面を有する規制面92aが設けられている。これにより、洗浄ユニット50を移動させる際、ベース基板81が規制面92aに沿って移動する。これにより、洗浄ユニット50の移動方向が規制される。
また、洗浄ユニット50の傾きを規制する第3規制部94を備えている。具体的には、図2(c)に示すように、洗浄ユニット50の移動方向に沿ってレール94が設けられている。さらに詳細には、洗浄ユニット50の移動方向におけるベース基板81の上面側にレール94が設けられている。レール94のベース基板81と対抗する側には、平坦面を有する規制面94aが設けられている。これにより、洗浄ユニット50を移動させる際、ベース基板81が規制面92aに沿って移動する。これにより、洗浄ユニット50の傾きが規制される。すなわち、洗浄ユニット50が、フレーム部FR2の上面に対して平行に移動させることができる。第3規制部94は、洗浄ユニット50のZ軸方向の移動を規制することもできる。なお、本実施形態では、第2規制部92と第3規制部94とが一体化されて設置されている。
次に、洗浄ユニットの移動動作について説明する。図3は、洗浄ユニットの移動動作の例を示す説明図である。なお、図3は、搬送ベルト23を透視した状態で示した平面図である。また、図3では、液滴噴射装置100の一部を省略して示している。
図3(a)に示すように、洗浄ユニット50の軸部74は、搬送ベルト23の移動方向(記録媒体Mの搬送方向)と交差する交差方向に配置されている。本実施形態では、搬送ベルト23の搬送方向(X軸方向)に直交した交差方向(Y軸方向)に軸部74が配置される。そして、本実施形態では、洗浄ユニット50が、軸部74の延長線上に移動可能に配置されている。このように移動することによって、洗浄ユニット50は、搬送ベルト23のY軸方向の両側から突出した形態をとることができる。
図3(b)に示すように、例えば、洗浄ユニット50をY軸方向に移動させることができる。本実施形態では、軸部74の中心軸74aを延長した移動軸Yaに沿って移動される。ここで、洗浄ユニット50を移動させる際、第1規制部90、第2規制部92及び第3規制部94によって、洗浄ユニット50の移動範囲、移動方向及び傾きが規制される。なお、図3(b)では、洗浄ユニット50が移動軸Yaに沿って、洗浄ユニット50のY軸方向における全体長の約半分の長さ分移動させた場合を示している。
除去部材75は、複数のブラシがY軸方向に配列して構成されているため、洗浄ユニット50をY軸方向における全体長の長さ分を移動させなくとも、移動させた範囲で個々のブラシの交換等のメンテナンスを行うことができるため、作業性の低下を抑えることができる。
また、図3(c)では、図3(b)で示した洗浄ユニット50の移動方向とは逆の方向(−Y軸方向)に移動させた場合を示している。本実施形態では、軸部74の中心軸74aを延長した移動軸Yaに沿って移動される。ここで、洗浄ユニット50を移動させる際、第1規制部90、第2規制部92及び第3規制部94によって、洗浄ユニット50の移動範囲、移動方向及び傾きが規制される。フレーム部FR1のY軸方向の両側には、開口が形成され、洗浄ユニット50は、開口から突出可能に配置される。なお、図3(c)では、洗浄ユニット50が移動軸Yaに沿って、洗浄ユニット50のY軸方向における全体長の約半分の長さ分移動させた場合を示している。なお、上記実施形態では、洗浄ユニット50の全長に対して約半分の距離を移動させた場合について説明したが、例えば、洗浄ユニット50の全体長分をY軸方向に移動させることも可能である。すなわち、液滴噴射装置100の設置状態に応じて適宜設定することが可能である。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
搬送ベルト23の上方には噴射ヘッド42が配置され、搬送ベルト23によって搬送される記録媒体Mに対してインクを液滴として吐出させ、記録媒体Mに画像を形成することができる。また、搬送ベルト23の下方には洗浄ユニット50が配置されており、搬送ベルト23の洗浄が可能となる。これより、搬送ベルト23に付着したインクの記録媒体Mへの転写が防止され、画像品質を向上させることができる。また、洗浄ユニット50が、洗浄部70の軸部74の中心軸74a方向に移動可能に配置されている。すなわち、洗浄ユニット50は、搬送ベルト23を介して両側に移動可能に構成されている。従って、液滴噴射装置100の設置状況に応じて、洗浄ユニット50の移動方向を選択できるため、液滴噴射装置100のレイアウトの自由度を高めることができる。さらに、洗浄ユニット50を軸部74の両端側に移動可能であるため、例えば、洗浄ユニット50における軸部74の長さの半分を軸部74の一端側に移動させ、軸部74の残りの半分を軸部74の他端部側に移動させ、それぞれメンテナンスを行うことが可能となるため、洗浄ユニット50のメンテナンス用のスペースを省スペース化させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、フレーム部FR2上に配置された洗浄ユニット50をフレーム部FR2上に沿って移動させる構成としたが、これに限定されない。図4は、変形例にかかる液滴噴射装置の構成を示す概略図である。図4に示すように、液滴噴射装置100aの洗浄ユニット50aには、基部80のベース基板81に移動手段としての車輪99が設けられている。そして、車輪99を転がすことによって洗浄ユニット50aを移動させてもよい。この場合においても、洗浄ユニット50aを洗浄部70の軸部74の中心軸74aに沿って移動させる。また、例えば、車輪99の移動方向や移動距離等を規制するレールや制止部等を設置してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態では、フレーム部FR2上にベース基板81を配置したが、例えば、フレーム部FR2とベース基板81との間に、テフロン(登録商標)シート等のシート類を設置してもよい。このようにすれば、フレーム部FR2とベース基板81とが接触するそれぞれの面を保護するとともに、洗浄ユニット50を移動させる際、フレーム部FR2とベース基板81との摩擦が低減されるので、洗浄ユニット50を容易に移動させることができる。
10…記録媒体供給部、20…記録媒体搬送部、30…記録媒体回収部、40…インクジェット部、41…ヘッド移動部、42…噴射ヘッド、50,50a…洗浄ユニット、70…洗浄部、71…洗浄容器、73…除去部、74…軸部、74a…中心軸、75…除去部材、76…モーター、80…基部、81…ベース基板、81a…貫通孔、82…支持部、88…ピストン、90…第1規制部としてのプランジャー、92…第2規制部としてのレール、92a…規制面、94…第3規制部としてのレール、94a…規制面、100,100a…液滴噴射装置。

Claims (6)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの上方に配置され、搬送された前記記録媒体に向けて機能液を液滴として噴射する噴射ヘッドと、
    前記搬送ベルトの下方に配置され、前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ユニットと、を備え、
    前記洗浄ユニットは、前記搬送ベルトの移動方向と交差する交差方向に延びる軸部を含み、
    前記洗浄ユニットが、前記交差方向に移動可能であり、前記搬送ベルトの前記交差方向の両側に突出可能に配置されたことを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液滴噴射装置において、
    前記洗浄ユニットが、前記軸部の延長線上に移動可能に配置されたことを特徴とする液滴噴射装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液滴噴射装置において、
    前記洗浄ユニットは、フレーム部に載置され、
    前記洗浄ユニットが、前記フレーム部上を摺動可能に配置されたことを特徴とする液滴噴射装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液滴噴射装置において、
    前記洗浄ユニットの前記交差方向の移動範囲を規制する第1規制部を備えたことを特徴とする液滴噴射装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液滴噴射装置において、
    前記洗浄ユニットの移動方向を前記交差方向に規制する第2規制部を備えたことを特徴とする液滴噴射装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の液滴噴射装置において、
    前記洗浄ユニットの傾きを規制する第3規制部を備えたことを特徴とする液滴噴射装置。
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