JP2016210582A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体を載置して搬送する搬送ベルトを備える記録装置において、搬送ベルトの洗浄がより効率的に実施される記録装置を提供する。【解決手段】記録装置(捺染装置100)は、記録媒体に液体(インク)を付与して記録を行う記録部10と、記録媒体を搬送する搬送ベルト34と、搬送ベルト34を洗浄するための洗浄ローラー52とを備え、洗浄ローラー52が、搬送ベルト34の幅方向に移動する。【選択図】図4
Description
本発明は、記録媒体を搬送する搬送ベルトを備える記録装置に関する。
従来から、記録媒体(印刷媒体)を無端の搬送ベルトに載置して搬送する搬送機構を備える記録装置(印刷装置)が使用されている。このような記録装置では、記録媒体の端部に記録を行う際にインクが記録媒体の端部からはみ出して搬送ベルトの表面に付着してしまう場合がある。また、記録媒体に、布帛などでインクの透過性が高い材料を使用する場合、記録媒体の表面(記録面)から裏面にインクが滲み出して搬送ベルトの表面にインクが付着してしまう場合がある。
これに対し、例えば、特許文献1には、搬送ベルトの表面を洗浄するために、周面が高分子多孔質体からなる拭き取りローラーを具備した洗浄部を備える記録装置(インクジェットプリント装置)が記載されている。
また、特許文献2には、搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラーを複数設け、下流側の洗浄ローラーに付着した汚れを洗浄した洗浄液を上流側の洗浄ローラーの洗浄用に活用することにより、洗浄液が効率良く使用できるとする画像記録装置が記載されている。
これに対し、例えば、特許文献1には、搬送ベルトの表面を洗浄するために、周面が高分子多孔質体からなる拭き取りローラーを具備した洗浄部を備える記録装置(インクジェットプリント装置)が記載されている。
また、特許文献2には、搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラーを複数設け、下流側の洗浄ローラーに付着した汚れを洗浄した洗浄液を上流側の洗浄ローラーの洗浄用に活用することにより、洗浄液が効率良く使用できるとする画像記録装置が記載されている。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の記録装置では、記録媒体の種類や、記録する画像の仕様(画像の大きさや位置、画質、インクの種類など)によって、搬送ベルトの洗浄が不要な場合や極わずかで良い場合であっても洗浄の方法やその程度が変わらないため、洗浄が過剰・無駄になってしまう場合があった。その結果、搬送ベルトの表面の劣化が早まってしまったり、洗浄水や洗浄に要する電力を浪費してしまったりするという問題があった。また、より幅の広い記録媒体に対応する記録装置では、幅の広い搬送ベルトの洗浄を行う拭き取りローラーや洗浄ローラーの長さが長くなり(ローラー幅が広くなり)、その結果ローラー軸の撓みにより、ベルト幅方向の洗浄むらが発生してしまう場合がある(例えば、洗浄ローラーがベルト下に配置される場合、ベルト幅の中央部分の洗浄が良好に行われなくなってしまう場合がある)などの問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例に係る記録装置は、記録媒体に液体を付与して記録を行う記録部と、前記記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを洗浄するための洗浄ローラーと、を備え、前記洗浄ローラーが、前記搬送ベルトの幅方向に移動することを特徴とする。
本適用例によれば、洗浄ローラーが、搬送ベルトの幅方向に移動するため、搬送ベルトの幅方向において洗浄が必要な部分に対応させて選択的に洗浄を行うことができる。
[適用例2] 上記適用例に係る記録装置において、前記洗浄ローラーのローラー幅が、前記搬送ベルトのベルト幅より狭いことを特徴とする。
本適用例によれば、ローラー幅が、搬送ベルトのベルト幅より狭い洗浄ローラーであっても、洗浄ローラーが、搬送ベルトの幅方向に移動するため、搬送ベルトの幅方向に亘って、好適に洗浄することができる。また、搬送ベルトのベルト幅が広い記録装置であっても、ローラー軸をそれに合わせて長大にする必要が無いため、ローラー軸の撓みなどによって洗浄むらが発生することが無くなる。
[適用例3] 上記適用例に係る記録装置において、前記洗浄ローラーが前記搬送ベルトに当接して前記搬送ベルトを洗浄する際に、前記洗浄ローラーのローラー回転軸の軸方向が、前記搬送ベルトの幅方向に対して平行となるようにセットされていることを特徴とする。
本適用例によれば、搬送ベルトの移動方向に対して洗浄ローラーを正対させて正回転あるいは逆回転させて洗浄を行うことにより、より好適に搬送ベルトの洗浄を行うことができる。
[適用例4] 上記適用例に係る記録装置において、前記洗浄ローラーが前記搬送ベルトに当接して前記搬送ベルトを洗浄する際に、前記洗浄ローラーのローラー回転軸の軸方向が、前記搬送ベルトの幅方向と交差する方向にセットされていることを特徴とする。
本適用例によれば、洗浄ローラーの移動方向に向けて洗浄ローラーを正回転あるいは逆回転させて洗浄を行うことができる。また、搬送ベルトの移動方向に、より長い幅で、洗浄ローラーと搬送ベルトの表面とを当接させながら洗浄を行うことができる。
[適用例5] 上記適用例に係る記録装置において、前記洗浄ローラーが前記搬送ベルトに当接し前記搬送ベルトの幅方向に移動しながら前記搬送ベルトを洗浄する際に、前記洗浄ローラーのローラー回転軸の軸方向を、前記洗浄ローラーが移動する方向に応じて変えることを特徴とする。
本適用例によれば、搬送ベルトと洗浄ローラーとの相対的な移動方向に対して正対するように洗浄ローラーを正回転あるいは逆回転させて洗浄を行うことができ、より好適に搬送ベルトの洗浄を行うことができる。
[適用例6] 上記適用例に係る記録装置において、前記洗浄ローラーが複数備えられていることを特徴とする。
本適用例によれば、洗浄ローラーが複数備えられることで、搬送ベルトの幅方向に亘って、より好適に洗浄を行うことができる。
[適用例7] 上記適用例に係る記録装置において、複数の前記洗浄ローラーのそれぞれを独立して駆動可能であることを特徴とする。
本適用例によれば、搬送ベルトの洗浄が必要な部分に対し、より好適に洗浄を行う設定が可能となる。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、Z軸方向が鉛直方向、+Z方向が上方向、Y軸方向が前後方向、+Y方向が手前方向、X軸方向が左右方向、+X方向が左方向、X−Y平面が水平面としている。
(実施形態1)
<記録装置の基本構成>
図1は、実施形態1に係る「記録装置」としての捺染装置100の構成を示す正面図である。
捺染装置100は、「記録媒体」としての布帛1に「液体」としてのインクを付与して画像を記録(印刷)することで布帛1の捺染を行う記録装置である。
捺染装置100は、記録部10、供給部20、搬送部30、回収部40、洗浄部50、乾燥部60、制御部70などを備え、基体8によって装置としてまとめられている。
<記録装置の基本構成>
図1は、実施形態1に係る「記録装置」としての捺染装置100の構成を示す正面図である。
捺染装置100は、「記録媒体」としての布帛1に「液体」としてのインクを付与して画像を記録(印刷)することで布帛1の捺染を行う記録装置である。
捺染装置100は、記録部10、供給部20、搬送部30、回収部40、洗浄部50、乾燥部60、制御部70などを備え、基体8によって装置としてまとめられている。
布帛1としては、例えば綿、絹、ウール、化学繊維、混紡などの布帛が用いられる。本実施形態では、ロール方式で供給される帯状の布帛1に対して画像を印刷する場合の構成を例に挙げて説明するが、これに限られることは無く、記録媒体を搬送する搬送ベルトが用いられる記録装置であれば、他の構成(例えば、枚葉式の記録媒体を対象とする構成)であっても良い。
記録部10は、インクジェット方式によりインク滴を吐出して布帛1に付与することにより画像を形成し記録(印刷)するインク吐出ヘッド11を備えている。インク吐出ヘッド11は、例えば、4つのノズル列12を有し、ノズル列12毎に異なる色のインク(例えば、シアン:C、マゼンタ:M、イエロー:Y、ブラック:K)が吐出されるようになっている。
なお、インク吐出ヘッド11は、布帛1の幅方向に延在し固定して配列されたラインヘッド式、あるいは、可動のキャリッジに搭載され、布帛1の幅方向に移動しながらインクを吐出するシリアルヘッド式のいずれであっても良い。
なお、インク吐出ヘッド11は、布帛1の幅方向に延在し固定して配列されたラインヘッド式、あるいは、可動のキャリッジに搭載され、布帛1の幅方向に移動しながらインクを吐出するシリアルヘッド式のいずれであっても良い。
供給部20は、ロール状に巻かれた布帛1を支持する軸部21、および軸部21を着脱可能に、また、回転可能に支持する軸受部22を有し、インクが吐出される前の、つまり、所望の画像形成(印刷)が行われていない布帛1を収容する。
軸受部22は、軸部21を回転駆動させる回転駆動部(図示省略)を有し、布帛1が送り出される方向に軸部21を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部70によって制御される。なお、搬送部30によって布帛1が安定的に引き出される場合には、必ずしも回転駆動部を有する必要はない。
軸受部22は、軸部21を回転駆動させる回転駆動部(図示省略)を有し、布帛1が送り出される方向に軸部21を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部70によって制御される。なお、搬送部30によって布帛1が安定的に引き出される場合には、必ずしも回転駆動部を有する必要はない。
搬送部30は、搬送ローラー31,32、布帛押着ローラー33、搬送ベルト34、ベルト回転ローラー35、ベルト駆動ローラー36などを有し、供給部20から記録部10を経由し回収部40まで布帛1を搬送する搬送経路を構成する。
搬送ベルト34は、無端状に形成されており、ベルト回転ローラー35およびベルト駆動ローラー36に懸架されている。つまり、ベルト回転ローラー35およびベルト駆動ローラー36は、搬送ベルト34の内周面を支持する。
搬送ベルト34は、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36との間の部分が床面9に平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。なお、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36との間に、搬送ベルト34を内周面から支持する支持部が設けられた構成であっても良い。
搬送ベルト34は、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36との間の部分が床面9に平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。なお、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36との間に、搬送ベルト34を内周面から支持する支持部が設けられた構成であっても良い。
搬送ベルト34の表面(支持面34a)には、布帛1を粘着させる粘着層(図示省略)が設けられている。搬送ベルト34は、粘着層が設けられた支持面34aで布帛1を支持する。布帛押着ローラー33は、搬送経路において、記録部10よりも上流側の搬送ベルト34の上部に設置されている。布帛押着ローラー33は、布帛1を、粘着層を有する支持面34aに押着し、搬送ベルト34から離れる(浮く)のを防止する。
ベルト駆動ローラー36の回転により搬送ベルト34が回転し、搬送ベルト34の回転に伴ってベルト回転ローラー35が回転する。搬送ベルト34の回転により、搬送ベルト34(支持面34a)に支持される布帛1が所定の搬送方向に搬送される。搬送経路において、ベルト回転ローラー35は、ベルト駆動ローラー36の上流側に配置されている。つまり、ベルト回転ローラー35からベルト駆動ローラー36へ向かう方向(図1において+X方向)が搬送方向である。
搬送ローラー31は、供給部20から布帛押着ローラー33までの搬送経路において布帛1を中継する。搬送ローラー32は、布帛1を搬送ベルト34の支持面34aから剥離し、乾燥部60、回収部40までの搬送経路において布帛1を中継する。
乾燥部60は、搬送ローラー32と回収部40との間に設けられており、インクの種類に応じた乾燥機構(例えばヒーターや紫外線照射器)によって、布帛1に付与されたインクの乾燥(硬化)を行う。
乾燥部60は、搬送ローラー32と回収部40との間に設けられており、インクの種類に応じた乾燥機構(例えばヒーターや紫外線照射器)によって、布帛1に付与されたインクの乾燥(硬化)を行う。
回収部40は、帯状の布帛1がロール状に巻かれる軸部41、および軸部41を着脱可能に、また、回転可能に支持する軸受部42を有し、付与されたインクが乾燥された後の、つまり所望の画像形成が行われた後の布帛1を収容する。
軸受部42は、軸部41を回転駆動させる回転駆動部(図示省略)を有し、布帛1が巻き取られる方向に軸部41を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部70によって制御される。
軸受部42は、軸部41を回転駆動させる回転駆動部(図示省略)を有し、布帛1が巻き取られる方向に軸部41を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部70によって制御される。
制御部70は、操作表示部71(ディスプレイ)を備える例えばパーソナルコンピューターであり、捺染装置100の各部を統括的に制御する。具体的には、制御部70は、予め入力された画像データに基づいて行う記録制御として記録部10の制御(インク吐出ヘッド11に対するインクの吐出制御)や、搬送部30に対する搬送駆動制御などを、また、以下に説明する洗浄部50の駆動制御などを行う。
<洗浄部(従来技術)>
洗浄部50は、本実施形態を特徴付ける部分であるが、その理解を容易とするため、洗浄部50の説明に先立ち、従来技術における洗浄部の構成について説明する。
図2は、従来技術の一例としての洗浄部90の構成を示す斜視図である。
洗浄部90は、搬送ベルト34の表面(支持面34a)を洗浄する複数の洗浄ユニット91を有しており、記録部10との間に、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36に懸架された搬送ベルト34を挟むように位置し、搬送ベルト34の表面(支持面34a)を下方から洗浄するように配置されている。
洗浄ユニット91は、搬送ベルト34が移動する上流側から下流側に向かって複数(図2の例では2つ)並んで配置され、それぞれに洗浄ローラー92、洗浄槽93、押圧機構94などを有している。
洗浄部50は、本実施形態を特徴付ける部分であるが、その理解を容易とするため、洗浄部50の説明に先立ち、従来技術における洗浄部の構成について説明する。
図2は、従来技術の一例としての洗浄部90の構成を示す斜視図である。
洗浄部90は、搬送ベルト34の表面(支持面34a)を洗浄する複数の洗浄ユニット91を有しており、記録部10との間に、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36に懸架された搬送ベルト34を挟むように位置し、搬送ベルト34の表面(支持面34a)を下方から洗浄するように配置されている。
洗浄ユニット91は、搬送ベルト34が移動する上流側から下流側に向かって複数(図2の例では2つ)並んで配置され、それぞれに洗浄ローラー92、洗浄槽93、押圧機構94などを有している。
洗浄ローラー92は、搬送ベルト34の幅と同じか、あるいはやや長めの幅を有する回転ローラーであり、支持面34aを洗浄するブラシ92aと、搬送ベルト34が移動する方向(搬送方向)と交差する方向にローラー回転軸(以下、単に回転軸とも言う)を構成する軸部92bなどを有している。軸部92bが、駆動モーター(図示省略)により回転することで、支持面34aに当接するブラシ92aが回転して支持面34aを洗浄する。
洗浄ローラー92の回転方向や回転速度は、制御部70の制御に従い、洗浄ユニット91毎に設定することができる。
洗浄ローラー92の回転方向や回転速度は、制御部70の制御に従い、洗浄ユニット91毎に設定することができる。
洗浄槽93は、ブラシ92aに付着したインク、その他の異物を取り除き洗浄する洗浄液を貯留する槽である。洗浄ローラー92(ブラシ92a)の下側が貯留した洗浄液に晒されるように構成されている。
洗浄液は、洗浄槽93の供給口95から供給され、ブラシ92aを洗浄して排液口96から排液される。洗浄液としては、例えば、水や水溶性溶剤(アルコール水溶液など)が使用される。
洗浄液は、洗浄槽93の供給口95から供給され、ブラシ92aを洗浄して排液口96から排液される。洗浄液としては、例えば、水や水溶性溶剤(アルコール水溶液など)が使用される。
押圧機構94は、例えば、油圧シリンダーを備えた昇降機構であり、その上部に洗浄ローラー92の軸部92b、駆動モーターおよび洗浄槽93を支え、制御部70の制御に従い、これらを上下させることにより、支持面34aに対する洗浄ローラー92の押圧を変え、洗浄の度合いを調整する。洗浄ユニット91を駆動させない場合には、押圧機構94によって、ブラシ92aが支持面34aに当接しない高さまで下げられ、洗浄ローラー92の回転を停止する。
以上のような従来技術による洗浄部の構成においては、より幅の広い記録媒体に対応する記録装置の場合に、幅の広い搬送ベルト34に対応させて洗浄ユニット91(洗浄ローラー92および対応する洗浄槽93)の長さを長くする必要があった。その結果、洗浄ローラー92(軸部92b)の撓みの影響により、ベルト幅の中央部分に対する押圧が不足し、中央部分の洗浄が良好に行われなくなってしまう場合があるなどの問題があった。また、洗浄槽93の容量の増大に伴い、使用する洗浄液の量を必要以上に増やさなければならないという問題もあった。
<本実施形態に係る洗浄部>
このような問題に対し、本実施形態の記録装置(捺染装置100)は、従来技術による洗浄部90に替えて、本実施形態を特徴付ける洗浄部50を備えている。
図3は、洗浄部50が有する洗浄ユニット51の構成を示す斜視図である。また、図4(a)は、洗浄ユニット51の移動方向を示す斜視図、図4(b)は、洗浄ユニット51の移動機構を示す側面図である。
このような問題に対し、本実施形態の記録装置(捺染装置100)は、従来技術による洗浄部90に替えて、本実施形態を特徴付ける洗浄部50を備えている。
図3は、洗浄部50が有する洗浄ユニット51の構成を示す斜視図である。また、図4(a)は、洗浄ユニット51の移動方向を示す斜視図、図4(b)は、洗浄ユニット51の移動機構を示す側面図である。
洗浄部50は、搬送ベルト34の表面(支持面34a)を洗浄する複数の洗浄ユニット51を有しており、洗浄部90と同様に、記録部10との間に、ベルト回転ローラー35とベルト駆動ローラー36に懸架された搬送ベルト34を挟むように位置し、搬送ベルト34の表面(支持面34a)を下方から洗浄するように配置されている。
また、洗浄部50は、それぞれの洗浄ユニット51に供給する洗浄液の量を変更することが可能な洗浄液供給手段(図示省略)を備えている。供給する洗浄液の量は、制御部70(図1参照)によって制御される。
また、洗浄部50は、それぞれの洗浄ユニット51に供給する洗浄液の量を変更することが可能な洗浄液供給手段(図示省略)を備えている。供給する洗浄液の量は、制御部70(図1参照)によって制御される。
洗浄ユニット51の基本構成は洗浄ユニット91と同様であり、洗浄ローラー52、洗浄槽53、ローラー押圧機構54、移動機構57などを有している。
洗浄ユニット51の洗浄ユニット91との違いは、そのサイズ(長さ)と、移動機構57を備えることにある。具体的には、洗浄ローラー52の長さ(ローラー幅)が、搬送ベルト34のベルト幅より狭くなっている。図4(a),(b)に示す例では、洗浄ローラー52のローラー幅は、搬送ベルト34のベルト幅の約3分の1である。また、移動機構57は、制御部70の制御に従って、洗浄ユニット51を、搬送ベルト34の幅方向(ベルト幅方向)に移動させる機能を有する。
洗浄ユニット51の洗浄ユニット91との違いは、そのサイズ(長さ)と、移動機構57を備えることにある。具体的には、洗浄ローラー52の長さ(ローラー幅)が、搬送ベルト34のベルト幅より狭くなっている。図4(a),(b)に示す例では、洗浄ローラー52のローラー幅は、搬送ベルト34のベルト幅の約3分の1である。また、移動機構57は、制御部70の制御に従って、洗浄ユニット51を、搬送ベルト34の幅方向(ベルト幅方向)に移動させる機能を有する。
洗浄ローラー52の基本構成は洗浄ローラー92と同様であり、支持面34aを洗浄するブラシ52aと、搬送ベルト34が移動する方向(搬送方向)と交差する方向(搬送ベルト34の幅方向に対して平行となる方向)に回転軸を構成する軸部52bなどを有している。つまり、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、搬送ベルト34の幅方向に対して平行となるようにセットされている。軸部52bが、駆動モーター(図示省略)により回転することで、支持面34aに当接するブラシ52aが回転して支持面34aを洗浄する。
洗浄ローラー52の回転方向や回転速度は、制御部70の制御に従い、洗浄ユニット51毎に設定することができる。
洗浄ローラー52の回転方向や回転速度は、制御部70の制御に従い、洗浄ユニット51毎に設定することができる。
洗浄槽53は、その長さ(洗浄ローラー52の延在方向の長さ)が異なることを除き、洗浄槽93と同様であり、ブラシ52aに付着したインク、その他の異物を取り除き洗浄する洗浄液を貯留する。洗浄槽53の長さは、洗浄ローラー52(ブラシ52aの下側の領域)が洗浄のために洗浄液に晒される必要充分な長さであれば良い。
洗浄液は、洗浄ユニット51の駆動に応じて、洗浄槽53の一方の端部の下方に設けられた供給口55(図3参照)から供給され、ブラシ52aを洗浄して、他方の端部の下方に設けられた排液口56から排液される。
洗浄液は、洗浄ユニット51の駆動に応じて、洗浄槽53の一方の端部の下方に設けられた供給口55(図3参照)から供給され、ブラシ52aを洗浄して、他方の端部の下方に設けられた排液口56から排液される。
ローラー押圧機構54(図4(b)参照)は、押圧機構94と同様の昇降機構であり、洗浄ローラー52の軸部52b、駆動モーターおよび洗浄槽53を支え、制御部70の制御に従い、これらを上下させる(搬送ベルト34に対して洗浄ローラー52の押圧および分離を行う)ことにより、支持面34aに対する洗浄ローラー52の押圧を変え、洗浄の度合いを調整する。洗浄ユニット51を駆動させない場合には、ローラー押圧機構54によって、ブラシ52aが支持面34aに当接しない高さまで下げられ、洗浄ローラー52の回転を停止する。また、制御部70は、洗浄ユニット51を駆動させない場合に、洗浄槽53に対する洗浄液の供給を停止する。
移動機構57(図4(b)参照)は、ローラー押圧機構54のベース部54aを支持して、ローラー押圧機構54を、つまりは、洗浄ユニット51を、基体8の上面に設けられたガイド軸57aに沿ってY軸方向(搬送ベルト34の幅方向)に往復移動させる。往復移動させるための機構は、例えば、モーターなどの駆動部を備えたボール・ナットやラック・アンド・ピニオンなどによって構成することができる。搬送ベルト34を駆動させながら、洗浄ユニット51をY軸方向に移動することにより、洗浄ローラー52は、支持面34aの全面を洗浄することができる。すなわち、洗浄ユニット51が搬送ベルト34のベルト幅方向に移動可能に構成されることで、洗浄ローラー52の長さ(ローラー幅)が、搬送ベルト34のベルト幅より狭くとも、支持面34aの全面に対する洗浄を可能としている。
洗浄部50は、図4(a)に示すように、洗浄ローラー52がY軸方向に移動する2つの洗浄ユニット51で構成されているが、洗浄ユニット51の数はこれに限定するものではない。例えば、必要に応じ、洗浄ユニット51の増設を可能とする構成であることが好ましい。
なお、図4(a)では、ローラー押圧機構54、供給口55、排液口56、移動機構57などの図示を省略している。
なお、図4(a)では、ローラー押圧機構54、供給口55、排液口56、移動機構57などの図示を省略している。
以上のような構成において、制御部70は、個々の洗浄ユニット51を独立して制御する。すなわち、制御部70は、搬送ベルト34の汚れの度合いに応じ、所定の洗浄効果を得るために、個々の洗浄ユニット51の駆動仕様を決定して駆動する。駆動仕様としての要素は、洗浄ユニット51の駆動,非駆動、駆動させる場合の駆動位置、ローラー押圧機構54による洗浄ユニット51の押圧の度合い、洗浄ローラー52の回転方向、回転速度、供給する洗浄液の量などである。洗浄ユニット51の駆動位置は、洗浄が必要な所定の位置に固定する方法であっても良いし、洗浄させながら、洗浄が必要な領域内を移動させる方法であっても良い。すなわち、洗浄ユニット51を搬送ベルト34の幅方向(Y軸方向)の所定の位置に移動させた後に、洗浄ローラー52を支持面34aに当接させる方法でも良いし、洗浄ローラー52を支持面34aに当接させたまま、Y軸方向に移動させながら洗浄を行う方法であっても良い。
例えば、布帛1が、その裏面にインクの滲み出しが危惧されない材質(インク透過率=0)の場合、洗浄の実施は、インクの滲み出し以外の要因(例えば、布帛1の幅を上回る位置に対するインクの吐出など)に対応するもので充分である。その場合には、布帛1の幅方向両端部付近の領域に洗浄ユニット51を移動させて、洗浄に必要充分な駆動仕様で駆動する。また、逆に、例えば、布帛1が、インクの滲み出しが顕著な材質の場合には、画像データに応じて(布帛1に付与するインクの位置および量に応じて)、搬送ベルト34へインクが滲み出し付着するため、画像データに基づいて、想定される位置に洗浄ユニット51を移動させ、必要充分な駆動仕様で駆動する。
所定の洗浄効果が得られる必要充分な駆動仕様を決定する方法には、予め、画像データや記録媒体の種類に応じて駆動仕様が決定される制御テーブルを準備しておく方法や、搬送ベルト34の汚れの位置や汚れの度合いの検出結果に応じて決定される方法などが利用できる。搬送ベルト34の汚れの位置や汚れの度合いは、記録媒体の搬送経路において、洗浄部50あるいは個々の洗浄ユニット51の上流側にセンサーを設置することで得られる。センサーには、例えば、搬送ベルト34(支持面34a)の汚れ度合いを画像データとして取得可能な、光源を備えたラインセンサーなどを利用することができる。
<実施形態1の効果>
以上述べたように、本実施形態による記録装置によれば、以下の効果を得ることができる。
洗浄ローラー52が、搬送ベルト34の幅方向に移動するため、搬送ベルト34の幅方向において洗浄が必要な部分に対応させて選択的に洗浄を行うことができる。
以上述べたように、本実施形態による記録装置によれば、以下の効果を得ることができる。
洗浄ローラー52が、搬送ベルト34の幅方向に移動するため、搬送ベルト34の幅方向において洗浄が必要な部分に対応させて選択的に洗浄を行うことができる。
また、ローラー幅が、搬送ベルト34のベルト幅より狭い洗浄ローラー52であっても、洗浄ローラー52が、搬送ベルト34の幅方向に移動するため、搬送ベルト34の幅方向に亘って、好適に洗浄することができる。また、搬送ベルト34のベルト幅が広い記録装置であっても、ローラー軸をそれに合わせて長大にする必要が無いため、ローラー軸の撓みなどによって洗浄むらが発生することが無くなる。
また、搬送ベルト34の移動方向に対して洗浄ローラー52を正対させて正回転あるいは逆回転させて洗浄を行うことにより、より好適に搬送ベルト34の洗浄を行うことができる。
また、洗浄ローラー52のローラー幅が、搬送ベルト34のベルト幅より狭くても、洗浄ローラー52が複数備えられることで、搬送ベルト34の幅方向に亘って、より好適に洗浄を行うことができる。
また、複数の洗浄ローラー52のそれぞれを独立して駆動することができるため、搬送ベルト34の洗浄が必要な部分に対し、より好適に洗浄を行う設定が可能となる。
また、洗浄槽53の長さは、洗浄ローラー52(ブラシ52aの下側の領域)が洗浄のために洗浄液に晒される必要充分な長さであれば良いため、洗浄ユニット51毎に貯留する洗浄液の量を必要充分な範囲に減らすことができる。また、洗浄部50に供給する洗浄液の総量は、駆動される洗浄ユニット51の数に応じた量となるため、必要充分な範囲に減らすことができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る記録装置としての捺染装置101(図示省略)について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
捺染装置101は、洗浄ローラー52が搬送ベルト34(支持面34a)に当接して搬送ベルト34を洗浄する際に、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、搬送ベルト34の幅方向と交差する方向にセットされていることを特徴としている。この点を除き、捺染装置101は、捺染装置100と同じである。
次に、実施形態2に係る記録装置としての捺染装置101(図示省略)について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
捺染装置101は、洗浄ローラー52が搬送ベルト34(支持面34a)に当接して搬送ベルト34を洗浄する際に、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、搬送ベルト34の幅方向と交差する方向にセットされていることを特徴としている。この点を除き、捺染装置101は、捺染装置100と同じである。
図5は、本実施形態における洗浄ローラー52の向きおよび移動方向を示す斜視図である。
図5に示すように、実施形態2において、洗浄ユニット51は、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、搬送ベルト34の幅方向と交差する方向、具体的には、搬送ベルト34の移動方向と平行な方向になるように構成されている。つまり、洗浄ローラー52が、洗浄ユニット51の移動方向に正対して回転するようにセットされている。
図5に示すように、実施形態2において、洗浄ユニット51は、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、搬送ベルト34の幅方向と交差する方向、具体的には、搬送ベルト34の移動方向と平行な方向になるように構成されている。つまり、洗浄ローラー52が、洗浄ユニット51の移動方向に正対して回転するようにセットされている。
このような構成において、制御部70は、個々の洗浄ユニット51を独立して制御する。
例えば、布帛1が、インクの滲み出しが顕著な材質の場合には、画像データに基づいて、洗浄が必要と想定される位置に洗浄ユニット51を移動させ、必要充分な駆動仕様で(例えば、その領域でY軸方向に往復移動を繰り返すなどして)洗浄する。
例えば、布帛1が、インクの滲み出しが顕著な材質の場合には、画像データに基づいて、洗浄が必要と想定される位置に洗浄ユニット51を移動させ、必要充分な駆動仕様で(例えば、その領域でY軸方向に往復移動を繰り返すなどして)洗浄する。
また、例えば、特定の場所においてインク汚れが激しい場合などにおいては、該当する領域が洗浄部50の洗浄エリア(洗浄ローラー52が当接可能なエリア)に来たところで搬送ベルト34の移動を停止し、洗浄ユニット51をY軸方向に往復移動させながら必要充分な洗浄を繰り返す。
本実施形態による記録装置においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることが出来る。すなわち、ローラー幅が、搬送ベルト34のベルト幅より狭い洗浄ローラー52であっても、洗浄ローラー52が、搬送ベルト34の幅方向に移動するため、搬送ベルト34の幅方向に亘って、好適に洗浄することができる。
また、洗浄ローラー52の移動方向に向けて洗浄ローラー52を正回転あるいは逆回転させて洗浄を行うことができ、より好適に搬送ベルト34の洗浄を行うことができる。
また、搬送ベルト34の移動方向に長い幅(つまりは、洗浄ローラー52の幅)で、洗浄ローラー52と搬送ベルト34の表面(支持面34a)とを当接させながら洗浄を行うことができるため、より効果的に洗浄を行うことができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る記録装置としての捺染装置102(図示省略)について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
捺染装置102は、洗浄ローラー52が搬送ベルト34に当接し搬送ベルト34の幅方向に移動しながら搬送ベルト34を洗浄する際に、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向を、洗浄ローラー52が移動する方向に応じて変えることを特徴としている。つまり、捺染装置102は、洗浄ローラー52が搬送ベルト34の幅方向に移動する方向に対応して洗浄ローラー52の回転軸の方向を変える回転機構(図示省略)を備えている。この回転機構は、制御部70の制御に基づき、ローラー押圧機構54のベース部54a(図4(b)参照)に対して、洗浄ローラー52(および洗浄槽53)を回転させることができる。
これらの点を除き、捺染装置102は、捺染装置100,101と同じである。
次に、実施形態3に係る記録装置としての捺染装置102(図示省略)について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
捺染装置102は、洗浄ローラー52が搬送ベルト34に当接し搬送ベルト34の幅方向に移動しながら搬送ベルト34を洗浄する際に、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向を、洗浄ローラー52が移動する方向に応じて変えることを特徴としている。つまり、捺染装置102は、洗浄ローラー52が搬送ベルト34の幅方向に移動する方向に対応して洗浄ローラー52の回転軸の方向を変える回転機構(図示省略)を備えている。この回転機構は、制御部70の制御に基づき、ローラー押圧機構54のベース部54a(図4(b)参照)に対して、洗浄ローラー52(および洗浄槽53)を回転させることができる。
これらの点を除き、捺染装置102は、捺染装置100,101と同じである。
図6(a),(b)は、本実施形態における洗浄ローラー52の向きおよび移動方向を示す平面図である。
図6(a),(b)に示すように、実施形態3において、洗浄ユニット51は、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、洗浄ローラー52が搬送ベルト34の幅方向に移動する方向に応じてセットされる。より、具体的には、洗浄ローラー52が、洗浄ユニット51が搬送ベルト34に対して相対移動する方向に正対して回転するようにローラー回転軸の軸方向がセットされる。
図6(a),(b)に示すように、実施形態3において、洗浄ユニット51は、洗浄ローラー52のローラー回転軸の軸方向が、洗浄ローラー52が搬送ベルト34の幅方向に移動する方向に応じてセットされる。より、具体的には、洗浄ローラー52が、洗浄ユニット51が搬送ベルト34に対して相対移動する方向に正対して回転するようにローラー回転軸の軸方向がセットされる。
例えば、図6(a)に示す例では、洗浄ユニット51が−Y方向に移動するベクトルA1と、搬送ベルト34の移動に対して洗浄ユニット51が相対移動するベクトルBとの合成ベクトルC1の方向に正対して洗浄ローラー52が回転するように回転軸が傾いてセットされる。
同様に、図6(b)に示す例では、洗浄ユニット51が+Y方向に移動するベクトルA2と、搬送ベルト34の移動に対して洗浄ユニット51が相対移動するベクトルBとの合成ベクトルC2の方向に正対して洗浄ローラー52が回転するように回転軸が傾いてセットされる。
同様に、図6(b)に示す例では、洗浄ユニット51が+Y方向に移動するベクトルA2と、搬送ベルト34の移動に対して洗浄ユニット51が相対移動するベクトルBとの合成ベクトルC2の方向に正対して洗浄ローラー52が回転するように回転軸が傾いてセットされる。
このように、制御部70は、洗浄ユニット51を支持する回転機構を制御し、Y軸方向に移動する洗浄ユニット51の向きおよび速度に応じて、洗浄ローラー52の回転軸の方向を変える。
本実施形態によれば、搬送ベルト34と洗浄ローラー52との相対的な移動方向に対して、正対するように洗浄ローラー52を正回転あるいは逆回転させて洗浄を行うことができるため、上述した実施形態の効果に加えて、より好適に搬送ベルト34の洗浄を行うことができる。
1…布帛、8…基体、10…記録部、11…インク吐出ヘッド、12…ノズル列、20…供給部、21…軸部、22…軸受部、30…搬送部、31,32…搬送ローラー、33…布帛押着ローラー、34…搬送ベルト、34a…支持面、35…ベルト回転ローラー、36…ベルト駆動ローラー、40…回収部、41…軸部、42…軸受部、50…洗浄部、51…洗浄ユニット、52…洗浄ローラー、52a…ブラシ、52b…軸部、53…洗浄槽、54…ローラー押圧機構、54a…ベース部、55…供給口、56…排液口、57…移動機構、57a…ガイド軸、60…乾燥部、70…制御部、71…操作表示部、100〜102…捺染装置。
Claims (7)
- 記録媒体に液体を付与して記録を行う記録部と、
前記記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを洗浄するための洗浄ローラーと、を備え、
前記洗浄ローラーが、前記搬送ベルトの幅方向に移動することを特徴とする記録装置。 - 前記洗浄ローラーのローラー幅が、前記搬送ベルトのベルト幅より狭いことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記洗浄ローラーが前記搬送ベルトに当接して前記搬送ベルトを洗浄する際に、
前記洗浄ローラーのローラー回転軸の軸方向が、前記搬送ベルトの幅方向に対して平行となるようにセットされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。 - 前記洗浄ローラーが前記搬送ベルトに当接して前記搬送ベルトを洗浄する際に、
前記洗浄ローラーのローラー回転軸の軸方向が、前記搬送ベルトの幅方向と交差する方向にセットされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。 - 前記洗浄ローラーが前記搬送ベルトに当接し前記搬送ベルトの幅方向に移動しながら前記搬送ベルトを洗浄する際に、
前記洗浄ローラーのローラー回転軸の軸方向を、前記洗浄ローラーが移動する方向に応じて変えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。 - 前記洗浄ローラーが複数備えられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置。
- 複数の前記洗浄ローラーのそれぞれを独立して駆動可能であることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015097135A JP2016210582A (ja) | 2015-05-12 | 2015-05-12 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=57549372
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JP (1) | JP2016210582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020032664A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-05 | コニカミノルタ株式会社 | ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置 |
-
2015
- 2015-05-12 JP JP2015097135A patent/JP2016210582A/ja active Pending
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CN110871637A (zh) * | 2018-08-31 | 2020-03-10 | 柯尼卡美能达株式会社 | 带清洁装置及喷墨图像形成装置 |
JP7139792B2 (ja) | 2018-08-31 | 2022-09-21 | コニカミノルタ株式会社 | ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置 |
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