JP2020044722A - 印刷装置、印刷システム、印刷ヘッドメンテナンス方法 - Google Patents

印刷装置、印刷システム、印刷ヘッドメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の印刷ヘッドのうち、対象となる印刷ヘッドに対する個別のメンテナンスを適切に実行可能とする。【解決手段】複数の印刷ヘッドHのそれぞれが個別に、メンテナンス位置Dmと、当該メンテナンス位置Dmよりメンテナンス部材964、961、971から離れる退避位置Deとのいずれかに位置することが可能である。そして、複数の印刷ヘッドHのうち、対象の印刷ヘッドHに隣接する印刷ヘッドHを退避位置Deに位置させた状態で、対象の印刷ヘッドHをメンテナンス位置Dmに位置させてこれにメンテナンス部材964、961、971を接触させつつメンテナンスを実行できる。その結果、複数の印刷ヘッドHのうち、対象の印刷ヘッドHに対する個別のメンテナンスを適切に実行することが可能となる。【選択図】図5

Description

この発明は、ノズルからインクを吐出する印刷ヘッドのメンテナンスを行う技術に関する。
特許文献1に記載の印刷装置では、ノズルが開口するノズル面をそれぞれ有する複数の印刷ヘッド(ヘッドモジュール)が配列方向に一列に並び、各印刷ヘッドのノズルからインクを吐出することで印刷が実行される。かかる印刷装置は、ワイパーやキャップといったメンテナンス部材を用いて、印刷ヘッドのメンテナンスが実行される。つまり、印刷ヘッドのノズル面にワイパーを接触させつつ印刷ヘッドに対してワイパーを相対的に移動させることで、ノズル面からインクを拭き取るワイピングや、印刷ヘッドのノズル面にキャップを接触させつつキャップ内に負圧を発生させることでノズルからインクを排出する吸引パージ等が実行可能である。
特開2017−144566号公報
ところで、複数の印刷ヘッドの全てに一括してメンテナンスを実行する必要は必ずしもない。例えば、ワイピングは、汚れが顕著な印刷ヘッドに対して個別に実行できることが合理的である。ただし、対象の印刷ヘッドを拭いたワイパーが、対象の印刷ヘッドに隣接する印刷ヘッドに接触してこれを汚してしまう場合があり、個別の印刷ヘッドへの適切なワイピングを実行可能とする技術は無かった。あるいは、吸引パージは、ノズル詰まりを起こした印刷ヘッドに対して個別に実行することが、吸引パージに伴うインクの消費量を抑える観点から合理的であるが、個別の印刷ヘッドへの適切な吸引パージを実行可能とする技術は無かった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、複数の印刷ヘッドのうち、対象となる印刷ヘッドに対する個別のメンテナンスを適切に実行可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る印刷装置は、インクを吐出するノズルが開口するノズル形成面をそれぞれ有する複数の印刷ヘッドを有し、ノズル形成面の法線に平行な法線方向に直交する配列方向に複数の印刷ヘッドが並ぶプリントバーと、印刷ヘッドに接触しつつ印刷ヘッドにメンテナンスを実行するメンテナンス部材を有するメンテナンス部と、法線方向に印刷ヘッドを駆動することで、印刷ヘッドをメンテナンス位置と、メンテナンス位置より法線方向においてメンテナンス部材から離れる退避位置とのいずれかに位置させる駆動動作を、複数の印刷ヘッドに対して個別に実行する駆動部とを備え、駆動部は、複数の印刷ヘッドのうち、対象ヘッドに隣接する印刷ヘッドを退避位置に位置させた状態で、対象ヘッドをメンテナンス位置に位置させて対象ヘッドにメンテナンス部材を接触させつつ対象ヘッドにメンテナンスを実行する。
本発明に係る印刷ヘッドメンテナンス方法は、インクを吐出するノズルが開口するノズル形成面をそれぞれ有する複数の印刷ヘッドが、ノズル形成面の法線に平行な法線方向に直交する配列方向に並び、複数の印刷ヘッドのそれぞれが個別に、メンテナンス位置と、メンテナンス位置より法線方向においてメンテナンス部材から離れる退避位置とのいずれかに位置可能なプリントバーの複数の印刷ヘッドのうち、対象ヘッドをメンテナンス位置に位置させるとともに、対象ヘッドに隣接する印刷ヘッドを退避位置に位置させる工程と、 メンテナンス位置に位置する対象ヘッドにメンテナンス部材を接触させつつ対象ヘッドにメンテナンスを実行する工程とを備える。
このように構成された本発明(印刷装置、印刷ヘッドメンテナンス方法)では、複数の印刷ヘッドのそれぞれが個別に、メンテナンス位置と、当該メンテナンス位置よりメンテナンス部材から離れる退避位置とのいずれかに位置することが可能である。そして、複数の印刷ヘッドのうち、対象ヘッドに隣接する印刷ヘッドを退避位置に位置させた状態で、対象ヘッドをメンテナンス位置に位置させて対象ヘッドにメンテナンス部材を接触させつつ対象ヘッドにメンテナンスを実行する。その結果、複数の印刷ヘッドのうち、対象となる印刷ヘッドに対する個別のメンテナンスを適切に実行することが可能となっている。
また、メンテナンス部は、メンテナンス部材としてワイパーを有し、駆動部は、メンテナンス位置に位置させた対象ヘッドのノズル形成面にワイパーを接触させつつ対象ヘッドをワイパーに対して相対的に配列方向へ移動させることで、対象ヘッドのノズル形成面をワイパーにより拭く平面ワイピングをメンテナンスとして実行するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、対象ヘッドに隣接する印刷ヘッドを汚すことなく、対象となる印刷ヘッドに対する個別のワイピングを適切に実行することが可能となる。
また、駆動部は、複数の印刷ヘッドのうち、一の印刷ヘッドと他の印刷ヘッドとの間に位置する印刷ヘッドを退避位置に位置させつつ、一の印刷ヘッドから他の印刷ヘッドへ配列方向にワイパーを相対的に移動させて、一の印刷ヘッドを対象ヘッドとする平面ワイピングを実行してから他の印刷ヘッドを対象ヘッドとする平面ワイピングを実行し、平面ワイピングのために対象ヘッドをワイパーに対して相対的に移動させる速度と比べて、一の印刷ヘッドから次の印刷ヘッドへ向けてワイパーを相対的に移動させる速度の方が速いように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、それらの間に印刷ヘッドを挟んで離れた一の印刷ヘッドと他の印刷ヘッドとのそれぞれに対するワイピングを、これらの間の印刷ヘッドを汚すことなく実行できる。しかも、一の印刷ヘッドへのワイピングを終えてから他の印刷ヘッドへのワイピングを始めるために、ワイパーの印刷ヘッドに対する相対移動が速い速度で実行されるため、これらの印刷ヘッドへのワイピングを速やかに完了することができる。
また、メンテナンス部は、ノズル形成面に接触しつつノズルを吸引する吸引部材をメンテナンス部材として有し、駆動部は、メンテナンス位置に位置させた対象ヘッドのノズル形成面に吸引部材を接触させつつ吸引部材に対象ヘッドのノズルを吸引させることで、対象ヘッドのノズルからインクを排出させる吸引パージをメンテナンスとして実行するように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、複数の印刷ヘッドのうち、対象となる印刷ヘッドに対する個別の吸引パージを適切に実行することが可能となっている。
ところで、複数の印刷ヘッドが並ぶ構成では、隣接する印刷ヘッドの境界、具体的にはこれらの印刷ヘッドのノズル形成面の端辺に汚れが溜まる場合がある。そこで、メンテナンス部は、法線方向および配列方向に直交する延設方向に延設されたワイパーをメンテナンス部材として有し、各印刷ヘッドのノズル形成面は、延設方向に対して傾斜した端辺を、配列方向の端に有し、駆動部は、メンテナンス位置に位置させた対象ヘッドの端辺の一部をワイパーに食い込ませつつ対象ヘッドをワイパーに対して相対的に配列方向へ移動させることで、対象ヘッドの端辺をワイパーにより拭く端辺ワイピングをメンテナンスとして実行するように、印刷装置を構成しても良い。
つまり、本発明では、メンテナンス位置に位置する対象ヘッドのノズル形成面の端辺は、これに隣接する印刷ヘッドのノズル形成面よりもメンテナンス部材側に突出している。したがって、対象ヘッドに隣接する印刷ヘッドの干渉を回避しつつ、対象ヘッドのノズル形成面の端辺へワイパーを的確に接触させることができる。しかも、ワイパーは延設方向に延設されているのに対して、端辺は延設方向に対して傾斜しており、メンテナンス位置に位置させた対象ヘッドの端辺の一部をワイパーに食い込ませることができる。この状態で、対象ヘッドをワイパーに対して相対的に配列方向へ移動させると、食い込み箇所が端辺に沿って移動し、対象ヘッドの端辺をワイパーにより拭く端辺ワイピングを実行できる。こうして、対象ヘッドに隣接する印刷ヘッドを汚すことなく、対象となる印刷ヘッドのノズル形成面の端辺にワイピングを適切に実行することが可能となる。
また、複数の印刷ヘッドのノズルからインクを印刷媒体に吐出させることで印刷媒体にテストチャートを印刷する制御部と、テストチャートに含まれる不良画像を検出する検出部とをさらに備え、制御部は、検出部による不良画像の検出結果に基づき、複数の印刷ヘッドのうちから対象ヘッドを選択し、対象ヘッドへのメンテナンスを駆動部に実行させるように、印刷装置を構成しても良い。かかる構成では、メンテナンスを必要な印刷ヘッドに対して的確にメンテナンスを実行することができる。
本発明に係る印刷システムは、上記の印刷装置と、印刷装置により印刷媒体に印刷された画像を乾燥させる乾燥装置とを備える。したがって、複数の印刷ヘッドのうち、対象となる印刷ヘッドに対する個別のメンテナンスを適切に実行することが可能となっている。
以上のように、本発明によれば、複数の印刷ヘッドのうち、対象となる印刷ヘッドに対する個別のメンテナンスを適切に実行することが可能となっている。
本発明に係る印刷システムの一例を模式的に示す正面図。 図1の印刷システムが備える前段印刷装置を模式的に示す正面図。 図1の印刷システムが備える後段印刷装置を模式的に示す正面図。 前段印刷装置および後段印刷装置が備える印刷ヘッドの構成を模式的に示す底面図。 プリントバーと当該プリントバーにメンテナンスを実行するメンテナンスユニットとの関係を模式的に示す側面図。 プリントバーと当該プリントバーにメンテナンスを実行するメンテナンスユニットとの関係を模式的に示す背面図。 図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第1例を示す図。 図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第2例を示す図。 図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第2例を示す図。 図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第3例を示す図。 図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第4例を示す図。
図1は本発明に係る印刷システムの一例を模式的に示す正面図である。図1および以下に示す図では、水平方向Xおよび鉛直方向Zを適宜示す。図1に示すように、印刷システム1は、互いに同一の高さを有する前段印刷装置2、前段乾燥機4、後段印刷装置6および後段乾燥機8をこの順で水平方向Xに配列した構成を具備する。この印刷システム1は、繰出ロール11から巻取ロール12へロール・トゥ・ロールで印刷媒体Mを搬送しつつ、前段印刷装置2で印刷した印刷媒体Mを前段乾燥機4で乾燥させ、さらに後段印刷装置6で印刷した印刷媒体Mを後段乾燥機8で乾燥させる。ここでは、透明のフィルムである印刷媒体Mに対して水性インクで印刷を行う場合を例示して説明する。また、以下では、印刷媒体Mの両面のうち、画像が印刷される面を表面と、表面の反対側の面を裏面と適宜称する。
図2は図1の印刷システムが備える前段印刷装置を模式的に示す正面図である。前段印刷装置2は、プロセッサーやメモリーで構成された制御部20を備え、制御部20により装置全体を統括的に制御する。
前段印刷装置2では、同図の右から左へ向かう搬送方向Amに沿って印刷媒体Mが搬送される。この前段印刷装置2は、繰出ロール11から繰出された印刷媒体Mを搬入する搬入ローラ21と、印刷媒体Mを前段乾燥機4に向けて搬出する搬出ローラ23とを有する。搬入ローラ21および搬出ローラ23は、印刷媒体Mの裏面を下方から巻き掛けて、印刷媒体Mを搬送方向Amに駆動する。さらに、前段印刷装置2は、搬送方向Amにおいて搬入ローラ21と搬出ローラ23との間に配置された複数のバックアップローラ25を有する。これらバックアップローラ25のそれぞれは、搬送方向Amに搬送される印刷媒体Mの裏面を下方から巻き掛けることで、印刷媒体Mを支持する。
複数のバックアップローラ25のうち、搬送方向Amにおいて最上流のバックアップローラ25と最下流のバックアップローラ25との間に、前段印刷経路Paが形成される。最上流および最下流のバックアップローラ25は、互いに同じ高さで印刷媒体Mを支持するとともに、前段印刷経路Paの内側のバックアップローラ25ほどより高い位置で印刷媒体Mを支持する。
さらに、前段印刷装置2は、前段印刷経路Paに沿って搬送される印刷媒体Mの上方で搬送方向Amに並んで、印刷媒体Mの表面に対向する複数のプリントバーBを備える。具体的には、隣接する2個のバックアップローラ25の間を進む印刷媒体Mの表面に対してプリントバーBが配置されており、各プリントバーBは、こうして両側が2個のバックアップローラ25によって支持された印刷媒体Mの表面にインクジェット方式でノズルからインクを吐出する。ここで示す例では、4色のプロセスカラー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のインクを吐出する4個のプリントバーBと、2色(オレンジ、バイオレット)の特色インクを吐出する2個のプリントバーBとを含む6個のプリントバーBが設けられている。かかる前段印刷装置2では、制御部20が6個のプリントバーBからのカラーインクの吐出を制御することで、互いに異なる6色のカラーインクにより構成されるカラー画像を印刷媒体Mの表面に印刷することができる。
また、前段印刷装置2は、印刷経路Paの最下流のバックアップローラ25と搬出ローラ23との間で印刷媒体Mの表面に対向する画像センサー27を備える。画像センサー27は、印刷媒体Mの幅方向に延設されたラインセンサーであり、印刷媒体Mの表面に印刷された印刷媒体Mを検出する。特に、画像センサー27は、プリントバーBのノズルからのインクの吐出不良を検出するのに用いられる。つまり、制御部20は、搬送方向Amに搬送される印刷媒体Mの表面にプリントバーBからインクを吐出してテストチャート(換言すれば、ノズルチェックパターン)を印刷し、縦筋等の画像不良がテストチャートに含まれるか否かを画像センサー27の検出結果に基づき判断する。そして、制御部20は、画像不良の原因となる吐出不良を起こしたノズルを特定して、後に説明するメンテナンスをこのノズルに対して実行する。
前段印刷経路Paで画像が印刷された印刷媒体Mは、前段印刷経路Paの最下流のバックアップローラ25と搬出ローラ23との間を斜めに下降して搬出ローラ23に到達する。この搬出ローラ23は、複数のバックアップローラ25の搬送方向Amの下流で印刷媒体Mの裏面を下方から巻き掛ける。そして、搬出ローラ23は、印刷媒体Mを前段乾燥機4に搬出する。なお、搬出ローラ23は、印刷媒体Mの裏面を吸引するサクションローラであり、前段乾燥機4から前段印刷装置2へ印刷媒体Mの振動が伝達するのを抑制して、前段印刷経路Paでの印刷媒体Mの位置を安定させる。その結果、前段乾燥機4での印刷媒体Mの搬送が前段印刷装置2での印刷に影響するのを抑制可能となっている。
図1に示すように、前段乾燥機4は、印刷媒体Mの搬送方向Amを鉛直方向Zに適宜折り返しながら印刷媒体Mを乾燥する。そして、前段乾燥機4で乾燥された印刷媒体Mは、前段乾燥機4から後段印刷装置6へと搬出される。前段乾燥機4としては、例えば温風を吹き付けて乾燥させる機構を採用することができる。
図3は図1の印刷システムが備える後段印刷装置を模式的に示す正面図である。後段印刷装置6は、プロセッサーやメモリーで構成された制御部60を備え、制御部60により装置全体を統括的に制御する。
後段印刷装置6は、前段乾燥機4から水平方向Xに搬出された印刷媒体Mを斜め上方に折り曲げるエアターンバー61を有する。このエアターンバー61は、エアの噴射によって印刷媒体Mの表面に対して隙間を設けながら、印刷媒体Mの表面を巻き掛ける。また、後段印刷装置6は、印刷媒体Mを後段乾燥機8に向けて搬出する搬出ローラ63と、エアターンバー61と搬出ローラ63との間に配置された搬送ローラ65とを有する。搬送ローラ65および搬出ローラ63は、印刷媒体Mの裏面を下方から巻き掛けて、印刷媒体Mを搬送方向Amに駆動する。
また、後段印刷装置6は、搬送ローラ65と搬出ローラ63との間に2個のバックアップローラ67を有する。2個のバックアップローラ67の間には、後段印刷経路Pcが形成される。さらに、後段印刷装置6は、後段印刷経路Pcに沿って搬送される印刷媒体Mの上方で、印刷媒体Mの表面に対向するプリントバーBを備える。具体的には、2個のバックアップローラ67の間を進む印刷媒体Mの表面に対してプリントバーBが配置されており、プリントバーBは、こうして両側が2個のバックアップローラ67によって支持された印刷媒体Mの表面にインクジェット方式でインクを吐出する。ここで示す例では、プリントバーBは白色インクを吐出する。かかる後段印刷装置6では、制御部60がプリントバーBからの白色インクの吐出を制御することで、前段印刷装置2で印刷されたカラー画像に対して、印刷媒体Mの表面に白色の背景画像を印刷することができる。
また、後段印刷装置6は、後段印刷経路Pcの最下流のバックアップローラ67と搬出ローラ63との間で印刷媒体Mの表面に対向する画像センサー69を備える。この画像センサー69は、前段印刷装置2の画像センサー27と同様に、インクの吐出不良を起こしたプリントバーBのノズルを特定して後述のメンテナンスを実行するために、制御部60によって用いられる。
後段印刷経路Pcで画像が印刷された印刷媒体Mは、後段印刷経路Pcの最下流のバックアップローラ67と搬出ローラ63との間を斜めに上昇して搬出ローラ63に到達する。この搬出ローラ63は、2個のバックアップローラ67の搬送方向Amの下流で印刷媒体Mを下方から巻き掛ける。搬出ローラ63は、こうして後段印刷経路Pcから斜めに上昇してきた印刷媒体Mを巻き掛けることで、印刷媒体Mが水平方向Xに移動する経路に沿って印刷媒体Mを後段乾燥機8に搬出する。なお、搬出ローラ63は、印刷媒体Mの裏面を吸引するサクションローラであり、後段乾燥機8から後段印刷装置6へ印刷媒体Mの振動が伝達するのを抑制して、後段印刷経路Pcでの印刷媒体Mの位置を安定させる。その結果、後段乾燥機8での印刷媒体Mの搬送が後段印刷装置6での印刷に影響するのを抑制可能となっている。
図1に示すように、後段乾燥機8は、印刷媒体Mの搬送方向Amを水平方向Xに適宜折り返しながら印刷媒体Mを乾燥する。そして、後段乾燥機8で乾燥された印刷媒体Mは、後段乾燥機8から搬出されて、巻取ロール12に巻き取られる。後段乾燥機8としては、例えば温風を吹き付けて乾燥させる機構を採用することができる。
図4は前段印刷装置および後段印刷装置が備える印刷ヘッドの構成を模式的に示す底面図である。同図では、搬送方向Amと、搬送方向Amに直交する直交方向Arと、搬送方向Amおよび直交方向Arに対して傾斜する傾斜方向Alとが併記されている。さらに、直交方向Arに関して、一方側と、当該一方側の逆の他方側とが併記されている。
プリントバーBは直交方向Arに長尺な形状を有し、プリントバーBの底部では、複数の印刷ヘッドHが直交方向Arに一列に配列されている。各印刷ヘッドHは、平面形状を有するノズル形成面NPをその底部に有し、各印刷ヘッドHのノズル形成面NPは互いに平行である。そして、複数のノズルNがノズル形成面NPで開口する。複数のノズルNは直交方向Arにおいて互いに異なる位置lに配置され、各ノズルNの直交方向Arへの位置lが一定のピッチで並ぶ。また、直交方向Arの位置が隣り合う3個のノズルNは、傾斜方向Alに平行に配列されて組を成し、これら3個のノズルNの組がさらに直交方向Arに周期的に並ぶ。ここで、ノズルNの直交方向Arの位置は、ノズルNの中心を通る搬送方向Amに平行な直線が直交方向Arを示す座標軸と交差する位置として求められ、当該座標軸の成分に相当する。このように印刷ヘッドHでは、複数のノズルNが千鳥状に配列される。なお、図4では、複数のノズルNが三列千鳥で配列された例が示されているが、ノズルNの配列態様はこれに限られない。
各印刷ヘッドHのノズル形成面NPは、直交方向Arに平行であって互いに対向する2つの辺haと、傾斜方向Alに平行であって互いに対向する2つの辺hbとからなる平行四辺形を有する。そして、直交方向Arに隣り合う2個の印刷ヘッドHそれぞれの辺hbが互いに対向・近接するように、複数の印刷ヘッドHが配列されている。このように直交方向Arにおけるノズル形成面NPの端辺hbが傾斜するため、隣り合う2個の印刷ヘッドHのノズル形成面NPは、これらの境界側の端部で直交方向Arにおいて部分的に互いに重複する。換言すれば、直交方向Arにおいて、隣り合う2個の印刷ヘッドH1、H2のうち、一方側の印刷ヘッドH1のノズル形成面NPの他方側の端E1は、他方側の印刷ヘッドH2のノズル形成面NPの一方側の端E2よりも他方側に位置する。
こうして、プリントバーBの底部では、複数の印刷ヘッドHが直交方向Arに一列に並ぶことで、多数のノズルNが直交方向Arの互いに異なる位置に一定のピッチで配列される。そして、これらノズルNのそれぞれがインクジェット方式でインクを吐出する。
図5はプリントバーと当該プリントバーにメンテナンスを実行するメンテナンスユニットとの関係を模式的に示す側面図であり、図6はプリントバーと当該プリントバーにメンテナンスを実行するメンテナンスユニットとの関係を模式的に示す背面図である。図5および図6では、印刷ヘッドHのノズル形成面NPの法線に平行な法線方向Anが示されている。複数の印刷ヘッドHは、それぞれの法線方向Anが搬送方向Amおよび直交方向Arに対して垂直となるように配置されている。
前段印刷装置2は、6個のプリントバーBのそれぞれに対応して6個のメンテナンスユニット9を備え、後段印刷装置6は1個のプリントバーBに対応して1個のメンテナンスユニット9を備える。なお、各プリントバーBに対するメンテナンスユニット9の構成は共通する。したがって、1個のプリントバーBと、これに対応する1個のメンテナンスユニット9との構成について説明する。
メンテナンスユニット9はプリントバーBを駆動する駆動部91を有する。駆動部91は、それぞれ直交方向Arに延設された可動フレーム911および支持フレーム912を有する。可動フレーム911の直交方向Arの両端部には、法線方向Anに延設されたボールネジ913と、当該ボールネジ913を回転させるモーター914とが配置され、モーター914が可動フレーム911に固定されるとともに、ボールネジ913のナットが支持フレーム912に固定されている。また、駆動部91は、法線方向Anに延設されたボールネジ915と、ボールネジ915を回転させるモーター916とが、複数の印刷ヘッドHのそれぞれに対して設けられており、モーター916が支持フレーム912に固定されるとともに、ボールネジ915のナットが印刷ヘッドHに固定されている。
かかる構成では、モーター914によってボールネジ913を回転させることで、支持フレーム912に伴って、プリントバーBの複数の印刷ヘッドHの全てを一括して法線方向Anに駆動することができる。また、対象の印刷ヘッドHに対して設けられたモーター916によってボールネジ915を回転させることで、複数の印刷ヘッドHのうち、対象の印刷ヘッドHのみを個別に法線方向Anに駆動することができる。なお、前段印刷装置2では、モーター914およびモーター916の駆動は制御部20によって制御され、後段印刷装置6では、モーター914およびモーター916の駆動は制御部60によって制御される。
また、駆動部91は、直交方向Arに延設されたボールネジ917と、ボールネジ917を回転させるモーター918とが設けられ、モーター918がメンテナンスユニット9に具備された本体フレーム93に固定され、ボールネジ917のナットが可動フレーム911に固定されている。したがって、モーター918によってボールネジ917を回転させることで、可動フレーム911に伴って、プリントバーBの複数の印刷ヘッドHを一括して直交方向Arに駆動することができる。そのため、プリントバーBは、印刷媒体Mに対向する印刷位置(図5の破線で表される位置)と、印刷位置から直交方向Arに外れたメンテナンス位置(図5の実線で示される位置)との間を移動することができる。なお、なお、前段印刷装置2では、モーター918の駆動は制御部20によって制御され、後段印刷装置6では、モーター918の駆動は制御部60によって制御される。
また、メンテナンスユニット9は、本体フレーム93に固定されたメンテナンス部95を有し、このメンテナンス部95は、印刷位置から直交方向Arに外れた印刷ヘッドHに対してメンテナンスを実行する。このメンテナンス部95は、ワイピング部96と吸引パージ部97とを有する。
ワイピング部96は、ロール・トゥ・ロールでクロス961を搬送する2本のローラ962と、クロス961に洗浄液を噴射する洗浄液噴射部963と、2本のローラ962の間においてその先端でクロス961を支持するクリーニングヘッド964とを有する。クリーニングヘッド964は、搬送方向Amに延設されて法線方向Anに立設された、搬送方向Amに平行な平板形状を有し、クロス961を2本のローラ962から法線方向Anの印刷ヘッドH側へ突出させる。このワイピング部96は、洗浄液が付着したクロス961を介してクリーニングヘッド964を印刷ヘッドHに接触させつつ、クリーニングヘッド964によって印刷ヘッドHからインクを拭き取るワイピングを実行する。なお、クロス961としては、例えば数ミクロンの繊維(マイクロファイバー)の繊維構造を持つ布等を採用することができる。
吸引パージ部97は、直交方向Arの印刷ヘッドH側へ開口するキャップ971と、キャップ971内に負圧を発生させるインク吸引部972とを有する。かかる吸引パージ部97は、キャップ971を印刷ヘッドHに接触させつつインク吸引部972によってキャップ971内に負圧を発生させることで、ノズルNからインクを排出させる吸引パージを実行する。なお、インク吸引部972は、吸引した空気とインクを分離する気液分離を行って、インクを回収する機能も果たす。
かかるメンテナンスユニット9は、モーター916によって印刷ヘッドHを法線方向Anに駆動することで、メンテナンス位置Dmおよび退避位置Deのいずれかに印刷ヘッドH(のノズル形成面NP)を位置させることができる(駆動動作)。メンテナンス位置Dmに位置する印刷ヘッドHは、クリーニングヘッド964の先端に支持されたクロス961やキャップ971といったメンテナンス部材964、961、971に接触して、ワイピングや吸引パージといったメンテナンスを受けることができる。一方、退避位置Deは、法線方向Anにおいてメンテナンス位置Dmよりメンテナンス部材964、961、971から離れる位置であり、退避位置Deに位置する印刷ヘッドHは、メンテナンス部材964、961、971から法線方向Anに退避する。
なお、駆動部91は、メンテナンス位置Dmとして、2通りのメンテナンス位置Dm1、Dm2が設定可能であり、メンテナンスの種類に応じてメンテナンス位置Dm1とメンテナンス位置Dm2とを使い分ける。直交方向Arにおいて、退避位置De、メンテナンス位置Dm1およびメンテナンス位置Dm2の順に並び、メンテナンス位置Dm1は、印刷ヘッドHのノズル形成面NPがメンテナンス部材964、961、971に接する位置であり、メンテナンス位置Dm2は、印刷ヘッドHのノズル形成面NPがメンテナンス位置Dm1からさらにメンテナンス部材964、961、971に押し込まれた位置である。
以上に説明した実施形態では、複数の印刷ヘッドHのそれぞれが個別に、メンテナンス位置Dmと、当該メンテナンス位置Dmよりメンテナンス部材964、961、971から離れる退避位置Deとのいずれかに位置することが可能である。そして、複数の印刷ヘッドHのうち、対象の印刷ヘッドHに隣接する印刷ヘッドHを退避位置Deに位置させた状態で、対象の印刷ヘッドHをメンテナンス位置Dmに位置させてこれにメンテナンス部材964、961、971を接触させつつメンテナンスを実行できる。その結果、複数の印刷ヘッドHのうち、対象の印刷ヘッドHに対する個別のメンテナンスを適切に実行することが可能となる。続いては、かかるメンテナンスの具体例について説明する。
図7は図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第1例を示す図である。この第1例では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHのうち、図7でハッチングが付された1個の対象ヘッドHtに対してノズル形成面NPのワイピングを実行する。
なお、図5および図6を用いて説明したように、プリントバーBに対するワイピング部96の直交方向Arへの相対移動は、モーター918によってプリントバーBを直交方向Arへ駆動することが実行される。ただし、図7の紙面に対しては、直交方向ArにおいてプリントバーBを固定しつつワイピング部96を移動させて示した。この点は、以下に示す図8〜図11でも同様である。
ステップS101では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHの全てが退避位置Deに位置した状態で、これらの印刷ヘッドHのうち、対象ヘッドHtのノズル形成面NPに、クロス961を支持するクリーニングヘッド964の先端が法線方向Anから対向する。特に、クリーニングヘッド964の先端は、このノズル形成面NPの直交方向Arの一端に対向する。
ステップS102では、対象ヘッドHtのみが退避位置Deからメンテナンス位置Dm1へ法線方向Anに駆動される。これによって、対象ヘッドHt以外の印刷ヘッドHが退避位置Deに位置した状態で、メンテナンス位置Dm1に位置する対象ヘッドHtのノズル形成面NPの一端が、クロス961を介してクリーニングヘッド964の先端に接触する。続いて、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHtの一端から他端へと向けて、対象ヘッドHtに対する直交方向Arへの相対移動をワイピング速度Vwで開始する(ステップS103)。そして、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHtの他端に到達すると、相対移動を停止する(ステップS104)。こうして、対象ヘッドHtのノズル形成面NPからインクを拭き取るワイピング(平面ワイピング)が完了する。
このようにメンテナンスの第1例では、メンテナンス部95は、クロス961およびクリーニングヘッド964で構成されるワイパー961、964を有する。そして、駆動部91は、メンテナンス位置Dm1に位置させた対象ヘッドHtのノズル形成面NPにワイパー961、964を接触させつつワイパー961、964を対象ヘッドHtに対して直交方向Arへ相対移動させることで、対象ヘッドHtのノズル形成面NPをワイパー961、964により拭く平面ワイピングをメンテナンスとして実行する。かかる構成では、対象ヘッドHtに隣接する印刷ヘッドHを汚すことなく、対象ヘッドHtに対する個別のワイピングを適切に実行することが可能となる。
図8および図9は図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第2例を示す図である。この第2例では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHのうち、図8でハッチングが付された2個の対象ヘッドHt1、Ht2に対してノズル形成面NPのワイピングを実行する。図8に示すように、直交方向Arにおいて、これら対象ヘッドHt1、Ht2の間には、他の1個以上(ここの例では3個)の印刷ヘッドHが並ぶ。
なお、以下では、上記の実施例との差異点を主に説明することとし、共通点は相当符号を付して適宜説明を省略する。ただし、共通する構成を備えることで、同様の効果が奏されることは言うまでもない。かかる点は、以下の実施例3、4およびその他の変形例においても同様である。
ステップS201では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHの全てが退避位置Deに位置した状態で、これらの印刷ヘッドHのうち、対象ヘッドHt1のノズル形成面NPに、クロス961を支持するクリーニングヘッド964の先端が法線方向Anから対向する。特に、クリーニングヘッド964の先端は、このノズル形成面NPの直交方向Arの一端に対向する。
ステップS202では、対象ヘッドHt1、Ht2のみが退避位置Deからメンテナンス位置Dm1へ法線方向Anに駆動される。続いて、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHt1から対象ヘッドHt2に向けて直交方向Arへの相対移動を開始する。これによって、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHt1の一端から他端へと向けて、対象ヘッドHt1に対する直交方向Arへの相対移動をワイピング速度Vwで実行する(ステップS203)。そして、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHt1を直交方向Arへ通過すると、ワイピング速度Vwよりも速い移動速度Vtで相対移動を継続して、対象ヘッドHt2へと向かう(ステップS204)。
クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHt2の直交方向Arの一端に到達すると(ステップS205)、対象ヘッドHt2の一端から他端へと向けて、対象ヘッドHt2に対する直交方向Arへの相対移動をワイピング速度Vwで実行する。そして、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHt2の他端に到達すると、相対移動を停止する(ステップS206)。こうして、対象ヘッドHt1、Ht2のノズル形成面NPからインクを拭き取るワイピング(平面ワイピング)が完了する。
このようにメンテナンスの第2例では、駆動部91は、複数の印刷ヘッドHのうち、一の対象ヘッドHt1と他の対象ヘッドHt2との間に位置する印刷ヘッドHを退避位置Deに位置させつつ、一の対象ヘッドHt1から他の対象ヘッドHt2へ直交方向Arにワイパー961、964を相対移動させる。これによって、一の対象ヘッドHt1のノズル形成面NPにワイピングを実行してから、他の対象ヘッドHt2のノズル形成面NPにワイピングを実行する。かかる構成では、それらの間に印刷ヘッドHを挟んで離れた一の対象ヘッドHt1と他の対象ヘッドHt2とのそれぞれに対するワイピングを、これらの間の印刷ヘッドHを汚すことなく実行できる。
しかも、ワイピングのためにワイパー961、964を対象ヘッドHtに対して相対移動させるワイピング速度Vwと比べて、一の対象ヘッドHt1から次の対象ヘッドHt2へ向けてワイパー961、964を相対移動させる移動速度Vtの方が速い。つまり、一の対象ヘッドHt1へのワイピングを終えてから他の対象ヘッドHt2へのワイピングを始めるために、ワイパー961、964の印刷ヘッドHに対する相対移動が速い移動速度Vtで実行される。そのため、これらの対象ヘッドHt1、Ht2へのワイピングを速やかに完了することができる。
図10は図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第3例を示す図である。この第3例では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHのうち、図10でハッチングが付された1個の対象ヘッドHtに対して吸引パージを実行する。
ステップS301では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHの全てが退避位置Deに位置した状態で、これらの印刷ヘッドHのうち、対象ヘッドHtのノズル形成面NPに、キャップ971が法線方向Anから対向する。ステップS302では、対象ヘッドHtのみが退避位置Deからメンテナンス位置Dm1へ法線方向Anに駆動される。これによって、対象ヘッドHt以外の印刷ヘッドHが退避位置Deに位置した状態で、メンテナンス位置Dm1に位置する対象ヘッドHtのノズル形成面NPがキャップ971に接触する。この状態で、キャップ971は、インク吸引部972から与えられた負圧を利用してノズルNを吸引することで、ノズルNからインクを排出する(吸引パージ)。
このようにメンテナンスの第3例では、メンテナンス部95は、ノズル形成面NPに接触しつつノズルNを吸引するキャップ971を有する。そして、駆動部91は、メンテナンス位置Dm1に位置させた対象ヘッドHtのノズル形成面NPにキャップ971を接触させつつキャップ971に対象ヘッドHtのノズルNを吸引させる。これによって、対象ヘッドHtのノズルNからインクを排出させる吸引パージが実行される。かかる構成では、複数の印刷ヘッドHのうち、対象ヘッドHtに対する個別の吸引パージを適切に実行することが可能となっている。
図11は図5および図6に示したメンテナンスユニットにより実行可能なメンテナンスの第4例を示す図である。同図では、メンテナンスでの動作が底面視および背面視で示されている。この第4例では、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHのうち、1個の対象ヘッドHtに対してノズル形成面NPの端辺hbのワイピングを実行する。
ステップS401では、メンテナンスの第1例におけるステップS101と同様に、プリントバーBが有する複数の印刷ヘッドHの全てが退避位置Deに位置した状態で、対象ヘッドHtのノズル形成面NPの直交方向Arの一端に、クロス961を支持するクリーニングヘッド964の先端が法線方向Anから対向する。
ステップS402では、対象ヘッドHtのみが退避位置Deからメンテナンス位置Dm2へ法線方向Anに駆動される。これによって、対象ヘッドHt以外の印刷ヘッドHが退避位置Deに位置した状態で、メンテナンス位置Dm2に位置する対象ヘッドHtのノズル形成面NPの辺hbの一端が、クロス961を介してクリーニングヘッド964の先端に押圧される。その結果、クリーニングヘッド964は、印刷ヘッドHのノズル形成面NPとの接触箇所で弾性的にへこみ、換言すれば、印刷ヘッドHのノズル形成面NPの端辺hbは、クリーニングヘッド964との接触箇所でこれに食い込む。
続いて、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHtの一端から他端へと向けて、対象ヘッドHtに対する直交方向Arへの相対移動を開始する(ステップS403)。これによって、クリーニングヘッド964に対するノズル形成面NPの辺hbの食い込み箇所Cがノズル形成面NPの端辺hbに沿って移動する。そして、クリーニングヘッド964は、対象ヘッドHtのノズル形成面NPの端辺hb他端に到達すると、相対移動を停止する(ステップS404)。こうして、対象ヘッドHtのノズル形成面NPの端辺hbからインクを拭き取るワイピング(端辺ワイピング)が完了する。
つまり、複数の印刷ヘッドHが並ぶ構成では、隣接する印刷ヘッドHの境界、具体的にはこれらの印刷ヘッドHのノズル形成面NPの端辺hbに汚れが溜まる場合がある。これに対して、メンテナンスの第4例では、メンテナンス部95は、搬送方向Amに延設されたクリーニングヘッド964をメンテナンス部材として有する。これに対して、各印刷ヘッドHのノズル形成面NPは、搬送方向Amに対して傾斜した辺hbを、直交方向Arの端に有する。そして、駆動部91は、メンテナンス位置Dm2に位置させた対象ヘッドHtの辺hbの一部にクリーニングヘッド964を食い込ませつつ対象ヘッドHtをクリーニングヘッド964に対して直交方向Arに相対移動させる。これによって、クリーニングヘッド964がクロス961によって対象ヘッドHtの端辺hbを拭く端辺ワイピングをメンテナンスとして実行する。
詳述すると、メンテナンス位置Dm2に位置する対象ヘッドHtのノズル形成面NPの端辺hbは、これに隣接する印刷ヘッドHのノズル形成面NPよりもクリーニングヘッド964側に突出している。したがって、対象ヘッドHtに隣接する印刷ヘッドHの干渉を回避しつつ、対象ヘッドHtのノズル形成面NPの端辺hbへクリーニングヘッド964を的確に接触させることができる。しかも、クリーニングヘッド964は搬送方向Amに延設されているのに対して、端辺hbは搬送方向Amに対して傾斜しており、メンテナンス位置Dm2に位置させた対象ヘッドHtの端辺hbの一部にクリーニングヘッド964を食い込ませることができる。この状態で、クリーニングヘッド964を対象ヘッドHtに対して直交方向Arへ相対移動させると、食い込み箇所Cが端辺hbに沿って移動し、対象ヘッドHtの端辺hbをクリーニングヘッド964により拭く端辺ワイピングを実行できる。こうして、対象ヘッドHtに隣接する印刷ヘッドHを汚すことなく、対象ヘッドHtのノズル形成面NPの端辺hbにワイピングを適切に実行することが可能となる。
ところで、上記の第1例〜第4例では、複数の印刷ヘッドHから選択した一部の対象ヘッドHtに対してメンテナンスを実行する。この際、対象ヘッドHtの選択は上記の通り、次のようにして実行できる。印刷装置2、6では、制御部20、60がプリントバーBの複数の印刷ヘッドHのノズルNからインクを吐出させることでテストチャートを印刷する。そして、制御部20、60は、テストチャートに含まれる不良画像を、画像センサー27、69で検出した結果に基づき、不良画像の原因となる吐出不良を起こしたノズルNを特定し、このノズルNを有する印刷ヘッドHを対象ヘッドHtに選択する。これによって、メンテナンスを必要な印刷ヘッドHに対して的確にメンテナンスを実行することが可能となっている。
以上に説明した実施形態では、印刷システム1が本発明の「印刷システム」の一例に相当し、前段乾燥機4あるいは後段乾燥機8が本発明の「乾燥装置」の一例に相当し、前段印刷装置2あるいは後段印刷装置6が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、プリントバーBが本発明の「プリントバー」の一例に相当し、印刷ヘッドHが本発明の「印刷ヘッド」の一例に相当し、対象ヘッドHtが本発明の「対象ヘッド」の一例に相当し、対象ヘッドHt1が本発明の「一の印刷ヘッド」の一例に相当し、対象ヘッドHt2が本発明の「他の印刷ヘッド」の一例に相当し、ノズル形成面NPが本発明の「ノズル形成面」の一例に相当し、辺hbが本発明の「端辺」の一例に相当し、ノズルNが本発明の「ノズル」の一例に相当し、メンテナンス部95が本発明の「メンテナンス部」の一例に相当し、ワイピング部96のクロス961およびクリーニングヘッド964が本発明の「ワイパー」および「メンテナンス部材」の一例として機能し、吸引パージ部97のキャップ971が本発明の「吸引部材」および「メンテナンス部材」の一例に相当し、駆動部91が本発明の「駆動部」の一例に相当し、メンテナンス位置Dm、Dm1、Dm2が本発明の「メンテナンス位置」の一例に相当し、退避位置Deが本発明の「退避位置」の一例に相当し、制御部20あるいは制御部60が本発明の「制御部」の一例に相当し、画像センサー27あるいは画像センサー69が本発明の「検出部」の一例に相当し、法線方向Anが本発明の「法線方向」の一例に相当し、直交方向Arが本発明の「配列方向」の一例に相当し、搬送方向Amが本発明の「延設方向」の一例に相当し、印刷媒体Mが本発明の「印刷媒体」の一例に相当する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記ではメンテナンスの第1例〜第4例を個別に説明した。しかしながら、これらの例を適宜組み合わせて実行しても良い。
また、メンテナンスを実行するモードとして、上記の第1例〜第4例のように、印刷ヘッドHに個別にメンテナンスを実行する個別モードと、複数の印刷ヘッドHの全てに一括してメンテナンスを実行する一括モードとを切り換えて実行しても良い。なお、一括モードでは、5個のモーター916により5個の印刷ヘッドHのそれぞれを駆動して、これらをメンテナンス位置Dmに位置させても良いし、モーター914によって5個の印刷ヘッドHを一括して駆動して、これらをメンテナンス位置Dmに位置させても良い。
また、メンテナンス部95は、印刷ヘッドHに洗浄液などを吹き付ける機構を有しても良い。この際、洗浄液を吹き付けた後に、吸引パージを行うことでノズル詰まりを解消しても良い。
また、印刷ヘッドHとメンテナンス部95との相対移動は、上記のように印刷ヘッドHを直交方向Arに駆動することで実行しても良いし、メンテナンス部95を直交方向Arに駆動することで実行しても良い。
また、印刷ヘッドHに関する構成を適宜変更しても良い。具体的には、プリントバーBが具備する印刷ヘッドHの個数や、印刷ヘッドHの形状、さらには印刷ヘッドHにおけるノズルNの配列態様や個数を適宜変更できる。
また、前段印刷装置2で印刷媒体Mに吐出するカラーインクの種類は、上記の6色に限られない。
また、搬送方向Amにおいて前段印刷装置2の上流側に、白色インクを吐出する印刷装置を設けて、白色インクを印刷媒体Mに吐出してから、カラーインクを印刷媒体Mに吐出摺るように構成しても良い。
また、白色インクの印刷媒体Mへの印刷は、フレキソ印刷あるいはグラビア印刷等のアナログ印刷により実行しても良い。
また、前段印刷装置2は、印刷媒体Mをプラテン上で停止させて、プリントバーBを直交方向Arに操作させつつノズルNからカラーインクを吐出するものであっても良い。
また、印刷媒体Mの素材はフィルムに限られず、紙等でも良い。
また、インクの種類は水性インクに限られず、ラテックスインク、溶剤インクあるいはUV(Ultra Violet)インクでも良い。UVインクを用いる場合には、前段乾燥機4および後段乾燥機8に代えて、印刷媒体M上のUVインクに紫外線を照射する光照射装置を配置すれば良い。
本発明は、印刷技術の全般に適用可能である。
1…印刷システム
2…前段印刷装置(印刷装置)
20…制御部
27…画像センサー(検出部)
4…前段乾燥機(乾燥装置)
6…後段印刷装置(印刷装置)
60…制御部
69…画像センサー(検出部)
8…後段乾燥機(乾燥装置)
91…駆動部
95…メンテナンス部
96…ワイピング部
961…クロス(ワイパー、メンテナンス部材)
964…クリーニングヘッド(ワイパー、メンテナンス部材)
97…吸引パージ部
971…キャップ(吸引部材、メンテナンス部材)
An…法線方向
Ar…直交方向(配列方向)
Am…搬送方向(延設方向)
B…プリントバー
De…退避位置
Dm、Dm1、Dm2…メンテナンス位置
H…印刷ヘッド
Ht…対象ヘッド
Ht1…対象ヘッド(一の印刷ヘッド)
Ht2…対象ヘッド(他の印刷ヘッド)
hb…辺(端辺)
M…印刷媒体
NP…ノズル形成面
N…ノズル

Claims (8)

  1. インクを吐出するノズルが開口するノズル形成面をそれぞれ有する複数の印刷ヘッドを有し、前記ノズル形成面の法線に平行な法線方向に直交する配列方向に前記複数の印刷ヘッドが並ぶプリントバーと、
    前記印刷ヘッドに接触しつつ前記印刷ヘッドにメンテナンスを実行するメンテナンス部材を有するメンテナンス部と、
    前記法線方向に前記印刷ヘッドを駆動することで、前記印刷ヘッドをメンテナンス位置と、前記メンテナンス位置より前記法線方向において前記メンテナンス部材から離れる退避位置とのいずれかに位置させる駆動動作を、前記複数の印刷ヘッドに対して個別に実行する駆動部と
    を備え、
    前記駆動部は、前記複数の印刷ヘッドのうち、対象ヘッドに隣接する前記印刷ヘッドを前記退避位置に位置させた状態で、前記対象ヘッドを前記メンテナンス位置に位置させて前記対象ヘッドに前記メンテナンス部材を接触させつつ前記対象ヘッドに前記メンテナンスを実行する印刷装置。
  2. 前記メンテナンス部は、前記メンテナンス部材としてワイパーを有し、
    前記駆動部は、前記メンテナンス位置に位置させた前記対象ヘッドの前記ノズル形成面に前記ワイパーを接触させつつ前記対象ヘッドを前記ワイパーに対して相対的に前記配列方向へ移動させることで、前記対象ヘッドの前記ノズル形成面を前記ワイパーにより拭く平面ワイピングを前記メンテナンスとして実行する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記駆動部は、前記複数の印刷ヘッドのうち、一の印刷ヘッドと他の印刷ヘッドとの間に位置する前記印刷ヘッドを前記退避位置に位置させつつ、前記一の印刷ヘッドから前記他の印刷ヘッドへ前記配列方向に前記ワイパーを相対的に移動させて、前記一の印刷ヘッドを前記対象ヘッドとする前記平面ワイピングを実行してから前記他の印刷ヘッドを前記対象ヘッドとする前記平面ワイピングを実行し、
    前記平面ワイピングのために前記対象ヘッドを前記ワイパーに対して相対的に移動させる速度と比べて、前記一の印刷ヘッドから前記次の印刷ヘッドへ向けて前記ワイパーを相対的に移動させる速度の方が速い請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記メンテナンス部は、前記ノズル形成面に接触しつつ前記ノズルを吸引する吸引部材を前記メンテナンス部材として有し、
    前記駆動部は、前記メンテナンス位置に位置させた前記対象ヘッドの前記ノズル形成面に前記吸引部材を接触させつつ前記吸引部材に前記対象ヘッドの前記ノズルを吸引させることで、前記対象ヘッドの前記ノズルからインクを排出させる吸引パージを前記メンテナンスとして実行する請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記メンテナンス部は、前記法線方向および前記配列方向に直交する延設方向に延設されたワイパーを前記メンテナンス部材として有し、
    前記各印刷ヘッドの前記ノズル形成面は、前記延設方向に対して傾斜した端辺を、前記配列方向の端に有し、
    前記駆動部は、前記メンテナンス位置に位置させた前記対象ヘッドの前記端辺の一部を前記ワイパーに食い込ませつつ前記対象ヘッドを前記ワイパーに対して相対的に前記配列方向へ移動させることで、前記対象ヘッドの前記端辺を前記ワイパーにより拭く端辺ワイピングを前記メンテナンスとして実行する請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記複数の印刷ヘッドの前記ノズルからインクを印刷媒体に吐出させることで前記印刷媒体にテストチャートを印刷する制御部と、
    前記テストチャートに含まれる不良画像を検出する検出部と
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出部による前記不良画像の検出結果に基づき、前記複数の印刷ヘッドのうちから前記対象ヘッドを選択し、前記対象ヘッドへの前記メンテナンスを前記駆動部に実行させる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の印刷装置と、
    前記印刷装置により印刷媒体に印刷された画像を乾燥させる乾燥装置と
    を備える印刷システム。
  8. インクを吐出するノズルが開口するノズル形成面をそれぞれ有する複数の印刷ヘッドが、前記ノズル形成面の法線に平行な法線方向に直交する配列方向に並び、前記複数の印刷ヘッドのそれぞれが個別に、メンテナンス位置と、前記メンテナンス位置より前記法線方向においてメンテナンス部材から離れる退避位置とのいずれかに位置可能なプリントバーの前記複数の印刷ヘッドのうち、対象ヘッドを前記メンテナンス位置に位置させるとともに、前記対象ヘッドに隣接する前記印刷ヘッドを前記退避位置に位置させる工程と、
    前記メンテナンス位置に位置する前記対象ヘッドに前記メンテナンス部材を接触させつつ前記対象ヘッドにメンテナンスを実行する工程と
    を備える印刷ヘッドメンテナンス方法。
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