JP2020032664A - ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置 - Google Patents

ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020032664A
JP2020032664A JP2018162668A JP2018162668A JP2020032664A JP 2020032664 A JP2020032664 A JP 2020032664A JP 2018162668 A JP2018162668 A JP 2018162668A JP 2018162668 A JP2018162668 A JP 2018162668A JP 2020032664 A JP2020032664 A JP 2020032664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
cleaning
brush
transport
cleaning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018162668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7139792B2 (ja
Inventor
淳裕 大西
Atsuhiro Onishi
淳裕 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2018162668A priority Critical patent/JP7139792B2/ja
Priority to CN201910795089.8A priority patent/CN110871637A/zh
Publication of JP2020032664A publication Critical patent/JP2020032664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7139792B2 publication Critical patent/JP7139792B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/17Cleaning arrangements

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

【課題】異物除去性能の向上を図ることが可能なベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置を提供する。【解決手段】ベルトクリーニング装置は、記録媒体を搬送する搬送ベルトをクリーニングするベルトクリーニング装置であって、搬送ベルトの移動方向と交差する方向に移動して、搬送ベルトの表面の異物を除去するクリーニングベルトを備える。インクジェット画像形成装置は、上記のベルトクリーニング装置と、搬送ベルトによって搬送される記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置に関する。
近年、紙、布帛等の種々の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェット方式による画像形成装置が広く普及している。特に、記録媒体が長尺ウェブ状である場合には、無端状の搬送ベルトを有するベルト搬送装置を使用し、記録媒体を搬送ベルト上に密着させて搬送することが行われている。
他方、使用する記録媒体の種類によっては、紙粉や糸くず、前処理剤等の汚染物質を搬送ベルト上に付着させる場合があり、これらが搬送ベルト上のインクと混合して異物として付着してしまう場合がある。ここで、搬送ベルトに付着した異物を放置した場合、かかる異物が新たに供給される記録媒体の裏面に付着して製品品質を低下させること、あるいは搬送ベルトと記録媒体との間の摩擦に影響を与えて記録媒体の搬送を不安定化させること等の問題が発生し得る。
このような問題を防止するため、通常、上記のような搬送ベルトを備えたインクジェット画像形成装置では、搬送ベルトの表面に付着した異物をクリーニングするためのベルトクリーニング装置が設けられている。例えば特許文献1では、ブラシローラーを用いて異物を除去する構成が記載されている。
特開2008−44108号公報
他方、特許文献1に記載の構成では、搬送ベルトの搬送方向に沿って付着した糸くずなどの異物がブラシローラーを通過することにより、新たに供給される記録媒体の裏面に付着して製品品質が低下するおそれがあった。
本発明の目的は、異物除去性能の向上を図ることが可能なベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置を提供することである。
本発明に係るベルトクリーニング装置は、
記録媒体を搬送する搬送ベルトをクリーニングするベルトクリーニング装置であって、
前記搬送ベルトの移動方向と交差する方向に移動して、前記搬送ベルトの表面の異物を除去するクリーニングベルトを備える。
本発明に係るインクジェット画像形成装置は、上記のベルトクリーニング装置と、
前記搬送ベルトによって搬送される前記記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、を備える。
本発明によれば、異物除去性能の向上を図ることができる。
本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置の概略構成図である。 従来のベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置の問題点を説明する図である。 本実施の形態におけるブラシベルト(クリーニングベルト)の構成を示す斜視図である。 本実施の形態におけるブラシベルトの構成および動作を説明する一部切欠図である。 ブラシベルト上のブラシ束の配置例を説明する図である。 ブラシベルト上のブラシ束の他の配置例を説明する図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット画像形成装置としての画像記録装置1の一例を示す概略構成図である。画像記録装置1は、ベルト搬送装置2、記録ヘッド3、ベルトクリーニング装置4を備えている。
ベルト搬送装置2は、所定の間隔をおいて平行に配置された複数(図示の例では2つ)のローラー21、22に亘って所定幅の無端状の搬送ベルト23が張架されている。これらローラー21、22間に架け渡された搬送ベルト23の上面は、記録媒体Pを密着させて載置する載置面とされている。なお、搬送ベルト23の表面には、搬送中の記録媒体Pを搬送ベルト23の上面に密着させるために、地張りと呼ばれる粘着剤が塗布されている。また、一方のローラー21は図示しない副走査モーターによって駆動される駆動ローラーであり、他方のローラー22は、従動ローラーである。
ベルト搬送装置2では、駆動ローラー21が副走査モーターの回転駆動によって、図1中の反時計方向(矢印参照)に所定速度で回転することにより、従動ローラー22との間に架け渡された搬送ベルト23を回転移動させる。かかる動作により、搬送ベルト23の上面に載置されている記録媒体Pは、副走査方向である図中の矢印A方向に向けて搬送される。
記録媒体Pには、例えば、紙、布帛、プラスチックフィルム、ガラス板等、インクジェット記録に通常使用される記録媒体を使用することができる。記録媒体Pは、所定サイズに裁断されたシート状であってもよいし、ロール状に巻回された元巻から連続して繰り出される長尺状であってもよい。特に、布帛は、糸くず等が発生し易く、搬送ベルト23の表面に糸くず等が付着するおそれが高く、後述するベルトクリーニング装置4を備えることによって特に顕著な効果が得られることから、記録媒体Pとして好適に使用できる。
記録ヘッド3は、搬送ベルト23上の記録媒体Pが載置される面の上方に所定の間隔をおいて配設されており、その下面に設けられた多数のノズルからインク滴を吐出することにより、搬送ベルト23の回転移動によって搬送される記録媒体P上に所望の画像を記録するインクジェットヘッドである。
本実施の形態では、記録ヘッド3は、図示しないキャリッジに搭載されて、間欠的に搬送される記録媒体Pの搬送方向と直交する主査方向に往復移動するシャトル型の記録ヘッドが用いられる。この場合、記録時に、搬送ベルト23は、待機状態と駆動状態を繰り返す間欠動作を行うように、副走査モーターおよび駆動ローラー21の駆動が制御される。また、かかる間欠動作における搬送ピッチは、記録ヘッド3のヘッド長(搬送方向にN個配列された1個目からN個目までのインク吐出ノズル(図示せず)の長さ)を最大値として、任意に設定できるようになっている。
他の例として、記録ヘッド3は、搬送ベルト23の幅方向に亘って固定状に架け渡され、連続的に搬送される記録媒体P上にインク滴を吐出することによって画像を記録するライン型の記録ヘッドであってもよい。この場合、記録時に、搬送ベルト23は、連続的に移動(回転動作)するように、副走査モーターおよび駆動ローラー21の駆動が制御される。
ベルトクリーニング装置4は、ベルト搬送装置2に設けられており、本実施の形態では駆動ローラー21の近傍に配置されている。このベルトクリーニング装置4は、搬送ベルト23の移動方向に沿って順に複数の清掃手段が設けられている。ここでは清掃手段として、散水パイプ41、ブラシベルト部48、ブラシローラー42、掻き取りブレード43、吸液ローラー44を順に有している。
散水パイプ41は、搬送ベルト23の全幅に亘って架け渡されており、搬送ベルト23の表面に対向する部位に、長さ方向に沿って多数のノズル(図示せず)が配列されている。この散水ポンプ41には、散水ポンプ41aの駆動によって散水チューブ41bを介して洗浄液が供給され、供給された洗浄液をノズルから搬送ベルト23の表面に向けて噴射することにより、該搬送ベルト23の表面に付着した異物を洗浄する。
散水パイプ41は、ブラシベルト部48の上流側で搬送ベルト23に洗浄液を供給する洗浄液供給部としての機能を有している。なお、ブラシベルト部48の詳細については後述する。
ブラシローラー42は、搬送ベルト23の全幅に亘って架け渡された回転軸の周囲にブラシ毛を束ねたブラシ束42a(図2参照)が複数植設されてローラー状に形成されている。ブラシ束42aの先端は、散水パイプ41による散水位置よりも搬送ベルト23の移動方向下流側において、搬送ベルト23の表面に常時接触状態にある。
ブラシローラー42は、不図示の駆動モーターの動力に基づいて、駆動ローラー21の回転方向と同方向(図2参照)に所定速度で回転することにより、搬送ベルト23の移動方向に逆らう方向に移動して、ブラシ束42aの先端で搬送ベルト23の表面を摺擦する。かかる動作により、ブラシローラー42は、上流側の散水パイプ41による洗浄液の散水によって洗浄された異物を除去する。
ブラシローラー42の下方には、洗浄液を貯水する清掃桶45が配設されており、ブラシローラー42の下部は、この洗浄液に一部浸漬しており、回転時に洗浄液を掻き上げることにより、異物の除去効果を高めている。また、散水パイプ41への洗浄液は、この清掃桶45内の洗浄液が散水チューブ41bを介して供給され、搬送ベルト23の表面に噴射されて滴下した洗浄液が、再び清掃桶45内に収容されて再利用されるようになっている。
掻き取りブレード43は、例えばゴム等の弾性材や、PETシート、ストレート状のブラシ等によって平板状に形成され、搬送ベルト23の全幅に亘って架け渡されており、先端が搬送ベルト23の表面に常時当接するように、ブラシローラー42よりも搬送ベルト23の移動方向下流側において、清掃桶45の縁部に取り付けられている。この掻き取りブレード43は、搬送ベルト23の回転移動によって、上流側の散水パイプ41及びブラシローラー42によって搬送ベルト23の表面に付着した汚染物質を含む洗浄液を掻き取ることによって除去する。除去された洗浄液は、掻き取りブレード43の表面を流下して清掃桶45内に収容されるようになっている。
吸液ローラー44は、搬送ベルト23の全幅に亘って架け渡された回転軸の周囲に、スポンジ等の吸液性を有する多孔質体が巻回されてローラー状に形成されている。この吸液ローラー44の表面は、掻き取りブレード43よりも搬送ベルト23の移動方向下流側において搬送ベルト23の表面に常時接触状態にある。この吸液ローラー44は、不図示の駆動モーターによって搬送ベルト23の回転方向と同方向に所定速度で回転することにより、または、搬送ベルト23の回転移動に従動して回転することにより、該搬送ベルト23の表面に付着残留する汚染物質を含む洗浄液を吸収して拭き取ることによって除去する。
吸液ローラー44の下方には、ブラシローラー42の清掃桶45とは独立した清掃桶46が配設されている。吸液ローラー44の下部は、この清掃桶46内の洗浄液に一部浸漬しており、浸漬することによって表面に吸収された汚染物質を洗浄し、搬送ベルト23と接触する直前に設けられた絞りローラー44aによって絞られることにより、次の吸液に備えるようになっている。
ところで、上述のようなインクジェット方式による画像形成装置では、搬送ベルト23の搬送方向に沿って付着した糸くずなどの異物がブラシローラー42を通過することにより、新たに供給される記録媒体Pの裏面に付着して製品品質を悪くするおそれがあった。この問題について、以下は主に図2を参照して説明する。
上述のように、記録媒体Pが布帛の場合、当該布帛から出た糸くずが糸搬送ベルト23の表面に付着するおそれがある。このとき、図2に示すように、搬送ベルト23の幅方向に沿って伸びるように付着した糸くずTの場合には、ブラシローラー42のブラシ束42aに絡まって除去できる可能性が高い。他方、搬送ベルト23の搬送方向に沿って伸びるように付着した糸くずTの場合、ブラシローラー42のブラシ束42a同士の間を通り抜けて通過してしまうおそれがある。そして、このように付着した糸くずTがブラシローラー42を通過して、新たに供給される記録媒体Pの裏面に付着すると、製品品質を低下させる問題が発生する。
そこで、本実施の形態では、図1、図3および図4に示すように、搬送ベルト23に接触し、搬送ベルト23の搬送方向と交差する方向に回転するブラシベルト483を備えるブラシベルト部48を設ける構成とした。ここで、ブラシベルト483は、本発明の「クリーニングベルト」に対応する。
なお、図3中、矢印Bは搬送ベルト23の移動方向すなわち図2の矢印Bに対応する方向を示し、矢印Cはブラシベルト483の回転方向を示している。
図3に示すように、ブラシベルト部48は、ローラー481および482に架け渡された無端状のブラシベルト483を有する。ここで、一方のローラー481は図示しないモーターによって駆動される駆動ローラーであり、他方のローラー482は、従動ローラーである。
ブラシベルト483は、例えばゴムや樹脂製のベルト本体部の表面に、複数のブラシ毛が束ねられたブラシ束483aが植設(配列)されてなる。かかるブラシ束483aは、ブラシベルト483の表面の幅方向および周移動の全域に亘って設けられている。一具体例では、一つのブラシ束483aは、太さ0.2mmのナイロンが数十本束ねられて構成される。
本実施の形態では、ブラシベルト483は、上述したブラシ束483aが搬送ベルト23の幅方向の全域に接触するように配置されている。言い換えると、搬送ベルト23の幅方向の全域が、ブラシベルト483に設けられた対応するブラシ束483aの先端に当接する。このため、ブラシベルト483の一周の長さは、搬送ベルト23の幅の2倍以上の長さを有する。
また、本実施の形態では、ブラシベルト483は、搬送ベルト23の回転方向と直交方向に回転駆動されるように配置されており、図3中、矢印Bと矢印Cのなす角度は直角である。他の例として、矢印Bと矢印Cのなす角度が直角以外とすることもできるが、直角以外の場合にはブラシベルト483の搬送速度を早くする必要等が生じる等、構成が複雑化することから、矢印Bと矢印Cのなす角度は直角(90°)であることが好ましい。
また、ブラシベルト部48は、図4に示すように、ブラシベルト483を洗浄するための洗浄ブラシ484を備える。洗浄ブラシ484は、ブラシベルト483のブラシ束483aに接触することにより、ブラシベルト483に付着した異物を除去する清掃部ないしブラシベルト清掃部材としての機能を有する。
具体的には、洗浄ブラシ484は、ブラシベルト483の幅と略同一の幅を有し、ブラシベルト483の一周の長さの略半分の長さを有し、搬送ベルト23に接触しない側のブラシベルト483の表面と対向するように、図示しないフレームに固定して設けられている。
ブラシベルト483に対向する洗浄ブラシ484の表面(図4における上面)には、ブラシ束484aが植設(配列)されている。かかるブラシ束484aは、ブラシベルト483の対応するブラシ束483aと接触するように、ブラシ束483aの配置に対応した配置態様で設けられている。一具体例では、洗浄ブラシ484のブラシ束484aは、図4に示すように、ブラシベルト483のブラシ束483aよりも若干低い高さを有する。このような構成とすることにより、ブラシベルト483と洗浄ブラシ484との接触抵抗の増加を防ぎつつ、ブラシベルト483を効果的に洗浄することができる。
かくして、本実施の形態では、印刷媒体Pへの画像形成時に、ブラシベルト483が搬送ベルト23による搬送方向と直交する方向に回転し、洗浄液が供給された搬送ベルト23の表面に対して、当接するブラシ束483aの先端が横切るように移動して、搬送ベルト23の表面をクリーニングする。このようなクリーニング動作を行うブラシベルト483によれば、図2で上述したように、搬送ベルト23の搬送方向に沿って伸びるように付着した糸くずTを、ブラシ束483aで絡め取って、搬送ベルト23の幅方向に移動させて除去することができる。また、かかるブラシベルト483によれば、このような糸くずのみならず、ブラシローラー42のブラシ束42a同士の間を通過する可能性のある種々の異物を、搬送ベルト23の幅方向に移動させて除去することができる。したがって、ブラシベルト483を備えた本実施の形態によれば、搬送ベルト23に対する異物除去性能の向上を図ることが可能となる。
また、図4に示すように、本実施の形態では、ブラシベルト483の回転に伴って、ブラシベルト483における搬送ベルト23に対向する側とは反対側の領域が洗浄ブラシ484によって清掃され、ブラシ束483aに付着した上述の糸くずT等が除去される。したがって、ブラシベルト483は、常に清潔な状態で搬送ベルト23の表面に当接することができる。
次に、図5および図6を参照して、ブラシベルト483におけるブラシ束483aの配置例を説明する。図5および図6中、矢印Cは、図3と同様にブラシベルト483の回転方向を示している。また、図5および図6中、ブラシベルト483の幅をX、ブラシ束483aの幅方向ピッチをX1、ブラシ束483aの駆動方向ピッチをYで示す。
図5に示すブラシベルト483では、幅方向の外側(左右両側)の2つのブラシ束483aが平行に配置され、内側のブラシ束483aがピッチY分だけずれた千鳥配列の構成である。これに対して、図6に示すブラシベルト483は、幅方向の3つのブラシ束483aが互いに平行(横一列)に配列された構成である。なお、図5および図6に示す構成は一例であり、ブラシ束483aの配列態様は、他にも様々に変えることができる。他方、異物、特に糸くずの除去能力を確保する観点からは、図5および図6に示すように、ブラシ束483aは、ブラシベルト483の幅方向に少なくとも3つ配置されることが望ましい。
さらに、ブラシベルト483は、以下の数式(1)を満たす回転速度で駆動されることが好ましい。
X/V1<Y/V ・・・[数式(1)]
上記の数式(1)において、Xはブラシベルト483のベルト幅、Yはブラシベルト483の回転方向におけるブラシ束483aのピッチ(X、Yにつき図5および図6参照)、Vはブラシベルト483の回転速度、V1は搬送ベルト23の搬送速度である。
すなわち、糸くず等の除去能力を確保する観点からは、通常、ブラシ束483aのピッチYが大きいほど、ブラシベルト483の回転速度Vを早くする必要がある。加えて、ブラシベルト483がブラシ束483aのピッチY分だけ移動(回転)する時間は、搬送ベルト23がブラシベルト483のベルト幅X分だけ移動(回転)する時間よりも長くなるように、ブラシベルト483の回転速度Vが設定ないし制御されることが好ましい。
このように、搬送ベルト23の搬送方向と交差する方向に回転して搬送ベルト23の表面をブラシ束483aによってクリーニングするブラシベルト483を備える本実施の形態によれば、搬送ベルト23に対する異物除去性能の向上を図ることが可能となる。
上述した構成例では、ブラシベルト483を、ブラシローラー42の前段(すなわち搬送ベルト23の搬送方向の上流側)に配置した場合について説明した。他の構成として、ブラシベルト483をブラシローラー42の後段すなわち搬送方向下流側に配置し、ブラシローラー42で除去できなかった糸くず等をブラシベルト483で除去する構成としてもよい。
他方、ブラシベルト483をブラシローラー42の後段(下流側)に配置すると、長期の使用により、ブラシローラー42に付着した糸くずがブラシローラー42に蓄積し、ブラシローラー42のメンテナンスを定期的に行う必要が生じる。したがって、ブラシローラー42のメンテナンスの期間を延ばす等の観点からは、ブラシベルト483は、ブラシローラー42の前段(上流側)に配置する構成とすることが好ましい。
上述した実施の形態では、ブラシベルト483とブラシローラー42の両方を設ける構成について説明した。他の構成例として、ブラシローラー42を設けない構成とすることもできる。他方、搬送ベルト23上に付着(残存)したインクをブラシベルト483で除去するためには、ブラシベルト483の回転速度を相当程度(例えばブラシローラー42の回転速度に相当する程度に)早くする必要がある。したがって、ブラシベルト483の回転速度に制限(上限等)が生じるような場合、ブラシベルト483とブラシローラー42の両方を設けることが好ましい。かかる構成によれば、搬送ベルト23の搬送向に沿って伸びるように残存した糸くず(図2中の糸くずT参照)をブラシベルト483で除去し、搬送ベルト23に残存するインクなどの他の残留物はブラシローラー42で除去することにより、搬送ベルト23に対する異物除去性能が強化される。
上述した実施の形態では、クリーニングベルトとして、搬送ベルト23の表面に接触するブラシ(ブラシ束483a)を設けたブラシベルト483を用いた例を説明した。クリーニングベルトの他の構成例として、例えば、当該クリーニングベルトの構成部材自体に複数の突起を形成し、かかる突起部分が搬送ベルト23の表面に接触する構成としてもよい。
上述した実施の形態では、ブラシベルト483が一方向に回転する動作を行う例について説明した。他の例として、ブラシベルト483は、適宜のタイミングで回転方向を切り替えて両方向に回転する、すなわち、搬送ベルト23の幅方向に往復的に移動する動作を行ってもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 インクジェット画像形成装置
2 ベルト搬送装置
21 駆動ローラー
22 従動ローラー
23 搬送ベルト
3 記録ヘッド(インクジェットヘッド)
4 ベルトクリーニング装置
41 散水パイプ(洗浄液供給部)
41a 散水ポンプ
41b 散水チューブ
42 ブラシローラー
42a ブラシ束
43 掻き取りブレード
44 吸液ローラー
44a 絞りローラー
45,46 清掃桶
48 ブラシベルト部
481 駆動ローラー
482 従動ローラー
483 ブラシベルト(クリーニングベルト)
483a ブラシ束
484 洗浄ブラシ
484a ブラシ束
P 記録媒体
,T 糸くず

Claims (11)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ベルトをクリーニングするベルトクリーニング装置であって、
    前記搬送ベルトの移動方向と交差する方向に移動して、前記搬送ベルトの表面の異物を除去するクリーニングベルトを備える、
    ベルトクリーニング装置。
  2. 前記クリーニングベルトの表面には、前記搬送ベルトの表面に接触するブラシが設けられている、
    請求項1に記載のベルトクリーニング装置。
  3. 前記移動方向における前記クリーニングベルトの上流側で前記搬送ベルトに洗浄液を供給する洗浄液供給部を備える、
    請求項1または2に記載のベルトクリーニング装置。
  4. 前記クリーニングベルトに付着した異物を除去する清掃部を備える、
    請求項1から3のいずれかに記載のベルトクリーニング装置。
  5. 前記清掃部は、前記クリーニングベルトにおける前記搬送ベルトに接触していない領域の表面に対向して設けられている、
    請求項4に記載のベルトクリーニング装置。
  6. 前記クリーニングベルトは、前記ブラシが前記搬送ベルトの幅方向の全域に接触するように配置されている、
    請求項2に記載のベルトクリーニング装置。
  7. 前記クリーニングベルトは、下記数式(1)を満たす速度で回転する、
    請求項2または6のいずれかに記載のベルトクリーニング装置。
    X/V1<Y/V ・・・[数式(1)]
    但し、Xはクリーニングベルトのベルト幅、Yはクリーニングベルトが回転する方向におけるブラシのピッチ、Vはクリーニングベルトの回転速度、V1は搬送ベルトの搬送速度である。
  8. 前記クリーニングベルトは、前記搬送ベルトの移動方向と直交する方向に回転する、
    請求項1から7のいずれかに記載のベルトクリーニング装置。
  9. 前記搬送ベルトの移動方向と逆方向に回転して前記搬送ベルトの表面の異物を除去するブラシローラーを備える、
    請求項1から8のいずれかに記載のベルトクリーニング装置。
  10. 前記クリーニングベルトは、前記搬送方向における前記ブラシローラーの上流側に配置されている、
    請求項9に記載のベルトクリーニング装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のベルトクリーニング装置と、
    前記搬送ベルトによって搬送される前記記録媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、を備える、
    インクジェット画像形成装置。
JP2018162668A 2018-08-31 2018-08-31 ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置 Active JP7139792B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162668A JP7139792B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置
CN201910795089.8A CN110871637A (zh) 2018-08-31 2019-08-27 带清洁装置及喷墨图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162668A JP7139792B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020032664A true JP2020032664A (ja) 2020-03-05
JP7139792B2 JP7139792B2 (ja) 2022-09-21

Family

ID=69666620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018162668A Active JP7139792B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7139792B2 (ja)
CN (1) CN110871637A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220032663A1 (en) * 2020-07-31 2022-02-03 Seiko Epson Corporation Recording device and method for reversely transporting recording medium

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2899329B2 (es) * 2020-09-10 2023-02-02 Gruppo Tecnoferrari Spa Aparato de impresion digital para placas de vidrio y modulo de limpieza relacionado

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004045983A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Ricoh Co Ltd クリーニング方法、クリーニング装置及び画像形成装置
JP2012116617A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Konica Minolta Ij Technologies Inc ベルトクリーニング装置、ベルト搬送装置及び画像記録装置
JP2012179539A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Three M Innovative Properties Co ガラス基板表面清掃装置及びガラス基板表面清掃方法
JP2013043426A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2016210582A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009102208A1 (en) * 2008-02-13 2009-08-20 Osiris Technology B.V. Inkjet printer with drop catcher
CN205523055U (zh) * 2015-10-23 2016-08-31 绍兴飞亚印染有限公司 一种平网印花机印花导带清洗装置
JP6601241B2 (ja) * 2016-01-29 2019-11-06 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
CN206186556U (zh) * 2016-11-21 2017-05-24 深圳同益新中控实业有限公司 一种布料喷墨打印机的导带清洗装置
CN107901633A (zh) * 2017-11-22 2018-04-13 珠海万博科学服务有限公司 一种布料喷墨打印机的导带清洗装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004045983A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Ricoh Co Ltd クリーニング方法、クリーニング装置及び画像形成装置
JP2012116617A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Konica Minolta Ij Technologies Inc ベルトクリーニング装置、ベルト搬送装置及び画像記録装置
JP2012179539A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Three M Innovative Properties Co ガラス基板表面清掃装置及びガラス基板表面清掃方法
JP2013043426A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2016210582A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 セイコーエプソン株式会社 記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220032663A1 (en) * 2020-07-31 2022-02-03 Seiko Epson Corporation Recording device and method for reversely transporting recording medium
US11648786B2 (en) * 2020-07-31 2023-05-16 Seiko Epson Corporation Recording device and method for reversely transporting recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
CN110871637A (zh) 2020-03-10
JP7139792B2 (ja) 2022-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811238B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4816315B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5569366B2 (ja) ベルトクリーニング装置、ベルト搬送装置及び画像記録装置
US7036905B2 (en) Inkjet recording apparatus
CN106029386B (zh) 打印头擦拭
JP6601241B2 (ja) 印刷装置
JP5477266B2 (ja) インクジェット記録装置
US9315057B2 (en) Belt cleaning apparatus and recording apparatus
JP7167532B2 (ja) ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置
JP7139792B2 (ja) ベルトクリーニング装置およびインクジェット画像形成装置
JP6331249B2 (ja) ベルト洗浄装置及び記録装置
JP2016084227A (ja) インクジェット記録装置
EP4082796B1 (en) Belt cleaning device and inkjet recording apparatus
JP6380580B2 (ja) 記録装置
JP2022026768A (ja) 記録装置及び記録媒体の逆搬送方法
JP2020011387A (ja) 搬送ベルト装置および画像記録システム
JP5825263B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像記録装置
JP7222249B2 (ja) インクジェット画像形成装置および加湿方法
CN211808440U (zh) 液体喷出装置
JP7342438B2 (ja) クリーニング装置、インクジェット画像形成装置およびクリーニング条件変更制御方法
JP6299657B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6108074B2 (ja) ベルト洗浄装置及び記録装置
JP6237118B2 (ja) ベルト洗浄装置及び記録装置
WO2012073906A1 (ja) ベルトクリーニング装置、ベルト搬送装置及び画像記録装置
JPWO2016052363A1 (ja) 剥離装置及び記録システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190708

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191016

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7139792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150