JP2013196213A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の出力機器の内、出力対象に関する情報を含む出力対象情報に応じた出力機器の特定を行う。
【解決手段】情報処理装置100の受付部101は、出力対象に関する出力対象情報を受け付ける。記憶部150は、複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する。特定部104は、出力対象情報、及び出力機器情報に基づいて、出力情報を出力する出力機器を特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法に関する。
従来から、ネットワーク上の画像形成装置等の出力機器の情報を監視するサービスが各社から提供されている。
例えば、特許文献1には、ネットワークに通信可能に接続された個々の装置の中の被監視装置にアクセスするために、装置によってサポートされる少なくとも1つの通信プロトコルを用いて、外部情報格納部にアクセスし、外部情報格納部から取得した、装置にアクセスするための情報を内部格納テーブルに格納し、複数の通信プロトコルの中から通信プロトコルを選択し、及び選択した通信プロトコル及び内部格納テーブルに格納した情報を用いて装置にアクセスする技術が開示されている。
また、特許文献2には、ベンダー名及び/または製品モデル名が異なる場合に、一様なベンダー名及び/または製品モデル名を取得することを目的とした、HTTPによるネットワーク上の被監視デバイス関連情報の取得方法が開示されている。
しかしながら、従来では、各種処理を実行する複数の出力機器の内、出力対象に関する情報を含む出力対象情報に応じた出力機器の特定は困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の出力機器の内、出力対象に関する情報を含む出力対象情報に応じた、出力機器の特定を行うことができる、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、受付部と、記憶部と、特定部と、を備える。受付部は、出力対象に関する出力対象情報を受け付ける。記憶部は、種類の異なる複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する。特定部は、前記出力対象情報、及び前記出力機器情報に基づいて、出力機器を特定する。
本発明の情報処理システムは、種類の異なる複数の出力機器と、前記複数の出力機器とネットワークで接続された情報処理装置と、を備えた情報処理システムである。情報処理装置は、受付部と、記憶部と、特定部と、を備える。受付部は、出力対象に関する出力対象情報を受け付ける。記憶部は、種類の異なる複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する。特定部は、前記出力対象情報、及び前記出力機器情報に基づいて、出力機器を特定する。
本発明の情報処理方法は、種類の異なる複数の出力機器と、前記複数の出力機器とネットワークで接続された情報処理装置と、を備えた情報処理システムで実行される情報処理方法ある。情報処理装置は、受付部と、記憶部と、特定部と、を備える。受付部は、出力対象に関する出力対象情報を受け付ける。記憶部は、種類の異なる複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する。特定部は、前記出力対象情報、及び前記出力機器情報に基づいて、出力機器を特定する。
本発明によれば、複数の出力機器の内、出力対象に関する情報を含む出力対象情報に応じた、出力機器の特定を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態の情報処理システムのネットワーク構成および出力機器管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、出力機器管理DBの一例を示す説明図である。 図3は、出力形態DBの一例を示す説明図である。 図4は、出力管理DBの一例を示す説明図である。 図5は、複合機の使用状況情報の一例を示す説明図である。 図6は、プロジェクタの使用状況情報の一例を示す説明図である。 図7は、入力画面の一例を示す説明図である。 図8は、本実施の形態の特定処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、提示された情報の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、及び情報処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の情報処理システムのネットワーク構成および情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。本実施の形態の情報処理システムは、複合機200やプロジェクタ300等の複数の出力機器と、情報処理装置100とがインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続された構成となっている。情報処理装置100に接続される複数の出力機器には、本実施の形態では上述の複合機200とプロジェクタ300のように、種類の異なる複数の出力機器が含まれる。
ここで、複合機200は、コピー機能、印刷機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能の少なくともいずれか2つの機能を搭載した画像形成装置であり、本実施の形態では、印刷機能を少なくとも搭載している。プロジェクタ300は、静止画像や動画像を映像としてスクリーンや壁等の投影面に投影するための画像表示機能を有する装置である。
なお、本実施の形態では、複数の出力機器として、複合機200、プロジェクタ300を例にあげているが、これらに限定されるものではない。例えば、複写機、スキャナ、印刷装置、ファクシミリ装置等の複合機以外の画像形成装置やその他の情報出力機器(例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の携帯端末、ビデオ会議システム等)などを複数の出力機器としてもよい。
複合機200、プロジェクタ300を含む複数の出力機器のそれぞれは、各出力機器の各々に関する出力機器情報を、所定のタイミングで情報処理装置100に送信する。出力機器情報は、各出力機器の各々の使用状況を示す使用状況情報を含む情報である。ここで、所定のタイミングとしては、一定期間ごと、情報処理装置100からの要求をうけたタイミング、もしくは、所定の動作を実行するごと、等種々のタイミングがあげられる。
情報処理装置100は、ネットワークに接続された複数の出力機器を管理する。情報処理装置100は、図1に示すように、受付部101と、演算部102と、算出部103と、特定部104と、通信インタフェイス105(以下、「通信I/F105」という)と、提示部106と、を主に備えている。
また、情報処理装置100は、記憶部150に接続されている。記憶部150は、ハードディスクドライブ装置(HDD)やメモリ等の記憶媒体である。この記憶部150は、情報処理装置100の一部として構成する他、情報処理装置100とは別の装置として構成してもよい。記憶部150は、複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する。
出力機器情報は、複数の出力機器の各々に関する情報であって、複数の出力機器の各々の使用状況を示す使用状況情報や、複数の出力機器の各々の処理効率を示す処理効率情報等を含む。
本実施の形態では、記憶部150は、出力機器情報として、出力機器管理データベース(以下、「出力機器管理DB」と称する)151、出力形態データベース(以下、「出力形態DB」と称する)152、出力管理データベース(以下、「出力管理DB」と称する)153、使用状況情報154、を含む各種データを記憶する。
出力機器管理DB151は、ネットワークに接続された出力機器を管理するためのデータベースである。図2は、出力機器管理DB151の一例を示す説明図である。図2に示すように、出力機器管理DB151には、各出力機器の機種名、ID、出力機器を所有する部門名、及び単位時間当たりの処理効率が対応付けて登録されている。部門名は、使用状況情報などを部門ごとに集計する際に参照される。IDは、各出力機器を一意に識別する識別情報である。
単位時間当たりの処理効率は、各出力機器において各種処理を実現する出力部で単位時間当たりに実行可能な処理の効率を示す。出力部は、各出力機器に設けられ、対応する出力形態を実現するための機能を示す。出力部には、例えば、画像の表示機能や、画像の印刷機能や、画像の投影機能等が挙げられるが、これらに限られない。単位時間当たりの処理効率は、具体的には、各出力機器に設けられた出力部が、各出力部で実現可能な処理を実行したときの、単位時間当たりの消費電力量や、単位時間当たりの二酸化炭素排出量(以下、「CO排出量」と称する場合がある)や、単位時間当たりの処理量等がある。単位時間当たりの処理量としては、例えば、単位時間当たりの出力(表示、投影、印刷、データ転送等)スピード等がある。
この各出力機器の単位時間当たりの処理効率は、予め、各出力機器に対応づけて出力機器管理DB151に記憶されていてもよいし、後述する情報処理装置100の処理によって算出され、更新されてもよい。
出力形態DB152は、ネットワークに接続された各出力機器に設けられた出力部の出力形態を管理するためのデータベースである。図3は、出力形態DB152の一例を示す説明図である。図3に示すように、出力形態DB152には、イベント種類と、出力形態とが対応づけて登録されている。
イベント種類は、各出力機器によって出力情報の出力を必要とする、各種のイベント(催し物、行事)の種類である。イベント種類には、テレビ会議や、通常会議や、プロジェクタ会議等がある。本実施の形態では、テレビ会議は、各出力機器で実行される出力として、例えば、映像の再生、資料の印刷、等の出力形態の出力を必要とするものとする。通常会議は、例えば、各出力機器で実行される出力として、通常会議に用いる資料の紙媒体への印刷、画像の投影、等の出力形態の出力を必要とするものとする。プロジェクタ会議は、例えば、各出力機器で実行される出力として、画像の投影、資料の印刷、等の出力形態の出力を必要とするものとする。なお、各イベント種類に対応する出力形態は、これらに限られない。
出力形態は、上記イベント種類によって特定されるイベントにおける、情報の出力の形態を示す。出力形態には、画像の再生、画像の印刷、画像の投影等があるが、これらに限られない。
出力管理DB153は、各出力機器で実現可能な出力形態及び出力部を管理するためのデータベースである。図4は、出力管理DB153の一例を示す説明図である。図4に示すように、出力管理DB153には、各出力機器の出力部で実現可能な出力形態と、該出力形態を実現するための出力部と、各出力機器のIDと、が対応づけて登録されている。
出力形態は、出力情報の出力形態を示す。出力形態には、画像の再生、画像の印刷、画像の投影等があるが、これらに限られない。出力情報とは、各出力機器で出力する対象の情報である。出力情報には、画像データや、音声データや、動画像データや、印刷対象の資料の資料データ、等が挙げられるが、これらに限られない。
すなわち、出力管理DB153は、ネットワークに接続された各出力機器の有する機能である出力部や、各出力機器に設けられた出力部で実現可能な出力形態を管理する。
使用状況情報154は、各出力機器の使用状況を示す情報ある。この使用状況情報154は、出力機器毎に異なる情報を含む場合がある。また、この使用状況情報154は、各出力機器から受信し、記憶部150に記憶される。
図5は、複合機200の使用状況情報154である使用状況情報154Aの一例を示す説明図である。複合機200の使用状況情報154Aには、図5に示すように、機種名、機番(ID)、モデル、設置部門、対象月等の管理項目の他、消費電力量、CO排出量、用紙出力枚数、等の管理項目に対応する使用状況情報を示す情報が登録されている。なお、これらの使用状況情報の内、消費電力量やCO排出量は、複合機200の処理効率を示す処理効率情報としても利用される。
図6は、プロジェクタ300の使用状況情報154Bの一例を示す説明図である。プロジェクタ300の使用状況情報154Bは、図6に示すように、機種名、機番(ID)、設置部門、対象月等の管理項目の他、使用時間、消費電力量、CO排出量、CO削減量、等の管理項目に対応する使用状況情報を示す情報が登録されている。なお、これらの使用状況情報の内、消費電力量やCO排出量やCO削減量は、複合機200の処理効率を示す処理効率情報としても利用される。
図1に戻り、通信I/F105は、ネットワークボードなどの通信デバイスである。
収集部107は、複合機200、プロジェクタ300等の複数の出力機器のそれぞれから、上述した使用状況情報154を通信I/F106を介して受信して収集し、収集した使用状況情報154を、記憶部150に保存する。
受付部101は、ユーザーから、出力対象情報を受け付ける。出力対象情報とは、ネットワークに接続された複数の出力機器の各々に関する情報である。本実施の形態では、出力対象情報は、出力対象の情報量の情報を含む。出力対象の情報量とは、出力する対象の出力情報の、情報の量を示す(詳細後述)。出力情報とは、複数の出力機器の内の少なくとも1つの出力機器に設けられた出力部で実行される処理を必要とするイベントにおいて、出力して用いる情報である。出力情報には、具体的には、上述したように、画像データや、音声データや、動画像データや、印刷対象の資料の資料データ、等が挙げられるが、これらに限られない。
情報量とは、出力対象の情報の量を示す。情報量には、出力対象を共有する人数の情報が含まれる。また、情報量には、出力対象の共有に関する時間の情報が含まれる。すなわち、出力対象情報は、出力対象を共有する人数の情報や、出力対象の共有に関する時間の情報を含む。具体的には、本実施の形態では、受付部101は、情報量として、1回の会議で用いる資料の枚数、会議の参加人数である会議人数、会議時間、配布資料の有無、一人当たりに配布する資料のページ数、を受け付ける。なお、この場合、会議人数が、出力対象を共有する人数の情報に相当し、会議時間が、出力対象の共有に関する時間の情報に相当する。
なお、受付部101で受け付ける出力対象情報は、更に他の情報を含んでいてもよい。例えば、出力対象情報は、さらに、イベント種類や、出力情報を含んでいてもよい。
本実施の形態では、情報処理装置100は、出力対象情報受付画面を提示部106へ表示する。そして、出力対象情報受付画面から、ユーザーに出力対象情報を入力させ、受付部101は、入力された出力対象情報を受け付ける。
図7は、出力対象情報受付画面の一例を示す説明図である。出力対象情報受付画面は、後述する提示部106に表示される。図7に示すように、出力対象情報受付画面から、情報量を示す情報として、1回あたりの会議の出席人数である会議人数、1回あたりの会議時間、印刷の有無、及び、一人当たりに配布する資料の枚数が入力される。また、本実施の形態では、さらに、会議形態が入力される。なお、会議形態は、上記イベント種類に相当する。
図1に戻り、演算部102は、記憶部150に格納されている、複数の出力機器の各々の使用状況情報154に基づいて、各出力機器の各々の処理効率を算出する。
例えば、演算部102は、各出力機器の使用状況情報154に含まれる、処理効率に関する情報から、単位時間当たりの処理効率を演算する。そして、演算部102は、単位時間当たりの処理効率を、対応する出力機器のIDに対応づけて記憶部150の出力機器管理DB151に登録する。
具体的には、演算部102は、複合機200の使用状況情報154である使用状況情報154A(図5参照)における、処理効率に関するデータである、1ヶ月分の消費電力量(消費電力計)と、稼働時間(図5では省略)と、を読み取る。そして、演算部102は、単位時間当たりの消費電力量を、複合機200の単位時間当たりの処理効率として演算する。また、演算部102は、複合機200の使用状況情報154Aにおける、処理効率に関するデータである、印刷時の消費電力量(消費電力計)に、予め定めたCO排出量算出係数を乗算することで、印刷時の電力消費によるCO排出量を算出する。また、演算部102は、複合機200の使用状況情報154Aにおける、用紙出力によるCO排出量試算値を読取る。そして、演算部102は、用紙出力によるCO排出量試算値と、印刷時の電力消費によるCO排出量と、を加算することで、複合機200における1ヶ月当たりのCO排出量を算出する。さらに、演算部102は、この算出した1ヶ月当たりのCO排出量と、稼働時間(図5では省略)と、から、単位時間当たりのCO算出量を演算し、単位時間当たりの処理効率として記憶部150に格納する。
なお、図5では、これらの各出力機器の単位時間当たりの処理効率は、予め各出力機器側で算出されており、演算部102では、この使用状況情報154を読み取ることで、各出力機器の単位時間当たりの処理効率を演算してもよいし、使用状況情報154に含まれる処理効率に関するデータから、各出力機器の単位時間当たりの処理効率を演算してもよい。
また、演算部102は、プロジェクタ300の使用状況情報154である使用状況情報154B(図6参照)における、処理効率に関するデータである、消費電力量(当月)、CO排出量(当月)を読取る。そして、演算部102は、当月の使用時間(トータル)の時間から、単位時間当たりの消費電力量、及び単位時間当たりのCO排出量を演算する。そして、演算部102は、これらの演算した、各出力機器の単位時間当たりの各処理効率としての、単位時間当たりの消費電力量、及び単位時間当たりのCO排出量を、記憶部150の出力機器管理DB151に登録する。
図1に戻り、算出部103は、ネットワークに接続された複数の出力機器の内、受付部101で受け付けた情報量の出力情報の出力を実現する出力部を有する複数の第1出力機器を選択する。また、算出部103は、選択した複数の第1出力機器の各々の単位時間当たりの処理効率に基づいて、該複数の第1出力機器の各々が、受付部101で受け付けた情報量に応じた処理を行ったときの処理効率を算出する。
詳細には、まず、算出部103は、ネットワークに接続された複数の出力機器の内、受付部101で受け付けた情報量の出力情報の出力を実現する出力部を有する複数の第1出力機器を選択する。算出部103では、具体的には、例えば、受付部101で受け付けたイベント情報に対応する出力形態を出力形態DB152から読み取り、読み取った出力形態の各々に対応する出力部及び出力機器のIDを出力管理DB153から読み取る。
例えば、算出部103は、受付部101でイベント種類「通常会議」を受け付けた場合には、通常会議に対応する出力形態である、印刷、及び投影、の各々を出力形態DB152から読み取る。そして、算出部103は、読み取った印刷、及び投影、の各々の出力形態に対応する出力部である「印刷機能」及び「投影機能」の各々に対応する機器のIDを出力管理DB153から読み取る。
これによって、算出部103は、ネットワークに接続された複数の出力機器の内、受付部101で受け付けた情報量の出力情報の出力を実現する出力部を有する複数の第1出力機器を選択する。
次に、算出部103は、選択した複数の第1出力機器の各々が、受付部101で受け付けた出力対象情報に含まれる情報量に応じた処理を行ったときの処理効率を算出する。
また、算出部103は、出力対象情報に人数の情報が含まれる場合には、出力機器(
例えば、画像形成装置)が出力対象を該人数分出力する場合の処理効率を算出する。また、算出部103は、出力対象情報に時間の情報が含まれる場合には、出力機器(例えば、画像表示装置)が出力対象を該時間出力した場合の処理効率を、該時間に基づき算出する。
この処理効率の算出において、まず、算出部103は、受付部101で受け付けた情報量に応じた処理を行ったときの処理効率を、第1出力機器の間で同じ種類の処理効率を示す第2データに変換する。
この共通の処理効率を示す第2データの種類は、算出部103で予め定めておけばよい。例えば、第2データには、CO算出量や、消費電力量がある。すなわち、算出部103は、各第1出力機器に対応する処理効率として、例えば、CO算出量、消費電力量、といった異なる種類の処理効率を、CO算出量、または消費電力量、といった同じ種類の処理効率を示す第2データに変換する。
算出部103の第2データの算出の一例を説明する。
なお、受付部101で受け付けた出力対象情報に、会議人数6人、配布資料10頁、及び会議時間1時間、等の情報量を示す情報が含まれていたとする。そして、第1出力機器として、1の複合機200及び1のプロジェクタ300が選択されたとする。そして、算出部103が、共通の種類の処理効率を示す第2データとして、算出部103が、消費電力量を算出する場合を説明する。この場合、算出部103は、第1出力機器としての複合機200の第2データとして、下記式(1)により、共通の種類の処理効率を示す第2データを算出する。
(6人×10頁)/(出力スピード(枚/分)×60分)×単位時間当たりの消費電力量=印刷時の消費電力量(kWh) ・・・(1)
また、算出部103は、第1出力機器としてのプロジェクタ300の第2データとして、下記式(2)により、共通の種類の処理効率を示す第2データを算出する。
(1時間(会議時間:プロジェクタ利用時間))×単位時間当たりの消費電力量=投影時の消費電力量 ・・・(2)
式(1)及び式(2)中、単位時間当たりの消費電力量は、出力機器管理DB151に登録されている単位時間当たりの処理効率から読み取ればよい。
なお、算出部103は、共通の種類の処理効率を示す第2データとして、CO排出量を算出してもよい。
この場合には、算出部103は、第1出力機器としての複合機200の第2データとして、下記式(3)により、共通の種類の処理効率を示す第2データを算出する。
(印刷時の消費電力量)×CO算出係数+用紙出力によるCO排出量試算値=印刷時のCO排出量 ・・・(3)
なお、式(3)中、印刷時の消費電力量は、上記式(1)により算出する。
また、算出部103は、第1出力機器としてのプロジェクタ300の第2データとして、下記式(4)により、共通の種類の処理効率を示す第2データを算出する。
(投影時の消費電力量)×CO算出係数=投影時のCO排出量 ・・・(4)
なお、式(4)中、投影時の消費電力量は、式(2)により算出する。
図1に戻り、特定部104は、受付部101で受け付けた出力対象情報、及び記憶部150に記憶されている出力機器情報に基づいて、出力機器を特定する。本実施の形態では、特定部104は、算出部で算出された、各第1出力機器の処理効率に基づいて、処理効率の最も高い第1出力機器を、出力情報を出力する出力機器として特定する。
具体的には、特定部104は、第2データがCO排出量である場合には、CO排出量の値が小さいほど、より処理効率が高いと特定する。また、特定部104は、第2データが消費電力量である場合には、消費電力量の値が小さいほど、より処理効率が高いと特定する。
提示部106は、各種情報を提示する装置である。本実施の形態では、提示部106は、上記出力対象情報受付画面や、特定部104で特定された出力機器を示す情報を表示する。また、提示部106は、特定部104で特定された出力機器で、該出力対象情報受付画面によって入力された情報量に応じた処理を行ったときの処理効率を示す情報を、更に表示してもよい。
次に、以上のように構成された本実施の形態による情報処理装置100で実行する特定処理を説明する。図8は、本実施の形態の情報処理装置100で実行する特定処理の手順を示すフローチャートである。
なお、収集部107は、所定のタイミングで、複合機200及びプロジェクタ300を含む複数の出力機器から使用状況情報154を受信して収集し、記憶部150に登録するものとする。
次に、情報処理装置100は、図7に示す出力対象情報受付画面を提示部106に表示して、受付部101が、ユーザーから出力対象情報の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2で否定判断すると(ステップS2:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS2で肯定判断すると(ステップS2:Yes)、ステップS4へ進む。
本実施の形態では、受付部101は、出力対象情報として、会議人数、会議時間、会議形態、一人当たりの資料ページ数、及び、イベント情報として通常会議、を受け付ける場合を説明する。
次に、演算部102が、ネットワークに接続された各出力機器の処理効率を演算し(ステップS4)、記憶部150に記憶する(ステップS6)。なお、各出力機器の処理効率を予め記憶部150に記憶している場合には、ステップS4及びステップS6の処理を省略してもよい。
次に、算出部103が、複数の出力機器の内、上記ステップS2で入力された情報量の出力を実現する出力部を有する複数の第1出力機器と、該複数の第1出力機器の単位時間当たりの処理効率と、に基づいて、該複数の第1出力機器の各々が該情報量に応じた処理を行ったときの処理効率を算出する(ステップS8)。
次に、特定部104が、ステップS8で特定された、各第1出力機器の各々の処理効率の内、最も高い処理効率を示す第1出力機器を、出力情報を出力する出力機器として特定する(ステップS10)。
次に、情報処理装置100は、ステップS10で特定された出力機器、及び該出力機器が上記ステップS2で入力された出力対象情報に含まれる情報量に応じた処理を行ったときの処理効率と、を提示部106に提示する(ステップS12)。
そして、本ルーチンを終了する。
なお、上記ステップS10の処理において、特定部104が、最も高い処理効率を示す第1出力機器として、複数の第1出力機器を特定する場合がある。これは、同じ処理効率を有する第1出力機器が複数存在する場合である。この場合には、特定部104は、最も高い処理効率を有する複数の第1出力機器の内、使用頻度の最も低い第1出力機器を特定する。使用頻度は、使用状況情報154から読み取ればよい。具体的には、例えば、使用状況情報154を、累積稼働時間を含むように構成し、この累積稼働時間の最も少ない第1出力機器を、使用頻度の最も低い第1出力機器として選択すればよい。
この処理によって、ネットワークに接続された複数の出力機器の使用頻度にバラツキが生じることを抑制することができる。
上記ステップS2~ステップS12の特定処理が実行されることによって、例えば、提示部106には、図9に示す情報が表示される。
図9は、出力される出力画面の一例を示す模式図である。図9に示すように、ユーザーから受け付けた出力対象情報に含まれる情報量に応じた処理を行ったときに、最も処理効率の高い第1出力機器として判別された出力機器を特定する情報(例えば、出力機器の名称、出力機器の設置場所)と、該最も処理効率の高い第1出力機器として判別された出力機器がステップS2で入力された出力対象情報に含まれる情報量に応じた処理を行ったときの処理効率と、が表示される。例えば、この処理効率を示す情報として、該第1出力機器がステップS2で入力された情報量の処理を行ったときのCO排出量が、提示部106に提示される。
以上説明したように、本実施の形態の情報処理装置100では、出力対象情報と、出力機器の各々に関する出力機器情報と、に基づいて、出力情報を出力する出力機器を特定する。
このため、本実施の形態の情報処理装置100では、複数の出力機器の内、出力対象に関する情報を含む出力対象情報に応じた出力機器の特定を行うことができる。
また、本実施の形態の情報処理装置100では、ネットワークに接続された複数の出力機器の内、出力対象情報に含まれる情報量に応じた処理を行った時の処理効率の最も高い出力機器(第1出力機器)を特定することができる。
また、本実施の形態の情報処理装置100では、各出力機器の処理効率を、各出力機器の使用状況情報154に基づいて算出することで、各出力機器の処理効率をリアルタイムに算出する。そして、この処理効率を、出力機器の特定に用いることから、より現在の出力機器の処理効率に応じた適切な出力機器を特定することができる。
本実施の形態の情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)などの制御装置と、ROM(Read OnlyMemory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard disk drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態の情報処理装置100で実行される提示プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態の情報処理装置100で実行される提示プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の情報処理装置100で実行される提示プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態の情報処理装置100で実行される提示プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の情報処理装置100で実行される提示プログラムは、上述した各部(受付部101、演算部102、算出部103、特定部104、提示部106、収集部107)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から出力機器管理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上述した各部(受付部101、演算部102、算出部103、特定部104、提示部106、収集部107)が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 情報処理装置
101 受付部
102 演算部
103 算出部
104 特定部
106 提示部
150 記憶部
151 出力機器管理データベース
152 出力形態データベース
153 出力管理データベース
154 使用状況情報
200 複合機
300 プロジェクタ
特開2005−108217号公報 特開2008−77649号公報

Claims (11)

  1. 出力対象に関する出力対象情報を受け付ける受付部と、
    種類の異なる複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する記憶部と、
    前記出力対象情報、及び前記出力機器情報に基づいて、出力機器を特定する特定部と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記複数の出力機器は、前記出力対象を紙媒体に出力可能な画像形成装置、及び前記出力対象を映像として出力可能な画像表示装置を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力機器情報は、前記複数の出力機器の各々の処理効率の情報を含み、
    前記複数の出力機器の各々が前記出力対象を出力する場合の処理効率を、前記複数の出力機器の各々の処理効率に基づいて算出する算出部を更に備え、
    前記特定部は、前記算出部により算出された処理効率に基づいて前記出力機器を特定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力対象情報は、前記出力対象の情報量の情報を含み、
    前記算出部は、前記複数の出力機器のうち前記画像形成装置が前記出力対象を出力する場合の処理効率を前記出力対象の情報量に基づき算出する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力対象情報は、人数の情報を含み、
    前記算出部は、前記画像形成装置が前記出力対象を前記人数分出力する場合の処理効率を算出する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力対象情報は、時間の情報を含み、
    前記算出部は、前記複数の出力機器のうち前記画像表示装置が前記出力対象を出力した場合の処理効率を前記時間に基づき算出する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理効率は、二酸化炭素排出量、及び消費電力の少なくとも一方を含む、請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 特定された前記出力機器を示す情報を提示する提示部を更に備えた、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記出力機器情報は、前記複数の出力機器の各々の使用状況情報を含み、
    前記特定部は、出力機器を複数特定した場合、該複数の出力機器の各々の使用状況情報に基づいて、より使用頻度の低い1の出力機器を特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 種類の異なる複数の出力機器と、前記複数の出力機器とネットワークで接続された情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    出力対象に関する出力対象情報を受け付ける受付部と、
    前記複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する記憶部と、
    前記出力対象情報、及び前記出力機器情報に基づいて、出力情報を出力する出力機器を特定する特定部と、
    を備えた、情報処理システム。
  11. 種類の異なる複数の出力機器と、前記複数の出力機器とネットワークで接続された情報処理装置と、を備えた情報処理システムで実行される情報処理方法あって、
    前記情報処理装置は、
    出力対象に関する出力対象情報を受け付ける受付部と、
    前記複数の出力機器の各々に関する出力機器情報を記憶する記憶部と、
    前記出力対象情報、及び前記出力機器情報に基づいて、出力情報を出力する出力機器を特定する特定部と、
    を備えた、情報処理方法。
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