JP2019181754A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単一の装置内で実行された操作の組み合わせをテンプレートボタンに登録するだけでは利用できないサービスの提供を可能とする。【解決手段】情報処理装置は、予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、集計の結果をサービスの提供側の管理装置に送信する送信手段とを有する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
画像処理装置には、共通の画像を対象とする複数の操作を結合してテンプレートボタンに登録する機能がある。
特許第5032361号公報
テンプレートボタンの登録により作業の効率化が実現される。ただし、登録の対象となった操作の組み合わせは、画像処理装置の利用の履歴に依存する。このため、顧客の利用の形態に応じた追加型(プラグイン型)のサービスが新たに開発されていたとしても、顧客はその存在に気づくことができない。
本発明は、単一の装置内で実行された操作の組み合わせをテンプレートボタンに登録するだけでは利用できないサービスの提供を可能とすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、前記組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、集計の結果をサービスの提供側の管理装置に送信する送信手段とを有する情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記組み合わせは、ジョブの種類と実行の順序とで規定される、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記組み合わせは、ジョブの種類と、パラメータと、実行の順序とで規定される、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記抽出手段は、作業者の操作に基づくジョブの発生がない期間に抽出の処理を実行する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記抽出手段は、ログアウトからログインまでの間に、前記抽出の処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記抽出手段は、節電モードへの移行を検知した場合に、前記抽出の処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記抽出手段は、電源オフの操作又はリブートの操作を検知した場合に、前記抽出の処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記予め定めた条件は、1つのログインセッション内で発生することである、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記予め定めた条件は、共通するネットワークアドレスへのアクセスである、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記集計手段は、前記管理装置への前回までの集計の対象になっていない回数を前記組み合わせ別に集計する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、前記組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、集計の結果を送信する送信手段と、を有する情報処理装置と、前記集計の結果を前記情報処理装置から受信するサービスの提供側の管理装置とを有する情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記管理装置は、1つ又は複数の情報処理装置から受信された前記集計の結果を前記組み合わせ別に統合する、請求項11に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、前記管理装置は、顧客単位で統合の処理を実行する、請求項12に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、前記管理装置は、前記組み合わせの出現の頻度が高い場合、対象者に報知する、請求項13に記載の情報処理システムである。
請求項15に記載の発明は、前記管理装置は、出現の頻度が高い前記組み合わせに対して利用可能なサービスが存在する場合、対象者に報知する、請求項13に記載の情報処理システムである。
請求項16に記載の発明は、前記管理装置は、出現の頻度が高い前記組み合わせに対して利用可能なサービスが存在する場合、当該サービスを対象とする情報処理装置にインストールする、請求項13に記載の情報処理システムである。
請求項17に記載の発明は、コンピュータを、予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、前記組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、集計の結果をサービスの提供側の管理装置に送信する送信手段として機能させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、単一の装置内で実行された操作の組み合わせをテンプレートボタンに登録するだけでは利用できないサービスの提供を可能にできる。
請求項2記載の発明によれば、複数の操作の組み合わせを考慮したサービスを提供できる。
請求項3記載の発明によれば、複数の操作の組み合わせを考慮したサービスを提供できる。
請求項4記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項7記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項8記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項9記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項10記載の発明によれば、ジョブの組み合わせの抽出の精度を高めることができる。
請求項11記載の発明によれば、単一の装置内で実行された操作の組み合わせをテンプレートボタンに登録するだけでは利用できないサービスの提供を可能にできる。
請求項12記載の発明によれば、出現の頻度の高い組み合わせを効率的に抽出できる。
請求項13記載の発明によれば、顧客単位で出現の高い組み合わせを抽出できる。
請求項14記載の発明によれば、気づきの機会を与えることができる。
請求項15記載の発明によれば、作業を効率化するサービスの選択の機会を与えることができる。
請求項16記載の発明によれば、追加されたサービスにより作業を効率化できる。
請求項17記載の発明によれば、単一の装置内で実行された操作の組み合わせをテンプレートボタンに登録するだけでは利用できないサービスの提供を可能にできる。
実施の形態に係る情報処理システムの構成例を示す。 実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置を構成する記憶部に記憶される管理データの一例を示す図である。 ジョブパターンとして記録するジョブの組み合わせを抽出するために使用する条件の一例を示す図ある 登録済みジョブパターンの情報の一例を説明する図である。 登録ジョブパターンの実行回数の情報の一例を説明する図である。 実施の形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ認証のログアウトの検知後にジョブパターンの分析を開始する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。 節電モードへの移行の検知後にジョブパターンの分析を開始する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。 電源オフ又はリブート処理の検知後にジョブパターンの分析を開始する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。 画像形成装置で実行される分析結果の送信処理の一例を説明するフローチャートである。 管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 管理装置を構成する記憶部に記憶される管理データの一例を示す図である。 管理デバイス情報の一例を説明する図である。 推奨ツール情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る管理装置の機能構成の一例を示す図である。 管理装置で実行される分析処理の一例を説明するフローチャートである。 情報処理システムで実行される処理動作の概略を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<システム構成>
図1は、実施の形態に係る情報処理システム100の構成例を示す。
情報処理システム100は、顧客Aに対応する顧客システム200Aと、顧客Bに対応する顧客システム200Bと、サービスの提供側に設けられる管理システム500と、これらを接続する電話回線網300とインターネット400とを有している。
図1では、管理システム500で管理する顧客システムの数が2つの場合について示しているが、顧客システムの数は1つでも3つ以上でも構わない。
電話回線網300は、文書や画像の送受信に使用される加入電話回線やISDN(Integrated Services Digital Network)であり、例えばファクシミリ通信に使用される。
図1では、顧客システム200A及び200Bに2台の画像形成装置210とファイアウォール250とが配置されているが、顧客システム200Aに配置される画像形成装置210の台数と顧客システム200Bに配置される画像形成装置210の台数は異なってもよい。
また、顧客システム200Aと顧客システム200Bに配置される画像形成装置210の台数は1台でもよいし、3台以上でもよい。ここでの画像形成装置210は情報処理装置の一例である。
ファイアウォール250は、インターネット400から内部ネットワークへの不正なアクセスの遮断や内部ネットワークからインターネット400への望まない通信の遮断に用いられる。
画像形成装置210は、用紙などの記録材に画像を形成する装置であり、コピー機能、スキャナ機能、ファックス送受信機能、印刷機能等を備えている。
もっとも、画像形成装置210は、これらの機能の全てを搭載する必要はなく、いずれか1つの機能に特化した装置であってもよい。
1つの機能に特化した装置には、例えばコピー機、スキャナ、ファックス送受信機、プリンタ(3次元プリンタを含む。)がある。
本実施の形態における管理システム500は、管理の対象とする画像形成装置210の動作の状態を管理する管理装置510と、管理装置510の操作や管理情報の表示に用いられる作業端末550とを有する。
管理装置510は、画像形成装置210との通信を通じ、メンテナンスに関する情報(例えば課金の情報、稼働の情報、故障の情報)を収集し、各種のサービスを提供するコンピュータである。
各種のサービスには、例えば利用の実績に応じた料金の請求、消耗品の手配と配送、修理に必要な部品の手配とエンジニアの派遣、ファームウェアの更新の手配、動作の状態の分析、分析の結果の連絡等が含まれる。
作業端末550は、管理スタッフや営業スタッフが操作するコンピュータ等である。
<画像形成装置の構成>
図2は、実施の形態に係る画像形成装置210のハードウェア構成の一例を示す図である。
画像形成装置210は、装置全体を制御する制御部211と、画像データや管理データ等の記憶に用いられる記憶部215と、操作用の画面や処理の対象とする画像等の表示に用いられる表示部216と、ユーザの操作を受け付ける操作受付部217と、画像(原稿)を読み取ってスキャンデータを生成する画像読み取り部218と、例えば電子写真方式やインクジェット方式で記録材の一例である用紙に画像を形成する画像形成部219と、外部との通信に用いられる通信部220と、画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施す画像処理部221と、を有している。これらの各部はバス222を通じて互いに接続されており、バス222を介してデータの受け渡しが実行される。
制御部211は、CPU(Central Processing Unit)212、ROM(Read Only Memory)213、RAM(Random Access Memory)214により構成される。
ROM213には、BIOS(Basic Input Output System)やファームウェア等のプログラムが記憶されている。
CPU212は、RAM214を作業エリアに使用し、ROM213から読み出したプログラムを実行する。プログラムの実行を通じ、画像形成装置210の各部が制御される。例えば用紙への画像の形成、スキャンデータの生成等が制御される。
記憶部215は、ハードディスク装置や半導体メモリなどの記憶装置により構成され、画像形成装置210で扱う画像データ(スキャンデータを含む)や各種のデータが記憶される。
表示部216は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルにより構成され、ユーザインタフェース画面を表示する。
操作受付部217は、ユーザ(作業者)からの操作を受け付ける入力装置であり、例えばボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成される。ここでの入力装置にはハードウェアキーもソフトウェアキーも含まれる。
画像読み取り部218は、いわゆるスキャナ装置である。
画像形成部219は、例えば記録材の一例である用紙に画像を形成するプリントエンジンである。用紙の搬送には、不図示の搬送機構が用いられる。
通信部220は、例えばG3規格やG4規格に準拠するインターフェースやネットワークインターフェース(LAN:Local Area Network)で構成される。
画像処理部221は、例えば色補正や階調補正等の画像処理を実行する専用のプロセッサで構成される。
図3は、画像形成装置210(図2参照)を構成する記憶部215に記憶される管理データの一例を示す図である。
本実施の形態の場合、管理データとして、例えばジョブログ601、ジョブパターンの記録条件602、ジョブパターンを構成する複数のジョブの個数の上限603、登録済みジョブパターンの情報604、登録ジョブパターンの実行回数の情報605、分析の実行タイミング606等が記憶される。
ジョブログ601は、ジョブの実行の結果の履歴である。ジョブログ601は、ジョブ単位に出力される。本実施の形態では、ジョブログ601を、個々のジョブに対応する履歴の集合の意味でも使用する。
ジョブの種類には、例えば印刷ジョブ、コピージョブ、スキャンジョブ、ファクシミリの送信ジョブ、ファクシミリの受信ジョブ、転送ジョブ等がある。
ジョブログ601には、個々のジョブの実行時に使用したパラメータの情報も含まれる。例えば印刷ジョブの場合、パラメータの情報には、片面印刷か両面印刷かの区別、1枚の用紙に割り付ける頁の枚数、印刷の濃度、カラー印刷か白黒印刷かの区別、文書の印刷か写真の印刷かの区別、用紙のサイズ等が含まれる。
本実施の形態では、画像形成装置210で出現する複数のジョブの組み合わせのうち、予め定めた条件を満たす組み合わせをジョブパターンという。本実施の形態の場合、予め定めた条件とは、ジョブパターンの記録条件602と、ジョブパターンを構成する複数のジョブの個数の上限603の2つである。
ジョブパターンは、少なくともジョブの種類と出現の順序とによって規定される。もっとも、ジョブパターンは、ジョブの種類と、対応するジョブで使用したパラメータと、出現の順序とによって規定されてもよい。
図4は、ジョブパターンとして記録するジョブの組み合わせを抽出するために使用する条件(ジョブパターンの記録条件602)の一例を示す図ある。
本実施の形態では、ジョブパターンの記録条件602として、以下に示す4つの基準1〜4を使用する。基準1〜4は、関連性が高いジョブの組み合わせを抽出するための条件である。なお、基準1〜基準4はそれぞれ独立した基準であり、ジョブパターンの記録には、いずれかの基準を満たせばよい。
基準1は、複数のジョブが、1人のユーザ(作業者)の1つのログインセッション内で出現することである。
基準2は、複数のジョブが、予め定めた時間の範囲内に出現することである。時間の範囲は任意であるが、例えば1分を使用する。時間の範囲は、一連の操作が行われる時間を考慮して定める。
基準3は、複数のジョブが、共通のファイルへの操作で出現することである。
基準4は、複数のジョブが、共通のURL(Uniform Resource Locator)への操作で出現することである。換言すると、複数のジョブで、共通するネットワークアドレスがアクセスされることである。
なお、ジョブパターンの記録条件602を満たす全てのジョブを1つのジョブパターンとして記録したのでは、共通性の高いジョブパターンの発見が困難になる可能性がある。そこで、本実施の形態では、ジョブパターンを構成する複数のジョブの個数の上限603を設けている。
複数のジョブの組み合わせであるので、ジョブパターンを構成するジョブの個数は2個以上である。
本実施の形態では、ジョブパターンを構成する複数のジョブの個数の上限603として“3”を用いる。
図3の説明に戻る。
登録済みジョブパターンの情報604は、記録条件を満たして登録されたジョブパターンの情報である。
図5は、登録済みジョブパターンの情報604の一例を説明する図である。
図5に示す登録済みジョブパターンの情報604は、例えば内容を識別する番号(ID)とパターンの内容を示すパターン情報とで構成される。
図5の場合、3つのパターン情報が登録されている。なお、図5では、複数のジョブが実行される順序の関係を矢印で示している。
1つ目のパターン情報は、プライベート印刷ジョブの次に認証付き出力ジョブが実行される組み合わせである。
プライベート印刷ジョブは、ユーザ本人が操作受付部217(図2参照)を操作して出力を指示するまで用紙への画像の形成が保留される印刷の一形態である。プライベート印刷の対象となった画像データは、出力の指示があるまで記憶部215(図2参照)に蓄積される。
プライベート印刷は、誤った印刷の防止と秘匿性の高い情報の漏えいのリスクを低減する目的で使用される。
なお、認証付き出力ジョブは、ユーザ(作業者)の認証後に蓄積されている画像データの出力を指示する操作に対応する。
2つ目のパターン情報は、スキャンジョブの次にクラウド上の保存先への転送ジョブが実行され、その後、ユーザ個人の端末(PC)への転送ジョブが実行される組み合わせである。
クラウド上の保存先は、ネットワークアドレスを規定するURLで与えられる。なお、スキャンによって生成された画像データは、記憶部215に設定されている個人別の記憶領域(ボックス)に保存される。
3つ目のパターン情報は、スキャンジョブの次にファクシミリ送信ジョブが実行され、その後、クラウド上の保存先への転送ジョブが実行される組み合わせである。
図6は、登録ジョブパターンの実行回数の情報605の一例を説明する図である。
登録ジョブパターンの実行回数の情報605は、例えば内容を識別する番号(ID)と実行回数とで構成される。ここでの番号は、登録済みジョブパターンの情報604(図5参照)の番号に対応付けられている。
図6の例は、1つ目のパターン情報が10回出現し、2つ目のパターン情報が15回出現し、3つ目のパターン情報が5回出現したことを表している。なお、実行回数は、ジョブに対応する操作を行ったユーザ(作業者)に関係なく計数される。例えばAさんの操作もBさんの操作も区別なく計数される。
図3の説明に戻る。
分析の実行タイミング606は、ジョブログ601の分析を実行するタイミングを規定する情報である。
本実施の形態では、ジョブログ601からジョブパターンを抽出し、その実行回数を更新する処理を「ジョブログ601の分析」という。
本実施の形態では、ジョブが発生する可能性が少ない期間にジョブログ601の分析を実行する。
関連する複数のジョブが、ある実行回の分析の対象と別の実行回の分析の対象とに振り分けられたのでは、ジョブパターンの抽出の精度を低下させるためである。
本実施の形態では、分析の実行タイミング606として、例えばユーザログアウトが検知された後、節電モードへの移行が検知された後、電源オフが検知された後、リブート処理が検知された後を想定する。
続いて、画像形成装置210(図1参照)の機能構成を説明する。
図7は、実施の形態に係る画像形成装置210の機能構成の一例を示す図である。この機能構成は、画像形成装置210を構成する制御部211によるプログラムの実行を通じて実現される。
本実施の形態の場合、制御部211は、対象とする期間内に発生したジョブログ601から記録条件を満たすジョブパターンを抽出するパターン抽出部701と、抽出されたジョブパターン別に実行回数を集計するパターン別集計部702と、分析の結果として抽出されたジョブパターンと対応する実行回数とを管理装置510(図1参照)に送信する分析結果送信部703と、管理装置510からの通知の内容をユーザ(作業者)に報知する報知部704と、管理装置510から受信した追加のプラグインのインストールを管理するインストール管理部705として機能する。
ここでのパターン抽出部701は抽出手段の一例であり、パターン別集計部702は集計手段の一例であり、分析結果送信部703は送信手段の一例である。また、報知部704は報知手段の一例である。
パターン抽出部701は、分析の実行タイミングを監視しており、前回の分析の対象になっていない(前回までの集計の対象になっていない)ジョブログ601を対象としてジョブパターンを抽出する。パターン抽出部701は、新たなジョブパターンが見つかった場合、登録済みジョブパターンの情報604(図5参照)に追記する。
パターン別集計部702は、記録条件を満たすジョブパターンが抽出されるたびに対応する実行回数の数値を更新する。
なお、パターン別集計部702は、操作の主体であるユーザ(作業者)の違いを区別しない。従って、ユーザが違っても、同じジョブパターンが抽出されれば、対応する実行回数の数値が更新される。
分析結果送信部703は、予め定めたタイミングで分析の結果を管理装置510(図1参照)に送信する。
予め定めたタイミングは、例えば新たな分析の結果が得られたタイミングでもよいし、定期的又は周期的に与えられるタイミングでもよい。例えば毎日午前0時や毎時0分に未送信の分析の結果を送信してもよい。
なお、定期的又は周期的に分析の結果を送信する場合には、未送信の分析の結果が複数回分あれば、それらを個別に送信してもよいし、再集計(統合)してから送信してもよい。
本実施の形態の場合、報知部704は、表示部216(図2参照)に報知用のユーザインタフェース画面を表示する。もっとも、報知部704は、予め登録されている顧客側の管理者に対して報知用のメールを送信してもよい。ここでの管理者は、報知の対象者の一例である。
報知の内容は、管理装置510から通知される。報知の内容には、例えば出現の頻度が高いジョブパターンの内容や対応する操作の組み合わせ、顧客の業務の効率化に資するサービスや機能の提案が含まれる。
なお、提案されるサービスや機能には、例えば利用中の画像形成装置210の販売後に開発された、又は、配布が可能になったプラグインの実行により実現されるサービスや機能、利用中の画像形成装置210の販売の時点で利用が可能であったが顧客によって利用されていないサービスや機能が含まれる。
インストール管理部705は、顧客との契約に基づき、出現の頻度が高いジョブパターンに対応する一連の操作を簡略化する追加のプラグインのインストールを管理する。
<画像形成装置の分析処理>
ここでは、画像形成装置210(図1参照)で実行されるジョブパターンの分析処理について説明する。ここでの処理は、パターン抽出部701(図7参照)とパターン別集計部702(図7参照)に対応する。
前述したように、ジョブパターンの分析が実行されるタイミングは複数ある。以下では、実行タイミング別に処理の概要を説明する。
図8は、ユーザ認証のログアウトの検知後にジョブパターンの分析を開始する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図中では、ステップを記号のSで示す。
動作中の制御部211(図7参照)は、ユーザ認証のログアウトが検知されたか否かを監視している(ステップ101)。
ステップ101で否定結果が得られている間、制御部211は、監視を継続する。
ステップ101で肯定結果が得られた場合、制御部211は、最終の分析日時以降のジョブログを取得する(ステップ102)。すなわち、前回までの分析(集計)の対象になっていないジョブログが取得される。
次に、制御部211は、取得されたジョブログの先頭側から順序に記録条件を満たすジョブパターンを探索する(ステップ103)。
記録条件を満たすジョブパターンが抽出されると、制御部211は、抽出されたジョブパターンが登録済みか否かを判定する(ステップ104)。
ステップ104で否定結果が得られた場合(未登録の場合)、制御部211は、抽出されたジョブパターンを新規のジョブパターンとして登録する(ステップ105)。
一方、ステップ104で肯定結果が得られた場合(登録済みの場合)、制御部211は、登録済みのジョブパターンの実行回数を更新する(ステップ106)。ステップ105で新規のジョブパターンが登録された場合には実行回数として“1”が記録される。
この後、制御部211は、ステップ102で取得されたジョブログの全てが処理されたか否かを判定する(ステップ107)。
ステップ107で否定結果が得られている間、制御部211は、ステップ103〜ステップ106の処理を繰り返す。
ステップ107で肯定結果が得られた場合、制御部211は、最終の分析日時を更新する(ステップ108)。例えば現在の日時を記録する。ここでの現在の日時とは、例えばステップ102で分析を開始した時点の日時である。なお、ステップ103で記録条件を満たすジョブパターンが1つも抽出されない場合には、その事実が確認された時点でステップ108を実行する。
図9は、節電モードへの移行の検知後にジョブパターンの分析を開始する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。図9には図8と対応する部分に対応する符号を付している。図9でも、ステップを記号のSで示す。
動作中の制御部211(図7参照)は、節電モードへの移行が検知されたか否かを監視している(ステップ201)。
ステップ201で否定結果が得られている間、制御部211は、監視を継続する。
ステップ201で肯定結果が得られた場合、制御部211は、前述したステップ102〜108を実行する。
ただし、この場合には、ステップ108の実行後に、節電モードへの移行を継続する処理が実行される(ステップ202)。
図10は、電源オフ又はリブート処理の検知後にジョブパターンの分析を開始する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。図10には図8と対応する部分に対応する符号を付している。図10でも、ステップを記号のSで示す。
動作中の制御部211(図7参照)は、電源オフ又はリブート処理が検知されたか否かを監視している(ステップ301)。
ステップ301で否定結果が得られている間、制御部211は、監視を継続する。
ステップ301で肯定結果が得られた場合、制御部211は、前述したステップ102〜108を実行する。
ただし、この場合には、ステップ108の実行後に、電源オフ又はリブート処理を継続する処理が実行される(ステップ302)。
以上の手順で取得された分析結果は、ジョブパターンの分析処理とは独立に、管理装置510(図1参照)に送信される。
図11は、画像形成装置210(図1参照)で実行される分析結果の送信処理の一例を説明するフローチャートである。
ここでの処理は、分析結果送信部703(図7参照)に対応する。
制御部211は、送信タイミングか否かを判定している(ステップ401)。予め定めた送信タイミングを満たさない間、制御部211は、ステップ401の判定を繰り返す。
ステップ401で肯定結果が得られた場合(送信タイミングを満たす場合)、制御部211は、管理装置510に分析結果を送信する(ステップ402)。ここでの分析結果は、登録済みジョブパターンと対応する実行回数で与えられる。
<管理装置の構成>
続いて、管理システム500に配置される管理装置510の構成例について説明する。
図12は、管理装置510のハードウェア構成の一例を示す図である。
管理装置510は、装置全体を制御する制御部801と、画像データやプログラムの記憶に用いられる記憶部805と、外部装置(例えば作業端末550)との通信に用いられる通信部806とを有している。
これらの各部はバス807を通じて互いに接続されており、データがバス807を介して受け渡しされる。
制御部801は、CPU802、ROM803、RAM804により構成される。
ROM803には、CPU802により実行されるBIOSが記憶されている。CPU802は、RAM804を作業エリアに使用し、ROM803から読み出したプログラムを実行する。プログラムの実行を通じ、管理装置510の各部が制御される。
記憶部805は、ハードディスク装置や半導体メモリなどの記憶装置により構成され、基本ソフトウェアや管理装置510で扱う各種のデータが記憶される。
通信部806は、例えばLAN(Local Area Network)インターフェースで構成される。
図13は、管理装置510を構成する記憶部805(図12参照)に記憶される管理データの一例を示す図である。
本実施の形態の場合、管理データとして、例えば管理デバイス情報901、抽出ジョブパターン情報902、抽出ジョブパターンの実行回数の情報903、推奨ツールの抽出条件904、推奨ツール情報905等が記憶される。
管理デバイス情報901は、個々のデバイス(画像形成装置210)の管理に必要な情報である。
図14は、管理デバイス情報901の一例を説明する図である。
図14に示す管理デバイス情報901は、例えばデバイス機器番号(ID)と、顧客先と、推奨される動作の設定とで構成される。図14の場合、5台のデバイスが登録されている。
図14の場合、顧客先は、A商事と、(株)B製作所と、C市役所の3つである。ここでのA商事が顧客A(図1参照)に対応し、(株)B製作所が顧客B(図1参照)に対応する。
推奨される動作の設定には、個別の契約や営業の記録に基づいて設定された連絡先や推奨される動作の内容が記述されている。ここでの動作には、信号処理の他、情報の報知も含まれる。
例えばA商事のデバイス機器ID“Pr11111-100001”に対する動作は、メールの送信先が営業スタッフであること、有償ツールの報知はメールのみを使用すること、無償ツールは自動でインストールにより行うことが定められている。
また例えばA商事のデバイス機器ID“Pr11111-100002”では、メールの送信先が顧客であること、有償か無償かを問わずツールの報知にはメールのみを使用することが定められている。
また例えばA商事のデバイス機器ID“Pr11111-100003”では、レポートのみを使用することが定められている。ここでのレポートは、サービスの提供側への報知をいい、例えば画像形成装置210(図1参照)を開発する部門に報知される。
また例えばC市役所のデバイス機器ID“Pr11111-100005”では、レポートのみを使用すること、有償ツールについては何もしないが、無償ツールについては自動でインストールすることが定められている。
なお、(株)B製作所のデバイス機器ID“Pr11111-100004”には推奨される動作の設定がない。
図13の説明に戻る。
抽出ジョブパターン情報902と抽出ジョブパターンの実行回数の情報903は、管理の対象である画像形成装置210(図1参照)から受信された分析の結果を顧客毎に集計したジョブパターンと実行回数に対応する。
推奨ツールの抽出条件904は、推奨ツールの抽出を実行する条件を与える情報である。
本実施の形態の場合、推奨ツールの抽出条件904は、推奨ツールの抽出を実行する出現の頻度の下限値を与える。この下限値を超える頻度で現れる抽出ジョブパターンは、出現の頻度が高いとみなす。ここで、出現の頻度は、顧客毎に集計された全てのジョブパターンの実行回数の総和を分母、顧客毎に集計された各抽出ジョブパターンの実行回数を分子として計算される。下限値には例えば5%を用いる。下限値は任意の値を設定でき、また何時でも変更できる。
推奨ツール情報905は、特定のジョブパターンを少ない操作で実現するために用意されているサービス又はプラグインの情報である。
図15は、推奨ツール情報905の一例を示す図である。
図15に示す推奨ツール情報905は、例えばツール番号(ID)と、名称と、ジョブパターンと、利用料金とで構成される。図15の場合、2つのツールが登録されている。
ツールの1つには、「楽々クラウド転送」との名称がつけられている。このツールは、スキャンジョブ(ボックス保存)の次にクラウド上の保存先への転送ジョブが実行され、その後、ユーザ個人の端末(PC)への転送ジョブが実行されるジョブパターンについて登録されている。
このツールをインストールすると、一連のジョブが、1つのボタン操作で実現される。なお、このツールの利用についての追加の料金は必要とされない。
ツールの1つには、「どこでもプライベート印刷」との名称がつけられているこのツールは、プライベート印刷ジョブの次に認証付き出力ジョブが実行されるジョブパターンについて登録されている。なお、複数台の画像形成装置210を所有することが付加的な条件として定められている。
このツールをインストールすると、一連のジョブが、1つのボタン操作で実現される。なお、このツールの利用には1台当たり月額1000円の料金を必要とする。
続いて、管理装置510(図1参照)の機能構成を説明する。
図16は、実施の形態に係る管理装置510の機能構成の一例を示す図である。この機能構成は、管理装置510を構成する制御部801(図12参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
本実施の形態の場合、制御部801は、画像形成装置210(図1参照)毎にジョブパターンの実行回数を再集計するデバイス機器別再集計部1001と、顧客別にジョブパターンの実行回数を再集計する顧客別再集計部1002と、推奨ツールの抽出条件に基づいて顧客の業務を効率化する推奨ツールを検索する推奨ツール検索部1003と、推奨ツールの存在などを顧客に報知する報知部1004と、管理デバイス情報901(図13参照)に基づいて推奨ツールを配信する推奨ツール配信部1005として機能する。
ここでのデバイス機器別再集計部1001と顧客別再集計部1002は集計手段の一例であり、推奨ツール検索部1003は検索手段の一例であり、報知部1004は報知手段の一例であり、推奨ツール配信部1005は配信手段の一例である。
本実施の形態におけるデバイス機器別再集計部1001は、デバイス機器番号別にジョブパターンを管理しており、新しい分析結果が受信されるたび、各ジョブパターンについて通知のあった実行回数を過去の回数に加算する。この加算が再集計(統合)である。
本実施の形態における顧客別再集計部1002は、顧客単位でデバイス機器別に管理されているジョブパターンと実行回数を集計する。この集計が再集計(統合)である。例えばA商事に属する3台のデバイス機器についてジョブパターン別の実行回数が集計される(図14参照)。
推奨ツール検索部1003は、顧客別に推奨ツールの抽出条件を満たすジョブパターンの有無を判定する処理と、条件を満たすジョブパターンについて利用可能な推奨ツールを検索する処理を実行する。
推奨ツール検索部1003は、予め定めたタイミングで前述の処理を実行する。実行のタイミングは、例えば新しい分析結果が受信された時点、毎日午前0時、毎月1日などに設定される。なお、実行のタイミングは変更が可能である。
報知部1004は、推奨ツールが検出された場合の一形態として、顧客への報知、営業スタッフへの報知、開発部門への報知等を実行する。
なお、報知を実行するか否かと報知先は、管理デバイス情報901(図14参照)の推奨される動作の設定に従う。
推奨ツール配信部1005は、推奨ツールが検出された場合の一形態として、画像形成装置210(図1参照)への推奨ツールの配信を実行する。この推奨ツールの配信を受けた画像形成装置210は、推奨ツールのインストールを実行する。
なお、推奨ツールを配信するか否かは、管理デバイス情報901(図14参照)で推奨される動作の設定に従う。本実施の形態の場合、自動インストールが設定されている無償ツールの「楽々クラウド転送」(図14、図15参照)が配信の対象となる。
<管理装置の分析処理>
ここでは、管理装置510(図1参照)で実行される分析処理について説明する。
図17は、管理装置510で実行される分析処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図中では、ステップを記号のSで示す。
動作中の制御部801(図16参照)は、デバイス別にジョブパターンの総実行回数を再集計する(ステップ501)。本実施の形態の場合、デバイスは、画像形成装置210(図1参照)である。この処理は、デバイス機器別再集計部1001(図16参照)の動作に対応する。
次に、制御部801は、顧客別にジョブパターンの総実行回数を再集計する(ステップ502)。この処理は、顧客別再集計部1002(図16参照)の動作に対応する。
次に、制御部801は、顧客別に総実行回数のX%を占めるジョブパターンがあるか否かを判定する(ステップ503)。
この処理は、推奨ツールの抽出条件904(図13参照)の動作に対応する。ここでのX%は、推奨ツールの抽出を実行する出現の頻度の下限値の一例である。
ステップ503で否定結果が得られた場合(割合がX%未満の場合)、制御部801は処理を終了する。
ステップ503で肯定結果が得られた場合(割合がX%以上の場合)、制御部801は、見つかったジョブパターンに対応付けられている利用可能な推奨ツールがあるか否かを判定する(ステップ504)。
ステップ504で否定結果が得られた場合、制御部801は処理を終了する。
ステップ504で肯定結果が得られた場合、制御部801は、ジョブパターンに対応する利用可能な推奨ツールを抽出する(ステップ505)。
続いて、制御部801は、推奨ツールは有料か否かを判定する(ステップ506)。
ステップ506で肯定結果が得られた場合、制御部801は、メール等で顧客、営業スタッフ、開発部門に報知する(ステップ507)。この処理は、報知部1004(図16参照)の動作に対応する。なお、ここでの顧客、営業スタッフ、開発部門は、報知の対象者の一例である。
一方、ステップ506で否定結果が得られた場合、制御部801は、対象とするデバイスとの次回の通信時に推奨ツールを配信する(ステップ508)。この処理は、推奨ツール配信部1005(図16参照)の動作に対応する。
最後に、システム全体の動作を説明する。
図18は、情報処理システム100(図1参照)で実行される処理動作の概略を説明する図である。
図18では、顧客側の顧客Aに対応する顧客システム200Aと管理装置510との間で実行される通信に着目している。勿論、顧客側の顧客Bに対応する顧客システム200Bと管理装置510との間でも同様の動作が実行される。
また、図18では、便宜上、画像形成装置210を「画像形成装置(1)」と「画像形成装置(2)」として区別している。
図18に示すように、画像形成装置(1)と画像形成装置(2)では、それぞれの実行タイミングで分析処理が実行され、分析の結果が管理装置510に通知される。
管理装置510は、分析の結果を受信するたび、ジョブパターン毎に実行回数の再集計(統合)を実行する。具体的には、保存されている実行回数の値に、新たに通知のあった実行回数の値が加算される。
分析処理の実行タイミングが到来すると、管理装置510は、集計結果を分析し、その結果としてレポートや推奨ツールの配信を実行する。
このように、管理装置510において、顧客単位でジョブパターン別の実行回数を再集計するので、画像形成装置210を単位とする場合には気づかない出現の頻度が高いジョブパターンが抽出されることが起こる。
この抽出は、営業スタッフや開発部門の工数の低減にも役に立つ。また、報知を受けた顧客は、出現の頻度の高いジョブパターンを自らの操作により、特定の操作ボタンにジョブフローとして登録するようにしてもよい。
また、画像形成装置210の内部で検索が可能なサービスは、画像形成装置210の販売時にインストールされている又は記憶されているサービスに限られるが、本実施の形態の管理装置510を用いれば、画像形成装置210の販売後に開発され又は配布が可能になった推奨ツールの提供を受けることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば前述の実施の形態では、複数のジョブの組み合わせで規定されるジョブパターンについて推奨ツールを提供しているが、画像形成装置210(図1参照)の出荷後に単発のジョブに対して新規に開発された推奨ツールの提供にも応用可能である。
また、前述の実施の形態では、顧客別にジョブパターン別の実行回数を再集計しているが、全ての顧客を対象にジョブパターン別の実行回数を再集計してもよい。この場合には、全ての顧客に共通して頻出するジョブパターンを統計的に見つけ出すことが可能になる。
また、前述の実施の形態では、1次的なジョブパターンの集計を画像形成装置210の内部で実行しているが、顧客との契約により、画像形成装置210で発生したジョブログをサービスの提供側が扱える場合には、1次的なジョブパターンの集計もサービスの提供側に設けられた管理装置510(図1参照)で実行してもよい。この場合の管理装置510は、情報処理装置の一例となる。
また、前述の実施の形態では、用紙などの記録材に画像を形成する画像形成装置210について説明したが、液状の樹脂等を使用して立体形状を形成する立体像形成装置でもよい。この場合、立体像形成装置が情報処理装置の一例となる。
また、前述の実施の形態では、ジョブパターン別の実行回数を集計して管理装置510に送信する情報処理装置として画像形成装置210を想定したが、この種の情報処理装置は画像形成装置210に限らない。例えば様々な設定や操作が可能なスマート家電(例えば冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機、空調機、炊飯器、電磁調理器、テレビジョン受像機、撮像装置、画像データ録画機、画像データ再生機等)でもよい。
100…情報処理システム、200A、200B…顧客システム、210…画像形成装置、250…ファイアウォール、300…電話回線網、400…インターネット、500…管理システム、510…管理装置、550…作業端末、701…パターン抽出部、702…パターン別集計部、703…分析結果送信部、704…報知部、705…インストール管理部、1001…デバイス機器別再集計部、1002…顧客別再集計部、1003…推奨ツール検索部、1004…報知部、1005…推奨ツール配信部

Claims (17)

  1. 予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、
    前記組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、
    集計の結果をサービスの提供側の管理装置に送信する送信手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記組み合わせは、ジョブの種類と実行の順序とで規定される、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記組み合わせは、ジョブの種類と、パラメータと、実行の順序とで規定される、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記抽出手段は、作業者の操作に基づくジョブの発生がない期間に抽出の処理を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記抽出手段は、ログアウトからログインまでの間に、前記抽出の処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記抽出手段は、節電モードへの移行を検知した場合に、前記抽出の処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記抽出手段は、電源オフの操作又はリブートの操作を検知した場合に、前記抽出の処理を実行する、請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記予め定めた条件は、1つのログインセッション内で発生することである、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記予め定めた条件は、共通するネットワークアドレスへのアクセスである、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記集計手段は、前記管理装置への前回までの集計の対象になっていない回数を前記組み合わせ別に集計する、請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、前記組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、集計の結果を送信する送信手段と、を有する情報処理装置と、
    前記集計の結果を前記情報処理装置から受信するサービスの提供側の管理装置と
    を有する情報処理システム。
  12. 前記管理装置は、1つ又は複数の情報処理装置から受信された前記集計の結果を前記組み合わせ別に統合する、請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記管理装置は、顧客単位で統合の処理を実行する、請求項12に記載の情報処理システム。
  14. 前記管理装置は、前記組み合わせの出現の頻度が高い場合、対象者に報知する、請求項13に記載の情報処理システム。
  15. 前記管理装置は、出現の頻度が高い前記組み合わせに対して利用可能なサービスが存在する場合、対象者に報知する、請求項13に記載の情報処理システム。
  16. 前記管理装置は、出現の頻度が高い前記組み合わせに対して利用可能なサービスが存在する場合、当該サービスを対象とする情報処理装置にインストールする、請求項13に記載の情報処理システム。
  17. コンピュータを、
    予め定めた条件を満たす複数のジョブの組み合わせの出現を、ジョブの履歴から抽出する抽出手段と、
    前記組み合わせ別に出現の回数を集計する集計手段と、
    集計の結果をサービスの提供側の管理装置に送信する送信手段
    として機能させるプログラム。
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