JP2004070554A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【目的】電力消費の情報を一元管理することができるとともに、使用者若しくはグループごとに管理することができる画像形成システムを提供すること。
【構成】画像形成システムを複数の画像形成装置と前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置とで構成し、前記画像形成装置を、記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段とで構成し、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有するものとする。
【選択図】 図1
【構成】画像形成システムを複数の画像形成装置と前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置とで構成し、前記画像形成装置を、記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段とで構成し、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有するものとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンター、複合機能を有するコピー、FAXで特にLAN等のネットワークに接続するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力の消費量を個々の画像形成装置で計測してその値を表示したり、プリントするものがあった(特公平8−130595号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
複数の画像形成装置において、電力消費の情報を一元管理したい。又、使用者若しくは使用者のグループごとに管理したいという要望があった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、電力消費の情報を一元管理することができるとともに、使用者若しくはグループごとに管理することができる画像形成システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有することを特徴とする。
【0006】
又、本発明は、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記計測データを前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを所定の画像形成装置に印刷させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
<実施の形態1>
図1はネットワーク2に接続する装置を表した図であり、同図において、1はサーバーコンピュータ、3は複合機能を有する複写機、4はプリンタである。又、クライアントのコンピュータ9,10,11もネットワークに接続されている。
【0009】
図2は複写機及びプリンタ3,4のブロック図であり、同図において、13はAC100Vの電源、14は主電源のスイッチ、15は電力計測部、17は装置の電力を消費する電気負荷群である。例えば、ヒーター、モーター、IC、ランプ、レーザー等が電気負荷群である。電力計測部15の中には電流計と電圧計があり、DCレベルでそれぞれ電流値、電圧値を出力する。制御部19はこの信号から、電力を計算する。
【0010】
又、電気負荷群17は装置により詳細が異なるモーターの数や種類、ヒーターの種類、ランプの有無等がその違いである。更に、制御部には通信のポートがあり、クライアントコンピュータやサーバーと通信が可能である。複写機及びプリンタ3,4を以後は画像形成装置と呼ぶ。画像形成装置とクライアントコンピュータとの間では、ジョブの受信とプリント状況の送信を行うし、画像形成とサーバーとの間ではクライアント同様の情報に加えて、後で詳細に述べる電力関連の情報の通信が行われる。
【0011】
図3は先の画像形成装置の制御部19の内部ブロックであり、20と21はAD変換機でDCレベルで入力される電流値と電圧値をデジタル情報に変換する。
そして、22はデジタルを高速に演算するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で、積算電力を計算出力する。23はCPUで、先のDSP22並びに記憶部24と記憶部25と入出力ポート26と通信部27にバスで接続している。CPU23は、記憶部24に格納されたプログラムに従って後述するフローのように動作する。
【0012】
又、データを記憶部25に込み書き可能である。又、入出力ポート26を介して電気負荷17を制御することが可能である。又、通信部27によりサーバーやクライアントコンピュータとの間で通信が可能であり、カード検知部31によりカードから使用者識別番号を検知できる。
【0013】
図4はサーバー1の内部ブロック図であり、CPUボード28とハードディスクの記憶部29と通信部30から成る。記憶部にはプログラムとデータが格納できる。通信部30を通して画像形成装置からの電力情報を受信して記憶部29に格納できる。記憶部のデータを計算加工することも自在である。又、通信部30を通してプリントジョブの依頼が可能である。これらの処理がプログラムとして記憶部29に格納されていて後に述べるフローのように動作する。
【0014】
次に、画像形成装置の処理のフローを説明する。
【0015】
幾つかの処理が時間を分割して擬似的に並列処理されている。それらに図5に示す管理データ更新S1、管理データ送出S2、ジョブ処理S3がある。以下にその更に詳細を述べていく。
【0016】
図5は画像形成装置の管理データ更新の詳細のフローで、ジョブ中S5、スタンバイ中S6、スリープ中S7であるかを判断して、前記DSPにより得られる積算電力の情報を加算する形で、各々の状態の積算電力を更新する。又、各々の時間を更新する(S8〜S14)。更に、合計値として、電源をONしているときの積算電力と時間を更新する(S15,S16)。
【0017】
積算電力と時間のうちジョブ中のものは、使用者識別番号ごとにある。この格納されるデータの一覧を記憶部のデータ一覧として表1に示す。
【0018】
【表1】
データ一覧については後で説明する。積算電力と時間のクリアは、このフローでは行わない。つまり、オーバーフローしない限り常に増加し続ける。又、十分に大きな数値を扱えるようになっており、通常はオーバーフローすることはない。
【0019】
図7は画像形成装置の管理データ送出のフローでサーバーからの要求を受信して(S18)、先の記憶部のデータを送出する(S19)。
【0020】
図8は画像形成装置のジョブ処理のフローで、カード検知部31でカード認証して使用者識別番号をカードから読み取る(S28、S30)。そして、コピー要求があるとコピーを行う(S32,S34)。又、通信部27を通してオンラインで使用者の認証が行われた場合(S29)、使用者識別番号をオンラインで受信して(S31)、プリント要求があるとプリントを行う(S33,S35)。このフローで得られた使用者識別番号が先に説明したジョブ中の積算電力と稼働時間の使用者識別番号ごとの格納に使用される(S15,S16)。
【0021】
図9はサーバーの処理の一部のフローで、レポートを発行する月末の時期になると(S21)、登録の画像形成装置にデータを要求する(S22)。そして、データを受信して記憶部29に記憶する(S23)。記憶部29に記憶された今回のデータと過去のデータを元にレポートを生成し、記憶部にファイルとして記憶する(S24)。レポートのプリントが設定されているときにはその生成されたレポートをプリントし(S25)、設定させてないときには処理を終了する。
【0022】
表1は画像形成装置の記憶部25に記憶されているデータである。
【0023】
先ず、装置識別番号は、画像形成装置の3,4それぞれに固有の番号である。
例では2がその番号である。次に、積算電力と累積時間のデータが、電源ON時、スタンバイ状態スリープ状態についてあり、これらは先に説明した管理データの更新処理(S9,S12,S10,S13)にて更新される。
【0024】
次に、使用者識別番号の1に続いてジョブ中の積算電力と累積時間と画像形成枚数があり、これらの数値7,8,9については使用者識別番号が1である使用者の使用したときの積算電力と累積時間と画像形成枚数である。同様に使用者識別番号の2についてもデータが続く。これら表1のデータはサーバーの管理データの要求(S22)に対して、画像形成装置が送出する(S19)データである。説明を簡単にするため例では使用者識別番号は1と2しかないが、これはもっと多くて良い。
【0025】
表2〜表4はサーバーの記憶部29に記憶されているデータの一部で、これは登録された画像形成装置に関するデータをサーバーが受信したもの、若しくはそれを加工したものである。例では登録されている画像形成装置は2台であって、装置識別番号1と装置識別番号2のみで、装置識別番号1を有する装置がプリンタ4、装置識別番号2を有する装置が複写機3である。例えば本日が10月の末で、画像形成装置から管理データを受信した直後であるとすると、表2は9月末に受信した管理データである。そして、表3が10月末、つまり直前に受信した管理データである。そして、表4が1箇月で消費されたモードごとの積算電力と累積時間等であり、表2と表3を表5の計算式により計算した結果である。表2の装置識別番号が1のところから、装置識別番号が2である手前まで(数値13〜数値24)が装置識別番号1を有するプリンタ4のデータで、装置識別番号が2のところ以降(数値25〜数値36)が装置識別番号2を有する複写機3のデータである。つまり、表1で説明したものが装置の数だけ受信されて記憶されている。同様に表3は直前に受信した10月分のデータである。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
表4と表5からどのように計算されているかを説明する。
【0030】
9月末から10月末の間に者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した積算電力が表4の数値91に求まっている。これは、9月末から10月末の間に、装置識別番号1の装置で使用者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した積算電力の数値67と9月末から10月末の間に、装置識別番号2の装置で使用者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した積算電力の数値79の合計である。
【0031】
更に、数値67は、装置識別番号1の装置で使用者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した9月末時点の過去の累積の積算電力である数値19と、それに対応する10月末時点の数値43との差分により求めている。同様にして数値79も求められている。
【0032】
表4のうち数値91〜数値96の部分を抜き出したものがレポートであり、ぞれを図10に示す。
【0033】
これにより複写機やプリンタが複数ある場合でも、どの使用者機器別番号を有する使用者がどの程度の電力を使用したかを把握できる。省エネの管理を行うための情報として有効である。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有するため、電力消費の情報を一元管理することができるとともに、使用者若しくはグループごとに管理することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークに接続する装置を表した図である。
【図2】画像形成装置のブロック図である。
【図3】画像形成装置の制御部の内部ブロック図である。
【図4】サーバーの内部ブロック図である。
【図5】画像形成装置のフロー1である。
【図6】画像形成装置のフロー2である。
【図7】画像形成装置のフロー3である。
【図8】画像形成装置のフロー4である。
【図9】サーバーのフローである。
【図10】レポートを示す図である。
【符号の説明】
1 サーバー
2 ネットワーク
3,4 複写機及びプリンタ
9〜11 クライアントのコンピュータ
14 電源スイッチ
15 電力計測部
17 電気負荷
20,21 A/D変換機
22 デジタルシグナルプロセッサ
24 画像形成装置のプログラムの記憶部
25 画像形成装置のデータの記憶部
26 画像形成装置の入出力ポート
27 画像形成装置の通信部
28 サーバーのCPUボード
29 サーバーの記憶部
30 サーバーの通信部
31 カード検知部
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンター、複合機能を有するコピー、FAXで特にLAN等のネットワークに接続するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力の消費量を個々の画像形成装置で計測してその値を表示したり、プリントするものがあった(特公平8−130595号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
複数の画像形成装置において、電力消費の情報を一元管理したい。又、使用者若しくは使用者のグループごとに管理したいという要望があった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、電力消費の情報を一元管理することができるとともに、使用者若しくはグループごとに管理することができる画像形成システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有することを特徴とする。
【0006】
又、本発明は、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記計測データを前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを所定の画像形成装置に印刷させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0008】
<実施の形態1>
図1はネットワーク2に接続する装置を表した図であり、同図において、1はサーバーコンピュータ、3は複合機能を有する複写機、4はプリンタである。又、クライアントのコンピュータ9,10,11もネットワークに接続されている。
【0009】
図2は複写機及びプリンタ3,4のブロック図であり、同図において、13はAC100Vの電源、14は主電源のスイッチ、15は電力計測部、17は装置の電力を消費する電気負荷群である。例えば、ヒーター、モーター、IC、ランプ、レーザー等が電気負荷群である。電力計測部15の中には電流計と電圧計があり、DCレベルでそれぞれ電流値、電圧値を出力する。制御部19はこの信号から、電力を計算する。
【0010】
又、電気負荷群17は装置により詳細が異なるモーターの数や種類、ヒーターの種類、ランプの有無等がその違いである。更に、制御部には通信のポートがあり、クライアントコンピュータやサーバーと通信が可能である。複写機及びプリンタ3,4を以後は画像形成装置と呼ぶ。画像形成装置とクライアントコンピュータとの間では、ジョブの受信とプリント状況の送信を行うし、画像形成とサーバーとの間ではクライアント同様の情報に加えて、後で詳細に述べる電力関連の情報の通信が行われる。
【0011】
図3は先の画像形成装置の制御部19の内部ブロックであり、20と21はAD変換機でDCレベルで入力される電流値と電圧値をデジタル情報に変換する。
そして、22はデジタルを高速に演算するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で、積算電力を計算出力する。23はCPUで、先のDSP22並びに記憶部24と記憶部25と入出力ポート26と通信部27にバスで接続している。CPU23は、記憶部24に格納されたプログラムに従って後述するフローのように動作する。
【0012】
又、データを記憶部25に込み書き可能である。又、入出力ポート26を介して電気負荷17を制御することが可能である。又、通信部27によりサーバーやクライアントコンピュータとの間で通信が可能であり、カード検知部31によりカードから使用者識別番号を検知できる。
【0013】
図4はサーバー1の内部ブロック図であり、CPUボード28とハードディスクの記憶部29と通信部30から成る。記憶部にはプログラムとデータが格納できる。通信部30を通して画像形成装置からの電力情報を受信して記憶部29に格納できる。記憶部のデータを計算加工することも自在である。又、通信部30を通してプリントジョブの依頼が可能である。これらの処理がプログラムとして記憶部29に格納されていて後に述べるフローのように動作する。
【0014】
次に、画像形成装置の処理のフローを説明する。
【0015】
幾つかの処理が時間を分割して擬似的に並列処理されている。それらに図5に示す管理データ更新S1、管理データ送出S2、ジョブ処理S3がある。以下にその更に詳細を述べていく。
【0016】
図5は画像形成装置の管理データ更新の詳細のフローで、ジョブ中S5、スタンバイ中S6、スリープ中S7であるかを判断して、前記DSPにより得られる積算電力の情報を加算する形で、各々の状態の積算電力を更新する。又、各々の時間を更新する(S8〜S14)。更に、合計値として、電源をONしているときの積算電力と時間を更新する(S15,S16)。
【0017】
積算電力と時間のうちジョブ中のものは、使用者識別番号ごとにある。この格納されるデータの一覧を記憶部のデータ一覧として表1に示す。
【0018】
【表1】
データ一覧については後で説明する。積算電力と時間のクリアは、このフローでは行わない。つまり、オーバーフローしない限り常に増加し続ける。又、十分に大きな数値を扱えるようになっており、通常はオーバーフローすることはない。
【0019】
図7は画像形成装置の管理データ送出のフローでサーバーからの要求を受信して(S18)、先の記憶部のデータを送出する(S19)。
【0020】
図8は画像形成装置のジョブ処理のフローで、カード検知部31でカード認証して使用者識別番号をカードから読み取る(S28、S30)。そして、コピー要求があるとコピーを行う(S32,S34)。又、通信部27を通してオンラインで使用者の認証が行われた場合(S29)、使用者識別番号をオンラインで受信して(S31)、プリント要求があるとプリントを行う(S33,S35)。このフローで得られた使用者識別番号が先に説明したジョブ中の積算電力と稼働時間の使用者識別番号ごとの格納に使用される(S15,S16)。
【0021】
図9はサーバーの処理の一部のフローで、レポートを発行する月末の時期になると(S21)、登録の画像形成装置にデータを要求する(S22)。そして、データを受信して記憶部29に記憶する(S23)。記憶部29に記憶された今回のデータと過去のデータを元にレポートを生成し、記憶部にファイルとして記憶する(S24)。レポートのプリントが設定されているときにはその生成されたレポートをプリントし(S25)、設定させてないときには処理を終了する。
【0022】
表1は画像形成装置の記憶部25に記憶されているデータである。
【0023】
先ず、装置識別番号は、画像形成装置の3,4それぞれに固有の番号である。
例では2がその番号である。次に、積算電力と累積時間のデータが、電源ON時、スタンバイ状態スリープ状態についてあり、これらは先に説明した管理データの更新処理(S9,S12,S10,S13)にて更新される。
【0024】
次に、使用者識別番号の1に続いてジョブ中の積算電力と累積時間と画像形成枚数があり、これらの数値7,8,9については使用者識別番号が1である使用者の使用したときの積算電力と累積時間と画像形成枚数である。同様に使用者識別番号の2についてもデータが続く。これら表1のデータはサーバーの管理データの要求(S22)に対して、画像形成装置が送出する(S19)データである。説明を簡単にするため例では使用者識別番号は1と2しかないが、これはもっと多くて良い。
【0025】
表2〜表4はサーバーの記憶部29に記憶されているデータの一部で、これは登録された画像形成装置に関するデータをサーバーが受信したもの、若しくはそれを加工したものである。例では登録されている画像形成装置は2台であって、装置識別番号1と装置識別番号2のみで、装置識別番号1を有する装置がプリンタ4、装置識別番号2を有する装置が複写機3である。例えば本日が10月の末で、画像形成装置から管理データを受信した直後であるとすると、表2は9月末に受信した管理データである。そして、表3が10月末、つまり直前に受信した管理データである。そして、表4が1箇月で消費されたモードごとの積算電力と累積時間等であり、表2と表3を表5の計算式により計算した結果である。表2の装置識別番号が1のところから、装置識別番号が2である手前まで(数値13〜数値24)が装置識別番号1を有するプリンタ4のデータで、装置識別番号が2のところ以降(数値25〜数値36)が装置識別番号2を有する複写機3のデータである。つまり、表1で説明したものが装置の数だけ受信されて記憶されている。同様に表3は直前に受信した10月分のデータである。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
表4と表5からどのように計算されているかを説明する。
【0030】
9月末から10月末の間に者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した積算電力が表4の数値91に求まっている。これは、9月末から10月末の間に、装置識別番号1の装置で使用者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した積算電力の数値67と9月末から10月末の間に、装置識別番号2の装置で使用者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した積算電力の数値79の合計である。
【0031】
更に、数値67は、装置識別番号1の装置で使用者識別番号1の使用者がコピー若しくはプリントのジョブで使用した9月末時点の過去の累積の積算電力である数値19と、それに対応する10月末時点の数値43との差分により求めている。同様にして数値79も求められている。
【0032】
表4のうち数値91〜数値96の部分を抜き出したものがレポートであり、ぞれを図10に示す。
【0033】
これにより複写機やプリンタが複数ある場合でも、どの使用者機器別番号を有する使用者がどの程度の電力を使用したかを把握できる。省エネの管理を行うための情報として有効である。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有するため、電力消費の情報を一元管理することができるとともに、使用者若しくはグループごとに管理することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークに接続する装置を表した図である。
【図2】画像形成装置のブロック図である。
【図3】画像形成装置の制御部の内部ブロック図である。
【図4】サーバーの内部ブロック図である。
【図5】画像形成装置のフロー1である。
【図6】画像形成装置のフロー2である。
【図7】画像形成装置のフロー3である。
【図8】画像形成装置のフロー4である。
【図9】サーバーのフローである。
【図10】レポートを示す図である。
【符号の説明】
1 サーバー
2 ネットワーク
3,4 複写機及びプリンタ
9〜11 クライアントのコンピュータ
14 電源スイッチ
15 電力計測部
17 電気負荷
20,21 A/D変換機
22 デジタルシグナルプロセッサ
24 画像形成装置のプログラムの記憶部
25 画像形成装置のデータの記憶部
26 画像形成装置の入出力ポート
27 画像形成装置の通信部
28 サーバーのCPUボード
29 サーバーの記憶部
30 サーバーの通信部
31 カード検知部
Claims (3)
- 複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを蓄積する手段を有することを特徴とする画像形成システム。
- 複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な管理装置から成り、前記画像形成装置は記録紙に画像形成する手段と、電力計測手段と、記録枚数を計測する手段と、稼働時間を計測する手段と、使用者を識別する手段と、前記計測データを識別された使用者ごとのデータとして前記計測データを前記管理装置へ通信出力する手段から成り、管理装置は前記計測データを元に加工したもの又はそのままのものを所定の画像形成装置に印刷させることを特徴とする画像形成システム。
- 蓄積された計測データを印刷又はネットワークを介して閲覧可能としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227080A JP2004070554A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227080A JP2004070554A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004070554A true JP2004070554A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32014206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002227080A Pending JP2004070554A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 画像形成システム |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010072870A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | 状態遷移データ生成装置、状態遷移データ生成方法、及びプログラム |
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2002
- 2002-08-05 JP JP2002227080A patent/JP2004070554A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010072870A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | 状態遷移データ生成装置、状態遷移データ生成方法、及びプログラム |
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