JP4913846B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷ジョブを出力する情報処理装置およびその情報処理装置からネットワークを介して受信した印刷ジョブにしたがって画像を形成する画像形成装置からなる画像形成システムに関する。
従来の画像形成システムは、ネットワークに接続されたそれぞれのプリンタの消費電力を管理・動作制御する電力管理サーバを設け、プリンタは動作を実行する前に電力管理サーバに対して電力使用申請を行い、その電力管理サーバから電力使用許可を受信して印刷動作を開始するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−268324号公報(段落「0032」〜段落「0039」、図11)
しかしながら、上述した従来の技術においては、低消費電力のプリンタを優先して印刷動作を行う場合には有効であるが、図らずして印刷動作を開始するまでの待ち時間が長くなってしまうという問題がある。また、消費電力と印刷動作を開始する待ち時間との優先順位はプリンタに印刷しようとしているユーザの状況によって刻々と変化するため、ユーザの意思に関わらず上記優先順位を一律に定めておくことは必ずしも好ましくない。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、低消費電力または画像形成動作を開始する待ち時間のいずれかを優先して画像形成動作を行う画像形成装置を選択できるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、画像形成指示を受信して画像を形成する複数の画像形成装置と、前記画像形成装置へ画像形成指示を送信する情報処理装置とが通信回線を介して接続された画像形成システムにおいて、それぞれの前記画像形成装置は、装置の状態を表す動作モードを記憶するとともにその動作モード毎の消費電力を予め記憶する記憶手段を有し、前記情報処理装置は、それぞれの前記画像形成装置の記憶手段に記憶された前記動作モードおよび前記消費電力を取得する取得手段と、前記動作モードおよび前記消費電力に基づいてそれぞれの画像形成装置に消費電力が低い順に低消費電力順位を付与するとともに該動作モードに基づいてそれぞれの画像形成装置が画像形成指示を受信してから画像形成動作を開始するまでに必要な画像形成待ち時間を導出し、それぞれの画像形成装置の画像形成待ち時間が少ない順に画像形成待ち時間順位を付与する順位決定手段と、前記順位決定手段が付与したそれぞれの前記画像形成装置の前記低消費電力順位または前記画像形成待ち時間順位に基づいて画像形成指示を送信する画像形成装置を選択する選択手段とを有し、前記選択手段は、受信した画像形成指示に含まれる画像形成枚数が、記憶部に予め記憶した閾値未満であると判定したとき、前記画像形成待ち時間順位の高い画像形成装置を選択し、予め記憶部に記憶した閾値以上であると判定したとき、前記低消費電力順位の高い画像形成装置を選択することを特徴とする。
このようにした本発明は、低消費電力または画像形成動作を開始する待ち時間のいずれかを優先して画像形成動作を行う画像形成装置を選択することができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図 第1の実施例におけるホストコンピュータの構成を示すブロック図 第1の実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図 第1の実施例におけるホストコンピュータの動作を示すブロック図 第1の実施例におけるプリンタの動作を示すブロック図 第1の実施例におけるLPRの動作情報表示処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるLPRの初期データ取得処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるLPRの更新データ取得処理を示すフローチャート 第1の実施例におけるLPRの動作情報リスト作成処理を示すフローチャート 第1の実施例における動作情報リストの説明図 第1の実施例におけるデフォルト情報リストの説明図 第1の実施例における動作情報管理リストの説明図 第1の実施例における情報リストの説明図 第1の実施例における低消費電力順位設定処理を示すフローチャート 第1の実施例における印刷待ち時間順位設定の説明図 第1の実施例における印刷待ち時間順位設定処理を示すフローチャート 第1の実施例における印刷待ち時間順位決定処理を示すフローチャート 第2の実施例におけるホストコンピュータの構成を示すブロック図 第2の実施例におけるホストコンピュータの動作を示すブロック図 第2の実施例におけるプリンタ選択処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明による画像形成システムの実施例を説明する。
図1は第1の実施例における画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成システムは、一または複数の情報処理装置としてのホストコンピュータ1(例えば、ホストコンピュータA、ホストコンピュータB、ホストコンピュータC)、複数の画像形成装置としてのプリンタ2(例えば、プリンタA、プリンタB、プリンタC)、およびそのホストコンピュータ1とプリンタ2とを通信可能に接続する通信回線としてのネットワーク3で構成されている。
ホストコンピュータ1は、一般的にパーソナルコンピュータと呼ばれるものであり、文書作成ソフトウェアなどのアプリケーションソフトウェアが個々にイントールされ、これらにより作成された画像データが画像形成指示としての印刷ジョブとしてプリンタ2へ送信される。
プリンタ2は、ホストコンピュータ1から受信した印刷ジョブに基づいて記録用紙に画像を印刷(画像形成)して出力するものである。本実施例では、プリンタ2を電子写真方式のプリンタとして説明する。
このホストコンピュータ1およびプリンタ2は、通常の通信プロトコルの手順に従ってネットワーク3を介して通信を確立しており、それぞれのホストコンピュータ1は、印刷ジョブをそれぞれのプリンタ2(プリンタA、プリンタB、プリンタC等)へ送信できるようになっている。
また、それぞれのホストコンピュータ1は、プリンタ2の動作状態を示す動作情報を入手するために動作情報要求コマンドをそれぞれのプリンタ2へ送信し、その動作情報要求コマンドを受信したプリンタ2は動作情報要求コマンドの応答としての動作情報をホストコンピュータ1へ返信する。
図2は第1の実施例におけるホストコンピュータの構成を示すブロック図であり、プリンタとの間で印刷ジョブ、動作情報要求コマンドおよび動作情報等の授受を行うためのホストコンピュータ1(図1に示すホストコンピュータA、B、C)の構成を示している。
図2において、ホストコンピュータ1は、文書作成ソフトウェアなどのアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」という。)11、印刷データを生成するプリンタドライバ12、ネットワーク3に接続されたプリンタ2の接続管理プログラムとしてのLPR(Line PRinter daemon protocol ネットワークユーティリティプログラム)13、印刷条件設定部14、および通信制御部15から構成されている。
プリンタドライバ12は、アプリ11により作成された画像データをプリンタで印刷を可能とする印刷データを生成するソフトウェアである。このプリンタドライバ12は、それぞれのプリンタ(図1におけるプリンタA、B、C)に対応して個々に存在し、プリンタ毎に動作設定項目を変更することができ、かつその動作設定情報もそれぞれのプリンタドライバ12に割り当てられた記憶部に記憶される。
また、プリンタドライバ12は、プリンタの動作項目を設定するプリンタ情報設定部120、および印刷データを生成する印刷データ生成部121で構成される。
アプリ11では、印刷を行う場合、まず印刷起動においてオペレータの操作等により指定されたプリンタドライバ12を選択、すなわち印刷するプリンタを選択する。このとき、プリンタドライバ12の動作設定項目を設定するため、アプリ11は制御コマンドでプリンタ情報設定部120へ動作設定項目情報を書き込む。
これと並行してアプリ11は、画像データを、プリンタ情報設定部120を経由して印刷データ生成部121へ送る。印刷データ生成部121は、送られた画像データからプリンタで印刷可能なフォーマットの印刷ジョブデータを生成し、通信制御部15を経由して生成した印刷ジョブデータをネットワーク3上へ送信する。
LPR13は、ネットワーク3上に接続された複数のプリンタの接続管理プログラムであり、それぞれのプリンタのネットワーク設定、動作設定、動作状況表示等の機能を有している。なお、図2は本実施例の機能を実現するために必要な構成を示している。
LPR13は、動作情報制御部130、動作情報取得部131、動作情報記憶部132、パワーオン動作情報記憶部133、消費電力比較部134、待ち時間比較部135、情報リスト作成部136、および情報リスト表示部137で構成されている。
ネットワーク3に接続された図示しないプリンタの動作情報を取得するために、取得手段としての動作情報取得部131は、プリンタ制御コマンドを動作情報制御130経由で通信制御部15へ送ることでネットワーク3上に送信する。ネットワーク3上に送出されたプリンタ制御コマンドは、プリンタに対して動作情報を送出するように命令する。
ここで、動作情報とは、動作モード、印刷待ち時間、消費電力、ジョブ履歴、スリープ経過時間、待機経過時間、スリープモードへの移行時間(DDT:Default Delay To sleep)からなるプリンタの情報である。
動作モードは、プリンタの動作状態を表す情報であり、(1)オンラインモード(印刷データの受信可能状態)、(2)待機モード(定着器が印刷温度を保持して印刷ジョブの受信を待機している状態)、(3)印刷モード(定着器が印刷温度を保持して受信した印刷ジョブの印刷動作を実行している状態)、(4)スリープ(低消費電力)モード(定着器等の電源を切断して消費電力を削減するとともに印刷ジョブの受信を待機する装置の最小電力消費状態)の4つのモードに大別されている。
印刷待ち時間は、各動作モードにおいて印刷ジョブを受信してから印刷を開始するまでの標準時間である。
消費電力は、各動作モードにおけるプリンタの消費電力である。
この印刷待ち時間および消費電力は、例えば図11に示すように各動作モードにおける標準値がデフォルト情報リストとして各プリンタの記憶部に記憶されているものとする。
ジョブ履歴は、プリンタが電源投入後、印刷ジョブを受信して行った印刷動作の有無を示すものである。
スリープ経過時間は、プリンタがスリープモードに移行したときからの経過時間である。
スリープモードへの移行時間は、プリンタが印刷動作を終了したときからスリープモードへ移行するまでの時間である。
プリンタから受信した動作情報は、通信制御部15を経由して動作情報制御部130に入力され、さらに動作情報取得部131に入力され、動作情報記憶部132に記憶される。
この動作情報記憶部132は、ネットワーク3上に接続された複数のプリンタの動作情報を順次記憶するものであり、それぞれのプリンタの消費電力情報および印刷待ち時間情報等をプリンタ毎に記憶する。例えば、図10に示すようにプリンタ毎に接続状態、動作モード、印刷待ち時間、消費電力、ジョブ履歴、ラスト情報取得時刻等を動作情報リストとして記憶する。
動作情報記憶部132に記憶された動作情報の消費電力情報は消費電力比較部134を経由し、印刷待ち時間情報は待ち時間比較部135を経由して情報リスト作成部136へそれぞれ送られる。
このとき、順位決定手段としての情報リスト作成部136は、ネットワーク3上に接続された複数のプリンタの動作情報の動作モードおよび消費電力情報等から消費電力が低いプリンタの順位を作成し、また動作情報の動作モードおよび印刷待ち時間情報等から印刷待ち時間の少ないプリンタの順位を作成して動作情報管理リストを作成する。なお、消費電力が低いプリンタの順位の作成処理および印刷待ち時間の少ないプリンタの順位の作成処理の詳細は後述する。
この動作情報管理リストは、例えば図12に示すようにプリンタ毎に動作モード、低消費電力順位、印刷待ち時間順位、印刷ジョブ消費電力、印刷待ち時間、印刷ジョブ経過時間、各動作モードにおける消費電力の標準値ならびに印刷待ち時間の標準値、およびDDT等で構成されたものである。なお、図12(a)は、印刷中のプリンタAの印刷ジョブが終了するまでの時間(ジョブ残時間)が待機中のプリンタBの印刷時間より短い場合を示し、図12(b)は、印刷中のプリンタAの印刷ジョブが終了するまでの時間(ジョブ残時間)が待機中のプリンタBの印刷時間より長い場合を示している。
表示手段としての情報リスト表示部137は、作成されたそれぞれの順位を情報リストとしてディスプレイ等に表示する。この情報リストは、例えば図13(a)に示すように、プリンタ毎にネットワーク接続(接続/未接続)、印刷ジョブの終了数、残り印刷ジョブ数、動作モード、低消費電力順位、印刷待ち時間順位等で構成されたものである。なお、図13(b)に示すようにプリンタ毎にネットワーク接続および動作モードを表す状況、印刷ジョブの終了数、残り印刷ジョブ数、動作モード、低消費電力順位、印刷待ち時間順位等で構成するようにしてもよい。
次に、情報リスト作成部136により作成された情報リストを更新する場合を説明する。
情報リスト表示部137により表示された情報リストは定期的に内容を更新する必要がある。特に、印刷待ち時間情報はネットワーク上に接続されたプリンタの動作状態がすべてスリープ状態(省電力モード)に移行することで消費される電力は最低となる。その後、任意の時間が経過すると定着器の温度は定常状態となり、プリンタは初期状態となる。
このとき、動作情報制御部130は、情報リスト作成部136で作成された情報リストの内容を定期的に更新する動作を行う。動作情報制御部130は、プリンタ制御コマンドを通信制御部15へ送り、順次ネットワークに接続された複数のプリンタへプリンタ制御コマンドを送信してその応答としての動作情報を受信し、情報リストを更新する。
動作情報記憶部132に記憶されていた消費電力情報は、情報リスト更新時に取得された新たな消費電力情報と消費電力比較部134で比較されて情報リスト作成部136へ送られる。情報リスト作成部136は、その消費電力情報および動作モード等から消費電力が低いプリンタの順位を示す消費電力の情報リストを作成する。情報リスト表示部137は、作成された消費電力の情報リストをディスプレイ等に表示する。
同様に、動作情報記憶部132に記憶されていた印刷待ち時間情報は、情報リスト更新時に取得された新たな印刷待ち時間情報と待ち時間比較部135で比較されて情報リスト作成部136へ送られる。情報リスト作成部136は、その印刷待ち時間情報および動作モード等から待ち時間が少ないプリンタの順位を示す印刷待ち時間の情報リストを作成する。情報リスト表示部137は、作成された印刷待ち時間の情報リストをディスプレイ等に表示する。
このように構成されたホストコンピュータ1は、図示しないメモリ等の記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御手段および演算手段としての図示しない制御部により全体の動作が制御される。また、制御部は、時間の経過を計測する計時手段を備えている。
図3は第1の実施例におけるプリンタの構成を示すブロック図であり、上述したホストコンピュータとの間で印刷ジョブ、動作情報要求コマンドおよび動作情報の授受を行うためのプリンタ2(図1に示すプリンタA、B、C)の構成を示している。
図3において、プリンタ2は印刷部21、プリンタ制御部22、動作情報生成部23、印刷条件設定部24、および通信制御部25から構成されている。
プリンタ2は、ネットワーク3上のホストコンピュータから送出された印刷ジョブを内部の通信制御部25で受信し、その通信制御部25を経由してプリンタ制御部22へ送られる。プリンタ制御部22の印刷データ生成部220は、受信した印刷ジョブから印刷データとしての画像データおよび画像設定情報を生成する。
この画像データはプリンタ情報設定部221を経由して印刷部21へ、画像設定情報は印刷条件設定部24を経由して印刷部21へ条件設定されて送られるものである。印刷部21は、送られた印刷データおよび画像設定情報に基づいて印刷を行う。このようにしてプリンタ2は印刷ジョブデータを画像データとして印刷する。
プリンタ2の動作情報生成部23は、動作情報制御部230、動作情報保存部231、待ち時間算出部232、動作モード経過時間記憶部233、デフォルト情報記憶部234、定着器温度検出部235、動作モード記憶部236、および定着器制御情報記憶部237から構成され、図2で示したLPR13の動作情報記憶部132に記憶させる動作情報を生成するものである。
動作モード記憶部236は、プリンタ2の現在の動作状態を記憶するものであり、具体的には、動作状態を上述したオンラインモード、待機モード、印刷モード、スリープモードの4つのモードに大別して記憶する。
印刷部21では、記録用紙に転写されたトナーを熱融解して定着させる定着器の温度を検出するセンサ等の温度検出手段を有しており、現在の定着器の温度を動作情報生成部23の定着器温度検出部235に設定することができる。
デフォルト情報記憶部234は、消費電力情報2340および印刷待ち時間情報2341を予め記憶する。この消費電力情報2340および印刷待ち時間情報2341は、各動作モードにおける消費電力および印刷待ち時間の標準値で構成されたものであり、例えば図11に示すデフォルト情報リストである。
定着器制御情報記憶部237は、定着器制御の有無を記憶するものであり、待機モードにおいて定着器の温度を印刷温度に維持している場合、定着器制御の「無」を記憶し、一方定着器の温度を印刷温度より低下させている場合、定着器制御の「有」を記憶する。なお、本実施例では、待機モードにおいて定着器の温度を印刷温度に維持するようにしているため、定着器制御情報記憶部237は定着器制御の「無」を記憶しているものとするが、待機モードが所定の時間経過したとき、定着器の温度を印刷温度より低下させるようにして定着器制御の「有」を記憶させるようにしてもよい。
次に、ホストコンピュータがプリンタから動作情報を取得する動作を図4の第1の実施例におけるホストコンピュータの動作を示すブロック図、および図3ならびに図5の第1の実施例におけるプリンタの動作を示すブロック図に基づいて説明する。
図4において、ホストコンピュータ1のLPR13は、ネットワークに接続された図示しないプリンタの消費電力情報および印刷待ち時間情報を含む動作情報を取得するために、プリンタ制御コマンドを通信制御部15へ送ることでネットワーク上に送信する。
図3および図5において、プリンタ2の通信制御部25は、ホストコンピュータによりネットワーク上に送信されたプリンタ制御コマンドを受信する。さらに通信制御部25は、受信したプリンタ制御コマンドが動作情報を要求するプリンタ制御コマンドであるか判定し、動作情報を要求するプリンタ制御コマンドであると判定するとそのプリンタ制御コマンドを動作情報生成部23の動作情報制御部230へ送る。
動作情報制御部230は、動作情報生成部23の動作モード記憶部236に対して現在の装置の状態を確認し、確認された動作モードに応じた消費電力情報を動作情報保存部231に保存する。さらに、動作情報制御部230は、当該動作モードに移行したときからの経過時間を経過時間情報として動作モード経過時間記憶部233に保存する。
一方、定着器温度検出部235で検出された定着器の温度は印刷待ち時間を算出する待ち時間算出部232に入力される。待ち時間算出部232は、入力された定着器の温度と印刷に必要な定着器の温度との温度差を求め、予め設定された演算により印刷待ち時間を算出する。ここで、待ち時間算出部232は、算出した印刷待ち時間を動作情報保存部231に一旦保存する。
動作情報制御部230は、動作情報保存部231に保存された動作モード、消費電力情報、印刷待ち時間情報および経過時間情報等から動作情報を生成し、プリンタ制御コマンドの応答として通信制御部25を経由してその動作情報をネットワーク上のホストコンピュータへ送信する。
このように構成されたプリンタ2は、図示しないメモリ等の記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御手段および演算手段としての図示しない制御部により全体の動作が制御される。また、制御部は、時間の経過を計測する計時手段を備えている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、ホストコンピュータのLPRが行う動作情報の表示処理を図6の第1の実施例におけるLPRの動作情報表示処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
S1:ホストコンピュータ1が起動され、LPR13が起動される。
S2:ホストコンピュータ1は、ネットワーク3に接続されたそれぞれのプリンタから動作情報を初期データとして取得する。
S3:ホストコンピュータ1は、取得した動作情報の初期データから作成した情報リストを情報リスト表示部37で表示する。
ここで、表示される情報リストは、例えば図13(a)に示すようにネットワークに接続されたプリンタ毎に、ネットワーク接続状態(接続/未接続)、終了した印刷ジョブ数、未印刷ジョブ数、動作モード、低消費電力順位、および印刷待ち時間順位で構成されたものである。また、図13(b)に示すようにネットワークに接続されたプリンタ毎に、ネットワーク接続状態(接続/未接続)ならびに動作モードを状況とし、終了した印刷所部数、未印刷ジョブ数、低消費電力順位、および印刷待ち時間順位で構成されたものでもよい。
S4:ホストコンピュータ1は、予め決められた所定の時間の経過を監視する。
S5:所定時間の経過を検知したホストコンピュータ1は、ネットワーク3に接続されたプリンタから動作情報を更新データとして取得する。
S6:ホストコンピュータ1は、取得した動作情報の更新データから作成した情報リストを情報リスト表示部37で表示する。
以降、ホストコンピュータ1は、S4〜S6の処理を繰り返し、取得した動作情報の更新データから作成した情報リストを情報リスト表示部37で表示する。
次に、ホストコンピュータのLPRが行う動作情報の初期データ取得処理(図6におけるS2)を図7の第1の実施例におけるLPRの初期データ取得処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
S201、S202(図6におけるS1):ホストコンピュータ1を起動すると既にインストール済みのLPR13が起動される。
S203:起動されたLPR13は、ネットワーク3に接続されたプリンタを確認する。
S204、S205:LPR13は、ネットワーク3に接続されたプリンタの存在を確認し、動作情報の取得が完了していないと判定すると処理をS206へ移行し、ネットワーク3に接続されたすべてのプリンタの動作情報の取得が完了したと判定すると処理をS212へ移行する。
S206:LPR13は、接続が確認されたプリンタから動作情報を取得する。
S207:LPR13は、プリンタから動作情報を取得すると処理をS210へ移行し、プリンタから動作情報を取得できなかった場合は処理をS208へ移行する。
S208:プリンタから動作情報を取得できなかった場合、ホストコンピュータ1は、予め設定されたリトライ周期時間の経過を待機する。
S209:リトライ周期時間が経過すると処理をS206へ移行してホストコンピュータ1は、再度プリンタから動作情報を取得するリトライ動作を行う。
S210:プリンタから動作情報を取得したLPR13は、取得した動作情報を動作情報記憶部132に記憶させる。
S211:LPR13の情報リスト作成部36は、動作情報記憶部132に記憶された動作情報から動作情報リストを作成し、処理をS204へ移行して他のプリンタの動作情報を取得する。
なお、S209で行うリトライ動作の回数が、予め設定されたリトライ回数を超えた場合、動作情報取得不可として動作情報リストに表示されるものとする。
S212(図6におけるS3):ネットワーク3に接続されたすべてのプリンタ(本実施例では、プリンタA、プリンタB、プリンタC)の動作情報の取得が完了するとLPR13は、ネットワークに接続されたプリンタ毎の動作情報を情報リストとして情報リスト表示部37に表示する。
S213:LPR13は、次の動作情報の定期更新までの時間を設定し、動作情報の初期データ取得処理を終了する。
次に、ホストコンピュータのLPRが定期的に行う動作情報の更新データ取得処理(図6におけるS5)を図8の第1の実施例におけるLPRの更新データ取得処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
S301(図6におけるS4):ホストコンピュータ1のLPR13は、動作情報の定期更新までの時間の経過を待機し、その時間が経過すると処理をS302へ移行する。なお、ネットワーク上のプリンタの動作モード、スリープ経過時間や待機経過時間等に変化が発生することで動作情報の更新データが発生するものとする。
S302:LPR13は、ネットワーク3に接続されたプリンタを確認する。
S303、S304:LPR13は、ネットワーク3に接続されたプリンタの存在を確認し、動作情報の取得が完了していないと判定すると処理をS305へ移行し、ネットワーク3に接続されたすべてのプリンタの動作情報の取得が完了したと判定すると処理をS311へ移行する。
S305:LPR13は、接続が確認されたプリンタから更新データとして動作情報を取得する。
S306:LPR13は、プリンタから動作情報を取得すると処理をS309へ移行し、プリンタから動作情報を取得できなかった場合は処理をS307へ移行する。
S307:プリンタから動作情報を取得できなかった場合、ホストコンピュータ1は、予め設定されたリトライ周期時間の経過を待機する。
S308:リトライ周期時間が経過すると処理をS305へ移行してホストコンピュータ1は、再度プリンタから動作情報を取得するリトライ動作を行う。
S309:LPR13は、取得した動作情報を動作情報記憶部132に記憶させる。
S310:LPR13の情報リスト作成部36は、動作情報記憶部132に記憶された動作情報から動作情報リストを作成し、処理をS303へ移行して他のプリンタの動作情報を取得する。
なお、S308で行うリトライ動作の回数が、予め設定されたリトライ回数を超えた場合、動作情報取得不可として動作情報リストに表示されるものとする。
S311(図6におけるS6):ネットワーク3に接続されたすべてのプリンタ(本実施例では、プリンタA、プリンタB、プリンタC)の動作情報の取得が完了するとLPR13は、ネットワークに接続されたプリンタ毎の動作情報を情報リストとして情報リスト表示部37に表示する。
S312:LPR13は、次の動作情報の定期更新までの時間を設定し、動作情報の更新データ取得処理を終了する。
次に、ホストコンピュータのLPRが行う動作情報リスト作成処理(図7におけるS211、図8におけるS310)を図9の第1の実施例におけるLPRの動作情報リスト作成処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
S401:ホストコンピュータ1のLPR13は、ネットワーク上に接続されたプリンタを選択する。本実施例では、まずプリンタAを選択する。
S402:LPR13は、図2に示す情報記憶部132に記憶された動作情報から選択したプリンタの動作モードを取得する。
S403:LPR13は、取得した動作モードに対応させて図2に示す情報記憶部132に記憶された消費電力を取得する。
S404:LPR13は、取得した消費電力を記憶部に記憶させる。
S405:LPR13は、取得した動作モードを確認し、動作モードがオンラインモードであれば処理をS406へ移行し、オンラインモードでなければ処理をS417へ移行する。
S406:LPR13は、動作モードを確認し、動作モードが印刷モードであれば処理をS407へ移行し、印刷モードでなければ処理をS409へ移行する。
S407:印刷モードの場合、LPR13は印刷処理中の印刷ジョブが終了するまでの時間をジョブ待ち時間として算出する。ここで、ジョブ待ち時間は、ジョブ残枚数(頁)×印刷速度(秒/頁)で算出される。なお、LPR13は起動時にネットワークに接続されたそれぞれのプリンタから印刷速度を取得しておくものとする。
S408:LPR13は、ジョブ待ち時間を印刷待ち時間として処理をS415へ移行する。
S409:LPR13は、動作モードを確認し、動作モードが待機モードであれば処理をS410へ移行し、待機モードでなければ処理をS411へ移行する。
S410:LPR13は、印刷待ち時間を“0”に設定し、処理をS415へ移行する。なお、本実施例において、待機モードは定着器が通常の印刷温度で待機している状態と定義するが、待機モードであっても所定の時間が経過した場合、定着器の温度を印刷温度よりも低下させて待機する場合、以下のようにしてもよい。
LPR13は、待機モードでの経過時間である待機経過時間を動作情報から取得し、取得した待機経過時間に基づいて定着器の現在の温度である定着器温度を設定する。
次に、LPR13は、設定した定着器温度と待機温度とを比較し、定着器温度が待機温度以下である場合、印刷を開始できる印刷温度まで上昇させる時間を印刷待ち時間として算出し、その後処理をS415へ移行する。印刷待ち時間は、予め知り得たプリンタの定着器の温度と、予め知り得たプリンタの印刷を開始することができる印刷温度との差分と、予め知り得た定着器の温度上昇に必要な時間とから算出するものとする。一方、定着器温度が待機温度より高い場合、印刷待ち時間を“0”に設定し、処理をS415へ移行する。
S411:LPR13は、動作モードを確認し、動作モードがスリープモードであれば処理をS412へ移行し、スリープモードでなければ処理をS416へ移行する。
S412:LPR13は、スリープモードでの経過時間であるスリープ経過時間を動作情報から取得する。
S413:LPR13は、取得したスリープ経過時間が予め設定された時間Hを経過しているか否かを判定する。本実施例では、時間Hは1時間に設定されているものとし、スリープ経過時間が1時間に達しない場合は、処理をS410へ移行し、待機モードと同様に印刷待ち時間を算出する。スリープ経過時間が1時間に達している場合は、処理をS414へ移行する。なお、時間Hは0時間としても良い。
S414:スリープ経過時間が時間Hに達している場合、LPR13は印刷待ち時間として定着器が室温相当に冷えている状態から定着器が印刷を開始することができる温度になるまでの時間WUT(Warm Up Time)、すなわち待機モードへ移行するために必要な時間に設定する。この時間WUTは、定着器の温度が印刷温度まで上昇させるために必要な最大時間であり、LPR13は起動時にネットワークに接続されたそれぞれのプリンタから取得しておくものとする。
S415:LPR13は、以上のように算出した印刷待ち時間ならびに記憶部に記憶した消費電力、および取得した動作情報に基づいて動作情報リスト(例えば、図10に示す動作情報リスト)を作成し、処理をS419へ移行する。
S416、S415:一方、オンラインモードであるが、印刷モードでもなく、待機モードでもなく、スリープモードでもない場合、そのプリンタが動作情報を取得する機能を有しないことを表すために不定状態表示(例えば、図13のプリンタDの「×」)を示す情報リストを作成し、処理をS419へ移行する。
S417:S405において、動作モードがオンラインモードでないことが確認されるとLPR13は、プリンタが印刷ジョブを受信することができないため、予め設定されたリトライ時間に達するまでそのプリンタがオンラインモードになることを監視する。
S418:リトライ時間に達するとLPR13は、プリンタは印刷ジョブを受信できない異常状態、またはネットワーク接続が不可能な状態として未接続状態(例えば、図13のプリンタDの「未接続」)を示す情報リストを作成する。
S419:LPR13は、選択するプリンタを更新する。
S420:LPR13は、ネットワークに接続されたすべてのプリンタの動作情報リストが作成されているかを確認し、作成されていない場合、処理をS402へ移行し、他のプリンタの動作情報リストを作成する。すべてのプリンタの動作情報リストが作成されている場合、動作情報リスト作成処理を終了する。
次に、作成した動作情報リストに基づいてLPRが行うプリンタの低消費電力順位設定処理を図14の第1の実施例における低消費電力順位設定処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
S501:LPR13は、ネットワークに接続されたプリンタから動作情報の取得を確認する。
S502:動作情報の取得を確認するとネットワークに接続された各プリンタを選択するための変数Nを“1”に初期化する。本実施例では、変数N=1はプリンタA、変数N=2はプリンタB、変数N=3はプリンタCを表すものとする。
S503:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の動作モードに基づいてプリンタNがスリープモードであるか否かを判定し、スリープモードであると判定すると処理をS504へ移行し、スリープモードでないと判定するとS510へ移行する。
S504:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の印刷ジョブ履歴に基づいて印刷ジョブ履歴の有無を判定し、印刷ジョブ履歴があると判定すると処理をS505へ移行し、印刷ジョブ履歴がないと判定するとS506へ移行する。
S505:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の待機経過時間に基づいて印刷ジョブが終了してからの経過時間が所定の時間(本実施例では、2時間とする)を経過したか否かを判定し、経過したと判定すると処理をS506へ移行し、経過していないと判定するとS507へ移行する。
S506:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の消費電力に基づいて動作モードが印刷モードであるときの消費電力(印刷電力)(W)に、動作モードが待機モードのときの消費電力としての待機電力(W)を加算してプリンタNの消費電力(W)とし、処理をS514へ移行する。
S507:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の待機経過時間に基づいて印刷ジョブが終了してからの経過時間がスリープモードへ移行するまでの所定の時間DDTを経過したか否かを判定し、経過したと判定すると処理をS508へ移行し、経過していないと判定するとS509へ移行する。
S508:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の消費電力に基づいて動作モードが印刷モードであるときの消費電力(印刷電力)(W)に、動作モードが待機モードのときの消費電力としての待機電力1(W)を加算してプリンタNの消費電力(W)とし、処理をS514へ移行する。
ここで、待機電力1は、印刷ジョブにより印刷ジョブを実行した履歴によりある程度の温度を保つことになり、定着器の温度の相関として(印刷ジョブが終了してからの経過時間―スリープモードへ移行するまでの時間DDT)の時間分の電力消費が必要であるため、待機電力(W)×60(分)/(印刷ジョブが終了してからの経過時間―スリープモードへ移行するまでの時間DDT)(分)となる。
S509:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の消費電力に基づいて動作モードが印刷モードであるときの消費電力(印刷電力)(W)をプリンタNの消費電力(W)とし、処理をS514へ移行する。これは、既に定着器は印刷温度であるため待機電力を必要としないためである。
S510:S503においてスリープモードでないと判定されるとLPR13は、記憶部に記憶された動作情報の動作モードに基づいてプリンタNが待機モードであるか否かを判定し、待機モードであると判定すると処理をS511へ移行し、待機モードでないと判定するとS512へ移行する。
S511:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の消費電力に基づいて動作モードが印刷モードであるときの消費電力(印刷電力)(W)をプリンタNの消費電力(W)とし、処理をS514へ移行する。
なお、待機モードであっても定着器の温度を印刷温度に保持しない場合は、動作モードが印刷モードであるときの消費電力(印刷電力)(W)に、動作モードが待機モードのときの消費電力として上述した待機電力1(W)を加算してプリンタNの消費電力(W)とする。
S512:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の動作モードに基づいてプリンタNが印刷モードであるか否かを判定し、印刷モードであると判定すると処理をS513へ移行し、印刷モードでないと判定するとS515へ移行する。
S513:LPR13は、記憶部に記憶された動作情報の消費電力に基づいて動作モードが印刷モードであるときの消費電力(印刷電力)(W)をプリンタNの消費電力(W)とし、処理をS514へ移行する。
S514:LPR13は、算出した消費電力(W)の値が小さい順に順位を設定し、処理をS516へ移行する。なお、消費電力(W)が同値の場合、同順位を付与するものとする。
S515:プリンタNの動作モードがスリープモード、待機モード、印刷モードのいずれでもないときLPR13は、プリンタNを未接続状態とした動作情報リストを作成する。
S516:変数Nに“1”を加算して選択するプリンタを更新する。
S517:LPR13は、ネットワークに接続されたすべてのプリンタの消費電力を設定したかを判定し、設定していないプリンタが存在する場合、処理をS503へ移行して処理を繰り返し、すべてのプリンタの設定が終了すると処理をS518へ移行する。
S518:LPR13は、ネットワークに接続されたすべてのプリンタの消費電力の順位を設定し、その順位に基づいて動作情報リストを作成する。
このようにLPR13は、ネットワークに接続されたそれぞれのプリンタから受信した動作モードおよび消費電力情報から各プリンタの消費電力の順位を決定し、その順位に基づいて動作情報リストを作成する。
次に、動作情報リストの印刷待ち時間順位の設定について説明する。
図15は第1の実施例における印刷待ち時間順位設定の説明図であり、プリンタA、プリンタB、およびプリンタCの印刷待ち時間およびスリープ経過時間を時間軸(横軸)上に表したものである。
ここで、印刷待ち時間とは、各プリンタで印刷ジョブが発生した時点から印刷動作を開始するまでに要する時間であり、スリープ経過時間とは、スリープモードに移行した時点からの経過時間である。
なお、各プリンタは、印刷可能状態であるオンラインモードまたは印刷が完了した状態、すなわち待機モードから予め設定された時間DDTが経過すると上述したスリープモードへ移行する。
図15(a)は、印刷ジョブが発生した時点で既にスリープモードへ移行している3つのプリンタA、プリンタB、およびプリンタCの場合の例を示している。図15(a)では、印刷ジョブ発生時点でのプリンタAのスリープ経過時間をts1、プリンタBのスリープ経過時間をts2、プリンタCのスリープ経過時間をts3と表記し、またプリンタAの印刷待ち時間をtw1、プリンタBの印刷待ち時間をtw2、プリンタCの印刷待ち時間をtw3と表記している。
この場合において、スリープ経過時間はts1<ts2<ts3、印刷待ち時間はtw1<tw2<tw3の関係がある。これは、スリープ経過時間が長くなるほど定着器の温度が低下し、印刷を開始するために定着器の温度を上昇させるに要する時間が長くなり印刷待ち時間が長くなるためである。したがって、印刷待ち時間が短い時間順に優先順位を付与するとプリンタAが優先順位1、プリンタBが優先順位2、プリンタCが優先順位3となる。
図15(b)は、印刷ジョブが発生した時点ではスリープモードに移行していない待機モードのプリンタAおよびプリンタB、印刷ジョブが発生した時点で既にスリープモードへ移行しているプリンタCの場合の例を示している。図15(b)では、プリンタAの印刷待ち時間をtw11、プリンタBの印刷待ち時間をtw12、プリンタCの印刷待ち時間をtw13と表記している。
本実施例では、待機モードのプリンタAおよびプリンタBの印刷待ち時間は0であるため、tw11=tw12(=0)<tw13となるが、待機モードのとき定着器の温度を低下させるようにした場合、印刷待ち時間はtw11<tw12=tw13となることがある。この場合、印刷待ち時間が短い時間順に順位を付与するとプリンタAが順位1、プリンタBおよびプリンタCがともに順位2となるが、待機モードのプリンタを優先して順位を付与し、プリンタAが優先順位1、プリンタBが優先順位2、プリンタCが優先順位3とするものとする。これは、スリープモードのプリンタは消費電力が多くなるため、待機モードのプリンタを優先するためである。
次に、作成した動作情報リストに基づいてLPRが行う印刷待ち時間順位設定処理を図16の第1の実施例における印刷待ち時間順位設定処理を示すフローチャートおよび図17の第1の実施例における印刷待ち時間順位決定処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
まず、図16の印刷待ち時間順位設定処理を説明する。
S601:ネットワークに接続された各プリンタを選択するための変数Nを“1”に初期化する。本実施例では、変数N=1はプリンタA、変数N=2はプリンタB、変数N=3はプリンタCを表すものとする。
S602:LPR13は、プリンタNを選択する。
S603:LPR13は、プリンタNの動作情報のスリープ経過時間と、算出した印刷待ち時間とを比較し、スリープ経過時間が印刷待ち時間より小さいと判定した場合、処理をS605へ移行し、スリープ経過時間が印刷待ち時間より小さくないと判定した場合、処理をS604へ移行する。なお、プリンタNがスリープモードでないとき、スリープ経過時間は0とする。
S604:スリープ経過時間が印刷待ち時間より小さくない場合、すなわちスリープ経過時間が印刷待ち時間以上である場合、LPR13は、プリンタNのスリープ経過時間を記憶部に記憶し、処理をS605へ移行する。
S605:LPR13は、プリンタNの印刷待ち時間を記憶部に記憶する。
S606:変数Nに“1”を加算して更新する。
S607:LPR13は、ネットワークに接続されたすべてのプリンタのスリープ経過時間および印刷待ち時間を確認したかを判定し、確認していないプリンタが存在する場合、処理をS602へ移行して処理を繰り返し、すべてのプリンタの確認が終了すると処理をS608へ移行する。
S608:LPR13は、後述する印刷待ち時間順位設定処理を行う。
S609:LPR13は、印刷待ち時間順位設定処理で設定された印刷待ち時間順位で情報リストを更新して表示し、処理を終了する。
次に、上述したS608のLPR13が行う印刷待ち時間順位決定処理を図17に基づいて詳細に説明する。なお、図17では、説明を簡略化するためにネットワークに接続されたプリンタはプリンタA、プリンタB、およびプリンタCとする。
S701:LPR13は、プリンタAの印刷待ち時間(以下、「印刷待ち時間A」とする。)とプリンタBの印刷待ち時間(以下、「印刷待ち時間B」とする。)とを比較する。印刷待ち時間A<印刷待ち時間Bの場合、処理をS704へ移行し、印刷待ち時間A<印刷待ち時間Bでない場合、処理をS702へ移行する。
S702:印刷待ち時間A>印刷待ち時間Bの場合、処理をS705へ移行し、印刷待ち時間A<印刷待ち時間Bでない場合、すなわち印刷待ち時間A=印刷待ち時間Bの場合、処理をS703へ移行する。
S703:さらに、LPR13は、プリンタAのスリープ経過時間(以下、「スリープ経過時間A」とする。)とプリンタBのスリープ経過時間(以下、「スリープ経過時間B」とする。)とを比較する。
スリープ経過時間A<スリープ経過時間Bの場合、処理をS704へ移行し、スリープ経過時間A>スリープ経過時間Bの場合、処理をS705へ移行する。
S704:LPR13は、印刷待ち時間Aを順位1、印刷待ち時間Bを順位2とし、処理をS706へ移行する。
S705:LPR13は、印刷待ち時間Bを順位1、印刷待ち時間Aを順位2とし、処理をS711へ移行する。
なお、S703において、スリープ経過時間A=スリープ経過時間Bの場合、印刷待ち時間Aおよび印刷待ち時間Bの両方を順位1とする。
S706:印刷待ち時間A<印刷待ち時間Bの場合、LPR13は、印刷待ち時間AとプリンタCの印刷待ち時間(以下、「印刷待ち時間C」とする。)とを比較する。印刷待ち時間C<印刷待ち時間Aの場合、処理をS707へ移行し、印刷待ち時間C<印刷待ち時間Aでない場合、処理をS708へ移行する。
S707:LPR13は、印刷待ち時間Cを順位1、印刷待ち時間Aを順位2、印刷待ち時間Bを順位3として処理を終了する。
S708:LPR13は、印刷待ち時間Bと印刷待ち時間Cとを比較する。印刷待ち時間C<印刷待ち時間Bの場合、処理をS709へ移行し、印刷待ち時間C<印刷待ち時間Bでない場合、処理をS710へ移行する。
S709:LPR13は、印刷待ち時間Aを順位1、印刷待ち時間Cを順位2、印刷待ち時間Bを順位3として処理を終了する。
S710:LPR13は、印刷待ち時間Aを順位1、印刷待ち時間Bを順位2、印刷待ち時間Cを順位3として処理を終了する。
なお、印刷待ち時間Aと印刷待ち時間C、印刷待ち時間Bと印刷待ち時間Cが等しい場合、スリープ経過時間AとプリンタCのスリープ経過時間(以下、「スリープ経過時間C」とする。)とを、スリープ経過時間Bとスリープ経過時間Cとを比較し、スリープ経過時間が小さいプリンタの印刷待ち時間の順位を優位にする。また、スリープ経過時間も等しい場合は双方の印刷待ち時間の順位を同位にする。
S711〜S715:印刷待ち時間A>印刷待ち時間Bの場合、LPR13は、S706〜S710と同様の処理を行い、印刷待ち時間A、印刷待ち時間B、および印刷待ち時間Cの順位を設定する。
すなわち、LPR13は、まず各プリンタの印刷待ち時間の少ない順に順位を設定し、次に印刷待ち時間が等しい場合は、スリープ経過時間が少ない順に順位を設定し、さらにスリープ経過時間も等しい場合は順位を同位とするように各プリンタの印刷待ち時間の順位を設定する。
このようにLPR13は、ネットワークに接続されたそれぞれのプリンタから受信した動作情報から導出した印刷待ち時間およびスリープ経過時間から各プリンタの印刷待ち時間の順位を設定する。
上述したようにホストコンピュータのLPRは、プリンタ毎の低消費電力順位および印刷待ち時間順位を情報リストとして表示部に表示し、本画像形成システムのユーザは、表示されたプリンタ毎の低消費電力順位または印刷待ち時間順位に基づいて印刷するプリンタを選択する操作を行う。その操作を受付けたホストコンピュータは、選択されたプリンタに印刷ジョブを送信する。
以上説明したように、第1の実施例では、ホストコンピュータの表示部にプリンタ毎の低消費電力順位および印刷待ち時間順位を情報リストとして表示するようにしたことにより、画像形成システムのユーザは、消費電力または印刷動作を開始する待ち時間のいずれかを優先して印刷動作を行うプリンタを選択することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、第1の実施例のホストコンピュータのLPRに動作情報優先順位自動選択部、印刷ジョブ枚数記憶部、および更新データ準備記憶部を追加した構成としている。
その第2の実施例の構成を図18の第2の実施例におけるホストコンピュータの構成を示すブロック図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図18において、LPR13は、動作情報制御部130、動作情報取得部131、動作情報記憶部132、パワーオン動作情報記憶部133、消費電力比較部134、待ち時間比較部135、情報リスト作成部136、情報リスト表示部137、動作情報優先順位自動選択部138、印刷ジョブ枚数記憶部139、および更新データ準備記憶部140で構成されている。
更新データ準備記憶部140は、動作情報リストの定期更新時の予測データとして更新予定データ141を一時的に記憶し、また先の定期更新時から更新予定データ141を記憶したときまでの経過時間を定期更新経過時間142として記憶するものであり、動作情報取得部131により記憶される。
印刷ジョブ枚数記憶部139は、受信した印刷ジョブの印刷枚数を記憶するものである。
選択手段としての動作情報優先順位自動選択部138は、動作情報リストの低消費電力順位または印刷待ち時間順位のどちらか一方の順位に基づいて印刷ジョブを出力するプリンタを選択する手段である。
次に、ホストコンピュータがプリンタから取得した動作情報から印刷するプリンタを選択する動作を図19の第2の実施例におけるホストコンピュータの動作を示すブロック図に基づいて説明する。
図19において、ホストコンピュータのLPRの情報リスト表示部137および図示しない情報リスト作成部が、プリンタから取得した動作情報に基づいて低消費電力順位および印刷待ち時間順位を生成するのは第1の実施例と同様である。
動作情報優先順位自動選択部138は、プリンタドライバ12から印刷ジョブの印刷枚数を印刷ジョブ枚数として取得して印刷ジョブ枚数記憶部139に記憶させ、その印刷ジョブ枚数と予め記憶部に記憶された閾値としての指定枚数とを比較し、印刷ジョブ枚数が指定枚数以上の場合、低消費電力順位にしたがって印刷ジョブを実行するプリンタを選択し、一方印刷ジョブ枚数が指定枚数未満の場合、印刷待ち時間順位にしたがって印刷ジョブを実行するプリンタを選択する。
なお、上記の指定枚数は、固定値として記憶部に記憶してもよく、またLPRの設定項目として自由に変更できるように記憶部に設定するようにしてもよい。
上述した構成の作用について説明する。
ホストコンピュータのLPRが行うプリンタの選択処理を図20の第2の実施例におけるプリンタ選択処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図18を参照しながら説明する。なお、ホストコンピュータで印刷ジョブが発生すると本処理が起動されるものとする。
S801:LPR13は、図9で示される動作情報リスト作成処理で作成された動作情報リストを記憶部から取得する。この動作情報リストは、定期的にプリンタから取得した動作情報に基づいて作成されたものである。
S802:LPR13は、ネットワークに接続されたそれぞれのプリンタの動作モードを取得する。
S803:LPR13は、取得したそれぞれのプリンタの動作モードとS801において取得した動作情報リストの動作モードとを比較し、動作モードが変更になっているか否かを判定し、動作モードに変更がある場合、処理をS804へ移行し、動作モードに変更がない場合、処理をS809へ移行する。
S804:動作モードに変更がある場合、LPR13は動作モードの変更があるプリンタに対して動作情報を要求し、該プリンタから動作情報を取得する。
S805:LPR13は、取得した動作情報を更新予定データ141として更新データ準備記憶部140に一時記憶させる。
S806:また、LPR13は、S801において動作情報リストを取得した定期更新時からの経過時間を定期更新経過時間142から取得する。
S807:LPR13は、取得した定期更新からの経過時間が(定期更新時間間隔×1/2)に達しているか否かを判定し、達していると判定すると処理をS808へ移行し、達していないと判定すると処理をS809へ移行する。
S808:LPR13は、更新データ準備記憶部140に記憶した更新予定データ141を動作情報として動作情報リストを作成し、その動作情報リストを使用する旨を記憶部に記憶し、処理をS810へ移行する。
S809:一方、S803において動作モードに変更がないと判定され、またS807において取得した定期更新からの経過時間が(定期更新時間間隔×1/2)に達していないと判定されるとLPR13は、新たに動作情報をプリンタから取得することなく、S801において記憶部から取得した動作情報リストを使用する。
S810:LPR13は、プリンタドライバ12から印刷ジョブの印刷枚数を印刷ジョブ枚数として取得する。
S811:LPR13は、印刷ジョブ枚数と予め記憶部に設定された閾値としての指定枚数とを比較し、印刷ジョブ枚数が指定枚数以上であると判定すると処理をS812へ移行し、一方印刷ジョブ枚数が指定枚数未満であると判定すると処理をS814へ移行する。
S812:印刷ジョブ枚数が指定枚数以上であると判定したLPR13は、取得した動作情報リストに基づいて図14に示す低消費電力順位設定処理を行う。
S813:LPR13は、消費電力が最も小さいプリンタ、すなわち低消費電力順位が最も高いプリンタを抽出し、処理をS816へ移行する。
S814:一方、印刷ジョブ枚数が指定枚数未満であると判定したLPR13は、取得した動作情報リストに基づいて図16に示す印刷待ち時間順位設定処理を行う。
S815:LPR13は、印刷待ち時間が最も小さいプリンタ、すなわち印刷待ち時間順位が最も高いプリンタを抽出し、処理をS816へ移行する。
S816:LPR13は、抽出したプリンタを選択し、そのプリンタに印刷ジョブを出力する。
S817:LPR13は、情報リストを更新して表示し、処理を終了する。
このようにホストコンピュータのLPRは、印刷ジョブ枚数が指定枚数以上の場合、低消費電力順位にしたがって印刷ジョブを実行するプリンタを選択し、一方印刷ジョブ枚数が指定枚数未満の場合、印刷待ち時間順位にしたがって印刷ジョブを実行するプリンタを選択する。
以上説明したように、第2の実施例では、印刷ジョブ枚数に応じて低消費電力順位または印刷待ち時間順位にしたがって印刷ジョブを実行するプリンタを選択するようにしたことにより、プリンタが消費する電力を最小にするとともにプリンタの消費電力が少ない印刷ジョブの場合は印刷待ち時間が少ないプリンタを優先して選択することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置をネットワークに接続されたプリンタとして説明したが、それに限られることなくネットワークに接続された複合機としても良い。特に、複合機ではオペレータによる操作の有無も動作情報として追加することにより効率的な運用が可能になる。
1 ホストコンピュータ
2 プリンタ
3 ネットワーク
11 アプリケーションソフトウェア
12 プリンタドライバ
13 LPR
14 印刷条件設定部
15 通信制御部
21 印刷部
22 プリンタ制御部
23 動作情報生成部
24 印刷条件設定部
25 通信制御部

Claims (3)

  1. 画像形成指示を受信して画像を形成する複数の画像形成装置と、前記画像形成装置へ画像形成指示を送信する情報処理装置とが通信回線を介して接続された画像形成システムにおいて、
    それぞれの前記画像形成装置は、
    装置の状態を表す動作モードを記憶するとともにその動作モード毎の消費電力を予め記憶する記憶手段を有し、
    前記情報処理装置は、
    それぞれの前記画像形成装置の記憶手段に記憶された前記動作モードおよび前記消費電力を取得する取得手段と、
    前記動作モードおよび前記消費電力に基づいてそれぞれの画像形成装置に消費電力が低い順に低消費電力順位を付与するとともに該動作モードに基づいてそれぞれの画像形成装置が画像形成指示を受信してから画像形成動作を開始するまでに必要な画像形成待ち時間を導出し、それぞれの画像形成装置の画像形成待ち時間が少ない順に画像形成待ち時間順位を付与する順位決定手段と、
    前記順位決定手段が付与したそれぞれの前記画像形成装置の前記低消費電力順位または前記画像形成待ち時間順位に基づいて画像形成指示を送信する画像形成装置を選択する選択手段とを有し、
    前記選択手段は、受信した画像形成指示に含まれる画像形成枚数が、記憶部に予め記憶した閾値未満であると判定したとき、前記画像形成待ち時間順位の高い画像形成装置を選択し、予め記憶部に記憶した閾値以上であると判定したとき、前記低消費電力順位の高い画像形成装置を選択することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1の画像形成システムにおいて、
    前記動作モードを、画像形成指示の受信を待機している待機モード、消費電力を削減している省電力モード、受信した画像形成指示による画像を形成している画像形成モードとし、
    前記順位決定手段は、前記動作モードが、待機モードのとき画像形成待ち時間を0とし、省電力モードのとき画像形成待ち時間を待機モードへの移行時間とし、画像形成モードのとき画像形成待ち時間を画像の形成処理が終了するまでの時間として導出することを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項の画像形成システムにおいて、
    前記取得手段を、前記動作モードおよび前記消費電力に加え、前記画像形成装置が待機モードから省電力モードへ移行した経過時間を取得する取得手段とし、
    前記順位決定手段は、導出した前記画像形成待ち時間が同時間のとき、前記経過時間が少ない画像形成装置の前記画像形成待ち時間順位を高位にすることを特徴とする画像形成システム。
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