JP2013195916A - 光偏向器の保持機構 - Google Patents

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Seiji Toyoda
誠治 豊田
Masahiro Ueno
雅浩 上野
Jun Miyatsu
純 宮津
Kaneyuki Imai
欽之 今井
Takashi Sakamoto
尊 坂本
Junya Kobayashi
潤也 小林
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Abstract

【課題】KTN結晶を冶具に取り付ける場合、試行毎に比誘電率の大きな変動があった。光偏向器として使用した場合には、偏向性能のデータおよび偏向機能の再現性および安定性が問題となる。KTN結晶の特有の光路を偏向する基本的な性能にばらつきが生じてしまう問題を解決する必要がある。
【解決手段】本発明は、KTN結晶を用いた光偏向器、光スキャナーなどの偏向特性の再現性および安定性を改善した冶具を提供する。本発明の冶具では、KTN結晶を保持するための機構として、KTN結晶の電極構成面に加える圧力を一定に保つ構成を備えている。さらに、温度制御機構をKTN結晶の2つの電極面の両側にそれぞれ備えることで、光偏向器の偏向特性の再現性および安定性を高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、光偏向器の保持機構に関する。より詳細には、KTNを使用した光偏向器を保持する機構または治具に関する。
現在、プロジェクタをはじめとする映像機器、レーザプリンタ、高分解能な共焦点顕微鏡、バーコードリーダ等において、レーザ光を偏向するための光制御素子に対する要求が高まっている。従来、ポリゴンミラーを回転させる技術、ガルバノミラーにより光の偏向方向を制御する技術、音響光学効果を利用した光回折技術、MEMSと呼ばれるマイクロマシーン技術が提案されている。
さらに近年では、電気光学結晶への電荷注入により空間電荷制御状態を実現して電界の傾斜を発生させ、電気光学効果により屈折率の傾斜を生じさせた結果、光偏向させる光偏向器が提案されている(特許文献1)。この電気光学結晶を用いた光偏向器は、ガルバノミラーやポリゴンミラー、MEMSミラー等と異なり可動部を持たないため、高速の光偏向が可能となる。上述の電気光学結晶としては、タンタル酸ニオブ酸リチウム(KTa1-xNbx3(0<x<1):以下KTN)結晶、またはKTNと同様な効果を持つ材料として、他にさらにリチウムを添加したK1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1)などが知られている。以下では、上述のような電気光学結晶として、KTNを用いた光偏向器を例に説明する。
図8は、KTNを用いた光偏向器の構成を示す図である。KTN結晶101の上下面には、電極102、103が形成されている。2つの電極間には、制御電圧源104から制御電圧が印加される。入射光105は、KTN結晶101の図面左側端面からz方向に進み、KTN結晶101内において偏向を受けて、x軸方向に進行方向を変えた出射光106が得られる。制御電圧源104からの印加電圧の大きさに応じて、対応する偏向角θが得られる。
KTNの電気光学効果の詳細については、KTNの結晶構造および比屈折率の変化について、温度との関係が解析されている(非特許文献1)。さらに、KTNにおいて特有の空間電荷制御電気光学効果に基づいて、光偏向器としての動作も定量的に解析されている。KTNは、既存の材料と比べて、より小さい駆動電圧およびより小さな結晶で駆動できるという特徴を持っている。さらに、KTNは、光の方向を変えるという基本的なデバイスであるため、光通信に限らず、光を扱う様々な分野への応用が考えられている。分光器や医療機器への実用化は既に始まっており、さらに加工機や顕微鏡の分野にも応用が検討されている(非特許文献1)。
図8に示したように、KTNを偏向動作させるためにはKTN結晶101に制御電圧を加えるほかに、KTN結晶の温度を一定の動作温度に維持する機構が必要となる。したがって、KTN結晶を利用した光偏向器を駆動しその特性を測定したり、光偏向機能を利用した機器を動作させたりするためには、KTN結晶を所定の条件で物理的に保持するための機構または冶具が必要となる。
図9は、KTNにおける典型的な結晶温度と比誘電率との関係を示した図である。KTNは、温度を変えると次々と結晶構造を変え、低温側から菱面体晶、斜方晶、正方晶、最も高温側で立方晶となる。KTNの電気光学効果を利用するために、KTNが正方晶と立方晶との間の相転移温度より数度高い温度、すなわち立方晶の状態で用いられる。したがって、図9では、比誘電率がピーク値を取る約35℃の相転移温度よりもわずかに高温側の右下がりの傾斜部においてKTNを動作させる必要がある。この動作領域では比誘電率が温度によって変化するので、光偏向器の動作を安定させるためには、KTN結晶の温度を一定値に保つ制御が必須となる。したがって、KTNを保持する冶具やKTNを含む装置では、温度検出手段とおよび温度制御手段を含む。
国際公開第2006/137408号パンフレット
NTT技術ジャーナル 2009年11月号、p.12-15
しかしながら、KTNを保持する機構または冶具に依存して、観測される誘電率にばらつきが生じる問題があった。誘電率が変動することによって、光偏向器として得られる偏向角にもばらつきが生じて、スキャナーなどとして使用した場合にその性能にばらつきが生じる問題が発生していた。
図10は、1つのKTN結晶を1つの冶具に複数回取り付けたときに観測される比誘電率値のばらつき分布を示した度数分布図である。同一のKTN結晶を、同一の冶具に取り付けて、KTN結晶を所定の温度(40℃)に設定した後で比誘電率の測定を行い、一旦、冶具からこのKTN結晶を取り外す。その後、再び同様の取り付け作業および測定作業を15回繰り返した。KTN結晶は上下に電極を持っているので、LCRメータを用いてその静電容量を測定し、計算によって比誘電率を求めた。
図10の度数分布からわかるように、観測された比誘電率の値は14000〜17500の範囲の7つの区間(区間幅は500)でばらついており、正規化標準偏差値は5.7%に相当するばらつきを示している。このように、KTN結晶の比誘電率にばらつきが生じると、このKTN結晶を使って光偏向器を構成した場合、その偏向角に最大で20%にも及ぶ大きなばらつきが生じてしまう。
図11は、KTN偏向器における制御電圧および偏向角の関係を概念的に示した図である。一般なKTN結晶を用いた場合、横軸の制御電圧が正の値のときに、縦軸の偏向角は図8においてx軸について下向き(偏向角がマイナスの角度)となる関係にある。ここで、KTN結晶の比誘電率が変動するとき、比誘電率が大きくなると図11における制御特性の傾斜が大きくなり偏向角の範囲は広くなる。逆に、比誘電率が小さくなると図11における制御特性の傾斜が小さくなり偏向角の範囲も狭くなる。
上述のように、KTN結晶を冶具に取り付ける度に、比誘電率が変動し、偏向角の範囲が異なってしまうと、光偏向器の性能に変動が生じる。KTN結晶を、他の装置内の光偏向器に応用する場合にも、装置性能値のばらつきとなる問題が生じる。図10に示した標準偏差値が5.7%の比誘電率の変動が生じると、典型的なKTN結晶の標準的な制御電圧範囲(±500V)においては、偏向角の振れ幅に最大で20%ものばらつきが生じることがわかっている。
図12は、図10に示した比誘電率の度数分布を取得するのに使用した、KTN結晶を保持する冶具の一般的な構成図である。この明細書では、以後簡単のため、KTN結晶を物理的に保持する機構を冶具と呼ぶ。したがって、冶具は、KTN結晶の特性値を評価するための実験用の機構である場合もあれば、光偏向器として装置の内部に組み込まれた機構の一部でもある場合もある。また、KTN結晶は一定温度の環境で使用されるため、この冶具には温度検出手段および温度可変手段も含む。
KTN結晶1は、その上下面をグラファイトシート2a、2bで挟み込まれた形態で、2つの金属ブロック4、6によって保持されている。上下の金属ブロック4、6を、ねじ9a、9bによって連結して締め付けることによって、適度な圧力をKTN結晶1およびグラファイトシート2a、2bに加えられる。グラファイトシートを介して、金属ブロック4、6とKTN結晶1との間の電気的接触が形成されている。KTN結晶1の両脇には、位置決め用のガイド5a、5bがある。尚、グラファイトシート2a、2bは、KTN結晶1に高周波制御電圧を印加する場合に、振動によるKTN結晶の破壊を防止するために挿入されている。グラファイトシートは、適度の弾性を有しているために、高周波電圧によるKTN結晶自体の振動を吸収することができるからである。
図12に示した冶具では、さらに、下部金属ブロック4の下にペルチェ素子10が配置されている。下部金属ブロック4の内部には、サーミスタ3が埋め込まれており、サーミスタ3によって温度を検出して、ペルチェ素子10により下部金属ブロックを加熱して、KTN結晶1および冶具全体を適切な設定温度に維持する。図12には示されていないが、冶具の外部にまたは冶具の一部として、サーミスタ3およびペルチェ素子10に接続され、KTNE結晶を一定の温度に維持する制御を行うための制御回路がある。
図12に示した冶具を使用した場合、上述のようにKTN結晶を取り付ける試行毎に比誘電率の大きな変動があるため、光偏向器として使用した場合には、偏向性能のデータ、機能の再現性および安定性が問題となる。KTN結晶の特有の光路を偏向する基本的な性能にばらつきが生じてしまうこの問題を解決する必要がある。本発明は、上述の課題に鑑みて、KTN結晶を用いた光偏向器、光スキャナーなどの偏向特性の再現性および安定性を改善した冶具を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電気光学結晶を保持する冶具において、前記電気光学結晶の対向する面に形成した少なくとも2つの電極に制御電圧を印加して、電気光学効果により前記結晶内の屈折率分布の傾斜を生成することによって、前記電気光学結晶は、前記制御電圧により形成される電界に概ね垂直に入射する入射光を偏向させることが可能であり、前記電気光学結晶の前記2つの電極面の第1の面と電気的に接触しおよび前記第1の面を保持する第1の導体保持部、ならびに、第2の面と電気的に接触しおよび前記第2の面を保持する第2の導体保持部と、前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部によって、前記第1の面および前記第2の面にそれぞれ垂直な方向に、前記電気光学結晶に対して所定の圧力を与える圧力付与手段とを備えたことを特徴とする電気光学結晶用の冶具である。
ここで、電気光学結晶は、タンタル酸ニオブ酸リチウム(KTa1-xNbx3(0<x<1):以下KTN)結晶、またはKTNと同様な効果を持つ材料として、他にさらにリチウムを添加したK1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<1)を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1の冶具であって、前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部の少なくともいずれか一方の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ温度可変手段とをさらに備えたことを特徴とする。導体保持部は、実施例における金属ブロックに対応する。
請求項3に記載の発明は、請求項1の冶具であって、前記第1の導体保持部の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第1の温度可変手段と、前記第2の導体保持部の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第2の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第2の温度可変手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3いずれかの冶具であって、前記圧力付与手段は、圧縮変位量または伸張変位量に比例した応力を前記電気光学結晶に対して与える弾性体であることを特徴とする。具体的には、弾性体としてばねを含む。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4いずれかの冶具であって、前記冶具の全体を覆い、熱の移動を妨げる遮蔽箱をさらに備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、電気光学結晶を内部に有する光の偏向機能を備えた装置であって、前記電気光学結晶の対向する面に形成した少なくとも2つの電極に制御電圧を印加して、電気光学効果により前記結晶内の屈折率分布の傾斜を生成することによって、前記電気光学結晶は、前記制御電圧により形成される電界に概ね垂直に入射する入射光を偏向させることが可能な装置において、前記電気光学結晶の前記2つの電極面の第1の面と電気的に接触しおよび前記第1の面を保持する第1の導体保持部、ならびに、第2の面と電気的に接触しおよび前記第2の面を保持する第2の導体保持部と、前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部によって、前記第1の面および前記第2の面にそれぞれ垂直な方向に、前記電気光学結晶に対して所定の圧力を与える圧力付与手段と、前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部の少なくともいずれか一方の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ温度可変手段とを備えたことを特徴とする装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6の装置であって、前記第1の導体保持部の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第1の温度可変手段と、前記第2の導体保持部の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第2の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第2の温度可変手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7の装置であって、前記圧力付与手段は、圧縮変位量または伸張変位量に比例した応力を前記電気光学結晶に対して与える弾性体であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、KTN結晶を用いた光偏向器、光スキャナーなどの偏向特性の再現性および安定性を改善した冶具および光偏向機能を有する装置を提供することができる。
図1は、本発明のKTN結晶の冶具の構成を示す図である。 図2は、本発明のKTN結晶の冶具を使用した場合の測定される比誘電率のばらつきを示す図である。 図3は、実施例1の構成のKTN結晶の冶具で、制御電圧に高周波電圧を印加した場合の金属ブロックの温度変化を示した図である。 図4は、本発明の実施例2のKTN結晶の冶具の構成を示す図である。 図5は、実施例2の構成の冶具に、KTN結晶を複数回取り付けたときに観測される比誘電率値のばらつき分布を示した度数分布図である。 図6は、実施例2の構成の冶具に、KTN結晶を複数回取り付けたときに観測される偏向特性のばらつきを示した図である。 図7は、実施例1の構成の冶具を遮蔽構造で被ったときの金属ブロックの温度変動を示す図である。 図8は、KTNを用いた光偏向器の構成を示す図である。 図9は、典型的なKTNにおける結晶温度と比誘電率との関係を示した図である。 図10は、1つのKTN結晶を1つの冶具に複数回取り付けたときに観測される比誘電率値のばらつき分布を示した度数分布図である。 図11は、KTN偏向器における制御電圧および偏向角の関係を概念的に示した図である。 図12は、従来技術のKTN結晶を保持する冶具の構成図である。 図13は、KTN結晶に圧力を印加したときの比誘電率依存性を示した図である。
本発明は、KTN結晶を用いた光偏向器、光スキャナーなどの偏向特性の再現性および安定性を改善した冶具を提供する。さらに、偏向特性の再現性および安定性を改善した光偏向器機能を含む装置を提供する。本発明の冶具では、KTN結晶を保持するための機構として、KTN結晶の電極構成面に加える圧力を一定に保つ構成を備えているところに特徴がある。さらに、温度制御機構をKTN結晶の2つの電極面の両側に備えることで、光偏向器の偏向特性の再現性および安定性を高める。
本発明において、冶具という用語は、KTN結晶を物理的に保持する機構または構造物を意味する。したがって、冶具は、その光偏向機能を利用するKTN結晶が含まれている装置内の機構の一部でもあり得る。また、KTN結晶の偏向特性などを評価する実験的な用途の使用するための機構でもあり得る。
発明者らは、従来技術における冶具においては、冶具へKTN結晶を取り付ける際に、KTN結晶の電極形成面に加えられる圧力がばらついている可能性に着目した。従来技術の構成の冶具では、ねじ9a、9bによって上下の2つの金属ブロック6、4とともにKTN結晶1が結晶厚さ方向(電極形成面に垂直な方向)に、圧着される構成になっていた。しかしながら、ねじの締め付け方の程度によって、KTN結晶に実際に加わる圧力は、ばらばらになっていた可能性がある。また、ねじの締め付け方の程度によって、KTN結晶、グラファイトシートおよび金属ブロックの表面の相互の熱接触状態の具合も変化する可能性が考えられる。KTN結晶の特定の方向に圧力を掛けた場合、比誘電率が変化することも認識されていた。
図13は、KTN結晶に圧力を印加したときの比誘電率依存性を示した図である。2つの異なるサンプルについて、異なる温度において、KTN結晶の厚さ方向に圧力(MPa)を印加して比誘電率を示した。KTN結晶の厚さ方向については、電極形成面に垂直方向に与える圧力が高いほど比誘電率が下がる傾向がある。したがって、冶具上でKTN結晶に加えられる圧力を制御することによって、比誘電率のばらつきが抑えられる可能性がある。
図1は、本発明のKTN結晶の冶具の構成を示す図である。KTN結晶1は、その上下面をグラファイトシート2a、2bで挟み込まれた形態で、2つの金属ブロック4、6で保持されている。KTN結晶の上下面には、制御電圧を印加するための電極が形成されている。上下の金属ブロック4、6を、ねじ9a、9bによって結合している。本発明の冶具50は、図12に示した従来技術の冶具の構成に加えて、ねじ9a、9bの頭部と上側の金属ブロック6との間に、一定の圧力を加えるばね8a、8bをそれぞれ有している。ばね8aおよびばね8bの上下には、それぞれスペーサ7a、7bおよびスペーサ7c、7dが挿入されている。このばね8a、8bによって、KTN結晶1の厚さ方向に、ばね8a、8bの変異量(縮み量)に応じた一定値の圧力が加えられる。
上記一定の圧力は、KTN結晶の上下にあるグラファイトシート2a、2bを介して、金属ブロック4、6に与えられる。グラファイトシート2a、2bを介して、金属ブロック4、6とKTN結晶1の上下面との間のそれぞれの電気的接触が形成されている。KTN結晶1の両脇には、位置決め用のガイド5a、5bがある。既に述べたように、グラファイトシート2a、2bは、KTN結晶1に高周波制御電圧を印加する場合に、振動によるKTN結晶の破壊を防止するために挿入される。
金属ブロック4、6は、KTN結晶1の上下面(第1の面および第2の面)とそれぞれ電気的に接触し、および、上下面を一定の圧力で保持することができれば良い。したがって、導電材料であってかつ十分な熱伝導率を持っているものであれば必ずしも金属だけに限られない。
図12に示した従来技術の冶具と同様に、下部金属ブロック4の下にペルチェ素子10が配置される。下部金属ブロック4の内部には、サーミスタ3が埋め込まれており、サーミスタ3によって温度を検出して、ペルチェ素子10により下部金属ブロック4を加熱して、KTN結晶1および冶具50全体を適切な設定温度に維持する。
本発明の冶具50では、ばね8a、8bによって、KTN結晶1に一定の圧力が加えられる。ばねの応力は、ばねの弾性乗数とばねの変位量との積で決定される。このため、図1の構成の場合、予めばねの弾性乗数がわかっていれば、ばね8a、8bの圧縮変位量によってKTN結晶1に加えられる圧力がわかる。ばね8a、8bに与えられる圧力の範囲では、グラファイトシート2a、2bは、非弾性体と考えて良いので、ばね8a、8bによって規定される圧力がそのままKTN結晶1に加えられるものと考えられる。図1において、スペーサ7a、7b、7c、7dは本発明の特徴的手段としては必須ではない。KTN結晶1の結晶厚さ方向に所望の一定の圧力を加えることができる点が、重要であって、必ずしも図1の冶具の構成のばねである必要はない。図1のようにばねの圧縮時の応力を利用するのではなくて、ばねの伸張時の応力を利用する構成でも良い。また、変位量が管理可能なクリップのような形態でも良い。すなわち、KTN結晶の厚さ方向に所望の一定の圧力を加えることが可能な手段であれば、その種類、形態を問わない。
図2は、本発明の冶具を使用した場合の測定されるKTN結晶の比誘電率のばらつきを示す図である。図2においては、横軸は、冶具へのKTN結晶の取り付け、比誘電率測定の動作およびKTN結晶の取り外しの一連の作業を1回の試行とし、この試行を繰り返したときの試行(測定)回数を示す。縦軸は、測定時において比誘電率が一定値の15000になるようにするための所要温度を示している。上記の動作を10回繰り返した場合の所要設定温度のばらつきを、従来構成の冶具を使用した場合と本発明の冶具を使用した場合とで比較して示している。比誘電率は、LCRメータを使用して、対応する静電容量値を一定に保つように温度調整をおこなって、一定値15000に維持された。温度調整は、ペルチェ素子10に接続されたフィードバック制御回路の設定温度値を変えて行う。
図2から明らかなように、従来技術の冶具を利用した場合においては、所要温度の変化幅で0.6℃以上のばらつきがある。これに対し、本発明の冶具を利用した場合においては、所要温度の変化幅で0.1℃以内のばらつきに抑えられている。設定温度の標準偏差値は、従来技術の冶具で0.183、本発明の冶具で0.040であった。本発明の圧力制御された冶具を使用することにより、所望の静電容量値、すなわち比誘電率を得るための所要設定温度のばらつきが大幅に抑えられ、等価的に、KTN結晶の比誘電率の再現性が大幅に向上した。
上述の本発明の実施例1においては、冶具50においてKTN結晶の結晶厚さ方向に加えられる圧力を一定に保つ機構を備えることによって、比誘電率のばらつきを大幅に抑えることができた。しかしながら、KTN結晶に制御電圧として高周波電圧を印加した場合、KTN結晶自体が発熱を起こすためにKTN結晶の温度を十分に一定値に保てない問題が新たに見出された。
図3は、実施例1の構成のKTN結晶の冶具で、制御電圧に高周波電圧を印加した場合の金属ブロック4、6の温度変化を示した図である。図1に示した実施例1の冶具では、下部の金属ブロック4内に備えられたサーミスタ3によって温度検出される。温度変動が生じた場合には、冶具50の最下部にあるサーミスタ3で検出された温度の変動を相殺するようにペルチェ素子10によって温度変化が与えられて、KTN結晶1は例えば40℃程度の一定温度に保たれるようにフィードバック制御される。下部の金属ブロック4の温度は、このフィードバック制御動作によって高周波電圧の印加に関係なく一定となる。しかしながら、図3に示したように、高周波電圧(10kHzの正弦波で、ピーク値 ±400V)を印加した期間において、上部の金属ブロック6には、0.2℃程度の温度変動が生じる。上部金属ブロック6で観察されたこのような温度変動は、グラファイトシート2bを介して上部の金属ブロック6の方向へ伝導したKTN結晶1で発生した熱に対して、KTN結晶1より反対側の下部に構成された上述のフィードバック制御要素が十分に機能していないためと考えられる。
図4は、本発明の実施例2のKTN結晶の冶具の構成を示す図である。本実施例の冶具60においては、実施例1の冶具の構成と比べて、サーミスタおよびペルチェ素子の組を上下の金属ブロック25a、25bそれぞれに対して設けている点に特徴がある。すなわち、下部のブロック25aに対しては、第1のサーミスタ23aと第1のペルチェ素子27が備えられ、上部のブロック25bに対しては、第2のサーミスタ23bと第2のペルチェ素子28が備えられている。上部の金属ブロック25bに対しても、下部金属ブロック25aと同様のフィードバック制御を適用することにより、上下の両方の金属ブロックに対して温度制御がなされることになる。
実施例1と同様に、KTN結晶21の上下面と、下部金層ブロック25a、上部金属ブロック25bとの間にはグラファイトシート22a、22bがそれぞれ挟みこまれている。下部金属ブロック25aの下方および上部金属ブロック25bの上方には、さらに追加の金属ブロック26a、26bが配置されている。第1のペルチェ素子27は、下部金属ブロック25aと追加の金属ブロック26aとの間に挟まれている。同様に、第2のペルチェ素子28は、上部金属ブロック25bと追加の金属ブロック26bとの間に挟まれている。
下部金属ブロック25aにねじ接触するねじ30a、30bは、管状のスペーサ31a、31b内を通って、追加の金属ブロック26bの上側に飛び出している。ねじ30a、30bの頭部と追加の金属ブロック26bの間にばね29a、29bを有している。実施例1と同様に、ばね29a、29bで生じる変位量によって決まる一定の圧力がKTN結晶21に加えられる。
図4に示した第2の実施例の冶具においては、金属ブロック25a、25b、26a、26bの形状は、図4に示されたものに何ら限定されないのは言うまでもない。ばね29a、29bによってKTN結晶21の結晶厚さ方向(電極形成面に垂直な方向)に所定の一定圧力を加えることができれば、どのような形状・構成でも構わない。ペルチェ素子によって温度制御が可能であれば、下方の金属ブロック25aと追加の金属ブロック26aとが一体で形成されていても良い。ねじ30a、30bやスペーサ31a、31bの材料についても、上部および下部の金属ブロック25a、25bを介してKTN結晶に制御電圧を印加可能な絶縁性が得られれば、何の限定もない。
さらに、ばね29a、29bの圧縮時の応力を利用するのではなくて、ばねの伸張時の応力を利用する構成でも良い。また、変位量が管理可能なクリップのような形態でも良い。すなわち、KTN結晶の厚さ方向、すなわち電極形成面に垂直な方向に、所望の一定の圧力を加えることが可能な圧力付与手段であれば、その種類、形態を問わない。
図5は、実施例2の構成の冶具に、KTN結晶を複数回取り付けたときに観測される比誘電率値のばらつき分布を示した度数分布図である。図10で示した度数分布と同様の方法でKTN結晶の取り付けおよび測定を10回繰り返した。10回すべての試行で、比誘電率は、17674〜17824の間に分布しており、正規化標準偏差値は1%以内となった。図12の従来技術による冶具の場合ではばらつき値が5.7%であったのと比べて、比誘電率のばらつきは大幅に抑えられた。
図6は、実施例2の構成の冶具に、KTN結晶を複数回取り付けたときに観測される偏向特性のばらつきを示した図である。横軸にKTN結晶に印加される制御電圧値(V)を、縦軸に偏向角(mrad)をとって、10回繰り返したすべての試行のプロットを重ねて示している。偏向角のばらつきは、2.9%となり、従来技術の冶具の場合で、ばらつき値が10%以上であったのと比べて、偏向角のばらつきは大幅に抑えられた。
上述の実施例2のように、下部および上部金属ブロック25a、25bの両方に、それぞれ温度検出手段を備え、さらに、それぞれの金属ブロックに対して温度可変手段27、28を設けるのが最も偏向角の安定性に効果的であるが、実施例1と実施例2の中間的な変形構成もあり得る。例えば、実施例2の構成において、サーミスタ23a、23bは、いずれか一方とする構成も可能である。
また、実施例1の構成において、ペルチェ素子10を冶具の最下方位置ではなくて、上部の金属ブロック6の上方に配置することもできる。この構成により、サーミスタ3とペルチェ素子10との間の熱伝導経路の途中にKTN結晶が配置される。
KTN結晶は、フィードバック制御回路に動作によって、一定の温度に設定されて使用される。このため、冶具には、サーミスタなどの温度検出手段と、ペルチェ素子などの温度可変手段を備えている。実施例1の冶具を用いる場合であっても、冶具の周囲の環境をより安定化して、外界の温度変動の影響を受け難くすることによって、比誘電率の変動をさらに抑えることができる。周囲の環境からの温度変動を抑える方法として、冶具全体を例えば、金属で構成された遮蔽構造物で覆うことができる。
図7は、実施例1の構成の冶具を遮蔽構造で被ったときの金属ブロックの温度変動を示す図である。(a)は、遮蔽を行わない場合を、(b)は冶具全体を22.5×16.5×8cm3の大きさの金属でできた箱により被った場合を示している。この箱によって、最大外形がおおよそ0.6×6×6cm3の冶具全体を被っている。
(a)、(b)それぞれ、横軸に時間経過を、縦軸には金属ブロックの温度(左縦軸)およびKTN結晶の静電容量(右縦軸)を示している。曲線1は図1において下部金属ブロック4の温度変動を、曲線2は上部金属ブロック6の温度変動を、曲線3は、LCRメータによって測定されたKTN結晶の静電容量値の変動を示す。ここでは、所望の誘電率になるように温度を設定している。
曲線3の静電容量値の変化は、KTN結晶の比誘電率の変化を表しているが、曲線3の変動パターンと曲線2の変動パターンとが概ね対応している。したがって、(a)において見られる曲線2で表された上部の金属ブロック6の温度変動が偏向角の変動につながる比誘電率の変動の原因となっている。一方、(b)に示されるように、熱の移動を妨げる遮蔽箱で冶具全体を覆うことによって、比誘電率の変動が大幅に抑えられているのがわかる。
以上、詳細に説明してきたように、本発明により、KTN結晶を用いた光偏向器、光スキャナーなどの偏向特性の再現性および安定性を改善した冶具を提供することができる。KTN結晶の特性の測定のために使用することができ、さらに、KTN結晶の偏向作用を利用する装置の一部として利用することができる。
本発明は、光学機器に利用することができる。特にKTN結晶を用いた光学機器に利用できる。
1、101 KTN結晶
2a、2b、22a、22b グラファイトシート
3、23a、23b サーミスタ
4、6、25a、25b 金属ブロック
9a、9b、30a、30b ねじ
8a、8b、29a、29b ばね
10、27、28 ペルチェ素子
102、103 電極
104 制御電圧源

Claims (8)

  1. 電気光学結晶を保持する冶具において、前記電気光学結晶の対向する面に形成した少なくとも2つの電極に制御電圧を印加して、電気光学効果により前記結晶内の屈折率分布の傾斜を生成することによって、前記電気光学結晶は、前記制御電圧により形成される電界に概ね垂直に入射する入射光を偏向させることが可能であり、
    前記電気光学結晶の前記2つの電極面の第1の面と電気的に接触しおよび前記第1の面を保持する第1の導体保持部、ならびに、第2の面と電気的に接触しおよび前記第2の面を保持する第2の導体保持部と、
    前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部によって、前記第1の面および前記第2の面にそれぞれ垂直な方向に、前記電気光学結晶に対して所定の圧力を与える圧力付与手段と
    を備えたことを特徴とする電気光学結晶用の冶具。
  2. 前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部の少なくともいずれか一方の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ温度可変手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の冶具。
  3. 前記第1の導体保持部の温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記第1の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第1の温度可変手段と、
    前記第2の導体保持部の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記第2の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第2の温度可変手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の冶具。
  4. 前記圧力付与手段は、圧縮変位量または伸張変位量に比例した応力を前記電気光学結晶に対して与える弾性体であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の冶具。
  5. 前記冶具の全体を覆い、熱の移動を妨げる遮蔽箱をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の冶具。
  6. 電気光学結晶を内部に有する光の偏向機能を備えた装置であって、前記電気光学結晶の対向する面に形成した少なくとも2つの電極に制御電圧を印加して、電気光学効果により前記結晶内の屈折率分布の傾斜を生成することによって、前記電気光学結晶は、前記制御電圧により形成される電界に概ね垂直に入射する入射光を偏向させることが可能な装置において、
    前記電気光学結晶の前記2つの電極面の第1の面と電気的に接触しおよび前記第1の面を保持する第1の導体保持部、ならびに、第2の面と電気的に接触しおよび前記第2の面を保持する第2の導体保持部と、
    前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部によって、前記第1の面および前記第2の面にそれぞれ垂直な方向に、前記電気光学結晶に対して所定の圧力を与える圧力付与手段と、
    前記第1の導体保持部および前記第2の導体保持部の少なくともいずれか一方の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ温度可変手段と
    を備えたことを特徴とする装置。
  7. 前記第1の導体保持部の温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記第1の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第1の温度可変手段と、
    前記第2の導体保持部の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記第2の温度検出手段によって測定された温度に基づいて、前記電気光学結晶の温度を所定の温度に保つ第2の温度可変手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記圧力付与手段は、圧縮変位量または伸張変位量に比例した応力を前記電気光学結晶に対して与える弾性体であることを特徴とする請求項6または7に記載の装置。
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