JP2015180116A - 太陽光発電を用いた電力自給自足型宅内電力管理システム - Google Patents

太陽光発電を用いた電力自給自足型宅内電力管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】宅内電力の自給自足化を実現する。【解決手段】太陽光発電システムは、光偏向角可変パネル61と、太陽光発電パネル71とを備える。光偏向角可変パネル61は、光偏向角可変素子6と、該光偏向角可変素子6の第1の側面に設けられた第1の電極12と、該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子6の第2の側面に設けられた第2の電極13とを有し、太陽光発電パネル71は、光偏向角可変素子6の下面から出射された光のエネルギーを電力に変換する。光偏向角可変素子6の光偏向角は第1の電極12に印加される電圧の値から第2の電極13に印加される電圧の値を差し引いた値に基づいて定まり、光偏向角可変素子6は光偏向角可変素子6の上面から入射した太陽からの光を前記太陽光発電パネルの上面に垂直に出射するように光偏向角に応じて偏向させて光偏向角可変素子6の下面から出射する。【選択図】 図2

Description

本発明は、太陽光発電方法、および宅内電力管理方法に関する。
近年の国内電力エネルギー事情は、国の太陽光発電普及化促進政策によって電力の売電価格が買電価格に比べ約2倍に設定されたことにより、一般家庭でも太陽光発電が普及しつつある。
また、電力源としては、発電コストが安くCO排出量が少ない原子力発電が国内発電の約三分の一を占め、その比率が高まっていく方向であった。
しかしながら先の原子力発電所事故を受けて状況は一変し、現存する原子力発電所は、稼働停止を余儀なくされ、火力発電所を稼働させ何とか賄うことができている状況である。また、かかる状況の中、原子力発電の安全性は、問題視されており、現存する原子力発電所は、再稼働の目途が立たず、当面は火力発電に頼らざるを得ない状勢である。
その一方、各国は、CO排出量削減目標を掲げ、化石燃料から太陽光や、風力などの自然エネルギーへの切り替えを進めている。
火力発電所による発電は、その流れに逆行すると共に火力発電が主体の電力エネルギー事情では、一般家庭を含む需要家における電気料金の上昇が避けられない状況から、行政としては、いち早くこのような状勢から脱却させることを迫られている。
また、電力売電価格は、年々下がってきており、今後太陽光発電の普及が更に続けば、電力売買価格差は更に縮まり、いずれは逆転して買電価格より売電価格の方が安くなっていくものと推測される。
買電価格より売電価格の方が安くなった場合に、売電する価値はなくなるため、ユーザ心理としては、発電した電力はできるだけ家庭内で消費した方が経済的であるという発想に変わっていくと考えられる。
そのため、今後の国策及び、一般ユーザのニーズにマッチした電力完全自給自足タイプのHEMS(Home_Energy_Management_System)システムが求められるようになると推測される。
特開2013−074037号公報 特開2003−124495号公報 特開2013−080840号公報 特開2011−108703号公報 特開2011−035317号公報
本発明は、太陽光発電を使用したHEMSシステムにおいて、特許文献1乃至5には言及されていない以下に示す課題を改善することにより、宅内における使用電力の完全自給自足化を実現させ、一般家庭におけるエネルギーコストの低減、および発電所における電力供給負担の軽減、ひいてはCO排出量削減に貢献するものである。
特許文献1乃至5には言及されていない課題とは、すなわち、
第1に、できる限り機械的な機構の使用を抑えつつ太陽光電池パネルに、より効率的に太陽光線を当てること。
第2に、太陽光電池パネルによって発電された直流電力を蓄電し、その蓄電された直流電力を、できる限り直流のまま利用すること。
第3に、例えば悪天候が続くことが予想される場合に事前に必要な電力を蓄電器に蓄えることである。
本発明の目的は、上述した問題点を解決した太陽光発電を用いた電力自給自足型宅内電力管理システムを提供することにある。
本発明の第1の太陽光発電システムは、
光偏向角可変素子と、該光偏向角可変素子の第1の側面に設けられた第1の電極と、該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子の第2の側面に設けられた第2の電極とを有する光偏向角可変パネルと、
前記光偏向角可変素子の下面から出射された光のエネルギーを電力に変換する太陽光発電パネルと
を備え、
前記光偏向角可変素子の光偏向角は前記第1の電極および前記第2の電極に印加される電圧の電位差に基づいて定まり、
前記光偏向角可変素子は該光偏向角可変素子の上面から入射した太陽からの光を前記太陽光発電パネルの上面に垂直に出射するように前記光偏向角に応じて偏向させて該光偏向角可変素子の下面から出射する。
また、本発明の第2の太陽光発電システムは、
太陽光発電パネルを構成する単位に分割された太陽光発電セルを南北方向に1以上、所定の間隔で配置し、その配置された各太陽光発電セルの下面の南北方向の中心に沿って、東西方向に回転可能な回転軸を設けると共に、その回転軸の一端に該回転軸を所定の回転軸角度に回転させる駆動力を与える駆動部を設けた太陽光発電サブモジュールを東西方向に1以上、所定の間隔で配置した太陽光発電モジュールと、
現在の時刻を示す時刻データを出力する時計部と、
それぞれ所定の時刻を示す複数の時刻情報と、該複数の時刻情報のそれぞれと対応する所定の回転軸角度の値を示す回転軸角度情報とを記憶する記憶部と、
前記駆動部により前記回転軸を回転させる信号を発生する回転信号発生部と、
前記時計部が出力する前記時刻データで示される現在の時刻と前記複数の時刻情報のいずれかで示される時刻とが一致したときに、一致した前記時刻情報と対応する前記回転軸角度情報が示す新たな回転軸角度に前記回転軸を回転させる信号の送信を回転信号発生部に開始させる制御部とを備える。
本発明の第1の太陽光発電方法は、
光偏向角可変素子の第1の側面に設けられた第1の電極および該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子の第2の側面に設けられた第2の電極に印加される電圧を変化させることにより、該光偏向角可変素子の光偏向角を変化させる光偏向角変更ステップと、
前記光偏向角可変素子の上面から入射し、前記光偏向角に応じて偏向して該光偏向角可変素子の下面から出射する太陽からの光を太陽光発電パネルの上面に当て、該太陽光発電パネルの上面に当たった光のエネルギーに応じた電力を該太陽光発電パネルから出力する発電ステップとを含む。
また、本発明の第2の太陽光発電方法は、
インターネット網を介して収集された天気情報が、曇天が少なくとも2日以上継続する悪天候を示す情報であるか否かを確認する悪天候情報確認ステップと、
該悪天候情報確認ステップで悪天候を示す情報が含まれていれば、太陽光発電モジュールにより発電された電力を蓄電する蓄電器の蓄電電力量情報を入手し、悪天候が回復するまでの期間に売電する売電電力量および該悪天候が回復するまでの期間に使用する電気機器に必要となる前記蓄電器の蓄電電力量との比率を示す売電蓄電電力配分比率を算出する第1配分比率算出ステップと、
現在の売電蓄電電力配分比率で、前記悪天候が回復するまでの期間に前記電気機器を使用することにより前記蓄電器の蓄電電力量が不足すると判断された場合に、前記第1配分比率算出ステップで算出された売電蓄電電力配分比率に変更させる売電蓄電電力配分比率変更命令信号を送信する第1変更命令信号送信ステップと、
再度天気情報を収集し、前回収集した前記天気情報に含まれる悪天候を示す情報に変化があれば、新たに収集した天気情報に含まれる悪天候を示す情報を基に前記売電蓄電電力配分比率を算出する第2配分比率算出ステップと、
該第2配分比率算出ステップで算出された新たな売電蓄電電力配分比率に変更させる前記売電蓄電電力配分比率変更命令信号を送信する第2変更命令信号送信ステップと、
前記新たな天気情報における悪天候が回復するまでの期間に使用する前記電気機器に必要となる前記蓄電器の蓄電電力量に達するまで前記天気情報の収集と、前記売電蓄電電力配分比率の算出と、前記売電蓄電電力配分比率変更命令信号の送信とを繰り返す蓄電完了確認ステップとを含む。
第1の効果は、次の2つの方法を組み合わせることにより、太陽光発電システムの構成を簡素化し、コスト、大きさ、および重量を抑制することができる。
即ち、太陽光発電モジュールの受光面を太陽高度に合わせて東西南北の各方向に向ける機構は、太陽光発電システムの構成が複雑になり、コストや、大きさや、重量が大きくなる。
そこで、1つ目は、一年のうちの季節ごとの南北方向の太陽高度の変化に対して、太陽光発電パネルのガラスカバー部分を、電気的に光の偏向角を制御可能な部材を用いることで太陽光発電パネルに入射する太陽光線の入射角をほぼ垂直にする。
また、一日のうちの太陽高度が低い朝夕の時間帯に太陽光発電モジュールへ入射する太陽光線の入射面積が小さいため上述した太陽光線を偏向させる部材による太陽光線の偏向では太陽光発電パネルへの太陽光線の入射角をほぼ垂直に偏向させるには不足する可能性がある。
そこで、2つ目は、一日のうちの時刻ごとの東西方向の太陽高度の変化に対して、太陽光発電モジュールの各セルを南北方向に串刺し状に接合する回転可能な回転軸を設け、その回転軸を一日の太陽高度に追従させて東西方向に回転させる簡易な機構を用いる。
第2の効果は、太陽光発電パネルで発電された直流電力を交流電力へ変換する際の変換ロスを抑制することができる。即ち、太陽光発電で発電された直流電力を電気機器に直接使用できる電圧に変圧し、太陽光発電パネルから直流のまま電気機器に供給する。
一方、太陽光発電システムは、大容量の蓄電器を備え、その蓄電された直流電力で使用可能な電気機器をできる限り用いる。
第3の効果は、電力事業者から電力を買電すること無く、悪天候が続くと予想される期間に必要な電力を賄うことができる。
即ち、太陽光発電システムは、太陽光発電と蓄電器とを併用し、悪天候が続くと予想される期間の売電を抑制すると共に、当該、悪天候が続くと予想される期間に必要になると予想される電力を予め蓄電器に蓄える。
その際、太陽光発電システムは、例えば、落雷や、震災などの天災によって電力の供給が途絶えても、例えば数日間分の電力を賄うことができるため、ユーザに利便性および安心感を提供することができる。
第4の効果は、家庭における光熱費の負担を軽減することができる。即ち、太陽光発電システムは、家庭内で使用する電力を買電することなく、太陽光発電により発電された電力のみを使って昼夜を問わず電気製品を使用することができ、したがって電気料金が必要なくなる。
以上、第1乃至第4の効果により、日照条件に関わらず夜間使用する電力を蓄電器に予め充電しておくことが可能となり、買電することなく、宅内電力の自給自足化が可能となる。
第5の効果は、上述した太陽光発電システムを備える住宅が増えることにより、発電所における発電量を抑制できるため、脱原子力発電にも貢献でき、CO排出量も削減させることができる。
第6の効果は、家庭内で使用する電力を自給自足化することにより、発電所からの送電線や、鉄塔や、電柱などが必要無くすことができ、街の景観を改善することができる。
第1および第2の実施形態に共通のブロック図である。 第1の実施形態における太陽光発電モジュール1の構成を示す図である。 第2の実施形態における太陽光発電モジュール1の構成を示す図である。 第1および第2の実施形態において光屈折素材を説明する図である。 第1および第2の実施形態において光屈折素材の屈折率を説明する図である。 第1の実施形態に係る記憶部における日時変化電圧テーブルを示す図である。 第2の実施形態に係る記憶部における日時変化電圧テーブルを示す図である。 第1の実施形態における制御部31の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態における制御部31の動作を説明するフローチャートである。 第3の実施形態における太陽光発電モジュール1の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る記憶部における日時変化電圧テーブルを示す図である。 第4の実施形態を示すブロック図である。 第4の実施形態における複数の太陽光発電セルを回転軸に接合した太陽光発電サブモジュールを複数ならべた上面図である。 第4の実施形態に係る記憶部における日変化回転軸角度テーブルを示す図である。 第4の実施形態における制御部31の動作を説明するフローチャートである。 第5の実施形態を示すブロック図である。 第6の実施形態を示すブロック図である。 第6の実施形態における宅内電力管理装置を示すブロック図である。 第6の実施形態におけるデータサーバから送信されるデータテーブルを示す図である。 第6の実施形態におけるデータサーバから送信されるデータテーブルを示す図である。 第6の実施形態におけるデータサーバの動作を説明するフローチャートである。
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
まず、後述する本発明の第1および第2の実施形態に共通の構成について、図1を参照して詳細に説明する。
図1および図2を参照すると、太陽光発電システムは、太陽光発電モジュール1と、宅内電力管理装置3と、光偏向角制御電圧供給線4と、直流電力供給線5とから構成される。
太陽光発電モジュール1は、光偏向角可変パネル61と、太陽光発電パネル71とを含む。
光偏向角可変パネル61の上面および下面の面積は、太陽光発電パネル71の上面の面積よりも大きく、光偏向角可変パネル61は、その下面が太陽光発電パネル71の上面全体を覆うよう、太陽光発電パネル71の上側に設けられている。
宅内電力管理装置3は、制御部31と、時計部32と、記憶部33と、電圧発生部34とを含む。直流電力供給線5は、太陽光発電パネル71によって発電された直流電力を宅内電力管理装置3に供給する。
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について図1、図2、図4、図5および図6を参照して説明する。
本実施形態においては、時計部32は、現在の日時(日付および時刻)を示す日時データを出力し、記憶部33は、日時変化電圧テーブルを記憶している。
図2は、本実施形態における太陽光発電モジュール1の構成を示す図である。
図2を参照すると、太陽光発電モジュール1は、光偏向角可変パネル61と、太陽光発電パネル71とを含む。
光偏向角可変パネル61は、板状の光偏向角可変素子6(例えば、特開2010−026079号公報に記載された電気光学効果を有する電気化学結晶等を使用した素子)と、該素子の南北に対向する2つの側面に設けられた第1および第2の電極12および13とを備える。光偏向角可変パネル61の光偏向角可変素子6は、その上面に当たる太陽光線L1を偏向させることが可能である。
ここで、光偏向角可変素子6に設けられた第1の電極12および第2の電極13にそれぞれ第1および第2の電圧が印加されると、両電極間に印加された高い電圧から低い電圧へ向かう電界が光偏向角可変素子6内に発生する。
光偏向角可変素子6は、その内部に上述したように電界が発生した状態では、光偏向角可変素子6の上面に当たった太陽光線を該電界が向かう方向に偏向させ、光偏向角可変素子6の下面から出射する。
このときの太陽光線の屈折の程度(光偏向角)は、電界の強さに応じて変化する。
そうして、光偏向角可変素子6は、光偏向角可変素子6の上面から入射した太陽光を、太陽光発電パネル71の上面に対して図2に示すように東西ライン上に偏向させるように光偏向角可変素子6の下面から出射する。
太陽光発電パネル71は、光偏向角可変素子6の下面から出射された光のエネルギーを直流電力に変換する。なお、太陽光発電パネル71は、一般的によく知られているため、その構成等の説明は省略する。
太陽光発電パネル71は、こうして変換された直流電力を直流電力供給線5を介して図1に示す宅内電力管理装置3へ出力する。
次に、記憶部33に記憶された日時変化電圧テーブルについて図6を用いて説明する。
太陽の位置は、季節(日)毎および一日のうちの時間毎に変化し、その結果、光偏向角可変パネル61の上面に当たる太陽光線の角度も日時毎に変化する。
ここで、日時毎の光偏向角可変パネル61の上面に当たる太陽光線L1の入射角度は、太陽光発電モジュール1が搭載された家が立地する場所の緯度および経度、家に搭載された太陽光発電モジュール1が太陽に向かう方位を表す方位角、家に搭載された太陽光発電モジュール1の傾斜角度、および一年のうちの日にちおよび一日のうちの時刻により求めることができる。
この日時毎の太陽の位置の変化に対応して、光偏向角可変パネル61の光偏向角可変素子6の光偏向角を変化させ、光偏向角可変素子6の下面から出射される太陽光線を太陽光発電パネル71の上面にほぼ垂直方向から当てるための情報が日時変化電圧テーブルに記憶されている。
図6に示す日時変化電圧テーブルは、「日時」欄と、「印加電圧」欄とから構成される。
「日時」欄には、それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報が登録されている。
「印加電圧」欄は、さらに「電極12」欄と、「電極13」欄とから構成される。
「電極12」欄および「電極13」欄には、「日時」欄に登録された日時情報で示される日時が到来した時に光偏向角可変パネル61の電極12および電極13に印加される電圧の値を示す印加電圧情報が登録されている。
なお、印加電圧情報に基づく各電極への電圧の印加方法は、以下の2つの方法がある。
一つ目は、図6に示す「電極12」欄および「電極13」欄の2つの印加電圧を電圧発生部34に発生させ、対応する各電極にそれぞれ印加する本実施形態で述べる方法である。
二つ目は、図6に示す「電極12」欄および「電極13」欄のうちの何れか一方の電極を、例えば太陽光発電モジュール1のグラウンド電位と同じ電位とし、他方の電極の印加電圧値を両電極間に印加される電圧値として登録しておく。そして、「電極12」欄および「電極13」欄の各電極間に印加される印加電圧を電圧発生部34に発生させ、対応する各電極にそれぞれ印加する方法である。
ここで、印加電圧情報は、南北方向、即ち太陽高度に対して、光偏向角可変素子6の下面から出射される太陽光線を太陽光発電パネル71の上面へ図2に示すように東西ライン上に偏向させるよう光偏向角可変素子6の光偏向角を変化させるための電圧の値を示す情報である。
次に、図1、図2、図6および図8を参照して本実施形態の動作を説明する。
図8は、本実施形態における制御部31の動作を説明するフローチャートである。
宅内電力管理装置3の制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と、図6に示す日時変化電圧テーブルの「日時」欄に登録された各日時情報で示される日時とを所定の時間間隔(例えば1分間)で比較する(ステップS21)。
制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と一致する日時を示す日時情報が日時変化電圧テーブルに登録されていた場合には(ステップS21にてYES)以下の処理を行う。即ち、制御部31は、時計部32の当該日時情報と対応付けて日時変化電圧テーブルの「印加電圧」欄の「電極12」欄および「電極13」欄に登録されている印加電圧情報が示す電極12および電極13への新たな電圧の値の印加を光偏向角制御電圧供給線4を介して電圧発生部34に開始させる(ステップS22)。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について図1、図3、図4、図5および図7を参照して説明する。
本実施形態においては、時計部32は、現在の日時(日付および時刻)を示す日時データを出力し、記憶部33は、日時変化電圧テーブルを記憶している。
図3は、本実施形態における太陽光発電モジュール1の構成を示す図である。
図3を参照すると、太陽光発電モジュール1は、光偏向角可変パネル65と、第1の実施形態と同一の太陽光発電パネル71とを備えている。
光偏向角可変パネル65は、第1の実施形態における光偏向角可変素子6と同じ板状の光偏向角可変素子6と、該素子の東西に対向する2つの側面に設けられた第3および第4の電極14および15とを備える。光偏向角可変パネル65の光偏向角可変素子6は、その上面に当たる太陽光線を偏向させることが可能である。
ここで、光偏向角可変素子6に設けられた第3の電極14および第4の電極15にそれぞれ第3および第4の電圧が印加されると、両電極間に印加された高い電圧から低い電圧へ向かう電界が光偏向角可変素子6内に発生する。
光偏向角可変素子6は、その内部に上述したように電界が発生した状態では、光偏向角可変素子6の上面に当たった太陽光線を該電界が向かう方向に偏向させ、光偏向角可変素子6の下面から出射する。このときの太陽光線の屈折の程度(光偏向角)は、電界の強さに応じて変化する。
そうして、光偏向角可変素子6は、光偏向角可変素子6の上面から入射した太陽光を、太陽光発電パネル71の上面に対し、図3に示すように南北ライン上に偏向させるよう光偏向角可変素子6の下面から出射する。
太陽光発電パネル71は、光偏向角可変素子6の下面から出射された光のエネルギーを直流電力に変換し、こうして変換された直流電力を直流電力供給線5を介して図1に示す宅内電力管理装置3へ出力する。
次に、記憶部33に記憶された日時変化電圧テーブルについて図7を用いて説明する。
太陽の位置は、季節(日)毎および一日のうちの時間毎に変化し、その結果、光偏向角可変パネル65の上面に当たる太陽光線の角度も日時毎に変化する。
ここで、日時毎の光偏向角可変パネル65の上面に当たる太陽光線L1の入射角度は、太陽光発電モジュール1が搭載された家が立地する場所の緯度および経度、家に搭載された太陽光発電モジュール1が向かう方向の方位角、家に搭載された太陽光発電モジュール1の傾斜角度、および一年のうちの日にちおよび一日のうちの時刻により求めることができる。
この日時毎の太陽の位置の変化に対応して、光偏向角可変パネル65の光偏向角可変素子6の光偏向角を変化させ、光偏向角可変素子6の下面から出射される太陽光線を太陽光発電パネル71の上面に対して、図3に示すように南北ライン上に偏向させるための情報が日時変化電圧テーブルに記憶されている。
図7に示す日時変化電圧テーブルは、「日時」欄と、「印加電圧」欄とから構成される。
「日時」欄には、それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報が登録されている。
「印加電圧」欄は、さらに「電極14」欄と、「電極15」欄とから構成される。
「電極14」欄および「電極15」欄には、「日時」欄に登録された日時情報で示される日時が到来した時に光偏向角可変パネル65の電極14および電極15に印加される電圧の値を示す印加電圧情報が登録されている。
なお、印加電圧情報に基づく各電極への電圧の印加方法は、以下の2つの方法がある。
一つ目は、図7に示す「電極14」欄および「電極15」欄の2つの印加電圧を電圧発生部34に発生させ、対応する各電極にそれぞれ印加する本実施形態で述べる方法である。
二つ目は、図6に示す「電極14」欄および「電極15」欄のうちの何れか一方の電極を、例えば太陽光発電モジュール1のグラウンド電位と同じ電位とし、他方の電極の印加電圧値を両電極間に印加される電圧値として登録しておく。そして、「電極14」欄および「電極15」欄の各電極間に印加される印加電圧を電圧発生部34に発生させ、対応する各電極にそれぞれ印加する方法である。
ここで、印加電圧情報は、光偏向角可変素子6の下面から出射される太陽光線を太陽光発電パネル71の上面にほぼ垂直方向から当たるように、光偏向角可変素子6の光偏向角を変化させるための電圧の値を示す情報である。
次に、図1、図3、図7および図9を参照して本実施形態の動作を説明する。
図9は、本実施形態における制御部31の動作を説明するフローチャートである。
宅内電力管理装置3の制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と、図7に示す日時変化電圧テーブルの「日時」欄に登録された各日時情報で示される日時とを所定の時間間隔(例えば、1分間隔)で比較する(ステップS41)。
制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と一致する日時を示す日時情報が日時変化電圧テーブルに登録されていた場合には(ステップS41にてYES)以下の処理を行う。即ち、制御部31は、時計部32の当該日時情報と対応付けて日時変化電圧テーブルの「印加電圧」欄の「電極14」欄および「電極15」欄に登録されている印加電圧情報が示す電極14および電極15への新たな電圧の値の印加を光偏向角制御電圧供給線4を介して電圧発生部34に開始させる(ステップS42)。
なお、一年のうちの冬の太陽高度を約30°(度)とした場合、光偏向角可変パネル65は、太陽光発電パネル71の上面に対して太陽光線を垂直に入射させるには約60°偏向させなければならない。あるいは、一日のうちの朝夕の太陽高度を約20°とした場合、光偏向角可変パネル65は、太陽光発電パネル71の上面に対して太陽光線を垂直に入射させるには約70°偏向させなければならない。
本実施形態における光偏向角可変パネル65を用いて太陽光線を偏向させるのに、例えば特開2010−026079号公報に示されているような電気光学結晶を用いた場合には、所望する偏向角度に太陽光線を偏向させるために印加する印加電圧が、例えば数百V以上になる場合があり、このような印加電圧を生成するのが困難な場合がある。
このような場合には、図4に示すように、光偏向角可変パネル65の上面に該パネルとほぼ同じ大きさで、且つ、所定の屈折率を有する光屈折素材701を載置すればよい。
図5を用いて光屈折素材701によって太陽光線を屈折させる原理を説明する。今、光屈折素材701の屈折率をn、太陽光線L1の入射角をi、光屈折素材701において屈折された太陽光線の屈折角をrとすると、n=sin(i)/sin(r)の関係式が成り立つ。
該関係式を参照すると、光屈折素材701の屈折率nが大きいほど、屈折角rが0°、すなわち太陽光線L1は、光屈折素材701の下面から垂直に近い角度で出射する。
つまり、図4に示すように、光屈折素材701を用いて太陽光線をある程度屈折させておけば、その屈折された分だけ光偏向角可変素子6によって太陽光線を偏向させる偏向角が小さくて済むので、そうすることにより光偏向角可変パネル65に印加する印加電圧を小さくすることができ、また、その印加電圧を発生させる電力をさらに小さくすることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について図1、図2、図3、図8、図9、図10および図11を参照して説明する。
本実施形態は、第1の実施形態で説明した光偏向角可変パネル61(図2)の上面側に、第2の実施形態で説明した偏向角可変パネル65(図3)を配置する点が第1および第2の実施形態の構成と異なる。
したがって、第1および第2の実施形態の構成および動作と異なる本実施形態の構成および動作を中心に説明する。
図10は、本実施形態の太陽光発電モジュール1の構成を示す図である。
図10を参照すると、光偏向角可変パネル61の南北方向の電極12および13には、電圧発生部34からの光偏向角制御電圧供給線41が接続される。また、光偏向角可変パネル65の東西方向の電極14および15には、電圧発生部34からの光偏向角制御電圧供給線42が接続される。
即ち、光偏向角可変パネル61の電極12および13と、光偏向角可変パネル65の電極14および15には電圧発生部34からの印加電圧が独立して印加される。
図11は、本実施形態に係る記憶部における日時変化電圧テーブルを示す図である。
図11に示す日時変化電圧テーブルは、「日時」欄と、「印加電圧」欄とから構成される。
「日時」欄には、それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報が登録されている。
「印加電圧」欄は、さらに「電極12」欄、「電極13」欄、「電極14」欄、および「電極15」欄から構成される。
図11に示す「電極12」欄、「電極13」欄、「電極14」欄、および「電極15」欄の各欄には、「日時」欄に登録された日時情報で示される日時が到来した時に光偏向角可変パネル61の電極12および電極13と、光偏向角可変パネル65の電極14および電極15とに印加される各電圧の値を示す印加電圧情報が登録されている。
次に、本実施形態の動作を説明する。本実施形態では、第1および第2の実施形態で図8および図9を用いて説明した制御部31による各処理が行われる。
即ち、宅内電力管理装置3の制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と、図11に示す日時変化電圧テーブルの「日時」欄に登録された各日時情報で示される日時とを所定の時間間隔(例えば、1分間隔)で比較する。
制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と一致する日時を示す日時情報が日時変化電圧テーブルに登録されていた場合には、当該日時情報と対応付けて日時変化電圧テーブルの「印加電圧」欄に登録されている印加電圧情報が示す電極12および電極13と、電極14および電極15とへの新たな各電圧の値の印加を光偏向角制御電圧供給線41および42を介して電圧発生部34にそれぞれ開始させる。
こうして、本実施形態では、一年のうちの季節および一日のうちの時刻の変化により太陽の位置が変化しても、光偏向角可変パネル61により南北方向から、光偏向角可変パネル65により東西方向からの太陽光線を偏向させて、太陽光線を太陽光発電パネル71の上面にほぼ垂直方向から当たるようにすることができ、太陽光線を効率的に電力に変換することができる。
以上、本実施形態には、第1および第2の実施形態と同様に、機械的な機構をできるだけ用いずに、一年を通して太陽光線を効率的に電力に変換することができるという効果がある。
その理由は、光偏向角可変素子を用いて太陽光線を電気的に偏向させるからである。
尚、各光偏向角可変パネルへの印加電圧を低減させるために、第1および第2の実施形態で説明した光屈折素材701を各光偏向角可変パネルの各素子6の上面側に載置するようにしてもよい。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について図12、図13、図14および図15を参照して説明する。
本実施形態は、第2の実施形態で図3を用いて説明した光偏向角可変パネル65の代わりに、図13に示す後述する太陽光発電サブモジュール75を回転させるための機構を用いる点が、第2の実施形態の構成と異なる。
したがって、以下では、第2の実施形態の構成および動作と異なる本実施形態の構成および動作を中心に説明する。
図12は、本実施形態を示すブロック図である。回転信号発生部35は、制御部31の指示に基づいて、後述する回転軸角度情報を回転軸制御信号線7を介して太陽光発電モジュール11に送信する。
図13は、太陽光発電パネル71を構成する単位である太陽光発電セル60を南北方向に所定の間隔で複数並べ、該各太陽光発電セル60の下面の南北方向の中心に沿って回転軸901により串刺し状に接合された太陽光発電サブモジュール75を、さらに所定の間隔で東西方向に複数ならべた様子を上面視した図である。
各太陽光発電サブモジュール75は、各回転軸901の一端(例えば、南方向の一端)に機械的に接合された各モータ902の駆動力により各回転軸901を中心として、回転信号発生部35からの回転軸制御信号線7を介した回転軸角度情報に応じて東西方向に所定の回転軸角度分、回転する。
本実施形態では、図12に示す太陽光発電モジュール11に、図13に示す太陽光発電サブモジュール75が複数配置されている。
図14に示す日変化回転軸角度テーブルは、「時刻」欄と、「回転軸角度」欄とから構成され、記憶部33に記憶される。
「時刻」欄には、それぞれ所定の時刻を示す複数の時刻情報が登録されている。
「回転軸角度」欄には、「時刻」欄に登録された時刻情報で示される時刻が到来した時に各太陽光発電サブモジュール75を東西方向に回転させるためにモータ902へ送られる回転軸角度情報が登録されている。
次に、図12、図13、図14および図15を参照して本実施形態の動作を説明する。
図15は、本実施形態における制御部31の動作を説明するフローチャートである。
制御部31は、時計部32が出力する時刻データで示される現在の時刻と、図14に示す日変化回転軸角度テーブルの「時刻」欄に登録された各時刻情報で示される時刻とを所定の時間間隔(例えば、1分間隔)で比較する(ステップS91)。
制御部31は、時計部32が出力する時刻データで示される現在の時刻と一致する時刻を示す時刻情報が日変化回転軸角度テーブルに登録されていた場合には(ステップS91にてYES)以下の処理を行う。即ち、制御部31は、時計部32の当該時刻情報と対応付けて日変化回転軸角度テーブルの「回転軸角度」欄に登録されている回転軸角度情報が示す値の角度に回転軸901が回転するように回転軸制御信号線7を介してのモータ902への新たな回転軸角度情報の送信を回転信号発生部35に開始させる。(ステップS92)。
こうして、本実施形態では、一日のうちの時刻の変化により太陽の位置が変化しても、太陽光線を各太陽光発電サブモジュール75の上面にほぼ垂直方向から当たるようにすることができ、太陽光線を効率的に電力に変換することができる。
以上、本実施形態には、第1乃至第3の実施形態における光偏向角可変パネル65を用いて太陽光線を偏向させるのに、例えば特開2010−026079号公報に示されているような電気光学結晶を用いた場合には、所望する偏向角度に太陽光線を偏向させるために印加する印加電圧が、例えば数百V以上になる場合があり、このような印加電圧を生成するのが困難な場合があるが、機械的な機構をできるだけ用いずに、太陽光線を効率的に電力に変換することができるという効果がある。
その理由は、太陽光発電サブモジュールを東西方向にのみ回転させる機構を設けるからである。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について図1、図2、図6、図8、図12、図13、図14、図15および図16を参照して説明する。
本実施形態の太陽光発電モジュール21は、図2を用いて第1の実施形態で説明した太陽光発電モジュール1の太陽光発電パネル71に代えて、図13を用いて説明した第4の実施形態の太陽光発電サブモジュール75を複数配置した点が、第1および第4の実施形態の構成と異なる。
すなわち、本実施形態は、第1の実施形態で説明した光偏向角可変パネル61の下面側に第4の実施形態で説明した太陽光発電サブモジュール75を配置した構成をとる実施形態である。
図16は、本実施形態を示すブロック図である。
図16に示すように、本実施形態のブロック図では、図1を用いて説明した第1の実施形態のブロック図の構成に、図12を用いて説明した第4の実施形態の回転信号発生部35と、回転軸制御信号7とを追加した点が第1および第4の実施形態の構成と異なる。
上述した光偏向角可変パネル61を制御する構成は、第1の実施形態で説明済みであり、また、太陽光発電サブモジュール75を制御する構成は、第4の実施形態で説明済みであるので、本実施形態での構成の説明は省略する。
次に、本実施形態の動作を説明する。本実施形態では、第1および第4の実施形態で図8および図15に示す各フローチャートを用いて説明した制御部31の動作がそれぞれ行われる。
即ち、図8に示すように、宅内電力管理装置3の制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と、図6に示す日時変化電圧テーブルの「日時」欄に登録された各日時情報で示される日時とを所定の時間間隔(例えば、1分間隔)で比較する。
制御部31は、時計部32が出力する日時データで示される現在の日時と一致する日時を示す日時情報が日時変化電圧テーブルに登録されていた場合には以下の処理を行う。即ち、制御部31は、時計部32の当該日時情報と対応付けて日時変化電圧テーブルの「印加電圧」欄に登録されている印加電圧情報が示す電極12および電極13への新たな各電圧の値の印加を光偏向角制御電圧供給線4を介して電圧発生部34に開始させる。
一方、図15に示すように、制御部31は、時計部32が出力する時刻データで示される現在の時刻と、図14に示す日変化回転軸角度テーブルの「時刻」欄に登録された各時刻情報で示される時刻とを所定の時間間隔(例えば、1分間隔)で比較する。
制御部31は、時計部32が出力する時刻データで示される現在の時刻と一致する時刻を示す時刻情報が日変化回転軸角度テーブルに登録されていた場合には以下の処理を行う。即ち、制御部31は、時計部の当該時刻情報と対応付けて日変化回転軸角度テーブルの「回転軸角度」欄に登録されている回転軸角度情報が示す値の角度に回転軸901が回転するように回転軸制御信号線7を介してモータ902への新たな回転軸角度情報の送信を回転信号発生部35に開始させる。
こうして、本実施形態では、一年のうちの季節および一日のうちの時刻の変化により太陽の位置が変化しても、光偏向角可変パネル61により南北方向からの太陽光線を偏向させると共に、太陽光発電サブモジュール75の上面を東西方向からの太陽光線に向けさせる。そして本実施形態は、太陽光線を太陽光発電パネル71の上面にほぼ垂直方向から当たるようにすることができ、太陽光線を効率的に電力に変換することができる。
以上、本実施形態には、機械的な機構をできるだけ用いずに、一年を通して太陽光線を効率的に電力に変換することができるという効果がある。
その理由は、光偏向角可変素子を用いて太陽光線を電気的に南北方向に偏向させると共に、簡易な機構を用いて太陽光発電サブモジュールを東西方向に向けさせるようにしたからである。
尚、光偏向角可変パネル61への印加電圧を低減させるために、第1の実施形態で説明した光屈折素材701を光偏向角可変パネル61の各素子6の上面側に載置するようにしてもよい。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
図17は、本実施形態における電力自給自足化クラウド型HEMSシステムを示すブロック図である。
図17を参照すると、本システムは、屋根101に設置された太陽光発電モジュール102と、インターネット網103と、該インターネット網103を介して宅内電力管理装置100との間でデータを送受信するデータサ−バ104とを含む。
また本システムは、インターネット網103に接続する無線ルータ105と、該無線LANルータ105に無線LAN信号107を介して接続される宅内電力管理装置100および表示端末106(例えば、スマートフォンやダブレット端末)とを含む。
また、本システムは、宅内の各部に電力を配電する配電盤108と、直流および交流電力をそれぞれ供給可能な共用コンセント109と、直流または交流電力により動作する電気機器110と、バッテリ112を搭載した電気自動車111と、蓄電器113と、電力事業者への売電電力を測定する宅外電力計114とを含む。
宅内電力管理装置100は、太陽光発電モジュール102から発電された発電直流電力を太陽光発電直流電力供給線117を介して受電し、交流電力(AC100V)、直流電力(DC13.8V)および蓄電器蓄電用直流電力に変換する。
宅内電力管理装置100から出力されるAC100V、DC13.8Vおよび蓄電器蓄電用直流電力のうち、AC100VおよびDC13.8Vは、配電盤108および共用コンセント109を介して直流または交流電力で動作する電気機器110に供給される。
宅内電力管理装置100から出力される上述した各電力のうち蓄電器蓄電用直流電力は、蓄電器113を畜電する。
また、DC13.8Vは、電気自動車111のバッテリ112を充電する。
なお、本実施形態では、直流電力(DC13.8V)の電圧値を一例として13.8Vとした。しかし、上述した直流電力の電圧値には限定されない。
また、光偏向角制御電圧供給線115は、第1乃至第3および第5の実施形態で説明した光偏向角制御電圧供給線4に対応する。また、太陽光発電直流電力供給線117は、第1乃至第5の実施形態で説明した直流電力供給線5に対応する。また、回転軸制御信号線116は、第4の実施形態で説明した回転軸制御信号線7に対応する。
図18は、本実施形態における宅内電力管理装置100を示すブロック図である。
図18を参照すると、本実施形態の宅内電力管理装置100は、該装置100と無線ルータ105との間の無線LAN信号107を送受信するためのアンテナ201と、無線LAN信号107を変復調する無線部202とを含む。
また、宅内電力管理装置100は、該装置100を制御するCPU(Central_Proccessing_Unit)203と、該CPU203からの制御により、太陽光発電モジュール102に光偏向角制御電圧供給線115を介して光偏向角可変パネル(図2の61)へ印加電圧を出力する電圧制御部204を含む。
また、宅内電力管理装置100は、該CPU203からの制御により、太陽光発電モジュール102内の太陽光発電サブモジュール75の回転軸901を回転させるモータ902に対して、回転軸制御信号線116を介して回転軸角度情報を出力する回転軸制御部205を含む。
また、宅内電力管理装置100は、太陽光発電モジュール102から太陽光発電直流電力供給線117を介して出力される発電直流電力を変圧して交流電力(AC100V)、および直流電力(DC13.8V)を生成するパワーコンディショナー206を含む。
また、宅内電力管理装置100は、パワーコンディショナー206から出力されたAC100Vを、電力事業者に売電する際の電力および宅内で使用するために配電盤108へ供給する電力を分配する電力分配部207を含む。
また、宅内電力管理装置100は、蓄電器畜放電電力測定部208と、DC13.8V電力測定部209と、宅内電力測定部210と、売電電力測定部211と、上述した4つの各電力測定部からの測定データを収集する電力データ処理部212とを含む。
図19は、本実施形態に係るデータサーバ104において計算されると共に該データサーバ104から送信され、宅内電力管理装置100で受信される光偏向角可変パネル61への印加電圧情報および各太陽光発電サブモジュール75のモータ902への回転軸角度情報を含む各種情報を示すデータテーブルの一例である。
即ち、図19に示すデータテーブルは、第5の実施形態で説明した光偏向角可変パネル61の下面側に太陽光発電サブモジュール75を配置した構成をとる本実施形態に適用される。
図19に示すデータテーブルは、「日付」欄と、「時刻」欄と、「太陽の方位角」欄と、「太陽高度」欄と、「屈折補正角度」欄と、「印加電圧」欄と、「回転軸角度」欄とから構成され、「印加電圧」欄は、さらに「電極12」欄と、「電極13」欄とから構成される。
なお、図20は、データサーバ104において計算されると共に該データサーバ104から送信され、宅内電力管理装置100で受信される光偏向角可変パネル61および65への印加電圧情報を含む各種情報を示すデータテーブルの一例である。
即ち、図20に示すデータテーブルは、第3の実施形態で説明した光偏向角可変パネル61および65の両パネルを用いる構成をとる実施形態の場合に適用される。
上述したデータテーブルは、例えばCPU203の図示していない記憶部に登録される。
上述した各欄のうち、「日付」欄と、「時刻」欄と、「印加電圧」欄と、「回転軸角度」欄との各欄に登録される情報は、第1乃至第4の実施形態で説明済みであるので、本実施形態での説明は省略する。
また、「太陽の方位角」欄、および「太陽高度」欄には、家が立地する場所の緯度および経度において、一年のうちの季節毎および一日のうちの時刻毎に太陽光発電モジュール102に太陽光線が入射する方位を表す方位角度情報および太陽光線が入射する高度を表す太陽高度情報が予めデータサーバに登録されており、その登録された情報が受信されると共に登録される。
なお、「屈折補正角度」欄には、図4を用いて第1および第2の実施形態で説明した光屈折素材701を用いる場合に、予めデータサーバに登録しておいた屈折率情報が受信されると共に登録される。
また、データサーバ104には、家に搭載された太陽光発電モジュール102の傾斜角度情報や光偏向角可変パネル61の印加電圧−光偏向度特性情報等の各種情報も予め登録されているものとする。
次に、図17、図18、図19、および図20を参照して本実施形態の動作を説明する。
まず、データサーバ104からの図19に示すデータテーブルに基づいて宅内電力管理装置100が太陽光発電モジュール102に発電を行わせる方法について説明する。
データサーバ104は、所定の時間間隔(例えば、1時間毎)で、一年のうちの季節毎および一日のうちの時刻毎の光偏向角可変パネル61への印加電圧情報および太陽光発電サブモジュール75のモータ902への回転軸角度情報を計算し、図19に示すデータテーブルを作成し、作成されたデータテーブルを宅内電力管理装置100へ送信する。
宅内電力管理装置100のCPU203は、送信されたデータテーブルを無線部202を経由して受信すると共に、受信したデータテーブルのデータをCPU203の記憶部に記憶する。
CPU203は、図示していない時計部が出力する現在の日付および時刻に対応する図19に示すデータテーブルの日付欄および時刻欄に該当する行の印加電圧欄および回転軸角度欄の各情報を読み取り、その読み取った各情報を電圧制御部204および回転軸制御部205に設定するように印加指示および回転指示の各制御信号により指示する。
印加指示制御信号を受け取った電圧制御部204は、その制御信号に含まれる印加電圧情報が示す印加電圧を生成し、光偏向角制御電圧供給線115を介して太陽光発電モジュール102の光偏向角可変パネル61の電極間に印加する。
こうして、宅内電力管理装置100は、光偏向角可変パネル61に入射する一年のうちの季節毎の太陽光線の入射角の変化に応じて光偏向角可変パネル61に入射する太陽光線を偏向させて太陽光発電パネル71に対してほぼ垂直にあてることができる。
また、回転指示制御信号を受け取った回転軸制御部205は、その制御信号に含まれる回転軸角度情報が示す回転軸角度を回転軸制御信号線116を介して各太陽光発電サブモジュール75のモータ902に送信する。
こうして、宅内電力管理装置100は、各太陽光発電サブモジュール75に入射する一日のうちの時刻毎の太陽光線の入射角の変化に応じてモータ902を駆動することにより回転軸901を回転させて各太陽光発電サブモジュール75の上面を太陽の方角に向けることができる。
太陽光発電モジュール102は、上述した方法で、一年を通して効率よく発電することができる。
宅内電力管理装置100は、上述したように日中に太陽光発電パネルで効率よく発電した電力を、当日の夜に使う分量だけ蓄電器に蓄電しつつ、さらに余剰となった電力があれば、その余剰電力を売電電力として電力事業者等に売電する運転を通常運転として行っている。
次に、太陽光発電モジュール102からの発電直流電力がパワーコンディショナー206で変換された電力の電力事業者への売電電力量および蓄電器への蓄電電力量を含む各種電力の電力量情報をデータサーバ104へ送信する方法を説明する。
宅内電力管理装置100は、パワーコンディショナー206が変換したAC100V、DC13.8V、および蓄電器蓄電用直流電力の各電力を、宅内電力測定部210、DC13.8V電力測定部209および、蓄電部畜放電電力測定部208の各電力測定部によってそれぞれ測定する。
また、上述した各電力のうち、AC100Vの一部は、宅外電力計114を介して電力事業者へ売電される際に、売電電力測定部211でその売電電力が測定される。
なお、蓄電部畜放電電力測定部208は、蓄電部113への畜電電力の他に放電電力も測定可能である。
こうして各電力測定部で測定されたAC100V、DC13.8V、蓄電器畜放電電力および売電電力の各電力データは電力データ処理部212を介して、CPU203に送られる。
CPU203は、所定の時間(例えば30分)毎に電力データ処理部212から受け取った各電力データを、無線部202から無線LANルータ105およびインターネット網103を介してデータサーバ104に送信する。
データサーバ104は、上述した宅内電力管理装置100からの上述した売電電力量および蓄電電力量を含む各電力量データを所定時間毎に受信し、通常運転情報としてデータサーバ104内に蓄積する。
次に、本実施形態において、悪天候の日が続くときのデータサーバ104における処理の流れを図21に示すフローチャートを用いて説明する。
データサーバ104は、所定の時間毎の宅内電力管理装置100からの通常運転情報を受信し蓄積する(ステップS500)。
データサーバ104は、天気予報情報を受信する(ステップS501)。
データサーバ104は、受信した天気予報情報に基づき、悪天候情報の有無を確認する(ステップS502)。
ここで、悪天候情報とは、太陽光発電パネルの出力電力が、好天時に期待される出力電力の例えば半分未満に低下する曇天の期間が、例えば2日以上継続すると予想される天候の情報である。
データサーバ104は、悪天候情報がある場合には(ステップS502においてYES)、蓄電器113の現在の蓄電電力量を示す蓄電電力量情報を宅内電力管理装置100から入手する(ステップS503)。蓄電電力量は、例えば蓄電器113の蓄電電圧値から推定することが可能である。
データサーバ104は、宅内電力管理装置100からの現在の蓄電電力量および現在までの売電電力を含む発電電力量データに基づいて、悪天候が継続する期間の売電電力(放電電力)を抑制すると共に、悪天候が継続する期間に必要となる蓄電器113における蓄電電力量の今後の比率を表す売電/蓄電電力配分比を算出する(ステップS504)。
データサーバ104は、ステップS504で算出した今後の売電/蓄電電力配分比と、現在の売電/充電電力配分比とを比較し、悪天候が回復するまでの期間に必要となる電力を現在の売電/充電電力配分比で賄えるか否かを判定する(ステップS505)。
データサーバ104は、現在の蓄電器113の蓄電電力量、および売電/充電電力配分比では悪天候が回復するまでの期間に必要となる電力が不足すると判断すると(ステップS505においてNO)以下の処理を行う。即ちデータサーバ104は、ステップS504で算出された売電/蓄電電力配分比に変更するよう宅内電力管理装置100に対して売電/充電電力配分比率変更命令信号を送信する(ステップS506)。
ここで、宅内電力管理装置100は、データサーバ104から売電/蓄電電力配分比率変更命令信号を受け取ると、受け取った売電/蓄電電力配分比率変更命令信号に基づき、電力分配部207において蓄電器113に蓄電する蓄電電力量と、電力事業者等へ売電する売電電力量の配分比率の変更を行う。
そして、宅内電力管理装置100は、悪天候が回復するまでの期間に必要となる蓄電器113の蓄電電力量になるように、悪天候になる前に蓄電器113に対して蓄電を行う。
図21に示すフローチャートに戻って説明する。
データサーバ104は、さらに、実際の天候が変化し天気予報情報が変更になる場合を考慮してステップS504で売電/蓄電電力配分比率を算出した際の悪天候が回復するまでの期間情報が変更になると判断した場合には(ステップS507においてYES)、その悪天候の期間の変更に基づいて新たな売電/充電電力配分比を算出(ステップS508)する。
データサーバ104は、ステップS508で算出された売電/充電電力配分比に基づいた売電/充電電力配分比率変更命令信号を宅内電力管理装置100に対して送信する(ステップS509)。
データサーバ104は、蓄電器113の現在の蓄電電力量を示す蓄電電力量情報を入手し、悪天候が回復すると予想されるまでの新たな期間に必要となる蓄電電力量になる蓄電器113への蓄電が完了したか否かを確認する(ステップS510)。
データサーバ104は、蓄電器115が必要な蓄電電力量になっていなければ(ステップS510においてNO)、現状の売電/蓄電電力配分比率で運転を継続(ステップS511)させる。
データサーバ104は、蓄電池113の蓄電電力量が悪天候が回復すると予想されるまでの新たな期間に必要となる蓄電電力量になるまで天気情報に変化があったか否かの確認(ステップS507)と、天気情報の変化に基づいた新たな売電/蓄電電力配分比率の算出(ステップS508)と、売電/蓄電電力配分比率変更命令信号送信の宅内電力管理装置100への送信(ステップS509)を繰り返す。
データサーバ104は、蓄電器113の現在の蓄電電力量を示す蓄電電力量情報を入手し、必要な蓄電電力量になっていれば(ステップS510においてYES)、宅内電力管理装置100に対してステップS505の判断で用いた現在の売電/充電電力配分比率に戻す通常運転切替命令信号を送信し(ステップS512)、再びステップS500の通常運転情報を取得する処理に戻る。
以上、本実施形態には、機械的な機構をできるだけ用いずに、一年を通して太陽光線を効率よく電力に変換させることができるという効果がある。
その理由は、光偏向角可変パネルおよび簡素な回転機構を用いて太陽光発電サブモジュールへほぼ垂直に太陽光線を入射させるようにしたからである。
また、本実施形態には蓄電器を長時間にわたって利用することができるという効果がある。
その理由は、太陽光発電パネルで発電した直流電力を交流電力に変換しないことによる変換損失分の電力が蓄電器に蓄電されており、その蓄電電力を電気機器で使用できるからである。
また、本実施形態には、悪天候が続き、太陽光発電ができない日が続く場合でも、蓄電器から必要な電力を賄えるという効果がある。
その理由は、悪天候が予想される場合に、事前に蓄電器に対して今後必要とされる電力量を蓄電するためである。
また、本実施形態には、宅内電力管理装置におけるCPUの処理負荷を軽減できるという効果がある。
その理由は、太陽光発電パネルを効率よく発電させるために必要となる各種データの計算および売電/蓄電電力配分比率の計算を外部のデータサーバにおいて行うようにしたからである。
1 太陽光発電モジュール
3 宅内電力管理装置
4 光偏向角制御電圧供給線
5 直流電力供給線
6 光偏向角可変素子
7 回転軸制御信号線
11 太陽光発電モジュール
12 電極
13 電極
14 電極
15 電極
21 太陽光発電モジュール
31 制御部
32 時計部
33 記憶部
34 電圧発生部
35 回転信号発生部
41 光偏向角制御電圧供給線
42 光偏向角制御電圧供給線
60 太陽光発電セル
61 光偏向角可変パネル
65 光偏向角可変パネル
71 太陽光発電パネル
75 太陽光発電サブモジュール
100 宅内電力管理装置
101 屋根
102 太陽光発電モジュール
103 インターネット網
104 データサーバ
105 無線LANルータ
106 表示端末
107 無線LAN信号
108 配電盤
109 共用コンセント
110 電気機器
111 電気自動車
112 バッテリ
113 蓄電器
114 宅外電力計
115 光偏向角制御電圧供給線
116 回転軸制御信号線
117 太陽光発電直流電力供給線
201 アンテナ
202 無線部
203 CPU
204 電圧制御部
205 回転軸制御部
206 パワーコンディショナー
207 電力分配部
208 蓄電部畜放電電力測定部
209 DC13.8V電力測定部
210 宅内電力測定部
211 売電電力測定部
212 電力データ処理部
701 光屈折素材
901 回転軸
902 モータ

Claims (10)

  1. 光偏向角可変素子と、該光偏向角可変素子の第1の側面に設けられた第1の電極と、該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子の第2の側面に設けられた第2の電極とを有する光偏向角可変パネルと、
    前記光偏向角可変素子の下面から出射された光のエネルギーを電力に変換する太陽光発電パネルと
    を備え、
    前記光偏向角可変素子の光偏向角は前記第1の電極および前記第2の電極に印加される電圧の電位差に基づいて定まり、
    前記光偏向角可変素子は該光偏向角可変素子の上面から入射した太陽からの光を前記太陽光発電パネルの上面に垂直に出射するように前記光偏向角に応じて偏向させて該光偏向角可変素子の下面から出射する
    ことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 現在の日時を示す日時データを出力する時計部と、
    それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報と、該複数の日時情報のそれぞれと対応する所定の電圧の値を示す印加電圧情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1および第2の電極に電圧を印加する電圧発生部と、
    前記時計部が出力する前記日時データで示される現在の日時と前記複数の日時情報のいずれかで示される日時とが一致したときに、一致した前記日時情報と対応する前記印加電圧情報が示す前記第1の電極および前記第2の電極に印加される新たな各値の電圧の印加を前記電圧発生部に開始させる制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 現在の日時を示す日時データを出力する時計部と、
    それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報と、該複数の日時情報のそれぞれと対応する所定の電圧の値を示す印加電圧情報とを記憶する記憶部と、
    前記第3および第4の電極に電圧を印加する電圧発生部と、
    前記時計部が出力する前記日時データで示される現在の日時と前記複数の日時情報のいずれかで示される日時とが一致したときに、一致した前記日時情報と対応する前記印加電圧情報が示す前記第3の電極および前記第4の電極に印加される新たな各値の電圧の印加を前記電圧発生部に開始させる制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記光偏向角可変素子の第1の側面に設けられた第1の電極と、該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子の第2の側面に設けられた第2の電極とを有する第1の光偏向角可変パネルと、
    前記光偏向角可変素子の第3の側面に設けられた第3の電極と、該第3の側面と対向する該光偏向角可変素子の第4の側面に設けられた第4の電極とを有する第2の光偏向角可変パネルと、
    前記第2の光偏向角可変素子の下面から出射された光のエネルギーを電力に変換する太陽光発電パネルと、
    現在の日時を示す日時データを出力する時計部と、
    それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報と、該複数の日時情報のそれぞれと対応する所定の電圧の値を示す印加電圧情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1および第2の電極と、前記第3および第4の電極とに各電圧を印加する電圧発生部と、
    前記時計部が出力する前記日時データで示される現在の日時と前記複数の日時情報のいずれかで示される日時とが一致したときに、一致した前記日時情報と対応する前記印加電圧情報が示す前記第1の電極および前記第2の電極に印加される新たな各値の電圧と、前記第3の電極および前記第4の電極に印加される新たな各値の電圧との印加を前記電圧発生部に開始させる制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の太陽光発電システム。
  5. 太陽光発電パネルを構成する単位に分割された太陽光発電セルを南北方向に1以上、所定の間隔で配置し、その配置された各太陽光発電セルの下面の南北方向の中心に沿って、東西方向に回転可能な回転軸を設けると共に、その回転軸の一端に該回転軸を所定の回転軸角度に回転させる駆動力を与える駆動部を設けた太陽光発電サブモジュールを東西方向に1以上、所定の間隔で配置した太陽光発電モジュールと、
    現在の時刻を示す時刻データを出力する時計部と、
    それぞれ所定の時刻を示す複数の時刻情報と、該複数の時刻情報のそれぞれと対応する所定の回転軸角度の値を示す回転軸角度情報とを記憶する記憶部と、
    前記駆動部により前記回転軸を回転させる信号を発生する回転信号発生部と、
    前記時計部が出力する前記時刻データで示される現在の時刻と前記複数の時刻情報のいずれかで示される時刻とが一致したときに、一致した前記時刻情報と対応する前記回転軸角度情報が示す新たな回転軸角度に前記回転軸を回転させる信号の送信を回転信号発生部に開始させる制御部と
    を備えたことを特徴とする太陽光発電システム。
  6. 光偏向角可変素子の第1の側面に設けられた第1の電極と、該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子の第2の側面に設けられた第2の電極とを有する光偏向角可変パネルと、
    前記太陽光発電パネルを構成する単位に分割された前記太陽光発電セルを南北方向に1以上、所定の間隔で配置し、その配置された各太陽光発電セルの下面の南北方向の中心に沿って、東西方向に回転可能な前記回転軸を設けると共に、その回転軸の一端に該回転軸を所定の回転軸角度に回転させる駆動力を与える前記駆動部を設けた前記太陽光発電サブモジュールを東西方向に1以上、所定の間隔で配置した前記太陽光発電モジュールと、
    現在の時刻を示す時刻データを出力する時計部と、
    それぞれ所定の時刻を示す複数の時刻情報と、該複数の時刻情報のそれぞれと対応する所定の電圧の値を示す印加電圧情報および所定の回転軸角度の値を示す回転軸角度情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1および第2の電極に前記印加電圧情報で示される所定の各電圧を印加する電圧発生部と、
    前記駆動部により前記回転軸を前記回転軸角度情報で示される所定の回転軸角度に回転させる信号を発生する回転信号発生部と、
    前記時計部が出力する前記日時データで示される現在の日時と前記複数の日時情報のいずれかで示される日時とが一致したときに、一致した前記日時情報と対応する前記印加電圧情報が示す前記第1の電極および前記第2の電極に印加される新たな各値の電圧の印加を前記電圧発生部に開始させると共に、前記一致した前記時刻情報と対応する前記回転軸角度情報が示す新たな回転軸角度に回転させる信号の送信を前記回転信号発生部に開始させる
    制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電システム。
  7. 光偏向角可変素子の第1の側面に設けられた第1の電極および該第1の側面と対向する該光偏向角可変素子の第2の側面に設けられた第2の電極に印加される電圧を変化させることにより、該光偏向角可変素子の光偏向角を変化させる光偏向角変更ステップと、
    前記光偏向角可変素子の上面から入射し、前記光偏向角に応じて偏向して該光偏向角可変素子の下面から出射する太陽からの光を太陽光発電パネルの上面に当て、該太陽光発電パネルの上面に当たった光のエネルギーに応じた電力を該太陽光発電パネルから出力する発電ステップと
    を含むことを特徴とする太陽光発電方法。
  8. それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報と、該複数の日時情報のそれぞれと対応する所定の電圧の値を示す印加電圧情報とを予め記憶しておく日時電圧記憶ステップと、
    現在の日時を示す日時データを出力する日時出力ステップと、
    前記日時出力ステップで出力された日時データで示される現在の日時と、前記日時電圧記憶ステップで記憶された前記複数の日時情報のいずれかで示される日時とが一致したときに、一致した前記日時情報と対応する前記日時電圧記憶ステップで記憶された前記印加電圧情報が示す前記第1の電極および第2の電極に印加される新たな各値の電圧の印加を前記電圧発生部に開始させる印加電圧変更ステップと
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電方法。
  9. それぞれ所定の日時を示す複数の日時情報と、該複数の日時情報のそれぞれと対応する所定の電圧の値を示す印加電圧情報とを予め記憶しておく日時電圧記憶ステップと、
    現在の日時を示す日時データを出力する日時出力ステップと、
    前記日時出力ステップで出力された日時データで示される現在の日時と、前記日時電圧記憶ステップで記憶された前記複数の日時情報のいずれかで示される日時とが一致したときに、一致した前記日時情報と対応する前記日時電圧記憶ステップで記憶された前記印加電圧情報が示す前記第3の電極および第4の電極に印加される新たな各値の電圧の印加を前記電圧発生部に開始させる印加電圧変更ステップと
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電方法。
  10. インターネット網を介して収集された天気情報が、曇天が少なくとも2日以上継続する悪天候を示す情報であるか否かを確認する悪天候情報確認ステップと、
    該悪天候情報確認ステップで悪天候を示す情報が含まれていれば、太陽光発電モジュールにより発電された電力を蓄電する蓄電器の蓄電電力量情報を入手し、悪天候が回復するまでの期間に売電する売電電力量および該悪天候が回復するまでの期間に使用する電気機器に必要となる前記蓄電器の蓄電電力量との比率を示す売電蓄電電力配分比率を算出する第1配分比率算出ステップと、
    現在の売電蓄電電力配分比率で、前記悪天候が回復するまでの期間に前記電気機器を使用することにより前記蓄電器の蓄電電力量が不足すると判断された場合に、前記第1配分比率算出ステップで算出された売電蓄電電力配分比率に変更させる売電蓄電電力配分比率変更命令信号を送信する第1変更命令信号送信ステップと、
    再度天気情報を収集し、前回収集した前記天気情報に含まれる悪天候を示す情報に変化があれば、新たに収集した天気情報に含まれる悪天候を示す情報を基に前記売電蓄電電力配分比率を算出する第2配分比率算出ステップと、
    該第2配分比率算出ステップで算出された新たな売電蓄電電力配分比率に変更させる前記売電蓄電電力配分比率変更命令信号を送信する第2変更命令信号送信ステップと、
    前記新たな天気情報における悪天候が回復するまでの期間に使用する前記電気機器に必要となる前記蓄電器の蓄電電力量に達するまで前記天気情報の収集と、前記売電蓄電電力配分比率の算出と、前記売電蓄電電力配分比率変更命令信号の送信とを繰り返す蓄電完了確認ステップと
    を含むことを特徴とする太陽光発電方法。
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