JP2003067064A - 太陽光発電安定化装置 - Google Patents

太陽光発電安定化装置

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JP2003067064A
JP2003067064A JP2001256787A JP2001256787A JP2003067064A JP 2003067064 A JP2003067064 A JP 2003067064A JP 2001256787 A JP2001256787 A JP 2001256787A JP 2001256787 A JP2001256787 A JP 2001256787A JP 2003067064 A JP2003067064 A JP 2003067064A
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solar cell
cell panel
solar
voltage
power generation
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JP2001256787A
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English (en)
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Yoshio Egashira
良夫 江頭
Keiichi Morishita
慶一 森下
Masatoshi Tominaga
雅敏 富永
Yasuyuki Nagasawa
泰之 長沢
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光発電安定化装置を軽量・コンパクトに
するとともに過大電圧が負荷機器に印加されること防止
する。 【解決手段】 太陽電池パネル21から負荷機器32に
電力を供給するにあたって、太陽電池パネルからの出力
電圧を安定化するとともに過大電圧が負荷機器に印加さ
れることを防止する。太陽電池パネルと負荷機器との間
には、ツェナーダイオード31が挿入されており、ツェ
ナーダイオードは太陽電池パネルのプラス端子側にアノ
ードが接続され、太陽電池パネルのマイナス端子側にカ
ソードが接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電システ
ムにおいて出力電圧を安定化するとともに負荷機器を保
護するための太陽光発電安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、太陽光発電システムにおいて
は、太陽電池パネル(ソーラーパネル)で発電した電力
を各負荷機器に供給して、各負荷機器を駆動している
が、ソーラーパネルからの出力電力は、季節、天候、気
温、及び昼夜等の環境に影響されて、変動しやすい。従
って、ソーラーパネルからの出力電力を直接的に負荷機
器に与えると、出力電力の変動によって負荷機器に悪影
響を与えることがある。例えば、衛星においては、ソー
ラーパネルで発電された電力で衛星に電力を供給してい
るが、上述のようにソーラーパネルからの出力電力を直
接的に高周波機器等に与えると、過大な電圧が高周波機
器に印加されて、動作電圧変動に起因する特性変化等が
起こって、正常な動作が損なわれることがあり、甚だし
い場合には、高周波機器が破損してしまうこともある。
【0003】このため、従来、電圧安定制御器(DC−
DCコンバーター又はDCレギュレーター)を設けて、
ソーラーパネルからの出力電圧を調整することが行われ
ている。つまり、図7に示すように、ソーラーパネル1
1と負荷機器12との間にDC−DCコンバーター等の
電圧安定制御機器13を介在させて、ソーラーパネル1
1の出力電圧に関わらず負荷機器12に印加される電圧
を安定化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、DC−DCコンバーター等の電圧安定制御器13を
ソーラーパネル11と負荷機器12との間に介在させた
場合に、例えば、ソーラーパネル11から過電圧が印加
されると、電圧安定制御器13自体が損傷を受けること
がある。つまり、DC−DCコンバーター等の電圧安定
制御器13はソーラーパネル11の出力電圧変動を調整
することはできるものの、過大電圧が印加されると、こ
の過大電圧によって損傷を受けることがある。さらに、
DC−DCコンバーター等の電圧安定制御器は一般に変
換効率が悪いという問題点もある。
【0005】特に、ソーラーパネルを備える衛星におい
て、DC−DCコンバーター等の電圧安定制御器を用い
ると、衛星の軽量化及び低消費電力化に影響を与えると
いう問題点がある。
【0006】本発明の目的は、過大電圧が負荷機器に印
加されること防止することのできる太陽光発電安定化装
置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、軽量でコンパクトな
太陽光発電安定化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、太陽電
池パネルから負荷機器に電力を供給する際に前記太陽電
池パネルからの出力電圧を安定化するための太陽光発電
安定化装置であって、前記太陽電池パネルと前記負荷機
器との間に挿入され前記太陽電池パネルのプラス端子側
にアノードが接続され前記太陽電池パネルのマイナス端
子側にカソードが接続されたツェナーダイオードを有す
ることを特徴とする太陽光発電安定化装置が得られる。
【0009】この構成では、ツェナーダイオードによっ
て、太陽電池パネルから印加される電圧が安定化され、
しかも過大な電圧が負荷機器に印加されるのを防止する
ことができる。そして、ツェナーダイオードによって安
定化及び過大電圧を防止しているから、軽量・コンパク
ト及び安価にできる。
【0010】さらに、太陽光発電安定化装置は、前記太
陽電池パネルの向きを変化させる駆動手段と、太陽光の
照度を計測する照度計と、該照度計で計測された照度に
基づいて前記駆動手段を駆動制御して前記太陽電池パネ
ルの向きを調整する制御器とを備えるようにしてもよ
く、また、照度計の代わりに、前記太陽電池パネルで発
電される電力を計測する計測手段を備えて、制御器が計
測手段で計測された電力量に基づいて前記駆動手段を駆
動制御して前記太陽電池パネルの向きを調整するように
してもよい。
【0011】このようにして、太陽光の照度又は太陽電
池パネルの発電量に応じて太陽電池パネルの向きを制御
しているから、常に適切な電力を負荷機器に供給でき
る。
【0012】また、太陽光発電安定化装置は、前記太陽
電池パネルの表面側に配置された偏光部材と、該偏光部
材を前記太陽電池パネルに対して相対的に移動する駆動
手段と、前記太陽電池パネルで発電される電力を計測す
る計測手段と、該計測手段で計測された電力量に基づい
て駆動手段を駆動制御して前記偏光部材による偏光量を
変化させる制御器とを有するようにしてもよい。
【0013】このように、太陽電池パネルの表面側に偏
光部材を配置して、太陽電池パネルの発電量に応じて偏
光部材を太陽電池パネルに対して相対的に移動させてそ
の偏光量を調整するようにしたから、常に適切な電力を
負荷機器に供給できる。
【0014】加えて、前記太陽電池パネルが複数の太陽
電池パネル体を備えて該太陽電池パネル体を直列に接続
して直列体を形成し、前記直列体のマイナス端子を前記
太陽電池パネルのマイナス端子とし、前記直列体のプラ
ス端子を前記太陽電池パネルのプラス端子とするととも
に前記太陽電池パネル体の各々の接続点をプラス端子と
して、太陽光安定化装置が前記プラス端子のいずれか一
つを前記負荷機器に接続するスイッチと、前記負荷機器
に印加される電圧を検出する電圧検出器と、該電圧検出
手段で検出された電圧に応じて前記スイッチを切替制御
するスイッチ制御器とを備えるようにしてもよい。
【0015】このように、負荷機器に印加される電圧に
応じてプラス端子のいずれか一つを選択するようにした
から、常に適切な電圧を負荷機器に印加できる。
【0016】また、太陽光発電安定化装置は、前記太陽
電池パネルの向きを変化させる駆動手段と、太陽の位置
高度が年月日及び時刻毎に太陽高度データとして格納さ
れた記憶手段と、年月日及び現時刻に応じて該当する太
陽高度データを選択太陽高度データとして読み出して前
記選択太陽高度データに応じて前記駆動手段を駆動制御
して前記太陽電池パネルの向きを調整する制御器とを有
するようにしてよい。
【0017】このように、年月日及び現時刻に応じて該
当する太陽高度データを選択太陽高度データとして読み
出して選択太陽高度データに応じて太陽電池パネル向き
を制御するようにしたから、常に適切な電力を負荷機器
に供給できる。
【0018】なお、上記の太陽光発電安定化装置は、例
えば、宇宙環境で用いられる。つまり、前記太陽電池パ
ネル及び前記負荷機器は衛星に搭載されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。なお、以下の説明においては、所謂宇宙太陽光発電
システムに本発明の太陽光発電安定化装置を用いる例に
ついて説明するが、この太陽光発電安定化装置は、宇宙
太陽光発電システムに限らず、太陽電池パネル(ソーラ
ーパネル)を用いて負荷機器に電力を供給するシステム
に適用できる。
【0020】図1を参照して、まず、宇宙太陽光発電シ
ステムについて説明する。衛星にはソーラーパネル21
が備えられており、このソーラーパネル21には太陽光
発電安定化装置(以下単に安定化装置と呼ぶ)22が接
続されている。そして、ソーラーパネル21からの電力
が安定化装置22を介して負荷機器に供給される。図示
の例では、負荷機器として、PLLシンセサイザ23、
バッファアンプ24、及びパワーアンプ25が示されて
いる。つまり、PLLシンセサイザ23、バッファアン
プ24、及びパワーアンプ25には安定化装置22を介
してソーラーパネル21から電力が供給される。
【0021】パワーアンプ25の出力はフィーダネット
ワーク26に与えられ、ここで振幅が制御されて、複数
の移相器27−1〜27−N(Nは2以上の整数)に与
えられる。移相器27−1〜27−Nにはそれぞれマイ
クロストリップアレイアンテナ(MSA)28−1〜2
8−Nが接続されており、MSA28−1〜28−Nか
らマイクロ波ビームが地上に送出される。この際、移相
器27−1〜27−Nには外部制御器29からそれぞれ
位相が設定されて、移相器27−1〜27−Nの位相を
変化させてビーム指向性が制御される。
【0022】なお、図示の例では、負荷機器としてPL
Lシンセサイザ23、バッファアンプ24、及びパワー
アンプ25が示されているが、その他に、例えば、放熱
ファン等にもソーラーパネル21から電力が供給され
る。
【0023】ここで、図2を参照して、安定化装置の第
1の例について説明する。図示の例では、安定化装置2
2はツェナーダイオード31を備えており、ソーラーパ
ネル21と負荷機器32とを接続する電源ライン33に
対して並列にツェナーダイオード31が挿入されてい
る。つまり、ソーラーパネル21のプラス端子とマイナ
ス端子との間にツェナーダイオード31が挿入されてお
り、この際、ツェナーダイオード31の陽極側(アノー
ド側)がプラス端子側に接続され、陰極側(カソード
側)がマイナス側に接続される。
【0024】宇宙環境において、衛星がソーラーパネル
21を開くと、太陽光が急激にソーラーパネル21に照
射される結果、ソーラーパネル21において急激な発電
が行われて過大な電圧が発生することがある。さらに、
衛星が日陰から日向にでると(つまり、夜から昼になる
と)、太陽光が急激にソーラーパネル21に照射される
結果、ソーラーパネル21において急激な発電が行われ
て過大な電圧が発生することがある。
【0025】このような急激な電圧が発生すると、即
ち、過大な電圧が発生すると、所謂ツェナー降伏が起こ
って、電流の大部分はツェナーダイオード31を流れて
熱として消費されることになる。つまり、過大な電圧が
印加されると、図中破線で示すように電流が流れること
になる。
【0026】一方、通常の状態では、ツェナーダイオー
ド31は定電圧源として作用し、所定の電圧が負荷機器
32に印加され、図中実線で示すように電流が流れて負
荷機器32に電力が供給されることになる。
【0027】ツェナーダイオード31がツェナー降伏す
る電圧は閾値電圧として設定され、負荷機器32に応じ
て閾値電圧が決定される。つまり、負荷機器32に応じ
てツェナーダイオード31の能力が選定されることにな
る。
【0028】このように、図2に示す例では、ソーラー
パネル21から印加される電圧を安定化するとともに過
大な電圧が負荷機器32に印加されるのを防止すること
ができ、しかも、ツェナーダイオード31を用いている
だけであるから、安定化装置を軽量でコンパクトにでき
るとともに安価にできる。
【0029】次に、図3を参照して、安定化装置22の
第2の例について説明する。図示の例では、ソーラーパ
ネル21は太陽方向にその表面が向けられるように制御
される。つまり、図3に示す例では、安定化装置22
は、ソーラーパネル21の角度を調整する角度調整用モ
ーター41及びモーター41を制御する角度制御器42
を有しており、角度制御器42は、例えば、ソーラーパ
ネル21に取り付けられた照度計43から与えられる照
度(計測照度)に基づいてモーター41を駆動制御し
て、ソーラーパネル21の表面を太陽方向に向ける。つ
まり、角度制御器42では、モーター41を駆動制御し
て、計測照度が最も強くなる位置(角度位置)にソーラ
ーパネル21を位置づけるようにする。この結果、ソー
ラーパネル21の表面は太陽に向けられることになる。
【0030】上述のようにして、ソーラーパネル21の
向きを制御すれば、常にソーラーパネル21の表面が太
陽に向けられることになって、ソーラーパネル21は最
大電力を供給することになる。図3に示す例において
も、図示はしないが、図2で説明したように、ソーラー
パネル21と負荷機器32との間にはツェナーダイオー
ド31が挿入されて、安定化電源としての機能とすると
ともに過大電圧の印加を防止している。
【0031】なお、照度計の代わりに、ソーラーパネル
21で発電される電力を監視して、その監視結果に基づ
いて、ソーラーパネル21の角度を制御するようにして
もよい。
【0032】上述のように、図3に示す例では、ソーラ
ーパネル21で最大電力を発電しつつ、ツェナーダイオ
ードでソーラーパネル21から印加される電圧を安定化
するとともに過大な電圧が負荷機器32に印加されるの
を防止している。
【0033】図4を参照して、安定化装置22の第3の
例について説明する。図示の例では、安定化装置22は
偏光板51、偏光板51を回転駆動させるモーター5
2、電力計測器53、及びモーター52を駆動制御する
制御器54を有している。偏光板51はソーラーパネル
21の表面を覆うようにして配置されており、予め規定
された回転軸周りに回転可能となっている。そして、偏
光板51の回転に応じて太陽光の偏向角度(偏光量)が
変化する結果、ソーラーパネル21の表面に到達する太
陽光量が変化することになる。つまり、偏光板51の回
転角度に応じてソーラーパネル21の発電量が変化する
ことになる。
【0034】ソーラーパネル21の発電量(出力)は電
力計測器53で監視されており、その計測結果(計測電
力)が制御器54に与えられる。制御器54では計測電
力に基づいて最適な発電量が得られる位置に偏光板51
を回転移動させる。つまり、制御器54は計測電力に基
づいてモーター52を駆動制御して偏光板51を回転移
動させることになる。制御器54には、例えば、最適な
電力量(発電量)が設定発電量として設定され、計測電
力と設定発電量とを比較して、計測電力と設定発電量と
が一致するようにモーター52を駆動制御することにな
る。
【0035】図4に示す例においても、図示はしない
が、図2で説明したように、ソーラーパネル21と負荷
機器32との間にはツェナーダイオード31が挿入され
て、安定化電源としての機能とするとともに過大電圧の
印加を防止している。
【0036】上述のように、図4に示す例では、ソーラ
ーパネル21における発電量を調整しつつ、ツェナーダ
イオードでソーラーパネル21から印加される電圧を安
定化するとともに過大な電圧が負荷機器32に印加され
るのを防止している。
【0037】図5を参照して、安定化装置22の第4の
例について説明する。図示の例では、ソーラーパネル2
1には複数のプラス端子61−1〜61−M(Mは2以
上の整数)及び一つのマイナス端子62が設けられてい
る。例えば、ソーラーパネル21は第1〜第Mの複数の
太陽電池パネル体を有しており、これら太陽電池パネル
体が直列に接続されている。そして、第1の太陽電池パ
ネル体のマイナス端子がソーラーパネル21のマイナス
端子62とされ、第1の太陽電池パネル体と第2の太陽
電池パネル体との接続点がソーラーパネル21のプラス
端子61−1となる。同様にして、第(M−1)の太陽
電池パネル体と第Mの太陽電池パネル体との接続点がソ
ーラーパネル21のプラス端子61−(M−1)とな
る。そして、第Mの太陽電池パネル体のプラス端子がソ
ーラーパネル21のプラス端子61−Mとなる。
【0038】ソーラーパネル21のマイナス端子62は
スイッチ制御器63に接続され、プラス端子61−1〜
61−Mはスイッチ64を介してスイッチ制御器63に
接続される。そして、スイッチ制御器63は、電圧監視
器65を介して負荷機器32に接続される。
【0039】なお、図示はしていないが、プラス端子6
1−Mとマイナス端子62との間には、図2に示すよう
にして、ツェナーダイオードが挿入されている。
【0040】図5に示す安定化装置では、電圧監視器6
5で検出される(監視される)電圧に応じてスイッチ6
4が切替制御される。例えば、図5において、スイッチ
64がプラス端子61−m(mは2からMまでのいずれ
かの整数)とスイッチ制御器63とを接続している際、
電圧監視器65で検出される電圧(検出電圧)が予め設
定された電圧よりも高いと、スイッチ制御器63ではス
イッチ64を切替制御して、プラス端子61−(m−
1)とスイッチ制御器63とを接続する。この結果、検
出電圧がいまだ設定電圧よりも高いと、スイッチ制御器
63ではスイッチ64を切替制御して、プラス端子61
−(m−2)とスイッチ制御器63とを接続することに
なる。このようにして、スイッチ制御回路63は検出電
圧に応じて順次、接続すべきプラス端子を下げていき、
検出電圧を設定電圧とする。
【0041】一方、スイッチ64がプラス端子61−k
(kは1から(M−1)までのいずれかの整数)とスイ
ッチ制御器63とを接続している際、電圧監視器65で
検出される電圧(検出電圧)が予め設定された電圧より
も低いと、スイッチ制御器63ではスイッチ64を切替
制御して、プラス端子61−(k+1)とスイッチ制御
器63とを接続する。この結果、検出電圧がいまだ設定
電圧よりも高いと、スイッチ制御器63ではスイッチ6
4を切替制御して、プラス端子61−(k+2)とスイ
ッチ制御器63とを接続することになる。このようにし
て、スイッチ制御回路63は検出電圧に応じて順次、接
続すべきプラス端子を上げていき、検出電圧を設定電圧
とする。
【0042】上述のようにして、図5に示す安定化装置
では、検出電圧に応じてスイッチ64を切替制御してソ
ーラーパネル21の出力電圧を設定電圧とする。図5に
示す例においても、プラス端子61−Mとマイナス端子
62との間にツェナーダイオードが挿入されている関係
上、瞬間的に過大電圧が印加されても、ツェナーダイオ
ードでこの過大電圧が阻止されることになる。
【0043】図6を参照して、安定化装置22の第5の
例について説明する。図示の例では、ソーラーパネル2
1は太陽方向にその表面が向けられるように制御され
る。つまり、図6に示す例では、安定化装置22は、ソ
ーラーパネル21の角度を調整する角度調整用モーター
71及びモーター71を制御する角度制御器72を有し
ており、角度制御器72には、季節、年月日、及び時刻
毎の太陽の位置(太陽高度)を示す太陽高度データが格
納されたメモリ73が接続されている。角度制御器72
に高精度な時計が備えられており、この時計で示される
年月日時刻に基づいて、角度制御器72はメモリ73を
アクセスして該当する太陽高度データ(太陽位置デー
タ)を読み出す。そして、太陽高度データに基づいて、
角度制御器72はモーター71を駆動制御してソーラー
パネル21の表面を太陽方向に向ける。
【0044】上述のようにして、太陽高度データに応じ
てソーラーパネル21の向きを制御すれば、常にソーラ
ーパネル21の表面が太陽に向けられることになって、
ソーラーパネル21は最大電力を供給することになる。
図6に示す例においても、図示はしないが、図2で説明
したように、ソーラーパネル21と負荷機器32との間
にはツェナーダイオード31が挿入されて、安定化電源
としての機能とするとともに過大電圧の印加を防止して
いる。
【0045】上述のように、図6に示す例では、ソーラ
ーパネル21で最大電力を発電しつつ、ツェナーダイオ
ードでソーラーパネル21から印加される電圧を安定化
するとともに過大な電圧が負荷機器32に印加されるの
を防止している。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、太陽
電池パネルと負荷機器との間、太陽電池パネルのプラス
端子側にアノードが接続され、太陽電池パネルのマイナ
ス端子側にカソードが接続されたツェナーダイオードを
挿入するようにしたから、太陽電池パネルから印加され
る電圧を安定化するとともに過大な電圧が負荷機器に印
加されるのを防止することができるという効果があり、
ツェナーダイオードによって安定化及び過大電圧を防止
しているから、軽量・コンパクト及び安価にできるとい
う効果がある。
【0047】また、本発明では、太陽光の照度又は太陽
電池パネルの発電量に応じて太陽電池パネルの向きを制
御しているから、常に適切な電力を負荷機器に供給でき
るという効果がある。
【0048】さらに、本発明では、太陽電池パネルの表
面側に偏光部材を配置して、太陽電池パネルの発電量に
応じて偏光部材を太陽電池パネルに対して相対的に移動
させてその偏光量を調整するようにしたから、常に適切
な電力を負荷機器に供給できるという効果がある。
【0049】加えて、本発明では、太陽電池パネルに複
数の太陽電池パネル体を備えて、太陽電池パネル体を直
列に接続して直列体を形成し、直列体のマイナス端子を
太陽電池パネルのマイナス端子とし、直列体のプラス端
子を太陽電池パネルのプラス端子とするとともに太陽電
池パネル体の各々の接続点をプラス端子として、負荷機
器に印加される電圧に応じてプラス端子のいずれか一つ
を選択するようにしたから、常に適切な電圧を負荷機器
に印加できるという効果がある。
【0050】また、本発明では、太陽の位置高度を年月
日及び時刻毎に太陽高度データとして記憶しておき、年
月日及び現時刻に応じて該当する太陽高度データを選択
太陽高度データとして読み出して選択太陽高度データに
応じて太陽電池パネル向きを制御するようにしたから、
常に適切な電力を負荷機器に供給できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による太陽光発電安定化装置が用いら
れる宇宙太陽光発電システムの一例を示す図である。
【図2】 本発明による太陽光発電安定化装置の第1の
例を示す図である。
【図3】 本発明による太陽光発電安定化装置の第2の
例を示すブロック図である。
【図4】 本発明による太陽光発電安定化装置の第3の
例を示すブロック図である。
【図5】 本発明による太陽光発電安定化装置の第4の
例を示すブロック図である。
【図6】 本発明による太陽光発電安定化装置の第5の
例を示すブロック図である。
【図7】 従来の太陽光発電安定化装置を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11,21 ソーラーパネル(太陽電池パネル) 12,32 負荷機器 13 電圧安定制御器 22 太陽光発電安定化装置 23 PLLシンセサイザ 24 バッファアンプ 25 パワーアンプ 26 フィーダネットワーク 27−1〜27−N 移相器 28−1〜28−N マイクロストリップアレイアンテ
ナ(MSA) 29 外部制御器 31 ツェナーダイオード 33 電源ライン 41,71 角度調整用モーター 42,72 角度制御器 43 照度計 51 偏光板 52 モーター 53 電力計測器 54 制御器 61−1〜61−M プラス端子 62 マイナス端子 63 スイッチ制御器 64 スイッチ 65 電圧監視器 73 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 雅敏 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 長沢 泰之 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 5F051 BA17 JA07 JA10 JA16 KA04 KA05 KA06 5H303 AA30 BB14 DD01 GG11 HH01 LL03 QQ06 5H420 BB03 BB12 BB14 CC02 CC03 FF05 LL02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池パネルから負荷機器に電力を供
    給する際に前記太陽電池パネルからの出力電圧を安定化
    するための太陽光発電安定化装置であって、前記太陽電
    池パネルと前記負荷機器との間に挿入され前記太陽電池
    パネルのプラス端子側にアノードが接続され前記太陽電
    池パネルのマイナス端子側にカソードが接続されたツェ
    ナーダイオードを有することを特徴とする太陽光発電安
    定化装置。
  2. 【請求項2】 前記太陽電池パネルの向きを変化させる
    駆動手段と、太陽光の照度を計測する照度計と、該照度
    計で計測された照度に基づいて前記駆動手段を駆動制御
    して前記太陽電池パネルの向きを調整する制御器とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電安定
    化装置。
  3. 【請求項3】 前記太陽電池パネルの向きを変化させる
    駆動手段と、前記太陽電池パネルで発電される電力を計
    測する計測手段と、該計測手段で計測された電力量に基
    づいて前記駆動手段を駆動制御して前記太陽電池パネル
    の向きを調整する制御器とを有することを特徴とする請
    求項1に記載の太陽光発電安定化装置。
  4. 【請求項4】 前記太陽電池パネルの表面側に配置され
    た偏光部材と、該偏光部材を前記太陽電池パネルに対し
    て相対的に移動する駆動手段と、前記太陽電池パネルで
    発電される電力を計測する計測手段と、該計測手段で計
    測された電力量に基づいて前記駆動手段を駆動制御して
    前記偏光部材による偏光量を変化させる制御器とを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電安定化
    装置。
  5. 【請求項5】 前記太陽電池パネルには複数の太陽電池
    パネル体が備えられ該太陽電池パネル体は直列に接続さ
    れて直列体を形成しており、前記直列体のマイナス端子
    が前記前記太陽電池パネルのマイナス端子とされ、前記
    直列体のプラス端子が前記太陽電池パネルのプラス端子
    とされるとともに前記太陽電池パネル体の各々の接続点
    がプラス端子とされており、前記プラス端子を選択的に
    前記負荷機器に接続する選択手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の太陽光発電安定化装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、前記プラス端子のいず
    れか一つを前記負荷機器に接続するスイッチと、前記負
    荷機器に印加される電圧を検出する電圧検出器と、該電
    圧検出手段で検出された電圧に応じて前記スイッチを切
    替制御するスイッチ制御器とを有することを特徴とする
    請求項5に記載の太陽光発電安定化装置。
  7. 【請求項7】 前記太陽電池パネルの向きを変化させる
    駆動手段と、太陽の位置高度が年月日及び時刻毎に太陽
    高度データとして格納された記憶手段と、年月日及び現
    時刻に応じて該当する太陽高度データを選択太陽高度デ
    ータとして読み出して前記選択太陽高度データに応じて
    前記駆動手段を駆動制御して前記太陽電池パネルの向き
    を調整する制御器とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の太陽光発電安定化装置。
  8. 【請求項8】 前記太陽電池パネル及び前記負荷機器は
    衛星に搭載されていることを特徴とする請求項1〜7い
    ずれかに記載の太陽光発電安定化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104270074A (zh) * 2014-10-23 2015-01-07 天津市畅悦电子科技有限公司 一种光伏能信号控制电路
JP2015180116A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 Necプラットフォームズ株式会社 太陽光発電を用いた電力自給自足型宅内電力管理システム

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