JP2015125439A - 誘電体デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、KTN結晶へ交流電圧を印加して発生する光偏向の対称性を高めるための誘電体デバイスを提供する。【解決手段】誘電体と、該誘電体を挟んで電圧を印加するための第1の電極及び第2の電極と、前記誘電体における温度を調整する温度調整素子とを備えた誘電体デバイスであって、前記温度調整素子は、前記第1の電極及び前記第2の電極と接合し、あるいは、第1の絶縁体を介して前記第1の電極及び前記第2の電極と接合し、前記第1の電極と前記第2の電極は、同じ材料及び同じサイズである。【選択図】図8

Description

本発明は、誘電体結晶を用いた誘電体デバイスに関する。
従来、タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTa1-x Nbx3 (0<x<1))の結晶(以下、KTN結晶という)などの常誘電相の誘電体結晶に正弦波などの交流電圧を印加することにより、様々な機能を発現させることが行われている。例えば、非特許文献1には、光共振器内に、常誘電相の誘電体結晶を配置し、光源から光を入射させた誘電体結晶に150kHzの正弦波電圧を印加することで、誘電体結晶からの出射光を偏向させ、波長掃引光源を実現する方法が開示されている。
Shogo Yagi, Tadayuki Imai, Yasuo Shibata, Shigeo Ishibashi, Masahiro Sasaura, Kazutoshi Kato, Kazunori Naganuma, Yuzo Sasaki, and Kazuo Fujiura, "A mechanical-free 150-kHz repetition swept light source incorporated a KTN electro-optic deflector", Proc. of SPIE, Vol.7889, 78891J-1〜78891J-6, 2011年 上野雅浩、豊田誠治、佐々木雄三、小林潤也、菅井栄一、八木生剛著、「KTN結晶を用いたOCT用200kHz光偏向器の消費電力」、エレクトロニクス講演論文集1、電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会、p.124、2012年
図1に常誘電相の誘電体結晶を用いた光偏向器へ入射した光が偏向している様子を示す。ここでは、常誘電相にある誘電体結晶としてKTN結晶を用いて説明するが、常誘電相にある誘電体結晶は、KTN結晶に限られない。図1に示す光偏向器は、入射した光を偏向するためのKTN結晶101と、KTN結晶101の上面に接触する第1の金属電極ブロック102と、KTN結晶101の下面に接触する第2の金属電極ブロック103とを備える。本明細書では、KTN結晶101と第1の金属電極ブロック102及び第2の金属電極ブロック103との接触面の法線方向、または、KTN結晶101に電圧を印加する方向をx方向とし、KTN結晶101に入射する光の向きをy方向とする。また、xy平面に対する鉛直方向をz方向とする。第1の金属電極ブロック102及び第2の金属電極ブロック103を用いて、KTN結晶101に直流電圧を印加すると、KTN結晶101中に電子が注入される。KTN結晶101中には電子トラップが存在するため、直流電圧印加後もKTN結晶101中にトラップに捕獲された電子が残存する。トラップに捕獲された電子は空間的に一様であると仮定し、KTN結晶101中の電荷密度をρとする。KTN結晶101に対して交流電圧Vを印加すると、ガウスの法則により、第2の金属電極ブロック103からの距離をxとした場合の電界分布E(x)は以下の(式1)で表される。
Figure 2015125439
ρは電荷密度、εは誘電率、dはKTN結晶101の厚み、Vは第2の金属電極ブロック103の電位(電圧)を基準(0V)としたときの第1の金属電極ブロック102の電位をそれぞれ示す。
電圧を印加する方向におけるKTN結晶101の屈折率分布をn(x)、直流電圧を印加する前のKTN結晶101の屈折率をnとすると、屈折率の差分Δn(x) =n(x)−nは、以下の(式2)で表すことができる。
Figure 2015125439
ijは電気光学係数である。
また、KTN結晶101のy軸方向の長さをLとすると、KTN結晶101を透過した後の光の偏向角θ(x)は、
Figure 2015125439
となる。よって、距離xがd/2となる位置でKTN結晶101に入射した光の偏向角は、
Figure 2015125439
となる。偏向角θは、KTN結晶101にて偏向されずに直進した光の光軸から測り、直進した光の光軸を基準にして反時計回りの方向を正とする。
(式4)からわかるように、誘電率εが場所によらず一定値である時、電圧Vの符号が反転した時に、偏向角は、絶対値は変化せず符号のみ変化する。
図2に誘電率が場所によらず一定値である時、(式4)の場合、すなわち距離xがd/2となる位置でKTN結晶101に入射した光の偏向角の電圧依存性を示す。KTN結晶に振幅Vの交流電圧が印加されると、電圧が+Vのときに偏向角は−θとなり、電圧が−Vのときに偏向角は+θとなる。偏向角の電圧依存性を示すグラフは、図2に示す通り、原点に関し、点対称となる。
一方、高周波・大振幅の交流電圧を連続的にKTN結晶に印加した場合、KTN結晶にて発熱が生じ、KTN結晶の温度が上昇することが知られている(例えば、非特許文献2を参照)。
図3に従来の誘電体デバイス300の構成を示す。従来の誘電体デバイス300において、KTN結晶301は、第1の金属電極ブロック302と第2の金属電極ブロック303とで電圧を印加されるように第1の金属電極ブロック302と第2の金属電極ブロック303との間に設けられている。従来の誘電体デバイス300において、第2の金属電極ブロック303には、温度を測定するための温度センサ部304及びその温度を調節するための温度調整素子305が取り付けられている。また、従来の誘電体デバイス300において、温度調整素子305には、温度調整素子305から排熱される熱を放散するためのヒートシンク306が取り付けられている。従来の誘電体デバイス300において、第1の金属電極ブロック302及び第2の金属電極ブロック303には電源308が接続されており、温度センサ部304及び温度調整素子305には温度調整素子制御部307が接続されている。また、従来の誘電体デバイス300において、第1の金属電極ブロック302と第2の金属電極ブロック303との間には、高熱伝導性絶縁体309a、309bが設けられている。
第2の金属電極ブロック303に取り付けられた温度センサ部304は、第2の金属電極ブロック303の温度を測定する。温度調整素子制御部307は、第2の金属電極ブロック303の温度を所定の設定温度に保つ制御を行う。具体的には、温度調整素子制御部307は、温度調整素子305に流す電流を調節して第2の金属電極ブロック303の温度制御を行うことで、KTN結晶301の温度制御を行う。KTN結晶301が発熱していない場合、KTN結晶301の温度は、第2の金属電極ブロック303の設定温度とおおよそ等しくなる。
電源308によって第1の金属電極ブロック302及び第2の金属電極ブロック303を介してKTN結晶301に交流電圧を印加すると、KTN結晶301が発熱し、KTN結晶301の温度が上昇する。KTN結晶301の内部の温度が上昇し、温度センサ部304付近の温度が上昇すると、温度調整素子制御部307は温度調整素子305に電流を流して、温度センサ部304付近の温度を低下させ、温度センサ部304の温度は当初の設定温度となる。
KTN結晶301の熱伝導率が高くない場合、すなわち、熱抵抗が大きい場合、KTN結晶301の内部の温度が均一とはならない場合がある。図3において、第2の金属電極ブロック303から距離x’ だけ離れたKTN結晶301の下部にある点を(A)とし、第1の金属電極ブロック302から距離x’ だけ離れたKTN結晶301の上部にある点を(B)とする。点(A)と点(B)は、KTN結晶301のx方向の重心に対して、点対称な位置となっている。
点(A)における温度は、主に、KTN結晶301と第2の金属電極ブロック303との間の熱抵抗R誘―下によって支配される。一方、点(B)における温度は、主に、KTN結晶301と第1の金属電極ブロック302との間の熱抵抗R誘―上と、第1の金属電極ブロック302と高熱伝導性絶縁体309a及び高熱伝導性絶縁体309bとの間の熱抵抗R上―絶と、高熱伝導性絶縁体309a、高熱伝導性絶縁体309b自身の熱抵抗Rと、高熱伝導性絶縁体309a、309bと第2の金属電極ブロック303との間の熱抵抗R絶―下との熱抵抗の和RSUM=(R誘―上+R上―絶+R+R絶―下)によって支配される。そのため、R誘―下≒R誘―上の場合、熱抵抗R誘―下より熱抵抗の和RSUMが大きくなるため、点(B)における温度は、点(A)における温度よりも高くなる。
図4に従来の誘電体デバイスでの、時間と、KTN結晶301の温度と、KTN結晶301に印加される電圧との関係を示す。図4(a)に時間とKTN結晶301の温度との関係を示す。温度(C)は、点(B)における温度を表し、温度(D)は、点(A)における温度を表す。図4(b)に時間とKTN結晶301に印加される電圧との関係を示す。図4(b)に示すように、KTN結晶301には、時間に関わらず一定の交流電圧が印加されている。KTN結晶301に交流電圧を印加すると、図4(a)に示すように、時間の経過とともにKTN結晶301の温度が設定温度より高くなる。特に、図4(a)では、点(B)における温度(C)が、点(A)における温度(D)よりも高くなっているのがわかる。
図5にKTN結晶301の誘電率の温度依存性の一例を示す。図5に示すように、KTN結晶301の温度は、所定の温度を超えて、高くなると誘電率が低下する。すなわち、KTN結晶301の温度が均一でないとすると、KTN結晶301の誘電率が位置によって異なってしまう。ここで設定温度(E)における誘電率を(F)とする。
図3に示すKTN結晶301の例において、点(B)における温度を(G)とすると、点(B)における誘電率は(H)となる。また、図3に示す点(A)における温度を(I)とすると、点(A)における誘電率は(J)となる。よって、図5に示すように、点(B)における誘電率(H)は、点(A)における誘電率(J)よりも低くなる。そのため、KTN結晶301における誘電率の分布は、対称性を失うことになる。また、常誘電相にあるKTN結晶301を用いた電気光学デバイスにおいては、電気光学効果による屈折率変化は、誘電率の2乗に比例する。そのため、誘電率が異なれば、屈折率も異なることになる。そのため、KTN結晶301における屈折率の分布も、対称性を失うことになる。
一方、誘電率εの値がKTN結晶301内の場所によって変化し、かつKTN結晶301における誘電率の分布が対称性を有しない場合、KTN結晶301による偏向角も対称性を有さなくなってしまう。すなわち、電圧Vの符号が反転した時に、偏向角は、符号が変化すると共に、絶対値も変化してしまい、好ましくない。
図6に従来の誘電体デバイスでの、KTN結晶301を用いた光偏向器へ入射した光が偏向している様子を示す。図7に従来の誘電体デバイスでの、偏向角の電圧依存性を表すグラフを示す。KTN結晶301への印加電圧が+Vの時、偏向角は−θとなり、KTN結晶301への印加電圧が−Vの時、偏向角は+θ1’となる。図6に示すように、|θ1’|<|θ|となっているのがわかる。また、偏向角の電圧依存性を示すグラフは、図7に示す通り、原点に関し、点対称とならない。図7のグラフに示される電圧依存性を有するKTN結晶301では、KTN結晶301に入射される光を所望の偏向角で偏向するための電圧制御が困難となる。したがって、従来技術を用いた誘電体デバイスは、偏向角の電圧制御が容易ではなかったという問題があった。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、KTN結晶へ交流電圧を印加して光を偏向させた時に、偏向角の電圧依存性の対称性を高めるための誘電体デバイスを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、誘電体と、該誘電体を挟んで電圧を印加するための第1の電極及び第2の電極と、前記誘電体における温度を調整する温度調整素子とを備えた誘電体デバイスであって、前記温度調整素子は、前記第1の電極及び前記第2の電極と接合し、あるいは、第1の絶縁体を介して前記第1の電極及び前記第2の電極と接合し、前記第1の電極と前記第2の電極は、同じ材料及び同じサイズであることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、両電極とKTN結晶との間の熱抵抗が略等しくなり、また、両電極ブロックと温度調整素子との間の熱抵抗が略等しくなるため、KTN結晶での発熱による熱を両側の電極ブロックから温度調整素子へ均等に流すことが可能となる。したがって、KTN結晶内の温度分布の対称性が高まり、KTN結晶内の誘電率の分布の対称性が高まる結果、偏向角の電圧依存性の対称性が高まり、偏向角の電圧制御が容易となることが可能となる。
常誘電相の誘電体結晶を用いた光偏向器へ入射した光が偏向している様子を示す図である。 誘電率が場所によらず一定値である時の、KTN結晶を用いた光偏向器の偏向角の電圧依存性を示す図である。 従来の誘電体デバイスの構成を示す図である。 従来の誘電体デバイスでの、時間と、KTN結晶の温度と、KTN結晶に印加される電圧との関係を示す図である。 KTN結晶の誘電率の温度依存性の一例を示す図である。 従来の誘電体デバイスでの、KTN結晶を用いた光偏向器へ入射した光が偏向している様子を示す図である。 従来の誘電体デバイスでの、偏向角の電圧依存性を示す図である。 本発明の一実施例に係る誘電体デバイスの構成を示す図である。 本発明の一実施例に係る、KTN結晶を用いた光偏向器へ入射した光が偏向している様子を示す図である。 本発明の一実施例に係る、KTN結晶のx方向における位置に対する、誘電率の分布、及び温度分布を示す図である。 本発明の一実施例に係る誘電体デバイスにおける偏向角の電圧依存性を示す図である。 本発明の実施例1に係る誘電体デバイスの構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る、KTN結晶を用いた組立体の三面図である。 本発明の実施例2に係る、高熱伝導性絶縁体の三面図である。 本発明の実施例2に係る誘電体デバイスの正面図及び側面図である。 本発明の別の実施例に係る誘電体デバイスの構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
[発明の基本構成]
図8に本発明の一実施例に係る誘電体デバイス800の構成を示す。本発明の一実施例に係る誘電体デバイス800では、KTN結晶(誘電体)801が、第1の金属電極ブロック(第1の電極)802と第2の金属電極ブロック(第2の電極)803との間に設けられている。第1の金属電極ブロック802と第2の金属電極ブロック803を介して、KTN結晶801に電圧を印加することができる。第1の金属電極ブロック802と、第2の金属電極ブロック803とは、同じ材料とし、及び同じサイズとする。
KTN結晶801と、第1の金属電極ブロック802とは、良好な電気伝導性と熱伝導性とを有する第1の接合材料804を用いて接合されている。また、KTN結晶801と、第2の金属電極ブロック802とは、同じく良好な電気伝導性と熱伝導性とを有する第2の接合材料805を用いて接合されている。第1の接合材料804及び第2の接合材料805の例として、導電性接着剤や、はんだが挙げられる。
第2の金属電極ブロック803には、第2の金属電極ブロック803の温度を測定する温度センサ部806が取り付けられている。また、第1の金属電極ブロック802と第2の金属電極ブロック803とには、温度調整を行うための温度調整素子807が第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803に同時に接するように取り付けられている。温度調整素子は、注入電流量に応じて温度を調整できるペルチェ素子や、セラミックヒータなどであってもよい。温度調整素子807と、第1の金属電極ブロック802とは、良好な熱伝導性を有する第3の接合材料808を用いて接合されている。また、温度調整素子807と、第2の金属電極ブロック802とは、同じく良好な熱伝導性を有する第4の接合材料809を用いて接合されている。第3の接合材料808及び第4の接合材料809の例として、熱伝導性接着剤が挙げられる。温度調整素子807には、温度調整素子807から排出された熱を放散するヒートシンク810が取り付けられている。
第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803には電源812が接続され、温度センサ部806及び温度調整素子807には温度調整素子制御部811が接続されている。なお、図8においては、温度センサ部806を第2の金属電極ブロック803に取り付けた構成が示されているが、第1の金属電極ブロック802に取り付けた構成としてもよい。
温度調整素子制御部811は、温度調整素子807に流れる電流を制御することにより第2の金属電極ブロック803の温度を制御する。電源812は、第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803を介してKTN結晶801に電圧を印加する。
温度調整素子制御部811は、温度センサ部806の温度が一定温度Tとなるように温度調整素子807を用いて温度調整する。そのため、KTN結晶801に交流電圧を印加していない場合、KTN結晶801の温度は温度Tとなる。
電源812により、第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803を介してKTN結晶801に交流電圧を印加する。交流電圧の印加開始後、KTN結晶801の発熱によりKTN結晶801の温度が上昇する。そのため、KTN結晶801から第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803を通過し、温度調整素子807に向かう熱の流れが発生する。
図8において、KTN結晶801で発生した熱は、第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803へ流れる。第1の金属電極ブロック802側に熱が流れる第1のルートの熱の流れ(K)は、KTN結晶801と第1の金属電極ブロック802との間の熱抵抗R誘―左と、第1の金属電極ブロック802と温度調整素子807との間の熱抵抗R左―ペとの和R誘―左+R左―ペに主に支配される。
一方、第2の金属電極ブロック803側に熱が流れる第2のルートの熱の流れ(M)は、KTN結晶801と第2の金属電極ブロック803との間の熱抵抗R誘―右と、第2の金属電極ブロック803と温度調整素子807との間の熱抵抗R右―ペとの和R誘―右+R右―ペに主に支配される。
誘―左+R左―ペと、R誘―右+R右―ペとが、おおよそ等しいのであれば、第1のルートの熱の流れ及び第2のルートの熱の流れもおおよそ等しくなる。第1のルートの熱の流れ及び第2のルートの熱の流れが等しくなる場合の誘電体デバイスの偏向動作を、図9から図11を用いて説明する。
図9に本発明の一実施例に係る、KTN結晶801を用いた光偏向器へ入射した光が偏向している様子を示す。ここで、d’はKTN結晶801の厚み、x方向における第2の金属電極ブロック803からの距離をx’’とする。光が入射されたKTN結晶801が電源812によって交流電圧が印加され、KTN結晶801から出射される光は、偏向される。KTN結晶801への印加電圧が+Vのとき、偏向角は−θとなり、KTN結晶801への印加電圧が−Vのとき、偏向角は+θとなる。
図10にKTN結晶801のx方向における位置に対する、誘電率の分布、及び温度分布を示す。図10(a)にKTN結晶801のx方向における位置に対する、誘電率の分布を示す。また図10(b)にKTN結晶801のx方向における位置に対する、温度分布を示す。図10(b)において、KTN結晶801の温度分布は、x方向における距離x’’がd’/2となる位置について対称となる。よって、誘電率εが場所によらず一定値とはならないが、図10(a)において、誘電率分布は、x方向における距離x’’がd’/2となる位置について対称となる。よって、(式4)からわかるように、KTN結晶801への印加電圧Vの符号が反転した時に、KTN結晶801に入射された光の偏向角は、絶対値は変化せず符号のみ変化する。
図11に本実施例に係る誘電体デバイス800における偏向角の電圧依存性を示す。KTN結晶801に振幅Vの交流電圧が印加されると、偏向角の電圧依存性を示すグラフは、図11に示す通り、原点に関し、点対称となる。
これにより、本実施例にかかる誘電体デバイス800は、誘電体であるKTN結晶801と、KTN結晶801を挟んで電圧を印加するための第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803と、KTN結晶801における温度を調整する温度調整素子807とを備えた誘電体デバイスであって、温度調整素子807は、第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803と接合し、第1の金属電極ブロック802と第2の金属電極ブロック803とは、同じ材料及び同じサイズである構成となる。
尚、R誘―左+R左―ペと、R誘―右+R右―ペとを、等しくするためには、R誘―左=R誘―右、並びに、R左―ペ=R右―ペとすればよい。
誘―左=R誘―右とするためには、KTN結晶801と第1の金属電極ブロック802とを取り付けるために用いる第1の接合材料804の面積と厚さと、KTN結晶801と第2の金属電極ブロック803とを取り付けるために用いる第2の接合材料805の面積と厚さとを、等しくすればよい。
同様に、R左―ペ=R右―ペとするためには、温度調整素子807と第1の金属電極ブロック802とを取り付けるために用いる第3の接合材料808の面積と厚さと、温度調整素子807と第2の金属電極ブロック803とを取り付けるために用いる第4の接合材料809の面積と厚さとを、等しくすればよい。
本実施例によれば、両金属電極ブロックとKTN結晶との間の熱抵抗が略等しくなり、また、両金属電極ブロックと温度調整素子との間の熱抵抗が略等しくなるため、KTN結晶での発熱による熱を両側の金属電極ブロックから温度調整素子へ均等に流すことが可能となる。したがって、KTN結晶内の温度分布の対称性が高まり、KTN結晶内の誘電率の分布の対称性が高まる結果、偏向角の電圧依存性の対称性が高まり、偏向角の電圧制御が容易となることが可能となる。
なお、本実施例では、光偏向器としてKTN結晶を用いたが、リチウムをドープした(K1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<0.1):KLTN)結晶を光偏向器として用いても良い。
[実施例1]
図12に本発明の実施例1に係る誘電体デバイス1200の構成例を示す。実施例1に係る誘電体デバイス1200は、図8に示した誘電体デバイス800の構成において、第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803と、温度調整素子807との間に、高い熱伝導性を有する絶縁体の板である高熱伝導性絶縁体(第1の絶縁体)1201を設けた構成になっている。第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803と、高熱伝導性絶縁体1201とは、良好な熱伝導性を有する接合材料を用いて接合されている。また、高熱伝導性絶縁体1201と、温度調整素子807とは、良好な熱伝導性を有する接合材料を用いて接合されている。高熱伝導性絶縁体1201の例として、窒化アルミ(AlN)の板が挙げられる。
図12に示される誘電体デバイス200において、KTN結晶801として、サイズが4.0×3.2×1.2mm、NbとTaの組成比x=0.39のKTN結晶を用いた。第1の設定温度Tを、誘電率が17500となり、結晶構造が立方晶(常誘電相)となる温度である28.7℃に設定した。4.0mm×3.2mmの面にチタン電極を蒸着し、KTN結晶801を第1の金属電極ブロック802と第2の金属電極ブロック803とで挟んだ。第1の金属電極ブロック802と第2の金属電極ブロック803のサイズは同じとし、第1の金属電極ブロック802と第2の金属電極ブロック803の材料は同じ銅とした。KTN結晶801と第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803とは、高熱伝導性(熱伝導率が数W/(m・K)のオーダー)を有する導電性接着剤で接着した。
KTN結晶801に波長1.3μmの光をy方向から入射させ、直流電圧(+400V(10秒)、−400V(10秒))を第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803を介して印加し、電子をKTN結晶801内に注入した後、周波数200kHz、720V(peak-to-peak)の正弦波電圧をKTN結晶801に印加したところ、出射光は印加した正弦波電圧に同期して、±x方向に偏向した。出射光の偏向角は全角で93.0mradであり、±x方向に対称(46.5mradずつ)に偏向していた。
尚、本実施例に係る誘電体デバイス800では、KTN結晶801として、KTa1-xNbx3結晶(組成比x=0.39)を用いたが、その他の組成比x(0<x<1)のKTa1-xNbx3結晶を用いてもよい。また、KTN結晶801の代わりに、K1-yLiyTa1-xNbx3結晶(0<y<0.1、0<x<1)を用いても良い。
また、第1の金属電極ブロック802と高熱伝導性絶縁体1201とが、良好な熱伝導性を有する第3の接合材料808で接合され、また、第2の金属電極ブロック803と高熱伝導性絶縁体1201とが、良好な熱伝導性を有する第4の接合材料809で接合されてもよい。
[実施例2]
図12に示した高熱伝導性絶縁体1201は、板状である必要は無く、例えば、KTN結晶及び金属電極ブロックを覆うような形状をしていてもよい。
図13に本発明の実施例2に係る、KTN結晶を用いた組立体の三面図を示す。図13(a)に組立体の正面図を示し、図13(b)に組立体の側面図を示し、図13(c)に組立体の平面図を示す。図13に示す組立体1300では、KTN結晶1301が第1の金属電極ブロック1302と第2の金属電極ブロック1303とで電圧を印加するように第1の金属電極ブロック1302と第2の金属電極ブロック1303との間に設けられている。第1の金属電極ブロック1302と、第2の金属電極ブロック1303とは、同じ材料とし、及び同じサイズとする。
KTN結晶1301と第1の金属電極ブロック1302とは、良好な電気伝導性と熱伝導性とを有する第1の接合材料1304で接合されている。また、KTN結晶1301と第2の金属電極ブロック1303とは、同じく良好な電気伝導性と熱伝導性とを有する第2の接合材料1305で接合されている。
第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303と、温度調整素子1306との間に、高い熱伝導性を有する絶縁体の板である高熱伝導性絶縁体1307aが設けられている。高熱伝導性絶縁体1307aと第1の金属電極ブロック1302とは、良好な熱伝導性を有する第3の接合材料1308で接合されている。また、高熱伝導性絶縁体1307aと第2の金属電極ブロック1303とは、同じく良好な熱伝導性を有する第4の接合材料1309で接合されている。
図14に本発明の実施例2に係る、高熱伝導性絶縁体の三面図を示す。図14(a)に高熱伝導性絶縁体1400の正面図を示し、図14(b)に高熱伝導性絶縁体1400の側面図を示し、図14(c)に高熱伝導性絶縁体1400の平面図を示す。高熱伝導性絶縁体1400は、本実施例に係る誘電体デバイスを組み立てる都合により、高熱伝導性絶縁体1307bと高熱伝導性絶縁体1307cの2つに分割されている。図14(b)に示す高熱伝導性絶縁体1400の側面図において、高熱伝導性絶縁体1307b及び高熱伝導性絶縁体1307cには、光源からの光がKTN結晶1301へ入射可能となるように第1の開口部(N)が設けられている。図14(c)に示す高熱伝導性絶縁体1400の平面図において、高熱伝導性絶縁体1307b及び高熱伝導性絶縁体1307cには、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303の一部が外部に出るように第2の開口部(O)が設けられている。
図15に、図13に示す組立体1300と、図14に示す高熱伝導性絶縁体1400とを組合せて作成した誘電体デバイスの一例を示す。図15(a)に誘電体デバイス1300の光の入射面を正面としたときの正面図を示し、図15(b)に誘電体デバイス1300の側面図を示す。第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303の先端部(P)を除き、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303を覆うように高熱伝導性絶縁体1307b及び高熱伝導性絶縁体1307cが配置されている。第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303の先端部(P)は、KTN結晶1301に印加する電圧を供給する電源(不図示)を接続するための端子の役割を果たす。なお、先端部(P)が高熱伝導性絶縁体1307b及び高熱伝導性絶縁体1307c内に取り込まれる構造とし、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303の全体を高熱伝導性絶縁体1307b及び高熱伝導性絶縁体1307cで覆うようにしてもよい。
高熱伝導性絶縁体1307bと、高熱伝導性絶縁体1307cと、温度調整素子1306とは、それぞれ接している。また、高熱伝導性絶縁体1307bと、高熱伝導性絶縁体1307cと、図13に示す高熱伝導性絶縁体1307aとは、それぞれ接している。
第1の金属電極ブロック1302とKTN結晶1301とが接合されている面と対向する面は、高熱伝導絶縁体1307bと接触している。また、第2の金属電極ブロック1303とKTN結晶1301とが接合されている面と対向する面は、高熱伝導絶縁体1307cと接触している。
図15には示していないが、高熱伝導性絶縁体1307b及び高熱伝導性絶縁体1307cの少なくともどちらか一方には、温度センサ部が取り付けられている。図15には示していないが、温度調整素子1306には、ヒートシンクが取り付けられている。位置決めピン1501a、1501b、1501c、及び1501dは、2つに分割された高熱伝導絶縁体を精度よく位置決めするために用いている。
これにより、本実施例に係る誘電体デバイス1500は、高熱伝導性絶縁体1307a、高熱伝導性絶縁体1307b、及び高熱伝導性絶縁体1307cが、KTN結晶1301と、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303とを覆うように構成された誘電体デバイスとなる。
KTN結晶1301は、温度が制御された高熱伝導絶縁体1307a、高熱伝導絶縁体1307b、及び高熱伝導絶縁体1307cに覆われており、KTN結晶1301の温度分布がより均一になるだけではなく、温度制御に対する反応速度がよくなり、安定化までの時間を短くすることができるという利点がある。
また、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303のKTN結晶1301が接合されている面と対向する面は、高熱伝導絶縁体と接触しているため、KTN結晶1301が接合されている面と対向する面の熱抵抗を小さくすることが可能という利点がある。
図15では、高熱伝導性絶縁体1307bと高熱伝導性絶縁体1307cとが分離した構成を示しているが、両者は一体として形成され、KTN結晶1301と、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303とを覆うように構成されていてもよい。
なお、本実施例では、第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303には、高熱伝導性絶縁体1307aが接しているが、温度調整素子1306が第1の金属電極ブロック1302及び第2の金属電極ブロック1303に同時に接するように取り付けられてもよい。その際、温度調整素子1306と第1の金属電極ブロック1302とが、第3の接合材料1308で接合され、温度調整素子1306と第2の金属電極ブロック1303とが、第4の接合材料1309で接合されてもよい。
[別の実施例]
図16に本発明の別の実施例にかかる誘電体デバイスを示す。本発明の別の実施例にかかる誘電体デバイス1600は、図8に示す誘電体デバイスの第1の金属電極ブロック802及び第2の金属電極ブロック803において、温度調整素子807が接合している面と対向する面に絶縁板(第2の絶縁体)1601を接合して設ける。本実施例の効果に関しては、図8に示した誘電体デバイスと同等のため、詳細な説明は省略する。
101、301、801、1301 KTN結晶
102、302、802、1302 第1の金属電極ブロック
103、303、803、1303 第2の金属電極ブロック
104、308、812 電源
300、800、1200、1500、1600 誘電体デバイス
304、806 温度センサ部
305、807、1306 温度調整素子
306、810 ヒートシンク
307、811 温度調整素子制御部
309a、309b、1201、1307a、1307b、1307c、1400 高熱伝導性絶縁体
804、1304 第1の接合材料
805、1305 第2の接合材料
808、1308 第3の接合材料
809、1309 第4の接合材料
1400 組立体
1501a、1501b、1501c、1501d 位置決めピン
1601 絶縁板

Claims (5)

  1. 誘電体と、該誘電体を挟んで電圧を印加するための第1の電極及び第2の電極と、前記誘電体における温度を調整する温度調整素子とを備えた誘電体デバイスであって、
    前記温度調整素子は、前記第1の電極及び前記第2の電極と接合し、あるいは、第1の絶縁体を介して前記第1の電極及び前記第2の電極と接合し、
    前記第1の電極と前記第2の電極は、同じ材料及び同じサイズであることを特徴とする誘電体デバイス。
  2. 第2の絶縁体をさらに備え、
    前記第2の絶縁体は、前記第1の電極及び前記第2の電極と接合することを特徴とする請求項1に記載の誘電体デバイス。
  3. 前記第1の絶縁体は、前記誘電体と、前記第1の電極及び前記第2の電極とを覆うように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の誘電体デバイス。
  4. 前記第1の電極と前記誘電体とを接合する第1の接合材料と、前記第2の電極と前記誘電体とを接合する第2の接合材料と、前記第1の電極と前記温度調整素子あるいは前記第1の絶縁体とを接合する第3の接合材料と、前記第2の電極と前記温度調整素子あるいは前記第1の絶縁体とを接合する第4の接合材料とをさらに備え、
    前記第1の接合材料の厚さと面積と、前記第2の接合材料の厚さと面積とがそれぞれ略等しく、
    前記第3の接合材料の厚さと面積と、前記第4の接合材料の厚さと面積とがそれぞれ略等しいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の誘電体デバイス。
  5. 前記誘電体は、タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTa1-xNbx3(0<x<1))結晶、または、タンタル酸ニオブ酸カリウムにリチウムをドープした(K1−yLiTa1−xNb(0<x<1、0<y<0.1))結晶であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の誘電体デバイス。
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