JP7494930B2 - 光偏向器 - Google Patents

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Description

本発明は、常誘電相の誘電体を用いる光偏向器に関する。
光偏向器は電圧印加により光の進行方向を変えることができ、レーザプリンタ、波長掃引光源など各種光学機器に用いられている。特許文献1には、電気光学材料として、KTN(KTa1-xNb、0<x<1)結晶を用いた光偏向器を備え、長時間安定動作が可能な波長掃引光源が開示されている。KTNを用いた光偏向器は、電荷注入により内部電場が生じ、高速・広角に光を偏向できる。
また、特許文献2には、光偏向器におけるKTNに、DC電圧にAC電圧を重畳して印加するとともに励起光を照射することにより、トラップへの電子注入が定常状態に達するまでの時間を短縮する技術が開示されている。
特許文献3には、図10に示すように、光照射機構とともに温度制御機構を有する光偏向器90が開示されている。光偏向器90は、陽極側金属ブロック902、陰極側金属ブロック903それぞれにセンサ906、907を備え、ペルチェ素子908、909によって温度を制御する。この温度制御により、KTN901内の温度に傾斜を設けることができ、誘電率に傾斜を設けることができる。その最適化を行うことにより、KTNのレンズ効果の駆動電圧の瞬時値依存性を抑制できる。
特許第6193773号公報 特開2017-219732号公報 特開2019-215462号公報
しかしながら、上述の従来の光偏向器の構成では、電気光学材料(例えば、KTN結晶)を、陰極側金属ブロックおよび陽極側金属ブロックで挟み込むだけなので、電気光学材料の位置や向きが必ずしも安定しない。
具体的には、電気光学材料は、任意の方向を向いて配置されることが可能になる。図11に示すように、入射光92に対して電気光学材料901の入射端面9011が垂直になるように設計されても(図中、点線)、入射光92に対して入射端面9011が任意の角度をもって配置される場合も生じる(図中、実線)。この場合、入射端面9011の角度によって光偏向器90の特性が変動するので、光偏向器90の作製時に入射端面9011の角度、換言すれば、電気光学材料901の向きが任意に変化すると、光偏向器90の特性の再現性が得られない。
また、従来の光偏向器90の構成では、光偏向器90の駆動時における電気光学材料901の電歪による振動のため、電気光学材料901の位置や向きが変化する可能性がある。このことは、光偏向器90の駆動時の特性を不安定にするので問題となる。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る光偏向器は、常誘電相であって、内部に電荷を蓄積するためのトラップを有する誘電体を有し、当該誘電体を透過する光を、当該誘電体の当該透過方向に垂直な方向に電圧を印加して偏向する光偏向器であって、順に、第1の導電体と、複数の前記誘電体と、第2の導電体と、少なくとも2つの前記誘電体のうち、一の誘電体の基端部と他の誘電体の基端部それぞれと嵌合する2個の絶縁体とを備え、前記2個の絶縁体が、前記複数の前記誘電体を前記電圧の印加方向に垂直な方向に挟み込むように配置され、前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に電圧が印加され、一方の前記絶縁体を介して、前記複数の前記誘電体に、励起光が照射され、前記透過する光が前記複数の前記誘電体内の端面で複数回反射して出射し、前記2個の絶縁体それぞれが、切り欠きを有し、前記切り欠きそれぞれが、前記電圧の印加方向と平行であり前記電圧の印加方向と前記2個の絶縁体が複数の前記誘電体を挟み込む方向とに垂直な方向と所定の角度で交わる2つの面からなり、前記切り欠きそれぞれの稜角と、前記一の誘電体の基端部と前記他の誘電体の基端部それぞれの稜角とが同等の角度であることを特徴とする。
本発明によれば、再現性や安定性に優れる光偏向器を提供できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光偏向器の構成を示す正面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図3Aは、本発明の第2の実施の形態に係る光偏向器を説明するための図である。 図3Bは、本発明の第2の実施の形態に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態の変形例に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器の構成を示す正面図である。 図6Aは、本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器を説明するための図である。 図6Bは、本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図7Aは、本発明の第4の実施の形態に係る光偏向器を説明するための図である。 図7Bは、本発明の第4の実施の形態に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図8Aは、本発明の第1の実施例に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図8Bは、本発明の第1の実施例に係る光偏向器の構成の一部を示す側面透視図である。 図9Aは、本発明に係る光偏向器を説明するための図である。 図9Bは、本発明に係る光偏向器の構成の一部を示す上面図である。 図10は、従来の光偏向器の構成を示す正面図である。 図11は、従来の光偏向器を説明するための図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態係る光偏向器について図1~図2を参照して説明する。
<光偏向器の構成>
本実施の形態に係る光偏向器10は、図1に示すように、順に、陽極側金属ブロック102、KTN結晶101、陰極側金属ブロック103を備え、KTN結晶101と陽極側金属ブロック102との間、KTN結晶101と陰極側金属ブロック103との間それぞれに導電性弾性体104、105を備える。
さらに、陽極側金属ブロック102と陰極側金属ブロック103との間に、絶縁体112、113を備える。KTN結晶101は、KTN結晶101を透過する(偏向される)光の進行方向(y方向)に平行なyz面に平行な側面を2つ持つ。絶縁体112は、KTN結晶101の一方の側面に当接して配置される。絶縁体113は、KTN結晶101の他方の側面に当接して配置される。換言すれば、x方向に、KTN結晶101と導電性弾性体104、105とを挟むように、絶縁体112、113が配置される。
導電性弾性体104、105は、電圧印加時のKTN結晶の変形による破壊を防止するために配置され、カーボンシート等のKTN結晶の変形を吸収する材料が用いられる。
陽極側金属ブロック102は温度センサ106を備え、陽極側金属ブロック102のKTN結晶101側の面と対向する面には、ペルチェ素子(温度制御素子)108、ヒートシンク110を備える。同様に、陰極側金属ブロック103は温度センサ107を備え、陰極側金属ブロック103のKTN結晶101側の面と対向する面には、ペルチェ素子(温度制御素子)109、ヒートシンク111を備える。ペルチェ素子(温度制御素子)108、109はそれぞれ、陽極側金属ブロック102、陰極側金属ブロック103に熱(温度)を伝達できるように、陽極側金属ブロック102、陰極側金属ブロック103に配置されればよい。
温度センサ106、107により計測される温度に基づき、ペルチェコントローラ(温度制御部、図示せず)がペルチェ素子108、109を制御し、温度を制御する。
また、励起光源11を配置して、KTN結晶101に励起光1を照射する。
また、絶縁体112、113は、電気的に絶縁体である。
また、絶縁体112は、励起光源11から照射される励起光1に関して透明である。ここで透明であるとは、透過率が100%とみなせるという意味ではなく、KTN結晶101内にトラップされた電子を励起するために必要な光パワーを透過するだけの有限の透過率を有していることを意味する。
その結果、絶縁体112、113に照射光を通すための孔を形成することなく、KTN結晶101に励起光を照射することが可能となる。
照射光としては、紫外光~紫色光を用いることが好ましい。特に、中心波長が400nm~405nmの光が好ましい。
絶縁体112に用いる具体的な例として、石英ガラス、アクリル、ポリカーボネート、ポリスチレンなどが挙げられる。
また、絶縁体113は、励起光源11から照射される励起光1に関して透明でなくてもよい。当然、透明であってもよい。
図2に、光偏向器10において、KTN結晶101、陽極側金属ブロック102、導電性弾性体104、絶縁体112,113により構成される部分の上面図を示す。ここで、導電性弾性体104は、KTN結晶101の直下に配置されるため、図示されない。また、光偏向器10の構成においては、KTN結晶101の上に、導電性弾性体105(図示せず)が配置される。
KTN結晶101は、光偏向器を透過する(偏向される)光が入射する方向(y方向)に垂直な(xz面に平行な)入射端面1011と、入射端面1011に対向する出射端面1012を有する。また、入射端面1011および出射端面1012に垂直で、電圧印加方向に平行な面(yz面)に平行な側面1013、1014を有する。
KTN結晶101と導電性弾性体104、105はxy面において略同等の形状を有する。
KTN結晶101の側面1013、1014には、それそれ絶縁体112,113が当接する。このように、KTN結晶101を両側面から絶縁体112,113で挟み込んで固定することにより、KTN結晶101のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度、換言すれば、KTN結晶101の向きは、絶縁体112,113に対して一意に定まる。
同様に、KTN結晶101の上下に配置される導電性弾性体104、105の位置、角度(向き)も絶縁体112,113に対して一意に定まる。
そこで、絶縁体112,113の位置および向きが陽極側金属ブロック102に対して一意に定まれば、KTN結晶101および導電性弾性体104、105のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度が、陽極側金属ブロック102に対して一意に定まる。
ここで、絶縁体112,113の位置および向きが陽極側金属ブロック102に対して一意に定まるには、例えば、絶縁体112,113と、陽極側金属ブロック102とを接着してもよく、その他の方法で固定してもよい。
このように、本実施の形態に係る光偏向器では、KTN結晶101のy方向の位置を一意に定めることはできないが、KTN結晶101のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度を、一意に定めることができる。
陽極側金属ブロック102と陰極側金属ブロック103とは、それぞれの温度が独立して制御される。ここで、温度制御が互いに干渉しないように、両者の間の熱抵抗は大きい方が望ましいため、絶縁体112,113の熱伝導率は小さい方が望ましい。
上述の絶縁体112,113の熱伝導率は、それぞれ、石英ガラス1.4W/(m・K)、アクリル0.21W/(m・K)、ポリカーボネート0.19W/(m・K)、ポリスチレン0.10~0.14W/(m・K)である。
一方、KTN結晶101の熱伝導率は、室温においておおよそ10~20W/(m・K)程度である。したがって、上記の絶縁体112,113の熱伝導率は、KTN結晶であるKTN結晶101の熱伝導率に比べ十分小さいので、絶縁体112,113の配置が、陽極側金属ブロック102と陰極側金属ブロック103との間の熱抵抗へ与える影響は十分小さい。
本実施の形態に係る光偏向器10によれば、KTN結晶101のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶101の向き)を一意に定めることができるので、光偏向器10の作製時に光偏向器10の特性の再現性を向上でき、光偏向器10の駆動時の特性の安定性を向上できる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態について図3A~図4を参照して説明する。
<光偏向器の構成>
本発明の第2の実施の形態に係る光偏向器は、第1の実施の形態と略同様の構成を有するが、絶縁体の形状が異なる。
図3Aに、本実施の形態に係る光偏向器20の部材である、KTN結晶201、陽極側金属ブロック202、導電性弾性体204、絶縁体212、213を示す。絶縁体212、213は、KTN結晶201と嵌合する切り欠きを有する。
KTN結晶201の形状は直方体である。光偏向器を透過する(偏向される)光が入射する方向(y方向)に垂直な(xz面に平行な)入射端面2011と、入射端面2011に対向する出射端面2012を有する。また、入射端面2011および出射端面2012に垂直で、電圧印加方向に平行な面(yz面)に平行な側面2013、2014を有する。
KTN結晶201と導電性弾性体204はxy面において略同等の形状を有する。
絶縁体212の形状は、直方体であり、KTN結晶201側の面に切り欠き2121を有する。切り欠き2121は溝形状で、断面形状は矩形である。
詳細には、切り欠き2121の幅(y方向)は、KTN結晶201の側面2013の長さ(y方向)と略同等である。絶縁体212の切り欠き2121の深さ(x方向)は、0.1mm~0.5mm程度でよく、KTN結晶201と嵌合できる程度の所定の深さであればよい。
光偏向器20の製造過程において、陽極側金属ブロック202の上に、順に、導電性弾性体204、KTN結晶201、導電性弾性体205(図示せず)を配置し、KTN結晶201と導電性弾性体204、205とに絶縁体212、213を嵌合させて配置する。
その結果、図3Bに示すように、KTN結晶201、陽極側金属ブロック202、導電性弾性体204、絶縁体212、213が配置される。ここで、図3Bは上面図であり、導電性弾性体204は、KTN結晶201の直下に配置されるため、図示されない。また、光偏向器20の構成においては、KTN結晶201の上に、導電性弾性体205(図示せず)が配置される。
具体的には、KTN結晶201の側面2013と、その両脇の入射端面2011と出射端面2012それぞれの一部とが、絶縁体212の切り欠き2121と嵌合する。同様に、導電性弾性体204,205の側面も、絶縁体212の切り欠き2121と嵌合する。
また、KTN結晶201の側面2014と、その両脇の入射端面2011と出射端面2012それぞれの一部とが、絶縁体213の切り欠き2131と嵌合する。同様に、導電性弾性体204,205の側面も、絶縁体213の切り欠き2131と嵌合する。
このように、KTN結晶201を絶縁体212、213に嵌合させて固定することにより、KTN結晶201の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶201の向き)は、絶縁体212、213に対して一意に定まる。そこで、絶縁体212、213の位置および向き(切り欠きの面の角度)が陽極側金属ブロック202に対して一意に定まれば、KTN結晶201の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶201の向き)が、陽極側金属ブロック202に対して一意に定まる。
ここで、絶縁体212、213の位置および向きが陽極側金属ブロック202に対して一意に定まるには、例えば、絶縁体212、213と、陽極側金属ブロック202とを接着してもよく、その他の方法で固定してもよい。
また、絶縁体212は、第1の実施の形態と同様に、励起光源から照射される励起光に関して透明である。また、絶縁体213は、励起光源から照射される励起光に関して透明でなくてもよく、当然、透明であってもよい。
このように、本実施の形態に係る光偏向器では、KTN結晶201のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度だけでなく、KTN結晶201のy方向の位置も一意に定めることができる。
本実施の形態に係る光偏向器によれば、KTN結晶201のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶201の向き)だけでなく、KTN結晶201のy方向の位置も一意に定めることができるので、さらに、光偏向器の作製時に光偏向器の特性の再現性を向上でき、光偏向器の駆動時の特性の安定性を向上できる。
<変形例>
本実施の形態に係る光偏向器30では、励起光源が、光偏向器と一体となるように配置される。図4に示すように、励起光1に対して透明な絶縁体212において、KTN結晶201と接する面と対向する面に、励起光源31が配置される。励起光源31から出射される励起光1は、KTN結晶201に照射される。
<第3の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について図5~図6Bを参照して説明する。本発明の第3の実施の形態に係る光偏向器は、第2の実施の形態と略同様の構成を有するが、導電性弾性体の形状、配置が異なる。
<光偏向器の構成>
本実施の形態に係る光偏向器40は、図5に示すように、順に、陽極側金属ブロック、導電性弾性体、KTN結晶、導電性弾性体、陰極側金属ブロックを備える。
さらに、導電性弾性体404、405の間に、絶縁体112、113を備える。KTN結晶401は、KTN結晶401を透過する(偏向される)光の進行方向(y方向)に平行なyz面に平行な側面を2つ持つ。絶縁体412は、KTN結晶401の一方の側面に当接して配置される。絶縁体413は、KTN結晶401の他方の側面に当接して配置される。換言すれば、x方向に、KTNを挟むように、絶縁体412、413が配置される。
図6Aに、光偏向器の部材である、KTN結晶401、陽極側金属ブロック402、導電性弾性体404、絶縁体412、413を示す。絶縁体412、413は、第2の実施の形態と同様に、KTN結晶401と嵌合する切り欠きを有する。
陽極側金属ブロック402と導電性弾性体404はxy面において略同等の形状を有する。
光偏向器40の製造過程において、陽極側金属ブロック402の上に、順に、導電性弾性体404、KTN結晶401を配置し、KTN結晶401に絶縁体412、413を嵌合させて配置する。
その結果、図6Bに示すように、KTN結晶401、陽極側金属ブロック402、導電性弾性体404、絶縁体412、413が配置される。ここで、図6Bは上面図であり、陽極側金属ブロック402は、導電性弾性体404の直下に配置されるため、図示されない。
具体的には、KTN結晶401の側面4013と、その両脇の入射端面4011と出射端面4012それぞれの一部とが、絶縁体412の切り欠き4121と嵌合する。
同様に、KTN結晶401の側面4014と、その両脇の入射端面4011と出射端面4012それぞれの一部とが、絶縁体413の切り欠き4131と嵌合する。
このように、KTN結晶401を絶縁体412、413に嵌合させて固定することにより、KTN結晶401の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶401の向き)は、絶縁体412、413に対して一意に定まる。そこで、絶縁体412、413の位置および向き(切り欠きの面の角度)が陽極側金属ブロック402に対して一意に定まれば、KTN結晶401の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶401の向き)が、陽極側金属ブロック402に対して一意に定まる。
ここで、絶縁体412、413の位置および向きが陽極側金属ブロック402に対して一意に定まるには、例えば、絶縁体412、413と、導電性弾性体404とを接着し、かつ、導電性弾性体404と、陽極側金属ブロック402とを接着してもよく、その他の方法で固定してもよい。
このように、本実施の形態に係る光偏向器では、KTN結晶401のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度だけでなく、KTN結晶401のy方向の位置も一意に定めることができる。
本実施の形態に係る光偏向器40によれば、KTN結晶401のx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶401の向き)だけでなく、KTN結晶401のy方向の位置も一意に定めることができるので、第2の実施の形態と同様に、光偏向器40の作製時に光偏向器の特性の再現性を向上でき、光偏向器40の駆動時の特性の安定性を向上できる。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態について図7A~図7Bを参照して説明する。本発明の第4の実施の形態に係る光偏向器は、第2の実施の形態と略同様の構成を有するが、KTN結晶の形状、構成が異なり、絶縁体の形状も異なる。
<光偏向器の構成>
図7Aに、第4の実施の形態に係る光偏向器50の部材である、2個のKTN結晶501a、501b、陽極側金属ブロック502、絶縁体512、513を示す。絶縁体512、513はそれぞれ、KTN結晶501a、501bと嵌合する切り欠きを有する。
KTN結晶501aとKTN結晶501bとは同じ形状であり、五角柱である。先端部の稜角と基端部の2つの稜角の角度が90°であり、2つの側面の稜角の角度が135°である。
絶縁体512、513の切り欠きは、KTN結晶501a、501bの基端部の稜角と同等の角度である90°の稜角を有する。
光偏向器50の製造過程において、陽極側金属ブロック502の上に、順に、KTN結晶501a、501bを配置し、KTN結晶501a、501bに絶縁体512、513を嵌合させて配置する。
その結果、図7Bに示すように、陽極側金属ブロック502上にKTN結晶501a、501bが配置され、KTN結晶501a、501bを挟み込むように絶縁体512、513が配置される。
具体的には、KTN結晶501aの基端部の端面と一方の側面とが、絶縁体512の切り欠きの端面に当接し、KTN結晶501aの基端部の一方の稜角と絶縁体512の切り欠きの稜角とが嵌合する。同様に、KTN結晶501bの基端部の端面と一方の側面とが、絶縁体513の切り欠きの端面に当接し、KTN結晶501bの基端部の一方の稜角と絶縁体513の切り欠きの稜角とが嵌合する。
また、KTN結晶501a、501bそれぞれの先端を含む2面の端面のうち、一方の端面同士が当接される。KTN結晶501bの当接されない他方の端面が入射端面となり、入射光51が入射する。一方、KTN結晶501aの当接されない他方の端面が出射端面となり、出射光52が出射する。
図7B中の一点鎖線で示すように、入射光51は、KTN結晶501b内で端面(側面を含む)と45°の角度で反射を3回繰り返し、KTN結晶501bから出射する。その後、KTN結晶501b、501aの当接する端面を介してKTN結晶501aに入射し、KTN結晶501a内で端面(側面を含む)と45°の角度で反射を3回繰り返し、出射端面から出射する。
このように、KTN結晶501a、501bを絶縁体512、513に嵌合させて固定することにより、KTN結晶501a、501bの位置および入射光51に対する入射端面の角度(KTN結晶501a、501bの向き)は、絶縁体512、513に対して一意に定まる。そこで、絶縁体512、513の位置および向き(切り欠きの面の角度)が陽極側金属ブロック502に対して一意に定まれば、KTN結晶501a、501bの位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶501a、501bの向き)が、陽極側金属ブロック502に対して一意に定まる。
ここで、絶縁体512、513の位置および向きが陽極側金属ブロック502に対して一意に定まるには、例えば、絶縁体512、513と、陽極側金属ブロック502とを接着してもよく、その他の方法で固定してもよい。
このように、光偏向器50では、KTN結晶501a、501bのx方向とz方向の位置および入射光51に対する入射端面の角度だけでなく、KTN結晶501a、501bのy方向の位置も一意に定めることができる。
本実施の形態に係る光偏向器50によれば、KTN結晶501a、501bのx方向とz方向の位置および入射光に対する入射端面の角度(KTN結晶501a、501bの向き)だけでなく、KTN結晶501a、501bのy方向の位置も一意に定めることができるので、さらに、光偏向器50の作製時に光偏向器50の特性の再現性を向上でき、光偏向器50の駆動時の特性の安定性を向上できる。
本実施の形態に係る光偏向器50によれば、KTN結晶を小型化できる(特開2016-38465号公報参照)。
本実施の形態では、常誘電相の誘電体要素である2個のKTN結晶の形状を、それぞれ同じ形状の五角柱とする例を示したが、これに限らず、それぞれ異なる形状でもよく、他の多角柱でもよい。KTN結晶の基端部の稜角が絶縁体の切り欠きの稜角と嵌合できる形状であればよい。また、2個に限らず、複数であればよい。複数のKTN結晶それぞれの先端の端面が当接して、入射光が一のKTN結晶内の端面で複数回反射した後、当接する端面を介して、他のKTN結晶内の端面で複数回反射して出射する形状であればよい。
本実施の形態では、導電性弾性体を備えない例を示したが、これに限らない。導電性弾性体を備えてもよく、導電性弾性体を備えれば、破壊を抑制できる。
<第1の実施例>
本発明の第1の実施例に係る光偏向器として、絶縁体の位置と角度を陽極側金属ブロックに対して一意に定める構成の一例を説明する。本実施例に係る光偏向器60は、第2の実施の形態に係る光偏向器20と略同様の構成を有するが、ガイドピンやねじを用いて、絶縁体と陽極側金属ブロックとを固定する点で異なる。
光偏向器20では、図8A、図8Bに示すように、陽極側金属ブロック602上に、順に、一方の導電性弾性体604、KTN結晶601を配置し、KTN結晶601の側面に絶縁体612、613を配置し、KTN結晶601と絶縁体612、613が嵌合する。
また、励起光源61が、光偏向器60と一体となるように配置される。図8Aに示すように、励起光に対して透明な絶縁体612において、KTN結晶601と接する面と対向する面に、励起光源61が配置される。励起光源61から出射される励起光は、KTN結晶601に照射される。
図8Aの上面図に示すように、絶縁体612、613には、それぞれ、ねじを通すための貫通孔62が1個ずつ設けられている。また、絶縁体612、613には、ガイドピン64を通すための貫通孔63が2個ずつ設けられている。
同様に、一方の導電性弾性体604に、ねじを通すための貫通孔とガイドピン64を通すための貫通孔が、絶縁体612、613のそれぞれの貫通孔62、63の直下に設けられている。
図8Bの側面透視図に示すように、陽極側金属ブロック602は、上面に、4個のガイドピン64を有し、2個のねじ溝が形成された穴(ねじ穴)65を有する。
陽極側金属ブロック602のガイドピン64は、それぞれ絶縁体612、613の貫通孔63と、その直下の一方の導電性弾性体604の貫通孔を挿通する。
このように、陽極側金属ブロック602のガイドピン64の中心軸と略同一の軸を中心軸とする貫通孔が、絶縁体612、613とその直下の一方の導電性弾性体604に形成され、ガイドピン64が貫通孔を挿通する。
ここで、ガイドピン64の中心軸は、ガイドピン64の断面と垂直であり、断面の中心点を通る直線である。また、貫通孔の中心軸は、絶縁体612、613と導電性弾性体604とが接する面に垂直であり、貫通孔の中心点を通る直線である。
また、「略同一」は「同一」を含み、絶縁体612、613の位置・角度が、陽極側金属ブロック602に対して一意に定まる程度の差分を含む。
絶縁体612、613および一方の導電性弾性体604に形成された貫通孔の断面の大きさ・形が、ガイドピン64の断面の大きさ・形とほぼ等しければ、絶縁体612、613の位置・角度は、陽極側金属ブロック602に対して一意に定まる。
さらに、KTN結晶601と絶縁体612、613との上に、順に、他方の導電性弾性体と陰極側金属ブロックとを配置する(図示せず)。他方の導電性弾性体と陰極側金属ブロックには、絶縁体612、613の貫通孔62の直上になるように、ねじを通すための貫通孔が設けられる。
陰極側金属ブロックの上方から、ねじが、順に、陰極側金属ブロック、他方の導電性弾性体との貫通孔、絶縁体612、613の貫通孔62、一方の導電性弾性体604の貫通孔に挿通され、陽極側金属ブロック602のねじ穴65に挿入され、ねじ穴65に形成されたねじ溝と螺合する。
このように、陽極側金属ブロック602のねじ穴65の中心軸と略同一の軸を中心軸とする貫通孔が、陰極側金属ブロック、他方の導電性弾性体、絶縁体612、613、一方の導電性弾性体604に形成され、ねじが貫通孔に挿通され、ねじ穴65に挿入され、ねじ穴65に形成されたねじ溝と螺合する。
ここで、ねじ穴65の中心軸は、ねじ穴65の断面と垂直であり、断面の中心点を通る直線である。また、貫通孔の中心軸は、絶縁体612、613と導電性弾性体604とが接する面に垂直であり、貫通孔の中心点を通る直線である。
また、「略同一」は「同一」を含み、絶縁体612、613の位置・角度が、陽極側金属ブロック602に対して一意に定まる程度の差分を含む。
その結果、絶縁体612、613が、陽極側金属ブロック602に固定され、絶縁体612、613の位置と角度を陽極側金属ブロック602に対して一意に定めるので、KTN結晶601の位置や向きが一意に定まる。
また、図8Aに示すように、絶縁体612において、励起光源61から出射された励起光が、KTN結晶601に照射するときに、ガイドピンやねじがその照射を妨げないように、ねじ用の貫通孔62およびねじ穴65やガイドピン用63の貫通孔、ガイドピンの位置は励起光源とKTN結晶の間に配置されない。一方、絶縁体613においては、本実施例における配置に限らず、貫通孔やねじ穴、ガイドピンの位置は任意の位置に配置されてよい。
<第2の実施例>
本発明の第2の実施例に係る光偏向器について説明する。本実施例に係る光偏向器には、第2の実施の形態に係る光偏向器20を用いた。
光偏向器20において、KTN結晶201として、電極間隔が2mmのKTN結晶を用いた。KTN結晶は直方体形状であり、サイズは4.0(y方向)×3.2(x方向)×2.0(z方向)mm3である。
4.0×3.2mm2の面上に、Ti/Pt/Auからなる電極膜を蒸着した。
ペルチェコントローラによりペルチェ素子を制御して陽極側金属ブロック202の温度制御を行い、陽極側金属ブロック202の温度を37.58℃に設定した。仮に陰極側金属ブロック203の温度を同じく37.58℃となるように設定した場合には、KTN結晶201であるKTN結晶の比誘電率は17500である。
KTN結晶201に温度勾配を設けるために、陰極側金属ブロック203の温度を39.08℃とした。すなわち、陽極側金属ブロック202の温度に比べて1.5℃高く設定した。
ピーク波長が400nmのLED光を照射しながら、DCバイアス-375V、振幅285V、周波数1kHzの正弦波電圧を印加し、波長1.06μmの入射光を偏向させた。この状態で、長時間入射光の偏向を継続した結果、偏向特性を安定して維持することができた。
本発明の第1~3の実施の形態および第1、2の実施例では、KTN結晶の形状を直方体とする例を示したが、これに限らない。KTN結晶の形状は多角柱でもよい。KTN結晶の側方の部分(端面または稜角)が絶縁体の切り欠きと嵌合できる形状であればよい。入射光がKTN結晶内の端面で複数回反射した後、出射する形状でもよい。
本発明の第2~4の実施の形態および第1、2の実施例では、2個の絶縁体の両方が切り欠きを有する例を示したが、これに限らない。少なくとも2個の絶縁体のうち一方が、切り欠きを有し、KTN結晶と嵌合すれば、KTN結晶の位置や向きを一意に定めることができる。
本発明の実施の形態および実施例では、KTN結晶の入射面が入射光に垂直である場合を示したが、これに限らない。入射角度が0°ではない有限な角度であってもよい。図9Aにおいて、KTN結晶701は直方体である。絶縁体712、713は、KTN結晶701と嵌合する切り欠きを有する。図9Bに示すように、陽極側金属ブロック702上にKTN結晶701が配置され、KTN結晶701を挟み込むように絶縁体712、713が配置される。KTN結晶701に入射光71が入射する。入射面においてスネルの法則に基づき屈折した後、KTN結晶701内を伝搬し、出射面においてスネルの法則に基づき屈折した後、出力光72が出射する。このような構成の場合、戻り光の影響を低減することが可能となる。
本発明の実施の形態および実施例では、励起光を照射する側の絶縁体を透明とする例を示したが、これに限らない。絶縁体に励起光を照射する方向に貫通孔を設けて、この貫通孔を通して、KTN結晶に励起光を照射する構成でもよい。
本発明の実施の形態および実施例では、KTN結晶と陽極側金属ブロックとの間と、KTN結晶と陰極側金属ブロックとの間との両方に導電性弾性体を備える例を示したが、これに限らない。いずれか一方の間に導電性弾性体を備えてもよい。また、導電性弾性体を備えなくても、本発明の実施の形態における効果を奏することができる。
本発明の実施の形態および実施例では、電気光学材料として、KTN結晶を用いる例を示したが、これに限らず、リチウムを添加したKLTN(K1-yLiTa1-xNb、0<x<1、0<y<1)結晶を用いてもよい。常誘電相であって、内部に電荷を蓄積するためのトラップを有する誘電体であればよい。
本発明の実施の形態および実施例では、光偏向器の構成などにおいて、各構成部の構造、寸法、材料等の一例を示したが、これに限らない。光偏向器の機能を発揮し効果を奏するものであればよい。
本発明は、レーザプリンタ、波長掃引光源など各種光学機器に適用することができる。
10 光偏向器
11 励起光源
101 KTN結晶
102 陽極側金属ブロック
103 陰極側金属ブロック
104、105 導電性弾性体
106、107 温度センサ
108、109 ペルチェ素子(温度制御素子)
110、111 ヒートシンク
112、113 絶縁体

Claims (6)

  1. 常誘電相であって、内部に電荷を蓄積するためのトラップを有する誘電体を有し、当該誘電体を透過する光を、当該誘電体の当該透過方向に垂直な方向に電圧を印加して偏向する光偏向器であって、
    順に、第1の導電体と、
    複数の前記誘電体と、
    第2の導電体と、
    少なくとも2つの前記誘電体のうち、一の誘電体の基端部と他の誘電体の基端部それぞれと嵌合する2個の絶縁体とを備え、
    前記2個の絶縁体が、前記複数の前記誘電体を前記電圧の印加方向に垂直な方向に挟み込むように配置され、
    前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に電圧が印加され、
    一方の前記絶縁体を介して、前記複数の前記誘電体に、励起光が照射され、
    前記透過する光が前記複数の前記誘電体内の端面で複数回反射して出射し、
    前記2個の絶縁体それぞれが、切り欠きを有し、
    前記切り欠きそれぞれが、前記電圧の印加方向と平行であり前記電圧の印加方向と前記2個の絶縁体が複数の前記誘電体を挟み込む方向とに垂直な方向と所定の角度で交わる2つの面からなり、
    前記切り欠きそれぞれの稜角と、前記一の誘電体の基端部と前記他の誘電体の基端部それぞれの稜角とが同等の角度であること
    を特徴とする光偏向器。
  2. 前記複数の前記誘電体の前記電圧が印加される方向に垂直な面における断面形状が、五角形以上の多角形であり、
    前記複数の前記誘電体のうち少なくとも2つの前記誘電体それぞれの先端の端面が当接すること
    を特徴とする請求項1に記載の光偏向器。
  3. 前記第1の導電体が、前記誘電体側の面にガイドピンとねじ穴を有し、
    前記絶縁体が、前記ねじ穴の第1の中心軸と略同一の軸を中心軸とする第1の貫通孔と、前記ガイドピンの第2の中心軸と略同一の軸を中心軸とする第2の貫通孔とを有し、
    前記第2の導電体が、前記第1の中心軸と略同一の軸を中心軸とする第3の貫通孔を有し、
    前記ガイドピンが、前記第2の貫通孔に挿通され、
    ねじが、順に、前記第3の貫通孔、前記第1の貫通孔に挿通され、前記ねじ穴と螺合すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光偏向器。
  4. 前記一方の前記絶縁体が透明であること
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光偏向器。
  5. 前記誘電体と前記第1の導電体との間と、前記誘電体と前記第2の導電体との間との、少なくとも一方に導電性弾性体を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光偏向器。
  6. 前記第1の導電体および前記第2の導電体それぞれに配置される温度制御素子と、
    前記第1の導電体および前記第2の導電体それぞれに配置される温度センサと、
    前記温度制御素子に接続する温度制御部と
    前記励起光を出射する励起光源と
    を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光偏向器。
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